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「魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
8
棚に入れた
29
ランキング
7909
★★★★☆ 4.0 (8)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.6
キャラ
4.2

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魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんで画像がないんだよ!

この当時いわゆる日常系のアニメって皆無だったからそりゃあもう斬新でしたぜ!

ものすごいおもしろい!ってことはないんですがいいハナシでしたぜ。

投稿 : 2014/07/24
閲覧 : 454
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供の日常時間と、魔法の憧れと、ゆるやかなさよなら。

2002年発売のBOX特典として、この1986年OVA「蝉時雨」と、2002年の新作短編「雲光る」が集録されています。
安濃高志 監督作品。「ヨコハマ買い出し紀行」、「めぞん一刻」なども手がけられている監督です。庶民的な日常風景の積み重ねが味わいの作風ですね。

************

「蝉時雨」冒頭15分はTVシリーズの総集編的あらすじがザッと流れます。少女・舞の魔法との出会いと別れ。
「そうだ、魔法、返そう。」
京都行こう的な勢いでそう決めた少女に、何があったのか。

冒頭が一段落すると、静かな窓辺でアルバムをめくる少女の姿がある。伸びやかな手足、現実的な髪の色。懐かしそうに微笑む口元。そこから始まる過去の物語。返そう、に至る少し前の夏の時間を切り取った、ゆるやかなお話です。
魔法少女であった期間であるのに関わらず、華やかな変身シーンや魔法による奇跡を主に見せてはいません。変哲もない日常のなか、変化の予感のようなものが散りばめられていきます。


お母さんに教わる初めてのあやとり。簡単なマジックの練習。
「エミじゃなくても、楽しいわ。」
夏休みの遊び呆け。夜半に憧れの人を探して、窓辺で身を乗り出すと、静かに聞こえてくる水路の水音。自然な騒音や生活音がポイントなようです。
{netabare}
みんなでブイブイいいながらの夏の草むしり。華やかなショーの前に、ばてながらせっせと荷物をはこんでくれているショー仲間の女の子の様子。企画が通らず躍起になるディレクター。おじいちゃんは謎の機械いじりに夢中。(魔法がないところでの、みんなの頑張りをみせてるんでしょうか)
エミの姿でふと聞きいる、蝉の盛りの鳴き声。7年かけて大人になり、鳴き出した蝉たち。(あと数年たった時のことを思っているんでしょうか。){/netabare}

時折、周囲の人々が何かを無くしたり、物が壊れたり、それを諦めたり…気にせず先に進んだりする様子が、予感を漂わせて描かれます。

「マジカルエミって、なんなの?」
「(未来ではなく)舞の夢さ。夢だよ。」
かつて、そう何気なく答えた魔法の使い・モモンガ。
未来の自分ではなくて、舞の中にある、憧れの姿。じゃあ、本当の自分の未来はどんなだろう…?

そして…憧れのクラシックなマジシャンガールの秘蔵映像が見つかる。
天才と思っていた彼女が、当たり前の失敗をしながら、度胸と努力の賜物で輝いていたことを感じ取る舞。
言葉には全然しないんだけどね。



遊びに熱中していた子供達の、雨宿り。
雨が上がると、再び子供達は遊びに駆け回る。
砂地に描かれていた絵の、「エミ」が雨に消えて、「舞」の絵だけが残る。舞は空に架かった大きな二つの虹に飛び跳ねてはしゃぐ。
二度とは無いだろう子供時代の中に、舞は生きている。
素晴らしい魔法のような輝かしい景色を前に、なぜかモモンガは入っていけず、言葉がない。{netabare}
(このモモンガが個人的にあんまり可愛いと思えないのは、やはり自分はこういう、かどわかし魔法小動物が好かないようです。){/netabare}

みんなでの花火。
線香花火が咲き誇るように燃え、落ちる、その瞬間に思わず手を差し伸べて、火傷する大人。(この人は、最後までエミの活躍を夢見ていたプロデューサー。)なになに、どうしたの…みんなでガヤガヤと。
明かりが付いたまま空っぽになった室内に、マジカルエミのオルゴールが回っている。ポン、ポン、と花を出したりしまったりしながら。気持ちを和らげるようなオルゴールの音色がゆっくり響き、やがて止まる。

そして、再び窓辺の少女に戻る。
夢ではない、未来の舞のシルエットが、風に吹かれている。外をじっと見据えたまま、テロップが流れる。

なんとも味わいある日常描写ですよ。

************
「雲光る」の方は、近年のものなので絵柄の感じは違うのですが、これも丁寧に家族の表情を追っています。弟が産まれるまでの一週間ほどの、ソワソワ、ぽつんと不安になる感覚、切なくなるような子供時代の時間の感覚を描いています。
ガランとした家で、誰も居ない…と思った舞の耳に、おじいちゃんおばあちゃんの声が入ってきて、ホッとして泣いてしまう舞の表情が、かわいいんです。


子供の過ごす日常の時間と、魔法に憧れる時間と、成長していく自分と。この感覚、ぜひ味わってほしい作品のひとつです。

投稿 : 2013/12/02
閲覧 : 469

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/03/21
閲覧 : 105

ひみこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/04/20
閲覧 : 141

タクボン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/01/27
閲覧 : 167

COX-2 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/09/09
閲覧 : 121

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魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨のストーリー・あらすじ

アニメ会社ぴえろ(当時はスタジオぴえろ)による魔法少女アニメの名作『魔法のスター マジカルエミ』の新作OVA。 誰かの手でめくられていくアルバム。そこには在りし日の少女・香月舞や美少女スター・マジカルエミの写真が貼られていた……。夏休みのある日、舞は魔法の力を手に入れてエミとなった自分のことを考えている。いつかはエミも消えてしまう、これを舞は自分でも知っているのかはたまた違うのかは誰にもわからないが、今の彼女は母の陽子の言葉にもうわのそら。あやとりに夢中のまま、舞は陽子に頼まれたおつかいに出かける。公園で同級生の男子・武蔵と出会って遊ぶ舞だが、夕立が降ってきて……。 本作はTV版のスタッフが再結集して制作。TVシリーズの後日談ではなく、途中の一編ということを意識した作品だが、情緒ある心理描写に力が注がれたほか、背景美術にも広がりが見出せるよう工夫がなされた。(OVA『魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1986年9月28日

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