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「エルフェンリート(TVアニメ動画)」

総合得点
88.2
感想・評価
2909
棚に入れた
13822
ランキング
124
★★★★☆ 3.8 (2909)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8

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☆の総合評価
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エルフェンリートの感想・評価はどうでしたか?

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

讃美歌のようなOpだが内容はグロく、大根を切るようにサクサク〇される

日本では人気が無いアニメですが、なぜか海外では人気があるようです。

讃美歌のような美しいOpeningですが、それに騙されないでください。
まるで大根を切るように、次から次へと人がサクサクと〇されます。
主要な女性キャラは全て可愛い少女たちですが、相当にグロい内容です。
だからといってストーリィ性が全く無いかというと、そうでもなく、首尾一貫とした内容なので、一度見だしたら早く次が見たくなります。

但し、このアニメを視聴する前には、覚悟を決める必要があります。
おそらく令和の時代では、テレビでの再放送はありえません。


物語は、とある国家機関の研究所から脱出してきた少女ルーシーと、彼女をかくまう少年少女たちの物語。
ルーシーに対して次から次へと刺客が送られてきます。

ルーシーも、彼女をかくまう少年少女たちも、ルーシーを〇そうとする刺客たちも、それぞれ過去に深い心の傷を持っています。
それぞれの心の傷を映し出した過去のシーンで、皆さんはどちら側の人間になるのかを考えながら見ていただければと思っています。
虐める側に立つのか、虐められる側に立つのか、無関心な人たちの側に立つのか を考えていただければありがたいです。

投稿 : 2024/12/08
閲覧 : 133
サンキュー:

22

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

グロ鬱と聞いていたが後味は悪くなかった

 原作漫画は未読です。本編全13話とOVAを見た感想です。
 全裸少女が人の首をすっ飛ばしたり胴体をまっぷたつにしたりと、過激な描写で特に海外で知名度が高い作品ですね。
 強力な力を持った新種の人類とその研究機関との関係を、近隣の一般人と接触させることによってとても不幸に描いているSFドラマです。

 脱走した新種人類のヒロインが偶然出会った廃旅館に居候している大学生に拾われて一緒に暮らし始めます。他に色々あって数人の少女たちも住み始めて共同生活をします。しかし、いわゆるハーレムラブコメとは全く異なっており、それぞれ悲惨としかいいようのない過去を背負っていて、悲劇的な結末へと収束していきます。新種人類の攻撃方法が見えない手で人体を切断したり引きちぎったりする、というものなので戦闘シーンがとにかくグロくて容赦がないです。そんな中でも過去を乗り越えて先へ進もうとするキャラクターたちには感情移入することができました。
 主人公の男子大学生は、やはり悲惨な過去を持ちますがそれでも困っている人を見過ごすことのできない優しい性格で好感がもてます。外見はスクールデイズの主人公に似ていますが中身は大違いですw ヒロインやサブキャラたちもそれぞれ芯の通った行動をしていて無茶苦茶な設定の割にはストーリーにある程度納得感があって、魅力もそれぞれありました。声優さんたちもそれぞれキャラクターにあった声質と演技で良かったと思います。

 作画は00年代にしてもレベル低めに感じました。キャラデザが古いのは別に良いのですが、歩いたりちょっとした動作がおかしく感じる時が多々ありました。手前のキャラと奥のキャラのサイズ感とか色々おかしいシーンが多かったです。バトルシーンはそこそこだったと思うので日常シーンの落差が大きかったです。
 音楽は作品中のメインテーマになっているOPがとにかく凄すぎると思いました。ラテン語の歌詞に讃美歌の曲調、女性絵画の巨匠の絵をモチーフにした背景と、並のアニソンとはかけ離れたオープンニングになっています。劇中BGMとしても頻繁に使われていてこの作品の雰囲気を強く印象づけてきます。

 鬱アニメと聞いていましたし実際そうだったと思いますが、生き残ったキャラクターはちゃんと前向きに生きていく姿勢を見せており、後味はそんなに悪くありませんでした。複雑なテイストのアニメが好きな人には超オススメの作品です。

投稿 : 2024/05/04
閲覧 : 105
サンキュー:

3

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

個人的評価 微妙アニメ

ストーリー 9点 中途半端におわっているがホラー要素としてはなかなか内容が充実している、グロ表現は目を背けたくなるのもあるが
作画 10点 普通、原作より絵はマシ
声優 12点 演技はそれなり
設定 3点 キャラ萌えとしてはギャップが激しすぎてイマイチ好きになれない
音楽 15点 教会の賛美歌として歌われているOPは美しい歌声に惹かれる
総得点 49点

投稿 : 2023/08/09
閲覧 : 253
サンキュー:

2

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

グロテスクです

1話序盤では異様な展開があり凄いものに出会ったのかも知れない
という気持ちでしたが、ストーリーは起こっているようで
あまり変化がなく話のスピード感も足りず残念でした。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 462
サンキュー:

4

ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毒を帯びた密を緩やかに含むような不思議な作品

【レビューNo.39】(初回登録:2023/3/11)
コミック原作の2004年作品。全13話。
名作という噂は聞いていてずっと気にはなってたんですが、何故か2クールアニメと勘違いして
いてちょっと敬遠してたんですね。交流あるレビュアさんが強く推してたので、ようやく重い腰
を上げたって感じですね。

(OPについて)
まあ本作にを語る上でOPに触れない訳にはいけないでしょう。
クリムト絵画でキリスト教のような世界観を描きつつ、OP曲「LILIUM」は歌詞がラテン語で聖書
からの引用も多いため、海外では教会関係者の間で賛美歌のひとつとして歌われるようになったと
いう凄い話になってます(NHKで取り上げられたらしい)。そんな感じで冒頭から宗教的な世界観
を醸しだしている感じですね。
あと海外という話だと、上述事項に加えグロさ(向こうはスプラッタームービーの本場だしw)が
ウケて、日本以上に海外での評価が高い作品として知られているようです。

(世界観)
ネタバレになるがちょっとこの辺の情報がないと説明しにくいので
・「ディクロニウス」という側頭部に2本の角があり特殊能力を持つ生命が存在する世界
(人間の遺伝子の突然変異によって生まれた女性型ミュータントらしい)
 以下詳細{netabare}
・彼女たちは「ベクター」と呼ばれる見えない複数の腕を持つ。ベクターの機能は主に2つ。
 ・「ベクターウイルス」というレトロウイルスを有し、男性に接触することで感染が可能。
  このベクターウイルスに感染した男性が親になると、必ずディクロニウスの女の子が生まれる。
  (生殖機能)
 ・ベクターには有効射程距離があり(2m~個体差あり)また高周波による微振動で鋭利な切断が
  可能(人を遠隔から真っ二つに切り裂ける)。またディクロニウスには本能的に人類に対する
  殺戮衝動が埋め込まれており、3歳を過ぎた頃からベクターが発動する。(殺戮機能)
 → つまりこのまま放置すると、男性がどんどんベクターウイルスに感染しディクロニウスの女
   の子が生まれ続け、その子たちがベクターを発動し人類を殺戮し続け滅亡させてしまう。
・それを阻止するため国立生態科学研所なる機関が存在する。彼らはディクロニウスを捕獲し研究
 (能力調査やウイルスに対するワクチンの開発等)や国防と連携し彼女たちの殺戮を実施。{/netabare}
という感じで、(神の御心的な?!)種の起源や絶滅といったやはりどこか宗教観のある世界が描かれ
ています。それにしても岡本倫先生のこういう世界観の作り込みはさすがですね。

(ストーリー)
そんなディクロニウスの少女「ルーシー」が研究所から脱出するところから物語が始まる。ルーシー
は脱出の際、頭に受けた衝撃が元となって人格が分裂し、「にゅう」という別人格を有するように
なる。ルーシーは逃げのびた海岸で、大学生のコウタといとこのユカに助けられ共同生活を送ること
になる。普段は「にゅう」という何も知らない無垢な人格で過ごしているが、ルーシーを回収するた
めに送り込まれる刺客とのバトルでルーシーの人格を呼び起こすことになる。そこで彼女の幼き日の
記憶も蘇り・・・

(評 価)
・巧みな仕掛け「人格分裂」
 「極黒のブリュンヒルデ」でも感じましたが、原作者岡本倫先生はこういうギミックの使い方が
 本当に上手いなと。上述事項を見れば全編に渡って血生臭いバトルが展開されてもおかしくない
 のですが、それを抑えているのが「人格分裂」というギミックです。
 {netabare}本作では意外にも大半が「にゅう」の人格で描かれているので(ちょこちょこバトルは入りますが)
 全体的には拍子抜けする程穏やかに日々が過ぎていきます。これでグロ展開連発の大味なダーク
 ファンタジーに成り下がらず、上手くメインテーマを描きながら、この(偽り?の)平穏がいつ
 まで続くのかという緊張感を視聴者に与え物語に引き込んでいきます。{/netabare}

・もうひとつのギミック、それぞれの「記憶」
 本作にはもう一人のキーマン研究所室長の「蔵間」が登場します。彼を加えて物語の重要な部分
 はほとんど彼らの回想で綴られるというかなり特殊な構造になっています。
 {netabare}・コータ:衝撃的な事件で閉ざされてしまった過去の記憶
 ・ルーシー:普段は「にゅう」により封印されているルーシーが持つ記憶
 ・蔵間:研究所の責任者・またそれ以上の関係者としてディクロニウスと関わってきた彼の記憶
 そのためエピソードは進むものの、物語の核心はその回想という「振り戻し」で語られるので、
 率直なところテンポの悪い作品だと感じます。実際状況の進展としては、
 {netabare}「モブでない何人かのキャラが死に、コータの元に美少女が集まりプチハーレム状態になったw」{/netabare}
 位でしょうか。それに閉ざされた記憶が蘇るとき・・・こういうところでも結構引っ張ります。
 (上述の「にゅう」の人格がいつ消えるのかを含め、どこで爆弾が爆発するのか緊張感がある
  反面、なかなか爆発せず物語が静かに進行する点もテンポの悪さを感じる一因かな){/netabare}
 それでもラストを観ると何故か納得させられてしまうという、本当に不思議な作品です。
 あと記憶の話でいえばOP曲「LILIUM」も記憶のアイテムのひとつに使われ、こういうところは
 本当に抜け目がないなと感心させられます。

・「人の持つ醜悪さ」「救い」「純愛」がテーマ?!
 1話を観た感じでは「『神の御心?!』種の存亡をかけた『ディクロニウス』VS『人類』の激闘」
 というイメージがあったのですが、個人的にはざっくり下記3つがテーマなのかなっと。
 {netabare}・「人の持つ醜悪さ」
  人ならざる者への悪意・差別、弱い者が更に弱い者を叩くという人間の醜さ、また強力なる力を
  私欲のために独占せんとする人間の愚かさ
 ・「救い」
  上述醜悪な世界からの救い、過去に犯した罪(の意識)からの救済、(あと「人ならざる者として
  生まれた者」が安心して生きていける居場所という救い?)
 ・「純愛」
  コータ×ルーシー、蔵間×ディクロニウスの他種族との垣根を越えた「純愛」{/netabare}

「毒を帯びた密を緩やかに含むような不思議な作品」ってレビューのタイトルを付けたのだが・・・
{netabare}冒頭のド派手なグロ展開がウソのように物語は静かに進行し、コータやにゅう達の何気ない日常は甘い
蜜のようです。しかしそこには遺伝子レベルでの「殺戮衝動」や「人の醜悪さ」といった「毒」も存在
し、いつそれが牙を剥くのか・・・本当に微妙なバランスの上に成り立った不思議な作品だったなと。
なので、率直にいうとどう評価すべきか悩ましい作品ではありますね。期待してた爆弾がある意味不発
気味に終わり、少々肩透かしを食らった感は否めないし。
それでも岡本倫先生の作り込まれた世界観やギミックは秀逸で、「種の存亡」という壮大な世界観から
、最後にコータ×ルーシーという2人の世界へと収束されていく「純愛」への流れは確かに美しい。
なので途中に粗があったとしても、それで許してしまえるっていうのが結論ですかね。{/netabare}

作画・キャラデザは2000年代初期って感じで、感情表現も(細やかな演出ではなく)良くも悪くも分かり
やすく、ストレートな描写が多いところも時代を感じるかな。

投稿 : 2023/03/12
閲覧 : 501
サンキュー:

13

Lilac さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

傑作

一話から見てとても衝撃的だった作品。エログロ要素が多々あるが、性的なものではなくとても美しく神秘的に描かれていて物語も純愛系で感動した。op曲がオペラのようでアニメの世界観と合致していてとても美しい曲。人間の愚かさや美しさが描写されていてとても素敵な作品だと感じた。

投稿 : 2023/01/05
閲覧 : 291
サンキュー:

6

パンツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

失礼だな、純愛だよ。

人間の酷く残酷な部分と、人間が持っている素晴らしい部分の対比作品。
この部分を二重人格で魅せてくるのも非常に面白かった。
かなりグロテスクな作品で何度も視聴やめようと思いましたが、物語の続きが気になり結局最後まで視聴してしまいました。
結果はとても素晴らしい作品でした。
このグロさがあるからこそ12話が輝く。
最後まで見て良かった。
op曲は現在では賛美歌として使われていたりするものでとても良い曲でした。
edのポップな曲も浄化されて最高でした。

投稿 : 2022/12/31
閲覧 : 151
サンキュー:

4

ネタバレ

みつぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

何度目かの視聴内容は半分以上忘れてましたが

最近のすっきり系アニメと違って

血生臭くドロドロで愛情も深く全ての要素がドロドロブレンド感

での惹き付けられたから好感度の良いアニメかな

最近のアニメでは体験出来ない内容だと思います

全てが凝縮されてますよ

ちょっと刺激が欲しい方は見てくださいね

評価78点最近のアニメ飽きたら見てくださいね

投稿 : 2022/07/14
閲覧 : 238
サンキュー:

3

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分より不幸な者が必要なんだろう

エログロ鬱アニメ

エロを気にしてる場合じゃないくらいグロ強め

opからの1話とかインパクト強すぎて頭にやきついてトラウマなる人おるんやないかな

みんな過去もしっかり残酷で切なさMAX

蔵間、真実がわかればわかるほど色んな人苦しかった

人間って愚かやなと思い知らされる作品

投稿 : 2022/05/21
閲覧 : 339
サンキュー:

2

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

聞きしに勝るエログロ

まずエロから。オープニングのクリムトっぽい画像からして見せまくり。そして1話からスッポンポン。フルフェイスのメット被って、頭隠してチチ隠さず。その後もいろいろな場面でいろいろなキャラが脱ぎまくります。謎の光に隠したりせず常にモロ出しですが、いかんせんキャラに羞恥心が無いので、あまりエロという感じはしません。また脱ぎ頭の女の子は18歳ぐらいですが、その他に中学生や幼女まで描写あり。私は構いませんが、そういうのにうるさい人には観て欲しくない作品ですね。
次にグロ。1話で警備員の肉体が容易くバラバラになっていく描写は、正直あまりグロテスクさを感じませんでした。「キングスマン」の頭部爆裂シーンみたいな感じです。しかし、中盤でナナというキャラの四肢がもぎ取られるシーンは流石にグロでした。あと殺し屋の目を潰すシーンもちょっとキツイ。なんか超能力でバンバン人間が肉塊になるのではなく、可視化された見えない手が人間を物理的に破壊する描写にこだわってくれれば、もっとグロ度が上がって良かったんですが。
絵柄ですが、主人公の男子を含め、皆眼球が異様にデカいのが古さを感じさせます。ていうか絵が下手。コレが今風のシャープな絵柄だったら、もっと衝撃度が上がっていたでしょう。
ストーリーは、一言で言えば雑。これと言って特筆すべき点はありません。レビュー読んだらストーリーを褒めている人が多くて驚きました。
要するに、スタッフはエロとグロを見せたいだけで、エロとグロさえあればそれでいいという客向けに特化した作品です。なんだ、思いっきり私向けではないですか。
作品の完成度的には星3が妥当なところですが、これをテレビで放映したという漢気を評価して3.5点とさせていただきます。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 324
サンキュー:

5

overnao さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2000年代っぽい

エログロ要素満載のSFで、ポストエヴァ時代の2000年代らしい作品でした。
ハードコアなSF・哲学・宗教学要素にグロテスク描写に、安易なエロ・ナンセンスなギャグ・不自然に穏やかな日常描写が組み合わさって、良い意味でのアニメらしい気持ち悪さ(オタクっぽさ、アキバ系っぽさ、不気味さ)が感じられ、こんな作品日本じゃなきゃ生まれないだろうなと感じました。そういった意味で唯一無二の作品だと思います。
キリスト教系の宗教画・宗教音楽にインスパイアされた演出が洗練されており、加えて舞台である鎌倉の背景美術が美しく、エログロシーンとの対比が効いています。

以下思ったこと箇条書き
- 主人公の無能そうな優男感が実写の邦画っぽい。妻夫木聡あたりが演じてそう。
- 主題歌lillumの劇中での挿入がちょっとくどい。曲自体は非常に良いが、この曲をストーリー展開に関与させる必要はなかった気がする。
- 作中にレトロウイルスやベクターといった用語が登場するが、これらはiPS細胞の要となる要素である。また、レトロウイルスは昨今話題のコロナワクチンと関連する。原作者は発生科学分野に詳しいのだろうか。
- ストリーミング配信されているリマスター版の画質が鬼。どうやら原画が残っていたお陰でアップコンバートせずにデジタル化した為高画質を実現できたらしい。

投稿 : 2022/05/14
閲覧 : 298
サンキュー:

5

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Lilium

 この作品もまた「良い点が大きく、苦手な点も大きい」ものですな。

 良い点としては、人間の背負う、悲しき運命というものをひしひしと感じるところです。ただ産まれただけなのに周りから蔑まれる、すると愛情を知らずに育ち、殺人を厭わない道徳心の欠けた人に育つ、、、という悪循環。ディクロニウスはおそらく障がいを持った、または望まれずに産まれた子供たちのメタファーなのかと思われます。見てて非常に心が苦しかったです。しかし最後、ルーシーは主人公に愛されたことを確認することができました。それが唯一の救いだったのかな、と思います。

 ただ苦手な点も、、、(´ヘ`;)、ギャルゲーみたいなところですね。そして「メイドインアビス」と同じく、作者の性癖が滲み出ていたところです。作者の趣味が出るのはある程度仕方ないにしても、同人誌じゃないんだからそれはちょっと、、、とは思いました
( ̄∇ ̄)ゞ。
 あとは「デビルマン」、「寄生獣」のオマージュを抜け出られなかったところです。まあそもそも今のダークファンタジーは、ほぼほぼ「デビルマン」の影響下にあるので、仕方ないところもあるのかもしれません。しかし、萌え絵や恋愛要素だけじゃない、より独自の路線があると良かったのかもしれません、と僕なりに思いました。

 とはいえ、この作品に対しては肯定的なので、グロテスクなものが大丈夫であれば、見ることをお勧めします。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 476
サンキュー:

21

神靈眞柱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 185
サンキュー:

0

ネタバレ

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これはなかなかの作品です!

ネットでの評判がいい作品ですね。とりあえずグロいです。R指定作品です。あとテーマ曲の中毒性がすごい。脳に残りますね。 {netabare} いつしか特殊な力を持つ子供が生まれ始めて、多くの惨殺事件を起こす事になり・・・。 施設から逃げ出した少女は頭部に外傷を負って記憶をなくし鎌倉の浜辺に流れ着いた。そこで二人の男女と出会う所から始まります。その少女は実は・・・。{/netabare}といった物語で、続きが気になるような良作だと思います。ちょい古な作品なので作画やキャラデザインは仕方ないので、抵抗がある人も観てみましょう!グロいのが平気な人はねw

投稿 : 2022/04/01
閲覧 : 202
サンキュー:

3

ネタバレ

レコンキスタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間は無力

ほんとに。
昔1話の冒頭を見た時はどんな趣味が悪い人たちがこんなアニメを作っているんだろうと寒気を覚えたレベル。(今ではグロいもの大好き)

しかし、ただグロいだけではない。切ない作品だと分かった。
グロも作品の雰囲気を醸し出すのに大きな役割を背負っていると思う。

坂東とliliumが狂おしいほど好きです。

投稿 : 2022/01/23
閲覧 : 219
サンキュー:

3

名前を入力してくださ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この話でしか感じられない感情がある

「差別」というものにディープに切り込んでいった名作。
性衝動とは完全に切り離されたエロ、怒りの究極の表現方法であるグロ。苦手であっても、改めてこの作品でその意味を見出して欲しい。

投稿 : 2021/12/07
閲覧 : 273
サンキュー:

5

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

深掘りをしようと思えばいくらでもできるメタファーが多い

「メイドインアビス」を読んだときに思い出したのと、冨樫義博がリスペクトしているマンガ家の一人(他は伊藤潤二など)だということ以外に、

アニメとして「メタファー」が多く入れられていて、エログロなのに非常に美しく洗練された本質をえぐっているので、海外で絶大な人気があるR15と書いてあるが、18禁でもおかしくないアニメ。

まずオープニングからして知的な引用から始まり、アールヌーヴォーであり象徴主義絵画でお馴染みの「グスタフ・クリムト」の引用から始まる。

「クリムト」は女性の裸体の描写を押し出して、官能的劣情的であると共に非常に死の香りが漂う異色の抽象画家であり、実はこのアニメとテーマが同じであることをオープニングで語っている。オープニングだけでもこの作品がどういう内容かわかる作品作りになっていることが大きい。

本作は恐らく日本のアニメ史上初めてといっても良い非常にバイオレンスとエロスを押し出した「TVアニメ」であり、テレビで女の子の裸体にはっきりと乳首が描かれたことと、人体の断面図(肉や骨や神経の断面)を描いた。まあ、「GANTZ」でも描かれていたかもしれないが、はっきりくっきり描いたのは本作くらいである。

非常にアート性が高く、萌えアニメでも一線を画しているため、海外のアニメファンには日本以上の盛り上がりがありアニメのアンケートなどをやると必ず上位に上がるほどの人気である。日本人とはそういう意味では感覚が違うかも知れない。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 1441
サンキュー:

34

ネタバレ

けす さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

芸術作品

しばしば「グロい」「エロい」と言われ敬遠される作品であるが、私にとってはどちらも感じない圧倒的「美」であった。まるで1つの芸術作品を見ているような気分だ。物語も然ることながら、歌やキャラも素晴らしい。特にopが素晴らしい。op曲の「lilium」を聴いた時は鳥肌が立った。壮大な世界観にぴったりの神聖かつ厳格な曲である。加えてクリムトの作品をオマージュしたopも非常に魅力的なものであった。opからも作品の解釈を促しているように感じた。

ストーリーについてであるが、13話でよくぞここまで綺麗に纏めてくれたと思う。途中でだれることもなく、ずっと感動できるストーリーであった。蔵間室長とナナの場面、ルーシーの過去は本当に心が打たれた。何度でも見たいと思えるそんな作品である。

投稿 : 2021/08/23
閲覧 : 425
サンキュー:

4

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

OPはクリムトつまりファムファタルです。結論は…ということでしょう。

 OPの背景画はモロにクリムトでした。クリムトが描いた主題はファムファタルですから、クリムト=性と死、ファムファタル=運命および男に破滅をもたらす女ということで、本作はバッドエンドであることを示しています。

 ストーリーは、主人公の過去とその記憶、ルーシー=ミウと深く関係する話。クラマという研究員の過去の奥さんと娘=35号の話、クラマとナナの話、マユの虐待と家出、あの狂った軍人がルーシ―を追う話、狂った研究員がルーシ―を逃がす話が組み合わさっています。いとことの恋愛的な要素もありますが、このいとこの女の子は舞台を回しはしますが、結局は脇役です。
 話は非常に面白いです。以上のような物語が組み合わさって、構成もしっかりしたいい話でした。

 若干、主人公とイトコの女の子の心情が狂言回しをするために不自然なところもありましたが、キャラはそれぞれ描けていました。
 それと親をも殺すディクロニウスなのに35号を解放するときに母性をあてにしちゃ駄目だろうという気もしました(あと、そのまんまAKIRAオマージュでした)。
 あと、ガス、生物兵器、爆弾をなぜ使わない?重い弾がきくなら初めから対戦車ライフルとかで良くね?とは思いました。

で、結論についての考察です。
{netabare}  最後の部分でルーシーは主人公に「5年でディクロニウスの世界にできる」「キミは束の間の幻」「側にいたかった」といいます。それに主人公が「いくな、君が人を傷つけたら後悔する」といいます。ですが、結局ルーシーは戦い生き延びます(玄関のシルエット)。
 団欒の場にふさわしくない暗いオルゴールのBGM。主人公がルーシ―に送ったものでした。そのオルゴールの音楽が停まります。主人公との関係が切れるという意味でしょう。犬が騒ぎ=ルーシー、時計が回りだす=5年というセリフと連動して人類の滅亡が始まる象徴。
 で、OPのクリムトの絵です。つまり、クリムト=性=繁殖および死=人類の終わり、ファムファタル=破滅をもたらす女です。つまり、この段階でルーシーは世界をディクロニウスにする選択をしているということだと、解釈しました。{/netabare}

 表現についてです。グロはディクロニウスという存在の恐ろしさを表現するのに必要な部分だったと思います。ただ、だったら義手義足でカバーしないで、ちゃんと欠損の悲惨さを表現した方が良かったかもしれません。それに人間のエロス、タナトスまたは繁殖が大事な部分ですので演出として血と女性の裸体は必要だともいえます。
 一方で、メタ的に見て少々過剰過ぎる表現、特に未成年女性の裸体に消費者=視聴者に対する媚という匂いを感じました。まあ、昔のアニメ、コミックは多かれ少なかれそういうところがありましたので、スルーでいいと思いますが。ただ、エロとグロの水準は見る人を選ぶでしょう。

 絵の古さ、特に初期萌え絵の目の大きさが気にはなりますが、すぐに慣れるレベルです。

 13話でしっかり話をまとめて、かつ、最後も余韻が残る終わり方だったのは良かったと思います。本作は冒頭にも書きましたが特にOPの映像と曲が印象に残るアニメでした。

投稿 : 2021/08/22
閲覧 : 277
サンキュー:

6

らっかせい さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

なんだこれ・・・

なんか良い話風にしてるけど結局はただの人殺し。それを匿う主人公も普通に考えて犯人蔵匿罪。
あと、ベクターでは高い運動エネルギーに対抗できないって分かっていながら人間サイドは終始サブマシンガンで対抗するのは謎過ぎる。戦車使えば瞬殺やん。バカバカしい。
正直見ていてイライラした。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 260
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

グロ耐性のある人は是非見てほしい作品

2本の角を生やし、第6感とも言える特殊な能力を持つ新人類ディクロニウスの少女ルーシーは、人類を淘汰する危険性があるため、国家施設・国立生態科学研究所に隔離されていた。ある日ルーシーは研究所から脱出するため、海に飛び込む。流れ着いた由比ヶ浜の海岸で出会ったのが大学生のコウタ。2人は一緒に暮らすことになるが、同時に命を狙われることになる。
(以上あらすじ)

エルフェンリートは、グロいとかトラウマなどが検索結果で出てきていて、自分自身視聴前はそのように思っていたのですが、内容はかなり深く良い作品でした。

最初辺りは、色々と謎が多いですが、見進めていくうちに、どんどん謎が明らかになっていきます。
特にラストは本当に素晴らしかったです。
(原作の方が感動できるみたいです。)

グロ耐性があるならば、見て損することはない作品だと思いますし、自分が見てきた作品の中でもかなり良い作品だと思いました。

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 227

ゆ〜ふぉるど さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"苛め"と"差別" "助け"と"救い"

人間と特殊な能力をもったディクロニウスが存在する世界。
ディクロニウスは研究所で過酷な実験台にされ、
また人間も"苛め"や"差別"を受けており、
主人公たちは種類は違えども、みんな苦しい経験や過去を背負っています。
そしてそのなかで、"助け"と"救い"を求めているのです。

本作はそんな重いテーマを扱っていますが、
これは今の日本の社会問題に重なるのではないでしょうか。
"苛め"、"差別"は昔から一向に無くならず、
今も社会において存在し続けているのです。

しかし一方で、主人公たちはそんな苦しい日々のなかでも、
どんな小さな希望も捨てずにがんばって生き抜いています。
これも現実に言えることで、先ほどと同様、
その中でみんなが"助け"と"救い"を求めているのです。

このような深刻な問題、それに対し懸命に生きている人々の姿・気持ちを、
この作品は私達に伝えたかったのでしょう。
グロい場面も多々あり抵抗があるかもしれませんが、
ぜひ1度は観てほしいアニメです。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 448
サンキュー:

41

300円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

LILIUM

古い作品ですが、秀逸。
若干、主人公に魅力が欠けるものの、それもヒロインを際立たせる為のギミックと解釈すれば、十分に許容できる。
また、劇中曲のLILIUMが、作品の魅力をより引き立ている。

エンディングは原作と違うらしいが、私は大好きです。
突然動き出す壊れた時計。曇りガラスの写る人影。
果たしてその意味は?

投稿 : 2021/06/28
閲覧 : 221
サンキュー:

3

ネタバレ

ぼたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか良い

前から見たいと思ってて某サイトのリクエスト配信であったので視聴。

殺傷能力を持つ人外のヒロインたちと主人公その他登場人物との関りを描くストーリー。

まず1話の終盤でメインヒロインが主人公の形見の貝殻を折るシーンは本当に秀逸。ヒロインの純粋さに限りなく寄った心理描写で作者マジで天才だと思う。

他には室長周りのエピソードがすごく好みだった。
安楽死の薬打つとこと娘と心中するシーンは泣いた。

あとは無言で登場人物の心理を描写するシーンがちょくちょくあってそれがすごく良い。2話の中盤以降とか、3話の序盤の新ヒロインの初登場シーンとか。

残念だったのは尻切れトンボになってるキャラが結構いた気がする。
居候の家出少女とか、戦闘狂いの軍人とか、殺された研究者とその助手とか。

後は肝心のメインヒロインのバックグラウンドが思ったより軽く感じた。
お高く留まってるようで、結局恋愛脳かよ。
いろんな過去があって凶行に走ったってのはわかってるんだけど、やっぱりそこに恋愛が絡むとどうしても軽く見えてしまう。

あと主人公がめちゃくちゃ善人で、キャラとしては終盤までずっと好きだったんだけど、最後ヒロインを許しちゃうのだけは共感できなかったかな。
さすがに家族殺されたら許せなそうなもんだけど。

音楽に関してはメインテーマが最高。

よく言われるグロに関してはそこまでって感じた。古いアニメだからよほど苦手じゃなければ見れると思う。

万人に勧められる感じではないけど、普通に泣けるし見てよかった。

P.S 某異世界アニメでもヒロインたちと同じ能力使ってくる敵がいたけど、これのパクリなのかな?笑

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 325
サンキュー:

4

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

微エロ絵ありグロホラー

「スクール・デイズ」の時に引っかかったので観てみた。
簡単にいうと「とあるシリーズ」のミサカがグロありで描かれているようなものか。
アニメがこれだけ受け入れられた今と違うからなのか、昔の男主人公はナヨナヨしていて決して不細工ではない。これは、当時の客層であったオタクに感情移入しやすいようにという事だったのか。
どんなに幼女でも乳首に色が付いてるのもこの時代ならでは。ただエロシーンはないので期待しないように。

投稿 : 2021/06/18
閲覧 : 253
サンキュー:

4

meimei さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久々に名作に出会いました。

レビューではエログロが真っ先に書かれるが、このアニメの見所は人間愛の哀愁劇。
確かにグロいので不快感を覚える人が居るのは確か。
このストーリーで「まったく感動しなかった」というレビューを何件か見かけますが、その人達は逆にどんなアニメで感動するのか不思議に思う。

投稿 : 2021/05/29
閲覧 : 293
サンキュー:

4

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

凄まじいグロと微エロの応酬

シナリオは文句なしとまではいかないがいい出来だと思う。

またオープニングが作品のイメージとこれから起こることを暗示しているのがとても素晴らしい。

内容が内容なので好き嫌いが激しく分かれる作品。

投稿 : 2021/05/11
閲覧 : 397
サンキュー:

3

Derp さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメに刺激を求めるなら見るべき逸品

2004年制作の本作を見て改めて、ここ最近は本当に面白いアニメは数が減ったんだなと思い知らされました。エルフェンリートはそのくらい終始没頭できたアニメでした。

本作が優れているところは、冗長な台詞が全くないことです。
自然な会話だけで成り立っており、退屈しません。

2021年にこのアニメを見ると、まるで今のアニメへのアンチテーゼのようにすら感じられます。

まず、バトルをする異能の美少女キャラがいかに簡単に人を殺め、それが惨劇であるかについて、容赦のないゴア表現でつまびらかに描写しています。
当時の作画品質のせいでちょっとギャグっぽくなってしまっているのが残念ですが、ある意味そのおかげで見られるのかもしれません。

異能者が味方だったら心強いが、その力が世界にとってとんでもない脅威となる可能性を常に見せています。

そしてオープニングからしてそうですが、このアニメでは女性の裸体が隠すことなく描写されています。
しかし、それをお色気シーンにしたいわけではなく、あらゆる場所で裸体を描きまくるため、凄惨な描写と表裏一体になっているのが面白かったです。

エルフェンリートは日本のアニメ史において、最も狂ったアニメの一つだと思います。
そこで人間の本質や純愛が巧く描かれているのが驚きです。

投稿 : 2021/01/28
閲覧 : 360
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

刺激が強かった

SFの範疇なのだろうが,
何か「エヴァンゲリオン」の
人類補完計画にも似た話が
根底にあって,人間はおもちゃのように
扱わればたばたと死んでいくのが
見ものなのかなあ。

ルーシーは本編最後には
抹殺されてしまうと解釈すれば,
生殖能力のない個体だけが残って
話は終わりということ
なのだろうが,

それぞれ角の生えた新人類同士の
戦いも駆け引きあり,
お互いの意地もありで,
壮絶で面白味もあった。

話の前提がもう少し詳しく述べられる
シーンがあるとよかった。ルーシーがオリジナル?

悪い作品ではないが,
人が特に首や胴体が
真っ二つというのは,
凄味があると同時に死に対する麻痺が感じられる。

あまり,年少者には見せたくない作品かもしれない。
まともな大人が見るには,アニメでもあるし,
さほど問題はないが。感動する場面も少ないし,
人の突然変異というテーマも無きにしも非ずだが,
一回見ればまあいいかなという作品でもある。

投稿 : 2020/05/20
閲覧 : 442
サンキュー:

7

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エルフェンリートのストーリー・あらすじ

側頭部の対となる二本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ミュータント、二角奇人(ディクロニウス)。彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されている。
ある日、偶発的な事故によって、研究所に隔離されていたディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、研究所からの脱走を試みる。海に飛び込む直前に頭部に銃撃を受けるものの幸い軽症で済み、彼女はそのまま海へ投げ出される。
一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年コウタは、いとこのユカと由比ヶ浜でルーシーに出会ってしまう。頭部に受けたショックでルーシー以外の人格に入れ替わり、「にゅうにゅう」としか喋ることの出来ない彼女をにゅうと名付け、コウタが住むことになる楓荘に居候することになる…。 (TVアニメ動画『エルフェンリート』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年夏アニメ
制作会社
ARMS
公式サイト
www.vap.co.jp/elfenlied/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%AA%...
主題歌
≪OP≫野間久美子『LILIUM』≪ED≫河辺千恵子『be your girl』

声優・キャラクター

鈴木千尋、小林沙苗、能登麻美子、萩原えみこ、松岡由貴、細井治、中田譲治

スタッフ

原作:岡本倫(集英社『週刊ヤングジャンプ』連載)、 監督:神戸守、シリーズ構成:吉岡たかを、キャラクターデザイン・総作画監督:きしもとせいじ、メカデザイン:大河広行、美術設定:青木智由紀、美術監督:伊藤聖、色彩設計:中田亮大、撮影監督:白井久男、編集:瀬山武司、音響監督:清水勝則、音響制作:ザックプロモーション、音楽:小西香葉・近藤由紀夫、音楽制作:VAP、企画協力:週刊ヤングジャンプ編集部、プロデュース:GENCO

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