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「鉄の処女(アイアンバージン) JUN(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
2
棚に入れた
15
ランキング
7902
★★★☆☆ 2.8 (2)
物語
2.8
作画
2.8
声優
2.8
音楽
3.0
キャラ
2.5

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鉄の処女(アイアンバージン) JUNの感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定は下品で最低ですが、奥行は感じる永井豪氏のアニメ作品。

 さて、本作は永井豪氏原作のごく短い作品のOVAです。内容はあらすじの通り、ヒロインの母がヒロインの処女を奪えば財産をもらえると宣言するような話です。それだけ聞くと人権とか品とか言いたくなるかもしれませんが、それだけではありません。

 まず、ヒロインがかなりのマッチョで戦闘力があります。ですので、力づくで無理やり…というようなシーンに対抗できる力はあります。そして、一応財閥を継続するための必要悪として、ヒロインが婿取りすべき理由が付きます。そして、そのことは結末で一族の因縁あるいは悪習として落とし前を付けます。

 そこまでなら良くある話なのですが、本作は意図としてヒロインの見た目の本質について何か言いたいようなのです。聖女のような叔母さんからもらった鏡が割れて、ヒロインが自分の姿を見ようとしても上手く見ることができません。

 そして叔母さんが住む島に逃げようとしても、その島の姿がちゃんと捉えられません。結論は富士山のようですので、叔母さんの正体も謎です。ただ富士山云々にこだわるよりも、母親だけでなくヒロインの側も、物事の本質も自分自身も理解できていないような描き方になっています。
 つまり、母との対立関係においてヒロインの側にも原因があるということです。ここはまあ、恋愛関係の話で身近にいた執事との愛情になってくるわけです。この辺の描き方は面白かったです。

 で、本作については原作も永井豪氏の全集的なもので読んだことがあり、原作の方がかなりの下ネタだしエロも多く展開は全く違います。叔母さんのキャラ造形も役割も全然違います。
 ただ、言いたいことは本作アニメ版と共通項もあり、結局はヒロインが自分の感情をわかっていないような印象は受けました。その辺でさすがに昔の作家は含意を入れてくるなあと感心した記憶があります。かなり原作とは違いますが、アニメ版もその辺はすくい上げていました。

 作画、キャラデザは古すぎだし、全体的に面白いかといわれると正直どうかなと思います。1992年(原作1983年)の作品ということで当時の状況はわかりませんが、当時ですら厳しかったかもという感じでした。ただ、上の感想のとおり、1度見る分にはそれほど時間の無駄感もなく、昔のOVA故に感じる新鮮さは堪能できる作品でした。45分くらいです。

 過去作ですので評価せずオール3にしておきます。

投稿 : 2024/09/04
閲覧 : 40
サンキュー:

2

pear さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

逆三角形な身体な令嬢?

大財閥のJUNは18歳の誕生日に財産目当てで母親に無理矢理結婚させられようとしていた。パーティから逃げたしたJUNは追っ手から逃げるために鍛え上げられた肉体で次々と蹴散らしていく。


最初細見だなーと思ってたら
いきなり脱ぎだし、上半身ムキムキ(笑)
ホントにレスリング選手みたいな体でしたね。


女性の力強さみたいなものを感じました。

投稿 : 2015/05/12
閲覧 : 419
サンキュー:

1

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鉄の処女(アイアンバージン) JUNのストーリー・あらすじ

1983年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載された、永井 豪のコミックをアニメ化。『ダーティペアFLASH』第一期OVAで監督を務めた須永司が、前園文夫と共同で脚本を執筆。主人公のJUNを横山智佐が演じる。 18歳の誕生日を迎えた大財閥・明日香家の令嬢JUNは、母親が仕組む財産目当ての結婚話に嫌気がさしてパーティーの会場から逃亡。執柔道や空手、ボディビルなどの過酷なトレーニングで造り上げられた鋼の肉体で執拗な追っ手を蹴散らしながら、本物の“男"を探す旅に出る。しかし、明日香家はJUNのバージンを奪ったものに財産を譲ると発表。事態は思わぬ展開に!(OVA『鉄の処女(アイアンバージン) JUN』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1992年7月21日

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