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「寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)」

総合得点
79.6
感想・評価
1612
棚に入れた
7759
ランキング
496
★★★★☆ 3.8 (1612)
物語
4.1
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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寄生獣 セイの格率の感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

頑張った!

原作が名作。学生時代にアフタヌーンで
掲載されていた時から、好きな作品が
いよいよアニメ化。
故に自分の中のハードルは高めに。
今の時代に合わせた作りには
なっているが、概ね許せる範囲。

投稿 : 2015/11/22
閲覧 : 169
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰にとっての「基準」なのか

人間の脳に寄生して意のままに操る新生物が現れた。
主人公の新一も体を乗っ取られそうになるものの、間一髪難を逃れる。

脳への寄生に失敗して右手に寄生したパラサイト・ミギーと、新一の共存と戦いの物語。

伝説級のコミック、「寄生獣」がついにアニメ化。
少年漫画チックな熱さを残しながらも、普遍的なテーマを描いた作品。


さて、今作は、

- キャラデザイン・時代背景等が変更されている
- 完成度の高い漫画なので、評価の目が厳しくなる

と、前評判はよろしくありませんでした。

しかし、ふたを開けてみればおもしろいおもしろい。
作画もきれいですし、懸念されていた声優の演技力も十分。

ただし、構成ではちょっと気になる点が。

前半に感動シーン、後半に緊迫シーン、という流れが多く見られます。
「次回も見てもらいたい」という意志で、テンションの上がった状態で終わらせているのでしょう。
しかし、せっかくの感動シーンで、余韻に浸っている余裕(ヒマ)がありません。

もう少し話の終わり方にバリエーションが欲しかったですね。
そうするとあと1~2話必要になっちゃうのかなぁ。


寄生獣は、内容上、流血シーンが多く含まれます。
しかし、無茶な黒塗りやカットはあまり見られませんでした。

- ショッキングなシーンでは、視聴者に衝撃を与えるのが目的であるため、ほとんど原作そのままに描く
- 重要ではないシーンではカメラの角度を工夫するなどして自然に隠す

という使い分けができていたと思います。
規制獣にならなくて良かったです。


アニメーションで特徴的だったのが「目」です。
原作もそうなのですが、「目」を見ると、パラサイトをぼんやりながら見分けられるようになっています。
表情筋が動かないとか、目を見開いたりしないとか、細かいことの積み重ねなのでしょう。
しかし、アニメでも目がうまく描かれていて、人間なら気持ちが伝わってきますし、パラサイトなら不気味さがよく分かります。

アニメーションでしかできない工夫も見せてくれました。
{netabare}
パラサイト同士の会合時、市長の広川だけが頻繁に「瞬き」をしています。
広川だけが人間である、というヒントをそんな形で出してくるとは!
{/netabare}

ストーリーと舞台はほぼ原作通り。
ただし、時代背景が異なっています。
しかし、小物が変化する程度。大筋には影響ありませんでした。

- 公衆電話が携帯電話に
- 本がパソコンに

などなど。

むしろ、そういった小物の変化が効果的に働いているシーンもありました。
{netabare}
たとえば、加奈がパラサイトに襲われてしまうシーンは小物改編が生きています。
原作では加奈が外出していて電話が繋がらなかった、という「偶然」の結果。
しかし、アニメでは加奈があえて携帯を使わないことで、偶然ではなく「自分の意志で選んだ結果」になっています。

「格率」つまり、「自分のルール」がサブタイトルに入っています。
「能力だけで新一を見つける」というルールを自分に課した結果になっています。
{/netabare}

最後にテーマについて。

寄生獣は環境問題、他者とのコミュニケーションなど多くの普遍的なテーマを含んでいます。

「面白いのに真面目なことを考えてみたくなる!」

そんな分かりやすさが人気のひとつの秘訣でした。

また、サブタイトルにある「セイの格率」。
何じゃこりゃ、と最初は思っていました。
しかし、通してみるとなかなか秀逸な言葉。

「セイ」は複数の意味を持ちますが、これは見ていれば分かります。
そして「格率」。

聞き慣れない言葉ですが、簡単に言えば「自分に課した基準」「自分ルール」のことです。
その自分ルールを他者にも適用してみる。
もし問題なければ、それを「道徳」と呼び、人間の普遍的な行動基準になる。
これが「格率」の肝です。

「正の格率」なら、「自分が正しいと思って、行うようにしていること」のように訳せます。
それが他の人にとっても正しいと思えるなら、それは「道徳」だと。

{netabare}
新一が犬を助けたのは道徳的なことでしょう。これには里美も同調します。

しかし、その直後に死んだ犬をごみ箱に捨ててしまいます。
これは新一にとっては格率から出た行動ですが、里美には受け入れられません。
生物的に強くなった新一は「自分ルール」が強く出るようになりました。
その結果、自分の行動が「他者から見て」道徳的かどうかに目が行かなくなっていきます。

そして、パラサイトとの交流を経て迎えた最終話。

浦上は「MAXIME」と書かれたキャップを被っています。
「MAXIME」はそのまま「格率」のことを指します。

新一は一方通行のTシャツなど、行き止まりを表すロゴを身につけていました。
最終話で付けているのも「Apolia」とかかれたシャツ。
「Apolia」は「行き詰まり」を意味する哲学用語です。

命を懸けた里美の言葉で、

「自分ルールで生きて失敗も多いけど、目の前に認めてくれる人がいる」

と再認識します。

「MAXIME」のキャップは吹っ飛び、「Apolia」は覆い被さった里美によって見えなくなります。

自分が正しいと思ったことは他者にとっても正しいとは限らない。
他者にとって「道徳」であり続けることが正しいとも限らない。
しかしながら、自分の行動を認めてくれる人がいる。
寄り添い生きるものの存在、それが獣としてのアイデンティティに繋がっているんだ。
{/netabare}

テーマを強く押し出すために、細かい部分で改変を加えたアニメ陣はさすがです。
「どうせ同じ内容じゃん」と思わず、細かいところに目を配っていただきたい作品です。

投稿 : 2015/11/17
閲覧 : 548
サンキュー:

50

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

脳以外の寄生なら共生できるのか、ハイスペックな人間の誕生だ

 ジャンル ファンタジー+バトル

 ストーリー

ある夜、右手にうごめく物体が・・・

そして肩にのぼってこようとするが、コードでしばり阻止

朝起きると、右手が寄生されていた(;'∀')

 とりま、そいつのことを右手にちなんでミギー

寄生生物はお互いのことを感知できて、近くにいるとだいたいの居場所が

分かる(*´Д`) まぁ、あってしまったら殺しあうのがやつらの性

大体が人間の脳に寄生しているんだけど

例外に、ほかの動物とか 

主人公のシンイチみたいにほかの部位に寄生している場合もあるん

 そんなこんなでミギーと暮らしていたら(ほかの人にばれないよう)

おかんが寄生生物に殺され、復讐をしようとするけど

返討にあったり( ;∀;) 

 面白いアニメなため、説明しすぎると面白味がなくなるので

ここまでにしよう( ゚Д゚)

 OPは厨二病っぽくて良い

物語はあまりない感じがよい 声優は花澤さんがでているから満足♪

作画は漫画と全然違います 原作ファンの人はそれに対してキレていますが

自分はアニメからはいったから不満なし、満足(*´ω`)

投稿 : 2015/11/12
閲覧 : 236
サンキュー:

3

ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハニョー♪

ある夜の事人知れず世界が変わろうとしていた。
寝静まった一軒の家、高校生の泉新一のもとに人間の脳を食べ寄生するパラサイトの卵が降ってきた。パラサイトは寝ていた新一を襲うが抵抗され脳への侵入に失敗、拍子で右腕に宿ってしまう。
右腕を食われた泉新一と右腕に寄生したパラサイトとの奇妙な生活が始まる。

18話{netabare} 『人間以上』新一を引き留めるために彼の母親の顔になる田村玲子
田村玲子の死がきっかけで主人公泉新一は再び涙を流せるようになる。{/netabare}

セイの格率の意味
{netabare}副題のセイの格率って誰かが唱えた法則なのかな、なんてずっと思ってたけどこれ造語なんですね。 {/netabare}

サブタイトルの「格率」の意味は {netabare}、哲学者カントの言葉の訳語ですが、
なんとなく当たり前のように守っている概念みたいな意味合いです。
生態系の頂点だった人間がそうではなくなり、殺す側の論理と殺される側の論理が交錯する…。
{netabare}「寄生獣」は価値観の根底を考えさせられる、哲学書
セイには「生」「性」「正」など、原作にちりばめられている様々なメッセージを込めています。 {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2015/11/11
閲覧 : 246
サンキュー:

3

JYAkO77919 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

曲がすき!

opもedもとてもいい!

最後まですっきりみれた

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 165
サンキュー:

1

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おっさんホイホイ

原作既読です。

おっさんは懐かしくて観てしまうのではないでしょうか?

漫画好きの人に「オススメの漫画って何?」って聞くと必ずと言っていいほ

どこの作品のタイトルが出てくるイメージです。私もそう聞かれたらこの原

作は候補に上がります。

一見、過激な描写に目を奪われがちですが、この作品の魅力はテーマにもあ

ると思います。「共存」を主軸に生物の本能と理性、環境問題などを哲学的

目線で描かれていると思います。独特の世界観と寄生生物との意外なバ

ディーものも魅力です。

原作と比較するとキャラクターデザインがかなり変わっていますが、否定も

肯定もありません。しかし、イメージと合っているかと言われると違和感を

感じます。それに加え、アクションも魅力の一つなのでもう少しお金をかけ

た作画でも良かったのではと思います。

20年間待ってやっとメディアミックス化解禁になった名作と呼べる原作なの

で、現代の技術を駆使した作品にして欲しかったです。

個人的に感情の起伏がない寄生生物にもそれぞれに個性があり、感情の変化

が見られるところが、この作品の哲学的テーマとリンクして魅力に感じてい

ます。

どちらかと言えば原作を薦めてしまいますが、どちらでもこの作品に触れる

ことはオススメします。

投稿 : 2015/10/29
閲覧 : 265
サンキュー:

3

ネタバレ

ちょっとななめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キレイに終了

最初の頃は、とにかく気持ち悪かった。
登場人物の心情が変化した辺りから、気持ち悪さはなくなり素直に感情移入。
だから最後は、思わずウルッとしてしまった。。。
ものすごく、キレイに纏められて終了した感じ。
これでは、続編は望めそうにないね。

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 228
サンキュー:

2

ネタバレ

星々 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

一箇所だけ凄い気になった

ヒロインが、帰ってきたんだねって言ってた場面だけ、ものすごく疑問で違和感があった。あの状況でそんなこと言い始める女ってどうなのよ。

今度はお前がどっかいっちゃったんじゃないのね。

投稿 : 2015/10/19
閲覧 : 226
サンキュー:

2

ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

接点。

寄生獣、純粋に面白かった。
以前から原作の評判は知っていたけど、何となく未読のまま今まできてました。間違いなく近日中に原作コミックを読むと思います。

内容はというと、
強いテーマ性がありつつエンタメ性充分。
頭脳的でありながら感情的。
他にも利己的と利他的とか、本能と社会性などなどの対比を、『寄生』という1つの設定で表現している物語です。

いっても、「寄生」さえあればなんでも上手くまとまっちゃうってほどのチート設定ではないんでしょうが、それにしてもこの設定の有能さは驚愕のレベルです。

人類に対する脅威という意味でなら、高度な文明を持った侵略者だの異能のモノだの未来人だの巨人だのと枚挙にいとまはないけど、寄生には別の意味が含まれている。

人間という宿主が必要という事実。とにかく根底にあるこの両者のつながり方の影響がデカい。
そして、寄生獣が知的生物でコミュニケーション能力があるという事実が物語を生み、彼らの「個としての強さと種としての弱さ」が人間の「個として弱い部分と種として強い部分」をあぶり出していく。
ま~ぁ見事な設定です。

失敗するタイプの人類の敵は、だいたい人間個人をみて「なんだよ?人間ちょろいじゃん\(^o^)/」という判断をして失敗する。
例えると、人間とライオンが個の能力で戦えばライオンの圧勝。
ただ、人間社会とライオン社会が対立したら人間社会が圧勝してしまうという点を見誤ってしまう感じ。

だが彼らはそうではない。冷静に人間と自分たちの力関係を分析し最適解を導き出そうとしている。
正直こういう考え方大好きです。
敵であってもある意味信頼できます。
その、学習能力が高く利己的で、個としての能力は人間に勝る生命体の通称パラサイトは、捕食対象であり寄生対象である人間と人間社会にどう対応していくのか?!

そして人間は?!人間社会は?!

そして、人間とパラサイトの接点ともいえるシンイチとミギーは?!

みたいな展開ですね。

なので、小難しい感じや葛藤なんかは全体を通してあると思います。でも設定がシンプルなので、迷走もないし、複雑でもないし、安定している。

流石は名作の呼び声が高い作品。
全くもって異論なし。


※以下は、個人的ネタバレ雑記。

{netabare}

あぁ、ミギー‥

君は、なんて優良キャラなんでしょう。
久しぶりに、居なくならないでミギー‥(T0T)!!
という感じの胸にポッカリ穴があいた気分を味わいました。

てか、シンイチよりミギーの方に共感してしまう自分がコワい。
元々、ロジカルなタイプってのもあると思うけど、それにしても人外の方に共感してしまうのはどうかと思いますw
特に「地球のためにとか臆面もなく言っちゃう人間が嫌い」の件とか、口に出して「それ、わかるわぁ~」なんて言ってたかもしれないw

理解しあうということはある意味幻想で、点での理解を繰り返すしかない。みたいな話もかなり解りやすかった。
「接点」の点ってそういうことだよな。なんて思ったり。
レビューだってある意味点を見つける作業だしな。とか脱線してみたり。。


気になった点。

シンイチのモテ要素がイマイチ解らない。

ってのはとりあえず置いておいて、
種の存続がないという点。
この設定を聞いた時点で「え?」って思った。あまりにも想像できない設定だったからだ。個の寿命があり、子孫の類を残さない。

すなわち絶滅だ。

もしかしたら高い知能を駆使して自分たちのルーツを探り当てるかもしれない、そして、継続可能な種として存続していくかもしれないが、少なくとも現時点では、自ら種を存続させる術を持たない生命体なのである。

それゆえ、駆除とか共生とかの展開も、なにか空虚なものを感じてしまった。
だって、予めタイムリミットが刻んであるんだから。
共生したとしてもそれは1代限りの期間限定。
継続されない刹那的な共生。

う~~ん。。

種のリミットが迫っているのを自覚している知的生命体の苦悩。
そんなものもあるのかもしれない。


{/netabare}

投稿 : 2015/10/02
閲覧 : 296
サンキュー:

15

NbaJC04345 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

グロいの平気?なら見よう

すっごい昔の作品が、アニメ化したやつ。
確かに違うとこもあったのかもだけど、結構ストーリーは忠実。
人の頭がパックリ割れるのとか大丈夫なら是非見て欲しい

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 265
サンキュー:

1

ネタバレ

MiXTs32975 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

このタイミングでアニメ化

映画化したためなのか、何十年か前の作品が急遽アニメ化されましたね
評判では、原作の設定と違うとか音がだめとか、
いろいろ言われていたようですが、ストーリー重視の僕としては
原作に忠実だったと思います。

特に、主人公がどんどん人間離れしていくわけですが
ある女の人の死をきっかけに人間の心に戻って涙を流すシーンは
アニメながらの感動を感じました。

投稿 : 2015/09/12
閲覧 : 356
サンキュー:

3

なすB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

グロ大丈夫なら普通に楽しめます

原作は随分前に読みました。
十年近く前なので内容かなりぼんやりとしか覚えてなかったです。

突然現れた謎の生命体に寄生された人間と寄生生物の物語です。
主人公は寄生を途中で止めたので右腕にだけ寄生されます。
寄生生物は人間に擬態し、人間という種を根絶させようとします。
右腕に宿った「ミギー」は脳を乗っ取れなかったため
他の仲間達と違い宿主の主人公と共存していきます。

共存の過程で他の仲間達と出会ったり
人間の生き方に触れたりすることで
ミギーも主人公も成長や変化をしていきます。

寄生生物は体を自在に変形することが出来、
刃物や鞭のようにした体をものすごい速度で動かすことが出来ます。
それにより人間を殺し、補食するのですが
戦闘シーンは結構グロテスクです。
そこは注意が必要かも。

基本的なテーマは人間愛と人間とは?て感じです。
母性愛、異性愛、人間という生物の醜美を人間目線、寄生生物目線で描いています。
原作を読んでいた時は上記のテーマが非常に印象的だったのですが
アニメだと戦闘シーンのインパクトにおされて若干テーマが弱くなった気がしました。
それでも初見の人には満足いくのかな。

あと原作だととても印象的だった
ミギーの心の変化とかわいらしさが
アニメだと若干薄いように思いました。
これも戦闘に尺を使い過ぎたためかな?という印象です。

漫画だと気にならなかった
最後の突入シーン等も
アニメだと若干やっつけ感のある作戦に感じました。
学校のシーンより緊迫感が感じられなかったです。

ラストも原作だと違和感がなかったのですが
アニメだと若干寂しく感じられたので
エンドロールにアフターストーリーを加えるなりした方が
物語が広がるのになーと思いました。

ただ初見、原作読んでいるかどうかに関わらず
作画もストーリーもいいので
普通に楽しむ分にはよい作品です。

投稿 : 2015/09/07
閲覧 : 440
サンキュー:

4

ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新一は右利き?・・・そう、それは大変だったろうね。左手で上手くできると良いんだけど・・・

何を隠そう私も「原作組」である。
あの「寄生獣」をアニメ化・・・大丈夫か・・・
そう思い煩う心労のあまりなかなか視聴に踏み切れなかった。
・・・で、実際のところは、
原作との比較も何も、もう忘れちまってたよ!
20年も前だもんねぇ。
もちろん、あらすじは覚えていたし、
キーとなる人物・用語なども観れば思い出す程度には記憶にあった。
でもストーリーの忘却具合が絶妙ですっかり楽しむことができてしまった。

問われているのはただ一つ「人とは何なのか」
哲学である。
描かれているのは「生(性)を全うするため闘い」
エンターテイメントもたっぷり。
20年以上たった今も全く色あせていないことに驚愕。
20年前に抱かれた危機感が今もなお喫緊の課題であるということ。
20年後のそんな世界に漂う厭世観、無力感、絶望感・・・
・・・は言い過ぎだとしても、
経年劣化を感じさせない、この作品の持つ底力に敬意を表したい。

アニメ版について
{netabare}アニメ化にあたって、スマホとかSNSとか細かな設定を現代にアレンジしていたのは○(ピンポンと同様の措置)。
アニメから入ってくる今を生きる10代20代に違和感なく受け入れさせるには必要な措置であろう。{/netabare}

パラサイトについて
{netabare}声優さんは苦労したのではないか?
「人」とは異なる種、当初は「人」を全く理解していない「人」にそっくりな種族。
田宮良子改め田村玲子は、「人」への理解を深め「人」らしく振る舞えるようになってくるんだからなお厄介なはず。
ミギーの平野綾も好演であった。
中性的で理論派のミギーに全然違和感を抱かせなかったのは作品全体にとって大きなプラスになっている。{/netabare}

田宮良子改め田村玲子について
{netabare}超一級の知性である。
自己を理解しようとする。
これは、他者を理解しようとすることである。
自己を理解するためには他者との相違を認識する必要がある。
私は目が二つある。
あの人もこの人も目が二つある。
私は他者と同様に目が二つある普通の人間である。
私の目は大きい。
あの人よりもこの人よりも大きい。
私は他者よりも大きな目を持つ人間である。
「人」と「パラサイト」は全く異なる種である。
捕食するもの、捕食されるもの、という立場の違いも大きい。
それ故に、相互理解不能な存在であろうか?
否である。
「人」も「パラライト」も知性があり、言語によるコミュニケーションが可能なのである。
そのことに気づき、いち早く実践に移したのが「田宮良子改め田村玲子」である。
彼女(パラサイトに性別があるのか不明であるが便宜上「彼女」としておく)は様々な実験により、パラサイトの能力を計測し、その限界を概ね掴むところまで至っていると思われる。
だからこそ「パラサイト」という種を「か弱き存在」と言うことができるのである。
彼女は憂えている。
「パラサイト」という種の行く末を。
パラサイトは仲間を増やす術を持たないのではないか?
無性生殖によって個体が増える様子もなく、
有性生殖的な活動の兆候すら垣間見えない。
彼女とAとの性行為も「人」の身体を用いてのモノであり、
その結果生まれた子も全くの「人」である(らしい)。
(余談だが、Aとの性行為はどのように営まれたのであろうか?性的興奮などと無縁の二つの個体を性行為が可能な状態に変化させるにはどうしたのであろう?・・・ホルモンの分泌を操ることによって性的な興奮無しに性交可能な状態になる・・・ってことかな?)
つまり「パラサイト」の個体数は減ることはあっても増えることはない。
これは憂えるに足る。
こんなか弱き種が「人」と対立していては絶滅するには時間の問題である。
だからこその「共存」の道の模索である。
「人」を喰らわずに生きる道を模索するのである。
命令が来ているのにもかかわらず模索するのである。
「この種を食い殺せ!」と。
彼女は「人」をどのように理解したのであろうか?
理解したからこそ「我が子」を託したのであろうか?
抵抗することなく「我が身」を奉げたのであろうか?
何に奉げたのであろうか?
パラサイトの未来?
我が子の未来?
人類の未来?{/netabare}

投稿 : 2015/09/05
閲覧 : 337
サンキュー:

39

ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意識高すぎて意識低くなってない? 【63点】

未知の生物に寄生された主人公の戦いを描く有名漫画のアニメ化。
さすがにストーリーは面白い。
アニメの存在をきっかけに寄生獣を知る方が増えると嬉しいですね。
ただし原作読者としては、アニメならではの付加価値はあまり感じられなかったのが本音。


■女性的な『寄生獣』
最初に良かった点。
確か放送中にTwitterで見かけたのだけど、原作より女性性が強調されているという指摘が(検索かけたけど自分が遭遇したツイートが見つからない……パクリでごめんなさい)。
副題の「セイの格率」、性も含んでいるのでしょうね(他は生、星、正とか?)。
{netabare}考えてみると寄生獣の構成は、「男性と女性」の物語の連続。
母と子(母親、新一)→男と女(新一と加奈)→母と子(田宮、新一)→男と女(新一、里美)
原作は透徹した目線で描かれ、男性性のマッシブさが物語を覆っていたのだけど、女性性の温かみがプラスされた印象は確かにある。
恋する乙女になった加奈もそうだし、花澤ボイスの里美、平野ボイスのミギーも、そうした意図によるのでしょうか。
女性性の強調によって、性別を持たない寄生獣と人間の対比、母を喪失した新一を最終的に里美が包み込むという物語展開に、深みが増したようにも思われます。{/netabare}


■ただ正直、不満点の方が多かったり。
以下は愚痴。

漫画『寄生獣』が名作とされる理由。
人間の相対化とか、環境問題への一段上からの視線とか、それらすべてを包含する共生のメッセージとか色々あるけれど、優れた批評がそこここにあるので、原作読み込んでない私からの言及は控えたく。
ただ個人的に、その全部の根底にあるのが、バディもの・バトルものエンタメとしての確固たる面白さだと思うのですよ。

{netabare}得体が知れないのに可愛いさを醸し出すミギーと、それに翻弄される新一。
二人は(一人と一匹、のはずなのに、二人としか形容しようがない)、種族や身体性というどうしようもない断絶を抱えている。
ミギーが新一を呼ぶ声はどこまでも「シンイチ」であって、「新一」ではないのです。
そんな二人が日常と非日常の中で、いつしか心を通わせる。
その交流の深化に伴い共闘の完成度が高まって、強敵を打ち破っていく。
エンタメとしてのツボをしっかり押さえたことが、テーマに説得力を持たせていたように感じます。
だからアニメで、二人のやり取りが大きく削られているのが、残念でならない。
関係性の深まりが実感として伝わってこなかった。

戦闘の演出もかなり淡白。
原作からして、棒立ち戦闘を絵のケレン味で補っていたので仕方はないけれど、その絵の凄味が消えてしまった以上、アニメならではの緊迫感の出し方を考えて欲しかった。
レイアウト等難しいのは承知の上で、終始ブカブカ不穏なだけの音楽だけでももう少し何とか……。

また、尺の都合があるのは重々承知の上で、田宮の最期を18話Aパートで処理した点は、不満通り越して笑いが出た。
新一の涙(ED曲付)→CM→浦上のオ○ニーシーンって、それどういう構成だよ……。

総括すると、連続TVアニメであることへの意識低すぎでは。
新一の服装に意識高く哲学用語散りばめる前に、純粋に30分×24話のエンタメとしてのパワーを高めて欲しかった。
エンタメ的快感と高尚さのバランスって難しいんだろうなぁとスタッフの苦労を思いつつ、でも原作読んだアニメ好きとしてははっきり不満。

原作の記憶が薄れていることもあり、後藤戦のラストなど2、3点以外「そりゃねーよ」って改変がなかっただけに、余計「あと一歩」感が。
久しぶりにじっくり原作読みたくなりました。 {/netabare}


【個人的指標】 63点

投稿 : 2015/08/26
閲覧 : 411
サンキュー:

20

ネタバレ

フーカム さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

人間とは…そして寄生生物とは…(さらに更新+疑問)

あなたは人間ですか?
          ~簡潔なあらすじと感想~
 ある日どこからか現れた未知の生物に主人公シンイチは寄生されてしまう
その生物たちにより地球が脅かされて行く中でシンイチは立ち向かい、そして考えるのであった…

哲学的な話や怪獣のような物出てくる作品が好きな人にオススメ

考えさせられるアニメでした

自分なりの感想・考察
{netabare}
このアニメを見ているとある疑問が湧いてきました

 「人間と寄生生物の違いは何なのか?」
 「そもそも人間とは何なのか?」

自分なりに考え、その答えを

1.姿や形が人間であること
2.感情があること
3.行動や能力が人並みであること

という3点におおよそ集約した
理由は作品中の寄生生物と人間を形相から判断したり、姿や形は人間でも無表情・無感動であったり異常な行動や能力を持つために疑っていたりしたからだ

しかし、考えると
事故や障害で生殖機能がなかったり人とは思えない形相にまでなってしまう人もいるかもしれない…
感情が希薄で無表情な人もいるかもしれない…
幽霊が見えたり第六感のようなものが働く人もいるかもしれない…
でもそんな人を見ても"私"はその人を人間だとおもうのである

そうなると再び疑問が押し寄せてくるのだ

そこで連続殺人犯の浦上のこの問いかけである

 「俺こそが正常な人間だな?」

みなさんはどう考えるのだろうか?
私はこの問いかけに少し悩んでしまった…
浦上はどう考えても生物学上では人間だが、正常な人間かどうかは自分のエゴで決めてしまうからだ…(浦上自身と問いかけられた私自身のエゴ)

そこでやっと気付いたのだ
人間とは個人的だけでなく社会的に認められて初めて人間とし確立するのだと
例え姿が違い感情が希薄で超人的でも社会が人だと感じたならそれはもう人間なのだ
人から生まれた人は人間だとするなら
では先祖の猿人も人間か?その境目は?そのもっと前は?…

ここで最終回の夢の中で人のような姿をしたミギーのセリフが響く
 ※シンイチはミギーに人間味のようなものを感じているから人のような姿に見えるようになった

「ほーぅ、君の母親は君の脳(心)ではこういう姿に見えるのか
(カナや父さんなど関わった人の幻が夢の中に現れる)

    どれも私が自分の脳で見たのとは違う。私を出してみろ
   (いつもシンイチが見るミギーの幻が夢の中に現れる)

 へぇ、つまりそういうことなのさ。お互いを理解し合えるのは
   ほとんど点なんだよ。同じ構造を持つはずの人間同士でさえ
    魂を交換できたとしたら、それぞれ想像を絶する世界が見え、聞こえるはずだ」

私たちはただの粒子の集まりでできている
それはただの点であり、その点については理解することはできても同じ構造を持つはずの人間でさえ他人のことなんてまるで理解することなんてできないし、まして他の生物なんて尚更
こんな言い方をすると粒子の点でしか理解できないと思われそうだが、体を理解するにはその点の理解を繰り返すこと
心を理解するにも点のように小さな理解を繰り返さなければ理解しえないのだ

では社会が考える人間とは何なのか?
それは個人の格率が集まってできたものなのだろう

 ※格率とは
1 世間で広く認められている行為の基準。また、それを簡潔に表した言葉。格言。金言。処世訓。
2 カント哲学で、行為の普遍的な道徳法則に対して、主観的にのみ妥当する実践的原則(規則)。

だから浦上が正常な人間だと思うかは人によって違うのだ
ただ、ミギーの最後の方に残したセリフ

シンイチ
「道で出会って知り合いになった生き物がふと見ると死んでいた、、、そんなときなんで悲しくなるんだろう?」
ミギー
「そりゃぁ人間がそれだけ暇な動物だからさ、だがなそれこそが人間の最大の取り柄なんだ。心に暇のある生物、、、なんとすばらしい」

これこそが人間たる格率の1つなのかもしれない

人間としての
【生】(生物や生命)
【性】(性格や性質)
【静】(死)→脳死や植物状態は死か?また質量保存の法則によれば体は消えることはない
それぞれの格率は心が決める

ある意味人は心に寄生されているのかもしれない
そして寄生生物たちは心のようなものかもしれない
そんな私たち自身を"獣"にするか"人間"にするのかは姿や形ではなく、あなた個人とそれを取り巻く社会次第なのであろう
{/netabare}
では今一度問おう
あなたは人間ですか?
そしてミギーは何ですか?

それは{netabare}あなたとミギーとそれらが取り巻く社会しか決められないのでは?
{/netabare}

最後に疑問
{netabare}
カナという人物のメッセージは一体なんだったのだろうか?

1つは浦上と同じ能力を持つ特異者として存在するが人間らしい者という立場なのだろう
しかしそれだけでは無い気がする
というのも他の人物に比べたらかなり大きく描かれていたしOPでカナとシンイチの母親が重ねられていた
ここに何か大きな意味があると思う
しかしイマイチわかりません
誰か分かる方いたら教えてください(>_<)
{/netabare}

投稿 : 2015/08/24
閲覧 : 410
サンキュー:

33

ネタバレ

あのみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作未読

です。

平野綾が嫌いだからそれだけで見てないって人は騙されたと思って見てみてください。ほぼ違和感不快感なく楽しめるでしょう。
私も彼女が嫌いで視聴を諦めていたのですが友人に勧められて見た結果かなり楽しめました。

まず原作がかなりの名作ということで面白くないアニメを作るほうが難しかったと思う。それぐらい面白い
細かいことを言えば話をわかりやすくするために普通に考えればおかしいところは数点あるらしいが私は指摘されるのを見るまで気づかない程度に話はまとまっていると思います。

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 433
サンキュー:

2

デレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作ファンです。

始まる前は不安でしたが、なかなかの再現度。
評価を見れば一目瞭然ですが大満足でした!

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 266
サンキュー:

1

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人間とは?

人間という種、そして他種との関係を見つめなおすきっかけを与えてくれる作品。
他種に生命を脅かされそうになれば、必死で抵抗するのは生物として決して間違っていない。
ただ、この作品の原作がかなり昔のものだから仕方ない部分もあるのだが、「人類が放っておくと無駄に増えていく」という考え方は、特に今の日本では古めかしい印象を受ける。どうやったら数が増えるか必死で考えてる状況な訳だし。。。
文明が発達し生活レベルが上がると、むしろ人口は自然に減るし、この流れは恐らく止められないことも、みんな解ってきているのではないだろうか。
つまり、あまり難しいことは考えずに、「パラサイト野郎」対「偶然出来上がった強い人間」のバトルを楽しむのが、現代におけるこの作品の楽しみ方なのだと思う。
では、その部分がレベルが高かったかというと、個人的にはそれほでもなかったように思う。

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 328
サンキュー:

1

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作者の言いたいことはわかるし、押し付けになってないのはいいね。

原作は20年以上前の作品とのことで作風は古めですね。
主人公の新一も、どことなく臆病で眼鏡をかけていて気が弱そうな高校生と
どこにでもいそうな感じ、パッとみての印象は地味ですね。
作画もキャラデザインも普通かな極端に悪くは無いけど
お世辞にも良いとは言えないくらい地味ですね。
昔の作品だけど設定は現代にしているためか
スマートフォンが意味も無く出てきたりパソコンで検索したりのシーンがいきなりみられたり
この作品は現代に設定していますよ的な展開も多いかな

ストーリーはどういう方向性で進むのかは最初はわからないけど
謎の生物に寄生された新一が同じく寄生された人間と戦う展開が序盤から繰り広げられますね。
序盤から寄生された人間は脳自体も乗っ取られているので
凶暴的、寄生獣は今までどこで暮らしていたのかと考えてしまうくらい
暴れまくって人間を襲いますね。
パニックシーンや襲ってグロシーンなどよくあるバケモノと戦うパニック映画みたいです。
そして新一は寄生されそうになった時、脳に上がってこないように
抵抗したため奇跡的に脳を寄生されずに
右腕にだけ寄生されただけで助かったという主人公だけ特殊というケースで
よくある主人公だけ特別設定です。

最初はあくまでも自分が生きるためだけの行動をしているミギーと
普通の高校生であり普通の倫理観の持ち主である新一との衝突するケースと主にやっていました。
ミギーは自分が生きるための損得で行動しているが
生物としては当たり前の行動をしているのである程度の行動原理の説得力は
あったと思います。
新一も自分の保身だけに気を使い他の事はどうでもいいという考えの持ち主のミギーに
不信感を抱くのもよくわかるので、新一とミギーの考えはどちらも一定の説得力はありました。
序盤はこの価値観の違うコンビが襲ってくる寄生獣と協力して戦うのが主な流れだったです。

険悪になりながらも協力して戦うのは
一般的には抵抗があるかも知れませんが変に馴れ合うよりは
個人的には面白かったですね。
何だかんだ言っても一心同体なので新一が不信感を抱いても
一緒に戦わざるえないし、協力もしないと生きていけないわけで
仕方なく協力していくうちにお互いを助けたり、お互いを思う気持ちが芽生えていくので
そういった積み重ねに生まれる友情劇は凄く良かったと思います。

人間に寄生した寄生獣側は正直色んなタイプがいましたね。
単に凶暴な者から人間側に適応した者まで様々な生き様は個性的で良かったと思います。
寄生獣側もお腹にいる赤ん坊を根拠に我々はバケモノか人間と
語りかけてくるシーンはこの物語のテーマ性を感じたので
哲学的であったり人間とは何だと深い部分までやる原作者のメッセージ性は伝わりました。

出オチだけにならず物語が進むと
新一の体に変化が起きたりミギーにも弱点が出来るので
戦いや展開にも変化がみられ
新要素のおかげで戦い方に幅が広がったりシーンも多かったし感慨深いシーンも多かった。
新一の体が変化して段々人間ぽくなくなる感じもリアルさがあったし
新一の心理の変化もかなり上手いと思いました。
そしてその変化に気付く里美の心理描写は丁寧なので
最初よりも新一の体の変化が起きてからの方が良かったです。
序盤眼鏡で冴えない高校生だったのはこの時の布石と考えれば中々の仕掛けだった。

ただ気になる点はありますね。
寄生獣側は人間を襲う理由は食料だと言ってたけど
別にそんな感じはしなかったですね。駄目になった体を交換したり、正体がバレたから殺したり
保身のために殺してたり、ただ殺しているにしか見えないケースが多かった。
いくら人間と考え方が違うとはいえバレたら即殺害て
寄生獣側にとっても得にみえないんですよね。
警察にやっかいになったりで逆に人間として生きるのに不利ですよね。
そしていくら原作がインターネットが無い時代の話でもあれだけ無残に惨殺するバケモノが
うろついてたら、もっとパニックになるんじゃないのとか
平然と普通に生活している国民には違和感はあるかな
学校で武装した警察官5、6人殺害する高校生て普通じゃないよなど
謎が多くて多分まともに学校は再開されないなど展開の無理さはあるかな
このアニメのメッセージ性、言いたいことはわかるけど細かい部分の雑さは気になる。

新一と寄生獣の戦いについては、新一はミギーとのコンビで
寄生獣を打ち破る展開はミギーが色々アドバイスして戦うので
色々考えて戦っている描写が感じられて面白いと思えましたね。
1対1でなくてコンビで戦い工夫して強敵を挑むのはとても良かった。
後半は寄生獣側も1人ではなく複数いたりするので
集団戦の様な戦いは見ごたえはありました。
ただ戦闘の作画は正直高い質はなくて普通で
触手はよく動いてるなと関心はしますが、構図、演出にワンパターンな所が多く
体が激しく動く戦闘はあまりなかったので
触手以外の動きがみられたらもっと面白いなと思える質だったと思います。
戦闘の駆け引き、会話はかなりいいので面白いとは思いますが
作画的に期待してた人はあまりにも普通なので現代の高いクオリティーを
期待してた人には拍子抜けかも知れません。
あと最初のころは戦闘中のBGMがあまり合ってなかった気はします。
後半は合ってた事が多かったですが最初のころの合ってなさは
気になる人は気になるでしょう。

後半は寄生獣側も組織的に出てきたり、人間側も警察などの大掛かりな組織が
動いて様々な価値観違うグループのそれぞれの動きは見ものでした。
このアニメ主要人物もかなり死人が出るので次は誰がやられるのかと
ビクビクしながら視聴しないといけない怖さがありました。
個人的にはグロだの死人が出るのは好きではないのですが
読めないストーリーなので続きは気になる出来はあると思います。
でも流石にあっさり死人が出まくるのは、なんだかなあ
多分これだけ無差別に人殺しをしまくれば
やはり一般人にもバレるだろうなとは感じますね。(ただの事件ではなく寄生獣のこともバレるでしょう)
役所での戦闘を隠蔽するのは無理でしょう。
寄生獣側はあんまり隠密行動はしないので、その無茶振りは最後まで気になりました。
役所での戦いの後、謎の夢オチみたいな展開で意味がわからないこともありました。
あの展開から新一が自分の家のベッドで寝ている状況になるのか理解に苦しむ。
やはり細かい展開は雑かな

それでも最後の方はかなり良かったと思います。
終わりに近づくにつれバトルものにはなるんだけど
単なるバトルものにはならずメッセージ性も段々強まりました。
20年前の原作だけに環境問題への問いかけもあるんだけど
押し付けにはなっていなくて原作者が伝えたいことには共感することは出来ました。
結局、環境問題や地球に優しくしましょうなんて人間側の基準の都合でしかないし
それを20年前の段階で言いきるのは中々だと思います。
最後の方のバトルも単なる戦いではなく原作者が伝えたいことは、よくわかるし
バトル自体にもメッセージ性が感じられたのは、かなり良かったです。
それでいて、これも押し付けにはなっていなくて
個人がそれぞれ考えればいいレベルに収まっているし
他にもミギーと新一の友情も上手く入れてるので中々のまとめ方だった。

声優さんについてはミギー役の平野さんは演技力はかなりありました。
場面場面でキャラの気持ちは伝わってきました。
他の声優さんもかなり上手かったです。演技で気になる所はありませんでした。

個人的には役所での戦闘はやりすぎだとは思いましたが
他のストーリーはかなりの出来はありました。
メッセージ性も伝わりましたし中身は満足です。
あとは作画や演出面が並や音楽面で序盤戦闘でのBGMが合ってないことでしょうね。
最近はストーリー以外も高いクオリティー望む声が多いので
並かそれ未満のクオリティーでは満足出来ない人もいるでしょう。

投稿 : 2015/07/30
閲覧 : 294
サンキュー:

6

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

勢いで見せてくれるアニメ

キャラに全く共感できなかったけど、勢いで見せてくれます。
激しい戦闘と自問自答したり絶望にひしがれる様子は、わたし好みで、すんなり作品の世界に入り込むことが出来ました。
また、ストーリーが未だかつて見たことのないような物語で、先が見えず毎週どうなるんだろうと期待しながら観ていました。
それだけに最終回のまとめ方はちょっと残念でしたが、中盤の面白さは間違いなく今期トップクラスでした!

投稿 : 2015/07/24
閲覧 : 291
サンキュー:

9

ネタバレ

桜雨カノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悪魔一番それに近いのは人間だと思う…

「私の一番古い記憶は『脳を奪えなくて残念』という気持ちだ・・」
覚えたての言葉で話したミギーの一番初めの台詞
一度見た時に個々のシーンは何の引っ掛かりもなく見れたのだが
二度目からはここのシーンが心から離れなくなりますよね(ノД`)・゜・。

「(いちばんはじめに、きみに出会って...)
(きみの...脳を奪わなくてよかったよ...)
意識が薄れていく…… 妙に眠い…… それなのに孤独感だけがくっきりと大きく…… これが…… 死か……」
この、シーンを思い出してすでに泣きそう(◞‸◟)

ミギーの感情が少しずつ変わっていくのにまじ涙!!
他の生き物にとって私たち人間はとても不思議な生き物だろう
環境のことを考えたり、見知らぬ誰かを助けたり、自分の命を犠牲にしてでも大切な人を守ろうとしたり、……
またその逆で、あらゆる生物植物を殺して生きて……
なんて矛盾とした生き方なんだろうと私でも思う
「シンイチ・・・『悪魔』というのを本で調べたが・・・一番それに近い生物は、やはり人間だと思うぞ。人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが私の『仲間』達が食うのは ほんの1~2種類だ。質素なものさ。」
人間は悪魔だ
どの生き物よりも残酷だ
でも、だからこその人間なんだよ
「そりゃ人間がそれだけヒマな動物だからさ
だがな それこそ人間の 最大の取り柄なんだ
心に余裕(ヒマ)がある生物 なんとすばらしい!!」
ミギーが唯一人間をほめた言葉
そうだね
こんなにもいろんなことを考えられるのは人間だけだろうね
「人間と我々が大きく違う点・・・それは人間が何十、何百、何万、何十万と集まって一つの生き物だと言うこと。人間は自分の頭以外にもう一つの巨大な「脳」を持っている。それに逆らったとき、寄生生物は敗北するわ。」
田村玲子の言葉

一番伝えたいことは
「人間は存在する生き物の中でどの生物よりも残酷でそして、での生物よりも美しい」ということではないでしょうか

この話は「人間」を考えさせられる
あなたの中で人間とは……?



一度考えて見てください
世界が変わるかもしれませんよ(*^_^*)

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 244
サンキュー:

1

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作の良さ+現代クリエーターの努力

原作をほぼリアルタイムで体感した時代です。
私は漫画っ子でしたので、まずその原画が下手だと
感じました。
(最初にミギーを見た時は
【なんじゃ、その安易なデザインは?
とふきだしたものです】)
ただ、その内容は安易のようでありながら
とても深く、エンターテイメント性を強く感じました。
(単純に読んでいて楽しかったです)
この作品(原作)は瞬く間に話題になり、
当時、一世を風靡しました。

そして、ここに来て実写映画とアニメ化の開始。
(版権の関係からそれらの使用が許されず、
ここにきてようやく解禁されたのだとか、、)
原作を知っているので、
ある程度予想はしておりましたが、
予想以上の出来栄えでした。
原作では、主人公は【普通】を意識した高校生でしたが
アニメでは初期設定で眼鏡をかけ、
とある事件との明確な違いのアクセントに使っていました。
その他にも様々な趣向が現代風にアレンジされ、
エンターテイメントのエッセンスとして随所に盛り込まれていました。
例えば当然、原作時代は携帯はおろか
PCさえそこまで普及してませんでした。
(これは現在クリエーター達の明確な成果)

全24話、土日の2晩で視聴完了できるかと思っていましたが、、
流石に無理でした。
(日中は子供のお守りがあるので駄目)
本当に魅せられると言うか、
続きの見たくなる作品でした。
時にはバトルモノの様でもあり
(その際は戦術などの話も盛込まれ見応えあり、
ミギーの冷徹な分析は流石)、
家族愛を描いたヒューマンドラマでもあり、
(父と母との親子の絆は本当にこの作品のテーマです)
エコを絡めた種族の話でもあり、
(愛すべきミギーの個性は言うまでもなく、
敵でありながら独自の視点を貫く田村リョウコの
話は本当に深い)
良作アニメが満ち溢れている近年にあっても
ずば抜けた良作と思います。

投稿 : 2015/07/14
閲覧 : 267
サンキュー:

5

kunitono92 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人によっていろんな角度から観れる感じです。深い…。

地上波で実写映画版の1作目が放送されていたのを視聴し,気になってこちらを観ました。

いやぁ…いろいろなことを考えさせられる作品でしたね…。
生物としての人間の特殊性とでもいいましょうか…。

考える知性を持つ人間だからこそ,様々な考えでそれぞれが行動している。
そこには人間らしい「感情」や「理性」,社会の「マナー・規範」などあらゆるルールや常識がある。

しかし,人間とは元を返せば地球上に存在する種のひとつでしかなく,われわれは結局「人間のものさし」でしか考えを巡らせてはいない。

ゆえに「人類にとっての利己」を優先するのである…(._.)

物語を観ながらすごく考えさせられました。

自分はこんな感じでしたが,観る人が変わればきっと感想も変わるはず,恋愛や,母性などいろんなテーマのお話もありました。

どの回も内容が濃く,観だしたら止まりませんでした…。

ぜひ,時間があるときにゆっくり考えながら観てほしい。
そんな作品です(^-^)

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 300
サンキュー:

10

が~お さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ミギー

■要素
パラサイト、バトル、学園、グロテスク

■簡単な紹介
ある日突然パラサイトが現れた。多くのパラサイトは、人間の脳に寄生したが、主人公の「泉 新一」の場合は、脳ではなく右腕に寄生された。そんな人間の脳が存在している主人公と、パラサイト達の戦いを描いた作品です。

■内容
物語については、本筋もしっかりしていますし、流れも興味をそそる展開で、観る度に次はどうなるのかと気になりました。流れの速度感も程よいので、2クールですが、中だるみもないです。楽しくガンガン観ていけると思います。
また本作品だけで、最後まで完結していますので、観終わった感もしっかりあります。
バトルについては、頭脳戦であったり、緊迫した感じであったり、主人公の同様であったりが上手く描かれていて十分に楽しめました。
ただ、結構残酷な映像が多いので(見えない様になってますが)、グロテスクなものが苦手な方はきついかもしれません。
あとは、主人公が動揺する場面が若干しつこい気がします。。。まぁ一部分だけなので、全体からすれば大したことないと思います。

■総評
残酷な場面が多く、雰囲気が暗い感じですので、重い印象を受けると思います。ただ話の内容が重いというよりは、雰囲気が重いという感じですし、内容はわかりやすいので、比較的観やすかとは思います。
話の流れもちょうどいいですし、設定も非常に面白いですので、バトルアニメが好きな方、ちょっとダークな感じが好きな方にはもってこいだと思います。一度観てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2015/07/05
閲覧 : 253
サンキュー:

1

クローバー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

話題作

映画化されると言う事で視聴しましたが実写でうまく
再現出来るのか?心配です

投稿 : 2015/06/28
閲覧 : 250
サンキュー:

1

nora1581 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

とても面白い作品でしたが最後のほうが尻すぼみかなーって思いました。

投稿 : 2015/06/19
閲覧 : 198
サンキュー:

1

ゆ き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作ファンでしたが楽しく見られました。

シナリオや設定の変更も違和感なく楽しんで見られました。(そもそも細部に突っ込みだしたら切りがないのは、多くのアニメでも同じですし。)
とはいえ、演出と作画にもう少し愛が欲しかった。淡々とした描写だけ原作に倣ったのか、結果的にテンポの悪さや、アニメーションの迫力不足がところどころ気になりました。

投稿 : 2015/06/03
閲覧 : 201
サンキュー:

1

seawalker さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

ストーリーが面白すぎる

物語が面白すぎてとにかく続きが気になる。

投稿 : 2015/05/28
閲覧 : 264
サンキュー:

1

さくらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

適度な改変が好ましかったです

アニメ化の話を聞いた時最初に思ったのは、「まともな作るのは無理だろう、また画面がの半分が真っ黒になるのか・・・」と絶望的な気分になりました。

が、幸いにしてキャラの改変を含め実にうまく処理してくれており、最初から最後まで実に気分良く見せてくれました。端的に言うと実に面白かったです。
この作品に限っては、普段アニメなど全く見ない嫁が毎週かかさず見ていたのが印象的です。

全体的にほぼ満足なのですが、一点だけ。
後藤が実に格好悪くなっていたところだけは納得がいきません。
何ですか?あのほうれい線は?
後藤のジジィ顔なんて見たくもありません。

その点が気に入らず、BOX購入を見送りました。。。。

投稿 : 2015/05/20
閲覧 : 356
サンキュー:

2

あくま君 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

最高に面白い

今とてもはまっているアニメです

投稿 : 2015/05/18
閲覧 : 250
サンキュー:

3

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寄生獣 セイの格率のストーリー・あらすじ

ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する、彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。(TVアニメ動画『寄生獣 セイの格率』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
主題歌
≪OP≫Fear, and Loathing in Las Vegas『Let Me Hear』≪ED≫三浦大知『IT'S THE RIGHT TIME』

声優・キャラクター

平野綾、島﨑信長、花澤香菜、沢城みゆき、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子、吉野裕行、KENN、芹澤優、鈴木琢磨、村瀬歩、石田彰、水島裕、二又一成、井上和彦、青柳尊哉、浪川大輔

スタッフ

原作:岩明均(講談社『アフタヌーン』)、 監督:清水健一、シリーズ構成:米村正二、キャラクターデザイン:平松禎史、総作画監督:小丸敏之、美術監督:赤井文尚、色彩設計:橋本賢、撮影監督:伏原あかね、CG監督:福士直也、編集:木村佳史子、音楽:Ken Arai、音響監督:山田知明

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