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「未来少年コナン(TVアニメ動画)」

総合得点
76.9
感想・評価
446
棚に入れた
2307
ランキング
660
★★★★☆ 4.0 (446)
物語
4.3
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
4.2

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未来少年コナンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ちょっと冗長だったかな 昔のシリーズだし

テレビシリーズの方も少しだけやってみますか、見た範囲で。

このコナンは確か最後まで全話見たはずなんですが、途中の話の展開とかほとんど忘れていまして、ムックも持っていますが詳細は思い出せないです。いわゆる名場面のある話、太陽塔からラナを助ける場面とか、太陽塔でラナが拷問で高所に立たされる場面とか、ギガントの飛ぶ最終話は覚えているんですよ。おそらく見返したら、「あっ、それ知ってる」と思います。何しろ全26話でしょう、昔のシリーズだから、話が長いんですね。しかも昔の制作現場なんで、作画の時間を伸ばすために、カット尻が長い場面が多い。そのため見返すのが困難に思います。

ただ話としては見た当時は面白いと思いました。コナンとラナはベストカップルだと思います。その後いろいろな作品のカップルで、このキャラデザインから取られているようなものが散見されます。私などは「ガンダムW」のヒイロとリリーナもこのコナンとラナの踏襲に見えますね。まったくキャラの性格は違いますがね。ラナはその後ラピュタのシータにつながっていくキャラだと思います。ナウシカはちょっと違うでしょうね。うまく言えませんが、少し違う気がします。その違いが、色指定やキャラの風貌に現れていると思います。おそらくなんとなく髪の毛を黒色に指定しているんじゃないんです。うまく言えないのですが、そう思います。

それで最近のジブリ作品よりも、本作の方が政治的な風刺が効いていたと思います。特に最後、レプカが巨大なギガントで飛んで逃亡しようとするシーンですね。今だとこういうのは、圧力があってできないんじゃないでしょうか。権力者はこういうもんだ、という主張が昔の作品の方がダイレクトに描かれていることが多いです。その点は私は昔の作品の方が好きですね。ギガントが飛ぶ時、下層民たちの住んでいるブロックのバラックの屋根がばーっといっせいにめくれあがるんですよ。まさに東日本大震災みたいですよね。こういう言い方しちゃいけないのでしょうが。しかしそういう描写を見たら「よしよし」って思いますよ。その巨悪を正義が討つ。やっぱりこれですよね。

あとあまり指摘されていないと思いますが、この作品のインダストリアのSFデザインが、最近のインダストリアルデザインの主流みたいですね。エルゴデザインというんでしょうか。当時は思わなかったけど、時代を先取りしていたと思います。インダストリアというネーミングは原作どおりだと思いますけど、ここも予言的作品だと思っています。

付記・「ラナ」はロシア語でpanaで「けが・傷」の意味になります。シリーズ冒頭で不時着する宇宙船乗組員のパイスーがロシア風だったので、ちょっと書いてみました。

投稿 : 2022/03/30
閲覧 : 256
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5

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

一度は観ておきたい

作品自体は以前から知っていたが、「映像研には手を出すな!」に引き合いに出されているところから全話視聴。

宮崎駿監督のジブリ作品に通ずる場面が随所にみられる。
1978年の作品なので、今改めてみると古めかしく感じる。
オマージュ元にされる作品なので、一度観ておきたい

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 264
サンキュー:

0

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大きくなれよ~♪ 

感想

多分、小学生の低学年の頃観てたんだけど、一分の場面は覚えてた程度。
今回、リマスター版で再放送してたので、懐かしさもあって観ました。

近未来、荒廃した地球で人類の存亡をかけて立ち上がる少年「コナン」の冒険を描く作品ですかね。

コナンの身体能力に驚かされるばかりで、そんなばかなw的シーンもいっぱいで面白いですね。
特に、足の指の握力や、高所からの落下にも耐える頑丈な骨にもビックリです。
でも、やってることは悪と戦うヒーローみたいなもの。
見ていて応援したくなります。
そして、大人になって観てみると、「少年とは、こうであれ!」的姿なんですよね。
好きな人を常に想い守り、どんな難関もあきらめず立ち向かっていく姿は、憧れてしまうくらいです。

今の子供とは育ち方が違うのは解るけれど、もっとコナンみたいにたくましく育ち、強い男の大人になって欲しい。。。と、そう思わせる作品でもありました。


タイトルは(丸大ハンバーグ)から

ツボ
モンスリーの最後の「バカね♡」

投稿 : 2020/11/06
閲覧 : 245
サンキュー:

19

ネタバレ

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

徹頭徹尾駿節

名作の一つとして良く名前の上がるアニメ。実際シンプルな冒険活劇で純粋に楽しい作品だった。

一応原作はあるのだけどとにかく駿節が強い!わかりやすいキャラクターに憎めない悪党たち、勢いとスピード感あるアニメーション、ストーリーだって序盤から中盤にかけては完全にラピュタだ。でもこれら王道要素の詰め合わせはやっぱり安定した面白さだ。

駿氏が心がけていることに「たとえ言葉がわからなくても、動きで話が理解できるような画面づくりをしている」というのを聞いたことがあるが、まさにその通り。小難しい話もないのに見ていて退屈しないし、全26話と2シーズン程度でありながらそうとは思えないボリューム感もあった。

今後も駿氏の功績とともに語り継がれていくであろう名作であった。

投稿 : 2020/09/18
閲覧 : 239
サンキュー:

2

ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさに不朽の名作

一応アニメ好きとして、これまで2,000を超えるアニメを観てきましたが、この超有名アニメを観ていませんでした。
この春NHKで再放送が始まったのをキッカケにdアニメで一気に視聴したのですが、人気作だけあって面白いですね。
随所に宮崎アニメを感じることができました。
この後に作られた、ルパン三世カリオストロの城にも通じるものを感じます。
個人的には最近の物よりも、この頃の宮崎作品の方が好きですね。

それにしてもコナンは見た目からは想像できない、超人のような運動神経や体力の持ち主ですね。
特に足の指力の強さには笑わせてもらいました。
ラナも凄かったですね。テレパシー能力があったり意識を飛ばしてコナンを捜したり、完全にニュータイプでしょう(笑)。
最終話でダイス船長がモンスリーと結婚したのも驚きでした。
ダイス船長は人間味のある魅力的なキャラクターだったので、惹かれるものがあったのでしょうね。
それにしても相手がモンスリーとは…。
第1話にモンスリーが登場した時からは想像できない展開でした。

昔の作品なのでツッコミどころも結構ありますが、そんなことはどうでも良くなる面白さです。
不朽の名作と言わるだけのことはありますね。

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 287
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7

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

仮SFスーパー英雄(?)列伝100

感想がこんな~に~書けないのはな~ぜ~
内容がネタに~なっていくのはな~ぜ~♪

と、エンディングの歌詞(ん?)とリンクする位、感想を書くのに苦しみました(おいっ)
と言う事で
「たった一つの真実見抜く、見た目は子ども、声はのび太、その名は未来少年コナン!」
の感想です。
(えっ?どっかで聞いたようなセリフだって・・・気のせいですよ 汗)

今では頻繁にアニメを放送してるNHK初のテレビアニメシリーズと言う事で、期待して第1話を見たんですが、冒頭に出てくる宇宙船のデザインが・・・ふ、古い(おいおい)
思わず頭を抱えながら見始めたんですが、面白いじゃないですか、これ。
もう毎週見るのが楽しみになりました(笑)
さすが、宮崎駿初監督作品という事でしょうか。
あんな原作がこんなに面白い作品になるなんて(待て)
ラナのピンチに大活躍するコナン(第8話は必見です)
ついには、あの巨大戦略爆撃機ギガントまで落とすなんて、もうあの動き、アクションは何度見ても引き込まれますね。
それとキャラが魅力的なのもいい部分です。
コナンとラナはもちろん、相棒のジムシィ、ツンデレのモンスリー様、ダイス船長、レプカ・・・敵も味方もほんと~に良かったです。

おまけ
ラナ
「コナ~ン」
コナン
「ドラえも~ん、ラナを助ける道具を(違う)チャチャチャチャッチャラ~(このスカポンタン)」
・・・いや、声が小原さんなもので、つい

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 381
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14

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

将来に希望をもつ、よき少年アニメ

リアルタイムでは毎週食事中に我を忘れて見入ってしまったので、何回も母に叱られた記憶があります。

科学物資文明を悪としエコロジーベースの生活に憧れたのも、このアニメを幼少時にこころに刻み付けたからです。人生の選択に少なくない影響を与えられたと思います。

そのため冷めた目で評価できなかったのですが、最後の視聴から30年以上ち、そろそろ“洗脳”から脱したかと思い第1話から視聴し直しました。

思い出すと、物資文明の複雑さを少年コナンの純真さが明確に否定しているところが、一番惹かれたところだったという気がするのですが、今回はそういう単純なメッセージが本当にうっとうしく、何回も挫折してしまいました。

今でもジブリもメッセージ性のある話も好きなのですが。
アクション、シーンの構成、声優の方々には惹かれますが、メッセージが漂ってくると冷めてしまうのです。

短絡した思考の、昔の自分への嫌悪がそうさせるのかも。

それでも、海中でのキス、地平線いっぱいの砂漠に埋もれるおびただしい数の戦車群の屑。モンスリーがハイハーバーの木陰で崩壊前の少女時代を白昼夢にみるところ、太陽エネルギー復活後の三角塔のバーチャル公園等、一生心から離れないシーンがあふれているのが、このアニメです。

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 333
サンキュー:

11

ネタバレ

tag さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ツンデレの原点

世間一般ではツンデレキャラの元祖はアスカ・ラングレーだとされている。だが、これは間違いだろう。ツンデレキャラの元祖はモンスリーだ。
モンスリーは冷血で人の命などなんとも思わない、使命のためには躊躇なく自分の命さえ投げ出す女性として描かれている。作中、彼女の欠点が描かれることはほぼない。なんでこんな優秀な女性がレプカなんかに仕えているのかと疑問に思うくらいだ。
モンスリーは強い。ハイハーバーの侵略でガンボートを破壊されたときでさえ、バラクーダ号を接収すればよい、と言ってのける。彼女は失敗を知らない。彼女がようやく敗北を認めるのは、これ以上ないほど下に見ていた、ハイハーバーの民衆の力に敗北した時だ。
それから、モンスリーは変わっていく。彼女は「馬鹿ね」という言葉を発するようになっていく。それはいつも彼女が女性とか、友達とか、いままでは一度もなかった「一個の人間」として扱われたときのテレカクシである。「馬鹿ね」というとき、彼女はうれしいのだ。
自分以外の人間はすべて(除くレプカ?)は馬鹿だと思っていた時には一度も口にしなかった「馬鹿」というセリフが、自分が完全じゃないと認識してから発せられるようになるのは間違いなく、皮肉以外の何物でもない。
アスカの有名なセリフ「ばっかじゃないの」は彼女が本当に馬鹿だと思っている相手には決して発せられない。彼女が「ばっかじゃないの」という相手は決まって彼女がもっとも意識している、意識せざるを得ない相手だ(例えば、エリートの自分を差し置いて初号機のパイロットになった少年、とか)。
モンスりーにとってのダイスがエヴァンゲリオンには存在しなかったため、アスカは壊れるしかなかった。だが、優秀で自分より(明らかに)低い相手に素直に好きと言えず、「馬鹿」といってしまう、というただその一点において、アスカではなく、モンスリーこそツンデレの原点だと僕は思う。

投稿 : 2018/11/01
閲覧 : 484
サンキュー:

6

ネタバレ

dDaMR26518 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供の時に見たけど

ラオ博士の「ラナの友達でいてくれたまえ」という言葉は子供ながらに「いやもうこの場で結婚してもいいだろ…」とツッコミを入れてた。
宮崎監督の最初にして集大成の作品。おもしろい。

投稿 : 2017/10/17
閲覧 : 250
サンキュー:

3

ネタバレ

みねお さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

昭和の名作の一つだろう

原作は違うけど宮崎駿アニメだ。
超人的なコナンが面白い。

話の中で津波のシーンが妙にリアルだ。

コナンとジムシーが初めて会うシーンと
ドラゴンボールの悟空とヤジロベーが初めて会うシーンがちょっと似てると思うのは俺だけだろうか。

のちち「天空の城ラピュタ」が作られる。
未来少年コナンの要素が大分入っているように思う。

それで「未来少年コナン」は面白のかというとすごく面白い。
DVDを買ったほどだ。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 332
サンキュー:

4

ネタバレ

川車3 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幼少期の思い出

物心がつく前から、再放送なんだろうけど見てた記憶があります。
都会から田舎に越してきた幼少期の淡い思い出の作品です。

今見ても面白い作品です。

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 261
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

動きで納得させるアニメ

何が凄いかと言うと主人公が、あるゆるところを動いてくぐって突破していくところだ。

理屈を超えて主人公が良く動くので、無理な動きでもこっちが納得させられてしまう。

ストーリーも少女を助ける少年の話でシンプルで分かりやすい。その上で、世界が破滅した後の世界で再出発した人類という重いテーマもあり面白い。

レプカという悪役が出てくる。昔はコナンたちを苦しめる、悪だと感じた。

今から思うと悪人の気がしない。このくらいの冷徹さと有能さを持った人間は、世の中こんな人は割といっぱいいるなと感じる。

投稿 : 2016/09/13
閲覧 : 268
ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

満足しました。

製作:日本アニメーション
1978年4月 - 10月に放映された全26話のTVアニメ。

スタジオジブリ作品で数々の劇場アニメを大ヒットさせた宮﨑駿監督が髭を生やす前、
髪の毛が黒かった37歳当時に手がけた初監督作品。
43歳だった働き盛り真っ盛りの高畑勲もが演出・絵コンテなど中枢で実力を発揮しています。

この作品の世界観。
戦争と科学兵器によって地球が一度崩壊し、人類数十億人の殆どが亡くなった21世紀の世界。
当時のフィクションの世界ではノストラダムスの大予言とか終末思想とかの影響で、
地球がボロボロになるアニメが結構ありましたね。ヤマト然り、マクロス然り。
OPアニメで超化学兵器で一度地球が滅び、文明社会が海の底に沈む様子が毎回、流されてるのが圧巻ですね。
しかし、地球も人類も完全には息絶えていませんでした。

人類がいなくなって蘇った地球。青く澄み切った空に美しく広がる海。
鳥や魚たちがいっぱいいて、大自然の恵みあふれる世界。そして海の上に僅かに残る島々。
実は人類は完全に滅亡してはおらず、極僅かな生き残りが海洋上の孤島で細々と生きている。
小さな小さな残され島で“おじい”に育てられ二人っきりで暮らしていた、純朴なわんぱく小僧・コナンが、
不思議な力を持った少女・ラナと出会ったことから始まる、少年のたくましく生きていく冒険の物語です。


とりあえず、思ったことを羅列しますね!

・のび太声が主人公で、ジャイ子声が主人公の親友とは…。
 コナン(のび太声)は素直で聡明な子なのですね!運動能力が超人的ですし。
 のび太と同じ声なのに、演じ分けされているのに感心しました。
 ジムシー(ジャイ子声)も自分が知ってるいつもの青木和代よりドスの利いてない艶のある声ですね。
・ヒロイン(ラナ)が第1話では微妙に不細工な子だと思ってたら、
 絶対に我慢できなかったのか即、宮崎監督が直々にラナの作画をチェックするようになって、
 宮崎作品風美少女になりましたね。流石、趣味を仕事にしてる方は凝り性ですね!
・永井一郎が老人ではない役(ダイス船長)をするとか珍しい。
 三枚目のオジサンキャラが非常に似合っていました。
・最初は敵だったモンスリー。可愛い28歳ですね!と最後まで観終わって思いました。
・今作品の最大の悪役レプカ、この人は正真正銘の極悪人ですが、
 ものすごく一生懸命に頑張ってる人でしたので、憎みきれませんでした。
・インダストリアという国が今作品の敵なのですが、悪いやつはレプカ一味だけで、
 大部分が、普通の人間として扱われていたのが良かったですね。
 最高評議会の老人たち。皆が本当に穏やかで良い人でした。

・作画は一見地味です。画像で見ているだけなら、そう思いました。
 昔のロボットアニメなどは止め絵がよくあった気がしますが、
 コナンに限っては全編使いまわしが一切なく、劇場アニメレベルに動いていました。
 メカとか本当に宮崎アニメな感じでナウシカとかラピュタが好きな人なら満足できそうですね。
 1話当たり6000枚~10000枚と言われていて、動画として観た場合、極めて完成度が高いですね。
 動くことによって登場人物の魅力を最大限に引き出していますね。
 宮﨑駿監督が絵コンテを切って話を作っていたそうで、まさに渾身の作品と言えるでしょうね。
 作画にも手を出したりして宮崎無双アニメと言えますかも。高畑勲の手助けもあったとも聞きますが。

・お話としては科学は地上を汚すものだ、人類社会の発展はエゴであって欲を持てば不幸を招く。
 人は寄り添ってささやかな営みがあれば幸せに暮らせるんだって感じで、
 バックボーンとしては、いつもの宮﨑駿って感じでした。
・でも、悪いやつ相手に戦う活劇ものだと思えば、ほろっと来る場面があったり、
 社会生活の仕組みみたいなものを視聴者に見せる話があったりとで、
 最後まで見たら生きてるって素敵なことなんだなと思えてくる内容でした。

・元々は海外のSF小説が原作らしいのですが、原型をほぼとどめていない作品らしく、
 最終決戦から最終回にいたるまでのストーリーは完全オリジナルです。
 でも、そこがあったからこそ未来少年コナンは名作たり得たでしょう。


実のところ、見始めた頃はそんなにも傑作でもないかなと思ってもいましたが、
インダストリアに初めて行ったあたりから、毎回ワクワクしながら見てました。
もしかしたら、昭和50年代でも最上位にくる作品かも知れません。
むしろ、今の子供に見てもらいたい作品の筆頭ですね!

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。
ではでは、今回はこれにて失礼します!

投稿 : 2016/02/27
閲覧 : 693
サンキュー:

64

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ナウシカやラピュタの萌芽

少し見るだけで温かみのある人間性を感じる。

宮崎作品の原型がこの時点ですでに出来上がっていることがすぐに分かった。だから最後まで見なくてもいいなと思った。

投稿 : 2016/02/07
閲覧 : 402
ネタバレ

yMlmw84708 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい作品

コナンが居た島に流れ着いたラナが誘拐されたので取り戻しに行くお話。

記憶が曖昧だけど、すごく面白かった印象があります。
とにかくコナンが頑丈だった気がします。
ジムシーがタバタバとか言ってタバコ吸ってたような?(12歳?)
ラピュタの方が先に見ていたので、組織のボスがムスカのように見えました。

見て損はない作品だとおもいます。

お気に入りキャラ : バラクーダ号の船長

投稿 : 2015/08/10
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

DOLLmimoza さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コナンとラナはベストカップル

原作:アレクサンダー・ケイ「残された人々」より
NHK初のアニメーション作品。全26話・1978年日本アニメーション製作。
監督:宮崎 駿
演出:宮崎 駿/全26話 高畑 勲/第9.10話、早川啓二/第11~26話、
脚本:中野顕彰/第1.3.5~8話、第12~14話、第23~26話、
   胡桃 哲/第2.4話、
   吉川惣司/第9~11話、第15~22話、
キャラクターデザイン:宮崎 駿/大塚康生
作画監督:大塚康生(実際は宮崎 駿兼任)
●あらすじ
西暦2008年7月、超磁力兵器による戦争で5つの大陸は沈み、
滅んでしまった地球での生き残った人々の物語。
宇宙に脱出しようとした乗組員たちが脱出失敗し、
「のこされ島」に不時着し、10人の仲間はその島で過ごしていた。
戦争のあと、20年の月日が流れ、この10人の仲間内で主人公コナンが
生まれたが、宇宙船乗務員のリーダーであったおじいとコナン以外は
みんな死んでしまっていた。そんな時、女の子が浜辺に漂流していた。
女の子の名前はラナ。インダストリアに捕らえられて
(ダイス船長の船による)故郷のハイハーバーへ帰ろうと逃げ出して
来たのだった。インダストリアからモンスリーとその手下たちが
重要人物であるラナを連れ戻しに来る。おじいはコナンに
「あの娘を守ってやれ」と言い残し、ケガが元で死んでしまう。
コナンはのこされ島を後に、仲間を探しに旅に出るのであった。

●年代設定
原作はかなり暗いというし、大幅な設定変更が行われたと思われる。
それにしても1978年の当時、アニメ版では2008年という年は
まだまだ迎えていなかったから‘未来’にふさわしかったのだろうか?
実写映画の「ターミネーター」シリーズにしても、核戦争で人類は
すべてではないが、滅んでしまっているし、あの映画もジャッジ
メントデイが1997年で、2014年現在からするとすでに過去である。
日本アニメーションがNHKに最初出した企画書があって、その時の案だと
2222年となっている。そちらの方がまだ感情移入しやすい。
   -----------------------------------------
●見たきっかけ
このアニメはたまたまNHKで再放送がやっていて、コナンとジムシィが
取っ組み合いや言い合い、張り合って走り回ってるシーンを初めて見て
「何?これ面白そう!」と、そこからハマった。
第3話「はじめての仲間」と後で知り結局1話と2話が
見れなかったと後悔。

●民放再放送版、DVD、デジタルリマスターHD版との違い
後にNHKから民放に放映権が移り、フジテレビでの再放送を見たのだが、
元々NHKはCMがないので、1話辺り28~9分くらいの放送時間だった。
民放だとCMを入れなければならないので、冒頭ナレーションと
中間のアイキャッチ・パタパタをカット。OPとEDソング(簡略版挿入)とで、
4分以上時間調節をしなければならなかった。
第3話Bパート後半にはコナンとジムシィのタバタバのシーンがあったが、
未成年の喫煙シーンがダメでカットされた。第3話Bパート前半で
ドンゴロスの「脳天パーか」と、第5話Bパートでレプカの「人非人」
セリフも倫理上カットされた。
★DVD版は全26話4:3のTVサイズでNHK放送版。
ただしレプカの「人非人」はセリフカット。
ドンゴロスの「脳天パーか」は収録されている。
★デジタルリマスターHD版(ブルーレイ)では倫理上のセリフカットはなく、
オリジナルのままである。ただし35mmフィルムよりからのテレシネで、
横フレームは従来の画面構成より広く入っているが、上下がワイド
画面化による強制トリミングとなってしまっている。
リマスター版とはいえ、細かいノイズや傷は結構ひどいものである。
完全ノートリミング版を望みたいのだが。
★衛星再放送版:上記と同じワイドサイズだが、CMが入るため
民放再放送版と同じく短縮版(プロローグなし、OP・EDはBGMのみの
短縮編集版、アイキャッチあり、)となっていた。
倫理上のセリフカットはなし。

●声優・アフレコについて
★コナン<12歳設定>(CV:小原乃梨子さん「ドラえもん」の野比のび太や
「ヤッターマン」のドロンジョ様で有名。コナンでは第1~2話の時の
「わーい、わーい!」という声が、どうものび太に聞えてしまって
しょうがなかった。ヾ(・_・;)
他代表作:「うる星やつら」おユキ、「アルプスの少女ハイジ」ペーター、
★ラナ<11歳>(CV:信沢三重子さん)「母をたずねて三千里」フィオリーナ、
★ジムシィ<10歳>(CV:青木和代さん「めぞん一刻」の一ノ瀬さんの
人である。
3話「はじめての仲間」でのコナンとジムシィの掛け合い
「ウソツキ!ウソツキ!ウソツキ!」のアフレコアドリブシーンで
二人とも酸欠になったらしい。
★ダイス船長<35歳>(CV:永井一郎さん「機動戦士ガンダム」の
ナレーション、「サザエさん」の波平、「うる星やつら」錯乱坊、
「YAWARA!」猪熊滋悟郎、他多数。
★モンスリー<28歳>(CV:吉田理保子さん「魔女っ子メグちゃん」
神崎メグ、「アルプスの少女ハイジ」クララ、「うる星やつら」クラマ、
★オーロ<17歳>(CV:石丸博也さんジャッキー・チェンの日本語
吹き替えで有名。
★レプカ<33歳>(CV:家弓家正さん洋画吹き替えのベテラン。
「風の谷のナウシカ」クロトワ、「ホッタラケの島」男爵、
★おじい<64歳>、パッチ、ラオ博士、ルーケの父(CV:山内雅人さん
コナンでは4役こなした。パッチとラオ博士<60歳>は同一人物だが、
演じ分けたそうだ。
★普通はアニメ映像に合わせて声優さんたちが台本見ながらアフレコ
していくが、「コナン」の場合、絵が間に合わなくて、声優さんたちは
点とか線に合わせて仕方なくセリフを収録していったそうだ。
相手がいて声の演技もやりようがあるけど、単独で収録の人も
いたらしい。ものすごくやりづらかっただろうに。

●その他・見所・感想など
アニメでコナンといえば大体の人が「名探偵コナン」というだろうか?
私は「未来少年コナン」の方で、作品としてはこっちが好きだ。
まさに宮崎・大塚コンビによる冒険活劇アニメーション!全編お勧めと
言いたいところだが、書面の都合もあるので、ピックアップする。
バカ力で足技(?)に優れ、銛を自在に操るコナン。宮崎さんが言うには、
元々手で殴るのはつまらないし、ただの正義の味方になってしまう。
足でその代わりをさせた方が滑稽だし、表現を和らげるためだそうで。
なるほどと思った。

1話。捕まえたハナジロ(鮫)を背中に背負いながらラナを見つけるシーン。
2話。おじいが死んでしまって悲しみのあまり巨大な石を投げて叩きつけて
嘆きまくる。笑ってはいけないシーンなんだろうけど笑ってしまった。
シリアスなストーリーだけど、所々のギャグが暗くさせない見事な作り。
3話。互角かなと最初思ったけど、ジムシィもコナンにゃ実は敵わない。
未成年の喫煙シーンあり(笑)
4話。ジムシィ泥酔のおかげでその分2倍増しとなり、尻たたきの刑で
メチャ腫れ上がったコナンのピンクの尻。←水かけて湯気が出るすごい表現の
ギャグシーン(大笑)
5話。バラクーダ号からインダストリアへ着き、自転車で来たモンスリーに
「ラナを返せ!」と飛び掛かる。住民に取り押さえさせるが、
多人数を持ち上げ投げ飛ばすコナン。バカ力恐るべし。
6話。三角塔に登りラナを救助しに行く。ガラスに頭突きするけど
流石のコナンでも割れない。気絶した、と思ったら両足の指で塔に
捉まってるところがすごい。ラナをお姫様抱っこで高い塔から
飛び降りるし、その落下ショックの描き方も面白かった。
これぞ宮崎アニメ!

8話。海中でラナが息を口移しでコナンを助けようと懸命なシーン。
「コナン、生きて!生きて!生きて!」
拘束具をパワーで破壊し、ラナを抱えて波上に飛び出す。
「ラナ、死ぬなーーーっ!」

コナンがラナをおぶって砂漠を駆けるシーン。コナンの背中で安堵の
表情を見せるラナ。
9話。戦車の下で木の実(水分量なさそうな)を力を振り絞って
「僕はもう飲んだよ」と言って、ラナのために頑張っているコナン。
この二人はベストカップルだなと思った。
お互いがお互いを大切に思っているのが、ひしひし伝わる描写だった。
ウラヤマシス。

13話。ラナの故郷、ハイハーバーでの話になるが、ゆったり日常を
描いている。全体的にテンポいいし、ストーリーのバランス配分もいい。
ラナはもちろん、コナンもジムシィもハイハーバーでは着替える(笑)
14話。一晩経った朝、別の服のラナを見て「うん、きれいだ!
とってもきれいだ」←ラナは苺のことだと思ってる。
でもコナンはラナのことを言ってるとすぐにわかった。(〃∇〃)
照れてたし。風車村にはラナと同じくらいの年の女の子が
たくさんいると聞き、ジムシィは「おれ、行きたい」(笑)
風車村に行く途中、帽子が風に飛ばされ、コナンはラナをお姫様
抱っこして走る。村の女の子たちに「見ちゃった!いいんだー」と
言われ照れるラナ。平和だねえ…  
風車村でラナは働いていたようだ。
ハイハーバーではみんな働いているらしく、学校はないみたい。
※ラオ博士の娘であるメイザル叔母さんとその夫シャン。
日本アニメーションの企画書だとラナの父母の設定だった。
アニメではラナの両親は亡くなった設定となっている。

15話。島の問題児オーロとブタのことでモメる。ジムシィがオーロの
ブタを勝手に仕留めて焼いてコナンと食っちまったのだ。
そのことで村に言いがかりをつけに来たので話し合いに行くが…。

ラナが荒地にオーロのブタのことで母の形見のネックレスを持って来た。
コナンが「ラナ、こんな奴に何もやるな!僕が相手をしてやる!」
「コナンやめて!」「どいてろ!」ネックレスが落ちる。
その瞬間ラナはコナンの頬を叩く。…時が一瞬止まる。
まさかの展開。
「ひゃはっはっはー!こりゃ傑作だ。仲間割れかーい!」
何でオーロはラナの母の形見のエメラルドのネックレスを
欲しがっていたのか?
これでブタの一件はとりあえず片が付いたが。
インパクトあったなあ、ここ。
ラナが帰り道で「コナンをぶつなんて」と泣いてた…
コナンも「ラナを突き飛ばしてごめん」と謝ってるし。
「コナンにブタのことでケガをして欲しくなかったの」だし、
ネックレスのことについては「コナンやジムシィの方が
何百倍も大切だもの」
こんなこと言ってくれる娘、いるかい?

16話。木の家でコナンがラナに、
「インダストリアの人たちが脱出してきたらハイハーバーだって
人でいっぱいになっちゃうもの。僕たちはのこされ島に行って新しい村を
作ろうと思うんだ。」
「ラナ、その時ラナも一緒に来てくれるととても嬉しい」
これって未来的なプロポーズじゃん。
ラナも「今日とっても素敵なことがあったの」とラオ博士に独り言。

ダイスという男はラナをさらったり、レプカに反逆したと思えば
ラナに対してロリコンと思わせるような言動をしたり、ころころ変わる。
この回でもガルおじさんに爆破・沈没されたバラクーダ号再建のために
オーロを仲間にしようとする。コナンとジムシィの建てた木の上の家を
燃やしたりするし悪い奴なんだか良い奴なんだかわからなくなった。
調子の良い打算的な性格ではあると思う。

で、ついにインダストリアからガンボートがハイハーバーに来る。
18話。ガンボートを沈める案。ガルおじさんとコナンとで実行。
ガンボートは沈むが中にいたラナはコナンが救出。
ハイハーバーに取り残されたモンスリーとその手下たち。

19話。モンスリーの少女時代の回想。なぜモンスリーが行政局にいるか
何となく経緯がわかってくる。津波が来ることで、モンスリーとオーロの
転機でもあった回である。コナンとオーロの対決もコナンは
ゆとり見せた戦いで、足技と怪力で圧勝。
津波直前に気絶のオーロを引き吊り船に乗り込む。
津波は引き、行政局を降伏させた。
何にしてもダイス船長のセリフじゃないけど、コナンはたいした奴だぜ。

20話。
ハイハーバーでは行政局員たちを迎え入れると結論を出す。
だが、支配下に入ることは抵抗あったのかモンスリーは
「指揮官として扱え」と反発。
この辺もそう人は180度変わらないというのをうまく表現している。

オーロはよっぽど堪えたのか、妹のテラを通じてラナへネックレスを
返してきた。コナンとジムシィは津波のことで、インダストリアへ向かう
計画を立てていた。インダストリアへ行く手段のないコナンは
モンスリーに頼む。村では狼の口に手を突っ込むようなものだと
反対されるが。
ラナももちろん一緒に行きたがる(それはそうだ。ラオ博士も心配だし)が、
コナンは反対する。その会話をシャンおじさんに聞かれる。
コナン、ジムシィ、モンスリーの3人でラオ博士の飛行艇を使い、出発。
途中、岸にラナを見つけ「行こう、ラナ」と連れて行ってしまう。
ちょっと騙した感があるんだけど、ここはそう取って良かったのかな?
フライングマシンⅡに密航していたダイス船長が。
モンスリーの怒りに触れたが、コナンの一言で同行出来た。
コナンがモンスリーを信用していることでモンスリーは心が
変化していき「あなたたちと一緒に行くわ」と言う。ここも実にうまい。

21話
フライングマシンⅡ爆発寸前にコナンは気絶しているモンスリーを救出し
抱え出てくるが、行政局につかまってしまう。あとでモンスリーは
レプカにこの件でつっこまれるが、ハイハーバーは戦果に落ちたと
ウソの報告をしており、コナンの件は「考えられないことです」と
シラを切る。

居住区を歩きまわるダイス、ラナ、ジムシィ。ルーケの案内で
地下住民専用の秘密通路を移動していた。レプカの手中には
ラオ博士がおり、後は孫娘のラナの説得だけである。
レプカは太陽エネルギーを使い、ギガント発進を目論んでいた。

※以降最終話までモンスリーが行政局の次長ならではの
高慢ちきな態度が少しずつ和らいでいくのが、不自然さもなく見事だし、
敵だったモンスリーがコナンやハイハーバーの村人たちによって
考えを改めるようになり、やがて味方へと変わってゆく。
シナリオの運びの巧さだ。

ラオ博士の現状を見たモンスリーは複雑な表情をする。

モンスリー:「局長、ラナを捕まえても果たしてラオ博士が協力する
でしょうか?脅迫してもラオ博士が協力するとはあたしには思えません」
レプカ:「言いたまえ、何かいい手でもあるのかね?」
モンスリー:「ラオ博士の言う通りにするんです。インダストリアが
沈む前にあたしたちが武器を捨てるんです。そして住民のすべてが
ここを脱出するために力を注ぐと約束するんです。
きっと博士は太陽エネルギーを復活させて協力してくれます。」 
モンスリー:「局長、ここは海に沈みます。ハイハーバーでは…」
レプカ:「どうしたね?ハイハーバーでは!」
モンスリー:「ハイハーバーでは私たちを温かく迎えると言っています。」
レプカ:「それで?」
レプカ:「どうした、続けたまえモンスリー君」
レプカ:「どうした!続けろと言ってるんだ!」
(足をモンスリーの顔にグリグリ押し付け)
レプカ:「言え!私の戦闘員をどうしたんだ!」
モンスリー:「戦闘員たちはハイハーバーで麦刈りをしています。
島の人たちといっしょに。」
レプカ:「何っ!」
モンスリー:「ハイハーバーへ行ってはっきりわかりました。
ここは鉄とプラスチックの檻です。誰だって緑の中で暮らしたいと
願っているんです。」
モンスリー:「大切なのは太陽エネルギーではありません!」
レプカ:「くっ!」(モンスリーを蹴る)
モンスリー:「局長、武器を捨てましょう!」
レプカ:「言うな!負け犬の裏切り者め!」

囚われているコナン。コンクリの壁を拘束具もろとも
力まかせに繰り抜き、裏向きに(笑)
モンスリーが銃殺前の別れの挨拶にとコナンの所へ。
局員を厚い壁の下敷きにしてやっつける。
元々コナンを前から一役買っていたから「まったくあなたって子は!」の
セリフが。だが、油断。モンスリーは撃たれてしまう。
「インダストリアの弾も当たることがあるのね」コナンの手に血が…。

22話  
「コナンならそこから降りられるわ」とモンスリーは他の局員たちに
立ち憚る。銃声が響く。「モンスリー、死ぬなーーっ!」
塔から飛び降りるコナン。

レプカは居住区に爆弾を仕掛け、海水を流し込み住人たちを
溺死させる気でいた。ラナだけ手に入れることが出来れば
他は用なしである。
嘘の条件をスピーカーで流しラナの引渡しを要求してくる。
他の人たちも救うという条件で名乗り出るラナ。
レプカが素直に要件を飲むワケがないのに。

装甲シャッターを開けるしか住民たちの命を救う道はない。
コナン、ジムシィ、ダイスの3人はトロッコを逆さまに被り、
水中を進み装甲シャッターを開けに向かう。

ラナにラオ博士を説得しろと言うが、レプカには住民を助ける気は
ない。ラナはわかっているから決して言うことは聞かない。

モンスリー銃殺の前、ダイスが地面の裂け目から這い出て、
注意をうまい具合に逸らせた。モンスリー救出。
ダイスがモンスリーをおんぶ。さすが船長!
コントロール室を制覇。委員さんたちに装甲シャッターを開けてもらう。

23話
住民たちが傾れ込む。レプカを倒せ!博士を救え!
フライングマシンに向かっているレプカ発見。ところがラナを人質に
取られていてコナンは手を出せず。武器を取りに戻る。
もぎ取ったデカイパーツ(何あれ?)を槍投げのごとく
フライングマシンに命中させる。
フライングマシン炎上。
コナンはラナをお姫様抱っこで飛ぶ!
重力に逆らってはいるが、このアニメじゃヤボなことは言わない。
斜め着地だがコナンの足の指でジムシィの差し出した棒を掴み、
みんなで引っ張って無事着地。
レプカは爆発したかに見えた。
モンスリーはダイスの背中で気絶。みんなダイスに任せて
行ってしまい、ダイス船長ウロウロ。(笑)
ダイスとモンスリーの心境の変化がうまく表せている。

ラナの通訳で何とかラオ博士は太陽エネルギーを復活させたようだ。
レプカの拷問で目も耳も使えていない状態のラオ博士。
何ともそこまでして欲しかったのかレプカは…。
地球を滅ぼした超磁力兵器は太陽エネルギーがなければ
使われることはなかったと言う博士。
発見したものの、用途次第で結果は変わるのではないだろうか?
毒にも薬にもなる、という意味で。

24話
実はレプカは生きており、博士が太陽エネルギーを復活させてくれた
影でそれを利用してギガントを飛ばそうと潜伏していたのだ。
※「ギガント」の他の名前の案では“ゴリアテ”も考えたそうである。
これは知っての通り、「天空の城ラピュタ」で使用されている。

※この回でテリットがクレーンに挟まれて死んでしまったことをルカから
聞くことができる。

ギガントを飛ばせてはならないとファルコをモンスリーが操縦。
コナン、ジムシィ、ラナ、ダイス船長同乗。
ギガントはついに飛んでしまい、三角塔を攻撃。
ギガントに乗り移るので接近するが、攻撃されファルコ失速。
ギガントの翼に頭から突っ込んでしまっている。
ファルコだけでもハイハーバーに向かわせるため、みんなで押し上げる。
モンスリーとラナをファルコ内に。3人はギガント内進入。
破壊しようとするがレプカは青酸ガスを機内に放つ。
破れかぶれでダイス船長は機体をぶっ叩き、まぐれで天井が開き
毒ガスを拡散させる。

25~6最終話
コナン、ダイス船長とジムシィでギガントを墜落させようってことで
乗り込むんだが、レプカ、メインエンジン投棄。
3人は離れ離れとなってしまう。
レプカだけ交通艇で脱出。コナン対レプカとなるが、
レプカ、ギガント墜落炎上中の上に落ちそうになる。
なぜかコナンはレプカの手を掴み、助けようとする。
(日本アニメーション制作だからか?主人公が寛大すぎる。
おじいをクズゥに殺されている件も含めて)が、
他の隊員たちが次々とレプカに掴まり、重みでレプカ以下落ちてしまう。
コナンだけ交通艇に取り残され分離。

コナンだけ戻らなく元気あるフリで気だけ張っているラナ。
これまでならラナとコナンはテレパシーが通じていたが、どうしても声が
聞こえないと言う。
ラオ博士に「飛んでごらん」と助言される。
たぶん状況から想像するに「幽体離脱」のイメージでは
なかろうか?

コナンの姿を見つけたラナは船の方向転換を告げる。
コナンは無事戻るが、ラオ博士の容態は悪化していた。
悲しみの中ラオ博士死去~海での水葬。

大団円:ダイスとモンスリーの結婚式。
ダイスが最後の悪あがき(笑)コナンが「船長、男だろ?」
「綺麗だ」モンスリーの違うニュアンスの「バカね!」(激笑)

のこされ島へ出発。一度のこされ島じゃないと思うが、再度マストに
登り確認。間違いない!帰って来たんだのこされ島!
コナンと船長落下、船長をキャッチするモンスリー(笑)
希望あるエンド。

●最後に
それにしてもこの「未来少年コナン」は、1979年の「ルパン三世
カリオストロの城」やルパン三世第2TVシリーズ139話
「死の翼アルバトロス」や155話「さらば愛しきルパンよ」、
「天空の城ラピュタ」の原点とも言える冒険活劇だと思う。
途中からのジブリ映画の宮崎駿さんの作品には勢いが感じられない。
昔のこういったものは二度と作ることは出来ないだろう。
「未来少年コナン」は古き時代の素晴らしい傑作アニメである。

投稿 : 2014/07/16
閲覧 : 1062
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9

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『冷たい現実の中で苦悩するハイジ』的なものより好き

1978年の【未来少年コナン】と、1979年の【ルパン三世カリオストロの城】は、宮﨑駿の冒険活劇の頂点だと思います。
この二つの作品は、どちらも宮﨑駿のTVシリーズと映画における初監督作品で、それまでは【アルプスの少女ハイジ】にしても、【母をたずねて三千里】にしても、高畑勲の陰にいたような印象を受けます。
そして高畑勲の堅実な演出に反発するかのように、未来少年コナンやカリオストロの城では、良い意味での漫画映画的な、ワクワクする冒険活劇が展開されます。
私はこれこそが宮﨑駿の本来の持ち味ではないかと思います。
しかし宮﨑駿がこの持ち味を発揮しのは、1984年の【風の谷のナウシカ】までではないかと思っています。
1986年の【天空の城ラピュタ】では、相変わらずヒロインのシータは未来少年コナンのヒロインであるラナと同じくらい内面が強いのですが、主人公のパズーは普通の少年です。
普通の少年が制約の中で精一杯頑張る物語です。
そう、宮﨑駿は未来少年コナンやカリオストロの城以降、ナウシカやラナの系統の強い女性は描いても、コナンのように苦悩しないヒーローを描くことがないんです。

これは未来少年コナンでも、既に萌芽が見られると思います。
コナンと、親友のジムシーと、男のロマンに生きるダイス船長とは、ある意味神話的なヒーローでしたが、無秩序の中で自分のルールで生きてきた彼らは、農業、漁業、結婚、等、ルールのある社会の制約を受け入れ、自ら神話的なヒーローであることをやめます。
このフォーマットはアルプスの少女ハイジを思い出させます。
ハイジは冷たいイメージのドイツの都市に連れ去られて苦しみ、最後はアルプスの山を降りて村人達の中で生活します。(ペーターにコナンのような力と行動力があれば、ドイツまで助けに行ったことでしょう。)
ラナは冷たいイメージのインダストリアに連れ去られて苦しみ、助けに来たコナン達と共に脱出しますが、最終的に彼らはラナの故郷ハイハーバーの村人達の中で、社会のルールに従った生活を受け入れます。
そしてこの瞬間、彼らは『山を降りて共同体のルールの中で暮らすハイジ』のように、それまでの魅力を失います。
私は『冷たい世間や冷たい現実の中で苦悩するハイジ』的なものより、インダストリアの三角塔から飛び降りたって平気、カリオストロの城の屋根から飛び出したって平気な、守るべき対象の前では決して弱さを見せずに笑っていられる、そんな強さを持った宮﨑駿の主人公(男でも女でもいい)がまた見たいです。

投稿 : 2014/02/25
閲覧 : 216
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はくす さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛の力

超人コナンの力の源はやはりラナですね!!

水底のシーンが特にそれを物語っております。

あと抱っこして着地のシーンでも(^^)


とにかく痛快で良いですね!!!

またこんなアニメが観たい!

投稿 : 2013/12/12
閲覧 : 296
サンキュー:

4

ネタバレ

roro-k さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

このひとをかたると....

NHKが当時の日本アニメーションに製作を依頼した初めてのアニメ枠作品であり宮崎駿さんにとっては初の監督作品となりました。 1978年放送4月より放送。
もっとも当時は 一話完結の形式ではないストーリーアニメであったため 視聴者の多くはハナシの概要がつかめず、視聴率もふるわなかったそうです。

但し、当時のご同業のクリエイター達にあたえた影響ははかりしれないものがあり、支持する方も多かったと聞き及んでいまス(実際には一般的に 宮崎監督がクリエイターとして評価されるようになるのは「ルパン三世 カリオストロの城」がTVの再放送で人気を博してからになります)。  

「未来少年コナン」は最終戦争後にほとんどの大陸が水没してしまって20年後のセカイが舞台です。 ごく一部を除き 一般的にそれまでのテクノロジーのほとんどが失われています。

とにかくこの主人公は自然児そのものです。後に親友となるジムシィもそうですが驚異の身体能力をもっていまス。そして物語ノカギを握るヒロインのラナ、この娘はテレパシー能力を持っています。といっても宮崎監督はそれらの能力を“異能なもの”とは描いていません。 ワタシはそれらに関しては一種の「ニュータイプ的なモノ」ととらえさせて頂きまスた。 新しい過酷な環境に対する適応力のようなものなのかも と、言う意味で。
宮崎駿というヒトは子供たちに理屈を語らせません。大事なモノのため、友を助けるためにとにかく行動していく姿がスガスガシイです。 なるほどダイスもモンスリーもコチラ側についてしまうのもナンとなくわかる気がしまス。

が、出ましたレプカ行政局長。
とにもかくにも悪い、ワルイ。さすがムスカのオリジナルだけのことはあります(違いまス。この二人に因果関係はアリマセン、たぶん)。
エリートでアタマが良くてドSで情けのカケラもないエゴイスト、ああ。宮崎アニメの悪役の雛形ここにあり(でも、コレって宮崎さんの“一番キライなタイプの寄せ集め”みたいな気がするのはワタシだけでしょうか? なんとなくなんスけど)。

「ギガント」 宮崎駿さんはこういうのの描写でもメカへのコダワリと愛情を感じますネー。この最終兵器の発進から機上でのあまりに“あにめーしょんなアクション”満載なたたかいはもはや伝説です。

この作品を観るとアニメーションは“動画作品”なのだというアタリマエのことを再認識させられまス。やはりアニメは動いてみせてナンボのもの、 こうゆう作品を創り上げてゆくのが宮崎駿というヒトなのですヨ。
純粋なクリエイターの志だけが創りえた名作です。

投稿 : 2013/12/12
閲覧 : 251
サンキュー:

7

ネタバレ

フェーリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

85点

【総評】
・超人的運動能力主人公が活躍するドラゴンボール的冒険活劇
・今でも楽しめる

【良い点】
・純真無垢な主人公
・少年の行動表現に対し制約が寛大だった
・アニメ映像ならではのギャグ表現

【悪い点】
・やはり説教臭い

記入:2013.09.15
変更:

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 275
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0

ネタバレ

matmas さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界最高のテレビアニメ

世界最高のテレビアニメ。

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 212
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0

ネタバレ

morizo-- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ぼちぼちおもしろい

言わずと知れた宮崎駿監督作品

さすがのストーリ
面白いが、長編より短編にした方がよかったと思う
宮崎駿ファンなら見た方が良いと思う作品

投稿 : 2013/05/04
閲覧 : 225
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0

ネタバレ

ソルバルー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白い

これも衛星アニメ劇場とかで観てたなぁ。

冒険ですよ冒険!
宮崎さんらしいアニメであり、テレビ用だから長~く楽しめます。
結構好きで最後まで観たはずなんだけど、殆ど忘れちゃってるから、また機会があれば観たいなぁと思っています。
こういうレトロアニメもたまにはいかがですかぃ?

投稿 : 2013/01/31
閲覧 : 226
サンキュー:

3

ネタバレ

たんたんたぬき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公の重要性

私は宮崎監督が大好きでした。って過去形にしておきます。最近は千と千尋以降見ていません。面白かったのですが、なんとなくピーク過ぎたなと感じたので。アカデミー取るのが遅すぎますね。

映画は他にも撮ってますが、宮崎駿のTVはここから始まったと思います。やっぱりルパンってのはもう一人の方の功績も大きいです。富野監督がガンダムを作る時の参考にしたと言われる作品です。エヴァとガンダム両方に影響を与えた監督が宮崎監督だと思います。それだけのものはあります。

宮崎アニメの基本はアクションだと思っています。しかし、それはもう散々書いたので、この作品はキャラだと感じます。ナウシカラピュタを見ていると分かりますが、宮崎アニメのキャラの基本って大体このコナンを原型としてるんですよね。

レプカ=ムスカ。コナン=パズー(タイプがちょっと違いますけどね。DBの孫悟空のモデルだと思っています)。ラナ=シータ。ドーラ=ダイス、博士。

モンスリーは居ないので、不二子とクシャナですね。顔はレプカですが、クロトワ=ダイスも似ていると思います。

ジムシーだけはピンと来ませんね。やっぱりそれは映画と言う短い時間での作品だからだと思います。漫画ナウシカだとジムシータイプは居ませんけど、ナウシカの連れの人がいろいろと居ます。

これだけじゃないです。キャラで話そうと思ったのは、宮崎監督のオリジナリティの高さです。原作あるらしいのですが、見たことは無いですが、別物だと言うのだけははっきり分かります。そのすべてを変えてしまったのが主人公の改変です。これでコナンって作品は決まりました。困難に立ち向かう勇気とラナを救うという決意、そして野生的な身体能力で様々な苦難を乗り越えます。このキャラの改変でコナンって作品の色まで変わってしまいます。見事だと思います。舞台だけを使って全く違う物語に変えてしまいました。そしてこれがSFっぽい作品だったはずなのですが、宮崎アクションをふんだんに生かした活劇にと生まれ変わります。

後ガンダムも好きでしたが、OPの前の世界の破滅みたいな流れが好きでしたね。今の方が暗い時代だと思います。しかし陰りが見え始めた時代のスタートでしたね。今でも中国は世界の不況とずれて好景気でした。そういうものです。成長国は世界の景気とずれて上り続けます。いろいろと陰りが見え始めていた時代でした。それでも日本は豊かで明るさに溢れていました。懐かしい時代です。

投稿 : 2012/09/09
閲覧 : 293
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コナンといえば

コナンと言えば未来少年なのです!事件ばっかり解決してるやつではないです。名作。

投稿 : 2012/04/05
閲覧 : 209
ネタバレ

reroero さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うーむ


知り合いに、あまり知ってる人がいないんだけど、
俺はジブリの中でも屈指の名作だと思うんだよな。
人間の活力と言うかな、生命の輝きが良く表現されていると思うんだよ。
お~、人間って槍一本でここまでできるの?みたいな。
そういう意味では、北斗の拳に極めて近いね。

宮崎先生が、工業文明が滅んだ後に、もし人類が生きているとすれば、植物が生きている世界しかない、という表現が象徴的な作品。

投稿 : 2012/03/28
閲覧 : 246
サンキュー:

1

ネタバレ

だらああ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい

不朽の名作です

投稿 : 2012/03/09
閲覧 : 279
サンキュー:

0

ネタバレ

ひろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白い

投稿 : 2012/02/10
閲覧 : 255
サンキュー:

0

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昔のアニメだと思ってなめてかかったら返り討ち

さすが宮崎さん。コナンのバカ力はいつ見ても驚かされた記憶があるし、なによりダイズ船長がいやな奴なのだが、憎めないように描写してあるのがうまい。ジムシィは最初かなり強いイメージがあったが、最後のほうにギャグに回ってしまったのは残念。子供でもはらはらしながら見れる貴重なアニメ。もはや芸術品。誰にでも1度はお勧めします。
 最後に、2008年に核兵器をはるかに上回る超磁力兵器は使用されなかったことに感謝しなくては・・・

投稿 : 2011/10/24
閲覧 : 313
サンキュー:

3

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

この前「ゲド戦記」で、壁の狭い出っ張りをつたえ歩くシーンを見て「コナン」から ずっとやってるな! と思ったものです。
 
「ずっと続いているモノ」
「ラナ」というヒロイン。
「ギガント」という最終兵器。
「レプカ」という悪者。
その他 色々ありますが 、まあ そんな処です。

印象的なシーンは多々有りましたが、この作品の一番は やっぱりキャラクターですよね。
 特に おじいちゃん達がカッコ良かったですよ。
パッチさん を始め コナンのじいちゃんも、インダストリアの博士達も ハイハーバーのおじいさん達とか。

とにかく名作なので まだ見ていない人はどうぞ ご覧になってください。

投稿 : 2011/08/08
閲覧 : 537
サンキュー:

6

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未来少年コナンのストーリー・あらすじ

2008年、核兵器をはるかに上回る威力の「超磁力兵器」による最終戦争が勃発。人類は大半が死滅し、それまで築かれてきた高度な文明の多くが失われてしまった。地形は大きく変化し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。戦争から20年、コナンは「おじい」と二人、のこされ島と呼ばれる小さな島で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれそうになり、隙を見て船から逃げ出していた。インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市だが、塔を維持するためのエネルギーが乏しかった。そこで、太陽エネルギーのシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。しかしラオが見つからないため、ラオとテレパシーで会話できるという孫娘のラナを狙ったのだ。コナンの奮闘空しく、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため、そしてまだ見ぬ人々に出会うために島から旅立つ。やがて、多くの仲間を得て、世界征服を目論むレプカに立ち向かうことになる。(TVアニメ動画『未来少年コナン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1978年春アニメ
制作会社
日本アニメーション
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%B3%E3%83%8A%...
公式サイト
www.nippon-animation.co.jp/na/conan/
主題歌
《OP》鎌田直純/山路ゆう子『いま、地球が目覚める』《ED》鎌田直純/山路ゆう子『幸せの予感』

声優・キャラクター

小原乃梨子、信澤三惠子、青木和代、山内雅人、永井一郎、吉田理保子、家弓家正、神山卓三、増岡弘、池田勝、若本規夫、水鳥鐵夫、石丸博也、つかせのりこ、宮内幸平、田中秀幸、伊武雅刀

スタッフ

原作:アレグザンダー・ケイ「残された人びと」
監督:宮崎駿、脚本:中野顕彰/吉川惣司/胡桃哲、音楽:池辺晋一郎、キャラクターデザイン:宮崎駿/大塚康生、絵コンテ:早川啓二/とみの喜幸/石黒昇/奥田誠治/高畑勲、作画監督:大塚康生、美術監督:山本二三、録音監督:斯波重治、撮影監督:三沢勝治、色指定・検査:保田道世、作画:近藤喜文/篠原征子/河内日出夫/川尻善昭/岡迫恒弘/新川信正/富沢信雄/OHプロダクション、演出補:早川啓二、プロデューサー:中島順三/遠藤重夫、演出:宮崎駿

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