もっちょん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
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サムライチャンプルーの感想・評価はどうでしたか?
もっちょん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
大重 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観たい
アニメを見ていなかった期間の有名な作品はいつかは見たいと思っていたのですが、そんな1本ですね。
20年前の作品のようで。
古いアニメは、大体が作画レベルが低く演出も単調で、あまり期待できないのですが…。
いやこれは作画レベルがめちゃ高いですね。
20年前だというのに今見てもそう遜色ないレベル。
さらに演出も、バタバタ切り替わりまくる演出がわかりにくさもありますがそれ以上の面白さを生み出している。
クオリティが非常に高いです。
さすが、話題になっていただけはありますね。
当時見ていたら衝撃的だったかもしれません。
クセのあるキャラは純粋に好きとは言い難いですが…。
まあ、これだけクオリティが高ければ文句無しです。
というわけで非常に見たいところですね。
青龍 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『マクロスプラス』、『カウボーイビバップ』、『残響のテロル』の渡辺信一郎監督によるオリジナルテレビアニメシリーズ(※原作は、今はなきマングローブ)。
アニメは全26話(2004年※1期17話+2期9話)。制作は、『Ergo Proxy』、『さらい屋 五葉』などのマングローブ。放送はフジテレビ。
(2024.8.1投稿 8.23推敲)
ちょうど20年前の作品。久々に見直しましたが今観ても内容に古さは感じませんでした。
ということは、時代を先取りしたが故の賛否両論が当時あったであろうことは想像に難くないところ。
案の定、冒頭で「この物語はフィクションです。実際の歴史とは異なる部分がありますが、ガタガタ言うな。黙って見やがれ」というエクスキューズが入ります(笑)
【あらすじ】
作中では、島原の乱(1637年)の残党、井原西鶴の『男色大鑑』(1687年)、向日葵(の日本伝来は1660年以降)が出てくるので、これが全て重なるのは、17世紀後半。したがって、本作は江戸時代中頃の横浜が舞台。
母子家庭で母親と死に別れた少女・フウ(CV.川澄綾子)は、「向日葵の匂いのする侍」の情報を求め「バイト」を渡り歩いていた。そんなある日、彼女は、バイト先で喧嘩をおっぱじめたムゲン(CV.中井和哉)とジン(CV.佐藤銀平)を仲裁する形で、二人を用心棒として「向日葵の匂いのする侍」を探す旅に出るのだった…
三人で旅をしながら、基本的に1話完結のオムニバス形式。
内容は、人情ものあり、緊張感ある戦闘シーンメインの回あり、お遊び回(第22話のホラー回、第23話の野球回など)ありといったバラエティに富んだ構成。
【時代劇なの?】
本作は、登場人物が普通に「バイト」、「ヘアスタイル」言うし、通行人が突然ラップ始めるし、ウォールアートはするし、小刀の鞘にジャラジャラ小物をつけたりと、「時代考証どうなっとんじゃあああ」とか「時代劇なめとんのかあああ」といったお怒りの声が続出しそうな内容です(笑)
さて、時代劇とは、「主に明治維新以前の時代の日本を舞台とした作品」(Wikipedia)をいいます。上で書いたように、本作は一応時代が特定できます。
もっとも、特定できるから時代劇というつもりはないですが、きっちり時代考証したものだけが時代劇かといえば、そうでもないと思うわけです。
例えば、そもそも言葉が当時と違うし、馬はサラブレッドじゃないんで、多くの人に時代劇と認知されている作品であっても一部にフィクションが含まれています。
また、アニメは、そもそも我々現代人の娯楽なので、過去の再現度をいくら高めてみたところで、多くの現代人が共感できないものを作っても意味がない。
そうだとすると、時代劇アニメには、「時代劇として認められるためのリアリティ」と「エンタメとしてのフィクション」とのバランスが大事になる。そして、そのバランスは、その作品がなんで時代劇という設定を選んだのかという理由に影響されてくる。
例えば、本作では、江戸時代の中頃という戦国時代の乱世が終わり、諸国を旅できる程度の治安はあるものの、それでも依然として、常に腹が減っているくらいには人が満たされておらず、借金のカタに女房が売られてしまうくらには理不尽で、刀下げた奴らがいきなり刀抜いて喧嘩をおっぱじめてもおかしくない程度の「カオス」が残っているという設定が欲しかったんだと思うわけです。
だから、本作は、そういった雰囲気づくりに必要な部分に関してだけ他の時代劇アニメと見比べても、かなりリアルに作りこまれている(例えば、ヤクザや身売りの描写)。その一方で、それとあまり関係ないところでは、エンタメ重視・時代考証無視でかなり遊んでいる。
色々と時代劇アニメを観てきましたが、この方向性自体は、最近の『逃げ上手の若君』が受けていることを考えても、衰退傾向のジャンルである時代劇が生き残るための1つの戦略だと考えています。
というわけで、所詮、アニメは娯楽なんだから、「ガタガタ言うな。黙って見やがれ」!
【フウは「レイア姫」!?】
『カウボーイビバップ』で有名な渡辺信一郎監督ですが、上にあげた作品含めて「男2×女1の三角関係」が多く、本作も御多分に漏れずその組み合わせ。
上で書いた理不尽でカオスな時代を好きなように生きたいと思った場合は、めちゃくちゃ強くないといけない。だから、ムゲンとジンは、規格外に強い。
そんな大の男二人が、「向日葵の匂いのする侍」というあまりに漠然としすぎた手がかりで実在すら怪しい人物の捜索を理由も聞かず、まだ大人の魅力も感じさせない15歳の小娘にただ黙ってついて行く。
その理由は、彼らにとって、フウが映画『スター・ウォーズ』の「レイア姫」だったからだと思うんですよ。
レイアって強くないけれど「気位が高く」、かわいいけれど「絶世の美女ではなく」、ジャバ・ザ・ハットの前でビキニ姿になっても「大人の魅力に溢れるというわけでもない」(※故キャリー・フィッシャーがジョディ・フォスターを押しのけて同役に選ばれた理由は、「有名人の娘で、他人に命令することに慣れている」のをジョージ・ルーカスが気に入ったから(※Wikipediaのキャリー・フィッシャー参照))。
でも、ルークやハン・ソロがレイアについていったのは、そんなレイアが「お姫様」で、彼女を護る騎士が必要だと思ったからだと思うんです。そして、フウにも川澄綾子さんの声と相まって「姫」のような気品がある。
例えば、{netabare}フウは、自分の財布を盗んだスリの病気がちな母親に対して、その体を気遣って息子が母親に黙ってスリをやっていたことも、彼が死んだことも言わなかった。
母親の薬代を稼ぐためのスリであったことに理解を示す「罪を憎んで人を憎まず」といったところや、安っぽい同情に意味がないことを知っているので、若いのにその辺だけやけに達観している。
そこに支配する側の覚悟や気高さを感じて、やっぱり彼女も「武家の娘」(姫)なんだなと。
もっとも、フウは、まだまだ若く、過酷な現実を目の当たりにしても何とか気丈に振る舞おうとしていることが見て取れて、その弱さが垣間見えるギャップから庇護欲が掻き立てられるんでしょうね(男ってチョロい(笑))。
また、ジンは、ラスボスで江戸幕府最強の剣客である刈谷景時(CV.菅生隆之)に対して、「命をかけるだけの主君がいるのか。今や形骸化した名誉ばかり重んじ自己保身しか考えていないような主君ばかりだ。この命を捨てるに値するものなど…」と言っています。
そうすると、ジンはフウを救うために命を賭して幕府の刺客である刈谷や沙羅(CV.玉川紗己子)と戦っているので、フウはジンにとって命をかけるに値する主君だったということになると思うんですよ。
もっとも、ジンは、物語の最後でフウとムゲンが人生ではじめての「仲間」だと言っている。
そうすると、ジンは、今回の旅を通じて、武士として主君に仕えるという既存の価値観から解放されて、護るべき人を自ら選ぶ「自由」を手に入れたということなんでしょうね(※ジンはずっと「自由とは何か?」を模索していた。)。{/netabare}
【声優】
ジン役の声優・佐藤銀平さんは、俳優の佐藤B作さんの御子息で、主に俳優として活動されています。銀平さんに限らず、アニメで俳優を起用すると賛否両論出てきますよね。
これは、極端な例で考えるとわかりやすいと思っていて、例えば、「ドラえもん」の歴代の声優さんは、普段、変わった声と言われるのに、アニメだとピッタリと言われる。
どういうことかというと、アニメは、絵という表現がフィクションなので、そこから出て来る音がリアルすぎる自然な声だとかえって違和感がある。だから、アニメは声もフィクションっぽい方が合うのだと思うのです。
なので、私は、アニメの見た目がフィクションである以上、声優もファイクションっぽい方が合うと思ってます。
【音楽】
本作は、オムニバス形式なのですが、各話の物語のラストを最後まできっちり描いていない、わざと余韻のある余白を残した終わり方になってるんですよね。
そこにMINMIが歌うエンディングの「四季ノ唄」のスローバラードが静かに流れてくる。それが最高なんです。
また、本作がヒップホップを採用したことについては賛否あるところ。もっとも、作中でヒップホップが自己主張していなかったのだとすれば、それは時代劇でもヒップホップが気にならなかったということだと思うんです(※特に海外では、違和感なく受け入れられているようです。)。
そうだとすれば、本作は、日本的な音だけでなく、ヒップホップであっても時代劇に合うということを示す先見の明のある作品だったと思っています。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今から15年くらい前の作品になってしまうのが驚きですが、当時日本でも急激に流行りだしたラップやヒップホップに、時代劇を織り交ぜた異色のアニメーションになってます。監督は「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎監督で、センスのある演出が光る秀作アニメになっています。
特にキャラクターデザインは非常にリアリティと虚構が織り交ざった良い感じのスタイルで、現実の中世の日本にはこんなスタイルありませんが、センス良くまとまっていると思います。
オススメです。
かんぱり さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
fuzzy さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ナルユキ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
この作品は観る人がNujabes(ヌジャベス)にどこまで入れ込んでいるかで評価が変わるようだ。彼は00年代で活躍した伝説的な音楽プロデューサーで音楽マニアならその名を知らぬ者はいない、といった感じの超有名人らしい。あのテニスプレイヤーの錦織圭選手が好きな音楽家として彼の名を出したこともある。音楽もスポーツも興味がない私は調べるまで聴いたこともなかったが……(汗
そんな有名人が本作の劇伴に起用されているからか、支持するファン層も通常のアニオタとはちょっと気質が違うようである。ちなみに他にもTsutchie、fat jon、FORCE OF NATUREというユニットが携わっているそうな。
【ココが面白い?:時代劇とヒップホップの超融合!(1)】
さてNujabes──後の瀬葉淳(せば じゅん)──氏が扱ったジャンルは彼自身の音楽活動の中で確立したという「JAZZY HIPHOP(ジャジーヒップホップ)」だ。
これは字面のまま「ジャズ」のようなメロディーを基盤(ベース)に「ヒップホップ」の細かい曲の早回しや巻き戻し(DJがレコードをキュッキュッと動かすアレ。スクラッチとも)等の要素を取り入れたもの。出だしがヒップホップで、そこから徐々にサックスやピアノの音を重ねていく、といったパターンもある。
OP『battlecry』を聴いてみると確かに「ヒップホップなんだけどジャズのようなメロディーもあるなぁ」という小学生並みの感想を抱く。もっとちゃんと踏み込むならば通常のアニソンのような気分を盛り上げるものではなく「適度に下げてリラックスさせる」効果が期待でき、ジャズのそこそこ上品なイメージをヒップホップで打ち消して聴きやすくしたかのような印象を受ける。カラオケには全く向かないが作業用BGMには最適解かも知れない。
そんな画期的でもあり定期的に流行もするジャズラップ(略称)が飽くまでも「時代劇」という体である本作の主題歌やBGMに使われている。故に『サムライチャンプルー』は「時代劇×HIPHOP」と紹介されることが多い。
【ココが面白い?:時代劇とヒップホップの超融合!(2)】
ではこのジャズラップだの“Lo-fi Hip Hop(ローファイ・ヒップホップ)”だのと呼ばれている音楽と本作がどのくらいマッチしているかというと、正直あまり合ってないんじゃないかな、と思ってしまった。
この作品、確かに殺陣などの映像面は素晴らしい。無駄に鍔迫り合いすることはなく、青白い直線が太刀の軌跡だとわかった時には「何かが斬れている」というスピード感、その一閃を目でしっかりと捉えて最小限の動きで躱しては反撃し、互いに攻防を入れ替え続けるという殺陣の細かさが良い。とくに主人公の1人であるムゲンはとても侍とは呼べない戦い方をする。戦う場所が茶屋であれば粗茶をぶちまけたり団子串を刺したりして隙を作り、三角跳びで上空から斬撃や蹴りをお見舞いする。極めつけにはブレイクダンスの回し蹴りの勢いで多対一の状況を切り抜けてしまうなど、まるで現代のダンサーが江戸にタイムスリップしてそのまま十数年を生き抜いたかのような時代劇に染まりきらない戦い方が素直にカッコいいと評せる。
ただ、そんな映像の迫力に対してBGMが“負けている”ようにもまた感じるのだ。
上記にも記したがジャズラップは気分を盛り上げるものではなく適度に下げてリラックスさせるような曲────つまり「落ち着いた」曲調であることが多い。それを戦闘BGMに起用した場合、優れた映像に合う激しい効果音や怒号を入れれば入れるほど基本静かなBGMはかき消えて印象が薄くなってしまうのが自明の理ではないだろうか。
実際に本作のサウンドトラックのレビューには「何故かどの場面の曲なのか思い出せないことが多い」と評している人もいる。これは思い出せないのではなくその場面の曲がその人にも“ちゃんと聴こえていなかった”ということが伺えるのである。
【ココがつまらない:弱すぎるストーリー】
最大の問題はこの作品が時代劇の「ロードムービー」である点だ。
ロードムービーとは主役が旅を行い、その道中で起こる様々な出来事で物語を構成しているジャンル。アニメで類似作品を挙げるなら『狼と香辛料』や『魔女の旅々』、そして『夜ノヤッターマン』といったところか。主だった物語は旅の道中で起こり、 その過程の描写がメインであるこのジャンルはストーリーの発起や結末自体は曖昧な作りになっているものが多い。
本作も一応、話の本筋としてヒロイン・フウの「向日葵の匂いのする侍を探す」ことが目的として挙げられているが、3話・4話・5話と観てもこの侍探しが進展することは全くない。第5話に至っては渡し舟で先に進むために路銀(お金)を稼ぐだけの話である。
まあ、第2話の時点でこれは危惧していた(笑) 何故そう思ったか3人の会話を振り返ってみせよう。
{netabare}フウ「向日葵の匂いのするお侍さんが見つかるまで、斬り合いは禁止です」
ジン「それは何者だ?」
フウ「それは……」
ムゲン「そもそもヒマワリって何だよ?」
ジン「知らんのか」
フウ「花よ花!」
ムゲン「どんな匂いなんだ?」
ジン「他に手がかりはないのか?」
ムゲン「似顔絵とかよ」
ジン「ここに来た根拠は?」
フウ「ああああああもう!!」{/netabare}
────以上である。
いかがだろうか。捲し立てられたとはいえ、人探しにおいて重要かつ尤もな疑問や指摘をヒロインがキレ散らかすことで全て誤魔化し、そのまま話を進めてしまう。手がかりなんて何もない。そんなものはアテのない旅の中で見つければいい。それがいつ見つかるかどうかは今後の脚本次第、という本作のスタイルや制作事情が伺えるのである。
「ヒマワリってどんな匂いなんだ?」という質問も実は良い質問だ。「向日葵の匂い」なんて物も現代ではそういうシャンプーを使っている人でないとピンと来ないのではないだろうか。そういった“嗅覚的”な情報を加えてしまった本作の主目的は視聴者がいまいち共感できないものになっている。見た目に特徴があれば映像で、印象的な音色があれば音響で伝えられるのがアニメないしテレビジョンだが、こと“匂い”をダイレクトに伝えることは現代の技術でも実用化には至っていない。本作の放映年では尚更、不可能だった。
【ココがひどい?:時代情景がデタラメ】
ここからは細かい粗探し。まあ1話冒頭で「ガタガタ言うな。黙って見やがれ」と予防線を張られている以上、『ツッコんだら負け』の類いかも知れないが、構わずやります。
本作は江戸時代の日本を舞台としているものの『サムライチャンプルー』の名前通りか、随所に現代文化がミックスされた独特の世界観が特徴である。外来語や若者言葉を話し金髪やリーゼント、ピアスを付けた侍がいたり、刀にケータイのようなジャラ付けがされているなど毎話、時代情景を軽視した時代劇を展開している。
悪大官は「ここは拷問の“デパート”だ」なんて表現をするし、侍が何故か髷(まげ)をバカにされた時は「こういう“ヘアスタイル”なんだよ!!」と言い返したりする。完全に視聴者のツッコミ待ちだ(笑)
やはりこれは監督の、作品に面白味と新鮮味を出すための演出であり、観る人が寛容であればあるほど本作をより楽しめる一要素として活きてはいる。
ただ、ややそれが過剰だ。刀をマイク代わりにボイス・パーカッションを披露するヒューマンビートボックス侍など、然り気無いものではなくしっかりと尺を奪っている演出もあり、ここがスベってしまうと一気に話がつまらなくなる「諸刃の剣」も持ち合わせてしまっている。
【キャラクター評価】
ムゲン
確実に善人ではないが悪人とも言い切れない、個人的に2番目くらいに感情移入が難しいタイプ。「このキャラを通して『自由のカッコ良さ』を伝えたいのかな?」と思うくらい権力や支配を嫌い、自分から喧嘩を売ることも多い粗暴で好戦的な性格で描かれている。
自由も「いい加減」だと惹かれないんですけどね。「自由だから何?今日の飯にも困ってるじゃん(笑)」みたいな。
CVは中井和哉さんで某三刀流の人と同じだけど、正直彼より、又は彼とは違った魅力が備わっているとは言い難い。
ジン
「仏の顔も────二度までだ!」
知的そうに見えてアホですね(笑) 生真面目で剣術も正道など、ムゲンとは色々と対極な位置づけだけども「斬るしかない能無し」という点で共通してて意気投合も多いのが魅力的に映る部分もあったかな、と。
中の人は本職俳優でアニメ用の声が用意出来なかった模様。まあ無口なキャラなのでさほど気にはならなかったが。
フウ
彼女自身について特に語ることはありませんね。普通のメインヒロイン。勝ち気。大食い。貧乳etc.
ムゲンもジンもこの娘が気に入らなければ斬り捨てるのはやり過ぎでも暴力や威圧で黙らせることは出来る筈なのだが、特に理由もなく彼女の人探しの旅に付き合っているのが不思議────穿った見方をすればきちんと設定されてないな、と思うところ。まさか第1話の不必要な助太刀に恩を感じてたり、最後のコイントスの結果に律儀に従ってるわけじゃあるまいし…………まあ2人とも自由人だから「暇つぶし」が一番しっくり来るかな(笑)
【総評】
「クセの強いアニメだ」と他の人が言うような評価に私もせざるを得ない。
剣戟アクションは20年代の現在で観ても十分素晴らしいものばかりであるし元来、硬派な時代劇に現代文化を取り入れて笑い・ツッコミを誘うというのは実はアニメでは『銀魂』に先駆けて作られた当時の斬新な手法でもあるなど良点は確かに多い。
しかし公式や紹介記事が1・2番に推している音楽の部分でまさか「印象が薄い」「映像に負けている」「洒落た部分が鼻につく」などの不満点を抱いてしまうとは思わなんだ。ここを肯定できるのは「JAZZY HIPHOP(ジャジーヒップホップ)」という音楽が好きで、Nujabesこと故・瀬葉淳氏を尊ぶ、あまりアニメを観ない人に限られるのではないだろうか。後は当人の思い出補正かな。少なくとも「現代アニメとは違った選曲をしているからこの作品は素晴らしい!」という理屈を通すまでには至っていない。そもそも聞こえないことが多かったし(笑)
そしてストーリーが弱過ぎる。単発話の中には良回(ファンの中では神回)と言っていい物もあるが、基本的には食事や旅の資金に困る一行から切り出してそこから一騒動に巻き込むという御決まりかつありきたりな話が大半を占める。
そもそも旅の目的がロードムービーというジャンルから観て浅く、その上で主目的と関係無い話を続けるので「今の話必要あったか?」とずっとずーっと思ってしまうわけで、いかにその疑問・不満・ストレスと切り離して観れるかがムダに2クールもある本作を完走できる秘訣と言えるだろう。
主役が旅をすることで色々な景色を写し、様々な人物との出会いや別れを経験させて、訪れた場所の文化や価値観に触れながら定めた目的に行く中で一行が成長し、掌中の珠を取得していく。それがロードムービーの醍醐味であるのだが、本作にはそれらの条件があまり当てはまらない。
とくに「成長」という観点ではムゲンが最初から自身の生き方────“信念”を確立させているのであまり伸び代がない。「言い訳しながら生きるんじゃねえ」「その刃、人に向けたら殺すか殺されるかそれだけだろうが」と逆に出会った者にお説教をかますくらいである。
なら実は『水戸黄門』のような世直し旅の要素を含んでいるのかな?と思いきや、ムゲンらと関わった者は善人悪人すべからく命を落とすという救いのない話ばかりでもあり……もう少し人情味を入れた展開を増やしてもよかったのではないかとも思う次第である。そういう意味では第11話「堕落天使」や第15話「徹頭徹尾」が良回と言える。
まあ、ストーリー性の薄さは10年代以降のアニオタの感性から見て割と致命的だけれども、奇抜な演出や疾走感溢るる殺陣シーンなど映像面ではとても良くできている作品なので、もし視聴するならばシナリオよりもそちらを重視して評価するといいだろう。
Tnguc さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
~
今は亡きアニメ制作会社・マングローブの処女作にして代表作。広重東海道五十三次の浮世絵をアニメ化したような世界観に、性格が間反対な二人の剣豪・ムゲンとジンが、かしまし娘のフウに付き合わされる形で、愚痴を言いながらも一緒に旅をする日本縦断ロードムービー。ジャンルは一言では表せないが、コメディ要素溢れる時代劇アニメといった感じである。基本的に一話あるいは二話完結で、コメディ回を除いては旅の先々で出会う敵とチャンバラするのがメインであり、その中のスタイシッリュな殺陣は見どころの一つであるが、特出すべきは戦う相手の背景にあると思う。敵は大抵、同情してしまうほどに憐憫な境遇に置かれていて、中には手を血で染めた者もいるが、ムゲン達と巡り合うことで己の悪行に命を持ってケジメを付けようとする展開は、チルアウトなサウンド達と相まって哀愁を感じさせる。あくまでもムゲンとジンの単純な快進撃ではなく、不器用ながらに江戸の世を生きた者達(敵)の最後を死や別れによって救い、決してハッピーエンドではないものの無常なメッセージ性と共に情味的に描いている。30分前後でこれだけのドラマを作り出す力量は凄いと思う(とくに20話と21話)。三人組は必ずしも仲良しではなく、性格もバラバラなので団結力はない。隙あらば単独行動に移ったり、あるいは決別したりと、それぞれが勝手な物語を突き進んでいくが、いつも最終的には三人が一か所に収束するように構成されていて、これが毎度ながら巧い。時には異文化コメディ、時にはシリアス、時にはラップミュージック、時にはチャンバラといった、統一性のない構成を素直に受け入れこれらを両立させることが出来た背景には、江戸時代にも関わらず21世紀の文化がミクスチャーされた独特な世界観があってこそで、タイトルにある通り、舞台や物語、登場人物に至るまで、見事に「チャンプルー(ごちゃまぜ)」されているから凄いと思う。勿論、チャンプルーと銘打つくらいなので実に雑多な物語であり、統一感もあまりないので一概に時代劇とは言えないのかも知れないが、名作であることに間違いはないと思う。
個人的評価:★★★★☆(4.5点)
R さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
お洒落なOPとEDで、作品自体は良い作品だけど、個人的に面白いとは言えない。
これは批判してる訳ではなく、現実に起こったことを描いているのも多くて、考えさせられる作品だったからだ。お洒落な作品と言うことで有名だけど、残酷さを綺麗に描いた作品だと感じた。
ピエロ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この感想欄では17話までの内容について触れていきます。
まずけっこう古いアニメなのですが、絵自体にあまり古臭さを感じず普通に見れましたね!
このアニメを一言で1番強いイメージを答えろと言われると、とにかくエモいな〜と僕は思いましたね笑
内容的には割と笑いありちょっとシリアスありって感じなんでくそ重いアニメではないんですが、場面の途中に流れるBGMの良さに心を打たれましたね笑笑
たまにアニメを見てるとこのBGMいいな〜と思うことはあるんですが、ことサムライチャンプルーに置いてはほとんどのBGMがまじで良い!
そこにとてもエモさを感じましたね。
あと好きな話は以心伝心、四面楚歌、堕落天使ですかね〜
EDとかもMINMIさんの曲がとても良かったのですね!
またこのアニメを見てて時間が経つのがあっという間なアニメだと思いましたね〜
たまに見ててまだ終わらないかな〜、なんて思って飽きてくるアニメがあるんですがサムライチャンプルーはスピード感があるので意外とすぐ見れると思います!
個人的に久々にピンときたアニメなのでみなさんにおすすめしたいです!
DB さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
内容はだいぶイカレてるけど、勢いがあり非常に面白い作品でした。
絵、音楽、動きそれぞれの味が活かされていて、トータルとして魅力ある作品になっていると思います。最近こんな作品ないなあ・・・
ゼルミナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2019観了。
溜息が出るほど素敵なナベシンアニメ。
普遍的と言っても過言ではないほど広く、スタンダードな面白さを持ち、とりあえず、見る作品がないなら見ておいて損はない。
音楽とアクション、演出の調和の高さが全体を通して高いレベルであり、出来の良さ、という点では文句のつけようがない。
あえて難癖をつければ地味とも言えるが、外連味はたっぷりとつまっており(まぁナベシンだしな…)退屈する事はないと言える。
あとは各話ゲストのキャラクターの立ちっぷりと、声優の芝居の素晴らしさを特筆大書しておきたい。
令和の今となっては鬼籍に入られた方も多いのは寂しいが、声優満漢全席といった風情で、そういう視点でも毎話が楽しめる。
毎週、あるいは「思い出したタイミング」で1話づつ鑑賞するのが楽しい。
のんびりと楽しみたい良作。
こういうアニメを二、三年やってくれないかなー
タツヤ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
nan-nan さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アイコン さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
久々のレビュー投稿。
だいぶ前に見た作品ですが、ついこの間見た『ゾンビランドサガ』のヒップホップ回を見てこの作品を思い出し、レビューに至った次第。
サムライとヒップホップ要素を取り入れたアニメ。
無限の住人とかSAMURAI DEEPER KYOとか銀魂のような、現代的要素の入ったサムライものです。
ヒップホップ&サムライっていうと、『アフロサムライ』っていうのもありましたね。あちらも面白いので是非見てみてください。
OPからしてハイセンスなんですが、実はこの映像、『サマーウォーズ』や『バケモノの子』などを手がけた『細田守』さんが絵コンテを手がけてるんです。
カッコイイですよね。
途中の話にあるサイケな映像は今石洋之さんや湯浅政明さんが手がけていたり、久々に見返した時にはかなり驚きがありました。
音楽は、ヒップホップの中でもローファイヒップホップ(少し荒削りなサウンドのヒップホップ)と呼ばれるジャンルの元祖的存在、『Nujabes』が手がけてます。(しかしこの方は、他界されてしまいました……)
監督の渡辺信一郎さんは、『カウボーイビバップ』や『坂道のアポロン』、そして今期の『キャロル&チュースデイ』でも音楽へのこだわりが見られましたが、サムライチャンプルーでも十二分にその傾向が見られますね。
ストーリーは、ぶっ飛んだ時代背景無視の話が入ったりもしますが、基本は王道な時代劇ものという感じで進んでいきます。「向日葵の匂いのするサムライ」のオチがちょっとありがちなものなのが残念でしたが、演出のおかげもあってか、かなり楽しめた作品になりました。
この作品、海外での受けも良かったらしく、特に音楽方面ではかなり影響を与えたようです。
実はこの作品が作られる前、こういった音楽は『ローファイヒップホップ』などとは呼ばれてませんでした。
しかしサムライチャンプルーが放送されると、アニメ映像と荒削りなヒップホップのサウンドがミックスされたその異端性が、ヒップホップ界隈にかなりの衝撃を与え、多くのトラックメイカーが後続で、アニメの映像にヒップホップを合わせたミュージックビデオを多く作るようになります。それが後に「ローファイヒップホップ」と呼ばれるようになったようです。
この作品の影響は計り知れないですね。
演出も異端的で、スクラッチの音に合わせてシーンが変わったり時間が巻き戻ったり、ヒップホップ的演出を多大に取り入れています。
まるでずっとミュージックビデオを再生しているかのようなテンポとノリで、アニメとしても非常に見やすいです。
ちなみに冒頭である「現代から江戸時代まで映像が巻き戻る」シーンは、幕末太陽傳という映画のパロディのようです。この映画でも、現代から江戸の映像へ切り替わるシーンが入ります。それを現代的な演出でまとめたのがあのシーンという感じでしょうか。
音楽要素とアクションを全面に出した作品は、ストリートオブファイヤー、クロウ飛翔伝説、最近だとTokyo Tribe2とかベイビードライバーなどありますが、こういった音楽×アクションの作品は個人的に大好物なので、これからも増えていくことを願います。
昔、海外の監督のロベールブレッソンという方が、「音楽は映画を弱くするが物音は映画を力強くする」という言葉を残したようですが、個人的にはそうではなく、「どのシーンにもそれに相応しい音楽や音を当てはめれば、十分に映像を力強くする」と思っています。実際この作品のアクションシーンは、作画の良さも相まって素晴らしいものに出来上がっていますからね。チルなサウンドとの相性もGood!
「設定がめちゃくちゃすぎ」
「江戸時代はこんなんじゃねぇし」
「サムライとヒップホップとか意味わかんね」
「はいはいオサレオサレ」
こういう人たちには、一言。
「黙ってみやがれ!!!」
ヒュージ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
切ないフラット さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
スピード感あって、くだらない時もあるけどカッコいい その配分がいい
ダークフレイムマスオ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
三寒四温これを書いてる現在すこーしずつ冬が終わろうとしてます。
今期はブギーポップと続編物、ばーちゃるさん、上野さん、えんどろ~ぐらいしか見てないので土日に溜まった作品の消化試合ですw
近況報告はこんなもん。仕事のおばはんのネタにも大分なれたw基本子供、食事、旦那の話題のローテーション。しかも落ちなし。永遠としゃべるBGMです。
レビューなんで書こうかと思ったのはブギーポップ観てて大分前にレビュー書きてーっていうリビドーがあったがあにこれデビューしたてのころでうまく表現できなくて書かなかったの突然想い出したそれだけっすw
音にこだわった作品といえばカウボーイビバップ、マクロス、フリクリ、火サス(?)等がありますが時代考証ほぼシカトw娯楽として楽しめる作品です個人的には。映像も結構いっちゃってるので楽しめました。
いい作品はそれなりに評価しないとね!
のまねーとダスオ節でないなーw
しかしなんでブギーポップからこの作品連想したんだろ?それが謎だ!
クワル さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
チャンバラもの、なんだけど音楽やデザインがヒップホップ調。
ちょい悪なオサレ感があります。
デザイン・アクションがとてもよかった。
OP・EDと合わせて独特の雰囲気がある。
ストーリー自体はちょっと薄味かな。
ヘラチオ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
テレビ放送では放送枠の都合上、1~17話まで放送されていたようだ。チャンプルーが示すようにごちゃ混ぜというより、カオスな印象を受けた。ところどころに謎なギャグを入れつつ、シリアスな雰囲気で切る。そして人探し。1~2話で完結するので、適当なところからも見ることができる。伏線とか考察する要素はそんなにないので、気楽に見られる分、面白みに少し欠けるかなと思われる。
ヒップホップな感じのbattlecryは雰囲気に合っていると言えるが、自分の好みとは少し言い難い。EDの四季ノ唄はあんまり好きでないと感じていたが、アニメを見終わるころにはもうちょっと聞いていたいと思う程度になった。フウの幼少期が描かれており、梅干しを食べたときの顔がリアルで印象的。
以下はアマゾンプライムビデオにて掲載されていたあらすじと見終わった感想↓
{netabare}1話 疾風怒濤
茶屋でアルバイトしていたフウは、ムゲン・ジンの2人に会う。2人は茶屋で大暴れした挙句、代官に捕らえられ処刑されようとしていた。フウは助けるかわりに、ある約束を2人にさせる。それは「ひまわりの匂いのする侍」を探しにフウと一緒に旅をするというものだった。
まずは3人の出会いのお話し。見るからにガラの悪そうなムゲン。クールでどこかミステリアスなジン。物語の始まりとしては典型的でこんなものかという感じ。
2話 百鬼夜行
ムゲンに片腕を斬られた竜二郎は、復讐に燃え二人に刺客を送り込む。ジンには小物に見えて実は恐ろしく腕の立つ男を。ムゲンには鬼の形相をした怪力の大男を。フウは竜二郎にさらわれ、ムゲン・ジンはそれぞれ彼らと戦う事になる。
1話で茶屋を燃やした竜二郎登場。怪力の大男は容姿の醜さから虐められてきたが、フウにだけは少し心を許したようで、竜二郎に反抗し、戦いは収束。見ていた自分もフウの心優しさに心動かされた感じ。
3話 以心伝心 其之壱
フウのあまりの口やかましさに嫌気がさしたムゲンとジンは、フウを置き去りにし別々に同じ宿場町にやって来る。そこの町を仕切っている二つの組、永富組、瓦組にムゲン・ジンがそれぞれ用心棒として雇われる事になった。一方、遅れて同じ町にフウもやって来る。
ジンを雇った側の娘がムゲンを雇った側が運営する遊郭に連行され、弟が助けに行く。別々に雇われているムゲンとジンがめちゃくちゃに切りあう。さらに、占いで壺に気を付けろと言われたそばから壺を持った人にぶつかり、代償として遊郭に連れていかれるはめになったのは、笑えるシーンだった。なんでやねん。
4話 以心伝心 其之弐
それぞれが違う立場で再会するムゲン・ジン・フウ。ジンを雇った組の息子、宗介の過ちにより、二つの組の抗争も激化しそれを収める為、丁半博打で勝負をつける事になる。だがそこに現れた壺振りはフウだった。
フウは壺のことだけを何故か思い出し、遊郭に来た客を壺で殴り、逃走。賭場に行こうと道を聞いただけなのに、壺振りと勘違いされる。一方で姉を助けに行った弟君が相手の組の者を刺してしまった責任を取って父である組長が相手の組長と博打するわけだが、ムゲンを雇った側の組長はいかさまをしようとしていたところ、まさかのフウ登場で台無しに。結果として、両方の組長死んじゃってなんとも切ない気持ちに。
5話 馬耳東風
渡し舟の金が払えず立ち往生する三人。渡し賃を稼ぐ為、各自町に散っていく。フウは浮世絵師のナンパ男に誘われ浮世絵師のモデルになり、渡し賃稼ぎに精を出す。だがそのモデルの仕事は罠だった。
結構好きな話。のこぎり万蔵初登場。浮世絵師を追っているようだが、隠れているときに刀の代わりにびよんびよんするダイエット器具を持ってカロリー消費を心掛けるというギャグっぷり。しかも変なタイミングで樽から出てくる。フウが売られそうになっているのに、ジンはなんか将棋指してるだけ。ムゲンは探していたけど。色々あったが、乳を大きめに描いてもらえて嬉しかったというオチ。
6話 赤毛異人
いよいよ舞台は大江戸だ。息巻く3人、江戸に来た。腹がへっては侍探せぬ。大食い大会出る事に。そこで知ったフウの食欲。そこで知り合う変な侍。全く知らない江戸の町。出てくる謎の虚無僧チーム。始まるキケンな江戸観光。
大食い大会で急に蠅が飛び出したなと思ったら、フウがそれを捕ったことでご馳走様をしてしまったと勘違いされ、まさかの優勝逃し。そして、大量に食事したことで風船みたいになってる。優勝した侍はどう見ても怪しい。しかし、刀を返してもらわないといけないから、観光に連れて行く。結構、お偉いさんだったようで、フウが持つひまわりの匂いのお侍さんに関する手掛かりについて知ってるようだった。どうやら長崎にいるらしい。ということで、江戸編終了。
7話 四面楚歌
しぶりの飯にありつこうとしたムゲン達、だが一瞬の隙をつかれスリの新輔に大事な財布を掏られてしまう。町中駆けずり回り新輔を探すムゲン達。だが、ムゲン達以外にもヤクザの小五郎達が、印籠を取り返す為新輔を探していた。町中で出会う新輔・フウ・小五郎達、咄嗟に新輔はフウを人質に取り油問屋の中に逃げ込む。偶然そこに同心達も加わり大騒動になってしまう。フウ達の熱く長い一日が始まろうとしていた。
なんとも切ない話。病気の母を助けたいがためにスリをして金を稼ぐ息子。何か悪いことしてるのではないかと疑いつつも息子を信じる息子。スリをしていくうちにヤクザから非常にヤバい物を盗んでしまう。大騒動の末、殺されてしまうのだが、フウは母親に伝えられない。伝えられないまま、息子の帰りを待つのを想像すると本当に切ない。
8話 唯我独尊
自称・将軍になる男、ばっちり髪型をリーゼントに決めた永光はなぜかメガネをかけた侍ばかり襲う。ある飯屋でフウ達三人に出会う永光。ピンときた永光は、早速フウをナンパ。無理矢理デートに連れ出されてしまう。そこで永光の口から驚くべき事を聞かされるフウ。永光はある男を探しているという、伝説的な剣豪「真理屋円四郎」を卑怯な手を使い殺したとされる男を。その男はメガネをかけた侍で名前を「ジン」というのだった。
手下を従えてジンを探す永光はヒューマンビートボックス?をさせながら、謎のラップを歌いつつ、自己紹介する。大袈裟な紹介の割には弱い。というより、手下の一人のほうが強くて、そっちもジンを探していたようだ。というより、永光、嫁も子供もおったんかーい。何だったんだこの話。
9話 魑魅魍魎
ダフ屋からニセの手形を掴まされ箱根の関所で捕まってしまうムゲン達。このまま3人磔処刑か?と思われたところ、奉行の衣笠から、山を越えて罪人の首を届け日没までにこの関所に戻ってこられたら、命を助けてやると言われる。人質として残されるジンとフウ。首を持ち駆け出していくムゲン。だが、その場所まで行くには天狗が住むと言う魔の山を抜けなければならないのだった。
魔の山にいたのは天狗じゃなくて僧兵で戦国時代の遺物。ムゲンと箱根の関所から付いてきた監視役も捕まってしまうが、なんか変な植物のせいで僧兵も含め、全員ラリッてしまう。そのせいで、ジンとフウは処刑されそうになってしまう。なんだかんだ楽しそうな話。
10話 以毒制毒
ある宿場町で侍ばかりを狙った辻斬り事件が頻繁に起こっていた。その事件の遺体には外傷は無く、体中から血を噴きだして死んでいた。たまたまその町の寺でアルバイトしていたフウ達は、事件の犯人を捕まえた者に賞金が出る事を聞き、アルバイトそっちのけで犯人探しを始める。
自分を最強だと思っている辻斬りを倒す話。特に感想なし。ぼーっと見てた。
11話 堕落天使
雨が止まず、町に立ち往生するフウ達。宿代を稼ぐ為、それぞれアルバイトをする事に。ムゲンは賭場の用心棒。フウは茶屋のホールスタッフ。ジンはうなぎ屋台の売り子に。うなぎに戸惑うジンに一人の女性が、さばき方を教えてくれる。名前を紫乃と言い、明日から遊郭で働くのだという。
旦那に虐げられている紫乃にジンが惚れて逃がすわけだが、ジンの意外な一面が見られた印象的な話だった。
12話 温故知新
久しぶりに宿に泊まる事になった3人。フウが風呂に入っている間にジン・ムゲンの二人は、フウが書き綴った日記を見つけ勝手に盗み見る。その日記には、男・食べ物・旅の事などが、赤裸々に書かれてあった。
言わば、総集編。話の区切りだったこともあり、EDも違う。
13話 暗夜行路 其之壱
山沿いの道を、迷いながらぶらぶら歩いていたムゲン達。ふいに、道が開け、ついに、海まで出てしまう。そこでムゲンは、昔の幼なじみの少女コザと偶然再会する。喜ぶコザに対し、ムゲンの表情は険しい。そこに現れる一人の男。それは昔のムゲンの仲間で、今は海賊のボスとなっていたムクロであった。
不穏な雰囲気の始まり。
14話 暗夜行路 其之弐
ムクロとの賭けに負け、御用船の金を奪う計画に加わるムゲン。フウやコザが心配する中、ついに計画が動き出し、嵐の海に船を漕ぎ出すムゲン。順調に計画は進行していく。だが、その計画と同時に別の計画が動き出している事は、唯1人以外、誰も知る由は無かった。
ムクロは仲間も騙して内通している奴と盗った物を山分けしようとしていたが、その内通者に騙される。内通者はコザとも通じており、2人でどこかに行こうとしていたが、ボロボロのムゲンに切られてしまう。しかし、コザはあえて切らなかった。あえて、無視した感じ。後味悪い終わり方。
15話 徹頭徹尾
山深い森の中、追われている一人の男。追っているのは忍装束に身を包んだ、影の軍団。男、逃げながら胸元から袋を取り出し、近くの池目がけ力一杯ブン投げる、沈んでいく袋。次の日、その池で釣りをしているムゲン一行。そこでジンが一つの奇妙な袋を見つける。それは昨日男が、投げた袋だった。
釣り上げた袋を持って、たくさん飲み食いした後はまた風船みたいになったフウの目を盗んで遊郭に行った2人。遊郭に潜り込んでいる女忍者にいいように使われるムゲン。遊郭でたくさんの微妙な遊女を相手にするジン。なんやかんやで事件解決。男の哀しい性が明らかになってしまう辛いお話し。
16話 酔生夢死 ひと夢
ちょっとした口喧嘩によって、3人別々の道を行くことになったムゲン達。ふいにムゲン目掛けて矢が放たれる。「誰だ!」咄嗟に避け、矢を放った人物を追いかけるムゲン。そして同時時刻ジンは無住真剣道場からの刺客、雪丸を相手に戦っていた。激しく展開する刀と刀の攻防。その頃フウは足を滑らせ川に落ちていたがある男に助けられる。名前をオクルといい、弓矢の達人であった。
導入は物語の結末から。燃えている男の姿。気になる展開ですな。
17話 酔生夢死 ふた夢
勘違いにより男達に襲われるムゲン。男達はオクルと言う名の男を探していた。北のある村を焼き滅ぼしたのだと言う。「あいつは俺が倒す。てめぇらは手をだすな!。」月光の夜、オクルが奏でる楽器の音色が山に響く。その音色に誘われるようにやってくるムゲン。刀を抜くムゲン、弓を引くオクル。満月の月の下、二人だけの闘いが始まろうとしていた。
ジンは雪丸に切られにきている節があって、理由が分からないので、ちょっともやもや。燃やされている男はオクルで、ムゲンは彼が生きていると確信している。哀愁漂う終わり方。まさに、侍を題材にしている作品という感じ。{/netabare}
tinzei さんの感想・評価
3.6
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
8bit さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ファンキーなBGMと共に繰り広げられる時代劇"風"アニメ。
※音楽には疎いので評価せず。
大まかに一本の目標はあるが基本的に1話完結で終わるオムニバス形式。
故にお話の出来は回によって大きく異なり
「面白い回」と「つまらない回」になる。
暗い話、サイケデリックな話、コメディ全開の話、etc...
本筋は特段凝ったギミックなし。
殺陣の描写が秀逸であり、そこだけでも見ておいて損はないと言える。
チャンバラつば競り合いではなく本当に斬りあう描写はアニメでは中々見られない。
また「飯」を丁寧に描くのも特徴的。
「飯」を美味そうに描くアニメにハズレはない(本当か?)
丁寧な作画と演出、BGMがとても印象に残る作品。
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あぱぱ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Marsa さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作(漫画)未読。1期は17話にて何かしらの事情で打ち切り。
2期として、残り9話、計26話で完結しているようです。
ヒロインがそれぞれ凄腕の剣士2名と出会い、一緒に
ひまわりの匂いのする侍を探す旅をする話。
時代背景は江戸時代なんですが、ラップ、マイクもどき、
ピアスに茶髪など、惜しみなく出てきて、遊び心満載。
時代考証完全無視はむしろ面白いと思ったのですが、
私にはラップが苦手なせいか、ちょっとついていくのが
やっとといったところで、内容も若者向けかなといった
印象。
それでも、2期になりますが、最後の3話では、
時代劇として、まじめに話をまとめ、ちょっと
いい話で、いい締め方だったと思います。
私のようなラップが苦手なオヤジにはきついかもですが、
斬新な作りをしてる作品なので、見て損はなく、
若者には抵抗なく楽しめる作品ではないでしょうか。
nanikore さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「ひまわりの匂いのするお侍さん」を探すためにお転婆娘のフウと、2人の護衛、ムゲンとジンが旅をする。基本的には一話完結だが、たまに二話連続の前後篇も。全体としての流れがしっかりしている。後半の怒涛の流れ(超時空時代劇?なんの話だ)は圧巻。関東編、関西編で一応分かれている。
ちょくちょく小ネタがハマる。緋牡丹博徒とか必殺仕事人だとか。おそらく自分が把握できていないネタもあるのだろう。
自分がこのアニメを知ったのはNujabesというアーティストがもとなのだが、全体としてこのアニメの音楽センスは高い。これ以上のアニメを知らない。 14話の最後などなど。
作画もレベルが高い。刀の軌跡、噴き出す血、バタバタと死ぬ人。必見。
全体として、とても完成度が高い作品。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
時にセンチメンタル、時に超カオス時空の「時代劇」!
何といっても3人の不思議な関係が面白かった。
音楽は総じて和風なところはこれっぽっちもありません。
ヒップでホップな異質感ムンムンの神アニメです。
サムライチャンプルーのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
サムライチャンプルーのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
天涯孤独のフウはだんご屋でバイトをしながらもいつか向日葵の匂いのする侍を探すために旅に出ようと考えていた。
そんな中、フウはムゲンとジンに出会い、だんご屋が燃えてしまったことを契機に、その2人を用心棒に旅立つ決心をする。物語はそんな三人の道中を描いたものである。
(TVアニメ動画『サムライチャンプルー』のwikipedia・公式サイト等参照)
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平
原作:マングローブ、 監督:渡辺信一郎、企画:小林真一郎/佐々木史郎/三ツ木早苗/後藤秀樹、チーフライター:小貫伸治、キャラクターデザイン・チーフアニメーター:中澤一登、得物デザイン:前田真宏、美術監督:脇威志、色彩設計:鈴木依里、撮影監督:山田和弘、編集:掛須秀一、音楽:Tsutchie/fatjon/Nujabes/FORCEOFNATURE、音響制作:テクノサウンド/ボーダーライン、音楽プロデューサー:石川吉元、プロデューサー:浜野貴敏/河内山隆/里美哲朗
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安芸へやってきた三人組。『昔、世話になった』という道場へ向かったジンだったが、昔日の面影今いずこ。そこは剣術ではなく、タギングに夢中になっている恩師の息子達のたまり場になっていた。一方ムゲンは、字が読めないことをフウに指摘され、一念発起!? 文字を習い始めるのだが……。
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