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「純潔のマリア(TVアニメ動画)」

総合得点
70.6
感想・評価
866
棚に入れた
4496
ランキング
1545
★★★★☆ 3.7 (866)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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☆の総合評価
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純潔のマリアの感想・評価はどうでしたか?

naoi-riki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魔女マリアが愛で成長するラブファンタジー(照)

原作未読ですが、非常に面白いとおススメされて一気に全話視聴
物語は魔女マリアが人との触れ合いを通じて、「愛」を知るというストーリー
単純なファンタジーものながらテンポの良い内容です

舞台は中世フランス
時代ものということで舞台背景や戦争など、結構血なまぐさい
こと戦争においては傭兵に焦点が置かれていて、このアニメで
「あぁ、こんな感じなのかな?」と勉強になった部分もありました
人間×魔女×天使という微妙な関係も分かり易く描かれている

こういったファンタジーものに多い、視聴者置いてきぼり展開
も無く、普通に感情移入しやすい内容
かくいう私も不覚ながら最終話で泣いてしまった件(゜-゜)
特に涙腺崩壊アニメでは無いんですけどね…

OPは中二病でも恋がしたいで有名なZAQさん
アップテンポで非常に乗りの良い曲♪
エンディングはTRUEさんと曲関係には力を入れている様子

声優陣もなかなかに豪華
マリア役がイカちゃんでおなじみの金元さん
喜久子姉さんが出てきたときは、不覚にも(笑)

総じて、物語が分かり易く爽快なマリアが気持ち良い
展開も早いので次が気になるアニメで、一気に見ちゃいました
最後の最後まで見逃せない展開は是非お勧めです

投稿 : 2015/05/10
閲覧 : 233
サンキュー:

6

てん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

デフォルメ姿の使い魔かわいい

最初は「なんだあの白い塊?」と思っていたがどんどんかわいく見えてきた
ハトが加わった直後の息の合いようがまた良い
石壁のせまい窓をむにむにと進む姿たまらん

投稿 : 2015/05/10
閲覧 : 284
サンキュー:

1

アラジンA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなかいい作品でした。

中世ヨーロッパを舞台に処女マリアとジョセフの愛の物語? PV見た時に処女にこだわってるなぁと思ったのですが、まともな作品でした。
9話で、胸糞悪くなるシーンがありますが、最後は綺麗にまとまった感じですね。

投稿 : 2015/05/10
閲覧 : 271
サンキュー:

3

れくいずむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深いのかな

深いのか浅いのか…

純粋なのか違うのか…

もう少し違う感じで出逢いたかったアニメです

投稿 : 2015/05/10
閲覧 : 255
サンキュー:

2

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

拗らせ女子と、拗らせ男子

制作はProduction I.Gで原作は漫画です。
ジャンルは恋愛ファンタジーです。


“彼女は魔女で処女でした”
聖母様と同じ名前を持つ魔女・マリアは戦が大嫌いで、戦のたびに邪魔をする。
その行き過ぎた行為は、天上の大天使・ミカエルに目をつけられてしまう。


「コードギアス 反逆のルルーシュ」などで知られる谷口悟朗氏の監督作品。
原作は「もやしもん」などで知られる石川雅之氏ですね。
前半はマリアの活劇と世界観の提示・主要キャラの顔出し。
後半は活劇から変化して人間関係が複雑化、クライマックスを迎えます。

本作の見どころは世界観の構築の上手さでしょう。
戦争・宗教・歴史となると取っ付きづらい感じになりそうですが、全くそんなことはない。
下ネタも相まって、エンタメ的で見やすい作りになっています。
歴史モノが苦手な私も普通に見られたので間違いないですw
中世ヨーロッパの世界観とファンタジーが非常にマッチしているのがデカい。
「狼と香辛料」もそうですが、相性が良いのかな?
キャラクターも終盤に立ってくるのでそこも良し。
初登場時から濃い奴らが多かったけれど、終盤のベルナールさんには笑いました。


気になったのはマリアの行動原理がイマイチ分からないところ。
「戦争が嫌いだから」というのはちょっと安直すぎる気がする。
ある意味、欲望に忠実な“魔女”っぽいのですがねw
そこら辺の掘り下げがもっとあれば良かったと思います。
イマイチ共感できなかった。

本作を良く言えば、まとまっている作品。
本作を悪く言えば、無難な作品。
飛び交う卑語とは裏腹に、展開自体は地味だったのがこう感じた理由だと思います。
突飛さが無く堅実とも言えますが、小さくまとまってしまった感じがしますね。
せっかくスケールのデカい話なのだから、派手さを見せて欲しかったかも。


総括して、まあまあ満足していますがもっと良いものが作れた気がしないでもない。
監督への今後の期待も込めてレビューを〆たいと思います。

投稿 : 2015/05/07
閲覧 : 344
サンキュー:

43

ネタバレ

サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

いちいちウブすぎてめんどくさいわ
あんた もしかしてバカなの
神は愛を知らない 知るわけがない

投稿 : 2015/05/06
閲覧 : 199
サンキュー:

2

ネタバレ

コーすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

「私は目の前で人が死ぬのを見たくないだけ、だから戦争が嫌い」というマリアの主張はストレートでわかりやすかった。その主張は大天使ミカエルに目を付けられ殺されかけようが、修道院に捕まり処刑されそうになろうが一貫して変わることがなかった。そんなマリアの芯の強さが良かった。

描かれていることは人の死や神とはといった哲学的なことで若干難しいかもしれない。でも、そこに面白さがあると思う。特にマリアが捕らわれた後の牢でのマリアとベルナールのやり取りの「何もしない神ならいないのと同じ」というマリアの言葉には深みがあった。

戦争のシーンの描写も良かった。負けた方は勝った方に財産やらを根こそぎ奪われる。結局、戦争に駆り出された下っ端の兵隊たちはそういう「欲」を原動力として戦っているんだな、とそこにリアルさを感じた。

脇を固めるキャラクターもそれぞれ魅力的だった。特にエゼキエルはミカエルの命令でマリアの監視役をしていたはずなのに、マリアと接していくうちに自分はどうしたいのか、何が正しいのかがわからなくなり、苦悩しながらも最後は自分が正しいと信じたことをミカエルにぶつけた場面は「よく言った!」と思った。

投稿 : 2015/05/05
閲覧 : 211
サンキュー:

10

ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

無信教の私はイイと思いました

此処でも結構評判いい様なので見てみました。
意外と触れてないレビュー有るので念のため書きますけど、肌色成分有りますので。私は完全にニア名作劇場路線と思ってたので油断してましたw
そんなに酷くは無いですけど。

 単純な話として捉えれば、最後まで幸せに過ごせた様で良かったね という感じですね。ほんと、マリアいい子。
時代考証面は私は詳しくないので判りませんが、公式HPに時代背景のページ設けられてる位なので大丈夫でしょう。詳しくない私程度の人間が違和感持つような事は有りませんでした。

まぁ出て来る魔女がどして皆若くて肌色多めなのかって点は置いといて。
多分マリア自身の実年齢もアンのおばあさんと過ごした時期が長そうな事匂わせるセリフも有った気がするし。原作では明確になってるんでしょうか?
ただ、言動も子供っぽいとこあるし良く判りませんね。
魔法が使えない時に老け込んだ描写無かったし、やっぱり見た目通りのお年頃の娘さんなんでしょうかね。

 んで"純潔のマリア"のタイトルからご想像の通りキリスト教に話が深く絡んできます。他の方のレビューにも有りましたが、キリスト教信者の方はこの作品見ない方が良さそうですね。私は信者でもないし旧約・新約聖書とも参考程度に一度読んだだけなので良く判りませんが。

{netabare} 英仏戦争時の魔女のお話なので主がつかわされた大天使ミカエル、教会の二つの立場からマリアは排除されそうになるんですけど、大天使が教会を導くという形でマリアを罰しようとはしてない点が大事ですね。
ミカエルはマリアの魔法が世の理を大きく乱すから取り除こうとしてるし、教会側は教会視点で異端であるから魔女を排除しようとしてます。
それとは別にマリアに同情的立場のケルトの神と戦の傍観者として北欧神話の戦乙女も姿を見せます。
(ハイスクールD×Dみたいな神話関係何でも有の無茶苦茶な話じゃないのでご安心を)

私はこういう話は苦手なので解釈誤ってるかもしれませんが、血迷ってる側は教会も含めた人間、廃れてゆく土着等の信仰は傍観、主は理を逸した行為は放置せずというスタンスの上での話みたいですね。
そして教会側はマリアの魔法を利用したりもするし、いわれなき罪をマリアに負わせようとする。挙句に顕現しない神の力には頼らない人による信仰の維持継続手段で新しい神と人との関係を築こうとする者まで現れる始末。

理不尽に蔑まされ火刑に処されるとこまで追い込まれますが、それでもマリアは信仰に頼らず自らのスタンスを崩さずという信念を貫きます。
かわいいよ~いいよ~マリアw
コレでハッピーエンドで終わらなけりゃ、オッサン暫く仕事する気になれません。
私はこの締め方は好きです。


あと、気になるのは処女受胎を匂わせる部分。魔女のマリアがって話だとするとコレも信者の方は怒るかも。

{/netabare}

真面目に宗教とかを考えた作品ではないと思うので、スゴイ重い話期待してる方はスカされますのでご留意を。けして遠藤周作っぽくは無いですよw

投稿 : 2015/05/04
閲覧 : 617
サンキュー:

18

さゆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

細かい描写に脱帽

西洋史好きということもあって、すごく楽しかったです^^
予想以上に当時の暮らしや文化、戦争についてなど詳しく描写されていて、公式サイトでは補足説明もあったので興味深かったです。
主人公はマリアなのですが、他キャラもすごく個性があって、魅力的。
台詞回しや言動からそのキャラの人となりが伝わってきて、最終的には「みんな大好き!」と思えました。

投稿 : 2015/05/04
閲覧 : 489
サンキュー:

4

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作者「もやしもん」の人って作風変わりすぎw

百年戦争の時代のフランスとイングランドのを舞台に、
戦いを極端に嫌う魔法使いのマリアを中心に
描いた物語。全12話です。

ストーリーは政治や宗教、戦争の話がメインなのですが、
コメディ部分が入るので重くはなく気軽に見れる感じ。
下ネタが多いって聞いていたのでどうなんだろう?って
思っていたのですが、笑えるレベルで良かったですw

キャラはマリア側は良かったですが、協会側の人間の
掘り下げなどはもうちょっと欲しかっかな。

1クールではしょうがないかもですが、人物設定が
よく分からない部分もありましたし、
結局、どういうことだったんだろう?って疑問も少し
残ったのは気になるトコロ。

終盤の展開はこっちなんだ?って予想外のものだったし
ご都合主義な結末な気も少ししますが、
ちゃんとまとめてあったしそれなり良かったです。

あと、天上の監視役エゼキエルが可愛かった~こういう
はっちゃけてるキャラの花澤さんは結構好きですw

序盤の下らないコミカルな部分が一番面白かったですが、
トータルで見ても悪くない作品だったと思います。
個人的には結構楽しめたアニメでした!!

投稿 : 2015/05/04
閲覧 : 301
サンキュー:

27

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 1.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

深そうで全然深くないアニメ。

非常に、ひじょーに残念だなぁというアニメでした。
前12話ということで割かし突っ込んだストーリーにするには
確かに難しいかもしれないけど、もう少しやりようがあっただろうなと。
テーマはいいし、作画もところどころを抜かせば綺麗な方で、
シーンのまわし方とか、音楽とか、凄くジブリ世代なイメージ。
ただ肝心のお話しが人間はこんな簡単なもんじゃないし、
こんなにあっさり終わってしまって、
言いたいことは分るけどハッキリしないよねという
問題定義だけで考えが何も反映されてない
深そうで深くないアニメといったところです。
まあ原作の漫画自体が3巻で完結だから無理もないけど、
ラノベ原作だったら良かったのになーと思いました。

投稿 : 2015/04/30
閲覧 : 167

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マリア、天使や教会に抗う!処女だけど。

百年戦争が舞台ということで、世界観はかなり私好みです。
中世ヨーロッパ、何か惹かれるものがありますね。
私は戦争アニメが好物なので最初の印象は個人的に◎でした。
まぁ主人公のマリアは異形を使って戦をやめさせちゃうんですが。
最初は何も考えずに何でだよ!戦争やろうよ!とか思ったりし、
マリアに敵対の視線を向けていました。
しかし、ミカエルが本格的に出てきたあたりから、
マリアの意志に賛同する自分がたしかに画面の前にいました。
実際に戦争起きたら嫌ですもんね。


簡単な物語構成としては、
戦争が起こる→マリアがそれを止める
→戦争参加者が怒る→マリア嫌われる。。
てな感じで、ここからの展開は面白かったです。
最終回は一人でテンション上がってました。


キャラについてですが、
先にも述べたようにマリアの第一印象はイマイチでした。
と言ってもそれは戦争をやめさせる点においてであって、
最初から最後までマリアは可愛らしかったです。
それに、マリアのお目付け役天使エゼキエルもキュートでしたね。
デレるところとかマジ天使!
マリアとエゼキエルの掛け合いは観てて微笑ましいものでした。
ジョセフも何だかんだでかっこいい奴で好印象です。

それと、アン役の加隈亜衣さん。
彼女の演技が最近気に入っています。
るう子(selector)が出てきたかと思ったくらい、
声が良い意味で分かりやすく耳に残りやすいですね。


OP「Philosophy of Dear World」 歌ーZAQ
ED「ailes」 歌ーTRUE

ZAQさんの曲っていいなぁと改めて。
歌声はもちろん、リズム感のある曲調が大好きです。
作詞/作曲/編曲もすべて彼女一人でこなしているわけですから、本当に凄いと思います。
今後の活動展開にも注目です。

TRUEさんもバディコンプレックスOPで一発で好きになったアーティストで、
彼女にもまた、歌う以外にも作詞面(唐沢美帆として)での活躍を注目しています。
もちろん今回のEDも魅力的でした 。
この曲、fullで聴いてみると面白いです。
賛否両論ありますけどね。



全体をとおしてとても面白かったです。
盛り上がるところは盛り上がれましたし、楽しく視聴することが出来ました。
中世ヨーロッパの雰囲気も味わえ、満足しています。

投稿 : 2015/04/29
閲覧 : 557
サンキュー:

54

ネタバレ

なまいきっすゼロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当期、やっと良作に巡り会えた(*'▽'*)

全12話。OP、ED共に◎アニメにピッタリ。
主人公♀マリア、魔女、初志貫徹、カッコいい♪チョッち意地っ張りなところも◎
ほんの少しエロトーク、色気シーンも有り。純愛構成もあり。

あらすじにも書いてあるので~純潔=処女を貫き通すことで、
魔女としてのやっていけていた。 貞操観念強いのも感心x2(^^)

中世ヨーロッパって、そんなに戦い好きだったのか?
・・・日本も戦ってたかも^^; まあ、戦いシーンが有っても、グロさは感じさせず。
うん、許容範囲の戦いを治める頑固さがステキ♡ ←チョッと強引^^;

個人的に、ポッポ(あれで鳩なの?)たるエゼキエルが、
マリアを理解してくれたのが、めっちゃ嬉しい(^^)
え~梟(フクロウ)もですが・・・カワイイ鳥になってるから、いいや(^o^;

ラストは、{netabare}天上の教会(神)の許しを得て、主人公♂彼氏ジョセフともうまくいくし、
その後も、人と魔女の共存共栄も成り立ったし、ハッピーエンド
{/netabare}だったので・・・大満足です(≧∇≦)b

投稿 : 2015/04/29
閲覧 : 297
サンキュー:

13

ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テリトリーを広げすぎた感もありつつ、各方面に興味深い。

2015年冬期放送の全12話。
中世ヨーロッパの100年戦争後期を舞台に戦争を嫌う魔女・マリアが奮闘する話・・・
恋愛要素多め、哲学、宗教学の知識あるともっと楽しめるかも?

小難しい話も多々あります。
誰もが絶対的に間違ってはいないという葛藤がかなり話を難解にさせています。
しかし、純粋に愛の物語として捕らえて行けば意外とすんなり入り込める・・・はず。


まずとにかく目を引くのは世界観。
なんの変哲もない(魔女がいて魔法はあるけど)中世の戦争をしている国が舞台ですが、甲冑や武器、傭兵たちの考え方などが
かなりしっかりと当時を再現している(ような気がする※)点が興味を惹かれます。
 ※雰囲気を作っているのか正しいのかは僕には解らないので。
公式HPのスペシャルのコーナーは色々説明がしてあるので興味があれば見てみると良いと思います。
戦争物は他にもたくさんありますが、時代に沿った形で表現している作品は意外と少ないですからね。

ストーリー。
戦争を止めたいマリア、戦争をする領主、教会、神(天使)、傭兵、魔女。
色々な立場の人がいてそれぞれの考えや利害があり、どれもが納得出来る反面、何を正義とするかを考え出すとキリがなくなる…。
戦争は悪い事、だけど戦争をしないと傭兵たちは生活出来ない、領土が広がらなければ民も苦しむ、という現実。
誰を救う為の「戦争妨害」なのか?という疑問と各々のより良い生活の交点(妥協点)を探したくなる強い欲求に駆られました。

中盤以降、神とマリアの対立が表面化して、マリア寄りの視聴者には一見神が横暴で役立たずな印象を与えながらも天から見守る傍観者としては当然の行ないで、
考え方が違うのだから相容れる事はないという状況に。
多方面の思考が入り乱れ、話は一個からの一方的正義ではなくマリアを主人公としつつも群像劇的な展開を見せていたように思います。

難点としてはその群像劇的展開で視点が定まらず、マリアの愛の物語である根本に辿り着くまで相当な尺を取られている事。
ストレートな話に深みを持たせる為に宗教や哲学を混ぜ、更に観やすくする為にエロネタを挟んだ事でテーマが見えにくくなっていると感じました。
しかし逆にその多少のごちゃごちゃ感が面白くも感じられ、1話1話が見応えのある作品になっていたとも思います。


序盤にきつめのエロを盛り込んだせいで断念した方。
サキュバスのお仕事なんて序盤だけです。
貞操がどうのというのは一貫してある話題ですが、ストーリーは至って真面目な物です。
エロ押し一辺倒の作品ではないので出来れば本題に入るまで頑張ってみてもらえると嬉しいです。。

綺麗にまとめすぎた感もありますが、{netabare}マリアの魔力がどうなったのか?以外は{/netabare}納得の締めだったと思います。
{netabare}魔力なくなるとアルテミスたちはふくろうのままなんだよね、きっと。
喋らなくなるのは少し寂しいかな。。
良き隣人として認められた事で制裁も解いてくれたらいいけど…{/netabare}
時間を空けてまた見直したい一作でした。


キャラ。
{netabare}ガルファ。
傭兵ですが、作中で一番人間味のあるキャラという印象でした。
最終話、ミカエルの問いに答え、最後に口にした言葉の続きは…
ジョセフに対して最初から気に食わなかったと言っていましたが、彼の中にジョセフを羨む気持ちがあったのではないか?
ジョセフの方も彼が「眩しかった」と言っているように、お互いないものねだりなんですよね。
育ってきた境遇も性格も全く合わない二人にどこか強い友情のようなものを感じさせました。

マーサとアン。
いやぁ…これは反則レベルでずるいキャラです。
こんな優しいおばあちゃんと幼女、誰が嫌えると言うのでしょうか。
マーサが神の子である証にマリアに石を投げろと言われるシーン。
マーサの苦しみとマリアが無言で促す…二人の間の信頼と愛情が溢れんばかり。
魔女だからと敬遠しないでマリアの本質を信じた彼女たちの存在もマリアが厭世的にならずにいた要因のひとつかもしれません。

ベルナール。
ザビエルカット(トンスラ)の修道士。
9話が最高でした。一人で理論を組み立て無神論に辿り着く化け物。
以下、彼の長い独り言。
{netabare}いないのと同じ…?
神が…?同じ…同じ…同じ…
普遍はない事と同じ?
いや、形相的にそもそも存在しない。
神の導きのない世界を考える。
神を疑ぐ…あり得ない。
サン・トマは神の存在証明を…
いや、オッカムのギョームは人間の理性は神を証明出来ないと…
不合理であるからこその信仰なのか?
しかしアリストテレスは肯定しつつ否定する事は出来ないと…
だとしたら、だとしたら…
いや、待て。普遍を前提とするのがそもそも間違いだとでも言うのか…?
神を疑い、疑い尽くした後で残ったものが本当の信仰になる。
神が残らなかったらどうなる?
いや、それはわからない。
人が人の世で生きる。
普遍をないものとする。
エッセ・エスト・デウス!(神は存在なりや)
いや、私の認識こそが存在とでも言うのか?
認識と存在は神によって…
いや、私によって!
神なき世界を生きると仮定すれば全て自由意志によって自分を救わなければならなくなる。
そうなのだ、ペラギウスの教えにように神を崇めつつも自由意志によって自分を救う。
より良き繁栄と幸福、魂の安寧を求め、神は我らの認識によって存在する。
そうなれば世界は神から人へ!
信仰と人の調和へ!
(え、読んだの?お疲れ様♪…聞き取って書いた僕もお疲れ様…){/netabare}

この一人討論会のシーンが一番好きでした。
基本的にマリアと同じく「何言ってんのかわかんない」でいいと思います。
要はマリアの言った「まずは自分の足で立つ事」なんです。
神が成すのではなく自分で成す。
神は存在するけれど、人の世を動かすのは人であるという事。
まあ、この時代にそれを言ったら異端ですからね…
最後は塩となりましたが、ならなくても異端審問にかけられてアウトでしょうね…
胡散臭くて好きじゃないキャラだったんですが、このシーンの櫻井氏の抑揚をつけた好演が際立ちました。

ビブとエドウィナ。
魔女。
悪態をつきながらもマリアの世話を焼くビブ。
抗議しながらも結構頑張れるエドウィナ。
マリアだけじゃなく、魔女って結構いい子多いのね。。
猫好きとしてはエドウィナの使い魔が可愛かったけど、人化しても可愛かった…

あ…メインキャラのマリアやジョセフについて何も言ってない…
えーと…
爆 発 し ろ!!{/netabare}

投稿 : 2015/04/28
閲覧 : 444
サンキュー:

22

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

とりたてて見どころもなく・・・

10話くらいまで見たのですが、いっこうに面白くなるわけでもなく断念。

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 252
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

表現の不自由もあるんじゃなかろうか...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

こうした宗教をモチーフにした作品は評価が難しいです...

昔付き合っていたクリスチャンの彼女が見たら、激怒しそうな内容です。
宗教を題材にする時は、その宗教を信仰する人達に対する配慮が必要かと思います...

良く多くの場でタブーとされる話題、『政治』・『宗教』・etc的な物に関しては、慎重に表現しなければならない『表現の【不自由】』(私のプロフの所属です)が存在するのだと思います。
自分達の『表現の自由』が、『他者を傷つける権利』では無い事に注意が必要かと...

私的には、もっと上っ面の部分で、外見や形式的な部分で教会を脚色に使用させて頂く、例えば神聖な場所として教会の風景、神聖な人として神父様の人物像、そんな感じの使用ならOKかも知れないとは思いますが、これだけでも多分に議論は生まれそうです。

この作品では、キリスト教の宗教観に立ち入ってしまっている部分はNG(やってはいけない部分)だと感じます。
ただ、人の愛情・優しさ、そしてエゴを表現したかった事は分かります。

純潔の概念も、この様な表現をしたいなら、実在の宗教をもってくるべきでは無いと思います。
しかも物語最後の方の展開はなんなんでしょう?

そうした部分で、ストーリーの加点分は私の中で減点相殺されてしまいました。

しかし、そうした部分は声優さんの責任ではなく、声に関しては高評価して良い出来だと思います。

キャラも、魔女達や使い魔や古き者達として見れば個性的で良いのですが、宗教的な内容と重ね合わせる表現が望ましくない部分があります。
こちらも加点分は私の中で減点相殺されてしまいました。

作画は良いお仕事されてます。

文章苦手で、私の言いたかった事うまく書けていない&うまく伝えられてないかも知れません。

心温まる内容に仕上げようとしたのは分かります。
でも残念ながらクリスチャンの方々にはお勧め出来ない作品だと思います。
そうでない方々には...見るのなら考えて欲しい作品だと思います。

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 215

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛を感じ、愛を知り、愛に導かれ広がる世界・・・

石川雅之による漫画を原作とする作品です。全12話

原作未読


中世ヨーロッパ、百年戦争真っ只中のフランスに争いごとが

嫌いな魔女・マリアがいた。彼女は自分の目の届く範囲で争いが

起きるとその強大な魔力で様々な異形のものを使役し、その戦争を

止めようとするのだった・・・


中世における宗教がらみのファンタジーでちょっとばかり苦手な

部類の作品でしたが、丁寧に12話を通してまとまっていて

面白かったです。教会側、魔女側、戦争をする傭兵や騎士側、

それから世界を見守る天使側がそれぞれの世界の流れを持って、

そして生きるためや自分の信念を持って対立していく中で魔女と

天使の究極の対立が大きくマリアたちの流れを変えていくがそれに抗う

だけのあるものを見つけその思いが色々なあるものたちの内部を

動かしていくのが良かったです。


ふくろう(サキュバス&インキュバス)とハト(天使の使い)の

やり取りとマリアがハトの目をかいくぐっている所はポッポちゃん

のいる立ち位置のバランスが良くて面白かったです。


OP「Philosophy of Dear World」はZAQさんでやっぱり

いいなぁと思いました。

好きな部類の作品ではなかったことが自分の中であまり株が上がら

なかったのですが1クールの間楽しめたのでそれで良かったです。

◆個人的点数評価 77.040点

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 498
サンキュー:

42

ネタバレ

ガリバルディ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

タイトルなし

面白い

投稿 : 2015/04/25
閲覧 : 194
サンキュー:

0

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

2015年1月から3月にかけて放送された。

サイドストーリーである『純潔のマリア exhibition』(じゅんけつのマリア エキシビション)は、『good!アフタヌーン』にて第45号(2014年7月発売)から2015年1月号(同年12月発売)まで連載された。

投稿 : 2015/04/25
閲覧 : 235
サンキュー:

8

ネタバレ

ナッキー0804 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マリアとジョセフ。お幸せに♡

放送前のPVではこんなアニメだとは知らなかったです。
ここまで放送するんだなぁ。。
クロスアンジュ見てると慣れました。
かなり抵抗があったけど、だいぶ落ち着いて見れます。

争うことが大嫌いなマリア。
平和主義か・・・。(サムメンコを思い出しました…懐かしい)
でも、マリアが止めている戦争はほんの一部だと思うから、自分の周りだけを解決しても戦争はなくならないと思うなぁ・・・
しかも、戦争を止めたらお金が貰えないから、困ってる人もいるし・・。
こういう面でも目が離せない!!

マリアとジョセフの関係も気になる!
マリアはジョセフのことが気になってるみたい。もしかしたら好きなのかも。
もしかして、マリアはジョセフは自分のことが好きだと思ってる??
実際そうかも・・。
そこも見もの!!!!


マリアが捕まっちゃった!
はやくジョセフに助けてほしいけど、戦争に行っちゃったし。
ジョセフはジョセフで、ガルファと争い中!?
エドウィナ?が助けてくれたからマリアはなんとか助かったけど、戦争に行く、と言い出した。もちろん戦争を止めさせるためだけど、ジョセフは助けないのかな?

最終話まで見て。
ハッピーエンド!
すごく面白かったですね!!
私の中では上位の作品です。
ジョセフとマリアのイチャイチャシーンがない日は、物足りなさを感じてしまうほど見入ってました。
恋愛だけでなく、魔女というのも良かったです!

投稿 : 2015/04/23
閲覧 : 337
サンキュー:

22

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どう在るか、ではなく どう在りたいか

英仏戦争の時代。
汚いモノは見たくない
争いを嫌う魔女は魔法を駆使して戦いを妨害していた

戦争 傭兵
天界
地上の教会
を敵に回し
それでも彼女は自分の信念と純潔を守り続ける…!


魔法少女の作品はいろいろあるけど
それらは現代が舞台のものが多く、中世とかファンタジー世界が舞台のアニメってそんなに多くない気がする。だからこの作品はたまらなくいい!魔女が魔女してるよね。中世の魔女モノもっと増えないかな


・夢魔って淫夢で人を惑わすものだと思ってたけどこの世界では実働派なのね。


最大多数の幸福

天界は
人間の愚かな行いも
地上の営みと傍観するだけ
それなのにマリアの行いは秩序を乱すから止める?おかしくない?


マリア「あんた達がやらないから
私が止めた
なのに、なぜ私が罰せられないといけないの?」

力を奪われそうになるが
ジョセフたちの行動と言葉により
ミカエルは意見を変える

その理想を願い、実現させたくば己の快楽と幸せを犠牲にせよ
との天界(ミカエル)のお達しから
純潔を失えば魔力を失うことになり、監視役(槍鳩)もつく。


ん?もしかして
「男が純潔を失わなければ、やがては魔法使いになる」というまことしやかに囁かれる伝説から
作者はこのストーリーを思いついたのではないか?


…ってのは冗談だけど、彼女が魔女の中でもさらに異質な存在なのは間違いない。現代的な考え方の人間が中世に転生したかのようだ。発想の根本はテルマエ・ロマエでタイムスリップしてたのに近いかも。




カッパッパ♪
いやいやいやいやいやいや!!
いくらイケメン修道士でも剃髪してたらもう台無しですよ!
いくらイケメンボイスでもてっぺんツルピカリンじゃあ台無しですよ(笑)
できるだけ映さない優しいカメラワークだったけど、若干映る肌色が気になってしまいますよ(笑)
あれで女性ファンは食いつくのかな?はげイケメン萌えという新たなジャンルとして確立するのかな?


ウィキペディア先生に伺ったところ、
あれはトンスルというヘアースタイル。ホモセクシャルな修道士たちのように
もみあげや襟足付近も剃り落とし、輪っか状にするのが正式なようだ。それだと流石にイケメンにはならないのでベルナールとジルベールはああいう髪型にしたのかな?
一説では
磔にされたキリストがつけていた荊の冠を表しているらしいが、詳細は確かではないようだ。なのにあんな髪型に…
野球部なら坊主!みたいに習慣として根付いていたのでしょうか?
伝統に信仰心まで加わるのですから、彼らは疑うことなく頭を剃ったのでしょう。
強制ハゲ化
女と交わるのは穢れ→ホモ化
それがッ…!
救いを…神を信仰する代償なのだとしたら!
私にはとても無理です…!修道士ってすごい。


「あなた達は楽ですよね、何も考えずただ信じればいいんですから」
そんな台詞はあの頭にも通ずるような気がします。


死の勝利
黒死病
病に滅びた村、唯一の生き残りだった人は
かつてマリアを追い払ったことをどう思って生きていたのだろうか…。

マリアによって救われた人と会いエゼキエルにゆらぎが生まれる。

争いを無くした後にマリアはどうするんだろう?
魔女であり続ける?女性としての幸せを求める?
ジョセフと結ばれて その後再び争いが起きたとしても、チカラは失われているけど…?



マリアの行動を利用する方向に動き出した領主たち。
そのころガルファは酔って騎士の女と寝てしまう。
騎士の恋人 清楚に見えて実はビッチ。

決闘に勝って
司祭に注目され
相手の騎士は自決して
問題の女は行方をくらまして
ガルファは賭けにより大金を手にする…完全勝利じゃん!



6話
怪物メルジーヌ
怖すぎ!でも逸話を調べてみると可哀想な存在なんだね…鶴を思い出す


マリアの介入もあり
イングランドは徐々に劣勢に。
そんな折、ガルファはいざというときの魔女殺しを命じられる…。


マリアに救いを求めるアン。エゼキエルは軽くデレて伝言を引き受ける。
そんなとき天からミカエルが現れポッポちゃんの役目を再度確認させる。
ポッポちゃんは人が救われる手段としてのマリア[魔女]の存在をミカエルに問う。
が、人の世の領域を超えていると…
人類は恒久の平和に到達することはあり得ないってことですか……

ジョセフから
争いを終わらせるために
今度の戦いには介入しないでほしいと頼まれるマリア
しかし悩んだ末に
アンからの贈物である花冠を見て覚悟するマリア

使命 意志

目の前の争いを止め
人を救う
それがマリアのやりたいこと。


一方で
ガルファからマリアが純潔だと知らされて狂喜する司祭さま。やだこの人怖い…(笑)
ってかエゼキエルは重要なことペラペラ話しすぎじゃないですかねえ…


7話
イングランドが全滅しそうなところでマリア登場。
彼女は戦いを辞めさせようとするが、撤退させようとしたイングランド兵が血迷ってフランス軍を攻撃。再び争いが始まってしまう。
マリアは魔法を使い止めようとするが、今回はミカエルが見ていて…。

ガルファの言葉で調子に乗って攻めすぎた傭兵団。自分も賛同してたくせに団長はガルファに責任を追求し、ガルファは切れて団長を殺害。
女に見られる。
そして、すぐに罰が当たり大砲に腕を吹きとばされる。スピーディ天罰です


一方、槍(ポッポちゃん)が外してくれたおかげで一命を取り留めたマリア
エゼキエルは良い子!
墜落したマリアを救った
ビブさんのサマーソルトキック(キックじゃない)がかっこよすぎる!あれならベガも余裕で倒せそうだね!


エドウィナってあの女の子を使い魔にしてた魔女かな?
おそらくビブさんが言っていた
かつて人々を救おうとした女の子ってのもエドウィナのことだろう。

司祭が市民に解いていた神の教えは魔女マリアという存在の歪さを流布している。なかなかやり手だな

正しい救いをもたらせるのは天のみ。
人が行った救いはどこかに歪みをもたらす


ただマリアの行動によって生まれた歪みといっても
それは権力者や国 力ある者の利己的な問題
それによって傭兵が村を襲ったり…と人々に被害も出てるけどマリアが悪いってよりは争いで経済を回してるのが原因だし。

神がもたらす救いは言葉による心の支えで
実質的には救われていない。
エゼキエルはただ神に従うだけでなく、自分で考えるようになった。ミカエルにとっては誤算だっただろう。ミカエルさんがどれほど忙しいにしても
そもそも槍として用いるならば意志は持たせるべきではないね。

マリアとの和解シーンは感動的だった。まるで本当に聖母のような微笑み

しかし次回
司祭とガルファの悪巧みでマリアの純潔がピンチになりそう
アンのお祖母さんも気がかり。


8
「マーサは魔女に毒を盛られていた」
「魔女のせいで戦に大敗した」
修道士の先導した噂で
マリアは偏見に満ちた目で見られるように…。
大衆は扇動されやすい
それは今も変わりない

外堀から埋めつつ、ダイレクトにマリアの処女も狙っていく…エンブリオに負けない畜生じゃあないか!

ゴブリン的な北の部族、ケルヌンノス
人々のありようによって
魔の者の力は衰える
それは神も同じ。信仰心が薄くなれば神の存在も薄れる。

個々は無力であっても、人々が集ったときには多大な影響をもたらす。



9話
くっそ、ガルファ死ねよ!!と思ったけど、ねこ(cv.小澤亜季)が可愛かったから許す!


ビブさんは相変わらずかっこいい

【魔女との議論】
河童ちゃんがね、なんかちょろいというか、ああ 髪の信仰に恭順して考えるのを辞めていたんだなーこの人はこれはこれで純粋な人なんだなーと思わされた。
マリアが処女だと知ったときも椅子がったがたさせて笑ってたもんな、ある意味子どものように純粋なんだよきっと。
神を盲信して思考を放棄していたという点ではエゼキエルと同じタイプだったんだね。この先は神と自分の髪に対する考え方も変わるのだろうか?

人の認識により神は存在する、ってのはやはりそういう考えになるものなのかな。
神と同じく天上の存在、宇宙が認識されたのも人の研究した成果だし。獣や恐竜がガオガオしてても永遠にブラックホールや流れ星に気づけなかったわけだし。
天体のように観測はできないものの、人が居なければ神という概念すら生まれ得なかったのは確かだろう。

魔女マリアが主人公だし、ミカエルがあんな感じだしでGODサイドが残念な風に描かれている、けど

神に祈りを捧げ、心の平静を保とうとすること自体は悪くないですからね。人の心は弱いから。
たとえ神に救われなくとも
救いを求め正しく生きようとすることで救われるのです。

葬儀も同じです。
死後の世界とか、輪廻転生とか死者の魂が救われるとか、そういうことを本気で信じている人は現代では少ないでしょう。
ただ、それでも
大切な人が救われてほしいと願う気持ちは本物でしょうし
葬儀を済ませ区切りをつけることで遺された人々の心が救われることも確かでしょう。

神も幽霊も妖怪も人の心が作り出した曖昧なもの
目に見えないもの
それは人の心を映した鏡のよう
だから人はそれらに惹かれる


なにより
そういったオカルトはありえないと思って生きるより
神に感謝したり、これ妖怪の仕業じゃない?って思ったりしながら生きてるほうが楽しいでしょう。


10
ビブさんかっこいいいいいいいいい!!!!
「人は神に愛を求めるけど神は応えない。どうしてかわかる?…簡単なことよ、神は愛を知らないから」
「愛は人が作ったものだから。愛も知らない下等な者がいつまでも私たちの上に君臨しないでよ!」

…かっこいいっすねえ、言った後に油断して刺されなければ最高にかっこよかったのに。
ミカエル激おこなのは図星だからかな?
挙句に
お前は今まで食ったパンの数を覚えているのか?みたいなこと言い出しちゃうし。
エゼキエルは
『ダメだこいつ…早くなんとかしないと』って思っただろうな。いや、思ったのは私でした。


かつて争いを無くそうとした女の子が居た、、ってビブ自身のことだったのか…!だからマリアをやたらと気にかけていたんだね。


醜い大衆を見てマリアは失望していたけど
人間に守る価値があるんじゃなくて
マリアは大切な人たちを守りたかったんでしょう?


ビブに続いて
エドウィナさんの奮闘っぷりもかっこよかったのに、それに比べてガルファの糞っぷりときたら…


11話 魔法が使えなくとも戦場へ向かう。それは無謀でも勇気でもなく「愛」

殺し合いが嫌だってのは例え相手がガルファでも同じなんだね。マリアは本物です

そこからの告白シーンはよかったですねぇ。いくつもの勢力の間で翻弄されていたジョセフが自分の夢をはっきり見つめ、マリアに告白する。ガルファとの戦闘シーンより勇ましく見えました。

OPの歌詞にある「私は愛を知った」
そもそも使い魔たちやマーサ、アン、ジョセフなどいろんな人に愛されていたわけですが、ここにきて愛することを自覚したんですね。愛されて愛して自信に繋がる。
大樹が生えるシーンは最近見た魔法つかいTaiを思い出した。あちらも魔法を使う上で人を想い、自分を信じることが大切だった。
想いによって人は大きく変わる。感情も一種の魔法なのかもしれない「恥ずかしいセリフ禁止!」



ベルナール「この世にある全てはより良き世の中を作るために使ってよいのです。政治も戦争も魔女もおそらくは…」
神も、と言おうとしたのでしょう。

自分勝手で人間本位だけどそれでいいんじゃないかな、人間だもの


地上の争いにひとまず決着がつき、残るは天上の存在。
リア充アピールされたミカエルの心境やいかに!?



驚愕と享楽の最終話

えっ?
ベルナールが!?
二フラムされた!!?
聖職者なのにっ!!笑

ずっと信じていたものが揺らいで、思考を重ねて新たな教えを見出した、と思ったら
それもまた否定されて…
うん、彼はあそこで天に召されて幸せだったのかもしれない。

そう捉えれば隅から隅まで見事にハッピーエンド。魔女が主人公で ここまで清々しい最終回を迎えるとは!最後 ナレーションによるストーリーの締めが粋です。夜ノよりも粋な終わり方でした。


名シーンはやはりポッポちゃん絡み。
「関わってしまったから。遠い空から見下ろしているのとはわけが違ったんです。人の温もりって…この二人はいい人です!」
ついに自分の意思をミカエルにぶつけたエゼキエルが素敵でした。

罰として転生させられることになった
ポッポちゃんを受け止めるシーンのマリアはまさしく聖母。
自分たちの魔法が解けてしまうことを承知でポッポちゃんの助けを求めた梟たちもよかった!


大切なのは力<意志
前回、魔法が使えなくてもジョセフの元に駆けつけたことからしっかり結論へ繋がってます。

人のカタチを取れなくとも梟たちがマリアを好きであるように
たとえ魔力や純潔を失ってもマリアは変わらずマリアなのです。

投稿 : 2015/04/22
閲覧 : 221
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7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キャッチコピーは「天使と教会と百年戦争に魔女はケンカを売った。処女だけど。」(コミックス通常版第一巻帯より)

この作品の原作は未読で事前情報は殆どありませんでしたが、主要登場人物の声優さんが好きなキャストで固められていたのが視聴の動機でした^^
原作をご存知の方は別ですが「純潔のマリア」というタイトルでこの作品の内容が想像できたでしょうか^^?
私は残念ながら全く作品のイメージが頭に浮かばないまま視聴に臨むこととなりました。

あれはまだイングランドとの戦が終わっていなかった頃のこと・・・
私たちの村の近くに、戦が大っきらいな魔女が住んでいました。
その魔女は人を呪ったり悪事を働いたりはせず、争いごとを無理やり止めさせていたのです。
彼女の名はマリア・・・聖母様と同じ名前を持ち、聖母様と同じく処女なのです・・・
この様な下りで物語が動いていきます。

この作品のレビューとは直接関係ありませんが、例えばマリアのような特定の名前が頭をよぎると、類似の名作品を連鎖的に思い出すことってありませんか^^;?
マリアを例にすると、私には以下の3作品が思い出されます^^;
ARIA:「ARIA THE AVVENIRE」が楽しみで仕方ありません^^
緋弾のアリア:AAのアニメ化が発表されましたよね^^
イリア:第3期の放送は15年の夏です!
どれも放送の待ち遠しい作品ばかりです(//∇//)

大変失礼いたしましたm(_ _)m

物語の舞台は、中世100年戦争中のフランス・・・人々が血で血を洗う争いに身を投じている中、争いを本気で止める人物・・・それが主人公のマリアです。
魔女と聖母という違いはありますが、争いのない平和な世界を望む・・・という点においては、どちらのマリアも共通した目標を掲げています。

この作品では「正しいこと」について考えさせられました。
目の前で争いが起こったら・・・止める場合と傍観する場合があると思います。
これまで止めてきたのはマリアでした・・・
でも、これって魔女のやるべき事だったんでしょうか・・・?
この世界の大天使ミカエル様を始めとする天界の方々がいらっしゃいます・・・
もし、天界で対応していたら魔女マリアの対応は無かったと思います。
争いのない平和な世界を作るには天界の方々の活躍が必要そうな気がしますが、彼らの選択は傍観でした。

傍観・・・手を出さずに傍で見ていること、或いはその物事に関係ない立場で見ていること・・・という意味です。
なぜ彼らは傍観を選択したのでしょう・・・
主・・・強いては天界の導きを修道士は民に説き、理解活動を行っているのに肝心の天界の方々が傍観しかしないのなら、導きそのものが存在しないことになります。
傍観という振る舞いは理解活動が行われている限り、選択できないモノだとばかり思っていましたが・・・

一方、争いに関しては必要としている人と、必要としない人がいます。
必要/不必要の境界は、「生活の糧や私腹を肥やす」が主な理由かと思いますが、上記の理由を達成する条件として争いが必須かというと、個人的には疑問が残ります。
争いの結果まえ含めて人間で責任を取りなさい・・・という事なのでしょうか^^?

人間は必ず間違える生き物です。なので、間違いは初期段階で是正しないと傷口は広がるばかりだと思うのですが・・・
正しいことと必要なことは、決して同じではなくその時の置かれている状況で変化しますが、それを差し引いても魔女マリアの取った行動は一貫性があって好印象でした。
地上で起きていることを傍観するなら、マリアの事も傍観していれば良いのに・・・と率直に思ってしまいました^^;

オープニングテーマは、ZAQさんの「Philosophy of Dear World」
エンディングテーマは、TRUEさんの「ailes」
ZAQさんの曲の格好良さは相変わらずですね・・・歌うのは難しいですが(//∇//)

1クール12話の作品でしたが、この作品を通して色々と考えられたのも、物語としてしっかり完結まで描かれていたからだと思います。
マリア・・・これからも幸せな生活が送れることを祈っています^^

投稿 : 2015/04/22
閲覧 : 401
サンキュー:

38

ネタバレ

まさあか さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

歴史的

このアニメは歴史的なアニメでこんなアニメはほとんどないと思います
最終的にはハッピーエンドでしたが
途中途中マリアがいろいろあってのハッピーエンドだったので良かったとおもう
是非見てください。。

投稿 : 2015/04/20
閲覧 : 228
サンキュー:

5

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

聖母マリアと同じ名前の魔女。。。バージンだけど(*´・ω・)

争いがだいっ嫌いな魔女 マリア を中心に 友達 人間 神 教会

それぞれの思惑が交差する中 自分の信念を一切曲げず だけど 

何かが増えれば 何かが減る 的に 必ずしも 自分の信じる事が

誰しも共感してくれるわけではないけど 最後まで自分を信じて~的な

お話かなぁ(*´・ω・)

ちょっとエロくて卑猥な表現が多くって引くけど(つω`*)

でも、終盤のシリアスなシーンが今までのエロぃ描写を忘れさせますよね。

あんなに卑猥なエロい描写あったのに。ああいう終わり方になっちゃうと

あ~よかったぁ(*´・ω・) っておもいます

投稿 : 2015/04/19
閲覧 : 239
サンキュー:

11

ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

戦争と宗教を題材にした魔女(処女だけど)の恋物語

原作の漫画は読んでおり
『もやしもん』の作者 石川 雅之さん原作で
谷口 悟朗さんが監督を務めるとの事から
期待を込めて観てみる事にした2015冬アニメ

■戦争と宗教を題材にした魔女(処女だけど)の恋物語■
中世ヨーロッパ イングランドとフランスによる 百年戦争を舞台に
平和を願う魔女 マリアが争いを止めるべく
自らの信念に基づき大暴れする『純潔のマリア』

まず 舞台設定がしっかり出来ている為
中世ヨーロッパの世界観にファンタジー要素が
違和感無く溶け込んでいるのは好印象。

戦争に宗教と扱っている題材は重く
一見お固い印象を受けるストーリーだけれど
シリアスとコメディの匙加減が絶妙で
暗くなり過ぎず取っ付き易さが今作品の魅力と言えるだろう。

また アニメ版は傭兵のガルファ 修道士ベルナール等
数人のオリジナルキャラクターが登場し
メインで出てくるものの
原作では一切描かれていない展開が広げられ
漫画版を既読している人からは
賛否の分かれる事もあるだろうけれど
世界観に沿ったオリジナルエピソードを
原作の雰囲気を損ねる事なく組み込んだ点は
アニメ版ならではと大いに評価したい。

中世ヨーロッパ+ファンタジーの作品は数多く有るが
戦争においての泥臭さであったりと
とりわけリアリティ面が
丁寧に描き出されている作品は珍しい。

一方で今作品の"らしさ"である下ネタが
評価を分ける事となりそうだ。
「処女」や「童貞」等の単語が頻繁に飛び交う為
その手の言葉に抵抗があると若干厳しいだろう。

観方によっては「宗教批判」とも捉えられるが
宗教観 神話を踏まえた上で展開される
魔女 マリアの恋物語なのである。

■純潔のマリア exhibition■
これから読もうとする人のネタバレになってしまうので
詳細は隠させてもらいますが
今作品が楽しめた人には
ビブ マリア ジョセフ エゼキエル
各4人のエピソードが収められた
外伝的短編集『純潔のマリア exhibition』を
是非 手に取ってもらいたいところだ。

●ビブ編
まだ魔女になって日の浅い
ビブの若かりし頃が描かれており
彼女が何故マリアを気にかけているのか?
その理由が明かされるエピソード。

他は1話ずつなのに対し
ビブ編だけは3話を費やしているので
読み応えもバッチリだ。

本編では夜の秘め事に快楽を覚えた
妖艶な魔女として描かれているビブだが
この時はまだ処j(ry

●マリア編
マリアと使い魔達の誰が水汲みをするか?
彼女達の何気ない日常が描かれ
本編には無かった穏やかな空気が漂う。

マリアの監視を命じられたエゼキエルが
彼女達とじゃれ合う日々を過ごす内
かくして次第に情がわいてしまったのだなと
感じさせてくれるエピソードだ。

些細な会話のやりとりも面白く
もしも今作品が日常系だったのなら
こういった様子の作品になっていたのかもしれない。

●ジョセフ編
マリアとジョセフの出会いが描かれ
何かと初々しい二人を見ては
もどかしく感じるエピソード。

「君ら中学生かっ!」と
ツッコミを入れたくなる事請け合いだ。

今作品はマリアの恋物語でもある為
このエピソードをアニメで観たかったものである。

●エゼキエル編
唯一 本編ラストからその後にあたる後日譚であり
マリアとジョセフの娘として転生したエゼキエルが
大天使 ミカエルと出会うエピソード。

表情一つ変えなかったミカエルだが
笑みを浮かべたりと
本編では見られない人間味が感じられ
心の隙間を垣間見る事が出来る。

また 娘の名前を本当に「エゼキエル」にしており
楽しく暮らしているであろう
マリア達の近況を窺い知れるのだ。

なお アンの成長した姿も少しだけ描かれていて
このエピソードは中でも感動させられたもの。
エゼキエル編を以って
『純潔のマリア』が完結を迎えたと捉えても良いだろう。

本編をしっかりと補完し
読み終えた後は充実感で満たしてくれる
非常に上手く纏まった一冊となっているのだ。

■あとがき■
派手さのない地味な印象の作品ですが
原作を読んでいても
充分に満足出来る全12話でした。

序盤の展開がかなり早く
原作が全3巻なので
観始めた当初は「これで1クール持つのかな?」と
不安もありましたが
オリジナルエピソードを盛り込みつつ
1クール内で綺麗に収まったね。

もっとも印象に残ったが
やや残念だったなと感じた場面は
第7話「BELLUM SE IPSUM ALET 戦争は戦争を食う」にて
エゼキエルが負傷したマリアに泣きながら謝るシーンかな。

原作ではアルテミスとプリアポスの二人が
殺意の刃をエゼキエルに向け
見かねたマリアがいざこざを止めた後
3人を抱きしめるシーンとして描かれていた。

マリアに向けた使い魔達の
忠誠心と情が特に表されている名場面なので
原作でも1番お気に入りのシーンだけに
そこを変更されていたのは少々心残りだね。

とは言え オリジナル要素が多い分
別物になっている感はあるけれど
原作の雰囲気を損ねない程度に
シリーズ構成 脚本を務めた
倉田 英之さんには本当に脱帽です。

尺の使い方も然り見事な構成でした。

『純潔のマリア exhibition』込みで
完成度が高く 満足出来る作品でした。

満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7)

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 378
サンキュー:

54

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

純粋な、純真な、真っ直ぐな、魔女マリアの物語

原作未読 全12話

フランスとイギリスが戦争してる中世百年戦争の時代、周りで争いをするのが大嫌いな魔女マリアを中心に、魔女、神、人間、教会など色々な思惑が交差するファンタジー作品です。

マリアが争いを有無も言わせず戦争を止めますので、後々大変なことになります。

終盤は結構グッとくることが多かったですね。{netabare} マリアとジョセフの口喧嘩、夫婦喧嘩っぽい感じがしましたねw{/netabare}

最後もきちんと綺麗に終わってます。{netabare}(ポッポちゃんの転生するシーンはウルウルしました){/netabare}

多少エロ要素(会話やコスチュームなど)もありましたが、そんなに気になりませんでした。

中世の感じが良く出ていた作品ですね。ちょっと異色の作品でしたが、なかなか面白かったです。気になる方は是非観てださいね。

OP ZAQさんが歌ってます。
ED 曲も好きですが、作画も良かったですね。

最後に、ミカエルの顔が怖かったですねw

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 332
サンキュー:

44

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もやしもんだった

面白いなーと思ってみてます。
マリアをとりまくキャラがいいですね。
絵が全然違うのでもやしもんの作者の漫画だったなんて気付かなかった(笑)
原作は読んでないですが、原作もアニメもかわいいと思います。
最後まで見ようと思ってます。

ちなみに私は7話で泣きました。笑
{netabare}エゼキエルはマリアに恨まれているんじゃないかと不安になっていたけど最後のあのシーンでその不安が安心に変わって泣いちゃったんだなーと、エゼキエルいつの間にマリアのこと好きになってたんだと、マリアなんていい子なんだ!と、いろいろと胸がいっぱいになって感動してしまいました。
{/netabare}

10話まで視聴
{netabare}
よかった!!
幸せになったマリアかわいいです。
ただ、途中の作画に乱れが・・・
マリアの顔が、体が、動きが、崩れてます。
ジョセフはやや崩れでなんとか。
いいアニメなので最後まで作画班頑張ってほしいですね。
{/netabare}

{netabare}
総合的に見て、パッと見かなりのキリスト下げなのでキリスト教徒はこれを見てどう思うのか気になります。
私は無宗教なのでストーリーを純粋に楽しんでいますが。
ただ、キリスト教を下げているわけではなく、宗教につかることで真実を見ようとしない、自分で判断しようとしない、という思考停止状態になっていることに疑問を投げかけているんだと私は解釈しています。
{/netabare}

純潔のマリアは、
作画、ストーリー、キャラクター、OPED、どれをとっても今期No.1です!!
自信を持ってオススメできます。

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 260
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観たい

処女なのです

すっごい面白かったですこれ。チェックしてて良かったなー。
原作3巻+外伝でその外伝の内容はなかったようなので、オリジナルの話が多いらしいです。話の落とし所は原作準拠とのことですが。

自分が特に気に入っている点は、いかにこの作品が魔女に魔法という非現実的な要素を用いながらも、登場人物たちの葛藤や心情の変化が生々しく世俗的な内にまとまっていて、話の展開に魔法が頼り過ぎていなかったことです。このアニメの中では誰かが正義でも悪であるわけではなくて、それぞれのキャラに立場や都合があって安易な勧善懲悪でなかったことも良かったです。それと、登場人物たちがが影響を及ぼしあい、思考をし、考えを変化させたり、答えを見出していくのも見所でした。はい。好きなキャラはベルナールです。
12、13世紀のフランスとイングランド事情もよくリサーチされてて、1話目からイングランド兵が手の甲をフランス側に向けながらVサインをしたときはいきなり感動したものです。イギリスじゃいまでも使うので。

そういえば最終話でちゃんと物語を終わらせるアニメは多くはないですよね。

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 339

セレナーデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一人の主人公に葛藤は二つもいらない

これ言っちゃうと元も子もなさそうだけど、別にマリアさんの「戦争嫌い」を掘り下げる必要はなかったと思うんですよ。

序盤は引きがあってよかったのですよ。戦争を妨害する荒くれ魔女として恐れられているマリアさん。そんな彼女はなんと処女。「不純」の化身である魔女にも関わらず、かの聖母マリアの象徴の如くバージニティを有しているという。この矛盾したキャラクター性を本人はコンプレックスにしている。純潔なんぞさっさと捨てたい。しかしなんと「純潔を失ったとき魔女としての力も失う」という制限をかけられてしまう。さらにそこにいかにもな若年の色男キャラも登場、マリアさんとなんだかいい感じに――。これはなかなか愉快な作品が始まったなと思いました。男と魔法を天秤にかけるマリアさんの滑稽な葛藤を期待できる、面白い出だしです。

しかしこれ、中盤からマリアさんの描き方がブレてくるんですよね。「戦争嫌い」というキャラクターが本格的に掘り下げられ出してから、マリアさんは「戦争を暫定的に止めさせて正解なのか」という新たな葛藤もどんどん膨らませていく。正直、これはいらんですよ。既に「バージニティを捨てるか魔法を取るか」というなんとも面白そうな葛藤があるのに、そこにまた別の葛藤を投入しても、前者の葛藤に面白みが足されるわけでもなし。むしろ、特に興味のないところを掘り下げられていく感じがして、面白くないのです。

戦争嫌いという性格は、マリアさんが魔法の放棄を惜しませる装置として機能していれば充分。話を盛り上げるためにフィーチャーにしていいパーツではなかったと思いました。

序盤のコミカルな雰囲気がよさ気だっただけに、ドラマが変な方向に突っ走っていくのが歯痒かったですね。



ちなみに、他作品でシリアスパートがなにかと煙たがられる原因は、今作の様な表現・文脈のズレなのかもしれない、とも思いました。本作でも、マリアさんが異性や性の話題にアタフタするコメディパートは「男か魔法かの天秤」、戦争やら宗教やらのいざこざが絡んだシリアスパートでは「戦争の妨害の是非」と、抱える葛藤に一貫性がありませんでしたから。

投稿 : 2015/04/15
閲覧 : 260
サンキュー:

8

ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

♪どんなに困難で くじけそうでも 信じることさ 【74点】

百年戦争後期を舞台に、戦争とキリスト教会にケンカを売った魔女(で処女)マリアの姿を描く中世ファンタジー。
漫画原作ながら、内容はかなり改変されてる様子。
微笑ましいラブストーリー+下ネタと「登場人物の正義の対立」を主軸とした、谷口監督らしいエンタメでした。

私としては、相当時代考証に力入れたと思われる戦闘・中世風俗描写の数々がツボでして。
お守りや軍旗の意匠のホタテガイ、戦闘中でも略奪を優先する傭兵団と娼婦団、画にするとシュールな動物裁判、お約束の同性愛etcと、中世感満載。
大砲打つときに防塵ゴーグルかけるとか、長弓射る時はグルンと体捻るとか、芸が細かい。
公式サイトの知識集「なぜなに中世事情」でアフターケアも充実。
6世紀前に実在した人々の営みを気負いも衒いもなく活写しようとしているようで、高校世界史の講義で感じた楽しさを思い出してました。

とか言いつつも、一番声高に主張したいのは、エドウィナのネコちゃん死ぬほどかわいいってこと。
小澤亜李さんの時代来てるぜこれ。


■マリアの結論についてとか、ネタバレ感想
{netabare}
最初で下ネタラブストーリーと「正義の対立」と書きましたが、後者は「価値判断」の問題と言った方がより正確かも。
その中でもさらに二つの軸があって、
①「他者の幸福と自分の幸福のどちらを選ぶか」、つまり処女のまま他者のため争いを止め続けるか、ジョセフとくっついて普通の女の子に戻るか。
②「力あるものは人の世に『正義』をなすべきか」=魔女や教会の、人の営みへの介入の是非。

マリアの「誰も死なせたくない」はかなり博愛主義的な考え方で、中世世界の描き方が務めてフラット・冷静だったがゆえに、その近代的な思考には大きな異物感がありました。
戦争やペスト禍の時代における「生」の酷薄さ、「命」の軽さを見てきたゆえの考えだと示唆されていたとは思いますが、迫害される彼女の身上とのバランスから考えても、理念先行な色彩がかなり強い。

最終話でマリアの至った結論は、「一人一人が自分の幸せを見つければ、みんな幸せになる」。
要は①は二者択一でなく、表裏一体の関係だということ。
理念だけの博愛主義から、自らが受け取った愛の実践的敷衍としての博愛主義への変遷、ということになるのかな。
もっと単純化して、「♪必ず最後に愛は勝つ」(←古っ)みたいな愛の賛歌、と受け取っても良いのかも。
原作通りらしいとはいえ、『プラネテス』や『リヴァイアス』も併せて見るに、谷口監督はかなりのロマンチストなのかもしれません。

ということで、博愛に満ちた壮大なラブストーリーは清々しく纏まったのですが、(完全に個人的な)不満もほんのちょっと……。
上で「実践的敷衍」とか書いたけど、愛を知った後のマリアの博愛主義はどのように「実践」されるのでしょう?

百年戦争の意義として真っ先に習うのが、争い・荒廃の中での王権の伸長と教皇権の衰微。
この後欧州世界は、封建制や教皇権の優位といった「中世」のくびきを離れ、(王権神授説の下ではあれど)人による統治の時代へと入っていく。
キリスト教内でも、(ジルベールほど極端じゃないけど)ローマ=カトリックとは異なる道で人民を救おうとする運動が出てきて、宗教戦争とかプロテスタントの萌芽へと繋がる、そんな時期。
そうした「人」の世界の始まりにあって、処女でなくなった(であろう)マリアは何を思いどう行動するのか。
魔女ではなく、ただの無力な「人」として、どうやって他者への愛を広げてゆくのか。
欲を言えば、それが観たかった。
そこを描いてこそ、②の問いを立てた意義があったように思えます。
どうせ原作大幅に改変してるんだし。
まぁ、処女の「初彼できてテンション上がっちゃった!愛ってサイコー♡」っていう微笑ましい愛の礼賛からするとそんなの些事なんだけどさ(・ω・)

好きなキャラはジルベール。
人を救うことに関して、あくまでも教会という上位構造から何ができるかに最後まで拘っていましたね(視野狭窄とも言えるけど)。
最後、デカルトっぽく理性主義の端緒まで行っちゃったのも、マリアの博愛主義との良い対比になっていました。
wikiったところ、彼の到達点は「理神論」というものに近いみたい。
ついでにキリスト教には「地の塩(、世の光)」という言葉もあるらしいね。

あと、ル・メ伯がジョセフに対して良い保護者で、あのカップルは周囲に恵まれてるなぁと。
最後も「時々遊びに来い」とか言って嫁を許しちゃうのが微笑ましかった。
{/netabare}


【個人的指標】 74点
(2015.4.14)

投稿 : 2015/04/14
閲覧 : 391
サンキュー:

24

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純潔のマリアのストーリー・あらすじ

百年戦争の時代に生きる最強の魔女マリア。戦が嫌いで、強力な魔力で戦場を蹂躙してきた彼女は、実は処女。恋はしたいけどその先はちょっと怖いお年頃。でも女夢魔アルテミスと男夢魔プリアポスをひきつれ大暴れしすぎたせいで“天上の教会”に目をつけられ、大天使ミカエルに裁定を下された。人前で魔法を使わぬこと、そして、純潔が失われたとき、その魔力も失うこと。お目付け役の美少女天使エゼキエルも加わって、マリアの制約つきの大活躍は続く! (TVアニメ動画『純潔のマリア』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年冬アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫ZAQ『Philosophy of Dear World』≪ED≫TRUE『ailes』

声優・キャラクター

金元寿子、日笠陽子、小松未可子、花澤香菜、小野賢章、加隈亜衣、一城みゆ希、小野友樹、島田敏、小島幸子、三宅健太、櫻井孝宏、花江夏樹、能登麻美子、井上喜久子

スタッフ

原作:石川雅之(講談社『good!アフタヌーン』連載)、 監督:谷口悟朗、シリーズ構成・脚本:倉田英之、キャラクターデザイン:千羽由利子、コンセプチュアルデザイン:中田栄治、チーフリサーチャー:白土晴一、美術監督:池田繁美、色彩設計:境成美、撮影監督:田中宏侍、3D監督:三上康博、編集:森田清次、音楽:甲田雅人、音楽制作:ランティス、音響監督:明田川仁

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