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「寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
1615
棚に入れた
7770
ランキング
489
★★★★☆ 3.8 (1615)
物語
4.1
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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寄生獣 セイの格率の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

うらキング さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

弱さゆえの強さ。

随分昔に
原作を読んだ事は覚えているのですが、
もう内容は殆ど・・・

序盤の展開などは観たら思い出す感じ、
中盤以降は全く記憶から消えてました。

だから既視感なく観られました。


{netabare}
寄生生物は寄生してこそ強いですが、
寄生しないと生きれないほど弱い。

寄生していると思っている者は
思われている方から思われている。

何を以てして強いとするのか?
{/netabare}


結構深~い所の話をしてると思います。


原作もこんな話だったっけ?


人間と化物の戦いの話。


化物からすれば人間が化物であり、
要はものさしの違い。


結局、化物と化物の戦いの話?
いや、ただのバトルものではないな…


そう、各々が生きるとは何かって事。

興味が湧いた方は是非ご覧あれ。

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 308
サンキュー:

10

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

生きるって

原作未読

ある日 未知の生命体(パラサイト)が日本に飛来
それは 動物に寄生して生きる寄生生物
特に人間に寄生し、脳を含め体全体を乗っ取る
彼等の主食は人間 人を殺し、それを餌として生存する
主人公の男子高校生 泉新一もこのパラサイトに寄生されるが
このパラサイト新一の脳を乗っ取ることに失敗、右腕に寄生
そこから、一人と一匹の奇妙な共存共闘生活が始まっていく

パラサイトは人を餌とするのだが、新一に寄生した奴は人を食わなくても
生きている。(ここがミソ)その名をミギー 右手だからミギー (まあなんと安直なネーミング)

ただパラサイトの中でも賢い奴がいた
人間に寄生したパラサイトの数が人間に比べ圧倒的に少ないこと
人間もそんなに馬鹿じゃない いつか必ずパラサイト側が淘汰される
それに気づき、人間との共存を試みようとする。
彼女のテーマに一番近い存在 それが新一とミギーの関係だった。

声優
ミギー役の平野綾さんの好演が光りました
信長君は安定してました
花澤さんはあまり目立ちませんでした
田村玲子役の田中敦子さん 冷たく不気味な感じと 彼女の死に際のシーンに見せた
少し暖かい感じの演技 これも光りました

作画は普通かな キャラデザは好みでしょうけど 今時にしてはちょっと古めかしい感じ
昔の漫画原作で、雰囲気だけでも維持しようとしたんでしょうけどね

OPはロック調で個人的には ハイNGです!(正直うるさいだけにしか感じなかった)

そんなことより何より深いテーマ性のある作品でした。

以下感想をポエミーに書いてみます。

やはり人間は思あがっているのか?

地球上に住む生命体はそれぞれ依存関係にあり
共存すべき存在なのだよ

人間が生きるために 動物の肉を喰らう

人間が喰らわれる立場になったら どう思うんだい?

人間はそれを否定するのかい?
では、君が生きるためにやっていることは何なのかね?

ステーキも生姜焼きも喰うだろ?
それともベジタリアンなのかい?

それはやっぱり人間のエゴだよ

地球上に存在する動植物はみんな家族なんんだ

君は生きるために 兄弟を殺している

親である地球も悲しんでいるよ

●近年稀に見る 強いメッセージ性をもった作品でした。

投稿 : 2015/04/15
閲覧 : 335
サンキュー:

22

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異形の哲学者

【誤字修正】


アニメとしてもう少し映像に華があってもよかったのではないかと思うが、主題とのバランスをとった結果なのだろうか。


人間とは何か。

中学生が一度は考えそうな主題だが、別の言葉で言えば、「世界にとっての人間/人間にとっての世界」の意味という、普遍的な哲学上の難問でもある。

このような問いかけと思索は、語られる内容を知ろうともせずに放り出そうとする、脊髄反射的なアレルギー反応を引き出すことも少なくない。
「世界」の外側から世界を見下ろすような印象を持たれがちなこの種の思索は、インテリが特権的な立場から高説を垂れることに対する無教養層の条件反射的な反感を思わせる、感情的な拒否反応を引き出しがちなようだ。

ヒトを捕食する「寄生生物」というまさしく「世界」外の存在の視点を導入し、これとの抗争というアクションを盛り込むことで、この主題に付きまとう反発を回避して物語としてまとめ上げる語り方は、ミギーという特異な「寄生獣」の重ねる思索を、人外という設定によって逆説的に受け入れやすいものにし、物語と有機的に絡み合わせることに成功している。

主題の展開への慎重な計算は、非生物的な音声であった語りが、非人間的な「人格」を感じさせる発話へと変わってゆく、ミギーの声の変化の演出にも表れている。(この演出によく応えた平野綾の演技は特筆されていい)

この変化は、ひたすら情報を収集し、事物の構成として真理を世界に見出そうとする伝統的な形而上学者のようであった誕生直後の思考が、意味と価値の構造として世界をとらえようとするフッサール的な地点へ移行してゆくミギーの思索の深化を、的確に暗示したものだ。

物語の最後に至っても決して「人間」化しないミギーの思索は、製作者のバランス感覚が確かなものであることを窺わせる。

あくまで人外の立場からなされた難問への思索は、人間へと引き継がれなければならない。
人間の生きる「社会」の価値基準は、ヒトにとっての善悪という哲学の上にしか存在し得ないのだから。

殺人者という「人間」と対決するラストシーンで、主人公の着ていたTシャツのロゴが「Aporia」=難問〈アポリア〉であったのは、最後まで真剣に主題に取り組んだ製作者からのメッセージのようだ。

投稿 : 2015/04/14
閲覧 : 270
サンキュー:

9

K さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

寄生虫パラサイト

キャハ━━━━(#゚ロ゚#)━━━━ッ!!
※ぬ~べ~みたいになる時があります!
キャラの魅力が十分に伝わる作品でした。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 195
サンキュー:

0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

種の本能のまま、生きるために寄生する・・・でもそれって・・・

この作品は原作既読ですが、原作を見たのはだいぶ前なので、内容はうろ覚えでした^^;
でも「新一」と「ミギー」の関係だけはハッキリ覚えています。
今、何故「寄生獣」なのかは不明ですが、この作品のアニメ化の発表に懐かしさを覚え、視聴を楽しみにしていました^^

ある日突然空から未知の生命体が飛来し、生物の体内に入っていきました。
この寄生生物は能の制圧に向かうのですが、どこまで入っていくかは個体差や状況差がによって様々・・・
この作品の主人公である新一にも寄生生物が入っていくのですが、右手までしか制圧できませんでした。
こうして寄生されたパラサイトと人間との共存の物語が動いていきます。

パラサイトが人を殺しまわるので物語は序盤から結構グロいです^^;
そのパラサイトの思考・・・というより脊髄で反射している、といった表現の方が正しいのかもしれませんが、単純で唯一個体の存続のみを最優先にし、その過程で邪魔になるモノは退ける・・・そこには思想も感情も統率ありません・・・

そう考えると、力は強く素早く殺傷能力が極めて高いパラサイトですが、知能はそれほど高いとは言えないと思います・・・

でも、ここからがこの作品の真骨頂です。

人間は失敗と経験を繰り返して進化します・・・
それはパラサイトも一緒なんですよね^^
脳を制圧しているため、人としての感情は持ち合わせていませんが、人間と共存していく上で彼らなりに吸収するモノがあったのでしょう。

特に集団で統率がとれるようになったことは、彼らにとって極めて大きい進化だったのではないでしょうか。
一個体としての身体能力は高いが思考が短絡的であるため、2の手3の手や応用には不向き・・・
でも集団となり、お互いの過不足が補えるようになったら・・・最強の殺戮集団の出来上がりです^^;

人間とパラサイトの差って何だろう・・・
それは進化に要する時間の差だったのではないでしょうか・・・
これまで人間は地球上で失敗と経験を数限りなく繰り返してきました。
だから進化することに対する抵抗はなく、むしろそれが自然・・・

一方、ある日突然右も左も分からない地球にやってきて、未知の生物を制圧・・・するまでは良かったのですが、文明、文化、そして感情と彼らにとっては知らないことばかり・・・
そう考えると、パラサイトの方が地理的に圧倒的に不利だったのだと思います。

田村玲子の台詞「そんなに私達を虐めるな・・・」は強く印象に残っています。
彼女は身体的能力だけでは限界がある事に気付いていたのかもしれません・・・
だから真剣に共存の道を模索していた・・・
そして彼女が赤ん坊に取った行動・・・人間の母親そのものでした^^;

パラサイトは救いの手を待ち望んでいたのかもしれません・・・
ですが、それを断ち切ったのは人間でした・・・

食物連鎖の関係しかり・・・
強いては私達人間だってこの地球に寄生しているというのに・・・
ありのままを受け入れる・・・という能力においては、人間よりパラサイトの方が優れていたのかもしれません。

オープニングテーマは、Fear, and loathing in Las Vegasさんの「Let Me Hear」
エンディングテーマは、三浦大知さんの「IT'S THE RIGHT TIME」
オープニングにチャレンジしようと思いましたが、声のキーが合わず断念しました^^;

2クール24話の作品でしたが、物語としてしっかり纏められていて良かったと思います。
物語の途中でアニメが終わってしまう作品が多い中、完結してくれた事に感謝です^^
個人的には君嶋 加奈ちゃん(CV:沢城みゆきさん)にもっと活躍して欲しかったかな^^;

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 359
サンキュー:

45

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間とパラサイトの共生

原作未読 実写版未視聴 全24話

突然空から降って来た寄生生物(パラサイト)に脳を支配され乗っ取られる人々がいる世界。主人公で高校生の泉新一は、あること脳の支配を逃れましたが、右腕に寄生生物ミギーと共生することになったことで、様々な出来事が起こるお話です。

原作は26年前の作品なのでキャラデザなどは古い感じがしますが、私はあまり気になりませんでした。

ミギー役の平野綾さんはインパクトありましたね。違和感なく聞けました。

悲しいことがたくさんあります。{netabare}(新一の母の死、加奈の死、ミギーが出てこなくなったシーンなど){/netabare}

残虐なシーンもたくさんあります。{netabare}(寄生生物の補食シーン、バトルシーンなど){/netabare}

考えさせられるシーンもたくさんあります。{netabare}(田村玲子が死ぬシーンやセリフ、後藤の死ぬシーンなど){/netabare}

最後までハラハラさせる作品でした。グロが苦手でなければ是非観てほしい作品です。おススメです^^

OP 「極黒のブリュンヒルデ」の終盤のOPを歌っていたバンドです。そのときは作品と合っていないように思えました。今回は合っていたと思います。
ED 爽やかさの中に切なさが残る曲でした。

最後に、この作品は原作未読ですが原作者の他の作品を読んだことがあります。「七夕の国」という作品で、色々とインパクトのある作品でした。この作品の原作も読んでみたいと思いました。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 354
サンキュー:

45

ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異種間での相互理解はできるのか?

初めからラストまで、
原作漫画にとても忠実に描かれていました。

が、原作超えた!!っとも思いました
(超個人的な意見です)


原作を知りながらも、
毎週毎週「どどどどどどうなっちゃうの?」
って思いながら見てましたww

一話一話丁寧に書かれているので、
原作読んでいない人でも、楽しめると思います
ただ、3~4話ずつ一気見するのをおすすめします。
そうじゃないと、気になる所で終わってむずむずします。



そして、ラストなんですが、
あっさりしていて、なんだかなぁ、もっと続けばいいのに。
まだ、いっぱい寄生生物残ってるじゃん。
っと思っていたのですが、アニメの最終話を見て、
なるほど、この物語は
寄生生物とのバトルを描きたかったわけではないんだなぁ
っとやっと理解できました(←原作読んでたのに理解が遅い)


ミギーはもちろんですが、この物語の中核を担っていたのは
田村玲子だったのではないかと・・・。

彼女(と表現していいのかはわからないのですが)は
人間についてとてもよく観察し、人間の子どもも産み、
人間がどんなふうに考え、どんなふうに行動するのか
人間にとって母親とはどんな存在なのか・・・

彼女は彼女なりに調べて、そして学び、理解しようとしていました

そして共存しようとしていました。


そんな彼女が、あのような最後を迎えたことこそが、
人間のエゴを一番表していたんじゃないかと・・・。


ついでにミギーも好奇心旺盛で、
いろんなことを勉強し、理解できないことを理解しようとしていました。

だけど人間は、「寄生生物=人間の敵」として認識しただけで、
彼らを理解しようとせず、排除の対象としていました。


そして市庁舎を襲った事件を思えば、
最終話の浦上のセリフが痛いほど理解できてしまいます。


人間と寄生生物の中間にいるシンイチだからこそ、
たどり着けた結末だったのではないかと、勝手に思ってます。
だからこそ、あそこで終わって正解なんです。


シンイチも初めは虫が苦手で、悲鳴を上げていたのですが、
最終話では、全く正反対の彼がいて、
「いろんなことがあったねぇ。(ホロリ)」
っと声をかけてあげたくなりました。



所で話は変わりますが、
始めは気持ち悪いと思っていたミギーですが、
見ているうちにかわいく思えてきたのは自分だけでしょうか。

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 284
サンキュー:

27

ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

連載当時の世相を強く反映した作品。安易に現代に置き換えたのは失敗?

原作は20年ほど前の漫画です
中学生くらいの頃に初めて読んで衝撃を受けました
今思えば月刊アフタヌーンってホント
当時からすごい雑誌だったんだなぁ
大衆受けしないけどカルト的な支持を受ける作品を
この20年でいくつも世に送り出しています

原作はグロ描写やらバトルやらが多い作品なのは確かですが
この漫画の本質はそんなところにはありません
これは人間と人間以外の知的生物の邂逅と交流を描いた
非常に強いメッセージ性と哲学的なテーマ性に富んだ作品です
漫画版も絵柄で敬遠されがちですが
ちょっと我慢してでも読む価値があると自信を持ってお勧めできます
しかし、それがそのままアニメが面白いという事とイコールで結べないのが
メディアミックスの難しいところであり面白いところです

肝心のアニメの方の出来栄えですが
まぁ、原作組はアニメを観始めて違和感だらけだったと思います
ミギーの声・メガネ君・幼馴染など・・・

ミギーに平野綾ってキャストはマジでありえない
原作イメージからかけ離れ過ぎ
・・・と思って観始めたはずが
何だか観ているうちにだんだんミギーがかわいく思えてきました
原作のミギーは画風のせいもあって
たとえあーやが声を当てたとしても
ちょっとかわいいとかいう感想は出てきそうにないですが
アニメのミギーはところどころコミカルな動きをしたり
なんだか憎めない愛嬌のある寄生生物です
そんな彼からとぼけた調子で吐き出されるミギー哲学が何ともシュール
これはこれで面白いかも?
いや、むしろハマリ役のような気さえしてきました!

そのほかネットでは不評だったメガネも
ストーリーとうまくからめて覚醒の演出に使ったのは悪くなかったし
女の子達も全体的に原作よりかわいかったと思います

いろいろ改変しなくてはいけなかった最大の理由は
時代の変化にあると思います
それは原作が古臭くて時代遅れになったという事ではなくて
原作がその時代の世相を強く反映したもので
現代の時流に合っていない部分があったからでしょう

しかし、時代の変化に対応させたのは
ファッションとか小物とかそういった部分だけでした
これを2015年の作品にするために本当に変更しなくてはいけない部分
90年代と今とで大きく変わってしまった部分というのは
もっと思想的・哲学的な部分のように思います

作品初期のミギーとシンイチに与えられた役割は
人間の持つ二つの側面
「公」と「私」
あるいは
「理性」と「感情」
にありました

作品が形成された時期というのは
アメリカに追いつきそして追い越せ!
という高度経済成長時代の意識が時流に合わなくなりつつあり
バブル崩壊という一つの転換期を迎えていた頃です

それまでの理想とされていたような
受験戦争に打ち勝ち
一流企業に就職し
社内での出世争いを制し
ライバル会社を出し抜いて
世界と戦っていくような企業戦士の
「理性」的な「公」の部分を重んじる考え方と
家族を思いやり
恋人や友人を大切にし
生き物を慈しみ
敗者に情けをかける
「感情」的な「私」の部分を再評価する動きが
互いに綱引きをしながら
日本中が葛藤していた時期です

手という言葉は昔から仕事や仕事をする人の意味で使われています
シンイチの利き手である右手を乗っ取り
冷徹に合理性を追求する初期のミギーは
そんな「理性的」な「公」の象徴

昔は心臓とかHeartなんて言葉からわかる通り
洋の東西を問わず胸部に存在するとされていた心は
科学の発展とともに脳にあるものと考えられるようになってきました
幸運にも脳の奪取を回避し
ミギーの考え方に相容れないものを感じながらも
生きるためにミギーに従うしかないシンイチが
そんな「感情的」な「私」の象徴

そこからスタートして最終的には
{netabare}
ミギーを失ったシンイチは後藤に勝ち目のない戦いを挑みつつ
「いま俺を動かしているのは、勇敢さでも人間側を代表して戦わなきゃって言う使命感でもない。明日になれば俺が連れてきた怪物によってさらに多くの死を見ることになるかもしれない。いい加減俺の番だろう。俺だけが生きながらえているのは何かがおかしい。俺がけりをつけるべきなんだ。そこには確実な死しか待っていないかもしれないけど」

「道で出会って知り合いになった生き物が、ある日突然死んでいた。そんな時、なんで悲しくなるんだろう」
という問いにミギーは
「そりゃ人間がそれだけヒマな動物だからさ。だがな、それこそが人間の最大の取り柄なんだ。心にヒマ(余裕)がある生物、なんと素晴らしい」

どちらも初期に割り振られていた役割とは真逆の性質のセリフで{/netabare}
そこに至るまでの過程を含めこの到達点こそが
当時の混迷を照らす一つの灯りのような道しるべだったように思います

原作から20年の間に色々な社会の変化がありましたが
そのうちの一つが勝者に関する意識の変化です
古い時代の勝ちというのは
軍国主義の時代も高度経済成長の時代も
相手を打ち負かし叩き潰す事であり
自分が敗者にならないために常に他者を打ち負かし続ける
弱肉強食のwin-loseのモデルです

しかし21世紀に入ったあたりから
win-winという言葉が一般社会にも浸透していきました
足を引っ張り合って相手を打ち負かすゼロサムゲームではなく
協力してお互いに利を得るプラスサムな勝利が理想になりました
つまり個として頂点に立つのではなく
「勝ち組み」という流行語からも読み取れるように
勝利陣営の中に自分を組み入れることを目標とするようにシフトしていきました

他者との協調の価値を見出さない初期のミギーの考え方は
古典的なミニマックス戦略に則っており
合理的ではあるが人間味に欠けるものでした
しかしより現代的なゲーム理論を取り入れて考えていくと
その考え方は合理的ですらないことになります

協調戦略が最も合理的である場合が存在することを
有名な例をあげて解説しておこうと思います
苦手な人にもできるだけわかりやすくを心がけてはおきますが
興味のない方は読み飛ばして構いません

{netabare}紹介するのは囚人のジレンマについて

あなたは友人と海外旅行に来ています
友人とカフェで日本のアニメの話で盛り上がっていたら
突然武装した現地の秘密警察に逮捕されてしまいました!

どうやらサイコパスや残響のテロルについて語っていたのを
テロの計画を練っていたと勘違いされてしまったようです(笑)

あなたと友人は別室で取り調べを受けています

あなたたちが二人とも自白した場合は
両者とも国家反逆罪で懲役10年の刑です

あなたたちが二人とも潔白を訴えた場合
紛らわしい行為で混乱させた罪で二人とも懲役1年の刑です

もしもどちらか片方だけが自白し
もう片方が容疑を否認した場合
自白したほうは司法取引で釈放され
否認したほうは懲役20年の刑です

別室の友人が自白しているのかどうかはあなたにはわかりません
さぁどうするべきでしょう?

{netabare}もしも友人が自白していたら・・・

あなたが自白すると懲役10年
しなかった場合は懲役20年
自白したほうが刑が軽くなります

もしも友人が黙秘していたら・・・

あなたが自白すると無罪放免されます
しなかった場合は懲役1年です
自白したほうが刑が軽くなります

つまり相手が自白しようとしまいと
自分は自白したほうが刑が軽くなるのです

{netabare}秘密警察の執拗な尋問と
友人の裏切りへの恐怖から
あなたはついに自白させられてしまいました

そして同じように自白を強要された友人とともに
懲役10年の刑が言い渡され
刑務所に護送されていきます・・・

もしも友人と連絡を取りながら
相談して態度を決めることができるならば
二人とも否認して懲役1年で済んだはずです

他人の利害を無視し
自分の利益のみを考えれば
相手がどんな選択をしようと
自白したほうが有利です

これは初期のミギーの考え方そのものですね
しかしその選択は両者の協調の結果と比べてみれば
ちっとも合理的でないことがわかるはずです{/netabare}{/netabare}{/netabare}

ミギーがシンイチの持つ書物から知識を得るならば
高校生の持っている本の内容なんてたかが知れているので
他者とのコミュニケーションの機会を一切持ったことがない以上
協調の合理性に気が付かなくともおかしくありませんが
インターネットを使って知識を手に入れているアニメのミギーであれば
この程度のことは簡単に理解できたはずです
つまりインターネットなんてものを
何も考えずに出してしまった時点で
ミギーはもっと柔軟で現代的な思考ができないと筋が通りません

という事で小物や服装を現代にしても
ミギーやシンイチの思考の推移はあくまで90年代の総括なので
現代の物語としてしまうと大分意味合いが変わってきてしまう部分があります
しかしその部分を変えてしまったら完全に別作品になってしまうわけで
時代設定の変更自体が原作の奇跡的なバランスを殺してしまう暴挙であるとわかります

しかし、アニメだけであれば20世紀の時代設定のままでのアニメ化もありでしょうが
実写映画のプロモーションの意味合いが強いアニメなので
実写側が現代という時代設定で行くことが既に決まっていたら
この作品は90年代じゃないと意味がないんです!
なんて突っぱねるわけにもいかないですし
ある程度の設定変更は仕方ない部分なのかもしれません

でも結果出来上がったものを見て
この作品はお勧めできますか?と聞かれたら
アニメや映画ではなく原作を勧めるしかないですねぇ・・・

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 450
サンキュー:

39

葵ジュニRSS さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作のアニメ化は概ね満足で特に平野綾のミギーの演技が素晴らしい

SFホラー。バトル。
原作既読。
放送前からいろいろと不安はあった。
原作が素晴らしい出来なので、ちゃんと原作を再現してくれるのか、変な編集やアニオリなど改悪されないか。とか。
視聴してみたら、思ったよりはいい出来だった。
まず一番の懸念だったミギー役の声優だが、平野綾はとても素晴らしい仕事をした。最初こそ「らきすた」のこなたなどを連想させるちょっとかわいらしい声に違和感があったが、それも徐々に慣れていき、平野の演技の上手さもあり、後半に差し掛かる頃にはこれが適任だったと思うようになった。
序盤はパラサイトとして機械的で無機質な声だったのだが、だんだんと人間を理解するようになり、少し人間的でやわからい声になっていく過程をうまく表現できていると感じた。
肝心の内容は、やはりというか原作の再現において尺の関係でカットされた部分が多く物足りなさもあった。BGMの使い方が所々おかしく違和感があるのも残念。
ただ、原作の名シーンをアニメーションで見られる喜びや、原作そのものが素晴らしいので、どう作ってもそこまで悪くならないこともあり、おおむね楽しむことができた。
人間とパラサイトの考え方や生き方の違い、寄生獣という言葉の意味など深く考えさせられるテーマがあり、物語としての完成度はとても高い。
多少グロい部分はあるものの、見ていない人はぜひ見てみてほしい。そして気に入ったなら原作を読んでみることをおすすめする。

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 227
サンキュー:

5

らいたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のアニメ。

アニメを見終わり、即原作を購入しました。
このアニメはそれほどの衝撃を与えてくれました。

最近放送したアニメなのでまだランキング上位に載っていないのが残念です。

17話~最終回までが個人的に気に入っている部分です。

ハラハラするシーンあり、感動するシーンあり、最高に楽しめました。
最高のアニメだと思ったのでお気に入りに登録しました。
皆さんも是非見てみて下さい。

投稿 : 2015/04/07
閲覧 : 214
サンキュー:

3

ネタバレ

おともの箱の精霊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深く考えさせられる

原作は途中までしか読んでいなかったのですが、
アニメのほうは現代風になっていて、
とても見やすかったです。

グロはたしかに多いけれども、
東京喰種みたいに血が舞うような演出は少ないし、
妙な黒いモザイクがあるわけじゃないので、
地球について深く考えさせられました。
(グールもそれなりに考えることがありましたが)
恋愛などのほかの要素は少なかったのが
少し物足りなかったです。

キャラについていうならば、
ミギーの声に違和感が始めのうちはありました。
そのうちになれましたが、少し感情をこめすぎかなと。
ミギーは淡々としゃべるイメージがあったので。
{netabare}新一は覚醒(?)後のはほうが
普通にかっこよくて好みです。
でも、やさしさが無いところはいただけないです。
なので、ミギーが眠ったあとの新一が一番いいです。
最初の新一は原作よりもさらに弱そうで
役にピッタリだとは思いました。{/netabare}

グロがそれなりにOKならば、
是非とも見て欲しい作品です。

投稿 : 2015/04/07
閲覧 : 241
サンキュー:

12

ネオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

OPかっこよい

Ah 独りで生き抜ける? 隣の君が問いかける
だから僕ら寄り添い生きる

投稿 : 2015/04/07
閲覧 : 300
サンキュー:

2

マさト さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろい!

とても
面白かった  
観てよかった

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 173
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泣けた。泣けた。泣けた。

ヤハリ、お母さんのシーン、泣けてしまったよ。動画で声付きで見られて良かったです。原作、全巻持ってます。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 233

don さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良く出来ていると思います

個人的にはリアルタイムで読んでいた名作ですが、アニメ化されて久々にストーリーを追うことができました。
映画はダダすべりでしたけど、アニメは素晴らしかったですね。
考えさせられる部分をしっかり表現できていて、原作をしっかりなぞれています。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 194
サンキュー:

4

こきぱら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

言わずと知れた名作漫画のアニメ化

グロいシーンも多々ありますが、
とても深いお話しです。

ある日、人間に潜り込み、
脳を奪うという寄生生物が地球にやってくる。

寄生生物が覚えていることは
脳を奪え、この種族を食い殺せ。

この話の主人公は、
脳を奪えず、右手に寄生した生物ミギーと
寄生された人間です。

何故食事をする事が咎められる事なのか。
人間は色んな種を殺して食べてるじゃないか。

人間の立場で考えるか、
寄生生物の立場で考えるか。

それによって、
善悪も変わってくる。

人間も地球に住む、1つの生物なんだと
考えるか、地球を支配する単一種と考えるか。

うーん。
色々考えさせられます。

それに、何故だか
ミギーが可愛く見えてくる不思議(笑)

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 241
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4

最古ガンダム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毎回スリル、凄い作品

原作はコミックで20年ほど経過しているにもかかわらず、アニメ化された実力のある作品。

ストーリー展開は、毎回スリリング。弱々しかった、主人公が全てを失いかけ、そして立ち直り、強くなっていく爽快感のある作品。

寄生獣というイメージの湧かない難しいミギー役を平野綾さんが見事にこなし(最初見たときは目を疑ったが)、回を重ねるごとにそこの違和感は消えていく。

腕が伸びたり縮んだりは、アニメ作品では不自然には見えず、上手にアニメ化されていたと思う。

主人公が何度も追い込まれながらも、機転を利かせて、戦ってゆく様はみていて、とても面白かった。機動隊vs寄生獣のくだりも面白かった。

良作SFアニメだと思います。

注:血みどろになる場面は結構あります。

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 228
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8

芝鯛(神出鬼没) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

地球上の私もふと思った

あらすじ
右手が友達の泉新一は普通の高校生。
人間を食べる寄生生物を倒すお話し。

マンガをアニメの前に見ていたので少し違和感がありましたが、絵や言葉遣い
キャラデザも今風なので見やすいのではないかなと思います。

迫力のあるシーンや考えさせられるシーン、感動するシーンなど多く流石は不朽
の名作です!

気になる方はアニメ、マンガ、映画といろいろあるので見てみてください!

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 221
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4

しーこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

普通に面白いけど、作品に全然関係ないことを考えてみた。

普通に面白かったのだが、イマイチ感想の筆がのらない。
なんだろう、何かが足りない。

なので、今回は嗜好を変えて、個人的にこの作品に何が足りなかったか考察してみた。

●トキメキ…どんなにシリアスな作品でも好きな作品には恋愛要素だったり、登場人物のかっこよさ(または可愛さ)だったり、単純にキャラデザだったり、キュンキュン・ドキドキするタイミングがある。
この作品には、ほとんどそれがなかった。
恋愛要素については、原作の年代からか、古臭い感じがして一切ときめけなかった。

●キャラクター自体の魅力と感情移入…ときめきに通じるかもだが、そもそもキャラの性格や行動に魅力を感じなければ、感情移入がしずらい。

●圧倒的な作画…仮に上記二点がなくとも、作画が圧倒的だとそれだけで引き込まれる。

●心惹かれる演出…これは作画も重要かもだけど、ストーリーがイマイチでも演出が秀逸だとそれだけで見れてしまう場合がある。

●ストーリーの圧倒的おもしろさ…上のものが仮に全くなくても、圧倒的にストーリーが面白かったら見れるのかもしれない。いまだそうういう作品にはあったことがないけど。(面白い作品は大体いくつか要素が揃っているから)


と、作品に全然関係ないことを考えてみた。
多分色々な意味でこの作品にときめけなかったのが、なにか足りない原因だろうな。そして、それを補うものが何もなかった。

※これはあくまで、『私的』価値観です。


ストーリーは普通に面白いです。

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 160
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7

ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

このアニメ化は成功?まあでも自分が楽しめたのでいいや♪

メガネで弱そうな主人公、泉新一。

彼はある夜、ある生物が体内に
入っていくのを防ぐ。

だが次の日、右手に生物が住み着いていた。


その右手と一緒に、世界のあちらこちらに
生まれ始めた寄生生物と戦っていく。




一度、アメリカのマンガ・コミック専門店に立ち寄った時に
手にした漫画があったのだが、それがこの「寄生獣」でした。

表紙はなんか気持ち悪いし
中身を読んでも最初数話で嫌な予感しかせず
すぐに棚に戻した。

アニメ化されると聞いた時も
全然興味が湧かず、スルーしていました。


しかしマンガ既読の友人から勧められたので
一応1話だけ見てみることに。

最初数秒は恐怖しか感じられなかったが絵柄のおかげか
1話全部をみても怖いというほどではなく、
続きが見たくなっていました。


結論から申し上げますと、
名作漫画と呼ばれるだけのことはあり
面白かった。素晴らしかった。



東京喰種と同じような感じの心理描写もそうだが
ストーリー展開も見事であった。


シリアス感がすごく伝わってきたし
ミギーとの関係も見ててかなり面白かった。



キャラは他作品の名作と比べれば劣るかもしれないが
見分けがつかないほどではないので及第点。



ちょっと残念だったのは作画かな?
最初からあまりいい作画だとは感じていなかったが
CGが特に違和感があった。
{netabare}籠城作戦の人混みなど。{/netabare}



あと音楽だが、正直OPはかっこよくて気に入った。
歌詞もこの作品に合っていました。特に冒頭がお気に入りで
英語なので日本語に訳すと・・・(ごめんなさい、
見せびらかそうと思っているわけではありません)


「お前たちは俺たちが人間に生まれたことにそれほど
幸運を感じていないだろう。俺たちは
絶対的な捕食者だ。俺たちに敵すらいない。
でももしかすると他の生物たちは
俺たちを潰そうと思っているであろう」


となり、まさにこの作品のための歌であることがわかる。


いい曲と思って音楽機器に入れようとしたのだが
フルバージョンで聴いてみるとあまりいい曲ではないので
結果的に入れませんでした。
でもアニメの部分は本当にかっこいいと思います。

そういえばこのバンドって「極黒のブリュンヒルデ」で
反感を買った二つ目のOPを担当されていました。
まあどうでもいいか・・・。





実は途中からアニメ化される度に
そこまでの話を漫画で読んでいたのだが、
(途中からアニメだけの視聴)
主人公が元から眼鏡でなかったり
村瀬(花澤さんのキャラ)が昔の髪型(聖子ちゃんカット?)
だったりして一昔前の漫画の雰囲気が味わえて良かったと思う。



どうしてここまで評価が低いのか
疑問に感じてしまうほど楽しめました。
グロOKで面白い話が見たい人には全然勧められるアニメです。

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 309
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35

ピレス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ミギー

◆原作未読◆

グロいバトルがあり、人間とは? セイとは? 地球とは?といったもの

を考えさせられるメッセージ性のあるストーリーでした。ついつい次を観

てしまうような作品でした。やはり、名作と言われているだけあって完成

度は高かったと思います。


ミギー役の平野さんの演技に注目です!

投稿 : 2015/04/04
閲覧 : 240
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18

ネタバレ

中田祥子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まとめて見たい作品

原作知らず、開始前に、アニメ化できるの?という情報だけで見ました。
見てもそこまで酷い描写は感じられず、続きが気になる作品でした(≧∇≦)

ラストもハッピーエンドでよかった(*'‐'*)♪
原作を読んでみたくなりました。

投稿 : 2015/04/04
閲覧 : 294
サンキュー:

1

ネタバレ

Banちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

セイの格率。。。

途中何度か断念しそうになったけど、最後まで見れました。
結局どうなったのか?
ボスを倒したからもう終わりなのか?
ミギーはどうなったのか?
私にはよくわからなかったのですが、、、
ミギーの声優さん、平野綾さん良かったと思います。
映画化されているようですが、これは実写は難しいのでは?と思うので見ません。

投稿 : 2015/04/03
閲覧 : 236
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2

結城/ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オモシロイ!

原作の漫画より話が入ってきやすい。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 245
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7

ネタバレ

CountZero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本版「人形つかい」!?

SFの巨匠ロバート・A・ハインラインの名作に「人形つかい」という作品があります。
私が初めて読んだハインラインなのですが、こちらはナメクジのような地球外生物が人間に寄生することによって、人間社会がじわじわと侵略されるという内容で、「寄生獣」の原作を初めて読んだ時に「人形つかいに似てる!」って感じた記憶があります。
きっと原作者も少なからず影響は受けていると思いますが、実際には寄生獣の方がもっとシリアスでグロテスクです。
昨年の「ピンポン」もそうでしたが、多感でうら若き十代の頃に読んだ作品が、今またアニメ化されて観ることができたり、原作を知らない世代のみんなの感想なんかをアニコレで読むことができるのは、なかなか嬉しいものですね(笑)

で!アニメ版の寄生獣ですが、原作のヒリヒリするような痛みや悲しみや息苦しさは薄まっていたように感じましたが、それでも90年代の作品を上手に現代風にアレンジしつつ、物語の構成も原作を無理しすぎることなくまとめていたと思います。
今見ても物語は十分面白かったです。

ミギーを通して語られる人間観察。
田村玲子(田宮良子)を通して語られる生命の存在意義。
そして泉新一を通して考えさせられる人間らしさ。

いずれもかなり真面目で少し哲学的なテーマですが、それがこの作品を高く評価させる要因です。
奇抜なアイデアでも、衝撃的なシーンでもなく、やはりこの作品で注目できるのはストーリーです。
観終わった後に何を感じるかは十人十色だと思いますが、なんとなく静かに物思いにふけって思索を巡らしたくなります(笑)
運命の赤い糸を信じた君嶋加奈とのやり取りや、母性に目覚めた田村玲子の最期は、苦しくて涙が溢れましたが、ミギーとの友情と別れには爽やかな涙が溢れました。

個人的には主要登場人物の声(田村玲子役の田中敦子さんとミギー役の平野綾さんは特に!)もあっていたし、作画の質も許せるレベルだったので、成功したアニメ化だと思います。
ちょっとグロテスクで怖いところもありますが、シリアスな作品を見たい方には是非お勧めします。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 344
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37

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

時代に合わせた

少々古い作品を現代風にアレンジした作りでした。なかなか守るところは守れていて良かったともいます。ミギーの声が少し違和感があると思っていたが、実際に視聴していたらこれも悪くないって思いました。加奈ちゃんが可愛くなってたのも少し驚きました。新一君の声はなんかな~と感じたかな・・・

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 307
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1

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「私の一番古い記憶は『脳を奪えなくて残念』という気持ちだ」

平凡な高校生であった泉新一は
1匹のパラサイトに襲撃されるが脳の乗っ取りだけは免れる
パラサイトは新一の右腕に寄生して同化し
「ミギー」を名をもらい新一とミギーの共生生活が始まる
次第にパラサイトたちにもそれぞれの価値観が生まれ
「われわれはなぜ生まれてきたのか?」と疑問が生まれていく
パラサイトは人を殺し、人はパラサイトを殺し生き延びようよする
いろんな価値観の中で新一とミギーはパラサイトと戦っていく


~感想~
原作は未読
人の体に寄生するという斬新な設定は面白い

どうラストのに繋げていくのか気になっていたけど
きれいにまとまって終わっていたと思う

新一は平和になってもミギーとはずっと苦楽を共にしていこうと思っていたが
ミギーは長い間眠りにつくことでのお別れを選んだとこは私も悲しかったです

ミギーの言う人によって見えかたは違うし
自分の脳で感じる事と他人が感じる事は違うってこと
分かっていることだけど改めて感じさせられた

新一が浦上に突進して里美が落ち新一の助けは間に合っていない
姿は出ませんでしたが「ミギーが助けてくれた」
今回だけかもしれないが心強いし、いつか現れてくれるかも?
と希望が持ててうれしくなった

他の生物の死を悲しむのは、人間がヒマだから。
ミギーは人間はヒマだから素晴らしいと言っていた
「人間だもの」
これが物語のテーマだと思うのでした。

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 298
サンキュー:

16

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作はやっぱり名作なわけで

特に内容について説明する部分はないけど、アニメにして破綻した部分はなくてスッキリまとまっている。

漫画がもとで実写、アニメになっているので好きなものを見ればいいんじゃないだろうか。

自分は阿部サダヲより平野綾だと思う。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 259
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11

arts さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

第一印象だけマイナス要因

原作は結構話題になる作品だと思う。
自分もずっと前に読んだことがあり、今回のアニメ化には期待しました。

全話視聴した感想としては、原作の魅力を十分に表現していたと思います。
ただ、原作を既読の身としてはキャラデザに違和感がありました。
原作ファンにとっては第一印象だけがマイナス要因なのではないでしょうか。

原作ファンの人よりも、原作未読の人の方が楽しめる作品だった気がしました。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 283
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ミギーの言葉が成長してゆく

観はじめは、原作に比べて明るく細くひょうひょうとした印象でした。
(原作、途中まで読んであとはボンヤリ)

観進めるうちに細い印象が地味に耐え抜いている感じに見えてきて、作品性と合っているなと馴染みました。

人間らしさを意識して捉えなければ、自分が何者かわからなくなりそうな主人公の、目を凝らすような必死さ。強くなるために抜け落ちたものを拾って抱えて、走るけれども。



「何を言っているんだ?」としげしげと、寄生生物から見ると合理性に欠ける人間の有様を観察していたミギー。
本やネットの勉強のおかげか、
「来たぞ。弁当持参だ。」(寄生生物が食べるための人間と一緒に来た)、
「馬の差で勝つな。」(寄生生物がついている人間の能力差を見て)
なんて、言い回しが上手になって。



何年か前、殺人を犯した青年が逃走していて、少ない持ち物の中に「寄生獣」のコミックを所持していたとか報道されていたような…。味方がいない感覚にぴったりだったんですかね。
どんな事件だったのか検索したけれど、世の中事件に溢れていて見当たりませんでした。



ミギーと再会できる23話は泣けました。
クリッと主人公の目が光って潤む時に何とも。

そしてその後、二種類の結末に向かうルートの選択が提示されていたように見えました。
(人間を主役とは考えず、地球の大きなバランスの中で寄生生物の担う役割を尊重し、フィフティフィフティの可能性にかけるルートと、地球のためではない人間のためでもない、ただ身内や周囲の守りたい人々のために、目の前の寄生生物の芽を摘むルート。)

呼応するように24話では、地球のため人間の代表として人殺しをしてやるかのようなヒトの殺人鬼が再登場することで、結末が分厚くなっていたと思います。

ミギーの残した「人間は心に暇のある生き物だから」、という言葉が印象ぶかく。考えさせられる言葉は色々ありました。


最後まで観てみて、グロテスクな写実描写はさほど痛々しくなく、心に痛むような別れの描写の数々のほうが優っていたと思います。先に書いたような、なぜなのかという思慮がめぐらされていたので、スリルだけに頼らず観られる作品になっていました。満足です。

難を言えば、オープニングの歌があまり好きになれず、失礼ながら飛ばしていました…。エンディングの緊張が緩むような歌や、予告のブァーと滲むような不吉な音楽は良かったです。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 309
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寄生獣 セイの格率のストーリー・あらすじ

ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する、彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。(TVアニメ動画『寄生獣 セイの格率』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
主題歌
≪OP≫Fear, and Loathing in Las Vegas『Let Me Hear』≪ED≫三浦大知『IT'S THE RIGHT TIME』

声優・キャラクター

平野綾、島﨑信長、花澤香菜、沢城みゆき、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子、吉野裕行、KENN、芹澤優、鈴木琢磨、村瀬歩、石田彰、水島裕、二又一成、井上和彦、青柳尊哉、浪川大輔

スタッフ

原作:岩明均(講談社『アフタヌーン』)、 監督:清水健一、シリーズ構成:米村正二、キャラクターデザイン:平松禎史、総作画監督:小丸敏之、美術監督:赤井文尚、色彩設計:橋本賢、撮影監督:伏原あかね、CG監督:福士直也、編集:木村佳史子、音楽:Ken Arai、音響監督:山田知明

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