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「ベイマックス(アニメ映画)」

総合得点
66.4
感想・評価
207
棚に入れた
1180
ランキング
2892
★★★★☆ 3.8 (207)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ベイマックスの感想・評価はどうでしたか?

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣けるロボットアニメ映画

正しい子供向けのアニメです。シンプルな筋で善悪を描き、友情、感動場面を入れつつ、見応えのある映像と展開で飽きさせない。脚本も映像も練りに練って作り上げたものだというのが一目で解るもの。これだけ高いレベルの物を作り上げるのにどれほどの労力がかかったのか想像もつきません。物語を貫く、視点を変えるんだ、という言葉。遠くばかり見るのでなく、自分の持っているものを活かす。

冒頭のバトルロボットからマイクロロボットが生まれる。ヒーローたちは自分の持ち味を活かし窮地を脱する。その見せ方が見事です。子供だましとは一線を画した素晴らしい作品です。
特に軍事転用を拒み、兄がどれほど心を注いでベイマックスを制作したのかを見せるシーンでは思わずホロリときてしまいました。

投稿 : 2024/08/30
閲覧 : 26
サンキュー:

5

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

科学することの素晴らしさ

 こういう良質な作品が大ヒットと聞くと、まだまだ世の中捨てたもんじゃないと思える。

 世界観の作り込み、科学することの素晴らしさ、シンプルだけど真っ直ぐなストーリー、ベイマックスのデザインなど良い所がありまくり。しかし、一番痺れたのは人間の描写力。3Ⅾアニメの人間の描写は、正直今までの優れた作品でもなかなか見事!と言えるほど感心させられたことはなかった。その中で本作は、本当に萌えれるレベルまでに達している。主人公の「ヒックとドラゴン」的な感じも良いし、なによりゴー・ゴーが凄い。こういうパンクな女の子キャラは最近割と見かけるが、このキャラはマジに萌える。敵もちゃんと格好良いし、戦闘シーンも良いじゃない。

投稿 : 2022/12/20
閲覧 : 319
サンキュー:

11

さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

HEROMANの続編と聞いて

HEROMANというアニメが2010年にやっておりました。
スタンリー原案、ボンズ制作のアニメです。
可愛い男の子が主人公で、キャラ萌えに、バトルの熱さに、ロックな曲に、盛りに盛り上がったアニメでした。
此方のベイマックス。作品の雰囲気がそのHEROMANと似ているのですが、偶然の一致ではなく、必然性のある類似作品なのです。
監督がHEROMANにインスピレーションを受け、HEROMANのキャラクターデザインに作中に登場するベイマックスのデザインをお願いしているという熱い展開を、HEROMANファンとして見過ごすわけには参りません。

金融危機によって本来想定していたよりも短いスパンで終わってしまったHEROMANでしたが、もうこの作品の登場が何よりファンにとっての救済です。

ギャグ盛沢山なのに、悲しみとか、泣かせに来る展開をさらっと入れて、熱いバトルまで用意してます…そんな盛沢山なのに、物語が成立しているのが素晴らしいです。
そして、世界最上級のディズニースタジオの本気の映像作りも流石の出木映えです!
HEROMANも十分に力の入った作品でしたが、ベイマックスは十二分に凄いのです。
間違いなくロボットヒーローものの一つの頂点に立つ作品だと思います。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 700
サンキュー:

7

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ディズニーで珍しいSF・ヒーロー物。

ずっと見ようと思って観ていなかったが、観てみたら面白かったです。
ベイマックスというロボットと主人公の少年が交流するハートフルものだと思ったら想像と違っていて驚いた。普通に科学の研究をしている人たちが出てきてヒーローになるという。とてもディズニーらしいハラハラドキドキさせる、でも最後はホッとさせる作品でした。ベイマックスみたいなロボット実現してほしいですね。

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 226
サンキュー:

11

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

予想より良かった

アナ雪,が姉妹愛なら,兄は死んでしまうものの,
ベイマックスが,見事にその代役を果たすという,
一種の兄弟愛・母性愛のような作品でした。

兄の作ったナノマシンを駆使して悪事を
働こうとする悪者を懲らしめたところも面白しろかったです。

私もベイマックスみたいな,癒される存在が欲しいです。

アナ雪が騒がれすぎ。話自体はどっちもどっちだと思います。

ピクサー(ディズニー)のアニメとしては,良作です。
もっと評価されてもいいのではないでしょうか。

投稿 : 2019/11/03
閲覧 : 409
サンキュー:

3

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

主人公の兄が作った介護ロボットがメインで
ロボット工学に携わる学者たちに事件が起こる、
鉄腕アトムやロックマンの一昔前みたいなストーリー。
設定自体はありふれていて古典とも言え、
それを海外的な要素でくるんでいます。

ベイマックスがカワイイ…というか、
制作の意図として愛されるキャラに作られたのが透けてて、
あざとく足をジタバタさせるシーンなんてまさにです。
字幕版、オリジナルのベイマックスの声が落ち着いてて好き。

展開も似通ったものを何度か見たことがあるので
先を予想したら全問正解してしまえます。

序盤の科学レベルから少し先の未来だとわかるものの
主人公がした発明で荒唐無稽な印象を受けてしまう。
序盤の世界観説明からバトルアニメに変わらず
ロボット工学の発展を目指す大学生の話なら感動したでしょうね。

下手に設定や考察できる部分がある上に浅いせいで
子供向けというより子供だまし感があって
アクションとベイマックスの可愛さでゴリ押すかたちに。

吹き替えも字幕に比べて更に意訳になってるので
少し作品の雰囲気を壊してしまっています。
やはり字幕の方が見せ場の戦闘シーンが格好いいし好きかな。

出来のいいファミリー向けアニメではありましたけど
ディズニー映画の中では太鼓判を押してオススメは出来ません。

投稿 : 2019/09/04
閲覧 : 345
サンキュー:

11

テレ美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

良かったです。面白かった、そして感動した。ベイマックスかわいかったです。

ただ、脇役の菅野美穂と小泉孝太郎を前面に出したパンフレットとか宣伝とかは不快だった。その二人目当てで観に行ったとか思われたくない(笑)

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 233
サンキュー:

0

じん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

子供相手に優しさを貫くことの大事さ

普段アニメにおいてナショナリズムは通用しないと考えるのが私だが、このアニメでは日系の主人公、そして日本人街を舞台にした設定(サンフランシスコと東京のミックスらしい)が非常に興味をそそられる。実際に劇中にはガバガバ文化と思われるおかしな描写が出てくるが(欧米からすれば日本と中国の見分けがつかないと言われてもしょうがない)お辞儀をしたり、東工大のキャンパスのようなものが出てくるのは目を惹かれるものがある。

物語はきれいに完結している。子供向けなこともあって示唆的な部分は特にないが基本的なストーリーの軸は一貫しており、嫌味もない。やはり世界中で愛されているアニメシリーズである。基本を極めればいいことの例として私がおすすめする作品にこれは入るだろう。兄弟と友情の関係を描く様は良い年した私をも泣かせてしまう。ベイマックス本来の良さが最後まで生かされているのが大人からして素晴らしいと思った。喜怒哀楽の激しい子供に出来る大人からのアドバイスは傷を癒やし、非暴力を貫かせる姿勢ということだろうか。年の離れた兄弟タダシはそう思っているように感じる。そういえば母親がこの映画を見て泣いていた。

作画も素晴らしい。CG作品故に動きに磨きがかかっている。CG作品の良さはプログラム通りに動く滑らかさと複製のしやすさであり、コンテがうまい作品の特徴とも合致している。1990年代後半から早くもこの路線に踏み切った姿勢はアニメーターとしての先見性に恵まれていると言える。
キャラクターデザインも完璧だ。風船の質感や凝り過ぎない表情もやはり良い。

音楽は挿入歌を入れることで劇のように仕上がっている。ミュージカル要素とまではいかないが日本のアニメも取り入れてほしいものだ。

声優の演技については、日本語吹き替え、英語吹き替えともに素晴らしい。俳優を使うのはこういった写実的な作品では正しいと思う。

全体を通じて、この作品が評価されない理由を見つけるのは難しい。各要素のクオリティは十二分に発揮されている。また子供向けでありながらも大人が見てもまた違った感想を抱かされるほどのストーリー構成の厚みがある。これが、いつの世も子供におすすめされる由縁なのだろう。やっぱり一緒に見たって良いはずである。

投稿 : 2019/03/05
閲覧 : 331
サンキュー:

3

ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「私はベイマックス。あなたの健康を守ります。」

2014年公開。
ディズニーの長編アニメ映画54作目。
(前作:アナ雪、次作:ズートピア)

感動作だと聞いていましたが、
確かに感動しました(´;ω;`)

と同時に、ベイマックスのマイペースなキャラに笑い、
近未来な発明品たちにワクワクできて…。

1つの作品で多様な楽しみ方ができました^^

100分ほどの作品です。


● ストーリー
14歳で高校を飛び級で卒業したヒロ・ハマダ。

科学に対する天才的な頭脳を持ちながらも目標がなく、
非合法のロボット・ファイトに熱中していた。

そんな彼を見かねた兄・タダシは、
自分の大学の研究室へヒロを連れて行く。

科学オタクたちの発明品や、
タダシの発明品『ベイマックス』、
そして憧れの教授に出会ったことで、

ヒロは大学入学を目指して研究を始めた。


この作品で鍵となるのは、
“ベイマックス”というキャラクターです。

ベイマックスは、
タダシが発明した心と体を癒すケア・ロボット。

人の健康状態や体の傷をスキャンして、
適切な処置をしてくれます。

さらにボディは、
思わず抱きしめたくなるようにできているという完璧さw

ちょっと体は大きいけれど、
一家に一体いれば、心も体も健康的に過ごせそうです^^


≪ ベイマックスというキャラの使い方 ≫

このベイマックスというキャラの使い方が、
とても上手です。

ヒロは天才的な科学の知識を用いて、
様々な発明品を作ります。

他にも、タダシの友だちが研究しているような、
近い未来に実現するかも…というような発明品がたくさん。

そんな彼らの活躍は、
とても勢いがあってワクワクします。

それに対して、
ケアに特化したベイマックスはとてもおっとりさん。

緊急事態にもマイペースで対処w

そんなベイマックスのキャラを生かすことで、
作品に“緩急”が生まれます。

ベイマックスの緩さは笑える場面でもあり、
よりキャラクターに愛着が湧いてきます^^


≪ 感動。だけどオチは… ≫

物語は100分があっという間に過ぎてしまうほど、
とても引き込まれて楽しめました。

近未来な発明品たちにワクワク。
ベイマックスの緩さに笑う。
そして感度的なシーンも。

私は視聴中に2回泣かされました(´;ω;`)
({netabare} 1回目はタダシの研究途中の様子が録画されたものを見た時、
 2回目はベイマックスとの別れのシーン。 {/netabare})

ディズニー映画の最後は、
「クスッ」と笑える小さなギャグで終わる事が多いように思いますが、

今回も同じように笑えるシーンで最後は締めくくられました。
が、この笑いがとてつもなく微妙で…。

「今までの感動を返して!」と
作品を台無しにされた気分になりました。

これなら無理して笑いで締めくくろうとせずに、
感動的な余韻で終わってくれた方がよかったです。

アメコミヒーローな後日談もいらないと思ったけど、
原題が「Big Hero 6」なので仕方がないのか…。


● 作画
舞台は「サンフランソウキョウ」という、
東京とサンフランシスコを混ぜた架空の都市です。

作中にも東京の街並みが取り入れられていたり、
ベイマックスの頭部は神社の鈴がモチーフにされていたりと、
日本的な要素も多いです。

さすがディズニー、
作画がすごいと感じるところはたくさんありました。

特にベイマックスが街を飛び回るところが印象的です♪
…ケア・ロボットに空飛ぶ機能が必要なのか疑問だという意見には同意ですw


● まとめ
ヒロの頭脳とその発明品もすごいけれど、
それを見せる演出はもっとすごい。

ベイマックスのキャラは緩いけれど、
その緩さは愛されるキャラとして十分な魅力。

私もベイマックスに日々の疲れを癒してもらいたいわ…。笑

ストレス社会なんて言われる現代にこそ、
ベイマックスというキャラは必要とされる存在ですね。

人々のために、という願いを込めて、
懸命にベイマックスを開発したタダシ。
実は一番好きなキャラです。

ベイマックスのプログラムは、
彼の優しい心をしっかり受け継いでいますね^^

投稿 : 2018/02/19
閲覧 : 769
サンキュー:

29

星野 叶多 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

爽やか

投稿 : 2017/10/22
閲覧 : 250
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分が見てきた映画作品で一番面白かった

あらすじ
主人公ヒロはロボットバトルという違法に近い遊びを楽しんでた。しかし兄のタダシが通う大学にきたヒロはタダシの通う大学に行きたくなる。大学に行くためには研究会の発表でキャラハン教授を認められることで、ヒロは見事キャラハン教授に認められ大学に行くことができた。ところが数分後研究会の発表会場で火災が起きて、その火災でキャラハン教授とタダシが命を落としてしまう。
見所
1.独特の世界観
2.かっこいいヒーロー達
3.衝撃のストーリー展開
4.いろんなキャラがカメオ出演してる
5.心が暖まる
6.泣ける
7.ディズニーならではの綺麗な作画
8.アクションシーンがかっこいい
感想
日本では心暖まるロボット物語という風に宣伝されてたが実際ではかっこいいヒーロー物語である。(アメリカではかっこいいヒーロー物語と宣伝されている。)この映画の原作はスパイダーマンやアベンジャーズで有名なmarvelでmarvelヒーローが好きな俺にとっては想像以上に楽しむことができた。(marvel映画であるためいろんなmarvel映画にカメオ出演しているmarvelヒーローの原作者スタン・リーがこのアニメ映画にもカメオ出演している)ベイマックスの優しさには本当に心が暖まった。4DXで見たためアクションシーンは迫力満点だった。あとストーリー展開には衝撃受けた。この映画はみんなが一度は見てほしい映画作品の一つといってもおかしくないと俺は思う。もっともっと評価されてもおかしくない。

投稿 : 2017/10/16
閲覧 : 377

うーろん=ちゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マーベル要素も味わえるお得なアニメ!

 舞台は日本とサンフランシスコをミックスさせたような、日本人にとっては親近感の湧く都市、サンフランソウキョウ。本作では、至るところに和要素が散りばめられております。
 ディズニー作品ではあるのですが、マーベル作品が原作なので、熱いアクションも楽しめる映画です。日本ではハートウォーミングな宣伝と異なり、予告詐欺とも言われていましたが…。

投稿 : 2017/10/07
閲覧 : 298
サンキュー:

2

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

期待していたよりは良かった

CGアニメ全般が好きではないので、ディズニー映画はほとんど見ないんだけど、親に連れられて観に行った次第。

が、これが意外と面白かった。

毛嫌いせずに、これからもCGアニメにチャレンジしてみようか。。。

投稿 : 2017/07/16
閲覧 : 248
サンキュー:

0

ネタバレ

カーズ345 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心温まる作品だった。

設定としては少し先の未来っぽい話だった。
まあ、とにかく心が温まっていい気分になった。
そしてなんといっても主題歌が最高だった。

投稿 : 2017/05/01
閲覧 : 305
サンキュー:

2

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジョン・ラセター(ピクサー&ディズニー)と宮崎駿(スタジオジブリ) -中編-

2014年公開のディズニー作品。
監督はドン・ホール氏とクリス・ウィリアムズ氏。
製作総指揮はジョン・ラセター氏です。

あるブログで本作のレビューをされている方がいて、
「初めてアイフォンに触れた時のことを思い出した」という風に表現されていました。
すなわち、本作のクオリティに衝撃を受け、
こんな作品を出されちゃ邦画は太刀打ちできないという趣旨だったのですが、
私としては邦画にも素晴らしいクオリティの作品は存在すると思っていますし、
そこまで言い切るつもりはないですw
ただ、このアイフォンというのは、
本作を端的に紹介するのに非常に優れた表現だと思います。
高品質、高性能、欠点らしい欠点がない、
これらがアイフォンの特徴だと思いますが、そのまま本作にも当てはまります。

本作の舞台は東京とサンフランシスコを合体させた架空の未来都市
「サンフランソウキョウ」なのですが、
その作り込み具合を見ただけで本作の完成度の高さは窺えます。
特にアニメーションにおいて「舞台」設計は非常に重要な要素で、
ジブリやファイナルファンタジーシリーズなんかもそうですが、
「うわ~なんかこの景色(世界観)すげー好き、画面の向こうに行きたい~」と
ワクワクさせることによってすんなりと作品の世界に誘導できる効果があると思いますが、
そのような舞台を作り出す為には妥協なき徹底した作り込みが必要です。
そんなサンフランソウキョウの舞台を
主人公のヒロがベイマックスに乗ってビュンビュンと飛び回る。
これはもう映像的快楽ですよw
「ファインディング・ニモ」のレビューで、
海の中をジェットコースターで駆け巡るような爽快感、まさに極上のアトラクションと
表現しましたが、本作のアトラクションも超気持ちいいですw
「これがディズニーのアトラクションのクオリティだ!」と言われているみたいでしたw

シナリオも本当に隙がない作りになっていて、
対比と反復の使い方がいちいち上手い。
対比については、いろいろな対比法がありますけど、ここで言う対比は、
前後に同じような状況を設置して、
その状況下におけるキャラの言動を比較させるという演出手法です。
分かりやすい例でいうと、あの時は手を振り払ってしまったけど、
成長した後に同じような状況に遭遇して今度はしっかりと手を握るとかですかね。
一方で反復というのは、通常パートの何気ない言動を
重要なシーンで文字通り反復させることによって
そこに深い意味を持たせるというような演出手法です。
もうすべての言動が伏線になっているんじゃないかと思わせるくらい
きっちりかっちり作られていますw
本作は前半はヒロとベイマックスのハートフルストーリーですが、
後半はヒーローアクションとかなり性格を違えています。
しかし、キャラの動機づけ、成長過程の描かれ方もきっちりかっちり作り込まれているので、
その移行も非常にスムーズですし、違和感はほとんど感じませんでした。

「ファインディング・ニモ」では
どこか宮崎駿ジブリ作品との通底性を感じましたなんて書きましたけど、
本作に至ってはそれはほとんど感じませんでしたw
それよりもこれまでジョン・ラセター氏が手がけてきた作品のイズムが
しっかりと継承されている、そんな印象です。
10年の月日によるものなのか、あるいはディズニーブランドを背負っているからなのかは
分かりませんが、「ファインディング・ニモ」よりきっちりかっちり作られています。

アイフォンのように高品質、高性能、欠点らしい欠点がない本作ですが、
敢えて欠点を挙げるならば、完成度が高すぎて面白みがないということですかね。
ほとんど褒め言葉ですけどねw
これは本作をはじめてするジョン・ラセターが手掛けるピクサー&ディズニー作品に
共通して言えることなのかもしれません(まだ未視聴の作品はたくさんありますが)。

そしてこれに対をなすのは、別にアンドロイドという訳ではないですけど、
「後期宮崎駿ジブリ作品(ここでは「もののけ姫」以降の作品とします)」が
そうなのではないかと私は思っています。
「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」は、
宮崎駿ジブリ作品の中でも1位、2位を争ってもおかしくないくらいの大ヒット作品ですし、
海外での評価もすこぶる高いです。
ですが、私は「もののけ姫」以降の宮崎駿のジブリ作品(後期宮崎駿ジブリ作品)は、
作家性が全面的に押し出されていて、誰もが楽しめる安定性をやや欠いているようにも思えます。
素晴らしい世界観、印象に残るキャラやシーン、そうしたものは充分に楽しめるのですが、
些か話が難しい・・・。
それまでの宮崎駿ジブリ作品が子供も大人も楽しめる童話だとしたら、
そこに芸術作品を鑑賞するような余所余所しさが目立つようになってきたという印象です。
多分に考察の余地は残されてるのですが、
それらを自ら咀嚼していくのはかなりハードルが高いです。
つまり説明書が必要なんです。
「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」等の作品は子供の頃から何度も視聴していて
説明書がなくてもすんなり消化できていたんですけどね。
これらの宮崎駿ジブリ作品は、本作のように説明書がなくとも楽しめる作りなんだと思います。
エンターテインメントとしての安定性と
狂気を孕んだ宮崎駿監督の作家性とのバランスが絶妙だったということでしょう。
本作は、後期宮崎駿ジブリ作品にやや欠けているエンターテインメントとしての安定性を
これでもかと言うくらい感じます。
ディズニーブランドを背負っている以上、
安定性を欠いて、作り手独自の作家性を全面に押し出した作品を、
世に送り出すことはできないということかもしれませんね。

投稿 : 2017/04/14
閲覧 : 541
サンキュー:

20

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「罪を憎んで人を憎まず」

地上デジタル放送でやっていたので
観てみました!進んでディズニー作品は
観ようとするスタンスじゃないので
タダなら観てみようと!思った次第。

CMでイメージしていたモノとは
だいぶかけ離れていた…。
兄亡き後、心のケアをしつつ、ヒロ見守りつつ
守って行くロボットものなのかなぁと
想像していたから。

まさか、アメリカンヒーローものとは…。
見始めて、どこが感動作だよ!と思いもしたけど
最後の最後で・゜゜(p>д<q)゜゜・てしまった。
涙腺弱くなってるなぁ。お恥ずかしい(〃▽〃)
あれはズルイなぁ!
ベイマックスだけ好きになちゃったよ。ヾ(≧∇≦)

あとは、ほんと、どうでも良かったが。
ベイマックスって名前、どうにかならなかったのかなぁ?「アメリカ最高」って
ドン引きだよ…。
「ジャパンマックス」ってアニメあったら
観たいか?観たくないよな?
そういう意味では、名前で損している作品だなぁと
思うわ。
今更、改名も出来んだろうしあきらめてくれ<(_ _)>

投稿 : 2016/12/26
閲覧 : 366
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ベイマックス、98点。

98点。
最初の25分だけを見る。通常のアニメの1話分だ。
これを見るだけで続きが気になる内容になっている。

主役のヒロのプレゼンテーションは素晴らしく、プレゼンを何度みてもワクワクさせられる。
(おれは嫌いだけど)嵐のニノにちょっと似てませんか??汗。


英題:BIG HERO 6
これは、6人のヒーローの物語。
MARVELのヒーロー物なのです。
日本だと、売り出し方がキャラ全面出しな感じですが、これはこれで楽しめます。

アナ雪?ノンノン。ベイマックスでしょ!

投稿 : 2016/10/18
閲覧 : 274

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最近のSF

娘と一緒にディズニーチャンネルでやっているのを
見ました。(つき合わされました)
現代風のSFですね。
話のポイントになるところは
アメリカらしいとも思えましたが、
日本も良くこういった題材を扱いますね。

個人的には、そのポイントが印象に強く残っており
ベイマックスの活躍はあまりイメージはなかったです。
子供の憧れと家族愛、普遍の題材ですね。
(いや、ベイマックスどうでもええんか!)

投稿 : 2016/08/18
閲覧 : 367
サンキュー:

2

azuman さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イメージと違ったけれども、これはこれで好き。

正直、CMなどの前情報からイメージしていた作品とは違っていたけど、これはこれで面白かった。

クオリティに関してはさすがというか、相変わらずの良クオリティ。

大人も子供も見れる内容だけど、どちらかというと子供よりになるのかな?

ディズニーブランドを裏切らない作品だと思います。

投稿 : 2016/08/10
閲覧 : 274
サンキュー:

1

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

ディズニー・ピクサー作品を見るのはインクレディブル以来だけど

2014年12月20日公開(日本版) 上映時間102分
ウォルト・ディズニー第54作目の長編アニメーション映画


タイトルの通りディズニー・ピクサー作品を見たのはMr.インクレディブル以来だったんだけど映像美は流石だった
髪の毛の質感だったり背景の繊密さだったり
相変わらずバービー人形みたいな造形してて人間キャラはあまり好きじゃないけど
(いつまでトイ・ストーリーのトラウマ引きずってんだよって話だが)

加えてアクションシーンも迫力満点
冒頭のロボットバトルはロボティクス・ノーツ難民救済必至だし
ジャパニーズ・カラテを下地にしたアクションシーンや
パニック映画ばりのカーチェイスシーンも見所
きっとあの車は日本製だね

日本製といえば本作の舞台になってるサンフランソーキョーも魅力的
名前の通り東京+サンフランシスコな世界なんだけども
アメリカらしいフリーウェイや西海岸の街並み、ゴールデンゲートブリッジだってしっかりあると思えば
漢字やカタカナで表記された看板、神社や五重の塔が存在し、墓の前には線香を立てる文化だってある
それらが違和感なく融合しロボット工学の発展した近未来な世界と
ディズニーらしいファンタジーを崩さない高次元のデフォルメセンスがやばい
おそらく徹底的なリサーチしたんでしょうな
スタッフの"日本愛"をひしひしと感じる世界観でした


ストーリーは飛び級で高校を卒業した超天才の主人公ヒロ・ハマダが
その才能を非合法なロボットバトルでの小銭稼ぎにしか費やしていなく
それに見かねた兄のタダシが自分の通う大学のラボにヒロを連れて行き
ラボメンたちの手がけた数々の発明品、タダシの作ったケアロボット「ベイマックス」に刺激を受け
ヒロ自身も大学でロボット工学を追求したいと願うところから始まる

そんな中、兄のタダシは不幸な事故で亡くなってしまう
兄の残したベイマックスと共に哀しみから立ち上がり
強く成長していくというとても分かりやすいテーマ

テンポ厨が歓喜の涙を流すほど物語は小気味良く進んでいき
変に取り繕った演出や無駄な表現を一切省きながらも
主題となるヒロの成長物語は決して見失わない脚本・構成が見事
タダシの残した「まずは物の見方を変えてみる」という言葉が随所で効果的なキーワードになっていたり
ギャグシーンの挿入で物語に緩急をつけて見やすくしていたりと
割とかなり結構ガチでマジで隙の無い脚本に驚いちゃった

しかしテンポが早過ぎるせいか主人公ヒロの心の動きも早過ぎる
即断即決はいいことだけど14歳という年齢設定を考えるとどうしてもメンタル出来すぎだよなぁと思ってしまう
深い悲しみや心の葛藤などの心理描写はほんの数分で終わってしまって
どうしても薄味な感じは否めなかったです
まぁディズニーにウジウジ悩むシンジ系男子なんて誰も求めてないし
制作側もはっきり意識して排除した要素だとは思うんですけどね


あと最後の展開にもちょっと引っかかった
兄貴の願いとやらがなんか曲解されてねぇ?って思っちゃったんだけどエンディングの絵を見て納得
これアメコミ原作だったんだ!!なんだ早く言ってよー
ってことはこの先ヒロがダークサイドに堕ちたり
死んだはずの両親が実は…な展開もあったりってことですか!?
ディズニーは絶対作らないと思うけど「ベイマックス ビギンズ」なストーリー妄想しちゃうよねー


【総評】
老若男女、おはようからおやすみまで
誰が見ても一定の楽しさは保証できる映画ですよ
日本リスペクトな世界観がとにかく素敵だったのでそれだけでも楽しめると思います
私みたいにディズニー・ピクサー作品からしばらく離れていて
なおかつアナ雪ブームに完全に乗り遅れた人にオススメかな(笑)

見たあとな~んか違和感あるなぁって思って考えたんだけど
随分前に日本版の予告を見ていたことに気がついた!
改めて予告だけ観直したんだけどこれ全然印象違って見えますね
予告詐欺とまでは言わないけどこれから見る人は予告はスルーするのが無難かもですね


洋画全般に言えることだけど日本のどっかズレたプロモーションって何なんだろうね

投稿 : 2016/08/05
閲覧 : 673
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19

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アレシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画ってPRしだいで、印象がすごく変わるのニャ

 TVコマーシャルで、ばんばん宣伝していましたニャ その中で一番

推されていたのが兄弟愛でしたにゃ 


 しかし、見終わってみればバトル物という印象が結構強く残りましたのニャ

たしかにバトルでどんぱちよりも、兄弟愛をテーマにすえた方が多くの方に

見てもらえたんでしょうがニャ バトルの印象が残ったためにちぐはぐとした

気分になりましたのにゃ

投稿 : 2016/06/10
閲覧 : 300
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1

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久しぶりのQ質問 A解答 T突っ込み

Q、このアニメを見てどう思った

A、パララララ^ω^

T、久しぶりの最初のセリフがそれかよ!?

A、皆、俺の魅力あって素晴らしいレビューに
2年も待ってくれてありがとう^▽^

T、はやく感想言って

A、うんいう。この映画は実に近代的です
近い未来こういうふうに人間とロボットが共存できればいいね

T、銀河鉄道999みたいにロボットが賢くなって人を
支配することもあるかもな
だからお互いの事を考えるほうがいいんじゃね?

投稿 : 2016/02/10
閲覧 : 328
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ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

優しく包み込まれるアニメ。ヒーローものの爽快感も併せ持ちます。

あにこれフレンドのレビューにて知った作品。
ディズニー3Dアニメです。
3Dなので、私的にはアニメの範疇にはありません。
しかし、さすがディズニー、アメリカエンターテイメント。
万人が楽しめる作品となっています。

舞台は、サンフランシスコと東京が融合した街。
異国情緒漂う懐かしい街並みです。
ベイマックスとは、万能ケアロボットのこと。
その姿もユーモラスで柔らかそう。
皆に愛される存在です。

この平和な街にある事件が。
主人公ヒロにとって、悲しい結末となります。
この事件の解決をめぐって、ヒロ・ベイマックスそして仲間たちが丁々発止の活躍。
ヒーローものアニメの様相を呈します。
なかでも、マイクロボットとの戦闘シーンには目を奪われました。
画面を所狭しと繰り広げられる追いつ追われつの大活劇。
観ている私まで、体が左右に振られます。
臨場感満点です。
その中で、ベイマックスのやさしさが光ります。
また、仲間たちのヒロを思う心。
最後に身を挺したベイマックス。
感動のラストです。

会話もアメリカナイズされた楽しいもの。
表情もくるくる動き、生き生きしています。
ヒューマニズムを主題に据えた本作。
視聴後はとても充実した気分となりました。

投稿 : 2015/11/08
閲覧 : 442
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22

ダビデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

アメリカンなアニメでした。

CMと違う感じでした。
アメリカのアニメっていう感じでした。
ストーリーもアメリカのアニメっていう感じでした。
アメリカのアニメだから当然でしょうが。

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 294
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あしたば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ベイマックスもう大丈夫だよ。

タイトルの言葉を最初に聞いたとき、「ああ、最後この言葉でベイマックスと別れるのか・・!」となんとなくの予想をつけていたのにも関わらず、泣きました(笑)
ちょいちょい出てくるお兄ちゃんにも心奪われつつ、ベイマックスの声や動きに完全に持っていかれてww
優しくて泣ける話だなぁっと思いました。

投稿 : 2015/09/10
閲覧 : 435
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2

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Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ベイマックスが うしろから包み込んでくれる、あたたかいストーリー

ここは...わたしの住む都市?
目の前に広がるどこかで見たような景色...
けれども少しだけ異国っぽい雰囲気もあるこの場所は...

アメリカ、サンフランシスコと東京をミックスした「サンフランソウキョウ」という架空都市。

そのせいだったのでしょうか...
ここは非日常的なファンタジーの世界であるのに、どこかに実在しているのではないかと....そんな気持ちにさせたのは。

科学が進歩した世界では尖ったフォルム、禍々しい色。そんな近未来的なデザインのハイテクロボットを見かけます。

しかしこの作品の「ベイマックス」というロボットは白くてやわらかそう、さわって良い?あなたはふわふわなの?そんな印象でした。

開発者タダシはこのロボットを「人々の心とカラダを守る」ケアロボットという使命のもと作りました。
それに相応しい柔らかなフォルムが優しさを感じさせています。

とっても大きいベイマックスがちょこちょこと歩く仕草や

通路を通れないからとカラダを自ら押し潰したりとお茶目だったり

簡単にカラダに穴が空いてしまうことは戦うための存在ではないという理由でしょう。その柔らかい雰囲気としてうまく表現されていました。

この一挙手一投足に至るまで全てが愛らしくユーモラスなベイマックス。大いに癒されます。
あなたも癒されること間違いなしです!!

{netabare}
中盤では大切な人を失うことから アクションストーリーへと移行。未知の敵に向かうため主人公や学友が秘密のヒーローになるのです。

正義とはなんでしょう
復讐心からくる正義は果たして正義なのでしょうか。
その間で葛藤する主人公ヒロ、信頼できる仲間は一緒に悲しみ、ヒロを諭してくれるのです。
{/netabare}
いちばん好きなシーンがあります
ヒロをそっと包み込むベイマックス
背後からやさしく、あたたかくヒロを包みこむ仕草。

画面を通して伝わってくる、わたしの背中もあったかくなるような
ヒロの表情を見ていると
感じているその安心感が伝わってきます...

心にも...愛情、安心、やすらぎが直に伝わる行為、包み込む「ぎゅう」

包んて欲しいときも
包んであげたくなるときも
心と心が伝わる大切なスキンシップ
ベイマックスがヒロを包み込むシーンに胸がぎゅうってなりました....

この作品すごくまっすぐなストーリーで、かけがえのない仲間との絆を描きます。
中盤からアクション作品かと思いましたがやはり「心」に重きを置いています。
とても素敵な作品、とても心があたたかくなりました。

AIさんが歌うエンディングテーマ Story (英語版)ソウルフルな歌声にぐっときます!ベイマックスがしてくれたような包容の力を感じます。その声に胸があつくなりました。

キミがくれた希望で 強くなれたもう怖くない...
今はキミを近くに 感じるから...

投稿 : 2015/08/27
閲覧 : 900
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53

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無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少し展開がのんびりしすぎだった気もしますが要所要所での盛り上がりと物語のまとめ方は安定のディズニーでした!

なにやら原作が存在するみたいですが未読です、知らなくても特に不自由は感じませんでしたが
もしかしたら読んでおくことによって、より理解しやすい物語になってるかもしれませんね。

慕っていた兄、タダシが事故死してしまい無気力に陥ってしまった本作の主人公ヒロが
タダシの死はただの事故ではなかったんじゃないかという疑惑を抱きタダシが開発したベイマックスや
タダシが通っていた大学の友人たちとチームを組み真相を知っていそうな謎の仮面の男を追う物語です。
よく言えばテンポがいいんだけど悪く言えば単調な進行で人によっては物足りなさを感じてしまうなんてことも。

舞台はサンフランシスコと東京を組み合わせたオリジナル都市らしいです。
ですがあまり東京らしさは感じませんね、普通に街に東京と文字が書かれてたりしますが不自然すぎる(笑)
他にもラーメンや提灯など東京っぽいものを詰め込んだような街並みでした。
日本を知らない人からしたら東京ってこういうイメージなのかな?
近未来でサンフランシスコと東京を組み合わせた都市といったところから舞台はほぼオリジナルです。
ベイマックスの戦闘スタイルに空手を取り入れたりもしてますが空手にそんな動きある?みたいなのもありました(笑)

面白かったことは面白かったんですが僕が期待しすぎたのかもっと燃えるような展開があると思ってたんですよ。
公開時の評判でもそんな風な感想をチラホラ見ましたし…
たしかにラストの展開はそれなりに燃える部分ではありましたが正直いつものディズニーって感じでしたね。
ロボットアニメだと思って観はじめたんですけどMr.インクレディブルのようなヒーローアニメでした。
ベイマックスはディズニーピクサーじゃないらしいんだけどディズニーピクサーっぽい作品だったかな。

タダシの死の真相を知るために協力してくれる大学の友人たちが
アメコミヒーローのようなコスチュームに身を包み戦うシーンはMr.インクレディブルを彷彿させます。
科学オタクだからこその自分が得意とする科学分野が戦闘スタイルに組み込まれているのは面白かったです。
特にゴー・ゴーの車輪を使った高速移動や車輪による斬撃攻撃、ワサビの両刃レーザーブレードは
日本人が好きそうなスタイリッシュでカッコいい化学兵器だと思います。

仮面の男のキャラ設定にはやや不満。
タダシの行動を余計なことと言い切るようなキャラ設定にはしてほしくなかった。
タダシには申し訳ない事をしたと感じつつも
自分にはもうこの道しかないと覇道をゆくようなキャラクターにしたほうが深みがある気がする。
元の人格を壊さない程度に悪役として仕上げてほしかったですね。

感動は思ったよりはしなかったかな、観る前は泣けそうな気がしたんですが
思ったよりもベイマックスとの交流があまり描かれてなくてラストシーンまでの過程が膨らみきれてなかったように思える。
ベイマックスよりもタダシの扱い方をもう少し何とかすれば感動的になったんじゃないかな。
ベイマックスは燃えに全力を注いでもらってさ!

それと最後のフレッドと父親のシーンは何だったんだろう?
ちょっと急な展開に感じました、最後の最後でこれ必要?みたいな。

つまらなくはないし面白いことは面白いんだけどもっと面白くなったんじゃ?と感じてしまう惜しい作品でした。

【B+78点】

投稿 : 2015/08/04
閲覧 : 561
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4

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セレナーデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

落ち着きはないけど、よかった。

やっぱりよかったですよ、これ。

たしかにストーリーの転がし方はかなり忙しく、落ち着きがないなあとは思います。ヒロの行動モチベーションの遍歴一つ見ても、ロボットファイトを嗜みたい⇒大学に入学したい⇒放火犯を捕まえたい⇒{netabare}犯人を殺したい⇒やっぱり犯人を捕まえたい⇒キャラハンの復讐を阻止したい⇒キャラハンの娘を救出したい、{/netabare}とやりたいことがいっぱい。思春期とはいえ一体何段階までギアを上げるのよとバテてしまいました。

しかしそこはそれ、アクションシーンとなれば話は別。画面から押し寄せる、この有無を言わせぬパワー。黙ってこの映像世界を堪能しやがれ、と言わんが如くの大迫力、これを繰り出されると、もう画面に釘付けですわ。戦闘はスピード感満点だし、BGMはダイナミックでテンションを上げてくれるし、アクションムービーに運転のうまいヤツが一人いれば間違いなく盛り上がる。戦闘なり逃走劇なりが始まると、あぁ今俺面白い映画観てるわーという高揚感に強制的に浸されてしまう力強さは、さすがディズニー、やっぱり面白いなと。

映像面ばかりでなく、観客へ伝えたいことをちゃんと画で語ってくれる脚本力も好感。ストーリー展開の忙しさにはついていけないところがあるけど、表現に関しては、なんでもかんでもセリフで説明する安易な表現はできるだけ避けようという姿勢がしっかり感じられて、いいんですな。叔母がヒロの部屋に料理を運んで、手を付けなかった料理を片付けるシーンなんて、ヒロが今どういう精神状態であるかが一発で分かります。

ただ、半ばごろ唐突に戦隊モノとしての顔を覗かせるので、できれば序盤に戦隊モノであることの示唆が欲しかったですかね。例えば、ヒロが工学の道を進むことになったのは幼少時に観ていた戦隊モノ番組の影響だった、みたいなプロローグを組んでもいいし。そのほうが、犯人捕獲計画に戦隊ヒーロー化を採用する流れがもっとナチュラルになったんじゃないかと思うので。

投稿 : 2015/04/28
閲覧 : 465
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4

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アニメ最近始めました さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

日本描写が面白い、くらいの感想しかない

色んなアジアの国が混ざり合っ日本描写は面白かったです。
原発とかナイーブな部分も取り扱っている点は評価が分かれるところでしょう。
肝心の物語はWaltDiesneyスタジオらしい仕上がりで、ヒーローつえぇぇです。
やさしさがどうのうこうのはちょっとだけ触れますがメッセージとしては薄かったです。
特にオススメはしませんが、家族とかで見るのならまぁいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 313
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2

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myutan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かったよ

時間があっという間に過ぎるぐらい面白かった。
大人から子供まで楽しめそうな、アクション、笑い、感動ありの映画。

ロボットは、白くてヌボーンとして写真見てもよくわからんかもしれんが、
良い味出してるんだわ。
優しいけど、時たま笑いを誘ってくれる。

それに、科学オタクって良いよなぁって思わせてくれる。
もちろん、科学の悪い部分もしっかり伝えてくれてるんだけどね。
でも、そんなこと考えなくても、楽しめる良作です。

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 289
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ベイマックスのストーリー・あらすじ

ヒロは、幼いころに両親を亡くし、兄タダシと2人きりの生活を送っていたが、ある日、謎の事故により兄タダシは帰らぬ人となる。
ひとりぼっちになり深く心を閉ざしたヒロの前に現れたのは、つぶらな瞳と空気で膨らんだ白くて大きな体を持つ"ベイマックス"。彼は、亡き兄タダシが、人々の心と体の健康を守るために開発したケア・ロボットだった。
「どのくらい痛いですか?」「泣きたい時は泣いていいのですよ」と優しく寄り添う"ベイマックス"のおかげで、ヒロは少しずつ元気になる。
そして、兄の死に疑問をいただいて謎を追うと、世界の脅威となる巨悪の存在を知り、兄のために戦う決意をする。ヒロの味方は、戦闘能力・戦闘意欲のない優しすぎるベイマックスのみ。果たして彼は世界を救うことができるのか、そして、兄タダシがベイマックスに託した驚きの使命とは。
(アニメ映画『ベイマックス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2014年12月20日
制作会社
ウォルト・ディズニー

スタッフ

監督:ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ、製作:ロイ・コンリ

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