
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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思い出のマーニーの感想・評価はどうでしたか?
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
鸐 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
神秘的な音楽をつけたらもっと味わい深くなるかもしれませんね。
大きな出来事が起こってガラッと世界が変わるのではなく、ちょっとずつ変化していく日常が優しいなと思います。
別の作品の話に変わりますが、{netabare}君の名は。っぽい描写がいくつかあって、新海さんきっとこの作品にも影響を受けたんだろうなあ…と思いました。
湖が糸守湖の形に似ているのは偶然か、必然かどちらでしょうね?{/netabare}
ようす さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
監督・米林宏昌による
2014年公開のスタジオジブリ作品。
1967年出版の
イギリスの文学作品が元になっています。
観る前はそれほど面白そうには思えず、
あまり期待していなかったのです。
確かに起伏は少ないけれど、
気が付けば涙している、心温まるストーリーでした。
私は終盤涙が止まりませんでした(´;ω;`)
● ストーリー
世界と自分の間には壁がある。
心を閉ざし、周囲と打ち解けられない12歳の少女・杏奈(あんな)は、
喘息の療養のため、
義母の親戚がいる田舎にやってきた。
湿地の中に立つ洋館に心惹かれた杏奈は、
そこに住むという金髪の少女・マーニーと出会う。
普段の洋館には人が住んでいる気配がないのに、
マーニーが現れている間には活気があり、
何か不思議な存在であることは
序盤から明らかです。
マーニーの存在の秘密については
至る所にヒントがばら撒かれているので、
それを見つけて考察するのが前半の楽しいところ^^
≪ 心の奥で閉ざした秘密 ≫
孤独で、自分の事が嫌い。
杏奈は現代的な主人公だなあと思いました。
人とうまく話せない。
また、人が自分に深く踏み込もうとすると強い拒絶を示す。
これは杏奈の生い立ちに
原因があるのかと思っていましたが、
杏奈が人とうまく話せないのは、
誰にも話したくない秘密を持っていたから、という方が大きかったよう。
実際、中盤でマーニーに自分の秘密を話してからは、
自分から行動する場面が多くなります。
自分が心を許せる相手というのは、
これほどまで人に勇気を与える存在なのだと思わされました。
やましいことではなくても、
言いたくない秘密に触れられそうになると
どうしても会話がぎこちなくなってしまうのはよく分かるなあ。
自分に自信を持つことは、
何でも話せる人がいるという安心から生まれるのかもしれませんね。
≪ マーニーの人生 ≫
杏奈は自分が不幸だと嘆いて後ろ向き。
マーニーは自分の不幸を表に出さない明るさ。
対称的なようで、
実は似ている二人。
何に目を向けるかで、
人は自分が幸せかどうかを決められるのですね。
マーニーの人生に触れることで、
杏奈は自分の周りにあった幸せに気付く。
そして、自分の人生の歩み方を考えたんじゃないかな。
人を不幸にするのは人に関することがほとんどだけど、
人は人と関わらなければ変わることも、幸せになることもできない。
● キャラクター
主人公である杏奈の変化がこの作品の大きな流れ。
杏奈を変えたのはマーニーだけど、
それ以外の人たちとの触れ合いも大きい。
杏奈が療養中にお世話になっている大岩夫妻が素敵。
杏奈のことをおおらかに見守る二人の存在もまた、
杏奈にとっては大きな存在だったと思います。
そんな大岩夫妻を初め、
療養生活で杏奈に接する人は優しい人たちばかりです。
● 音楽
【 主題歌「Fine On The Outside」/ プリシラ・アーン 】
とても優しくて心地よい曲。
マーニーの人生を知ると、
この歌の沁み方が変わりますよ。
● まとめ
終盤のたたみかけがすごかったです。笑
私はぼろ泣きでした(´;ω;`)
札幌に戻った杏奈が
この先どんな風に生きるのか、
しばらく余韻に浸りたくなる心地よさがありました。
すべてを知ってから見返すとまた、
新しい発見がたくさんありそう。
人の優しさに触れたい時に、
ぜひ観てみてください^^
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
元ネタの英国児童小説は未読。
北海道の湿地の町を舞台に、喘息の療養に訪れた内気な少女が、
不思議な出会いを通じて、徐々に心を解きほぐされるジブリの米林宏昌監督作品。
私事ですが自分も小児喘息患者でした。
喘息は危険な病です。単に呼吸が苦しいだけじゃない。
周りは普通に息をして元気に生きているのに、自分だけが苦しんでいる。
発作が繰り返されると、不幸自慢やら自己嫌悪やらで、
人格がねじ曲がり自壊しそうになる。
その上、本作の主人公少女は親がいない貰い子。
自分は輪の外にいると、いよいよ不幸病をこじらせつつある。
本作はそんな病状の心理描写と、癒やしの軌跡が繊細に描かれた、
個人的には改めて、もう一度、人を信じてみようと思い直すことができる、
素晴らしい作品に感じました。
ただ多分に感性に訴えてくる内容。
米林作品は『アリエッティ』もそうですが、
しばしば、雰囲気はいいけど、話の内容は何てことない平凡なお話だった。
との感想を耳にします。
ジブリアニメを観ていると、
人間の細かな生活の所作までよくアニメーションできているな。
と感心することが多々あります。
宮崎駿監督作品の場合、登場人物の細かい所作、表情は大抵はメインストーリーを彩る装飾。
大切な展開、肝心なメッセージは巨神兵やバルスでガツンとぶつける、といった感じ。
細かな言動に気が付けば、奥に秘めたテーマも発掘でき、
さらに味わい深くなりますが、気付けなくても一定の感動は得られます。
一方の米林監督は、その細やかな人間観察による所作の再現を、
メインストーリーへの誘導、
繊細な心理描写を鑑賞者に受信させるための感性調節装置として重用しています。
私の場合は、主人公少女への共感もあって、深い感動と浄化を得られましたが、
誘導され損ねた鑑賞者にとっては、本作も何てことないお話になりがち。
使う鉛筆は従来のジブリと同じでも、米林監督による作品構築の仕方はまた違う純文学的な風味。
本作公開後、米林監督はスタジオジブリを退社しています。
事情は不明ですし、だからと言うわけでもありませんが、
作品を観た限り、私は米林監督も宮崎吾朗監督同様、
従来のジブリとは違う才能の持ち主だと思うので、
“ジブリの後継者”という枷で無理に矯正されるよりは、
新天地で才能を開花させた方がいいと感じました。
私も米林監督と同じ石川県人として、ジブリ後の彼の仕事に注目したいと思います。
ミスターUSA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
作画や音楽はジブリなのでもちろん素晴らしいのですが、なによりストーリーが素晴らしいです!!
見てるとスーッとその世界に入って見入ってしまって物語終盤はこの作品はどーやって終わるのであろうかと不思議でしたが見終わったあとやられた感が凄かったです。笑
なにより1度見ただけでずっと心に残り、そしてどこか懐かしい気持ちにさせてくれて改めて人生を見つめ直させてくれるそんな作品でした。見終わったあと見てない友人達にこの作品を進めたら友人みんながジブリで1番面白いと言っていました。私もそう思います!最初レンタルビデオ屋であんまり表紙を見た感じがパッとしないタイプのジブリだと思ってたので見なかったのですが、なぜもっと早く見なかったのだろうかと見てから後悔しました。
本当に本当に日本で最高の作品だと思います。
お子さんがいらっしゃる方々は是非!お子さんに見せてあげて下さい。思いやり、優しさが全て詰まってて人生に良い影響を与える最高の作品だと思います。
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストーリー展開はいたって普通。
ジブリっぽい雰囲気は踏襲しつつも、
特筆すべきものも特になく。。
あんなベタベタした女の友情は正直気持ち悪い…
と思ってしまった。
Enchante さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
せっかく良い世界観なのに、良い素材を持てあましてると感じました。
主人公のアンナは、良く言えば等身大の年頃の女の子を描いているし、悪く言えばオリジナルな魅力を押し殺した弱い女の子を描いているとも言えます。
キャラクターデザインは米林宏昌監督&安藤雅司作画監督ならではのハイクオリティ。主人公のアンナとマーニーはどちらも可愛いし、二人だけの密会は静かな「秘密の花園」めいていて、不思議な雰囲気が醸し出されていました。
個々の風景もとても綺麗でした。冒頭に物憂げにスケッチする姿や浴衣姿も良いし、湿地屋敷の明るさ(ワインが象徴的)と暗さ(ボート漕ぎ)の時のコントラストも映えています。
ジブリで良く問題と言われる声優陣については、特に何も言うことがありません。ちょうどブレイクしたての有村架純が声優をつとめますが、ミスマッチやド下手というほどでもなく、「へえ、そうだったの」という程度です。
もっとも、ストーリーはジブリ作品によくあることですが、独特の世界観を呈示しているためか、いたって凡庸。むしろ陳腐になってしまったと言っても良いかも知れません。
「思い出のマーニー」という謎は良いのに、せっかくファンタジーなのだから、現実世界での問題に対して、きちんと解決していく必要があったのかどうかは疑問が残りました。この点において同じジブリでも宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』(作画監督は同じく安藤雅司)が見事なファンタジーとして昇華していったのと対照的です。
さらにあまり面白味を感じないのは、男子不在なこともあってか、全体的にダイナミックさに欠けているからです。冒頭でアンナが虚しくスケッチする伏線がわかっていても、途中で現実世界の女の子に対して暴言を吐いてしまうシーンは、単なる情緒不安定さ以上のものをなかなか感じられません。原作を尊重してスペクタクル的なものを意図的に避けたのかも知れませんが、何だか小ぢんまりとした印象を受けてしまいます。
とは言え、後味が悪いわけではなく、ラストは清涼感に充ちているので、1000円の鑑賞料金なら満足のいく作品でした。
かさい さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
児童文学原作の米林監督。制作はジブリ。
どの要素もとても高いクオリティであり、最後まで見応えのある映像になっている。
借りぐらしを未視聴なので米林監督作品は今回が初見。
児童文学原作と言っても大人でも十分楽しめる作品になっていると思う。
キャッチコピーは「あなたのことが大好き」。
ジブリ初のダブルヒロイン作品は非常に濃厚な描写もあり新たなジブリを垣間見る事ができたと思える。
総合:4.79/5
【物語】4.75
【構成】4.75
もう少し余韻が欲しかった。
途中までの展開では、マーニーとは一体何者なのか等、マーニーについての疑問点がたくさん浮かんでくる。
構成としても、アンナについて最初から最後までしっかり描写していて作画も加わり、アンナの感情が読み取りやすい。
アンナ視点で物語が進んでゆくが、終盤になると語り手が変わってしまい物語が全体的に説明的になってしまう。
更に、マーニーについての今まで持っていた疑問点を他の語り手がほぼ綺麗に解説してしまう。
終盤に真実が判明するパターンのアニメは多いが、もっと別の方法で断片的に真実を伝達するほうが、作品についてより深く考えたくなるし、見終わった後の余韻も変わってくるのだろうと感じた。
しかし、少しまだ不解明な点があるので、その点ではしっかり考えていきたい。
【作画】4.95
ジブリクオリティ。
派手さはあまり感じなかったが、どのカットも些細な表情変化や細かい芝居をとにかく丁寧に汲み取っていた印象。枚数をふんだんに使った贅沢な作画。目玉焼きを箸で切って、吸い取るように食べる芝居なんかはまさにって感じで。
どのカットもレイアウトが凄い。人物や物の配置が的確。
アバンの大量のモブカットからは凄まじいカロリーを感じた。
祭りのシーンや鳥が一つのカットに何羽もいたりなど、他では絶対に好き好んでやらないであろうカットが見れた。
車の質感は見事だった。
髪のエフェクトや水の表現もジブリらしい。
アンナの頬ブラシは非常に可愛らしい。
全体的にぱっと見てわかるカットが本田さんと沖浦さんくらい。
【美術】4.85
都会の札幌はジブリ作品では結構新鮮な気がする。
基本舞台は田舎で、どの場面も味がある美しい背景になっている。
一つの背景が素晴らしい景色になっているのもポイントであるし、家の中の細かい小物等、目のつき難いところまで本当に細かい。色合いも美しい。
【声優】4.7
地図などでお馴染み、役者のキャスティング。
主人公のアンナは当時16才の高月さん。マーニーは有村さん。
声優としての演技より、自然的な演技を求めている(と思う)ジブリや地図にとっては、アニメ声優は必要ないのだろう。その上、役者のほうがネームバリューもある。
しかし、この自然的な演技や、少しアドリブがかかっていそうな仕草に付け足したような声を実現するにはやはり細かい芝居やそれを可能にする作画が必要になってくるのだなと改めて実感。
しかし、個人的にはマーニーの声はもう少し柔らかみがある可愛らしい声を期待していたが、期待とは異なり、少し大人っぽく太い声質だったので残念。
【音楽】4.8
村松さん。主題歌はプリシラ・アーンさん。
激しい曲調になることはほとんどなかったかな。
全体的に穏やかで綺麗な印象。作風にあった素敵な劇伴が多かった。
最後の主題歌もドンピシャな感じで素晴らしい。
【演出】4.75
演出面ではもっと掘り下げる必要がありそう。
アバンから少し分かりやすい演出が続いて、見やすく作り手の意図も読み取りやすい映像になっていると思う。
個人的には、ボートと景色を映したロングショットやアンナの一人称視点にはドキッとした。
表情や細かい芝居に関してもコンテの段階に相当な指示があるのか、それとも原画さんが演出を膨らましているのか。気になる点ではある。
【世界観】4.75
不思議な世界観ではある。
アンナやマーニーのキャラ設定は個人的には好きだし、それが一つの作風になっていると思う。
アンナのキャラ設定は、ありがちでリアリティがあるけど、幻想的なファンタジー要素もしっかり組み込まれていることによって作品としての面白味は増していると思う。
更に緻密な設定や伏線があればまた別の作品になったかもしれない。
【キャラ】4.8
ダブル主人公。
どちらのデザインも可愛い。それでいて女性的な美しさも兼ね備えている。
中学生という思春期独自の性格もしっかり備わっているし、悩みやアンナのセリフからもどのようなキャラか伺える。
アンナはサバサバしたセリフが印象的でショートヘアなので、ボーイッシュな印象を受けていたが、本編をみたあとではかなり印象が変わった。
二人共、セリフも体型も子供だが、セリフはしっかり重みがあり、意味がある。もう少し多く、二人のセリフを聞きたかった。
血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ちょっとミステリーっぽいジブリですね。謎解きに比重が置かれているわけではないですが、こういうジブリは珍しいです。
田舎で療養中の主人公が、幻想的な湖畔で金髪の少女と出会う話。
主人公の杏奈はなかなか周囲と折り合いが付かず、内面的な脆さを抱えてます。
これがなかなか現代っ娘ぽくリアルだなと思いました。
その少女がマーニーとの出会いを境に変わっていく過程を描いています。
杏奈は融通が利かなくて苦手なキャラなのですが、その内面の描き方は流石に情緒的でうまいなーと感じました。
過たる さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ato00 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
疎外感をもつ病弱なヒロイン杏奈の出会いと成長の物語。
療養で訪れた内湾の洋館で、恵まれた少女マーニーと出会う。
北海道釧路の幻想的な自然が印象的です。
{netabare}夢と現実が交差する中での二人の交流。
青い瞳の真実が収斂し、杏奈とマーニーとの関係が明らかに。
決して幸せではないマーニーの一生。
私は感慨を押えることができませんでした。
そして、マーニーと過ごした時間が杏奈に変化をもたらします。
ラストの何と清々しいこと。
美しい感動物語に胸がいっぱいになりました。{/netabare}
宮崎駿監督引退後のジブリ。
人間模様を浮き彫りにしています。
私には、今後のジブリの方向性が見えました。
やまじい。 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
イギリス文学を舞台を日本に移し映画化したものらしいですが、全然違和感がなく最後まで楽しめました。
しっかりとしたオチもあり見てて退屈しなかったです。
あと作画が素晴らしいのは言うまでもなし、です。
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タマランチ会長 さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ざんば さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひろん さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
abe2 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
HIRO さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
hituki さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とても感動しました
なんとも言い表せない、
心地よい余韻が残ります
後味って大切ですよね
テツ^^ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
金曜ロードショーでやっていたので、初めて見た。
絵がふわふわと美しく、全体に情緒がある。
細かいところに、昔ながらの日本に風景がありほのぼのした。
不思議な展開から、最後はぐっとしましたよ。
大人なアニメだね。
くまきっちん さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
評価が低いですが個人的にはさすがのジブリという感じです
おもひでぽろぽろのよう現実世界のような話でもありトトロや千と千尋の神隠しのようなリアルの世界からちょっと空想にずれていく感じがとてもいいです
原作がもともとある作品ですが現実と非現実が重なる作品でジブリの本領が発揮されるというかすごいです
深いです
最後は感動もあります
友情、家族愛、大切に思えます
めがもん。 さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
自分の正体を知るために幻想世界が現れるといったところかな?
全部見ておもったのは、一人演劇状態だったのですね~
心も晴れて全てわかった時、その演劇は終わった。
イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オープニングのカシオペア型の電車の風景がイイです♪♪♪~☆
期待してしまう始まり方です。
療養に親戚の田舎にやってきた絵の上手な喘息の内気な少女がヒロイン。
緑が豊かな田舎と古いお屋敷も見事です♪♪♪~☆
ヒロインの少女は表面上の対人関係が苦手で不必要に相手を
傷つけてしまう女の子。そんな彼女とマーニーとの不思議な出会い♪♪♪~
マーニーに少しづつ心をひらく杏奈ちゃん。お屋敷の謎の少女マーニー
とは?
児童向けの原作らしいですけど大人も普通に楽しめます。
血縁よりも尊いもの☆
幸せの本当の意味とは? ご先祖の霊はしっかり見守って
くれてると感じられるアニメでした(^_^)~☆*:.。. ☆。.:*☆
監督 米林宏昌
2014年7月19日公開 東宝
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:----
去年友達を誘って、みに行こうと思ったんですが友達はもう他の友達といく予定になっていて、誘いを断られて私はなんだかふてくされて意地になってこの映画を見ていませんでした。そしてレンタルショップにあったので気持ちもだいぶおさまった1年後に観ました。.....って、まんま映画のテーマが自分が体験したような友達への思いだったのでちょっと苦笑い(笑)
かかのん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作画のみで言えばよく出来たジブリシミュレーターでしょうか?
米林監督が宮崎アニメの強烈なファンなのは理解できました。
五郎さんのは意図してなくてジブリが作ったからジブリに似たと
思うんですがマーニーはファンによるファンの為の映画かな?と
「おもひでぽろぽろ」や「魔女宅路線」の方ですが。
作品から監督の好みは解りましたが、なんというかマーニーと
その家族に対してのアプローチが俯瞰すぎて軽い気がします。
この問題はおおかみ子供でも散見された課題で、もう少し踏み込んだ
表現をした方がいいように思いました、ヒロインが成長しただけで
問題がすべて解決しました!ではちょっと…
少なくとも遊びに行った夫婦と引取親とのイベントも欲しかったですね。
見終わっての感想は「思い出のマーニー」が「原作マーニーの概要」に
なって軽くなっているんじゃないかな?という危惧でした。
原作を読んでいないので何ともいえませんが…
もう少しお話を水増ししてでもマーニーの謎を追う主人公の
孤独感を表現できなかったものだろうか?と思っています。
特に後半の女の子が便利すぎ 見ていて( ゚д゚)ポカーン
としてしまいましたので。
原作がそういう筋立てなのか知りませんが、所々の展開が
ちと乱暴で本当に勿体無いなあ~と思いましたね。
監督は原作のアラ探しをスタッフとしなかったのだろうか…などなど
マーニーと関係無いんですが見ていて途中からずーっと感じていたのが
今は亡くなった飯野賢治氏の「風のリグレット」ですね!
夏休み、北海道、サイロ、嵐、淡い恋心などw
こっちは画面の無い少々変わったゲームなんですが
想像力を掻き立てるという点では「マーニー」は劣りますね
それとお話でなくイベント展開が少し似ていて驚きました…
突っ込みどころ満載の所とかw
綺麗な映像、美しい旋律、淡い女性同士の感情の今作は
とても綺麗な作品だなと思います。
takarock さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2014年7月公開のジブリ映画。原作はイギリスの児童文学作品。
監督は「借りぐらしのアリエッティ」を手掛けた米林宏昌氏。
本作の主人公である佐々木杏奈は、北海道札幌在住の12歳の中学1年生なのですが、
杏奈は心を閉ざしていました。
学校では孤立し、養母の頼子との関係もぎくしゃくしていました。
冒頭は公園の写生シーンから始まるのですが、
そのシーンだけでなく、その後も、杏奈は鉛筆の芯をボキボキと折っていました。
1本の鉛筆から絵を描き、世界を創り出していくということであれば、
そんな鉛筆では新しい世界など開けるわけもありません。
スケッチブックに描かれた絵は上手いには上手いんですけど、非常に無機質で、
それは彼女の心象風景なのかもしれません。
ちょっと後の話になりますが、彼女のスケッチブックに描かれたマーニーに
色が付けられていたのが非常に印象的でした。
彼女が自ら閉ざしていた世界に色を付けたのが、マーニーという存在なのでしょうね。
他にも、破られていたマーニーの日記のページなんかもそうですが、
気の利いた演出が多数あり、複数回観ても楽しめる作品なのだと思います。
杏奈は喘息の療養の為、鄙びた海辺の町で過ごすことになるのですが、
ここまで観てピンときたのが、
あっ、今回はジブリの王道で勝負にきたなということです。
つまり、心を閉ざしていたいた杏奈が、
海辺の町でマーニーと共に過ごすという不思議体験を経て、
最後は成長する物語。これはジブリの十八番ですねw
wikiによれば、宮崎駿氏、高畑勲氏の2人が一切制作に関わっておらず、
プロデューサーの西村義明はスタジオジブリの次代を担うことになる
最初の作品になるとのコメントをしているそうです。
ジブリの十八番で、ジブリの新しい姿を見せるという
大役を仰せつかった米林宏昌監督だったのですが、
興行収入は振るわず、「スタジオ・ジブリ、アニメ制作から撤退」なんて
報道もされました。
そんなに駄目な作品なのでしょうか?
結論から言うと、私はそうは思いませんでした。良い作品だったと思います。
しかし、本作には途中からノイズにもなりかねない箇所というのでしょうか、
素直に作品に入り込めない何かというものが存在しました。
そこら辺をネタバレありで語っていきます。
未視聴の方は絶対に読まないでください。
ネタバレを食らうと本作の魅力を大きく損ないますので。
{netabare}ネタバレというか、真の正解を途中で視聴者に気付かれてしまうというのは、
実は想像以上にダメージが大きいです。
本作は、マーニーが杏奈の祖母ということが分かっていっても、
普通に感動できる話だと思います。
祖母であるマーニーが、杏奈のことをどれだけ想っていたのかが分かるシーンなんかは
涙腺が緩んでしまった人も多いと思います。私もぐっときました。
その一方で、「マーニーって杏奈の祖母なんでしょ? そうでしょ? やっぱりそうなのね」
という負のフィルターが掛かっていたのも事実なわけで、
私は別にマーニーの正体は!?と推理するつもりはなかったのです。
その方が作品を楽しめると思っていましたから。
致命的だったのが、祭りのシーンにおける信子の、
あなた(杏奈)の目ってとても綺麗なのねみたいな台詞(うろ覚え)。
何故、唐突に目の話? あまりに不自然なその指摘に
否が応でも注目せざるを得なかったわけです。そのブルーアイズに。
そして、そこで気付くわけです。マーニーと杏奈の関係に。
本作の主題は、他人にも、そして自分にも心を閉ざしていた杏奈が、
マーニーによってどのように救済されるのかということだと思います。
マーニー=杏奈の祖母という関係が明らかになったところで、
本作の主題を損なうものではないでしょうし、
前述した通り、その関係性に途中で気付いてたとしても普通に感動できる話です。
ただ、大半の視聴者の注目ポイントはマーニーの正体だったと思います。
正直そこはよほど鋭い人にしか気付かないくらい曖昧にしてもよかったと思いますし、
負のフィルターなんか機能してほしくなかったというのが本音です。
これが、実はマーニーの正体は祖母と思わせるミスリードだったら、
一気にカタルシスに転化したと思いますけどね。
「あ~やっぱり予想通りだな。なんかがっかり」という反応に対して、
「途中でマーニーの正体が分かったから興ざめとか言っている連中は、
この作品の本質にまるで気付いちゃいない」
という反論はおそらく、正論でしょう。
ジブリ側も途中でマーニーの正体がバレても構わないと思っていたと思います。
ただ、みんながみんな、マーニーの正体など瑣末なことだと、
本作の主題を見抜けるような視点を持っているわけではないと思いますし、
何より本作はジブリの十八番で勝負した、大衆娯楽を目指したものですよね?
もしそうなのであれば、この「なんかがっかり」がやっぱり、余計なノイズなんですよね。
最後までマーニーの正体にまったく気づかなかったという方もいると思いますが、
その方は本作を最大限楽しめた方と言えるのかもしれません。{/netabare}
「おまけ」
杏奈とマーニーの関係は百合なのか?ということに対して言及しますが、
間違いなく百合です!(断言)
いいですか? そもそも百合というのは、
恋愛関係にあるとか、既成事実があるとかそういうことではないのです。
「あの人にもっと自分のことを見て欲しい」
「あの人のことをもっともっと知りたい」
こういう乙女たちの想いは、あの人が異性か同性かなんて問題を超越する
極めて純粋で、煌めく、そう、それは大切な、大切な宝石なのです!(力説)
ほんの少し肌が触れ合っただけで頬を赤らめてしまう。
それは、この日、この場所で出会えた喜びと、幾重にも重ねた想いから
紡ぎだされた奇跡であり、形而上の領域まで昇華された魂の共鳴なのです!
そんな乙女たちの姿を眺め、愛でて、魂が浄化されるというのが、
我々百合好きの本懐なのです!!(超力説)
kuroko85 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
子供と劇場に足を運びました。
まぁ、ストーリーも意味深ですが、
ポイントは各シーンの情緒でしょうか、、、
ただ、[風立ちぬ]は、最後まで見れなかった
娘がしっかり最後まで見てくれました。
要因は映像の美しさとカットに満たされた
情緒でしょう。
宮崎作品では主役級以外に好きなキャラが
必ず一人は見つかるのですが、
今回もやはりいました。
預けられた家のおっかさん!
良い味出しています。
renton000 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。
初見でした。100分くらい。現代ファンタジー(?)とミステリー。
ファンタジーに(?)が付く理由は後述するとして、まずは総評から。
かなりいい作品でした。傑作には手が掛かりませんが、良作よりは確実に上です。秀作の上位ってところですね。私は、米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』を良作と位置付けていますから、ワンランクのアップです。好き嫌いでいうとどちらも同じくらい好きですが、作品としては『思い出のマーニー』の方が圧倒的に上だと思います。特に、エンディングの映像と調和した美しさには、強く心を打たれました。
傑作にしなかった理由は、最後に記載します。
テーマと大まかなストーリーの流れ:{netabare}
この作品の目的は、主人公アンナが「自分嫌い」と「他人嫌い」を克服することです。ストーリーの流れを簡略化すると、
「オープニング」→「ダンスシーンを含む前半」→「サイロシーンを含む後半」→「謎解き」→「エンディング」です。
オープニングでは、アンナが抱えている問題、すなわちアンナの「自分嫌い」と「他人嫌い」が描かれます。
前半では、マーニーとの触れ合いを通して、「自分嫌い」を克服する様子が描かれます。
後半では、同じくマーニーとの触れ合いを通して、「他人嫌い」を克服する様子が描かれます。
そして、謎解きと、全てを踏まえたエンディングとなります。
個々の内容を語る前に、最も重要な事柄を片付けてしまいます。それは、アンナの問題解決をサポートしてくれる人物であり、本作のキーパーソンでもある「マーニーについて」です。
{/netabare}
マーニーとは?:{netabare}
10歳前後の子供が見る際には、「マーニーおばあちゃんがおばけとなって出て来てくれて、孫のアンナを助けてくれた」という程度で良いと思います。作品内でもセツの夫が繰り返しおばけの話をしていますし、ここに一定の合理性を持たせようとしているのが感じられます。
つまり、マーニーは「おばけ」だということ。
この作品のメインターゲットである思春期の子が見るのなら、きちんと読み解けるでしょう。
初めてマーニーを見たアンナは、「あなた本当に人間?」と聞き、「夢の中に出てきた子にそっくり」だと言っています。そしてその後、サヤカに対して「(マーニーは)私が作り上げた空想の中の女の子」だとネタ晴らしをしています。
つまり、マーニーは「空想上の友達」だということ。ここが思春期の子が着地すべきところです。
ただ、ですね。この「空想上の友達」というのが大問題なのです。これは、心理学や精神医学で用いられる用語「イマジナリーフレンド」を直訳したものです。詳しくは、ウィキペディアの「解離性同一性障害(以下、DID)」とその中にある「イマジナリーフレンド(以下、IF)」の項を併読してもらうとして、ここでは便宜上、私のにわか知識を断片的にまとめます。
IFというのは、主に幼児期の子供が見る「空想上の友達」のことです。幼児が、居もしない友達と遊んでいるとか、壁に向かって話しかけているとかが、おばけ的な話で語られることがあります。ですが、あれはIFとコミュニケーションを取っているに過ぎません。IFは、会話ができたり、視界に写ったり、場合によっては、手をつなげたりもしてしまうそうです。空想の存在であるにもかかわらず、現実感を持ってしまうことがあるのです。
これは、コミュニケーションを取る機会の少ない一人っ子や第一子に多く見られる現象です。幼児にIFがいること自体は決して悪いことではなく、むしろ、想像力の発達した子供である証でもあります。異常ではなく、正常の範囲内の事柄です。
多くの場合、この現象は、現実の人間関係を重視していく中で7・8歳くらいまでには消滅します。ですが、ごくまれに思春期や青年期まで続いてしまうことがあります。また、IFの人数も増えてくる。こうなってくるとやや異常性が増してきます。DIDを疑わなければいけなくなってしまいます。
アンナは「悩んでいた」のではないですよね。実際はその程度に留まらず、「病んでいた」んです。空想の中の存在を、現実感をもって捉えてしまうくらいに、DIDの一歩手前くらいに、「病んでいた」んです。アンナは、ジブリ史上初の「病んでる系主人公」だったということですね。
マーニーが本当にIFなのかを確認する前に、アンナの病みっぷりを見ておきます。
{/netabare}
アンナのこと:{netabare}
オープニング開始前の状況をまとめます。
祖母マーニーに育てられていた赤ちゃん時代は幸せでした。その後、祖母マーニーが亡くなり、引き取り手が見つからない中で「自分はいらない子なんだ」だというトラウマが生まれます。養父母に引き取られた後は笑顔を取り戻しますが、補助金の一件で「やはり自分はいらない子なんだ」だと思うようになってしまい、笑顔を失います。
写生会のエピソードで、アンナは「透明な輪に入れない」と言っていました。「どうやって輪に入ろうか」と試行錯誤する悩みの時代は終え、「入れない」ことが前提になっているんです。だからこそ、「私は私が嫌い」とも言えてしまう。
一方で、アンナの「他人嫌い」は、セリフとしては出てきません。初めてこれが分かるのは、大岩家への引っ越し直後のシーンです。
セツは帽子とカバンをアンナから外すのですが、その時のアンナはビクッと身体を縮こませ硬直し、目をつぶっていました。他人の手が急に自分に近づいてきたら、ビクッとなってしまうことはあるかもしれませんが、ギュッと目をつぶるほどではないと思います。複雑な生い立ちが原因で、アンナが他人自体を恐怖している、と描写されているのです。
その後の郵便局前でノブコから逃げるシーンでもアンナの「他人嫌い」は分かります。ですが、身体的接触を拒むほどに他人を恐怖しているのが分かるのは、このシーンだけです。
このように、アンナは「自分嫌い」と「他人嫌い」を併発してしまいました。アンナ自身の存在がアンナの中で極めて希薄になってしまったこと、これがアンナの抱えていた問題です。
{/netabare}
マーニーのこと:{netabare}
では、マーニーが本当にIFなのかを確認します。
まずは、そもそも論から。なぜ空想の存在であるマーニーが、金髪長髪の姿だったのか?
マーニーはアンナの同世代の少女として登場しますが、アンナは祖母マーニーの少女期の姿を知り得ません。劇中では一度も少女期の写真は出てきませんし、「絵を描いてもらったのは初めて」だと言わせています。それにもかかわらず、アンナはマーニーを金髪長髪の姿で再現しました。
この答えは単純そのものです。幼女期のアンナが抱えていた金髪長髪の人形が、マーニーのモデルだからです。家族を失い、孤独であったアンナを救ってくれた唯一の友達、大好きな人形の姿を自分の友達としてイメージしたのです。
次に、なぜマーニーは青眼だったのか?
作品内では、一度も人形の顔は写りませんでした。つまり、人形自体が青眼かどうかは分かりません。ですが、人形の目が黒であれ青であれ、マーニーは青眼になっていたはずです。なぜなら、アンナの友達は、アンナと同じ異質な存在でなければならなかったからです。これは、次に書く誕生経緯から分かります。
最後に、どのような経緯でマーニーは誕生したのか?
一番初めにマーニーが誕生したのは、引っ越し初日のアンナの夢の中です。
引っ越し後、アンナは「他人の家の匂いがする」と言っています。「匂い」というのは、過去の記憶を呼び覚ますものです(プルースト効果)。アンナは、過去の「孤独の匂い」を思い出してしまったのです。そして、手紙を出す際にノブコから逃げてしまいました。この日の夜に、夢の中でマーニーが誕生します。
このときのマーニーは髪を梳かれているのみで、顔は写りません。アンナの中で、まだ目の色は確定していないのです。
初めてマーニーが現実に出てきたのは、七夕祭りの日です。七夕祭りで、ノブコに「青い目」という異質な自分を指摘されてしまいました。その後、水辺で「私は私の通り(=見えている通りに異質)」だと言い、二度目の「私は私が嫌い」発言があります。マーニーはこの後に現実の中で初登場します。
自分の友達であるマーニーの目の色というのは、自分と同じ異質な色、すなわち青眼でなければならなかったのです。
前述したとおり、アンナは「自分嫌い」と「他人嫌い」を併発し、自分自身の存在を希薄化してしまいました。アンナは極めて孤独な存在になってしまったのです。この精神的に追い詰められた状況が、アンナの病みっぷりを進行させ、孤独な自分を救うための救済者が必要になりました。この救済者というのが、IFとしてのマーニーだったのです。
そして、マーニーは、アンナを救うための姿を採っていたのです。湿地屋敷に住んでいた人の情報としてアンナが持っていたのは、セツが言った「外国の人」だけです。それ以外の情報は、全て自分の空想の中で都合よく作り上げてしまいました。
マーニーはIF以外あり得ない、ということですね。
{/netabare}
おまけ①(アンナの動物表現):{netabare}
ちょっと話題を変えて、アンナの動物表現について。
アンナは一部の人を動物に例えていますが、これは物語序盤の非常に病んでいるときだけのことです。いくらアンナが病んでるからと言って、動物表現を「悪い意味で使っている」と取るのはミスリードだと思います。
アンナに動物表現を使われたのは三人だけです。「メェメェうるさいヤギみたい」と言われた頼子、「クマ、いやトドかな」と言われたトイチ、「太っちょブタ」と言われたノブコ。
この三人は、アンナが強い孤独を感じているときに手を差し伸べてくれた人、という点で共通しています。アンナは、この三人に少なからず感謝しているのだと思います。だから、自分の嫌いな人間ではなく、動物で例えていたのでしょう。歪んだアンナの歪んだ愛情表現なんだと思います。まぁ「太っちょブタ」は言い過ぎですけどね。
もし、悪い意味で動物表現を使っていたのなら、ノブコママに使わないのは変ですからね。
また、大岩夫妻に動物表現を使っていないのは、手を差し伸べてくれたわけではないからです。大岩夫妻が向けるアンナへの愛情は、徹底した放任主義です。信頼しているからこそ、何の心配もしてくれませんでした。
{/netabare}
マーニーによる救済:{netabare}
では、話を戻して、アンナの「自分嫌い」と「他人嫌い」が回復していく過程を見ていきます。
このために必要なことが、二つあります。
一つ目は、「今、愛されていることを知ること」です。補助金の一件で「今の愛」に疑問を持ってしまったことが、アンナが塞ぎ込んでしまった直接的な原因になっています。これを払拭するには、「今の頼子の愛」を知る必要があります。「今、愛されていることを知ること」が「今の自分を好きになること」につながります。
二つ目は、「過去、愛されていたことを知ること」です。「今の愛」に疑問を持ってしまった根本的な原因は、「過去に引き取り手がいなかった」という経験がもたらす「自分は不必要な人間だ」というトラウマです。これを払拭するには、過去に愛されていた事実、すなわち「過去の祖母マーニーの愛」を知る必要があります。「今の愛」と併せて、「他人は愛してくれるんだ」と思えるようになることが、アンナの「他人嫌い」を解消させるのです。
で、この二つの問題解決を手伝ってくれるのがIFマーニーです。
厳密に言うと、「自分嫌い」を克服してくれる「前半マーニー(ダンス)」と、「他人嫌い」を克服してくれる「後半マーニー(サイロ)」は、別物として考えなければなりません。
「前半マーニー」というのは、アンナの心の中からだけで生まれました。アンナは、初めて会った同世代の子からは逃げていたにもかかわらず、「前半マーニー」からは逃げません。そして、秘密の共有をも約束します。また、他人とはしたがらない身体的接触を繰り返します。
「前半マーニー」は、アンナの心の中からだけで生まれているために、自分の味方であることに疑いがないのです。だから逃げないし、秘密を明かすことをためらわないし、接触できるのです。IFである「前半マーニー」は、他人の側にいるのではなく、自分の側にいるのです。
アンナは、「前半マーニー」との対話の中で、大岩夫妻から愛されていることを実感します。そして、セツとの会話の中で、「今の頼子の愛」を知ることとなりました。一つ目の問題はとりあえずの解決を迎え、アンナは笑顔を取り戻します。
問題が解決されたため、「前半マーニー」は消滅します。「一週間出て来ない」時期のことです。
アンナの「自分嫌い」が解消されたあとに、二つ目の問題を解決するために登場するのが「後半マーニー」です。「後半マーニー」は、アンナのイメージにサヤカから見せられた「祖母マーニーの過去(日記)」が融合されることで形成されました。
つまり、「前半マーニー」をアンナの夢想の中から生まれた「自分のマーニー」だとするなら、「後半マーニー」は他人の日記の中から生まれた「他人のマーニー」だということです。
「後半マーニー」は、サイロの一件で、アンナを置いていってしまいました。
アンナは「どうして私を置いて行ってしまったの?」「どうして私を裏切ったの?」と責めます。これは、実父母や祖母マーニーに対して、「勝手に死ぬなんて許さない」と言っていたことと対応しています。
それに対して、「後半マーニー」は「自分の少女期にアンナはいなかったのだから」と答えます。今更過去の出来事(日記の内容)は変えようがないのです。マーニーの「勝手にいなくなったことを許して」というのは、「先に死んでしまったことを許して」ということと同義です。アンナはその謝罪を受け入れ、「あなたが好きよ、マーニー」と返します。他人を受け入れることで、アンナは、過去の愛や過去の死を受け入れられるようになったのです。
そして、過去のトラウマが払拭され、全ての問題が解決されることとなりました。アンナは笑顔だけでなく、そのはつらつとした姿を取り戻します。これにてエンディングとなります。
{/netabare}
おまけ②(マーニーの服装):{netabare}
「前半マーニー」と「後半マーニー」が別物であることは、服装からも分かります。
「前半マーニー」は、服装をコロコロと変えています。これは、モデルである人形の影響を強く受けているからです。着替えを繰り返すことは、アンナが人形遊びをしているのと変わりません。「前半マーニー」は「自分のマーニー」であり、アンナの自由になる人形であるから、服装もどんどん変わっていくのです。
一方で、「後半マーニー」は、着替えをせずに青いドレスで固定されています。この青いドレスというのは、葬儀の日の人形の姿そのものです。「後半マーニー」は、アンナの救済すべき過去の一点に縛られているということです。また、「他人のマーニー」であるため、自由に着せ替えることができないということでもあります。
つまり、祖母マーニーを含めた三人のマーニーがアンナを救済してくれていたのです。
{/netabare}
アンナの変化あれこれ:{netabare}
アンナの心理上の変化はいろいろ描かれています。特に重要なのが、絵画の変化です。
写生会での絵画は、たくさんの子供がいるにもかかわらず、ごく少数の子供しか描いていません。しかもその子供の表情を描けていません。自室に戻った時に同じ絵画が出てきますが、このときには子供自体を消してしまい、単なる風景画になってしまいます。他人と向き合えなくなったということです。
大岩家への引っ越し後は、絵すら描けなくなります。文字だけのはがきを頼子に送っています。
「前半マーニー」との接触後は、マーニーの人物画を描けるほどに回復します。頼子の愛を知ることで、人と向き合えるようになりました。アンナの顔にも笑顔が戻ります。
「後半マーニー」との接触後は、アンナの絵に色が付くようになります。色付きの風景画を頼子に送っています。過去を受け入れることで、頼子が以前くれた色鉛筆を使えるようになったのです。
エンディングでの絵は、マーニーの人物画に色がついています。人と向き合えるようになったことと、過去を受け入れられるようになったことの両方が現れています。アンナのハッピーエンドが集約されていましたね。
これ以外にも変化はいろいろと起こっています。
マーニーの出現場所もその一つです。アンナの病みっぷりが進行するにつれ、夢で登場していたものが、現実で登場するようになります。回復する過程ではその逆で、現実で登場していたものから消え、最後に夢の中でお別れしていました。
これ以外にも、アンナの髪型の変化や、天候の変化なども描かれていました。
{/netabare}
おまけ③(日記を破いたのは誰?):{netabare}
ストーリーで補足しておきたいのは、日記のことですね。誰があの日記を破いたのか?
私は、アンナだと思います。湿地屋敷を初めて探索した日に、日記を見つけて読んだ。読んでいくうちに、孤独なマーニーにシンパシーを感じてしまい、友達にしようと決めたんだと思います。ですが、日記の後半に至って、マーニーを孤独から救ってくれるカズヒコが登場します。日記の中のマーニーは、自分の知らないところで勝手に救われていた。せっかく見つけた孤独仲間のマーニーをカズヒコに取られることを嫌い、後半の部分だけを破いて隠したんだと思います。そして、その内容を忘れることにした。
このときのアンナは相当病んでいますから、この流れが妥当だと思います。事前に日記を読んでいたから、日記の内容とマーニーとのエピソードが完全に一致しているんだと思います(日記の内容は一時停止で読めます)。祖母マーニーから日記の内容を全て聞いていたとか、それを全て覚えていたとかいうのは、さすがに無理があると思います。二歳児でしたからね。
{/netabare}
傑作にしなかった理由:{netabare}
本当は、傑作にしてもいいのですが、そうしなかった理由を二つだけ挙げます。
一つ目は、終盤のミステリー解説の仕方ですね。終盤に盛り上がりを作って一気に収束させたいのは分かりますが、伏線の張り方や謎解きに明かし方に、もう少し工夫の余地があったように思われます。アンナが成長していく過程はとても丁寧に描写されていたのですが、その分解説の仕方が「第三者の語りだけ」というのが雑に感じられてしまいした。
二つ目は、中盤の山場が弱すぎることですね。ダンスのシーンやサイロのシーンは絵的なインパクトはありましたが、山場と言えるほどの盛り上がりは感じませんでした。心情的な山場は対話のシーンですから、絵的には大人しい。絵的にも心情的にも盛り上がれるような、中盤の強い山場には不足していたと思います。
かなり好きな作品ですが、評価としては落とさざるを得ませんでした。
ただ、減点するほどでもないのかなと思い、物語評価は満点としました。
{/netabare}
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あなたのことが大すき。(アニメ映画『思い出のマーニー』のwikipedia・公式サイト等参照)
高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳
原作:ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー』(松野正子訳・岩波少年文庫刊)、 監督:米林宏昌、脚本:丹羽圭子/安藤雅司/米林宏昌、作画監督:安藤雅司、美術監督:種田陽平、音楽:村松崇継
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