退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
ピンポンの感想・評価はどうでしたか?
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ドメ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ピンポンはアニメが初めてです。
1話見てすげぇーハマりました。
主人公だけじゃなく各キャラの見せ場などが有り主人公以外も応援したくなるような作品です( ^ω^ )
ただ絵が独特なんで人を選ぶかも・・・・
ですが見ているうちに、あの絵じゃないと駄目になりますw驚異の中毒性w
スポ根ものが好きな方には是非見て欲しい作品です⭐️
ぐりこもなか さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
poly さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ナッキー0804 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とろろ418 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【1話感想】
{netabare}1話としての役割もこなしてますし、良い意味で先の展開が読める上々な滑り出しだと思います。
現在放送しているスポーツものの中では頭ひとつ抜き出ている印象です。
ネックがあるとすれば絵ですかね。
お世辞にも綺麗な絵とは言い難いので、その辺りが気になる人は多いと思います。
(実際、私も絵で倦厭してたために原作読んでません。……実は映画も見ていませんが)
演出なども含め、アニメというよりは、『動く漫画』という方が表現は近いかもしれません。
前述の通り、スポ根展開になるのは読めているので、それが嫌いじゃないなら絵で倦厭せずに、一度見てみると良いと思います。
{/netabare}
------------------------------------------------------------------------
【視聴後】
高評価を付けない理由が見当たらない。それほどに洗練された素晴らしい作品だと思います。
単純なストーリーの面白さは勿論、細部まで計算された作りになっているので、それだけで一見の価値がありますね。
特に一般的なアニメの枠組みにとらわれない漫画的映像構成が光ってます。
ストーリーは王道的なスポ根ものなので、それが嫌いじゃなければ是非一度視聴してみて欲しいです。
(2014.6.22)
AXIOM25 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
15年以上前の漫画作品のアニメ化です
スピリッツ連載時に読んでいた記憶はありますが
卓球の漫画だったなぁという程度しか覚えていませんでした
それよりさらに前からずっと週刊連載だけでも毎週150話程度追いかけており
特に印象が深い作品以外はどんどん忘れていってしまいます
それでも心に深く残っていて今も色褪せない作品はいくつもありますから
私にとってこの作品はそうでなかったんでしょうね
だから連載終了から数年たって映画化された時も
ちょうど実写映画にはまっている時期だったにもかかわらず
映画化なんてするようなたいそうな作品じゃないよ(笑)
なんて言って見に行かなかったのは覚えています
しかし今回のアニメ化は見事な出来栄えでした
今期はスポ根モノが豊作で
ハイキューやベイビーステップが好調ですが
そんな中でもこれはひときわ異彩を放っていました
対照的な二人の主人公ペコとスマイル
星野と月本
星と月
天賦の才に恵まれたスマイルの憧れのスターだったペコ
星の光を受けて初めて月が輝けるように
スマイルには輝いているペコが必要だったんですね
{netabare}輝きを失いかけていたペコが必ず光を取り戻す時が来る
そう信じていたからこそ
ジョーには打てなかった玉を躊躇なく打てた
だからこそ決勝戦に負けながらあの笑顔だったわけです {/netabare}
そのあとのラストも良かったです
{netabare}「良いじゃないですか凡庸
僕割と好きですよ、そういう選手」 {/netabare}
連載時にあのラストの良さがわからなかったのは
こちらに人生経験が足りなかったんだと思います
だから、この作品の面白さがわからないという人も
15年くらいたってから見返したら楽しめるかもしれないよ?
閑話休題
一昔前のスポーツ漫画は努力と根性の世界
才能が無いなんていうのは全て言い訳で
結果が出せないのはひとえに努力不足
そんな体育会系の理論が幅を利かせているものでした
でも実際は努力すれば必ず結果がついてくるなんて程世の中は甘くない
スポーツだけじゃなく学門の世界でもゲームの世界でもそう
極まったレベルになっていく程才能がものを言う
才能に恵まれた人間が人生を投げうって努力しているんだから
並大抵の努力では才能の壁は越えられない
それは作中で {netabare}アクマがスマイルに勝てなかったように {/netabare}
だけど才能に胡坐をかいて努力をしない人間は
努力した凡人に簡単に抜き去られ置き去りにされる
それは作中で {netabare}ペコがアクマに負けたように {/netabare}
結局のところ超一流と呼ばれる人たちはすべからく
才能が有ってなおかつ努力をしているんです
この作品はそんな才能と努力のバランスをよく表現できていたと思います
才能と努力の話をするとたまに勘違いする人が居ますが
才能の限界ってのは極限まで身を削ってはじめて見えてくるもの
埋まっているかもわからない種に努力という水をやり続けなければ
才能が花開くことはありません
謙遜のつもりなのか自虐のつもりなのか知りませんが
「自分には才能が無い」とこぼす人がいます
でもほとんどの場合
水をやらずに伸びてこなかった芽を
種が埋まっていなかったと勝手に結論付けているだけで
本当に才能が無いのかどうかわかるレベルに達していません
それは作中で {netabare}努力を怠っていたペコの才能をジョーが見抜けなかったように {/netabare}
才能が無いと腐っている人たちもあと少しの努力があれば
もしかしたら芽が出てくるかもしれないんです
まぁ要するに才能を言い訳にするのは
人生棒に振るくらいの覚悟と熱量を捧げてからにしてくださいってことです
青陽 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
北山アキ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:今観てる
原作未読
同じ原作者の漫画『鉄コン筋クリート』は絵柄も含めて好きだった。
(そのアニメ版はなんとなく少し観てやめた。)
最後まで観ての感想
物語も人物造形も文句のつけようが無い。
終盤のデッサンが動いているかのような試合シーンの身体表現は
作画枚数やアングルの切り替えなどに頼らずとも筋肉の躍動を伝えてくる。
今季一番のアイ・キャンディでした。
1話での感想
ピンポンは数年前、実写映画化され、その宣伝もヘビーにTVで流れてた。
それがハイライトっぽく、お腹いっぱいになったので、観た気になってしまい、その映画自体は観ていない。
端的に言えば、ピヌポヌ的なコメディだと思ってた。
なので、特別な期待もなく1話目を観た。
そうじゃなかった。
もっとマジに熱いスポ根だった。
(実写版の原作解釈か売り方がイタイやつだったのかもしれない)
卓球+香港アクションという
実写版PVの印象で観るのをためらっている人には一度観て欲しい。
全然違う印象を受けるはずである。
あんなダサくなく、素直にかっこいい。
(追記)
6話まで毎回面白すぎて、実写版も気になった。
で、動画サイトにあったのをチラッと見たら、
予想していた少林卓球みたいではなく、真面目だった。
ただ、僕の場合、実写の物語に対する要求が酷く偏っているので、
合わないのはすぐ分かり、前半を5分ほどかけて飛ばし観して止めた。
思えば実写を観なくなったのは1つはハリウッド的映像に飽きたからだ。
加えてレンタル業界の淘汰と寡占化が進み、
レンタル大手のPOSシステムの影響が強くなりすぎた結果、
欧州産やハリウッド以外の米国産映画等が日本語化されなくなり、
実写作品の選択肢がなくなったからだ。
字幕なしのフランス映画とか観るなんて無理ですから!
(仏国というよりC・ドゥニ、J・ドワイヨン、A・テシネ、E・ロメール
とか監督の作家性が好きだったんですが)
日本のもぱっとしないし。
で、アニメなんですけど、今は選択肢が多くていいと思います。
粗製乱造なところもあるかもしれないけど、
少数派の嗜好にも答えられるくらい数が揃っている。
願わくはこの状況が続いて欲しい。
-ピンポンのキャラ画は売れなさそう。
-じゃあ、アニメ化断念するか、萌え絵に改変しよう。
なんて市場になったら、ジャンル自体が衰退すると思う。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
◎放送時期:2014年4月~6月(全11話)
◎ジャンル:スポーツ、卓球
●原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミックス刊)
●監督・シリーズ構成:湯浅政明 ●キャラクターデザイン:伊東伸高
●アニメーション制作:タツノコプロ
■あらすじ■
片瀬高校卓球部の1年コンビである 自由奔放で自信家なペコ(星野裕)、
小さい頃からいじめられっこだけどクールでけっして笑わないスマイル
(月本誠)を中心として描かれるスポ魂&青春群像劇。
ある日2人は中国人留学生の噂を聞き、辻堂学園高校卓球部の偵察に向かう。
-------------------------------------------------------
☆★感想★☆
※原作未読。(2002年公開の実写映画版は視聴済み)
いやぁ、面白かったです。
近年のノイタミナ作品の中では間違いなく3本の指に入る作品だと思います。
というか、日本アニメ史に残る作品かも。
「アニメーションの可能性」を感じさせてくれました^^
たぶん 作画というかキャラデザで敬遠された方も多いのでは?
確かに独特だし、演出も結構 奇抜な面が目立ちます。
しかし、それがまたいい味出してます。
試合シーンはぬるぬる動く感じではないけど、疾走感が凄い。
そして各キャラの心情を示す表現があったりして面白味があります。
ついつい画面に釘付けになることもしばしば。
そしてサブタイの出し方がセンス抜群です。
毎回『おっ』となるような巧みな演出でした^^
ストーリーはいたって王道なスポ魂アニメなんですが、
どちらかというと「青春ドラマ」の色の方が強いかも。
各キャラの心理描写を丁寧に描いたストーリー運びにとにかく
惹きつけられました。
メインキャラだけでなく、脇キャラまで(というかモブ同然のキャラにまで)
しっかり視点が当てられていて、それも雑さが一切ないです。
台詞回しもユーモアに溢れてるし、印象に強く残る言葉も多かったです。
そして、時々挟むシュールなギャグも秀悦でした。
「挫折」と「栄光」
両極面から描かれた葛藤と成長が素晴らしい。
みんなそれぞれの思いを持って戦う姿が一生懸命で 泥臭くて
最高にかっこいい。
それぞれ羽を広げ、それぞれの形で飛び立つ物語だったように思います。
{netabare}9話ラスト付近のペコの語りは泣けました。
小さい頃に自分を救ってくれたことから憧れたヒーロー。
そのヒーローをずっと待っていたスマイル。
それに長い間 応えることを避けていたペコがようやくスマイルの思いを
受け止め、逃げ続けていた今までの自分と向き合ったうえで、
その思いに応えることが出来た。
『スマイルが呼んでんよ』
まさに「ヒーロー見参」の瞬間でした。
ヒーローは何のために戦うか?
無論、それはヒーローだから。ヒーローは戦うからヒーローと呼ばれる。
負傷した右膝の痛みを抱えてもなお、勇敢に戦うことを厭わないペコの姿
には涙を抑えられませんでした(;_:)
序盤のペコを思い返すと余計にこみ上げてくるものがありました。{/netabare}
『"ヒーロー"とは何か?』
『"血は鉄の味がする"とは?』
この作品を観ると、その答えが分かると思います。
そして、『卓球って楽しそうだ』
『生きてると実感する時ってこういうことなんだ』
そう感じることが出来ると思います。
そしてこれも忘れてはならないのは 声優さん達の演技。
キャスティングがとにかく全体的に良かったです。
チャイナ役の文曄星さんはリアル中国人の声優さんでしたが
リアリティがあり、かつ作品に上手く溶け込んでいた気がしました^^
●OP:「唯一人」/爆弾ジョニー
●ED:「僕らについて」/ メレンゲ
主題歌2曲とも好きです。
OPは曲もいいんですが、なにより映像(3話から起用)が凄いです。
なんじゃこりゃって感じですw
あとは、劇中のBGMもセンスあって良いですね。サントラ欲しくなります。
全11話という短い話数だったので じゃっかん巻き気味だったのが
うかがえたけれど、それでもこの話数内で綺麗に纏まっていた作品でした。
観終わった後にこんなにスッキリできたアニメも久しぶりでした。
湯浅監督、スタッフの皆さん、役者の皆さん。
そしてなによりも、この作品を世に生み出してくれた松本大洋先生に
心から感謝の言葉を。
素晴らしい作品をありがとうございました\(^o^)/
愛してるぜ!!
■好きなキャラ■
みんな魅力的で好きですが、中でも好きなのは孔文革(チャイナ)です。
努力家なところはもちろん、なにより挫折を味わってもけっして後ろを
振り返らず、自分らしく前に進んでいく「強さ」に胸打たれました。
そして、親を大切にしているところも好きです^^
{netabare}たくさん苦悩を重ねてきた彼だからこそ、最終話で再び代表の座に
帰り咲いていたのは本当に嬉しかったなぁ。{/netabare}
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おかえり、ヒーロー。
ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参。
このアニメの影響を受け、ここ一ヶ月ほど卓球をしている有り様です。
卓球はさることながら心情表現がとてもうまいアニメでしたね。
ドラゴンとか特によかったと思います。
アルカット さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
・原作が古くキャラデザが寄せ付けない点
・以前に映画化もされて観た人が多い点
これらを踏まえると視聴率は落ちてしまうかも知れないが、これは是非観てから判断してほしい作品。2014年、殿堂入り候補。映画版より中身が濃くて面白いです。
全く人前で笑わない"スマイル"という少年と、いつも自由気ままに行動する"ペコ"という少年の成長を描いた作品で、2人の関係は常にライバルであり、仲間であり、尊敬できる存在。
とりあえず、OPの作画レベルがまず異様な気合の入り方。ストーリー上でのピンポンシーンにおいても、細かい描写が更に事細かに描かれていて、なぜ本作品が面白いのかを象徴する出来の良さでした。
更には、スマイルとペコ以外のサブキャラ達も魅力的で、それぞれ考え方は違えど、卓球を愛して止まない素敵な男たちばかりでした。(ドラゴン・コン(チャイナ)・江上・監督など)
観終えて、素晴らしい作品だったなぁと思えたし、卓球のことが少し好きになりました(笑)
understand さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最初は絵がこれじゃなと思っていたけど
一話を見終わった時にはもうそんなことは
全く気にならなくなっていた。
セリフがとてもかっこよくてうまいと思った。
終わり方もすごく好きだった。
今期は個人的に好きな作品が少なかったけど
これは凄く面白かった!
テンガロン さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
卓球を題材に幼馴染みの男の子たちの
友情を描いたスポーツアニメです。
タイトルにあるように映画もアニメも
どちらも「原作」の良さを120%引き出した傑作です。
個人的には「映画版ピンポン」の方が
後半の盛り上がりは好みです!(^^)
音楽も絶妙のタイミングで挿入されており
秀逸でしたね♪(^^)
逆に今回のアニメは原作テイストが
とてもよく表現されており、
原作再限度は映画よりも高いですね!
そこはとても嬉しかったです♪
しかしあの画風は
原作を知らない人には奇異に見えるでしょうね(^_^;)
もしそこに抵抗を感じる人は
映画版から先に視聴しても良いかと思いますよ♪(^^)
景禎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
かなり前に連載されていた漫画作品。かつて実写映画化もされたらしいです・・・見てないですが。
タイトルどおり、高校卓球を通して描く友情、青春、一応はスポ根ものです。
作風はかなり風変わりで、見始めはその風変わりさに面食らってしまい、切ろうかな・・・どうしようかな、と迷いながら見ていたのが正直なところです。
原作の松本大洋さんの作品は、人物も背景もぐにゃぐにゃの線でグチャグチャ描く独特の作風のようで、アニメ化にあたって原作漫画の持つ雰囲気をできるだけ忠実に再現しようとしているようです。私は原作未読ですが、アニメを見て、ある程度原作の雰囲気を掴めたような気がしてます。
このアニメの風変わりなところ。漫画の手法を積極的にアニメに取り入れています。
作画は線画中心で、着色は水彩画風だったりモノクだったり、中には着色無しのところもあります。
漫画のコマ割りのように画面を区切って、そのコマに次々に静止画をハメていったり、別の視線からの映像を同時に動かせたり、コマに区切って順次映していったりします。
試合などの動きのあるシーンでは、まるでパラパラ漫画のように視線の方向を自由自在に変化させつつ、画面上を背景と人物がいっしょになって踊り回ります。そこには普通のアニメとは異なった躍動感があります。
特にOPアニメの躍動感はすごいです。ただし、1、2話は製作が間に合わず(?)急遽作成したと思われる、寄せ集めの動画で乗りきってます。3話はOP独自の動画ですが、まだ未完成、4話以降になって、やっと完成版が使われ始めます。
キャラデザインもかなり癖があります。
ペンの線でグチャグチャ書いた左右非対称のゆがんだ顔。星野(ペコ)はともかく、月本(スマイル)はどうやらイケメンの設定らしいし、百合枝(風間の彼女)に至っては、目を見張るほどの美女らしいのですが、絵からは全く想像もできないです。
物語の進行面でも特徴があります。ほとんど説明らしい説明がなく、見る人は画面とセリフだけを頼りに感じ取らなければなりません。なのにストーリー進行は登場人物ごとに複数のドラマが同時に進行して行くオムニバス風スタイルなので、流れを把握するのはなかなか骨が折れます。
序盤はペコよりスマイルのほうがよく登場するので、スマイルが主人公かと思っていたました。でも実は主人公はペコ。小学校からの幼馴染のペコとスマイルが高校生のころのお話で、卓球を通して人生とは何か、特に「才能」と「努力」についてを深く考えさせてくれる内容になってます。
終盤はインハイの神奈川予選。その中でも準決勝と決勝を描くラスト2回は神回です。
最終回のラストシーンは後日談。
{netabare}2019年。孔文革は日本に帰化していて世界代表に。ペコは世界代表のエース。ドラゴン(風間)は世界代表をはずされ、月本はタムラ卓道場でコーチをしながら小学校の教師目指して教育実習を控えています。
ドラゴンがタムラ卓球道場に現れ、海岸でスマイルと二人話すシーン。本編中はあまり人間臭く描かれなかった二人が丸くなってています。その会話の中で、この作品の最も重要なメッセージが示されます。それは「すべてを肯定」。
風間「自分がこのまま凡庸な選手で終わってしまうのではないか。」
月本「いいじゃないですか、凡庸。僕、わりと好きですよ、そういう選手。」
風間「ばか言うな。いやだよ。」
(中略)
月本「本当は、卓球に賭ける人生も悪くないと思います。」
風間「いやだよ。そんなの絶対。」
・・・どっちもいやなんかい。
人生なんてもん「どう生きなければならん」とかなく、全てが正解。楽しいことをすればいいんだよ。{/netabare}
最後のセリフ。
月本「ふわぁぁぁ。眠いわ。」
これがまたこの作品を象徴しているようですね。
OP、EDは動画、音楽ともにすばらしい。
OPはぶっ飛んだ音楽にぶっ飛んだ動画。EDはぶっ飛ばないが、これはこれでいい。ED音楽はメロディー進行に音階が多用されていて、音程が取りやすく、リズムも単純でカラオケとかで歌いやすいですね。音域もさほど高くないし、キーを変えなくても原調でも無理なく歌える。一度試してみてください。
三崎鳴 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
松本大洋作漫画『ピンポン』を原作としたアニメーション作品。卓球を題材としたスポ根漫画だが、そこには敗北、決意、決別、努力、才能、など描かれるべき要素が全て凝縮されていて、短いながら非常に中身の濃い作品である。作画は原作絵をそのまま動かしたようであり、『悪の華』のように人を選びやすいが、これはこれで味があって良いのではないか。個人的にはスポ根ものというと展開の型が決まっている上に全体的に冗長で間延びしてる部分が多いようであまり好かない(先入観で語ってしまいスポ根好きには申し訳ないと思う)のだが、本作は展開の速さもさることながら、無愛想でめったに笑わない冷血主人公をメインにおいている所から、「一味違う」感じがするのだ。又、登場人物それぞれのキャラが基盤からしっかりとしているおかげで、誰が勝とうが負けようが話としては面白い。つまり、表面上の勝敗に意味を持たせず、その勝敗を経て何を思い、成長するのかという点にスポットライトを当てている。ストーリーの骨組みからキャラ造形、台詞回しまで隅々までセンスが冴え渡る本作は自分がかつて視聴してきたアニメ作品の中でもトップクラスに評価したい。死生観を扱わずに心の芯まで震え上がり、ここまで感動させられた作品は層多くない。是非、今一度、勧めたい。原作は15年以上も前の作品だが、今こそ再評価されるべき作品である。
rurube さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
スポーツアニメや漫画で躍動感が無いとか試合展開がつまらないとか言う人がいるがだったら現実のスポーツ観ろよと思う。
スポーツアニメはあくまでフィクションなんだから現実のスポーツにスポーツ描写では適うわけがない。
じゃあ何が利点かといえばヒューマンの部分だろう。スポーツアニメはヒューマンドラマでスポーツの部分は核ではない。スポーツを通しての苦悩や成長、そして勝利を簡単に表してくれる一つの技法である。
ピンポン正直原作あまり好きじゃないんだけれど、どうやらちゃんと読んでいなかったらしい。この作品は登場人物のキャラ設定が素晴らしい。
才能が必要な人間に才能が無く、才能が必要ない人間に才能がある残酷さ。
アクマの努力は無意味であり、スマイルの才能は彼を孤独にする。
この世界はまるで質の悪いコメディーだ。誰がこの荒んだ世界を救うのか?
世界を救うヒーローの登場をスマイルと共に待つ。
7話観て気が付いたが之はスクールカーストものらしい。
アクマ部活辞めたってよ!ってことだろう。
社会にはピラミッド型の階級が存在する。そのトップに君臨しているのはドラゴンだろう。彼は頂点に立つ事を義務化されている。そこに挑戦したのがアクマだ。彼はピラミッドの頂点に登ろうとしあえなく落ちた。
スマイルは心を閉ざしているのはそのピラミッドの頂点に価値を見出していないからでは無いか。高い地位・高い賃金・誰もがあこがれる生活、そんななものに本当の価値はあるのか?
ドラゴンが頂点に君臨する理由は父の名誉の回復だろう。ピラミッドから転落した父に社会的な価値は無い。しかしドラゴンは知っている父がけして負け犬ではなかった事、それを証明する為には自分が頂点に立つしかなか無い事を。頂点に君臨するものだけがその価値を否定できる。社会は負け犬の言い訳は聞かないそう叔父の様に。父を認めさせるのは自分が勝者にならなければいけない、しかし皮肉にもそれは父の地位を決めたカースト制に入る事を意味した。ドラゴンは飛翔する事も這いつくばる事も出来なくなった。
この世界を救うヒーローはこの世界を破壊するものだろう。
ヒーロー見参!!ヒーロー見参!!!!ヒーロー見参!!!!!!!!
この作品で残念なのはドラゴンとの試合描写がいまいちな事だろうと個人的には思うが最終話見たら良かったと思えた。スマイルとの試合は描写も演出も入り方・タイミングどれも非常に良かった。
途中の7話から個人的に話を消化する事が出来なくて中10日のローテで観ていった。10話目からは普通に放送されたらすぐ観ていたからこそ良く分る、この話の核は7~9話だろう。観ていて痛々しかった。ドラゴンとスマイルが救われていないからチャイナとアクマいなかったら中20日のローテもありえただろう。
最後の2話は哲学的というかペコはアンパンマンだったよ。ドラゴンとスマイルはお腹が減って救いを求めていた。
この話の主人公はドラゴンとスマイルだと個人的には思う。この二人の苦悩が観ている視聴者が大なり小なり持っている苦悩なのだろう。最後に2人はヒーローに救われて良かった。救われるという言葉がぴったりなアニメはこのアニメぐらいなものだろう。
少し追加したいけどこのアニメはオリジナルの部分が非常に良い。チャイナのシーンはどれも意味が分りやすくて良い。チャイナは母国ではドラゴンやアクマと同じ一つの価値観の中で生きてきた。日本に来る事でその価値の外側からもの事を考える事が出来る様になっていく。
最後にチャイナとドラゴンは対比になっているが核の部分では同じだ。ドラゴンもチャイナも価値の外側に気がついた。だからドラゴンは日本代表から落選しても前の様に痛々しくない。卓球界の立場が対比に見えるが実際はそこに気がついた奴は皆同じ。
この作品好きな人はぜひ映画の「桐島部活やめたってよ」も観るべき、おそらく題材はどちらも同じで社会における価値観が話の核になっている。勝つ事だけが人生ではないから。
スクールカーストものの価値観ってまだ言葉になってない。正しい表現だと勝ち負けからの逸脱で自分の中での達観が表現として一番近い様な気がする。私の文章力では表現できないので観て感じて欲しい。
いおりょぎ さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読。
窪塚洋介氏の実写映画視聴済み
湯浅政明監督。
タツノコプロ製作。
全話視聴しました。
当初の期待を裏切らず、最後まで楽しめました(o^-‘)b
そして、アニメというジャンルに拘らず、多くの人にお勧めしたいと思える作品だったと思います。
まずアニメとしては、作画が大きなハードルになりますね。
自分は実写映画視聴していて興味が湧いて見たんですが、アニメから見る方でしたら、キャラデザインに抵抗を感じる人は少なくないと思います。
生理的に受け付けないという方にまでお勧めはしませんが、実写映画では感じられないアニメならではの良さが随所に発揮されていて良かったですよ。
湯浅監督がシリーズ構成、脚本、絵コンテと殆んど手掛けています。
自分はリアルの卓球には殆ど興味ありませんが、その世界観は実に上手く表現されています。上手くは言えませんが、魅せるポイントを良く押さえていて、見る側が「ここっ」って思う場所に力を注いで作られたんじゃないでしょうか。
試合のシーンでは、漫画のようなカット割を使ったところや、CGっぽい感じを完全に排除した崩れた手書き風の作画が効果的でした。
逆に、そうでないところはやや作画崩壊の部分も多々あり、そこはやや残念なところ。
どうも「クレヨンしんちゃん」関連の作品に多く携わっているようで、崩れた画風に妙に納得したりもしました。
でも全体的に自分は好感度は良く、もっと他のジャンルも手掛けてみたらいいんじゃないかと思います。
ストーリーはもちろん原作が良かったんだと思いますが、アニメならではの良さが随所にありました。
実写映画ではどうしても二人の主人公ペコとスマイルの印象ばかりが記憶に残りましたが、本作では、特にチャイナこと孔文革(コン・ウェンガ)とアクマこと佐久間学(さくままなぶ)の印象が強烈に残りました。
以下、今回自分が気になったキャラについてネタバレ感想になります。
孔文革について
{netabare} まずは何といっても孔文革の存在ですね。
卓球大国の中国代表に漏れて、まるで卓球の辺境に地に追いやられたように日本にやってくる。
エリートから転落した脱落感と、全てが生ぬるく見える日本の卓球。
こんな辺境から、すぐにでも這い上がって中国に戻るという強い決意をもっていたが、日本にも壁となる存在があった。
普通の人間なら、ここであきらめてもいいところ、孔文革はそうしなかった。
あきらめずに、辻堂学院の卓球部を育てることを決意し、再び這い上がれる事を目指して努力し続ける。
卓球部のメンバーとの交流を通して、日本という国に徐々に馴染んでいき、メンバーに慕われるようまでなっていきます。
彼の真摯な姿は、国の軋轢を超えて、純粋に心打たれるものがありました。
コーチとの会話が絶妙で、彼の孤独感が次第に溶かれていく脚本も素晴らしかったです。
また、卓球大国である孔文革が試合中に放つ台詞は一言一言がとても重みと説得力があって、「いや」っていう一瞬の台詞でさえ、その試合の持つ意味が深く感じられました。
そして、孔文革を演じた文曄星さんが素晴らしかったです。
詳しい経歴は分かりませんでしたが、是非他のアニメにも出演してほしいですね。
最終回で孔文革が日本に帰化して日本代表になったっていうのは凄く良かったお話。でもアニメオリジナルストーリーだそうです。
ちなみに孔文革のお母さんも、アニメオリジナルのキャラだそうです。{/netabare}
佐久間学について
{netabare} 小さいころからペコの試合相手。
ずっとペコの才能にあこがれていて、スマイルよりも明確にペコに純粋に近づこうと努力してきた。
それが、ペコでなくスマイルに負けて・・・。
まあ架空のお話なんだけど、この時の気持ちは辛いだろうなって思った。
でもその後とった佐久間の行動は本当に格好良かった。
すさまじい程の潔さと、それでもペコを信じる強い信念は、卓球では負けたかもしれないけど、人生の勝負では勝ったんじゃないかな。
最終回で3人目の子供ができたって話は、なんか嬉しい気持ちになった。
才能の無い者が辿る道は、時に険しく困難だけど、そういう経験をした人は、普通の幸せを普通以上に感じることができるんじゃないかなって。{/netabare}
モブのお兄さん江上
{netabare}最初のインターハイ予選でスマイル負けた大鵬高校3年生。
3年間の意地を見せようと気張って臨んだ試合相手がスマイルであっさり負けた。
原作では本当のモブだったみたいだけど、アニメでは随所に彼が登場して、とても楽しませてくれた。
一番一般人に近い彼が言う台詞が結構面白くて、特に最後のペコとスマイルの試合で、「やっぱり俺卓球好きなんだ!」っていう台詞が、いい意味でこのストーリーをまとめてくれたんじゃないかな。{/netabare}
オババ
{netabare}「愛してるぜペコ」
この台詞をこれほど上手く言えるのは流石に野沢雅子さんだなって思った。
登場回数の割に台詞は多くないけど、やっぱり野沢さんの存在感も偉大でした。{/netabare}
総括
とにかく作画抵抗が無ければ見ておいて損はない作品だと思います。
若干ですが、声優陣に不慣れを感じる点があります。
作画や声優さんなど、微妙な点もありますが、それを覆すだけの素晴らしい脚本と演出があります。
ノイタミナもこういう作品が増えれば、存在感が良くなるかもですね。
OP・EDも良かったですよ。
ノイタミナ枠のアニメはOP・EDに力を入れてる気がします。
いつも長文お読み頂きありがとうございます(*^_^*)
以下前回までのレビューになります。
興味がありましたらご覧ください。
《リアル浜田省吾 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 春だけどクリスマス&中国人の声優さん歌上手いね(o^-')b 佐久間格好良かったぞっ!! (6話まで感想)》
{netabare}6話まで視聴しました。
そろそろ前奏が終わり、本番突入前夜という感じです。
いや~、それにしてもアニメでリアルの浜省が聴けるとは思って無かったです。それだけで、ちょっとした感動でしたね。
あと、中国人の声優さん日本語も日本の歌も上手いですね!!
国としては、色々あるけど、ここは素直に彼の存在感に拍手したいと思います。
作画は、挑戦的なのか、ブレてるのか分かりませんが、結構崩れてきてますね・・・。
これは受け入れられる人と、そうでない人が、更に分かれそうで、ちょっと残念かも。
でもストーリーとしては、これからが本番で、面白くなってきました。
脚本と演出が作画をカバーして、素晴らしいので、これ以上作画を崩さず、もっと面白くなって欲しいです。
それにしても佐久間は格好良すぎたぞ!!{/netabare}
以下初回レビューです。
《可愛い女の子もいないし、作画もすごく特徴があるけど、スポーツアニメ好きなら、これは見ておいた方がいいかもしれない力作です!(2話まで感想)》
{netabare}原作未読。
窪塚洋介氏主演の実写映画視聴済み。
2話まで見ました。
あにこれ始めてから、良い作品が多く褒める形容詞に困るのですが、結構すごい作品が出たなと思いました。
原作未読ですが、漫画家兼イラストレーターの松本大洋氏のヒット漫画で、2002年に窪塚洋介主演で実写映画化されており、そちらは視聴済みです。
実写映画は面白かったので、アニメ放送前から興味があり見たのですが、作画は松本氏の意向を反映しているのか、原作に忠実であるが故にかなり癖のある作画になっています。
主人公ペコこと「星野裕」、同じくスマイルこと「月本誠」のキャラもある意味強烈で、視聴者をより好みするデザインだと思います。
もちろん、可愛い女の子は出てきません。女性といえば、町の卓球場の主のオババがいるくらいで、なかなか上手い誘い文句が出てきません。
が、2話まで見た時点で「アニメの作品」として、かなりのハイレベルな作画技術、演出、がはっきりと現れたため、急いでレビューすることにしました。
製作は言わずと知れたタツノコプロです。直近では「夜桜四重奏」なんか作ってたみたいですが、視聴して無いため、比較ができません。
が、相当な技術力があるのは間違いないです。
気になるストーリーは、実写映画視聴済みのため、いい意味で安心しています。
そしてその面白いストーリーを魅せる演出が素晴らしいです!!
特徴のある原作漫画の画をここまで良く、動く映像に具現化できたものだと、すごく感心しています。
自分はリアルの卓球に興味ないですし、できれば可愛い女の子が出てくるアニメが好きだけど、悔しいですが本作は、脱帽の域にあります。
この作画に抵抗がなく、スポーツもので女の子が出なくても楽しめるという方なら是非お勧めです。
少なくとも1話の後半まで見れば、良さは分かって頂けると思います。
気になってはいたけれど期待はしていなかっただけに、別の意味で注目する作品になりそうです。{/netabare}
だみっく さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分が卓球をしてたって言うのもあるかもしれないけど、かなり面白かった。
自信をもっておすすめできるアニメ。
とにかく毎回熱い。
是非、見てください。
ninfami さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作未読、映画未視聴です。窪塚(兄)さんの主演作品として有名な作品ですね。
この作品は卓球という世界に魅了されてしまった、5人のキャラクターによる群像劇です。ある者は才能がありつつも、現実から目をそらして落ちぶれてしまったり、ある者はヒーローの帰りをずっと待っていたり、ある者は周りの期待に応えなければならないという使命感で卓球をやっていたり、ある者は10やれと言われれば1000やってしまう努力家だったり、ある者は中国で落ちぶれて日本で卓球をやっていたり・・・・。その5人の誰もが、それぞれ苦悩を抱えて、葛藤し、追究し、自分のあるべき姿を見つけていきます。
この作品の大きなテーマは「努力と才能」・・・・私は時折、自分はどちら側の人間なのだろうと思います。努力は報われる、という考え方もありますが、私は努力は才能にはやっぱり勝てないのかなと思います。だからこそ「努力をすれば誰にだって勝てる」と信じていたキャラクターの姿には、何か苦いものがありました。2年ほど前に「さくら荘のペットな彼女」というアニメがありましたが、あれも「努力と才能」というテーマで作られていた作品でした。「ピンポン」という作品は、更にそのテーマを掘り下げ、萌えとラブコメ要素を排除した作品と言えます。
そしてもう一つの大きな見どころは、言葉遊びが巧みなところです。物語シリーズ、四畳半などの様なギャグ的な言い回しではなく、いちいちカッコいい言い回しをしやがります(褒め言葉)。幾つかは考察しないと分からないセリフもあるため、そこが作品に深みを持たせていますね。キャラデザこそ地味ですが、そのセリフのカッコよさがキャラクターに魅力を感じさせてくれます。ハッキリ言って、みんなチョーカッコいいです。
その中でも、私はやっぱりアクマが好きだなぁ。「・・・・少し泣く」
猿の尻尾 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
松本大洋原作で湯浅政明監督の卓球アニメ!
前評判で期待していたのですが、見事にその期待を跳び越えて、いや飛び越えてくれました。
才能と努力、スポーツ漫画にはお約束のその要素を、どの作品よりも深く掘り下げ魅力的に脚色しています。
内面がこれでもかと完成されてる登場キャラというのは、案外少ないものなのですが、この作品のキャラはまるで実在するかのように1人1人が完成された個性を持っています。
ドラゴン、チャイナ、アクマ、ペコ、スマイル、オババ、パタフライジョー(コーチ)。
他様々なサブキャラ、モブに至るまで投げやりなキャラがいません。
作画も独特ではあるものの、松本氏、湯浅氏、両方の個性が感じられるものでした。
とにかく良く動く。
最近の小奇麗さに慣れている方には違和感があると思いますが、やっぱりアニメは動いてなんぼです。
1枚絵が綺麗でも、動かなければアニメの意味がない。
これは素晴らしい作画だと思います。
また演出も湯浅監督の個性が存分に発揮されていて、しかし松本氏の持つ雰囲気を崩さない絶妙な力加減が堪りませんね。
1秒1秒目が離せず、1話があっという間に終わってしまう。
演出的にもそうですし、内容的にもそう感じました。
私は才能を持たない人間です。
だからなのか、アクマに感情移入してしまって、アクマが1番大好きです。
才能は持たなくとも、努力をし続ければそれなりにはなれる。
それでも才能を持つ者には勝てない。
良く考えれば当たり前なのですが、それが身にしみて感じさせられました。
時間のある方は一気に見ることをオススメします。
絵が苦手だと思う方も、機会があればご視聴ください。
心の底から見てよかったと思えるアニメでした。
これだからアニメはやめられない!!!
sk0003 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストーリーに関しては特に問題はないと思います。かなり楽しめました。
作画に関しては素人なのでよく分からないのですが、個人的にはかなり手抜きのように感じたので低めに評価しました。
あとOPアニメーションがかなり良いと感じました。
mh6_9 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
多少意味不なオリジナルはあるものの、かなり原作に忠実な作品だったと思う。
湯浅監督大好きです。さいこうです。
みけねこ+ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
卓球っていう題材でここまで面白い作品作れんるんだーって
素直に関心しました。
終わり方もよかったと思います^^
ヒーローはいるんです(笑)
卓球の経験に関係なく楽しめるかなーって途中から思いました。
作画独特なので好き嫌い分かれるかもしれませんが
それを理由に切るにはもったいない作品だと思います。
~~~以下初回(?)の感想~~~
これ卓球かじったことある人なら楽しいんじゃないかな。
すごいディープな世界だからかじったことない人には
何をやっているのかおそらく半分も伝わらなそうです。
1話に出てくる中国の選手の強さとか、どこまで伝わるかな。
そもそも主人公がカットマンってもう知らない人がみて
どこまで理解できるかな。(ボールを切るようにラケットで
回転与ええてレシーブする守備型のPLAY。ボールを
切ることからカットマンと呼ばれる)
作中に( )のような説明は一切ありません(笑)
卓球中の描写は素晴らしいけど補足説明がないに等しいの
でこのアニメのよさはきっと伝わらないと思う。
作画も独特だよね。昔のアニメみたい。
卓球かじったことある人にはすすめます。
4/27追記
このアニメに触発されて地元の卓球コミュに参加して
初練習行って参りました。私以外は20代前半、
そんな人たちと打ち合って体ボロボロです。
参加理由聞かれてピンポンに触発されましたと
言ったらウケてました(笑)
現役でやってる人でも気にして観てるみたいです。
momomax さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『ピンポン』原作未読。
映画が物凄く面白くて一目置いてる作品!
アニメで観られるのが嬉しい☆
正直、綺麗系の絵が好きな私には、
最初はこの作画が苦手でしたが
今は味わい深い!!
この作品にはとても合っていると思えるようになった。
めっちゃ気に入ってます!!
くどい説明台詞がないのが良い。
特に第6話はペコが復活し
物語が動く予感があって凄く好きです。
ペコ、スマイル、ドラゴン、アクマ、チャイナ他
登場人物の現状や抱えるものとかを感じられて
心が揺れました。
アクマの卓球やペコへの思いはグッとくる!
いい奴だぁ~~♪
ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参!
今後が楽しみです!!
◎声フェチmomomax___ψ(‥ )メモメモ
ペコの声は歌舞伎囃子界の「住田福十郎」こと片山福十郎さん。
声優ではないけど、いい感じ。
昔、日舞をしてたり、歌舞伎、能、狂言を観まくってたので
お囃子にも感心しきりでした。
チャイナ役の文曄星さんの抜擢もGOODです!
中国語ナレーターがメインのお仕事らしいですが
2014年映画『魔女の宅急便』 モリオ役や
ドラマなども出演されてるようでうす。
なんといっても、スマイル役の 内山昂輝くんが最高!!
芝居上手いし、良い声だわ~~♪
蟲師続章の第4話、 辰役もいい仕事してます。
--めちゃくちゃ余談---
私は卓球の平野早矢香選手が大好きです!!
決して諦めない、精神力に憧れてます。
この間の世界卓球では、
接戦が多く、試合に集中しすぎで
ヘトヘトになりました。(笑)
勿論一緒に「サー!」とか叫んでたしね。(≧∇≦)!!!
---☆追記☆----
後半どんどん面白くなります!!
10話はもう笑いながら走り出したくなるようなワクワク感!
スマイルが待ち続けた
本来のペコが、ヒーローが戻って来たぁ~☆
『ピンポン』は、今期、燦然と輝く作品です!!
片山福十郎さんがペコにぴったりのホントいい声♪
音楽もいい♪
楽しいぃ~~♪
----★★★追記★★★-----
すっごくいい!!
愛してるぜ♪ペコ!
愛してるぜ♪スマイル!
愛してるぜ♪ピンポン!!!
久しぶりに心揺さぶられるアニメ観ました!
憎いくらい、やられた感のある演出に
momomaxは何度か泣いちゃいましたよ~~。
スマイルの内山君は本当に芝居が上手い!!
「うん」だけですべてが伝わった。
躍動の試合も、その後のみんなの生き方も
穏やかで、清清しい!
最終回、最高でした!!
YDK さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
卓球とヒーローの物語。
この作品の素晴らしさは言葉で表現するのが難しいです。
1話を観てもらえれば最終回までノンストップでしょう。
コンさんが好きです。
声優さんも中国人使っているみたいです。良いです。
drts さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。(TVアニメ動画『ピンポン』のwikipedia・公式サイト等参照)
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、 監督:湯浅政明、キャラクターデザイン:伊東伸高、音楽:牛尾憲輔、色彩設計:辻田邦夫、美術監督:Aymeric Kevin、撮影監督:中村俊介、編集:木村佳史子、音響監督:木村絵理子
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