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「ふたりはプリキュア(TVアニメ動画)」

総合得点
65.1
感想・評価
171
棚に入れた
999
ランキング
3489
★★★★☆ 3.7 (171)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ふたりはプリキュアの感想・評価はどうでしたか?

えれ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

西尾監督の到達点

変身と戦闘をあくまで日常の延長とし、その上で人間関係を活写していく西尾大介(敬称略)の卓抜な演出力は続編「MaxHeart」最終回まで存分に発揮される。

時代や国や人種が違えば貧しさも教養も異なる中、日本の子供達のように比較的恵まれた環境下でしか生まれ得ないリアリズムを以って、普遍的な主題や日常を見つめ直すセンスが卓越している。

構成としてはテーマと強烈な人間関係が散りばめられたダークファイブ編、重要な日常エピソードと西尾演出回2話分が詰まった種の三者編、無印を前提に九条ひかりを通してアイデンティティの先鋭的な追求に挑むMaxHeart。すべての感情が収斂する最終決戦。全体の構成も良く出来ているが、一見幕間のようなエピソードでも引退や卒業まで時間が進んでいるという感覚が付き纏う。前半の熾烈な戦いから来る不安感が何気ない日常描写に情感を生んでいるのだ。キャラクターが生きるにはただ戦わせたり日常生活を写せばそれでよいという訳ではなく、コミュニティや自室と言った環境の作り込みから時間の流れ方、それに伴った感情の流れまで描き出す必要がある事をこの作品は弁えている。

監督や脚本は勿論声優までもが一丸となって立体感あるキャラクター像を確立した点も高評価。アクション演出の類まれなセンス、監督は勿論脚本羽原大介を中心としたキレのある台詞回しと悪役の在り方も注目。総決算的な内容である無印46話の幕引きから48/49話辺りの力強さ、なぎさ達の感情の発露に敵側が呼応する瞬間、自由を求め覚悟を決めた者の姿。敵としっかり拳を交えていただけあって、なぎさとほのかがぶつかり合う8話やキリヤとぶつかり合う18/21話など「人は容易に分かり合えない」中で敵側が良く絡む終盤の展開に説得力と格好良さを持たせるやり方が良かった。物語世界における本当の敵は「各々に課せられた運命」であり、現状の境遇や問題を誰かのせいにし敵を倒すという話にしていないのが妙。キリヤやひかりが抱える境遇を決してラスボス達に責任転嫁することなく、正真正銘の殴り合い、運命を切り開く者同士の戦いに納めた点が素晴らしい。いつの時代にどんな場所に生まれようとも、今生きているこの瞬間に主体性のある選択が出来ているかお前は、と。出生じゃなくて、選択が自分を自分足らしめると。自分がどう生まれて何者なのかという事じゃない。だから、闇に生まれたキリヤに対し「そんな運命なら変えてしまえばいい」と言い放つ。ここをフィクションと時代と人種を越えて繋ぐのが西尾演出の28話である。本作に至るまでの西尾大介演出、監督作品に目を通し、各インタビューや書籍、影響作を辿り彼をプロファイリングする事で初めてこの辺りの、プリキュアの神髄が見えてくると言えるだろう。端的に言うとプリキュアは西尾作品×実存主義×バディ物×ジュブナイルである。


敵が生まれながらに、本能的に、闇として生きることしか出来ないと、決して相容れる事は出来ないと、明確に線引き出来ているからこそドラマが生まれている。MaxHeart最終回まで是非通しで観て欲しい。

投稿 : 2024/07/07
閲覧 : 470
サンキュー:

5

うおお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初見

作画の雰囲気もあるけど子ども向けにしては意外とシリアスな場面が多い印象
キャラに力強さが感じられる

投稿 : 2023/11/27
閲覧 : 39
サンキュー:

1

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

8話までは大人もOK。女児向け魔法少女アニメ史の進化の到達点です。

 女児向け感がすごいです。まあ、アニオタでなければチェックしないでしょう。が、実際見てみると、実は8話までは普通に見られます。といいますか、これが結構面白いんですよね。

 この2人が友達関係になるまで8話使うのが、なんというか自然なストーリーになっているし、女子中学生の恋愛事情というか心理的なものも、かなりリアリティを持って作品に落とし込まれていました。
 そう。ヒロインが好きな男の子がいるとか、家族関係とか、そういうストレスがちゃんとありました。これが8話あるいは13話くらいまではかなり面白かったです。
 
 それと、魔法少女ものの系譜なんですけど、肉弾戦なんですよね。ステッキ出して魔法の打ち合いじゃなくて殴り合いですね。いやー新しいですね。レイアースとかウテナみたいに剣はありましたけど、拳というのがカッコイイです。
 大きなお友達の趣味ではない感じも見やすさになっていました。

 26話まではキリヤというキャラがなかなか良くて話自体は悪くないです。大人にはちょっと辛いですけど。ここで打ち切りの可能性も考慮したのでしょうか。26話で一回話がきれます。
 この後は正直完全に女児向けです。2人の関係に緊張感が無くなってしまいます。ラスト3話くらいでまたちょっと盛り返す場面もありますが、初めの8話の秀逸さに比べると比較になりません。

 作画なんですけど、肉体のパースが強調されているのと、2人の立ち位置の構図がものすごいデフォルメされていて、迫力があります。これはすごかった。白と黒のデザインが活きていて、非常にいいですね。このページのキービジュアルを見ていただけると分かると思います。

 OPは歌もなかなかカッコよくていいですが、OPアニメの映像は一つのドラマになっているし、迫力もあるのでかなり燃えます。
 逆にEDも女児向けならではのなかなかほのぼのする感じでOPと対にすると楽しめます。

 魔法少女ものとしては70年以前の魔法使いサリー、アッコちゃん時代から、82年くらいのミンキーモモ・クリーミーマミ、92年セーラームーンと10年ごとの変革の次、2004年の作品ですね。
 ウテナで1997年にとどめを刺された魔法少女ものの反撃かにみえましたが、本作の変革をもって、女児向けの魔法少女は進化を止めてしまいます。で、プリキュアシリーズが延々と繰り返されるようになります。

 2000年くらいから、玩具メーカー…だけのせいかはかりませんが、アニメにマーケティングが入り始めたんでしょうね。本作もいきなりカードリーダー的なおもちゃでスタートしますから。その影響が作品に出たのかなあという気がします。仮面ライダーとか戦隊ものと比べたほうがいいかもしれません。

 魔法少女は大きなお友達経由で、同年2004年のリリカルなのは的な少女アニメの中の萌え要素が進化して、青年誌化深夜アニメ化してしまいます。(リリカルなのは、とか、さくら、レイアースのCLAMPは難しいですね。一応女児向けではありますが…大きなお友達の消費を意識している気もします…まあ、一つの系統だとは思います)

 ということで本作をもって、赤塚不二夫、横山光輝、手塚治虫などが作った昭和的な魔法少女ものは死期を迎えることになります。その最後の輝きでしょうね。
 前半は本当に面白かったです。

 なお、ストーリーの評価は8話までは90点、13話までは80点、それ以降は前半は55点。後半は評価できずです。なので、なんとなくで3にしています。その他の要素はかなり良かったです。

 

投稿 : 2022/06/17
閲覧 : 209
サンキュー:

10

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝63

キュアホワイト
「オタクの力のしもべ達よ!」
キュアブラック
「とっととお感想を書きなさい!」

なんか、違うような気もしますが(苦笑)まあ、いいか(おいっ)
まさかプリキュアがシリーズとなって10年以上続くなんて、ぶっちゃけありえな〜い!(byなぎさ)
・・・って、ウソです(汗)
現在も続くプリキュアシリーズの第1作で、それまでの魔法少女物と違い、肉弾戦がメインとなっていたのが驚きでしたね。

プリキュア、プリキュア(中略)ふたりはプリッキュア~という主題歌が印象的ですけど、これ初めて聞いた時、あれっ?どっかで聞いたような気がすると思ったんですね。
で、思い出したんですが、三つ目がとおるの主題歌「?(ハテナ)のブーメラン」に冒頭の部分のメロディがソックリ(笑)
というか、同じ作曲家(小杉保夫)だったんですね、パクリじゃなくて本当に良かった(おいおい)
とにかく、現在まで続くシリーズとなるだけの力を持つ作品でした。
特にキリヤ絡みの話は良かったと思いますね。
ただ、続編があるせいか、最終回がちょっと消化不良だったのが残念です。
(でも、続編のMax Heartも喜んで見ましたが)

プリティでキュアキュア♪ふたりはプリキュア~
プリキュア、プリキュア、マック~スハ~ト(それ、続編の方)

※ 2016/05/19新SFスーパー英雄(?)列伝88として天地人で投稿したものを転記しました。

投稿 : 2022/02/25
閲覧 : 218
サンキュー:

3

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

記念すべきプリキュア第一作

未だに一番人気なレジェンドプリキュア。

メップルが関智一という衝撃よな。ミップルは矢島晶子で妥当なのに。

カブキマンみたいな個性あふれる敵キャラ多数。
2クール目から敵一新。

世界を闇に染めようとする悪の勢力・ドックゾーンは、7つのプリズムストーンを奪うため光の園を侵略。5つものプリズムストーンが奪われるも、光の園の妖精・メップルとミップルは2つのプリズムストーンを携え虹の園(地球)に逃げ込むことに成功。その妖精達を偶然発見したベローネ学院女子中等部の2年生・美墨なぎさと雪城ほのかは、妖精を追いかけてきたドックゾーンの怪物ザケンナーに突然襲われてしまう。なぎさとほのかは危機に陥る中、妖精たちと出会い、伝説の戦士・プリキュアへ変身する力を与えられ、それぞれキュアブラックとキュアホワイトに変身してザケンナーと戦うことに。こうしてプリズムストーンを奪還する戦いに挑むこととなる。というあらすじ。

美墨なぎさ / キュアブラック 本名陽子
茶髪ショートヘア。口癖はありえな〜い!
勉強は苦手だが、スポーツ万能ラクロス部では2年生にしてエース。
雪城ほのか / キュアホワイト ゆかな
黒色ロングヘア。
学業成績はいつも学年トップ。科学部に所属。

OP
DANZEN! ふたりはプリキュア 歌 五條真由美
ED
ゲッチュウ!らぶらぶぅ?! 歌 五條真由美
映像では様々なキャラクターが行進。終盤ではダークファイブやザケンナーも登場する。
30話から種の三者に差し替えられ、終盤の映像にもポルンが加えられた。
挿入歌
Heart to Heart 歌 中嶋朋子
☆SHINING STAR☆ 歌 中嶋朋子
ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!〜VERONE Chorus Version〜 歌 本名陽子&ゆかな&ヤング・フレッシュ
Beautiful World 歌 うちやえゆか

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 196
サンキュー:

2

洞木 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

放送当時は小学生でした

放送当時は、「プリキュアを見ている」と周囲に言うのを気恥ずかしく思っていたのを懐かしく思います。

一時プリキュアシリーズから離れた時もありましたが、スマイルから復帰し、リアルタイムで追いかけるプリキュアファンになった今、10年以上ぶりの初代です。
さすがに内容はだいぶ忘れてしまっていて、懐かしいのに、なんだか新鮮な思いで視聴しています。

当時からなぎさ派でしたが、今見るとほのかが怖い!
おっとりしていて非体育会系なのに、敵の攻撃をきょとん顔のまま余裕で避けるさまに底知れぬ恐ろしさを感じます。この子絶対強い…

HDリマスターで見ていますが作画も安定していて、可愛い。
当時は作画までは気にせず、なぎさの髪型とほのかの太眉ばかり印象に残っていましたが、今見ると本当に可愛い。怒ってもふくれても可愛い。
なぜ当時の自分はこの可愛さに気づかなかったのか不思議に思っています。

毎話、見ごたえあるストーリーなので、最後までダレずに楽しく見れそうです。

投稿 : 2020/10/03
閲覧 : 339
サンキュー:

4

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

面白かったけど後半いるのかなー?

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 205
サンキュー:

1

70366 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

面白くて4日で49話観た。

投稿 : 2020/03/16
閲覧 : 212
サンキュー:

3

遊微々 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原点、それだけに色々と惜しい

今では10年以上続くメガヒットコンテンツとなったプリキュアの記念すべき1作目。
1作目なだけあり、現在のプリキュアと比べると色々違う。
一人では変身できなかったり、技のバリエーションが少なかったり、敵が普通に死んだりetc....

正直2人だけで4クールを回すというのは中々厳しく、今現在のプリキュア事情に慣れてしまうと物足りなさが勝ってしまう。
しかし物語の本筋自体はしっかりしており、無印2クール、MH2クールの4クール体制なら歴代でも上位クラスの名作たりえたように思う。

ただ少女向けアニメで主要キャラが肉弾戦特化というのは大きな試みであり、プリキュアシリーズが現代まで続いているのもこの作品あってのことである。
初代の二人は歴代で見れば特筆して好きというわけではないが、今なお他のプリキュアとは一線を画す特別な存在として認知してしまうあたり、やはりこの作品には何か特別なものを感じる。

投稿 : 2019/05/31
閲覧 : 374
サンキュー:

5

よこぴょん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:途中で断念した

真逆の2人がいても親友

プリキュアの良さがこの初代でわかるかもね。

投稿 : 2019/04/17
閲覧 : 257
サンキュー:

0

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シナリオ単調だけど、ダブル・ヒロインは好印象な《初代プリキュア》

2004年制作/放送の本作を第1作とし、2019年現在、第16作『スター☆トゥインクルプリキュア』が絶賛放送中の《女児向けアニメ》最長にして最大の人気シリーズ《プリキュア》。

私はこれまで『ハートキャッチプリキュア!』(2010年)、『スマイルプリキュア!』(2012年)の2本のみ完走(※レビュー済み)で、この初代はいまいち作品世界に入り込めず長らく視聴を中断していましたが、ようやく完走できたのでレビューを上げておきます。

◆ダブルヒロインが“根性”で「肉弾戦」を繰り広げるマッチョ?な作風

 なぎさ「お待たせ。ヒーロー登場ってね。」
 ほのか「ヒロインでしょ。」
 なぎさ「え?・・・さあ、片づけましょ。」(第17話より)←だいたいこんな感じ笑。

私の場合は、本作の視聴以前に『魔法少女リリカルなのは』シリーズを何度も見ていることもあってか、本作のその手の展開にはさほど感銘を受けなかったのですが、考えてみれば放送時期は『なのは(第1作)』(2004年10-12月)よりも本作の方が少し早かった(2004年2月~放送)んですね。

なるほど、それならば放送当時、本来のターゲット視聴者である“ちっちゃい子達”のみならず、“大きなお友達”層にも評判になって、《プリキュア》が現在に至るまで続く人気シリーズに成長していった理由が少し分かるような気がします。

レビュータイトルに書いたとおり、私みたいに今から見始めると、“根性”で何でもかんでも突破してしまう本作の展開は流石に退屈に感じるかも知れませんが、それでも我慢して見続けていくと、私みたいにダブル・ヒロイン・・特に体育会系のオレンジ髪ヒロインの方への好感度が次第に増していって「これはこれで良いかな?」という気持ちに変化していくかも知れません(※あるいは、人によっては、お婆ちゃん子の長髪ヒロインの方への好感度が増すかも)。

《まとめ》
本作のような長編「変身(魔法)少女」アニメについては、視聴済みの作品について、別途BEST10をまとめています。
本作を取り敢えず完走した感想としては、それらのBEST10選定作品にはシナリオ面では遠く及ばないと思いますし、同じ《プリキュア》シリーズ作品でも、後から作られた『ハトプリ』にもシナリオ面では遠く及ばないとは思いますが、それでも主にダブル・ヒロインへの感情移入を通じて、放送当時の人気ぶりを偲ばせる出来と思いました。

本作以上に人気があったという続編『ふたりはプリキュア Max Heart』の方も・・・いつか視聴してみたいです。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1-7話視聴終了時点
ここまでは平々凡々たる展開で、そこまで頑張って見る価値があるのか疑問。
・第8話視聴終了時点
ダブル・ヒロインの間に片方の恋心が原因で行き違いが発生してしまう初めての注目回で★(良回)。
・第17話視聴終了時点
なぎさがほのかの後押しを得て発奮する回だけど、同時にダークファイブ(敵の中ボス)の一人で人間を馬鹿にしきっていたキリヤが、ほのかの何気ない好意に思いがけず戸惑ってしまい、姉ポイズニーの攻撃でキュアホワイト(ほのか)が絶対絶命のピンチに思わず助け船を出してしまう注目回(★)。
・第49(最終)話視聴終了時点
ラストはキリヤで締めてきたのか。
4クールもかけた割にショボイ終わり方だとも言えるけど、とりあえず「ほのか」推しファンには希望の繋がる良い終わり方だったんだろうな。
逆に「なぎさ」推しファンには微妙な終わり方だけど、続編あるし・・・{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作         東堂いづみ
シリーズディレクター 西尾大介
シリーズ構成     川崎良
キャラクターデザイン 稲上晃
音楽         佐藤直紀
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== ふたりはプリキュア (2004年2月-2005年1月) ============
{netabare}
第1話 私たちが変身!? ありえない! ☆ 美墨なぎさ&雪城ほのか(私立ベローネ学院女子中等部2年桜組)光の使者プリキュアになる(キュアブラック&キュアホワイト)、ザケンナー撃破
第2話 カンベンして! 闇に狙われた街 ☆ 闇の帝王ジャアクキングの狙い、歌舞伎怪人ピーサードの卑劣な攻撃、エレベータ落とし回避、ふたりの友情アワー炸裂
第3話 イケてる実習生に気をつけろ! ☆ 風間竜一(ピーサード)学内潜入、担任・よし美先生の災難 
第4話 ミラクル!? 生きている美術館 ☆ 100年前の妖精ミップルと画家ピッカリーニの縁、美術館の戦
第5話 マジヤバ! 捨て身のピーサード ☆ 雪城大ピンチ、ピーサード消滅・ピリズムストーン3つ目回収
第6話 新たな闇! 危険な森のクマさん ☆ 巨体怪人ゲキドラーゴ撃破、プリズムホービッシュ回収、プリキュア手帳入手
第7話 熱闘ラクロス! 乙女心は超ビミョー! ☆ 教頭先生の災難、ラスロス地区予選(なぎさ奮闘)
第8話 プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!? ★ サッカー部主将・藤村省吾先輩(中3)へのなぎさの恋心、幼馴染ほのかとの行き違い、正反対の二人のパワー
第9話 取り返せ! メポメポ大作戦 ☆ 教頭先生の携帯没収、メップル高熱騒動
第10話 ほのか炸裂! 素敵な誕生日 ☆ ほのかの父親帰国、宝石店強盗事件
第11話 亮太を救え! ゲキドラーゴ・パニック ☆ なぎさの弟・亮太(小5)大ピンチ、なぎさの怒り爆裂、ゲキドラーゴ消滅・プリズムストーン4つ目回収
第12話 悪の華・ポイズニー参上!って誰? ☆ ポイズニーの卑劣な罠、ほのかの祖母(雪城さなえ)活躍
第13話 ご用心! 年下の転校生 ☆ 入澤キリヤ(ポイズニー弟)転入、科学研究発表会の騒動、雷実験装置YURIKOⅠ号発表
第14話 ウソホント!? にせプリキュア大暴れ ★ クラスメイト(夏子&京子)のプリキュア遊びと災難
第15話 メッチャ危ない家族旅行 ☆ 美墨家温泉旅行中のなぎさ抜けだし事件
第16話 ストレス全開! マドンナはつらいよ ☆ 小田島友華先輩(中3)の災難
第17話 ハートをゲット! トキメキ農作業 ★ 農作業手伝い(藤村先輩・キリヤ他参加)、なぎさのプリズムラブチャッカー、キリヤの戸惑い(対ほのか)
第18話 ドキドキ! 中間テストは恋の迷宮 ★ 続き、ミラーに閉じ込められた二人、謎の脱出
第19話 こわすぎ! ドックゾーン最後の切り札 ☆ 怪人イルクーボの光の力吸収、ミップル奮闘、イルクーボ撃退
第20話 どっちが本物? ふたりのほのか ☆ ポイズニー消滅、プリズムストーン5つ目回収
第21話 衝撃デート! キリヤの真実 ★ キリヤ消滅、、プリズムストーン6つ目回収
第22話 ウッソー! 忠太郎がママになる!? ☆ 雪城家の飼い犬(忠太郎)の迷子の子犬(モコ)の飼い主捜し、プラネタリウムでの敵襲
第23話 危うし! 夏合宿の悪夢 ☆ イルクーボの石の番人ウィズダム&プリズムホービッシュ奪取
第24話 決戦! プリキュアVSイルクーボ ☆ イルクーボ消滅、7つ目のプリズムストーン回収、光の王子ポルン登場、光の園への招待
第25話 いざ光の園へポポ! 私たちも!? ☆ 光の園へ、長老&クィーンとの面会、闇のエネルギー体化イルクーボ出現、プリキュア闇の世界へ
第26話 さよならメップルミップル!? やだー! ★ 強大化イルクーボ消滅、ジャアクキングとクィーンの対峙、ジャクキング消滅(クィーンの助力)、光の園回復、二人の帰還(さなえ婆さんのねぎらい)、メップルら再登場{/netabare}

 ------------- ストーリーの切れ目 ----------
{netabare}
第27話 新たな闇が迫る! 迷子のポルンを救え ☆ ジャアクキングの撒いた種、闇の戦士ジュナ覚醒
第28話 レギーネ登場! ってもう来ないで! ☆ さなえ婆さんの昔話、絶望と希望の背中合わせ、闇の戦士レギーネ覚醒
第29話 嵐の夏祭り! カミナリ様は超コワイ!? ☆ 闇の戦士ベルゼイ・ガートルード覚醒、闇の三戦士集合
第30話 炸裂! プリキュアレインボーストーム ☆ 闇の三戦士来襲、7つの石のボルンへの付託、さらわれた石の番人
第31話 マジ家出? ポルンは一体どこ~!? ☆ ポルンから与えられた新しい力、ジャアクキング復活
第32話 ポルンを励ませ! とっておきのカーニバル ☆ レギーネ撃破
第33話 Vゲット! 心でつなげ光のパスライン!! ☆ なぎさの親友(志穂)のラクロス自信喪失騒動
第34話 なぎさぶっちぎり! 炎のガチンコリレー ☆ 運動会リレー中の敵襲 
第35話 これってデート? 怒涛のハッピーバースデー ☆ なぎさ告白される(2年バスケ部支倉)、支倉君との栗拾いデートの波乱
第36話 自由を掴め! 番人決死の大脱走 ☆ ベルゼイ・ガートルード撃破、番人ウィズダム救出失敗
第37話 いざ初舞台!! 負けるなロミオとジュリエット ☆ 学園祭でのロミジュリ発表中の敵襲
第38話 ガッツでGO! 亮太のおつかい大作戦 ☆ なぎさの弟(亮太、小5)の父親へのお使い途中の敵襲
第39話 涙キラ! 汗がタラ! 結婚式は大騒動!! ☆ 担任・よし美先生の結婚式
第40話 夢の世界へご招待!? 一泊二日闇の旅 ★ 雪城家お泊り女子会、夢の中への敵襲
第41話 負けないってばー!! 闇の力をぶっとばせ! ☆ ラクロス決勝戦中の敵襲、ジュナ自滅(全てを食い尽くす力発現)、全てを生み出す7つの石の力
第42話 ふたりはひとつ! なぎさとほのか最強の絆 ★ 闇に飲み込まれたほのか、取り残されたなぎさ、なぎさ激闘・ほのか救出、闇の戦士のジャアクキングへの反逆の決意 ※バトル回として○
第43話 激揺れまくり! 藤P先輩に届けこの想い ★ なぎさの親友(唯)の藤村先輩への恋のサポート、千々に乱れるなぎさの心
第44話 最高ハッピー!? なぎさのホワイトクリスマス ☆ 続き、キリヤからのメッセージ、なぎさ&藤村先輩の進展
第45話 歌えさくら組! 合唱は勇気を乗せて ★ 合唱コンクール中の敵襲
第46話 サイアク~! 石の力が奪われた~!? ☆ 闇の戦士に奪われたポルンの7つの石の力
第47話 最強戦士登場! っても~ありえない!! ☆ 続き、闇の3戦士のジャアクキング叛逆、闇の3戦士一体化、二人の救出者(キリヤ)
第48話 史上最大の決戦! プリキュア最後の日!! ☆ ジャアクキングvs.闇の戦士、ジャアクキングの闇の戦士吸収、最終決戦 
第49話 未来を信じて! 明日を信じて! さよならなんて言わせない!! ☆ 続き、学院卒業式の送辞(ほのか)・キリヤとの再会 ※最終盤のシナリオの雑さは残念×{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)10、☆(並回)39、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.6

OP 「DANZEN! ふたりはプリキュア」
ED 「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」

投稿 : 2019/03/19
閲覧 : 607
サンキュー:

12

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

がんばれプリキュラ~

「スマイルプリキュア!」のレビューで、今作の視聴を一瞬で断念したとか書いていますが、当時の僕は未熟でした。

なぜ当時、視聴を継続することができなかったのか信じられません。
名作でした!そうとしか表現できない、伝説の始まりです。

キュアブラックから溢れる仮面ライダー感。歴代のプリキュアの中でも、最もスカート感がないコスチュームもカッコいいです。っていうか、もうそろそろ、シリーズにスカートじゃないプリキュアが出てきても面白いような気はします。

好きなプリキュアは、どちらかと言えばブラック(なぎさ)ですが、どちらも甲乙つけがたいほどに魅力的です。
ほのかの眉毛は素晴らしい。

キャラのバランス的には、「ダーティペア」や「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」を思い出します。

なぎさ派としましては、ラクロスをするときの髪型がたまりません!ラクロス絡みのエピソードの熱さも最高で、クラスメイトや部員のキャラクターも見事に立っています。志穂が結構好きだったりします。

脚本は、特にシリーズ構成を立てることはしていないようですが、まあ素晴らしかったです!
回を追うごとに、「このキャラクターだったらこんな行動をとるだろう」と、視聴者が容易にイメージできるほどに、各キャラクターがものすごく深く掘り下げられています。
プリキュアがふたりだけだからということもあるのかもしれませんが、後のシリーズとは比べ物にならないくらい、日常パートが丁寧です。最近、名言集みたいな本が出たのも納得です。

声優陣では、後のシリーズと被っている方が結構いました。
プリキュアというシリーズが、ここまで大きなコンテンツになるとは思っていなかったのでしょう。

関智さん(の裏声!)によるメップルと、なぎさの掛け合いは大好きでした。スネ夫と同じ時期でしょうか。

個人的に気になった声優さんは、まずポイズニー役の雨蘭咲木子さんです。相変わらず特徴的な声の女性声優が大好きです。「フレッシュプリキュア!」にも、美希のお母さん役で出演していましたね。

桜井敏治さんの穏やかな声も大好きです。
オムプを見ていると、どうしてもコックカワサキを思い出してしまいますが・・・(笑)

野沢雅子さんによる雪城さなえの存在感の忘れてはいけません。戦時中の話をエピソードに組み込んだりと、今作の物語の厚みに貢献しています。セリフは少ないのですが、抑えた感じの静かな演技に、熟練の技を感じることができます。

でも一番好きなのは、ポルンです(やっぱり妖精かい!)。だって可愛すぎますもん。ポルンが画面にいるだけで幸せ。

何気に重要な設定が、"ふたりじゃないと変身できない"という点。タイトルの"ふたりは"という言葉の重要さを感じます。「魔法つかいプリキュア」もそうだったようなのですが、見ていてあまり気にしてませんでした・・・(^-^;

後半になると"石の力"が"意志の力"に聞こえてくるような気がしたり、(見越していたわけではないでしょうが)この後シリーズ展開しても耐えうるだけの、強固な礎の存在をアリアリと感じる全49話でした。まさに伝説。





P.S.必殺技を見ていると、ブラックサンダーが食べたくなるのはお約束?

投稿 : 2018/11/25
閲覧 : 607
サンキュー:

6

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

力を伴わない正義は悪にも劣る⇒悪いがそれは嘘、力が無くとも建前として正義は掲げられる

10年以上殴り蹴り、そして投げる
この世界に終わりはあるのだろうか

なのは1作目の放送が2004年秋の前にこの伝説たる作品が始まった
描写(必殺技等のエフェクト)はまだお互い共にぎこちなかった
1シーズン~5シーズンまでは悪役達に救済は無かったが、それ以降救われるようになった(Pちゃんが変わったから)
でもってシーズン恒例にもなっている妖精の存在を誤魔化すのも大変だな
やっぱ思念通話の方がいいと思ってしまうが、これはあくまで『話していない』と囚われるから駄目なんだろう

8話はどのシーズンにおいても神回だな
喧嘩している最中に襲い掛かるゲキドラさんは非常に気の毒でした・・・
3シーズンはチャチャチャの人(でも喧嘩中に襲うのは変わらずでした)
4シーズンはアラクネアさんで橙と青が喧嘩していた
5シーズンは見てません
6シーズンは安定の西さんwwwでもmktnが頑張ります
7シーズンはクモジャキーでマリンの姉貴の心を知る良回で束縛と自由を教えてくれる
8シーズンは安定のトリオ・ザ・マイナーとセイレーンで彼女が一瞬絆を知ってしまうフラグ回である
9シーズンはマジョリーナで伝説の「おばあーちゃーん!!」wwwwwwww
10シーズンはマーモで、アイちゃんを寝かすために平和的な攻撃www
11シーズンはオレスキーで初出動がもうwwwww
12シーズンはクローズできららが典型的なアレを...
13シーズンは画伯(スパルダ)だったがそれほど神ってほどでは無かった
14シーズンはキラパティというアジトに集合するのであった

23話付近が新しい友達が増えるか最初の関ヶ原
45話付近から最後の関ヶ原となる

最終回付近
本気、とにかく本気
どれだけぶっ飛ばされても這い上がればいい
そうすりゃあ勝てる
それで全て終わって妖精と一時的に別れるのは、なのフェイと一致しているな

記念すべき最初の幹部はピーサードでした
2人目にゲキドラさん
3人目にポイ子さん
で次にキリヤ君
最後らへんがイルクーボだったな
その後四天王ウラガノス達とのラッシュが次のシーズンへと繋がる...
4シーズン以降敵さんがランダム出動になったな

それよりもポイ子さんは名言として
「この世の中で大事なのはね、知力、体力、そして何より経験よ? 修羅場をくぐった経験を重ねてはじめて大人になれるの。運と度胸だけじゃ絶対大人には勝てない」
「力を伴わない正義は悪にも劣る」
を残す
でも裏社会ならば普通に裏を取れることも忘れるなかれ
特にグレーゾーンことジョーカーやジコチュー
前者は実体の無い0の邪神だったし
後者は自分自身の愛(正義)とも読み取れるから

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 737
サンキュー:

8

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間関係を丁寧に描いたドラマ

2016年観了。

ざっと考えても10年以上続くアニメシリーズというものは希少であり、特撮まで話を広げたとしても、数作品を加える事しかできない。
そういった観点からプリキュアという作品、そしてその原点となった本作に対する評価を低くすることは決してできないと思う。
続く、ということは素晴らしいことであり、そしてとてつもなく難しいものなのだ。

とは言え、本作は原点にして至高、で片づけるにはあまりにもったいない。
魅力の第一は、「ふたり」が人間関係を構築する過程が丁寧に描写されてるという点だ。この二人、名前で呼び合うまでに8話まるまるかけているのである!(ファンの間では定番の話柄ではあるが)
外見から予測できる通り正反対のキャラクターである二人がぎくしゃくしながらも戦い続け、一人で、あるいは二人で日常に(青春に)悩み、硬い信頼に結ばれた「プリキュア」になるまでの過程そのものが本作の魅力なのだ。

武器を使わず(子供が真似するから?)戦うのもこれ以降のシリーズに受け継がれる要素ではあるが、本作のアクションは武侠映画のテイストがふんだんに盛り込まれており、ブラックとホワイトのファイトスタイルに明白な違いがあるのもポイント。

余談だが、遅れてきたプリキュアファンとしては50話あるという事の素晴らしさを噛みしめた作品でもあった。
1クールアニメならではの良さももちろんあるが、やはり通年で放映できるような作品を業界は考え、送り出してほしいなぁ。

投稿 : 2017/01/31
閲覧 : 321
サンキュー:

5

ネタバレ

HINAKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

改めて『ふたりはプリキュア』の『ふたりはプリキュア・Max Heart』最終回での感動!!

この記事は2010年02月23日に〈旧ブログ(現FC2ブログ)〉に載せたものを、そのまま引用した上で一部書き直しています。

(「プリキュアシリーズの華でもあるバトルシーンも肉弾戦を封印~」という報を受けて)改めてここに新規掲載させて、頂きます。「女の子だって暴れたい!」とは、何だったのかと。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今回、たまたまと言うか何とかやっと、初代『ふたりはプリキュア』と、続く『ふたりはプリキュアMax Heart』の最終回を、改めてレンタルで見る事が出来ました!
いやはや、もう7年も前になるのですか?さすがに記憶がうろ覚えの部分も、確かにあって再びより感動を、新たにしました!

既にこの作品に関しては、前ブログ記事「元祖『ふたりはプリキュア!』を、《MaxHeart・第15話》から(リンク済み)」という記事で詳しく、しつこく、執拗に、取り上げています。
但しこの時の記事は、言わば通常の?この作品が、どれだけそれまでのいわゆるセーラームーン・シリーズに代表される、〈戦隊式魔法少女〉とは異なるのか!?に、拘りました。
しかし今回、特に本当の最終回と言える、Max Heartの第47話・最終回を見て、不覚にも改めて感動してしまいました!

と言うのはそもそも、いわゆる絶対色とか決戦色とか言われる、白と黒を最初からヒロイン達の、コスチューム・デザインとした!ところから始まっています。
何でこれがと言うと、これは男の子向き女の子向きを問わず、まず基本的に「黒」は敵のそれも最強の証!的な使われ方をする事が、ある種の伝統化していました。そして「白」は、もちろん「味方」の最終決戦色的な扱いを受ける事が、多かったのです。もしくは、「黒も白も」最初から謎の存在!に、多い設定でもありました。
さらにこの色に関しては、特撮やアニメならではの問題もありました。アニメでは、特に黒と白は、その微妙な陰影を付けることが難しく、ドレスなどの動きが決まったデザインならばともかく、バトル・アクション物の戦闘服に選ぶと言う事は、基本的に「有り得なァ~いっ!(ピュア・ブラック、美墨なぎさの決まり文句!)」ものです。

「白」も同じ事が言えますが、特に実写の戦隊モノだと「汚れが目立つ!」という、ある種現実的で深刻な問題があります。
という訳で、女の子ならピンクか黄色、もしくは水色などという暗黙の了解があったのですが、これは最初からそれブチ破った!画期的な、戦闘色です。ちなみにもちろんこの案には、当初からスポンサーであると同時に、そのキャラクター商品の発売元であるバンダイからも、相当な疑念が出されたようです。

ところが、後に示すようにこのシリーズの生みの親とも言うべき、プロデューサーとシリーズ・ディレクターは、ほぼ完全に、「魔法少女モノ」とは縁の無かった人達でした。
特にプロデューサーはその企画書の冒頭に、堂々と「女の子だって暴れたい!」と言う有名な、キャッチコピー的なコンセプトを記しました。そしてドラゴンボールなどを演出して来た監督は、「どちらも、戦闘服で基本的に動き回っている時に着ているのだから、余り細かい事を気にする必要は無い」と、判断したようです。
むしろ「動き回って、(作業的に)困らないけれども、動く事で格好良く見えるデザインの方が、重要だと思う」と言って、ミニスカートであるにも関わらず、中が見えなくてもおかしく無い、しかも綺麗に格好良く見えるという、ある種無茶なデザインを要求しました。

これは基本的に決め技以外は、全て完全な徒手空拳の殴る蹴るの肉弾戦を、メインにするというこれもそれまでの魔法少女モノとは、明らかに一線を画す、文字通りの格闘戦型バトル・アクションを、取り入れるという考えがあればこその、判断だったと思います。
そして、決めワザは常に同じ(基本的に1種類)という、かなり無茶な設定です。しかしその結果、力を込めたこのシーンを作っておけば、後は何度でもその使い回しで済むという、ある種姑息な?狙いもあったようです。

さらに、服装の次は髪型ですが、何と2人しかいないのに(これも異色です!何しろ、タイトルで「ふたりは~」と断言しているのですから・・・後からテコ入れで、味方を増やす事もできませんし、する気もなかったと言う事だと思います)片方は、最初から最後までショート・カットです!実はこれが、実際の女の子達に絶大な人気を博した、大きな理由である事は後で分かった事実のようです。

そして、多くの大きなお友達は気付いて驚いたのですが、このヒロイン達はどちらも変身前も変身後も、ツイン・テールがいません!セラームーン以来の、これも伝統となった魔法少女モノのセオリーを、ある種ことごとく破ったと言ってもいいのが、この初代『ふたりはプリキュア』と、続く『ふたりはプリキュアMax Heart』だと言えます。
とにかく縛り、制約の多いヒロインです。《1人では変身もできない》これはもう、文字通り確かに「ふたりはプリキュア」であると同時に、「ふたりでプリキュア!」と言えます。
もちろん《必殺の決めワザも2人いないとダメ!》とは・・・。
さらに肉弾格闘戦メインだけど、《女の子だから直接顔にダメージを与えてはイケナイ!》って、正直もう知らんッ!と、いう感じです。それなのに、《必殺の決め技以外は魔法の力では防御もできない》要するに、彼女達はシールドも張れないのです・・・。その為顔面ガードは、常に両手が主になります。

そのような事もあって、始めから服のデザイン的に、手袋(グローブ)のような(ブラックの場合で)、手の甲までを覆う形の衣装です。
また後に様々な、有形無形の外圧なのか?大人の事情なのか!?で、かなり大幅に減りましたが、最初の頃は本当に容赦なく、コンクリートの壁に投げ付けられ、敵の攻撃に衣装の一部が千切れ(デザイン的に見えている部分以外の肌は露出させない……これも、大きなお友達には驚きでした!)、顔は傷では無いけど(血は流れません)、煤で汚れたように描く事で、ダメージを連想させます。
更に一番特徴的なのは、その体重を感じさせる描写の多用でしょう。そして、その必要からかこれも驚きですが、ハイヒールはもちろん踵の高い靴は、変身後でも履いていません。運動靴に近いような、いわゆるベタ靴で最後まで通す・・・のも、大いに異色です!

そして、実に激しく動きます!特に、コマのようにクルクル回りながら、空中で逆さまになって蹴りを入れたり、回転力を利用した巻き込み投げをするなど、とても知性派で科学部の部長である雪城ほのか〈ピュア・ホワイト(白)〉のする事とは思えません!ですが、これが彼女の得意技で、主に直線的に殴る蹴るのは、本来行動派でラクロス部のキャプテンでもある〈ピュア・ブラック(黒)〉の持ち味です。
ちなみにこのような事を裏付ける設定として、知性派のホワイトは祖母から嗜みとして、合気道を習っている?事にはなっています。

〈詳細参照:拙ブログ記事〉→
http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-927.html

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 295
サンキュー:

7

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

断然! ふたりはプリキュア!!

※メモ代わりなのでスルー推奨です。


{netabare}
必殺技バンクがカッコイイ。
とくにレインボー・ストーム。一度腕を突出してから腕を突き出し直すという、あの無駄のない無駄な動き。特撮ヒーローらしさがあって少年心をくすぐられるw

プリズムストーンをめぐるドツクゾーンとの抗争は4クールという長い尺でも工夫されたエピソードと個性的なキャラクターの存在によって、中弛みすることなく終盤まで楽しめた。
なぎさとほのかを取り巻く日常シーンのコミカルなやり取りに笑え、圧倒的な力を敵幹部との戦闘のシリアスさが丁度良い。
イルクーボとベルゼイに至ってはそのパワーだけでなく、主人公陣営を出し抜く狡猾さも素晴らしかった。

また自分達のボスであるジャアクキングに反旗を翻すという展開も唸らすものがあった。
続編が決定していたとはいえ、ハッピーなラストじゃなかったのはちょっと残念だったかな。

個人的には、最後に現れたあの少年はキリヤ君じゃないといいんだけどなー。キリヤ君には、ほのかの子どもとして生まれてきて欲しい。
{/netabare}

投稿 : 2016/11/27
閲覧 : 277
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

元祖プリキュア

最初から面白かったです。
おみごと

投稿 : 2016/09/07
閲覧 : 219

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいね

意外と見入った

面白い

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 198
サンキュー:

1

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新SFスーパー英雄(?)列伝88

キュアホワイト「オタクの力のしもべ達よ!」
キュアブラック「とっととお感想を書きなさい!」
なんか、違うような気もしますが(苦笑)まあ、いいか(おいっ)
まさかプリキュアがシリーズとなって10年以上続くなんて、ぶっちゃけありえな〜い!(byなぎさ)・・・って、ウソです(汗)
現在も続くプリキュアシリーズの第1作で、それまでの魔法少女物と違い、肉弾戦がメインとなっていたのが驚きでしたね。
プリキュア、プリキュア(中略)ふたりはプリッキュア~という主題歌が印象的ですけど、これ初めて聞いた時、あれっ?どっかで聞いたような気がすると思ったんですね。
で、思い出したんですが、三つ目がとおるの主題歌「?(ハテナ)のブーメラン」に冒頭の部分のメロディがソックリ(笑)
というか、同じ作曲家(小杉保夫)だったんですね、パクリじゃなくて本当に良かった(おいおい)
とにかく、現在まで続くシリーズとなるだけの力を持つ作品でした。
特にキリヤ絡みの話は良かったと思いますね。
ただ、続編があるせいか、最終回がちょっと消化不良だったのが残念です。
(でも、続編のMax Heartも喜んで見ましたが)
プリティでキュアキュア♪ふたりはプリキュア~
プリキュア、プリキュア、マック~スハ~ト(それ、続編の方)

投稿 : 2016/05/19
閲覧 : 371
サンキュー:

10

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

地球より重たいふたりの友情

今日まで続く、東映アニメーションの貴重なオリジナルアニメシリーズの第1作目。

2004年の放送開始時、全くノーマークだった女児向けアニメ。
ですが番宣等から感じた、ふたりの動きの力感や躍動感から、
当時チラ見した瞬間、拒絶反応が起きた実写版『セーラームーン』にはない……。
何か地球人とは異なる、戦闘民族の血が騒ぐワクワク感を感じ、
いつの間にか引き込まれていた作品。

それもそのはず。
本作のバトルシーンは『ドラゴンボール』にて、
サイヤ人の戦闘演出にも関わったスタッフらが関与。
格闘戦はマジで本格的♪毎日が天下一武道会(笑)
変身ヒロインが敵・ザケンナーにぶっちゃけあり得ない直接物理攻撃を連発するカットに興奮し、
どこか超サイヤ人を彷彿とさせる変身及び必殺技バンクに、
視聴する私の妄想スカウターがクラッシュするw
そんなこんなで舞い上がっている内に、
私は男でありながら、女児向けであることを忘却し没頭w
いつの間にか一年間完走してしまっていましたw

ただ独力で圧倒的パワーを発揮するサイヤ人と違うのは、
この中学生はふたり揃わなければ何にもできない、か弱い女の子だということ。
必殺技はおろか、変身ですら手を繋がなければ始まりません。

世界の命運が、性格も真逆、変身後も白黒真逆w
原子炉並に不安定な、ふたりの思春期少女の友情に託される。
この危なっかしさが本作の魅力。

よって、私が印象に残った話は必然的に、
{netabare} 第八話「プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!?」
藤P先輩絡みで、白が黒におせっかいを焼いただのどうので、
ふたりに絶縁寸前の亀裂が入る喧嘩回。
敵が襲来し、戦わざるを得ない状況になってからも、延々と口論が続く演出が秀逸。

ザケンナーが己の恐ろしさを必死でアピールしているのに、
無視してヒートアップしていく乙女同士の口げんかw
終いにはキレたザケンナーが「無視するな」と抗議するが、
「今、大事なお話中!」と、ふたりの一致した反撃に遭い撃退されてしまうw
喧嘩するほど仲が良すぎて、本当にいじらしいです。
もういっそ、そのまま罵り合いながらフュージョンしちゃえとw{/netabare}

世界平和と友情。優先順位の倒錯。

本作は、ある意味、プリキュアシリーズの……。
ひいては後年の変身ヒロインや魔法少女物における、
世界の命運と乙女の価値観のアンバランスな関係性にも
多大な影響を与えた伝説のアニメだったと思います。


グッズもぶっちゃけあり得ないくらい売れた本作。
ケータイを模した変身グッズを買い切らせて終わりではなく、
後から追加カードをガチャガチャさせて二毛作、三毛作を狙う。
当時から、バンダイの商魂は女児向けでも容赦ありませんw
このブームは低年齢層への携帯普及にも
間違いなくインパクトを与えていたと思います。

けれど当時、近所のショッピングセンター二階の玩具売り場はノーセンス。
山積みになった実写版『セーラームーン』グッズをさばき切れず、
見事にプリキュアグッズ拡販の機会を損失していた惨状を思い出しますw

でも、その売り場……10年以上経った今でも健在なのが驚きますw
世の中マジでイミわかんない不思議なことが多過ぎますw

投稿 : 2016/02/09
閲覧 : 477
サンキュー:

22

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

プリキュアシリーズ第一作目

主人公は2人。
単純な黒と白のカラーリングで、
とにかく戦闘!
女児を対象とした作品でなはずだが、戦闘の描写には、
アイテムなどはあまり使用せず、男児向けのヒーロー物に見られるような徒手格闘による肉弾戦が迫力あった。

--------------------------------------
世界を闇に染めようとする悪の勢力・ドツクゾーンは、
7つのプリズムストーンを奪うため「光の園」を侵略していた。
5つものプリズムストーンが奪われるも、光の園の妖精・メップルとミップルは2つのプリズムストーンを携え
「虹の園」(地球)に逃げ込むことに成功。

その妖精達を偶然発見した中等部の2年生・美墨なぎさと雪城ほのかは、
妖精を追いかけてきたドツクゾーンの怪物ザケンナーに突然襲われてしまう。
なぎさとほのかは危機に陥る中、妖精達により伝説の戦士プリキュアへ変身する力を与えられ、
それぞれキュアブラックとキュアホワイトに変身してザケンナーと戦うことに。
こうして性格も得意分野も全く異なる2人がプリキュアとしてコンビを組み、ドツクゾーンからプリズムストーンを奪還する戦いに挑むこととなる。
--------------------------------------

なぎさは、勉強は苦手でだけど正義感に溢れ、突っ走るタイプ。
活発で運動神経抜群。

対照的に、ほのかは、礼儀正しくお嬢様タイプ。
容姿端麗、成績優秀(若干天然)

この二人・・・プリキュアに変身すると、とにかく殴る!蹴る!
関節技決めまくる。

展開は、日常風景が多く、妖精「メップル」と「ミップル」との掛け合いなんかも笑わせてくれる。

「ブラックサンダー・ホワイトサンダー
プリキュアの美しき魂が!邪悪な心を打ち砕く!
プリキュア・マーブル・スクリュー」
↑この必殺技。
今でも続くプリキュアシリーズの中でも圧倒的な破壊力だと思ってる。

投稿 : 2016/01/19
閲覧 : 300
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

断然な鉄板

ふたりはプリキュア。本作はのちに続くシリーズにとって、逆に二人という点でまず異色になる作品である気がします。ただ私もこのシリーズに関しては、色々思うことがあっても、書くのが恐れ多いというのが事実であり、世間的にもそのような位置にあるような気がします。

セーラームーン等のちょい後位に放送開始され、何かとこのようなジャンルは差別化を図ろうとするのが鉄板であると感じます。話自体の起伏というよりも、設定そのもので、どれくらい視聴者のハートを掴むか、てな感じでしょうか。

そもそも長編なので、その新しさ(鉄板)が勝敗の分かれ目。本作の特筆すべきところは、男児アニメに勝るとも劣らない肉弾戦と、少女二人による友情(百合?)や、一瞬で覚えられるくらいのキャッチーな歌、そして白黒二色のキャラの良さ。あと感じるのは若干年齢設定上げてる感。大きなお友達向け仕様にもなっているのかな

そんなわけでございますが、私が本作の好きな点はやっぱり鉄板です。女児アニメでここまでするかっていう戦いや、子供向けでここまで追い込むかって位キャラを悩ませるし、そんなあとの爽快な勝利が音と共に単純にパワフル。

そんな単純(パワフル)さにおける鉄板の痛快さは何か普遍的な気がします。
例えばキムタクのドラマは設定こそ違うものの、大体キムタクっぽさを感じます。そのぽさは大したことはないのですが、HEROで言えば真面目検事の中で一見不真面目に見えるキムタクが異彩を放っていく風で構成されている。

ですがその不真面目風の中で大したことは実はやっていないような気がする。子供でも理解出来るような、悪い事をしたら謝りましょうとか、嘘をつくのは良くないみたいな、誰もが分かってるつもりで、忘れてる普遍的共通点を少しキムタク風にしてあるだけ。異彩に魅せて実際は普遍みたいな、ギャップが良さではないのかなと思っております。

ふたりはプリキュアにおいても上記したような、差別化を図った設定・ビジュアルと共に、普遍的な正義・友情であったりをパワフルに、ある意味ではあざとい位に魅せてくる。無印においては結構好き嫌いが激しいので、まぁキムタクのように好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとハッキリする作風ではありますが、世の中に嫌気がさした時など見てみると気持ちいいかもしれません。だってやってらんないじゃんw

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 692
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーはよくある通常枠のアニメといった感じだが、何気にシリーズ構成が巧い。
個人的に気に入ったエピソードを挙げていくと、まず5話。まだ知り合って間もない二人が、お互いが何から何まで違うことを改めて実感しながらも、その後の幹部との戦いにて「命乞いしたほうを助けてやる」という甘言に対してどちらともなく拒否してばかりか、息を合せて協力して戦い、初めて幹部を倒すというもの。二人のキャラクター性が発揮した初めての回だ。

次に8話。ここでは渚とほのかが喧嘩をしてしまい、紆余曲折を経て互いをようやく友達と認めて下の名前で呼び合うようになる回なのだが、その完成度がなぁ……ぶっちゃけ、僕が本作お最後まで観る気になったのは、この回がキッカケだったりする。
なんといっても、仲直りのプロセスよ。なんというか、女の子女の子した仲直りじゃないんだよ。まるで男同士の友情模様。だからこそ感じることの出来る、少女アニメらしからぬ熱さに、僕はこの作品に光るものを見たんだ。

そして外せないのが、キリヤとのエピソード。逃れられない運命の中、ほのかの必死の呼びかけの末に自分の出来ることを行い、闇に消えていく姿はのちのほのかに大きな影響を残していく。なんせキリヤ君といったら、作中で唯一ほのかを正面きって叱りつけた人物なのだから。親友である渚ですら、八つ当たり気味に「お節介なのよ!」ぐらいしか言っていないのに。

42話では苛烈になっていく戦いの中で、自分達の大事なモノを考え直し、自分の気持ちを大事にしようと決める渚が、次の回では藤P先輩への想いに正面から向き合うゆえに激しく葛藤するし、最終決戦の激しさは年甲斐もなくはしゃいでしまう。随所で見られる本格的な格闘戦は、低予算という制限をものともしない。


しかし、構成が巧いといってもやはり4クールアニメ。普通なら途中からマンネリしてしまっていたかもしれない。そこを支えたのが、キャラの魅力だ。
本作はメインの渚とほのか。味方陣のメップルとミップル、ポルン。敵陣営には邪悪キングやその幹部が8人いる。そしてどのキャラも、実に個性的豊かに仕上がっているんだ。

なぎさとほのかは、当初こそ距離感を図りかねていた部分はあったものの、プリキュアとして選ばれたという共通点をキッカケに徐々に友情を深めていく。
なぎさは、ほのかを頼りにしている。自分とは違って芯のあるその心を、誰よりも強いものだと信頼しているのだ。
一方で、ほのかにとってなぎさという存在は、支えなのだ。なぎさから見て頼りになるその姿は、他でもないなぎさのお陰で成り立っている。
どちらが欠けても、二人は弱い。だからこそ、二人ならどこまででも強くなれるんだ。それを証明する42話は、感動を覚える程の出来。ぜひとも食わず嫌いせずに観てみて欲しい……。(なぎさの魅力は、普通なら目を逸らして耳を塞いでしまうような真実を、綺麗事に走らず開き直って泣きながらキレるところなんだよな)


んで、凄いのがきちんとアクションで魅せるだけの力が本作には備わっているところ。
毎話ある必殺技のバンクシーン。これが凄い。毎回盛り上がる。
これは音楽の功績が大きい。本作は全体的に外れの音楽がなく、この必殺技のシーンで流れるBGMは、それまでの流れを消し去って一時的に本作を特撮、あるいは熱血ヒーローアニメに変えてしまうほどの力強さがあるんだよな。おまけに、中盤にて、【プリキュア・マーブルスクリュー】から【プリキュア・レインボーストーム】にパワーアップするんだけど、観ただけでそのパワーアップっぷりがガッツリ伝わってくる。そこで「うおぉぉぉぉ!!」ってなるぐらいのカタルシスが起こるんだよ。
だってさ、マーブルな渦から、虹色の嵐に変わるわけですから。発射する時の腕の突出しと「ビシィッ!」というSEが憎い!



しかし、これだけ熱さを秘めた作品にしておきながら、妖精達の永眠という悲しい結末で締めくくられた点は、僕的にはマイナスポイントかな。
続編制作が決まっていたとはいえ、あんな暗い方向にもってこなくてもよかったのでは……と思わずにはいられない。悲しい結末はキリヤ君だけで充分なんだよ……。

投稿 : 2015/07/27
閲覧 : 216
ネタバレ

hikonoir さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

モンタージュ理論

特に感想を書こうとは思ってなかったんだが…。とあるサイトでこのシリーズの有名な絶交シーンで、「バックの電車が邪魔」っていうコメントを読んだ。…まぁ、或る意味その書き込みのおかげで、ここにきて感想書こうという動機になったんだが。

セルゲイ・エイゼイシュタイン。ロシア革命頃に活躍した映画監督。「戦艦ポチョムキン」で実際に行われた映像演出を、モンタージュ理論という。映画黎明期よりそういう演出は不完全ながら、ちらほら思いつきでやられていた。だが、その演出はエイゼイシュタインで理論となり完全な形となった。

言葉で書くと何やら難しそうだが、何のことは無い。イメージの連想である。丸い皿を見たら、太陽や月を連想したり、タイヤを連想したり、あるいは腹がへってたらドーナツを連想したり…。それを、監督が強制的に圧倒的に連想させる…、それがモンタージュ理論。まさに監督冥利につきるという監督なら絶対やってみたくなる演出だ。

つまり、台詞なしで観客が勝手に連想してくれるというもの。まず、最初のシーン。兵隊が列をなして歩いている。次に、子供が大口をあけているシーン。時間も場所も別、兵隊の顔は見えないようにして、子供も、泣いているか笑っているか判断できない、ただ大口をあけているだけ。これを、映画のストーリーのなかで連続してカットをつなげると、観客は兵隊が子供や家族を武力で蹂躙して酷いことをしている、と連想して脳裏にあらたなイメージ映像が展開されるようになる。子供は泣き叫び、兵隊は冷酷非道な目をして暴力を振るう。

実際、演技などしなくても、観客は子供が泣き叫ぶ声を聞き、兵隊の乱暴な軍靴のおとを聞く。何を言おうとしているかお分かりだろう。

ナギサとホノカが喧嘩して「…友達じゃないんだから」っていうところで、「パーン…」ガタゴト…。電車のシルエット。まさにモンタージュ。この電車をふたりの絆を断ち切る刃物にたとえる、警笛を心の衝撃の音ととらえる…。まったく関係のない電車のカットを差し挿むことで、ふたりの関係が劇的にかわることを印象づけた。

モンタージュ理論がもてはやされた時期はとうの昔に過ぎた。しかし、それはいまでも映画に限らず、漫画やアニメ、小説などいたるところでみられる。かくいう自分も漫画を描くので、よく使う。すると、冒頭のコメントみたく、「意味の解らないコマがある」っていう書き込みがくるのだよ…。

投稿 : 2015/06/26
閲覧 : 1879
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ファイターより乙女ちっくに

日曜の朝がどんなに楽しみだったでしょう。
この作品の魅力は、子どもも大人でも楽しめるところだと思います。
そしてなにより「女の子」が詰まってるのです。

初代プリキュアをみてから私はプリキュアが好きになりました。
闘う女の子、魔法、変身、恋、友情、少女、制服、ほどよくミックスです。

変身シーンのかわいさと決め台詞。
「闇の力のしもべたちよ。とっととお家へ帰りなさいっ!」

ふたりはプリキュア、なのでふたり手をつないで変身するんですよ。
頑張れ闘う女の子!なのです。

戦闘シーン、身体を張った闘いは迫力満点勇ましいです。
バトルにロマンが漂ってます。
でも…あんなにもかわいい子が、傷つく姿は見ていてハラハラしてしまう。
特に叩きつけられるシーンが苦手です。細い身体が壊れてしまうよ。


なぎさ キュアブラック
元気いっぱいではじけるような女の子
男の子勝りに見えるけど実は繊細でオクテ。
藤村先輩に恋するなぎさは、とっても可愛らしいです。

ほのか キュアホワイト
普段おとなしそうにみえますね。でも芯の強い女の子なのです。
穏やかで静かに話すのですけど、闘うときは頑張っちゃいますよ!
足も手もくるくる回しながらぶっ飛びます。

妖精
メップル・ミッポル
ポルン・ルルン

こういう小さなお友達がいつも肩にいたら幸せ感じてしまうな。
ちょっとした悩みを相談したり、話に突っ込んでくれたり、そして時には励まされたりしたい。
そしたら頑張らなくっちゃ!って2倍くらい頑張れそうだよ。
いいなぁ~♪
突然お部屋の窓からやってきたりしないかな。


物語が進むうちに重要な人物が登場します。

キリヤ
プリキュアに近づき弱点を探るためにきた少年。

人間をとても弱いと思っていた、大嫌いだった。
ひとりでは何もできないのだから、と。
{netabare}
ほのかの優しさを感じているうちに、
人を思う気持ち、そんな当たり前のことを彼は考えはじめます
「心ってなんだ? 僕の心っていったい何だ? 」

乾いた心にほのかがそっと触れる。
彼の心に数え切れない程の感情が生まれはじめます。
そうして苦しみがはじまる。
…「僕の事すら何にも分からない奴が偉そうな事を言うな!!」

知らなかった感情を知っていく。葛藤し続けます。
目をつぶりたくなるでしょう。痛くて痛くて堪えられない日もある。
求めても求めてもうまくできないキリヤ。
穏やかになんていられないのです。



キリヤとの戦闘で流れていた挿入歌
彼の心の叫びですね。
下のは私の解釈です。
歌詞、載せられないので。


君に触れるたび、秘密の扉が開く。
勝手に開いてしまう。
記憶も心も決して閉ざすことができない。

魂の共有、そして共鳴。
影が支える光。
もうひとりの僕 君という命。

時さえ味方にして君と出会う。
どんなに別の道を歩いていても同じ空の下。

白や黒、光や闇
そんなものなど超えていく。

僕が泣くたび君が傷つく。
僕が喜ぶと君は満たされる。

深い処にある繋がり、決して誰にも触れさせない。
この想いは僕と君だけのもの。
ずっと知らなかった。けれど、それが愛だ。



「ずっと、光と闇の狭間を彷徨っていた」
ありがとう、僕はやっとわかりました。僕のいる場所が……、いたい場所が──
キリヤの言葉です。
光に包まれながらどこへいったのでしょうか。
{/netabare}


大人な内容書きましたが、とても素直な物語です。
ピュアな乙女パワー感じました。
見てるとうずうずして飛び出したくなっちゃいますよ♪

OPとED

DANZEN!ふたりはプリキュア
ゲッチュウ!らぶらぶ?!

前向きで元気になれます。

投稿 : 2015/01/10
閲覧 : 466

ヒガセ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なつかしい

いや本当、これ自分が幼稚園生くらいのころに見てたアニメだよ。
朝起きたら日曜日にやっててさあ…懐かしいなあ。

プリキュアは初代とその次しか見てないけど。

投稿 : 2014/10/03
閲覧 : 220
サンキュー:

2

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 1.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

東京アニメアワード2005年(平成17年)の優秀作品賞を受賞した。

『ふたりはプリキュア』とは、東映アニメーション制作のアニメシリーズ、および『プリキュアシリーズ』の第1作となった同名のアニメーション作品。

ABC日曜朝8時30分のアニメ枠のスタッフを大幅に一新、従来の女児向けアニメの方法論にこだわらない斬新な設定・構成が話題を呼び、本来のターゲット層である女児にとどまらず、広い層に人気を集め大ヒット作となった。
主に幼稚園から小学校中学年までの女児を対象とした作品であるが、戦闘の描写には、いわゆる魔法のステッキから出る光線などは使われず、男児向けのヒーロー物に見られるような徒手格闘による肉弾戦を展開する手法をとった。玩具として商品展開されるアイテム群が劇中では直接的な武器としては使用されないほか、『美少女戦士セーラームーン』における「タキシード仮面」のような男性の助っ人が存在しないなど従来の同種作品と異なった試みがなされた。
シリーズディレクターにはダイナミックな格闘描写で実績のある西尾大介を起用した。
初期は物語の展開が速く、第26話で大ボス的存在を倒してしまったが、もともと全体の半分で一度区切りがつくように作られており、1年間の放送であることは当初から決定事項であった。これは物語がダレないための構成であると後に明かされている。
2004年(平成16年)4月4日放送分の第10話「ほのか炸裂! 素敵な誕生日」でABC日曜朝8時30分のアニメ枠の放送回数が通算1000回を迎えた。
2014年現在、プリキュアとなった少女(なぎさ・ほのか)が進級(『無印』2年生→『MH』3年生)し、更に卒業まで描かれた唯一の作品である。

投稿 : 2014/07/21
閲覧 : 358
サンキュー:

2

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

卒業後も再視聴で愉しめる♪

TV放送2004年2月1日 - 2005年1月30日 全49話。

東京アニメアワード2005年優秀作品賞受賞。

女児向け(園児~小学高学年)で大人も一緒に愉しめる作品
で、幅広い視聴層を獲得した先駆け的シリーズ化の原点?

女児向けアニメの常識を覆した作品の代表格。
商業的にも「美少女戦士~」を凌ぐ大ヒットをしている。
少女が魔法・変身・戦闘というロマンティック全開作品。

基本コメディタッチで等身大の中学生らしい言動が多い。
いきなり巻き込まれ理不尽な戦いに巻込まれるパターン。
1話めを視たら解る♪魔法少女モノでは掟破りの近接格闘。
女児向け魔法少女もので近接格闘戦は可也レア路線かな。
主人公の「ふたり」は初めから仲良しではない所も良い♪

キャラデザは如何にも中学生でデフォルメも柔かい感じ。
キャラの個性も解りやすく親近感や好感を持ち易い。
OP/EDも明るいノリで可愛いけど大人が聴いても可愛い。
ダークな雰囲気も伏線として確り描いてる感じもする。
ラブコメ要素も強くコミカルな描写も多いのが特徴かな?

あらすじ

世界を闇に染め様とする悪の勢力「ドツクゾーン」の侵略
から世界を守る為にプリズムストーンを奪還する戦いに
挑むこととなった少女達の成長を描いている。

1話目は掴みでインパクト重視。2話目で世界観説明。
序盤は特にシンプルで「ふたり」のプリキュアコンビ結成
迄の経緯や心理の変化等の描写が丁寧に描かれている。

映像的にも非常に分かり易く盛り上げて、臨場感のある
格闘が繰広げられ、最後にスカッと必殺技風に退ける♪
動きがとても可愛い♪戦闘中の足元の踏ん張りとか・・
空中での姿勢制御などがとても柔らかだったり臨場感が
あって、ついつい魅入ったり応援したくなるのですよ・・


声優も徐々に馴染んで一緒に成長していく感じでした。
「ふたり」の趣味趣向、好きな食べ物等徹底的に相反する
エピソードがとても楽しく描かれている♪そういうのが
コンビの魅力に活かされて高めている。

何故白黒にしたのかとても興味ある。私はブラック好き♪
常識的に正義は白、熱血は赤ですよね?そこ黒で惚れた♥
普通黒は悪キャラというのが女児向けの常識かなぁ~・・

私にとっては女児向けでNo1の誰にでもお勧めできる作品。
2位は「しゅごキャラ!」どちらもシリーズあって楽しい♪

視聴レベルを越えて女児向けを卒業しても切欠が有れば
再視聴して又楽しめる感じかな~子供と見たいとか♪


キャスト

美墨なぎさ/キュアブラック(本名陽子)
ベローネ学院女子中等部2年桜組。ラクロス部のエース。
男勝りでやや破天荒な行動とそのボーイッシュな雰囲気。
スポーツ万能で同性に慕われラブレターを貰う程の人気。
快活でやや無鉄砲な性格と裏腹に、乙女チックで繊細。

メップル(関智一)プリズムストーンを守護する「勇者」
なぎさの前に現れた精霊。我儘で大食いで軽口。

雪城ほのか/キュアホワイト(ゆかな)
ベローネ学院女子中等部2年桜組。科学部で実験大好き?
大らかで真っ直ぐな分やや天然ボケな一面もある。
周囲から「薀蓄女王」と徒名される程の博学で好奇心旺盛。
礼儀正しいお嬢様育ちのおっとりした性格だが芯が強い。

ミップル(矢島晶子)光の園からやってきた「希望の姫君」
ほのかの前に現れた妖精。確り者だが母性が強くあまい。

ポルン    池澤春菜
藤田 アカネ 藤田美歌子
雪城 さなえ 野沢雅子
高清水 莉奈 徳光由禾
久保田 志穂 仙台エリ
藤村 省吾  岸尾だいすけ
クイーン   松谷彼哉
長老 中博史
ウィズダム 松野太紀
ジャアクキング 小野健一
ピーサード 高橋広樹
ゲキドラーゴ 石井康嗣
ポイズニー 雨蘭咲木子
キリヤ     木内レイコ
イルクーボ   二又一成
ジュナ / 角澤 竜一郎 松本保典
レギーネ / 小山 翔子 深見梨加
ベルゼイ・ガートルード / 結城 玄武 西村知道
ザケンナー第1-22話第上別府仁資15話、28話以降滝知史

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 558
サンキュー:

2

ネタバレ

ACやざわ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

女の子向けアニメの革命児、これは女の子のドラゴンボールだ

10年続くシリーズとなったプリキュアの原点

女の子アニメなのに戦闘しまくるという、今までにない斬新なアニメだ
オープニングはプリキュア連呼でインパクトがある
また戦闘シーンにはかなり力が入っており、女の子なのに容赦なくパンチキックをかましまくる
また2人のプリキュアのカラーが黒と白というのも異例である(女の子向けはピンクキャラがいるのがふつう)

ちなみに中盤で一区切りにしたのは、失敗したときに2クールで終えるためだったらしい
{netabare}21話のキリヤとほのかのシーンはうるっときた、挿入歌も素晴らしい{/netabare}

プリキュアシリーズの原点であり、根強いファンもいる初代プリキュア
時間があればぜひ見てほしい作品である

投稿 : 2014/05/12
閲覧 : 325
サンキュー:

1

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

伝説のはじまり

後に続くプリキュアシリーズの第一弾

タイプの違う二人が伝説の戦士プリキュアに
変身して悪いヤツをやっつけるという
単純明解、解かりやすいストーリー
こういった王道的な作品があるからこそ、
他の異色な作品が光ってくると思います。
絶滅してほしくないジャンルですね。
是非お子さんにオススメしたいシリーズです。
(おもちゃ代を覚悟しなければいけませんが)

大人が観ても、油断してたら、
「うっ!ヤバイ、涙が出てくる」
てなるシーンもありますので、侮れません。

私は大人ですけど、完全に子供目線で楽しんでいます。

(2013.12.22更新)
めでたく来年も新シリーズが決まったみたいで
ホッとひと安心です。
毎年、冬になるとプリキュア終了説が浮上するので
そわそわします。

当然映画のオールスターズもやるわけで、
また友人の娘(5才)を連れて観に行こうと思います。
(ひとりじゃ行けないチキンでさぁ)
でも今度はその娘が
そろそろプリキュアを卒業するのでは無いかと
そわそわしてます。

投稿 : 2013/12/22
閲覧 : 425
サンキュー:

8

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ふたりはプリキュアのストーリー・あらすじ

勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップルに出会う。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵と戦うことに…!?(TVアニメ動画『ふたりはプリキュア』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年冬アニメ
制作会社
東映アニメーション
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%AF%E3%83%97%E3%83%AA%...
主題歌
≪OP≫五條真由美『DANZEN! ふたりはプリキュア』≪ED≫五條真由美『ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!』

声優・キャラクター

本名陽子、ゆかな、関智一、矢島晶子

スタッフ

プロデューサー:西澤萌黄/土肥繁葉樹/高橋知子/鶴崎りか/鷲尾天、シリーズディレクター:西尾大介、シリーズ構成:川崎良、キャラクターデザイン:稲上晃、色彩設計:沢田豊二、美術監督:行信三、製作担当:坂井和男

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