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「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(アニメ映画)」

総合得点
78.2
感想・評価
1105
棚に入れた
6881
ランキング
565
★★★★★ 4.1 (1105)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスの感想・評価はどうでしたか?

kochan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

舞台が戦場だったり、ロボットが出てきたり、これじゃない感!
終盤はよかったが、中盤まではやや退屈

投稿 : 2018/05/10
閲覧 : 331
サンキュー:

2

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「常守 朱監視官。これは万人向け作品ではありません。画面をロックします。」

2期なんて無視しとけ!1期と劇場版だけ見とけ!な作品。


2期をほぼ無視したストーリー。2期は単なる蛇足か?オ○ニー作品か?と言わんばかりですね!存在を完全否定された2期に存在意義は全く無くなるわけだがそれでも良い。それが良いと思えるまとまり具合いになりますね。
しかし劇場版になって今さら世界が広がりシビュラの目論見がどんどん壮大になってるがこのシリーズ収まるのか?続編情報がございましたらご一報ください!


OPEDが1期に戻った?ゴー☆ジャスはどーでもいいとしてEDがやっぱ良いっすね!そして日本語字幕は戸田なっちゃんやん!それだけで喜んでしまったが外国の現地の人間を演じている声優さんたちの英語下手すぎってか訛りすぎやろ!神谷さんより適任者おったやろうに!


劇場版としてみれば収まるように収まりキャラクターみんながちゃんと動いているし1期のファンとしてはとても面白い作品でした。
3作品見てみると2期は蛇足ですね!無くてもいいレベル!だから「暇潰しにグロアニメ見るか!」って感じで気楽に見るしかないですね!2期再評価しなきゃだ!


そんなことより今季のオリンピックでの日本の結果は情けないですねぇ。平昌オリンピック全体が盛り上がりに欠けると言うか面白くないゲームが多いですね!ゆずるさんはぱっとしないフリーで金メダル。フィギュアスケートも面白くなくなりましたね。
さぁ次に何を見ようか!

満足度評価は花澤補正バリバリです!

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 444
サンキュー:

13

ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TV版がB級SF刑事ドラマだったのが、劇場版ではC級戦争アクションになっちゃってるけど、ドミネーターの対人破壊力は、犯罪係数縛りで使えなくなる弱点も含めて相変わらずキレッキレで、

TV版視聴が前提だけど、劇場版単体でも十分見られる。
と言っても、
WIKIか何かで、
常守、狡噛、宜野座、槇島といったTVシリーズのメインキャストと、
公安局長、シュビラシステム、22世紀初頭の日本の刑事犯罪の定義ぐらいは
知識補完しておく必要があるけど、
それぐらい知っておけば劇場版の鑑賞にはOK。

なにしろ、東南アジアの別の国での、
全く別のベクトルにシュビラシステム流用が図られたらどうなるか、
という観点で作られているので、
別物として鑑賞するほうが自然。

TVシリーズ視聴済みの方には、狡噛のその後を知る、
という機会がもらえて嬉しいってのが、いちばんだな。

展開がスピーディでサクサク進むので、
楽に見られるし、
R15+ってことになっているが、残虐描写もまあまあ許容範囲だし、
もちろんエロ要素は全くなし。
これなら全年齢視聴問題なしでしょう。

でも総監督の本広克行氏が求めていた、
攻殻機動隊っぽくならない刑事モノを。
っていうのは、もうどうでもよくなったみたいで、
多脚戦車とか光学迷彩とか強化義体とか普通に出てくる。
さすがに電脳化だけは、普及させないってことは守られてはいるが。

ただこの世界観とストーリー展開、
{netabare}日本では鎖国状態にしたうえで、
シュビラシステムが統治するディストピアが描かれ、
その秘密の真髄に迫る公安局員たちの存在があるからこそ面白いので、
このシステムを他国に輸出しようとしている途中の過程ってのは、
システム自体の弱さが最初から露呈してしまっていて、{/netabare}
ミステリー要素で引っ張れない分面白味は薄い。
反対に単純にアクションを楽しみたいって人には十分面白い。

TVシリーズでも納得いかなかった、刑法自体を捨て、
警察機構を無くして厚生省公安局に犯罪予防を全権掌握させた社会って、
やはりどうにも根本的にダメな社会だ、という感想は変わらないけど。

投稿 : 2018/01/23
閲覧 : 796
サンキュー:

31

まさくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハマった!

おもしろい!

投稿 : 2017/12/06
閲覧 : 360
サンキュー:

1

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さいこ

さいこーです。ボリュームもあった。

見応えは流石にアニメには劣りますが、惹き込み方が上手すぎる。
もっと観たくなりますねこのアニメは、製作者さん凄い。

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 274
サンキュー:

5

ニコム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

常守朱がクールでかわいい!

常守朱がクールでかわいいアニメでした。
狡噛さんと一緒にいるときの女の子してる姿と、戦闘が始まった時や一人で敵国政府の人と対峙している時の凛々しい姿のギャップが堪らなく可愛かったです。
内容は、おそらく東南アジアの発展途上国だろう国を舞台にドローンと人が戦うシーンにドキドキしましたが、将来現実になりそうな気もして、少し恐ろしくもありました。
シビュラシステムの輸出という発想が今後にたことが起こりそうで面白かったです。

投稿 : 2017/11/28
閲覧 : 410
サンキュー:

3

さき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

うーん。

内容のインパクトに欠けます。
政治がからんでくるアニメが好きな人なら好きだと思いますが、(ギルティクラウンとよく似てると思いました)ワクワク感で言うとあんまりでした。
あんまり深くないし、見てよかったー!とはならなかったです。

投稿 : 2017/10/15
閲覧 : 302
サンキュー:

1

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

流れよ我が涙、と狡噛慎也は言った。

2015年公開の劇場アニメ 113分 R15指定

総監督 本広克行 監督 塩谷直義 原案脚本 虚淵玄 制作 Production I・G

現時点でのサイコパス完結編と言うことで虚淵玄が復帰し、劇場版制作となりました。

一期では日本は海外とのつながりをできるだけ絶ち、独自のシヴュラシステムで、
平和国家を維持しているという描かれ方だったと思います。
この物語は未来警察である公安局が舞台となるため事件に次ぐ事件となるが、
一市民から見ればおだやかに暮らすという努力さえ続ければ平和な世の中ということになります。
他国からの違法入国を水際で防ぐため周辺海域に武装ドローンを配備し、
世界で唯一の平和な社会を維持している。人口は1000万人ほど。

さて、問題はこの劇場版の時系列だが、正直分からない。
2期の直前か直後と言うことになると思うけど、まあ直後と言うことで観たほうが良さそう。
霜月美佳が完全にシビュラの盲目的手先として大物扱いなので。

劇場版と言うことで目先を変えて海外展開、主人公も一期の狡噛慎也が復活。
二期の主人公常守朱とダブル主人公となる。

シヴュラシステムの海外輸出における政治的軍事的混乱が主題となるため、
狡噛と常守は活躍するが、テレビ版のようなかっこいいニヒルな悪役は登場しない。
まあ日本ではないのだし、武人的な悪役ではなく、もっと血なまぐさい悪役で当然かな。
二期は女性主人公と言うことでバトルと言うよりは推理系だったが、
劇場版と言うことでバトルモード大解放の派手な作風ですね。

社会学的にどうか、人間の幸福としてはどうか、と言う結論は出ませんが、
海外の凄惨な状況を見せることによって初めて、
管理された平和という未来を視聴者が考える流れの結末にはなったと思います。

シビュラは統合知生体なので人間とは異なるものですが、
分離することにより一個人としての知性に戻ることもできる。
常守などを相談相手にすることもできるという存在ですが、
官僚的な思考が問題であるとも指摘されています。
例えば中国の歴史は官僚(宦官)の腐敗の歴史ですが、
いかに民衆を苦しめたとはいえ三国時代のジェノサイド的戦乱は回避してきました。

物語は終わってはいませんがひとまずの区切りで人の社会の在り方について、
思慮の足りない一個人ではありますが考えさせられた作品でした。

投稿 : 2017/10/12
閲覧 : 752
サンキュー:

37

ネタバレ

shin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろがったがサイコパス?

狡噛さん復活!
キャラクターとしては問題なくおもしろかったです。
ギノさん、朱とのやりとりもウキウキでした!
サイコパスファンにはたまらないものでしたね!!

ただ、サイコパスらしいサイコパスな事件や、頭脳戦がなくちょっと残念、

独裁者のサイコパスはどうなっているのか!?という問いはちょっと考えされられいいかんじ!やっぱり免罪体質になるのでしょう、

あんまり次があるのかを議論するのは好きではないですが、狡噛さんが戻ってくるなら充分できそうですね!
霜月監視官という爆弾もいることですし 笑
(実はあの感じ好きだったりします 笑)

ということで、次を楽しみにしています!で、劇場版レビューを締めさせてもらいます!

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 416
サンキュー:

10

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シビュラよ、あなたは何処へ行く

例の事件からさらに一年半。
テロリストが東京に侵入します。
その影に狡噛慎也が・・・
舞台は国家的な陰謀が渦巻く海外へ。

本作は、再び常守茜と狡噛慎也が主役となります。
別々の道を歩く二人は、まるで理想と現実を表しているよう。
しかし、それは対立ではなく理解。
その互いを思いやる距離感が心地いいです。

管理された平和な世界。
自由だけど紛争の世界。
果たしてどちらが幸福か?
それは多分、一義的には決しえない。
人類は苦悩しつつ、その方向性をぼやっと見出すんだろう。
その鍵は、自分で考え行動すること。
そんなことをなんとなく考えました。

シビュラを作ったのも人間、シビュラを利用するのも人間、シビュラに支配されるのも人間。
常守茜のような人道主義に根差した思想により修正されることを信じて・・・

投稿 : 2017/08/19
閲覧 : 472
サンキュー:

22

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1、2、劇場版と続けて観ました。

この劇場版は敵のキャラに魅力が無さ過ぎます。

相変わらずシビュラは常守のこと好きだなぁ・・・と思いました。

投稿 : 2017/08/15
閲覧 : 400

フロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「俺は妥協を覚えた」

手放したモノ、手に入れたモノ、
もう戻らないモノ、勝ち得たモノ、

公安局の面々にとって大きな区切りになるこの作品
管理された自由を否定したモノ、
統治された幸せを肯定するモノ、

道を違えた相棒同士が
どのように足を進めるのか

「面白がった」の一言で終わらず
深く深くテーマについて考えさせられる映画でした

投稿 : 2017/08/13
閲覧 : 454
サンキュー:

2

ネタバレ

Keiner さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バトルアニメサイコパス

本編に関わるようなストーリー上の進展は特になく、薄口なストーリー。コウガミさんと常守監視官を全力でよいしょする内容。

アクションシーンの気合いのは入り方が異常で、ゲリラコウガミがバトルしまくる。もはやサイコパスとか関係ないじゃん、とツッコミたくなる。

常守対コウガミ、コウガミとギノの共闘など、バトルアニメの熱い展開はしっかり押さえてあって、普通に嬉しい。が、もはやサイコパスとか関係ない、、、

久々の再会の割りに、常守監視官の反応がちょっと淡白なのも惜しい。二期で鉄人っぷりを見せつけた常守監視官も、内面ではコウガミさんに依存していて、押し隠していた弱くて甘い部分が、コウガミさんに会えば出てくると思っていたが、やっぱり鉄人でした。

さらに言えば、コウガミさんがゲリラやってる理由は釈然としないし、何で無理に英語台詞入れたのか理解できないし、といくつかツッコミたいところはある。

しかし、外伝作品と思って評価すれば、普通に楽しいし、バトルもかっこいいので、見て損はない。
サイコパスはどこへ向かっているのか、考えさせられる。

投稿 : 2017/08/10
閲覧 : 322
サンキュー:

3

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シビュラが問いかける治安維持のあり方

世界観:8
ストーリー:7
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:6
合計:35

人間の精神を数値化するシビュラシステム管理下の2112年、新人監視官の常守朱と執行官の狡噛慎也は、ある大事件の黒幕・槙島聖護と出会う。狡噛は自らの信念を貫き槙島に復讐(ふくしゅう)を果たした後、姿をくらます。2116年、日本政府が輸出したシビュラシステムを内戦状態のSEAUn(東南アジア連合)が実験的に導入するが、SEAUnから日本へテロリストが送り込まれ……。
(公式HPより)

以前から視聴したかった作品で、週末に時間があったので視聴しました。
虚淵玄氏の脚本ですので、ストーリーには最初から安心していましたが、一部に映画向けとも思える派手な演出(ちょっとグロいシーンや、アクションで)などありつつも、必要なリアリティを保ったまま着地させており、楽しめました。

狡噛のその後は描く必要があり、海外に飛んでいるのも不思議ではなく、日本で一定の成果を収めているシビュラシステムが世界展開されていくのは自然な流れ。日本以外の世界各国がみんな荒廃しているというのはちょっと違和感がありますが、そうでもしないとシビュラをそのまま導入するなんて国はない(当然、シビュラをブラックボックスにしたままでは無理)でしょうから、これも巧い設定です。

{netabare}そして、独裁者や軍人の犯罪係数が高く、シビュラシステムを導入するとなれば本作のような展開になることも自然です。

今回、軍人たちは犯罪係数がOVER300でしたが、戦争等で命令や正当防衛的に殺人をできる(未遂含む)人に対する、シビュラの犯罪係数はどうなるのでしょうか。もしこれがOVER100(潜在犯)になるのなら、いくらでもいて収拾つかないですよね。

一方、シビュラは人間の頭脳であることを考えると、殺人をケースバイケースで問題ない行為だと認めてしまうのは怖いというほうが一般的なようにも思います。

遺伝子レベルの素質によって機械的に判別され、その人それぞれの考えは反映されないのであれば話は早いのですが、サイコパスの値は恐怖に怯えた時等に変動しているので、その人の感情や考えというものも材料に判定されているのですよね。どんな風に測定されるのか考えると、ここは突き詰めると難しい設定なのかもしれません。

今回はシビュラに助けられるシーンもありました。シビュラも悪くないという面を出し、どのように治安(世界平和)を守るのかを双方から考えさせられます。現代は民主政治が基本ですが、衆愚政治にもなりかねないので、シビュラ(スーパーコンピューター)が名君であればそれもアリとも思えます。

また、最後のあたりですが、狡噛だけでなく宜野座にもポジションを与えてくれていました。今は上下関係が逆になりましたが、朱のことを心配してきた思いは彼のほうが深いはず。良いシーンでしたね。

狡噛は戻らず…。この作品自体、今後もシリーズで続いていきそうですし、出てきたり出て来なかったり、という感じで進むのでしょうね。ファンは多そうなので、恋愛に発展するのは難しそう。

あと、朱のサービスシーンが結構多かったような(女性にしたら狡噛の肉体美もそうかも?)。「萌えやエロはない」と言われる作品ですが、製作者側はいかに萌えに傾かず、色気のないエロさ(これはエロではないか?)を表現できるかを追求しているようにも思えてきました。{/netabare}

EDに「名前のない怪物」が使われたのは嬉しいですね。静と動を併せ持つアップテンポな曲は好きです。

欲を言えば新展開や主要キャラ以外に脇役を育てる描写があれば良かったと思いますが、第一期が好きな方なら楽しめると思います。

(2015秋視聴→2017.6調整)

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 477
サンキュー:

35

レタスの人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

三作品中で唯一落胆してしまった

今後の問題について、動きについて等の示唆、サブ設定のお披露目等を軽く紹介して今まで大切に扱っていた重いテーマは今回は特に無い

取り敢えずかっこいいサイバーパンクを目指していたのかもしれないが、それこそサイバーにしては今まであったどこぞのハッカーの好きなギブスンの様な世界はさほど介在しない

アメリカのアクション映画のようにわかりやすくキャッチーなお話に作りたてるのも結構なのだが、はっきり言って敵にまったく魅力が無いのも大きな問題だ

攻殻機動隊イノセンスのカニ野郎がラスボスだったらどうする、嫌でしょ?
せめてあのオッサンにももう少しイカした描写がほしかったが映画と言うこともあったのだろうか
いずれにせよ無いものは無い
2期のマザコンの方がよっぽどイカしていた(あいつはキャラ立ってからの活躍が短くて豆腐メンタルだったから結果的に残念だっただけ)


私はどんなクソアニメでもそうそう扱き下ろす事は無いが、相当な期待を寄せていた分か本当に落胆した

投稿 : 2017/04/02
閲覧 : 307
サンキュー:

1

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界のシビュラへ、そして戦いは続く

1・2期に引き続き視聴。

劇場版ということで全体的なクオリティーは非常に高い。キャラデザはこれまでに比べると若干スリムで精悍な顔つきになった印象。また戦闘シーンにかなり力を入れており、作画やCG(特に背景)はさすが劇場版。

物語の舞台は海外。シビュラシステムが海外に輸出されるという設定は面白い。これまで内側から見ていたシビュラの在り方について視点を変える、というのが作品の大きなテーマだと感じた。ただ全体的に常守と狡噛の単独行動が多く、群像劇としての出来栄えは1期には敵わない。また海外での任務ということで基本的にドミネーターが使用できず、爆撃や肉弾戦がやたら多めだったのは少し残念。やはりサイコパスの魅力の一つはドミネーターだと思うので、海外でもドミネーターをもっと登場させてほしかった。

基本的にアクションありきで、作品全体のメッセージとしてもやや弱いか。個人的に狡噛の今の立ち位置がとても評価しにくい。狡噛に槙島の横顔を感じさせるあたりの演出は面白い。狡噛は1期で槙島とともに描き切った感があるので、全体的に彼の扱いが難しいのではないかと思った。悪くはないが、やはりテレビシリーズの方が全体的に締まっていた気はする。

展開としてはシビュラの掌で踊らされていた常守たち。常守の言によって民主的選挙を再度行ったものの、今のところ未来への兆しにはやはりシビュラの影がちらついている。今後の常守らとシビュラの戦いが厳しいものになることが仄めかされているが、作品としては本作が一つの区切りと思われる。

1期から久しぶりに夢中になって楽しませてもらったお気に入りの作品。かなりグロテスクな表現や社会派的な要素が強い作品を見るのはすごく頭が疲れるのだが、個人的にこの作品に限っては好きだなあと再確認。

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 346
サンキュー:

10

kituneme さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観

なかなかの世界観
なるほどこういう設定の世界があったら、、、

登場人物の個性もなかなかおもしろかった。

投稿 : 2017/03/01
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正義<システム>の世界は進化する

長期の内戦状態下にあったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)は、紛争地帯の中心部である首都・シャンバラフロートに日本のシビュラシステムを導入する。これによって、シャンバラフロートは平和になったと思われた。
そんなある日、武装した不審な集団が日本に侵入する。その集団は日本の警備体制を知り尽くし、シビュラシステムの監視を潜り抜けてテロを計画していた。シビュラシステムが導入されて以降、前代未聞の密入国事件にツネモリアカネは公安局刑事課一係を率いて出動し、対峙する。やがて、そのテロリストたちの侵入を手引きしていると思しき人物が浮上するが、それは公安局刑事課一係の元執行官にして朱の元同僚・コウガミシンヤだった。アカネはコウガミの真意を探るべく、単身シャンバラフロートへ捜査に向かうところから物語は始まる。
-------------------------------

コウガミさんの存在はかなり大きいデス。
バトルシーンも迫力があります。
チョコチョコと英語だったりするので、分かり辛い部分もありましたが、全体的には面白かったと思います。
アカネちゃんとコウガミさんとの対峙シーン、凄かったデス。コウガミさんに負けず劣らずで、アカネちゃん、カッコ良かったデス。
コウガミさんとギノザさんの男同士の友情にもウルツっときました。

投稿 : 2017/02/25
閲覧 : 347
サンキュー:

3

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

厚労省シビュラ君の海外研修自慢

もっと海外の厳しい現実という熱湯を、島国の平和ボケ気分に浴びせられ、
シビュラシステムに打ちのめされるかと思いきや、
私が考えていたよりは、意外とぬるま湯だったこと。

海外でも変らない主役級の芯の強さに嬉しくなる一方、
相変わらずなシビュラシステムの“性格”には、ガッカリだったこと。

以上のことで私はあまりスッキリした余韻は残りませんでしたが、
その引っかかりから色々思索できた点は有意義だと感じた作品。


見ていてシビュラに対して改めて思ったのは、
{netabare} シビュラシステムは一体いつになったら酒とタバコを楽しみ、
紙の本で読書するのかということ。

このシビュラの娯楽、芸術・文化に対する
頑ななまでの拒絶反応は一体どこからくるのでしょう。


『サイコパス』というコンテンツは、
2002年の健康増進法や、国民の体型にまで介入するメタボ検診
それらに基づいた禁酒、禁煙の指導など、
一部で“健康ファシズム”と揶揄される厚労省の国民管理を
近未来世界にて先鋭化して描写してみようという着想が、
一つの起源というのが私の見解。


TVアニメ1期にて{netabare}ストレスケアし過ぎて、
無感覚状態に陥るユーストレス欠乏性脳梗塞になり仮死状態にまで至るという
娯楽、文化規制を多用するシビュラシステムの“副作用”が提起されましたが、
シビュラはその辺りは見て見ぬふりですねw{/netabare}


さらに2期では{netabare}社会管理システム権限を巡る
厚労省と国交省とのタテワリ対立構図も示唆されましたが、 {/netabare}
どうやら厚生労働省所属のシビュラシステムには初期段階で、
社会を厚労色に染めるための相当な力が働いているようですw


本作の東南アジア国家でのシビュラ&体制側と反体制側の戦いでは
シビュラ側の綺麗だが画一的な未来都市とまたぞろ始まる酒類規制。
それに対するゲリラのアジトも兼ねた寺院と思しき歴史遺跡群。
シビュラの外に残る酒と信仰と文学。
その対比が印象的。

シビュラの手のひらの上の“合理的”な謀略の中で、
憲兵にアジトごと破壊される歴史遺産等は象徴的な構図に感じました。

最後は“自己評価装置”として泳がせていると思われる主人公に質され、
シビュラも民主主義的手続きという化けの皮くらいは被り軟着陸を図りましたが、

今後、シビュラの海外進出の際、
この地域の歴史、伝統文化を重んじない姿勢は懸念材料。
日本国内では時代の流れで済んでも、海外ではグローバリズムによる文化破壊になり得る。


“海外経験”を積んでも性格が変らない辺り、
シビュラはホント頭の固い官僚主義だなと思いますw

自己を省みず、とかく“海外”という文句に弱い島国の監察官に、
海外の現実を交えて、シビュラの有用性を説くシステムの姿に、
日本の会社や官僚組織にありがちな経験値の乏しい、
ただ箔を付けるためだけの海外研修報告が重なりましたw


私がこうした捻くれた考えを抱いてしまうのは、
劇場版公開から、最近になって私が鑑賞するまでのわずか二年の間に、

人工知能が書いた作品が、小説賞の一次選考を突破!

ヤフー知恵袋の恋愛相談で、人工知能の回答がベストアンサーを乱獲!

といったこれまで人間の専売特許と思われた部分への、
AIの進出が話題になるという時代の横風を私が受けたからだと思われます。


AIは想像以上に芸術・文化、冗談に通じていく存在として捉え直す必要があるようです。

ましてや、有用と判断した人間の思考を“物理的”に糾合しているシビュラシステム。
このまま、まるで厚労省の縄張りにでもこだわるかのように、
芸術や娯楽をタブー視していたら、
22世紀のシビュラが100年前の人工知能に遅れを取りかねませんw{/netabare}


シビュラシステムも『サイコパス』というコンテンツも
確かに岐路に立たされているようです。

投稿 : 2017/02/20
閲覧 : 528
サンキュー:

33

ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

賛否があろうが、個人的には高評価

シュビラシステムを海外へ。

平和を願い、シュビラに託す裏では、
やはり争いは絶えないようですな。

一番気になっていたのは、国外逃亡した狡噛のその後・・・

日本へ密入国してきたテロリスト。
そのテロリストは薬付けにされ脳内記憶を読み取られ、狡噛記憶がシュビラにバレタ・・・
(って相手が潜在犯だと日本もやりたい放題だなと←)

密入国した武装者のルートを抑えるため、
シュビラシステムの輸出先へ常森が赴くことから物語スタートです。
{netabare}
シュビラの導入が開始されてまだ間もない東南アジア連合(シーアン)。
シュビラによって国民の犯罪係数が図られ、潜在犯の首にチョーカーがつけられます。

犯罪係数が上昇すれば、首のチョーカーが作動するという画期的な・・・って
ただただビクビク暮らしていかなければならないということなのかしら?

同時にシーアンは内戦状態となっていてゲリラ紛争が多発しています。
そのリーダーが狡噛だったというわけです。

事件捜査として常森は内戦地へ行きますが、
狡噛との再開は、息を呑む展開でしたね~。

銃向けながらの「お久しぶりです。」はよかったです←

狡噛と行動を共にし、狡噛のしてきた事(民主化運動)への理解と
政府(独裁者の犯罪係数)への不信感を感じた常森。

確信へと迫る展開にはドキドキハラハラでした。

結局のところ、シビュラ導入には裏があった。

シーアン軍部の人間はサイマティックスキャンを受けておらず、
首都シャンバラでは不公平なシステムが稼働していた。

それもシビュラの思惑の内。
効率よくシャンバラにシビュラシステムを導入したい。

その為には、犯罪係数を裏でいじられていると知っていても
相手がどんなやつであれ利用する。
シビュラが行きわたった時点で、軍内部の不正者はもともと排除する。

頭いいなシュビラ。流石だわ!

ただ、やはりシュビラの在り方に疑問を持った者や、
シュビラによって世間から除け者にされてきた人々の反逆は終わらないですし、

シュビラ自身が免罪体質者を裁くことが出来ず、
また不公平な社会を生み出す世界ですからね。

「シビュラシステム」の導入の是非を選挙で決めろっていっても
結果シュビラがトップになってしまうんですから・・・


最後の「正義は進化」とは意味が深いですね。

シュビラと反政府・・・どっちが正義なのやら・・・

シビュラの支配はまだまだ続き、
そのシステムを擁護している政府への反発も続きそうです。

{/netabare}
劇場版との事で、やはり迫力が違います。
バトルのクオリティーも高いですし、BGMやサイコパス独特の世界観。

1期の雰囲気をそのまま生かした作りになっていて、
個人的にはかなり良かったと思います。
常森と狡噛の絡みだけでなく、宜野座と狡噛の絡みも懐かしい~。

国外が舞台ですので、声優さんの発音が気になるという方も多いでしょうが、
日本人が海外へ行ったら発音なんてあんなもんじゃない?

狡噛と常森の発音なんて気にならなかったわ。

劇場版EDに1期のEDだった「名前のない怪物」を使ってくれたことへも
個人的には高評価です。

投稿 : 2017/01/24
閲覧 : 309
サンキュー:

17

やしうり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いわゆる゙サイコパズ設定はもうムリクリねじ込んだ感じ?

無印の「PSYCHO-PASS サイコパス」が好きです。特に、宜野座と六合塚さん(伊藤静様)が好きです。
「PSYCHO-PASS サイコパス 2」に関しては、あまり内容を覚えていません。
そんな人間の感想です。

劇場版では、キャラデザがちょっと変わった感じがした。みんな顔が少し優しくなってノッペリしていた。だから宜野座も六合塚さんも、ただのモブキャラになっていた。悲しかった(;_;)あの憂いを帯びた顔はどこへ…
その分゙敵゙に相当するキャラの造形や登場の演出が少しばかり派手で、よっぽど活躍するのかと思いきや…もはや顔も思い出せない(^.^;

内容的にも、ロボットが活躍するシーンが多くて、「攻殻機動隊」を見ているのかと錯覚した。初っ端いきなり「攻殻~」のイシカワみたいなキャラ出てくるし(^.^;
すっかり自信に満ち溢れた表情の常守朱も、完全に草薙素子と化してたし。

総じて感想は、無印作品中盤以降の内容を2時間弱に凝縮して舞台を外国に移した感じで、゙これぞサイコパズなOP・劇伴(SE)・EDで雰囲気はあったけど、捉え所・見所・ドラマ性がなくて予定調和的に完結した印象で、ファンとしては要らない作品でした。

投稿 : 2016/11/21
閲覧 : 400
サンキュー:

6

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2期残念だと思った人も劇場版は楽しく見れるのでは?

1作2作の細かな復習とか必要なくわかりやすい内容になってたのがよかった。
2期が1期の期待に副うものだったかは賛否あり2期残念だと思った人も劇場版は楽しく見れたのではないかと思う。
2時間という枠の中に詰め込むも内容としてもかなり良く、サイコパスとしての作品、シビラシステムとしての帰結はこれでよかったと思う。

100点中82点

投稿 : 2016/11/19
閲覧 : 323
サンキュー:

4

あすかたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

うーん・・・・・・

サイコパスの1期が好きだったので見ました。
狡噛さんがでると聞いていたので期待してました。

話も別につまらないわけではなく、ちゃんとハラハラするときはハラハラするし、安心する場面は安心するし、朱ちゃん頑張れ!と感情移入もできるのですが、なんだろう、なにかが足りないと感じました。

投稿 : 2016/11/07
閲覧 : 246
サンキュー:

2

ネタバレ

craftbeer さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安全の輸出?

サイコパスの番外編であり、次作がある可能性に対しての区切りにもなっている感じです。

あらすじとして、ある国内事件に狡噛が関与していた疑いから、潜伏先へ常守が海外派遣され、その先で狡噛と行動を共にすることで、メインキャラが常守と狡噛の1期のコンビでストーリーが進みます。
1期と2期の雰囲気の違いとして、狡噛の存在によってストーリーがワイルドで男臭い雰囲気になるという印象の差を感じていましたが、戦闘シーンなどを見ても今作はよりその傾向が強い感じです。
主要キャラはほぼ登場しますが、2期から登場したキャラが入れる余地はあまりなく、1期から今作へ飛んでいるような印象があり、狡噛の存在感が強いというのを再認識しました。ただ次に狡噛が登場することはないと考えると、これでサイコパスはおしまいなのかと少し残念にもなります。

EDが1期の曲だったのがとてもよかったです。

投稿 : 2016/10/30
閲覧 : 309
サンキュー:

6

ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

踊らされる捜査線上のサイコパス

時系列は2期の後とされている意見が散見されますが、それだといないはずの人がいたり、シビュラのバージョンアップ(ダウン)が無かった事になったりしてしまうので、恐らくサイコパス1期終了時~2期までに起きた事件。(ギノさんの髪の長さを見れば2期の外伝では無い事も分かる。)東南アジア連合/シーアンに試験的に導入されたシビュラシステム、それを牛耳る官僚、その支配に抵抗する人々の姿などが描かれます。

テレビ版と比べて残酷シーン(主にドミネーターによる執行)の描写があからさまになっているので苦手な人は注意が必要です。

一係のメンバーは1期エピローグで顔見せのあったメンバー通り。朱とギノさん、六合塚さん、霜月監視官と東金、雛河執行官の6名。雑賀先生と唐之杜さんも少しだけ登場します。

独白からの狙撃シーン、捕物アクションと、冒頭はいかにも映画という展開。

アクションシーンについては劇場版ならではの作画の美麗さとスピード感がありましたが、ドミネーターが鈍重。犯罪者を追う攻勢の立場にある場合はともかく、乱戦において犯罪係数の測定と形態の変形を待ってから反撃というのにはリアリティが欠けていました。アクションの流れが止まってしまう印象を受けてしまうのでした。

続く朱の友人の佳織の結婚のお話のシーン。シビュラの正体を知っているか否かに係わらず(知ってたら尚更)マシーンが決める恋人適正とかは私なら御免被りたいです。1期の槙島の言葉を借りれば「家畜扱い」にも等しい気がします。

テクノロジーについて
{netabare}
スパイドローン"ダンゴムシ"。現代でも実用化されている技術の延長上にあるものという印象ですが、半自立型で超小型、超高性能にという印象。カメラや触手状の端末を備えたカニみたいな形状のロボです。

スーパーボールみたいに弾むスタングレネードについては通路の曲がり角とか遮蔽物に隠れている相手に対しては何らかの有用性があるかも知れませんが、本作でこれが用いられる場面には全く合理性を見出せませんでした。それに外見をホロで偽装出来るなら、駐車場の地面の色に似せて転がすか、せいぜい動作の挙動が似ているスーパーボールとかカラーボールにすべきで、公安局のマスコットキャラ"コミッサちゃん"にするなど最悪の選択なのでは?という感想を抱いた次第。非常に残念な演出でした。

強襲型ドミネーターについて。元々可動部分が過度に多いドミネーターですが、2期でも登場した強襲型ドミネーターはさらにガチャガチャと変形しまくります。マシンとしての耐久性への疑問と、けれん味を加えているだけなのではないかという少し嫌な印象が残りました。設定上では壁越しから射的が可能なドミネーターとの事ですが、本作で使用された状況はそれに該当せず‥。ならばドミネーター+光学照準器+ストックの方がスマートでリアルな気がします。あんなにゴチャゴチャした形状のライフルなんて持ち辛くて敵わない。姿勢制御が大変そうです。片腕サイボーグのギノさんだから扱えたのかも知れません(笑)

言語翻訳機については作中では詳細な説明はありませんでした。1フレーズ聞き取ってから始めて翻訳可能になるタイプの様です。これについては手前味噌ながら「 タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」にテクノロジーのそれらしい説明がありますので、ご興味を持たれた方は御一読されてもよろしいかと思います。
{/netabare}
本編について
{netabare}
狡噛と傭兵のリーダーデスモンドの会話はいかにもサイコパス風味なのですが、填島とか雑賀先生とかの会話と比べると物足りない印象。まぁこういう衒学的な会話は映画には向かないのかも知れません。仕方なし‥。

朱の身の回りを世話をしていた給仕の人、色相が一定以上曇ると神経毒が体内に流れ込み死に至らしめる首輪をしていましたが、街頭スキャンやドミネーターで犯罪係数を計られるよりも遥かに無情な印象を受けました。人の手を介さない裁きという所に残酷さがあるのです。

朱の判断も軽率。非合法に首輪を外せば良くない事が起こるに決まっているのに情にほだされたのかやってしまいました。後の事情を知れば給仕の少女の死は免れなかったとも言えますが、いつでも法を遵守する傾向にある朱にしては思慮の足りない行動だったのでは思います。

朱は1期の時と比べて、より狡噛を倣っている様にも見え、心身ともに格段に強くなりましたが、上の様な未熟な面もまだあるとは少し意外でした。

クライマックス、狡噛のピンチにギノさんが駆けつけて共闘という流れには、少なからぬあざとさを感じましたが、同時に心躍るシーンでもありました。二人の息がぴったり合った戦いぶりを見ると、その良コンビ振りに感慨深いものを覚えます。

そして続く名シーン?ギノさんのお仕置きパンチ。当然そうなると予測していながら、この映画では貴重な笑えるシーンでした。狡噛傷だらけなのにフルスイングとかちょっと心配になりましたが、ギノさん左腕使ってないし大丈夫だよね(笑)

全体を通して、支配者をくぐつにして祭り上げ、権力を掌握させた後に奪い取るという物語は古典的過ぎる色合いが強く、面白みが感じられませんでした。それだったらシビュラという※SF設定を無視しても物語が成立してしまう気がするのです。SFならではのテーマの提示を怠った作品になってしまっていたのではないでしょうか?

※:例えば王権争いで勝利した後に、王でなくその側近が権力を掌握するとか、あるいは王を殺してその側近がその地位につくとか、古今東西これに似た話は無数にあります。作中のハン議長を模した義体についてもアレクサンドル・デュマの古典ダルタニャン物語の一つ「鉄仮面」における双子を利用した陰謀と類似性が見られます。陰謀では無いけれど、入れ替え物語としてはマーク・トウェインの王様と乞食とかも‥。

最後に英会話について、冒頭の物語の舞台が海外であるという印象を与える場面を除き、必要なかったのではと思われました。私はあまり英語に堪能なやつではありませんが、殆どの英語台詞にネイティブのものとはかけ離れた印象を受けました。(英語圏にいる人が観たらがっかりしてしまうのでは?)
{/netabare}
1期の槙島や2期の鹿矛囲の様な魅力ある人物が現れるわけでもなく、霜月監視官はまだしも、六合塚さん、東金、雛河執行官、の出番も冒頭以外殆ど無し。典型的かつ派手目のアクション映画として凡庸に収まった感のある劇場版でした。

投稿 : 2016/10/02
閲覧 : 455
サンキュー:

29

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

狡噛慎也と常守朱子

シュビラシステムを日本が輸出し、犯罪がなくなったとされるアジアの国が舞台。

日本に密入国した武装者のルートを抑えるため、シュビラシステムの輸入先へ赴く主人公。平和な世界の裏ではどうも何かが蠢いていることを察知し、行動を起こす。

狡噛慎也と常守朱子の関係が、初期と比べると変化してきており面白い。

猟犬と頼りない新人飼い主の関係から、野生の狼と、立派な猟犬使いに変化を遂げている。

それぞれ独自で突破する能力を持ちつつ、協力体制によりさらに力を発揮するところが良い。

反政府組織のリーダーとなっている狡噛。仲間たちの心の支えとなっていて、またそれを断らない狡噛の性格をわかっている朱子は、狡噛の背中を良く見ているなと感じた。

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 276
ネタバレ

K.S さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても面白かったです。

ひどい事いうなウォンさんよ
残りカスだなんて・・・

やっぱり狡噛がいると面白いな・・・
常守の笑顔も見れたし。
{netabare}
シビュラなんぞがあったら世界中で何人の人が普通に生活出来るんだ?
もしあったら やっぱ最悪だね。このシステム。{/netabare}

投稿 : 2016/08/21
閲覧 : 289
サンキュー:

5

ネタバレ

たべる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

狡噛のその後と、世界の話。

時系列的には公開順通りで、1期→2期→映画のようです。
2期まで観てからじゃないと理解しづらい部分があります。

狡噛のその後が描かれているので1期のファンなら十分観る価値あり。
{netabare}常守と狡噛、正義を貫き孤高奮闘していた2人の出会い頭{/netabare}のアクションシーンになんだかグッと来てしまいました。

本作のテーマとしてシュビラシステムを外からの視点で描いているのがおもしろいと思いました。
映画だけで使いきってしまうには勿体ないような気もするけど、これはこれで最後はスッキリまとまってます。

日本人キャラの話す英語がカタコトなのは良いんですが、外国人キャラに英語を喋らせるならもう少し流暢に話せる声優を使ってほしい…と思いました。

投稿 : 2016/08/08
閲覧 : 240
サンキュー:

6

ロリっ娘prpr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

日本語でおk

こうがみさん久しぶりに出てきてよかったけど、別に無理して英語にしないでもいいと思った。

ストーリー展開としてはまあ可もなく不可もなく、微妙なところ

投稿 : 2016/07/11
閲覧 : 264
サンキュー:

2

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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスのストーリー・あらすじ

世界は禁断の平和(システム)に手を伸ばす。
2116年――常守朱が厚生省公安局刑事課に配属されて約4年が過ぎた。
日本政府はついに世界へシビュラシステムとドローンの輸出を開始する。長期の内戦状態下にあったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)のハン議長は、首都シャンバラフロートにシビュラシステムを採用。銃弾が飛び交う紛争地帯の中心部にありながらも、水上都市シャンバラフロートはつかの間の平和を手に入れることに成功した。シビュラシステムの実験は上手くいっている――ように見えた。
そのとき、日本に武装した密入国者が侵入する。彼らは日本の警備体制を知り尽くしており、シビュラシステムの監視を潜り抜けてテロ行為に及ぼうとしていた。シビュラシステム施行以後、前代未聞の密入国事件に、監視官・常守朱は公安局刑事課一係を率いて出動。その密入国者たちと対峙する。やがて、そのテロリストたちの侵入を手引きしているらしき人物が浮上する。
その人物は―― 公安局刑事課一係の執行官だった男。そして常守朱のかつての仲間。
朱は単身、シャンバラフロートへ捜査に向かう。自分が信じていた男の真意を知るために。
男の信じる正義を見定めるために。(アニメ映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年1月9日
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪主題歌≫凛として時雨『Who What Who What』≪ED≫EGOIST『名前のない怪物』

声優・キャラクター

花澤香菜、野島健児、佐倉綾音、伊藤静、櫻井孝宏、沢城みゆき、東地宏樹、山路和弘、日髙のり子、神谷浩史、石塚運昇、関智一

スタッフ

ストーリー原案:虚淵玄、キャラクター原案:天野明、 総監督:本広克行、監督:塩谷直義、脚本:虚淵玄/深見真、キャラクターデザイン:恩田尚之/浅野恭司/青木康浩、総作画監督:恩田尚之、色彩設計:上野詠美子、美術監督:草森秀一、3D監督:三村厚史、撮影監督:荒井栄児、編集:村上義典、音楽:菅野祐悟、音響監督:岩浪美和

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