<評価>
E
<初見の方へのオススメ度>3
✪✪✪
<ストーリー>3
✪✪✪
<脚本>2
✪✪
<構成>2
✪✪
<設定>3
✪✪✪
<キャラクター作画>5
✪✪✪✪✪
<キャラクターデザイン>6
✪✪✪✪✪✪
<物体作画>5
✪✪✪✪✪
<メカ作画>
(ロボ&ミリタリー系アニメにのみ適用される項目)
<動画>5
✪✪✪✪✪
<背景>5
✪✪✪✪✪
<色彩>5
✪✪✪✪✪
<音楽>6
✪✪✪✪✪✪✪
<演出>4
✪✪✪✪
<効果>5
✪✪✪✪✪
<構図>3
✪✪✪
<声優>6
✪✪✪✪✪✪
<OP>6
✪✪✪✪✪✪
<ED>5
✪✪✪✪✪
原作プレイ済み
※基本的に批判を主としたレビューを書いていきます。
<13話感想>
{netabare}
やっと…やっと…終わってくれた。
もう…ホントね、「京アニだったら~」とか「リメイクが~」とかそういうのはもうどうでもいいです。
さっさと眠らせてやってほしい。
ぶっちゃけ今回は感動する要素が全く見られなかったんですが。
ただただ、ひたすら薄ーく伸ばして予定調和したような感じです。
いくつか叩かせてもらいますと、Refrainになって減ったと思っていた理樹の説明台詞が最終回になって大幅に増えました。
「恭介はバスの底にあいた穴を塞いでいるんだ、燃料が漏れないように。
たった一人でみんなを守っていたんだ」
みたいな台詞ですよ。
本当に上手い作り手ならば言葉ではなく、絵だけで視聴者にこれらの事実を理解させるはずです。
というか、このシーンで恭介の背中に燃料が染み込んでいる描写でも見せればいいのに、それをしない。
ここらへんの細かい配慮が京アニとJC、いや石原立也監督(代表作:AIR,CLANNAD,ハルヒ,中二病)と山川吉樹監督(代表作:リトバス、キルミー)の決定的な違いなんですよ。
どうもその辺りを分からずに、京アニを「ただ絵の作りが綺麗な会社」としか認識していない方が多いようです。
とは言え、けいおん以降の京アニは微妙な作品が増えているのが悩ましいところです。
ていうか、理樹と鈴の二人が並んで担架運びながら俯いてるシーン、ギャグですか?
もう少し工夫できないんですかね。
理樹と鈴の苦難が、こう…目に見えて感じられる構図っていうのはもっと考えられたはずですが。
あと恭介にじかに「予想もしていなかった」とか「強くなっていたんだな」とか「誇らしい」とか言わせちゃダメでしょう。
原作ではあれって、爆発が起きた後に恭介のモノローグ(独り言)として言われる事です。
面と向かって言ってしまってはただ薄いっぺらいだけの台詞になってしまいます。
そもそも今までの積み重ねが最悪だったんですから。
ぶっちゃけ、11話では「助けられない」と言っていながら僅か2話後の13話で「強くなっていたんだな」とかアッサリ過ぎるでしょう。
後半のBパートも特に感じ入るものも無し。
恭介の自動車免許についてもカット。
「新しい遊びを思いつくのはアイツしかいないか」と言いますが、正直恭介が印象に残るような目新しい遊びなんて提案した事ありましたっけ?
というか、なんで恭介がワゴン開くまでの間にモノローグで免許のこと入れないんですか…??
絶対入れられたでしょうに。
EDはもう少し原作よりにしてほしかった。
http://www.youtube.com/watch?v=IvIOYVgFiMg
近々、総まとめのレビュー書きます。
{/netabare}
<12話感想>
{netabare}
正直、もはやこのアニメはキャラが悲劇ぶって淡々と語ってるだけにしか見えないです(それは1期の6話くらいから分かっていたことですが)。
実質ここまで3クール超(26話+12話の計38話)もの尺を使ったのですが、驚くべきほど印象に残りません。
次回で最終回なので、そちらで本格的にレビューを書きます。
{/netabare}
<11話感想>
{netabare}
まあ、うん……こんなもん…か。
私が好きだったリトバスってこんな程度の代物だったのか…と思わず感じた次第であります。
今回、小毬・来ヶ谷・葉留佳・クド・美魚を登場させたのは良改変と思います。
良き仲間を想起させる、という点では間違っていません。
理樹が記憶を取り戻すというのも悪くありません。
恭介役の緑川さんは原作よりも臨場感をもって演技なさっており、とても良かったかと思います。
ただ、構図。
なんなんですか、あの間抜けな構図は?
特に謙吾がorzしてるシーン。
もう少し工夫ってものを知らないのでしょうか?
あれじゃあ折角のシリアスなシーンがギャグに見えてしまいますよ。
他にも全体的に「ただ横から描いただけ」の構図が多く、魅せ方としては今一つ。
このアニメは大事なシーンで微妙な構図・作画を炸裂させてくれるから困ったものです。
京アn……だったらな…。
真人。
なぜ頬を赤らめる?
確かに原作でも照れた描写はあったがあそこまであからさまじゃない。
イミフな配慮(追加描写)はいらんです。
理樹。
たびたび思うのですが、やはり堀江さんの男声は微妙。
謙吾との野球対決(8話)でもそうでしたが、特に叫び声のシーンになると明らかに地声になっており、聞いていられなくなる。
原作のたみやすさんの方が感情こもっていたかな、と私は感じる。
総合的に。
ここまでで真人・謙吾・恭介を実際の友人のように感じさせるまでに持ってきているのが原作なのですが、アニメはそれが全くできていません。
というのも、ゲーム→アニメへのシナリオの落とし込みが拙いからです。
ゲームは主人公:理樹の視点でプレイヤーが能動的に選択肢を選び、そして今回に至ります。
しかし、アニメは違います。
視聴者は第三者(つまり神様)視点となり、ただ受動的に見せつけられるだけなのです。
ゲームでは理樹の行動=自分の《行動する》事なので必然的に真人・謙吾・恭介らに感情移入できることになりますが、アニメは彼らの友情劇を《見る》為に感情移入の敷居が高くなっています。
つまり、ゲーム作品のシナリオをアニメのシナリオへ落とし込むにはそれ相応の雰囲気作りが欠かせないのですが…。
まあ、J.C.STAFF(と凡庸なスタッフ)ではとてもではないが無理であったと。
ぶっちゃけ、Key作品はこの手のゲーム(ギャルゲー・エロゲー)の中でも茶番の度合いが高いです。
しかしながら、その茶番も雰囲気作りや工夫次第でいくらでも視聴者を虜にできるのです。
逆に言えば、雰囲気作りや工夫がお粗末ならば、茶番だけが大きく露出して悲惨な出来となる訳です。
まあ…ようは原作では心動かされたはずのシーンで全く心が動かされなかったということ。
特に恭介の「あの」シーンはグッと来るものが当時はあったはずなのです。
それが今は無かった。
リトバスってこんな底の浅い作品だったろうか?
改めて悲嘆してしまう自分がここにいた。
{/netabare}
<10話感想>
{netabare}
正直言って今回はそれなりに良かった。
ただ、それは第10話の構成のみを考慮した場合ですが。
まず、今回の作画について。
時より締まりのない構図があるんですよ。
あの恭介が木を叩いたシーンとか、地面這いずっているシーンとか。
特に地面這いずっているシーンは重み(いや、苦しみというべきか)があまり伝わってこない。
原作の地の文だけの方がよっぽど重々しさがあった。
なんでしょうね、このチープさ。
この第10話に限った話ではないのですが、演出の一つ一つがやたらめったら安っぽいんですよ。
これに脚本・構成の不出来が合わさって、このアニメの微妙さに拍車をかけているようです。
内容についてですが、まあ…恭介の一人語りはそれなりに良かったんじゃないですかね…。
ええ、恭介の独白には多少(懐かしさもあって)心が揺らぎましたとも。
ただ、今までの内容があまりに薄っぺらだった為に深みがまるで無い。
もう少し十分に尺を取って、描くべき部分を適切に映像化していればこうはならなかったはずです。
もう何回ここで言っているかは分かりませんが、1期の無駄を省いていればRefrainを完全再現するのは十分できたはずですよ?
それを敢えてやらずにこのザマなのですから、もはや流す涙すらありません。
というか、今回はぶっちゃけ今まで適当に放り投げていた伏線を流れ作業的に回収したようにしか思えません。
今まで深く感情移入させられるだけの描写があれば別だったのですが。
次回がリトバス最大の名シーンなのですが、自分がテレビの前で感動しているイメージが微塵も浮かばないのです。
仮に、もし仮に、京アニだったならば…。
京アニ版AIR第1話を観た時の衝撃を再び与えてくれたかもしれません。
そうあっさり述べてしまうほど、本作の不出来が悲しいのです。
{/netabare}
<9話感想>
{netabare}
台詞が~とか、~がカットされた、というのはもう余程の事が無ければもうスルーしましょう。
なんでしょうね、ここ最近の話で感じられるこの物足りなさ。
Episode真人とEpisode謙吾の双方に言える事なのですが、やたらめったらアッサリしていて原作にはあった雰囲気(重み)がまるで感じられないんですよ。
前回も書きましたが、今までの積み重ねがまったくもって足りていないせいで謙吾や真人への印象がかなり弱い。
そもそも、1期からここまででリトルバスターズ自体がアニメではイマイチどんな魅力がある集団なのかが描けていなかったのも痛い(色々なヒロインのルートを野球の試合までの間に入れ過ぎた為)。
作画もたびたび間抜けな構図があったりするんですよ。
例えば今回のAパートで真人と鈴がキャッチボールしている時の理樹の位置とか(理樹は寝そべっていた訳ではないのだろうが、背景の斜面はどれだけ急だったのだろうか…)。
今一つ魅力を表現できていない感じですね。
次回は恭介の回想ですね。
さてさて。
{/netabare}
<8話感想>
{netabare}
この話単体で見れば、盛り上がりどころも割と良く描けていた部類ですが…。
そもそも今までの積み重ねが圧倒的に足りていないから今回の話が非常に薄味になっています。
思い返せば、1期の中盤なんて男どもが実質「空気」だったじゃないですか。
真人が馬鹿だけど実はメッチャ強いというのはこのRefrainで明らかになる事ではありますが、それまでの野球などで彼の力は存分にアピールできたのではないでしょうか?
1期第26話で野球の試合をダイジェストにしていましたが、あれはミス。
やるならCLANNAD AFTER STORYの第1話みたくしっかりと野球を描くべきでした。
というのも、真人を春原みたく自信満々に空振りさせて馬鹿加減を強調させる事ができましたし、なによりその後に真人にホームランを打たせる事で彼の圧倒的な馬鹿力が表現できました。
しかしながら、このアニメ…今まで真人のパワーについてアピールした事が果たしてあったでしょうか?
1期序盤のバトルをする際に演出として、原作ゲームのパラメーターを再現する、というある種の斬新な技法(京アニのCLANNADで使われた事がありますが)を使って真人の飛び抜けたパワーを表現しても良かったでしょう。
で、何で途中で真人から銅像が外れるんですかね…。
真人のとんでもない力を表現するのに、「片手で銅像を持ち上げてみせる」描写は必要であったと思われるのですが。
まあ、たぶん真人を動かすのに銅像は邪魔だと判断されたんでしょうね。
あと、「鈴の目に昔の元気が戻ってきた」とか理樹に言わせちゃうところがなんとも。
そういう事は視聴者が思うべき事で、理樹が台詞にしていい事じゃない。
原作でそういった表現を地の文で使うのはキャラ絵のパターンが限られているから。
しかし、これはアニメ。
絵で説明しないでなんとするのか?
こんな感じに仕事が甘いからJ.C.STAFFは悪名高いんですよ。
今回の話で特に感じたのは作画・演出面の脆弱さ。
確かに理樹VS真人や鈴が飛び降りてくるシーンは中々良い作画をしていました(センスは…)。
しかし、ところどころで棒立ち(構図が単調)が入り込んで来たり、音楽の使いどころが原作と大きく異なったりと、正直作りが粗いです。
というか、「とらドラ」でも感じた事ですがJ.C.STAFF作品は走るシーンがかなり粗雑。
Song for friendをこんなタイミングで使い始めたり…。
簡単にまとめると、『1期のツケ』と『尺の足りなさ』と『製作スタッフの理解度不足』によって、原作とは比べ物にならないほど薄~いEpisode:真人になってしまったという訳です。
今回は特段悪過ぎる箇所があった訳ではありませんが、今までの悪行の積み重ねのせいでちっとも良く感じられないという、なんとも悲しい状態に陥ってしまっています。
次回の謙吾はどうなるだろうか。
{/netabare}
<1期番外編>
{netabare}
某所で視聴。
バトルランキングと野球の練習間にあったギャグ系会話などをまとめた話です。
基本的な構成はバトル→会話→バトル→会話…の繰り返し。
ギャグはだいぶ改善されていた。
台詞の改変はほとんど無く、キレが良くなっています。
といってもやはり違和感を感じはするのですが。
露出が多いのはファンサービスでしょうか?
こういうのをやるのは、本編をしっかり作った上にしてほしいものです。
バトルランキングはVS斎藤以外の戦闘描写が皆無。
基本的に、バトルスタート→キャラが倒れてる、の繰り返し。
VS斎藤の作画はまずまずといったところ。
ちなみに斎藤はCGで描かれています。
手描きでは大変だからでしょう。
走れメロスはオリジナルですね。
まとめ方としてはまずまず。
この番外編自体の出来はまずまずなのですが、肝心の本編がご覧の有様。
こういう番外編作る暇があるなら、本編をしっかり作ってくださいよ…。
出来は悪くなかったとはいえ、1期全26話のBD・DVD(数万円)を購入してまで、この番外編を見る価値があったかというと中々難しいところです。
私は1期第11話の時点で購入を断念したのですが、1期と2期7話まで見て、判断はやはり間違ってなかったかなと感じざるを得ません。
{/netabare}
<7話感想>
{netabare}
前回で敗戦ムードがより一層強まったアニメ版リトルバスターズ。
今回はどうでしょうか?
大まかな流れはRefrain序盤同様なんですけどね…。
まず言わせてほしいのが、何故今回の最初にあのシーンを入れないのか?
前回は野球の戦いで古式さんを登場させるという暴挙(改悪)をしていたのですが、今回は原作にあったネタバレ要素をカット。
原作にあった事はやらないで謎の改悪ばかり追加する、これって原作破壊者J.C.STAFFの能力が遺憾無く発揮されているのではないでしょうか?
相変わらず謙吾と真人の喧嘩がカクカクしてるな…というのはスルー。
謙吾の言う「それは愛だと思うぞ?」がすごく薄くなっている。
まあ当たり前ですね。
4~6話にかけて原作の鈴ルートを端折りに端折って、理樹が鈴を愛している状態がまるで描けていなかったのですから。
6話(前回)において3分ダイジェストにされた逃避行ですが、あれには理樹の鈴に対する愛を視聴者に見せるという側面もあったのです。
鈴が幼稚園送りになってるこのシーンもね…。
ホント描写不足なんですよ。
鈴ルート(4~6話)でこの状態になりそうな兆候を視聴者にアピールしなければならないのに、例のカット&カットによりそれもままならず。
これでは鈴の(言葉は悪いですが)白痴な部分だけが強調されて非常に寒いではありませんか…。
まあ、Key作品お決まりと言えばお決まりなのですが…。
謙吾が「理樹についていけず野球を辞める」シーンですが、これって原作では「理樹が野球チームを作ろうとする」から謙吾は去って行った訳で、別に多少の野球くらい(キャッチボール)は原作でやっていました。
原作の「手すりの上を渡る遊び」もカットされてますし、謙吾の掌返しが唐突過ぎるんですよ。
せめて他の遊びを十分やった上でやらなければ、野球の特別性が薄れてしまいます。
まあ、他の点に比べればこの程度は些細な問題に過ぎないのですが。
次回は
{netabare}
真人
{/netabare}
が大量発生する、ある種の放送事故が見れる回になるでしょう。
しかし、1話に詰め込みまくってすごくトントン拍子なアニメになりそうですが、さてさてどうでしょうね…。
{/netabare}
<6話感想>
{netabare}
ああ…もうなにからツッコめばいいやら…。
ホントやってくれたな、JC。
とりあえず、何故野球のシーンで原作の「あのBGM」を使わないのだろうか?
ちなみにこの曲の事(ムービーの画像がガチのネタバレなので初見の方は見ないように)。
http://www.youtube.com/watch?v=b2lqjSi18cg
恭介との決戦のBGMはこれ以外に考えられない。
ちなみにこのBGMが使用されるシーンは2箇所(バッドエンドを含めれば3箇所)であり、今回カットされたという事は終盤もこのBGMが使用されないという可能性は高い。
全くもってこのアニメのスタッフは分かってない。
監督や音響が原作をしっかりやってないから、こういうこだわりもないのだろうな…。
そして野球のシーンでもう一点。
何故、古式さんを登場させたのか…?
あれってRefrainで謙吾の回想を見て、初めて分かる事なんですよ。
それをわざわざ早めて得になる事があるか?と言えば特に無いでしょう。
このアニメの脚本家は「初見にも分かりやすく」という事を隠れ蓑に、作品をドンドン陳腐にしている事に気付いていないのだ。
野球のシーンがまるで盛り上がらない。
なんだコレは?
あと何故、校門前で「猫が鈴についてこない」というあのシーンをやらなかった?
あれはかなり重要な意味を持っていたシーンであって、安易にカットしてはならないのだが。
で、逃避行が3分間のダイジェストにされた件。
あれって徐々に理樹が追いつめられて「今の理樹と鈴ではどうにもできない」という事をプレイヤー(アニメの場合は視聴者)に深く理解させる為のものなのですが…。
逃避行開始
→預金もあるし、恭介の祖父の家で祖父が帰るまで耐え凌ごう
→なんとかなりそう
→叔父に預金を止められて状況が一転
→ナルコレプシーが足を引っ張って働くのも困難
→警察の捜査が迫っている事に気付く
→祖父が帰ってこない事も分かる
→警察に乗り込まれる
→学校に連れ戻される
この一連の流れで理樹の「非力さ」を表現する絶好の機会だったのですが、それをみすみす失わせてしまったのがこのアニメ(及び本作スタッフ)。
なんかもう…ダメかもしれませんね。
本当にリトルバスターズのアニメを最高の作品にする「やる気」があるなら、Refrainとその周辺は2クールとるのが当たり前だろうに…。
京都アニメーションとは違い、新規を切り捨てるような作り方をJ.C.STAFFはしておきながら、今度は原作ファンまでも切り捨てるというのか。
誠に残念ながら、評価を大幅に下げさせて頂きます。
{/netabare}
<5話感想>
{netabare}
この話の前半で分かった事だが、葉留佳・クド・美魚が消えた影響があまりに酷すぎる。
いくらなんでもあからさまだ。
実に出来の良い原作のループシステムを破壊して、ここまでの違和感を出した意義があるのだろうか?
小毬だけやたら出てきて、不自然極まりない。
のちのちの事を知っていると言えど、違和感を感じずにはいられない。
加え、やはり理樹と鈴が付き合うに至る描写が少なすぎた。
皆様は、理樹と鈴が一緒にいたシーンで、印象的な場面を覚えているだろうか。
少なくとも私の中では印象に残ったシーンは皆無。
各キャラのルートにしてもそうですが、印象的な描写が圧倒的に少ないんですよ。
描写稼ぎの為に、最低限、「恋煩い」は2期第1話に回すべきだったと思う。
半年も放送時期を空けたのも中々影響している。
次回のサブタイトルは「逃亡の果てに」…。
これって鈴ルートをあと1話で終わらせるという宣言でしょうか?
今回の話でさえ、かなりカットされた部分が多いのですが、このアニメのスタッフはどれだけ詰め込めば気が済むのでしょうか
恐らく4~6話は、本来なら倍の話数をかけてやらなければならない箇所なのです。
1期の時、あれだけ無駄な事をしていなければ、こうはならなかったはず。
しかし、このアニメは見れば見るほど、Refrainの重要な部分までカットするのではないか、といや~な予感がしてしまうのです。
さあ、来週は多分対決です。
これで酷かったら、J.C.STAFFさんよ…
{/netabare}
<4話感想>
{netabare}
河原の土手を転がったヤツはアニメオリジナルですね。
ここに来て今まで散々私が指摘してきた描写不足を補おうという訳でしょうか…。
ていうか、今まで理樹が鈴を好きになるのに必要な描写が一体どれだけあっただろうか?
そもそも付き合うまでの課程を端折り過ぎ(原作では杉並さんの告白に困った理樹が、杉並さんを振る口実の為に鈴と付き合いだした)。
付き合う理由が無いのに、ポンポンと事が進むのって普通に考えて不自然でしょう。
いくら恭介達が後押ししたとしても、これは流石におかしい。
杉並さんはホント、一体何の為に1期序盤から登場させていたのか…(理樹が好きだという事を視聴者に分からせる為ではなかったのか…)。
それと相変わらず真人がオーバーアクション過ぎる。
露骨過ぎるせいで会話がかなり寒い。
真人に関しては1期からさほど改善されていないようだ。
そして、クド・葉留佳・美魚の「あの」シーンは蛇足。
あれはない。
露骨過ぎるにもほどがある。
しかもぞろぞろと邪魔者を処理するかの如く(Angel Beats!の悪い部分を思い出されますね)。
もう少し、視聴者に感じ取らせるという事をこの脚本家はできないのか?
察しの良い初見の方はあれで気付いただろうが、原作プレイヤーの私からすればそれはもっと後で分かるべき事だと思っている。
で、仮にこのシーンを入れるなら、恭介に「小毬、おまえはいいのか?」や「能美、三枝、西園。こんな無茶に付き合ってきてくれてありがとう。本当に楽しかったぜ」みたいな台詞を言わせても良かったのではないか?
原作を昇華させたいならこれくらいはやるべきだった(原作は理樹視点であるからこういったシーンはほぼ描けない為)。
音楽の使いどころもおかしい。
何故、曇天で(しかも2人だけの時に)野球練習のテーマ「デイ・ゲーム」を流すのか。
まあともかく、次回予告から察するにあの「戦い」が第6話(再来週)辺りに来ますね。
皆さん、第6話を楽しみにしておきましょう。
{/netabare}
<3話感想>
{netabare}
薄い。
ここまで原作の来ヶ谷ルートは薄かっただろうか。
1期でグダグダとやったツケを、この辺りで払わされているように感じる。
正直1話で詰め込み過ぎですね。
それと、横一列にキャラが並んでいるような単調な構図が多い。
と、思ったらやはり監督コンテだった…。
加えて言うなら、無駄に白すぎるんですよ。
白い背景は演出としては悪くないのですが、やり過ぎるとチープさが目立つだけ。
1期から通して作画の安っぽさに拍車を掛けている。
2期は割と頑張っている方ですが、これぐらいやって当たり前なんですよ…。
今までは基準を下回り過ぎていた。
これを維持出来たらいいんですがね。
そして…
苦行の時は終わった。
初見の皆様、ようやく…ようやく…次回からリトバスの真骨頂たるRefrain、その序盤である鈴ルートに入ります。
さあ、魅せてくれJ.C.STAFF。
存分に1期の汚名返上してほしい。
{/netabare}
<2話感想>
{netabare}
(21)、ロリロリハンターズの辺りはまずまずの出来。
若干の台詞改変があったが、あの1期を鑑みれば随分改善されている。
と、誉めてすぐにまたやらかしてくれるのも、このアニメのスタッフらしい。
葉留佳やクドを見つけられない理樹とか、世界の秘密を露骨にアピールし過ぎである(1話に1回くらいの頻度でアピールしているのではないだろうか?)。
流石にしつこい。
また、理樹に「何も言えなかった」とか台詞にさせちゃう時点でね…。
そういう事は絵で説明しろと1期の頃から一体何度言わせるんだ…。
せっかく前半部分の印象は比較的良かったというのに、何故なのだろう。
{/netabare}
<1話感想>
{netabare}
ホットケーキパーティと来ヶ谷ルートの導入。
OPアニメーションが相も変わらず、良さげな曲とあまり合っておらず、背景が手抜きっぽい。
曲は、サビの入りがわかりにくい事を除けば良い曲だろう。
本編。
おお、1期では見るに堪えないレベルだった会話がだいぶ改善されている。
ただ…やはり「モブキャラを下げてリトバスを上げる」という流れがあからさま。
原作通りと言えばその通りだが、やはり絵が付くとそれ以上に寒く感じられる。
まあ、あからさまに茶番劇に見えるのは、実際〇〇が起こしてる茶番ですからね。
初見の方にはボロクソ叩かれるでしょうが。
というか、1期を通じて言えるのですが、「友情」「仲間」「集団」の表し方が無理矢理過ぎる。
そのせいでリトルバスターズという話が、原作プレイヤーの私にはかなり陳腐なように感じられるのだ。
この脚本家は物事をやんわりと示唆するのが苦手なのかもしれない。
ED。
まあ、ぼちぼちの曲。
ただ、謙吾や小毬が制服を着てる…(´・ω・;;)
1期の問題点の半分くらいが改善されている。
1期が酷すぎただけ……なのだろうか。。
今後の展開を注視したい。
{/netabare}