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「灼眼のシャナ(TVアニメ動画)」

総合得点
86.5
感想・評価
3037
棚に入れた
17533
ランキング
197
★★★★☆ 3.8 (3037)
物語
3.8
作画
3.7
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
3.9

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灼眼のシャナの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

みなみな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ザ・2000年代のラノベアニメって感じ

さすがに放送が2005年ということもあり、時代を感じる作品です。
それが気にならない方はそれなりに楽しめるんじゃないかと思います。
バトルものとはなっていますが、結局、一番の見どころはシャナと坂井悠二の恋愛模様だと思います。

以下、項目ごとに評価の詳細を書きます。


物語・・・いとうのいぢ先生の可愛らしい絵に対して意外とダークな話です。自身の存在が徐々になくなっていくトーチの設定とか、全体的な世界観の作り込みは結構練られていて面白いと感じました。
ただ、指摘している方も多いですが、作中の用語を覚えるのが大変・・・。そこは個人的にはちょっとマイナスです。
原作第一巻の発行が2002年のため、おそらくエヴァブームの影響を受けているのではと勝手に考察。いわゆるセカイ系です。

声優・・・言うまでもなく、釘宮理恵さんのツンデレボイスが最高です。ぶっちゃけこの作品の見どころの半分くらいはそれではないかと・・・。

キャラ・・・個人的な好みにはなりますが、キャラの魅力がシャナ一強すぎるかなと思います。特に男キャラの扱いが雑で、佐藤とか田中とか、名前が平凡すぎるしモブキャラみたいな扱いを受けているように見えます。
もうちょっとシャナ以外にインパクトのあるキャラを作った方が良かったと思います。

作画・・・20年近く昔の作品なのもありますが、良くはないです。鬼滅の刃レベルの作画を求めてはいけません。

音楽・・・OPとEDどちらも素晴らしいです。今でもたまに聴きたくなります。
特にEDは、孤独で本当はか弱い少女のシャナの背中を押すような歌詞となっており、作品に合っていて良いですね。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 52
サンキュー:

2

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2005年No.1アニメ

初代シャナシリーズ
原点であり頂点かなと
頂点とは言っているけどシャナシリーズの中ではですが
最推しキャラのヘカテーが最後の方に出番があるのが一番印象深い
ただでさえヘカテーの出番はかなり少ないから
2005年1位だけどAランクアニメです
御崎高校のセーラー服のデザインはかなり気に入っています

投稿 : 2024/06/08
閲覧 : 51
サンキュー:

0

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラノベアニメのお手本的作品

当時、二期から先に知って途中で一旦止めて一期を見始めたクチですが、設定もさることながらストーリー重視の作品ゆえにきちんと一期から順番に見ないと十分に楽しめない作品だと感じた。

悠二とシャナの出会いからシャナの姿を見て自分自身も戦えるようになるためにシャナにコーチをしてもらい特訓をするのですが、最初のあたりで自分には向いていないと弱音を吐く悠二に対してシャナがそれはもっとレベルが上がってから決まる話的なニュアンスのやりとりが何気に個人的に刺さった。やる気云々もあるがある程度高度なものになってくるとやるきや努力ではどうにもならない事が
あるもんなぁと。

シャナはお手本のようなツンデレキャラながらメロンパン好きで悠二や吉田さんあたりに反論されると癇癪起こして「うるさい✖️3」と言うところが妙に子供っぽくて愛らしいのが良いですね。

バトルシーンに関しても楽しめるのですが、個人的にはその合間の学園等の日常パートの方が楽しめたかな。声優陣は今見ると端役まで豪華で、特にハヤテのごとくにも出演していた方が多かったのが特徴的でした。

投稿 : 2023/10/08
閲覧 : 171
サンキュー:

11

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

釘宮理恵さんの代表作

この作品は何と言ってもシャナで主演を演じた釘宮理恵さんの代表作で、
また当時においては非常に人気が高かったラノベ原作アニメですが、
とにかくこの作品に付いて印象的なのはシャナのツンデレと釘宮さんの演技で、
本作において完全に釘宮さんのツンデレを多くの視聴者に印象付けたと思います。

それと内容に付いては正直に言うと作中の専門用語が多いので原作未読の視聴者は掴み難い所も有るけど、
でも、そういった作中の固有名詞の多さも本作ならではの世界観というのが魅力的でもありますね。

後はOP・EDの主題歌はシリーズを通して本当に魅力的な曲が多かったです。

【評価】

89点・2A級

投稿 : 2023/03/18
閲覧 : 205
サンキュー:

1

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よく出来てます

電撃文庫作品。
電撃文庫と言えば数々の人気作品や有名な作品を続々排出していてこちらの作品もその1つです。

今作の主人公のシャナの心の変化が解りやすいのが特徴です。
シャナはフレイムヘイズで、最初はフレイムヘイズとしての考えかたで裕二にも接します。
人間を少し見下した様な、人やトーチを物のような扱い方。
人を「アレ」や「ソレ」で呼び裕二をトーチの「残りカス」と読んだり。

しかし、裕二と出会い彼に惹かれていく……
少しずつ少しずつ。
その描写が凄く解りやすく描かれています。
てか、シャナが心の声を語るのでそう言うのが伝わりやすいのです。

ただ、私は最初残念だと感じたのは、シャナが裕二を意識し始めるのが早すぎますww
ビックリするくらい早く意識し始めますw
裕二が雨が降ってきたから部屋に入りなよくらいのシーンから意識し始めてましたね。

しかしこの作品は、そうした残念な点や不自然な点をしっかり武器にしてきます。
それに気づいたのは、「シャナの危うさ」です。

今作品、裕二の母の千草が居ます。
彼女は立派なお母さんです。
裕二を息子としてみてるのは勿論、シャナを娘の様に大切にします。
その優しさで、あの頑なシャナも早い段階で心を許し、ある日シャナは「キス」についての疑問を質問します。

次の日に、アラストールと千草の電話でのやり取りで、千草はシャナに「危うさ」を感じたと話します。
それを聞いた時に、視聴者も気づく事になるのです。
「シャナの危うさ」に、シャナは性格的には素直です。
その場に流されそうな感じもしますし、彼女は恐らく人と接する事は少なかった。

だから、少し優しくされたら直ぐにころりと行きます。
普通、初対面で部屋に上がりなよと言われても部屋には上がりませんが、シャナは上がります。
流されやすい女の子なんです。

恋すら知らないシャナがキスに疑問を持つ。
キスはコミニュケーションの一環ではあるし作中でもありましたが、ハグや握手などと同じ感覚である一方で、キスには意味が込められたもので、コミニュケーション感覚で誰とでもするものではないけど、そうした事に好奇心や疑問で流されてしまうかもしれない。
それが千草の感じた危うさなのでしょうね。

この辺り、私が感じた残念な点に見えるシャナの意識し始めるのが早い点も、人とは接したことが無い彼女が感じた裕二への気持ちの疑問などシャナから読み取れる部分であり、最初は残念な点として見ていた私もこれには、なるほどなぁ〜wと思わされました。

あとこの作品は「恋」が複雑。
クラスメイト内で結構交差しまくってる感じがします。

シャナは恋を知らない女の子だし、シャナってツンツンしたキャラのイメージがあるんですが、ツンデレキャラって言うんですか?
ツンデレキャラってあまり良いイメージないのですが、シャナってよく見ると他のツンデレキャラとは違う物を感じたんですよね。

ツンデレをよく知らない私のツンデレイメージって、素直になりたいけど恥ずかしいから好きな異性には真逆の態度を取ってしまうってイメージなんですが、私がシャナから感じたイメージは……

自分の感情(恋心や嫉妬)が理解出来なくて解らなくてツンツンしてる感じがしました。
で、やっぱり彼女を見て居て素直だと感じたのは、戦う時に裕二が居れば「なんでも出来る気がする」って傍に裕二が居たら凄く強くなって、逆に裕二が居なかったり裕二と喧嘩しちゃうと、それが尾を引いて気になって本来の力が出せなくなって弱くなったりと、素直過ぎてそうなっちゃうんだろうなぁ〜って。

あと、裕二に鍛錬の約束をすっぽかされた話しですね。
裕二が吉田との図書委員の仕事を引き受けてしまう。
裕二は約束を絶対忘れてたでしょう?
途中で思い出して、シャナに謝罪にいくけど図書委員のお手伝いへ行ってしまう。

これはダメですね。
シャナからすれば納得できない。
別に鍛錬がしたい訳じゃないけど、自分との約束破棄して恋敵と一緒ってのは……
勿論、シャナはまだ自分の気持ちは理解出来てはないけど、吉田の気持ちには気づいているから不満だったのかな?って。

まっ、仮に行くにしても引き受ける前に相談くらいして欲しいよなぁ〜とは思いました。
裕二が言うように学校行事ではあるけど、裕二が行かなきゃ行けない訳じゃないから。

でも、シャナが優しいと感じたのは、千草に「男の子だから意地があって、特に気になる子の前では情けない姿を見せたくないのよ」ってセリフにシャナが勘違いして自分を気になっているのかと思ってさり気なくて「今はみっともなくてもいい」ってフォロー入れるシーンが何だか優しさを感じましたね。
しかも、こんな感じで度々フォローしにいくのが見てて可愛いし裕二への優しさを感じましたね。

後は、裕二に自分の好きな景色の星空を見せるシーンは素敵でしたね。
自分が好きな場所や好きな物って共感してくれたら嬉しいと思うし共感してもらいたいなぁ〜って思いますもんね。
そう考えるのやっぱり素直なんですよね。

最後は迷いながも自分の気持ちに素直になり裕二にも告白するし。
自分の気持ちを理解してからは積極的でしたね。


池くんはね。
やり過ぎだなぁ〜って感じました。
早朝に裕二とシャナを河川敷で見かけた吉田は2人の関係に嫉妬と不安を感じていました。
その事を池が吉田の前で裕二に確認してしまう。

これはダメだよね。
だって、吉田さんからしたら聞く覚悟も心の準備も出来てないのに……
自分で気持ちを伝えたならともかく他人の言葉で自分の気持ちが万が一にも終わってしまったら……と思うとね。
吉田さんが1番辛いよなぁ〜と感じましたね。

だから、彼女は決意する「告白」をしようと。

吉田の告白はよかったですね。
裕二ってトーチなんですよね。
それでも、彼女だけは裕二をトーチとしてではなく人間として見てくれた。
裕二は吉田の気持ちに凄く救われたとおもいます。

田中と佐藤はね。
多分、最初は興味本位だと思います。
非日常に憧れた少年。
けど、マージョリーに協力する度にマージョリーの力になりたいって鍛錬を始める。

この2人と吉田は裕二が拐われた後に彼を助けようとする。
佐藤はマージョリーから渡されたブルートザオガーを手にするも重くて重くて……地面から30cmしか上がらない剣を掴み救いに行こうとします。

けど、吉田が「違いすぎるんです」ってセリフ……人間とフレイムヘイズのスペックの違い……トモガラとやりあえるのはフレイヘイズだけ……人間に出来ることなんて……

それでも、出来ることはある。
佐藤と田中はブルートザオガーを荷車に乗せて運んでシャナに裕二を助けて欲しいと託す。

これは素敵なシーンです。
世の中に自分を無力だ、出来ることは無い、なんて場面に出くわす事は多々あるとおもいます。

でも、きっと無力な人なんて居ないです。
出来ないことは悔しいかもしれない、けど恥ずかしい事じゃない、恥ずかしいのは立ち止まってしまう事です。

だから、佐藤と田中の選んだ託す選択肢とハリダンからの援護、戦えなくても自分に今出来ることを模索する。
自分に出来ることを考え行動する事で力になる事が出来る。

地面から3cmしか持ち上がらない剣を持ち上げて、荷車を押してくるなんて相当頑張ったんだと思いますし、カッコイイなぁ〜と思いましたね。

吉田はシャナに裕二を助けて欲しいとお願いする。
吉田も言ってましたが、自分に力があれば助けに行きたい……
でも、戦えないから……

恋敵に頭を下げて好きな人を助けて欲しいって中々言えないかな……
だって、考えちゃうもんな、この先一緒にいても何かあれば自分は無力に終わる……けど、力のある人が隣に居たら助にいけるし力になれる……自分と相手との差や壁を感じてしまいます。

それをお願いしたら、それを認めちゃうようで…………けど、やっぱり好きだから。
大好きだから……その人を愛してるから、生きていて欲しいって思う。
この先、自分が隣を歩けないとしても、ただそれだけ、だからシャナにお願いできたのだとおもいます。
彼女も強い女の子ですね。


アクションシーンは色が綺麗かな?
炎の色が凄く鮮やかでシャナの炎の翼とかの色も綺麗だし、よく動いていた様におもいます。
あと、この作品の武器の名前やキャラの名前や専門用語も不思議と記憶に残りやすく感じましたね。
それらの意味についてもしっかり解説してくれてるから解りやすく制作されている点は高評価です。

シャナって確か最後は総力戦になるんだっけ?
個人的に、1期や2期あたりが1番面白い作品かな?とおもいます。

恋愛戦と戦闘が上手く組み込まれてる作品だと感じます。
当時、そんなに好きでもないメロンパンをシャナの影響で友達と買いに行ってましたw

子供の頃にみたシャナはシャナの赤髪綺麗だなぁ〜って見てましたが、大人になってみるとキャラの心情によく寄り添えて考えながら見ると伝わる事も多くて不思議ですよね。
アニメ1つで、自分の環境や時代、見るタイミングで新たな視点が開けたりと、やっぱりいつ見てもアニメは楽しいなぁ〜とシャナを見て再認識させられましたね。

投稿 : 2022/12/20
閲覧 : 401
サンキュー:

13

とむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

壮大な…

24話×3期、全72話(+劇場版)から成る壮大な痴話喧嘩です。
けどコレ褒め言葉ですからね。

2022年の今となっては古い絵柄ですがそれは仕方のない事。それよりも(今の…全部がそうではないけど…ラノベに有りがちなテンプレ満載の似たり寄ったりでなく)話の骨子がしっかりしていて見応えがある。これは原作がしっかりしてるのだろうという事とアニメのシリーズ構成を担当された方の力量でしょう。
フレイムヘイズも紅世の徒も行動原理が単純な善悪(人間を守る為or世界征服の為)でないし登場する人間キャラ達もそれぞれの思いや願いを持って生きている。だからこそ単なる異能バトルやラブコメにならずヒューマンドラマとしての魅力があるんやと思う。

大人になってアニメを殆ど見なくなっていたボクが俗に言う深夜アニメにハマる事になった作品の一つです。

2022年6月久しぶりに最初から見てるけど本作のNo.1 ヒロインは悠二の母 坂井千草だと思います。

それと…悪党やならず者の集団を○○一家って呼ぶやん。だから最近までバル・マスケをバルマス家だど思ってました。

そうそう、あと川田まみさん。曲も良いけど歌声めっちゃ大好きです。趣味で音楽やってるけど川田まみさんの様な女性ヴォーカリスト居てへんかな?

投稿 : 2022/07/02
閲覧 : 337
サンキュー:

4

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

1話で休憩中

2021/08/15 投稿(1話のみ視聴状態,★の評価はデフォルト)

我が輩の好きなタイプの話みたいなので視聴開始

絵が馴染めない
元の絵はハルヒと同じはずなのに・・・(サムネの立ち方もハルヒっぽいw)
このタイプの目の大きさはクラナドで克服したはずなのに・・・
とりあえず1話見て止まりました・・・

もったいないかも知れません^^;

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 424
サンキュー:

7

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

厨2バトルの金字塔 ~1期→3期の72話+OVA+劇場版、大河を見るつもりで腰を据えて見てほしい~

[文量→中盛り・内容→推薦系]

【総括】
ラノベにありがちな、難解な設定を用いたバトル&ラブコメ、という作品ではあるが、その中ではレジェンド級のシリーズだと思います。

簡単に言えば、「釘宮キャラがツンデレしながらガチでバトルする」作品ですね(笑)

個人的には、スゴく好きなシリーズ。特に1期と2期は面白い。バトルもラブコメも、高いレベルで両立できている(作画の古さは許してね)。視聴したのはあにこれ参加前で、いつかはレビュー書きたいと思っていたので、ギリギリ記憶が残る今、まとめて書こうと思いました(笑)

この作品は、多くの方が「3期でガッカリ」という感想を述べている(個人的には、3期もちゃんと楽しめたが)ので、もし、これから見始める方がいればということで(後で「観なければ良かった」とならないために)、制作過程を説明すると、

「1期と2期は、原作を活かしつつもアニオリの要素が強く」「3期は原作通りに完結させた」ので、1期や2期を好きになったファンからすれば、「別作品になった」という衝撃があったわけですよね。

これが、最初から原作通りに作るか、最後までアニオリで貫くかすれば、本当の「名作」になれたとは思いますが、きっと、色々な大人の事情があったのでしょう(ちなみに原作は読んでませんが、面白いらしいので)。

そういうマイナスを加味しても、あにこれの評価的にも、1期86.5点、2期81.6点、3期76.6点と、高水準ではあります。

古いアニメではありますが、観る価値あるシリーズだと思うので、オススメします(実質のレビューは2期以降に)。

投稿 : 2021/06/14
閲覧 : 639
サンキュー:

12

ネタバレ

ふとさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今みて面白いと感じるかは分からないが、

個人的ベスト10入アニメです。
吉田一美に殺意を覚えたことは記憶に新しい。

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 659
サンキュー:

1

さあや さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

釘宮さんが神だと感じた作品

この作品の全てが大好きです。
もちろんこの作品に関わった人全ての人が必要不可欠な作品ですが、個人的には釘宮理恵さんが神でした。
シャナというキャラクターが心を持ち映像の中で確かに生きているのは釘宮理恵さんの演技がなければ無かったでしょう。
古い作品ですがストーリーや作画の迫力、魅力的なキャラクターなど今のアニメと遜色無い作品。
現在鬼滅の刃が大ヒットしてますが、この作品はもっと評価されるべき作品だと思います。

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 372
サンキュー:

5

チィ千 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

くぎゅう伝説のハジマリ

こちらはライトノベルの金字塔、電撃文庫原作のラノベ作品です。言わずと知れた名作でソードアート・オンライン、魔法科高校の劣等生、とあるシリーズよりも古い作品で、当時は電撃文庫と言ったらシャナが思いつく人が多いのではないでしょうか。
放送は2005年秋アニメであったこともあり、同時期にblood+というアニメもやってたのでこの頃は謎のサムライガール旋風が巻き起こっていた時期でした。
あらすじ普通の高校生坂井悠二がトモガラという化け物に襲われそうところを一人の炎髪灼眼の女子に助けられ、ギクシャクしながらも二人が協力して戦っていくバトルあり恋愛ありのスピリチュアルアクションアニメとなっております。

良い点
・原作をなぞりながらオリジナリティーを多少組み込み、うまい具合にまとまったストーリー性
・キャラクターデザインがそのままでファンにはたまらない出来
・BGMや主題歌がめっちゃいい
・アニメーションが全体的見やすく、昨今見ても新鮮味がある
悪い点
・ストーリー展開が少し遅い。(ここは原作派、アニメ派で別れそう)
・難解なストーリーや世界観に戸惑う
・あるキャラがうるさくさわぐ
・物語の途中でヒロイン同士がギスギスしている。(終盤ではライバル同士になるので決して犬猿の仲ではない)

当時はキミキスや月姫といった炎上作品が多くなってしまったjcs会社の作品。この作品は信頼を取り戻した成功峰作品だと私は思います。
どうでもいいですけど、シャナのコミカライズの続編、今だに待ってます。(笑)
もしかしたらリメイク版や続編もありそうで何となく期待したいです。

投稿 : 2020/11/05
閲覧 : 767
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

最近のアニメを見てから改めて見ると、ストーリーがよく考えられていて、一つ一つ丁寧に作られていることがよくわかる。
戦闘中の作画は特に素晴らしかった。
主人公が少し問題点ではあった。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 268
ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ナイスキャラしか出ないんだよなあ

今観終わりました~~とても面白かったです!


三大釘宮病の1つと名高い灼眼のシャナを遂に観ることが出来ました。
※注 釘宮病に関しては五大だったりそのラインナップに付いても諸説ある為ここでは触りだけふれる事にします。(シャナとゼロ使はきまりかなあ)


ゲフンゲフン、本題から逸れました。んで、灼眼のシャナですが、2005年の作品ですから15年前の作品になりますね。ヒロインのシャナに釘宮理恵さん、ライバルヒロインの吉田一美に川澄綾子さん、ライバルのマージョリーに生天目仁美さん、敵役に能登さんとめっちゃ声優さんも強いです。
私はヴィルヘルミナ役の伊藤静さんがお気に入りでしたが。

さすが人気作だけあってとてもキャラが良いですね。キャラは5点付けちゃいました。
特にライバルのフレイムヘイズのマージョリーがめっちゃ良かったです。何だかんだ優しくて面倒見が良いお姉さんキャラでした。
あとシャナのお世話係のヴィルヘルミナはめっちゃ魅力的でした。丁寧な喋り方と語尾にありますって付けるのは癖になりますねw

主人公のユウジもいきなり死んじゃってトーチになるって酷い境遇の後も結構前向きでちゃんとシャナに習って剣の修行をしたり、トレーニングしたりと良い主人公でした。こういうさり気ない日常や行動をきちんと描いてあるのは好感が持てますね。

当たり前ですが、もう1人の主人公のシャナもとても可愛かったです。元々フレイムヘイズの英才教育をされていて人としての常識も知らなかったのが、ユウジと共に過ごすうちに徐々に年頃の女の子らしさを身に付けて行く過程が良かったです。口癖の「うるさいうるさいうるさーい!」も可愛かったです。

まだまだ劇場版もありますし3期まである長いシリーズなのでまったりと楽しみたいと思います

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 371
サンキュー:

16

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アクションラブコメ

主人公がヒロインとともに異界の存在と戦う話です。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 389
サンキュー:

1

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

子ども向けダークファンタジー

ちょっと、設定が多く、中二病的な設定のローファンタジー。
設定が多く、頭に入りきらない。。
話しのメインに恋愛的なのも絡んでいて、子ども向けの作品なのかなと思って観てたけど、深夜放送だったのですね。
観てて、エルフェンリートをイメージするけど、関係はなさそうですね。時代的に同じで画もキャラもソウタと坂井ユウジが似ているだけでしょうかね。

3期まであって、きちんと完結しているようなので、続編も観てみようと思います。

投稿 : 2020/06/15
閲覧 : 375
サンキュー:

6

煮干し さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とにかくかっこいい

異能系の2クールアニメです。
3期まで視聴しましたが、一期と二期は、恋愛が強めのような作品ですが、三期は大規模となって戦闘要素が主に多かったです。
このアニメは勿論ストーリーやキャラの特徴などとてもいいですが、何よりも曲がかっこいいです!
一期の緋色の空、二期のjoint、三期のlight my fire、他の挿入歌もすごくいいです!
川田まみさんの歌声好きすぎる...
少し話がそれてしまいましたが、全てにおいてとてもクオリティの高い作品です!あと釘宮さん最高です()

投稿 : 2020/05/27
閲覧 : 400
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細部まで こだわった設定

登場人物やルールなど細部まで練られた設定で、とても しっかりとした世界観でした。
たとえば、単純な魔法ではなくて、人の存在を燃料にして発動する自在法という発想に感服します。
OP,EDの曲も良く、第1話の封絶のシーンで引き込まれ 魅力的な作品になるだろうと予感がしました。また フレイムヘイズやミステスって何という興味で続きが見たくなりました。
戦闘シーンも楽しく観ていられました。
しかし、年齢のせいでしょうか 悠二をめぐるシャナと吉田さんの三角関係のパートは好きになれませんでした。悠二を受け付けなかったです。優柔不断で何も決められないので何度もイライラしました。

投稿 : 2020/01/12
閲覧 : 279
ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分が死ぬなんてことは。から始まる物語

原作未読
1期~3期すべて視聴済み
まとめて感想を書きます。
学園ものでもあり、バトルものでもあり、ストーリーも面白い。
感情のないフレイムヘイズ(炎髪灼眼)が少しずつ感情をもち、
それが強さにもなっていく。
世界のバランスが崩れないように紅世の徒と戦っているという話ですが、
中には無害なものもいるらしく討伐しなかったり、ともに旅をするものもいたりで、私には何のために戦っているのか少しわかりづらかった。
画像は少し古く感じるかもしれませんが、今初めてみる人でも十分見られるん
じゃないかな。
戦闘シーンもよくできていると思う。2期のサブラクとの戦闘が一番よかった
ですね。
3期は私はあまりという感じ。1期でフレイムヘイズは縄張りみたいなもの
があるらしく他のフレイムヘイズと組むことはなく逆に戦いになることもある。といって実際戦いになっているのに3期では多くのフレイムヘイズが一致団結
して戦っているのは、世界観がちょっと違うように思いました。
でも釘宮さんが声をしているから許す。
アラストールの声もいいですね。
キャラ的にはヴェルヘルミナかな。

投稿 : 2019/08/11
閲覧 : 714
サンキュー:

4

ootaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニオタになったきっかけ

アニメ自体は見ていたのですが、深夜アニメで最初に見て、引き込まれた作品なので個人的に思い入れのある作品です。
独特の世界観があり、設定を理解するのに時間がかかると思いますが、当時のアニメの出来としてはかなりレベルの高い作品なのでオススメします。

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 613
サンキュー:

7

ナルセッチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

豪華なOP/ED曲と釘宮声と熱い展開

原作未読
無印からFINALまで視聴完了

ユーチューブのアニソンメドレーで度々シャナの曲が出てきたので、
周回遅れで視聴開始。

とらドラ以来の釘宮ボイスとツンデレで瞬く間に洗脳され、
展開の良さが気に入って観ていくうちに主人公を挟んだ恋愛模様も
楽しめました。

第二期もラストまで楽しんでさあ、とうとうFINALだ!
と思いきや冒頭から一瞬「何が起こった???」という
展開になり戸惑ったものの、

総力戦の迫力とサブキャラのイベント等なかなかに見ごたえがあり、
満足だった。

機会があれば原作も読みたいので、
読んだら更新するかも。

投稿 : 2019/05/28
閲覧 : 406
サンキュー:

6

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期は導入部

このシリーズの難点は
1期の敵が凄味に欠けていたことだと思う。
最初からより強そうな難敵を次々出して
毎回酷いピンチに主人公を陥らせるべきだった。
(最低限敵の見た目を改善してほしかった。
赤ちゃん、変態人形マニア白スーツ、幼児の兄妹、では気が抜けてしまう。)
シャナ、ヴィルヘルミナ、マージョリー等々良いキャラ、良い日常が揃っているのでなおさらそう思う。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 698
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7

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

72話を通じて高校生が異能バトルにもまれながら成長する

作画には時代の違いを感じますが、数話見ると慣れました。

突然、世界の現実を突きつけられ、高校生は悩んで地道に肉体の鍛錬から始めます。そして最終的には世界を再構築してしまいます。

基本、バトルしながらの一進一退のボーイミーツガール展開ですが、数人の脇役を案外真面目に作り込んでいるので意外と飽きません(2期は少し長く感じますが)。

現実でも言えますが、ヒロインが二人だと完全には平等に接するのは不可能で、最後に現世御崎市に残って、残りの高校生活を送る第2ヒロインが一番かわいそう。

投稿 : 2018/10/04
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サンキュー:

6

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

古き良き作品

絵が古いのはしょうがないですが、かなり綺麗ですね。普通に古臭さはなく気になる点はなかったです。

ストーリーも古く感じますね、、今見ると。
古き良き内容です。それ故に分かりやすく単純な話ですが、それが良い。

生天目さん。。。とても良い。。。

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 288
サンキュー:

5

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

《異能バトルもの》の傑作にして、ジャンルを超える名作

※1-3期全部含めたレビューです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく、ラノベ原作&いとうのいぢ氏イラスト原案で、2000年代後半に大人気を博したアニメ作品です。
そして個人的には『ハルヒ』よりもこっちの方がずっと好きで、お気に入り棚にもあにこれに来た当初からずっと入れ続けている作品なので、贔屓目の評価点数とレビュー内容になっていると思います。

◆総評

「人智を超えた特殊な「力」を持つ者達が互いに争ったり、共通の敵に立ち向かう」シナリオを持つ作品のことを《異能バトルもの》と呼ぶそうで、アニメの中でも毎期最も多くの作品が作られ、かつ人気作も多く輩出しているメジャー・ジャンルですが、個人的にはレビュー・タイトルに書いたとおり、今後このジャンルで本作以上の作品に出遭う可能性はまずないのではないか?と思えるくらいの傑出した作品と思っています。
(※勿論、作画は本作の特に第1-2期はイマイチ怪しい箇所も多いのですが、全体を通してのシナリオの見事さ、という意味で本作以上の作品を考案するのはちょっと無理っぽく思える、ということ)

ファンの方には大変申し訳ないけど、正直いって、今秋から続編が放送予定の『とある魔術の禁書目録』とか、本サイトの総合順位で第10位という非常に高い評価を得ている『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』(※どちらも長編《異能バトルもの》)なんて、本作に比べればシナリオ面では全く太刀打ちできない凡作にしか見えません。


◆第1-2期は学園ラブコメ要素も強いが、第3期は《フレイムヘイズvs.紅世の徒》二大陣営の総力戦に急変

本作の初見当時は、第2期を見終えた時点では、

①確かにキャラクターは、相当魅力的(特にシャナと一美のダブルヒロインが◎)だけど、
②肝心のシナリオは、そこまで褒めるほどのものではないかな?(特に第2期)

・・・と思っていましたが、第3期に入ってからの怒涛の展開に肝を潰してしまいました笑。

これ、《異能バトルもの》によくある「個人vs.個人」とか「戦隊vs.戦隊」という小規模な単位での戦闘(※本作でも第1-2期はその範囲に終始していましたが)では全然なくて、「フレイムヘイズvs.バル・マスケ」という二大陣営の激突を、その始まりから結末までを詳密に描き尽くした《ガチの組織戦もの》ですよ。

両陣営が、互いの持つ数量的資源と戦略・戦術を駆使して死闘を繰り広げる様は、一般に《架空戦記もの》とか《頭脳バトルもの》の良作とされる『グランクレスト戦記』『アルスラーン戦記』『天鏡のアルデラミン』あたりよりも遥かに本格的で見応えがあります。

・・・そして、その点だけでも見事なのに、実は本作の本当の魅力はそこではありません(下記)。


◆当初はヒロイン(シャナ)の協力者に過ぎなかった一見平凡な少年(坂井悠二)の選択→そして彼は“{netabare}男マドカ{/netabare}”になる!

ここが本作の肝(きも)なので、詳しくは書きませんが、
第1期の1番目ED「夜明け生まれ来る少女」が

{netabare}I'm just 夜明け前の暗闇が/一生を運命づける
大丈夫 少女よ 今こそ/悔やみ恥じることはない Far away …
十字を背負い 死ぬ気で炎を駆けろ!!{/netabare}

とあるように、ヒロイン(シャナ)を鼓舞する歌詞だったのに対して、
第3期の1番目ED「I'll believe」の歌詞は

{netabare}「I'll believe..」孤独も因縁さえ Yeah, yeah/灼熱の記録の欠片(かけら)/現在(いま)を映すbrightness/Can see your light
あなたを照らした光彩が/わたしの記憶(なか)にも在るなら/I'm sure that we can go/全てを証明していこう{/netabare}

とあって、明らかに少年(坂井悠ニ)の心情を謳った歌詞に変化しており、
私にはこれが、奇しくも本作第3期と同じく、2011年に制作・放送されたあの名作『魔法少女まどか☆マギカ』の

{netabare}(1)暁見ほむらの果てしなく続く報われない奮闘 → (2)鹿目まどかの決断と救済{/netabare}

・・・という流れとダブって見えてしまいました。

しかもTVシリーズ計3期72話という尺をフルに活かしたことから来る《一過性ではない感動》付きで。
(つまり本作は単に《面白作》であるばかりでなく《感動作》でもあるということ)


◆第1-2期に貼られた膨大な伏線の怒涛の回収も見所

また、伏線回収という点で本作ほど見事な作品も見たことがありません。
なんせ・・・
{netabare}
①第1期第2話で消滅した本物の平井ゆかり嬢への悠ニの復活の願い
②第1期第3話以降にバラまかれた「屍拾いラミー」の目的と結末
③第1期第13話以降にバラまかれたマージョリーとシュドナイの因縁の対決の決着
④第1期第5話以降に頻繁に描出される一美の想いの結末
⑤第1期第14話以降にやはり繰り返し描出されるヴィルヘルミナの想いの結末
⑥第1期以来繰り返し描かれるバル・マスケ三柱臣(ヘカテー/ベルペオル/シュドナイ)それぞれの願いや想いの結末
⑦その他、調律師カムシンや悠二のクラスメート(田中・佐藤etc.)それぞれの想いの結末{/netabare}

等々が律儀にひとつづつ確り回収されて終わっているんですから。
ここまで一人ひとりの登場キャラの想い・願いを大切に扱って描き切った作品というのも珍しいです。

・・・ということで、本作は個人的には特に力を入れて《一気見》を推奨したい作品となりました。


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)  ★★ 4.5 (24話) ※2005年
(2) 第2期(II)    ★   4.2 (24話) ※2007年
(3) 第3期(Final)  ★★ 4.8 (24話) ※2011年
-----------------------------------------------
  総合       ★★ 4.6 (計72話)

※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)

(4) OVA1(SP)   ☆   3.6  (1話) ※2006年
(5) 劇場版      ☆   3.8      ※2007年
(6) OVA2(S)    ☆   3.6  (4話) ※2009年


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       高橋弥七郎(『電撃文庫』2002-2012年刊)
監督           渡部高志
シリーズ構成      小林靖子
脚本           小林靖子、佐藤勝一、白根秀樹、犬飼和彦、水上清資、砂山蔵澄、ヤスカワショウゴ、
キャラクターデザイン いとうのいぢ(原案)、大塚舞
音楽           大谷幸
アニメーション制作   J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ 灼眼のシャナ (2005年10月-2006年3月) ==============
{netabare}
 - - - - - - OP「緋色の空」、ED「夜明け生まれ来る少女」 - - - - - -
{netabare}
第1話 全ての終わり、一つの始まり ★ 突然壊れた日常(御崎高校入学1週間目)、炎髪灼眼の討ち手
第2話 灯る炎 ★ “狩人”フリアグネ(紅世の王)、平井ゆかり消滅、贄殿の遮那(シャナ命名)、
第3話 トーチとフレイムヘイズ  ★ 存在の割り込みと学校への敵襲、“屍拾い”ラミー&“弔詩の詠み手”マージョリー・ドー来市 ※本シリーズのラストに繋がる悠二の個性が見えてくる回
第4話 惑いのフレイムヘイズ ★  シャナの苛立ち、戦闘狂マージョリーvs.シャナ、シャナ惨敗
第5話 それぞれの想い ★ 悠二&一美の美術展デート(ラミーと悠二の遭遇)、マージョリーvs.フリアグネ
第6話 交錯・発動・対決 ★★ “都喰らい”発動阻止(フリアグネ討滅)、紅世の秘宝“零時迷子”
第7話 二人のフレイムヘイズ ☆ 悠二の特訓開始、マージョリーの仇“銀”、ラミー追跡
第8話 麗しのゴブレット ★★ マージョリーvs.シャナ再戦(“蹂躙の爪牙”マルコシアス顕現、シャナ&悠二の共闘成功)、ラミーの正体(紅世最高の自在師“螺旋の風琴”) ※この回自体も面白いが、第三期への伏線満載な点が◎
第9話 恋と欲望のプールサイド ☆ ※初のクラスメート日常回(水着回)
第10話 絡まる想い ★ シャナと一美の恋の鞘当て ※この回で本作は意外と日常回も面白いことに気付くはず
第11話 悠二とシャナとキス ★ 続き(“愛染自”ソラト&“愛染他”ティリエルの“贄殿の遮那”略奪計画が同時進行)
第12話 ゆりかごに花は咲いて ★★ 続き(一美の恋心噴出、愛染兄妹vs.シャナ)
第13話 校舎裏の宣戦布告 ★★ 続き(シュドナイvs.マージョリー、愛染兄妹死亡、シャナからのご褒美)
第14話 偉大なる者 ★ "炎髪灼眼の討ち手"誕生譚(天道宮での“万条の仕手”ヴィルヘルミナとの生活){/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「紅の静寂」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第15話 炎の生まれた日 ★★ 続き("天壌の劫火"アラストールとの契約完遂)
第16話 炎髪灼眼の討ち手 ★★★ 続き(vs.天目一個、vs."虹の翼"メリヒム){/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「being」、ED(変わらず) - - - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 新たなる序章 ☆ “儀装の駆り手”調律師カムシンの一美接近、バル・マスケ(仮面舞踏会)蠢動
第18話 砕ける願い ★★ みさご祭りの夜、一美の動揺(悠二のトーチ)、"探耽求究"の仕掛け発動 ※個々のキャラの感情描写の的確さに感嘆◎
第19話 戦いの中で ★★★ 続き、クラスメート達の真実、一美告白、御崎市の調律成功、傷心のシャナ ※前回に続き《キャラ心理》の描写が◎
第20話 非情のヴィルヘルミナ ★ マージョリー退去、ミステス破壊の危機 ※シナリオの繋ぎ方の巧さは〇
第21話 遠ざかる想い ★ お焚き上げの罠、バル・マスケ来襲、シャナの自己犠牲・悠二拉致 ※シャナの恋心に気付かない悠二が〇
第22話 揺らぐ炎 ★ "頂の座"ヘカテーとの器合わせ("存在の泉"出現)、シャナに託される願い
第23話 星黎殿の戦い ★★ 悠二とヘカテーの相互干渉、マージョリー来援
第24話 紅蓮の想い ★★ ヘカテーの心の間隙、“天壌の劫火”顕現(天破壌砕)、秋学期スタート ※挿入歌「緋色の空」{/netabare}{/netabare}
------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)10、★(良回)11、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ★★ 4.5


=========== 灼眼のシャナ II -Second- (2007年10月-2008年3月) ========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - OP「JOINT」、ED「triangle」 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 再びの刻 ☆ 秋学期の異変(フリアグネ、愛染兄妹の悪夢)、微力の徒“戯睡郷”メア(※『シャナⅢ』の第13話に再登場)
第2話 全ての序章 ☆ 悠ニの特訓、シャナと一美の弁当作りバトル、零時迷子の"戒禁"、メア討滅、ラストで近衛史奈転入
第3話 疑惑の転校生 ★ 史菜の正体探り、駆け出しの徒"駆掠の礫"カシャ撃滅
第4話 憂いの少女たち ☆ シャナ&一美の戸惑い・苛立ち
第5話 家族の食卓 ☆ ヴィルヘルミナの手料理
第6話 試練の前夜 ★ 佐藤宅勉強会、マージョリーの恋のアドバイス ※日常&コメディ回として〇
第7話 池速人、栄光の日 ★ 遊園地グループデート、悠二の親友・池の告白未遂(一美へ)
第8話 過去への扉 ★ マージョリーの昔話(1930年代のニューヨーク、"穿徹の洞"アナベルグとの戦い) ※「大地の四神」の一柱初登場
第9話 悲しみのマイルストーン ★ 続き(シュドナイの脅威、未熟者"魑勢の牽き手"ユーリーの犠牲)、悠二の封絶("銀"の炎)
第10話 帰って来た男 ☆ 悠二の父・貫太郎帰国、学園祭準備進行
第11話 約束の二人 ☆ 続き、零時迷子の創り手"彩飄"フィレス接近
第12話 清秋祭始まる ★ 仮装パレード、シャナのグランプリ選出、フィレス降下
第13話 収束、そして兆し ★★ マージョリー暴走("銀"発見)、零時迷子の"戒禁"の変質、学園の被害修復
第14話 永遠の恋人 ★ 一美のフィレスへの申出、零時迷子誕生の秘密(ヨーハンの願い)、フィレス本体降下、"銀"の腕の一撃("壊刃"サブラクの自在法発動)
第15話 覚醒 ★ "大命詩篇"の目論見、"偽りの器"史菜の零時迷子への刻印、ヘカテーの史菜回収、ヨーハン一時出現、フィレス退去{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「BLAZE」、ED「Sociometry」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第16話 つきせぬ想い ★ "闘争の渦"御崎市、フィレスの一美への託し物(宝具フィラルダ)
第17話 それぞれの道 ★ アウトロー(フレイムヘイズ支援拠点)の混乱、田中&佐藤の決断、悠二の鍛錬進展
第18話 錯綜の悠二 ★ 悠二の母・千草の体調異変、"聚散の丁"ザロービ接近
第19話 言えなかったこと ★ 悠二の鍛錬の成果(ザロービ撃滅)、シャナの“吼号呀(こうごうが)”ビフロンス撃滅、ラスト御崎市の異変
第20話 茜色の死闘 ★ “壊刃”サブラク来襲(自在法スティグマの脅威、ヴィルヘルミナ苦戦)
第21話 合わさる力 ★★ 続き(スティグマ破りの自在法、悠二のサブラク本体見破り・全員の協力、サブラク撃破) ※挿入歌「JOINT」
第22話 クリスマス・イヴ ★ 千草おめでた、一美&シャナの恋の決戦申込、池の告白・失恋、Xmasツリー前の待ち合わせ、ヘカテーの零時迷子奪取
第23話 危難の胎動 ★ バル・マスケの大自在式"大命詩篇(=盟主の代行体創生)"遂行開始(時計塔の変形、フレイムヘイズ突入、"敷の立像"出現)
第24話 守るべきもの ★★ 続き(ヘカテーの一瞬の躊躇、"暴君"破壊、零時迷子回収)、悠二の選択 ※ED「sense」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


=========== 灼眼のシャナ III -Final- (2011年10月-2012年3月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - OP「Light My Fire」、ED「I’ll believe」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 失われた存在 ★ 予告なしの悠二消失、冬学期、シャナ&一美の希望、悠ニの盟主代行体承諾、盟主登極
第2話 来たるべきもの ★ 上海アウトロー壊滅、"震威の結い手"ゾフィーの忠言、盟主の諸将謁見・大命布達、佐藤と悠二のニアミス
第3話 旅立つために ★ 悠二とシャナの再会
第4話 再会と、邂逅と ★ 現世の名「坂井悠二」・真名"祭礼の蛇"(紅世の創造神)、"銀"の正体判明(マージョリー戦線離脱)、悠二vs.シャナ、シャナ拿捕
第5話 囚われのフレイムヘイズ ☆ 星黎殿に幽閉されたシャナ、進む軍議と不安要素(バル・マスケ陣営)
第6話 掌のなかに ☆ ゾフィー総司令の戦力調達進行、“輝爍の撒き手”レベッカ・リードのヴィルヘルミナ加勢、最強の自在法(シャナ)、ヘカテーのシャナ襲撃
第7話 神門 ★★ 一美&カムシン再会(一美の望み、カムシンの過去話)、"大命詩篇"第二段階・創造神本体奪還作戦開始(悠二&トリニティ他"久遠の陥穽"への出立)
第8話 開戦 ★ 天道球浮上、開戦(東京)、戦線拡大(東西で陽動戦)、レベッカ&カムシン星黎殿奇襲 ※ここから両陣営の頭脳戦本格化
第9話 星黎殿へ ★★ シャナ救出作戦、天目一個出現・シャナ自由回復、クリプタ破壊(星黎殿隠蔽解除)成功
第10話 交差点 ★★ シャナvs."駝鼓の乱囃"ウアル、レベッカvs.“哮呼の狻猊”プルソン、“螺旋の風琴”とヴィルヘルミナの取引、星黎殿帰投命令(デカラビア)、星黎殿強襲(ゾフィー本隊)、シャナ開眼
第11話 聞こえる、想い ★★ シャナ隊"久遠の陥穽"へ、マージョリー回復、デカラビア陣頭出撃・戦死、バル・マスケ援軍到着
第12話 誓いの言葉 ★★ サブラクvs.ヴィルヘルミナ/カムシン/レベッカ、"祭礼の蛇"本体封印解除、アラストール離脱・シャナとの合流、シャナ大見え切り(第1期第15話の伏線回収)
第13話 狭間へと、狭間から ★★ サブラク消滅、神門破壊失敗、"祭礼の蛇"帰還{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - OP「Serment」、ED「ONE」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 大命宣布 ★★ 新世界“無何有鏡(ザナドゥ)”創造宣言、FH撤収戦開始(悠二の呼び掛け(FHの大義崩壊)、FH軍壊走)
第15話 雨中の敗走 ★★ 続き(大地の四神“晧露の請い手”センターヒル参戦、ディアマンテス&センターヒル戦死、撤収成功) ※挿入歌「u/n」
第16話 再び、戦いへ ☆ 大敗の後のこころの整理、シャナの腹案、百鬼夜行召集、星黎殿御崎市へ
第17話 誰が為に ★ シャナと「大地の四神」の残り三神接触、悠二と一美の再会・依頼、一美の承諾
第18話 闘争の渦 ★★ “大命詩篇”最終段階開始(ヘカテーの使命遂行)、御崎市最終決戦
第19話 彩飄(かぜ)が呼ぶもの ★ 一美のフィレス召喚、ヨーハン離脱・干渉、百鬼夜行出現 ※挿入歌「赤い涙」
第20話 世界の卵 ★ ロフォカレの予言、戦線混乱、シャナの大命詩篇(自在式)撃ち込み成功
第21話 一つの理 ★ シャナ達の目的(新世界の改変)、大地の四神の目的、ヨーハンの目的
第22話 異邦人の夢 ★★ ダンタリオン教授死亡、マモン死亡、両陣営の切り札開示
第23話 神の夢 ★★ “導きの神”シャヘルの神威召還(両界の嗣子)、悠二の神威召還(新世界ザナドゥ創造)、徒達の出立、カムシン消滅
第24話 涯てより開く ★★ ユストゥス誕生、悠二の望み、螺旋の風琴の自在式発動、それぞれの出立 ※挿入歌「緋色の空」、ED「光芒」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)12、★(良回)9、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.8

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※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)
{netabare}
====== (OVA1) 灼眼のシャナ SP「恋と温泉の校外学習」 (2006年12月) =====

全1話 ☆ 3.6 {netabare}※温泉ドタバタ回だがサブ・サブキャラ(緒方真竹)に注目{/netabare} ※約23分

OP 「緋色の空」
ED 「夜明け生まれ来る少女」


================= 劇場版 灼眼のシャナ (2007年4月) ===============

全1話 ☆ 3.8 {netabare}御崎市「都喰い」阻止戦(vs.“狩人”フリアグネ)のアナザーストーリー{/netabare} ※約86分

主題歌 「天壌を翔る者たち」
挿入歌 「赤い涙」


============ (OVA2) 灼眼のシャナ S (2009年10月-2010年9月) ==========
{netabare}
第1話 リシャッフル ★ 夏休みの出来事(悠二&シャナの心身入れ替わり事件) ※ドタバタコメディ回
第2話 ドミサイル ☆ 秋学期、シャナの不審行動、ヴィルヘルミナの大切な日
第3話 オーバーチュア 前編 ☆ 悠二に出会う前のシャナの"徒"討滅活動(寄木市)
第4話 オーバーチュア 後編 ☆ 続き ※overture(序曲、導入部、予備交渉)・・・という意味でラストに『シャナF』への繋ぎシーン有り ※挿入歌「portamento」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ☆ 3.6

OP 「Prophecy」
ED 「All in good time」{/netabare}


(※以上、2018.8.29 レビュー内容をⅢに併せて全面書き換え)

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(※以下、過去のレビュー)
{netabare}
※第Ⅰ期・第Ⅱ期・第Ⅲ期(FINAL)・劇場版すべて含めた感想です。

このアニメは、日本刀を抱えた炎髪灼眼の美少女シャナが、人の“存在の力”を喰らう異世界の魔物“紅世の徒”と激しい戦いを繰り返す、という美少女バトルものの傑作ですが、
それだけに留まらず、魔物を討伐するシャナの戦いに偶然に巻き込まれた平凡な男子高校生の坂井悠二が、

{netabare}
①困惑し受身に終始してシャナから厄介者扱いされていた状態から、
②次第にシャナの戦いを支える重要なパートナーとなり、
③次いで彼女の心をも支える存在になり、
④そして第Ⅲ部では、本人の強い意志により“紅世の徒”の盟主と一体化し、その強大な力を得て、表面的にはシャナと対立しながらも実際には彼女を含めたフレイムヘイズおよび人間側と“紅世の徒”との果てしない対立の悲劇を終結に導く戦いを主導する大きな存在となっていく、
{/netabare}

という、少年の成長物語、
そして、それらの過程を通じて
少年と少女の心が融和していく恋愛物語

という、この作品の隠されたテーマを次第に明らかにしていく、意外に内容の充実した良質なアニメとなっていると私は評価します。


※期別の個人的評価(5段階)

第Ⅰ期(シャナと悠二の出逢い、シャナ誕生の物語)★★★★ 
第Ⅱ期(“紅世の徒”側の盟主復活の謀略)★★★
第Ⅲ期(フレイムヘイズVS.“紅世の徒”の全面戦争)★★★★★

従って、総合評価として★★★★(5段階で★4つ)とします。

また、この作品の私的な好感ポイントとして、
{netabare}
①人間を救おうとするシャナなどフレイムヘイズ(元人間の異能者)側=善
②シャナと対立して新しい世界を創造しようと画策する“紅世の徒”側=悪

という有り勝ちな単純な善悪二元論ではなく、むしろ人の“存在の力”を喰らう②“紅世の徒”側の事情に対して、第二主人公(悠二)が憐憫の情を持ち、シャナと対立してでも彼らを救済しようという強い意志を抱くに至る点、
{/netabare}

それから、シャナ(=メイン・ヒロイン)だけでなく、
{netabare}悠二と同級生で彼に恋しながらも、シャナと悠二の特別なパートナーシップに、時に嫉妬しつつ二人を陰ながら支えようとする一美(=サブ・ヒロイン)の側の感情推移も過不足なく描かれている点
{/netabare}

の2点を挙げておきます。

その他、この作品の難点として、上記のように第Ⅱ期のシナリオの出来がいま一つ(特に前半の学園生活パート)なために、ここで退屈して視聴を打ち切ってしまう懸念があることを挙げておきます。
しかし、本作品の本当の面白みは第Ⅲ部にこそあると私は考えるので、ここで打ち切るのは勿体ないです。


【総評】
美少女バトルものというジャンルのアニメは非常に沢山あり、また現在も毎期多数の新作が制作されている人気分野ですが、この作品はそのジャンルの最高峰にして、かつ、ジャンルを大きく超える魅力を持った作品であると私は評価します。

このアニメの作画・演出自体は、第Ⅰ期(2005年)、第Ⅱ期(2007年)、第Ⅲ期(2011年)の制作であるために、特に初期の2作は今後さらに陳腐化が進むと思いますが、ストーリー面でこの作品を凌駕する内容を持つ同ジャンルの作品は、これからもなかなか登場しないのではないかと考えます。
(美少女バトルものは、キャラ重視でシナリオは後付けのチグハグなものが大半だが、この作品はキャラが魅力的な以上にシナリオの一貫性が高い=シナリオ重視)

※なお、劇場版「灼眼のシャナ」は第Ⅰ期の最初の数話のフリアグネとの戦いのエピソードを別シナリオで描いたもので、TVアニメよりもラノベ原作に忠実な内容といわれていますが、TVアニメの方がシナリオの出来が良く、特にこちらを視聴する必要はないと思います。{/netabare}

投稿 : 2018/08/29
閲覧 : 1452
サンキュー:

52

塩谷ナオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間を喰らい続ける怪物と、それを狩る討滅者「フレイムへイズ」との戦い

全24話・原作未読

一番の良い所:独自の設定・世界観など凝っており、とても面白い

一番の悪い所:ラストは2期・3期とあるので消化不良な終わり方なのと専門用語が多い

感想:設定以外も各キャラの心理描写などラブコメ+バトルの両方が楽しめます

投稿 : 2018/08/22
閲覧 : 412
サンキュー:

7

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

初期は優秀

シリーズものは、途中で作画が崩れたり
色塗りが違ったりするが初期作品だけあって
色彩…演技…作画は中の上
物語が少し要らない要素が何個かあったお祭りや
水泳はテコ入れ回なんだなと…


ただのトウチに恋い焦がれるシャナが
奮闘する物語

いい具合に、恋愛…戦闘シーンが
まとまっていて肝心なところで敵がやってくる
ここは素晴らしいと思う

テコ入れ回と
トウチが出てこないと闘えないシャナなので
まえは、1人で充分だの言っていたシャナが
心を許していくのは恋愛に関して
恋のライバルがいるから。

作画崩れない事を祈って2期を期待せずに
見てみるとしよう。

投稿 : 2018/06/22
閲覧 : 284
サンキュー:

1

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

くぎゅ病にかかった

見終わった後、くぎゅ病にかかってしまい、しばらく、くぎゅ~しか言えなくなりました。
釘宮理恵さんの出演するアニメの代表格ですね。バトルメインの面白いアニメでした。でも、一気見には向かないです。自分がそうでした。
主題歌は良曲揃いで、中でも印象的なのは高橋洋子さんが歌う夜明け生まれ来る少女です。映画の主題歌のようです。

投稿 : 2018/02/24
閲覧 : 477
サンキュー:

8

ちーの。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一気見には長い 笑

一度途中で断念したけど、ちゃんと見直しました。
うん、面白かったです。

愛は世界を救いも壊しもするんだな(o・ω・o)←

やっぱり過去の作品でも面白いとされているものは、ある程度時間がたっても楽しく見れるようです。

しかし、やっぱり一気見にはちょっと長いから家事とかしながらのながら見になっちゃいました笑
(ちゃんと見ろよ)

投稿 : 2018/02/12
閲覧 : 288
サンキュー:

2

ネタバレ

Marsa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

当時はよい作品だったと思いますが、当時を知らない大人が観るにはきついかも。

原作未読。全25話。

ファンタジーではあるけど、主にはラブコメでキャラを楽しむ作品
ではないでしょうか。
主人公が冒頭から自分が{netabare}自分がすでに死んでいて
もう魂の残った抜け殻である {/netabare}という悲劇的状況で
ヒロインと出会い、{netabare} 敵と戦う中で惹かれ合って
いく{/netabare}というラブコメです。
ヒロインの声優である釘宮さんのツンデレがたまらないと
いう方も多いようなので、どうこう書くことはやめときますw

アニメを観出して1年そこそこで、声優さんなどの知識がほぼ
皆無なおじさんの感想としては、
・10年以上前にしても作画が良くないかなー。
だから、バトルも迫力がない気がするなー。
・話もラブコメ部分は少年の受けは良さそうだけど、
ベタなラブコメ好きなおじさんでもきついなー。
・設定も薄味で、ファンタジーバトルの内容においても
後付けが多くて、「んー。。。」って感じでした。
・キャラも薄味で魅力的キャラがいないなー
・ヒロインの声も、なんか合ってないんじゃないかな?
(結局、言っちゃったw)
というところでした。

総じて、当時はよい作品だったのだと思いますが、
最近のアニメをある程度観ている大人にはきついかな
って印象でした。

しかし、まだ明かされていないこともあるようですので
2期を見始めてますが、「どうしようか。。。」
と言ったところ。
結局、観てしまうんでしょうけどねw

投稿 : 2018/02/03
閲覧 : 425
サンキュー:

22

よーぷ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

釘宮さんのシャナのツンデレを堪能しつつ、戦闘も楽しめる

10年前に見た作品なので、詳細なレビューはできないですが、
釘宮さんのシャナのツンデレのかわいさを堪能するのと、ストーリーとしても戦闘や男の主人公との関係の進展もどんどん見たくなって一気見した覚えがあります。

魔法戦で、最強というほど強くなかったのも、また魅力的でかわいくも思える感じでした。

投稿 : 2018/01/13
閲覧 : 299
サンキュー:

2

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灼眼のシャナのストーリー・あらすじ

御崎(みさき)市で平凡な日常を過ごしていた高校生・坂井悠二は、とある一人の少女の出現と共に非日常の世界に巻き込まれた。
その少女、名もなき『炎髪灼眼の討ち手』は、人知れず人を喰らう異世界人『紅世の徒(ぐぜのともがら)』を探し討滅するフレイムへイズの一人。そして、その少女は、悠二にこう告げた。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と…。
彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって『紅世の徒』から狙われるようになった悠二を護る事になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。
2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく…。(TVアニメ動画『灼眼のシャナ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2005年秋アニメ
制作会社
J.C.STAFF
公式サイト
www.shakugan.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%BC%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%8A
主題歌
≪OP≫川田まみ『緋色(ひしょく)の空』、KOTOKO『being』≪ED≫高橋洋子『夜明け生まれ来る少女』、石田燿子『紅(あか)の静寂』

声優・キャラクター

釘宮理恵、日野聡、江原正士、川澄綾子、櫻井智、生天目仁美、岩田光央、諏訪部順一、こやまきみこ、野島裕史、野島健児、近藤孝行、小林由美子、田村ゆかり、白石涼子、三宅健太、伊藤静、渡辺明乃、小西克幸、菅生隆之、鈴木達央、斧アツシ、岡村明美、皆川純子、宝亀克寿、飛田展男、加藤奈々絵、大原さやか、能登麻美子

スタッフ

原作:高橋弥七郎(電撃文庫)、イラスト:いとうのいぢ、 監督:渡部高志、シリーズ構成:小林靖子、キャラクターデザイン:大塚舞、色彩設定:伊藤由紀子、美術監督:奥井伸、撮影監督:福世晋吾、音響監督:明田川仁、音楽:大谷幸

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