tinzei さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
普通カバーとかにして変化をつけるんだけどなぁ
『ボトムズ』シリーズ第七作。
キリコが目覚めてマーティアル教団でひと暴れした後の話。
厳密に言うと、マーティアル教団での騒動『赫奕たる異端』と今作の間に事件があるが、これは後作の『孤影再び』でやる。ただ時系列順に観とかなくても理解はできるので問題は無い。
前半はバニラたちが旅行でテレビアニメ版の舞台を周って、後半はワイズマンの話の続きだから、これが一番テレビアニメ版の続編って感じがする。
opとedはテレビアニメ版と一緒。こういう場合は普通カバーとかにして変化をつけるんだけど、まさかの原版。聞いた限り録り直しもしてないっぽいし、わざとテレビアニメ版の雰囲気を出してるのか、それとも予算の都合なのか(笑)
数十年後のテレビアニメ版のキャラが複数出てくるから面白い。テレビアニメ版ありきの作品だから、作品自体の評価は普通だけど、テレビアニメ版を観た人は他のovaすっ飛ばしてもいいからこの作品だけは観た方が良い。
【各話あらすじ】
1→キリコがいなくなったことでバニラとココナは夫婦喧嘩をするが、ゴウトの提案で二人で銀婚旅行に出かけることに。二人が育ったウドへ行き、懐かしむ二人だったが自分達のアジトに新しい足跡とバトリングのポスターがあったことでバトリング会場へ向かう。だが会場にはゴウトがおりゴウトからのサプライズだった。するとそこにシャッコが現れキリコを探していると言うが、バトリングの選手がシャッコに因縁をつけバトリングの試合をすることに。だがその因縁をつけた選手が何者かに殺され、その犯人がシャッコとATで戦う。敵は強かったがシャッコは怪我を負いながらも倒す、だがすでに敵は逃げた後だった。シャッコはバニラたちからキリコを探す理由を尋ねられるが本人もよく分かっていなかった。
2→二人はゴウトとシャッコと共にクメンを訪れる。クメンでは相変わらず内戦が起きており反乱軍が優勢だったが、何と追い詰められている政府の大統領はポタリアだった。ゴウトは二人へのサプライズとして二人がやっていたクラブを再現し二人へ送る。するとゴウトからの招待状を受け取り、反乱軍から逃げる途中だったポタリアが立ち寄る。ポタリアと話す一行だったが反乱軍の攻撃がありまた店は焼ける。シャッコはポタリア側のATを借り戦うが、敵のAT部隊が現れる。すると部隊が謎のATに瞬殺されバニラたちはキリコだと喜ぶが直後シャッコたちを攻撃、そのATはウドで襲ってきた敵だった。敵はバニラたちの乗った装甲車を襲い、ポタリアを捕らえキリコに姿を見せろと言うが、バニラたちもキリコの居場所を知らないと分かるとポタリアを殺し去っていく。
3→キリコは惑星サンサにおり、年老いたゾフィーを助けていた。ゾフィーは目が悪いためそれがキリコとは分からず暮らしていたが、ある日家が謎のAT三機に襲われる。ゾフィーはその三機に囲まれるが何故か殺されず別の場所へ行く。離れた場所で作業をしていたキリコは黒煙を見てすぐに駆け付けゾフィーを安全な場所へ移そうとするがゾフィーの知り合いの主人もやられ、仕方なく遠い街へ向かう。途中トラックが埋まり、キリコはゾフィーを担いで逃げ墜落した戦艦で休もうとする。だがそこに例の三機がおりキリコを殺そうとする。その三機はマーティアル教団の回し者だった。キリコはゾフィーを外に逃がし一人戦おうとすると、シャッコの乗ったATとバニラたちが現れキリコを助ける。バニラたちはキリコにATに乗るよう勧めるがキリコは拒否、しかしゾフィーもキリコに乗るように頼み、再び三機と戦う時、頭上から鉄柱が落ちてきてキリコたちがいる場所を削り取る。
4→キリコたちは惑星ヌルゲラントに飛ばされていた。ヌルゲラントにはクエントにいたクエント人が住んでおり、キリコはシャッコの部族長テダヤとまた会う。テダヤから神の子が生まれその護衛をキリコに頼みたいと言う。実はヌルゲラントにも現地のクエント人がおり、その部族は神の子誕生を認めていなかった。一方マーティアル教団にいたロッチナはあのお方から言葉でヌルゲラントに向かい、その情報はギルガメスバララント両軍にも入っていた。キリコたちを襲った三人のAT乗りはワイズマンらしき存在に洗脳されていた。クエント人に保護されていたバニラたちも神の子の噂を聞き神の子が判別が行われる儀式へ向かう。テダヤたちの部族は神の子を運ぶが途中現地クエント人の勢力に襲われる。儀式が行われる神殿に着き、神官に子供を見せろと言われるとATに乗ったキリコが現れ子供を渡す。だが神官は子供を儀式といってATで踏みつぶそうとする。キリコはそれを止めシャッコと共に子供を守るが数で勝る敵に囲まれ地面を崩され地下に落ちてしまう。
5→地面に落ちたキリコたちは何とか地面に着陸する。すると赤ん坊が泣きだしその鳴き声で巨大な芋虫たちが現れキリコたちを繭で包む。クエント語を話すジュノが現れキリコたちを助けるが神の子の赤ん坊は芋虫たちに連れていかれる。ジュノ曰く芋虫はドヨと言いこの地下に生息していた、ジュノはかつて神の子見定めで地下に落とされた子供だったが、キリコたちはジュノを地上に戻すことを条件に赤ん坊の場所へ案内させる。ドヨを安心させるホタルをATにくっつけドヨの棲み処に行くが、そこにはかつて神の子の見定めで落とされた赤ん坊の死体があった。キリコはまたドヨに運ばれる赤ん坊を見つけ追いかけるが過去の幻想を見させられる。だが幻覚かと思われたそれも実弾が混じっており、それはキリコたちを襲った三機のAT乗りだったがキリコたちは何とかそのATから逃げのびる。一方地下に落とされた現場にいたロッチナは、神に呼ばれたと言い、神官の制止を無視して塔に入る。
6→神の子の噂を聞きつけギルガメスバララント両軍がヌルゲラント上空に待機していた。するとそこにマーティアル教団のモンテウェルズが現れヌルゲラントへ降下していく。キリコはシャッコとジュノと別れ一人、赤ん坊が待つ場所へ向かう。先に脱出したジュノはバニラたちに会いキリコたちが無事であることを伝える。ヌルゲラントに着陸したモンテウェルズは神ことワイズマンに会いに行き、キリコが起こした事件のせいで地に落ちた教団の権威を回復させるため神の子の養育を自身に任せるよう頼む。だがワイズマンはそれを拒否しキリコに任せると言い、モンテウェルズは緑のバブルの中で眠る神の子に銃を向けるがキリコが現れ止める。だが最後はキリコと神の子の異能で弾が跳ね返ってモンテウェルズに当たり死亡。改めてワイズマンはキリコに神の子の養育を頼むが、キリコは育てることはともかく神の子としての養育を拒否、知識などを教えているバルブを止める。ワイズマンは三機にATを召喚するが、キリコは生身でATを倒し、再びワイズマンを殺す。その後塔は爆発を起こし、キリコと赤ん坊はバブルに包まれて宇宙へ放出され、それを見届けたロッチナも塔から脱出する。全てが終わり、バニラたちは子供たちに迎えに来てもらい、ジュノはゾフィーと共にサンサで暮らすことになる。その後どっかの警備隊がバブルに包まれた男と子供の話をする。
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