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「攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG(TVアニメ動画)」

総合得点
90.5
感想・評価
2335
棚に入れた
12414
ランキング
53
★★★★★ 4.3 (2335)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.3
音楽
4.3
キャラ
4.4

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攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

狗丸餡 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

近未来SFの中では最高!

是非、前作から見て欲しいです。
泣ける場面もあり、人間ドラマの詰まった心揺さぶられる展開で必ず記憶に残ると思います。

投稿 : 2012/12/04
閲覧 : 198
サンキュー:

1

ネタバレ

セクシーfa-fa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作

一期より個人的には面白みが落ちますがストーリーの完成度の高さは健在です。あとOPが凄くカッコイイ

投稿 : 2012/11/12
閲覧 : 211
サンキュー:

2

ネタバレ

b1100 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

断言します。

もし、このアニメを見ていない方がいたら、見終わったときにあなたはタチコマの健気さに涙するでしょう。

内容も世界観もよく作りこまれています。
個人的には見なきゃ損だと思います。

投稿 : 2012/09/22
閲覧 : 251
サンキュー:

4

ネタバレ

みかんのかわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かっちょいい

原作が原作だけあって抜群の安定感

現代の社会問題を風刺したようなエピソードは
かなり現実味があって入り込める

一期と同様、終盤の展開が速すぎてもったいないような感じはするけど、やっぱり甲殻!
自分の中では金字塔と言える作品

アニメ版の続編もでてほしい

投稿 : 2012/09/20
閲覧 : 251
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

超シリアスながら、2期も面白いとは・・・

2期です。
本編の雰囲気やどういう流れかは1期のレビューと同じです。



前作は正体不明の「笑い男」という大きなストーリーを背景に
小さいエピソードがいくつかありました。


ただし、今作は「個別の11人」というハッキリとした存在のテロリスト集団が全体を繋ぐ大きなストーリーとしてあります。
(細かく言うとテロリスト集団とは違うけどw)
そしてあからさまに怪しいキャラまで登場するので、
わりと誰が暗躍しているのかはわかります。
(ここが1期と大分違いますよね^^)

なので今作は犯人の手口と、どのようにして追い込むかが、
かなり見物でしたw
(犯人の手口とか・・・表現がこれしか思いつかないwwww)

そしてやっぱりこのアニメの面白さを伝えようとすると、
難しくなるのは相変わらずの出来でした^^
1期の魅力を損なわない作りにファンは満足する事間違いなし!


ちなみにOPは個人的にベスト10に入れても良いくらいカッコいいです。
(必見ですよ必見!!)

投稿 : 2012/08/31
閲覧 : 248
ネタバレ

xxx さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい

お勧めできます。

投稿 : 2012/08/02
閲覧 : 242
サンキュー:

2

ネタバレ

Kula さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

大人が楽しめるアニメです!

投稿 : 2012/07/29
閲覧 : 224
サンキュー:

1

ネタバレ

☆www さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

変わらぬおもしろさ

シーズン1に引き続き、頭脳戦とアクションで構成されるストーリー。
思わず物語に引き込まれるような、そんな魅力のある作品です。

シーズン1を見ていない方は、1を見てからの視聴をおすすめします。

投稿 : 2012/07/23
閲覧 : 229
サンキュー:

2

ネタバレ

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SFを未来の予想図として描いた押井守

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。


「この国を取り巻く情勢を、集合体となりし個が救うのだ。目覚めろ!名も無きもの達よ。そして、システムの一部たれ!」
 個別の11人とは、監督側からの意図としては一体何なのかである。ストーリー上での個別の11人は語られても、監督からした個別の11人は語られない。それは反プロバガンタ集団ではないのか?
 プロバガンタとは、単純に言えば思想誘導である。
 wikiの文章を借りるとこうなる。
1.レッテル貼り - 攻撃対象となる人や集団、国、民族にネガティブなイメージを押し付ける(恐怖に訴える論証)。
2.華麗な言葉による普遍化 - 対象となる人物や集団に、多くの人が普遍的価値を認めているような価値と認知度を植え付ける。
3.転移 - 多くの人が認めやすい権威を味方につける事で、自らの考えを正当化する試み。
4.証言利用 - 「信憑性がある」とされる人に語らせる事で、自らの主張に説得性を高めようとする(権威に訴える論証)。
5.平凡化 - コミュニケーションの送り手が受け手と同じような立場にあると思わせ、親近感を持たせようとする。
6.カードスタッキング - 自らの主張に都合のいい事柄を強調し、悪い事柄を隠蔽する。本来はトランプの「イカサマ」の意。情報操作が典型的例。マスコミ統制。
7.バンドワゴン - その事柄が世の中の権勢であるように宣伝する。人間は本能的に集団から疎外される事を恐れる性質があり、自らの主張が世の中の権勢であると錯覚させる事で引きつける事が出来る。(衆人に訴える論証)

 作中のしがないヘリのパイロットギノにはこう語らせている。
『政治家・大企業・軍需の三つは大きな資金を国民から合法的に搾取している』
『テレビ・新聞・ラジオの三大ネットワークがもはや真実を伝える媒体ではなく、改竄された情報を垂れ流し、無垢な国民から金を巻き上げる存在』

 そして、内偵調査をしていたギノを見て、少佐からは、『哀れな程真実を知らないプロレタリア』
 と口にされているのだ。
 第2話 飽食の僕、このタイトルからもわかるとおり、ギノ自身は飽食している側の人間ではなく、搾取されつつも奉仕しているに過ぎない哀れなプロレタリアである。
 プロレタリアとは自らの労働力をブルジョアに売って生計を立てる者の意味がある。
 この世の中プロレタリア以外の人間がごく少数なのも事実だ。視聴者の大半もまたそうだろう。
 いろいろと不平を並べるが、プロレタリア視聴者諸君、あなた方は哀れなほど真実を知らないプロレタリアだ、といっているようにしか思えない。とても痛烈な批判ではないか。

 世の中に不満があるなら自分を変えろ
 其れが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮せ

 この言葉は、主人公草薙素子、通称少佐がいった言葉だが、それは押井監督自身にも当てはまることである。通常の合法的手段で民衆に訴えても声は届かず、押井流にいえば、思考を並列化できない。また、非合法な手段に訴えれば注目は集めるが、それは非難にさらされる。周囲に傷つけ迷惑をかける。 そんなやり方なら、そんな自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせということだ。国際的なテロリストに向けてのメッセージでもあるのだろう。
 笑い男の模倣者の一人、アオイもサリンジャーの小説を引用している。

 僕は耳と眼を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた。が、ならざるべきか?

 不平不満を世の中に「愚痴」としていうだけならそれは、打開策を持たない無力なものに過ぎない。世の中を変えるか自分を変えるかの単純な二者択一ではなく、傍観者たる自身を変えていけるのもまた、自分を変えることに繋がるのだということを明記しておきたい。

 こちらはクゼヒデオの言
「一度立ったからには、その目的を果たさずして身を引く事は許されない。だが目的無く立てば、どの様な思想も容易に敗北し、挫折する。我は動機ある者、個別の11人」
 アオイは目的を果たせずに身を引いてしまった。しかし、動機ある者としては、一度立ったからには、目的が達成されるまで身を引かない、身を引けば世の中に対しての敗北、挫折するといっているのだ。歴史は繰り返される。良い方向に変えていこうとしても、それに対抗する影の勢力は常に大きい、そして無くなることはない。だからこそ、抵抗する側も常に存在していなくてはならないのだ。そうでなければ、影の勢力そのもののために、去勢された羊のごとく、従順な消費者にされてしまうだろう。影の勢力とは何なのか、それは旧都心新宿の大深度地下に隠蔽されていた原発での事故が起きた際、隠蔽するために情報をリークしようとした難民を事故にみせかけて殺害した者であり、利権に絡んで改竄された情報を垂れ流し、無垢な国民から金を巻き上げるマスコミであり、財政危機に陥れば他国の懐をあてにする国家であり、日本国民自体が知らぬところで自国の植民地化に協力して利益を貪る政治家であり、他国にある資源を手に入れるために国連軍を動かす米帝であり、難民を食い物にしているブロジョワであり、一握りの先進国がグローバルな意志決定権を独占する事で後進国を植民地化してしまうことである。

 クゼのこの言葉は、日本国民に対する押井監督のメッセージととらえている。
「国民は国民でシステムからの重大な搾取に気付きもせず、口当たりの良い受け入れ易い情報のみを摂取している。何ていんちきな社会だ。俺はその事を啓蒙していきたい」
 社会システムから搾取されていることそのものに気づかない日本国民。口当たりの良い受け入れ易い情報のみを摂取している。これは国民がただ娯楽番組ばかりをDVDなどに撮り溜めて摂取している。隠された情報、受け入れがたい事実から目をそらしている。何ていんちきな社会だ。といっているように聞こえるのである。プレーステーション3の録画記録ベストを見ると、20位くらいまでアニメしかなかったという話をした人がいた。その人いわく、どこへいく日本である。カネになるかどうかでしか判断しないマスコミと製作会社。搾取は延々と隠蔽されるいんちきな社会なのだ。体制側のプロバガンタや社会システムを妄信し、されたいように操られる去勢された羊。哀れな程真実を知らないプロレタリア。それがいまの日本国民なのだろう。視聴者には社会システムの中で飼い馴らされる羊になるのではなく、千匹の羊を率いる狼になってほしかったのではないか? それが個別主義者ではないのか? ロウとは狼であり、クゼの別称である。
 押井監督は、現実の写し絵としてのアニメを語っていた。つまりアニメを見て、そこから体制側が隠蔽している現実を知ってほしかったのだろう。しかしアニメをアニメとしか見ない人々ばかりになっていた。
木を見て森を見ずの人々が、監督の手法をさまざまな理由から批判してきた。その人たちは木を見るだけでなく森は見えていたのか?
 北朝鮮と韓国は未だ冷戦状態である。アニメだからといって、南北を統一させたり、人民軍が市民を虐殺するシーンを演出したりすることが、他の監督にできるだろうか? 一握りの先進国がグローバルな支配権を独占していることを明るみにするような題材にしたアニメがどこにあっただろう? 体制側の動向を気にして自主規制をすることもない押井監督は口だけの人で戦っていないのか?

 クゼは少佐との直接対話の最中、興味深い話をしている。
「俺を最もがっかりさせたのは人々の無責任さだった。自分では何も生み出す事無く何も理解していないのに、自分にとって都合の良い情報を見つけると逸早くそれを取り込み踊らされてしまう集団。ネットと言うインフラを食いつぶす動機無き行為が、どんな無責任な結果をもたらそうとも何の責任も感じない者達。俺の革命とはそういった人間への復讐でもある」
 クゼ自身は自衛軍の軍人であった過去があり、朝鮮半島・新義州にPKFとして派兵されている。現実での朝鮮は、北朝鮮と大韓民国、通称韓国に分かれている。過去に二国間での戦争があり、冷戦状態が続いている。攻殻の世界ではその先に再び戦争があった。このストーリー上には情報はないが、攻殻の世界では、朝鮮は一つに統一されている。つまり、どちらかがどちらかの国に吸収されたといっていいだろう。では敗れた国の人々はどうなったのか。どうやらそれが、難民の主な出所ということになるだろう。難民がアジア難民と表現されているのも、攻殻の世界情勢の理解を難解にさせている原因の一つだ。朝鮮からの難民だけでなく、日本が受け入れしているために、それを頼りに集まってくる難民そのものが多岐に渡るようになったとみてよい。最低でも、クゼがいう好みの情報を摂取して踊らされた人々とは朝鮮難民のことを指している。その結果は国そのものの消滅。滅んでしまったということになる。クゼはそれを無責任といって落胆していた。
『統一によって国が滅んだ』この言葉は、国際情勢、特に二つの国の神経質な問題であることから語られないのだろう。この一言があれば、S.A.C 2nd GIGはまだ理解される範疇に収まったのではないか。クゼのグローバルな視点で語らせることにより、特定の国家、北朝鮮と韓国からの反発をかわす狙いがあったものと思われる。しかし、元凶を辿れば、それは無責任な国民が、自分にとって都合の良い情報を見つけると逸早くそれを取り込み踊らされていたからだといえる。もっといえば、攻殻の世界では、統一された韓国だけでなく、他国でも同じような状況があったと考えていいだろう。そのため表現を一国に留めなかった。第三次世界大戦・第四次非核対戦をくぐりぬけたというのだから、事態が世界に波及していたことは想像に難くない。
 S.A.C 2nd GIG全体の、これまでの主要人物の台詞を一つの文章としてまとめると、こういう言葉になる。
『プロバガンタなどによる情報操作のため真実を知らされない哀れなプロレタリア。テレビ・新聞・ラジオの三大ネットワークがもはや真実を伝える媒体ではなく、改竄された情報を垂れ流し、無垢な国民から金を巻き上げる存在でしかない。国民はシステムからの重大な搾取に気付きもせず、口当たりの良い受け入れ易い情報のみを摂取している。何ていんちきな社会だ。その事を啓蒙していきたい。自分にとって都合の良い情報を見つけると逸早くそれを取り込み、踊らされてしまう国民たち。ネットと言うインフラを食いつぶす動機無き行為が、亡国という無責任な結果をもたらそうとも無自覚だ。低きに流れる者達であると』

 アニメは消費という名のクリエイト行為ではないか?
 英雄をプロデュースすることにしたゴーダ。もとは自身が英雄になりたかったがカリスマを望んだところで得られなかった。ゴーダの顔にしても、ただ事故にあっただけなのに、自分を特別扱いしようとしている。使命を得たとは単なる思い込みの産物だろう。その中で妄想された英雄像。これを、監督として考えるとわかる。ネットに引きこもった子供がそのまま成長したゴーダ。妄想された英雄像。英雄をプロデュースするとは、アニメ監督からしたヒーローをプロデュースすることではないだろうか?神山監督は、表面で流れている事象とは別に裏側にも流れている構造を持った演出や、政治的なテーマをアニメに持ち込む手法を、押井守から受け継いだという。その象徴は童貞に聞こえる。ネットに引きこもった子供向け作品。本物の英雄たりえず、番組が終われば忘却の彼方へと消えてしまう。まさしく消費という名のクリエイト行為だ。年間200本以上のアニメ作品が消費されていく。個人的にはそのようなメッセージに思えた。では、単なる消費でない真に迫る英雄像とは……そうした意図を持って作られた英雄がクゼではないだろうか。
 作中のバトーはいう。
「所詮個人的な思い付きを他人に強要しているだけでは他人の心を打つ事はできねえ。そこには善意でも悪意でもいい、何かしら確固たる信念の様な物が無い限り天才とか英雄と呼ばれる存在にはなれねえ」
 これは、訴える側、啓蒙する側がどのようにするべきかの指針をいっているのだろう。


 クゼの求める理想と革命とは一体何だったのか?
 荒巻洋輔とクゼの会話から、その片鱗はうかがうことができる。
洋輔「自分の義務と権利を秤にかけて権利に先に錘を乗せなくば、社会の規則に従いしも自身を失う事無し」
クゼ「はい。その普遍的な思想がとても口当たりの良い物に感じられました。しかしその難民も、一度ネットを介しヒエラルキーの上層の存在を知ると、その事を忘れ皆低きに流れていってしまう。力を持てばそれを誇示したくなる。武器を持てば一度は使ってみたくなるのと同様に」
 これは結局、力を以って事を起こせば、これまで圧制してきた体制側の人間の行うことと何ら代わり映えがなくなってしまうことを意味していると筆者は捉えた。
 つまり、ヒエラルキー(権力ピラミッドの上層)のしているやり方の否定であろう。
洋輔「上部構造?それはヒエラルキーとは違うのか?」
クゼ「ええ、違います。今この地上を覆い尽くさんとしているネットワークは、既に下部構造と化し本来の目的を終え別儀を創造している。そこからは不可分ながら土台たる下部構造に対し確実に新義ある反作用を及ぼす存在となり上部構造へとシフトする。それが俺の考える革命の定義です」

 これらの台詞は全工程のまとめにかかっている。クゼと少佐の会話によって明らかになる。
クゼ「俺は半島での出来事で人生を達観した。矛盾した秩序、強者による搾取、腐敗した構造。だが俺を最もがっかりさせたのは人々の無責任さだった。自分では何も生み出す事無く何も理解していないのに、自分にとって都合の良い情報を見つけると逸早くそれを取り込み踊らされてしまう集団。ネットと言うインフラを食いつぶす動機無き行為が、どんな無責任な結果をもたらそうとも何の責任も感じない者達。俺の革命とはそういった人間への復讐でもある」
(中略)
少佐「お前の言う革命とは何だ?」
クゼ「人の、上部構造への移行。硬化したシステムを捨て、人とネットとが融合すると言う事だ」
 クゼのいう復讐と革命の二つは同じ難民に向けられている。革命とは本来難民を救うためのもので、復讐は難民に対してのものである。意見を聞いていると矛盾しているように思える。
クゼ「俺に結線している者の記憶とゴーストをネット上に運び去る。核が投下されればそれで彼等も肉体を喪失するが強制的な進化を遂げる可能性が手に入る」
少佐「彼等がネット上で個を特定し続けられる可能性は?」
クゼ「それは分からない。だが先駆者として下部構造に残った人間に対し絶えず上部構造を意識させ、啓発していく存在にはなれるだろう。太古の昔、人類が霊的な存在に対し尊敬や畏怖を感じてきた様にな」
少佐「それがお前を落胆させた者達への復讐と救済か?」
クゼ「俺は革命と信じているがな。お前も見た所全身義体の様だな。なら肉体と精神の不一致と言う疑心暗鬼に悩まされた経験は少なくはあるまい。どうだ、俺と一緒に来るか?」

 クゼは権力ピラミッド構造の指導者となろうとはしていなかった。少佐は作中、独裁者になる事で世界を平和にできると本気で考えているからだいっていたがそれは間違っていたことになる。
 難民等への復讐とは、肉体を捨てさせネットワークにゴーストと記憶を移住させ、無責任から生じた過ちを人々に説いていかせるようにすることだった。
 だがその行為は、権力ピラミッド構造そのものからの脱却であり、圧制からの解放となる。そして、人々は権力ピラミッドの最上層部の指導者に従うのではなく、純粋な意識となった難民たちや、クゼ自身を指導者として自ら動いていく。
 権力ピラミッド構造による、体制側の我田引水な搾取と隠蔽と思想誘導、圧制の政治から、肉体や欲望から切り離された無搾取的な、啓蒙と純粋な思想による権力でない政治を目指した。
 太古の昔、人類が霊的な存在に対し尊敬や畏怖を感じてきた様に、ネットの霊となった人々の啓蒙による政治を体現させることがクゼの目的だったのだ。
 政治形態として、権力から啓蒙への移行を求めての革命運動だったことになる。
 それは地上を覆い尽くさんとしているネットワークがあり、ゴーストがネットの海で暮らせるほどの容量を得たからこそ可能な思想、発想である。クゼは幼少時より義体であることによる違和感を強く感じていた。結果として、肉体を消去してネットに意識だけを定着させることを思いついたのではないか。
 幼少時、飛行機事故で生き残ったクゼと少佐は同じ違和感があった。それが理由でクゼの提案に少佐は同意したと思われる。草迷宮はラストへの伏線だったというのが筆者の見立てである。
 これまでの体制による根本的問題を、SFだからこそ表現できる新たな政治形態として、解決策を提示したといえる。

 この後はどうなったのか。
 バトーがクゼを捕らえた時には既にゴーストダビングならぬ、ゴーストそのものをネットに移動させるためのゴーストムーブを決行しはじめていたと推察している。少佐はヘリの中でクゼとネット結線していたのだろう。人形のようになったクゼに驚いた表情を向けていた。

 筆者の個人的な見解としては、GHOST IN THE SHELLが時間系列として続編になっていると考えている。少佐の失踪。そしてイノセンスでの事件介入。SSSで少佐は帰還する。

 日本という国は独立していない依存国家である。
 茅葺「一身独立して、一国独立す。私は初めからそう考えて行動してきたつもりです。茅葺政権はこれ迄通り、米帝、米露連合、中国、そしてアジア、EU両諸国とも同様の距離を保ったまま、独自の判断で動く国連協調路線を模索していくつもりです」
 これは攻殻の世界の出来事である。つまり現実の日本はまだ一国として独立していないという事実を表している。それどころか、一身独立すらしていない。人々は口当たりの良い情報のみを摂取し、本人たちでさえ知らぬ間に搾取されているに過ぎない哀れなプロレタリアなのだ。そして、その先に亡国が待っていようとも、そのことに無自覚なのである。
 現実の日本ではTPP問題が浮上してきている。ISD条項とラチェット規定がある。これが成立すれば、日本の政府や法律がどうであろうとTPPが優先される。条約なので、ISD条項が国内法よりも上位になる。国内の司法機関が関わる余地はなく、国連の仲裁機関で審査され、決定に不服があっても覆らない。一審で確定する。従わなければ制裁を受ける可能性があるのだ。
 ラチェット(ratchet)は「つめ車」とも訳される語で、つめが引っかかることで逆回転を防止する構造になっている装置を指す。経済連携協定(EPA)などにおいては、自由化や解放に結びつく法改正は認められるが、規制の強化に結びつく改正は認められない、ということになる。
 特定の一方向へむけた変更のみ許容され、逆行する方向への変更は認められない、という内容の規定。
 米国は「米国の声明は野田首相とオバマ大統領の会話に基づいて作成された」と述べ、声明を訂正する考えはないと強行している。
 あらゆる日本の法律が無効化され、植民地化を求める米帝や中国の思うようになる法律が施行されようとしている中で、民衆は口当たりの良い情報のみを摂取し続けているのだ。それが原因で亡国したとしても、無自覚・無責任のままなのだ。

 ニュース添書き。
 衆院は17日の本会議で、難民保護への国を挙げた取り組みをうたった決議を全会一致で採択した。
 今年が国連での難民条約採択から60年、日本の同条約加盟から30年の節目に当たるのに合わせた。
 決議文は「日本は国内における包括的な庇護(ひご)制度の確立、第三国定住プログラムのさらなる充実にまい進する」と強調。「難民問題の恒久的な解決と難民保護の質的向上に向け、アジア、世界で主導的な役割を担う」と決意を示した。

 以下攻殻の世界
「攻殻機動隊の日本では第三次非核大戦が勃発しており、戦後に流れ込んだ外国人を受け入れ、安価な労働力として使っていた。
 彼らは実質的な難民であった。
 戦後の復興期にこそ、安価な労働力に需要があったものの、国内への失業率は年々増加し、税率も高騰する一方である。
 加えて、その血税が、流動の一途をたどる難民政策に、無闇に使われているって現状が揃えば、痺れを切らした不穏分子が登場してもおかしくない。
 この国が国際社会で善人を演じるために、救助問題で行ってきたバーター(物々交換などの意味)の代償に払わされたのは、結局、納税者である。
 実質的には難民も納税者の一部だが、労働を奪いかねない者たちを支えるための重税という認識が流布しはじめた」

 水は低きに流れ、人もまた低きに流れる。
 筆者もまた低きに流れる一人として、この言葉を忘れず、自覚していきたい。

 難しい話を延々としたが、次は一ファンとして、Q&Aを製作した。回答はメールで行う……としていたが、気付くとメールが無制限で送受信できなくなっている!?
 何かしら他の方法でお願いしたい(汗)

 Q1 難易度 かんたん。
 第9話「絶望という名の希望」
 難民の排除が国民の総意というストーリー展開を見せるが、
 ゴーダの意図の読み取りにおいて、
少佐「バトーの読み、残念ながら正解よ。個別の11人は、恐らくゴーダのプロデュースしたインディビジュアリスト。その目的は難民の蜂起。落とし所は、差し詰めこの国に彼等の自治区を作り出すって事じゃないかしら」
 といっている。
 日本国民の総意の代弁というストーリー展開と、少佐の読みの間に矛盾点がある。
 それは何か単純に答えよ。
 視聴しなくてもわかる難易度。

Q2 難易度 ちょっとだけ難しい。検索すればすぐ出てくる。
 第26話 憂国への帰還 ENDLESS ∞ GIG
 米軍隊員「ですが、もし機体に81の軍旗のマークがあったら・・・」
 何を表している?

Q3 難易度 ちょっとだけ難しい。視聴しないとわからない。
 第8話 「素食の晩餐 FAKE FOOD」
 この題名の意図している意味は?
 日本を素食の晩餐に出てくる主題のキーワードを使って表現すると?

Q4 難易度 単に視聴するだけではわからない。
 第5話「動機ある者たち」
 クゼのいう「我が闘争の聖典、個別の11人、あれが何故素晴らしいか」
 一般人に理解できるよう、なるべく難しい言葉使わず、文語体でない口語体という形で説明せよ。


 追記
 レビューに記載された言論を規制したい人は、個人の意見を以てするのではなく、あにこれの法的論拠に基づいて規約に記載する必要がある。
 運営諸氏に連絡し、説得し、規制を規約に付け加えてもらうこと。

投稿 : 2012/06/08
閲覧 : 883
サンキュー:

22

ネタバレ

みじんこ。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SFの有名作、作品・サントラとにかくクールです

安っぽく言えば、すんごく強くてスマートな近未来の警察のお話ですw

公安9課という選りすぐられた全身義体メンバーが社会犯罪を解決していくんですが、犯罪として取り上げる内容も、その犯行手段も、解決プロセスも、最高にクールです、スタイリッシュですw
楽曲の担当の菅野よう子さんは今更説明するまでもないですが、エレクトロニカちっくな楽曲は本当にアニメ音楽かよって感じです☆

ちなみに元々アニメを全く観なかった私が、友人に勧められたこのサントラCDをきっかけに攻殻ファンもとい、アニメ好きになりましたw

TVシリーズ・映画等シリーズ作品が多くちょっと一歩を踏み出しにくいかもしれませんが是非是非観てもらいたい作品です!

投稿 : 2012/05/12
閲覧 : 225
サンキュー:

1

ネタバレ

ふ な さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

むずかしい話

1期に比べて内容がかなり複雑です。
SFというより思想?の話が多く最初は混乱します。

投稿 : 2012/05/09
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

voja さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2作目なのに面白さは変わらず!

1作目に続き、抜群の面白さ。
ストーリ展開は、1作目と同様、1話完結のものからストーリー進行の話までいろいろあるが、実は全てに本筋の物語の伏線があるという展開。
最後まで見終わったあとからもう一度見直しても違った面白さを発見できる作品。
さらには作品の時間軸が劇場版につながるところもポイント。
この展開から、劇場版の解釈も若干変わってくるように感じた。ファースト、セカンドの話があったから、劇場版での素子がああいう行動に出たんだと感じさせられた。
攻殻機動隊は新しい作品が出るたびに全ての作品をもう一度見直したくなる作品です。

投稿 : 2012/05/04
閲覧 : 270
サンキュー:

3

ネタバレ

ですふぇにっくす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

硬派sfもの

近未来sfストーリー 内容は前の笑い男事件とは別の難民問題ここに出てくるキャラクターがどれも魅力的です。最終話は涙なしでは見れません

投稿 : 2012/04/14
閲覧 : 239
サンキュー:

1

ネタバレ

fall down さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

内容が深い、素晴らしい大人アニメ

おそらく一回見ただけじゃ理解はできないと思います。

この作品においては多くの問題提起がなされていると思われる。
特に物語の核となるStand Alone Conmplexというもの。これはつまるところ無意識下の個が集まり、何かの目的をもった集団、ないしは行動の創出である。今作品においてはクゼという人間がハブ化することによってより強固に、そして巨大に難民ネットワークのようなものとして存在する。そしてそのクゼは、ネットの世界に個のゴーストを存在させ、現実世界を離れて全く新しい枠組みの、ある種新しい世界と呼べるものに「昇華」させようとした。
加えて合田の暗躍による個別の11人事件などが複雑に絡み合ってこの物語を作っているが、やはり前作との違いはこSACのあり方である。

ざっと要約するとこんな感じなのかなと思います。別に合田の件を軽んじてるわけではないですが、この物語での最後の最後のキーマンはクゼだろうと思います。少佐がクゼと瓦礫のしたに閉じ込められた時のアダムとイヴが禁断の果実をかじろうとするメタファー(バトーの十字架の件といい分かりやすすぎるくらいだが)も背筋をゾクッとさせられました。

それから、これはストーリー的に良い悪いの話ではないのですが、ガレキのしたでクゼの革命を少佐が聞いたあと、いくら絶望的な状況だったとはいえ少佐にはクゼの革命に最後まで抗って欲しかった...
ここまでいつでも強気な少佐がクゼの話に乗ったのがショックと言えばそれもそうですが、これは明らかに少佐がクゼを好いていることにほかならないからです。クゼの電脳に侵入した時からもうすでにあの鶴を折っていた少年ということが分かってしまい少佐は動揺してしまう訳ですが、個人的にはそんな少佐は見たくなかったです。どうせなら最後、クゼに引導を渡す役目をかっさらって欲しかったのに、少佐はSSSの方でも明らかにクゼを追っています。まるで初恋の人を探すように。。。
少佐にはそんな女々しいことは似合わない!と私は思ってしまいました。
まあ個人的な感想です。

ともあれ、1st同様素晴らしい出来です。なんせ難しいのであとをひきます。考えたくなります。楽にアニメを観ることを重視している人にはあまり向かないかもしれません。
読書をよくする人、ないしは嫌いじゃない人はこの攻殻機動隊SACシリーズに感銘を受けること間違いないです。
是非観てみてください!

投稿 : 2012/03/02
閲覧 : 234
サンキュー:

3

ネタバレ

たばこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待値どおりの出来栄え

第1作の品質が過去に見た映画、アニメ含め最高レベルだった流れで、この第2作目に突入。
そのため、視聴前のハードルも史上最高に上がっていたのだが、その期待にこたえる面白さだった。

特徴としては、第1作よりも、より政治ゲーム中心の展開が色濃くなり、政治当局(合田)、テロ組織(クゼ)、そして公安9課(素子)の3者を交えた駆け引きがスピード感を持って描かれている。最終回でクゼが米帝のCIAに暗殺されるラストの演出からも、この第2作目は政治のパワーゲームをテーマにしていることがわかる。
一方、甲殻機動隊の本来のテーマ(だと私が考えている)「クオリア(自意識の問題)」についても、終盤、「タチコマ」による核兵器への突入シーンを筆頭に、上手く描かれている。

ただし、1作目に比べて決定的に劣るのが、「敵キャラの魅力」である。
もちろん、合田やクゼを筆頭に、公安9課の敵は存在はしている。が、1作目の「笑い男」と比べてしまうとどうしてもインパクトが弱い。例えば、シリーズを通して登場する合田は一言でいうと「かませ犬」なわけである。小手先の戦術を練り上げるのは確かに得意である。しかし、彼の動機は全て「自身の矮小なコンプレックス」に基づくものであると素子(の外部記憶を使ったバトー)に看破され、さらには、ジャイアンの背中でノビタを罵倒するスネオよろしくの、米帝の犬であることが終盤で明かされる。
これほどの小物に、知力戦・肉弾戦の超エキスパートである公安9課が振り回されるのがどうにも不釣合いである。

また、クゼについても、難民数百万人を一手に組織する英雄として描かれてはいるものの、得たいの知れない「より上部構造への進化」という理想が突拍子も無く終盤に登場する。視聴者としては「?」と首を傾げざるを得ない。彼がなぜそのような理想を掲げるに至ったのかが釈然としないのである。そして、ラストにはあっけなくCIAに暗殺されてしまう。合田と同じく、笑い男に匹敵する「不気味さ・大物感」に欠ける。
そして、2クールをかけて展開してきたこの3者三つ巴の抗争も、結局は米帝の手のひらで踊らされていたに過ぎないとういオチである。

とはいえ、ほぼ完璧に近い出来の第1作と比べてしまうのは少々酷な気もするので、純粋に政治サスペンスものとして楽しむのが正しい姿勢なのだろう。

投稿 : 2012/03/02
閲覧 : 808
サンキュー:

6

ネタバレ

ムクト さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ぼっくらはみんな~生きている~♪

ストーリーや音響、キャラクターなどが作り出す世界観、雰囲気にひきこまれました
一話完結の話でも、レベルが高く、伏線にもなっていたりする、考え込まれた内容だったと思います
この二期は、一期に劣ることの無い名作です


最終話のタチコマには、一期同様泣かされました
ぼっくらはみんな~生きている~♪


  何回か観て
一期とは違い9課の敵がわかりやすく方向性がつかみやすいので細かく理解しようせず見れば、自分には一期と比べたら見やすいと感じました
また、一期同様個別での話でも良いのがありますね
少佐やクゼの過去の話、サイトーさんの作り話かもしれない話、天使の羽等 単体の話では一期よりも好きな回が多かったです

9課の敵としては、ゴーダがいいキャラでした
悪い奴としての描かれ方もあるのですが、特に威圧してくるような低い声であのしゃべり方は、ゴーダを光らせる素晴らしい演技だったと思います

投稿 : 2012/01/13
閲覧 : 540
サンキュー:

3

ネタバレ

ね~す さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個別の十一人編!

前作同様SAC現象を元にしたストーリーとなってます。

素子さんの過去を連想させる話があったり、一期のようにタチコマが大活躍したりします。

話全体としてはかなり複雑になってますが、二週くらいすれば概ね理解できるんじゃないかな・・・

OPEDの楽曲は一期同様、菅野よう子さんが担当しています。最高です。

投稿 : 2011/11/22
閲覧 : 250
サンキュー:

2

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よかったけど…(辻斬りさんへの応答を追記@2011年10月20日)

SAC 1stシーズンよりパワーダウンした感。最後のほうとかちょっとなー、と思った部分とかあったが、まあいろいろと裏話を聞いたら製作陣もたいへんなようなことだった。

下記、散文的に書きため

・全体的なトーンはよかった。なんか、招慰難民とかよかったよ。難民問題は日本人の想像力からは完全に失われている問題なので。ヨーロッパ諸国の難民論争とか、まじで聞いても感覚的によくわっかんないからなー。すごく厄介な利益対立構造があることはわかるけど。ここはネタとしてもってきただけでよかったけど、もっとうまく描いてくれてるとベター。ここで、いきなり革命闘争/三島/テロで終始するんじゃなくて、利益対立構造の描写をきちんとやってくれてたらなぁ、と思うのだけど。
・しかし、個別の11人は正直イミフ感があった。なんか三島由紀夫的なことやりたかったらしいが…。あと、サイバーカスケード的なものとか、ネット社会のシンクロニシティがテーマだったと思うのだけど、個別の11人になっちゃうと、ちょっとデムパにしか見えなかった。三島事件的なこととか、表現できてたら、実際すごいと思うんだけど。
・「初期革命評論集」って、いかにも全共闘世代的な想像力の延長線上でネタがくくられるのは、もう少しなんとかならなかったのか。思想、のリアリティはそこなのかよ。こういうのは、神山さんじゃなくて、押井さんが口挟んでんの?押井さんが口挟んでるとしか思えない…。
・あと、あの童貞の彼は失笑。そこでDTをどーんと前面化するっていうのは、ネタなのかマジなのかわからないあたりが最強にかっこよかった。悪役の彼が、なんか全体的に笑いしか引き起こさないんだよねw。クゼもそうなんだけど、今回は敵役がえらくファンタジー。
・最後に、船で脱出するアレは、かなり意味不明。当時、不審船騒ぎがあったから、っていうことらしいけど、それはさすがにミスチョイスでは。
・なんか、よかったところもっとあったはずなんだけど、ネガティヴなところだけが記憶に残っているな…
・要するに、ネタは良かったのだけれども、ネタの消化の仕方に「押井世代の呪縛」みたいなものを濃厚に感じたのが不満、というのが短い感想か。SACの1stシーズンはそういうの、そんなになかったんだけど。マジで、押井さんが口を挟んだポイントとか、誰かリスト化してほしいよ、これ。
・Solid State Societyのほうは、こういうネタの放り込み方から、消化の仕方まで、こっちよりもずっと上手くやれてる感じがする。

で、いまんとこ、攻殻シリーズの自分評価は

Ghost in the shell > SAC1st > SSS > SAC2nd 

みたいな感じ。


●追記1:辻斬りさんに対する応答

辻斬りさんから、

ゴーダは、近年の劣化コピーのヒーローものしか描けていない監督に対する痛烈な皮肉なのではないか。童貞ゴーダこそが、そうした子供じみたものしか作れないだめ監督たちの戯画なのではないか、といった趣旨のコメントをいただきました。
(わたしのとこの、メッセージ欄で。)

それはそれで、興味深い意見だな、と感じつつも、
わたしはその意見には、下記二点の理由で、ちょっと同意しかねます。

A.まず一点目。「オリジナルなヒーロー」「劣化コピーではないヒーロー」など存在しない、と思います。

 すべては何らかの形で、ほかのものの何かのコピーだったりアレンジだったり、する、というものだ、という世界観でわたしは考えている人間です。
 アレンジの才能や、アレンジしたものを適したタイミングや文脈のなかで大々的にリリースすることは、希少な才能だと思っています。立ち位置とかが希少である、ということは成立すると思っていますが、コンテンツがコピーであること自体がだめだ、という発想は、ちょっと世界観が違っているので受け入れがたく感じます。
 ネットワーク系の世界観をもってる人はだいたい、こういう感じのこと考えがちなので、押井さんも「オリジナル」のことは考えてないんじゃないのかな、とわたしは思っています。
 クゼ自身オリジナルなんじゃなくて、ただの「ハブ」なんだし。
 ただし、「ハブ」というものは希少性をもっています。そういった希少性が<結果的に>オリジナルのようなものとして機能してしまう、というのはよくわかる話です。クゼ、というキャラクターはそのことをあらわしていた、というようにわたしには見えました。
(ただ「なんか、説明くさいキャラだな」というのと、妙にナルシスティックなキャラだな、という気がして、わたしは好きになれませんでした。)


B.二点目に、「童貞=世間知らずの子供」という文脈ではない、と思います。

 「童貞」をめぐる文脈は、古典的には(あるいは一部の2ch的には)ネガティヴなものが多いですが、
 2000年代中盤以後は、みうらじゅんとかが「DT力」とか言い出していて「童貞」をポジティヴにとらえようとしていたり、童貞というものが、エキセントリックな能力としても機能しうることを考える、というのは結構、ひろまってきていると思います。
 ゴーダは、どちらかというと、こっちの文脈を意識したキャラクターかな、とわたしは思いました。
 別に、童貞であることが「良い」とは言わないまでも、ある種のエキセントリックさと結びつき、「俗物臭さ」みたいなものと隔離されたところにいることを可能にする何かにもなってる、みたいな感じをうけます。
 攻殻は、前にも書きましたが、「俗物の登場しないアニメ」なので、「俗物でない」ということに対する自己言及みたいなことをわざわざ、象徴的にやってみせている感じがしました。
 わたしはそこに、失笑をしていたりしたわけです。

●追記2:


>辻斬りさん:では、黒いコートの英雄たちはなぜ自決したのだろう? みみかきさんからすると解釈は?

 確かに、「機能不全ヒーロー」「失敗ヒーロー」みたいなものが、出てきてしまう、っていうのは面白いな、とは思いました
 ただ、それをダメヒーローに対する「批判」だとは思ってませんでした。ヒーローが、機能しない、みたいなことは確かにあるので。
 ネットワークで情報がびゅんびゅん行き来する社会においては、いずれにせよ、ハブとなるポジションを得た人や情報が、大きな意味をもちます。
 で、その「ハブ」としての機能を自覚的に仕掛けようとする、という試みが、今後の世界では何度も何度もおこってきて、そういう試みに対してどういう風に対処していくか、ということこそが、これからの「公共性」を考えることにつながる、という話を象徴的にみせるためにこそ、ゴーダや、個別の11人といった演出はあるように思いました。
 つまり、
1)情報の行き来がはやく、ネットワークが拡散的に存在している社会と、
2)情報の伝達経路が決定されており、ネットーワークが一極集中する社会(えらい人のもとに情報があつまり、えらい人が情報の価値を決め、えらい人が情報をひろめる世界)

 という二つの社会を考えてみましょう。
 前者は、現在おこってきている「あたらしい社会」です。後者は「すでに過去のものとなりつつ社会」です。
 ふるい社会のなかでは、貴族や王様や、国会の代議士の先生や、官僚がもっともえらい人だったわけです。彼らのもとに情報はあつまるし、彼らが情報を伝える人だから。「政治」や「公共」の問題を考える、ということは、むかしは「国会のことを新聞で読む」とかいうことだったわけです。
 新しい社会のなかでは、ネットでいうところの「釣り師」みたいなもののほうが重要な役割を担います。情報の「ハブ」となる機能は、国の意思決定機関の中には必ずしもありません。世界のあらゆるところの片寄りに、偶然的にあらわれるようになります。それが、新しい社会です。この世界で、公共的な問題(政治とか社会とか)を考える、ということは、この「ハブ」機能となるものを、どのようにして、つくるか、ということになります。希少性は、国会の先生ではなく、ハブ機能をもった人になるので。たとえば、Facebookをつくったマークザッカーバーグや、Googleとかはまさしくそういった「ハブ」だろうと思います。彼らこそが、現在の「公共性」の問題の中心にいます。

 で、重要なのは、ゴーダが政府の中枢の人間だということです。
 古い社会ならば、権力志向の人間は、政府の上のほうに上りつめることを最大の目的とするわけです。
 しかし、ゴーダはそうしない。情報の「ハブ」として機能するものをどう作り出すか、のほうにこそ力をそそいでいる。「新しい権力」の創出は、それによってこそなされるのだ、という自覚が徹底した人物、なのだと思います。
 政府の中枢にいながら、政府こそを権力だと思っていない人間。これが非常に、ゴーダという人物の象徴性だろうと思います。


 で、ゴーダが「失敗」する理由ですが、
 攻殻が、比較的にオーソドックスなネットワーク論的/複雑系的な世界観を下敷きにした作品である、ということを考慮すると、
 ゴーダの作り出そうとした、ハブ機能が、作為的なものなので。作為的なものの限界、ということなのかな、という気がします。
 ハイエクという経済学者は「自生的秩序」という言い方をしますが、秩序というのは、作為的にできあがるものよりも、勝手にできあがってくるもののほうが、重要だったりするよねー、ということがあるわけです。
 なので、作為的なものではなく、勝手にできあがってきた「クゼ」というハブ機能のほうが、おもろいよね、ということを対照的に描いていたのかな、と。
 ただ、最近では、作為的に仕掛けたものが機能することもたくさん出てきていて、作為的なものが本当にどこまで通じるか、というのは論争的なトピックです。
 なので、ここは、ある種の「情報社会の公共性」をめぐるイデオロギーというか、信念の吐露、みたいな感じもしましたけど。

 








参照1:
「オリジナル」概念の問題については、
西村 清和『現代アートの哲学』あたりに、入門的に丁寧な説明が存在していた記憶があります。この本は、実製作に興味のある辻斬りさんなどに、「役立つ」本かどうかは、自信がありませんが、コンテンツだとか、アートだとと言われるものに対する、人類の論争の歴史を、読みやすくきちんとまとめた本、としてはすばらしい本だと思っています。

参照2:
童貞の話については、
社会学研究者の渋谷知美が書いた『日本の童貞』などの本があります。
みうらじゅんと伊集院光が書いた『D.T.』をそのまま読んだ方が面白いかもしれませんが。
あと童貞的世界観をベースにした人間の怨念批評として本田透の『電波男』も面白いかもしれません。

参照3:
ネットワーク論は、これ、という一冊だけだとちょっとむずいというか、あまり入門的な本がありませんが、、
自生的秩序論ということでは、『ハイエク』の入門書。ハイエク的な世界観と、情報社会論を結びつけているものとしては、濱野智史『アーキテクチャの生態系』などがあります。
作為的に、ハブとなる機能を動かしてしまうという話を描いたドキュメンタリーでは高木徹『戦争広告代理店』という本があります。これはすごい傑作ですのでおすすめです。
また、高木徹が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『大仏破壊―バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』も、読んでみることを強くおすすめします。これは、言わばビン・ラディンというのは、大成功したゴーダなんだ、ということを言っているような内容の本です。

投稿 : 2011/10/22
閲覧 : 648
サンキュー:

14

ネタバレ

aokabi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悪くはない

良くもない
SAC自体も内容的には明るいストーリーは殆ど無かったけど、
なんていうかこっちは全体的に陰気臭い

投稿 : 2011/10/13
閲覧 : 347
サンキュー:

1

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Shy さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言う事なしの二期作

前回の攻殻S.A.Cの続きの二期作目

特に言う事はないが、若干作画崩壊などが有りそこが残念な所

OPとEDともに神

作画が前作よりも圧倒的に進歩しているので素直にカッコイイ

投稿 : 2011/09/15
閲覧 : 312
サンキュー:

1

ネタバレ

blackwolf さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この作品のすべての伏線を理解するのは大変

結論から言うと非常に深く濃い作品でした。

一通り鑑賞させてもらったのですが、
自分の記憶力と理解力ではその行動or言動がなにを意味しているのか分からない点が多々ありました。
特に最終回の内容の難しさには驚かされました。
例えば、少佐が渡したリンゴをクゼか食べたのを見て驚いた理由、首相が電話をかけた先が日本の特殊部隊であったことの意味
などなどどれも意味深なものばかりです。
僕は最初は少佐とクゼがお互いのことを理解しているかどうかも分かりませんでした。
自分としては物語の締め方にその作品の評価の基準を重く置くので、少し戸惑いました。

なんだか厳しく批評してしまっているように見えますが、
僕はその深さこそがこの作品の長所だと思います。
色々調べたあとで最終回をもう一度見ると、感動が倍増しました。
なので調べながらこの作品を見るとより楽しめるかもしれません。

投稿 : 2011/08/26
閲覧 : 353
サンキュー:

4

ネタバレ

yoshi さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1st<2nd

笑い男事件も面白かったけど、
個別の11人の話はそのさらに上を行ってます。

一期も十分格好良かったのに、
二期はさらに磨きがかかっててド肝抜かれました;

このOPはとばせないでしょう・・・

投稿 : 2011/08/21
閲覧 : 338
サンキュー:

2

ネタバレ

joker さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後の引き込まれ具合がやばかった!!

1stシーズンがすごい面白かったので期待した2nd 主な内容は難民問題で話が進むにつれて、とまらなくなってしまった。 他にはサイトーの過去・素子が全身義体・難民の英雄クゼと素子の関係など飽きさせない内容がありすぎだった。音楽も最高で戦闘シーンも楽しめて。本当に飽きさせない作品だと思った。 でも、他の内容が入ってきて主なストーリー
個別の11人やら難民問題の内容だけ見たい人は「Individual Eleven」をおススメします。

投稿 : 2011/07/21
閲覧 : 339
サンキュー:

2

ネタバレ

くまくまくまった さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タチコマ・・・・・

タチコマ・・・

投稿 : 2011/07/18
閲覧 : 358
サンキュー:

1

ネタバレ

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こんなん感動するに決まってるじゃないか~

伏線の回収の仕方が半端ない。

1話完結的に続いていく物語。

それらは毎回観終わったあとに、
腑に落ちないというか、なんだったんだろう?
みたいな感じで終わり、そういう話が最後のほうまで続いていきます。

僕はテッキリ、世界観や登場人物、そして1人1人の人間性を伝えているのかと思っていました。

、が!!!
が、が、が、が!!!!


そんな浅い考えだった事をお詫びしたい。
この腑に落ちない終わり方が伏線となっていたとは。

そ・し・て、

最後の数話でそれらが一気に回収されていくのは圧巻!

でだ。そこまではいいとしよう。

今までで一番わかりやすい、そしてたいして意味がないと思っていた伏線が、、、超展開でした。

「ええ?えええぇぇぇぇっ、? えええええええ???」

みたいな感じで急に現れ、
最後に感動と余韻を残して走り去っていきました。

あぁ、勘弁してくれよ~、こんなの感動するに決まってるじゃないかよーー。


多分、1話とか2話で

「意味がわからない。」
「話に入りづらい。」
「1話完結は飽きる」

みたいな理由でやめてしまった人も多いのではないでしょうか?

バカヤロウ! それでいいんだ。

僕も意味がわからず観ていて、だからこそ最後の感動があるんだ!

なので、意味がわからなくても世界観がおもしろいので観続けてみてください。

この際、1期とか観なくて良いです。
2nd GIGを観れば、きっと1期も観たくなるので。

そんな感じのアニメでした。

投稿 : 2011/02/13
閲覧 : 513
サンキュー:

7

ネタバレ

あおじそ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

個人的には1stのほうが面白かったかな。
難しかったけど。
GIGはなんだか少佐、クゼ、バトーの何かが気になった。
あれなくてもよかった。
でも鶴の話は感動した。

ラストの9課のみんなと少佐の行き先が逆(海の位置)だったのに気づいたときが衝撃だった。

タチコマ大好きです。

投稿 : 2011/01/04
閲覧 : 1363
サンキュー:

1

momo4989 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/27
閲覧 : 0

くまモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/19
閲覧 : 3

あおき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/14
閲覧 : 2

Mr.Curry さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 3
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攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGのストーリー・あらすじ

「笑い男事件」が解決して半年…労働力不足を補うため国外から招かれた約300万人の招慰難民。日に日に存在感を増す招慰難民と、国家の孤立を謳うインディビジュアリストたちの対立は深まり、テロが頻発するようになった。その状況の中で「個別の11人」を名乗るテロリストがテロと自決を決行する。
だが「個別の11人」のその行為の背後には、あるからくりがあり、その仕掛けに踊らされていただけだった。それに気づいた公安9課は、その事件の黒幕へと迫っていく。
一方、自決した「個別の11人」の生き残りであるクゼは、招慰難民のカリスマ的指導者となり政府と対立を深めていく。そして素子(もとこ)はそのクゼとの間に奇妙な因縁を感じ始める…。(TVアニメ動画『攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年冬アニメ
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/1120_/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A_S.A.C._2n...
主題歌
≪OP≫Origa『rise』、Ilaria Graziano『Christmas in the silent forest』≪ED≫Steve Conte『living inside the shell』、Ilaria Graziano『snyper』

声優・キャラクター

田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子

スタッフ

原作・協力:士郎正宗、 監督:神山健治、シリーズ構成:神山健治、企画:石川光久/渡辺繁、ストーリーコンセプト:押井守、キャラクターデザイン:後藤隆幸/西尾鉄也、オリジナルキャラクターデザイン:下村一、メカニカルデザイン:寺岡賢司/常木志伸、美術監督:竹田悠介、美術設定:加藤浩、色彩設定:片山由美子、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、撮影監督:田中宏侍、3D監督:遠藤誠、音響監督:若林和弘、音楽:菅野よう子、音楽プロデューサー:太田敏明、音楽ディレクター:石川吉元、音楽制作:ビクターエンタテインメント、プロデューサー:松家雄一郎/国崎久徳

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