tinzei さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
完結してるだけで評価できる
全4話×約40分。
強大な軍事力を擁するメガロニアに倒された小国エイジャで子供の仲間達と共に海賊をしている少女エイラは、エイジャの伝承にある神の船を巡る戦いに巻き込まれていく。
「復讐」がメインで全体的にシリアスな話だけど、作画は少し笑えるようなものが多い。特に主人公の仲間がバカ騒ぎするとこは普通のコメディ作品みたいな描かれ方をする。
ただ戦闘になるとグロいと言えないまでも血の量は多いし、怪我や致命傷箇所もしっかり描かれているから、そこはやっぱりova。
キャラデザが梅津っていうのは一発で分かったけど、梅津の割にはエロシーンがほとんど無かった。乳首はおろかちょっとエッチなシーンすらなかったのは残念、(個人的に)こういうovaには乳首シーン必須なんだけどなぁ(笑)。
この年代のovaの評価基準は、まず完結してるかどうかだけど、この作品はしっかり完結しているし、中身もまあまあ面白い。復讐がメインって言ったけど、嫉妬だったり男女の三角関係だったり人間の黒い部分とされるとこが色々出てくる、だからと言ってその手の専門作品みたいにドロドロじゃないし、敵方は大体死ぬからスッキリしていて気持ちがいい。
1話40分だけど全4話しかないし、この時代のovaを見慣れてない人にもオススメできる。
【各話あらすじ】
・1話
メガロニアの学者ガナックは王ナボスに以前滅ぼした国エイジャの伝承でメガロニアは一人の人間と強力な船により滅びると言う。ナボスは一笑に付すが王女クリステルはその強力な船に興味を持ち、父に進言し腹心フェルキスと人質になっているエイジャ王の息子エルリを連れてエイジャへ向かう。
一方エイラは仲間達と共に海賊稼業にいそしんでいた。海賊をやり終え船上で寝ていると、クリステルの艦隊がエイラ達の船にぶつかりそのまま去っていく。その時妖精族の仲間メヤードがエイラに早くエイジャへ戻るように言い、エイラは船を修理しエイジャへ戻る。
エイラ達がエイジャに戻るとクリステルの艦隊が町を破壊し、妖精族の森へ向かっていた。エイラたちは妖精族の森へ向かうが妖精族は殺され、メヤードの父も殺される。エイラは怒りフェルキスと戦うが捕まり殺されそうになる。だがその時メヤードが力を解放しエイラと合体、すると海の中から巨大な戦艦が現れる。
・2話
海賊船に残ったエイラたちの仲間は浮上した戦艦に乗っていた、そこで猫のようなバケモノと会うがクリステルたちの兵に気付きバケモノはそっちに気を取られる。
メガロニアに捕らえられたエイラたちは王子エルリから謝罪を受ける。だがエルリが戦艦の伝承を話すと何故かエイラもそれを知っており、エイラに聞かせた女はかつてエルリの乳母だったことが分かる。
クリステルは中に入ろうとするが選ばれし者を探すバケモノが邪魔をする、だがメヤードから出たメヤードの父の魂がバケモノと戦い、その間に中へ入ろうとするが今度は中にいたエイラの仲間達が抗戦する。
エイラが仲間から受け取った戦艦の中に会った黄金剣を手にすると戦艦が動き出し、隙をみてエイラたちは戦艦の中に逃げる。戦艦は勝手に動き出し、メガロニア艦隊を突破しどこかへ向かう。
艦隊の中にいたエイラの仲間たちは自力で脱出しエイラたちと合流、今後どうするか話し合っているとメヤードの体でメヤードの父が喋り、エイラが選ばれし者で、この戦艦エルシアはエイラの思うがままだと言う。
・3話
エイラは悩むが、自分の持ってた本から自分がエイジャの王女でエルリの妹だと分かり、エルリ奪還のためメガロニアと戦うことに決める。
一方メガロニアではエルシアを狙うクリステルがまた王に進言をしていた。妹のサラは戦うことに反対するが占い師の言葉でエイラが王女だと分かりナボスは恐怖する。
エイラたちはまずエルシアを完全体にするため三つの島の一つ目へ向かい、現地の妖精族を説得し潜水能力を手に入れる。だがすぐにメガロニア艦隊に見つかり逃げるが去り際に妖精族が悪霊である猫のバケモノに気を付けろと言う。
メガロニアでは腹心フェルキスが謀反を企み密かに戦艦を建造していたがクリステルにばれ捕まり戦艦は没収される。フェルキスと恋仲のサラは姉を責めるがクリステルの中には妹やフェルキスへの恨みもあった。だが悪霊に乗っ取られていた占い師がサラを唆しフェルキスを脱獄させ戦艦で逃げさせる。更に悪霊はクリステルも唆し、エイラたちと戦うように仕向ける。
二つ目の島に着いたエイラたちだったが、メガロニア艦隊の待ち伏せを受ける。更にフェルキスの戦艦も現れピンチになる。
・4話
フェルキスの戦艦は強く、エルシアは苦戦する。二つ目の島に着き飛行能力を付けるがそれでもフェルキスには勝てず、そのまま三つ目の島へ行く。
一方フェルキスとエルシアを追っていたクリステルの艦にはエルリとサラと悪霊に憑りつかれた占い師も乗っていた、占い師はクリステルを唆し愛するものを捨てさせるように仕向ける。
エルシアは三つ目の島の手前で沈黙し止めを刺されそうになる、だがそこにクリステルが現れ、サラを人質にフェルキスに表へ出ろと言う。表へ出たフェルキスは直接クリステルの命を狙うがそれを見抜いていたクリステルがフェルキスを撃ちフェルキスは負傷、更にフェルキスを庇ったサラも占い師により撃たれる。
その間にエルシアは三つ目の島から砲撃能力を受け取り完全体となり、フェルキスの艦を沈め、フェルキスとサラは死亡。更にクリステルと占い師も捕らえ、エルリを奪還する。
一件落着かと思いきや、自分が選ばれし者ではないことを知ったエルリが占い師に唆され体を乗り移られる。実は悪霊はかつての選ばれし者で悪に染まったため妖精族に封印されていたのだった。選ばれし者であるためエルシアを動かすことができ、メガロニア本国へ行き攻撃させる。メヤードはエルリが悪霊に憑りつかれたことを見抜き、エイラが殺そうとするがエルリも殺すことになるため躊躇う。メヤードが悪霊を追い出そうとするが出来ず、するとエルリが自分に剣を刺し悪霊を追い出しメヤードが自分の命と共に悪霊を葬り去る。
悪霊と手を組んでいたクリステルは娘を心配して逃げないナボス王を見て思い直しみんなと一緒に逃げる。
エイラは最後の命令としてエルシアに自滅を命じ、エルシアは消え去る。
数年後、エイラたちは大人になり、船員同士の結婚で船には子供もいた。だが海賊稼業は続けており、エイラは船長として次に襲う獲物を見つける。
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