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「シュガー・ラッシュ(アニメ映画)」

総合得点
69.5
感想・評価
131
棚に入れた
846
ランキング
1802
★★★★★ 4.1 (131)
物語
4.1
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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シュガー・ラッシュの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

彼女が俺を好きでいてくれるなら、悪役も悪くない…。

途中からずっと号泣状態。まずシュガーな世界の創造の時点で素晴らしい。ゲームの世界や、お菓子の世界を思いつく人は誰でもいるだろうが、それをここまで見事に楽しく作れる人たちはそういまい。



さらに魅力的なキャラ。主役の二人以外でも、フィリックスと女隊長だけでも5億点。そして最もスイートなヴァネロペが最高過ぎる!。そのうえ伏線回収の妙まで揃えているなんて。最後に言うまでもなくラルフの自己実現の物語としての見事さよ。


鶏が望ましいからって、羽を生やして空を飛ぶことはできない。自分は自分自身にしかなれない。


「君はそのままで良い。しかし、今のままじゃ駄目だ。」


自分自身であることを受け入れ、その可能性を磨き抜くことが人の生の意味。

投稿 : 2024/07/11
閲覧 : 328
サンキュー:

19

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ターボする」ってなんだよ?

電気信号だけで形作る生命体、アーケードゲームのキャラクター達。
人間の脳神経、シナプスの電気信号で「人間の意識」が作られているなら、電気信号だけの生命体もあるのかな?


アーケードゲームのキャラクター「悪役のラルフ」。
ラルフは悪人ではなく、ゲーム内の役で「悪役」を演じているだけ。
しかし同じゲームのプレイヤーが操作するキャラの「フェリックス」やモブキャラのビルの住人達は、自分達が「ゲーム内の役を演じている」事を余り理解できていない模様。
最悪なことに、フェリックス達はゲーム外で日常的にラルフを虐待する。
途中でラルフが居なくなったことでゲーム進行不能に陥り、「ゲーム機廃棄」の危機を迎えたが正に自業自得。


ラルフの逃避行は面白かった。
意味のない(価値がない)メダルを求めて大冒険。
逃避先のゲームの住人「ヴァネロペ」とのやり取り。
メダル奪取に固執する余り「自分も“自分を虐待していた嫌な奴ら”と同じ事をしているのでは?」と気付くラルフや、悩んだ末のラルフの選択など、魅せる話しも多くて良かった。

とにかく、ぶっ飛んだ設定が楽しい作品だった。


しかし日本のゲームキャラが沢山出ていたが、権利関係はきちんと処理されているのだろうか?
ディズニーは「理不尽で意図的な、悪意に基づいた違法行為」を平然と行う。
例えば『ジャングル大帝』を堂々と盗んだ『ライオン・キング』。
盗人猛々しいディズニーは、何をするか分かったものではない。

投稿 : 2023/12/03
閲覧 : 90
サンキュー:

1

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最近、ハリウッド映画もオタク向けが多くなった

ディズニーもそうだが、スピルバーグにしてもアメコミにしてもオタク向けが多くなって大ヒットしてるハリウッド映画だが、「シュガーラッシュ」ももちろんそのひとつに数えられる。

古今東西の日本でも馴染みのあるゲームのキャラクターが、ハリウッド映画でしかもディズニーが看板を背負っていることで、日本のゲーム企業もこぞって宣伝のために無料でも使ってくださいと言うだろう。

時代は本当に変わったと思うのと、それ以上によりグローバルになることによって宣伝一つで世界的に大ヒットが望める時代になっているところもまた面白い時代に突入したと思う。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 381
サンキュー:

9

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲームの世界の物語。

ディズニー、ピクサー製作の3DCGアニメ。
舞台はゲームセンターのゲームの世界で、ゲームのキャラはゲーセンの閉店後にキャラ同士で集まったりしています。トイ・ストーリーのゲーム版です。
ゲームの画面は2Dのレトロゲーだったり最新のFPSゲームは3DCGだったりとゲームによって作画が違って、しかしゲームの裏側になると3DCGになったりでも元の2Dのレトロゲームは動きがカクカクしてたり意図的にレトロゲーの雰囲気を出してたりで芸が細かいです。

このアニメの主人公はゲーセンの中でもレトロな2Dアクションゲームのフィックス・イット・フェリックスの"悪役"のラルフで、ヒーローになりたいと自分のゲームを飛び出してひょんなことから3Dレースゲームのシュガー・ラッシュに迷い込みヴァネロペという女の子と出会います。そこから2人の冒険がはじまります。

最初に言った通り現実のゲーセン、それぞれのゲームが描かれてそれぞれ雰囲気も違うのでそれぞれのゲームも面白そうに描かれています。
ラルフもゲームの中では悪役ですが、実際いいやつに描かれており好感が持てます。ゲーセンとかゲームが好きな人にも楽しめると思います。

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 230
サンキュー:

11

World さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ディズニー作品で一番好き

面白かった。

キャラクターは可愛らしくコミカル。表情や動きを見ているだけでも十分に楽しめるレベルのクオリティ。
ストーリーは、大人も子供も楽しめる丁度良いバランスの内容。子供は少し考えながら見れて、大人は頭空っぽで楽しめる。
ユーモアセンスも相変わらず◎。それによってシリアスも映えていた。
ゲーム世界ということもあり、日本人に馴染みあるキャラクターが数多く登場したのも良かった。

そして一番凄かった所。圧倒的なCG技術によって作り出された広大な世界観。
実際思い付いても映像に出来ないだろって感じの内容が、凄い自然にさも当然かのように映像化されている。ビックリ。
正直映像だけでも見る価値あるかもしれない。
大人になってディズニー映画見たのはトイ・ストーリー以来だったけど、ここまで凄いんだなと度肝を抜かれた。
後、個人的にはミュージカルみたいに途中で歌って踊ってというのが苦手なので、それが無いのは助かった。

ディズニー映画は子供が見るものと思っている人は、是非一度見るべき。オススメ。

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 285
サンキュー:

8

ネタバレ

エイジ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全体的にはおもしろかったよ

個人的に少し後味悪かった
あんなにラルフ頑張ってたのにお姫様別ゲーに浮気かよってね

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 272
サンキュー:

1

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲームの悪役だってヒーローメダルが欲しい?→TURBOしちゃえば良いのさw

ドット絵、8-bit音源、レトロゲーム……。
ゲーム業界でもすっかりジャンルとして定着した感のある懐古趣味は
日本だけでなく米国や世界でも根強い印象。

ゲームセンターの裏側。“営業”を生業とするゲームキャラたち世界。
“悪役”主人公のヒーロー願望に起因する
プログラム逸脱から巻き起こる一連の騒動を描いた、
2012年作のディズニーCG映画も、こうした風潮の一端と思われます。


最新の技術で、カクカクした往年のゲーム世界を表現してみせる。
これ位はクリアして当然のボーダーライン。
それを土台に、スイーツなファンタジーレース世界は柔らかくデリシャスに、
ハードSFシューターでは甲殻にエッジを効かせて……。
新旧、硬軟織り交ぜたCG作画構成、音響で、
エンターテイメント性を実現してこそ世界標準。

そう言わんばかりの、質感自在なディズニーの演出には、
異なるゲーム世界を行き来し、混ぜこぜになるカオスな状況を描いても尚、
世界観が破綻せず、むしろ遊び心も差し挟む余裕と貫禄を感じます。

隠しキャラ、隠しコマンド、バグ技……。
レトロゲーマー心をくすぐる諸要素を適宜トッピングしつつ、
真のヒーローとは何か?という王道を語るシナリオ展開もお見事です。


そんな中、グッと来るのはやはり、
夜な夜な開催される、ゲーム世界・悪役の会。
主人公悪役キャラの不遇を慰める面々は、
ゲーム業界・悪役サミットと言って良い豪華な顔ぶれ♪

{netabare}俺もヒーローになりたいとのラルフの人生相談に、
『ストⅡ』のベガがTURBOすれば良いと答える件は、
プレイアブルへの願望が倍増する含蓄あるやり取りでニヤニヤが止まりませんw

(その傍らで悪役のクセにパーティーやカートレースやテニスやゴルフで、
メダルやトロフィーを乱獲している事実を黙秘している亀の大魔王は中々に腹黒いですw){/netabare}


今のゲーム業界を嘆く、懐古にありがちな毒が仕込まれているのも本作の特徴。

暴力的なゲームの傾向を嘆く本作のブラックジョークを見ると、
ゲーム内でも銃乱射が続くことへの疑問が、
米国人にもあることを窺い知ることができて、何だか安心します。

だからと言って、本作においては、お菓子なファンタジーレース世界もまた、
陰謀渦巻く、砂糖に覆われた闇ですがw


今月、およそ6年ぶりに公開される続編『~オンライン』では、
美味しそうなグラフィックの中に、果たしてどんな毒針が潜んでいるのでしょうかw
オレオでも摘まみながら、とくと味わってみたいと思います♪

投稿 : 2018/12/11
閲覧 : 476
サンキュー:

24

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公ラルフとヴェネロペの右隣にいるFix-It Felix Jr.とカルホーン軍曹がたまらなく好き

ゲームセンターの筐体ゲームと延長コードの中が舞台になっている異色のディズニーアニメ。
企画力の勝利ですね。
見知ったキャラクターが出てきたり、懐かしいお菓子の名前が聞けて感激。

折角なので日本のゲームコーナーによくいたハローキティのポップコーン屋さんから、ハローキティさんも出してあげようぜ。きっと楽しくなると思うんだ。

投稿 : 2018/09/25
閲覧 : 333
サンキュー:

5

ザカマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公より強いブランカ

子供っぽさ 4.0
感動 4.0
お菓子の甘さ 5.0
ブランカの強さ 100

投稿 : 2018/08/10
閲覧 : 325
サンキュー:

1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【美女と野獣】全米のロリコンが泣いて喜んだというコレ【幼女とおっさん】(つまりオイラも泣いたわけだが)

ゲームの世界を舞台にしたディズニー映画
任天堂、セガ、カプコン等、実在のゲームのキャラクターもカメオ出演しているのでそれ目当てで観ても十分おもしろいですb


レトロゲーム『Fix it Felix』の悪役、ラルフは30年という稼働時間の中で悪役として働くことに既に疲れ果てていました
他のゲームに介入することは「ターボする」という合言葉の元、ゲームの世界最大の禁忌であったが、ある日その掟を破ったラルフは他のゲームの世界を往来し悪役の自分でもヒーローになれる世界を探し始めました
彼が辿り着いた先、レースゲーム『Sugar Rush』ではゲームのバグとみなされ他のキャラクター達から爪弾きモノにされていた少女、ヴァネロペがそれでもレースで1位になりたいと孤軍奮闘していました
ヴァネロペとラルフは紆余曲折ありながらも友達として互いを支え合い、協力してレースで1位を取ることを誓い合う
しかし『Sugar Rush』の王、キャンディ大王からバグであるヴァネロペの勝利はゲームの世界の崩壊を示すことになると告げられたラルフはヴァネロペを裏切る形で別れてしまう
そんな矢先、ラルフが連れ込んでしまったFPSゲームのモンスター、サイ・バグが『Sugar Rush』で大暴走をしてしまい・・・


レースシーンやアクションシーンの迫力もさることながら、まず目に止まるのが前半でラルフが訪れる「悪役セラピー」
これが面白いですね
ザンギエフ、ベガ、クッパ、ドクターエッグマン・・・
ゲーム界の名立たる悪役達が輪のように並べた椅子に向かい合って座り、お互いの悩みを赤裸々に喋る・・・
あまりにもシュールすぎるw
流石のリッチ・ムーア監督、この時点で既にディズニー映画としてはアウトロー過ぎることをやってのける!そこにしびれるっ!!あこがれるぅぅぅ!!!


そしてなにより今作の魅力はカップリングですよw
男勝りなカルホーン軍曹に対する3頭身フェリックス、これはまだ序の口
極め付けはやはり乱暴者の大男ラルフに対する小悪魔的幼女ヴァネロペ
爪弾き者同士、肩身狭き者同士身を寄せ合う二人
やがて芽生える友情、それを超えた何か・・・
これは凄いw
ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』、或いはリュック・ベッソンの『レオン』を思い出す胸が締め付けられるような組み合わせw
おっさんと少女というこのフェティシズム溢れるカップリングをディズニーがおkしてくれるとは、よか時代になったもんすねぇw


ラルフの吹き替えは山寺宏一、ヴァネロペは諸星すみれちゃんということで、リアルおじさん、リアル幼女のベストキャスティングも素晴らしい
こんなにも満足のいった吹き替えキャスティングは初めてです、凄い


近年、ディズニーも少しアウトローな方に寄った作品が増えてきていますが、今作はかつてのセオリーを逸脱しています
まさにディズニー映画の最左翼
特に手放しのハッピーエンド、ではない独特の結末には拍手です


いやぁいい映画、ディズニーを見直した1作でしたb

投稿 : 2017/01/11
閲覧 : 1206
サンキュー:

29

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヒーローになりたい悪役のラルフが壊したいものってなに?

80年代のアーケードゲーム「※1Fix-It Felix」の悪役ラルフと映画オリジナルゲーム「※2シュガーラッシュ」の仲間外れの女の子キャラ"ヴァネロペ"が主人公の映画。

古きよき80年代ゲームから近年発表されたゲームのキャラに至るまで、多数の※3ゲストキャラが端役で登場します。

久し振りにディズニーアニメを見ましたが、特徴的と思った点をあれこれ。

第一に挙げられるのは、子供と対等な立場の大人が登場するという所。これはアメリカのホームドラマとかでもそうですが、大人が子供に合わせて"あげている"のではなく、あくまでも自然に、友達に話しかける様に子供と同じ目線になって会話するのです。日本のアニメでもこの様な光景をたまに見かける事が出来ますが、ジャンルが限定されていて、ギャグアニメに集中している傾向がある様です。この場合、大人は往々にして子供よりも劣った存在として描かれます。シリアスなドラマにおいては尚の事そうですが、日本のアニメでは大人と子供の役割に明確な線引きを設けている事に気付きました。

もう一つは子供を決して素直な良い子に描かない点が挙げられます。子供は子供らしく、ちょっとワガママに描かれているのです。何かと大人と競争したがって勝って喜んだり、説教染みた事を言われると鸚鵡返しをして反撃したり、無視したり、命令したり‥。作中でラルフの被った様な愉快?な災難は子供と係わった事のある人なら多分一通りお馴染みのもので、あるある話として納得する事が出来るのではないでしょうか? 威圧感の無い大人を前にした時の子供の尊大な態度(子供にもよると思いますが)をよ~く表現出来ていると思いました。国は違えど子供の行動って似てるんですね~(笑)

日本のアニメでも以上の2点を概ねクリアーしているものはありますが、このアニメを見た後だと、何となく子供の描写がきれい過ぎて、理想化されている傾向がある様に思い返されます。もっともキャラ表現が現実のものと近ければ近いほど良いとは言い切れないので、どちらが正解という話には出来ませんが、子供の感情表現の精密さについては目を見張るものがありました。

それとCGについて、一昔前の不自然な光沢感のあるキャラ表現とは一線を画しており(わざと古い表現を採用しているキャラもいますが)まるで実写のクレイアニメを見ている様で、柔らかで落ち着いた色彩、造形には親しみを覚えました。現在放映中の日本のアニメ「にゃんぼー」を見た時にもびっくりさせられましたが、こういった技術は日々目まぐるしく改良され、長足の進歩を遂げている様ですね。"CGアニメ"と一括りに出来ない時代がやって来ていると感じました。

全体的に見ると、子供でも容易に理解出来る内容の物語でありながら、伏線の張り方や演出に隙が無く、非常に細やかな作りのアニメという印象でした。表層は単純そのものですが中身は高性能。持てる物をさらけ出すのではなく封じ込める作風、こういうのをcoolという言葉で表現するのでしょうね。‥多分(笑)

子供ならヴァネロペを通して共感を、ラルフを通して大人の不器用な優しさを、大人ならラルフを通して自分の立ち位置を、ヴァネロペを通して子供時代に置き去りにしてきた純粋さを見つめ、自分の中に欠けているものに気付かされるのではないでしょうか? この映画を通して子供も大人もほんのちょっとでも成長出来て、優しい気持ちになれたらいいですね。


人は大人になるに従って自分にとって必要な知識を取捨選択して、思考すべき事の優先順位を決めてしまう事があります。その序列の下へ下へと追いやられていく知識は知らず知らずの内に印象をおぼろげにし、いずれ忘却の彼方へと隠れてしまいます。そうしていかめしい大人が一丁出来上がりという訳です(汗)

でも子供にとって、えばっているだけの大人というのは怖くてつまらなく見えるもの、そこには対等な関係は生まれません。わたしとしては、なるだけ子供と同じ目線で考え、喜びも悲しみも共有出来るラルフみたいな大人でいたいものです。大人の威厳? まぁ二の次ですね‥そういうのは(笑)

ゲームというテーマは大好きですが、CGがあまり好きじゃなかったし、ディズニー映画からも長らく離れていたので、視聴前、今のわたしに楽しめるのかな?とかちょっとばかりの不安はありましたが、杞憂でした。‥でもまさか泣かされてしまうとは!!

ところでこの「シュガーラッシュ」原題が「Wreck-It Ralph」となっており、邦題とまるっきり違うんですが、スラングのWreckは"破壊する"延いては"ぶち壊す"というちょっと乱暴な意味があり、悪役である自分の立場に不満を抱いているラルフが、煮え切らずうじうじしている自分自身をぶち壊すというニュアンスも込められている様に私には感ぜられました。

古典的ゲームというのは大体の場合、勧善懲悪ストーリーを活劇を通して面白おかしく擬似体験するものが多いわけですが、当然の事ですが、ゲーム内ではヒーローもヒール(悪役)も等価値で、いずれも欠けてはならない存在です。むしろプレイヤーの分身たるヒーローはただの器に過ぎないので、没個性キャラでも何ら問題はなく、悪役にこそ確固とした魅力のあるキャラクター性が必要だったりします。

正義役とか悪役とか現実の世界では存在しませんが、人の個性は多種多様、どっちが上だとか下だとか、良いものとか悪いものとかで人を分けず、それぞれが何かを担っているという事、個々の持つ掛け替えの無さを見据える目は大切ですね。ヒーローになりたい悪役のラルフがどうやって変え難く替え難い自分の立場と向かい合ったか、羨望にしがみついていては到底行き着けないヒーロー像がそこにはありました。是非ご自身の目でご確認下され。ディズニーアニメを食べず嫌いしている人にこそお勧めの映画です。

山寺宏一さん、諸星すみれさんなどが熱演する日本語吹替え版もイイ!

親しみ深いゲームキャラが画面内で喋っている風景は結構楽しいもので、芋づる式に「ピクセル」も観てしまいました(笑)


※1:この映画を見るまで、このゲームの事知らなかったのですが、日本のゲームで言うと画面を見る限りでは「クレイジークライマー(1980年)」+「ドンキーコング(1981年)」+「レッキングクルー(1984年)」という趣のゲーム。(レゲー好きでないと全部知っている人あまりいないと思うけど)作中の説明に従えば1982年に稼動が開始された「Fix-It Felix」は、先に挙げた3つのゲームの発表のちょうど真ん中くらいの時期に当たります。当時の日本とアメリカのゲーム業界がお互いに強く刺激し合っていた事が伺える面白い発見でした。因みにこの映画の原題はゲーム内のラルフの台詞"I'm Gonna Wreck It!"から一部引用した「Wreck-It Ralph」であり「Fix-It Felix(直せフェリックス)」と対になっていたりもします。芸が細かい‥。

※2:映画オリジナルゲーム「シュガーラッシュ」の元ネタは多分「マリオカート」。赤コウラみたいなアイテムとか、レインボーロードとかもあって、かなりまんまな印象でした。でもフィールドもカートも全てお菓子で出来ています(笑)カート工場でマイカートを作るシーンとか、実際のゲームにあっても面白そうだな~とか思いながら見てました。他ゲームネタもちょこっと入っていて、上上下下‥とかいい所ついてくれます。

※3:「ストⅡ」ネタでは、ベガはともかく何故かザンギエフまで悪役に‥。ぐぐってみたらネットでも話題になっていました。スタッフ間でもザンギエフを悪役扱いするかどうかは意見が分かれていたそうですが、全体的に観るとザンギ擁護の声が圧倒的に多い様です。

確かにザンギエフは悪人ではないですが、初期のシリーズでは「ロシアの大地をお前の血で染めてやろうか!?」とか「腕をへし折ってやるぜ!?」とかヒドイ台詞言ってるし、噛み付き攻撃とかもするので冤罪とは言えない気はします。エンディングではゴルビーと一緒に楽しそうにコサックダンスに興じてましたが(笑)実写映画で悪漢として登場していたのも影響したのかも‥。

日本語吹替え版の「君は悪役かもしれないけど、悪い奴じゃないでしょ?」とラルフに問いかけるザンギの台詞は自問の様にも聴こえ哀愁が漂っていました。(英語版では実際に「ザンギエフ、お前は悪役だが、悪い奴という意味ではない」と自答した事になっている)

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 540
サンキュー:

21

NANA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

運命を切り開くのか受け入れるのか。そして自分の居場所は…

家に録画が残っていたので久々に見返してみました。
ディズニー映画はどの作品も完成度が高いですが、これはストーリーも文句なしでした。
大人こそ共感しやすい話ではないでしょうか。あとはもう好みだけ。

誰もがヒーローになれるわけではない。その現実を主人公がどうやって受け止めるのか。それとも彼はヒーローになれるのか。夢を追い求めるということはどういうことなのか。

ヒーローになりたい。
主人公は自分の夢のためにがむしゃらに頑張ります。そんな時出会った少女は最初はすごく嫌な子でしたが、やがて彼の考え方に影響を及ぼします。
そこに芽生えたのは、共感と憐れみから始まる友情。二人は似た者同士でした。でも一つだけ違うのは、自分から居場所を捨てた主人公と違い、少女には居場所がなかった。居場所がなくてもそこで生きていくしかない。そんな少女のひたむきさを見て、主人公は自分の夢よりも彼女の夢を叶えたいと思うようになります。
そこから、物語を通して主人公が自らの行動を見詰め直す展開になっています。夢を叶えるということは何かを犠牲にすることかもしれない。自分の居場所はどこなのか、幸せとは何なのか、色々と考えさせられる物語でした。

最初から最後まで主人公に共感出来る、素晴らしい映画でした。
ただ、惜しい点は主人公が喋り過ぎるところでしょうか。全年齢向け映画なので分かりやすく説明してくれるのですが、個人的な好みで言えば、ラストはもうちょっと余韻が欲しかったです。余韻に浸りながら思いを巡らせる間もなくどんどん語ってくれちゃうので。(苦笑)
主人公の行動が全てを物語ってくれたので、独白なんてなくても良いと思うのですが、そこまで語らせないと分からない人もいるでしょうし仕方ないのかな。まあ、本当に好みだけの問題です。

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 272
サンキュー:

11

ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今年観た作品で一番でした。

結論を先に言っちゃいます
…めちゃくちゃ好みでした♡
うん。約2年ぶりにお気に入りの棚に収納しようと思える1作に出会えたので、この思いの丈を書き綴っておきたくてレビューを書きました。

※ストーリーには触れていますがネタバレしないように書いている紹介&感想レビューになります。

舞台はとあるゲームセンター 私たちの知らない裏側 感情があるゲームキャラクターたちの世界。
実はゲーム内のキャラクターは人間を楽しませるために自分の役を演じるというお仕事をしていたのです。

誰だって一度は憧れのヒーローやヒロインになりたいと思った時があるかと思います。

悪役だって皆に感謝されたいし!
悪役だって皆に愛されたいのです!!

ゲーム世界でずっと嫌われ者の悪役を演じてきた男が
『自分だって皆に愛されるヒーローになりたい!!』
という夢を叶えるために他のゲームへと冒険に旅立ちます。そんな男の運命…は?
また悪役がいなくなってしまったゲームに待っている運命…は?

ディズニーらしい愛と夢にあふれたファンタジーの中に現代に通じる悩みを抱えたキャラクター達がおりなすストーリー。
深みがあるシナリオは私の心に届きました。

カラフル、ゴージャス、ファンタジック等の言葉で表現されるディズニー映画の世界を象徴するような映像と多彩なキャラクターに思わず笑顔になるほど
色とりどりの世界 どこを見てもワクワクがいっぱいなんです。
とくにシュガーラッシュという お菓子の国のレースゲームでは「うわぁ♡」と嬉しい声をあげたくなるような驚きの甘くてかわいい(?)セカイが広がっていました。
ここで開催されるレースゲームがまるで任天堂のゲーム マリオカートみたいなんです。
カートのパーツがお菓子だなんてどうカスタマイズしたら速いカートになれるのかな?

私だったらクッキーのフレームにオレオのハンドル、オレンジを輪切りにしてチョコをディップしたタイヤを装備して、仕上げにはポップでカラフルなカラーのシュガーをたっぷり振りかけておめかし
はい、これで私のオリジナルカートの完成!
そしてシートクッションにはふわふわマシュマロを使いたいんだけど…美味しそうなカート。速いかな?♬*

ゲームキャラクターも可愛くて可愛くて、現実のゲーム世界のキャラクターに、そこらじゅうで出会えます
(お気に入りはスーパーマリオのクッパさん)
観ているうちにあの重要なマル秘キャラ{netabare}(アクションゲームの美人な大佐){/netabare}にゲームでお会いしたくなってしまいました。

音楽とセットになっている挿入歌も頭の中でずっと流れています
『Shut Up And Drive』はリアーナさんの中で好きな曲の一つだったのですがここで使われていたのですね。

冒険の中での心の苦しみや葛藤がとても丁寧に描かれていました。
言葉以上に物語るキャラの表情がとっても繊細で、ついついつられて画面の前で私も同じような表情になってしまっていたかも…
{netabare}
主人公を初めて見た時は好きになれそうもないゴリラさんみたいなキャラクター?(ゴメンナサイ!)と思っていたのですが
観終わった今は筋骨隆々な体型もビルを壊すためのショベルカーみたいな大きな手も、そして笑顔も本当に可愛くて仕方ないのです。

私の胸に響いた一番 大好きなセリフがあります。
『ヒーローになるのにメダルはいらなかった、あの子が俺を好きでいてくれるなら悪役も悪くない!』

大切な女の子のたった一人のヒーローになったことで悪役の居場所に戻っても今の自分を受け入れ毎日の時間を心豊かに過ごす様子には本当に心が温かくなりました。
気がついたらゲームをこえて皆を惹きつける存在になっているんですもの!
{/netabare}
こんなにも優しい気持ちになれる作品 なかなか出会えないかも…
お気に入りの棚へと収納しました。

12月になりどんどん寒くなってきましたが
是非シュガーラッシュを観て
…心を温めてください*❁*⋆ฺ。*

投稿 : 2016/12/12
閲覧 : 767
サンキュー:

65

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クッパ、ザンギエフ、ベガ。数々の悪役が脇役として配役。

88点。
ディズニー物です。
感動します。

ゲームのセカイで、こんな世界があったら楽しいじゃない!といった妄想から始まった作品だと思いました。
安定のディズニー。老若男女オーライ。

英題:Wreck-It Ralph


ピクサーとディズニーは異なるので、ちゃんと区別して感想を書いていきたいところだ。
ちなみ、これはディズニーです。

投稿 : 2016/10/19
閲覧 : 284
ネタバレ

ちっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文句がつけられない傑作

主人公が悪者役で、孤独や挫折を味わいながらも、ヒーローや仲間とわいわいすることに憧れて、夢を叶えようとするハートフルストーリー。物語構成や伏線、キャラクター、レースなどの爽快感、何から何まで素晴らしい作りになってて、子どもからお年寄りまで、すべての年齢層におすすめできる傑作作品です。{netabare} メインキャラクターは四人いるけど、恋愛ものとしても十分な出来になってるとこは素敵です。いろいろ好きなところはありますが、特に見所はレース前の特訓後あたり。とても心打たれる場面があり、ハンカチを用意しておきましょう(笑) {/netabare} 昔のゲームあまり知らない人にも一回は見てほしい、シュレックより面白い、近年まれにみる、傑作3Dアニメ映画です。続きを製作中だそうで、とても楽しみです。今度はぜひ4dでみたいですね。

投稿 : 2016/05/26
閲覧 : 245
サンキュー:

6

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪役の歴史は凄まじく長い 例えキナ臭くてもヒロインを救ってきます

悪は善よりも寛大
これは閃乱カグラにおける悪忍のモットーである
でも他の世界では反しまくる
主人公と悪役って立場は逆だろうと立ち位置は同じでいいと思う

そりゃあ30年悪役やってたら引退を考えたくなるわな
いやあ~これだけ他のゲームが混ざってオールスター状態だと壮観だ
だってクッパにザンギエフに...パックマンのゴースト
オマケに話してた所がゴーストの待機所www
リュウや春麗もおったなwww

だが誰かが欠けるとプログラム通りに動けなくなるのがこの世界
んでもって現実じゃあ筐体ごとポイ捨てされる危機が...
彼女はバグのため別のゲームに逃げられない
即ち彼女自身が1台の筐体だ
名誉のため?ゲームの存続のため?
なもんいらねーよ...

主人公だろうと
悪役だろうと
恨みっこなしなゲームって創れないのだろうか?
やっぱRPGツクールでしか創れないのだろうか?

投稿 : 2016/04/23
閲覧 : 244
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい世界観

見所はなんといっても完成された世界観。

ゲームの中のキャラクターにも生活があり、
感情があり、与えられた役割に悩むこともある。

そんな世界で「悪役」として生きている主人公が
思い悩み、行動を起こし「世界」すら巻き込んでいく。

設定はありきたりだが、映像で丁寧にわかりやすく
世界観に没入しやすい。
誰もが主役になれるわけではない厳しい世界で
「主人公」は何を思い、何を見つけるのか。

この作品を見て感じ取ることは立場によって様々だろう。

有名なゲーム作品のキャラクターが出ている点も見所。
だが、この作品はそれだけではない。

見て損はない。ぜひにお勧めできる作品です。

投稿 : 2016/04/13
閲覧 : 319
ネタバレ

SVOC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱディズニーおもしろいよね~(´∀`*)

30年ず~っと悪役の主人公ラルフ。
みんなに嫌われて、でもみんなと仲良くしたくて、
ヒーローに憧れて...
ラルフ可哀想だなーって見てたけど、すぐ怒ってものとか
壊すからあまり好きじゃなかった(´ω`)

でも少しずつ変わっていって最後はラルフを応援してた⊂(^・^)⊃
笑いあり!涙あり!って感じ^^
やっぱディズニーおもしろいね^^

投稿 : 2015/05/26
閲覧 : 298
サンキュー:

3

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悪役だからなんだってんだ!

公開当時映画館で観ました。結末にちょっと不満があって、そのせいでアナ雪も観るまでに躊躇ってしまったけど、
もう一度観てみたら解釈も変わり良い映画だったなあと思いました。
でもまあ不満があったとはいえ、2回目を観ようと思ったのだからそんなにイメージは悪くなかったんです。

この映画は、レトロゲームの世界で悪役を演じる、ヒールであるラルフを主人公としたお話です。
ヒーローは初めから決まっていて、みんなから好かれるのも、尊敬されるのも、ゴールドメダルを貰えるのもヒーローだけで、
悪役はのけ者扱いです。役でやっているのにも関わらず、優しくしてくれる人はおらず、ずっと孤独でした。
30年。ラルフは悪役をつとめてきました。
でもほんとうは自分だって友達が欲しいし、みんなと一緒に踊りたい!
ラルフはついに決心し、自分を証明するためにゲームから飛び出して行きます。
何やかんやあり、辿り着いたのがSugar Rushというレースゲームの中。そこでヴァネロペと運命の出逢いを果たします。
ラルフとヴァネロぺの笑いと涙にあふれた友情とキャラクターとしての権利を取り戻す物語です。

作品の世界観が独特であり、ゲームの中という利点を最大限に使っていて常に目が離せませんでした。
アニメーションの質も高いので、とにかく迫力があるし、レースカーの疾走感もあり、Sugar Rushのお菓子の世界もとてもステキでした。

ストーリーも全体的にも細かい部分も良くできています。これは実際に観ると良く分かる。当たり前だけど 笑

ラルフとヴァネロペと心理描写は絶妙で巧妙です。引くとき、押すときが上手い。
互いに孤独によって心を傷つけられ、少しばかり捻くれてしまい、不器用な言い方しかできない彼らの友情には涙を我慢できませんでした。
ヴァネロペが手作りメダルを渡すときと、ラルフが自分の命を顧みずに飛び込んでいったシーンはドバドバ泣きましたw
名誉や英雄の称号なんかより、もっともっと大切なものを見つけたラルフが、悪役の心得を言葉にしながら
落ちていくところはもうダメでした。涙腺が切られましたwここは脚本も上手いです。
悪役の心得はゲームのために役を生きる自分たちを慰める言葉のはずなのに、ラルフが口にした心得は同じ言葉なのに違う意味で自分に言い聞かせています。ああ、すごいなあなんて感心しながら涙ボロボロですw


君がいるから頑張れる。僕の生きる意味になる。
この結末が僕は最初受け入れることができませんでした。結局人に依存しているじゃないか、と。
人がいなきゃなにもできない。自分という1人の人間の中で答えは出ないのかと。
理解が浅かったです。依存ではないです。自分1人の中で答えも出ています。
彼女はきっかけに過ぎず、どんなに良くても彼の一番の親友でしかありません。ちゃんと答えは見つかりました。
孤独を強いられ、その強烈な毒に侵されたあの環境では見つかりませんでしたが、
人との関わりを通し、理解し理解され、自分のことを受け入れてくれる存在の温かさを知って、今のラルフになれました。
なにが不満なんでしょうね、良い映画じゃないですか。ほんとバカだったなあ 笑
そんなこと言いつつも、当時サウンドトラックをすぐにツタヤで借りましたがw

何度も見返したいステキな映画です。アナ雪にだって負けませんよ!

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 529
サンキュー:

7

アイコン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ターボタスティック!

ディズニー製作の
オリジナルCGアニメーション。
好きな作品なので贔屓が入るかも(--;)

ディズニー映画は結構見てますが、
大人向けな作品も多い中、
これはかなり大人向けな作品。
というか、ネタが大人じゃなきゃ
分からなかったり(笑)

これ、かなり凄い作品だと思います。
繊細に作り込まれた世界観、
無駄のない話の進み、
予想以上の伏せんの多さ。
テンポは人によっては早すぎる方もいるかもですが、
自分はこれぐらいで大丈夫でした。

これだけネタを散りばめ、詰め込んだ作品で
話がごちゃごちゃにならないのも珍しい。
更に予想を上回るラスト。
正直、綺麗すぎて感動を覚えました(笑)
現代だから余計に良さが出るのかなと思います。
話の内容的にも。

話の進み方はどこにでもありそうな感じの
王道を貫いていて、でも少しシュールな
描写もあって。
この作品の伝えたいメッセージもよく伝わって
くるし、キャラの心理描写も本当に素晴らしい。
ちょっと残念だったのがフェリックスの
心理描写が足りなかったかなと。
あれじゃただの単純な奴です(笑)
モブのビックジーンももう少しどうにか
ならなかったのかな?と言う感じ。
あと、規制がひどい。
英語版と日本語版の言ってることが違いすぎる。
うんちとかオナラとかの程度なら別にいーだろ(笑)

でも本当にそれぐらいで、
これ、もっと評価されてもいいんじゃないんでしょうか?

無駄な描写がないし、
ゲームごとのBGMもなかなか良いです。
最後のドット映像も素晴らしい!

声優さんも豪華で、
皆さんとてもいい演技をしてくれていました。
特にキャンディー大王、うぜぇ(笑)

諸星すみれさんは何となく棒読みのイメージが
あったのですが、だいぶ演技上手くなってましたね。
山ちゃんは相変わらず安定してます。
そしてなぜか友近と森三中とハリセンボンの出演(笑)
まぁ、合ってたので良かったですけどね(^^;
なぜAKB?と思いましたが
シュガーラッシュの主題歌はとても
合ってたと思います。

そんな感じで、私は好きな作品でした。
他ゲーム作品のキャラがかなり登場していて、
ゲーム好きにはたまらないのでは?
分かりやすいところだと、ストリートファイターとか、
ダンレボとか、パックマンとか……。
これ以外にもマイナー作品のキャラやアイテムが
ところどころにいたりあったりします。
それを探すのも楽しいかも。
娯楽作品にはもってこいの作品です。
ディズニー作品が苦手な方にも、
是非おすすめします。

ヴァネロペも可愛かったけれど、
気になったのがスノワナ レインボーという
モブキャラ。一言もしゃべらないのですが
見た目がすごい好みでした(笑)

あと、悪役の会に出ていた青い髪の女性。
すごく気になりましたが、なんのキャラでしょうか?

投稿 : 2015/01/30
閲覧 : 735
サンキュー:

6

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生は出会いで決まる

これは出来れば3D鑑賞をオススメ!
彩り豊かでおいしそうなお菓子の世界に魅了されて
観終わればきっとスイーツを買いに出かけたくなるでしょう。

今作で一番魅力的なキャラはヴァネロペ。
吹替え版で観ましたが、諸星すみれさんの声がベストマッチで最高でした。
ラルフの山寺宏一さんもいい。

キャラ描写が見事で、大人も子供も感動できる近年のディズニーらしい作品。

ディズニーCGアニメでは「ボルト」と共に大のお気に入りの一本となりました。
(因みに大ヒットの「アナ雪」はまあまあの出来と思ってます)

投稿 : 2014/12/29
閲覧 : 376
サンキュー:

10

ネタバレ

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣ける。

起承転結が完璧になされた作品。

子供向けだからこそ名作。難しい話も無くいわゆる良い話だった。

この作品の素晴らしいところは気が利いた演出だろう。最初のちょっとした話が後から良い話として繋げられる。

特にクリアすると屋根から突き落とされるシーンが最後には彼女を観る特等席になっている話は泣けた。

しかもその後に続く「彼女のバクも受け入れられた」というセリフにこの作品のメッセージがしっかり入っているように思えた。

こういう心暖まる話を観ると昔の大事な何かを思い出させてくれる気がする。

一応、ゲームのキャラは申し訳程度に出ますがストーリーには絡みません。

投稿 : 2014/04/10
閲覧 : 345
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おとなもこどももおねーさんも、それ以外の人も

感想タイトルはこんなんですが、MOTHER2のキャラは出てこなかった…はずw

ディズニーは大体どの話も大人も子供も楽しめるし、この作品もそうだと思うのですが、どちらかと言えば大人向けになるんじゃないかなーという印象でした。
世界観は非常に綿密で可愛らしくて子供心を取り戻せるようなワクワク感がいっぱいなのですが、ラスボスの風貌やそいつの言った「死んでもらうぞ」という台詞は子供は怖いんじゃないのか?とちょっと不安になりました。
でも最近の子供はそれこそ「ゲーム」で慣れているのかもしれませんが…。

私は普段あまりゲームをしないのですが、それでも有名なゲームのキャラクターは見たことがあったり、現実世界ではドット絵で動いているキャラ達の3Dでの動きがよく考えられていたり、とても惹き込まれます。
子供時代にゲームを極めた人達にはたまらない世界なのではないでしょうか。

主題歌が何故かAKB48だったので吹き替え声優も俳優とか訳の分からない新人を使ってるのか…と思ったら、ラルフは我らが山ちゃん、ヴァネロペはアイカツのいちごちゃん役・諸星すみれさんでした。
すごくしっかりした演技で良かったです。

そして伏線の回収も素晴らしいです。
あと個人的に泣けるところが3箇所ほどありました。
視聴後はほんわかした気持ちになれる、素晴らしいディズニー映画でした。

投稿 : 2014/01/12
閲覧 : 295

関羽 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シュガーラッシュ

主人公が悪役として不遇な生活を強いられていて、自分もヒーローになりたいと夢見ると言う話

まぁ、うーん、、主人公に同情はするけどなんかやり過ぎじゃないかなーとか思っちゃいました
最後のシーンも一見ヒーローになれた感じで終わったけど自分でまいた種でしょと……

とかちょっと不満もあったけど設定とか伏線の張り方とかやっぱ流石だなって感じでした
うるっときたシーンもあったし笑

投稿 : 2014/01/03
閲覧 : 254
サンキュー:

3

ジョン・レオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

飽きない!!楽しい!!

見ていて飽きない!
想像もできないゲームの世界。
知ってるキャラが出てきてさらに興奮。
最後は全てが丸くおさまるから、見終わったあとも気持ちいい!

投稿 : 2013/11/02
閲覧 : 226
サンキュー:

2

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ザンギエフって悪役なの?(゜-゜)

面白かった~(゜Д゜)
 
久々に涙がこぼれました(T^T)

洋画は字幕で観るのが苦手なので、声優の評価については未評価です(゜-゜)
 
日本製の実在するゲームのキャラクターも多数登場していて、キャラ探しなんて
楽しみ方も出来ますヽ(゜∀゜)ノ
 

投稿 : 2013/09/08
閲覧 : 402
サンキュー:

8

HJRPV00916 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/17
閲覧 : 8

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/29
閲覧 : 7

sekai さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/23
閲覧 : 19

P@$$εЯ-β¥Δ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/20
閲覧 : 21
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シュガー・ラッシュのストーリー・あらすじ

アクション・ゲームの悪役キャラクターのラルフの願いは、みんなに愛されるヒーロー・キャラになること。ある日、ついにラルフは我慢ができなくなり、自分のゲームを飛び出してしまう。迷い込んだのは、お菓子の国のレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”。そこでラルフが出会ったのは、不良プログラムであるためにレースに出場できない少女ヴァネロペだった。嫌われ者のラルフと、仲間はずれのヴァネロペ──孤独な2人は次第に友情の絆で結ばれていく。だが、ラルフの脱走はゲームの掟に反し、このままではゲームの世界全体に災いをもたらすことになってしまうのだ。ゲーム・キャラクターたちがパニック状態に陥る中、ラルフは“シュガー・ラッシュ”とヴァネロペに隠された恐るべき秘密を知ってしまう。はたしてラルフはヴァネロペを救い、ゲーム界の運命を変えることができるのだろうか? そして彼は、“本当のヒーロー”になることができるのだろうか…?(アニメ映画『シュガー・ラッシュ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年3月23日
制作会社
ウォルト・ディズニー
挿入歌
AKB48『シュガー・ラッシュ』

スタッフ

監督:リッチ・ムーア、製作:クラーク・スペンサー

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