kawadev さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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SHIROBAKOの感想・評価はどうでしたか?
kawadev さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
二足歩行したくない さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
P.A.WORKS制作のお仕事アニメ。
アニメ業界を舞台にした作品で、制作進行や監督、音響、アニメーター、作監、CG制作から声優まで、ありとあらゆるアニメに関わる人々が奮闘して、1本のアニメ作品を完成させるに至るまでをアニメ化した作品です。
武蔵野アニメーションというアニメ制作会社が主な舞台となっていて、高校生時にアニメ同好会で作品を作っていた仲良し5人組が、それぞれの位置でアニメに関わる仕事に就いて各々苦労する内容になっており、日常やホビーなんて数カット、流れる映像はほぼ仕事中のシーンという社会人が主役のガチ労働アニメとなっています。
何が面白いだそんなアニメと思いそうですが、これがめちゃくちゃ面白かったです。
出来上がったアニメを観賞して我々は監督がどうとかシナリオがどうとか、声優が、作画がと言いますが、その裏にはこれだけの人が関わり、走り回って、時には怨嗟の鬼を上げながら作っているんだなということを実感させてくれました。
アニメ制作って大変なんだなと思うと同時に、その面白さ、みんなで1本の作品を作り上げた時の押し寄せてくる感覚が伝わってくる作品でした。
アニメでありながらアニメ業界が赤裸々に描かれている、かなり冒険的な内容だと思います。
我々はアニメを見ますが、好きなのは作品で、クレジットに流れる人々が何をしている方なのか正確に知らず、アニメ制作の段取りやスケジュール感なども、それに関わる仕事を実際にしている方でもない限り知らないわけで、アニメ好きといってもアニメ自体のことは実は詳しくなかったりします。
当然、アニメを楽しむのにそんな事に詳しくなる必要はないのですが、本作はそこにメスが入ります。
人によっては知りたくない、アニメは葦牙のように無から萌え出ずるもので人が作っているなんて考えたくもない層もいるかもしれませんが、そうではないんだよ、アニメはいろんな人が集まって、何度も会議をして、決めて進めてたまには衝突してできる、血肉の通ったものなんだよという現実を見せられる作品です。
とはいえ、本作もアニメなので、女の子はかわいいしキャラクターは大袈裟でコミカルなので、シリアスな展開が続くという訳では無く、肩肘張らずに、気楽に楽しむことができます。
非常に楽しい作品でした。
そして、最後は感動しました。素晴らしい作品だと思います。
うにゃ@ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
安定のP.A.WORKS作品で世間の評価が高いだけある良作。お仕事アニメ。
中だるみなくざっくり最後まで見れる。アニメ制作の作り方等々わかりやすく作られているし、それぞれのキャラの個性や成長する様など、しっかり作りこまれている。
他のレビューで言い尽くされてると思うし、アニメが好きなら必ず見ておくべき作品の一つ。
100点中90点
へも さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もちごめ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメってこんな風にして作られてるんだ!と、アニメ作りの過程がとても分かりやすく描かれていました。
各人物がアニメ作りに携わる中で、理想と現実のギャップに悩んだり、「自分はこれからどうしたいのか?」と悶々としている所が人間臭いというか、境遇は違ってもこんな風に悩む人は少なくないのでは・・・と思い、「このキャラはどんな風に成長していくんだろう」と興味深く視聴していました。
おそらく現実はもっと厳しい世界なんだと思いますが、アニメを作る大変さ、勉強になりました。
あと小笠原さんカッコいいっす・・・。
後期のEDが、アニメの絵が描かれる過程が流れるのでとても面白かったです。
シワーる さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
高校のアニメ研究会の女子5人が、アニメ業界に入り、あるいは入ろうとして奮起するという内容です。
まずは不満足だった点から。主人公であるアニメ研究会の女子5人ですが、類型的な美少女で、眼と髪の色で判別しなくちゃいけない。男の登場人物はちゃんと造形が描かれているのに。萌えアニメというわけでもないから、彼女たちを描き分けてほしかったなあと思いました。世の中美少女だけじゃないよ。ポッチャリしてたり、タレ目ツリ目でもいいじゃないか、人間だもの(みつを)。まあ、この作品に限ったことではないと思いますが。
前半と後半で1作づつ、合計で2作品の制作に携わり、彼女たちの成長が描かれていくのですが、彼女たちだけではなく他の人達の葛藤も多く描かれています。多少でもアニメ好きなら面白いと思います。
ミナト さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
SHIROBAKOは実際にアニメを作る人がどのような仕事をしてるかをテーマに作られています。
これを見ればアニメってこういう風に制作されてるんだなーと分かります。
勿論仕事なのでいろんなトラブルはあります
そのトラブルを仕事場の人たちがどのように解決するか・・・
そういう部分も見どころです!
アニメを制作する原点なのでアニメが好きな人には共感できることが多いと思います!
ほのほの さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
万策尽きた、を世に生み出した傑作アニメです。
アニメが好きな人なら是非とも見ておくべき作品の一つなのは間違いない。
というか、SHIROBAKOの影響で安易に作画崩壊云々など他のアニメを馬鹿にできなくなった。
大重 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ねも さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
社会人なら特に「わかる!」と膝を連打しながら観られるアニメ。
仕事の辛さ、大変さ、やりきった後の爽快感がこんなにも感じられる作品は、アニメだけでなく、映画やドラマを合わせてもそうそうないと思います。放送時も毎週楽しみに観ていました。
アニメ制作に興味がなくても面白く観れますし、興味があればさらに面白く観れます。どこどこの誰々さんに似ている人、どこかで聞いたことあるエピソード、あの名作に似ている作品等々。
2クールでメイン、脇役も含めてこれだけのキャラクターを登場させて、作中でキャラクターが生きているのを感じさせてくれるのが本当にすごい。
あー、いるよねこういう人。を描くのはその実かなり難しいと思うのですが、それがうまいです。
また、アニメとして、現実社会でははらわたが煮えくりかえるであろう嫌味な登場人物も笑いに変えてしまうことで、ストーリーにさらに面白さを加えています。
{netabare} 個人的にはタローが本当に大嫌いで、二次元のキャラクターでこんなに腹の立つ人間に会ったのは初めてです笑
ただ、ああいう職場で仕事をしていけるのは実はこういう人間なのだというのもよくわかるので、そういうところも含めてよくできている。
後半意外な活躍を見せるのもおもしろいです{/netabare}
実際の制作現場はもっと殺伐としたものかもしれませんが、アニメを楽しむ身として色々考えさせられもした作品でした。
普段アニメを観ない人にこそ観てほしい作品です。
ノリオ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私大好きなPAワークスの働く女子シリーズ。
ずっと見たかった本作品を満を辞して視聴。(出張先で暇だったから。
感想を一言で述べるならば!
働きたいと思った!!
以上!!
アトランティス さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
P.A.WORKSお仕事シリーズの1つ、
アニメ制作会社とそこで働く人たちにフォーカスを当てた作品になります。
僕の友人にアニメ制作を目指して専門学校に通う人がいるのですが
その友人からおすすめを受けて見ました。
今では他人に勧めるほど好きです。
アニメ制作の現実はもっと惨憺たるものらしいのですが
このアニメを見ていると、アニメを作るには多くの行程があり裏で本当に多くの人が関わっているんだなと勉強になる点も多いですし、アニメを見る視点がこれまでと変わるような気がします。
主人公が制作進行新人の女の子のため、アニメ制作の現場でいろんな人との出会いを通すことで視聴者に向けてアニメの制作過程を見せながら、主人公の仕事上人間関係上の葛藤も描いていて、アニメとしてもとても面白いです。
特に声優選びのシーンとか、手書きか3Dかで意見が分かれる回、
背景を書いてくれる人を探しに行くシーン、友達の声優オーディションなど
アニメを作る人たちの中に宮森あおい(主人公)が入っていきながら彼女が成長していく過程をアニメに情熱を注ぐ人たちとのやり取りの中で上手く作られているなと思いました。
宮森あおいにはアニメに情熱を注ぐ友人が4人いてそれぞれが
違うアニメに対する得意分野を持っています。
その彼女たちにフォーカスした回もそれぞれ用意されていて
1話冒頭のシーンと最終話が対比されて使われているのが良かったです。
また、制作現場も朝礼から描いていていいですね。
見ている側もアニメが着実に完成に近づいている感じに浸ることが出来ます。
途中で降りかかる災難も宮森あおい含め様々な人が動きながら
皆で切り抜けていく様子が、笑える要素も多く取り入れつつ
作られていたのが楽しく見続けられた理由の1つだったと思います。
アニメ制作進行を困らせてくる出版会社の編集、連絡を寄こさない制作会社は
良い意味でアニメっぽく小物感あるキャラ作りでした笑
現実の現場はもっと精神をすり減らしているそうですけど
そこはアニメっぽく脚色されていたという感じです。
2クール通して宮森あおいの新人時代(前半)と宮森あおいのデスク制作進行トップ時代(後半)がありアニメは2つ作ります。
少しづつみゃーもりが成長していく様子を見ながら
声優の世界で葛藤しながら淡々と頑張る坂木しずか(あおいの友人の1人)ちゃんを見ていると自分も応援したくなって、しずかのオーディション回であおいが泣くシーンは本当に感動しました。
アニメに関わる人の愛を感じました。
アニメが好きな人にぜひおすすめしたい作品です。
ジパミィナ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメの世界の裏側を描いたお仕事アニメ
監督、作画、演出、背景、音響、声優......
多くの人が全力を尽くして作品を作っているということを、
実際に非常に高いクオリティの内容で体現してみせた名作!
登場人物がとても多いにも関わらず、
仕事の出来や考え方が異なり、キャラがしっかりと立っています。
特に社会人は絶対に一度は観ることをお勧めします!
oneandonly さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世界観:6
ストーリー:9
リアリティ:9
キャラクター:8
情感:10
合計:42
<あらすじ>
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事でありひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。しかし、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
そして、5人が共に目指した夢への挑戦。
その先に見出す希望へと続くサクセスストーリー。
そう、アニメの今がここにある・・・
(公式HPより)
(2016年1月)TVの一挙放映を録画していたので、その機会に一気見しました。
P.A.WORKSの絵なのでちょっとメインキャラクターたちが可愛すぎるのと、彼女たちの顔が似すぎていること(瞳の色と髪型・色で区別させるのは安易だと思います)、{netabare}ドンドンドーナツ、ドリフト・カーチェイスなど、{/netabare}序盤は抵抗もありましたが、徐々に物語に入れました。
主人公の宮森あおいを中心に、多くの関係者が登場します。登場の度に役職と名前が表示されるのはわかりやすかったです。これを見ると、アニメにはどれだけの人が関わり、その人たちがどんな想いを持っていて、どのように制作されているのか等が、門外漢だった自分にも想像できました(もちろん、イイ話になっている部分も多分にあるのでしょうが)。
アニメがどのように創られているかは、アニメをより深く愉しむ目を養うためには見る側としても知っておきたかったので、ちょうど1年50作品を見たところでしたのでよい機会となりました。雲の描写にこだわっている方がいましたが、今後は背景描写にも心情が含まれているのではないか等、より注目できるというものです。このような観点でも、アニメファンは見て損はないと思います。
また、この作品は、アニメ業界の舞台裏を書いたものですが、私にとっては、クリエイターへのエールが込められていることを強く感じました。アニメに限らず、どんな業界でも、モノづくりをしている方、それが好きな方、どうしても創作活動がやめられない方には、強く響く作品だと思います。
自分がなぜ、モノづくりをしているのか、好きなのか、やめられないのか、そういう方にとっては自問自答を繰り返すテーマですが、SHIROBAKOでは、主人公をはじめ、多くの登場人物がそのことに向き合って、アニメ制作を進めていきます。これは普遍的なテーマなので少しピントがぼやけてしまった面もありますが、良かったと思います。
<採点基準を踏まえたコメント>
世界観…現実舞台のため基礎点が4点。減点は特になし。加点では、OPEDに印象のある曲がなかったため音楽での加点はせず、6点としました。
ストーリー…{netabare}7話の作画トラブル、最初はタローの自己責任問題かと思いきや、8話冒頭に絡んでくるとか、落合氏の退社で最終話の担当になるとか、ずかちゃんのオーディションや声優を決める会議をさらりと進めた上で、原作者との話し合いを経て、ずかちゃんが参加できるというストーリー展開は巧みで印象的でした(新人でも妹役で使うなら自然ですしね)。{/netabare}2クールとなると中だるみも起こりやすくなり、並回もありましたが、特に後半は一気見可能な面白さ。最終話の締めも綺麗だったので9点。
リアリティ…{netabare}ドンドンドーナツ、ドリフト・カーチェイスがあるので満点はなし。他にも人形劇を交える作風、監督が原作者に会う過程等にフィクションが混在していましたが、ドンドンドーナツもドリフトも終盤には気にならず^^{/netabare}全体的に問題は感じなかったので9点としました。
キャラクター…概ね満足なので8点をつけました。主人公5人のキャラデザ、スポットのあて方は改良の余地はあったかと思います。
情感…私がクリエイター人間なので琴線に触れる場面が多かったこともありますが、久しぶりに多くの回で感動できる作品でした。{netabare}武蔵野動画の過去回想、最終話の宮森のスピーチも印象的でしたが、何と言ってもずかちゃんが報われるシーンの出来が素晴らしい。展開的にはなるべくしてなったものですが、最後の台詞と宮森には感動しました。{/netabare}10点を付ける作品は滅多にないので、未視聴の方は是非おすすめします。
<2019.2.3追記>
これまで約200作品の深夜アニメを見てきたわけですが、4.7に壁が出来ており、そこを抜けた作品は4つしかありません。そのうちの1作が本作となっています。
2クールで、序盤盛り上がりに欠ける面もありますが、アニメ好きで未視聴であれば絶対に見るべきだし、一般層でも深く楽しめる内容だと思います。
参考評価推移を追加します(評価は変わっていません)。
(参考評価推移:3話3.6→4話3.7→8話3.8→10話3.9→12話4.1→16話4.2→18話4.3→19話4.4→22話4.5→23話4.8→24話4.9)
星ノ海酩夜 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
水島監督が描く、「製作進行」「アニメーター」「3DCGクリエイター」「脚本家」「声優」をそれぞれ目指す若い女の子たち5人を中心にアニメーション業界で働く人達の話。
このアニメは以前にも視聴していて、このレビューを書く前に二度目の視聴をしましたが、アニメの完成度が高く「あぁ、また見れて良かった。来年辺りにまた見ようかな」と本気で思いました。以前は終盤で思わず涙が…といった感じでしたが、二度目の視聴ではその細部まで丁寧に作りこまれた内容に感動して、どの回も素晴らしい作品だなと思いました。
このアニメは作中にどんどんトラブルとぶつかるんですけど、その内容も大げさに描かれているようで現代の私たちにもリンクしたリアリティのある内容になっていると思いました。
登場人物も業界のプロフェッショナルが大集結していて、他のアニメよりキャラ数が多いです。
でも、どのキャラも存在感の強いキャラが多く、感情を合わせやすいので、いろんなスポットで観れると思います。それもこのアニメの面白さの一つだと思います。
んーーーー…ネタバレ無しでこのアニメの良さを書きたかったんですが難しいですね。人によっては「働くのって大変そう…」と感じ、人によっては「人が集まって1つの物を作る事って本当に素晴らしい事だな」と思えるアニメになっていると思います。このようななかなか人目につかない界隈や普段、陰に隠れてしまうような問題を照らし出す綺麗な作品が今後もたくさん出ると嬉しいなぁ…なんて思っています。
最高の作品をありがとうございました。自分が今まで見たアニメで一番好きなアニメです。☆5の文句無しです。
TaroTanaka さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
全般的に困難は外部から降りかかり
内部の結束はある程度固いため人間関係がそれほどドロドロはしない。
終始明るい気分で見られるアニメではある。
■良い点
・お仕事ものとして困難とその克服を良く描いている。どのような業界にいる視聴者でも普遍的に共感させられる。
・アニメ業界の作業工程の知識がつく。
・平岡の性格は現実社会にも存在しそうで巧みな描写だった。ああいう人間はよくいるし、特に厳しい現場だとああいう人ばかりになる(どんな業界でも)、気がする。
■悪い点
{netabare}
・太郎(CV吉野裕行)の「伝え方」のせいで原画マンと3Dマンの関係が悪化する下り。
あれだけ口滑らす人間が制作進行とか営業とかだったら、
現実社会だったら苛められたり白眼視されたりして辞めさせられるだろうな…と思ったりした。
あんなに簡単に関係修復できないだろう。
作品におけるリアリティと現実は異なる事を痛感した。
{/netabare}
・女子校仲間たちが作りたがっている七福神のアニメがとても面白そうには思えないこと。
sunnyday さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
矢神 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
この作品の仕事に追われ続けている展開を観ているうちにしんどくなって六話で断念
自分の仕事でも疲れているのに息抜きのアニメでも疲れさせられてどないすんねんやって感じでした
評価が高いのでなんとか最終話まで観たかったのですが、とにかく観ていて「しんどい」
残念無念
World さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
1話だけ視聴し、肌に合わない作品かなと一度断念した今作。
その後暫くして、何か見たい作品は無いかなと漁っていた時、何となく思い出して再び視聴。
結果、序盤数話でどんどん引き込まれ、断念したことを深く後悔。
完走したときには清々しい気持ちで一杯に。
もう一度見てよかった!
主観的に感想を書いてみようと思います。
私は、2つの面で楽しむ事が出来ました。
1つはアニメ製作の裏側を知る事が出来たという点。
そしてもう1つはキャラクターそれぞれの人生を楽しむ事が出来たという点です。
まず1点目ですが、これは純粋に興味深く見ることが出来ました。
アニメ製作って特殊な職種ですから、なかなか見る機会は無いと思います。
実際はどうなのかは分かりませんが、どういったプロセスで私達視聴者に届けられているのかを知ることが出来ました。
又、仕事中の描写の際、人間関係においてある程度のリアリティーを保ってくれていた点も、良かったです。
あくまでも仕事ですから、夢見る仲間達という訳にはいきませんから。
そこら辺を、うまくバランスを取って伝えてくれていたので、感情移入しやすかったです。
続いて2点目。これは、単にストーリーを楽しめたという面もありますが、それだけではありません。
キャラクターの人生を通じて、仕事とは、夢とは何なのか。それを再認識させてくれたと思っています。
作中で語られている事って当たり前の事が殆どなのですが、それがかえって心に響きました。
単純な事だからこそ見失っていたのかも知れません。
自分で複雑にしているだけなのに、どうにもならないと焦って、余計にこんがらがってしまう。
そんな雑念をパッと払ってくれた様な気がします。
各ストーリーも、根本が全くぶれる事が無く、キャラクターが瞑想したり、迷ったりしても戻ってくる軸がしっかりとあるので、見ていてとても心地よかったです。
作品の性質上、ほぼ全てがキャラクターの日常シーンですが、生活感も感じられて、地に足付いた良い演出だったと思います。
又、所々挟まれるギャグも、個人的にはツボでした。
特にバッティングセンターのシーンは笑ってしまいました。
小笠原が小笠原って…笑
作画、音楽に関しても、特に違和感無く見ることが出来ました。
なんだか、見る人全員を肯定してくれている様な、そんな作品でした。
自分と重ね合わせる事が出来る、良い作品です。
大変オススメです。
おはしとスプーン さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そしてまたあのシーンで泣いた。
誰か大切な人の死とかそういう悲しいことがテーマじゃなくて、嬉しくて幸せな気持ちで泣けるってあんまりない。
今までたくさんアニメや漫画見てきた中でも大好きなシーンで、思い出しただけでグッとくる。
確かに言いたいことは分かる。
自分も初めて視聴したときは気にならなかったものの、再視聴して主役達が全員菊地亜美に見えた。
それは非常に耐えがたいものだった。
でもそこを乗り越えて良かったって、2回目だけど心の底から思った。
Jun さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
藤浪サトル さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【作画】
さすがPAだけあって非常に綺麗。丸川社長や本田など、男性も可愛く表現しながらも萌えとは一線を画すキャラデザはさすが。
【物語】
序盤は、宮森の頭文字Dばりのドリフトやトラブル連発の制作現場など、センセーショナルな展開で視聴者を惹きつけた。
7話以降は、本来のテーマであろう「各キャラの将来や半生及び現在の問題やその克服」を丁寧に描いている。
一応の主人公は宮森。一期は高梨、二期は平岡の両制作進行の問題児を副主人公として両者の成長が描かれている。 {netabare}だが、この作品の本質は木下監督が言うように「皆が主役」を地で行く群像劇だと思う。所属団体の違う大勢の人々の努力が一つの作品となって結実するのは、どこかバッカーノを彷彿とさせて感動的だ。{/netabare}
{netabare}13話で原作者が会議に一向に姿を見せなかった場面など、{/netabare}のちの展開が容易に読めてしまう箇所は多々あったがそれでもこの作品は面白い。各キャラの成長や信念を時には作画だけで描くなど、人物を多角的かつ魅力的に描いていたからだ。特に秀逸だったのは {netabare} 18話で描かれた大倉である。旅行行くと言ったまま音信不通になった本当の意味を、ほぼCパートの作画だけで描いたのは凄すぎる。大倉以外無人の静かな田舎で、傍におつまみと酒、大倉は背景をデッサンしていた。美術ボードを用いず、旅行先で音信不通となったのは大倉が一番作業しやすい環境を整えるためだったのだ。非常に賢い。そして何より、彼なりの真摯さが伝わってきてグッときた。
22話は、高梨が居てくれて本当に良かったと思わせてくれた。「だいちゃんはバカじゃない、バカじゃないんだ」高梨太郎は聖母とさえ思えたよ。
24話エンディングで、平岡が円と山田と一緒に酒飲んでるシーンはグッときた。和解したんだな、って。{/netabare}
【人物】俺が一番好きなのは高梨太郎。太郎の決して曇らぬ明るさは、武蔵野アニメーションの太陽だと思う。この作品で一番成長したのも太郎だと思う。エンディングクレジットに唯一「タロー」と愛称で載ってるし、なんだかんだ制作陣も太郎を一番愛していたんだろうな。
退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かなり前のアニメだが、最近dアニのCMでコラボしているやつをちょくちょく目にして、もう一度観たくなったので視聴。
アニメ業界の日常(内情)がリアルに、だけどちょっと笑える感じに描かれた作品。
アニメ好きの方にはぜひ観てほしい。
[追記]
→ごめんなさい。アニメを見る視点が変わるという点ではぜひオススメしたい作品ですが、
アニメを純粋にバーチャルな世界として楽しみたいという方にとっては知りたくない情報もあるかもしれませんね。
もしこれから視聴する方がいましたら自己判断でお願いいたします。
女の子のキャラデザは私がこれまで観てきたアニメの中で一番好きかも。
{netabare}特にりーちゃんと絵麻ちゃんはその可愛さを表現するのにもはや"神"や"天使"なんて陳腐な言葉では生ぬるい。(秒速361mの早口)(眼鏡カチャカチャ)(アディダスの財布){/netabare}
ストーリーもこのテーマで可能な限り面白く作られていると思うし、ぶっちゃけ文句のつけどころがない。
文句のつけどころがなさすぎてもう書くことが無いや。
{netabare}『このひょうたんやのドーナツに懸けまして…』
『我らが上山高校アニメーション同好会は…』
『自主作品制作に努力することを…』
『誓いま…』
『すっ!!』{/netabare} {netabare}←これ考えた人は間違いなく天才。{/netabare}
cbr さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ぜひ見て貰いたい。仕事って悪いことばかりではない...
辛いし、楽しいのです。
ヘラチオ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
このアニメを見ての感想としてまず言いたいのは、面白過ぎる。これに尽きます。絶対に通して見るべき。
同じ高校のアニメーション同好会出身の5人の女の子が様々な方法でアニメへ携わり、成長していく様子が描かれています。アニメ制作の話が中心で、これを見るとアニメを1本作るだけでもかなりの労力が費やされていることがよく分かり、簡単にクソアニメとか言えなくなりました。
感情移入し過ぎて、性格が悪い登場人物との衝突シーンがあると、落ち着いて見ていられないほどでした。それだけではなく、最終話付近でしずかちゃんが報われるシーンで思わず涙が。
曲も4つ全てアニメの内容に合った歌詞でメロディーもよかったです。
監督に振り回される原画マンとかその他諸々の職業のアニメ関係者は大変だなと感じさせられた。それでも、粘りに粘る。制作進行は調整が大変ね。
好きなキャラは脚本家志望の今井みどり。
苦手なキャラはCG作成の藤堂美沙。理由は{netabare}福利厚生が充実した良い仕事を次の仕事も見つけずに、きちんとした理由もなく、辞めている点が特に。{/netabare}
高梨はとぼけすぎるし、無能でムカつくけども、こういうのよくいるよなと思わせてくれるし、作中であしらい方を少し学べた。
好きなキャラも嫌いなキャラもいてリアリティある面白い作品。
最後にこのアニメを見て得たこと:万策はそうそう尽きない。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「明日に向かって、えくそだすっ!」
「どんどんドーナツ! どんと行こう!」。上山高校アニメーション同好会のあおい、絵麻、しずか、美沙、みどりは、いつか共に商業アニメーションを作ろうとドーナツに誓った。そして、二年半後。かつて夢を掲げた手には無骨なハンドルが握られている。あおいは、アニメーションの制作進行として今日も精一杯駆け回っていた。回収からスタジオに戻り、見回すと人の気配が消えている。不審に思った彼女が会議室のドアを開くと−−。
2. 「あるぴんはいます!」
4話の制作状況が逼迫し、慌てるあおい。3話作画監督の遠藤にヘルプを直訴し、やり取りの末、なんとか承諾を得る。だが、一難去ってまた一難−−。4話のダビングに出向いたあおいは、監督と演出家のリテイクに対する応酬に胸を騒がせることに。声優の演技に触発された監督の注文は、音付けから次第にエスカレートし、絵に対するものへと矛先を変えていく。そしてあおいは、監督から発せられた、信じられない一言を耳にした。
3. 「総集編はもういやだ」
4話作業に加えて、9話進行も任されているあおい。新人ゆえ慣れない作業に戸惑いつつ、ひとつひとつ整理し進めていく。だが、デスクの本田に状況を問い詰められると、思わずアワアワ。なんとか矢野の助け舟でパニックを脱するも、宅配業者が原画を持ってこなかったり、アニメーターからのカットが上がらなかったりとてんてこ舞い。とはいえここまではどんな新人制作でも経験する、よくあるトラブルだった。そう、ここまでは。
4. 「私ゃ失敗こいちまってさ」
「ああ~ん、いいですわ~!」、電車の中で怪しげなセリフを呟く少女。しずかは人生初オーディションへの道中、小声で練習を重ねていた。緊張の中アフレコスタジオ内で待機していると、超売れっ子声優の姿が見える。同じ役を受けるという事実に、さらなるプレッシャーを感じるしずか。何度も練習してきたというささやかな自負さえも気負いに繋がってしまう。そして、いよいよオーディション本番!しずかは意を決して立ち上がる。
5. 「人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!」
事件は武蔵野アニメーションで始まった──。太郎は遠藤の怒りの原因を、あおいへと語り出す。作画で描かれるはずの見せ場カットを、、監督が「3Dに変更しようか」と言いだしたと言いだしたことが発端だった。その旨は太郎から、該当カットの原画担当だった遠藤へと伝わる。だが伝達の際、口に出た余計な一言が、遠藤をカチンとさせた。遠藤と3D監督の下柳との間を行き来する太郎。伝言ゲームは次第に悪い流れになっていき……。
6. 「イデポン宮森 発動篇」
遠藤との一件は、あおいの担当話数にまで波及する。手の打ちようがなくなり、ついにデスクの本田へと相談。監督判断となるも、その監督がスタジオを抜け出してしまい、収集がつかない。遠藤本人も捕まらず、太郎が自宅まで赴くことに──。事が大きくなっていく中、あおいは、学生時代一緒にアニメを作り、今は下柳と同じく3DCGを生業とする会社で働く美沙に現状を相談する。そこで美沙から出た言葉は、驚くべきものだった。
7. 「ネコでリテイク」
郷里から姉がやってくる──そんなバタバタした状況で会社に向かうあおい。そこで待ち受けていたのは、同じ制作進行の先輩である落合が退職するというニュースだった。あおいは少なからずショックを受ける。複雑な気持ちで、絵麻の原画の回収を行っていた彼女だったが、会話の最中、急に絵麻の顔が曇り出す。絵麻は悩んでいた。巧くなろうと丁寧に描くと、量が描けないい。だが早く描こうとすると巧く描けないというジレンマに──。
8. 「責めてるんじゃないからね」
落合の退職をきっかけにして、自分に夢があるのか考え始めるあおい。何はともあれ原画の回収に赴く。立ち寄った瀬川の自宅。その雑談の最中に、あおいは、以前絵麻に対してキツイことを言った瀬川の真意を聞く──。一方その当人である絵麻はスタジオで、イライラの只中にいた。リアルな猫を描くことができない、そんな彼女を見かねて総作画監督補佐の井口が声を掛ける。悩みを明るく受け止める井口は、突然絵麻を散歩に誘い……。
9. 「何を伝えたかったんだと思う?」
木下監督のいつまでも上がらないコンテに、業を煮やす武蔵野アニメーションの面々。あおいは納品までの期日を思い、頭を抱える。同じ頃、美沙も悩みを抱えていた。CG会社に務める彼女は、車のパーツばかりをモデリングしている状況にフラストレーションを感じる。「やりたかったのは、キャラクターアニメーションだったはずなのに……」。夢に向かって入ったはずの会社で、現実と折り合いをいかにつけるべきか。美沙は揺れる。
10. 「あと一杯だけね」
民族楽器の素材を音響スタジオに届けに行くあおい。そこで彼女は引っ張り込まれ、なぜかハイヒールを履かされるはめに。突然の事態に驚くあおいだったが、効果音を録るために必要なことだという。腑に落ちたあおいは、作業を手伝う。だが、ただ歩くだけでもキャラクターに合わせなくてはならず、上手くいかない。リテイクを重ね、なんとかOKをもらうあおいだが、次に依頼された指示は「吠えてほしい」というもので……。
11. 「原画売りの少女」
タイムリミットが迫る中、最終回の原画をアニメーターに振り分けるあおい。だが難度の高い数カットが撒き切れない。そこであおいは、他の制作会社の前に張って原画マンを捕まえるという手に出る。そこは彼女がかつて面接を受け、落とされた会社だった。思い出される記憶。上手く答えを返すことができず、落ち込んだあの頃−−。肝心の原画マン捕獲も不発に終わり、会社に戻るあおいだが、そこで思いもかけない言葉を掛けられる。
12. 「えくそだす・クリスマス」
必死の思いで菅野のもとに赴いたあおい。だがそこで彼女は、自分が菅野のことをほとんど知らないままに、原画を依頼していた失礼に思い至る。謝罪する彼女に、菅野はひとつアドバイスを送った。翌日、武蔵野アニメーションで最終話について会議が行われることに。ナベPは監督にクライマックスであっても、もはや労力のかかるカットはできないと断言。コンテの変更を要求する。あおいはそこで菅野のアドバイスを思い出し−−。
13. 「好きな雲って何ですか?」
人気原作『第三飛行少女隊』を手掛けることになった武蔵野アニメーション。ムサニの転機はあおいの転機でもあった。ナベPから言い渡された内容とそのプレッシャーに頭を抱える─−−。意を決したあおいは、まず監督である木下に『第三飛行少女隊』で、やりたいことを問いただす。意外にもしっかりした答えを返す木下だったが、そこに小笠原から思いもしなかった提案が。
14. 「仁義なきオーディション会議!」
その日、武蔵野アニメーション社内では『第三飛行少女隊』のオーディション会議が行われていた。一癖も二癖もある人間が参加し、人気、歌唱、容姿といった芝居とは関係のない部分で、それぞれがゴリ押ししようと躍起になる。会議は大紛糾し、時間が過ぎていく中で、事態を収拾したのは音響監督の一言だった。その後も会議は続き、ようやく最後のキャサリン役検討に至る。そこで木下監督が挙げたのは「坂木しずか」の名前だった。
15. 「こんな絵でいいんですか?」
新人の入社式を終え、『第三飛行少女隊』も本格的に動き出す。あおいもデスクとして、慣れないながらも立ち回ろうと奮闘。新人の安藤と佐藤もそれに立ち会い、仕事を覚えることになる。制作の仕事は打ち合わせの連続。脚本打ち、演出打ち、作打ちetc。場合によってはロケハンに出向くことも。その合間に新人達は太郎とともに、付き合いの深いアニメーターの家を回る。こうして『第三飛行少女隊』は無事テイクオフしたはずだったが……。
16. 「ちゃぶだい返し」
キャラクターデザインに対する原作者からのダメ出しに、少なからずショックを受ける井口。検討会を開くが、原作者の注文は抽象的で分かりづらい。修正作業に入るも、制作作業が止まることへの影響は計り知れず、四苦八苦するあおい。稿を重ねる井口のキャラクターデザインだが、やはり原作者の意見は芳しくなかった。次第に追い詰められていく井口。袋小路に陥ってしまった彼女を見かね、ついに小笠原が動き出す。
17. 「私どこにいるんでしょうか…」
『第三飛行少女隊』アニメ化の話も世間に出始め、和気藹々ムードのムサニ。そこに立ちはだかった新たな課題。それはプロモーションビデオの制作だった。本編の作業と平行して進めなければならず、この非常事態に佐藤、安藤も動く。だが、佐藤は丁寧な言葉ゆえにスタッフを苛立たせ、安藤は考えなしに話をするため、スタッフをやきもきさせる。なかなかうまく進まない状況に悩む佐藤。しかも彼女にはひとつ苦手なことがあって……。
18. 「俺をはめやがったな!」
『第三飛行少女隊』のアフレコが始まった。だが、主人公役の鈴木は、緊張のため自然な芝居ができず居残りに。張り詰めた様子が抜けない鈴木だったが、音響監督・稲浪の巧みな誘導でなんとか乗り切る。無事初回アフレコは終えたものの、息つく間もなく、あおいはベテラン美術の大倉がいるという「バードパーク」というスタジオへ。だが、そこは焼き鳥屋だった。飲んでいた大倉に必死で美術の依頼するあおいだったが……。
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19. 「釣れますか?」
立て続けに起こる問題に、パニック寸前のあおい。そんな彼女に、復帰した矢野が手を差し伸べる。矢野はまず、スタジオタイタニックへ赴くことに。半ば強引にタイタニックのヘルプになった矢野は、さらに奮闘。演出家不在の第5話に、池谷という男を投入する決意をする。実力は一流だが、サボりぐせも一流の彼に、無理やり仕事をねじ込むのだった。その頃、バタバタの真っ最中だったあおいは、丸川社長に声を掛けられる。
20. 「がんばりマスタング!」
『第三飛行少女隊』最終話の脚本に悩むムサニ一同。原作の展開も見えず、脚本家の舞茸も苛立ちを隠せない。会議の中で、この物語が帰結するテーマは、一同にとっての「なぜアニメを作るのか」ということと同じなのではないかということに行き当たる。それを皆に問うあおいいだったが、答えは千差万別だった。はっきりした解決策を見いだせず自信のなさそうな舞茸。去り際の彼に、みどりが突然「師匠」と声を掛けた。
21. 「クオリティを人質にすんな」
『第三飛行少女隊』のあるカットで、美沙の会社が3DCGパートを引き受けることになった。さらにそのカットに絵麻が携わることになり、奇しくも共同作業となる。そこで美沙は該当カットの参考として、絵麻、しずかと共に遊園地に行くことに。だが、果てのない美沙の探究心のため、幾度となくジェットコースターに乗るはめに……。所変わってムサニでは、グロス先会社の社長、磯川がやってきていた。彼は矢野、平岡と専門学校の同期であることを明かす。だが、平岡の態度はトゲを含んだもので-。
22. 「ノアは下着です。」
『第三飛行少女隊』も佳境に入り、さらに忙しなくなる武蔵野アニメーション。そんな中であおいは、最終話の作監補を絵麻に任せたいという井口の提案を聞く。喜ぶあおいだが、当人である絵麻は自信の無さから消極的だった。絵麻が作監補を受けなかった場合を考え、憂鬱になるあおい。さらに彼女は瀬川に対しても気を重くしていた。平岡の仕事の仕方を非難した瀬川を、なんとか説得しなければならないのだが……。
23. 「続・ちゃぶだい返し」
ムサニ史上最悪の緊急事態に、ナベPと葛城が慌てて夜鷹書房へと駆け込む。だが、ふたりの必死の粘りも、編集長と茶沢に届かない。作業をストップせざるを得なくなるムサニの面々。木下も絵コンテを直さざるを得ず、原作者の意向に沿った案で進めていくが、どうしても納得がいかない。そんな時、突如丸川社長から呼び出される木下。「監督とはどういう仕事だと思う?」という丸川からの問いかけに、木下は決意の表情を浮かべる。
24. 「遠すぎた納品」
ついに終盤を迎えた『第三飛行少女隊』の制作。変わらず頼りになるベテランたち。かつてのあおい同様に、頼もしくなった新人たち。そして、ムサニから浮いていた平岡も……。全員一致団結して、この苦境に立ち向かう。それは、高校時代、いずれ一緒にアニメを作ろうと誓い合った5人も同じだった。あおい、絵麻、しずか、美沙、みどり。それぞれが懸命に夢を追うことで、いつしか彼女達は、少しだけあの時の約束に近づいていた--。
けん3 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
バターロール狩人 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメ会社の物語。
アニメ好きならばこの作品は絶対に見て欲しい。
全体的に素晴らしいのですが23話はアニメ史に残る最高の話だと思います。
涙なしには見られない正真正銘の「神回」です。
このアニメの凄いところは物語の構成でしょう。
全24話、一つも無駄がなく全てが大切な回になっています。
たくさんの個性的で素晴らしい登場人物たちをアニメを作るという色々な人が携わる環境で活かしきっています。
スタッフさん達の熱意、伝えたい事がダイレクトに入ってくる、このジャンルのアニメでの一つの完成系と言える素晴らしい作品でした。
KINAKO音大生 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
ootaki さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
あまり知りたくないことも色々ついてくるなと思って、自分の中ではこうゆうのはいいやと思い半クール切りさせてもらいました。評判はいいみたいですが。
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水島努とP.A.WORKSによる新作オリジナルTVアニメ。
5人の夢を追う女の子を中心に白箱(関係者に配られる完成したアニメ作品が収録されたVHSやDVD)の完成を目指し奮闘するアニメ業界の物語になる。(TVアニメ動画『SHIROBAKO』のwikipedia・公式サイト等参照)
木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、髙野麻美、大和田仁美、西地修哉、松岡禎丞、山岡ゆり、吉野裕行、茅野愛衣、松風雅也、中原麻衣
原作:武蔵野アニメーション、キャラクター原案:ぽんかん⑧、 監督:水島努、シリーズ構成:横手美智子、アニメーションキャラクターデザイン:関口可奈味、美術監督:竹田悠介/垣堺司、色彩設計:井上佳津枝、3D監督:菅生和也、撮影監督:梶原幸代、特殊効果:加藤千恵、編集:高橋歩、音楽:浜口史郎、音楽制作:イマジン、プロデュース:インフィニット
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