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「SHIROBAKO(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3733
棚に入れた
15445
ランキング
34
★★★★★ 4.2 (3733)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.2

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SHIROBAKOの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生涯ベスト級

生涯ベスト級なんて言いましたが、まだ一度しか見ていません。
劇場版やるみたいなので、見直してみようと思います。
見るのにすごい体力が持っていかれるので、テレビ放映中も、えいや!と勢いつけないと見れませんでした。
 ずっとヒリヒリ、ヒヤヒヤしたままのアニメ。ギャグもいっぱい、可愛い女の子も出てたりするのに、それでもヒリヒリがずっとついてくる。ワンクール終わって、ふぅ、と脱力できたのもつかの間、また次の作品にとりかかる。

スポ根アニメとして大好きでした。毎回泣かされた。特にアニメーターの子。自分も絵を描くので、どうしても肩入れしながら見ていました。

投稿 : 2018/05/01
閲覧 : 273
サンキュー:

11

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ドーナツの約束は5人を運ぶ、願っていた夢の先へ

2014年~2015年放送のテレビアニメ 全24話 えくそだすっ!1話 第三飛行少女隊1話

原作監督 水島努 原作構成 横手美智子 総作画監督 関口可奈味
制作 P.A.WORKS

P.A制作の働く女性シリーズ第2弾。
第一弾は岡田真理さん原作の「花咲くいろは」でしたが、
こちらは水島勉監督を中心に東京のPA事務所に集まる人々が自然発生的にできた物語のようです。
脚本は横手美智子さんと吉田玲子さんで互いを補完しあっているような、
レベルの高いものです。

ところでこれを見てアニメ業界に入りたくなる人はいるんでしょうか。
生半可な気持ちで入ってきてはいけませんという忠告にもとれそうです。
武蔵境ということは、自殺者が出た有名なアニメスタジオの6駅先。
というかPAの東京スタジオの近くですね。

素人アニメ制作で結ばれた少女たちの夢へ向かう現代社会の冒険の物語。
山形県立上山高校という山に囲まれた地域の5人の少女の奮戦記です。
水島努監督のカラーが良く出た明るい作風で、ありえないリアルを力技で押し切る姿勢にしびれます。

ドーナツで結ばれた5人の女性のそれぞれの奮闘がコミカルかつシリアスに描かれます。
宮森あおいCV木村珠莉 アニメーション制作デスク
安原絵麻CV佳村はるか アニメーター
坂本しずかCV千菅春香 声優
藤堂美沙CV高野麻美 3DCG
今井みどりCV大和田仁美 脚本

前半はオリジナル作品 
トラウマを背負った変人監督が理想と現実のはざまで七転八倒します。
主人公「宮森あおい」の成長が主題ですが、信じられないほど混乱したアニメ業界は、
新人の目から見た錯覚も多くベテランは冷静な見方をしている場合が多いです。
この前半は高度な表現方法だったと思います。

後半になると主人公は認められ頼られる理想的な社会人へと変わっていきます。
前半とは打って変わってスムーズに進行していくのは視点である主人公の内面変化が大きな原因でしょう。
コミック原作のアニメ化に失敗作が多い原因の暴露は見せ場です。
これが現実に近いのかもしれませんね。ちょっと驚きです。
小説家と違い漫画家はアニメ化によって得るものが少ないので乗り気でない場合が多いのは想像できます。
現場としては絵コンテ作業が楽になると聞きましたが。

SHIROBAKOはそうなるべき結末へ向かって収束していきます。
これはシリアスドラマではないのです物語なのです。
夢を追い続ける物語に失望の文字はありません。

これから本格的にアニメを楽しみたい人は1番最初に観ることをお勧めします。

凪のあすからメンバーで映画化と言うことで、こちらのメンバーの集結も待ち遠しいです。

と思ったら、SHIROBAKO制作陣でSHIROBAKO新作劇場版ということで、
P.Aも勝負をかけてきていますね。
TARITARIもなんかやりそうな雰囲気が漂ってます。
去年一年間応援してたかいがありました。届いてないだろうけど(笑)

投稿 : 2018/04/29
閲覧 : 508
サンキュー:

87

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完成度の高さ。

内部事情を書くとどうやっても面白くなる、
その卑怯なほどの利点を上手く利用した作品だという印象です。
それでもドキュメンタリーチックな作品ではなく、
あくまでエンターテインメント作品に仕上がっていて、
それが面白さに繋がっている部分と、
逸しているようにも見える部分とがあるように感じました。

視聴者として強く感じたのは、24話あるのに中だるみがなかった点で、
意識的な山場を無理に拵えなくても、書きたいことがあって、
それで間に合っているんだろうなあという充実した印象を受けました。

投稿 : 2018/04/29
閲覧 : 173

さかもと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ制作の裏側

アニメができるまでがわかるし、話としても普通に面白いです!
これ見ると声優以外のクレジットも見るようになるかも

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 201
サンキュー:

6

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

劇場決定!

アニメ製作の大変さがわかる。でもそれだけではなく製作の喜び、達成感などを見てて感じられた。感動もありで見て損はない。

初めて見たときにだんだんと引き込まれていくのがわかるほど魅力のあるアニメだった。秋に見たから秋のアニメって感じがしてしまい、opとedにも心が揺れてしまう♪ ギャグのとこもおもしろくていいし、特に矢野さん、すごくいいキャラでかわいいんですよね♪
ドンドンドーナツ!SHIROBAKO最高❕

何度も見ると、ずかちゃんの頑張りとか、ホント涙流れてくる! 感動もだけど、自分もここまで頑張れるかなぁ、頑張りたいな!って勇気くれるんです!
お礼をいいたいです!ありがとう。

色んな視点からアニメの制作をしているので、分かりやすいし、ああ、こういうブラックなところもあるんだと、納得できます!
理想だけではアニメは作れない!


個人的に、みゃーもりも大好きですが、ずかちゃんの一所懸命なところと、矢野さんのかわいくてしっかりしたところ…昇天…


劇場決定です!これは楽しみです!
劇場で劇場のアニメを制作?これはもう楽しみしかない! 待ってます!ずっと!

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 314
サンキュー:

29

ネタバレ

ニャー13 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメのあにめ

最後の妹役として採用されたときに主人公が泣くのにつられて泣けました。

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 188
サンキュー:

3

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

社畜にはつらい作品

6話くらいまで見ました。
評価が高く、アニメ好きなら必見、というレビューが多いので見てみましたが、私には無理でした。

アニメ制作現場の話ですが、
・アニメ制作の段取りを知らないので、大変そうだけど実感が湧かない。
・「撮影」「監督」など実写映画やドラマと同じだけどアニメだと微妙に役割が異なっている用語が多く、アニメ業界事情をあらかじめ知っておかないと、置いてけぼり感が強い。

と、純粋にアニメを見るのが好きだけど、声優、監督、制作会社など背景には興味のない自分には入り込めませんでした。


 ストーリー自体はアニメ制作にあたり、毎回何らかのトラブルが起こり、解決していくというものです。トラブルの内容はアニメ業界に限ったことではなくどんな業種でもあるようなもので、「仕事あるある」というジャンルでしょうか。
 しかし、現実社会で日夜トラブルに巻き込まれ続けてヘトヘトになっている社会人にとっては、せっかくの趣味の時間にわざわざ他人の仕事の悩みを見せつけられるのが苦痛でしかありません。

ということで、
・アニメ「業界」が好き
・まだ学生、もしくは退職している
・社畜だけどオフも社畜でいたいマゾヒスト
という人には向いていると思います。

投稿 : 2018/04/12
閲覧 : 613
サンキュー:

28

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

業界あるある~

自分も社会人ですが、どこの会社も同じだなあと共感すること度々。何も起こらない日常だけど、とてもリアル。みんなを応援したくなる。

オススメなのにレビューがあっさりし過ぎているので、追加します。
何回見ても感動するこのアニメ。23話のずかちゃんの演技を見て泣くシーンは、思い出すだけで泣けてきます。それまでの苦労をずっと見ているからねえ。
あとは12話の杉江さんの回も好きです。歳取っても経験と実力は強いねえ。
キャラ的には小笠原さんが好き。バッティングセンターでのバットの構えには笑いましたが。
お仕事アニメとしては最高峰だと思ってます。

投稿 : 2018/04/08
閲覧 : 285
サンキュー:

23

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

P.A.さんの女性の働くシリーズですね。
アニメを作る工程をアニメにした作品です。
なにも知識がない人でも見ているうちに学べるのがいいです。

最初は初めてのことに慣れず色々失敗してしまう彼女たちでしたが、自分たちがやりたいこと、やるべきことを考え成長していく姿は見ていて感動します!特に終盤は最初とはまるで別人のような成長ぷりでした!

キャラは一人一人、個性があって愛着が湧きやすかったし、キャラデザもよかったです。

あとは見る人の環境で、感じ方が変わるかもしれません。実際にお仕事をしている方、してないけど興味はある方、これから仕事というものを考える方など人それぞれだと思いますが、いずれ必ず経験することなので勉強という意味で見ておくのもありかなと思います。

投稿 : 2018/03/24
閲覧 : 190
サンキュー:

7

TnenP さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魅力的なキャラの宝庫

テンポよく話が進み、次から次へと続きを観たくなってしまいます。
適度な笑いやオマージュだけでなく、たまに心にズシンとくる格言がいいスパイスを効かせており、仕事に対するモチベーションを高められてしまいました。
また、最初はキャラクター多すぎて覚えられないかなぁ…と困っていましたが、最終的には誰がどんな仕事をしていて、どのような性格をしているのか、というところまでしっかりと把握できるようになっており、いつのまにか好きなキャラクターだらけになっていました。これはひとえにキャラクター一人一人の設定にこだわったスタッフ達の技術力のおかげだと思います。本当に素晴らしい作品をつくっていただきありがとうございました。
ただ、みゃーもりは流石に優秀すぎますね。笑

投稿 : 2018/03/20
閲覧 : 121
サンキュー:

6

cheshaneko さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメのことがよくわかる

アニメ制作を知ることができるアニメというありそうでないタイプのアニメです。アニメ制作について沢山知ることができ、登場人物たちのドラマも感動し楽しめるので視聴を迷っている方は是非一度観てみることをおすすめします。

投稿 : 2018/03/19
閲覧 : 143
サンキュー:

3

ネタバレ

ちゅんた さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

特に……

アニメ製作に置ける知識が全く無いから1話からちんぷんかんぷん。
といっても、友人からアニメ製作の知識をおしえてもらっても、とくに面白くなるわけでもなく……
何かトラブルが起きる→解決するの繰り返し、見所とか訴えたい所が何なのか、全くわかりませんでした。
どこから面白くなるの?と友人に聞いても、最初から面白かったとしか言われず、根本的に私とは合わないんだなーと感じました。

投稿 : 2018/03/16
閲覧 : 191
サンキュー:

2

ネタバレ

アンデルエレーラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どんどんドーナツどーんと行こう!

高校時代のアニメ同好会の5人組が、
卒業から数年後、実際にアニメ業界で働く様子を描いた作品。

主人公の宮森あおいは、制作進行として、
監督、プロデューサー、演出、作画、3DCG 、音響、声優など
様々な人と関わり合いながら、仕事に奔走します!

それぞれ仕事がうまくいかないことや、悩んだりすることもあるけれど、
周りの人々に助けられながら、成長していく姿に感動しました。

アニメ制作って実際こういう仕事なんだと知ることもでき、
見て本当に良かったです。

{netabare}
太郎みたいなキャラは好きです(笑)
イラっとすることもあると思うけど、明るい人が周りにいれば、元気が出ますね!
{/netabare}

投稿 : 2018/03/09
閲覧 : 207
サンキュー:

20

saiha さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

こんな新人うちにもほしい

アニメ一本作るのにどれだけの人が関わりどれだけの労力がかかるのかわかる作品。
これ見ると安易に作画崩壊だなんだと批判できなくなりますね。

うちの会社にも宮森みたいなのいないかしら

投稿 : 2018/03/08
閲覧 : 187
サンキュー:

4

藤乃 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SHIROBAKO

P.A.WORKS制作、水島努監督によるオリジナルテレビアニメ。
アニメ業界で夢を追う5人の若い女性を中心に、作品の完成を目指して奮闘するアニメ業界の日常を描く群像劇。
一見、女子高生がアニメをつくる萌え系作品に見えますが、実際はかなり濃密な作品でした。

◆作画
作画は常に安定しているし、細部まで丁寧さが伺えます。

◆音楽
BGMには特筆することがないですが、「山はりねずみアンデスチャッキー」の主題歌が耳に残って忘れられない!

◆キャラクター
アニメーション会社の制作進行になった宮森あおいが本作の主人公。
特殊技能は必要ないけど全作業を把握し、全スタッフと関わる制作進行の特徴を活かした設定は本当にお見事。
そのおかげで物語中に各現場を違和感なく紹介できたし、群像劇として全体を見渡せる良いポジションでした。

作画・3DCG・演出・脚本・監督・プロデューサー・声優・音響など、アニメ制作に関わる登場人物が盛りだくさん。
最初はどうせ覚えきれないと思っていましたが、覚えられなくても役割とストーリーは分かる作りで安心です。
癖のある個性豊かなキャラクターばかり。それぞれが成長していく様子が描かれているので、愛着が湧きます。
バカで無責任な同僚とちゃらい担当編集者、コミュ障すぎる新人アニメーターにイライラしたのでそこは減点。

◆声優
それぞれのキャラをしっかり表現していたし、コメディからシリアスまで幅広い演技で楽しめました。

◆物語
前半はオリジナルアニメ、後半は漫画原作アニメの制作現場がコミカルに、時にシリアスに描かれています。
脚本・構成が秀逸で毎回見応えあり!起承転結が明快で、緩急のつけ方や伏線の張り方もすごく巧みです。
2クールを上手に使った最終回までの流れはもう完璧。随所に盛り込まれたアニメパロディも楽しめます。

アニメ制作の流れ、プロの仕事とこだわり、現場の苦労など、現実味と臨場感ある描写が素晴らしいです。
スポンサーの思惑や人気作品アニメ化におけるトラブルなど、業界の問題点に自ら切り込んでいく姿勢もすごい!
現場の葛藤をしっかり描きつつ、最後には前向きな着地点にたどり着く現実と虚構のバランスが絶妙で、爽快でした。
アニメ好きは大いに楽しめるエンターテイメント作品です。

投稿 : 2018/03/01
閲覧 : 213
サンキュー:

8

フロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい子供心

子供の様に夢を追い掛け
必死に努力して腕を磨いて
それでも届かない者

子供の様に夢敗れて
それでもこの業界で生きていく為にと
希望を忘れた者

自分の仕事に誇りやプライドがあるために
ちょっとした事を譲れない職人達

こういう子供心を忘れない人達が
アニメを作ってると思うと
毎話、胸の奥が暖かくなるのを感じられました

投稿 : 2018/02/26
閲覧 : 246
サンキュー:

15

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ好き必見

アニメ業界を知れるアニメ

アニメ制作にあたっての色々な困難や達成感などを感じとれた

どんな業種でも山あり谷ありですね(^^;)


主人公含めた5人組がそれぞれキャラが立っていて良かった

作画は言うまでもなく満足、さすがのP.A.WORKSさんです

みんな可愛いけど、僕は絵麻ちゃん推し

アニメ好きは必見の作品かと思います^^

投稿 : 2018/02/22
閲覧 : 294
サンキュー:

24

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ好きなら見ておくべき作品です

2回目の視聴しましたので更新します。

ストーリーが面白いのに加えて、アニメ制作現場がモデルなので、アニメ好きの方なら、好きなアニメの制作現場も想像できると思います。

1回目の際には、見分けがつきづらかった五人娘も、2回目はしっかり分かったので、より楽しめました。
みんな、悩みながら、苦労しながらの展開が判り、さすがに評価の高い作品だと感心してます。
基本コメディタッチで進む中て、特に最後の2話は泣けました。

あの五人娘の続編をぜひとも見たいと思わせせてくれる作品です。

投稿 : 2018/02/10
閲覧 : 286
サンキュー:

34

てんいち さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

社会人あるある

アニメ新人制作進行の宮森あおいが数々の"社会人あるある"に翻弄されながらも成長していくアニメ。
アニメの中の時刻を見ていると、いわゆるブラック企業な勤務時間になってしまってはいますが、いつも元気なのはフォローしてくれる先輩が居たり、友人と息抜きが出来ているからでしょうね。

話数が進むにつれ、上山高校アニメーション同好会の他の女の子も掘り下げられていきます。
自分の希望通りの仕事が出来なかったり、一人で仕事を抱え込んでしまったり、そうやって悩んでもやはり好きなことを頑張りたいという気持ちは変わらず。
周りの人たちの手助けもあり、"自分を変える"ことで成長していきます。
それぞれが頑張って成長しているところを観た後での23話だったので号泣してしまいました。

実はタローの仕事の出来なさ・身勝手さにイライラして1年前に5話で切ってしまったものの、リトライした際はこういう人も現実に居るよなぁと思えたので完走。
普段はボケキャラなタローも意外とイイこと言ったり、場を和ますためには必要な存在だなと思い、後々になってイメージアップしましたね。

この作品に出会えてよかったと思います。
社会人にもオススメしたい作品です。

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 113
サンキュー:

8

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

業界人の“神アニメ”だが、本当の手の内は見せてくれない?不完全燃焼感の残る名作

放送中から本サイトをはじめ各所で例外なく評判の高かった作品であり、また2012年放送のTVアニメでは個人的には間違いなく一番面白かった「ガールズ&パンツァー」の水島努監督の作品、ということなので視聴してみました。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※星印の右は脚本家

=============== SHIROBAKO (2014年10月-2015年3月) =============
{netabare}
- - - - - えくそだすっ!編 (宮森=制作進行) - - - - -

第1話 明日に向かって、えくそだすっ! ☆ 横手
第2話 あるぴんはいます! ★ 横手
第3話 総集編はもういやだ ★ 横手
第4話 私ゃ失敗こいちまってさ ★ 吉田
第5話 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ! ★ 吉田
第6話 イデポン宮森 発動篇 ★ 吉田
第7話 ネコでリテイク ☆ 横手
第8話 責めてるんじゃないからね ★ 横手
第9話 何を伝えたかったんだと思う? ☆ 吉田
第10話 あと一杯だけね ☆ 吉田
第11話 原画売りの少女 ★ 横手
第12話 えくそだす・クリスマス ★★★(Aパート)☆(Bパート) 横手

- - - - - 第三飛行少女隊編 (宮森=制作デスク) - - - - -

第13話 好きな雲って何ですか? ★ 横手
第14話 仁義なきオーディション会議! ☆ 横手
第15話 こんな絵でいいんですか? ★ 横手
第16話 ちゃぶだい返し ★ 吉田
第17話 私どこにいるんでしょうか…  ★ 吉田
第18話 俺をはめやがったな! ☆ 浦畑
第19話 釣れますか? ☆ 浦畑
第20話 がんばりマスタング! ☆ 横手
第21話 クオリティを人質にすんな ★  吉田
第22話 ノアは下着です。 ★ 横手
第23話 続・ちゃぶだい返し ★ 吉田
第24話 遠すぎた納品  ☆ 横手{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1(※但しAパート限定)、★★(優良回)0、★(良回)14、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


====== OVA えくそだすっ! (作中で制作されるアニメ) ======

第1話 出トーキョー ☆ 吉野


◆制作情報

監督      水島努
シリーズ構成 横手美智子
※脚本
(1) 横手美智子 ★ 7 ☆ 5 ★★★(Aパート)+☆(Bパート) 1
(2) 吉田玲子  ★ 7 ☆ 2
(3) 浦畑達彦  ☆ 2
(4) 吉野弘幸  ☆ 1


◆全話まんべんなく面白かったのだけど・・・

完走した結果、上記の通り、

(1) OVAも含めて全25話中、★付き(高評価)が14話、☆付き(並評価)が9話で、面白くない回がひとつもない、という平均点の高い出来で、
(2) 特に、前期(えくそだすっ!編)の締めである第12話では、Aパート限定ですが、★★★という最高レベルの感動を得ることが出来たのですが、
(3) そうした前期の満足度の高さを受けて、いやが上にも期待値を高くしていた後期(第三飛行少女隊編)では、視聴を終えた直後の正直な感想としては、どうもイマイチだった様に感じてしまいました。

・・・いや、後期が面白くなかったということでは全くないのですが、しかし、この微妙な感じは何故なんだろう?事前の期待が大き過ぎた、というだけでは割り切れない気がする、ということで、少し考察してみました。

{netabare}
◆①ヒロイン宮森の成長物語+②アニメ制作現場の群像劇

本作は、女子高時代からアニメが大好きだったヒロイン宮森あおいが、夢を抱いて就職した都内のある老舗アニメ制作会社で、

(1) 前期(えくそだすっ!編)では、オリジナル制作の1クール作品の各話制作を担当するぺーぺー(新人)の制作進行として、
(2) 後期(第三飛行少女隊編)では、大手出版社原作付き1クール作品の制作進行の全体状況を、木下誠一(監督)を補佐しつつ把握し統括する制作デスクに大抜擢されて、

それぞれ、

<1> 脚本・絵コンテ・演出・キャラデザ・原画・動画・作監・撮影・音響などアニメ制作の個別工程を担当する様々な人たちの間をつないで制作を進めていくうちに発生する様々なトラブルや、
<2> 各話担当の制作進行の間や、原作出版社との間に発生するトラブルを、

先輩や同僚や各部門の担当者の助けを受けながら懸命に乗り越えて、仕事を成功に導いていく、というヒロイン宮森あおいの成長物語を主軸としつつ、

それと同じくらいの熱意を籠めて

①宮森も含めて、上山高校「アニメ同好会」出身の仲良し五人組が、それぞれ、制作担当・原画・CG・脚本・声演というアニメ制作の各分野で頑張る様子や、
②宮森の会社に留まらず、アニメ制作の現場に携わる多様な人々のリアルな態様を、ポジティブな側面だけでなく、時にはネガティブな側面も織り交ぜつつ描き出していく、

というアニメ制作に関わる規模の大きい群像劇となっています。


◆しかし、語られることのない③監督自身の制作ポリシー

このように本作は、①ヒロイン宮森の成長物語+②アニメ制作現場の群像劇、として、アニメ好きな視聴者や殊(こと)にアニメ制作の現場に実際に関わる人たちに、その放送中から、かなり大きなインパクトと感動を与えた作品であり、今後も様々な機会に言及されることになるアニメ業界にとっての「メモリアルな名作」と要約して良いと思います。

・・・だけれど、私の率直な感想を謂わせてもらえれば、

(1) 前期と後期で、ヒロイン宮森のやっている事って、各話制作進行と全体制作進行という役柄の大小はあるとはいえ、大局的に見れば同じだし、
(2) 本作に描かれている様々なアニメ制作現場のリアルな態様も、前期は主に社内とその周辺の人脈、後期は原作出版社や外注先との人脈、といった規模の違いはあるとはいえ、やはり大局的は同じにしか見えない、のですよ。

・・・つまり、前期はそれで十分以上に良かったと思うし、第12話には本当に感動したのだけれど、それを受けての後期では、①宮森の成長物語+②アニメ制作現場の群像劇、というテーマに加えて、もう一つ、

③水島努監督の考えるアニメ制作ポリシー

というものを、木下誠一監督の口を借りて、熱く語って欲しかったのです。
あの大傑作「ガールズ&パンツァー」の監督の本音が聴きたかったのです。

いや、アニメとはいえ監督自身の言葉を開陳する、というのでは都合が悪い、ということなら、別に麻雀ばかりしている渡辺ライン・プロデューサーの言葉でも、いつも料理を作っている丸山社長の言葉でも良かったのです(とにかく、監督・プロデューサー・社長といった立場の人物が、新任の制作デスクとなった宮森を適宜指導する、という形でアニメ作りの本音が開陳されるのであれば)

だけど、その辺は結局、第23話での現作出版社へのマンガちっくな突入話で誤魔化されて終わってますよね。


◆シナリオ構成から見る本作の意図的な?限界

ここで一寸(ちょっと)注目したいのは、本作のシナリオ構成・脚本の担当者のことです。
私が、1クール作品としては、「魔法少女まどか☆マギカ」と並んで、ほぼ完璧と認める「ガールズ&パンツァー」は、本作でも計9話の脚本を担当している吉田玲子氏が、そのシナリオ構成と共に全話の脚本を担当していました。

それに対して本作では、横手美智子氏がシナリオ構成を担当すると共に、全24話中14話の脚本を担当しています。
で、その横手氏のシナリオ構成した作品で、私がこれまでに視聴したものでは、「プリンセスチュチュ」(総監督は佐藤順一氏)が印象に残っているのですが、その結末部分が、やはり本作と同じように、誰か一人あるいは数人に悪事とか都合の悪いことの責任を押しつける、という(視聴者個人の好みもあると思いますが)どちらかというとスッキリしない・後味の少し悪い締めくくり方で終わっているんです。

これが吉田玲子氏だと、水島監督と組んだ「ガールズ&パンツァー」に限らず、前記の佐藤順一監督と組んでシナリオ構成を担当した「カレイドスター」の場合でも、誰か一人を悪者にして話を閉めるのではなく、登場キャラのほぼ全員に華を持たせる後味の良い結末に上手く仕上げてるんです。

本作では、この吉田玲子氏が横手美智子氏に次いで多くの脚本を担当しているのに、何故シナリオ自体は吉田氏ではなく横手氏が担当したのか?
水島監督としては、吉田玲子氏と組んだ「ガールズ&パンツァー」という大成功例があるのになぜ?という疑問が浮かびます。

もちろん、そこには個々の担当者の仕事の予定とか本作制作の全体スケジュールとか発注単価との兼ね合い、みたいなものがあったのだと思いますが、多少邪推するとすれば、

吉田玲子氏がシナリオ構成を担当した場合、

(1) 木下監督が本作のような道化役一辺倒の存在では収まらず、
(2) (実は水島監督があまり開陳したくない)アニメ制作の達人の本音、即ちこれまで水島監督がアニメ制作という仕事を積み重ねていく中で、まさに「血と汗の滲むような努力によってようやく会得してきた」アニメ制作の本当の意味でのノウハウや智慧や哲学(※絵コンテや原画や制作進行レベルのノウハウではなく)といったもの、を表舞台にさらけ出してしまう結果になりかねない

・・・と、実は本音ベースで危惧されてしまったのではないか?
と完全に門外漢の私などは考えてしまいました(本当に単なる邪推なのでしょう)。

そういう意味で、本作が、あの「ガールズ&パンツァー」の水島努監督の作品だっただけに、私の個人的な感想としては、意図的な?不完全燃焼の印象を持ってしまったのですが、それでも、これだけの面白さをもった作品なので、ここは素直に名作と認めるべきなのでしょう。多分。{/netabare}

*(2018.2.7) 誤字訂正

投稿 : 2018/02/07
閲覧 : 923
サンキュー:

88

shoratio さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ制作に携わる全ての人の物語

上山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりの5人は誓いを立てる。「いつか、絶対、必ず、何としてでも、この五人でアニメーション作品を作ります!!」
本作品は高校卒業から2年半、実際にアニメーション会社の制作進行となったヒロイン・宮森あおいを中心に、それぞれアニメーター、声優、3Dクリエイターとなった安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、脚本家志望で大学に通う今井みどりの5人の成長と監督・プロデューサー・演出・作画・声優・3DCG・音響などアニメ制作に携わる様々な人々の奮闘を描いた作品。どのようにアニメが出来上がっていくのか、その過程と現場の臨場感を知ることのできる稀有なアニメ。似ている作品を挙げるならば『バクマン。 原作:大場つぐみ/作画:小畑健』が近く、そのアニメ版。

個人的な印象としては、アニメ業界の仕事の流れを把握でき、「こんな風につくっているのかー」ととても楽しく観れました。ただ作画については、『動きや臨場感』を焦点にあてたアニメではないので仕方ないのですが、時々『キャラクターの動き方』に違和感を感じたのは少し残念です(キャラクターが機械的な動きをしたり、当たり前のように車でドリフト走行、ジャンプしたりなど)。

投稿 : 2018/02/03
閲覧 : 241
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白かった!

視聴する前SHIROBAKOって、きゃっきゃキラキラした女の子達の自己満足お仕事のアニメかなって思っていました。

最初のドーナツのくだりで、やっぱりきゃっきゃうるさい感じなのかなって思いましたが数分で主人公がアニメ制作会社に就職してからの話になるので


面白くなります。


作画で勝負というより内容で勝負しています。

一日で一気見しました。

アニメを作るのってすごく大変。
見る側としてこんなに一所懸命に作られているアニメなら真面目に見ようと思いました。


もっとアニメが好きになるアニメSHIROBAKO

働く女の子シリーズ全部良いですね!


おすすめです。

投稿 : 2018/01/23
閲覧 : 234

97 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメがより好きになる

話が進むごとにドンドン引き込まれます。
見てよかったと思えるアニメです。

投稿 : 2018/01/20
閲覧 : 164
サンキュー:

4

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品をありがとう。

アニメーション制作:P.A.WORKS

2014年10月9日 - 2015年3月26日に放映された全24話+作中アニメのOVA2話のTVアニメ。
監督は木下誠一じゃなくて、水島努。

【概要/あらすじ】

山形県の県立上山高校(かみのやまこうこう)にアニメーション同好会があり、
5人の女子高生・宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりは、
文化祭に向けて自主制作アニメーションの制作に励んでいた。完成して上映。
5人には夢があった。それぞれがアニメの仕事に就いて将来いつか、
このメンバーでまたアニメを作っていこう。今度はプロとして!

「ドーナッツの誓い」から2年半後。

短大を経て都内のアニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職した宮森あおいであったが、
アニメーション制作の現場の現実は、思い描いてたよりハードだった。
制作進行管理が彼女の業務であるが、とにかくうまく行かない。
アニメ制作の過程で発生する問題が山積み。
拘り煮詰まりスタッフを振り回す監督。進捗状況に関わるトラブルが度々発生する。
スタッフ同士の見解の相違などによるイザコザが起きる。
その、ひとつひとつに対して向き合いつつ、なんとか乗り越えていくのではあったが。

この物語はアニメ業界の夢と現実を織り交ぜながら描かれたものである。
経験の浅い5人の女性がアニメ業界の先輩たちからアドバイスを貰ったり学んだりする。
また、アニメがどのようにして作られるのか?スタッフの一人一人の群像劇としての側面もあったりする。

【感想】

SHIROBAKOという作品はアニメ業界を描いたフィクションであり、
誇張があったり茶化したりコメディタッチの脚色だらけではありますが、
我々の実生活に通じる身につまされるエピソードが多い気がします。

我々の社会に根付いている人々は手に職を持って生活を営み、
何かしら他者に関わって、それが大きな塊となってコミュニティを築いてるのです。

周りを見れば、

・自分の都合だけで動いている者
・他者とのコミュニケーションが不足している者
・夢や理想ばっか追いかけてる者
・人間関係や立場にいつも胃がキリキリしている者
・ちょっとしたことで他者の支えになっている者

エトセトラ…エトセトラ。
世の中には真面目な人もいれば適当な人もいる。
人を案じてくれる人もいれば自己中心的な人もいる。

そういうのを全部ひっくるめて群を成しているのが人間という集団。
このアニメは社会の縮図であるとも言えます。

さて、このアニメはド素人にもわかりやすいアニメ業界講座であります。
理想・美化に多少のファンタジー要素が入っていたり、コミカルに描いてたりしていますが、
アニメ制作会社は産みの苦しみがあったり、多数の裏方に支えられて作品を作ってるんだなって、
これを観たらアニメを見る目に若干の影響が出ますね。
世に言う駄作・迷作も作りたくて作ってるわけじゃないんですね。(多分)
お金が無かったり人手不足だったりスケジュールに無理があったり。

シリーズ構成の横手美智子がアニメ作りに関わることになった経緯を登場人物の今井みどりに反映させてみたりと、
これって、制作サイドひとりひとりの自分たちの体験を切り売りして脚色してアニメにしちゃったものですよね?
だからこそ、創作的部分もあるにはあるのですが、作品のなかで起きる出来事の一つ一つに具体性があります。
何度も使える手ではないですが、業界を舞台にした作品は好みですし、
情熱、拘り、ポジティブ、前を向いて突っ走る。
アニメーション作りの過程で迷走する展開だらけですが、
登場人物の多くが持つ仕事にかける様々な想いと人間模様が描かれていて素直に面白いと思いました。

P.A.WORKSの社長の堀川憲司がエヴァンゲリオンなどで、宮森あおいと似たような業務をしていたこともあり、
アニメ業界に対する愛情みたいなものに溢れていますね。
業界の実在人物モデルの登場人物が多数登場し、その人らへのリスペクト精神が非常によく現れています。

前半を振り返ってみると、イデ○ン展の話とか、○ンノ○○アキ監督が出てきた話とか『おおーっ!』って思いましたw
特にイデ○ン…昔観たことのあるアニメだけあって、す○やまこ○いちに許可とってあるの?て心配になるほど、
聞いたことのあるようで微妙に違うメロディラインに笑ってしまいました。
(大人の事情で、配信・BDではBGMが差し替えられてしまいましたが)

あと、お気に入りは会社で浮いてた大ベテランのアニメーターである杉江茂さんが大きく関わるお話。
年長者を老害扱いして若者サイコーって作品よりも、
きちんと杉江さんみたいな人を認めて敬って花を持たせてくれる優しさが大好きです。

SHIROBAKOという作品が特に良いと思えるのは、人間には一人一人に人生があり、
それをきちんと歩んできたものには品性や言葉の重みが備わってきている。
という点をきちんと描ききっているということですね。なかなかに、そういうアニメにはお目にかかれません。
逆に楽な方に逃げたり思慮が足りないまま適当に生きてきた人間は、
その場しのぎ的な無責任さが習性になっていたりで情熱やプライドを失っていたりで自分で自分の値打ちを下げている、
ことも描かれていて、人間のきれいな面や逆の面と多種多様多な人物の描き方に「生きる」ということについて、
いろいろと考えさせられることがあります。作品内で扱いの良くない人物にも、
その人なりの憤懣や理屈があることも台詞でさり気なく、フォローされてるのが細かいですね。
まあ、あんまりよろしくない人物をムサニ外部に固めたり作為的な部分もありますが、
そこのところは面接の時に社長などの人を見る目で、
一緒にやっていってもダメかもしれない人間を採用しないようにしていると脳内補完しています。

2クール目も観てて思ったのですが…このアニメに出てくるおじさんたち、
みゃーもりとかメインなはずの5人の女子連中よりキャラが立ってて面白くないでしょうか?
アニメーション同好会出身の5人の娘たちはSHIROBAKOの企画を通すためのブラフで、
スタッフが描きたい本命は、おじさんたちなんじゃないかと?

社長の丸川さんにもモデルがいれば、監督やプロデューサー、音響監督、
おじさんではないですが女性声優さんたちetc.

観ていて面白いので、これはこれで十分にオッケーだと思いました!

このアニメで一番感動したのは、第19話ですかね。
40年近く前の昭和と平成の今が繋がっている。
世代が変わってアニメ制作のやりかたが変化しても、
過去の先人たちの情熱や心が今も残って現在や未来に繋がっている。
それは、「歴史」「人の営み」に通じるものがあって、
不幸とか悲劇に頼らないで泣かせるのは素直に凄いと思いました。

きれいな人間模様だけじゃなくて、汚れ役というのが存在していて、
それも嫌な悪役じゃなくて人間の有り様として描かれていますね。
タローがそうでありますし、後半のヘイト要員だった眼鏡の彼とかもね。
彼もリアルタイム試聴で叩かれていましたね。
ただ社会経験をちょっとでもつまんだことがあるなら彼の気持ちも、わかるんですよね。
世の中には大人の社会にも理不尽なこと嫌なことがいっぱいあって、無責任・責任転嫁・嫌がらせ。
社会の負の側面といいますか、人によっては被害の大小や対処能力の有無で個人差はあるんでしょうが。

環境や対人関係によって人は救われたり救われなかったりする。このアニメの深い部分が見えます。
自分では頑張ってるつもり・間違ってないつもりでも、人からは全くそう思われてなかったりで、
相互不理解による人間関係の捻れというのは二元論的なモノでは語れなく、胃の痛くなることが多いのですけどね。

トラブルメーカーにも救済があるこのアニメでもヒ・ト・リ・ダ・ケ!
Cさん(仮名)としておきましょうか?彼だけは本当に中身空っぽのしょーもない人間として終わりましたね。
バ○だ!とんでもない奴だ!と思っても、その人にはその人になりのロジックがあって、
それが他の人間と致命的に違いすぎるというだけの話かもしれませんけどね。
少なくとも現実世界でフィクション感覚で人を貶めるというのは、できるだけ慎むべきかも。

あんなんでよく大手出版社に入社出来て今までクビにならなかったと不思議でもありますが、
あれでも、学歴よくて表向きは人当たりいいとかで彼の致命的な問題点が気づかれなかったのか?

リアルとフィクションの折衷部分で彼は作品の犠牲者かもしれませんね。
ただ、リアルでも自分の理屈以外が脳内に発生せずに自分の要望を通すのみで、
会話が成立しない困った人間ってのも存在しうるので、
Cさんみたいなのも全くありえないとも言い切れないのですよね。
世の中には色んな人がいる。自分自身が気づかないうちに人から良くない奴だと思われることもある。
自己評価と他人からの評価のギャップが発生する可能性。
単にCさんは他人に対して恐ろしく鈍感なのかもしれませんね。

突っ込みどころをネタとして逃げてしまった感もあり完璧な作品であるとは言い難い点も当然ありますが、
それはそれで十分に許容範囲内でしたし、人間劇として非常に秀逸な作品です。
最終回まで気持ちよく観られた半年間の放映。素晴らしい作品を本当にありがとうございました!
と、スタッフの方々に感謝したいと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2018/01/19
閲覧 : 1095
サンキュー:

195

ネタバレ

はち8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメが好きになるアニメ

23話感動しました。最後のみゃーもりとずかちゃんのシーン。20話にて、木下監督が「セリフのやりとりじゃなく、表情芝居で希望」と言っていましたが、ちゃんと伏線になっていたんですね!

投稿 : 2018/01/08
閲覧 : 194
サンキュー:

11

ネタバレ

夏候惇 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ好きなら製作現場も知ろう!

P.A.worksの働く女の子シリーズです!
アニメ製作の舞台裏を見る感じるで楽しい!
もちろん、現実はこんなもんじゃないくらいハードかも知れませんが、一部でも垣間見れて良い作品だと思います
最後は感動も有りつい泣いてしまいました( ;∀;)
日常系が好きな方にもお勧めです

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 167
サンキュー:

6

きつねりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

このアニメもこうしてできてるんだなあと思うと・・・

「アニメを作るアニメ」というこれまでにあったパターンながら、あらゆる方向に関心が向くようキャラが確立されている、この要素が非常に面白いアニメと言えます。
監督、声優、モーション、原画、脚本というそれぞれの角度からその仕事の大変さ、喜びなどを描く手法はまさにお仕事アニメ。この業界を目指す人でなくとも働いている人には共感できるポイントが多々含まれています。
見どころのひとつとしてやはりオマージュやパロディの質の高さが言えると思います。よくアニメを見ている人なら思わずニヤけてしまいそうなものも多く、個人的には「背徳ロボサドカマゾカ」といったもじりや、野球選手の打法を完コピしたこだわりようなどがツボでした。
エンディングのキャラが一人ずつ、しかもそれがどうやって作られていくのかという工程を見せるあたり、アニメの業界を志す人への大きなメッセージともいえる作品でしょう。

投稿 : 2017/12/27
閲覧 : 233
サンキュー:

15

ヒタギ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

どんどんドーナツ

お仕事シリーズ第3弾がイマイチだったので
お口直しに久々にSHIROBAKOを1話から見直してみるとやっぱり面白いなあ。

一見それ程差が無いように思えてもやっぱり違う。
一体この差は何なんだろう。
テーマがよかったのか、監督の力量なのか
はたまた両方なのか。

2期は観たい気持ちはあるけど果たしてネタが足りるのかどうか。

おもいっきり2年後くらいの設定で 

クールジャパンの一環で若手女性のみを集めて劇場作品を作る一大プロジェクトが始動
ミャーモリが総監督に抜擢され
絵麻→作監、美沙→3D作監、みどり→脚本、ずかちゃん→声優&広報PR
試行錯誤の末、遂に5人揃って念願の作品が完成する。

って内容なら結構面白いかも。

投稿 : 2017/12/15
閲覧 : 205
サンキュー:

6

u65 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名残惜しい

観ているとき、まるで実話を天上から見おろしているような錯覚にさせてくれたアニメ。

最終回を観終わっても、あー今頃5人は何しているのかなーと思わせてくれる。

全ての登場人物とのお別れがさみしい、そんな作品でした。ありがとう。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 171
サンキュー:

7

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SHIROBAKOのストーリー・あらすじ

水島努とP.A.WORKSによる新作オリジナルTVアニメ。

5人の夢を追う女の子を中心に白箱(関係者に配られる完成したアニメ作品が収録されたVHSやDVD)の完成を目指し奮闘するアニメ業界の物語になる。(TVアニメ動画『SHIROBAKO』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫石田燿子『COLORFUL BOX』、奥井雅美『宝箱-TREASURE BOX-』≪ED≫宮森あおい&安原絵麻&坂木しずか(CV:木村珠莉&佳村はるか&千菅春香)『Animetic Love Letter』、どーなつ◎くいんてっと『プラチナジェット』

声優・キャラクター

木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、髙野麻美、大和田仁美、西地修哉、松岡禎丞、山岡ゆり、吉野裕行、茅野愛衣、松風雅也、中原麻衣

スタッフ

原作:武蔵野アニメーション、キャラクター原案:ぽんかん⑧、 監督:水島努、シリーズ構成:横手美智子、アニメーションキャラクターデザイン:関口可奈味、美術監督:竹田悠介/垣堺司、色彩設計:井上佳津枝、3D監督:菅生和也、撮影監督:梶原幸代、特殊効果:加藤千恵、編集:高橋歩、音楽:浜口史郎、音楽制作:イマジン、プロデュース:インフィニット

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