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「SHIROBAKO(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3733
棚に入れた
15445
ランキング
34
★★★★★ 4.2 (3733)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.2

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SHIROBAKOの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品をありがとう。

本当は全話終了してからコメントと最終評価をしようと思っていましたが、
23話が素晴らし過ぎて例え最終回に不満が残っても満点で決定です。

友と仲間の素晴らしさ、プロ根性の格好よさ、夢は努力で必ず報われる
…など様々なメッセージを汲み取れる。

23話に関しては、前半のオーバーなギャグ演出は賛否分れそうですが、
私は爆笑しました。

木下監督がエレベーターから目標地点に向かうシーン、
なんだかハリウッド映画の「キックアス」での
ヒットガールの敵アジト突入シーンの状況と似ててバカ受けです。

後半は、大体こうなるとは予測してましたが、
演出が神憑ってて涙腺崩壊するほど感動するはめに…。

この作品で水島努監督が大好きになりました。
もちろんこの作品の制作チームも含めて…

シリーズ構成も脚本も最高だし文句なしの傑作だと思います。

-------------------------------------
<全話観終えて>

最終回の24話はエピローグのようなもので
やはり23話の、ずかちゃんの報われた瞬間が物語のピークでしたね。

まあ最後まで水島監督らしい遊びのギャグが炸裂してましたが。

雪道のカーチェイス。
パトカー4台で、しかも拳銃で威嚇するスピード違反取締りなんて…。
しかも音速の貴婦人として知られてるクールビューティー興津さんって何者?峰不二子かと。。。^^;

こういうの、この作品には合わないと
受け入れられないと思う方も多いと思いますが、
逆にここまでバカバカしいと清々しいですね。

この作品は、1話からずっと欠かさず観続けることにより
感動が深くなる作品です。

いきなり評判の良い23話だけ観ても
この作品の本当の良さは伝わらないと思います。

全話きっちり観ることにより、台詞なしでも表情や仕草だけで
万感の思いが伝わるようになっています。

キャラに深く感情移入できる。

丁寧に登場人物を掘り下げることに成功した、
ということではないでしょうか。

平岡も太郎に過去のトラウマを曝け出し
毒を吐き出したことでようやく会社に馴染めてきたように伝わってきました。
そして本来は有能な奴だというのもわかる描写があってとても良かったです。

類は友を呼ぶ。

ムサニにパワハラが無く、いい人材が自然と集まるのは社長が人格者だからこそ。
日頃の料理の差し入れによる思いやりも
会社の雰囲気にいい影響を与えているんでしょうね。

そして、最後の三女に携わった人たち全員の集合写真がとても印象深かったです。
皆さんの頑張りをずっと観続けてきましたから。

一人一人が魅力的で素敵に見えました。
しかもミムジー&ロロまで写ってる。

これを壁紙にしたくなりました。

愛ちゃん、背後霊みたいだったし、
現場逃走常習犯だった髭仙人が、
矢野さんの横で神妙に正座してるのが笑えました。

これで完結でもいいですが、また数年後に続編あったらうれしいです。
そのときは、平岡もうんと活躍して欲しいです。

太郎は、ムサニのなんちゃってリーサルウエポンのままでもいいかな。
遠藤さんと瀬川さんが結婚してたり、本田さんはリバウンドしてたりして。

おっといけない。遠藤さんは綺麗な奥様がおりました。
でも二人の雰囲気は恋愛フラグありありでしたね。

投稿 : 2015/04/19
閲覧 : 440
サンキュー:

39

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ドンドンドーナッツが耳に残りますw

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

アニメ製作現場を描いた作品。
Wiki見ると2011年に放映された『花咲くいろは』に続く「働く女の子シリーズ」第2弾と書かれていますが、私的には『花咲くいろは』の方が好きかな...

実際のアニメ製作現場を知りませんが、臨場感は伝わってくる感じがします。
分業の様子や制作進行の様子が面白く描かれています。

キャラは各々の個性が良く表現されていて、ストーリーを引き立てます。
と言うか、キャラの個性にストーリーが埋もれている感もあったりなかったり...
ストーリーとして評価すべきか、キャラの評価とすべきか、ちょっと迷ったりします...

皆が一所懸命な様子は、見ていて気持ち良いです。
いい加減キャラの高梨でさえ、良い加減の頑張り具合です。

仕事で疲れた時の気力回復に役立つ、ビタミン剤的な作品かも知れませんw

投稿 : 2015/04/19
閲覧 : 248

しぃち(゚▽゚ノ)ノ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

GOSURORI

24話(終)までみました

制作会社はP.A.WORKSで、オリジナルアニメのようです
監督は水島努さんですね
この方が監督をやっているアニメは好きなものが多いです
ストーリー内で出てくる”えくそだすっ”というアニメは、スピンオフ化しているようですが観ていません

あらすじとしては、アニメ制作会社で働き始めた”宮森あおい”が制作進行の仕事を通じてアニメ作りの魅力を見出していくというお話になります

観ていて思ったのですが、誰が誰やらわかりません
もう少しキャラの設定か描き分けをはっきりしてほしかったです
あとは、もっと突っ込んだ内容がほしかったですし、そうでなければ個性的なキャラをメインに置いてコミカルにしてもよかったのかなと思います

アニメ制作会社のお仕事に興味があるのならば、観て損はないと思います
業界用語がたくさん出てきますが、調べてみるといろんなことがわかりますね
登場人物にはモデルになる人がいるようですし、何回か観るとおもしろくなっていくかもしれません

投稿 : 2015/04/19
閲覧 : 407
サンキュー:

18

HIRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全てのアニメーションを愛する人達に捧ぐ

Lovinさんに教えてもらった2014秋アニメです。
アニメーション制作: P.A.WORKSさんですね。
P.A.WORKSさんの作品をチェックしていないなんて(>_<)

働く女の子シリーズ第2弾です。
PV観ましたが、面白さ満載な感じがします。
画もとってもきれいです。
セレクト10プラス1でお願いします。

あらすじ
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事でありひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パ... >>続きはこちら

放送:10月9日23:30 TOKYO MX他
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
アニメーションキャラクター
デザイン:関口可奈味
音響監督:水島努
プロデュース:インフィニット
原作/原案原作:武蔵野アニメーション
キャラクター原案:ぽんかん⑧
アニメーション制作: P.A.WORKS
公式ホーム: http://shirobako-anime.com/
オープニングテーマ:石田燿子「COLORFUL BOX」
エンディングテーマ:(宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか役)木村珠莉、佳村はるか、千菅春香

[キャスト]
宮森あおい: 木村珠莉
安原絵麻: 佳村はるか
坂木しずか: 千菅春香
藤堂美沙: 高野麻美
今井みどり: 大和田仁美

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 262
サンキュー:

17

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2つの勇気

いわゆる「業界もの」というのは、特段珍しいジャンルではなく、
漫画なら、漫画家や出版社の舞台裏を描くという作品だったり、
TVドラマなら、TV関係の仕事に携わる人たちにスポットを当てた作品というのは
数多く存在します。
それに比べて「アニメを作る側を描いたアニメ」というのは非常に珍しいですね。
何故今までこういうアニメがなかったのか?(あるいは少ないのか?)

それだけ難しい題材なんだと思います。
主人公の宮森あおいの肩書は制作進行、後に制作デスクに抜擢されますが、
その主な仕事内容は、スケジュール管理や原画回収、その他雑用諸々と、
絵的にかなり地味な仕事です。
これはアニメーターでも、作画監督でも同じことが言えると思います。
さらに、アニメ制作は、多くの人が関わってくる為に
焦点を絞りにくいということもあります。
つまり、アニメを作る側を舞台にしても非常に話が作りにくいということなのでしょう。
アニメ業界という括りで言えば、
今や花形職業である声優ならばまだ、アイドルアニメのような形で、
話が作りやすいのかもしれませんね。

そして、極めて特殊な業界なので、
一般視聴者には馴染みのない業界用語が大きな壁となります。
医療を取り扱った作品だったら、用語はよく分からないけど
「手術をしている」とか「かなり危険な状態らしい」という、
場面や状況は、何となくでも理解できると思いますが、
アニメ業界の現場で飛び交う専門用語を前にした視聴者は、
「そもそも今何をしていて、何が問題になっているの?」
という状況に陥ってしまうおそれもあるわけです。

こういう難しい題材に対して本作は真っ向から取り組んできました。
なるべく話にメリハリをつけて視聴者を飽きさせないようにと配慮しながらも、
「アニメ制作の現場を伝える」という強い信念をそこには感じます。
専門用語がバンバン飛び交うアニメ制作の現場に、
右も左も分からない視聴者を放り込むというのは、相当勇気のいる決断だと思います。
個人的に現在の視聴者には、
「分からない事があると不満を抱く」「すぐに劇中に説明を求める」
という傾向があると思っているので、より一層この決断はすごいなと思いました。
これが、私が感じた1つ目の勇気です。

「アニメ制作の現場を伝える」というドキュメンタリーに、
物語性を持たせる為には、さらにもう1つ(あるいは複数の)軸が必要だと思いますが、
セオリーで言えば、
例えば、宮森あおいと職場の先輩とのラブ・ストーリーといった「恋愛要素」だったり、
「主人公とライバルの対立関係」というようなことを軸に据えるのですが、
本作はこういう軸を取り入れませんでした。
では、本作がどういう軸を採用したのかというと、
宮森あおいを含めた上山高校アニメーション同好会のメンバーのそれぞれの奮闘記ですね。
同じアニメ業界に身を置くものの、目指している目標はそれぞれ違う。
でも、いつかこの5人で商業アニメを作り出したいという目的も明確に打ち出しています。
また、宮森あおいが、自分が将来どうなりたいのかという葛藤も
物語を紡ぎだす1つの軸になっていると思います。

とは言えですよ、
「恋愛要素」だったり、「主人公とライバルの対立関係」だったりを取り入れた方が、
格段に話を作りやすくなると思いますし、
視聴者受けだってそっちの方が良さそうなものですが、
何故そうしなかったのでしょう?
それは、おそらくこれらの軸はあまりに強すぎるからだと思います。
あくまで主となるべきは、「アニメ制作の現場を伝える」ということなのでしょう。
こういう決断を下したということが、私が感じた2つ目の勇気です。

この2つの勇気というのは、換言すれば、作り手たちの強い信念です。
生半可な覚悟ではこういう作品は作れないでしょう。
そしてそれこそが、本作の凄さなのだと私は思います。


「まだまだSHIROBAKOについて語ろう!」


{netabare}ある雑誌で本作の関係者が、
本作は7割のリアルと3割のエンターテインメント型ユーモアで形成されている
なんてことを語っていました。

本作は、1クール目は『えくそだすっ!』という作品の制作の話ですし、
2クール目は『第三飛行少女隊』という作品の制作の話なのですが、
若干のスタッフの入れ替わりやそこに立ち塞がる問題は違えど、
基本的にやっていることは同じなんですよね。
もっと工夫の施しようがあったのかもしれませんけど、
仕事というのはそういうものなのだと思います。
ゴールだと思ったら、それは同時に次のスタートでもあり、
仕事内容も劇的に変化するわけでもありません。
例えるなら有り体ですけど、ゴールの見えないマラソンですかね。
どの地点かによって見える景色や苦しさというのは異なっていても、
その動作はほとんど変わることはなく、
飛ぶでもなく、泳ぐでもない、走るなんですよね。
そういう所も含めての(7割の)リアルということなのかもしれませんね。

それでは、(3割の)エンターテインメント型ユーモアとは何かと言えば、
真っ先に思い浮かぶのは、ミムジーとロジーの人形劇だと思いますけど、
劇中の監督、木下誠一もそういう存在だったと思っています。
「水島努監督の自虐ネタじゃない?」なんて思わせるようなことを言ったりと、
本作の監督である水島努監督を彷彿とさせる木下誠一なのですが、
真面目に描けそうな交渉シーンでもコミカルな存在として描かれていましたね。
なんでこういうコミカルなキャラにしたのかというと、
「自分のことなんて語るのは恥ずかしいよ~」という
水島努監督のある種の照れ隠しなのかなと思ったり思わなかったりw
そして、本作で私が一番萌えたキャラでしたw(ざわ・・ざわ・・)

最後に、私は本作をお気に入りの棚に加えました。
感動もしましたし、素晴らしい作品だったと思いますが、
ストーリー厨の私がそこまでのカタルシスを感じたのかという点に関しては、
何の躊躇いもなく首を縦に振ることはできません。
ですが、本作を作り上げた作り手たちのマグマの如き熱き信念を感じましたし、
何よりアニメ好きの方ならば、本作は是非観て頂きたい作品だと思ったので、
本作をお気に入りの棚に追加しました。 これは正直どうでもいい話でしたねw{/netabare}

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 709
サンキュー:

74

pencocco さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品。感動をありがとう!

1クール目のえくそだす編も面白かったのですが、2クール目三女編に入ってからの感動は胸に迫るものがありました。

それぞれの立場でそれぞれの思いを抱えてアニメを作っている人たち。その様子が時に可笑しく、時に涙を誘うように丁寧に描かれていて、本当に楽しませて貰いました。
忙しくてなかなかアニメの時間が取れないときでも、なんとかして見たいと思った作品でした。

このアニメを作った人たち全員に「素晴らしい作品をありがとう」と感謝の言葉を伝えたいです。

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 269
サンキュー:

8

ネタバレ

bekoさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SHIROBAKOのおかげで他のアニメも数倍おもしろくなった

アニメ製作に携わる人たちを描いた作品です
実際にあったことなんじゃないか?と思うようなリアルな現場が描かれる主人公が勤める「武蔵野アニメーション」での日々と、高校のアニメ製作同好会で一緒だった5人の女の子が日々の仕事、生活のなかで自分の目指す目標に向かってそれぞれ努力している姿を描くストーリーが同時進行していきます
1話1話に見ごたえがあり、飽きることのない展開になっていると思います

監督、進行、作画、3Dや背景、声優さんや作家さん、総務の人まで描かれていて、アニメに詳しい人だけでなく、少しでも社会経験のある方なら誰にでもわかりやすくアニメ製作の現場を描いてくれています
アニメを作っている人のことを想像したこともなかった私が言うので間違いないでしょう(アニメ監督の名前を2、3人知ってるレベルです)

このアニメの凄いところは、成功パターンだけでなく「失敗パターン」もどんどんみせてくれるところだと思います
ここで失敗するとどうなるのか、納期に間に合わなかったらどうなるのか、間に合わせるために手を抜くとどうなるのか等など
これって業界タブーなんじゃないのかって思うのですが、惜しみなくジャンジャン出てきますし、他のアニメを観てると時々「あっ・・・」って思うこともしばしば
それだけに、このSHIROBAKOという作品は失敗できない背水の陣で作られているのではと邪推しています

ヒロインたちのストーリーは夢を追いかける新社会人の姿なので、多くの人が共感し、応援したくなると思います
まだ観ていない方、1クール目で視聴をやめてしまった方、騙されたと思って観てみてください

{netabare} 最新話(16話)でまさか野球狂の詩ネタが出てくるとは思わんかった!幅広すぎておじさんビックリだよ! {/netabare}

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 204
サンキュー:

24

ネタバレ

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

社会に出るってチビしいのね!でもうれしい事も、ちょっとはある?

あらすじは多くの方がレビュー書いてあるのでパス。

この作品、8話までは毎週観ていたのですが、レコーダーを買ったので
そこからは溜めておいて先日一気観しました。

前半はそれほどおもしろいとは思ってなかったのですが、、、
なんか尻上がりに惹きつけられていくじゃないの!

23話は確かに神回と言われるように最後は私目も涙腺大崩壊で
ございました。うえぇぇぇぇん!!w

私的には今年観た作品の中でも上位です。








おまけ

アニメの制作側を舞台にしているとはいえ、これも立派なお仕事。
様々なハプニングが起こり、なかなか思い通り進まないスケジュール。
とはいえ、お仕事ですからちゃんと結果を出さなければならない。

いわゆる会社という組織であれば他の業種にも置き換えられるんじゃ
ないかと感じました。色々思うところがあったので。

以前buonさんと飲んだ時にびっくりしたのが、「社会に出たら
みんなもっとちゃんとしていると思った。」の一言。
彼と私は1回り以上年が離れているのですが、私も今から20うん年前、
社会に出て早々に思ったことがまさにそれでした。

もちろん見習うべき人もいましたが、同じくらい「なんだこの人?」
という方がいたのも事実。

幾つかの会社を経験しましたが、とにかくどこへ行ってもそんな感じ
だったよなぁ、、、。

これをやりたい!ってことも重要ですが、それを「この会社で」と
思えるかで大きく変わるんでしょうね。

これから社会に出る方には参考になる事も多々あった作品じゃないかな
と思いました。(あたしゃもう蚊帳の外ですが、、)w

脱線失礼しました。ペコリ。

投稿 : 2015/04/17
閲覧 : 301
サンキュー:

44

ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これからはいろいろ事情も考えたうえでアニメという作品を酷評しよう。

主人公の宮森あおいが入社したのは
昔は有名だったが今は落ちぶれている
アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」、通称「ムサニ」。


夢を持って生きる主人公たちが
今を四苦八苦しながら成長していく
「花咲くいろは」に続いてPA WORKSがお送りする
働く女の子シリーズ第二弾とのこと。



正直、前期の「グラスリップ」のあまりの
わけのわからなさに、この作品も過度の期待だけは
持つまいとあまり期待はしていませんでした。



1クール目は面白いことは面白いけど
絶賛するほどではなかったのですが・・・。


11、12話と{netabare}最終話への追い込みのあとの
達成感などがこちらにまで伝わってきて
今まで積み上げてきたものが形となって表れたことで
この作品の本当の素晴らしさを知った気がします。



杉江さんを大きく見せるところで
本当にすごく感動しました。

原画マンみんなの印象は今の絵が描けない
というイメージなだけなのに

杉江さんが自分は会社のお荷物だと言ってるところから
みている自分も本当にああ行き場を失った人なんだな~
と勘違いしていましたが
実際は動物に関しては大天才なお方だったのかと。

杉江さんが活躍する回は本当に感動しましたね。


そしてあの上下関係が好きですね。


安原っちが猫で苦悩する回で
あの紅葉スポットでのシーンで
杉江さん→小笠原さん→井口さん→安原っちと
受け継がれるのが素晴らしいなと思った。

そして久乃木さんにも教えるんでしょうね~。
想像するだけで今、自分は感動でいっぱいです。{/netabare}




色々感動してしまった自分は
この作品は一気見した方がいいと判断して
分割2クールを味わっている気分で後半を見たのですが、
思いのほかはまってしまい本当に一気に見てしまいました。


主人公たちはもちろん、周りの葛藤も
本当に上手に描かれており、
仕事をしない大人もいることで
主人公たちの強さを体感しました。


制作側の苦労もわかり、駄作のアニメを作りたいと思って
作ったわけではない、という話が本当に身に染みた。



すみません、いつもは感じたことを書くのですが
今回は回りくどい説明ばかりで拙い文章になってしまいました。



この作品はアニメをよく見る人にこそ
勧められる作品だと思います。






自分の中ではPA WORKSといえば青春アニメで
作画が本当に美しいイメージがあります。


しかし今回は常に安定しており
三次元に近いいつもの感じではなく
二次元っぽく安定していました。
目も疲れにくく見やすい作画でした。


キャラの方も「萌え」ではなくあくまで「可愛い」。
本当に一つ一つの行動やしぐさが可愛いく映っていました。



主演声優陣は見かけない人ばかりで
最初は大丈夫かな?と心配していましたが
いつも通りの杞憂で終わり、
特に最初から最後まで出ずっぱりの
みゃーもり役の声優さんには驚きました。

これからも彼女のいろんな役を見ていきたいですね。




音楽ですが、正直ここが一番弱いと感じた点です。
OP映像やED映像はアニメ会社が舞台ということで
工夫が凝らされていましたが
曲自体は見ている分には全然問題ないんだけど
インパクトが弱いと思いました。


あと演出だけど、熊のぬいぐるみと人形が
主人公、みゃーもりの心境状況を
説明しているみたいですが・・・。
なんかもっと違う形の方がよかったかな?
これだけは本当に個人的見解なので気にしないでください。




最後に一番好きだった話を少々長く語りたいと思います。
{netabare}好きだった話として上がりそうなのは
23話で野亀先生が視聴者の声を叫んでくれたシーンが
真っ先に上がりそうですね。


そしてそれまで涙を見せなかったみゃーもりが
ずかちゃんが演じているのを見て
泣くという・・・。まさか自分まで
もらい泣きしてしまうとは・・・。

この作品で泣くとは万に一つも思っていなかったな~。

そして安原っちも24話で泣いていて
誠によく作られてるな~と。


もちろんその話も大好きだったのですが
自分の中のクライマックスとしてあげたいのは16話です。


16話?そんな中途半端な回で面白いことあったっけ?
と思われる方がほとんどだと思います。

16話はキャラクターデザインで初抜擢の井口さんが
キャラデザを直してくださいと原作者に言われて
苦労しながらも無事にOKが出た回です。


その中からピックアップしたいのは
ゴスロリの小笠原さんの超人っぷり。



自分がゴスロリ好きだと気づいたのは最近ですが
小笠原さんが登場するたびに
心の中で「ヒャッホウウウウウウウ!!!」と
うざいくらいに叫びまくっていました。



そんな彼女が、井口さんを息抜きさせるために
「オアシス」と称して連れて行ったのは
なんとバッティングセンター。



みゃーもり、安原っち、井口さんが空振りする中
球を完璧にとらえバックスクリーン一直線の
小笠原さんの才能に思わず惚れました。



そしてもう一回だけ見ようと
バッティングセンターのところだけを
延々と巻き戻していたらあることに気づきました。



小笠原さんのバッティングフォームが
WBC(野球の世界一を決める大会)で
2度もメンバーに抜擢されて活躍した
小笠原道大選手ではないか!!!!



それに他のキャラたちも
宮森→一般的なフォーム
安原→中村紀洋打法
井口→多分ロッテの井口資仁選手
と本当に細かいところまで作り込まれていました。



そして絵を描くときは右利きの小笠原さんは
投げるときは左利きと、両利きであることが判明!


両利き=天才というイメージが自分の中にあるので
小笠原さんは今や自分の好きなキャラランキングトップ10に
入ってしまうほどのなくてはならないキャラになりました。
もしオアシスがサッカーだったらここまで好きではなかったかも?(笑)


先ほど、みゃーもり、安原っち、井口さんが空振りしたシーンを
取り上げましたが、空振りするシーンが変な振り方で「萌え~」とはならず
いい振りで空振りしたシーンはかなり自然で、この1シーンにも
本気で取り掛かる制作陣に脱帽しました。


自分が野球経験者・愛好者であるために楽しめた回なので
魅力をいくら伝えてもわからないかも知れませんが
最終的に言いたいことは16話だけでもご飯3杯はいけるってことです!
{/netabare}




ちなみにこれが自分の記念すべき200個目のレビューになったのですが
それがこの作品で本当によかったです。

これからもこういう風なアニメを見ていきたいですね!
こんな長文を読んでいただいた方には本当に感謝しかありません。

投稿 : 2015/04/17
閲覧 : 392
サンキュー:

53

ネタバレ

pEtwV17951 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ業界に詳しくなるアニメ

お仕事アニメ。制作はP.A.WORKS

毎週勉強させてもらってます。見てるとすぐ1話終わってしまうテンポの良さ。キャラも可愛いので癒されますね。いつまでも終わってほしくない、ずっと見ていたい作品です。

観終わって
{netabare}23話の最後でみゃーもりと一緒に泣きました。最終話は大団円でスッキリ。やっぱ自分はキャラを丁寧に描く作品が好きなんだなーと改めて思わせてくれたアニメでした。{/netabare}

P.A.WORKSは2期を作らないという噂、ブチ壊してください。また見たいです。

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 281
サンキュー:

11

Totsu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメって・・・

アニメ業界の裏を少しだが見れた気がしました

P.A.WORKSの働く女の子ものはいいですね

投稿 : 2015/04/15
閲覧 : 243
サンキュー:

5

ネタバレ

サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

軽いなこのデブ
8年ぶりだな音速の貴婦人

投稿 : 2015/04/15
閲覧 : 166
サンキュー:

5

千太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

モチベーションの上がるいいアニメ

話の内容は悪くないと思いましたが少々パターン化してしまっていると思いました。
ですが背景が凄く綺麗に描写されていてどの登場人物も全力で仕事に取り組んでいる感じがしたので観てて元気が出る作品でした!
自分的には良い作品だと思います。

投稿 : 2015/04/14
閲覧 : 323
サンキュー:

7

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメを作る会社のアニメ(笑)

この作品の中身はアニメ制作会社の中の話が中心です。
アニメを書く作者の話などとはまた別の角度で面白いと思いました。
実際にこんな風にアニメが作られていると感心すると同時に
今まで、制作会社や脚本、監督の事など気にしていなかった自分に気づけました。ただ、作品中の中でのトラブルなどが、実際によくある話なら
仕事をどれだけ愛してるか度で登場人物の好感度が変動しました。
私は見る側の人でその作業自体がアニメのどの重要性に関わるかとかは
全然理解はできませんでしたが、夢を持ち続けている人達の職場の感じは好感を持てました。今はパソコン等でCGなどが活用されているが、
20年以上前の制作会社はそれ以上だったんだろうと古いアニメにも
敬意を改めて持てました。
お勧め度★3


うんちく~~~
と言いたい所ですが、事制作会社の内容は私はまったく把握しておりません
なので、知ったかぶりな発言は控えます。
ただ、一つ言える事は、どんな仕事も諦めるのは簡単でやり通す方が困難で苦しい事が多い、でもそれはその仕事場にいる人の責任で他の人のせいにする事はやはりNGだと思います。この作品でも有りましたが、前の人の仕事が遅れ、次々と後の人が仕事の時間に追われる。これは誰が悪い?
全員とは言いませんが、最初に全員がちゃんと話をまとめて置く事が大事だと思います。
建設工事などでも同じ事が言えます。最初に工事に入る前に行程表を作ります。でも、天候で遅れが出たり、苦情で仕事が進まなかったりと後に響く事も有ります。でも工事はほとんど正確に工程をこなします。それは、最初の話し合いから、すでに色々なトラブルの場合の対処等を徹底し、クレームや苦情の場合の対処、また早く仕事が終わった場合、次の仕事を早められるように、逆に遅れが出た時は人を増やしてでも時間を短縮し、時には現場監督自身作業を手伝うくらいの気持ちと姿勢で仕事をします。もちろん専門の人にはかないませんが、前向きな姿勢は他の人に影響を及ぼすのです。
仕事は一番偉い人がどれだけ優れていても、その姿、行動、発言、で良くもなり、悪くもなる。この作品でも一部無責任な行動を取る人が居ましたが、
逆に前向きな人を見て奮起した場面はどの業界でも同じ様に思えます。
そう言った意味では勉強になるアニメだったと思います。

投稿 : 2015/04/13
閲覧 : 353
サンキュー:

40

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

白箱

おもしろかったです!

P.A.WORKSの作品の中では一番好きなものとなりました。
アニメ業界ってやっぱ大変なんだな~と感じました。
実際はもっとハードなんでしょうけどね。。!

自分は恋愛が絡んでくる作品がやっぱ好きなので、この作品は合わないかなぁと思いましたが、恋愛要素皆無にも係らずとても楽しめました。
夢を仕事にするって大変で現実とのギャップで辛いこともあるのだろうけれど、素敵なことだと改めて感じました。   
綺麗に終わりましたが続編もつくれないこともないと思うので、続編あったらうれしいです(^◇^)

絵麻とおいちゃんが可愛すぎました!

投稿 : 2015/04/13
閲覧 : 435
サンキュー:

16

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どんどんドーナッツ、どーんと行こう!

アニメオリジナル作品 全24話

上山高校アニメーション同好会に所属して卒業した5人(制作進行の宮森 あおい、原画の安原 絵麻、声優の坂木 しずか、3Dクリエイターの藤堂 美沙、脚本家志望の今井 みどり)を中心に、アニメーションを制作現場をリアルに描いた作品です。

今までたくさんの作品を観て来ましたが、本来なら裏に隠れている制作現場みれて良かったですね。

お話は2本のアニメーション作品を作る過程を描いています。2本とも是非観てみたいですね〜{netabare}(限界集落過疎娘も観てみたいですw){/netabare}

キャラは、かなり個性的な方々が多いですね。特に制作進行のタローちゃんは最初は好きではなかったですが、必要なキャラだと認めてからはそんなに気にならなくなりました。

お話はちょうど12話ずつ2本制作していてその前後に一番盛り上がりがありましたが、特に23話はウルウルしてしまいましたね。{netabare}おいちゃんの気持ちと涙にもらい泣きしてしまいました。{/netabare}

多少ファンタジー要素やコミカルに描いていた部分もありましたが、原作者とのやりとりの大変さ、絵を描くことの難しさや現場で衝突しながらもそれを乗り越える過程などを丁寧に描いていました。

仕事(現実)を忘れて楽しむためにアニメを観ている私にはちょっと仕事(全然違う職種ですがw)を思い出してつらい部分もありましたが、その逆に明日も頑張ろー!という気にもさせてくれましたね。

かなり特殊な作品だと思います。でも面白かったですね。観たことのあるような作品や某有名監督ぽいキャラでも出てきてますので、気になる方は是非観てくださいね。オススメです^^

OP 主に前後半2曲ありましたがどちらも爽やかな曲でした。
ED 後半の曲が好きでした。1枚の絵を作る作画も好きですね^^

最後に、これからもいい作品をたくさん作ってほしいと願いつつ、安全運転で仕事してくださいねw

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 351
サンキュー:

69

れど さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一気に見た

2日に分けて一気に見た。見るのが全く苦にならなくてとても面白い作品。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 273
サンキュー:

7

ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いつの間にか、ドンドンドーナツどーんと行けちゃう名作になってました。

2014年秋より2クール放送。
全24話。


【前置き】

安定と信頼の作画で定評のあるP.A.WORKS制作。
振り返ると、「RDG レッドデータガール」(1クール)→「有頂天家族」(1クール)→「凪のあすから」(2クール)→「グラスリップ」(1クール)→そして本作「SHIROBAKO」(2クール)と、ここ1年9ヶ月休み無しで走り続けたP.A.WORKS。
その最後を飾ったのが本作というわけですね。
(私は「RDG レッドデータガール」は未視聴ですけど。)

ハッキリ言って、本作「SHIROBAKO」の前に放送された「グラスリップ」では、上げ過ぎた?期待に肩透かしを食らったのが本音でした。
よって、本作に関しては疑心暗鬼を拭えないままの視聴となってしまいました。
加えて第一話の冒頭にある、各主要キャラであるヒロイン(冒頭では女子高生)が、それぞれドーナツを片手にし

『ドンドンドーナツどーんと行こう!』

という掛け声のシーンでは、「あっ、コレはダメかもしれない。」と思ったのも、また本音です。
ただ、それでもやはり視聴をやめなかったのは、「有頂天家族」や「凪のあすから」の前例があったからでしたね。

結果として本作は、

「コレだけはどーしてもレビューして熱(苦し)く語りたい!!」

と思わせてくれるぐらいの作品へと化けてくれました。
嬉しい限りですね、切らなくて本当に良かった…。

えぇ…はい、ではでは…。
鼻水すするぐらい泣かされたので、もう好きに語らせていただきます……グスッ。



【あらすじ】

かつて、高校の同好会で一緒にアニメーション作品を作った5人の女子高生。
5人はそれぞれが、声、作画、脚本等と携わる分野は違えど、アニメ制作の仕事を志し、いつかまた一緒にアニメを作ろうと誓い合うのでした。

アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したメンバーの一人「宮森あおい」は、同社7年ぶりとなる元請け作品『えくそだすっ!』に「制作進行」として携わることとなり同じく原画マンとして入社した絵馬と供に忙しい日々を過ごしていました。

足りない原画、過労で倒れるスタッフ、こだわりから仕事を増やす監督、社内で対立する2D班と3D班、上がってこない絵コンテ、抜けていくスタッフ。
それらのトラブルと向き合いながら、宮森は多くの仲間、先輩に助けられながら、様々な人と出会い成長していきます。

そして、彼女と同じくアニメ制作に携わるかつての同好会の仲間達もまた、悩みや挫折を抱きながらもそれに向き合いながら「あの日の約束」という目標を目指して日々を歩んでいくのでした。



【語ってみる】
{netabare}
題名となる『SHIROBAKO』とは、制作会社が納品する白い箱に入ったビデオテープ(光学メディア)を指す映像業界の用語「白箱」に由来しているそうです。
本作は、その白箱の完成を目指し、アニメ制作の携わる実に多くの人間模様を描いた作品となっております。

故に、冒頭でも面食らいましたが、キャラクターが多い多い。
実際、これまでアニメで何度も見てきたエンディングクレジットを思い返せば、アニメ一話を作るのに多くの人間の力が結集されていることは、容易に理解は出来ます。
しかしそれをアニメとして各分野を面白可笑しく描いていくのは、ちょっと無理があるのでは?と少なくとも当初の私は感じたのです。
一応、冒頭では各キャラにテロップで「制作進行」「動画検査」「総作画監督補」等と役職を教えてはくれるのですが、アニメ制作に一定の知識を得た人間でもなければ、「だから何をする人なの?」という気持ちにもなっちゃいますし。
加えて、原作無しのオリジナルアニメである点でも、不安を更に助長してくれましたしね。

というわけで
「まぁ、大好きなアニメの中身が少しでも知れるなら、面白くなくてもいいか。」
ってな低いハードルで、冒頭は見ていた気がします。
安定と信頼のP.A.WORKS作画なので、その点では安心して見れましたし。

しかし、リアリティーを重視するのは良いのですが、物語としてはアニメらしい抑揚が無いので掴みも弱く、ヒキもあまり気にならなかったのは大きなマイナス。
ここで多くの視聴断念者が出たのではないでしょうか。
「凪のあすから」同様、どうしてもそういう構成になってしまう点は、惜しいところです。

そんな中、不意に心を動かされたのが、第4話「私ゃ失敗こいちまってさ」の、タイトルのシーンでした。
詳しくは後述となりますが、この辺りよりキャラクターの人間模様が、可愛らしいキャラデザインとは裏腹に非常に緻密で丁寧な設定のもとで動いているのが見えてきて、大きなターニングポイントはありませんが、少しずつキャラに魅入るようになってきたんですよね。


主人公「宮森 あおい」は『制作進行』。
この点に関しても、分かりやすい『声優』や『原画』ならいざ知らず、『制作進行』と聞き当初はホント冒頭でもお話しましたが「何それ美味しいの?」状態でした。
ですが作品を追っていけば、よく聞く『プロデューサー』が制作の方向性を決め計画を立てる立場で、『制作進行』は実際に周囲と連絡を取り合い計画を実行していき、皆の進行具合を管理する立場って感じかぁと、自然に理解していけるでしょう。
実際の動きは勿論のこと、「ミムジー&ロロ」といった可愛らしい人形が、その都度で描かれている現場について解説をしてくれるので、視聴者を置いてけぼりにすることのない配慮もありましたしね。
(加えて公式HPでは、専門用語についての解説もありました。)

声や効果音の撮影。
絵コンテのUPから、それをアニメにしていく段階。
それらを一つ一つ揃えて重ねていき、その都度チェックしリテイクして完成に持っていくという工程。
主人公が制作進行という立場上それぞれの現場の第一線に関わっていくので、その現場のキャラクターも自然と見えてきます。
そういう意味でも、主人公を制作進行にしたのは本作を描く上で自然な成り行きだったのでしょうね。
後述でも述べますが、だからこそサブキャラが輝き、各キャラの力が繋ぎ合わさり一つのシーンが完成する瞬間は、なんだか他の作品では味わえない爽快感があったのだと思います。

劇中、宮森ら武蔵野アニメーションは1クールずつ2本のアニメを制作するのですが、そういった意味でも本作が気持ちよくなるのはクールの後半部分。
なので、そこまでは是非とも見てから本作を批評の対象にして欲しいですね。
私的には、2クールが入った辺りより安定期に入り、以降は大きな抑揚も必要とせず4クールでも十分イケると思うぐらい、毎回楽しく見れるようになっていました。

ただ、そんな気持ちとは裏腹に回が進む毎にドンドンと面白くなるので、なんだかとても贅沢をしているような気持ちになりましたよ。
気を張っていないと物語から置いていかれるような作りでない点でも、有難かったですし。

しかし、やはり視聴者の根底にアニメ制作への興味が無いと、本作は「しんどい」と感じてしまう部分もあるでしょうね。
P.A.WORKSが以前に制作した、同じ「働く」をテーマにした「花咲くいろは」と比べても、かなり偏った業界ではありますし。
本作は、業界を通してアニメに興味を持つキッカケを与えてくれる作品というよりは、とことん拘り抜いてアニメ好きの人に存分に楽しんでもらおうという感じがの作りだった気がします。

内容としては、決してハードルの高い作品ではありません。
ただ、アニメが好きで内輪ネタも含めて興味があるような人でこそ、本作を100%楽しめる人なのでしょうね。
業界内の視聴率は、きっととんでもなかったことでしょう。
{/netabare}



【監督、水島努】
{netabare}
さてさて、本作を語る上で挙げたいスタッフ(現実のね)といえば、間違いなく監督を務めた「水島努さん」でしょう。
(我らが)劇場版クレヨンしんちゃんシリーズにも当初から主に演出で数多く携わり、「クレイジーボーイ」の異名の元その緻密さと拘りの強さを作品に存分に反映させる御方……といった印象を私は持っていましたが、本作はまさにその集大成といった感じではないでしょうか。

アニメとして全てにおいて「あるある」では済ませないにしても、現場での些細な会話や、妙に実際の特定人物に似せ描いたようなキャラ、そしてアニメ制作の実際の流れ。
劇中のアニメ制作の進行具合については、一日単位で区分けされたプロットの元で描いていたり、絵コンテを描くキャラにはそれぞれ専用担当を置いて統一感を図ったりと余念がありません。
中でも劇中で話題に上がった「伝説巨大ロボット イデポン」では、ちょっと既存作品を彷彿させ過ぎてしまった節もあったようですが、作品の世界が現実としても実際に流れているような気持ちにさせてくれて、とても好きな描写でした。
私は残念ながら違いますが、「伝説巨神イデオン」の影響を受けたアニメーターってとても多いようですしね。
こういった数々の拘りを感じると、作品に愛を注いだ側からすると、なんだか好きになった甲斐があるというか…嬉しくなりますよね。

そうそう特定人物といえば、水島監督曰く劇中に登場する愛され?キャラ「高梨 タロー」は、昔の自分だとのこと。
………なるほど、タローはやはり大物になるのか……。。。
どっちかと言えば、劇中の木下監督なのでは…と思ったら、あの監督は名前が似ていて懇意もある「水島精二監督」がモデルなのだとか…。
明言はされていませんが、写真を見れば一目瞭然でしたね…。

他にも関係者の中では、アフレコ現場等の舞台背景は勿論のこと、登場キャラも「○○さんにソックリ!」という話題がドンドン出ていたそうです。
業界内にいたとしたら本作を更に楽しめたのかぁと思うと、なんだか悔しくなっちゃいましたよ。

いやはや、今後もこの監督からは目が話せませんね。
{/netabare}



【拘る故に格好良い、ひたむきに一生懸命だから応援したい】
{netabare}
↑コレは本作の、劇中のキャラクター達(一部除く)全てにおいて言えることです。
だからこそ見ている側も応援したくなっちゃうんですよね。

中でも視聴者の心に大きな印象を与えたのが、同好会メンバー5人の中でも中々陽の目を見る機会に恵まれなかった「坂木しずか」(通称ズカちゃん)ではないでしょうか。
彼女はメンバーの中で、声優を志した女の子でしたね。

彼女を語るに辺り、まずは第4話「私ゃ失敗こいちまってさ」から振り返っていきましょう。
彼女はこの回で、
『俺様のハーレムが少しずつ崩壊しているかもしれないけどたぶん気のせいかしれない(仮)』
というアニメの、キャラクターのオーディションを受けるのです。
しかし本番では、緊張のあまり手は震え…声は裏返ってしまい、何度も何度も…果ては電車内で周りから白い目で見られながらも練習した台詞が、満足に演じ切ることすら出来ず落選してしまうのでした。
緊張の中の失敗で、本番中にもかかわらず咄嗟に謝ってしまい、「(演技を)止めない!!」と音響監督に叱咤されるシーン、そしてその後…涙ぐみながら歩いて帰る彼女の後ろ姿は、胸が締め付けられました…。
(そりゃオーディションを受けた中に、超売れっ子声優(演じていたのは、我らが田村ゆかりさん)が混じっていたら、余計緊張もしますよね…。)

次の日、久しぶりに同好会メンバー5人で飲み屋に集まりそれぞれが仕事の悩みを打ち明ける中、ズカちゃんは

「良いな…、仕事のことで悩めるなんて、ちゃんっと仕事してるってことだもん。」

と、社会人メンバーの中で自分だけがまだスタートラインにすら立てていないことに塞ぎこんでしまいました。
そして昨日の出来事を、再現ドラマで演じたというお婆ちゃんの声のままに、ふいに語り始めるのです。

「いやぁ、私ゃ失敗こいちまってさぁ…、

 緊張して原稿持つ手が震えちまってぇ、肝心なところで声は裏返っちゃうしさ、もう散々……。。。」

途中から演じるのを忘れ…素の声に戻りながらも、明るく振る舞って語るズカちゃん。
けど、その彼女の笑顔とは裏腹に…周囲のメンバーは誰一人笑顔を見せることはありませんでした。

「家で何千回も練習したんだけどな…、本番では中々上手く行かないもんだね…、ヘヘ……。」

えぇ…、涙をこらえて笑顔で語る彼女の分も『私』は泣かせていただきましたよ…。
この回までは、実際そこまで本作に期待の目を向けていなかったこともあり、ふいに左ストレートを食らったかのような…思わぬ心境にさせられました。
このシーンがあったからこそ、私は本作を最期まで視聴しようと思えたんですよね。

そんな彼女は前半だけでなく後半でも、偶然にも他4人が同じアニメの制作に携わる中で、1人オーディションに落ちて足を止めていました。
実際は監督の第二候補にまで上がっていたのですが、本人はそれを知る由もなかったのです…。

それからも17話では、デパートのイベントで「梅ブー」という着ぐるみのキャラに、声だけでなく急遽中にまで入って演じたりしながら、
「私もそのうち皆に追いつくウメ!」
と言って健気に…そしてひたむきに前を向いていた彼女。

そんな彼女が第23話の最後、急遽登場が決定した、彼女が以前落選したキャラクターの妹キャラで登板され、ふいに登場した時は…もう涙が止まりませんでした。
そりゃもう現場にいた宮森よりも早くボロリと…。
本作を追っていた皆さんも、きっとそうだったのでは?

本作のクライマックスである、原作者と相反するという最大の壁。
そこから、
「目的地まで皆を導くのが監督なんだよね。」
という社長の優しくも熱い言葉を受けてからの、怒涛の監督の突入劇。
そして、打開策を経てのズカちゃん登場へと持っていく、この一連の流れ。
正直どこかでズカちゃんが作品に登板されるとは多分誰もが思ってはいたと思いますが、この流れはシナリオ構成としても、とても見事だと思いました。

ここで「彼女が登板される」かどうかは、「作品を完成させる」上ではそこまで重要ではなかったでしょう。
事態はもっと大きなところで動いていたのですから。
しかし視聴者としては、それ以上に彼女の登板が大きな衝撃だったんですよね。

そういう意味でも、彼女の起用から登場までをあえて大事にして描かず、23話の最後でサラリと登場し演じ始めるあの演出の妙。
久しぶりに本気でヤラれたと思いました…、大いに泣かせてもらいました。
このシーンに出会えたからこそ、私は本作をレビューしたくなったのですから。



さて本作の魅力的なキャラクターは、なにもズカちゃんだけではありません。
ただ、主要メンバー5人の中では、可愛さは…(*´Д`)ハァハァ…置いて…おいて…(*´Д`)ハァハァ…判断すると…。
どーしても、他のサブキャラの方が光って見えて、好きになってしまいました。
前文でも述べた通り、メインがしっかり描かれているからこそサブが輝くのかもしれませんが。

本作は、最初の印象からキッカケを経て、ガラリと印象を変え魅力的になるキャラが多く登場しましたね。
中でも、2クール目から登場した中途採用の制作進行「平岡 大輔」には心を動かされましたよ。

当初は、経験者とはいえ社内では新人であるにもかかわらず、宮森らへの無礼な言動や身勝手な行動の数々…。
加えて、とある御方との恋仲疑惑(後述)もあり、そういった意味合いでも視聴者から大いに反感を買ったキャラクターでした。

しかし彼は、宮森と同じ立場として過去に、大きな挫折を経験していたのでしたね。
それは、彼の仕事へのひたむきさを…180度変えてしまう程に…。

「糞安い単価で、クオリティとか言ってんじゃねぇよ。」
「オマエ、空回りしてるの気付いてる?」

きっと良い物が出来ると信じて、必死に周囲の間に入り制作進行を請け負っていた昔の彼が受けた、このような辛辣な言葉の数々。
第21話では、今度は彼自身が、

「クオリティを人質にするんじゃねぇ!!」
「この仕事まとめにやってたら続かねぇんだよ!!」

と語っていましたが、それも22話の彼の回想を挟んだ上で見ると、かなり印象の違ったものとなりました。
この台詞を吐いた時の彼の胸中は、一体どんなものだったのでしょうね…。

そんな中、飲み屋で酔い潰れふいに昔を語った彼が「馬鹿か俺は…」と自分に吐き捨てた時、隣にいたいつも脳天気なタローが

「ダイちゃんは、馬鹿じゃないよ…。
 辛かったねぇ…偉かったねぇダイちゃ~ん、頑張ったねぇ…。」

と、涙ながらに優しい言葉をかけるシーンは良かったですね。
職場である以上、こういうタローみたいな人間は個人的には好かないのですが、やはり彼もこの「武蔵野アニメーション」に絶対必要なポジションなのだと改めて感じました。
それからの、平岡の仕事への向き合い方の急変ぶりを鑑みても……。

この2人が、いつかホントにバディーとして世界を取る様…見てみたいですね。
きっと平岡の方の負担は半端無いのでしょうけど、なんだかんだで信頼し合あえている2人の絵が容易に思い浮かべられちゃいましたよ。



作画班では、武蔵野アニメーションに古くから携わる年配アニメーター「杉江 茂」さんが大好きでした。
物腰柔らかな初老の杉江さんは、画風が今の主流である萌系からは合わないと評され前線から退き、外注の子供向けアニメの制作に携わり、自らを「会社のお荷物」と評しておりました。
誰もそんなこと思ってはいなかったのですけどね…。

しかし、著名な監督として知られる庵野……じゃなくて菅野監督からの言伝で、彼の動物の作画技術の天才ぶりを聞いた宮森は、スケジュールが迫る中で杉江さんに仕事を懇願したところ、彼はその実力を遺憾無く発揮するのです。
作品の作画監督であったゴスロリこと小笠原さんも、

「杉江さんの動物原画なら…、是非勉強させていただきます。」

と賛同し、それを機に会社の作画班が次々に手を上げて、杉江さんを中心に作画が進行。
その手腕と作画への拘りは、まさにこの道で長年生きてきた男ならではのものでした。
中でも印象的だったのが動画確認の際、周囲の誰もが凄く良いと思う動きですら「足の運びが気になる」と言い出し

「スミマセン、僕のミスです。自分で直しますので3時間だけ貰えますか。」

と自らへの厳しさを見せたところですね。
自分を卑下したまま老いを迎えた男が「自分にもまだやれることがある。」と気付き楽しく仕事に向き合う様。
もうメッチャクチャ格好良かったですね。
後にアドバイスをする杉江さんを作画班が囲んでメモを取るシーンなんかも、ニヤつきが止まりませんでしたよ。


そうそう、作画班の中では後半から原画に参加した、「久乃木 愛ちゃん」も良かったですね。
極度の人見知りから、対話は常に「安原 絵麻」の通訳(通称エンゼル通訳)を経てでないと周囲とコミュニケーションをとれなかった彼女。
当初は彼女に関しても、「仕事をする上でコレは流石にダメでしょ…。」と、少々受け入れ難い感情があったのですが……。

第22話では、大好きな先輩である絵麻の頑張りっぷりを見て彼女も奮起するのです。
それは、緊張のあまりまともに喋れず、いつも絵麻が通訳(何度も言いますが通称エンゼル通訳)してくれていた作画打ち合わせでの出来事。
単身で乗り込んだ彼女が、そこで初めてまともに喋った台詞

「コレは……!!! 下着!!!! ですか!!?」

には、大いに熱くなり大いに笑わせてもらいました。

「はい!! コレは下着です!!」
「ノアの下着です!!」
「それは!! 白いです!!!」

ってなオッサン連中の返しも含め私はこのシーンが、面白さに楽しさ、嬉しさに爽快感、そして私のほんの少しの下衆な感情も合わさり、キャラクター共々大好きになりました。


本作は、2クールを存分に使った上で制作の進行とともにキャラを掘り下げてくれるので、ホント不必要な回が一つもなかったように思います。
リアルな制作を描く以上、大きなヒキが毎回あるワケではありませんが、ドンドン好きになっていくキャラクター達が次はどんな仕事ぶりをみせるのか、ホント楽しみで見ていました。

作品において、女の子が可愛いに越したことはないですし、本作に関しても特に可愛い女の子は目白押しです。
ですが、やはりビジュアルで勝負出来ないオッサン達も含めてキャラクター性やシナリオで輝かせることが出来る作品って、名作が多い気がします。
そういう意味でも私は本作を、名作と位置付けたいですね。
{/netabare}



【総評】

本作は、アニメ制作の現場を、決して100%では無いにしてもしっかりと実情を見せ、それでいてしっかりと魅せてくれる作品です。
私的には、1年に1本レベルの名作と呼べる作品に出会えたと思っています。

私はアニメが大好きです。
そして、本作に登場するキャラクターも、それから多分この作品に携わった多くの人達も皆、アニメが大好きなのでしょう。
気持ちが良いじゃないですか。
大の大人が皆で寄ってたかってアニメキャラについて熱く語ったり、好きであるが故に時には本気で喧嘩をしてぶつかり合う。
その先にあるのは、作品のクオリティ。
格好良いじゃあないですか。

私はアニメは決して子供向けのコンテンツだとは思っていません。
ただ、そのアニメを作る人は皆、子供のように好きなものに素直に熱くなれるような童心を持っている人じゃないといけないと思っています。

きっと、そんな人達が自分達を投影して作ったアニメ、それが本作「SHIROBAKO」じゃないでしょうか。
またひとつ、お気に入りの作品に出会えました。
水島監督を始め、多くのスタッフ、そして武蔵野アニメーションの皆、ありがとう。

ではでは、久しぶりにまた長々と読んでいただき、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『杉江 茂』声 - 小柳基さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『矢野 エリカ』声 - 山岡ゆりさん


以下、低俗な駄文なので〆ます。
{netabare}

さて、前文でも少し触れましたが、本作の後半より登場する平岡には、当初ある疑惑が浮上しました。
それは、

「武蔵野アニメーション内で、叱られたい先輩第一位」(オリコン調べ)

「武蔵野アニメーション内で、チュッパチャップスを手渡されたい女性第一位」(オリコン調べ)

である金髪ツインテールの制作進行「矢野 エリカ」先輩と、旧知の仲ということもあり、

『『『 この2人は昔付き合っていたのでは? 』』』

というものでした。


このままでは一揆(私も含む)に発展しかねない緊迫した状況を重く見たスタッフ陣は、急遽水島監督自ら

「矢野と平岡は付き合ってないし、付き合ったこともありません」

とTwitterで言及し、事なきを得たのでした。


本当に……、本当に…良かったです。

矢野先輩と平岡は、ホントに『突き合って』ないんですよね?

………ねっ!!!
{/netabare}

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 890
サンキュー:

71

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「アニメは文化だ!」と胸を張って言える作品

何つーか、こちとら仕事で毎日忙しいわけで、それで休日にこのアニメ見てると、忙しい忙しいでこっちまでげんなりしちゃいますわwww
アニメのプロの仕事のこだわりとか、凄みとかは伝わってくるんだけど、スタッフのドタバタや酒飲んで愚痴垂れたりするのは全然面白くない。

上記が14年11月、4話までの評価です。その後、切るべきか切らぬべきか信頼できる筋に相談して、視聴を続けました。

結論は、「切らなくてよかった~~~~。これマジ名作ジャン!でした。スタッフのアニメ愛にあふれています。
最終話、第3飛行少女隊完成打ち上げでの宮森の乾杯のあいさつ「こんなにたくさんの人たちが関わっていとことにあらためて驚き、さらに過去の作品からも影響を受けて、それらにかかわった人たちも含めてさらにたくさんの人がかかわって作品はできている」というのも、本作のアフレコから音響、原作者、作画、CGスタッフなどなど、これまでのアニメ制作の描写がしっかりあったからこそ説得力がありました。まさに「文化」としてのアニメがしっかり描けていました。製作進行という立場の宮森だからこその言葉だと思います。12話までの宮森はただの製作進行、そして13話から製作進行のトップに抜擢されるところろもストーリー展開として王道。
 ラストシーン、それぞれ別の道でアニメ製作にかかわっている高校時代の同級生が集まり、もう一度みんなでアニメを作ろうと約束をするシーンは、若い世代のスタッフへの期待や未来を感じさせてくれました。
いや、いいものを観ました。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 304
サンキュー:

28

metabo さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作品としておもしろい

毎回楽しく観ています。

アニメ業界をテーマとしていますが一話一話クローズアップされる内容が違うので広く業界をみれる作品でもあります。

この作品に出てくるキャラクターはみんな一生懸命仕事に取り組んでいるので、毎度、仕事に勉強に頑張って撃ち込もうと感化されてしまいます。

ミムジー&ロロと矢野エリカ様が好きなのでもっといっぱい活躍してほしいです。


■感想

完走しました。
この作品を観ることが出来て良かったです。
人にお勧め出来るアニメです。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 229
サンキュー:

10

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シロバコノススメ

えっ、内輪ネタとか興味ないって?…何言ってるんですか!
アニメ好きなら知ろうとするべきです。いつも私たちを楽しませてくれている人々の苦労や アニメにかける愛を!


グラスリップの作風に関しては唐突で当たり前の困惑でしたが、シロバコに関しては まさに今!扱うべき題材だと思います。


現状、あまり良くないと私は思うのですよ。いろいろ問題はあるだろうけど一つ挙げると…

視聴者の横柄化。そもそも昔からそうだったでしょうがネットで発言できるようになってそれが顕著になってますよね

→傾向として
ひと季節につき全作観るなんて無理なほどのアニメが放送される。

だいたい1クール。原作が終わってなくとも次から次へと湯水のように。

しかし、人間 観れる作品数には限りがある。
どうしても絞らないといけない。
それに観る作品が多いほど、一作に注げる愛や時間は減ってしまう。


視聴数が多い場合
下手したら、普通に観続けれるレベルの作品も粗探しして早めに切る対象へ。
まるで市場価格調整のために廃棄される農作物かのように…


おや?これでは某週刊誌の早期打ち切りと変わりないではないか!


今じゃ当たり前になってしまってるけど、そもそも「切る」って変じゃないか?

みんな、昔は純粋に
わくてかしながら
アニメを観ていたはずなのに…



かくいう私も全ての作品を気に入るわけではないし、途中で断念したモノも多くある。しかしそれらは楽しもうとして観たものの、どうしても好きになれなかった悲しい結果なのだ。

好きな部分でなく、嫌いな部分を探して切り落としたわけではない。


しかし、現在はアニメを楽しむことより選別するほうに気を取られる人も出てくる始末。それでは愛は生まれづらい。

まるで己が絶対の選定者のごとく、上から目線で「つまらん、1話で切った」「糞アニメだ」「これはまあギリ許せるライン」
あゝ嘆かわしい…愛がないオタクなんて****である。アニメを見る目は肥えても、愛が足りなきゃ虚しいものよ。最悪の場合、DBのグルメ王みたいになってしまうのではなかろうか…?

そう、こんな時代だからこそ!アニメ制作の裏側を知ることで気づくこと、改めて思い出すものが
人それぞれあるのではないかなと思います。


私の場合
特に2話!{netabare}
アニメのラジオで
役づくりにおける声優さんのキャラクター理解の深さに感心することは多々ありますが
それはもちろんスタッフについても同じだったのです!
ただアニメのキャラクターとしてではなく、1人の人間として考える。この世に存在させるためにより深く内面を掘り下げる。アニオタ以上の愛を感じました。

キャラについて熱く語るあのシーンはね、なんだこれ?笑 と思いつつも胸を熱くさせるものがありました。まさに目からウロコ!
私たちが認識している時点で
彼らは
彼女たちは
奴らは
間違いなくこの世に存在しているのです!
愛した時点でここにいるのです。
この話を見て
かの有名なルイズコピペの本質を私はようやく理解できたような気がします。

「二次元は現実じゃない、存在しない人によく夢中になれるね」
なんて言ってる人に見せてやりたい話でした!(見せたらたぶん引くけどね)

また、3話を通してアルビンの表情が修正されていく過程は非常に興味深い!人の繋がりがあってこその4話完パケでしたね。
最後に上映された
夢衣さん演技に負けないアルビンの表情には監督じゃないけど泣きそうになりました。
{/netabare}

もちろんこの作品はフィクションだし、アニメ内で誇張されている部分もあるだろう。

制作側がどんなに頑張っていたとしても、そもそも趣味に合わなければ断念しても仕方ないし
マジョリティに見放される作品にはいろいろとダメな部分がある。

しかし、途中で断念して
「糞アニメ。これは観る価値なし」
みたいな糞レビュー書いちゃう前に
もう一度、それを作った人々に思いを馳せてほしい。

彼らのがんばりを一笑に付してよいのか?
それであなたは胸を張ってアニメ好きと言えるのか?

・アニメーションへの愛
・生産者に対する感謝の心、応援する気持ち

オタクとして知識量やグッズより大切にすべきものではないだろうか。





アニメを楽しんで観てる人はこの作品を観たら
アニメ製作の裏側を知ってますますアニメが好きになるだろう。
そして
すでにアニメが大好きな人がこの作品を観たら

すこし泣く…!(ソースは私)
何だろう、何だろうこの熱くなる気持ちは。

ジブリ映画の制作ドキュメンタリーを観るのが好きな自分からしたらたまんない作品です!


とは言え、上でも述べたとおり
アニメーションの裏側に迫りつつも、あくまでフィクション

だからアニメ制作の裏側を綺麗に描きすぎてる、とか批判するのは的はずれ。
そのまま現実を描いても面白くないって舞茸さんも言ってたし。

アニメーション同好会のJK5人組を主軸にしたドキュメンタリー風エンターテイメントなのです。
スタッフの
「ああ、こんな可愛い女の子が職場にいたらもっと頑張れるよなぁ…!」って夢や願望を感じます。
もちろん おじさん達も頑張ってたけど、綺麗な女性が出たほうがやっぱり絵的に映えますよね。同じく創作がテーマだったドラマ「ゴーストライター」も同じです。中谷美紀さんと氷川あさみさん演じる美しき女流作家が織り成す物語。さむらごーちやにーがきではむさ苦しくてドラマとしてはダメでしょう。


話が逸れましたが、要するに本作は
5人の女の子のサクセスストーリーなのです。
まだまだ未完成、だけどたしかに夢に向って進んでいる…ゆえに白箱というタイトルがついてるんですよね。







・さっかんの人だっけ?家でゼログラビティ見てたの。
良作だったし 気分転換にはなるだろうけど、休日に見るには全く心休まらない作品だよね。観ててハラハラしっぱなしだったし。
素晴らしい映像作品はチェックしておくのが業界人としての性なのかな。




「○○って何してるの?」そんな疑問を解決!
いちばんメディア露出の多い声優でさえ、仕事してる現場はなかなか見れるものではない。他のスタッフの仕事はなおさら。
この作品のおかげでEDテロップで最後のほうに出てくる制作の仕事がわかり、アニメ制作の全体を見通すポジションにある制作進行のみゃーもりが主人公なのも当然だと理解できた。

ぬいぐるみの会話を通して、制作側の愚痴とそれに対する励ましを聞けたのもよかった。
激務だもんなあ…それでも本当にアニメが好きだからこそやってられる仕事だよね。
皆で協力して一つの作品を世に出す、成し遂げたときの達成感はひとしおだろう。

みゃーもりを取り巻く人びとも魅力的!
おれツイで主役やれそうな矢野エリカ…良い先輩だ。デスクが隣だからよくみゃーもりのことを見てくれている。
脳みそが活動限界陥ったときに補給する糖分はまさしく元気の源ですよね。
せかいじゅのしずく、エルフの飲み薬、かいふくのくすり
などにも負けない回復力!
あの会社は作画班の先輩たちといい、素敵な人が多いですね。







総集編はいやだ!
キルラキルの総集編で感動したのを思い出しました。
視聴者だけでなく、制作側も同じ思いなんですよね。そりゃ、そうだよな「遅刻はいやだ」と同じようなものだから。
それでもどうしようもないときには総集編になる。手抜いたわけじゃない。そう知ったら総集編だからってガッカリしてられないです。それだけ画面に愛情注いできた弊害でもあるのだから。
これからは総集編が来ても、スタッフさん頑張ってー!と思いつつストーリーを大人しく復習することにします。
…ってかそもそもは途中から観る人のためにも ストーリーの流れを再確認するもの、だよね?



・円さんと監督でデスクの美しさが全然違うのが性格出てて面白い



おいちゃん姉のようにリアルな現実描写で鬱アニメ以上に精神ダメージ受けたりもするけど、最後には気持ちが上がる物語。
日常アニメの癒やしとはまた異なる、励まされて元気出る感じがいいね。なんか生きる活力が湧くというか、ああ自分も負けずに頑張ろうと思えるそういう素敵なアニメですよ。

物語の面白さに集中してて途中まで気づきにくかったけど、みゃーもり可愛い!
原画の彼がサイクリング行こうとしてるのをジト目で見てからの
夢?って言って少し首かしげるとことか最高




でもって
これまでもよかったけれど
1クール目ラストの展開:最終話制作が素晴らしすぎる!

素人でもなんとなくわかるぞ。
馬はキツイだろ、脚とか動かすの大変だよ。多くのアニメでも 馬上の人を映したりして極力 省エネでやるとこなのに、それを100頭…。うわあ…
そりゃ いくら原画売りの少女が可愛くても売れないわな。


…と思っていたら、まさかの庵野さん登場!しかし、彼は言う。これを描くとしたら最も相応しいのは


「杉江さん」


……現在活躍する有名な剣士に助太刀を依頼したら、実はその人も称賛する伝説の老兵が身近にいたパターン!
熱い!!いや〜ここら辺の展開は最高に胸熱!!!王道ストーリーのバトル漫画と同じじゃん。そう、戦闘ではなくともアニメ作りもまた闘いなのですね。

そして杉江さんの経験がついに活躍!大活躍です!!超大活躍!!!嬉しすぎるので3度言いました。
毎回ちらちら画面に映っていて、この人絶対いつか活躍するパターンだろうと思っていたけど、ええ!見事に魅せてくれました。
絵コンテ見ておおよその作業時間推測できるシーンがかっこいいいいい!みゃーもりに言ったお礼の言葉もアムロみたいでかっこいい!

筋肉の動きの描写など、やはり熟練したスキルがあってこそなんですねー。
「動きがあってこそのアニメーション」
絵麻ちゃんが言ってたけど、本当にそうだと思います!
原作の面白さやキャラデザ、声優や音響など音の良さ….いろいろ大事ですが、アニメーションとして欠かせないのはやはり動きですよね!
消音にして観ても動きだけで楽しめる、そういうアニメこそがアニメーションなのかもしれません。


また、最終話ということで手が空いてるスタッフも一丸となって
良いものを作ろうという姿勢が本当に素敵です!
より良い結果を目指して皆が集い協力する。協働こそ仕事の本質だと思います。

その努力の結晶
馬が爆走するシーンが流れたとき
私の頬には涙が流れていました。
感動とは本当に様々な顔を持っているものです。




2クール目!
{netabare}

デスクに昇格したみゃーもりや
設定制作に就任した後輩ちゃんと違って
新制作の白髪はどこか冷めた感じ

りぃちゃんは知的好奇心が強いのがいいね。物語を創るうえではいつどんな知識が役に立つかわからないから知識の収集を楽しんで続けられるのは強みになるだろう。


人気声優 →知名度
歌手 → 歌唱力
グラドル →おっp…容姿

って人選はやっぱりあるんだろうか。さすがにあそこまでひどいゴリ押しは無いと思いたいけど…

そんな中あくまで冷静にズバッと指摘した
音監の岩浪さんがかっこよかった

ずかちゃんは惜しかったなあ
もう一歩だったのに

今のところ、ずかちゃんは

容姿◎ 可愛い
声質○ 少し幼め、なかなか綺麗
演技○ 応用力あり
性格◎頑張り屋 ポジティブ
経験× ガヤくらい
歌唱力?不明

…いける!(確信)



15話
新人さんが入って視聴者の私たちも一緒に新人研修を受けてるような気持ちで観れた回でした。
えくそだすっ!は途中からだったけど、第三少女飛行隊は初めから作られているのでアニメ制作を一から見ることができますね。
更にロロとミムジーの会話があったから わかりやすかった
ねんどろいど興味なかったけど、あの二人のが出たら欲しいかも!




…変な話、あの夜鷹書房の編集さん大丈夫かなーと思ってたんですよ。
変な話 タローと似た雰囲気がしてたし。そしたらやっぱりですよ!
最後はお話にも出てたとおり
天候が心情を描写してるようなどしゃ降りで…せっかく順調だったのに どうなってしまうんだろう?


16話
原作者は仕方ない
変な話、編集が無能すぎるよ。

とはいえ
話もしっかりしつつネタが多い神回。
エンゼル体操、ゴスロリ、小笠原さんの投球フォーム、こっそり様子を覗いてる姿…絵馬ちゃんが可愛い

小笠原さんも昔はか弱かったんだなあ…今何歳なんだr禁則事項です☆

…あっ、もしかして岸田メルも武装してたのか…!?

井口さんも華麗に変身。
細分化されているけど作画と監督たちの連携って大事だよね


続いてはみゃーもり先輩に惚れる回
矢野さんという良き先輩が居たからみゃーもりも後輩に良く接することができるわけですよ。善の連鎖

新人声優の頑張りを見て思わず涙ぐんでしまうみゃーもりがたまらなく愛おしい。

しかし、問題はどんどん発生していって…
手いっぱいの状況で万策尽きそうなときに
颯爽と舞い戻る矢野さん!
熱い!
やはり王道少年漫画的な展開である。

羊羹とともにプレゼントされた優しいアドバイスとおみやげのアロマキャンドル。これは異性だったら確実に惚れてるところだね。
恋愛感情が描写されなくても不自然にならないように有能キャラが女性に偏っているのかもしれない。


武蔵野動画の思い出話のシーン
皆で夜食を食べるシーンはジブリの製作ドキュメンタリーを思い出した。
いやぁ、あの制作シーンは本当にいいね。全話を通してもBest3に入る名シーンだと思う。
何だか言葉に表せないたまらない気持ちになった。
「そのオレンジの日々を…」を観たときと似た気持ち。
要するに泣いた。
何だろう、ほんとに。胸がいっぱいになる感じ。昔は良かった、じゃなくて昔も良かった。だから負けないように今もがんばる!

悲しい別れ、とかじゃなくて
強い情熱に感動させられる。そういう作品だよね。
夢が無ければ夢は描けないんだなぁ
時を超えても持ち続ける情熱…素敵ですよ。

最後の美術背景を見たときといい、この回は感情も表情もみゃーもりとシンクロしてたかも。



ラストに向けて

アリアが再び立ち上がるには
戦う目的
戦いが終わった後にやりたいことが必要→そこから
話の軸はそれぞれのアニメを作る理由に

ここでまた矢野さんのコメントが良いですね。150センチ金髪ツインテの仕事ができる女性にクズって言われるとか
脱走するも尽く動きを読まれて待ち伏せされるとか
羨ましくて演出家になりてえと思ってしまうのも無理ない話ですよ、ええ。

ぜひ矢野さんには
白箱をネットに違法upしてる奴に向かって「ゴミクズ野郎」と蔑んで罵倒してもらいたいところです…ですが、それはご褒美にもなりうるのでやっぱダメです(笑)ってか本当に信じられない、特にこの作品を違法アップロードする神経は…
人として軸がぶれているどころか軸が折れて無くなってるんじゃないかと。



その愛しい新人声優は…

みゃーもりが監督たちに紹介しようとしたとき、それを
そっと制した ずかちゃん。健気で愛しいんだけど
コネも重要であろう業界だし
ああいう場面でぐいと前に出る貪欲さはあってしかるべきかもしれない。
監督もキャスティングのとき一度気に留めてたし、名前を印象づけるチャンスだったよね。
でもそれをしなかった。実力で夢を実現させてみせる、そんな心意気がかっこいい。




「実話をそのまま描いても面白くないだろ」「でもこれ実話っぽいですね」「そこで面白くするために興津さんTUEEEEシーンですよ!」

ケンカといい平岡関係はリアルね、特に過去の回想シーン。
夢と希望に溢れてたぶん、現実とのギャップにやられてしまってやさぐれて…。最初からムサニのような会社へ入社できていればよかったんだけど。

あれは シロバコを見て声優志望→制作に流れるであろう若者たちに予め釘を刺しておく良いシーンかもね。実際は矢野さんやみゃーもりみたいな可愛い先輩は居なくて良い人も少なくて平岡みたいに夢を無くした小汚いおっさんばかりだったり、そんなこともあるんでしょう。それでも好きを諦めないで 情熱を持ち続けてがんばる、それが一番大事
そうすれば矢野さんも惚れてくれる!!
ただ
超絶激務やら糞みたいな人間のせいで精神病んで自殺なんてことは起こらないでほしいものですが…。


・なんだかんだで良いコンビ
最強コンビとかなにいってんだよって現場の人たちに思われそう(笑)
タローはしょうがない奴だけどあの性格で助かることもあるんだな。平岡は認められたいっていうか自分の熱意や頑張りを貶されるんじゃなくて、ちゃんと褒めてほしかったんだね。
なんか良いな。最強かどうかは置いといて、わりといいコンビなのは間違いないでしょう。


それに比べてなんだよあの編集、タロー寄りのお調子者な無能ヤローだと思ったらガチでDQNじゃあないか!
おい、なんだよあの編集なんだよまじでなんだよふざけんなよおいおいおいおいおいおい!!!
ほんと何なんだよ、バクマンで描かれてた編集さんたちと大違いじゃん。
エンタメ上の必要悪だよね?本当にこんな人がいるとは思いたくない。けど、矢野さんが大人は皆ちゃんと働く者だと思っていたって言ってたし。事実は小説よりも奇なりだし。

居酒屋で楽しんでた監督に聞かせるの辛いなコレ…
(居酒屋で監督の横に座ってた女の子可愛い→その名は藤明日香 音響の人 ポニテ的な結び方の髪が可愛い)

監督は
戦友が死に、主人公は飛べなくなるエンドを想定してみるが、、、
うわっ、後味悪…

ATG映画は芸術性を求めた非商業主義の映画のことらしい。

たしかにそんなエンドは娯楽として後味悪すぎる
結城友奈が目覚めないエンドだったらこんな感じかな。
結末として望むのは
納得できるハッピーエンド>>>>>無理矢理ハッピーエンド>>仕方ないバッドエンド>>>>>>>>>>納得いかないバッドエンド
だなあ


三女の原作者さんが以前、俗に言う原作レ○プをされていたのならアニメと原作の違いに過敏に反応しても仕方ない、のか…
しかし、忙しいとはいえ、原作者さんがもう少し早くチェックしてくれれば…


→夜鷹書房に赴くシーン
あんな格好でいいのかよと少し苦笑い気味だったけど、波動腹のくだりで笑った。
・原作者とのやり取り→和解
・茶沢がしっかり制裁される(最終回のシナリオもあいつのせいでチェックが遅れたのかも…)

で気分はスッキリ!最終話に向けて一気に加速飛行だね!!



そしてなんと言っても

ずかちゃん!!!!!

ず か ち ゃ ん !!!!!!

…おめでとうおめでとうおめでとうおめでとうおめでとうっ!!!!
ルーシー役をキャスティングしないとね、ってなった時点でハッとして、電話かかってもうもう鳥肌ですよ!
いやぁ、よかった…よかった本当によかったね。
もうみゃーもり並みに感動しちゃって、宮森さんが声出せないぶんかわりに嗚咽漏らして泣いちゃったよ、ボロ泣き。自分でも驚くくらい涙でてんの。なにこれ

みゃーもりは新人声優のアフレコ現場見て
ずかちゃんを照らし合わせてたんだろうなぁ「いつかこんな風に一緒に仕事できたら」って…。
皆夢に向かって着実に進んで行く中で一人だけなかなか成果が出なくて、けど気丈に振舞って
寂しい夜はヤケ酒しちゃったり
それでもずかちゃんがいつも前向きに頑張ってるのも知ってたし、友達だからコネ作ったりもできたのにあえて名乗り出なかったりそういう場面もしっかり描かれたうえでの
ルーシー役、あの台詞
「今わたし 少しだけ夢に近づきました!」
…みんな泣くしかないじゃない!
視聴者はもちろんのこと
たぶん新人声優が観たら100パー泣く、いや…ってかもう涙腺を有する動物が観たらみんな泣きますよ、こんなの!

りーちゃんもセリフ一つ採用されて皆少しずつ夢に近づいているし…!ん?
んん??
採用された一言って!その一言ってもしかしてぇーー!!?
あっ、もうだめ涙腺枯れる…

みゃーもりの泣き顔見て更にボロ泣な私とは対照的に
決してつられて泣かずに最後まで堂々とした振る舞いを見せたずかちゃんはプロですよ立派ですよ!

もうね、会話でなく表情で魅せてくれましたよね。
みゃーもりの泣き顔を見て怪訝そうな顔→ハッとした表情→女神さまのような微笑み
「おいちゃん知ってたんじゃないの?→そっか、おいちゃんは関わってないんだ何か言ったわけじゃないんだ。私、選ばれたんだ…!→おいちゃん、ずっと心配してくれてたんだよね…ありがとう」
そんな感じでしょうか?
…ああもう素晴らしい。素晴らしい素晴らしい!

杉江さん回や19話を超えてシロバコで最も感涙したシーンとなりました。最終回前にしてクライマックスです。

→最終回観て
こんな良い作品が終わってしまうのか…最終回観たいけど観たくないなあ、って複雑さがあった。でも、観てよかった本当によかったそう思える最終回・全24話の作品でした。

遠すぎた納品、ってタイトルがもしかしたらまた何かあるんじゃないか?って最後までワクワクさせてくれてね。

・牧場見学に行ったメンバー好きだ!
・絵麻ちゃんが涙ぐみながら原画描いててまた涙。
・えくそだすのときに続いて 総力戦で皆で作り上げた最終回、ワイルドカード興津さんがクールでワイルドすぎる!

…と、まあ
もう最終話は全て見どころ、見どころしかないけど
その中でも特に良かったのが
みゃーもりが自分のしたいことを見直したうえで話したスピーチ

「アニメが好きでアニメを作るのが好きでアニメを作っている人が好きで…だから私はアニメを作る!」
そう、結論って本当にシンプルなんですよね。他者が聞いたら
ああ、まあそうですよね。と思うような当たり前な理由。でも、いろいろ悩んで悩んで悩みつつ日々を過ごして辿り着いた答えだから
一般的な結論でも自分だけの大切な答えになる。結果より過程が大事なんです。


「多くの人、いろんな時間が積み重なって少しずつ紡がれてきた大切な灯火」
というのも言い得て妙!

作画部門だけで見ても
久乃木ちゃんを指導する絵麻ちゃんを指導する井口さんを指導した小笠原さんが教えを求める杉江さんだってさまざまな人に鍛えられてきたんだろうし。

みゃーもりのスピーチで
作曲家すぎやまこういちさんがDQのテーマ曲を作ったときの話を思い出しました。
「メロディは5分でできた。けどそれは今までの人生があったから。今までの人生と5分であのテーマ曲は作られたんだ」
…これも
それまですぎやまさんの過ごされてきた時間だけでなく、すぎやまさんに影響を与えた音楽を作曲した人や、すぎやまさんを導いた人の人生、そういったものも含んでの話なんだよなぁと改めて思わされました。


なんかもう最後の集合写真が愛しくてたまらないんですが なにこの感情!?
あの写真も何十年後かには思い出として語られ、そのときには新人制作さんに「うわっ、写ってるのすごい人ばかりじゃないですか!」って言われたりするんだろうなあ…♪


どれだけ時代がうねり、世相が変わっても
意志は受け継がれてゆく、人の夢は終わらねぇわけですよ!ああ、もうたまんねえな ちくしょう…!

いつか七福神が空を飛ぶ姿が見られるように、5人にはこれからも
どんどんどーなつどーんと行ってほしい。
(舟にタイヤが付いてたのには笑った)


そして私は
これからも小さく素敵な灯りに照らされていきたいと思いました。
Viva ANIME,Viva SHIROBAKO!!!
{/netabare}

♪OPED♪
改めて前期の楽曲を振り返ると…良い。

前期OP「COLORFUL BOX」は歌詞が本当に素晴らしい!まっすぐなおもいをつたえてくれてる。作詞した分島さんグッジョブですよ。

http://www.kasi-time.com/item-73970.html

いやほんと最終話まで観た後だとほんと歌詞だけで泣ける…!
特に良い部分が↓
「真っ白な想いに 夢のかけらを描いて 動き出す未来」
「叶えたい胸の中のたくさんの希望のかけらを 描いて走り出す世界」
アニメーションをここまで素敵に表現されるなんて…!!



ED「Animetic Love Letter」もいいね
アニメはアニメスタッフからの週に一度のラブレターだったのか…!毎週ありがたく受け取ってますよ、本当に楽しませてもらってます。ありがとう。お疲れさまです。
おかげでアニメ大好き→アニメ愛しいになりそうなそんな感じ。
画面に注がれている愛に負けないようにアニメを愛していきたいと思います。

白箱の制作デスク山本さんをはじめ制作進行の方々本当にお疲れさまでした。この作品に制作で関われたのは幸せだろうなあ
もちろん他のスタッフの方々も!
特別エンドロールでまた胸が熱くなりました。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 343
サンキュー:

30

SK さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SIROBAKO

ストーリがとてもいいとおもった。
2クールあり少し長いなとおもっていましたが、見始めるとどんどん見てしまいすぐに見終わってしまいました。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 248
サンキュー:

10

ネタバレ

ホムンクルス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメファンに見てもらいたい作品

アニメ好きなら気になるアニメ制作の舞台がどのようなものか伝わってくる作品でした。
セリフ一つ一つにも「こんな会話本当にしてるのかも」みたいな現実味があり視聴者が入り込みやすい世界観で楽しめました!

同時に舞台裏を描いたドキュメントではなく主人公たちが成長してく様もしっかり描かれた物語でした。

作品を通してアニメってコンテンツの作品一つ一つがたくさんの人に支えられて作られて、その恩恵を忘れず関わった人たち感謝してるのが伝わってきてすごく感動的しました!

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 227
サンキュー:

9

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魔法少女まどか☆マギカのオーディオコメンタリーにシロバコが出てきた。

第14話 仁義なきオーディション会議!
森口 渚
出演作品
近年、実妹のようすが若干異変を感じるんだが(最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。)
天使のドリル(悪魔のリドル)
空のリゾット(天体のメソッド)

井出きらら
出演作品(一部)
ラブバンド(ラブライブ!)
サドカマゾカ(魔法少女まどか☆マギカ)
天城アミューズメントパーク(甘城ブリリアントパーク)
オーダーは亀ですか?(ご注文はうさぎですか?)
オールウォッチーズ(ストライクウィッチーズ) 

『SHIROBAKO』第2Qスタート あおいたちに新展開!?
年明け1月より第2クール(第13話~)に入るテレビアニメ『SHIROBAKO』。昨年10月よりスタートし、アニメ業界そのものを描いた内容で話題を呼んだ。

シロバコとは、映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事であり、ひとつの作品が完成した際に制作者が最初に手にすることが出来る成果物だ。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。しかし、そこにはクリエイターたちの想いが詰まっているのだ。

物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこその結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇。第13話からは、主人公の宮森あおい、そして武蔵野アニメーションに新たな展開が訪れる。

『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?

13位:万策尽きたー(SHIROBAKO)

業界の全てがわかる?「SHIROBAKO」 公式サイトでアニメ用語集を公開
アニメ『SHIROBAKO』が、アニメファン、そしてアニメ業界でも話題を呼んでいる。女の子たちの青春や日常を描くことで定評のあるP.A.WORKSが贈る最新作だ。
P.A.WORKSは『花咲くいろは』で地方の旅館で働く女子高生を描いたが、今回はそれに続く「働く女の子」の第2弾ともいえる作品となった。しかし、舞台になる場所は対照的だ。『SHIROBAKO』が描くのはアニメ業界である。

登場するのは、新米の制作進行、アニメーター、声優、3DCG、そしてライター志望の学生の5人。舞台となるのは、日本のアニメの集積地である東京とみられる。本編のなかにはアニメスタジオやアフレコスタジオなどが登場するだろう。
アニメファンなら誰でも興味を持ったことがあるに違いない、アニメ制作の現場を描く。アニメだからと言って妥協しないリアリティを持たせた水島努監督らしい作品になるという。一方で、そこは水島努監督、誇張やユーモアを入れつつのアニメで表現し、エンタテイメント満載だ。業界だけではなく、アニメファンにも楽しめる作品だ。

とはいえ気になるのは、リアリティだからこそ登場するアニメの仕事の実際だ。テレビを見ていても、アニメ制作の流れや、専門用語が分からない、ということもあるだろう。
そこで『SHIROBAKO』公式サイトでは、アニメ制作の流れを分かりやすい図で説明している。放送前にこちらで予習をすればばっちりだ。
さらに用語集も公開した。こちらはかなりコアな単語も含まれている充実の内容である。説明されてる単語は、40近く及ぶ。知っているようで説明するとなると難しい「絵コンテ」や「演出」「脚本」から、「作監入れ」「動仕」「まき直せ」などまで。単語の説明には「グロス出し」なんて言葉まで…。これを全部覚えたら、アニメ業界事情通になるかもしれない。アニメファンであれば、知識のためにも是非、一読してみたいところだ。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 332
サンキュー:

25

ネタバレ

あのみ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

後で文章化する予定の箇条書き

これぞ覇権アニメ

・とりあえずここまでの一区切りまでの出来は誇張じゃなく今までみたアニメの中で一番面白かった
・アニメ制作の裏側が舞台ということでこれからアニメを見る目が少し変わるかも
・1話のAパートは全くと言っていいほどストーリーに関係ないし面白くない。ただここで切るのだけはもったいなすぎるので10分だけ我慢して見てください。最悪早送りしてBパートから見てください
・アニメーション同好会の後輩ふたりはどっちがどっちかわからなくなることが多々。このふたりだけちょっとキャラが弱かったかも
・武蔵野アニメーション主要キャラはみんな個性が立っていた
・女の子がみんなかわいい おっさんがみんなかっこいい 太郎がうざい
・第一部ラストでの今まで出た人全員でのラッシュはバトルアニメのような熱さ
・最近のアニメだと聞いていて違和感のある芝居をする声優1人2人いるのが普通だと思っていたがみんなうまい
・バトルアニメじゃないのに全員で一致団結し作品を仕上げていく暑さ
・還暦で17歳役ってどうなの?あっ・・・
・3Dモデリングっていう部門も取り扱ってることもあってバッティングフォームが完璧
・ジェットコースター絵馬ちゃんかわいい
・今季は何がきますかねー軍これですかねー(死にました)
・万策尽きたー!の人
・太郎うざさ(人懐っこすぎるところ)が、平岡との呑み
・原作者と監督が歩み寄る、それを物理的にも表現する
・変な話ではなあああああああああい
・ずかちゃんが演技してるときの宮守の表情
・みやもりのかっとう

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 308
サンキュー:

13

葵ジュニRSS さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

変な話アニメ好きなら必ず見たほうがいい作品

業界。群像劇。
私の歴代好きなアニメベスト10に入るであろう名作アニメ。
変な話、アニメ好きなら必ず見たほうがいい作品である。
アニメ業界の表の部分のみならず裏の部分まで描いているので、アニメ好きのみならず業界人たちもあるあるネタとして楽しんでいるようである。中にはガチで笑えないちょいブラックなネタもあるが。
実際にアニメに関わるすべての人達の群像劇でもあるので、楽しんで見ながらにしてアニメ業界にも詳しくなれる。
例えば、あるアニメの内容がひどいときは脚本家をすぐ叩きがちであるが、実際にはシリーズ構成が話の流れや構成を考え脚本家に割り当てて、最後は監督がそれを見て判断するので、一概に脚本家が悪いとは言えないのである。
他にも、作画マンが原画を描き、動画マンがその間を描き、それを作監がチェックし、演出がチェックし、監督がチェックし、撮影や編集の人がカッティングやダビングをし、声優がアフレコして。。。といったように、アニメーションは驚くほど分担作業の連続なのである。
今までたくさんのアニメを見てきたけど、実際には知らないことだらけで実に興味深かった。
またそれだけの人数が関わっている群像劇にも関わらず、一人一人のキャラクターは魅力的で、最初のほうはご丁寧に名前と役職まで表示してくれるため、非常に理解しやすい。分からない単語や作業工程があっても、サイトを見れば詳しい説明があるので安心。
ハズレ回といったものがまったくなく、話の構成がとてもうまいのも驚きである。毎回いろんなトラブルやハプニングがおき、そのたびにみんなで解決策を探って奔走する。そのたびにこちらも一喜一憂し、またキャラクターたちにも愛着がわく。
あおい達5人が少しずつ仕事に慣れてきて活躍する姿や、いろんな壁にぶちあたって悩み、乗り越えていく様子もうまく本筋の話とマッチングしていて感動すら覚える。
こんな素晴らしいアニメを作ってくれたことに感謝。

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 209
サンキュー:

14

ネタバレ

yu-ki!! さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

万策尽きたー!ww

これはアニメ好きなら必ず見るべき作品だと思います!
アニメがどーやって作られているのか、作画さんの苦労などが描からている作品です!キャラの個性もいいし、面白かったです!オススメ!w

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 257
サンキュー:

8

NoName69 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ノンフィクションのようでフィクション。フィクションのようでノンフィクション。

アニメでアニメ制作を描いちゃうというアイデアが非常に気持ちが良かったです。

ノンフィクションのようでフィクション。フィクションのようでノンフィクション。

いやフィクションなんだけどw

アニメ音楽制作の方に関わる僕としては作中蚊帳の外で少し寂しかったけど、まあ仕方ないよね。

将来アニメの仕事に関わりたい学生が観たら「え?じゃあやめよう」というところまで突っ込んで描いてたらそれはそれで評価できたんだけどそうではない内容でしたw

飽くまで夢を与えるわけであって奪うものではないという前提でしょう。

そういう作品モラルの話は抜きにして観ていて「沸き立つ何か」がある作品だと思いました。

そして爽やか。花咲くいろはも良かったのでまたこの働く女の子シリーズ観てみたいです。

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 222
サンキュー:

16

直球 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

感謝しよう!

物語は将来アニメの制作に携わることを夢見る5人の女子高生がその目標に向かって日々努力していく内容のアニメ。5人で夢を誓った日から月日が過ぎ、アニメーション会社で働くことになったところからストーリーは始っていきます。
個性豊かなキャラが多く、笑える要素も結構含まれていたので楽しめました。そして、1つのアニメを作り上げるには色々な人々の協力があって出来るもので、その一人一人の思いがカタチになった時の喜びは相当なものなんだなと感動が伝わる。そんな作品です。
アニメ制作に対する情熱や思いがすごく伝わってきます。
実際のアニメ制作がどれだけ大変なのか。このアニメを観れば想像がつきます。将来アニメの仕事に就きたいと思っている人も絶対観た方がいいです。
実際はアニメで描かれていたものより何十倍も大変なんでしょうね。

この作品を観て一番感じたのは、アニメ制作に携わる人々への尊敬の念です。今では様々なアニメ作品が世の中に存在していますが、どの作品にも制作した人々がいるわけで、今の自分がそのようなアニメを観れているのもその人たちがいるからこそなんだと認識しました。そんな彼らに今の自分ができることはアニメに込めた想いや情熱を心で感じいつまでも忘れず残していくことぐらいです。
アニメ制作に携わっている方が見ているかどうかわかりませんが、この場をお借りして言わせて下さい。
「アニメを作ってくれてありがとう。これからも応援してます!頑張って下さい!」

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 345
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ネタバレ

Ndznv90046 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

あれ~評価高いなぁ

アニメ業界の制作現場からのお仕事アニメって感じでしょうか。
見るものがなかったので見始めましたが10話見ても、特に続きが気になるほどのめりこめず・・・断念。

でも評価高いですね?自分は仕事アニメって分野がだめなのかなぁ。

そういう感じの仕事なんだって感じるだけど、誰にでもあり得ることで
単なる仕事を描いてるだけって感じだったので、ドキドキもなかったなぁ。

自分には、響くものがありませんでした。

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 176
サンキュー:

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SHIROBAKOのストーリー・あらすじ

水島努とP.A.WORKSによる新作オリジナルTVアニメ。

5人の夢を追う女の子を中心に白箱(関係者に配られる完成したアニメ作品が収録されたVHSやDVD)の完成を目指し奮闘するアニメ業界の物語になる。(TVアニメ動画『SHIROBAKO』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫石田燿子『COLORFUL BOX』、奥井雅美『宝箱-TREASURE BOX-』≪ED≫宮森あおい&安原絵麻&坂木しずか(CV:木村珠莉&佳村はるか&千菅春香)『Animetic Love Letter』、どーなつ◎くいんてっと『プラチナジェット』

声優・キャラクター

木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、髙野麻美、大和田仁美、西地修哉、松岡禎丞、山岡ゆり、吉野裕行、茅野愛衣、松風雅也、中原麻衣

スタッフ

原作:武蔵野アニメーション、キャラクター原案:ぽんかん⑧、 監督:水島努、シリーズ構成:横手美智子、アニメーションキャラクターデザイン:関口可奈味、美術監督:竹田悠介/垣堺司、色彩設計:井上佳津枝、3D監督:菅生和也、撮影監督:梶原幸代、特殊効果:加藤千恵、編集:高橋歩、音楽:浜口史郎、音楽制作:イマジン、プロデュース:インフィニット

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