当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「結城友奈は勇者である(TVアニメ動画)」

総合得点
77.9
感想・評価
1410
棚に入れた
6914
ランキング
588
★★★★☆ 3.7 (1410)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

結城友奈は勇者であるの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

nierの口ではあった

しかしながらの
超ハッピーエンド(当たり障りないエンド
という

良かったのは
主人公らの
情緒が読み取りやすくあった
それぞれの
キャラというのが
奇麗にまとまっていた
とか

とにかく
バランスが良かった
戦闘シーンしかり
日常パートしかり

だからこそ
少し
エンドは気になる

作画も安定していた
落目もなかった

投稿 : 2024/04/21
閲覧 : 84
サンキュー:

2

ネタバレ

魂心家 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まどマギ+エヴァ+その他etc...もう立派なオリジナル作品でいいじゃないの

 通称・ゆゆゆです!
 2017年には第2期『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』、2021年には第3期『結城友奈は勇者である -大満開の章-』も作られて大団円で完結(?)した作品群ですね。
 企画・原案には『アカメが斬る!』などで知られるシナリオライターのタカヒロさんが入っておられます。
 この作品は、少女が変身して敵と戦う王道の魔法少女アニメっぽい作り。なんですが、後半はいわゆる鬱展開(?)になるので・・・

 あれ、なんか『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)と似てる?!

 と思いながら観てました。
 実際、ぼく以外にも同じような印象を持った方はたくさんいるみたいですね。

 とはいえ、作画もきれいで、キャラクターも可愛いので、『まどマギ』のような作風のアニメが好きな人には絶対おすすめです!序盤は『まどマギ』よりもしっかり「日常パート」が描かれているので、より一層、「日常が崩れていく悲壮感」を味わえたりもします・・・笑

 何より単純に面白い!
 「世界の成り立ち」や「敵の正体」など、考察ポイントもたくさんあるので、「観れば観るほど好きになるかも?!」という作品です。ドはまりした人もたくさんいるので、とりあえず、避けて通るのはもったいない作品ですよ!

 あらすじはあにこれの兄貴のを参照してください<(_ _)>

○あれ?この感じ知ってる(既視感)
{netabare}
 神世紀300年を舞台に、「勇者部」に所属する結城友奈ら4人が戦う物語。第1話から結構わくわくする王道魔法少女アニメが展開します!(魔法少女じゃなくて勇者だけど)
 初めの登場人物は主人公の結城友奈(ゆうき ゆうな)、その親友で足が不自由な東郷美森(とうごう みもり)、部長でサバサバとした性格の犬吠埼風(いぬぼうざき ふう)、その妹で引っ込み思案な犬吠埼樹(- いつき)となっています。
 まどマギに似てるとは思ったんですけど、友奈とまどかは全然性格が違いましたね。友奈は変身する前でもすごく勇気があるし、体育会系でアグレッシブでした。個人的には友奈ちゃんの方が主人公として好みですね。

 勇者部で人の役に立つための活動(ボランティア?)を行っていた友奈たちは、ある日突然、勇者に選ばれ、12体存在する人類の天敵・バーテックスと戦うことになります。
 バーテックスは、人類を支える神樹の破壊を目的として次々と襲来するのですが、ダメージを負わせても再生するため、本体から「御魂(みたま)」と呼ばれる逆四角錐型の心臓部を引きずり出し、破壊する必要があるようです。

 この無機質なデザインの敵がこっちに向かって淡々と攻めてくる感じ。選ばれた少年・少女が戦う感じ。コアを破壊する感じ。なんか、ものすごい既視感があるような・・・もしかして、これは使徒か?使徒なのか?15年ぶり?(こっちでは2年ぶりらしいです)
 この時点でめちゃくちゃにエヴァ的な雰囲気を感じていたのですが、第3話では新キャラ・三好 夏凜(みよし かりん)が登場。勇者部の4人の前にいきなり現れ、たった一人で使徒バーテックスを倒してしまうと、さらに、高圧的な態度でこんなことを言っていました。

 「私は三好 夏凜。大赦(たいしゃ)から派遣された正真正銘正式な勇者!つまりあなたたちは用済み。ほい、お疲れ様でしたー」

 おいおい、この登場の感じは完全に・・・

 惣流(式波)・アスカ・ラングレーでは?!

 とまあ、アスカさながらのつんつんした感じで登場する夏凜さんですが、ちゃんと魅力的だし、ちゃんと可愛いです。
 特に、徐々に勇者部の4人に懐柔されていく感じ。この流れは鉄板ですが、良かったです。ぶっちゃけ、ぼくが『結城友奈は勇者である』で一番好きキャラクターは、夏凜かもしれないです!
{/netabare}

○鬱展開?『まどマギ』かな?
{netabare}
 友奈たちはバーテックスを全滅させることに成功するも、その際に使用した勇者の力を開放する能力「満開」の後遺症で身体の一部の機能を失ってしまいます。先代勇者の乃木 園子(のぎ そのこ)ちゃん曰く、これは「散華」と呼ばれるもので、「満開」で力を解放する代償に、自らの身体機能を供物として神樹に捧げた結果であり、一生治らないと知ることになります。
 第6話から突如始まる鬱展開・・・
 おい供物ってなんだよ!ふざけんなよ!

 なんやこれ!!!
 やめて差し上げろ!!!

 ちなみに先代勇者の乃木 園子ちゃん、身体機能捧げまくって、包帯グルグル巻きでもう動けません。いやーキツイって。
 魔法少女的ストーリーからの急なシリアス・鬱展開と言えばですが、『まどマギ』のキュゥべえのトラウマが秒で蘇ってきましたよ。ほんと。
 あ、でも、『結城友奈は勇者である』は最終回で奇跡のスーパー・ウルトラ・エクストリーム・ハッピーエンド(笑)を迎えることになるので、鬱エンドが嫌いな人も安心して観られる作品です!
{/netabare}

○パクリ、オマージュ論争について思うこと
 ぼくは「既視感のある展開=つまらない」というのは違うと思っています。むしろ、既存のもの同士の掛け合わせが新しい名作を生むことの方が多い気がします。
 大ヒットした『鬼滅の刃』とか、もろにそうですよね。「鬼は太陽に弱い」とか「呼吸法」とか「柱」とか。『ジョジョの奇妙な冒険』を連想した人も多いと思います。そのほかにも様々な要素の組み合わせで、『鬼滅の刃』は社会現象にまでなった訳ですけど。そういう意味で『結城友奈は勇者である』はそんな鬼滅の刃よりも前に「名作のかけ合わせ」に挑戦したチャレンジングな作品だったと思います。
 それに既視感を感じるかどうかは受け手の引き出し次第ですからね。鬼滅を観てジョジョは観ていない人がザラにいるようにもしかしたら、まどマギを観ずに深夜アニメ観てるような方もいるかもしれない。いや絶対いるでしょう。
 そういう人にわざわざ「まどマギ観てからこっち観て」なんて変な指示出すほどあっちに入れ込んでいるわけでもありませんし、好きな方を観ればよかろうなのだ、と思います。
{netabare}
 ほかの作品にはない名場面もたくさんありますよ!特に、第9話の犬吠埼 樹の夢に関するエピソードとかすごい良いですよ!妹のために怒った、姉・犬吠埼 風の叫びは感動します。

 大赦は私たちを騙してた。
 満開の後遺症は治らない──
 大赦は初めから後遺症のことを知ってた。なのに何も知らせないで、私たちを生贄にしたんだ。犠牲になった勇者が居たんだ。勇者は私たち以前にもいた。何度も満開してボロボロになった勇者が。そして今度は、私たちが犠牲にされた・・・

 なんでこんな目に合わなきゃいけない
 なんで樹(いつき)が声を失わないといけない。
 夢をあきらめないといけない。

 世界を救った代償がこれかぁぁああ!!
{/netabare}

〇主題歌
 『結城友奈は勇者である』は主題歌も良いです!特に、OPの「ホシトハナ」は、『黒執事』のキャラソンや『Wake Up, Girls!』のEDなども担当されている岡部啓一さんが制作されているのですが、めちゃくちゃ好き!
 この曲は、歌詞の内容が物語ときちんとリンクしていて切ないですよね。
{netabare}
 ああ 真実ほど人を魅了するものはないけど
 ああ 真実ほど人に残酷なものもないのだろう
 咲き誇れ 想いのままに
 この瞬間 全てを賭けて

 無限の星すらも霞むように
 勇気 心に溢れ いかなる時も生きて
{/netabare}

 咲き誇っちゃだめええええぇぇぇぇっ!!

 EDの「Aurora Days」は話数によって勇者部の合唱になったり、東郷のソロになったり、友奈のソロになったりするのですが、それもエピソードに沿っていていい感じです。
 「祈りの歌」は第9話で流れる特殊ED曲です。先ほどの、樹のために姉の風がキレるエピソードです。このEDで号泣させられた人も多そうです。

〇声優
 基本は勇者部の5人しかいないので、出演者はかなり少ないですが、皆さん有名な方ばかりです!バーテックスはしゃべらないもんねぇ・・・

 中でも犬吠埼 風役の内山夕実さんが素晴らしかったですね。
 何度も書いていますが第9話のお姉ちゃんブチ切れシーンの演技がすごい迫力でした。内山夕実さん、個人的には『Re:ゼロから始める異世界生活』のパック役が大好きです。

〇総評
 ☆4に少し色を付けて4.2で。
 既視感があるとか、パクリ(?)とか、いろいろ書きましたが、『結城友奈は勇者である』はとても面白かったです!!
 東郷さんの過去についてとか、東郷さんを「わっしー」と呼ぶ乃木 園子のこととか、色々な伏線が回収されないまま、奇跡のスーパー・ウルトラ・エクストリーム・ハッピーエンドを迎えることになる第1期ですが、伏線はちゃんと第2期『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』で回収されていくので、気になった人はそちらも要チェックですよ!

投稿 : 2023/05/05
閲覧 : 196
サンキュー:

4

ネタバレ

キー男 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

しょーがねーだろ岸監督なんだから

☆の点数は気にしないでください。数日前に☆1低評価爆撃をしてる輩を見かけたのでその打消しの意味でつけてます。実際はピッタリ☆4くらいかなぁと思いますが、その人にとって何が悪かったんでしょうね。

とはいえ、この第1作のみで評価するとやはり最終話は説明不足であり、当時からかなり賛否両論になったのは覚えています。「ご都合主義である」とも言われてましたね。

戦犯として原案のタカヒロさんをつるし上げて非難する人もいます。【アカメが斬る!】や【真剣で私に恋しなさい!】のシナリオを書いた方です。話が悪ければ脚本家に責任がある。まあ素人はそう考えがちですよね。

ですがkey作品を嗜んできた自分にとってはこの作品の批判点、何処か既視感がございます。ゲームではなくアニメオリジナル作品であり、最終話にキャラの扱いやストーリーの顛末で一部、大ブーイングを喰らった作品……そう、【Angel Beats!】です。

もうお気づきの方、もしくはとっくの昔に知ってるよという方もいらっしゃるでしょうが、実は【結城友奈は勇者である】と【Angel Beats!】は共に岸誠二監督の下、制作されたアニメです。常識ではございますが、アニメ監督というのはシナリオに従ってアニメーションの制作を指導・統括し、作画及びレイアウトの指導を行い、最終的に1個の作品としてのアニメを完成させる役職です。脚本家はその同格以下となりますので、必ずしも脚本家が上げてきたシナリオをそのまま流用するということはありません。ダメなシナリオライターには書き直させたり、場合によっては制作から外す権限も持ち合わせています。アニメ制作における実質的なトップと言えるでしょう。

同じ監督が作ったアニメが同じ所で批判を受ける……この因果関係を鑑みれば、悪いのは脚本家や原案者ではなく監督ということになるのではないでしょうか。両作品は脚本家の人物は異なっていますからね。

ここまで自分は脚本家擁護、監督批判の形を取っておりますが、どうか誤解しないでください。私はお二方とも素晴らしいクリエイターだと考えております。特に岸監督に対してはこの作品も【Angel Beats!】も楽しませていただき大変、リスペクトしております。嘗ては【瀬戸の花嫁】のアニメも携わり、評判の悪くなりがちな“原作改変”も成功させた希有な人物でもございます。ただ、監督の作風は“説明しない”要素を含むためにどうしてもある程度は人を選んでしまうようです。

岸監督は“視点”というものを大事にしています。明確に主人公がいる作品なら主人公たちから見える物語を描写し決して群像劇めいたものにしない、王道でわかりやすい演出でとても入り込みやすい作品を作ります。その一方で主人公たちの見えない部分……例えば主人公らに対峙する“敵”が裏で行動しているなどといった部分の描写は控える傾向にあるのです。【Angel Beats!】では死後の世界に訪れた少年少女たちを中心に描き、結構大人数なメインキャラクターの中から主人公の『音無結弦(おとなしゆづる)』、「戦線」の代表である『仲村ゆり(なかむらゆり)』、「天使」の『立華かなで(たちばなかなで)』と徐々に少人数に絞りながら物語を展開していきました。その過程で他のキャラの顛末や死後の世界の謎、黒幕などの描写がどうしてもおざなりとなってしまい、それらが批判点となってしまいました。「1クールではなく2クールかけて丁寧に描けばもっと良かったのでは?」とはよく書かれていますよね。

この作品も同じです。{netabare}主人公たちはちょっと変わった部活をやっていただけの普通の少女たち。バーテックスという未知なる敵や四国以外が滅びてしまっている世界の謎、残った世界を牛耳る大赦のことなど知る手段がありません。そんな少女たちからしか見えない視点で物語を描写したから観てる人には見えない部分……説明不足に感じる部分が出てきてしまうのは仕方がありません。{/netabare}“神の視点”で作った作品じゃないのですから。

確かに作品を観て全てを理解できれば気持ちがスッキリして「良いものを観たな」と感じてしまうのかも知れません。だからこのサイトでも登場人物の心の声がダダ洩れている【かぐや様は告られたい】とか【鬼滅の刃】などがとても高い評価を受けているんじゃないかと思います。ですがそれではアニメにおける視点が登場人物という“主観”よりも神の視点という“俯瞰”の方が優れている。物語を俯瞰で描いて神ともナレーターともつかない存在が鬱陶しいくらいに説明しまくる作品こそが正しい。そんな風潮がまかり通ってしまっているようで自分的には納得がいきません。説明不足は悪いことではなく、敢えて説明しないことによる情緒や考察への誘いも素晴らしいアニメーションの醍醐味ではないでしょうか。岸監督もまたそういった演出を貫く名監督の一人だと自分は評価します。

最終的に何が言いたいかというと、「もう少しこの作品、高評価してこうぜ」という呼びかけです。なんだかんだで岸監督の作品はここのサイトでも評価は高い方です。【Angel Beats!】は60位、【瀬戸の花嫁】は266位、【Persona4 the ANIMATION】で340位といった具合です。勿論、目も当てられないような順位の作品を手掛けたこともございますが……。

そんな中でこの作品は現在554位……まあ沢山の人たちの評価で決まっているだろう順位にあれこれ文句をつけるのはマナー違反でしょうが、先日の☆1爆撃なんかも見てしまうと「ここでは結城友奈は不当な順位に落とされてしまっているのでは?」と考えられずにはいられないのです。同じ監督であり同じ欠点を抱えている筈の【Angel Beats!】は2桁第なのにこちらは3桁第の後半ですからね。違いと言ったら登場人物が男女混合の学園ファンタジーか女性中心のヒロイックアクションといった位ですが、どちらもオタク好みな作品であることに変わりはありませんしここまでの隔たりが生まれるのは本来、可笑しいのではないでしょうか。

この作品は常に何かしら他のアニメファンによる“悪意”に晒されている可能性が考えられます。低評価を下す方のアニメ棚にはよく【魔法少女まどか☆マギカ】が入っておりますが……?

疑惑はともかく、この作品をほんとに途中までは楽しんで、最終話で「説明不足だ!ご都合主義だ!」と憤慨するような方がいるのなら自分はこう言いたいとも思います。「監督、そーゆー作品以前にも作ってるよ」と。アニメを観る時は監督の作風を調べるくらい、常識になって欲しいものですよね。

投稿 : 2022/08/14
閲覧 : 281
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

(絶望の)運命、感じるんでしたよね?

 全12話。

 過去に視聴しました。んー、設定とか作画とか、声優さんとか良いと思うんですけど、、、普通に終わったな、というところです。

 設定としてはエヴァンゲリオン、まどかマギカ、進撃の巨人、、、といった内容の詰め合わせ。詳しいネタバレは避けますが、これらは僕の好きな作品ばかりなので良いと思います。神樹や使徒みたいな敵とか、自分達の住んでる地域を出ると( ゚Д゚)・・・みたいな展開は、心踊りました。

 ただね、ストーリーとかキャラとかはあんまり印象に残っておらず、話のテンポとかキャラのバックボーンとかはあまりうまく出来てるとは思えませんでした。正直微妙かな、、、。どうしてもご都合主義に感じてしまいました。

 続きあるとはいえ、見ようかなと思いつつまだ見れてないです。続きは面白くなるのかな?

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 530
サンキュー:

28

ネタバレ

dryeyeつっちー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろい!

通称「ゆゆゆ」ですね。とても面白いアニメでした。

こう乙女が不思議な力で戦うアニメをジャンルではなんていうんですかね?バトルヒロイン?魔法少女?とにかく「勇者」と名乗ってもそれ系統ではあるのですが、この作品は今までの作品とは違ってかなり日常系の描写にも振っているのが特徴です。
某有名魔法少女作品は件の3話からずっとシリアス・鬱展開という感じですが、一方この作品の3話は新入部員を歓迎したりしているわけで、まあちょっと10年代のアニメにしてはエンジンかかるのが遅いかも知れません。

だけど後半すごいですよ。敵と戦ってゲージを溜め、それがMAXになると「満開」という強化変身が行えるのですが、それを使うと身体の機能が一つ、失われてしまうんですよねー。ひゃーエグい!
最初はみんな一時的な症状だと思うんですよね。「身体が疲れてそういった異常が出てるんだー」って。でも普通にそう思いますよね。今までの作品が強化変身のリスクとして体力の消耗とか、反動で身体を傷つけて血しぶきプシャーって感じだったじゃないですか。それを目が見えなくなるとか耳が聞こえなくなるとか、そういった感覚の消去にしてしまっているのは後にも先にもこの作品だけでしょうね。下手に真似したら“パクリ”の烙印を押されかねません。

この感覚の消失を劇中では「散華」と呼んでいるのですが、その行き着く先が包帯グルグル巻きのベッド生活なわけでして……そんな先代勇者の乃木園子の暴露によって「勇者は国を守る戦士であり生贄でもあること」「散華は身体を神様の供物に捧げることなので戻ってこない」ことがわかります。ここから物語が一気に動き出し、以前の名作たちに負けず劣らず重くなります。死ねるだけまどマギとかシンフォギアの方がマシなんじゃないですかね?こっちは勇者が嫌になっても自殺も出来ませんし……

勇者というお役目の真の役割、満開の真の代償を知った後の主人公たちの気持ちや戦いへの葛藤というのがとてもよく表れていたと思います。
とくに主人公、結城友奈の優しさが半端ないですね。敵と戦ってしまうとゲージは嫌が応にも溜まってしまうため、極力自分が全てを引き受けようとしてしまうんですよね。「技を試したかった」と嘘を言って一番溜まってしまう敵へのトドメを刺してしまったりとか……ほんと、涙ぐんでしまうくらい優しい行動やセリフを口にするんですよ。そしてそんな優しさがあるからこそ最後の戦いがまた心苦しんですよね。

そういった登場人物の葛藤や悲痛な思いを、割とアッサリと救ってしまった展開がどうやら批判として結構上がってしまっているようですね。個人的には「じゃあみんなベッド生活を送るエンド観たかった?それが観たかった人ほんとはこの作品嫌いなんじゃないの?」って思ってしまうんですけどね(笑) 個人的には、人間の好きな神様のいる世界だし、こんな“優しさ”もアリかなーと思います。もう少し説明があればもっと良かったかも知れませんね。

アニメーションを担当したのはStudio五組。登場人物の日常シーンやバトルシーンをとても可憐に描写してくれました。
驚いたのはモブキャラたちもメインキャラと遜色なく動かしていたんですよね。学校やうどん屋のシーンで見られます。動かす必要は本来ないんでしょうけど、やはり動くのが自然なんですよね。面倒な労力だろうに良くやりました、花丸(←何様だよこれ笑)

そして音楽、これが素晴らしい!
担当は岡部啓一さんと、彼が所有する会社「MONAKA」です。楽曲面でとても評価を受けてるゲーム「ニーア オートマタ」シリーズの音楽を手掛けてるタッグでその片鱗をこのアニメでも感じ取ることができます。全体的に神秘的で和風テイストなBGMを耳に入れることができますよ。

終わりが急な印象も受けましたが続編もありますし、この作品単体で完成というよりは続く勇者の章、そして大満開の章で初めて完成する作品だと思います。そしてバトルヒロインの中では一番、観るのが恥ずかしくなく感情移入の捗った作品になりました。
素晴らしい日常を皆が送っている。だからこそ勇者がどんなにひどいものでも戦うんだと、そんな主人公たちの気持ちはどの作品の模倣でもないと思います。

投稿 : 2022/05/07
閲覧 : 207
サンキュー:

7

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もうやめて~~

オリジナル作品。
何の予備知識もなしで視聴。冒頭の人形劇の展開でワンギリか?と思ったんですが何と変身してしまいました。また戦闘シーンの曲調からどうもマドマギ臭がプンプンするな・・・いきなり1話で大半戦死(喰霊-零的な)とかじゃなかろうか(あるいは話数が進むとどんどん減っていく)と疑ったもんです(そうやって興味を持ったらズルズルですよね)。
話が進むにつれ {netabare}マドマギ以来増えた感のある力には代償話が展開されるわけですが、もうね・・・14歳とかにそんな過酷な運命やめよーや。最近多いですよね、純粋な女の子が世界の為に犠牲になる、かわいそうでしょう的な手法。見てるこっちがなんでやねんと思ってしまう。早く進め、早く終われ、何とかHappyEndになれと祈ってしまう。{/netabare}
大人って何なん?と自分もいい歳こいてと自己嫌悪になる作品です(笑)

私のツボ:Wikiの全てが終わってという全てがわからない


2期視聴済。
実は観るかスルーか悩んでました(劇場版-鷲尾編はスルーしたんだけどこの形で入れられるとなぁ・・・)。{netabare}やっぱり酷いわぁ、小学生に人類の存亡託すとか・・・。ランドセルしょってんやで?素質とかそんな問題か?お宅の娘さんは素質があるので生贄にして下さい。嫌ならみんな死んでもいいんですね?お宅の我儘のせいで?なんて酷いんだ、お宅は!って事でしょ?脅迫やん。鷲尾編に続き前期のその後、「勇者の章」なわけですがこれでもかっ!てくらい彼女達をいたぶります(中学生やで?なんか罰を受けるほど長く汚く生きてないよ?)。ほんと、制作側の神経疑うわ。美しい自己犠牲精神とでもいいたいのか?そしてこんな作品が素晴らしいとか俺は到底思えん。人間として理不尽な事に打ち勝つ的な事をやりたかったんか知らんけど少女をいたぶる事で同情や感動を狙ったんであれば卑怯である!これに感動するとかいう人間は薄っぺらいヒロイズムに浸りたいだけのできもしない事ばかり妄想し全て周りが悪いという輩である!・・・等とまた・・・(笑↑追記
これね、一つ書き忘れてたわ。自分はどうしても大人側として観てしまうんやけど、この作品の大人達は可哀そうな少女達を仕方ないと見て見ぬふりをしてるわけだが自分達も会社の為とか理由つけて見て見ぬふりしながら人生歩んでる部分がある。どこか後ろめたい所は誰だってあるやろ?そんな所をえぐられてる気がすんねん。制作側があんたら大人もここの大人と同じやで的な上から言われてる気がするわ。週刊誌や記者達、ワイドショーが芸能人の不倫じゃ浮気じゃいかにも正義ぶって取り上げるけど絶対、中には自分達もしてる輩おるやろ(テレビ朝〇のアナウンサー同士の不倫は超ウケタ!毎朝人の不倫を犯罪者みたいに扱ってる本人達がやってたという)。制作陣もこいつらと同じで自分達は特別とでも思っとんか?あんたら大人として恥ずかしくないですか?的な?えっ?そこは見て見ぬふりしろって?(笑)。){/netabare}あぁ、2期の評価は2点かな。

私のツボ:まぁ、むなくそ悪いわ

3期~大満開の章 視聴済(2022.5)
これで最終決着という事かな。
1~4話・5~8話は外伝的な内容。9~12話は2期最終決戦補足&振り返り+その後の世界という編成になってます。
最初2期からの続きかと思っているとちょっと意味わからん状態になってしまいます。まぁ取り敢えず彼女達は2期迄以上の理不尽な受難はしてないので安心です。
なんかね、個人的にはこれまで少女達に酷い運命背負わせてごめんなさいという懺悔めいたものを感じたかな。そして、ようやく彼女達は誰かの為にむりやり犠牲を強いられる人生から脱し、自分で生き方を選べるようになったという事なのかと。また、人は人以上でも人以下でもない、そんな風にまとめられたというかね。
ただ、やっぱ、「まど☆マギ」みたく自分の選択の上での対価の悲劇と強制的な悲劇では観る側の不快感は雲泥の差があると思う。現実が理不尽に溢れているからこそ、アニメ位少し逃げ場は作っててほしいよ。子供が主人公ならね。いたたまれないよ。

私のツボ:それだけ人口減れば地球はもつかもね

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 544
サンキュー:

10

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まどマギの影響を感じるけど、まどマギとはまた違った良さがある

自分はまどマギが好きで、まどマギに似てると言われていたので見始ました。
まどマギとの比較などもあるので、まどマギのネタバレも含みます。

作品を知ったきっかけは「すばらしきこのせかい」と同じ枠でやっていたちゅるっとでした。

観てみると聞いていた通りまどマギの影響をめっちゃ感じます。
個人的にはまどマギ+エヴァ+がっこうぐらしみたいなイメージです。

主人公たちは魔法少女ではなく勇者ですが、設定やキャラクターのデザインはかなりまどマギ意識されてると思います。

キャラ的にはそんな被ってないですが、東郷さんはほむらちゃんぽいなと思います(主に友奈大好きなところが)

敵であるバーテックスはエヴァの使徒で、日常要素+シリアスなのはがっこうぐらし!っぽいなと感じました。

製作者は新日常系というジャンルを提唱しているらしく、前半は敵との戦いもありつつ、日常系アニメのような日常シーンが大半を占めます。

後半は明かされる真実や鬱展開で一気にシリアスになります。個人的には日常シーンをたくさん描く事でキャラに感情移入しやすいのが良いなと思います。

がっこうぐらし!同様このバランスが自分は好きです♪

自分も歌う事が好きなので、樹ちゃんの声がもう戻らないと風先輩が嘆いているシーンは感情移入して泣いてしまいましたね。

ただストーリーの続き早く観たいって思ってると中々進まないのでモヤモヤするかもしれません。

個人的にはまどマギと比べたらだいぶ鬱要素はライトに感じます。結局ゆゆゆってキャラクターが辛い目にあってはいるけど、最終的には誰も犠牲になる事なくハッピーな方向に向かっていくので。

その辺のラストへの話の持っていき方が若干ご都合主義っぽいなって思ったりもしたのですが、自分は2期のラストまで観たら結構スッキリとしました。なので1期だけでも話はキリよく終わってますが、2期も是非観ることをおすすめします。

ゆゆゆが基本ハッピーエンドなのって、まどマギへのアンチテーゼなのかなって勝手に思ったりしてます(別にまどマギもバッドエンドってわけでは無いと思ってますが)

まどマギのパクリとか二番煎じとか言う人もいたりしますが、作画も音楽もいいですし、ストーリーも面白いのでおすすめの作品です。

影響は間違いなく受けてるとは思いますけど、それぞれ違った良さがありますし、自分はまどマギファンですがゆゆゆも大好きです。

「なせば大抵なんとかなる」「出来るだけ諦めない」

とても好きな言葉です。

最後にお気に入りのキャラは東郷さんです♪

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 345
サンキュー:

4

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

テンポ良すぎ~♪

第三期が始まるということで、秋アニメ紹介動画で「ゆゆゆ」という略称だけは知っていました。
きっと作品が愛されているんだろうな、可愛い略称だなって思っていました。
登場人物の名前を覚えるのが(主役ですら)苦手な私にとって、とても親切なタイトルですw

ギ〇オで無料一挙があったので、視聴し始めたました。キリが良さそうなので第六話視聴後の感想となります。

讃州中学校ということは、香川県が舞台のようですね。ちらっと「讃岐ゴシック」というフォントが出てきてニヤリとしちゃいました(第六話かな。ググっても出てこないので話題にしている人は少なそうです)。

ちょっとユーモラスで平和な日常から戦闘シーンに切り替わり、お、まどマギみたいな話かな、って思いました。変身シーンはカッコよいですね。

2014年の作品ということですが、CGに不自然さが余り感じられません。恐らく、中途半端に激しく動かすのではなく、ゆっくりじわーっと動かしているから綺麗に見えるんじゃないかなって思いました。全般的にCGが苦手な旧人類の私ですが落ち着いて観られます。

日常シーンでの小ギャグの入れ方も良く、笑っちゃいます。過剰に入れてこないのが良いです。

第三話で夏凜が登場し、徐々に変化していく様子にとても惹かれました。葛藤もありつつ、踏ん切りがついたようで何よりです。まあ、夏凜に限らず四人の描き方も丁寧でそれぞれに好感が持てます。

第五話で十二体のバーテックス全てを倒し、「ん、なんか嫌な予感」と思ったら、案の定、第六話で満開の後遺症だとは。これは代償なのでしょうけど、酷い話に持っていかれそうで不安です。

一話一話が非常に短く感じられます。六話まであっという間でした。OPとEDの映像が進行に応じて微妙に変えられていて、よくあるOPでのネタバレが無いように配慮されてるのって珍しいのかもしれません。

予告から見るに、第七話はお休み回みたいで、少し気楽に観れそうですが、問題はその後ですね。ちょっと身構えております。

夜に追記
結局、一日で全部観てしまいました。
再襲来、真実、暴走、更なる代償、仲間。
確かに結城友奈は真の勇者でした。
根性で乃木園子まで癒してしまいました。
しかし、その過程は希望など一切ない非情で残酷なものでした。
折れなかった主人公たちの意思の力は称えられて良いと思います。

システム自体を書き換えるメタ解決となった訳ですが、その原動力が根性だけというのには無理がある、とあえて辛口に評したいところです。
乃木園子が全ての筋書きを用意し、それに賭けていたと感じました。
最後にやや不穏な描写があり、続きの話のフックなのかな、と思いました。

蛇足ですが、乃木園子の入院していた病院の名称が円鶴でしたが、丸亀の駄洒落でしたね。

投稿 : 2021/10/15
閲覧 : 313
サンキュー:

17

ネタバレ

タータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

鬱アニメとだけ聞いて見てみたら、最終回でガチ泣きさせられた

{netabare} 序盤はまどマギみたいな雰囲気と世界観で主人公たちが勇者としてバーテックスと戦っていく王道展開でした。鬱展開と聞いていたので一つ一つの描写全てがフラグに見えつつ、いつその展開が来るのかと身構えていながら視聴していた。それでも登場人物がみんな純粋でいい子で可愛く、物語の前半で友奈をはじめとする勇者部のみんなが大好きになれた。そんなキャラ達が後半、勇者や世界の真実に気付き始めて来ると雰囲気は一変し、重い展開が続きました。真実をわかってもなお、満開を繰り返して戦う姿は、見ていてホントに息が詰まりそうになりました。最初に夏凛ちゃんが視力と聴覚を失った時は、ホントに衝撃でした。その後も東郷さんとバーテックスを止めるために必死になる友奈の姿にも熱くなりました。そして戦いの後、後遺症のことがずっと気になりながら視聴していると、樹がおねいちゃんと発声することができたところでまず感動のあまり泣きました。ありがちな展開とわかっていてもこれだけ魅力的なキャラでやられると、もう無理でした。それを見てみんな無事なのかと思いきや、植物人間状態の友奈を見た時は今度は感動ではなく、ホントに悲しみのあまりガチ泣きしました。あれだけ好きになれたキャラがこんな姿にされるのは、ホントに衝撃的でした。今までにアニメはそこそこ見てきた方でしたが、こんな感覚になるのは初めてでした。
最後の展開は、賛否あるようですが、私はこれが一番いい終わり方だと思った。後遺症を抱えたままendではあまりに救いがなさすぎるし、最後にみんなの元気な姿を見れてホントに良かった。エンディングで東郷さんが歩いているという変化にもまた感動できた。最終話は改めて見ると急展開が多かったがついていけないとういうことはなく、私としては何度も衝撃を受ける神回だった。 {/netabare}

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 402
サンキュー:

6

ネタバレ

Routy さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

勇者とは何か考えさせられる

世界観は有名な某アニメと有名な某アニメぽかった

のでそれらを参考に(ぱくった、いいどこどり)した

のかなと思ったのは私だけじゃないと思います。

しかし

7話からがゆゆゆという人がいるぐらいここからの展開!?(会いたかったよ、〇〇〇〇)

が衝撃と勢いで何とも言えなくて最終話まで一気観してしまいました。

8話目以降からOPの歌詞の重さ(意味)が伝わってきて

心に響くものがありました。


当時はタイトルに魅かれ1話視聴したものの?となってしまい

切ってしまいました。

最近観終わって、1話で切らずに見てればよかったなと思います。

あのキャラデザで勇ましい姿はギャップ萌ですね。


物語終盤、勇者とはなにか語る場面があります。

FFやドラクエのようなRPGをやったことある人は

このアニメが語る「勇者」に共感できるのではないでしょうか?

投稿 : 2021/06/27
閲覧 : 614
サンキュー:

13

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラの魅力が十二分に伝わる作品でした。

『新日常系』というジャンルを提唱しただけあって、この作品のストーリー構成は変身ヒロイン物としてはかなり独特だ。このジャンルで長尺のバトルシーンがない話を“日常回”と呼ぶのは皆知っているだろう。本作はその日常回が全12話のおよそ半分を占めている。それが面白いか?と訊かれれば、答えはYESだ。

【ココが面白い:メリハリのついた日常と非日常】
勇者たちの目的は敵を倒すことではなく“神樹を守ること”。「新世紀ヱヴァンゲリヲン」と同じく1つの拠点に留まって防衛し、敵を迎え討つタイプだ。
その神樹と呼ばれる神様の木は敵の襲来時に警報を鳴らし、一般人が敵に襲われないための“樹海”という独自結界を貼る。現実世界から断絶されたバトルフィールドで、勇者は人知れず激しい戦闘を行わなければならない。
逆を言えば、敵が来ない日は勇者たちのOFF日でもある。神樹による防衛は絶対であり敵の奇襲は無い。人類を守るために日夜パトロールする必要も逐一雑魚敵を駆除しに出撃する必要も無い。然るべき時に然るべき仕事をすればいい彼女らは自由時間に日常を謳歌することを設定から許されている。
だからこそ1:1の日常と非日常という極端な配分に違和感は覚えず、むしろスイッチの切り替えのようにメリハリの効いたシナリオに仕上がっている。
新入部員との交流や歌のテスト対策など、本当に丸々1話敵と戦わない話が何話かあり、その時だけこの作品のジャンルは「まんがタイムきらら」ばりの日常・青春モノだ。
1作品で2ジャンルが楽しめて、各キャラクターもバトルヒロインと一般女学生の両面で充分表現されている。「戦うからこそのバトルヒロインだけど、日常を過ごすシーンも見てみたい」という潜在的な欲求に上手いこと応えた意欲作と言える。

【そしてココがすごい!:死よりも辛い“満開”と“散華”】
日常シーンが多いとは言っても本作は飽くまでも変身ヒロイン物。地上波では深夜帯、カラーリングのピンクが主人公で黄色が先輩枠ということもあり、観る人が大体あの「魔法少女まどか☆マギカ」と比較することは避けられない(あちらは厳密に言えば魔法少女モノだけど)。となれば当然、キャラクターの凄惨な死や変身システムの闇といったダークな部分に期待が寄せられる。本作はそれにも十二分に応えつつ独自性溢れる設定を披露した。“満開”と“散華”である。
{netabare}勇者に選ばれた娘は死ぬことはなく、どんなピンチでも“満開”という技を使って窮地を乗り越える。その代わり、満開を使えば目が見えなくなったり声が出なくなったり味を感じなくなったりと五感や身体機能に関する後遺症を引き起こしてしまう。
味覚が無ければ甘いジュースや美味しい料理が味わえない。声が出なければ友達とカラオケにも行けない。戦いの後遺症──“散華”という非日常要素が何気無い筈の日常を蝕む描写で誰かが死なずとも鬱になる。いや、各キャラが殺されながら活かされてると言ってもいい。
とくに言えるのが先代勇者・乃木園子。彼女の姿は劇中、最も痛々しい。全身に包帯が巻かれ、見る聞く話すがやっとの状態。そして地上波版に限るが、手足を通してる筈の袖や裾がペタンコな寝巻き姿を見て四肢欠損というおぞましい想像を促してくる。
ネタバレすると後で治るのだが、それは最終話で描かれた嘘から出た実(まこと)というやつだ。そんなことを登場人物の誰もが知らないが故に「喪った身体が戻ることはない」という前提で行動する。そのどれもが各々の立場を考えれば納得できるものばかりで、納得するからこそ後半は見てて辛い。辛い展開の中に趣があり、話を追いたくなるのはまどマギ他、名作アニメとの共通点だと言える。{/netabare}

【キャラクター評価】
結城友奈
主人公にしては少し地味。というより他の部員のキャラクター性が中々に濃く、友奈はそんな勇者部に溶け込んでいる感じ。
代わりにそんな濃ゆい部員たちが傷ついたり、暗かったり、あるいは道を踏み外そうとした時に一番魅力的な活躍をする。{netabare}中でも「ヤベぇなこの娘」と思ったのが味覚が無い時に出されたご馳走にいの一番に手を付けて、食感や喉越しで味わう描写だ。
皆が味覚の無い自分を気づかって食事に気後れするのを察しての素早い行動。第1印象の楽天家とは遠く離れた究極の気づかいに心を打たれた。
{/netabare}
東郷美森
身体障害者として登場するも、それを補って余りあるハイスペックの披露や日常を楽しむ描写で不思議と可哀想だとは思わない。通う学校や合宿先の旅館も福祉設備・サービスが充実していて移動に困難なシーンがないという徹底ぶりでデリケートなキャラ設定を上手に包み込んでいる。
{netabare}その分、この作品の雰囲気は東郷の精神状態に傾倒しており、序中盤は国防・ぼたもち・軍歌・カボチャetc……で笑いを取る一方、彼女が敵に回った10話以降は、明かされた様々な新設定と一緒にのしかかるとてつもなく重い展開であり見所の1つと言える。{/netabare}

三好夏凜
本来このテのツンデレは戦闘で独断専行が過ぎてピンチに陥ったり、強敵を前に挫折したりする。それを主人公ないし彼女の相方となる娘に助けてもらって絆を築くのが定番だろう。そんな御約束をこの作品では日常的な青春ストーリーに置き換えることで、必要なシナリオに“癒される雰囲気”や“キャラの可愛さ”といった付加価値をつけている。
{netabare}第3話では敵をアバンで片づけて、彼女の転入と入部、そして勇者部への迎合を描いている。初めての部活動の失敗から無断欠席という逃避を選んだ夏凜の借り部屋に勇者部が集まり誕生日を祝う、という優しいエピソードが彼女のツンデレを100%楽しめるようになっている。
「誕生日なんて祝われたことないからどんな顔すればいいかわからないじゃない!///」
アスカ・ラングレーかと思ってたらとんだ綾波レイちゃんである。{/netabare}
ちなみに「ちょろイン」とも言われてるが、デレるまでは丸々1話かけているのでそれは間違い(まあ最初の台詞で「ちょろいっ!」なんて言うから付けられたのだろうが……)。

犬吠埼樹
夏凜の次に主役回をもらえた子。4話では苦手な音楽の授業で歌のテストを控えており、勇者部全員でサポートする。バーテックスは現れず、只の尺埋めの日常回だと思っていたが……余談だが樹役の黒沢さん、かなり歌が上手いぞ
{netabare}先輩たちから貰った寄せ書きを機にあがり症を克服し、逆に歌手となる夢を持った樹。そんな彼女の散華した部分がよりにもよって声なのだから嘆かずにはいられない。だが本人の泣く描写は全く描かれず、大赦の嘘を信じて声が戻る方法を模索していたのだから、そこに健気さも心強さも覚える。
そして貰った寄せ書きに「勇者部に入ってよかった」と書くあの描写──何度見ても泣ける自信がある。{/netabare}

犬吠埼風
サバサバした性格に加えて第1~2話で知ってて他の部員を樹海とバーテックス絡みに捲き込んでしまってるなど、劇中のみではややいい加減な印象を抱いてしまう不憫な役。皆さんどうかPCゲームの方も手に入れてほしい。悪いのは大赦って奴の仕業なんだ!
{netabare}勇者や樹海について色々な知識をもらっていたものの、満開と散華については伏せられており、「そうと知ってれば皆を捲き込むことなんて絶対しなかった!」と激昂する9話の風先輩は本作の最高潮と言える。いやほんと、あのバカデカい剣が止めに入った夏凜や友奈に躊躇なく振り下ろされるのだから、あれは息を呑んだわ、うん。
そんな描写はあれど勇者部の仲間のことは大事に思っており、だからこそ大赦とのやり取りを1人で抱え込んでしまっている。
上手く立ち回れないのは頭脳面の問題で、本人は視力の散華を機に中二病患者の様に振る舞って場を和ませようとしたり、まだツンツンな夏凜を邪見にせず絡みにいったりと良い先輩している。{/netabare}

【総評:キャラの魅力が十二分に伝わる作品でした。】
{netabare}“戦い続けることでどんどん身体が不自由になる”という新しいダーク要素を引っ提げることで当時ちょっとした話題になることができた本作だからこそ、最終話で「全員の身体が元に戻りました。めでたしめでたし」とやられるのはどこか納得がいかないし「ご都合主義だ」と言われてしまうのも仕方がないと思う。私も初見で観たときは「うーん……」と唸るしかなかった。
だがそれはそれとして、このジャンルにしてはメインキャラクターの魅力を十二分に引き出すことが出来たのではないだろうか。{/netabare}
ヒロインアクションアニメに求められるのは女の子キャラクターの“勇ましさ”と“可愛さ”、そして“色気”だ。勇ましさの方はバトルシーンで魅せられるものの、そこで露骨に可愛さや色気まで出してしまえば真面目に戦っているようには見えなくなってしまう。毎度、人類の存続が懸かる世界観でその戦闘描写は×だ。
かといってプリティ&セクシーな日常シーンを入れようとしても他作品の、常に敵が暗躍するような道中では状況とキャラクターの心情が正に「遊んでる場合じゃない」という風にもなり、良くて1話の内のAパートのみと少なくなる。「可愛い」と「カッコいい」は相反するものなだけあってその両立は難しいようだ。私自身色んな変身ヒロイン物や魔法少女モノを観てきたつもりだけども中々、単作のみでは満足感に欠ける作品しかない。
そんなジレンマを神樹様の加護という鉄壁(まあ乗り越えられてるが)と5話で敵を全滅させたという大団円を描くことで払拭し、キャラクターの笑顔と日常系の雰囲気、スタイルの良い娘の官能的な主張といった要素をバトルアクションときっちり折半した本作は真の意味でのヒロインアクションアニメと言ってもいい。1クールで日常も非日常も両方しっかりと描写して『この日常を守るために戦うんだ』というバトルヒロインの行動理念に強く感情移入できるよう作られている。正に短く太い1クールのプリキュアだ。
{netabare}加えて、仲間想いの良い娘たちが非日常に翻弄されるダークな展開が確かに面白い。トコトン酷い状況に彼女らを追い込む割に命までは摘み取るようなことがないので、初見でも顛末がどうなるか知るというよりも「全員救われてほしい」「元通りの日常に帰ってほしい」と願って話を追うようになる。最終話は強引でもそれに応えた形だ。
ある意味で童話やおとぎ話にも近いのかな、と現在は思う。「千と千尋の神隠し」もひとしきり神の世界を冒険した後は1つの回答で父母を取り戻して帰ることが出来ているのだし。ジブリの大半が大団円を迎えることを知っているからこそ金曜ロードショーで再放送される度になんとなく観ることができる代物だ。
ゆゆゆも最終話がああだからこそ2周目3周目は道中の鬱展開になんとか耐えられる。何度も観れるからこそ何度でも勇ましいバトルシーンと女子力溢れる日常シーンを振り返って楽しむことができる。そんな強みがもっと沢山のオタクに評価されることを常日頃、私は願っている。{/netabare}

投稿 : 2021/05/10
閲覧 : 528
サンキュー:

15

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

変身少女たちの日常とバトル

あらすじはあにこれのを見てね☆

日常の背景はきれいだけど
ちょっとぼんやりってした感じ
とちゅうから水彩の抽象画(?)になっちゃった。。

キャラの目は大きくって丸くって
「咲」に出てきそうかも


1話目
{netabare}
はじめは主役の4人の女子
(結城友奈、犬吠埼 風(ふう)と樹(いつき)、東郷美森)
の紹介かな?
勇者部でボランティアしてる。。みたいな

そうゆう
日常系のおはなしなのかなって思って見てたら
風に着たメールが。。何かありそう?

それで授業中
急に背景がぜんぜん変わっちゃった!
風が説明ちょっとしてたけど
シンジュさまの結界の中みたい

風はタイシャから派遣されたって
それで
敵と戦わなくっちゃいけないって。。


風が変身するところは真剣で
これからバトルがはじまるって伝わった。。

でも
樹のときは
「姉ちゃんを残していけないよ!」って泣いてたのに
よく分からないのにとつぜん戦うって言われてるのに

変身が始まったら
「あはっwへっw」とかってウインクしたり。。
えっ!?これって死んじゃうようなバトルじゃないの?
さっきまで真剣だったのに?

絵はきれいだしキャラはかわいかったけど
マジメそうなおはなしだったのに何だかヘン。。

「SHIROBAKO」の2話目見てて分かったケド
樹ってかわいそう。。生きてないみたい
かわいい女子が好きなスタッフの人が
ムリに動かしてるだけみたい。。

転んでドジったりしちゃうことって
真剣なときでもあるけど。。

だけど
急におそわれてるし
変身とかはじまったらこわくって
にゃんだったらゼッタイ
「あはっwへっw」とか言えない><

友奈と東郷さんはちゃんと気もちが分かったから
樹だけかも。。心がはいってないキャラって

おばかアニメとかだったらどうでもいいけど
マジメに気もち伝えたいって思ったら
作ってる人も
まじめにキャラの気もち考えてほしい☆

2話目も見てみるけど
かわいい女子を見せたいだけで
気もちとかが伝わらないおはなしだったら
バトルってにがてだから見るのやめちゃうね。。
{/netabare}

2話目
{netabare}
2話目はふつうによかったかな^^

東郷さんが
友奈に守ってもらってるだけじゃイヤって
思いはじめて
変身するおはなし。。

東郷さんを追いかけて友奈のギャグ
ちょっとわらっちゃったw

ちょっとコメディっぽくって変身して
みんなで力を合わせてやっつけたところは
ビビッドレッド・オペレーションかな?
まどマギとか幻影ヲ駆ケル太陽とかみたく
ならないといいね☆

ふつうにきれいな美少女バトルなんだけど
やっぱりにゃんはにがて。。
でも
3話まで見てみるね☆
{/netabare}

3話目
{netabare}
三好夏凜(かりん)ちゃんが来て
5番目のバーテックスを
かんたんにやっつけちゃった!

そのあとは
夏凛の紹介みたいなおはなしだった^^

今日のおはなし見てて
あーよかった♪ってw
バトルより日常アニメみたいだなぁって^^

夏凛って
みんながボケしてるとき
ツッコミを入れてくれるキャラなんだねw

みんなが誕生日のお祝いしてくれて
夏凛はツンデレだってばれちゃったネw
さいごまで見ててちょっとうるうるしちゃった
みんないい人だなぁ☆
{/netabare}

4話目
{netabare}
樹が音楽の授業の課題曲がうまく歌えなくって
みんなと練習するおはなし

風と樹ってお父さんお母さんが
バーテックスに殺されちゃって2人暮らし
風は樹のお母さんの代わりだったんだ。。

タロットの死神がいっぱい出てて
さいごも。。

今週は日常のおはなしだったけど
何か起きそうでコワイ感じだった。。
来週は大丈夫のかなぁ?
{/netabare}

5話目
{netabare}
バトルはやっぱりにがてだったけど
もう1回変身(満開)したところとか
とってもきれいだった☆

合体とか超巨大なのとか
最終回みたいだったね

まだ5話目なのに
バーテックスぜんぶ倒しちゃったけど
これからどうするの?
もっと強い敵がでてくるのかな?
それともずっと日常なの?
{/netabare}

6話目
{netabare}
バーテックス全部たおして日常回
みたいだったけど
満開した人たちは
みんな体の1部がおかしくなってる。。

すぐに治るって言ってるけど
ほんとかな?

さいご
友奈が言ってた
「夢みたいな戦いが終わったら
私たちは日常に戻る」って
ほんとは
日常に戻ってないよね。。

だから
「時間はいくらでもあるんだ♪」も
ほんとかなぁ?って心配
死亡フラグとかじゃないといいけど。。
{/netabare}

7話目
{netabare}
合宿で海水浴で温泉♪
日常回だったね

ごちそう。。おいしそうだったw
水着と温泉はよくある男子向けかな^^
まくら投げしなかったw

東郷さん
バーテックスがまだいるかも。。
みたいなこと言ってて
フラグ!?って思ってたらやっぱりさいご。。

戦いがまだつづくみたい
まだ
体が治ってないのにね。。
{/netabare}

8話目
{netabare}
バーテックスはかんたんにたおしたけど
終わったあと
東郷さんと友奈はある少女によばれて
みんなとちがうところに着いたの

その少女は
寝たきりで目も1つしか見えない。。


その子はもと勇者で
勇者システムのヒミツを教えてくれた。。

1回満開すると
1つ体の部分が使えなくなっちゃうんだって。。


死ぬことはないって
動けないのに生きてるって苦しそう。。
タイシャって
こんな大事なことどうして教えてくれないのかな?

もうこれ以上
バーテックスが来ないといいけど☆

あと
勇者部のみんなは
今のうちに
いっぱい遊んだほうがいいよね☆
{/netabare}

9話目
{netabare}
風が満開の後遺症はもう治らないって知って
タイシャにだまされてたって思って
復しゅうしに行こうってするおはなし

だんだん樹のことが分ってきて
悲しくなってなみだが出てきちゃった。。

もし樹がいなかって自分だけだったら
風はきっと
それでも勇者を続けようって思ったと思う

だって勇者って命をかけて戦う人だから
戦ったらケガだってするし
目が見えなくなったり
声が出なくなっちゃったりって当たり前だから

樹とほかの部員のほうが
ずっと分かってやってたみたい^^
{/netabare}

10話目
{netabare}
前半は東郷さんの思い出。。

事故にあって
ここ2年くらいの記憶と
足が動かなくなったあと
この学校に転校してきたの

それで勇者部に入って
みんなと楽しくボランティアしたりした
今までの総集編っぽいおはなし♪

でも
本物の勇者になって満開のヒミツを知ってから
きゅうにおはなしが暗くなって
あの寝たきりの少女に会いに行ったの。。

壁をこえた世界。。
ほんとの世界って天の神様がほろばしちゃってて
バーテックスしかいない世界

友奈たちが住んでる世界は
人間の味方のほかの神さまが
シンジュさまになって
シコクに結界を張って作ったって。。


今週は
風の代わりに東郷さんが
シンジュさまをほろぼそうってしたね。。

だけど
それってほんとは誰も救わないで
この世界を消しちゃうのといっしょじゃない!?

でも
全国に勇者がいるって言ってたけど
ほんとは友奈たちがいるところだけ(四国?)
じゃないのかな?

だったら
そこがバーテックスにやられちゃうのも
そんなに先のことじゃないのかも。。

それでとうとう
すごいたくさんのバーテックスが攻めてきちゃった
もう
シンジュさまを倒したのと変わらないよね?
{/netabare}

11話目
{netabare}
東郷さんは
みんなをこれ以上苦しませたくなくって
この世界を終わらせようってしてるみたい

ほかの4人は
みんなを守るために
この世界を守ろうってしてるのかな?

「俺の脳内選択肢が、
学園ラブコメを全力で邪魔している」ってゆう
アニメがあったけど
このおはなしも選択肢が2つ。。
いやな事ともっといやな事。。

どっちを選んでもいいことなんてないから
見てて悲しくって苦しいよ。。

早く終わってほしい☆
{/netabare}

12話目
{netabare}
最終回。。
みんな死んじゃうくらいがんばって
友奈が
1番がんばってぼろぼろになっちゃった。。

動かなくなった友奈はかわいそうだった
泣いちゃった^^

でも
みんな元にもどってよかった☆

さいご
寝たきりになってた子も
いっしょに出てきたらよかったのに☆

みんな元にもどれてよかったけど
どうしてもどれたかってちょっと説明とか
前のおはなしにそれっぽいこととかあったら
もっとよかったのにって思った

今回はハッピーエンドだったけど
バーテックスの世界って消えてないから
こんどは
ほか子たちが勇者になって戦うのかも?
{/netabare}


見おわって

変身少女バトルだったけど
ほのぼの日常みたいなおはなしが
多かったみたい^^
でも
後半は泣いちゃうところもいっぱいある

結界の中がとってもきれいでフシギな世界
ちょっとまどマギっぽかったかな
おはなしも。。


最終回は
{netabare}いちおハッピーエンド{/netabare}だった

ネタバレにしちゃうから気になったら見てみてね☆

投稿 : 2021/02/05
閲覧 : 1369
サンキュー:

168

ネタバレ

じょせふん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二期も絶対に見てください

【視聴日時】
初回 2020年8月21日
ーーーーーーーーーーーーーーー

【各話の感想など】
━━12話━━━━━━━━
{netabare}・供物を求めなくなった?って何
・友奈だけが全てを失った。
・生きてるけど、死んでいる。植物人間のような
・友奈がああいう状況になったのは東郷のせいだろう
・戻ってくるんかい
・園子も戻っていた
・「見て見ぬふり」耳が痛い
・最後の演劇でのセリフ、「結城友奈は勇者である」を感じることが出来た{/netabare} 


━━【総括】━━━━━━━━
{netabare}『戦いに犠牲は付き物』
幸せに過ごせているのは、何かの犠牲があって噛み締められているのかもしれない。

彼女達が体の一部を無くしていくのは戦争の兵士達を表しているのかな。
彼女達は前勇者の姿を見て、絶望し、最後は自ら世界を壊そうとも試みたが、彼女達は世界を、また自分達までも取り戻すことが出来た。

アニメではあるが、ストーリー上 納得出来る部分は少ない。
自分の身体を犠牲にして平和を得たとしても、それは幸せではないだろう。自己犠牲で何が得られると言うのか。五対満足、体に異常が無い事がやはり一番の幸せだろうと考える。

作品自体は、出来も良いし面白いものだった。
でも残酷過ぎる部分は見ていて辛い

【二期視聴後】
二期を見てやっと気づかされ、全てが繋がった。
気持ちいいくらい伏線が回収されていく

なぜ東郷が生まれたのか
園子がなぜボロボロまで戦い続けたのか
精霊システムの誕生
そして新たに生まれる地獄{/netabare}


【メインキャスト】
{netabare}結城 友奈━━照井春佳
東郷 美森━━三森すずこ
犬吠埼 風━━内山夕実
犬吠埼 樹━━黒沢ともよ
三好 夏凜━━長妻樹里
乃木 園子━━花澤香菜{/netabare} 

投稿 : 2020/08/28
閲覧 : 421
サンキュー:

5

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度も泣ける

この作品は涙無しでは見えません。
勇者部のメンバーは仲間思いで友達思いのメンバーばかりです。
人が恥ずかしがるようなの事を勇んでする。
それが勇者部です。
この作品を見る前に、鷲尾須美が勇者である、を見ると作品の内容がわかりやすいです。

先ずは、犬吠埼姉妹なんですが、この姉妹は両親が居ないのですが、姉妹で助け合い生きています。
戦闘には満開と言う簡単に説明すると自己強化みたいなシステムがありますが、それを使うと散華と言う状態になります。
簡単に説明すると代償で身体の一部が機能しなくなります。

この散華が勇者部を苦しめます。
勇者部の皆んなの後押しで歌手になりたいと夢を持つ犬吠埼姉妹の妹、樹ちゃんが奪われたのは声でした…
いつかは回復すると大社から言われては回復しない事を伏せられていた事に気が付いた姉の楓は大社に襲撃しようとしますが、それを止めたのが友奈ちゃんです。
勇者部では一番正義感が強く優しい女子
戦いながら楓先輩の怒りと悲しみ耳にします。
それでも、友奈ちゃんは止めます。
だって、それをすると、樹ちゃんは悲しむし、楓先輩は絶対に後悔するから…でも、きっと一番強かったのは樹ちゃんです。
笑顔で姉の楓を止めます。
お姉ちゃんのせいではないよと。


次に、この散華システムで一番苦しんだのが乃木園子…彼女の正体はここでは伏せますが、散華により首から下がペッタンコになっています…恐らく身体機能だけでは飽き足らず骨や内臓まで失っているのではないでしょうか?
それでも、生きてる…生かされてる…それが勇者システム…視聴者に衝撃を与えるには充分すぎる残酷な結末…
彼女の過去と未来は2期シリーズをご確認ください。


最後に、東郷美森、友奈ちゃんの一番の親友で理解者にして友奈愛に溢れる女の子。
時に愛が重いぞwww

彼女は知ってしまうのです。
勇者の戦う意味、神樹の秘密、敵のバーテックスの秘密を…

真実を知った彼女は敵のバーテックスを誘導し神樹様を破壊しようとします。
それに気付いた友奈ちゃん達は止めようとするのですが東郷さんから真実を知らされる友奈ちゃんはそれでも止めます。
歩みを踏みとどまりはしない!

私は正しいのは友奈ちゃんだと思います。
でも、私が東郷さんの立場に立つと東郷さんと同じ行動をすると思います。

強い人なら友奈ちゃんみたいに真実を受け止めどうにかしようとするかもしれません。

でも、東郷さんは…これは、わすゆのネタバレになりますが一言…
過去に既に大事な人達を守れず奪われている…きっと身体機能なら東郷さんも耐えられたと思います。

でも次は?このまま戦わされたら?散華で奪われるだけじゃない…命も…友達の人生も…勇者部の皆んなも…大好きな友奈ちゃんも…
奪われるだけで何も取り戻せない…そんな事実を過去にも現在にも叩きつけられて見えるものはなんでしょうか?
誰にだって大切な人や守りたい人がいる…自分が踏ん張っても守れないのなら…いっそのこと全てをめちゃくちゃにしてしまえばいい…彼女の気持ちも凄く理解できます。

それでも、間違えだと思います。
東郷さんもそれを知り友奈ちゃんに教えられます。
勇者部の力を借りてバーテックスと対峙します。
その戦いの中で友奈ちゃんは心を失います。

笑うことも、話すことも、喧嘩することも、遊びに行く事も、一緒に通学する事も出来ない…
東郷さんはきっと全てを背負い込んだと思います。
全ては自分のせいだと…毎日病院に通い話しかけます。
反応がなくても、言葉にしてくなくても、笑ってくれなくても、大好きな親友がさみしくない様に…

ある日、東郷さんは心が折れそう…イャ、折れてたと思います。
友奈ちゃんに勇者部の演劇台本の勇者のお話をします…そんな中彼女は涙を流してしまいます…辛かったと思います。
色々と本当に…

そこに、誰が話し掛けます。
「東郷さん、泣かないで」と…
それは東郷さんにとっての勇者であり親友の結城友奈ちゃん

東郷さんの気持ちが届いたのだと私は思いたいです。
そして、自分の状態より親友の東郷さんの心配をする彼女本当に優しい勇者です^ ^


この物語は優しい女の子が沢山傷付くお話で、
それだけ聞くと暗いかもしれませんが最後には救いのある物語だし勇者部の優しさにも感動します。
実は私、この作品に凄く感動して2度聖地を訪れた事があります。
作中の舞台の再現度もかなり高く本当に力を入れて作られた作品だと実感したのと、町に住む方も、優しく、老若男女で、ゆゆゆをご存知で町興しをしてるみたいですw

私は勇奈ちゃんの家の場所が解らずに迷って居たらお婆ちゃんが案内してくださりました。
街の方々にも愛されてる作品なんだなぁ〜と実感した私でした^ ^

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 515
サンキュー:

18

ネタバレ

クマリャフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

優しくないアニメ

なぜ日本のアニメはこうも少女たちにきつく当たるのか、、、
話数を追うたびにこちらのSAN値もどんどん削れて逝くアニメ。(少女たちは体が削れていきますがね)

しかし、見る価値はある。
なぜか?

面白いからである。

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 300
サンキュー:

4

ネタバレ

ポテト さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

誰にでも観てほしい神アニメです!

自分はこの作品が今までで1番ハマった作品です。良く魔法少女まどか☆マギカと比べられていますが、自分は断然こっちの方が好みです。まどかの方が優れているだのよく言われますが、それは一方的な決めつけです。どっちが優れているとかではなく、こっちはここが良いよねなどとどちらの作品の良いところを見つけるべきだと思います。パクリと言う考えもやめて欲しいですね。仮にそうだとしても、ここまで形で出来るのはやはり、ゆゆゆの素晴らしいところだと思います。勇者であるシリーズはファンはとても多い方とは言えませんが、一人一人が作品をとても愛しているため、高い円盤売り上げを維持出来ているのだと思います。よく最終回が適当だと言われますが、個人的には最高の最終回でした。人を信じた神樹様が人が人として再び生きていけるよう背中を押し、友奈がそれを成し遂げた。主人公に相応しい終わり方でした。作画良し、キャラ良し、鬱も萌えも感動もたったこの一つの作品に詰まっており、本当に心が満たされました。乃木若葉や楠芽吹きの方も映像化して欲しいと思います。勇者であるシリーズに感謝!

投稿 : 2020/04/13
閲覧 : 472
サンキュー:

9

ネタバレ

QBWCD45633 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ライトな鬱アニメ

鬱アニメとして聞いていた為、誰かが死ぬことを覚悟していたが誰も死なず思ったほどではない印象だった(前半は)。
途中から散華したら体の一部が機能を失うということが判明し、ある意味死よりも残酷でそれぞれの葛藤が辛かった。(特に樹と友奈)
最後の戦闘での夏凛の連続満開は辛く泣いた。



作画は全体的に良かったが3DCGを多用していたので評価を下げた。だからと言ってそんなに気にならなった。

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 289
サンキュー:

4

ネタバレ

「な」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

精神年齢を下げた『まどまぎ』

『まどまぎ』を見終わった後に見たけど予想以上に似てた。

『まどまぎ』同様の世界観なんだからつまらないわけが無く、一応最後までは見れた。

なんだけど
・サービス回?仲良し回?
・結局全員救われる
この二つの点が嫌だった。

こういうダークな話でサービス回、仲良し回なんて空気壊すだけ。

この話、最後に全員救われて、いつも通りの日常に戻ってまた暮らし始めるんだけど、これじゃ一話からの進展がまったく無いのと同じ。

戦いを通じて成長があったならまだしもそれがほぼほぼ無い。せめて一人くらい死んでくれ。そうじゃなきゃ変化の無い話で終わっちゃう。

なんだけど鷲尾須美編はすごく良かった。こっちは逆に救いがないからね。

救いのありすぎる話っていうのも逆につまらなくなるんだな。

投稿 : 2020/04/08
閲覧 : 467
サンキュー:

2

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

神樹と契約して勇者少女になってよ。

詳細は公式でも。

讃州中学の「勇者部」は、ボランティアなど人助けを
する部活。そんな勇者部のメンバー4人が、世界を
殺すバーテックスを倒すという使命を負っているの
でした。

というお話です。
あれっ?
僕、これ、まどマギのスピンオフを観ているのかな?
というぐらい設定とか、展開が酷似しています。

たぶんね、これを最初に観ていれば、おそらく
すげえ発想のアニメだなーって感じたと思います。
が、まどマギを観ていると、口の悪い人なら、これ
パクリじゃんって言うでしょうね。
オマージュだとは思います。参考にしなかった、とは
言わせません。あと、エヴァもね。

作画しっかりしているし、ヒロイン・結城友奈のCV
照井春佳以下、内山夕実、三森すずこ、黒沢ともよ、
長妻樹里、花澤香菜などなど、名演です。

いや、面白いんですよ。
面白いんだけど、手放しで高評価はできないかなー
ってところです。

投稿 : 2020/04/04
閲覧 : 377
サンキュー:

8

ネタバレ

ズンタカポコテン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これもなかなか曲者アニメですね

因みに私は超が付くほど好きな展開のアニメですが人を選ぶと思います。

投稿 : 2020/04/04
閲覧 : 257
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私は好きよ。勇者パンチ。

設定やストーリーのどんでん返しはあるのは認めます。まぁ、最後供物として捧げたものが、返ってきたのはアニメ2期でちょっと説明はあります。

でも、基本は神樹様の気まぐれか勇者を失いたくないという思いなのかもしれないと脳内変換できるのかが、鍵なのではないでしょうか。

仮面ライダーアギトやまどかやエヴァなど有名処からの設定を持ってきています。それが不快という人もいるかもしれませんが、中身は全く別物です。

話しの本筋は勇者となった勇者部5人が人類を抹殺しようとしてきたバーテックスに人類のために立ち向かい、その中で大赦と勇者、大人と子供の対立を描き、満開により散華し、体の機能を失っていく絶望の中でも、勇者として人類を守るために闘い、束の間の勝利を手にすると言った所でしょうか。
2期では一応人類側の勝利ということで終わりますが。

でもまぁ、なぜ神樹があったのか、なぜバーテックスが現れたのか、どうやって勇者システムを作ったのか等々、謎は多いままなのも事実ですが...。

私はグレンラガンやキルラキルのような絶望の中でも生きることを諦めないという聖人のような友奈が好きなので、この評価です。

ネーミングセンスはおいといて。

私は勇者パンチが大好きです。
2期からは国防仮面の東郷さんが好きです。

乃木若葉は勇者であるのアニメ化待ってますよ!

投稿 : 2019/10/22
閲覧 : 301
ネタバレ

ひな花凛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪くはないが

周囲から受け取っていた前情報の通り、「えげつない」のを期待して視聴を始めた。結論としてはそこまででもなかった。

宗教要素が混じった独特な世界観はとても良い。音楽も世界観の構築に拍車を掛けており、和、荘厳な空気を醸し出すと同時に何とも言えない不安感のようなものをかき立てられる。

色々と割愛するが、ひとまず東郷さんの暴走について。個人の見方で言うと、むしろ東郷さんに完全同意だった。あれは唯一の解決策だとしか思えない。ぶっ壊してしまえ!と応援さえした。
そのためその後の展開を見て「えっそこ周囲止めちゃうんだ…」みたいな脱力感があった。次期でもその罪を引っ張られているし、マジか?状態である。なんとも悲しい。マジか…。
そんなこともありキャラクター達への感情移入もそこまですることができず、結果最終話まで来ても「うん?ハッピーエンドになるの?」「おお、良かったね…」みたいな感じになってしまった。
ただ最後、友奈と東郷さんの立ち位置が(物理的に)逆転したというのはちょっとだけ胸に来るものがあったように思う。今までの献身を思い出し、友奈って凄い奴じゃん、というエモい感情が湧き上がってきた。

悪くはないが、悪くはない。
せっかくなら2期も続けて視聴することをおすすめする。

投稿 : 2019/06/04
閲覧 : 445
サンキュー:

4

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

なんでこんな世界なのか

勇者自称だけど一般には魔法少女。21世紀の魔法少女物語にはいつも緊張感がある。必ず悲劇に変わるから。基本悲劇は好きじゃない。ヘタに感情移入するとトラウマになる。

供物になるというのは宗教くさい。朝礼の「神樹様拝」もすごく違和感がある。でも一番の違和感は子供の身体的障害がネタにされているところか。

いろんなネタがあっていいと思うけど、15歳以下の障害ネタは生理的にダメ。

あと最終回だけで全て伏線を回収しようとすると失敗することのいい例だと思う。

投稿 : 2019/05/20
閲覧 : 302
サンキュー:

4

ネタバレ

RC MBT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

内容がチンプンカンプンだった。

1話を見て 何を戦っているのかが全くわからなかった 世界観についていけなかったのが理由です 暇があれば dアニメストアで見たい作品でもあります。

投稿 : 2019/04/20
閲覧 : 349
サンキュー:

2

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女たちの過酷な運命に、強烈に引き込まれました

1話感想:
これはかなり面白い。気に入りました。
作画とか構成とか、全般的にレベルが高いですね。
ヒロインの四人は見た目が可愛い上に内面も可愛くて好感も持てます。
目的もわかりやすいし素直に応援できます。

コスチュームもエロスでイイね!
特に東郷さんの衣装が素晴らしい。変身後は足が動いちゃったら微妙、と思っていたらああいう形で移動できるようにするとは。
格好いいし美しい。ぷらぷらした動かない足にグッときました。

障害者ヒロインというのは実に素晴らしいと思いますが、障害者を~みたいな嫌な人が湧いてでたら嫌だなあ。
障害者出てきたら差別だ、みたいな短絡的な考えをする人はソッチのほうがよほど差別だと思います。
描き方もちゃんとしていますよね。

バトルは初回は面白かったけど、封印→核破壊のパターンが決まっているとワンパターンになりそうで不安。まあ12体しかいないのにもう4体終わってるなら飽きる前に最終回になりそうですが。

全話感想:
色々言いたいことはあるけれど、傑作だったと思います。
無垢な少女たちがその身を捧げながら戦う展開はあまりに酷く悲しく、実に胸に来る素晴らしいものでした。

ただその素晴らしい展開が最終回はご都合主義で万事解決とか…。良かったとは思いつつも、納得いかないものも。
まあいろいろ解釈して擁護すれば、なんとか納得できる感じですね。まだ続くようですし、続編に期待しましょう。

以下ネタバレ感想。不満点と解釈。

不満点1:東郷さんの暴走はどうかと。愛国少女だし国に身を捧げる覚悟はできてるんじゃないの?

解釈:鷲尾須美は勇者だったけど、東郷三森は恋を知って女の子になっちゃったんだよ。女の子にとって、好きな人を忘れる、忘れられることは世界が滅ぶ以上の恐怖だった。

不満点2:最後全部治ったのはご都合主義すぎるんじゃないの?

解釈:勇者を辞めることで元に戻れるように、大赦の技術者が頑張ったんでしょう。だって皆可愛くていい子だし、不幸になってほしくないじゃん。大赦の人も同じでしょう。
表面はハッピーエンドだけど、バーテックス放置で最も適正が高い勇者ですら失敗して大ピンチ。バッドエンドとも解釈できる。
友奈だけはまだ勇者で、味覚が戻っていないかもしれない。

…なんて解釈していまいたが、その後のインタビューではただのご都合主義だった様子。がっかりです。

投稿 : 2019/03/30
閲覧 : 330
サンキュー:

4

ネタバレ

567 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラ目当てで観ました

キャラが良いなぁと思って観始めました
途中話がかなり急展開過ぎて戸惑ってしまいましたが
まぁ最後まとまって良かったです。。。

友奈ちゃん可愛すぎ!

投稿 : 2018/12/28
閲覧 : 346
サンキュー:

5

ネタバレ

アオイ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いが

面白いが

最後の最後に全員復活してしまう。

何故?

復活する話でもいいのだが、そこが謎のまま終わる。

それならいっそ復活しない退廃的な話でもよかったのでは?

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 279
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

二番煎じの限界

ヴィジュアルは某魔法少女アニメを漂わせるが、中身は別物と言ってもいい。
決定的な違いとしては、緩い日常描写と、過剰なシリアスを取り入れたことだろう。
当然、この相反する要素が上手く絡み合うことはなく、寧ろ違和感さえ覚えさせる内容になった。

本作の登場人物は女子中学生だが日常シーンは小学生みたいに、はしゃいでシリアスなシーンでは、国家に忠実な守護者として戦いに身を投じる姿を見せる。
ギャップと言えば聞こえが良いが、余りにも乖離し過ぎていて、どちらも純粋に楽しめない。

ストーリーも、駄々をこねる子供が甘っちょろい大人に要求を通してもらうような印象で、所々、御都合主義がちらつく。

某魔法少女アニメと比較されるが、その作品のファンが求めるのは哲学的世界観と考察の楽しみであって、今作にはそういった奥深さは微塵も感じないので、比較対象にはならないと個人的に思う。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 282
ネタバレ

akame さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結城友奈は勇者である

某動画サイトで観たアニメのOP集での「咲かないで(切実)」
というコメントに興味を惹かれて視聴しました。

コメントや変身少女物という事もありあーこれ鬱的な話かー
と想像して視聴しましたが当たらずも遠からずといった感じです。

苦戦しながらも力を合わせてバーテックス(敵)を破り
勇者と学生という二足の草鞋を履きながら葛藤しながらも支えあいながら
幸せな日々を送る勇者部面々。
不快なキャラもおらずキャラの個性もたっててすんなりとキャラクター
を受け入れる事ができ、とりわけ途中から加入する夏凛がめっちゃ
可愛くて徐々に勇者部に馴染んでいく姿にめっちゃ癒されました(#^^#)
だから自分は日常パートも何の苦も無く楽しました。

(今思えば日常パートの方が面白かったまである。)


自分はどうしても受け入れられないキャラがいると視聴を断念して
しまう傾向があるのでここは凄くポイントが高かったです。

終盤になると(予想通り)勇者に備わる満開(必殺技みたいなもの)というシステムのリスクが現れ、前半とは打って変わって不穏な雰囲気になっていきます。ありがちながらもこれからの展開にワクワクしました。

最終決戦ではリスクを承知で満開を連続で発動しボロボロになっていく
勇者一同。これ、絶対鬱展開不可避やんけ!こっからどうなるんや!
って思ってたら…


なんかよく分からないままハッピーエンドになってました(笑)
え、何で満開の後遺症なくなったの!?Σ(・□・;)
次回作もあるってことで伏線になってくるんでしょうかこれは?
リアルタイムで見てた人は消化不良感半端なかったでしょうね(笑)


ただ、最後に死力を尽くした夏凛が元気になったてことだけで
個人的には細かい事はどうでも良くなりました(笑)
終わりよければ何だっていいんだよ!(投げやり)


音楽も作画もキャラも高水準だったので結論を言えば
見て良かったと思える作品でした(^^♪

投稿 : 2018/09/15
閲覧 : 221
サンキュー:

5

ネタバレ

ざすたす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コンセプトを見失った最終話(1期視聴時点)

総合的なコンセプトはまどマギの影響下であることは制作側も意図していることなのでしょう。似てますし、おそらく確信的に意図された作りです。
序盤は日常系を主軸に魔法バトルものの展開。
中盤に雲行きが怪しくなり、鬱展開。
終盤に畳み掛けて、いざ最終話!
すると、なんか何事も無かったかのように幸せになる…みたいな感じです。
音楽はニーアシリーズやシノアリス等の方で、しっとりと儚い印象。音楽そのものは好きですが、サウンドに対して作画・世界観がそこまでダークであったり、荒廃・退廃的、もしくは叙情的ではないのでいまいちマッチ感は無かったです。
日常会話もテンポよく、描写も色気がありしっかり楽しめる作品ではありますが、12話で"「結城友奈」内の全ての出来事"に必要性を感じなくなった。
これは何故この道を選んでしまったのか。

他作品(他レビューで挙げられるエヴァやまどマギ)等と比べるとあまりアンニュイな描写やショッキングな描写は見受けられず。
あくまでストーリー展開が鬱展開なだけで、作画ニュアンスや台詞回しは比較的カジュアルな印象です。

{netabare}
「5話で全てのバーテックスを倒しちゃいました、さぁこの後物語をどうする?」といった辺りの前傾的な構成は「これから何か起こるのではないか」という示唆を感じ非常にのめり込めました。
この手の作品は「いかにミスリードさせるか」だとか「いかに世界観を急ハンドルに回転させるか」といったところも醍醐味だと思います。
そういった面では「勇者システム」の件や「神樹様を倒す」という逆転的展開にワクワクしました。

そして11話かりんちゃんまでも視力聴力を失う…のですがこの辺りから脚本の焦りや失速を感じました。なんというか、あそこはもっと引っ張ってかりん目線を描写したり(無音、暗転画面に文字だけを浮かばせて「あれ…何も聞こえない。何も見えない…」的な)他にも回想フラッシュバックを流したり…だとかしていただかないと、彼女の感じている苦痛や犠牲になってでも守りたかった想いだとかが此方に届かない。サクッと済まされてしまった感。

そしておい12話、何故みんな治ったのか!!
なんで!?理由は!?今まである程度 ”供物”であったり"散華"であったりと納得のできる概念が存在して、それがブラフとして機能していたのに
急になんか治っちゃったみたいな感じにされても!!
だって治せるんならそもそも供物や散華って要らなかったんでしょう?
「神樹様が供物を求めなくなった」とありますが、なんで?!供物要るんでしょ!?え、要らないの!?じゃあ最初から求めんなよ!!今までの何だったんだ!!
ていうかすぐ治るんなら終盤でわざわざかりんちゃんあんなにボロボロになる必要あった?(ストーリー構成的な意味で。)
しかもなぜか友奈ちゃんだけ治らないで植物人間状態に…いやなんで!?他の子は治ったのに!?じゃあ他メンバーも治るなよ!!もしくは友奈ちゃんが神樹に自分を捧げたことで他メンバーを治した的な感じに結びつけてよ!!
…と見せ掛けて、やっぱり友奈ちゃんも治りましたーという展開何やねん!!これ何ENDやねん!!
百歩譲って、このENDでやるんならかりんちゃんと友奈ちゃんの散華の件はもっと前倒しにして、他3人に治す方法を探させて、「さぁ、ようやく見つかったその方法が果して通じるのかどうか…頼む、間に合ってくれ…!!」的な展開にしてくれなきゃ、所謂"ハッピーエンドの感動"って発生しないです!
というかそもそもこういう作品を求めて視聴してる層はこんな底抜けに明るいハッピーエンドは欲しがってないです!!多分。

こんな大雑破に、断片的に、喜怒哀楽をバラバラに詰め込まれても感情移入できません!!
せっかくイントロからサビまですごく良かったのに!!大サビで!!大サビでずっこけ!!
{/netabare}

というような、コンセプトを見失った最終話だと感じました。
1〜11話の途中まではしっかり作品の中に入り込みました。2期を見たらきっとこのレビューを訂正したくなるような、凄まじいフラグ回収があると聞いているので、引き続き2期の視聴に行きたいと思います。長々と失礼致しました。

投稿 : 2018/05/13
閲覧 : 289
サンキュー:

5

次の30件を表示

結城友奈は勇者であるのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
結城友奈は勇者であるのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

結城友奈は勇者であるのストーリー・あらすじ

神世紀300年───
始まる”勇者部”活動!?
結城友奈は中学2年生。毎日学校へと通い、たくさんの友達に囲まれながら授業を受けたり、部活動をしたり、遊んだりと、平穏に過ごしている。その生活スケジュールは、どこにでもいるごくふつうの女の子。
だがたった1つ、他の子たちとは決定的に違う部分があった。

それは彼女の所属している部活が”勇者部”だということ。部長・犬吠埼風を中心にした活動の内容は謎に包まれておりバーテックスという不思議な存在が関係しているという。神世紀300年。西暦とは年号の異なった世界で、友奈たち”勇者部”の活動が始まる!(TVアニメ動画『結城友奈は勇者である』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
Studio五組
主題歌
≪OP≫讃州中学勇者部(照井春佳・三森すずこ・内山夕実・黒沢ともよ)『ホシトハナ』≪ED≫讃州中学勇者部(照井春佳・三森すずこ・内山夕実・黒沢ともよ)『Aurora Days』

声優・キャラクター

照井春佳、内山夕実、黒沢ともよ、三森すずこ

スタッフ

原作:Project 2H、企画原案:タカヒロ、キャラクターデザイン原案:BUNBUN、 監督:岸誠二、シリーズ構成:上江洲誠、アニメーションキャラクターデザイン&総作画監督:酒井孝裕、コンセプトアート:D.K&JWWORKS、音楽:岡部啓一

このアニメの類似作品

この頃(2014年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ