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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)」

総合得点
84.1
感想・評価
441
棚に入れた
2025
ランキング
299
★★★★★ 4.2 (441)
物語
4.0
作画
4.4
声優
4.3
音楽
4.2
キャラ
4.1

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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

元アニメーターのオジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず「終わって良かったね?」

まず最初に断っておかなければならないのは「自分はTVシリーズに関わっていた人間なので、一般的なファンとは評価軸のあり方自体が異なるかも知れない」という点である。
なので、あまり参考にはならない可能性がある事を申し上げておく。

25年をかけた最後のエヴァを観て最初に思った事。
それは「ようやく終わったか」だった。
同時に頭に浮かんだ言葉は「25年かけてこれか?」だ。
正直なところ、「期待以上」でも「期待以下」でも無かった。
確かに絵は綺麗だった。戦闘シーンも良く動いていた。
しかし、それらは「エヴァなら」「庵野氏なら」「カラー作品なら」出来て当然、やって当たり前と言われても仕方ない「最低限の仕事」だ。
しかし、そこからのプラスαがなんとも薄っぺらで、エヴァが最後を迎えたという感慨はあっても、これといった感動が無かったのだ。
どのシーンも「いつかどこかで観た事のある風景」で、まるであちこちの作品から印象深いシーンを借り受けて観客の目をそちらに引き付け、その隙に今まで広げに広げた大風呂敷を畳む事に窮々としている様に見受けられてしまった。

だから「TVシリーズに携わった元アニメーター」として、エヴァの完結を生きている内に目にする事が出来た部分に関しては期待以上と言えるし、大風呂敷を広げた割には予想の範囲内を超える要素が無かった部分に関しては期待以下でしか無かったのだ。

観終わって1日たった今、貞本版エヴァを「エヴァンゲリオンOrigin」としてアニメ化したら一番スッキリしっくりするんじゃないかと思う自分がいる。
同様に考える人は案外多いのではなかろうか?

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 197
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

平成の怪物の最後

日本アニメに最も影響を与えた作品は何か?機動戦士ガンダム?涼宮ハルヒの憂鬱?ターニングポイントは何度かあった事は間違いない。

だが、現在の深夜アニメの発展に最も貢献した作品は間違いなく「新世紀エヴァンゲリオン」だろう。夕方に放送されていた本作だが、再放送された事で知名度は一気に上がったと聴く。私の産まれる前の作品なので、当時の事は詳しくないが、エヴァンゲリオン以降深夜アニメは増えた。

だが、エヴァンゲリオンという作品は人気と同時に万人受けする作品では決してなかった。旧劇と呼ばれる「TVアニメ版」・「Air/まごころを君に」は見ている物を置いてけぼりにする演出がラストの方に多くあり、これがハマらない人もいればこれが好きという人もいる。9年前になるが、新劇と呼ばれる序・破・Qの中で、3作目にあたるQでエヴァンゲリオンは再び我々を置いてけぼりにしていった。

あれから9年エヴァンゲリオンが本当に終わるのか?何が起こるのか?ファンは長い時を考察などしながら、その時を待っていた。私はエヴァンゲリオンを見たのは1年前なので、エヴァ世代の方に比べると思い入れは欠けるかもしれない。それでも、エヴァンゲリオンをTV版からQまで1度見たならば「置いてけぼりになりながらも最後まで見たくなる感覚」というものが注入されるのだ。私も心待ちにしていた。

映画の延期・新型コロナウィルスの影響でQから9年という月日が経った3月8日。エヴァンゲリオンは本当に完結した。これほどのコンテンツが完結するという歴史的瞬間に立ち会えた事がまず嬉しかったし、悲しかった。

一言で言えば「最高だった」

やはりエヴァンゲリオンの最後はまた置いてけぼりにするのだとばかり思っていた。だが、終わって見れば意外にも「シン・エヴァンゲリオン」は大団円と言っても過言ではない終劇を迎えた。

シリーズを一通り見たものならば、グッとくる演出がいくつもあった。だが、私が1番嬉しかったのは登場キャラクター全てに活躍の場があった事だ。特に碇ゲンドウの深掘りは想像以上に行われている。活躍の大きさに差はあるかもしれないが、出ているキャラクター全員が印象に残るというのはやはり嬉しい。

その中でもやはり主要キャラクターの活躍は、今までのエヴァンゲリオンの中でも1番素晴らしいものだった。碇シンジはちゃんと主人公だった。綾波は人間の感情や知識に触れ、人間らしさがより際立った。アスカも孤独では無くなったのだろう。明確な事は分からないが、恐らくはそういう事だという気持ちにはなれた。

そんな中でも、個人的に印象に残るキャラクターは葛城ミサトと碇ゲンドウなどの大人たちだ。

葛城ミサトはTV版から、人間のダメな所と共感できる所が混じり合う人間だった。新劇の破のシンジへのセリフはは鮮明に脳に刻まれている。だが、結果的にミサトはシンジに背負わせてしまった。そんなミサトが個人的には1番好きなキャラクターなだけに、シン・エヴァンゲリオンのミサトの活躍は色んな事を考えてしまうものだ。

先程も言ったが今作の終盤の主役といっても過言ではないキャラクターは碇ゲンドウだった。何故ゲンドウは人類補完計画を遂行しようとしたのか?という事が描かれた。ただ、これは旧劇で分かっていたことではある。それとは別にゲンドウとシンジの対話が終盤の見所だったが、これはとても面白かった。A.Tフィールドのない世界を目指していたゲンドウ。そんなゲンドウが拒否した存在が息子のシンジだった。ゲンドウについて多く知れて、共感できる所もあった。流石にスケールが大きすぎるとは思うが…それは今に始まったことでは無い。

シン・エヴァンゲリオンはシンジ・ミサト・ゲンドウの成長・大人としてのケジメといった物を見れたのが何よりも嬉しかった。ハッピーエンドなのか?は人それぞれだと思うが、私はスッキリ出来た。

他にもアクションや演出面でのエンターテインメント性の高さや、シリーズファンへの最後の贈り物とも言えるシーンがいくつもあった。もっと言えば庵野監督ファン・古のオタクへの贈り物まであった。

上映時間は2時間50分だった。流石に長いと思わなかったというのは嘘だが、思っているよりは体感時間は短い。2時間ぐらいだと思っていただけに、のめり込んで見てたのだと改めて思うところだ。

色々ダラダラ言葉を連ねできたが、シン・エヴァンゲリオンを見て良かった事は

「エヴァンゲリオンからスッキリ卒業出来た」

という事だ。

平成のアニメ史上最も影響を与えたであろうエヴァンゲリオンは終劇をしたが、我々はエヴァンゲリオンを忘れる事は無い。間違いなくエヴァンゲリオン史上最高の作品であり、アニメ界やエンタメ界にその名を刻んだ作品として「シン・エヴァンゲリオン」は後世まで語られるだろう。

投稿 : 2021/04/09
閲覧 : 161
ネタバレ

一般ピーポー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

こんな映画見なければ良かった

見た当初はそれぞれの結末があり、さよなら全てのエヴァンゲリオンと感じると同時に虚無感が凄くかったのを覚えています。
こんなに心を揺さぶられる映画があるのかと思いました。

何回か見るとその正体が見えてきました。
この作品は補完ではなく。
正に自分にとっては決別です。
{netabare}最後の方で
アスカに告白し一方的な別れ。言われた側がどう受け取るか、
どう今後を過ごすのか、そんな思いやりは微塵も無く進んでいきます。
カオルは諭されシャッターを閉められます。
心のシャッターと言う言葉にある様に拒絶に近い表現です

レイはコミュニケーションも不十分に別れます。

さらにラストの描写でマリと二人が
エヴァの世界と決別し現実世界に戻って行きます。

最後の方は、落とし前をつけたい。自分の望みを叶えたいと言う望みを他者を顧みず、自己実現を行った以外に説明が付きません。その描写に気持ち悪さを覚えます。告白のシーンは正にその象徴に見えます。

この作品に過去のテーマの一つでもあった相互理解と言うものは存在しません。
他人の思いや好意、感情を思いやれないままに終わってしまいます。

この作品に望んでいたのはEOE、アニメで他人との関わりを望み、また会いたいと願っただシンジが、その成長の中で見つけた答え、たどり着いた幸せが見たかったんだと思います。

この映画の結論に、他人を受け入れ、みんなとまた会いたいと願った旧作のラストは完全に否定されてしまいます。

最後にシンジが現実に戻りますが
声優交代しています。
25年間シンジを演じてきた声優さんの事を考えると
あまりに酷いラストでした

{/netabare}

自分が誰かと一緒にいたい。誰かを助けたいと思うように。
相手も貴方を助けたい、一緒にいたいと言う可能性を受け入れたのが旧作です。
否定したのがシン、エヴァンゲリオンです。

作画やカットも昨今のテレビアニメの方がよっぽど心動かされました。鬼滅の刃のヒノカミ神楽はじめ、この作品より優れた作画や表現をするアニメは沢山あります。これだけの期間をかけてこの程度だったかと言うのが正直な感想です。

映像も、綺麗でした。さよならエヴァンゲリオンもわかりやすかった。
ただ何より最悪でした。
今では見たことを後悔もしています。見なければ思い出の中で終われた作品です。
主張と自己表現の中にスクリーンの向こうにいる観客を見ていない映画だと感じました。
付き合っている彼女からなんの脈絡もなく突然一方的に別れを告げられる。そんな感覚です。
決別 これが自分にとってのシンエヴァから感じたさよなら全てのエヴァンゲリオンです。

長年楽しんだ旧作品の否定。これがもやもやの正体だったと思います。昔好きだったエヴァンゲリオンと言う作品の中にあったキャラクター、世界観、テーマ、そんな思い出が崩れ去ってしまいました。

旧作品からのファンは気をつけた方が良いと思います。
メンタルをやられて体調を崩す可能性があります。

投稿 : 2021/04/06
閲覧 : 211
サンキュー:

8

ネタバレ

アスク さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エヴァンゲリオン。完結

点数は無限大にしたいんですが使用上無理で残念です
シン・エヴァンゲリオン、本当に終わったんだなと感じがする神作でした。
農業編などかなりエヴァってことを忘れるようなものもあり、シリーズの中でも異形なものだったと思います。(エヴァって普通のアニメでは異形なものが普通になってるから農業編なんで驚くよね)
では神作ガタリズしていきます。これは感想じゃなくて独り言ですので、文脈文法は乱雑で適当ですw
ストーリー☆5.0
2時間40分近い上映時間。それはアニメ映画ではかなり長い部類でもちろん、エヴァシリーズでも最長の映画でした。そこにすごい不安を感じていたのは”謎の解決”や”展開”に重きを置いて、なにが起きてるのか全部視聴者を置いてきぼりにしてしまうぐらいのカチカチな密度になってしまう(わからない!って人もいるかも知れないけど、Qやおめでとうとは違う)って思っていたのですが、実際見てみると密度はそこまで高くないんですよね。あくまで”シンジが立ち直る””レイが村の人と仲良くなる””ゲンドウが本当の思いを伝える”みたいに、人の心の変化を丁寧に描いてそこに時間をかけてるんですよね。カヲル君の正体はこうこうこーいうものでねみたいなことはあえてそこまで触れずに農業編などでたっぷり心情の変化を描いてくれたので大満足です。
ここから強ネタバレあり
僕がよかったセリフを3つ紹介しようと思います。1つ目はアスカ「なんで怒ってるかわかる?」シンジ「生かすか殺すか、その判断の責任を取りたくなくて戦いを放棄したから」何がいいってシンジくんがここまで自分と向き合ってかつ具体的に自分の生き方に答えを出したシーンは新世紀含めてこれが初めてなんですよね。(おめでとうは例外)そういった意味でこのシーンはすごく良かったです。逃げることがいいことなのか悪いことなのかっていう話は前提になくて、逃げないことが正しいこと!っていうのをきっちり決めているのでぶれない!そんな中で出された結論ってのはファンとしても感慨が深いものがありましたね。2つ目はミサトさんの「シンジくんが戦わなければ第10の使徒に全員殺されていた」もうこれ言って欲しかったんだよ!!ランキングNo1なセリフですね。破で話題になった「誰かの為じゃなく!あなた自身の願いのために!」ってセリフとQの行動は矛盾してるんじゃないかっていうのが結構ネタにされますがそういったことにも決着をつけてくれました。庵野監督のインタビューでエヴァに出てくるワードってのは自分の中で全部どういう仕組みなのかってことが自然に理解出来てて完璧に自分の中に世界観ができているというまさにエヴァンゲリオンは庵野監督の投影であることを言っているようなことがあるんですがこのミサトさんのセリフでしっかり視聴者目線でも物語ってのが見れててかゆいとこをしっかりかいてくれるなぁって思いました。
そして3つ目ゲンドウの「ユイ!そこにいたのか!」って気づくセリフもう感動ものでしたね。主題歌one last kissでも「私だけのモナリザ もうとっくに出会ってたから」ってセリフがありましたがそれがまさかシンジだったとは。Airまごころを君にのラストシーンでも「シンジのちかくにいると俺は傷つけてしまうだけだ」と言ったセリフもあったようにゲンドウにとってただ1つユイに残されたものであってどうコミュニケーションを取ればいいのかわからず自分に対する"罰"と感じていた。そんなシンジと精神世界での対話を通じて、最初っからユイはそばにいたんだと気づく。それは長い長いゲンドウの計画の終わりであって、最後に13号機が初号機と心中するときのお父さんが本当に望んでいたことをシンジが気づくとこもふくめて本当に互いがわかり会えた感じがしてとても素晴らしかったです。
総評 泣ける、笑える、ほっこりする、可愛い、熱いもう全てがそなわった最後にふさわしいエヴァンゲリオンだったと思います。さようなら すべてのエヴァンゲリオン

作画☆5.0 まぁいうまでもなく、規模がビッグすぎました。船vs船という、本来だったら筐体がでかいので動きのトロさで地味になりそうだなぁとか思っちゃうと思うんですが、いうなれば数の暴力でそんなの全部吹き飛ばしてくれました。マイナス宇宙で量子テレポートしたり本当ドラゴンボールの世界でした。一体マグマに入るためにくっそダサいふくを着てた時代や空中から落下する使徒を地上で受け止めてた時代は何処へwまぁそんな感じで戦闘シーンのCG作画はすべて最高級でした。ここでいろいろわかってなかったことが判明するってことは庵野監督が新世紀エヴァンゲリオンをやってたときにはどこまで想定してたのかわかりませんが、こんなやばいことになるなんて誰も想像できなかったでしょう。もうアニメの域を超えて本当に大変なことになってました。パンフレットではイメージボードが一番時間かかったと書いてたので、1、2年でこんな映像書いたのかぁって思って本当にたくさんの人に愛されているからこそエンドロールにもありましたがいろんな制作会社や人が協力して、お金が集まってこんな素晴らしいものができたんだなぁと思いました。

キャラ☆5.0 トウジくんやケンスケの「元気のないときは放っておく、時間の流れに任せる、シンジを信じる」とかそういう関わりすぎないっていう点でも感心しましたし、農業のときにはシンジくんの「なんでみんなこんなに優しいんだよ!」っていう嘆きとかも人間の心理の変化とかそれぞれの考え方ってのが段階的に描かれていて、素敵だと思いました。シンジくんの声優の緒方恵美が度々、インタビューなどでも言ったらっしゃいましたが、シンジくんならどうする?と監督自らがキャラを演じてる声優さんに聞いて、丁寧にキャラ作りをしていったんですよね。長いシリーズ作品だからこそのこういう試みってのは良かった。

アフレコ☆5.0 相変わらずアフレコは素晴らしくてエヴァ恒例の叫び声とかメンヘラな人たちの葛藤とかすごい良かったですよ。なかでも、ゲンドウの「ユイ!ユイ!」ってセリフは何回も取り直したらしくてゲンドウの様々な思いが乗っていてとても素晴らしかったと思います。神木隆之介さんもまぁ意図はよくわからないし、芸能人を声優にする、ましてや主人公にするとかちょっとあれですが別に下手ではなかったのでいいと思います。一応君の名はとかやってますからね

音楽☆5.0  エンドロールでは宇多田ヒカルさんの「one last kiss」そしてサプライズの「beautiful world」の2曲が流れましたが、もう半端なかったw「もしも願い一つだけ叶うなら 君のそばで眠らせてどんな場所でもいいよ」などの歌詞が終わって余韻でポカーンってしてるのにさらに追い打ちをかけてゲンドウゥゥゥ!ってさせてくるからもうやばかったです。あと別にエヴァの曲じゃ全然無いんですが、ここまでのエヴァで序破Qの回想が上映前にバット流れますがそこに使われていたオーケストラがエヴァにマッチしすぎてやばかったですね。

さようならすべてのエヴァンゲリオン ってことで良すぎたので明日また見に行こうと思います〜、またあったなすべてのエヴァンゲリオン

投稿 : 2021/04/02
閲覧 : 238
サンキュー:

9

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

予想は裏切られた

かつてはあの旧劇場版として終わったエヴァがこうして新劇場版となって帰ってきた。10年以上も前のことだな。あのとき驚いて今はなき横浜109で見たのはいい思い出だ。
ただ思っていたのは、あれが庵野監督自身をありありと写していたのなら新劇場版は皆がいずれ忘れるエンターテイメントとしてその結末を飾れば良いだろうと思っていた。
 破でシンジは見せなかった顔を見せて、Qで色々と不満を感じつつもラストシーンでこれは大丈夫だと確信していた。
 そしてシンで結末を見てみれば、それは大丈夫以上の結果となっていたのだ。
 驚いた。好き放題をされながら、見ていて満足が得られる。この作品だけでなく、NHKのプロフェッショナルでさえ楽しませてくれる。綾波はSFにおいてのアンドロイド枠に収まって、シンジの背中を押したり、旧劇場版で停滞していたものがさらに前進して新しい答えを生み出した。エヴァが新しいとはたいして思ってない。しかしアニメーションワンダーとライムスター宇多丸が言っていたモノから真逆の、それこそマイナス宇宙から引っこ抜いてきたようなもので前向きな気分を引き起こされる。狙ってた新しさってそれか?
 行こうって言われて行きたくなるようになればそれはいい作品でいい芸術で良いエンタメだ。
 不満点は、もっとマリの自慢してもいいなとも思うが、計3作の登場でパワフルに駆けつけて、奥さんは楽しげに漫画描いてツイッターに上げてるし森見登美彦も「成就した恋ほど退屈な話はない」とも言ってるから、まぁこのぐらいでもいいのかな。
 あーよかった。この世には何か得体の知れない救いみたいなものが、ちゃんと転がってるかもしれない。

投稿 : 2021/04/02
閲覧 : 190
サンキュー:

4

ネタバレ

りは さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

先ほど観てきました

新劇場版 序 破 Q
を視聴してから本作品に望みました。

続きが劇場で観れる喜びは
ひとしおです。

そして終劇しました。

好きなラストでした。

2時間半くらいの長い上映でしたので、
いま頭がぼーっとしています。

エンドロールで沢山の
アニメ制作会社が出てきます。

沢山のアニメ業界の方に支えられ
最高の技術によって実現された
ヱヴァ愛あふれる作品でした。

この作品に出会えて幸せです。
ありがとうございました。

投稿 : 2021/04/01
閲覧 : 242
サンキュー:

12

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スゲー良かった

碇シンジが虚構の世界から現実の世界へ帰還したので、エヴァンゲリオンという演劇には無事に幕が下りた。終盤では虚実が入り混じるメイキング風の演出が組み込まれ、セットを破壊し、舞台装置は撤収され、綺麗に片付けが完了した。舞台から下りた主役は、少年あるいは未成年者であり続ける義務から解放され、一人の青年あるいは成人として実社会での生活を送り始めた。映像がアニメーションから実写へ切り替わることで、どんなアホでも理解できるように作品が締めくくられていたのが印象深い。というのはメタな視点の話であって、本作の物語に含まれる事象はどれをとっても感慨深いものだった。シンプルに言い表すなら、ギッシリ詰まってたな~と。たわいのない感想なら延々と書けてしまうのでここらでやめておく。とにかく良い映画だった。

投稿 : 2021/03/26
閲覧 : 106
ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

庵野さんお疲れ様

説明ないとなんもわからんやんけー
Qは遊びじゃなかったのね
また、首無しマネキンのとこやらかしてるー
と色々ありましたが
結構色んなとこで泣いたかな
テレビシリーズ
真面目に庵野さんが最終回やってたらこんなことにはならなかったかも
私は楽しかったです

Qでも、思ったけど、映像の見本市みたいなところもあるかも
アニメはここまでできるんだという
実験とエログロナンセンスは寺山修司さんとある意味似てるのかしら

あと特撮好きな庵野さんらしかったり

26年越しの完結お疲れ様でした

クラシカルな演奏も入ってるので挟間美帆さんやクリヤマコトさんがクレジットに入ってたのにもにやり

投稿 : 2021/03/23
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わった<68>

エヴァンゲリオンが完結した。ハッピーエンドで完結した。
そこにどれだけ重きを置くかですわねー

まずエヴァは庵野監督の私小説的な存在でその時の心理状態が反映されるので意味深げな碩学ワードで物語の欠けたところを埋めるパズルをしてもあんま意味ないのよねん。
それでも圧倒的な演出力・動きのセンスがあってアニメとしてはとにかく面白い。
この面白さシン・ヱヴァでは序と破で顕著だった。しかしストーリーとしては昔の焼き直しでございました。
Qでまた鬱屈ワールドが展開されて、ついにストーリーが分岐した!と期待させてから10年弱。
今回のシン完結編(作品名の読み方を公式が提示しないと不便やね)は、いままでのエヴァにケリをつけましたというハッピーエンドだったけど、思いでどうにでもなる展開に入ってからのその結末では正直肩透かし。
旧劇でもシンジくんの思い一つでどうにでもなる状態ではあったけど、病んだ歪んだ心からのキモチワルイラストだからご都合とは感じなかったのねん。

てか、もうエヴァに飽きてんじゃないのかなぁ、割と安易だったし。
本筋は長年の愛着を育んだキャラで迷彩がかかるから、わりとどうでもいいシーンを上げるけど、
・エヴァ・インフィニティから人間に戻った人々が空から降ってきてるけど、人間に戻ったのなら落下死ですよね?
・裏宇宙から脱出艇で帰ってこれるんですか?
・簡単すぎる第三の槍制作
と、作品世界を軽くしちゃうような安易さが目立ったような。
そら全部マジカルパワーで帳尻はあったんだろうけど、まさにそれがどうなんだですよ。
TV版の最初ではエヴァが歩くとき電線がひゅんひゅん揺れたりして実在感を出してたけど、そういう細部の積み上げで作ってきた作品世界じゃなかったのか。
特撮監督で当ててから出してきたのがコレだと、もうアニメでの表現に情熱はないのかとさえ思っちゃうわ。
絵や動きやイメージ的なのも目新しいものがなかったなぁ。旧劇からの巨大綾波が実写混ぜてより不気味になってた程度には工夫してるけど、新規にそこまでのモノは出せなかった感じ。20世紀にアレを観せたのはアニメの表現の幅を広げてさえいたんだけど。
あと動きの天才な庵野秀明のはずが(総監督なせいか)エヴァの戦闘シーンがとにかく3DCGをガチャガチャ動かしてる目まぐるしいだけのものになってたのは残念。

印象に残ってる部分としては、綾波農業編。なんか今更なことやりだしたなぁと思いつつもホッコリしてたら寿命が尽きてパシャリEND。その後シンジくんは髪の伸びた綾波を救ってたけど、コピーがいるから前のは溶けてヨシ!とせずに、綾波が死にかけてるからヴィレに戻る展開でも良かったんじゃないかなぁ。
年月を経てコクの出てきたアスカ。ままならなさがまさに彼岸の存在である「女性」といった感じで、そういう意味ではヒロインには最適だったけど、過去の女と定義付けられてしまってる。てか、シンジくんとくっつくとそういった魅力は損なわれてしまいますわね。
んで、中学くらいで初めて付き合った女とは結ばれねぇぜと、ポッと出メガネと結ばれるわけですが。
現実に帰れ的な主張なんですかね。大学くらいで付き合った気楽な女性と結ばれるみたいな。
母親世代なのはどうなのか、おっぱいが大きいので大丈夫というのが現実路線なのか。
宇部興産のスーツ職、学生庵野が見てたあるべき大人像とか知らんがなそんなもん。
物語の流れでそういう大人になりましたって提示してよ、親子ゲリオンファイトより重要なはずだべ。

ねっちりと書いてるけど、巨大な才能が25年を引っ張ったエヴァンゲリオンに対して、こんなもんやろとは言わないのよ。

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 183
サンキュー:

7

ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

 Qから9年も経つんですね〜そう考えると時間の流れが早すぎて怖いw 9年間も抱いていたモヤモヤに対して決着してしまうと思うと感慨深さや寂しさを感じる。

 映画を観終わった直後は「なんだこれは?」という印象だったが、帰り道で頭を整理して家に到着するころには思い出補正のように美化されるような作品だった。

 前半1時間の第三村の話はQの補足かな?という印象。Qの尺が短かったのでここまでがQと考えるとしっくりくる。Qまでに溜まった謎や疑問はあまり解消されるような内容ではなかった上に新しい用語が出てきて混乱しまくったが、それがエヴァらしいところでもあり、考察で盛り上がれる余白なのだろう。映画を鑑賞した後でYoutubeやブログで考察を読むのが楽しい。

 一番気になっていたのはTV版のエヴァとの繋がりだ。ループ説が多いが、設定が変わっている箇所が多かったので気になるところだった。カヲルの話ではループしてるっぽいが、全ての世界の最後で世界を作り直してるとはちょっと想像しにくい。結局そこら辺はよくわかっていない。
 最後に全てのアディショナルインパクトで全てのエヴァンゲリオンという物語に蹴りをつけたのはよかったと思う。無限に広がる風呂敷を畳むにはこれしかないし、これがベストだと思った。

 自分はマリが1番好きなキュラクターだったので、今作の活躍はとても嬉しかった。学校の屋上で出会ったときからループを脱したと考えるとマリがシンジの手を引く相手としてはぴったりだと思う。ラストの二人の間にある関係が恋愛なのか、それ以外の絆なのかは人それぞれ解釈があると思うが、そこら辺は映画の中で描いて欲しかったかな。

 ケンケンも好きなキャラクターなのでアスカとくっついたのは嬉しい。アスカも落ち着ける場所を見つけられたと思うと良いエンドだと思う。

 レイとカヲルはよくわからなかったが、レイはユイでカヲルはゲンドウだとすればアリなくっつき方なのかな?

 なにはともあれひと段落したので、落ち着いたら二回目観に行こうかな笑

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 184
サンキュー:

5

ネタバレ

щ(゜▽゜щ) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

さようなら

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 182
サンキュー:

5

ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ネタバレおkとか言ってたのでそろそろ書こうかなと

公式がおkサイン出したので。
ネタバレがあります。

S-DATは29まで進みます。

糸冬

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 376
サンキュー:

5

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すべてのエヴァンゲリオンにありがとう!

詳細はテレビ版26話、旧劇場版、新劇場版を観てください。

社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。もはや“伝説”クラスの作品であり、近代アニメーション作品として多くの作品に影響を与えた、言わずとしれた大作です。

反面、テレビ版では25、26話で今で言う“万策尽き”を起こし、絵コンテと文字画面だけで「おめでとう」とか、意味がわからない最終回となってしまいました。その翌年から、旧劇場版で完結させようとしましたが、かえって意味がわからなくなってしまうというおかしなことになってしまい……。

そんな状態だった作品を、本腰を入れて完結シリーズとして新劇場版が2007年、「序」から始まったわけですが、これにしたって今回の「シン」が2021年ですから14年も経っているわけです。なんと足掛け25年! ぶっちゃけテレビ版をリアタイしていた身としては「いいかげんにしろ、庵野」という感じでした。
{netabare}
でまあ、今回ようやく完結編として公開された「シン」ですが、すべてのエヴァンゲリオン、登場キャラ、声優、制作スタッフ、そして視聴者にとって、本当に肩の荷が下りるスッキリした終わりだったと思います。

詳細ネタバレは書くのは野暮なので、観に行ってくださいということで。

今回の「シン」では、過去の名物的なシーンやセリフなどを入れ、まるで「おもいでのアルバム」のような感じに仕上げて卒業を演出しています。「いつのことだか、思い出してごらん。あんなこと、こんなこと、あったでしょう」って歌です。

アスカの「あんたバカァ?」とか、レイの「ポカポカする」とか、シンジの「動いてよ!」とか、随所にそういうのを入れ込んできます。そしてEDには宇多田ヒカル『Beautiful World』とか。まあ、トウジやケンスケ、ヒカリを出してくるのも、そういった思い出的な要素が強いと。

まあ、さんざん考察されているので、いまさら言うまでもないのですが、碇シンジは監督の庵野秀明氏を投影されたものらしく、テレビ版のころは互いに独身であったアスカのCV、宮村優子さんにご執心だったとか、そして宮村さんが結婚して、庵野氏も安野モヨコさんと結婚するとか、そういったライフイベントがあったために……、

・惣流・アスカ・ラングレー→式波・アスカ・ラングレーと改姓
・真希波マリ・イラストリアスという新キャラ登場→モヨコ氏を暗喩

といった説が有力と言われていますね。
で、今作のエンド。まるで「君の名は。」みたいなラストでしたが(大人になったシンジくんの声が神木隆之介さんだったしね)、シンジくんが選んだ世界で隣りにいるのがマリというところで、アスカとの完全な訣別なんて話にもなっているあたりもね。
{/netabare}
なんにしても、まさに「エヴァの呪縛」に囚われ続けてきた僕たちにとって、ようやく、やっと、ついにエヴァを卒業できると。もう、今後エヴァのことについて考察したり、言及することはないでしょうね。それぐらい、スッキリと「終わってくれました」。そして、ようやく「伝説のアニメ」として、今後も語り継がれていくのだろうと思います。

全てのエヴァファンに「おめでとう!」。そして、すべてのエヴァンゲリオンに「ありがとう!」。

投稿 : 2021/03/20
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7

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

予想は超えてくれたし完結感はある

数年ぶりの最終章
長かったですね。
前作までの物語を忘れてしまって予習もする事すらなく行きました。
そしたら簡単に劇場であらすじをしてくれましたが、「あぁ〜こんなシーンあった気がする」くらいのレベルでした。

さて、劇場版ですが予想以上に良かったです。
私にとってのエヴァンゲリオンと言えば毎回毎回ラストが本当にあやふやで…
面白いのは分かるけど最後まで見たら面白いより先に、どういう事?って気持ちが大きくて面白いと純粋に思うのが難しい作品でした。

そうして、これで終わりなの?って印象しか残らず…
今回もそんな感じなんだろうなぁ〜と劇場版を見ましたがどうだったのか。

先ず戦闘シーンはよく動いていたし盛り上がった気がします。
所々光が強いシーンがあり目がチカチカしたりもしましたが戦闘シーンは面白く楽しかったです。
作中の世界観もかなり解りやすくなっていた気がします。

後、キャラ達のカップリングが中々面白かったと思います。
意外な組み合わせになった気がします。
最後まで見たらアレ?ヒロインはもしかして?ってなりました。

さて、肝心のラストはどうだったか…
「長い物語が終わったなぁ〜」って感じでした。
エヴァンゲリオンにしては、ちゃんとしたラストだったような気がして驚いてしまいました。

ラストの説明もシンジが世界を書き換えると言っていました。
その説明で最後の世界がどういう事なのかは解った気がします。
何が変わったのかとは恐らくエヴァや使徒が存在する世界から存在しない世界になっただけ?なのかも知れません。


1つ不思議なのはこの作品だけで1作品で纏められているのか居ないのか。

今回は劇場版4部作で構成されていました。
この4作品で1つの作品なのか、過去のアニメ放送や過去の劇場版を引っ括めた1作品なのか…

最初はパラレルワールドなのかとも考えて居ましたが…今回の劇場版でシンジとレイの最後の会話中に背景のモニターに過去作の映像が流れていました。

これって、過去作品のラストから何回も世界が改変され続けていたって事なのでしょうか?
無意識に繰り返された世界で最終的な結果辿り着いたのがエヴァの無い世界と言う解釈かな?って思ったけど違うのかな?
そこは解らないと言うか疑問点です。
実は過去作品が繋がっていた説ですね。

ただ、これが事実だとしたら…シンジも気付いたゲンドウの目的…この1シーンだけのために、あれだけの騒ぎを起こしたのかと考えると何だかパッとしないですww

でも、ラストは多分理解出来てると思います。
多分ね多分。
そう考えるとこの劇場版は私的には良かった気がします。
過去作品の様なラストが好きな方には合わないかも?ですが、長い時間を使い作品が完結したような気がしたラストでした。

ただ、シンジが皆とのお別れシーンは少し短過ぎた気もしますが、どうなんだろ?長くても弛れるだけなのかな?
もぅ少し合っても良かったきがしますがw

実は、劇場版を見に行く時はエヴァのレビューを書く予定はありませんでした。
理由としては解釈が難しいだろうし、常に疑問が沢山残る作品だったのであまり自分には合わない作品だと思っていたからです。

じゃ、何故更新したのか…
それは予想以上に良かったからです。
だから、私の様に過去作に違和感がある人でも楽しめる作品になっているのではないでしょうか?

最後に疑問を1つ。
旧NERV基地跡地にてペンペンが大量発生してました。
ミサトさんの傍にはペンペンは居ませんでしたがペンペンは野生に返ったのでしょうか?
繁殖したのは子供達としたらペンペンの恋人は何処から来たのでしょうか?謎です。
もしたしたら、エヴァ史上最大の謎かもしれません。
すみません、ふざけました(´・ω・`)

投稿 : 2021/03/20
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14

ネタバレ

みゆき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ミソジニー父の本性はマザコン

庵野秀明さん、家庭の悩みでもあったんだろうか?と精神状態が心配になった。
育児に非協力的な父親が、母親と息子に袋叩きにされるみたいな結末。
農家のオバちゃん達と田植えしたり、赤ちゃんに触れて人の暖かさを知るアヤナミそっくりさん、相変わらず罵詈雑言でシンジを詰るマウンティング女アスカって、結局どうなった(笑)?
メガネっ娘が力技で無双して、アダルトチルドレン世代連鎖に幕を引きました的なエンド。
何を見せられたんだ…。

投稿 : 2021/03/19
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4

ネタバレ

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

う〜ん、やっぱ新劇はスピンオフ

結婚して庵野秀明は幸せになったんだなぁ、と思いました。庵野秀明の人生を写したのがエヴァなので、勿論新劇もエヴァなのですが、僕の好きな旧劇のエヴァとは全然違いますね。ラストの展開も事前に予想していた通りで、物語としては安直すぎて陳腐だなと思いました。作画も3Dがふんだんに使われていましたが、旧劇の方が迫力を感じます。

投稿 : 2021/03/19
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6

ネタバレ

u-i さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

新劇いらなかった

こんな終わり方するなら新劇なんて作らないでほしかった、というのが率直な感想です。

結局、旧劇とやってることは同じだと思うのですが、二度目ですから。新劇でもまたこれやるのかって感じです。

リビルドとは一体なんだったのか。何がしたくて新劇を作り、新しいキャラをや設定を作り、Qを作ったのか。なんのための14年間だったのか。
その意味を私はこの作品に見出せませんでした。

本当に大好きで楽しみにしていたからこそ、がっかりで、力が抜ける思いです。

何にせよ、これでエヴァは終わりました。それだけが現実です。
私はもう二度と、この無意味な虚構を見返すことはないでしょう。さようなら。

投稿 : 2021/03/16
閲覧 : 209
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6

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

平成の怪物、勇退する。

アニメ版、平成の怪物は見事に有終の美を飾りましたね。

私はつい最近エヴァを一気に見たニワカなので、的外れなこと書いているとは思いますが、長年のファンの皆さんの意見を否定する気はまったくありません。どうかご容赦ください。

まず、Qまでは(特にQは顕著だったが)、なんか色々とよくわからんことが多いし、よく皆さんが言われる「シンジウザイ」よりも私はシンジに同情してしまうんですよね。何しろ周りがあまりに説明しなさすぎで理不尽すぎるから、そりゃシンジがキレて暴走したくなるのも無理もないかなと思うんですよね。
自分の都合ばかりを押し付ける大人の傲慢さと、何も知らないクセに権利だけは主張する子どもの反抗期の真っ向からの衝突を見せられて、どっちもどっちだけど説明をすっ飛ばす大人が悪いよなと思ってしまう。

それは私がニワカだからなのか?と思っていましたが、今回は今まで疑問に思っていたこと、よくわからなかったことを、納得できるかどうかは置いといてちゃんと説明してくれたし、あれだけぐちゃぐちゃでようわからんQから綺麗にまとめたのは良かったと思う。
それでも相変わらずようわからんことがいっぱいあったが、もう一回見たら新しい発見もあるかも?
半端な知識で臨んでも満足感は得られないように思う。

この映画を視聴するなら、過去の劇場版は一通り見るべきだし、逆に過去の劇場版を見て来たのなら、絶対にこれは見るべきです。
すべてを視聴した上で、全体としてこのエヴァンゲリオンという作品を評価するべきだとニワカファンの私は思います。

今までの終わった後に、頭ぐちゃぐちゃになるようなのが今回はなくて、最初から最後まで無駄なシーンが一切なく、一瞬の油断もできないくらい濃密な2時間半でした。
すごく疲れたけど、その分、満足感はでかい。

この映画そのものは面白かったが、それまでさんざん度が過ぎる理不尽と説明のなさを積み上げてきた実績があり、やはり完結したからには全体を通して評価するべきだと思うので、総合的に見るとシナリオを絶賛はしづらい。

ただ完全無欠とまではいわないが、おおむね納得のいくシナリオでした。
これだけの大作の完結はニワカですら感慨深いものがありましたので、90年代からずっと追い続けてきたファンにとっては筆舌に尽くしがたい想いがあったのではないでしょうか?
正に有終の美を飾るという言葉に相応しい。

音響や作画等のクオリティはさすがに圧巻で、これは是非映画館で見てほしいです。

投稿 : 2021/03/14
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26

ネタバレ

MKT さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エヴァンゲリオン完!

何年も待ったがやっと見ることができた。上映時間が長かったので、後半は何度かトイレに行こうか迷ったけど、我慢して最後まで見れてよかった(別の意味の感想)

{netabare}
第三村の存在には驚いた。トウジ・ケンスケ達が生きていて元気に暮らしていることはうれしかったけど、てっきり人類はWILLE関係者以外滅んでしまったのかと思ってた。L結界浄化無効阻止装置で守られていることを考えると、たくさんあれが作れるわけでもなさそうだし、第三村だけなのかもしれない。生き残った人たちが肩を寄せ合いながら生きている様子は良かった。

ヴンダーから大勢の人たちが降りつつも、覚悟を決めた人たちのみが逆に乗っていくシーン。不思議な海のナディアでネオアトランティスと最終決戦するシーンを突然思い出した。

中盤。ヴンダーが宇宙から降下して南極のネルフ基地(?)に殴り込むシーン。カッコ良すぎた。戦艦の発進シーンは本当に心が踊ってしまう。

また見に行きたいなぁ。
{/netabare}

投稿 : 2021/03/14
閲覧 : 213
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10

ネタバレ

うっすぅぅい奴 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全てが救われた

エヴァが終わってもこれからあなた達は生き続けていくんだよって
悲しくないよ、大丈夫だよって
そう言って、見てる自分達にも救いを与えてくれた素晴らしい映画でした。

投稿 : 2021/03/13
閲覧 : 140
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5

ネタバレ

移リ木うらら さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ありがとう!ヱヴァ!

観てきたー!
よかった。長時間なのにずっと釘付けでみれました。

今までヱヴァみてきて楽しいと思ったことが一度もなかった。
けど今回はもうずっと楽しくて!観てて何をいってるかすごい自分の中で理解できる内容で本当によかった。

各インパクトのことを成長するにつれぶつかっていく大きな壁大きな衝撃のことと解釈していて。最後の破壊で今までの自己が壊れて幻想が崩れていく。その幻想は今まで自分が傷ついた色んな記憶で。人間は生きるごとに傷から生まれた幻想を見るようになってそれに足が竦む。それを罪。罪悪感。と呼ぶけど。最後の方はシンジの中にあった幻想を生み出す素である罪をひとつひとつ消していく作業にみえて。シンジがシンジの中で生み出した罪であるキャラクターたちが浄化されていくのによかったなーと思いました。

皆を救って、どんどん0に戻って、最後に現れたマリが何なのかは全く分かんなかったんですけど(笑

シンジくんが救われたように自分の中から救われる人がいっぱい生まれたらいいなーと思ったし。何よりこういう感性を持っていていいよって映画に肯定してもらえてこのままでいいんだよねー!って元気になりました!

最後のマリといるシンジをみて。シンジくんが子どもの声から大人の声に変わって。これで本当にヱヴァが終わったんだという実感もすごくて。
もう私が今後ヱヴァというコンテンツをみることはないなってそれくらいスッキリと終わっていて。こういう人気作でバッサリそういうものが描けるのもまたすごいなと感じました。


私の一番の推しキャラであるアスカはやっぱりずっとひたすらに可愛いくて。
ずっと頑張ってきて。誰かに頑張ったねと認められることを諦めるのが大人になることだったのかなーと感じました。
シンジに対しても一貫した態度なのもアスカらしいなぁって。
アスカとマリが戦ってるとこは激熱でした!そこからのアスカにはわぁぁってなったけど。

映画みてて謎な部分は結構あったのですけど。
ちゃんと終わってて本当よかった!

投稿 : 2021/03/13
閲覧 : 170
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3

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

式波より惣流派。

ネタバレだらけです。
劇場に向かいたくても行けない方、読んではいけません。
唯、観て、貴方自身の感性で受け止めてください。

兵庫県、宣言解除の為、劇場行ってきました。

アクションの昇華による新鮮味と外連味、日常動作芝居の追求、
そして旧劇の「エヴァンゲリオンらしい」が滲み出る演出。
庵野監督が「シン・ゴジラ」で培った映像技術。
伊達に8年以上、視聴者を待たせた訳ではないですね。

劇伴も鷺巣氏の集大成となっており、
エヴァシリーズ曲のアレンジ、
破から始まった、庵野監督+鷺巣氏の作品曲のアレンジ
壮大な新曲群等、
全体的に閉塞感の強かったQ劇伴に比べると、
その閉塞感をこじ開けるポップで美しい旋律や儚い歌声が
耳を揺さぶってくれたと思います。

序より続いた宇多田ヒカル女史の主題歌も
最後にゲンドウ視点の歌だったと解釈すると、
納得がいく名曲揃いです。シンジ視点でも理解できていたので、
最後に明かされる、ゲンドウ視点は目から鱗でした。

Qで一度破綻した物語も想像していたより巧くまとまっており、
式波、マリ、加持、ゲンドウ、この辺りの謎明かしの落としどころは
絶妙だったのではないかなと。

ここからは腑に落ちない点。
人間関係の描写が視聴者を抉る様に見せかけてその実、浅い。
式波とケンスケの関係、ゲンドウとリツコの関係、シンジとマリの関係。

Qを観た時、式波がシンジにまだ特別な感情を持っている様に
視えたので、14年経っても冷めない想いなんてあるのか?
と、疑問を抱いていたのですが、「私たちはシンジに好意を持つように造られている」
といった趣旨の台詞を聴いてまずは納得。
但し、アスカを綾波と同じ立ち位置にしたのは少し疑問点。
血の繋がる親子との壮絶な愛憎関係があったからこそ、綾波との対比が
成り立ったキャラクターだとテレビシリーズでは理解していたのですが…。

と、思ったら、ケンスケと良い関係になってて
ちゃんと気持ちを向ける相手が居た事には一安心。

しかしそのケンスケですが…、私、ケンスケのイメージって
14歳の主にテレビシリーズの言動しか頭に残ってなかったので、
素敵な大人になったにせよ、「ケンスケ…?」って思ってしまいました。

加持と似たポジションを用意する為に、消去法で選ばれた気がしなくもない。
せめて、二人の空白の時間を見せて貰わないと、どうも納得できない。

次は、新劇だけでは意味不明な、ゲンドウとリツコの対峙。
まぁ描く時間がなかったんでしょう。

最後は、シンジとマリ…?
マリってそういうポジションだったの?とちょっと唖然。

シンジも突然、精神年齢が14歳先行してる
周りに追いついてます。

アムロの恋人がシリーズ毎に変わろうが
自分はガンダムの本題はそこではないので気にもしませんが、

エヴァの本質って人間が切り離せない、
男と女の妄執だと思っていたので、
クリーンになり観やすくなった分、マイルドになったのは少し残念。

名作だと思いますが、劇場鑑賞は一度で十分です。
コロナ怖いのでBlu-ray発売まで待つと思います。
最後に一言。「やはり自分は式波より惣流派。」

投稿 : 2021/03/12
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18

ネタバレ

noRespect さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完結

この映画は庵野監督の「長く続いてきたエヴァシリーズは全て終わった。お前らは前へ進めよ。」というメッセージが伝わってくるものだった。そしてゲンドウなどの全てのキャラクターとエヴァンゲリオンそのものに落とし前をつけた作品となっていた。

個人的に良かったと感じたのはカヲルくんが涙を流したシーン。常に悟りキャラのようなポジションだった彼の人間くさい一面が見れた。また、ミサトさんがシンジ君を本当の息子のように想い、最期は母親として覚悟して、特攻するシーンは本当に胸がキュッとしまる感じがした。 

庵野監督のエヴァというコンテンツに真摯に向き合った作品でとても見応えのある映画だった。戦艦や特撮など趣味全開なのは笑ったけど。

投稿 : 2021/03/12
閲覧 : 179
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4

ネタバレ

lmy さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

納得できない

las派です。アスカとシンジがくっつけるシーンが見たかったが 最終的には一緒でないことの心の準備もした。だが ケンスケは無理だろ?なんで?そもそもシンジとマリとの感情はどこから来たの?そういうシーンが全然ないじゃない?アスカじゃなくてもいいとはいえ 少なくとも恋の芽生えから細かく語ってほしい。カップリングが雑すぎない?

投稿 : 2021/03/12
閲覧 : 269
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3

ネタバレ

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リアルタイムで初めて見たエヴァ

自分がエヴァを初めて見たのはQ公開の翌年でした.テレビでやっていた序破Qを見て「面白い!」と感じテレビ版,旧劇場版を視聴,漫画も全巻買いました.最後のエヴァはいつ見れるんだろうかと準備万端で待つこと7年,初めてリアルタイムで見ることができた最初の,そして最後のエヴァが本作です.

伏線をありったけ散りばめていったQの続きということで,本当に本作でエヴァは終わるんだろうかと見る前は疑っていましたが,見終わった後には「綺麗に終わったな」と感じました.
もちろん回収されてない謎はいくつかありますが,それでも「エヴァ」という作品が本作で間違いなく終わったのだと自分は感じました.


{netabare} エヴァンゲリオンという作品は,テレビ版でも漫画版でも今回の新劇場版でも突き詰めれば,使徒侵略にかこつけて,ゲンドウという男が「死んだ妻に会うために世界を巻き込む話」なわけです.このエゴに溢れた欲望はどうカッコつけようとも,「いやいや世界を巻き込むのやり過ぎだろ.」という感想を抱かざるおえないものです.過去の作品ではこのどうしようもないゲンドウの願いをサラッと語った上で,夢半ばでゲンドウが死ぬという形で描いていました.しかし本作では,なぜそこまで死んだ妻に固執したのかというゲンドウの半生を描いた上で,死ぬ前のゲンドウが「シンジの中にユイを見出す」という描き方をしていたのは,新しいな思いましたし,今までのエヴァが描くべきだったが描いていなかった部分だと思いました.

ゲンドウ以外にもアスカ,レイ,カオルなどとシンジが一人一人向き合うシーンは,今まで救いがなかったキャラクターたちへの救済であると同時に,エヴァンゲリオンという作品を終わらせるために必要な描写だったと思いました.
{/netabare}


バトルシーンや戦艦同士の戦いは圧巻のクオリティでしたし,音楽も素敵でした.
エヴァらしさを残しながら,エヴァンゲリオンの長い歴史を素晴らしい形で締めくくった本作はアニメSF史に残る良作だったと思います.

この作品をリアルタイムで,劇場で味わえたことを幸運に思います.

投稿 : 2021/03/12
閲覧 : 191
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4

ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

悪くもなさ過ぎてコメントしづらい

今回のエヴァも意味不明だったよ。。。

と言いたい!!

物語も意外にしっかりしてて、しっかりお話になってて最後にオチがついた

脳の体操の域を超えた三次元の作画
BGMが絶妙に懐かしい音楽
相変わらずのキャラ達や声優陣
そして、エヴァの乱闘や碇シンジの父さんが悩んでるという爆笑要素もある

素晴らしい!いい作品だ!!






果たしてこれでよかったのだろうか・・・

いや全てのファンを感動させる作品など難しい
でもどうも納得はできなかった

年月が、ファンとエヴァ(庵野さん)の距離を離してしまったのかな
そんなこと思いながらのエンドロールは悲しかったです

投稿 : 2021/03/09
閲覧 : 194
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8

ネタバレ

GMVDY17867 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想よりもとうとう終わった感

(公開前日)
ついに公開。
えらい直近の通達だが、緊急事態宣言解除に合わせてここしかないというタイミングか。またどうせ感染者増えるだろうし。
とうとう見られるという期待感より、ついに完結してしまうのかという喪失感の方が強い。
新劇場版が始まった当初、旧劇で完結してるのに今更なんで?宮崎駿ならこんなこと絶対しないのに(彼はナウシカの続編製作を否定していた)と思っていたが、始まってしまうと知らぬ間に劇場に足を運んでいた。
なんだかんだで14年。どうせとうとう終わってしまう。今後庵野監督のアニメは観ることができるのか?内容に関しては納得の行くものにはならないと最初から諦めているが。

(視聴後) {netabare}
 ついに終わっちゃいました〜。とういうのが一番の感想。他の人も感想を見ても感慨深いからなのか、みんな甘めの評価だね。
 TV版放映時は高校生であり台詞一つ一つについて考察したし友達と語りあったりした。やっぱり若い時リアルタイムで見るのって大事。大人になってから観てもそのバイタリティーはない。今はおじさんになってそういう考察をする活力もないし、語らう相手も周りにはいない。なので内容についての考察はない。
 作画は旧劇でのアスカと量産型との戦闘を思い出すと、やっぱり手書きのあの時がピークだったなと思った。日本最高峰の作画ではあるのだろうだけど。CG技術があまり良くなかったのかな?Qと比べて技術的な進歩は感じなかった。
 内容の感想としては前半はいつもと違う震災後の日常風景みたいなものが描かれていて、こういうリアリティーが描きたかったのかな、と思い目新しさを感じた。しかし予想通りそれも前半だけだった(それがずっと続くのも問題だったが)。
 最終的には、正直旧劇と比べて新しいテーマはなかったということ。もののけ姫を見た後に、言いたかったことナウシカと一緒やん!、と思った事を思い出した。結局エヴァは旧劇で終わってたのね。
 庵野監督の何とか話をまとめな、という想いは伝わったがなら何故始めたの?という思いが湧き出ない訳にはいかなかった。
 何にせよ、私の人生に間違いなく一番影響を与えたアニメであるエヴァンゲリオンは過去の作品となりました。エヴァンゲリオンが終わっても、それとは関係なくそれまでと同じ日常が続いていくんだな、という事をボケーっと感じている今日です。
 流石に今後エヴァの新作はでないでしょう。個人的には庵野監督が死ぬまでに監督の新作TVアニメが見たいです。 {/netabare}
 

投稿 : 2021/03/09
閲覧 : 286
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6

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88. さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わったけど終わってない

【なぐり書き】【未清書】


TV版、劇場版視聴済み。

TV版放送時は赤ん坊だったので、エヴァシリーズを劇場で見たのはこれが初めてになります。

あくまで私の主観的な感想ということで。


まず、上映時間が長い。3時間という長丁場だったので、飲み物も飲まずに見てましたが、正直3時間があっという間でした。

見終わって最初に頭に浮かんだ感想が「無」でした。
決して面白いとか面白くないとかそういう意味ではないです。なんというか、これが庵野監督のエヴァなんだなっていう感想でした。


序盤は、エヴァパイロットたちの日常シーン。
幸せとは何か、生きるとは何か。何をして何のために生きるのか。なんで生きているのか。うつ病患者が言いそうなセリフを並べてみました(自分調べ)が、何気ない日常シーンは大好きなので、良かったです(語彙力不足)
綾波(そっくりさん)はしっかりと日常生活に馴染んで、日々を精一杯生きているのと対照に、鬱のシンジくんは毎日何もできず、日々死にたいと願いつつも実際には死ぬ勇気がなくてただただどうしようもなく日々を過ごしているこの構図がなんともグサグサと来ました。
そして、生きていたい人が死んで、死にたい人が生き延びる、という構図はなんとも言い難い理不尽なこの世を表しているようでこれもまたグサグサときました。
ちなみに、ホク波ポカ波が見れてとても満足したのと、シンジくんに無理やりレーション食わせる長丁場カットがめちゃくちゃ好きです。あのシーンのカット感動しました。

中盤終盤、庵野監督っぽい演出が幾度もあった。
舞台のセット演出とか、セル原画とか。
ああいう既存の枠に囚われない演出は大好きなので今回も見れてよかったです。

音楽もめちゃくちゃ良かった。若干歌が多いなとは思いましたが。



肝心のストーリーは、まぁ、正直よくわからなかったです。
大部分は旧劇を踏襲していたと思います。

でも、正直わからなくてよかったと思っている自分もいます。
これは庵野監督が30年近くかけて作ってきた言うなればエヴァの集大成であって、もはや庵野監督の人生観と言っても過言ではないと思います。
それをたかだか3時間ぽっちで無関係の一般人が理解しようなんて、無茶な話だと思うんです。

まぁ、表現者なら他人に理解されてこその作品だろという人もいると思いますが(笑)
作品作りなんてほとんどがオナニーみたいなもんなのですから、私は私のエヴァの解釈があり、他の人には他の人のエヴァの解釈があっていいと思うんです。
きっとこの作品には解釈の正解はなくて、それぞれ自分の中にある今このときこの時点の解釈が正解なんだと思いました。


長いことかきましたけど、面白いかどうかと聞かれると、その人自身によると思うので、なんとも言えないです。気になるなら他人の意見に左右されずに自分で観てみて、考えて、面白いかどうかの答えを出したほうがよいと思います。



最後に……

裸シーンパンチラシーン結構あったので良かった!!!!!!!!!

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 210
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5

ネタバレ

海原正吉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この映画の意味を簡潔に示すと

視聴者たちはいつまでもエヴァという呪縛に縛られないで現実を見ましょうみたいな感じのエンドでしたね
とても庵野監督らしくて好きです

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 289
サンキュー:

6

ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さようなら…全てのエヴァンゲリオン…

後日、書き直しますがこの一言に全て集約されてると思います

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 653
サンキュー:

7

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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のストーリー・あらすじ

 エヴァがついに完結する。2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。
 シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。
スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新しい庵野秀明総監督による独特の境地。その庵野総監督がアニメーションのフィールドで創作の原点に立ち返り、新たな構想と心境によって2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。
 1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』でアニメファンのみならず、アーティストや学者までを巻き込んで社会現象を起こした初出から、実に25年――その間、常にエポックメイキングであり続けたエヴァの、新たな姿を見届けよう。(アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年3月8日
制作会社
スタジオカラー
公式サイト
www.evangelion.co.jp/
主題歌
宇多田ヒカル『One Last Kiss』

声優・キャラクター

緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、立木文彦、清川元夢

スタッフ

原作:庵野秀明
総監督:庵野秀明、監督:鶴巻和哉/中山勝一、副監督:谷田部透湖/小松田大全、企画・脚本:庵野秀明、総作画監督:錦織敦史、作画監督:井関修一/金世俊/浅野直之/田中将賀/新井浩一、デザインワークス:山下いくと/渭原敏明/コヤマシゲト/安野モヨコ/高倉武史/渡部隆、CGIアートディレクター:小林浩康、CGI監督:鬼塚大輔、3Dアニメーションディレクター:松井祐亮、3Dモデリングディレクター:小林学、3Dテクニカルディレクター:鈴木貴志、3Dルックデヴディレクター:岩里昌則、2DCGディレクター:座間香代子、動画検査:村田康人、色彩設計:菊地和子、美術監督:串田達也、撮影監督:福士享、特技監督:山田豊徳、編集:辻田恵美、音楽:鷺巣詩郎、音響効果:野口透、録音:住谷真、台詞演出:山田陽、総監督助手:轟木一騎、制作統括プロデューサー:岡島隆敏、アニメーションプロデューサー:杉谷勇樹、設定制作:田中隼人、プリヴィズ統括制作:川島正規、エグゼクティブ・プロデューサー:緒方智幸、コンセプトアートディレクター:前田真宏

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