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「風立ちぬ(アニメ映画)」

総合得点
71.8
感想・評価
816
棚に入れた
4294
ランキング
1291
★★★★☆ 3.8 (816)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.3
音楽
4.0
キャラ
3.7

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風立ちぬの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

生きねば。

2013年上映作品

飛行域設計士の幼少期〜青年期までを描くジブリ宮崎監督作品
今回は作品自体のテーマからストーリーまで対象年齢が大人向け
子供は観ていて理解し辛いと思う

二郎の夢と仕事にかける情熱
奈穂子への惜しみない愛
とても胸にグッときて泣けた

しかし敢えて言わせてもらうと
アニメでやる事に意味はあったのか?と思った
この作品なら実写の方が合っているような気もする
やはりアニメだからこそ、アニメでしか出来ない物語をジブリには期待をしたいというのは個人的エゴなんだろうけど…

多少辛口コメントでしたが、純粋に作品事態のクオリティは高く良作なので、宮崎監督最終長編作品として観ておいて損は無い作品です

最後に声優さん
相変わらず素人をキャストする主義は変わらず
やはり演技がわざとらしく感じて作品に集中できなかった
庵野監督が頑張ってアフレコしてる姿を思うとちょっと笑えた(笑

投稿 : 2014/01/01
閲覧 : 215

12番目の狐 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まあ観る価値はあります

ジブリ作品の中では一番好きかもしれません

投稿 : 2013/12/28
閲覧 : 221
サンキュー:

1

ネタバレ

sdkfz_251 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時代背景が分かるとなお面白い

見るまでは庵野起用に不安を感じていたが、いざ見始めたら1時間経過するまで主人公の声優が庵野だということをすっかり忘れるていた。
そんな事が起きる程度にはハマり役だったと思う。
エンジニア特有の人の話を聞いてない感じがよく出ていた。

話の流れは時代が時代なので、中学社会、歴史の分野がある程度把握できていないと中々掴みづらいと思う。
軍ヲタなら問題ないだろう。
実は、作中に登場する汽車が時代が進むに連れて段々立派になっていくので、鉄道ヲタクの人にもオススメだ。

作中に登場する大人の男は皆カッコイイが、俺としては主人公・堀越の上司たる黒田が一押しだ。
堀越には無茶な注文をするがしかしそれだけでなく、仕事ぶりを正当に評価し(図面を見た時の「完璧です」と勉強会を除いた後の「感動しました」あたり)、彼が窮地の時は自宅に匿うなど、男としてかくありたいと思わせる。

また、堀越を導く役目たるカプローニ伯爵。
堀越に「日本の少年よ」と語りかけるくだりが良い。


総評としては、私の中での最高傑作たる「紅の豚」には及ばぬものの、宮﨑駿の最後の作品にふさわしい良作であると思う。

投稿 : 2013/12/26
閲覧 : 185
サンキュー:

1

クフラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何を糧にして生きるのか

面白かったです。
この作品、僕みたいな燃え蓋がレビューを書くべきではないのですが、とりあえず感想だけ。
話は大正から昭和、戦争の時代へと移り変わる頃、空を飛ぶことにあこがれて飛行機の設計に携わるようになる堀越二郎の半生を描く、というものです。
彼には一番の飛行機を作るという夢があって、でもその思いは戦争に利用されて行きます。また、愛する人との出会いも、彼の運命を大きく変えていきます。様々な葛藤や板ばさみの中で彼は結局何を選択して捨てて、何を伴って糧にして生きたのか。
人間、誰しもやりたいことありますが、それが常にできるとは限らないし、またそれだけやっていればいいわけではありません。いつもやりたいことは、やるべきこと、やれることとの兼ね合いなのです。そこに上手く折り合いをつけて、どうしてもうまくいかなくなったら、その中で何かを犠牲にしてでも、生きていかなければならないということでしょう。
話は普通のアニメと比べるのもなんですが、深く考えさせられるもので良かったと思います。まあ普段はアニメは頭空っぽにして見ていて、逆にジブリはよーし考えるぞーという感じで映画館に行っているので、当たり前といえば当たり前なのですがw
ただ、どうしても僕は声優はお粗末だと言わざるを得ないと思います。主役ホントに惜しい。違和感は見るうちに消えていくといいますが、主役の違和感だけは消えず、泣く演技は距離感さえ感じました。庵野さんには申し訳ない、ただ主役はほかの人がやるべきだったと僕は思います。
他の人に関しては、それほど違和感は感じませんでした。どれだけ二郎の役が大事か、ということですよね。
テーマ曲、昔からある曲なんですが色あせませんね。僕は存じ上げませんでした。とても、いい曲だなと思いました。
最後に、燃え蓋の長駄文読んでくださってありがとうございました。是非皆さんに見て頂きたい作品です。

投稿 : 2013/12/23
閲覧 : 164
サンキュー:

0

あうえん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★7

宮﨑駿監督、お疲れ様でした。

投稿 : 2013/12/20
閲覧 : 151
サンキュー:

0

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Q質問 A解答 T突っ込み

Q、このアニメについてどう思った?

A、なんかジブリ作品の割には大した事がなかった

T、その理由は?

A、だってさーなんか飛行機を作って恋愛をする
ごく普通のアニメじゃなかった?
曲はいいんだけどね
昔の頃のスリルあるアニメのテンポのよさは
どこに行ったのか。

T、なるほどね
やっぱラピュタがよかった?

A、そうだねー

投稿 : 2013/12/15
閲覧 : 271
サンキュー:

4

ネタバレ

Nakayan@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

風立たちません。

今年の8月映画館で見てきました。

まあ面白かった感じ・・・。
今回のジブリ作品が宮崎駿の引退作品となってしまったことについて少し遺憾に思っています。

内容は良かったです。戦前・中のとある工場?製作所?で働く一人の若い男性が飛行機の設計に携わるお話です。このアニメに出てくる主人公は、過去に実在している人「堀越二郎」をモデルとして制作されたと聞いて感動しました。

投稿 : 2013/12/01
閲覧 : 208
サンキュー:

1

ネタバレ

水音 秋 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今までと違う

風立ちぬは、今までと違い大人目線。
もっと言うと夢を追いかける男性目線。

昔の日本。昔の男女といった映画です。

飛行機の話なので、機械とかの話に疎い私は理解できたとは言えないかもしれません。

ですが菜穂子の気持ちがとてもよくわかって、感情移入してしまいました。当時付き合っていた人に、二郎を重ねてしまったことも感情移入した理由ですが...。

荒井由実さんのひこうき雲がとても合った作品でした。

投稿 : 2013/11/17
閲覧 : 204
サンキュー:

3

まーぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

絶賛するほどでもないかな

観終わっての感想は「特に何も残らなかった」
作画・背景は流石ジブリですよね
声優も楽屋オチ的な配役で諦めていました。
問題はシナリオですかね。
すべてが中途半端で主人公に感情移入出来ませんでした。
堀越二郎というエンジニアの生涯を描きたいのであれば
堀辰雄の要素はいらなかったかなぁ~
恋愛要素はカットしてもよかったような・・・
愛する人が結核なのにその脇でタバコは吸わないでしょ~
あの辺で興ざめでした。
鈴木Pよ!何故この様な作品を作らせたんだ!ジブリを引退してから宮さん個人的に作らせれば良かったんだ!

投稿 : 2013/11/14
閲覧 : 260
サンキュー:

13

ネタバレ

ほほえみみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

空にあこがれた人。ぬるい感想。

ジブリらしくない作品でした。
本当はジブリ、っていうか宮崎駿監督はこういう人なんだけど、今まで隠してて、この作品ですっごい自分を出したのかなーって感じる作品でした。

今までジブリって、わくわくして、楽しくて、元気になれたり、ちょっと切なくなったり。でもやっぱり楽しいエンターテイメント!って感じでしたが、これはつらい、重い、切ない、悲しい。たまにすがすがしい気分にもなりましたがそれは映像のおかげで話では私まっっっったくすがすがしくなりませんでした。

主人公の堀越二郎はいい意味でも悪い意味でもずっと子供、少年でした。彼の純粋さは飛行機に注がれ、結局周りは顧みず、そこにヒロインも惚れたのでしょうがもっとうまくやれば菜穂子はあんなことにはならなかったのかなあって思います。
少年時代の堀越二郎はものすごい可愛いです。敬語萌え・・・(´ω`*)

菜穂子は可愛くて、いい人でした。でもやっぱり最後まで生きててほしかったなあ。じゃなきゃ風立ちぬはこんなに切ない映画にならないからあれなんだろうけど・・・。
ちなみに菜穂子の麦わら帽子が売っていました。高いけど、可愛かった。いい、ほしい。

途中に出てくるカストルプさんが謎すぎて???。なんのために?出てきたん・・・?

本庄さんはイケメン枠でした。西島さんの声もまたいい・・・!素敵ィー!!!ちょっとタバコ買ってくっからよ!みたいな感じで嫁もらってくるわ!って言った時はまじびっくりした。そんな近所で買い物してくるわみたいなノリで言われても・・・。

上司の黒川さんは最初やなやつだったけど、後半はもう本当に本当に素敵な人だった。あんな上司に恵まれてよかったよ二郎。仲人をしてくれるシーンは菜穂子の次に黒川夫妻が本当に素敵だった。ずんずん歩く姿はトトロのメイちゃんみたいで可愛い。


映像、とくに風立ちぬってだけあって風が吹くシーンはどれも本当にキレイだった。思い出せば出すほど風が吹くシーンが頭に残っています。
田んぼの緑も、空も本当に綺麗!全体的に色は抑え目で、昔の日本だから建物も色鮮やかじゃないけど、だからこその美しさ。

音楽も、CMで散々流れてたからかすごい残っています。ユーミンの曲でまた泣ける・・・!!!

ジブリで号泣したのは初めてでした。
千代ちゃんが菜穂子さんの手紙読んで泣くところで私も号泣。もう切なくて苦しくて。どんな思いで菜穂子さんは山に帰ったのかなあって。それと引き換えに飛行機は飛んで、飛行機と菜穂子さんどっちが大切?飛行機を優先して何が残るのねえ!!!!ってすごい・・・なんかすごい切なくなりました。

夢と現実が交互に入っていて、場面展開についていけないって人の声をよく聞きました。人によって面白い、面白くないがきっぱり別れると思います。私は好き。でも何回も見れる映画じゃない・・・。

余韻がものすごいアニメでした。

今回のジブリ飯は、特筆してこれ!っていうのはなくて、たばこをすごいおいしそうにふかしていました。吸うと体の筋肉が弛緩してぐでーってなるのがなんかよかったです。たばこ嫌いだけど。
あとシベリア!すっごい甘そう・・・。でも寒い日にお茶とかと食べると美味しそうかなーって。でも甘そう。甘すぎそう。
それとカストルプさんが食べていた雑草・・・じゃなくてクレソン。私的にはあれが一番おいしそうだった。すっごい緑でもっさもっさばっくばっく食べてて美味しそうな雑そ・・・サラダでした。

投稿 : 2013/11/13
閲覧 : 299
サンキュー:

21

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さらば、宮さん。ご苦労様でした

酷評です。あくまでも私見なのでご容赦下さい。でもどうしても書かずにはいられなかったので。

まずアニメに関わらず昭和初期の映画や戦争映画に言えることだが、子供がカッコイイと感じてはいけない。用兵論やメカアクションはオタク向けと言われる。軍人や技術者の国家的使命の栄光、国防論は翼賛的とぶったたかれる。客がアメリカやかつての交戦国に敵愾心を持ってはいけない。また外国人の客を刺激してはならない。つまり周りの顔色伺いながら当たり障りの無い映画しか作れないのが日本映画の現状だ。本作も例外ではない。主人公は零戦の設計者の堀越二郎だが、この映画を一見さんが見たらよく判らない人も多いのでは? あくまで宮崎監督の妄想、フィクションといってしまえばそれまでだが実在の人物を出す意味がない。ドキュメンタリーとしては間違ってはいないし概ね正しいが抜けている箇所が多すぎて肩透かしだ。なんか病気の奥さん抱えたサラリーマンのホームドラマでこのシナリオだったら二郎本人である必然性がない。しかも奥さんは架空の人物だしこれなら三菱の平社員で十分だ。

もう一人、二郎の相棒として本庄季郎が登場するが、この人は96式陸上攻撃機の開発者だ。零戦は真珠湾攻撃を成功させるが96式はマレー沖海戦でイギリス戦艦を撃沈する。ほぼ同日に戦果を上げる、そして地獄の扉を開けてしまう。堀越、本庄が開発した飛行機とその運命にテーマを絞り、ハワイ・マレー沖海戦に繋がるならまだ分りやすいが、二郎を架空の奥さんと結婚させたことでシナリオは分断。現代的な「仕事と家庭」の話になってしまい魅力半減。もっと語るべきことあるだろうに。

航空開発史の光と影、夢と狂気、天国と地獄というテーマはよく出来ているが対比が弱い。終始美しい映像ばかりで地獄の苦しみの部分があまりにも弱くナマヌルイ。5分10分でいいから子供が怖がるような戦闘シーンがあれば全体が引き締まるがこれじゃ中途半端だ。暴力描写も痛々しい精神描写も皆無。食べ物に例えると上品な薄味の料理で毒の成分も辛いスパイスも無し。挑戦的、挑発的な暴力性が全く感じられないのは残念この上ない。初代ルパンが懐かしい。また零戦の登場がラストだけなのはまだしも9試二号機が集大成として登場するのは違和感がある。あれは96式戦闘機のプロトタイプであり、ゼロの先祖なのは確かだがゼロの直接の親は12試艦戦である。一見さんに誤解を与えるだろう。分りやすさを求めるならクライマックスは12試艦戦にするべきだろう。また日本軍機の構造的欠陥のひとつに装甲の薄さとガソリンタンクの巨大さが上げられるが、あれは航続距離ばかり追求した軍令部や航空本部の誤った用兵思想であり、二郎たち設計者はずっと警告を続けていた。本庄が少しだけガソリンタンクに関する台詞を口にするがそれだけだ。この辺をもっと詳しく突っ込めば「負けの原因」の説明になるのだが・・・

あと堀越二郎は白人の人種差別と戦った人物でもある。当時の日本の航空技術は「たかが黄色人種」だの「未開民族の猿マネ」だの現代では考えられないほどの差別と偏見に晒されていた。このあたりは司馬遼太郎の「坂の上の雲」を参照されたい。外国人相手の商売ではもはや絶対描けない歴史の真実だ。しかしゼロの技術は戦後の日本を工業大国へとのし上げた。この点も描くべきだろう。希望の象徴としてYS11(二郎が戦後に開発した国産旅客機)を出せば現代にも繋がるのに・・・

多くの人がジブリ・宮崎のブランドが最高峰と思い込んでいる現在の状況はもはやアニメのみならず日本映画にとってマイナスだろう。日本のアニメ業界には監督、脚本家、デザイナー、作曲家、声優に至るまで良質の映画人、カツドウ屋が沢山いるのにジブリ・宮崎ブランドの巨大すぎる知名度が邪魔をして多くの人から「知る機会」の妨げになっている。この状況をなんとかしないと周りが伸びないだろう。誤解の無いように言うが宮崎監督は偉大だしジブリも必要不可欠の会社だ。しかし最高峰ではなく「数ある良いものの一つ」である。全てが名作ではなく名作、駄作の玉石混交である。でもそれこそが大事だと多くの人も認識すべきだ。

文句ばかり言ってきたが、観て損した気分にはならなかったし引退宣言ないし遺書としては納得できた。最後に一発暴言かまして欲しかったけど。これまで多くの傑作、駄作をありがとうございました、監督。日本映画史になくてはならない仕事の数々、お疲れ様でした。

投稿 : 2013/11/10
閲覧 : 242
サンキュー:

10

Misia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ジブリ好きですハイ。

前作に引き続き、素敵な作品だったのでもう本当に宮崎駿監督が引退するとか惜しまれますね。
観に行った人の中で、意味がよく分からないというコメントを良く聞きます。私自身もまあメッセージ性が強かったとか、深い作品だったとか、そこまで語れる程理解を深めていないと思います。
しかし、あれほど美しい映像・音響をきれいにまとめ、ストーリーもすっと胸に入るような作品をみれたのはやはり良かったと思います。
戦時中、様々な人の様々な想いが、様々な場所に置いて交錯していく姿はきっとこれからも心に残っていきます。歴史の一場面を鮮やかに残す、そんな作品でした!
願わくば2020年のオリンピック、オープニングに宮崎駿さんが関わっていたらなあなんて…。笑

投稿 : 2013/11/10
閲覧 : 225
サンキュー:

5

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風と共に去りぬ

幼き頃から誰だって一度は空を自由に飛んでみたいと思ったことはあるはずです。

眩しいくらいの太陽、
どこまでも澄み切った青い空とわたあめのようにふわふわとした白い雲、
眼下に広がる草原に陽光に照らされて燦然と輝く青い海

思えばジブリ作品はそんな僕らの憧憬を映像化してみせてくれて
エンターテインメントとして提供してくれました。

この物語の主人公である堀越二郎はド近眼の為、パイロットとして空を飛ぶことはできないのですが、
空を飛ぶことをイメージしてそれを形にしていく航空技術者です。
二郎の空を自由に飛ぶことに対する果て無き想いは宮崎駿監督の想いそのもののように感じました。

ただ、飛行機というのは使い方によっては殺戮と破壊の道具にも成り得るもので、
そこには理想だけでは済まされない厳しい現実があるということを
この作品は何度も何度も突きつけてきます。さながらそれは創作活動の苦悩です。

ヒロインの里見菜穂子はThe ジブリヒロインですw
宮崎駿監督の理想の女性像そのものなのでしょう。

そしてこの日本はかくも美しかったものなのかという
今では失われてしまった古き良き日本の美。
それは自然だけでなく生活習慣や人も含まれているのかもしれません。

この作品は宮崎駿監督が自身が映像化したいと思われた様々な想いが
すべて詰まっているのではないでしょうか。

僕は平日に運良く時間が空いたので
とある街の小さな映画館でなんと生まれて初めての貸し切り状態で観ました。
今なら上映前に「どうせなら、まどマギ観たかったな」と思ってた自分をぶん殴ってやりたい気分ですw
この作品を貸し切り状態の映画館で観れるというのは最高に贅沢な体験でした。

この映画の主題歌である「ひこうき雲」が流れた時に、
この作品単体ならこういう反応にはならなかったと思いますが、
これまで自分が観てきたジブリ作品が頭の中で風と共に通りすぎていき
誰もいない映画館の中、一滴の雫が僕の頬を伝いました。

最後に宮崎駿監督、これまで素敵な作品たちを届けてくれてありがとうございました。

投稿 : 2013/11/09
閲覧 : 470
サンキュー:

29

けんぴぴぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

震えた

24時間仕事を頑張っているヒトにはぐっとくるかも。

何かを追い求めながらそれでも上手くいかなくって
転んでは起きて思考錯誤を繰り返して。

そこまでやる必要はあるのか!?と奥さんに言われてしまう
お父さん達はグっとくるかも。

どこかしこでタバコをすぱすぱしてもOKなかんじは
今の時代と違った古い時代を連想させて、嫌いじゃない。

見終わった時に切なさがこみ上げると共に
ちょっと泣いた。

投稿 : 2013/11/09
閲覧 : 217
サンキュー:

2

Banちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦争を知らない子供です。

この映画が公開される少し前から『永遠の0』を読んだり、『大空のサムライ』を読んだり、戦争についてもっと知りたいと思っていた時ちょうど公開されたので見に行きました。

笑ってこらえての特集も見たので凄く期待していったけど、私の思っていた映画とちょっと違ったかなと。
戦争の話かと思っていたけど、ゼロ戦の話で、それはそれで良かったと思うのだけど、期待したぶんちょっと残念で、大人になった今でも宮崎さんの映画の理解は難しいなと思ってしまったよ。

私は戦争に行ったわけでなく、本や映画や資料でしか知らなけど、私の祖父は戦争に行っていたと思うと近い過去なんだと思う。忘れてはいけない過去である限り来世に伝えていかなければならないね。子供は見たほうがいいかもって思いました。

投稿 : 2013/10/27
閲覧 : 206
サンキュー:

4

ネタバレ

梅干し大好きトッシー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがです

男女の理想が描かれていました
感動した

投稿 : 2013/10/15
閲覧 : 215
サンキュー:

1

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ジブリの集大成そして

最高傑作候補の1つといえると思いますね。とてもいい作品でした。

投稿 : 2013/10/06
閲覧 : 216
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

申し訳ないけど・・・

とりあえずわかったこと。3点あります。

1、宮崎駿は本当に飛行機が好きであること
2、日本男性は結局病弱のゾッコンヒロイン好きであるということ
3、日本のプロ声優さんたちは本当にすごいということ

ぐらいです。
まあ、なんとなくわかると思いますが、
ジブリ映画にある名作感はなく、
本当に純粋に飛行機好きの監督が造ったアニメという感じでしたね。
厳しすぎたらごめんなさい・・・

投稿 : 2013/10/05
閲覧 : 169

swiiiiing さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画館で観るべき作品

気持ちイイくらいに超日本男児目線な“夢”を描いた大人に向けたファンタジー。素晴らしかった‼ 文句無し。

投稿 : 2013/10/05
閲覧 : 230
サンキュー:

0

gtbeetboot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

監督お疲れ様!

なかなか感想の言葉が見つからないといった感じです。戦時中のお話なんで、いろいろ不条理と戦いながら夢に向かい奔走するといった物語でした。
  
中盤あたりでしょうか、お涙頂戴的なシーンがやってきます。こういう展開ならある程度予想はついたよと余裕かましていたら、久石サウンドがいきなり火をふきだして、感情をこらえられなくなりそうでした。

宮崎監督にしては恋愛色が濃かったですね。それに表現もちょっと大人向けでした。見ているときはヒロインの声が誰かわからなかったのですが、やたら艶があるしゃべり方で大人っぽかったです。エンドロールで滝本さんだったんだぁとわかってすばらしい表現力だと感心してしまった。

宮崎監督が本来表現したかった作品に近いのではないかとなんかのインタビューで庵野さんが言っていたので、それが垣間見えてよかったと思っています。

投稿 : 2013/10/03
閲覧 : 202
サンキュー:

6

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良くも悪くも宮崎さんらしい作品

初日がたまたま1000円で見れたラッキーなタイミング。

なんか最後は分かりにくい展開。
私は泣けなかった。
家族も見たが、泣けなかったそうです。

言ってみれば、エンジニアの話ですね。
自分にもなんか覚えがある話です。

ゼロ戦が出る割には戦争映画って、感じがしませんでした。
個人的には「泥まみれの虎」でタイガー戦車のアニメが見たかった。
って、それは戦車道で他のアニメでやっていますか。

で、結論としては職人アニメ。

声優陣はあれで良いのではないでしょうか。

投稿 : 2013/09/30
閲覧 : 218
サンキュー:

4

ネタバレ

jinjin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よかった

まず、ジブリっぽくないなーと思った。

「君はピラミッドのある世界とない世界、どちらを選ぶか」この言葉は確かに重みがあると感じた。
映画全体を通しての主人公の「美しさ」への追及は宮崎駿自身のものなのかな…わからないけど。


あと声優の庵野さん。確かに最初はかなりの違和感を感じたもののいい味出てたと思う。宮崎駿は庵野さんの起用について「正直な声の持ち主だったから」というようなことを言っていた気がする。
それもなんとなくわかるような気がするけど(わかった気になっているだけかもしれないが)要はこの作品は宮崎駿にとって正直な作品のようだ。だからやっぱり主人公は「ピラミッドのある世界」を選ぶし宮崎駿も同じなんだろう。

投稿 : 2013/09/28
閲覧 : 191
サンキュー:

1

ネタバレ

イルミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いつかまた見たい。

登場人物が「何か」に突き動かされていて生きている映画でした。

投稿 : 2013/09/28
閲覧 : 178
サンキュー:

1

ネタバレ

tanakaDX さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

たしかに感動作ではあった、が

エンタメチックな作品ではないので、お子様には向かない映画と以前から聞いていた。この転換は嬉しかったし、本気でジブリ映画を楽しむ気で映画館に行くことにした。

たしかに、この映画を観ている間は登場人物の心の動きに感動し、涙をこぼしそうになることもあった。

しかし、いざ振り返ってみると「この映画、結局何を言いたいのだろう?」と思ってしまった。かつてのジブリ映画にあるようなメッセージ性やユニークな世界観はなく、ただ飛行機好きな映画監督が、その発明者の一生をつらつらと見せていただけのような気がしてならない。

ラブストーリーという観点からしても、中途半端。細やかな描写によって表現される妻の愛も、彼の棒読みによって夫自身がそれを汲み取っているのかどうか、全体的に見てよくわからなかった。

もし「ジブリ」のブランドがなければ、興味のない話を延々と聞かされ続けているのと同じような退屈な映画だっただろう。宮崎駿もここらが引き時かな。

投稿 : 2013/09/20
閲覧 : 158
サンキュー:

1

ネタバレ

★光姫★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宮崎駿最後の作品を劇場で見れてよかった

★劇場版で観たいと思い、なんとか間に合って見ました。
★子供からお年寄りの方まで、幅広い年齢層でしたが、
対象年齢は高めのようです。

★ジブリにもこのような作品があっていいのかと思いました。
★うちは、面白かったですが、人に進めるかどうかは正直わからないです。
★ただ、大切な人と一緒に観て欲しいなあと思います。


★大正から昭和の日本、不景気と貧乏、病気、そして大震災と辛い時代に、戦争へ突入していったこと。
★映画を見ると、いかに現在が恵まれているとを再認識します。

★二郎と菜穂子の純愛ストーリー。
{netabare}★菜穂子が病でも一緒になることを決めた二郎。
★「美しいところだけ」見せようとした菜穂子のシーンには
涙が(T_T){/netabare}

投稿 : 2013/09/17
閲覧 : 265
サンキュー:

14

ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やさしい気持ちにしてくれる何か

最近いろんなことがあって、
不眠だったのですが、
(寝れても30分おきに起きちゃったりとか・・・)
この作品見た後は、
不思議とぐっすり眠ることができましたwww



ゼロ戦作った人の話
と聞いていましたが、

ただ、飛行機を作りたくて
それだけを追い求め続けた人の話でした。


どこかの国の人が
ゼロ戦を設計した人を
主人公にした作品なんてけしからん!
ようなことを言っていたと聞きましたが、
その人はこの作品を見たのでしょうか?

貧しい国で、
飛行機を作るためには、
軍事的なものでなければならなかったのです。


それだけでなく、
この作品全体には、
戦争的なものよりも、
ずっとやさしい何かが満ちているんです。


まず、堀越二郎そのものが、
とてもすばらしい青年だからです。
いじめられている子どもを
見てみぬフリはすることはできないし、
地震で足を折ってしまった女の人を
担いで神社まで連れて行き、
家の人を呼びました。
また、
所々に見られる、
彼の知識の深さにはとても驚かされます。
ドイツ語はなせちゃうんですよ!!
それに
何回も失敗するのですが、
それでもあきらめずに、
「美しい飛行機」を追い求めるすがたもかっこいいです。



彼の生きた時代よりも
恵まれているはずなのに、
私たちの時代は恥ずかしいほどに
すさんでいますね・・・。

いじめは
見てみぬふり。
困っている人が居ても
見てみぬふり。
外国語も
話せればいいなぁで終わり。


彼のように
まっすぐ突き進んでいく人には
あまり出会いませんね。

もちろん自分も反省しなければですが。


そして、
やさしいのは
彼だけではないのです。

彼を応援する奥さんもすばらしい人です。
彼女のからだのことを考えると、
空気の良いところで静養した方がいいのですが、

彼の飛行機に向ける思いを知っているので、
何も言わずに密かに支えてるんですよね。


ラスト
夢の中で飛行機の残骸の中を
二郎が進んでいきます。
憧れの人を目の前に
「地獄かと思いました」
とつぶやいていました。

自分が作った飛行機が
国を焼いて、そして特攻隊として
戻ってこなかったことを言っていましたね。

その中で奥さんの
「生きて」のセリフはやっぱりいいですね。


もう一回見たいなぁ。
宮崎監督最後の作品だし。

コレが最後の作品だと思ってみると、
さらに感慨深いものがある。

例えば、
10年でどこまでできるか~
見たいなセリフがあったり、

ライバルで同じものを作ってはいけない
見たいなセリフがあったり、

宮崎監督と、高畑監督のことかなぁ
とかちょっとかんぐってみたり、

確かにこの作品は
堀越二郎の半生をつづったものかもしれないが、

宮崎監督も似たようなことを
経験したのだろうか?
夢を追いかけて、たどり着いて、
そして最後がこの作品だったことは
なんかいろいろと考えさせられるな。

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 342
サンキュー:

19

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宮崎駿の最後の作品としてふさわしいもの。

公開当日に観に行きました「風立ちぬ」。
ぶっちゃけ最初聞いたときは、「また地味な作品が来たな」ととても失礼なことを考えていたのですが、謝ります。すみませんでした。

まず、主題歌を歌うのは「魔女の宅急便」でもお馴染みの「ゆーみん」です。あの方の声は胸にしみますね。すごく素敵。

物語は、堀越二郎さんの小さい頃から大人になるまでの話です。本当に、彼の人生の物語でしたね。

誰かの人生の生き様って、個人的にはあまり興味がないのですが、ここはやはりジブリ。さすがでした。
人生の話なのに、ファンタジー感がある。
観ていてつまらなくないんですよね。

いやはや、もう2・3回観に行っとくべきでした。
全体の物語は一度見ただけじゃうまく説明できませんね(^_^;)
文脈バラバラで申し訳ないです。

とにかくですね、映画館では満席で、エンディングが全部終わり館内が明るくなるまで誰一人として立ちませんでした。
明るくなって館内全体が「ほぅ・・・」と余韻に浸っている感覚です。それだけすごく感慨深い作品でした。

ちなみにこれは個人的に感じたものなのですが、宮崎駿が引退すると聞いて思ったのです。

「風立ちぬ」には、宮崎駿自信の人生も混ぜてあるのではないか

なんとなくなんですけどね。今までの作品とは違う何かを感じました。
小さい子には少し難しい内容かもしれませんが、是非皆さんに見て欲しい作品ですね!!

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 249
サンキュー:

5

ネタバレ

ハックロー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

映画館で見れて良かった

ジブリ作品ではもののけ姫以来に劇場で視聴

作画が凄くてタッチは駿作品で大体一貫してるので単純に細かさが凄く実感できる。
人は口で喋らず顔全体を使い喋るし、物や背景の動きの表現が細かくとにかく丁寧。
本当は既存実写映像をアニメに描き直したんじゃないの?って思ってしまう。それだけでも感動しました。
声優の庵野監督に期待していた第一声で「声低っ」と突っ込みたくなりましたが、不思議と慣れていくもので、不思議といけちゃいます。
話は時代を駆け足で走っていきます。
音楽が久石譲ですが、今回は今までと全然違い、印象的なメロディで聞かせるではなく、シーンと絡めてよく聞こえる様な音楽でした。
{netabare}
さて二郎の心の師であるカプローニはその妄想の中で、悠々といろんな飛行船を飛ばして見せ、二郎を感化させてくれるのだが、 
二郎モデルの飛行機は最初から最後まで落ちっぱなしいくら妄想でも日本産にコンプレックス持ちまくり、それでも創作意欲は上がる一方で本当に自分の道一筋に真剣です。
・・・がカプローニは(ゆっても二郎の妄想ですが)自分の設計したい飛行船(戦争用じゃない人々を乗せ楽しませる客船)を明確にしていたのに対し二郎自身は綺麗に飛ぶ飛行機とだけにとどまらせていました。零戦でよかったのか不明?

結核のヒロインは全く苦しい一面を二郎に見せません、健気なんですが、そこは視聴者にはリアルに酷い一面も見せて欲しかったかなぁなんて。

ラストシーンは意味深です。
おそらく主人公の妄想の中、カプローニとの10年での功績「ゼロ戦」これが綺麗にとんでいくのは感動的です。1機も帰ってきませんでした、と語る悲しそうな二郎。
そして二郎の中では故人となっっているヒロインが「生きて」と投げかけます。
二郎にとってはおそらく希望も絶望もおおきい状態です。
そこでの生きて、 自分には続編への布石としか映らなかったです。(二郎が実在人物で宮崎駿が長編引退なのでないですが)
{/netabare}

出てくる飛行機が性能&形状が向上していくのは気持ちよく
飛行船の歴史にも興味が出てきます。
夢や歴史、自分の知らない昭和浪漫がつまった作品
劇場でこの作品が見れて良かったです。

投稿 : 2013/09/14
閲覧 : 428
サンキュー:

6

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

純粋に、エンタメとして楽しみたい方には向いていないかも。(引退会見後所見加筆)

■10年というマジックナンバー

作中登場する飛行機設計家イタリアのカプローニが口にする「10年」というマジックナンバー、何度か登場しましたが、まさにそれは、原作、脚本、監督の宮崎氏自身へのメッセージなのかなと思います。(本人が書いてるわけですけど)。

もの作りなりに情熱を傾けることのできる期間を10年としているとしたら、ある程度あたっているのではないか、と。これに関しては若すぎる時期には理解が難しい話かもしれません。


■総評:業界関係者の評価が高すぎる気がして気持ち悪い

さて、作品世界にもっとも重要な脚本にひねりがなく予定調和的に進む物語に退屈してしまいました。これジブリなの? 私が観たかったのは別モノだったのでしょう。私はエンタメを味わいたかったのですから。

120分という長さですが、途中とろくさく感じてしまい、睡眠不足なら寝てしまうところでした。

わたしのほうにも問題があって、「ジブリ」だと期待しすぎて観に行ってしまったせいかもしれません。中心素材につかわれている堀辰雄にしても私は好物なんですけどね。絵画でいえばフランス印象派のノリでしたし。特に、土手のシーンです。

1)CGの融合のさせ方は、昨今の低予算の深夜アニメのほうが上ではないか。
2)撮影・デジタル処理なども昨今の低予算の深夜アニメのほうが上ではないか。
3)妙な思い入れで、本職じゃないひとを声優にしてもひとり浮くだけで、昨今の低予算アニメのほうが上ではないか。

3)については、結果的な印象です。エヴァの監督さんがよかったとはまったく、すこしも、ちっとも思いません。

■蛇足

リアルな親しい友達にすすめるか? やめとけ。です。^-^;
この作品にひとり1800円は高い。

※私は宮崎アニメを観に行っているわけではなく、物語として完成している作品が比率的に多いジブリを期待しているのであって、深読みしても仕方ないです、という立場。

※もしかして25%位編集を工夫して尺を削ればよかったのかとも思いましたが、それだけでは解決しそうにないでしょうね。

■問題点

そのうち。と思いましたが、夏休みを選んで公開開始なわけで、商業的な色合いが濃いことは誰にも否定できない。いろいろ後付けな理由を付けていっても仕方がない。ジブリの作品の質のピークは20世紀で終わった、という個人的な思いを一層強くさせる一作でありました。

観なかったことにしてもいいくらい。実直にいって、宮崎氏のおわりを感じました。ジブリがひとつのベンチマークだった時代は完全に終わったという印象。別に、宮崎哲学を知りたいわけではないので。

■追記 引退会見後

それにしてもまだ元気そうなので、上記の酷評にかかわらず、まだ作品は作ってほしかった気がしています。劇場に足を運ばせる力のある作品はまだまだ作ってもらえそうだから。

投稿 : 2013/09/10
閲覧 : 881
サンキュー:

70

ネタバレ

もぐりん。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生きて!

原作:漫画  未読  監督:宮崎駿さん
製作:スタジオジブリ 劇場で視聴  約120分  

久しぶりに劇場で見たアニメ映画が宮崎監督の引退作品になるとは、なんだか
思い出深い作品となりました、ジブリと言うと大人も子供も楽しめる作品って
イメージなんですが、この作品はどちらかと言うと大人が楽しむアニメに
仕上がっていますw 対象年齢が高めなんですかね? 入っているお客さんも
かなり高齢な方も見えてこの作品の関心度の高さが覗えましたw

堀越二郎と言う実在する人物が主人公で、ノンフィクションと思いきや、実際の
エピソードを背景に、宮崎監督独自の解釈を加えたフィクション作品w 

尚、作中で後に二郎の妻となるヒロインの里見 菜穂子は本作のみの架空の人物。

映像は宮崎アニメらしく色彩が淡く美しいです、こと【飛ぶ】ことに関しての
表現は監督らしく素晴らしい、飛行機の浮遊感、挙動にいたるまで精細に再現
されていますw    エンジンの動きや振動、排気管から吹き出すガスや炎、
二郎の夢の中に出てくる一部の機体以外は実機が存在していて全てがリアルです。

時代背景は戦前のためノスタルジー、セピア色が似合う風景や町並みなど、どこか
懐かしく思えます、試作した飛行機を工場から飛行場へ運ぶのに牛車を使ってた
とは知りませんでした(笑) 

序盤で二郎が汽車で移動しているときに関東大震災が直撃しますが、最初は二郎が見る
夢の中の出来事のように感じていました、そのくらい地面や線路が波打ち、衝撃波が
伝播するような表現がすこし大げさのように感じましたが、ひょっとしたらその位の
揺れはあったのかもしれません、その後の火災の炎の熱で上昇気流が竜巻のように
舞い上がっていたりするシーンは震災の恐ろしさが伝わってきて見入ってました。

作中では二郎が菜穂子と偶然出会うシーンから再会して恋に落ちるシーン、その後
結婚から別れまでを描く純愛ラブストーリーのよう、菜穂子は結核を患っていて、
人里はなれた病院で療養中でしたが、ある手紙を受け二郎の元へと走ります。

その後二郎と取り急ぎ結婚するのですが、そのシーンが感動的でした、目に飛び込んで
くる菜穂子の衣装の色彩がいつもの淡い色調から二郎視点で鮮やかに変わっていて
一気に引き込まれました、 実はこのシーン以前から目頭が熱くなるところが結構
あったんですが、このシーンでぶちまけました(T T)

このお話、二郎と菜穂子だけでなく、サブキャラがいい味出してましたw 二郎の会社の
上司で黒川ってのがいるんですが、厳格で特に仕事にキビシイ人間で部下になったらイヤな
上司になるんでしょうが、二郎に限らず部下の良き理解者であり人間としても上司としても
最高に信頼できる良い人でした、 今はこんな人なかなか居ないですよネ(;^_^A

お話の進行は二郎のリアルに夢の中の世界が交互に入り込んで展開していきます、夢の
中の出来事、出会いかな? これが二郎の一生を決めたと言ってもいいでしょうw
その位重要なパートになっていると思います。

二郎は試行錯誤を繰り返して、最後には最高の機体を作り上げます、その後また夢の中の
話になってラストになるのですが菜穂子は・・・・

面白いと言うか、心に残る良い作品でした、さすが宮崎駿監督!これが最後の作品だと
思うと名残惜しいです。 


主題歌:「ひこうき雲」
作詞・作曲・歌 - 荒井由実
20年位前にもっていたユーミンのCDに収録されていたのを覚えています! なんとリリースは
1973年! 40年前の曲です、良い曲は何年たっても良い曲ですネ(´▽`)


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一部ネットで話題になっていた、主人公堀越二郎のCV庵野秀明さん、たしかに声優
としては「?」で、違和感は少しありましたが言うほどおかしくは無かったですよ^^
ボク的には アリ! ですね、あの声質で心のやさしい二郎像が成り立ってると思いますw
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投稿 : 2013/09/09
閲覧 : 350
サンキュー:

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風立ちぬのストーリー・あらすじ

かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか?イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。この映画は、実在の人物、堀越二郎の半生を描く──。堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて。生きねば。(アニメ映画『風立ちぬ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年7月20日
制作会社
スタジオジブリ
主題歌
≪ED≫荒井由実『ひこうき雲』

声優・キャラクター

庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎

スタッフ

原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、音楽:久石譲

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