３話はいらない、２話とちょっとした後日談だけで十分だった。

晃一と照美は幼馴染で照美は晃一に好意を寄せていたが、晃一を慕う女たちからブサイクと虐められる。照美はキレイになりたいと思い、何でも願いをかなえてくれるという竜の封印を解いてしまう。


同じ年代にやってた作品で前に観た『暗黒神話』っていうovaとごっちゃになってたけど、向こうもヤマトタケルが題材だし、似たような作品だった。


最初、３話に渡ってスサノオに取りつかれた主人公と竜に取りつかれたヒロインが戦うのかと思ったら、１話で竜が倒されて、話が別方向にいった。
１話で終わるところを３話までやったのは褒めるとこなのかもしれないけど、２話はともかく３話は惰性で延ばされた感があるから、２話＋後日談だけで良かった。


ストーリーで分からないことがいくつかある。
結局小夜子は何者なの？昔竜を倒した巫女の子孫っていうのは分かったけど、彼女たちは不老不死の呪いを受けてるくせに小夜子は何で死んだの？竜にやられた時だけは別なの？
それと１話２話で倒した竜はイザナギとイザナミなの？昔小夜子の先祖が倒した竜はそうっぽいけど、話の序盤にある神話の説明も含めて分かり辛かった。


この時代のovaだとよくあるバケモノ描写だけど、この作品も例にもれずそれなりのデザイン。ただ腹立つのが、主人公がスサノオ(人間サイズ)に変身するシーンがただ入れ替わるだけなこと。パワードスーツみたいに見えるから装着でもいいし、体を変容させるのならそれでもいいけど、何かしらの変身アクションが欲しかった。





【各話あらすじ】
・１話
晃一と照美は幼馴染で、ある日虐められている照美を助けた晃一は竜王窟での願い事についてを話す。
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晃一に想いを寄せる素子に虐められていた照美は、美人になりたいと願い、禁忌を破って竜王窟で願い事をする。
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晃一はそのことに気付かず過ごしていたが、ある日スサノオと名乗る謎の声が竜が目覚めたと話し、その晩の記憶が無くなる。更にその晩OLが一人殺される。
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次の日、照美が目覚めるとそばかすが消え美人いなっていた。喜ぶ照美だったが、自分が触った物が枯れていったり死んだりすることに気付く。
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晃一は再びスサノオの声がして、その晩またしても女性が殺される。
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晃一は自分に宿ったスサノオが殺したことに気付くが、スサノオは彼女らは竜に取りつかれどの道死ぬ運命だったと話す。
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晃一は朝、松浦小夜子という僧侶の恰好をした女と出会い、竜が照美に憑りついたことを知る。
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晃一はすぐさま学校に行き、照美と話すが、それを逢引きと勘違いした素子が照美を問い詰め、照美は素子を殺してしまう。
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その後晃一はスサノオに変身するが、晃一が照美を殺すことを拒否して、竜に操られた照美は竜王窟へと向かう。
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竜王窟で小夜子が戦うが、照美を取り込んだ竜は強く歯が立たず。晃一が駆けつけるがスサノオに変身できず、竜は復活してしまい町を襲う。
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晃一はスサノオに問いかけ、本来の力を引き出し、巨大化した竜と戦う。結果竜を倒し、照美も助けることに成功する。



・２話
晃一が倒した竜は地の竜だった。中国では天の竜が目覚め晃一を狙う。
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町は破壊され、人々は避難していたが、その現状を見て照美は悩む。
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小夜子は照美と晃一を誘い寺へ行くが、晃一だけは断り去っていく。
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晃一は自暴自棄になりチンピラに絡まれている所を、小夜子がお世話になっている寺の慈雲坊に助けられる。
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照美は小夜子が悪夢にうなされているのに気づき、寺の住職から小夜子が200年前に遊女だったこと、松浦の宿命を終わらせるため竜を退治することを聞かされる。
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寺で目覚めた晃一だったが、小夜子に入れ込む照美や助けてくれた慈雲坊にまで悪態をつく。
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その後天の竜が現れ寺を襲う。晃一は住職にそれでいいのかと言われるも逃げ出してしまうが、戻ってくるだろうという小夜子の思惑があった。
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慈雲坊たちや小夜子が戦うが歯が立たず、小夜子が捕まってしまう。すると見かねた晃一がスサノオの力を使い、天の竜を倒す。
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しかし小夜子は息絶えてしまった。



・３話
晃一は友人?の五月のもとでお世話になり、照美は寺に残り慈雲坊の弟子になっていた。
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一方遠くの山のコテージでは、イザナギとイザナミの子供ヒルコが目覚め、登山客の体を乗っ取り、晃一が滞在している地域にある自身の本体が眠る場所へ行く。
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不穏な空気を感じた住職は慈雲坊たちに命じ、晃一に会いに行かせる。
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晃一はたまたまヒルコのことを調べており、慈雲坊たちの話から、かつて小夜子の祖先が静めた竜を指揮してた人間はヒルコによって操られていたことが分かる。
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更にスサノオ自身もヒルコとは因縁があり、晃一は仕方なくヒルコと戦う決意をする。
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だが晃一は照美に足手まといと言い放ち一人で行ってしまう。そしてそれを照美に好意を持った慈雲坊が見つめていた。
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ヒルコが迫ることに気付いた晃一は変身して戦いに向かうが、その途中五月に姿を見られてしまう。
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動転した五月はそのことを照美たちに伝え、照美たちも急いで現場へ向かう。
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だが既に遅く、晃一はやられ、ヒルコは自分の体を取り戻し巨大化していた。
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慈雲坊と照美は晃一を五月に預け、二人でヒルコを止めようとするが歯が立たず、町へ行ってしまう。
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目を覚ました晃一は五月に全てを話し、照美たちのもとへ向かう。
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町に先回りして罠を張る照美たちだったが、またもや歯が立たず負けてしまう。
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すると晃一が現れ自身も巨大化しヒルコと戦う。
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苦戦する晃一に対し、五月が叫び、照美たちが援護をして、ようやくヒルコを倒す。しかし晃一も力尽きスサノオごと消滅してしまう。
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後日、スサノオが消えた湖に来た照美は、幼い頃聞いた晃一の言葉を聞く。