dbman さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
THE 掌返し
それまで「少年・ヤング」ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンばかり読んでおり「ロリとか萌え系なんて気持ちわりい」くらいにしか思っていた私の世界をぶっ壊してくれた作品。
初めて見たのはかなり昔で、おそらく放送された2005年より少しあとだったと思います。当時の私は、その萌え萌えした絵柄に顔をしかめながら視聴していたところ、気づけば「なにこれおもしれえ!」と腹かかえるほどに笑っており、その愛らしいキャラたちにほっこり癒されてしまったりと、あれだけ苦手で嫌ってさえいたその絵柄なんてまったく気にならずに楽しんでしまいました。
その昔、漫画『グラップラー刃牙』の絵柄も苦手で散々敬遠していたのに友人があまりにも勧めてくるものだから渋々読んでみたら、「ちょ! おもしろっ!!」「逆にもうこの絵じゃないとダメだわ!」と似た現象でした。
それからはこういった萌え系やかわいい女の子たちが登場する作品も好んで観るようになったので、この『苺ましまろ』は私の中ではエンターテイメント世界の間口を広げてくれた特別な作品でもあります。食わず嫌いというものを本当に意味で教えてくれました。凝り固まった偏見をもったままでは、いくつもの幸せを逃してしまっているということですね。
とりわけ、みっちゃんこと松岡美羽(声:折笠富美子)にはどれだけ笑わせられたかわかりません。外見はかわいらしい女子小学生だけれど、その破天荒なバカっぷりが堪りません。イタズラが過ぎるときもありますが、作品キャッチコピーの「かわいいは、正義!」ということでw
もちろん、他の3人娘もそれぞれにかわいくてしょうがありません。茉莉ちゃん(声:川澄綾子)なんかは頭からガブリと食べてしまいたい。そしてその慌てふためく姿にニヤニヤが止まらなくなることでしょう。
原作者は相当な遅筆のようで、現時点まででの原作コミックスは第8巻までしか発売されていないので、アニメの続編はなかなか厳しいとは思いますが、いつの日か視聴できることをお待ちしております。(約17年で8冊ってw)