いさ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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純潔のマリアの感想・評価はどうでしたか?
いさ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
エイ8 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Prospero さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
こちらは漫画が原作のアニメだそうですが,原作は読んだことがありません。
ファンタジーが好きなのとタイトルに惹かれて観てみました。
これは百年戦争をモチーフにした作品ですね。
主人公のマリアはジャンヌ・ダルクがモデルっぽいなと観ていて思いました。
こういう歴史をモチーフにした作品を観ると学生のときもっと世界史勉強しておけば良かったなぁと思います。
―というか,科目選択で日本史じゃなくて世界史とれば良かった😡(とんでもなく今更。。)
それはさておき,お話自体はまぁまぁ面白かったです☆
マリアは戦争嫌いの魔女です。
マリアはフランスとイングランドの戦争をやめさせるために戦場に赴き,魔法を使って介入して戦争を邪魔します。
使い魔もいてサキュバスのアルテミス&インキュバス志望のプリアポス。
この物語,史実を元に作られているし,キリスト教の教えとか,正義とは何かとかを考えさせられるけっこう深みのあるストーリーだと思うのです。
けど,この使い魔のサキュバス&インキュバスの設定がどうもこの作品を安っぽくしている原因だと思います。
プリアポスはともかく,アルテミスのサキュバスとしての働きって戦争に意味あるの!?
安っぽくしているといえば,魔女たちとか人間以外のコスチュームもかな。
人間たちはちゃんと中世っぽい服装をしていて公式HPの「なぜなに中世事情」を見ると,登場人物の服装もこだわって描かれていることが分かります。
それなのに,魔女とか使い魔たちのファッションがまぁアニメらしいといえばらしいんだけど,残念だったなぁ。
特にアルテミスの服装よ(^-^;
公式HPの「なぜなに中世事情」は読むととても面白いしアニメで「?」と思ってた部分を知れるので,まだご覧になってない方には是非見てみてほしいです♪勉強にもなります。
キャラクターデザインは昔からある少年漫画らしいもので,個人的にはあまり好きではないけどそこまで気になるものでもありませんでした。
今,原作のキャラデザも見てみたけれど,アニメの方が断然とっつきやすい感じですね☆
使い魔が白フクロウになったとき2人(羽?)ともまん丸になって声も変わるんだけど,それが可愛くて好きでした。
声は声優さんが本領を発揮しているんだよね!?すごいなぁ。。
{netabare}特にマリアが独房に入れられたとき,明かり取りにプリアポスがむぎゅっと入ってる(というか挟まってる?)のが可愛かったです。{/netabare}
エンディングでも使い魔の2羽とエゼキエルがもごもごふにょふにょ動いているのを見ていると可愛くてわたしもつられて同じく伸びたり縮んだりしながらエンディングを観ていました(笑)。
オープニングはクレジットが文字を書くようにババババと出てくるのがかっこよかったです★
ファンタジーということで全体的には好きな部類なのでもう少し評価が高いはずなのだけど★3.5にしたのは戦争モノだというところです。
人がバタバタと死んでいく話は好きではないので★4はあげられないなと思いそう評価しました。
大天使ミカエルの存在は興味深かったけれど,わたしはベルナールとジルベールの教会の描き方が面白いと思いました。
「第九話 一つまみの塩を」で,マリアの牢屋でベルナールが「エッセ・エスト・デウス」とか「クォドリベット」とか訳分かんないことを言っているのですがそれを調べるのも面白いです。
{netabare}ベルナールは単なる悪役だと思ってたけど,聖職者として色々なことを考えている(―というか,考えすぎている)人なんだなと思ったら,最後あぁいう形で終わったのがなんだか可哀相な気もしました。
逆にガルファの方が悪党なのに最後お咎めナシで終わったのが釈然としませんでした。
好きなのはジョセフです。頼りないけど好青年ですよね。
最後,ちゃんとくっついて良かった。
魔力かジョセフ,どちらかを選ばなきゃならない設定だったから,マリアはやっぱり魔女として生きていく方を選ぶんじゃないのかなって思っていたんです。
あとはマーサがわたしは好きでした。
わたしの中でマリアとマーサの友情がこの物語で1番ぐっときました。
そして,最終話で今までのアバンの声がアンだったことを知り,そこでもぐっときつつもなんだか切なくもなりました。
マリアは魔女だから人間とは違う時間の流れ方をしているんだなと思って…。
マリアは魔力が無くなったってだけで人間になったわけではないんだよね!?
聖女マリアのように男の人を知らないのに子どもを宿したってことだよね。{/netabare}
最後はなんだか無理矢理丸く収めた感は否めないけれど,12話でうまく収めたと言えばそうとも言えます。
にゃん^^ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
BLEU62 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
マリアは可愛いだけでなく、とても勇気があって良い子。ストーリーに起伏があって面白かった。
Bハウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かんぱり さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
英仏100年戦争の頃のヨーロッパが舞台だけど、この世界では魔女などが普通にいて、戦争に介入したりしているみたいです。こういう設定って、終末のイゼッタを思い出しますね。あっちは近代が舞台だけど。
中世ヨーロッパの戦いの描写などは結構リアルっぽく描かれていたように感じました。
OPもとても良かったです。
主人公の魔女マリアは戦争が嫌いで、度々魔法を使って戦争を止めさせようとします。
でも、{netabare}マリアのしていることは自己満足で、人間の秩序を乱していると大天使ミカエルに言われ、それに反発して魔女の力を制限させられてしまいます。{/netabare}
{netabare} 長い長い時間のスパンで考えれば、確かにミカエルの考え方もあるのでしょうが、そこに住み、生き、そしてなにより争いが大嫌いなマリアには争いを放っておくことなんか出来なかったのでしょう。{/netabare}
{netabare} でも教会に目をつけられ、火あぶりのため処刑台に送られた時、マリアが一生懸命に救った人々は火をつけられたマリアを冷たい目で見て手を叩きます。
そんな目にあってもマリアは争いを止めることをやめません。友達の魔女がなんて強い子だろって言ってたけど、強い子っていうか、無謀っていうか。魔法が使えないのに、マリアに好意を寄せていたジョセフを助けに行こうとするのって自殺行為なのに。{/netabare}
{netabare} ジョセフを助けた後のマリアとジョセフのやりとりは良かった。
ウジウジしてるジョセフを殴るマリア。そしてジョセフへの想いを話した後の、ジョセフからのプロポーズ。{/netabare}
ラストも気持ちのいい終わり方ですっきりして良かったです。
最初は下ネタっぽい感じだったのでどうかな、と思ったのですが、どんどん話に引き込まれていって最終話まで面白く見ることができました。
見て損はない良作だと思います!
2019.11.24初投稿
2020. 8.29再投稿
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
百年戦争時代、争いが嫌いな魔女と神と人間の話。
谷口悟朗監督x脚本倉田英之コンビでしたが、谷口監督独特なクセもないし、倉田英之氏のギャグというのも封印し、もう少し演出とか構図でもパンチを効かせてもいいだろ?!と思うが、哲学的な話というか、どちらかといえば児童書のような内容だったし、ミカエルだすならガブリエル、ラファエルも必要じゃね?!ではあるが、綺麗にまとまっていたし、これでいいかな。
村娘アンが1番かわいかったよ。
ゆっこ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラも十分な個性があり、演出も不満無し。
もったいないのは、徐々に盛り上がっていくストーリーなだけに序盤は物足りなさというか、一話ごとに引き込まれるものが乏しい。
コンキスタ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
うぐいす さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
物語の入口でキャラ絵が受け付けないかもと思いつつ見ていたら、すぐに慣れてむしろ可愛いぐらい。
主人公が魔女で迫害を受けるにもかかわらず、頼られたら魔法を使って助けていく。
動機が自分の意志に基づくものであり、正義が何かを考えないところがいい。
正義とはそれぞれの立場で異なり勝てば正義になる。
「平和」とは争いがない事だが、異なる正義があれば争いが起こるのは必然であり、宗教を信仰していればその場合の「平和」とは相手が退く事であり、そのために戦いに勝利しようとする。
誰が見ても赤い物を青だと唱えれば信仰者は青である前提でしか思考しないので議論にはならない。
そして信仰のためなら時にどんな残酷な事でも「神」という言い訳により行う事が出来てしまう。
自分が生まれた国が奇跡的に日本で良かったと思う。
「宗教の自由」とはとても建設的で人類史上とても進化した考え方である。
愛すべきキャラが多く、敵も分かりやすい。
エゼキエルが成長していくところも見ていてとても気持ちがよい。
声優はとても合っていて、主人公マリアもとても可愛かった。
意外にギャグが多いがセンスが良いのでシリアス部分の妨げにはならないが、結構ストレートなエロ用語が出てくるので注意。
プリアポスの股間問題は早々に解決してあげてほしい。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
(*´ω`*) さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
舞台は百年戦争の真っ最中のフランス
戦争嫌いの魔女のお話です
キリスト教が絶対的な力を持つ世界を舞台に、
神や魔女という非現実的な存在の組み合わせが、
とても新鮮な物語を作り出していました。
ストーリーはとてもシンプル
ですが名前、設定、台詞に込められたギミックがとても凝っていて
知れば知るほど味を増す、スルメのようなアニメ。
始終笑いとシリアスがテンポよく描かれ、
気が付くと見終わっているジェットコースターのような楽しい作品でした。
■おまけの丁寧一覧
様々な面で丁寧に作られていたので、まとめてみました(ネタバレ無し)
{netabare}
□中世フランスの描写が丁寧
当時の街並み、衣服、食事、宗教、戦争について入念な考証のうえ制作されたそうです
放送時、海外の歴史マニアの方からも絶賛されたとか。
□脚本が丁寧
原作のコミックが3巻しかないので、オリジナルのエピソードが追加されています。
物語の根幹はそのまま、分かり易く作り直されていると感じました。
□作画が丁寧
BDやレンタル、配信版では結構修正が入っているそうです。
海外での反響が結構あった為、その声を取り入れて修正されたとか。
軍服が無いので、兵士の服はバラバラ。描き分けを行ったアニメーターに脱帽。
個人的にですが、揺るぎない存在であるミカエルを体現する描写がとても良かったです。
□声優の演技が丁寧(らしい)
声優さんの後日談で、基本的に1話目の収録は時間がかかるそうですが、
2話以降もずっとリテイクだらけで、最終話まで時間をかけて声を入れたそうです。
公式サイトに【なぜなに中世事情】という丁寧な解説ページがあり、
作品への理解を深めるのにおすすめです。{/netabare}
■見終わって
{netabare}
作中のマリアに問題、矛盾があるとすれば、
魔法という力により一方的に主張を押し通していた事です。
ミカエルが求めたものは、人間自身による選択でした。
最終的に魔法を使えなくなることは残念でもありますが、
結果として矛盾を解決し、綺麗に完結したのだと思います。
聖書ではヨセフとマリアが婚約後、天使によって処女受胎し、
キリストが誕生したと記されています。
ラストはその内容をなぞっていて、
放送中止もあり得るような危ういシナリオでした。
アニメ化した制作陣の冒険心に敬意を払いたいと思います。{/netabare}
tomledoru さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イムラ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
<2019/11/9 初投稿>
原作はもやしもんの人の漫画。
未読です。
アニメは本放送時に見てました。
時代は100年戦争真っ盛りの中世フランス。
主人公は魔女マリア。
純潔の処女。
なのでタイトルは「純潔のマリア」
人間の戦争を嫌い、強大な魔力で戦争を妨害するマリアは天に目をつけられてしまいます。
魔法少女ものとかではありません。
一神教であるキリスト教に、原始的な自然信仰が駆逐されていくお話でもあります。
マリアの使い魔はサキュバスと童貞インキュバスなのでちょっと生々しくて笑えるシモネタも多数出てきます。
ですがお話は堅実そのもの。
笑いとせつなさと緊迫感と不条理と信仰と人の幸せが入り混じった不思議な物語です。
監督はコードギアスやプラネテス、ガン×ソードで有名な谷口悟朗
シリーズ構成・脚本はオタクのレジェンド(笑)倉田英之
このプロットでこの製作陣。
これで面白くならないわけないじゃないですか
実際、映像と演出は目を瞠るものがあります。
特に感心したのは大事な戦争シーン。
見ていただければ分かりますが異様なまでにリアル。
実際の中世ヨーロッパの戦争はこうだったんだろうと思わせるものです。
リアルな分、派手さとは無縁の絵ヅラでしたが。
原作が全3巻と短いこともあり、地味すぎてあまり評判にはならなかったのが残念ですが、作りのしっかりした良質なアニメを、という方にはお勧めしたい逸品です。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「人はパンのみに生きるにあらず」 引用:マタイによる福音書 第4章4節
「人は考える葦である」 引用:ブレーズ・パスカル
我々が日々、読書やスポーツ、音楽、映画鑑賞。。アニメ鑑賞など娯楽で楽しめるのは「飢えていないから」である。
人の本質は他の動物と同じく、「飢え」たら争い、椅子を奪い合い殺し合うだろう。これは自然の摂理なので仕方のないことである。
だからこそ、日常や平和は大切であり、それがとても壊れやすく危ういことを知っている人間こそが「本物」であると確信する。
谷口悟朗監督は、「コードギアス」や「プラネテス」、あるいはデビュー作の「無限のリヴァイアス」の頃から、人間の欲望(暴力や性欲、嫉妬など)をきちんと描き人間の持つ「弱さ」を否定しない。むしろ、そういうものだと言い続けている。
演出家としての力量は本作を見てもわかる通り、すでに円熟している。
深い世界観と濃い人間ドラマ、「善」と「悪」の対立を描きながらもどちらに転ぶこともない正真正銘の「人間賛歌」である。
もし、僕が三浦建太郎氏の「ベルセルク」を読んでいなかったら、ダークファンタジーとしてもドラマとしても満点をあげられるのだが、前者をすでに15年も前に読んでしまっているので、少し今更感というか。。。古さを感じてしまう。
とても良い作品なのだが、知名度がないのは少しパンチ力に欠けてしまっているのと原作のゴスロリの雰囲気があまり好きでないのが個人的な見解だが。。。昨今観たTVアニメの中では一番感慨深く奥行のあるドラマだった。並の演出家では同レベルのアニメは作れないだろう。
谷口悟朗監督作品はすべからく観ているので次回作も期待したい。
追記:本作の主人公マリアは、キリスト教で言うところのイエスの生みの親「マグダラのマリア」というよりは、イングランドとフランスの宗教戦争がモチーフなので1400年代~所謂、「百年戦争」の時代に活躍したフランスの国民的英雄「ジャンヌダルク」でしょう。火刑や魔女狩りなど当時の世相を反映しているのだと思います。
ASKA さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中世フランスが舞台。主人公の魔女マリアをはじめファンタジーな世界観。
フランスはイギリスと戦争しているが、魔女マリアは戦争が嫌いなのでサキュバスを使ったり魔法を使って戦争を邪魔している。また、男性キャラジョセフとのロマンスもある。
中世フランスを忠実に描いている部分もあり見ごたえはあり楽しめた。
プクミン さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
魔女と言ったら中世ヨーロッパ!!
というイメージはありますが、魔女の他に天使まで出て来るので、完全にファンタジー。
マリアという魔女が戦争を嫌っており、戦争が起こる度に魔法で止めに入って、人間達は大迷惑。
それを見かねた天使が、魔女マリアに監視を付けたり、マリアに好感を持った人間が彼女の元へ訪れたりし、物語が始まる。
見どころ。
人間同士の戦争、人間のマリアに対しての感情や行動、他の魔女の考え方、マリアに好意を寄せてる青年と、結構多いです。
見てて飽きませんでした。
ただこのアニメを好きになれるかどうかは別で、マリアの行動を許容出来るなら好きになれると思います。
許容出来ないと1話切りになりそうかなと。
剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
魔女であるマリアが、人間や神様と喧々諤々しているのは、普通に楽しかったです。
その中で、宗教的なこと、文化人類学的なことに踏み込んでいる部分もあり、そこは賛否が分かれるかもしれませんね。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず残念だったのは「純潔」押しが強すぎること。
つまりは、「(マリア)個人の幸せ」と「(マリアが)理想とする社会の実現」を両立させないようにして、ジレンマを描き出す為の設定であり、必要なことだとは思いますが、あまりにも強く押し過ぎたかなと。タイトルで敬遠している方もいると思います(原に私もそうでした)。
あとはまあ、良いかな。
小難しい内容も含みながら、基本的にはギャグタッチで笑える雰囲気であるし、戦いのシーンは単純に面白かった。神様に啖呵を切るのも良い感じ。
ラストのハッピーエンドは、個人的には好きでしたね。
ただな~。ごめんなさいm(._.)m 多分、所々で「終末のイゼッタ」と記憶がごっちゃになっているかも(苦笑)
{/netabare}
ピピン林檎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
※AKIRAをつい更新してしまったので、こっちも更新しておこう(長文注意)。
私は、アニメという表現媒体は、その原作となることがある小説・漫画、あるいは類似した表現媒体である実写映画・ドラマなどと同じく、
(1) 人の感情推移を巧みに表現できる点にその最大の長所があると思っていて、
(2) 逆にいうと「正義」とか「平和」とか「真理」といった抽象的な概念の論理的表現には殆ど向いていないと思っています。
そして、こうした (2)抽象的概念は、より妥当な答えを求めようとすれば、論理的な図表や数式等を援用しつつ、分析的および総合的に考察する必要があると思うのですが、
上記のように、(1)感情的・情緒的な表現に強みがあるアニメ・実写ドラマや、小説・漫画といった媒体で、こうした概念を表わそうとする場合、
<1> 視聴者の側がそうした媒体の特徴を自覚していない限り、
<2> 制作者の側が意図した通りの、どちらかというと感情論レベルの(=論理的というよりは感情的・情緒的な)結論が、一方的に視聴者の側に押し込まれてしまう、という結果になりがちだ、
・・・と考えています。
→表現媒体のプロパガンダ的利用の危険・・・昔から「プロレタリア文学」とか「反戦映画」とか、その逆の「戦意高揚」目的の映像作品とか、過度に扇情的に特定の問題を訴える「ヤラセ番組」とか、その例は色々ありますね。
そうした意味で、本作は事前情報からは、「平和」(その裏返しとして「戦争」)とか「正義」といった、(2)抽象的概念の是非を扱うタイプの作品に見えたので、余り自分の好んで見たい作品には思えず、放送時は視聴を敬遠していたのですが、本サイト等での評判が良かったこともあり、ひとつの経験として全話視聴してみて、できる限り「哲学的」に(つまり真面目に論理的に)その感想をまとめてみることにしました。
→その結果として、聞きなれない専門用語が多い、アニメの感想としては余り適切ではない読み難いガチガチの考察レビューになってしまうことを予めお詫びしておきます。
※そう前口上を述べつつ、実は私は、自分のニックネームを「ピピンの寄進(西暦756年)」から採っているくらいの重度の西洋史マニアなので、本作のような史実を交えた中世ファンタジーは、十分以上に愉しめてしまいました。
※本アニメ公式サイトの「なぜなに中世事情」(第9~最終話)も何気に非常に充実していましたし。
http://www.junketsu-maria.tv/special/nazenani.php
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
================ 純潔のマリア (2015年1-3月) ==============
{netabare}
第1話 完全なる乙女 ☆
第2話 世界に対す ★
第3話 武器ではなく信仰で ☆
第4話 死を思え ★
第5話 勇気を、分別を、 ★
第6話 薔薇の下で ★
第7話 戦争は戦争を食う ★★
第8話 人は、人にとって狼 ★
第9話 一つまみの塩を ★★ アニメで設計主義だと!?
第10話 我憎み、我愛す ★
第11話 愛を望むなら愛せ ☆
第12話 愛は、全てに勝つ ☆ 設計主義は誅滅される!!{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9
OP 「Philosophy of Dear World」
ED 「ailes」
◆視聴直後のナマの感想
{netabare}
・上記の通り、全12話中、★付き(高評価)が8回で、うち★★(優秀回)が2回と、視聴前に期待していなかっただけに予想外に濃い楽しみ方が出来ました。
・特に、第4話(メメント・モーリ=死を思え)から第10話まで、7話連続で★付き(高評価)という、続きがとても気になる展開で、第9話後半の魔女マリアと修道院長ベルナールとの教理・哲学問答には、完全に予想外の驚きを覚えました(※後述)。
・但し、そうした第10話までの盛り上がりを受けてのラスト2話は、些(いささ)か拍子抜けしてしまう安直な結び方となってしまったように感じました。
・もし本作が、専ら魔女マリアと従者ジョセフの恋心の進展を描く通常の恋愛アニメならば、本作のようなハッピーエンドでも自分としてはそこそこ満足していたと思いますが、本作の重点テーマはそこ(恋愛感情の推移を描くこと)にあるのではない(※後述)と思うので、残念ながら本作の全体評価は、3.9と自分としては少し低めの点数に留めることにしました。{/netabare}
◆本作最大の注目点(第9話)
《ベルナール(B)とマリア(M)の牢獄での会話》
{netabare}
M 「何度もいってるでしょ。私は目の前で人が苦しむのが嫌なの」
B 「貴方は神を恐れないのですか?貴方が忌み嫌っていることは神が定めた摂理かも知れないのですよ。」
M 「摂理?人が酷い目にあって死ぬのが?じゃ教えて。神はなんでそんなこと決めたの?」
B 「天の父の御心を理解するなど傲慢です。精霊の言葉に耳を傾け、善良な行いをするしかありません。」
M 「戦場で今にも死にそうな人にそれが言える?」
B 「戦場の死にどんな意味があるか、それは分かりません。しかし、神の愛は普遍です。良き信仰を持てば戦死した者の罪も許されるでしょう。」
M 「何よそれ?どこにでもいるくせに言葉しかくれない神なんて、いないのと同じだわ。」
B 「ふむ?いないのと同じ?神が?」
B 「同じ・・・同じ・・・同じ?普遍はないことと同じ?いや、形相的にそもそも存在しない?」
M 「あんただって結局、教えがどうのって、分かりもしない言葉を人に話してるだけじゃない。本当に神が出てきたら、何もかも一発で片付くのに。」
M 「黙ったままの神を頼るより、地上は私たちで廻したほうが、ずっとマシだわ。」
B 「神の導きのない世界を考える?神を疑う?あり得ない。」
B 「サン・トマ(聖トマス=トマス・アクィナス)は神の存在証明を、いや、オッカムのギョーム(ウィリアム・オッカム)は人間の理性は神を証明できないと。不合理であるからこその信仰なのか?しかしアリストテレスは肯定しつつ否定することはできないと。だとしたら・・・だとしたら・・・」
B 「いや待て。普遍を前提とするのがそもそも間違いだとでもいうのか?」
B 「神を疑い、疑い尽くした後で残ったものが本当の信仰になる。神が残らなかったらどうなる?いや、それは分からない。人が人の世で生きる。普遍をないものとする?エッセ・エスト・デウス(Esse est Deus 存在すなわち神である)。あ、いや、私の認識こそが、存在とでもいうのか?」
B 「認識と存在は神によって、いや、私によって。」
B 「神なき世界を生きると仮定すれば、全て自由意志によって自分を救わなければならなくなる。」
B 「ふぁ?そうなのだ。ペラギウスの教えのように神を崇めつつも自由意志によって自分を救う。より良き繁栄と幸福、魂の安寧を求め、神は我らの認識によって存在する。そうなれば世界は神から人へ。信仰と人の調和へ。」
M 「あんた何言ってんの?全然分からない。この世界で私たちが生きていくために必要なことは。」
B 「必要なことは?」
M 「まず一人で立ち上がることよ。」
B「これは良いクォドリベット(掛け合わせの自由会話)。とても興味深い討議でした。有難う、マリア。」
{/netabare}
《上記会話の含意》
{netabare}
※この会話は、中世から近世初期へと続く西欧思想の流れを簡潔に要領良くまとめています。
※普遍は実在するのか、それとも単に個物が存在するだけ(普遍は名目)なのか、は中世最大の思想的論争=普遍論争で、オッカムは名目論の側の中心人物。
※同じく、①存在論(ontology、神は実在するのか)、②認識論(epistemology、神は実在するとしても我々はそれをどう認識できるのか)、は中世哲学・神学の2大テーマ。
※ベルナールが驚きをもって迎え入れた、神中心の世界観から人間中心の世界観への転換を示す思想的潮流を「フマニスム(人文主義、人間中心主義、いわゆるヒューマニズム)」と呼びます。
※この人間中心主義は、「人間が(神の恩寵によってではなく)、自らの理性を働かせることによって、世界の一切を理解し、設計・構築していく」という発想を生み出します。
(rationalism すなわち、「理性主義」とか「合理主義」と訳される考え方ですが、"世界の一切を設計・構築していく"という発想に注目して、20世紀の自由主義思想家・経済学者F.A.ハイエクはこの考え方を「設計主義的合理主義(constructivist rationalism)」と呼びました→これを更に短縮して「設計主義」と呼ぶことがあります(上記))
※また、こうした人間中心の世界を築き上げる第一歩として、「まず一人で立ち上がること」すなわち「個人主義」の萌芽が示唆されます。{/netabare}
◆本作で示される結末ないし結論
通常の作品ならば、私の場合、意識的に作中人物の何人かに焦点を当てて、その心情を推し量る形の「感情考察」型レビューを書くことが多いのですが、本作の場合は、登場キャラの心情推移ではなく、上記のように「抽象的概念の論理的是非」がテーマとなっている(ように私には思われた)ので、ズバリ、本作で示される結末だけを書くことにします。すなわち、
{netabare}<1> 感情的・情緒的な「博愛主義・非戦主義」を信念とし、地上でそれを実現しようとした魔女マリアは、神の怒りによって最終的にはその魔力を失うものの、(もはや魔力という強制力を失った)一個人マリアとしてその信念を堅持し追求し続けることを許される。
<2> 一方、地上の教会の組織力をもって、理詰めの「設計主義的合理主義」(略して「設計主義」)を追求しようとした修道院長ベルナールは、神の怒りに触れて誅滅されてしまう(聖書伝承にある悪徳の街ソドムとゴモラの“塩の柱”にされてしまう)。{/netabare}
ここで問題は、この結末が妥当かどうか、です。
結果から先に言うと、私はこの結末は意外と妥当だと思いました。
"意外と"というのは、私の事前の予想では、例えばマハトマ・ガンジーの唱えたようなガチガチの「非暴力反戦主義」みたいな考え方が視聴者の側にゴリ押しされるような結末だったら、何だかとても嫌だな・・・という感覚があったからです。
でも幸いなことに、本作の結末はそういうことにはならず、そういう点で、堅実で良質な造りになっていると評価できるのではないかと思いました(私とは全然別の感想を持つ方も何人もいらっしゃると思いますが)。
◆では、何故その結末が妥当なのか?
本作の結末を妥当だと「思った」だけなら、それは単なる私の「感情」に過ぎず、例えば「本作の結末は妥当ではない」と思う他の人の別の「感情」とせいぜい「同等である」としか主張できないでしょう。
だから、ここで、私が自分の思いの妥当性を主張するためには、何よりも、本作の結末を「論理的に見て妥当である」と説明することが必要となります。
<1> まずマリアの結末から ~ 個々人の価値観は多様であることが保障されねばならない《価値多元主義》
{netabare}
・物語の最初の方で、別の魔女がマリアに言っていますが、マリアの《博愛主義・非戦主義》は単なる彼女の価値観に過ぎず、それが絶対に正しい(正義である)という保証はどこにもありません。
・マリア自身も、「なぜそんなに戦を止めようとするのか?」と尋ねられると、せいぜい「私が戦が嫌いだから。嫌いなものを見たくないから」(=要するに単なる感情論)としか答えることが出来ませんでした。
・しかし魔女マリアには、そうした自分の一方的な価値観を強制的に英仏両軍に押しつける強力な魔力がありました。
・そして、その強制力は天上の教会の怒りに触れる事になり、結局マリアは(経緯はどうであれ)その魔力を失うことになるのですが、それでも彼女自身の《博愛主義・非戦主義》という信念そのものは最後まで揺るぎませんでした。
・魔力を失い普通の人間となったマリアは、自己の実力の及ぶ範囲で、今後もその大切な信念を貫いて生きていくことでしょう。
・このように、個々人が自らの価値観を他者から侵されずに貫いていける場の在り方を《価値多元主義》といいます。{/netabare}
<2> 次にベルナールの結末から ~ 組織が一見理詰めであり"唯一絶対"と思われる設計主義に盲進することは許されない《設計主義の否定》
{netabare}
・一方、修道院長ベルナールは、第9話後半でのマリアとの会話を契機として、神の介入のない世界を自らの理性と意思によって設計し構築していく、というアイデア(すなわち《設計主義》という思想)を獲得し、修道院という強力な組織を使ってそれを実行に移そうと画策します。
・しかし、天上の教会の使者・大天使ミカエルは、ベルナールの考えを許さず、彼を誅滅してしまいます。
(マリアが魔力を失うことと引換えに、一個人として自らの信念を貫くことを保障されたのとは好対照)
・ここで現実の西欧近世~近代の歴史を考察すると、近世に生まれた rationalism すなわち、「理性主義」「合理主義」ないし「設計主義」は、最終的には 18世紀末のフランス革命を生み出し、さらに20世紀に入ってロシア革命を生み出してしまいます(※両革命とも、それまでの国家・社会を完全にリセットして、人間の頭で考えた新たな国家なり社会なりを設計・構築しようとしました)
・すなわち、両革命は、それぞれ「ジャコバン党」(フランス革命)ないし「ボリシェヴィキ党」(ロシア革命)という一党派が自らの考える"唯一絶対"の国家・社会の設計図を暴力的に推し進めようとして、未曾有の大惨事をもたらしてしまう、という結末に終わっています。
・本作に示された修道院長ベルナールの到達したアイデアは、人類に様々な進歩をもたらしたのかも知れませんが、それを極限まで押し進めようとすると、現実の歴史にあったような悲劇に到達してしまうことが経験的に明らかなので、やはり《(教条的でガチの)設計主義は断固否定されるべきである》という結論が妥当となると考えます。
※因みに、前記のF.A.ハイエクや科学哲学者K.R.ポパー、政治哲学者H.アーレント等によって、論理的にもガチの設計主義の結末が惨事に至るカラクリが詳細に分析されています。
・そして、組織的で教条的な《設計主義の否定》というこの結論は、個々人の自由な価値観の保障という<1>の《価値多元主義》という結論と表裏一体の関係になります。{/netabare}
・・・
以上で、本作で示された <1> および <2> の結末(ないし結論)が、論理的にもまずまず妥当と考えられることを、不完全ながらも一応示すことが出来たと考えます。
NoName69 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おーこんな普遍的な作品もできちゃうんだもやしもんの人~w
って感じでした
一口に言ってすごく良い作品だと思います
そして善い作品でもある!
クリアなイメージで描かれている結果、「どっかで見たことある」感があるのですが紛れもなくちゃんとしたストーリーです。
おとぎ話的な世界観なので
あーこっから色々ガチャガチャしそうな予感…
と思っていたんですがテーマがとってもはっきりしているので
壮大な作り話に置いていかれるような「あの感じ」がありませんでした。
しかも実はゲームの中という設定でうまい事まとめるような手を使わずにですよ!w
それがこの作品の最も優れたところだと思います。
見てどうぞ
〇ojima さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
何が正しくて
何が正義で
神の考える平等とは何か
それは個人の考え方次第で変化するということ。
マリアは人それぞれの信念を目の当たりに感じそして考える。
そしてマリア自身の決断はどうするのか・・・・という感じで楽しみました。
私は最終話のまとめ方 とっても良かったです。
{netabare}マリアを理解していた人は改めてマリアを受け入れました。
そうでない人たちはミカエルの教えに従って受け入れた形です。
世の中100%満足はいかないけど、納得できなくても考えることで納得することも大事だということ。
よくあることかと思います。
そしてポッポちゃんの件はとても幸せで良かったです!
マリアのそれからも気になりますが、幸せな話を想像しようと思います。{/netabare}
やはりキャッチコピーはいらなかったなぁ。物語の期待が違う方向に向いちゃったですよねぇ。もったいない。
エゴ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦争を嫌う魔女マリアが戦争が続くヨーロッパで
戦いを止めさせようとするおはなし
絵が安定していて良かった。
真面目なお話なのに下ネタが多かったw
後半ぐらいから下ネタが減ってくるものの
下ネタが嫌いな人には楽しみづらいかもしれない。
全体的に面白くてマリアが可愛かったし
最終回も良くてお気に入りの作品になりました。
ヘラチオ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
じぇりー さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
中世・百年戦争時代のフランスを舞台に、争い事が嫌いな主人公・魔女マリアの奮闘を描く作品。
こういった時代物が好物なので視聴したが、本作での魔女が、いわゆる中世で忌み嫌われていたリアルな「魔女」とは違い、ほうきに乗って空を飛び・ビーム的なものを出したり・魔物を召喚したりと、アニメではよくあるタイプのファンタジックな魔女だった。
純潔、つまり処女であり、かつ聖母マリアと同じ名を持ちつつも魔女、という異端な存在でありながらも、どこかピュアさを持ち合わせる主人公。
だがこれが、岩のように自分の信念を曲げない頑固者なのである。
これまで色々な作品を見てきて、主人公というのは大抵、ストーリーの進行と同時に悩み・葛藤し、気付き、成長するのが専らのスタイルだと思ってきた私にとっては、かなり珍しいタイプである。
では、この作品においてマリアはそれで良かったのか、というのが、私が抱いた最大の疑問である。
戦争を肯定する気は全くないが、百年も続き平和を知らない人々が争いと隣り合わせの生活を送り続ける世にあって、戦いの中でしか生きる術を知らない貴族・兵士・傭兵たちからすれば、毎度戦いの邪魔をするマリアは自分たちの営みの邪魔をする存在でしかない。
いくら強大な魔法が使えるからと言っても、マリアが戦争に介入し無理やり争いを止めることができるのは、自分の目の届く範囲の中でだけ。
彼女の行いは、百年戦争そのものを終結させる力は持たない。せいぜい近所の小競り合いを止める程度。
結果、争いは決着がつかずに終わり、戦争そのものを長引かせる要因にすらなっているような気さえする。
それでも頑なにマリアは主張する:「私は、目の前で人が争うのを見るのが嫌いなの」
それはもう、完全に自己満足のための行為であると言い切っているようなものではないのか。
神や天使は、人の世の理に手出しをしない。要するに「見てるだけ~」で、地上の教会もこれを全知全能の父の尊い御心だと崇める。そしてマリアはそんな神と教会を否定し、堂々と喧嘩を売る。
これには賛否両論あるだろう。戦争は絶対的にいけない事で、人間の行いは往々にして愚かであるという大前提をもってしても、マリアの行いは正しいと言い切れるのか。
本作でも度々言及されているように、天上の神にだって本来争いを止める力はあるはずなのである。しかし何もしない。どころか、争いに介入するマリアには裁きを下そうとする。果たしてそれが「間違い」なのか?
こういう点が非常に考えさせられるように作られているという面においては、何気に哲学的で重いテーマを背負った作品である。
とはいえ、序盤はマリアが処女であるという設定を如何なく弄った下ネタギャグシーンが多いので、作品全体のタッチとしてはそこまで重厚感はない。
この作品への解釈で仮に視聴者たちの間で論争が起きるようなことがあったとしたら、それはマリアにとっては本意ではなかろう。
そして、結局うやむやになるのだ…何が「正しく」て、何が「間違って」いるのかも。
赤緑 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もやしもんで有名な作者の漫画が原作。
ちゃんと完結している。原作との違いは知らない。
原作の絵柄はあまり好きじゃないので、アニメの絵柄があまり忠実じゃなくてよかった。
リアルタイムで視聴していたんだが、何が良かったのかよく覚えていない。
百年戦争が舞台の深いテーマがありそうな作品だが、
アニメではあまり読み取れなかった。
原作は未読。絵柄があまり好きじゃないから。
OPは曲と動画ともに良い。
ValkyOarai さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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百年戦争の時代に生きる最強の魔女マリア。戦が嫌いで、強力な魔力で戦場を蹂躙してきた彼女は、実は処女。恋はしたいけどその先はちょっと怖いお年頃。でも女夢魔アルテミスと男夢魔プリアポスをひきつれ大暴れしすぎたせいで“天上の教会”に目をつけられ、大天使ミカエルに裁定を下された。人前で魔法を使わぬこと、そして、純潔が失われたとき、その魔力も失うこと。お目付け役の美少女天使エゼキエルも加わって、マリアの制約つきの大活躍は続く! (TVアニメ動画『純潔のマリア』のwikipedia・公式サイト等参照)
金元寿子、日笠陽子、小松未可子、花澤香菜、小野賢章、加隈亜衣、一城みゆ希、小野友樹、島田敏、小島幸子、三宅健太、櫻井孝宏、花江夏樹、能登麻美子、井上喜久子
原作:石川雅之(講談社『good!アフタヌーン』連載)、 監督:谷口悟朗、シリーズ構成・脚本:倉田英之、キャラクターデザイン:千羽由利子、コンセプチュアルデザイン:中田栄治、チーフリサーチャー:白土晴一、美術監督:池田繁美、色彩設計:境成美、撮影監督:田中宏侍、3D監督:三上康博、編集:森田清次、音楽:甲田雅人、音楽制作:ランティス、音響監督:明田川仁
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