Takaさん さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

復讐王

近未来のパリを舞台としたクリスト伯爵の復讐劇

アルベール・ド・モルセールというわがままぷー子爵を
中心として描かれているからダブル主人公なのかな？

絵柄が独特なので、そこで脱落もあるかも。
見ていると目がチカチカするし…

あとは、わがままぷー子爵が結構イラッとくるので、
そこに耐えられるか…

伯爵の復讐劇は見応えあるんだけどね。

Dzxub85691 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

絶望するシーンがあるアニメ

憎悪とは抑えられた連続した怒りであり
抑えた怒りは着実に膨らんでいき…


そして自壊する

うぇるてる さんの感想・評価

4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ぱぴ さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

jaddy さんの感想・評価

4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

バーでかっこつけて飲むショート・カクテルのような？アニメ。

話自体は、単純といえば単純な復讐劇。しかしながらとても面白い。
そこはそれ、原作の名作たる所以でしょう。
しかしなにより、このアニメは「雰囲気」が抜群に良いです。

ポップでキッチュでオシャレな、演出や音楽、そしてテクスチャー。俗とも言えるほどの華美が散りばめられていることで、物語に「妖しい」ニオイが漂います。そこに登場する復讐の鬼・伯爵（しぶ～いお声）。もう鳥肌もんです。

まさにこの雰囲気が苦手、という方もいるかとは思います。
それと、主人公が割とうざ系？ｗなので、それが苦手な方は序盤、「ピキッ（怒）」となるシーンが多いかも知れません。笑
とはいえ、徐々に伯爵そして自分のことを知ってゆく主人公の成長・葛藤・絶望は、このアニメをして原作とはまた異なる形での傑作たらしめている重要なポイント。なので、序盤は我慢してでも見て欲しいところです。笑

それにしても、最終盤の圧倒的なカタルシス、破滅の快感は、えも言えぬものです。酒に酔っていく感覚に似ているような。あ、実際にお酒を飲みながら見ていたせいかもしれませんね。笑

最初は雰囲気が重要で、あとからガツンと酔いがくる。そして、余韻に浸れる。そんなショート・カクテルのようなアニメです。

レタスの人 さんの感想・評価

4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

原作もあるし細かいレビューは抜きにする

結末は大体分かってるとしても終盤までにかけて先が見たくなる興奮を止めない楽しみがあった

で、細かい事を抜きにした感想はペッポとエデが可愛かった
特に魅力的なキャラに関わらず下手すると必要無かったような気がする役であるペッポをよく最後まで出してくれたと思う

まあ原作のレズ設定を一つ削る代わりにホモ設定を増やしたというか（別に同性愛で語る様な話でもないですが）

退会済のユーザー さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

世界観から入りました　個性的な描写に惹かれ、後半ストーリーに惹き込まれていきました

…
モンテ・クリスト伯　ー　和名「巌窟王」
を題材にしたアニメ

あにこれ　での「評価の高い作品」検索で
視聴を始めたのですが
観始めてすぐに　作画（描写）、色彩

服、調度品、髪
すべてにおいての個性的な色使いに
魅了されました

小説は未読であり
これから予定もないのですが

小説の世界を　こんな風に
魅惑的に描いて届けていただき
触れることができたことを嬉しく思います

原作との相違性など　いまは検索して
多少なりの知識が得られるので
そこも良かったです

映像に惹かれての視聴でしたので
ストーリーは二の次だったのですが
気が付けば　すっかり惹き込まれてしまい
「お気に入り棚」行きの作品となりました


キャスト

モンテ・クリスト伯爵：中田譲治
アルベール・ド・モルセール子爵：福山潤
フランツ・デピネー男爵：平川大輔
ペッポ：中原麻衣
ユージェニー・ド・ダングラール：中村千絵
マクシミリアン・モレル：稲田徹
フェルナン・ド・モルセール将軍：小杉十郎太
メルセデス・ド・モルセール：井上喜久子
ダングラール男爵：辻親八
ビクトリア・ド・ダングラール：松井菜桜子

退会済のユーザー さんの感想・評価

2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：途中で断念した

HATAKE さんの感想・評価

4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

退会済のユーザー さんの感想・評価

2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態：観終わった

見栄を張りたい童貞坊やが色々やらかす話

見栄っ張りなのでそうなる。
童貞なので利用される。


これだからチェリボーィはｲﾔﾀﾞぜ。

フーカム さんの感想・評価

4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

こんな名作があったとは…断念せずぜひ見きってほしい

ときどきおすすめとして見かけていた作品で気になってはいたのですが、その「巌窟王」というタイトルや作画

特に作画はあにこれ表紙などもそうですが見始めるとより一層強烈な色彩に圧倒されてしまい、序盤の展開の少なさもあいまって見るのをやめかけました

しかし、気づけば中盤あたりからの伏線をちりばめつつ進み、次が気になって仕方なくなるくらい見入っていました

{netabare}
特に対比として

アルベール　　　エドモン
ユージェニー　　メルセデス
フランツ　　　　フェルナン

の３人の関係を持ち出しているのが凄く良かった！

アルベールを慕いながらも誰かの幸せを想えるフランツ
憎しみの気持ちを抑え、前を見つづけるアルベール
二人ともかっこよすぎました

こういった

フランツ　＜－＞フェルナン
アルベール＜－＞エドモン

コントラストが使われている作品はとても大好きなのでなにかオススメありましたら教えてください(..)

{/netabare}

この作品テーマは
{netabare}

もちろんフランツの手紙の内容にあるのでしょう

　　憎しみ←人を想う気持ち→愛

これは同じ製作会社というのが関係あるのか、アニメの {netabare}カレイドスター {/netabare}でも同様の題材が用いられていました


「自分のことしか見えなくなる（自分を見失う）怖さ」
「人を想うことの大切さを」
{/netabare}

を学んだ気がします

Prnoj15817 さんの感想・評価

3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

yosiyuki2 さんの感想・評価

4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ゆっきー さんの感想・評価

4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

とらちん さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

最初の数話であきらめず最後まで見てほしい作品

作画が個性的で少し取っつき難いのですが、どんどん引き込まれていきます。
全24話。　是非最初の数話であきらめず最後まで見てほしい作品です。

とろろ418 さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

待て、しかして希望せよ

間違いなく面白いが、作品としてはあと一歩という印象を受けました。
ストーリーの大筋や小道具（時計やOP曲など）を使った粋な演出は文句なく良し。
問題は世界観ですかね。
SF作品でありながら、起承転結の転に至るまではほぼその要素がなく、転に入った直後にそれが前面に押し出されています。
前半に合わせるのなら、後半部はもっと落ち着かせた方が良いし、
後半に合わせるなら、前半部でもっと世界観を表現する工夫が必要だったでしょうね。
{netabare}前者ならパワードスーツを普通の甲冑にするとか、後者ならギアス的なとんでも能力を使うなど。
正直パワードスーツに関しては、フランツの死を演出するためだけに用意されたものに思えましたし。{/netabare}
そもそも宇宙間旅行を平然と行う技術レベルに、手紙などを用いる生活水準というのは、ミスマッチにしか思えません。

伯爵ももう少し悪役感あった方が好みでしたね。前半部では哀愁あり過ぎますし、後半部でも甘さが目立ちました。
視聴者をフランツじゃなくて、アルベールの立ち位置に持っていけなかったのは大きいです。
あとはアレですね。ユージェニー。
{netabare}再会ぐらいさせて（描いて）あげて。個人的に一番好きなキャラで、一番期待していた幕引きだっただけにショックが大きかったです。{/netabare}

この辺が整備されていれば、文句なく☆５点けれたと思うだけに残念です。

もろう さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ポロム さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

良作SFミステリー

「三銃士」で有名なアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「モンテ・クリスト伯」を元にしたアニメ。
脇役の一人に過ぎなかったアルベールを主人公にしたり、
未来のパリや、宇宙を舞台にしたりとSF色を強くしてる。

制作：GONZO　全24話

一部衣装をANNA SUIがデザインしたり、
作画は衣装や模様にテクスチャーが浮かんだり目に慣れるまで独特ですが綺麗です。
愛と復讐がテーマなので、貴族同士の泥沼満載なので人によっては視聴中ストレスが溜まるかもしれない。
精神的に不安になるような背景と効果とキャラが若干いるので、
ファミリーで観たり、お子様と観るのはオススメできないです。
一人でコッソリ嗜むのがオススメ。

衝撃の１８話{netabare}
EDで有人操縦式の人型ロボット兵器みたいなのが出てたので気になってましたが、あれは「鎧」と呼ばれるようですね。
突然鎧で戦う場面見たときは「間違えて違うアニメの録画したかな？？」と思うほど世界観とマッチしてなかったですw
その鎧の威圧感と不自然さに爆笑してたら、実はアルベールは一服盛られて
フランツが戦ってると気づき表情が青ざめました。

アルベールのことを「友以上に」想い、伯爵の真の姿を見破って警告していたのはフランツだったんですね。
アルベールは潜伏偵察するときも正面から行こうとしたり純粋ゆえの世間知らずでしたが、フランツのような良い友達に恵まれたことは唯一の幸運でしょう。
フランツが惨たらしい死を迎え、アルベールが叫び、唐突に迫るEDには
あまりにも恐怖を感じて・・１８話を観た後は何もやる気が出ずベッドに横たわってはフランツのことを考えました。
普段アニメの内用は引きずらないはずですが、次の日の仕事の時さえ落ち込むほどにこのアニメにハマったことに気づいたのです。{/netabare}

OPとED{netabare}
OPとEDがどちらもJean-Jacques Burnelの曲。
洋楽のアニソンって珍しいですよね。
どちらもモンテ・クリスト伯爵/エドモン・ダンテスの心情を歌った歌詞でOPは「WE WERE LOVERS」最終回で和訳付きで流れるので鳥肌です。
EDは「You won't see me coming」ドラム連打から曲が始まり復讐や恨みを綴った歌で歌詞の中に何度も「エドモンダンテス」と入ってることから２３話のクライマックスに繋がります。

＜親愛なるアルベールへ＞
(２０話のフランツの手紙がメッセージ性があったので忘れないように一部記したいと思いました)

「君がこれを読む時はおそらく俺はもう傍にはいないだろう
だからプレゼントの代わりに聞いて欲しい
アルベール・・いいか　決して誰も恨むな
俺、思うんだ

愛する気持ちも、憎む気持ちも、
最初は人を思う気持ちから生まれたんだって
悲しいことに思いは時として相手に届かず愛が憎しみに姿を変えることもあるだろう
そんなときは子供の頃を思い出して欲しい
傷ついても傷ついてもまっすぐにしか愛せなかったあのころを

どうか生き続けてくれアルベール
傷つくことを恐れずまっすぐに人を愛して
お前に逢えて本当に幸せだった」

この言葉があったからこそ、アルベールは誰も憎むこともなく
ただ真っ直ぐに生きて、第一話の世間知らずな少年ではなく
誰かを懸命に愛せる人に変われたのだろう。
この作品のメッセージ性はこの手紙の中にあると思う。
予告で言っていた「待て、しかして希望せよ」の言葉の意味を
最終回のエドモンの手紙で知り、今、余韻に浸る {/netabare}

感想とまとめ{netabare}
視聴時、凄くストレスが溜まった・・
一日一話で見てると前半(特に一話目なんて)穏やかな始まりだったけど
後半に進むにつれて貴族同士の泥沼やユージェニーの両親、エロイーズに凄く腹が立った。ユージェニー可哀想すぎる・・。
アンドレア・カヴァルカンティ侯爵が外面良くしてるのに時々悪意に歪んだ表情を見せるのが素直に気持ちが悪くてスタッフの魅せ方がすごく上手いと思った。
毎回語り手がフランス語でシャレオツって思ってたら22話で語り手が巌窟王と知る。
巌窟王+エドモンダンテス＝モンテ・クリスト伯爵と知るまでの過程も丁寧で面白い。
ペッポが女装の美少年という設定を途中忘れて、アルベールがユージェニー奪回する２０話は心に染みた。最終回でモデルになったのは意外(笑)
最終回でアルベールが苦労の末に大使の秘書となり、ヴァランテーヌとマクシミリアンが幸せそうで良かった。 {/netabare}

セメント さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

もうロリコンだった さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

愛の復讐劇　色彩がステンドグラス調

愛の復讐劇　
　　　ミステリアスでセクシーで男から見ても魅惑的な伯爵
　　　でも恐ろしい
　　
　　　舞台はフランスの王族・貴族　
　　　２０前後の若者　親世代の両方が絡まってくる
　　　色彩が特徴的（シャフトじゃないけど、まどマギやefに似てるかも）
　　　で雰囲気を引き立てるのに一役買っている

　　　叶わぬ恋、金、地位、若き友情、過去の罪、裏切り、破滅転落…

すぱ さんの感想・評価

4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

シャレオツミステリー

まるでジョジョの表紙のような、カラフルな色使い。古典文学のような重々しい空気の中に見え隠れする秘密。おしゃれで何かミステリアスな空気がこの作品の魅力です。モチーフとなっている作品は100年前のヨーロッパの小説である「モンテクリスト伯」です。ストーリーはSF風となっているので別物として楽しめると思います。

kuroko85 さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

仏文学と日本アニメの融合昇華作品（素晴らしい）

かのフランスの文豪アレクサンデル・デュマ
（父のペールの方です）の 代表作の一つである
（他にも「三銃士」や「王妃マルゴ」）
「モンテ・クリスト伯（＝日本名
【巌窟王】）」を題材にしたアニメですね。
素晴らしいです。フランス古典文学と現在日本アニメーターの競演を
心ゆくまで堪能させて貰いました。
最近、つくづく思うのが外国のものに対する当時の翻訳です。
モンテ・クリスト伯＝巌窟王です。
映画や洋楽のタイトルになるともっとすごいものが出てきます。

ここで、このアニメの製作陣は巌窟王という言葉さえ、
この作品のスパイスとして上手に使っています。
（もちろん原作の「モンテ・クリスト伯」には巌窟王なんて
名前は存在していません）
さて、これほどの有名古典文学に対して今更ネタばれもないでしょうが、
ネタばれにならないようにこの作品の魅力を紹介します。
時は戦時中、場所は幻想宇宙(私の造語です)の花の都パリ、
そこに一人の男がやってきます。
男はパリに来る前にある一人の若者の危機を救っています。
若者の父親は軍隊の最高指揮官であり、
そして大統領候補の最右翼。
若者の許嫁の父は銀行王、更には最高裁判所長、
彼らを巻き込んだ豪華絢爛な人間模様とその
あさましい暗部が、実に丹念に描かれています。

古典文学を題材に扱いながらも独自の世界観を構築している
日本の現代アニメーターも流石です。
（東方宇宙や帝国等の設定）
やりすぎと思われるほどの美術演出。
（登場人物の神や服に使われているスクリーン、建物、
調度品、宇宙船等、全てにおいて凝り過ぎ）
2クール、全24話お勧めできる作品です。

鸐 さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：途中で断念した

OPが特に好き

音楽
「We Were Lovers」歌詞が英語の落ち着いた調べの男性ボーカルの曲です。古紙のようなテクスチャに描かれたOPの映像ともよくあっていて、気に入っています。

絵柄
テクスチャだらけで若干見づいのが難点。しかしおかげで3DCG部分と2D部分の差が埋められて画面の質感が統一されています。
背景や小物がSF的で、巌窟王という原作からは大分離れた印象です。
空に歯車が回り、色味も奇抜で独特の風合いを醸し出しています。
絵柄はモノノ怪と似た雰囲気を持っているでしょうか。

物語
友情とは、人毎に異なるものです。恋人に近いものもあれば、ライバルのような関係や信頼しきっている例もありますし、一歩ひいた付き合いもあります。十人十色の付き合い方が、この作品には集約されて描かれています。
難しい部分もありましたが、展開がゆっくりなので、十分に咀嚼しながら観ることが出来ました。

ValkyOarai さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：----

アルジャーノン さんの感想・評価

4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

後半は止まらなくなります

他の方の評価が高いので、一気見しました。
このよくわからないタイトルとトップ絵で評価が高いということは、
きっとストーリーがいいのだろうと見込みがありました。(失礼な話ですが)
巌窟王は古いフランスの小説が原作のようです。
有名なようですが、私は原作を読んだことがありませんでした。

舞台はフランス、中世の貴族中心の世界をベースにして、
ルナという宇宙の世界に行き来する文化があり、
はたまたSFちっくな先進的な映像技術があったり、
ロボットでの決闘があったり、など、いろんな世界観がごった煮されてます。しかし悪いリメイクでは決してないと思います。
アニメ映像もテクスチャ塗りで印象的で、この世界観を上手に彩っています。
初めは目がチカチカして慣れませんでしたが、じきに慣れます。
その頃にはきっと物語の中に入り込んでしまっていることでしょう。

{netabare}
主人公のアルベルトは、いかにも世間知らずのおぼっちゃまの15才です。
親友のフランツの言葉は頭に入りません。このバカ！
（クレジットの順番から見るとモンテクリスト伯爵が主人公かもしれませんね）
とにかく怪しげで大人びた伯爵に盲目に付きまとうところとか、観てられません。
まあ、この頃の少年にはアウトローで危険な大人に憧れるもんなんでしょうか。
とにかく初めはアルベルトが好きな人はいないでしょう。笑

ストーリーはとにかくドロドロで面白いです。(説明は省略)
別れるときに伯爵が一瞬だけ見せた、さみしげな表情が忘れられません。

初めての愛の認識、伯爵の裏切り、親友の死、両親の過去、などなど、
世間知らずのおぼっちゃまは、様々なことを一気に経験し、一気に成長します。
最後に伯爵と父に放った言葉にはとても重みがあり、ぐっときました。
終盤の伯爵の別れがあっという間だったので、どゆこと？ってなりました。
抱き付いたシーンは何事かとドキドキしましたが、
伯爵を巌窟王から解放するほどの何かが、アルベルトから伝わったということでしょうか・・・

最後はさみしいですが、総じていいお話でした。

{/netabare}

オススメです。
原作も読んでみたいです。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

う、BL?　かと終盤は焦りました。嫁さんと居間で見てたのに。

評点見直しします。
ビジュアル面もストーリーも全体のパリの怠惰な雰囲気も素晴らしい作品ですし。
でもねあの騎士風ロボットの唐突さはアレですけど(汗)
//////////////////////////////////////////////
観終わりました。
　高水準で纏まってるいい作品すね。私みたいなオッサン世代でもすんなり受け入れられる作りです。
でも、裏を返せば今の若い方には作りが古いと思われそうな気がしました。
今のアニメなら曲とシーンをバッチリ合わせた巧い演出で、もっと感情盛り上げられそう。どちらかと言うと私達古い世代が見てきた演出に近い気がします。
　それと、展開が概ね読める点は昔風かなと。
今時のって何かありそうとは思うけど、何が起こるかは予想の斜め上狙ってくるので巧い。これは大体予想通りですしね。
原作忠実にアニメ化という作品ではないので、今だったらもっとサプライズ盛り込めそうな気がします。

　個人的にはアルベールの誕生日の前日のフランツとユージェニーの会話と、その後のユージェニーのピアノの練習がグッと来ましたです。
ユージェニーの境遇はジワジワと悪い方向に転がる上、展開も読めるもんだから尚更見てて可哀想で。オッサンの中の乙女心が泣くのです。
まぁ一番可哀想なのはフランツですが、美味しいトコ持ってってる人は置いとくのです。イイ男の上に善人だし。オッサンの中の嫉妬心が軽くスルーしろと言ってるのですw

　あと最終話のOPがね。
いつも通りのOPなんですが、作中で誰が誰の為に書いた曲かという事、すべての事が終わった後と言うのが重なって曲だけでじわっと来ちゃいました。

絵も年代考えればかなりの高水準と思いますし、美術面も素晴らしいです。
ロミオ×ジュリエットのような中盤の中弛みも無いし、全体的にいいと思います。(あっちは前半が良すぎて残念ながら中盤以降が霞んじゃうんですよね)

因みに結局巌窟王の存在ってナニな部分がアレですので、そこら辺は突っ込みどころかもw

//////////////////////////////
中盤辺りまで見たんですが・・・・出て来る御婦人方がアレな方ばかりの展開で、嫁さんとの夕食が気マズクナラナイデスカ?ちと不安な展開なんですけど(汗)

確かにコレ面白いですね。絵柄は確かに見づらいけど作品の雰囲気に合ってると思う。ロミオ×ジュリエットみたいな中弛みない事祈りながら見ます。

かたせ さんの感想・評価

3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

アニオタチャンピオン さんの感想・評価

4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

復讐劇ではなく反復讐劇

伯爵かっこいいー！！とか言ってるやつはバカだと思う。
憎しみの連鎖を断ち、厳窟王に打ち勝ったアルベールこそ称えられるべき。

生来必殺 さんの感想・評価

4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

憎しみの果実は、愛情がもたらす射光のまどろみの中で育まれる

ＧＯＮＺＯ信奉者のためのＧＯＮＺＯ信奉者に捧ぐべき作品。
ＧＯＮＺＯアニメとは何か？
ちとクセがあり、若干マニアックで、ラストスパートのかけ時 間違えて
中盤戦くらいで失速したりする・・・こともあるが・・・
人間臭い、人間的ドラマが巧く描かれているいる作風が特徴だ と強調したい。

本作の主人公は、アルベールという名の青年。
貴族でスーパーリッチ、なのだが、それは彼の親の過去の功績によるもので
本人は至って普通というか、異能も才能も何の取り得もないような
何の役にも立たない、カリスマ性なんてもちろん皆無な
温室育ちの精神薄弱体力軟弱、世間知らずの楽観主義的天然坊や
アニメ史上１、２を争う超ヘタレ主人公。

彼に長所があるとしたら、婚約者がいることとか、友人に恵まれていることしかないのだが
要するに巌窟王という物語にぴったりなカモネギ青年である。

ある日主人公は、とある騒動に巻き込まれる。
カモネギ青年にはよくありがちな出来事なのだが、それは大いなる陰謀の序章に過ぎなかった・・・

序盤戦は、登場キャラ（の紹介）が多いこともあってか、ゆっくり進行するも
それが突如スピードアップし、後引くこと間違いなしの展開になっていく。
引きＥＮＤの繋ぎが鮮やかで華麗。ゾクゾクビリビリ痺れまくるので要注意！

カモネギ青年に訪れる結末は、破滅か？絶望か？デウスの因果によるちゃぶ台返しか？
ＧＯＮＺＯの奇跡に刮目されたい。

うるかり さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった