たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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風立ちぬの感想・評価はどうでしたか?
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
蒼い✨️ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
やん さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
薄雪草 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
堀辰雄×堀越二郎×宮崎駿のミキシングムービー。
リスペクトであり、モンタージュであり、オマージュでもあります。
誰への視点に寄せて視聴するかでレヴューが定まるでしょう。
~ ~ ~
通底するのは、美しさへのアタッチメント。
ロジックの検証であり、デザインへの探究であり、レコードの達成であるのでしょう。
一方で、両の肩に圧し当てられるのは時代の要請。
でも、二郎の心が開襟できるのはカプローニへの羨望なのです。
飛行機が叶える美しい世界への兆しを、手放すことはできないのです。
~ ~ ~
1920年の様相は、どこか現代に通じています。
病気が蔓延し、(核)戦争さえ想起されます。
経済は行き詰まりを見せているし、社会不穏はニュースに事欠きません。
これで大震災が起きようものなら・・・。
菜穂子の息苦しさは、いつか私の胸のつかえとオーバーラップするのです。
~ ~ ~
生きねば。
先人は、平和主義を掲げ、戦争を放棄すると憲法に誓ったのです。
敗戦は、戦力は持たない。交戦権は認めないと9条に宣ったのです。
過ちは繰り返しませぬと、広島、長崎、沖縄の礎に刻み付けたのです。
美しくありたいとふるさとを愛するプライド。
自由と平和を求めたいと、世を謳うフィロソフィー。
朝な夕なに技能を磨き、日夜に勤しんでいるバイタリティー。
私たちは、そうして、どうしても生きねばなりません。
~ ~ ~
すばらしい技術は戦争に供与され、平和に活用され、人の暮らしに還元されます。
世相には停滞もあれば、風が立つときもあります。
ひとり一人の意思の力が、今もこれからも、未来の子どもたちから望まれるでしょう。
{netabare} 「政治家たちは子供たちのことにはまったく無関心です。でもいずれの日にか人道支援の政治問題化ではなく、政治が人道化する日がやってくるでしょう」
『オードリー・ヘップバーン物語』集英社、1998年5月4日。{/netabare}
私も、そう受け止めたいと思っています。
横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて作られたアニメ映画。
だが、実在した「堀越二郎」のドキュメンタリーではない。
空に憧れた少年の、戦闘機制作と恋愛の物語。
恋愛パートは、堀辰雄の小説「風立ちぬ」がベースになっているらしい。
当時は死の病だった、結核に侵されている菜穂子と恋に落ちる。そして、結婚。
だが戦闘機の制作に没頭している二郎と、常に一緒にいることはできない。
菜穂子とのストーリーは、二郎が「仕事ばかの冷たい男」という結末に。
本当に訴えたかったイメージとは、異なるものになってしまったようだ。
2つの物語を混ぜた作品なので、こういう事も起こるのだろう。
宮崎監督が70を超えて作り上げた力作。
だがこれまでの、子供たちに楽しんでもらう作品とは言えない。
飛行機が大好きな宮崎監督(少年)が、自らの関心事を描いた作品なのだろう。
主人公と宮崎監督を、重ね合わせてしまうのは無理もないことだと思う。
人は年齢を重ねると、新しい物事への関心が薄らいでいく。
古い物事の記憶はしっかりしているのに、最近の事柄は忘れてしまう。
それでもなお、新作を作ろうとする監督の姿勢には頭が下がる思いです。
退会済のユーザー さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.0
声優 : 1.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
おそらく最後にハウルの動く城を見て以降、ハウル以降のジブリ作品って見てないはずです。しかし、久しぶりにレンタルショップに行きジブリコーナーを見ていたら何故か「風立ちぬ」が気になってしまい約18年ぶりにジブリ作品を見ました。
今までジブリ作品で見た映画といえば「魔女の宅急便」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「平成たぬき合戦ぽんぽこ」「ハウルの動く城」「となりのトトロ」「もののけ姫」と、元からそんなにジブリアニメを見てなかった自分ですが、久しぶりに見て見て思ったのがスケールが地味だなぁと思いました。
自分の中でジブリというのは壮大なスケールで描かれる、流血模写あり、戦火だけでなく、映像美の極みともいえる風景美が描かれる物であるという印象があり、今回の作品もストーリーがストーリーなだけに、男女二人の模写の中に、激しい戦争のシーンがあるのではないかと予想しておりました。
しかし、今回はその様なシーンはなく、結局最後まで戦闘シーンはありませんでした。
もちろんこの作品はファンタジーでも、強烈な反戦映画でもなく、一人の技術者の人生を描いた「自伝映画」であると思います。
ですので、期待した様な模写が無くても別に良いのですが、明らかに詰まらなくて退屈なシーンが前半多く、また変なドイツ人が出てきたり、警察が何かヤバいことをする事もなく、平然と進んでいくので睡魔に襲われました。
また、恋人となる女性との模写があまり無くて主人公の10年間の別にどうでも良いシーンを増やしてしまった事から、いまいちあの二人の関係に共感や共鳴出来なくて苦しみました。
しかし、最後の健気な二人の姿を見ていて正直かなりグッときました。
そこら辺はさすがジブリだなと感心しました。
それと終わり方は完璧だったと思います。あのような模写はさすがだと感心いたしました。
ですが全体的に見てバランスの悪い映画であり、別に見なくても良かったとさえ思います。
それと、宮崎監督はそれなりの考え方があるからこそ庵野監督を起用したのでしょうが、他の声優陣と比べるとあまりに素人の演技で気になりすぎて作品に集中できませんでした。
僕は芸能人を声優に起用するのは賛成派ですが、今回はあまりに個人的な感情を優先しすぎて観客の事を何も考えていないなと思いました。
どちらにせよ、開始1時間以上経っても面白くならず、少しグッと来させる程度では良い映画とは言えないと思います。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
高校生の時見てて、すごい大人な作品だなと思って見ていたが、その中でも色々と感じるものは多かった。素敵な作品。
と当時は思っていたようですが、
人間とは根本的には変わらないのかもしれませんね。
年収1000万稼いでいても、お金がない。老後が心配だと嘆くのが私の父です。
何より死を恐れていて、わたしには哀れに思えてしまいます。
自分は死の淵に何度か立ったことがあり、その時から死を恐れるというより、受け入れたのだと思います。
いつ死んでも良い。と
投げやりになったわけではなく、その時からただ一日一日を必死に生きることで精一杯なのです。
だからこそ、小さな幸せを感じることができ、日々感謝しながら過ごせているのかもしれません。
人それぞれ幸せの基準は違うとは思いますが、何かが欠けていたり、不足しているからこそ、幸せというのは体感できるものなのだとこの作品を見て改めて思わされました。
たつや さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ねっち さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
宮崎駿はおそらく自分のクリエーターとしての死を意識したのでしょう。カプロニはイタリアの航空機メーカーですが、ディズニーなんでしょう。イタリア、ドイツの高度な工業技術に憧れ、ただそれに追いつき追いつくことにまい進した人生は、つまりディズニーに憧れてアニメを作り続けた人生ということです。
愛する人と最期の時すら一緒にいられなかった。現実ではまだ奥さんは亡くなってはいないでしょうが、家族を省みなかった人生だった。
ただ、第2次世界大戦の終戦を迎えて、荒廃した風景にすべてが虚しくなります。何のための技術だったのか。ひょっとしたら今のアニメ業界に対する嘆きなのかもしれません。彼の目指すアニメとはまったく違った方向に進化あるいは退化してしまった現状。恐らく死を意識したことがあるのかもしれません。クリエータとしてでしょうけど。
ここで宮崎駿はアニメを作れなくなったのでしょう。年齢なのか時代なのかわかりません。自分のクリエーターとして情熱を失いかけていることを悟って、最後の力を振り絞って遺作を作ったように見えます。
声優に庵野秀明を使ったのは、後継者の指名なのか彼もまた、自分と同じ人種だということなのかわかりませんが、やはり、遺書的な匂いがする起用でした。
本作は、愛するものに対する贖罪あるいは後悔もあったのでしょうか。それでも、菜穂子は生きろといいます。カプロー二も同様です。それは一生アニメからは逃れられない呪縛でもあります。
さて、アニメです。関東大震災のところ、鳥肌が立ちました。地震をああいう風に表現したのを初めて見ました。世界大恐慌もですが歴史が宮崎アニメで初めて描かれたのではないでしょうか。堀越二郎をモデルにしたこともあわせて、宮崎駿が初めてリアルを作品に持ち込みました。
当時の上流階級、サナトリウム、日本家屋、航空機と工場や現場。どれも素晴らしい演出、演技、描写でした。また、夢の空間と現実が混沌としています。これは技術者=クリエーターは常に夢想していることを象徴しているのだと思います。
声優の起用の仕方も、この時代のどこかよそよそしいしゃべり方(小津安二郎的な感じ?)を出すのに、声優では駄目だと思ったのではないでしょうか。
菜穂子との愛情。切なかったですね。技術者の冷たいところではなく、なんとか菜穂子に何かをしてやりたいというジレンマが良かったです。簡単に書きましたが言葉にならないからです。宮崎駿作品では一番愛情が伝わってきました。
風立ちぬの題名からラストは当初からわかります。最後の菜穂子の笑顔。無垢とみるか作り物みたいとみるか。今も考えている部分です。
これは見る人に夢を与えるための宮崎アニメではありません。宮崎駿は、先ほどは遺書といいましたが、リアルな歴史や人物と組み合わせることで、おそらくは自分が生きた証として、自分の見てきた夢を、自伝を残したかったのでしょう。そうするためには、宮崎アニメを捨てなければならなかったのだと思います。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分的には100%純愛映画。
飛行機設計・戦争云々はギミックであり気にしなくて結構。
それよりも軽井沢編以降の二郎と菜穂子に意識を集中。
心持ち・互いへの熱量・空気感が絵を通して語りかけてくる。
視聴後は寂寥感に捉われるが、悪い気はしない。
ベターエンドなのだから。
{netabare}
============================
以下戯言なので無視して宜し
【(恋愛映画も)やれば出来る子じゃんパヤオ】
1.菜穂子すごい力(りき)入れて描いてるじゃん
-モデリング(細いけど胸があって肉感的でエロい)
-キスシーンあんなに艶っぽく描くこと出来たんだ
2.兎に角オシャレなファッション
-菜穂子(軽井沢でのワンピース・寝間着・ロングコート・
サナトリウムでのニット帽・打掛その他諸々)
-二郎 (仕事用のスーツと軽井沢での麻スーツ使い分け・
山高帽・ロングコートその他諸々)
3.赤色のはっとする使い方
-喀血と打掛の赤の艶めかしさよ
4.祝言の名シーン
-1連の5分ほどのシーンをロングテイクで撮影しているよ
うな錯覚に陥る、本作屈指シーンの空気感を感じよ!
(昔の名作邦画の様、アニメでこれはマジ凄い!!!)
※ 結果パヤオ映画で一番好きな作品と女性キャラとなった
{/netabare}
でも庵野は駄目だろう!!!!
2021年8月3日 追記
栞織 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ASKA さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ジブリの宮崎監督のアニメです。
堀越二郎という飛行機の設計技師の男の人の人生を2時間弱で描き切っています。美しい物語をジブリの作画で描いています。
また、大正時代の当時の文化を描いており、飛行機などの描写もとても精密に描かれております。とても、見てよかったと思える映画です。
ペガサス さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
零式戦闘機を設計した堀越二郎の半生に堀辰雄の小説「風立ちぬ」を重ね合わせ描かれた漫画を原作とする、宮崎駿監督、脚本のオリジナルアニメ。
2013年劇場公開、子供向けアニメを作り続けてきた宮崎が大人に向けて制作した作品である。
ダンテがベアトリーチェのために引用したホメロスの言葉。
「彼女は人間の男のためにではなく、まさに神のためにつくられた娘なのだ。」
地獄から煉獄を遍歴するダンテは詩人ウェルギリウスによって導かれる。
人間の愚行を地獄に見て、煉獄の頂上に辿り着いたダンテの前に、遂にべアトリーチェが現れる。
ベアトリーチェとは超越的な愛の具現者である。
煉獄からさらに上昇するのは、詩人の言葉の力ではなく、愛の力でしか叶わないということ。
ダンテはベアトリーチェにより天国へと導かれるのである。
このアニメには慈悲がある。
それは大東亜戦争により散っていった御魂たちが救済を求めているかのようでもある。
敗戦により負った日本人の精神のトラウマは相当なものだったのだろう。
だからこそ人間の愚行を許して導こうとする、あの奇跡のようなラストは儚くも美しく感動的なのである。
主人公の二郎はどこへと導かれたのか。
人間は無知で愚かであるがゆえに、煉獄で生き続けなければならない。
それでも救済というものが確かにあることを、ここに見るのである。
日本人の精神が宮崎駿を依代として、このアニメを作らせたと言っても過言ではない。
ここにアニメという表現方法の一つの極限を見た思いがする。
宮崎駿という天才が辿り着いた成果として最後の作品に相応しい。
追記
主人公の二郎の声優を庵野秀明がやっているが、もしかしたらこのアニメはエヴァへのアンサーでもあるのかもしれない。
エヴァでは魂の救済を人類補完計画として壮大なビジョンで描くのだが、宮崎はそれを「飛行機が飛び立つ」というワンシーンだけで表現する。
これは魂が昇天するシーンとして見ることができる。
そこは昇天する者と地上に留まる者の分水嶺でもあるのだろう。
戦後が終わり時代が変わろうとしているこの時期に、日本人の集合無意識を代弁するかのようなこのアニメが作られたのは偶然ではあるまい。
もぐもぐ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
BLEU62 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ジブリ映画、食わず嫌いは良くないですね。
ただ、声優さんの起用には?ですが・・・
tomledoru さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
jboy さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ちゃ さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ISSA さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Jun さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
fuushin さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
映画館で視聴しました。
ジブリ作品の魅力は様々ですが、この作品もなかなかいいと思います。
いろいろな評価もあって、というか、いろいろな評価を引き出すことが目的のような作品です。
宮崎監督からの問いかけのように思えます。
私は、そこが一番面白く感じます。
宮崎氏、「もう引退するよ」って宣言していましたが、今後、映画つくりができなくなってしまうと評価も評判も生まれてこなくなりますよね。
それは、淋しいですよ。
なんで、あれだけの数の作品を世に生み出し、供給し続けてきた人が、この作品で打ち止めにできますかね。
およそ、モノづくりに携わる人(特にクリエイターといわれる人たち)は、自分の作品が、まずは自分に納得ができるかという関心があります。
では、納得ができたら、それで次の作品を手掛けようかって思わないかといえば、それは素人でもわかることです。きっと思わないです。
自分のやりたいことがあって、それがやれてきていて、それなりに(というかハイレベルな)足跡を残せて、これからもやれる環境や条件があって、まだ、体力も残っている・・。
となれば、あとは、宮崎氏の創作意欲だけです。
きっと、またぞろよろしく宮崎氏の無限の宝庫から、新しい作品のエッセンスが湧き出してくるはずです。(現にそうなっていますが)
映像技術がどんどん進化・拡大し、それを引き継ぐ若い技術者集団も育ってきている。視聴者側の目も肥えてきている。
インターネットという技術によって、世界はどんどん狭くなり、文化は国境を越えやすくなってきている。
クリエイターが、自分自身を発露できる機会も場所も増えてきている。
現に、昨年大ヒットをはたした新海誠氏の初期作品「ほしのこえ」のような個人製作作品が、このタイミングで世に出てきたことも、その証明になっていると思います。
さて・・前振りはこの程度にして、この作品について述べてみたいと思います。
まず、多くの方が指摘されているように、私も、宮崎氏のクリエイターとしての長年の生きざまがこの作品に込められていると思います。ですから、当然、この作品は、宮崎氏のフィクションです。
宮崎氏の生きざまを、「堀越二郎という人となり」にかぶせて表現するのが、宮崎氏の感性に一番近かった。そう思います。
堀越二郎は、たまたま、あの時代の人だった。
でも、宮崎氏は、反戦の立場も持っていらっしゃるので、その立場をアピールするにも都合よかったのではないかと思います。
宮崎氏のメッセージは、
1、好きなこと(自分を活かす道)を見つけること。
2、好きなことを後押ししてくれるのは「夢」。
3、それが、手に届くと信じて、すべてに優先して、突き進むことが最上。
4、その価値は、生きる喜びを与え、分かち合うことにある。
そう、感じます。
そういう視点で、この作品を観ると面白いんじゃないかな。
ただ、さすがに最後の作品ということで、入れ込みようは半端ないと思います。今までのどの作品の水準の「上の上」を狙っています。
特に、絵コンテの書き込みようが圧巻です。もちろんトータルに凄いです。
何度でも、微に入り細に入り、観てほしいです。
そうですね、例えて言えば・・。
鍼灸師さんの技っていうのかな。
熟練した鍼灸師さんは、鍼を身体に打つ時に、物理的には1ミリなんですが、そのたった1ミリを1000ミリに引き伸ばして、患者さんに一番効果のあがるポイントに止めることができるといいます。(神技ですね。)
この作品にもそんな感じで、ちょっと深めに観て、感じて、受け止めてもらえると、とっても面白く観られると思います。
そういうわけで、観る側の人に、そういった審美眼が必要です。知覚力って言ってもいいし、観賞眼っていってもいいしね。
それくらい、映像美が練り込まれている作品だと思います。本当に作画が半端ないです。
さて、堀越が追及してやまないのは、「彼の眼に能う飛行機」です。
たまたま時代が求めたのは「戦闘機」でしたが、その戦闘機の中にも、堀越は「美しさ」を求めました。
堀越にとって「美しさ」は、「速さ」であり、「軽さ」であり、「強さ」であり、「丈夫さ」であり、何よりも、「理屈にかなった最上の造形美」であったと思います。
堀越の技術者魂は、すべてが「美しさ」に昇華し、結実されなければならなかったはずです。
堀越の夢は、それを具体化するアイディア、アイディアを具現化する設計と製造技術、そしてパイロットの腕がそろって叶います。
堀越は、「美と技術」の結晶が、その目的が戦闘に使われ、そして、人の生き死にに直接関与するだろうことがわかっていたとしても、その領域に触れることは、堀越の「夢の範疇の外」だったと思います。
スクリーンからは、彼の悲しみは伝わってはこないのですが、その感情を押し殺していたのではないかと想像できます。
堀越は、自分のやるべきことを、ただひたすらに追い求めた。そうすることしかできなかった。そう思います。
また、菜穂子も、そのことを十分に理解したうえで、みずからの美しさを精一杯堀越に示していました。
自分の命の限りが近づいていることは、わかっていたはずです。
だから、今できることのすべてが菜穂子の生き方だったと思います。
それは、スクリーンで確かめることができます。
先に旅立つうえで、最も美しい自分を堀越に見せることは、菜穂子の儚くとも最大限の乙女心なのでしょう。
また、堀越の愛を一身に受け止めたいと思う心情も、きっと、堀越の「美の領域」のスキマにも入れないであろうことも覚悟したうえでの思いであったと思います。
菜穂子の最後の言葉は、 {netabare}「生きて。」 {/netabare}でした。
世の中も、自分自身も、「死」に向かう世相の中で、堀越の夢である美しい飛行機作りが、やがては「生」きることの喜びを産み出してほしいという彼女の願望と、やがてはたくさんの人々の幸せにつなげていきたいという堀越の夢を知っていたからでしょう。
そうはいっても、菜穂子の存在と生き様が、堀越の夢の下支えになっている背景があることが表現されていることで、彼の人物像に様々な評価が与えられることは、避けることはできないことでしょう。(とくに、女性目線からですが。)
ただ、私が感じるのは、もしも、堀越があの時代に生きていなければ、そして、まったく別の世界に生まれていれば、と考える時、「美と技術」のすべてを打ち込み作り上げた作品の一つに「メーヴェ」があったと思うのです。
叶うなことなら、戦争という時代の必然から生み出される飛行機ではなく、平和な世界で、ひとびとの幸せに寄与していく飛行機を作ることができていれば、もしそうであれば、彼の生きざまはもっと違うものになっていたかもしれません。
宮崎氏が、反戦を基としていながら、しかし、戦争に加担するかの如くの立場の堀越を用いる作品に、自分の生きざまを投影するのは、一見、矛盾しているかのようにも見えます。
でも、宮崎氏の示すこの矛盾こそが、この作品の狙いであると思います。
そういう矛盾のある世界は、宮崎氏の作品の通奏低音でもあるからです。
多くのジブリ作品が、幼児、女児、少女、そして大人の女性から老女(失礼!)、異形の者まで登場させてきたのは、彼らが、さまざまな社会と歴史の中で、その身において、最も多くの矛盾を抱えさせられてきているからだと思います。
そして、今なお現在においても、弱者を巡る環境はそれほど変わってはいません。
ただ、彼らの周りには、お父さん、お母さんがいました。お婆ちゃん、お爺ちゃんがいました。友人、知人、近所のおじさん、おばさんがいました。
彼らは孤独ではありませんでした。そこに安心と救いがありました。
ところが、この作品は、菜穂子は途中で退席、加代はあまり関与しません。
そこは、新しいアプローチのように感じます。
しかし、宮崎氏にとって、切るに切れない存在、この世で最も美しいに値するのは、女性であることは間違いようのないことなのです。
でも、この作品の主人公が堀越である以上、美への追及は、宮崎氏のこだわる女性で進めることはできません。そこで、「美しい飛行機づくり」というモチーフに置き換えられたのだと思います。
男は、せいぜい、美しくある造形物を呻吟しながら作り出すしか能がないのです。
どんなに頑張っても、命というこの世に唯一無二のものは産み出せないのです。(医療技術で、少しお手伝いできるところまでは来ましたが。)
そこで、一つ考えてみました。
男性、女性という枠を外した時、そこに見出だされるのは、ただの人間です。
人間、おおかたの運命は避けられません。受け入れるしかないことも多々あります。
女であり男であること、日本人であること、この親の子どもであること、この子どもの親であること、この年齢であること、この身長であること、
まぁ、8割がたは変えようはないですね。
でも、あと2割ほどは変えられます。
住む場所、仕事先、生活様式、体重・・・はぁ、あんまりなさそうですねぇ。
しかし、この作品から感じ取るべき「変えられるエッセンス」は、そういった外見ではなくて、内面を変えることです。
「こころざし=志」です。
志は、自由に変えることができます。
夢、と言い換えてもいいかもしれません。
目標、といってもあながちはずれてはいないでしょう。
なんなん、そんなこと? 何言ってるのぉこのヒト、阿保?って思われても仕方ありません。汗。
ただ、宮崎氏が堀越の生き方に重ねてアピールしているのは、人生は一度きりで、何をおいても、その命を、時間を、お金を、労力を、好きなことにとことんかけてみることはどうですか?っていうことだと思うのです。
私は、個人的に思うことは、好きなことにチャレンジするとき、けっこう障壁になるのが、親の考え方だと思います。
親は、親の思考の範囲でしか判断できませんから、子が好きなことに進むときに、最初に不安が立つのが自然です。
子どもは、普通は親よりは世間を知りません。ここがミソです。親よりはってこと。
でも、親よりも知識があり、実績があって、人脈があって、影響力のある社会人もまた、世の中にはゴマンといます。
そういった人たちとつながるためには、親の影響力から脱すべきタイミングは考えておくことも大事なんじゃないかなって思います。
それは、直接は、家から出ることだと思ってもらってもいいです。
が、根本的には、親から知らず知らずに受け継いできた「概念」からの脱却です。もちろん、全部捨てる必要はありません。温故知新ですね。
言い方を変えれば、「因縁」からの脱却ともいえるかもしれません。良い因縁も、悪い因縁も、一旦はひっくるめて横において、自分の生き方とその選択、そして覚悟をとことん見つめることだと思います。
宮崎氏も、堀越も、言ってみれば「超然」とした存在です。換言すれば「本物」です。
その宮崎氏が、堀越という人物を通じて「私はこういう生き方をしてきました。こういう生き方はどうですか?この作品を通じてあなたは何を感じ、どう思いましたか?」と問うているのが、私は、正しい受け止め方だと思っています。
「千里の馬も伯楽に逢わず」という故事があります。
意味はつぎのようです。
一日に千里を走るような名馬はたくさんいるが、その才能を見抜き充分に能力を発揮させる伯楽のような人は、いつもいるとは限らないこと。
転じて、
いつの時代にも有能な人はいるものだが、その才能を見抜き、発揮させてくれる人と出会えることは滅多にないということのたとえになります。
「伯楽」とは、今の中国の春秋時代の名馬を見分ける鑑定名人。
(故事ことわざ辞典より抜粋しました。)
この作品では、伯楽は、宮崎氏と堀越二郎になります。
夢は持つもの。叶えるもの。
日本には、それを実践してきた伯楽がいる。それを今、実践している伯楽があまたいる国です。
そういう時代にいる私たち。
さぁ、手を伸ばそう。チャレンジしない手はないだろう?
そう、語りかけてくる作品のような気がします。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品が、皆に愛されますように。
藤乃 さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 1.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
宮崎駿監督・スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。
作画はやはりキレイですが、主人公の声が人物と乖離していて違和感を感じるし、演技が酷すぎて目も当てられない。
さすがに庵野監督を主役に抜擢したのは理解できなかったです…
ストーリーは起伏がない上に主題が見えてこないので退屈。
飛行機の設計をメインテーマにするとしたら、主人公の苦悩の描写がほとんどないので物足りない。
恋愛だとしても、主人公は病気の奥さんの前で喫煙したり、見舞いにも行かず全然大切にしないので好きになれない。
結局、この作品が何を伝えたかったのか良くわかりませんでした。
唯一良かったのは、ED:松任谷由実さんの「ひこうき雲」ぐらいかなぁ
M.out さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
私はそれほど、ジブリを観てこなかった。しかし、それは日本人としてどうなのか? ということで視聴。
これは、子ども向きではない。更に、大戦がどういう運びで行われたか、などある程度の教養、がないと観れないかもしれない。
それでも、これは凄い。
基本的には、ただ一心に「飛行機を作る」という、ジャンプ的な話だ。風に背を押されて、ただひたすらに作ることだけを夢見る。それが心底美しく写る。しかし、物事はそうそう順調にいくものではない。愛人の病や、社会の情勢の中、それでも作り続ける。
{netabare}
そこまでして、完成させた戦闘機は大戦という嵐の中で、全てが地に落ちる。何事にも負けずに、ひたすら進んできた先に報われない結末を遂げるのだ。
しかし「生きねば」だ。こんな社会であるが、生きねばならない。
報われない結末に、ほんの僅かの救いがもたらされる。その儚さと美しさに、心を持っていかれる。
{/netabare}
退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
公開当時、映画館で鑑賞。
正直、宮崎駿監督嫌いでした。
ナウシカの漫画は好きですが。(自分的最高傑作)
この風立ちぬもどうせまた、千尋みたいに最低だろ?
と、たかをくくっていいたため、2回映画館で見る羽目になりました。
押井守監督も評価していたのですが、
青年であり、宮崎駿監督そのものを投影しなければならないキャラクター、
逃げも隠れもできない、宮崎監督自身が主人公です。
しかもそれを自分の愛弟子、自分の子供の結婚式の司会もやってる
庵野秀明に演じさせる徹底ぶり。
これはある人には不快ですが、
押井守は映画とは欲望の発露、監督のエゴを押し付けることを
大変に評価しました。
私も同感です。
逆に主人公がリアルすぎて、ヒロインに話しかけてるシーンで
こいつ空想の女に話しかけてる、とちょっと引くほど感情移入しました。
好きなエピソードは庵野秀明の嫁さんが試写会で号泣したそうで、
あぁ私はこういう仕事人間に恋をし結婚したんだと。
今のところ映画館で観た映画で一番と評価している映画のひとつです。
狗が身 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
tinzei さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
友達に誘われて観に行った、この作品以降に大ヒットしたジブリ作品ってない気がする。
基本的にジブリって「子供向け、ただし大人向け裏テーマあり」ってイメージだったけど、この作品はもろ大人向け、子供は寝ちゃうんじゃないか?
ストーリーは実話を基にしている、なので登場人物も実在の人物が多いし最初の転換期として関東大震災が描かれている、ただ火垂るの墓みたいに人の死をリアルに描いてはいないから事象の一つとして観れる。
戦争関連映画に見えるが今までのジブリ映画ほどあからさまな啓蒙はない、むしろ主人公の「夢」的なものがテーマになっていて戦争はあまり描いていない。
そしてもう一つテーマとなっているのがメインヒロインとの恋愛、どうやらこのヒロインはオリジナルキャラらしい、{netabare}まあ持病もちで最後に死んでしまうんだけど。{/netabare}
ジブリだし声優が俳優女優なのはわかるけど、さすがに庵野監督を主役に抜擢したのは理解できなかったな。
余談だけど銀魂の「あれ勃ちぬ」は吹いたwwwww
みいちゃん さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
まずびっくりするのが主人公があまりにも棒読みなところ。
庵野さんでてくるのはいいけど、主人公にするのはやりすぎでしょ・・・
見どころであるはずの恋愛シーンも、帽子を受け取っただけで何故かお互い好きになる超展開。
この作品で伝えたかったことはなんだ?
いつもは面白いと、作り手の伝えたかったことなんて気にしないんだけど、特別面白くもないしジブリってところで裏があるようで考えてみたくもなってしまうね
また金曜ロードショーで見る機会とかあったら改めてこの作品の良さを見つけににらめっこしてみようかな
でんどうず さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
DB さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
色々な見方のできる作品だと思いますが、楽しく見れました。誇張表現も気持ち悪くなるほどではなく、宗教観やメッセージ性も上手く隠されていたと思う。ただ残念なことにワクワク感や視聴後の清涼感はあまりなかった。・・・う~ん、今の自分には到達できない場所かもww
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かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか?イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。この映画は、実在の人物、堀越二郎の半生を描く──。堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて。生きねば。(アニメ映画『風立ちぬ』のwikipedia・公式サイト等参照)
庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎
原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、音楽:久石譲
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月12日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年7月16日
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放送時期:1995年7月15日
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放送時期:2017年7月1日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:2002年7月20日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:2006年7月29日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:1986年8月2日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:1995年7月15日
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放送時期:1989年7月29日
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