tinzei さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
最後の展開は、制作側の意図は分かるけど、ストーリーの意図が分からなかった
30分×6話。
四姉妹が死んだ実父母に関係のある合体ロボット、ジーマインに乗って別世界からの敵オーガピエンスと戦う。
合体シーンはちゃんとしていてパーツの個別名も付いてるけど、ロボ内部や武器説明が無いからロボット作品としては二流。
甲児の展開が完全にシュワちゃんなのは置いといて、色々とご都合主義なとこがある。
終盤で甲児は記憶を消去されたり存在を抹消されたくせにあっさり戻ってくる。設定のあるご都合主義なら納得できるけど、なんの説明もなく偶然で済ませられてるから納得がいかない。それに最後の戦いで、オーガピエンスが異次元(?)の浅草と瓜二つの街に場を移して戦った意味が分からない。移動したこと自体は異次元の方が力が出るから、みたいな自分が見落としてる設定があるのかもしれないけど、何で浅草の街に似てるの?制作側の町が壊れる方が見栄えが良いっていう意図は分かるけど、ストーリー上の意図が分からなかった。
一昔前のロボットものにありがちな、「OPの歌詞に題名を入れる」っていう基本はできてた(笑)
【各話あらすじ】
1→ある日、花見をしていた主人公一家だったが、長女のアヤメが謎の黒服に攫われる。途中謎の青年に助けられ事なきを得るが、アヤメは青年のことが気になっていた。生粋の江戸っ子で外来語を嫌う父に嫌気がさした次女レンゲと三女スミレは家出し、青年を悪く言った父に反抗したアヤメも一緒に出てってしまう。三人は知り合いの屋形船を営む一家にお世話になる。残った四女サツキは父の命令で三人を見張る。団体客を屋形船でもてなす日、上空から謎の戦艦が現れ、その戦艦から巨大ロボが出て、屋形船の先にいた謎の貨物船を狙う。敵ロボの移動で船から落ちたアヤメは青年に助けられ、敵ロボが破壊中の貨物船へ乗り、地下に落とされる。アヤメが目覚めるとコクピットの中で、すぐそこまで来ていたため自分が乗ってるロボを動かしパーツも現れ合体する。それでも怯えるアヤメだったが天女のような姿の女に導かれ敵を倒す。
2→アヤメは黒服たちの上司の外国人に贈られてくるが、その外国人の顔を見た父たちは話も聞かず帰れと言う。父と母はアヤメとレンゲとスミレに彼女たち四姉妹の本当の父母について語る。実は実父は例のロボの開発者兼パイロットで、今の父母たちが遊びに来ていた時、敵の襲来で出撃、一般人の母は巻き添えになり死亡し、父も海に墜落して亡くなっていた。それを仕組んだのがさっきの外国人ペキンパーだと言う。三人が外に出ているとペキンパーが再び接触してきて真実を話す、実はあのロボ、ジーマインは姉妹の父にしか動かせず止む無く動かしていた。アヤメが動かせることを知ったペキンパーは乗ってくれと頼むがアヤメは拒否する。しかし直後敵が現れ、さらにペキンパーとも関係が無かったあの青年が現れアヤメと共にジーマインのもとへワープする。アヤメは皆を守るためにジーマインに乗るが苦戦する。するとレンゲたちがジーマインのパーツに乗り、アヤメと合体し敵と戦う。最後はまた現れた天女に弱点を教えてもらい敵を倒す。その後、またジーマインに乗ると言うレンゲたちとは対照的にアヤメは乗らせないの一点張りだった。
3→サツキがとあることで自分の母親が今の母親ではないことを知ってしまい家出する。アヤメたちは探すが、テルテル坊主のような姿をした敵生命体に襲われ、ペキンパーが用意していた護衛によりアヤメたちは助かるが、サツキは攫われてしまう。ペキンパーはロボに乗ろうとするレンゲとスミレを基地まで連れて行き、敵オーガピエンスについて説明する。一方アヤメは護衛たちの目を掻い潜り、わざと一人になりオーガピエンスに襲われる。すると青年が現れ敵を追い払ってくれる。青年は名前を聞かれ咄嗟にポスターに書いてあった甲児と名乗る。甲児はアヤメにスイッチのようなものを渡しオーガピエンスに捕らえさせる。サツキと会ったアヤメはまだ拗ねるサツキにスイッチから出た母がお百度参りする映像を見せサツキを説得する。その後スイッチから甲児が現れ、捕まっていた次元のはざまから二人を救出する。アヤメはジーマインに乗り、先に出撃していたレンゲたちに合流する。敵の攻撃で三人は気を失い、民家に堕ちそうになるが、あの天女の声で目覚め敵のいる次元へ侵入する。最後は敵を倒し一件落着。サツキは家に帰り母に大好きと言う。
4→アヤメレンゲスミレが同じ夢を見る。その後ペキンパーに呼び出された三人は敵と戦い倒すが、敵が胸にある空洞を狙っていたことを知る。ペキンパーはジーマインによく分からない空洞があることを話す、しかしそこで見た設計図を三人は夢で見ており、ペキンパーはジーマインが月で発見された設計図をもとに作られていたことを明かす。祭りの準備の日、アヤメは出前蕎麦を注文するが、出前に来たのは甲児だった。アヤメたちを守るためバイトをしていたのだ。蕎麦を食べたアヤメは甲児と出かけるが、それをよく思わない父はサツキに偵察を命じる。アヤメは甲児について聞くが、未来からきたこと以外は何も覚えていなかった。すると突然敵がくると言いアヤメを連れてワープする。それをサツキから聞いたレンゲたちは祖母に基地まで送ってもらおうとするが途中甲児が現れまたワープする。敵が現れるが、既に来ていた三人はすぐに出撃する。だが敵に捕まりやられそうになる。すると胸の空洞に例の天女が入りジーマインはフルパワーを出す。敵を倒した三人は喜ぶが、ペキンパーは胸に現れた四人目の生命反応を気にする。一方家出は父が何故か寝込んでいた。
5→祭り好きの父が祭りの日に寝込み、皆で事情を聞く。父は寝ていたサツキから四姉妹の母に似た天女が出てくるのを見て怯えていた。アヤメたちはそれがいつも助けてくれる天女だと分かる。一方当のサツキは甲児のことを見張っていた。すると甲児はオーガピエンスと共に消えていく。オーガピエンスに連れてかれた甲児は自分の正体を知る。甲児はオーガピエンスが作ったサイボーグで、未来の地球で捕獲され記憶を改竄し、ジーマインがあるこの時代に送られてきていた。オーガピエンスは人類が作った甲児の記憶を消し手ごまとして扱おうとする。アヤメたちはサツキをペキンパーの基地へ連れて行くが、そこで眠気に襲われ寝てしまう。すると敵が現れ、アヤメたちは出動する。アヤメたちがピンチになるとサツキの体から天女が現れジーマインの胸に入る。フルパワーのジーマインは敵を倒すが、敵が大爆発を起こしジーマインは分裂、気絶したアヤメはそのまま海に墜ちてしまう。それを見ていた甲児は記憶を取り戻し、アヤメを助ける。一方オーガピエンスでは新しい兵器が作られていた。
6→また祭りの日、甲児はアヤメとデートするがサツキに乱入された後にオーガピエンスの襲撃を受ける。その後オーガピエンスは甲児を攫って行き、処刑する。アヤメはサツキと共に基地へ行く。すると今までのより巨大な敵が浅草上空に現れ、ジーマインは出動する。敵は巨大な光を発生させ、ジーマインを別の空間にある浅草の街へいざなう。強力な敵に苦戦するジーマイン、するとペキンパーと眠ったサツキの乗った戦艦が現れジーマインを援護する。しかし敵にやられ墜落しそうになると、天女がサツキの体ごとジーマインに移す。すると敵の内部で生きていた甲児から自分が隙を作るから敵を倒せと言う。断るアヤメだったが甲児の言葉で思い直し、敵を倒す。最後父と母に会い現実世界へ戻る。アヤメは墜落したペキンパーの戦艦を探すが何も見つからなかった。一方海底に墜落したペキンパーはそこで抜け殻となったジーマインと出会う。
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