るるかん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アカギの美学
赤木しげるの闘牌は芸術作品に近い。麻雀を突き詰めた人なら、赤木しげるがやっている事の凄さ、言っていることの的確さ、完璧な理論、人智を超えた感性、・・・そう彼は美学であり、麻雀をする上では、とうてい届かない神の領域にいる人なのだ。リアルではあり得ない神の御業をこのように表現できる福本先生には感謝の言葉しかない。麻雀をやっていれば、アカギのようになってみたいと思わせる、夢のある話なのだ。
アカギの最期は『天』を読めば分かるが、アカギの麻雀には最期まで一点の曇りも無かった。あるのは美学だ。彼は最後までそれを貫く。彼ほど神に近い人間キャラはいないのではなかろうか・・・麻雀だけに限ればアカギを凌ぐキャラは見当たらない。同等ぐらいのレベルで哭きの竜ぐらいだろうか・・・。