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「GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール](TVアニメ動画)」

総合得点
84.4
感想・評価
1147
棚に入れた
7523
ランキング
292
★★★★☆ 3.8 (1147)
物語
4.0
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]の感想・評価はどうでしたか?

てっく さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女が抱いたのは責務か持念か。

そんな感じのお話しかな。

色々な事情から身体の自由を奪われた少女達に人工的な処置(改造)を施し、パートナーの主人を護衛し悪と闘うお話。
主人に従順させる為に「条件付け」という処置を施すのだが、それを推薦する兄とそれを嫌う弟(ジョセさん)。
ジョセさんに使える少女ヘンリエッタの心境がメインのお話です。
各少女キャラにも短編ですがスポットが当たってます。
主人を慕うのは、条件付けのせいなのか?それとも人間としての感情なのか?と言うお話。

これか見る方へ。
1話と2話は我慢して下さい!
何故かほぼ同じ映像の使い回しですw
あとは淡々と進んで行きます。

投稿 : 2016/11/02
閲覧 : 255
サンキュー:

6

豚足 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

絶妙に辛気臭い

「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」

人体改造された少女が戦うお話。
辛気臭い雰囲気が好きな人におすすめ。
個人的には原作の方が好きなので、原作を先に読んでいると「この子こんなこと言っちゃうの」ってなる。
あと、全体的にフランカから漂う熟女臭が気になる。

投稿 : 2016/08/14
閲覧 : 245
サンキュー:

0

ネタバレ

HINAKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期・アニメ版『ガンスリンガーガール』について・・・!!

願わくば、吐き気と気分の悪さに堪えながらも、なぜか毎週見てしまうアニメのTVシリーズというのは、個人的にはこれが最初で、最後であって欲しいと切実に思います!
アニメ版『ガンスリンガーガール』、アニメ作品として出来は、絵や動きやセリフも含めて、実に良く出来ています。全13話のTVアニメ・シリーズとしては、間違いなく傑作の1つだと思います。
特にオープニングなどは、映画版『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』で知られる、りんたろう氏が担当しています。恐らく、御本人は物語の本質を知らずに、お作りになったのだろうと、思います。ですが、実に見事な出来映えです。
文字通り、正義のために銃を取って戦う少女達という雰囲気が、ビンビン伝わって来ます。そして、最後に戦士の休息。

この作品の特筆すべき点は、まだ原作マンガが連載中(当時)でありながら、見事に13話で完結しているところにあります。
しかも、この物語の本質を余すところ無く、場合によっては原作マンガ以上の精神的残酷さと、政治はもちろん人間性や生命に対する皮肉を、描いているところです。もちろん残虐描写は、原作マンガ以上に規制の掛かる、TVアニメですから、マンガよりも描写が酷いと言うことはありません。それ以上に、ある意味演出が非情なのです。

→詳しい記事は以下にありますが、以前のブログ記事を改訂したものなので、読み難いかも知れません。

http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-881.html

投稿 : 2016/07/15
閲覧 : 295
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬱になりそうな作品だった。

「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、
犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたアクションアニメ。

っと言葉にしてしまえば単純なのだけれど、
ちょっと考えさせられるアニメだった。

{netabare}「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」
っというキャッチフレーズ…。深い…深すぎるよ…

「義体」と呼ばれる少女たち。
元となる体は重体負傷者や重度な身体障害者などから選ばれ、
脳は「条件付け」と呼ばれる洗脳処理を施され、身体も8割が強力な人工物に置き換えられている。
いわゆるサイボーグ化だ。

強じんな肉体に、死を恐れない精神力。
精神力といっても、薬等で洗脳されているため、指揮官に従う事や、殺人に抵抗を持たない、自己犠牲も厭わない。

指揮官が危険に晒されたら、反射的に銃を向け、
指揮官に忠誠を誓っているが、指揮官たちは事務的というか、割り切り方が凄かった印象。

少女たちの目は、基本無表情だが、話数を重ねていくにつれ、
やっぱり普通の女の子と変わらないんだなと思わせた。
(そこがまた切ない。)

「条件付け」をする事により、仕事は効率化するが、
同時に副作用として記憶障害や短命化などは、分かってはいるけど観ていて心苦しくなった。

それでも、全てはパートナーの為にっていう少女たちの、
銃を持ち仕事をこなし、認めてもらえた喜び、役に立てた喜び、
これがあのキャッチフレーズかと…

一見、愛情の芽生えかとも思わせるけど、それは愛情とはちょっと違うよね・・・

私はなんとも言えない感情が湧いてきたよ・・・
{/netabare}

この作品は、何より作画がいいと思った。
キャラの描写も条件付けの部分が良く出ていて、シリアスな内容にぴったりだった。
BGMの物悲しさや、重たい雰囲気が非常に活かされていて、
キャラデザの好みはあるかもしれないけど、個人的には凄くいい出来だったと思う。

戦闘シーンは意外と地味ですが、
まぁ2003年にやったアニメですからね。多めにみましょう。

最終回は、賛否あると思いますが、
視聴者にいろいろな感情をうえつける内容ですので、個人的にはこれでよかったかな。

複数の少女たちにしっかりピントが合いますので、
個々の少女たちのエピソードも見所の一つだと思います。

設定はとても良かったですが、
全体のストーリーを考えると物足りない気持ちにもなります。
「楽しい」とか「面白い」って内容ではありませんので・・・

観る前は「ブラックブレッド」のような内容かなっと…
パートナーがいて、少女たちが闘う…
だが、全然違った。そんな「パートナー同士の絆」みたいなものはなかった。

この作品は、少女たちが魅力的ですので、
あまり感情移入してしまうと、本当に切なくなるでしょう。

長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。

投稿 : 2016/05/22
閲覧 : 236
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作です。素晴らしい。

吸い込まれました~。少女の危うさが完璧に描かれていますね。1話1話、丁寧に造られていて、何度も観ても飽きません。なんかジョゼさんの声、セリフが、妙に色っぽい。というか全体的に色っぽいです。
ツンデレ少女や、ガチャガチャしたアニメに飽きた方、現実逃避したい方、大人のアニメを観たい方、全力でおすすめします。

投稿 : 2016/05/15
閲覧 : 376

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

こういう感じの作品好き

悲しい運命を背負わされた女の子達の葛藤と小さな幸せ…。見てて切ない気持ちになった。
義体の女の子達の健気で儚げな雰囲気が良い。

自分はリコが好きかな…

投稿 : 2016/05/06
閲覧 : 139

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女たちは天使か悪魔か。珠玉の名作は必見の価値

彼女たちは天使なのか悪魔なのか?人間の本質について描いた
美しく儚い物語です。
1クールの作品でありながら、非常に考えさせられます。
語り継ぐべき名作アニメではないでしょうか


・義体の少女
身の上がおらず、生きていくことすらままらなかった少女達が
体を義体化され薬漬けにされ、洗脳までされて
国家の暗部、社会福祉公社の戦闘員として、粛々と殺人行動をします
善悪の意志はなく、ためらう感情も消された少女たち
彼女たちの心にあるのは公社の職員であるパートナーへの愛であり
パートナーへ尽くすことだけが幸福なのです

しかし、この愛情は命令を円滑に遂行するために洗脳で植えつけられた
擬似の感情です。。
元は普通の人間であった少女たちですから
本来の自分の心で愛しているのかもしれません・・・
しかしそれは、パートナーにも少女自身にもわからない。
双方がこの愛に葛藤しながらも戦い続けるしかない

少女たちの義体という体は負担が大きいために短い寿命しかありません
大人の女性となる前にこの世を去るしかないのです
人を殺してでも、かりそめの愛でも生きている間、幸福でいたいと
願うしかないのです。



・作品テーマ
人は他人を利用することで幸福を得る
人間の本質にある醜さですが真実であることに変わりません
しかし倫理感というものさしでこの幸福をはかったとき
わたしたちは、これを幸福といってよいのでしょうか


・映像、音楽の見所
BGMが各シーンの演出に効果的に使われており
あえて音がつけないことで緊張感を高める演出もよい
間の取り方のうまさは中々お目にかかれないレベルだと思います
劇中の音楽は全編素晴らしい
ラストシーンに夜空を見上げながら少女達が合唱する
ベートーベン歓喜の歌には鳥肌がたちました

小さな少女達が大きな銃を構え、大人たちと戦う戦闘シーンは
目が離せません
派手なアクションではなく、最低限の動作しかみせないからこそ
少女たちが凄腕のプロであることが伝わります
無駄な動きは必要ないんですね
銃撃、飛び散る薬莢、銃のリロード音などのSEも素晴らしいので
緊迫した戦場の臨場感が視聴者に伝わってきます


・さいごに
正直、気楽に見れるアニメではないと思います
しかし見れば必ず心に響くものがあるでしょう
萌えを狙った陳腐なアクションと誤解せずに
ご視聴いただけましたら幸いです。


長々とおつきあい戴きありがとうございました

投稿 : 2016/04/28
閲覧 : 236

双真 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

★★★★★☆

おもしろかった!

投稿 : 2016/04/14
閲覧 : 250
サンキュー:

0

じき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

内容もキャラクターも原作のイメージを壊すことなく綺麗に纏まっててとても良かったです。
たまに見返したくなります。

投稿 : 2016/04/09
閲覧 : 154
サンキュー:

1

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間兵器

イタリアが舞台の話ですね。イタリアは西ローマ帝国が476年に崩壊してからサヴォイア家による1861年のイタリア統一まで実に1386年間まともな中央政権がない状態だったのでマフィアなどが繁栄してやりたい放題だったし今でも少なからず中央にどことなく寄り付かない空気がある気がしますね。ドイツもイタリアも日本も統一が遅かったから気づいたときは周りの列強は植民地ごとブロック経済にしてしまっていたので激おこプンプン丸になってWW2へと進んでいく三国同盟似た者同士てなわけですが、1386年間幾度となく他の列強の餌食になっていた点で、ドイツや日本と違いますね。北部と南部の確執は今でも消えてないしなぁ。北部独立運動は今後も続くでしょうね。そんな現実の話を取り入れた物語設定になってますね。

7話
雑談なのでスルー推奨↓
{netabare}会計士のフィリッポについての話ですね。フィリッポは会計士になった理由を2つ挙げていて、一つは会計士の父の勧めでもう一つは数学ができたからだと言っていましたが、実は会計士は国内外問わず、数学なんて加減乗除ができれば十分なれます。数学というより算数レベルで必要十分なんです。日本だと論文式試験の選択科目で経済学や統計学を選ぶなら話は別ですが。実務でも例えば退職給付関連の難しい率の算定なんかはアクチュアリーに任せてますからね(´・_・`)
フィリッポはボッティチェリが好きなようですねw 日本でも最近、東京都美術館でボッティチェリ展が1月16日~4月3日にやっていましたね。見に行きました。まぁ個人的にはボッティチェリの作品はそこまで好きではないですw 芸術作品は音楽でも絵画でもそれそのものの絶対的な美しさで評価されるものと、時代・思想・宗教の象徴という観点で評価されるものがありますが、歴史好きの私でも個人的には後者は好かないものが多くて・・・。ボッティチェリは新プラトン派なりギリシア神話なりメディチ家なりと、わりと後者の側面が大きい気がします。ボッティチェリを楽しめるフィリッポのような人は素晴らしいと思うなぁ。私も年を重ねたらフィリッポみたいになりたいw
{/netabare}

9話
ラウーロの、嫌いな奴だからこそ腹を割って話してみるべきだという姿勢は全く同感だけど、エルザとの接し方をみていると担当官としてやはりジョゼの方が上手ですね。義体だって人間なのに道具のように認識しているラウーロはちょっとアカン気がする。

10話
エルザ・・・(´;ω;`)
9話の最後で報われない流れだったのにそこからこの展開か・・・
ラウーザは自業自得な部分もあるけど本来なら普通な奴なはずだから同情してしまう・・・
1課の課長ドラーギがゴディバをむしゃむしゃw 私はチョコは森永ロッテ明治あたりの安チョコが好きだなー。高級チョコはどうも苦くてかなわん。でもロイズやレオニダスは好き。

11話
ヘンリエッタが考えるエルザの死の真相・・・ ヘンリエッタもエルザも結局恋する乙女なんですね。ジョゼはそれに気づいていたんですね。ジョゼ、有能

13話
アンジェリカは一番可哀そうな子ですよね・・・ 保険金のために両親に殺されそうになった挙句、義体の実験体になって若くして記憶障害に・・・
自分が記憶障害だということ、死期が近いということを悟っているのがまた哀しい。
最後はベートーベンの第九とマルコのパスタ王の話をBGMに流星群をみながら眠るように・・・。悲しい気持ちというより、その様がなんだか美しくてただじっと観てました。私は第九といわれるとドヴォルザークの第九『新世界より』の第二楽章が思い浮かびますが、ベートーベンの第九はサビこそみんな聞いたことがあるだろうしやかましいだけだと感じる人が多いだろうけど全体を通して聞くと味があっていいんですよね。


音楽はBGMも綺麗だし、歌も作風に合っていて哀愁漂ういい雰囲気でした。
作画も戦闘シーンとかかなりしっかりできてますね。街の風景も綺麗です。
キャラは珍しい設定の女の子たちが出てくるし担当者たちも味がある。いろいろ考えさせられるようないい人間模様ですね。

現実に子供、しかも女の子を兵器にするようなことが行われたら発覚した場合国内外からの圧力で国が潰れかねないだろうから技術的に可能でもやらないでしょうね。でも女の子を兵器にするというこの設定、すごく好きだなぁ。完全にロボットではないところがいいですね。体は兵器、心は恋する乙女。条件付きというものがあるからどこまでが愛なのか線引きが難しいというのもまたいい設定。とても面白かったです。
観たことないけど『最終兵器彼女』とかも似てるのかな?
2期は評価が悪いので観ないかもしれない。

投稿 : 2016/04/05
閲覧 : 266
サンキュー:

6

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女たちは道具であり兵器であり、それでも少女であった

なんという重い真実の積み重ね。

一度は死を迎えるはずだった少女たちに命を与え、
それが誰かの命を奪う運命とは、なんとも皮肉なものです。

半ば機械の身体のような人工的につくられた少女たち。
あくまで延命。
生きられても20歳そこそこで皆亡くなる運命。

周囲の教官たちの態度も少女とみるのか、任務のための道具をみるのか、
驚異的な肉体から兵器としてみるのか、それぞれ違ってきます。

どれも正解なのだろうけど、でもやはり少女なんですよね。

フィクションとわかっていても、
もし教官の立場が自分ならどうするか、考えてしまいます。

兄として接するのか、父親なのか、それとも恋人なのか、も。

見ていれば当然、彼女たちに肩入れしていきます。
仕事と検査の日々。
それは言い換えれば 暗殺とメンテナンスということに。

一見、まるで救いのない世界のように思えても、
案外、渦中の当事者である少女たちは割り切っていて、
貴重な自由時間をくつろいで過ごしたりもしています。

そんな短い登場シーンでの会話がすごくいいのも
この作品の特徴でしょうか。

上手に紡いでキャラの個性がよく出ています。
短い言葉からでも、それぞれの秘めた願い、思いがわかります。

この物語は悲劇で終わるしかないのだろうとわかっていても、
どうにかならんかともがく自分もいたりして、
なんとも思い入れのできやすい、罪つくりな作品だと思います。

投稿 : 2016/03/24
閲覧 : 253
サンキュー:

6

悠馬@自称ニート さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

面白くない

作画ヤバすぎ マジで作画崩壊してるアニメ

投稿 : 2016/02/27
閲覧 : 283
サンキュー:

0

mrt さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2期はみない方がいい。

ガンスリンガー・ガールの1期 です。
独特の雰囲気と価値観をかもし出していますね
2期は残念ながらそれをぶち壊すイマジンブレイカーっぶりを発揮しているので、1期を見て面白いと思った人は2期はやめといた方がいいかも

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 221
サンキュー:

0

ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

彼女たちの幸せとは。

【一言紹介】
生きる代償として主を持ち汚れ仕事をしていき
彼女たちの感情の動き
どう捉えるかによって
変わる物語

【彼女たち】
彼女たちにはこの現状こそがあたりまえの世界の中にも思える。
その中でも願いや望み、感情もあるし。
親が選べないのと一緒で主は選べない、同じ空間で見えるモノや考えてしまう事もたくさん。
従うけど迷いや怒りや悲しみ


{netabare}
私にとってこの世界の主人とは
都合がいい男ばかり。。
その中でも不器用なりに考えているんだな
と思えることがある。

そして感情を持つのはそのパートナーだからじゃないのか。
それを彼女たちは自分たちの境遇や立場から
感じとってるんじゃないかな?

相手の都合に合わせてその決められた枠の中でも、
認められたいと、もがこうとする彼女たち。
私自身もそうじゃないのか?と思える時もあった。

私たちの未来への救いなど願うことは尊い。
今を精一杯もがいて生きるだけ
認められたいと、守ろうと
間違う。戦う。


客観的に見たら彼女たちは不幸せに見えるかもしれない
けれど

彼女たちにとっては
過去を消されたとしてても
目の前にある現実、いる人を信じている
過去よりも今を生きてる

一緒にいた過程もこれからの未来も
子どもたちが親に対する愛着とよく似てる
自分が他の子達と違って愛されてないと気付いてしまったら
絶望的ですが。二人の世界なら幸せなのでしょう。


彼女たちは彼らからいろいろなものを与えてもらった
彼女たちは彼らになにを与えられるか。
彼らが彼女たちをどう思ってるかによって後から感じるモノも
たくさんあるだろう。気づくのはいつだろう。

最終的に彼女たちは主に何かを与えることもできたのではないかな。主にとっては自分に従ってくれたりして嬉しさや優越感があると思う、彼女達はいくら残酷でも生きてる限りあったかみがあって。

傍にいる、守るその繋がりが強いほどいなくなったときは寂しい
死んでからでも気づいてもらえれば彼女達は幸福。
主従関係でも自分の体、心は動くものじゃないかな


そう思うと
主に傍にいられることや、自分のことを見て認めてもらえるのが彼女たちの幸せなのではないでしょうか?
{/netabare}

【感想】
彼女たちと主の考えや思いを考えさせられ
人と人のつながりや
ややこしくさせているものが見れて
ストーリーは楽しませてもらえた。
もっとガンアクションがあると思ってたので
アクションは物足りない感じ。

投稿 : 2016/02/19
閲覧 : 360
サンキュー:

34

boromarl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ダークな感じがいい

自分的には、あの暗い感じの作画や、ストーリーがとてもはまりました。
葛藤などの表現も多々あり面白かったです。
1期と2期では大筋では同じであるものの、えらい違いでびっくり。
2期から入った人は1期に違和感、1期からの人は2期に違和感。
難しいとこです。
私は1期のダークな作画が好きですね。
個人的に1期おすすめ。

投稿 : 2016/02/13
閲覧 : 253
サンキュー:

1

NEET(仮) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロリコンの僕が見た感想

最初の設定を知った時ロリコンの僕は心が痛みました。
だって、少女が銃を持って大人と殺し合いをするんですよ!?

しかし、話が進み一人ひとりの過去が知るうちにむしろ居場所があることが救いではないかと思いました。

ストーリもオンとオフで切り替えができており面白いです

しっかり一人ひとりの過去や現在を掘り下げることでキャラを知り少女達にのめりこんでしまいます。

また音楽もよく今でもよく聞きます。


この作品は明るい話好きにはおすすめできません



それ以外の方には自信を持っておススメできます

あと出てくる銃もロリコンの僕好みです

投稿 : 2016/01/16
閲覧 : 496
サンキュー:

3

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。

漫画が原作で
第1期、第2期とあるようです
第1期は全13話

事故などで体に障害を持った少女の身体を改造し(義体)
条件付けとよばれる洗脳を行い反政府組織と戦わせるという
あらすじだけ聞くとなんともゲスな設定です

洗脳により担当官の思いのままに行動させる事が可能な反面
過去の記憶を失い、さまざまな副作用に苦しめられる

担当官によって、只の道具と見ている者
愛情を持って接している者、様々です
洗脳により担当官の期待に応える事が少女たちの幸せとなり
盲目的な献身を余儀なくされます

幼い子供が自爆テロの道具として使われる
そんなニュースを思い出しました

放映当時から賛否両論のあった作品のようですが
単にアニメの話というだけでなく
世の中にはこの作品に近いようなことが起こっている現状
多くの人の目に触れ考えてもらえればと思います

最初は少女たちが銃を持って戦うという
ストライクウィッチーズを観るようなノリで視聴しましたが
こちらの作品はなんとも明るさの要素が少なくただただ切なかった

取り留めの無い感想になってしまいましたが
結構心打たれる作品でした

OPやEDの曲調、世界観はかなり気に入りました
OPの最後の映像はマグリットを思い起こさせ
「自由」という言葉が連想させられました

幸せは人それぞれで価値観が違いますが
少女たちに与えられたものは本当に幸せだったのでしょうか?

投稿 : 2016/01/12
閲覧 : 308
サンキュー:

17

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ

キャッチコピー


質っぽい雰囲気醸してますが、その実はエロ同人作家の同人誌が元となってますからね。
可愛い女の子に銃を持たせたらかっこいいよね!みたいなコンセプトでそこまで深くないと個人的には思ってます。
少女が銃撃戦をするという目新しい設定に暗めのストーリー展開で面白かったには面白かったですがね。
実際社会派なところはあって、そのヴァイオレンスさは少し問題視されたとも聞き及んでます。

作画に関してはマッドハウス制作でゼロ年代初期の作品としては優秀かと思います。
監督は浅香守生さん、マッドハウスの重鎮ですね。
どちらかといえば私も絵としては1期の方が好みですね、銃撃戦なんか迫力満点です。

なにより声優が良かったです、まぁこれは2期と比較して浮き彫りになっただけでしょうが。

音楽も荘厳でレベルの高い物と言えるでしょう。
OP「THE LIGHT BEFORE WE LAND」は2012年調布FM真夏のアニソン特番で流れてますね、良い曲です。

またメインで登場する社会福祉公社の、クラエスを除く4人の少女の略歴がえげつないんですよね、ヘンリエッタは一家強盗殺人事件の生き残り、リコはALS症候群、トリエラは人身売買、アンジェリカはネグレクトですか。
皆死にかけているところを担当官に救われています、救われてるのかな?まぁ救われてるのか。


私にとっての海外のイメージって本作と「ブラックラグーン」に因るところが大きいです。
日本と比べてとんでもなく治安悪そうでいちでも人殺しが起きるみたいな、実際はそんなことないんでしょうがね。
スナップフィルムとかそういうものがこの世の中にあることを初めて知りましたよ、こうして人は大人になっていく。

投稿 : 2015/12/08
閲覧 : 322
サンキュー:

5

ネタバレ

esam94 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

様々な「アイ」の形

この作品は10年前位にレンタルDVDで一度観て衝撃を受けて、
原作を買い集め、大好きな作品になった一つです。

久々に観直してもやはり良かった。


この作品は観る人によってとらえ方が変わる作品だと思います。
頭を柔らかくして、色んな観点から観て頂きたい。


{netabare}物語終盤で、原作にはないストーリーがあり、
でも、原作の本筋を曲げるような事もなく、
納得出来るオリジナルストーリーで楽しめる。


物語全てを通して、
様々な「アイ」の形が描かれているが、
全てがどこか屈折している。

観終わった後には、
「フラッテロ(兄妹)」と云う言葉がどれほどまでに皮肉な言葉かと思う。


OP,ED曲どちらも作品に素晴らしくマッチしていて満足度高。
EDは拳銃が雨に打たれるだけのムービーであるにも関わらず、
作品の無情さを物語る素晴らしいEDだと改めて思いました。
{/netabare}


少しでもアニメを観て面白いと感じた方は、
是非原作も読んでもらいたい作品No.1です。

投稿 : 2015/11/15
閲覧 : 203
サンキュー:

4

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

ジョゼを単に「いい人」だと、思ってしまった人は、猛省してください。

※原作終了につき追記:
下記の評価は、原作が最終巻までおえた現時点においては、残念ながら、たぶんに過大評価であったと言わざるを得ません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【短い感想】

 えげつない設定は、トリエラというキャラクターによって、どうにか水準の高い問題作、といえる何かとして鑑賞できるものになっている……とわたしは思った。が、本作にはさまざまな議論があるわけで、その入り組んだ批判も把握した上で、「いい」と思えるとすれば、はじめてこの作品は「いい作品」だと思う。

【長い感想】

 いま、日本の全コンテンツのなかでも、もっとも評価の難しい作品の一つ。
 本作を非難するのもまっとうなことだし、両手をあげて褒める人がいるのも、理解できる。ただし、雑に褒めたり、雑にけなしても、なんにもならない作品だという気がする。
 この作品は、作品のシナリオ自体は、むずかしくない。
 しかし、この作品について、どう反応するか、ということがとても、とても難しい。

 結論から言うと、この作品は、褒めても貶しても、異論がないなんてありえない。そもそも、あらゆる作品はそうなんだけれども、この作品はとくにそういう側面が強い。
 そういう構造になってます。
 諦めましょう。
 何かを。
 その上で、何かを言うしかないんですよ、これ。

 なぜ、この作品について語ることが難しいか、といえば、それは言うまでもなく、明らかに「無駄に、少女の悲劇。無駄な少女愛好」によって成立している設定、シナリオである、ということがあるから。それは、擁護のしようがない。
 一方で、このあからさまに趣味の悪い設定を前面に押し出しながらも、この物語が提示する切迫した心情描写は、一定のクオリティを保ってる。

■ジョゼを単に「いい人」だと、思ってしまった人は、猛省してください。

 まず、この作品の表現の強さを支えているのは、
 「無垢、かわいいヘンリエッタ」が、「残虐なおそろしいヘンリエッタ」でもある、ということだ。
 無垢なものが、同時に残酷でもある。そのことの、やるせなさというのは驚異的であり、昔から繰り返されてきた、物語の型の一つでもある。※1
 そして、この作品の演出している無垢なヘンリエッタの「ピュアさ」の表現は、言うまでもなく、いわゆる「萌えシナリオ」をベースにしたものになっている。2000年前後の、葉鍵作品と呼ばれる『Air』『クラナド』などに代表的な、萌えシナリオに拠っている。

 ここには歪さがある。

 ヘンリエッタは、残虐でおそろしい。
 だけれども、そんなヘンリエッタは、かわいそうである。
 そして、ヘンリエッタは、かわいい。

 残虐でありながら、「かわいそうで、かわいい」。そこがこの作品はすごくめんどくさい。すなわち、「かわいそうで、かわいい」ということに、どのように向き合うのか、に読者の資質が試される。
 そっちの「こんなヘンリエッタが、かわいそうで、かわいい」と思っている「自分」を、何のタメライもなく許してしまう人は、わたしはやっぱりダメだと思っている。それは、やっぱりドン引かれて仕方ないし、「『ガンスリンガーガール』きもい」って言われていることの理由を理解してしていないんじゃないか、と思う。
 別に、「こんなヘンリエッタが、かわいそうで、かわいい」と思ってもいいけど、そのことをね、ベタに許しちゃだめでしょ。それは、<無垢をめでる自分>という、安易なナルシズムともすぐに結びついちゃうだろうけれど、それは、ちょっと、いろいろと考えたほうがいい。
 せめて一回、否認でもしてほしい。「おれは萌えてない」って。
 で、否認してから、しぶしぶ認めてほしい。「やっぱ、かわいいと思ってるかもしれない」って。
 そういうプロセスを通れるかどうか、というのが「オタク」をめぐる社会的な承認の是非にもかかっている。

 ヘンリエッタの担当官である、ジョゼと視点を重ねること、にどういう意味があるのか。
 そこの距離感の表現が、とれているかどうか、でこの作品のよしあしは決まる。
 ヘンリエッタを単に愛でる「いい人」ジョゼ、というのはいない。
 ジョゼは「いい人」だけれども、
 ジョゼは、いい人、であることによって、いちばん最悪だし、醜悪になりうる存在でもあるわけで。で、それを、「一番最悪だ」って、すぐに頭ごなしに否定することも、より更にダメなことなんです。それをわかった上でジョゼ、という視点に入り込む必要がある。
 「ジョゼをめぐるジレンマ」
 それこそが焦点化されなければいけないはずで
 「ジョゼのやさしさ」
 に安易に感情移入する、というのはもっとも望ましくない見方だ、とわたしは思ってる。そういう見方をしてしまう人がいるのは、もちろん、わかる。アニメ版だと、ジョゼがヘンリエッタを愛でるシーンにいいムードの音楽が流れたりしてしまうし、アニメ版のほうがジョゼをめぐる「ジレンマ」よりもジョゼの「優しさ」そのもののほうに視点をあわせてしまう感じの作りになってしまってる。だから、わたしは、アニメ版の演出をつくったスタッフは猛省してほしいと思っている。
 それは駄目。それは最悪。

 ある作品が、道徳的に良いか、悪いかという議論が生じるのは、多くの場合、何が正しいのかわからない状況下において、その作品がある特定の価値観を、乱暴に肯定しているように見えるかどうか、ということだ。※2
 ガンスリンガーガールで言えば、ジョゼの視点を肯定しているように見えてしまったならば、この作品は失敗。大失敗。作品として、何も宙吊りにできていないし、ただの気持ちの悪い萌えアニメそのものになってしまう。

■優しさが、残酷さを生き残らせていまっているんです。

 で、わたしが、一番グッときてしまったのは、
 …というと、なんか、懺悔みたいな言い方になるけど、
 トリエラの存在はよかった。
 ジョゼを、単に優しくていい人だと思っている人は、それこそ、トリエラに「身勝手な大人」認定をうけますよ。

 ジョゼのわかりにくさは、「優しさ」に感情移入すればいいのか、
 「ジレンマ」に感情移入すればいいのかが、わかりにくい、ということがあるのだけれども、
 トリエラの存在は、ジョゼよりも、もっと明示的。
 トリエラ、は無垢な存在とはちょっと違うんだよね。
 「贈り物おくっておけば、保護者ヅラできるとでも思ってるのかしら」
 とか言っちゃう子。
 この子は、頭いい子なんだよね。


 4話目で、
 「わたしの許可なしに撃つな!」
 「だったら、わたしの条件付けを強化したらいいじゃないですか!」
 とかね。

 ジョゼは、単に「やさしい」だけの鈍感な男なんだけれども、
 トリエラ、はそういう「やさしさ」の発露そのものを、こばむんです。

 トリエラがいなかったら、わたしも「ガンスリンガーガール、きもい!」っていう言説にベタに賛同したんじゃないでしょうか。
 
 結局、自分の存在が人間なのか、道具なのか。
 そのジレンマに一番ダイレクトに直面しちゃうのが、トリエラ、なのですよね。
 トリエラは、やさしさ、みたいなものを向けられたときに、
 そのやさしさこそが欺瞞なんだ。最悪なんだ、お前らは本当に勝手なんだ、って。
 それを明示する存在でしょう。

 これをね、組織の「上」の人が、やさしさを否定するんだったらね、
 単にクソみたいな、気持ちの悪い感動話にしかならないんだよね。コレ。
 「おれはヘンリエッタたちを人間として扱うんだ!」とかって言って、ジョゼが反抗して、それで終わりでしょ。
 でも、そういうことを言うこと自体が、欺瞞で、
 むしろ、ヘンリエッタ自身とか、トリエラ自身にとって、そういう優しさが本気で迷惑であることがありうるわけだ。
 「だったら、わたしの条件付けを強化したらいいじゃないですか!」
 という台詞は露骨にそこらへん、わかりやすいでしょう。

 さらに、ややこしいのが、
 トリエラは、やさしさに対して「うざい」と思っている一方で、
 「優しさ+残酷なロボットとして使われる」というシステムにしがみつくことによって、
 自分の存在が成立することもまた、いやんなるほど、わかってる。
 これは確かコミックだと、5巻ぐらいで描かれていたと思うけど、
 確か「わたしには、これしかないんだ」的なことを言うんだよね。
 これは、もう、このガンスリンガーガールの設定そのものに対する明らかな批判的な意図を含んだ存在で、
 そういうものなんだよね。

■やさしさは、どうして正義じゃないのか。

 なんで、優しさが醜悪になりうるのか。
 まあ、それはあれだ…。

 一番わかり易いのは、マンガの『新宿スワン』とか読むとわかりやすいだろう。
 新宿スワンは、キャバ嬢とか、AV嬢とかをスカウトする、新宿のスカウトたちの話だが、ここでやり手のスカウトっていうのは、たいがいが、女の子に優しいのね。時には、スケコマシとか、ヒモに近い形で、風俗嬢の女の子たちに寄生している。
 女の子が、「もうわたし、風俗辞める…!耐えられない…!!!」とかって言い出すと、やり手のスカウト(≒場合によっては彼氏)が、「そっかー。辞めたかったらやめてもいいんだよ。でもな、お前、俺のために、もう少しだけ、今は、やめないでほしい。お前が、辞めたら、この後、おれはお前のこと全力で応援してやるよ。でもな、今だけ。今だけは…」とか、うまいことなだめてすかして言いくるめて馬鹿な女の子を、風俗に押し留めるのね。で、スカウトの連中は、女の子を風俗にハメたお金で食っていくっていう、まあ、下衆な話があるわけですよ。
 スカウトの連中っていうのは、まあ、自分たちが下衆であることは、自覚している。頭のわるい女の子を、風俗にハメて金をもらっている自分たちの「やさしさ」がいかに欺瞞にみちたものであるか、っていうのはもちろん、理解しているわけ。悪人である自覚があって、悪人なわけだ。

 一方で、ジョゼのやってることって、そういう風俗嬢のスカウトをやってる新宿のチンピラとかと、実態としては、実はぜんぜん代わりないわけですよ。違いは、「やさしさ」自体を、女の子たちを管理するための道具として使っているのか、本当に入れ込んでしまって「本当にやさしい」のか。
 自覚的に、計算高く優しくしてる奴らは自己欺瞞には陥っていないけど、救いようのない下衆。一方で、ベタに優しくしてしまっている人間は救いようのない下衆ではないかもしれないけれども、結果的には同じなんだから、自己欺瞞なんじゃないかっていう。

 結局、やさしかろうが、やさしくなかろうが、許されないことをしているのには変わりがない。
 そして、その「やさしさ」は、醜悪な免罪符になりうるわけで、そのことを自覚しないのはタダの馬鹿だと、私は思う。
 やさしくされるほうが、ハメられてしまっても、裏切りにくいし。やさしくされるほうが、苦しむことだってあるんだよね。

 じゃあ、だからと言って、優しくすることに一切価値がないかというとそういうわけでもなくて、
 つらい状況にいる人間に少しでも手を差し伸べようとすること自体はそれはそれで価値があるけれども、手を差し伸べること自体が、相手を苦しませるという逆効果を想定しながら、手を差し伸べるしかないわけで。

■トリエラ派が問題ないわけではなくて。

 で、この作品について「トリエラがいたから良かった」と言ったとしても、「要するに、トリエラは免罪符なんだろ」という批判もありうる。「トリエラのような存在がいるから、問題ない」…と言いながら、「結局、萌えている」という状態は成立しうる。
 実際、成立してるでしょう。
 わたしに対して「おまえこそ、そうなんじゃないか」って言われたら、それは実際に否定しづらい。わたしはトリエラみたいな屈折した状況のなかで、屈折をかかえながら生きている賢い人って、ベタに好きだし。それが、この作品のえげつない設定の上においてはじめて好きなのか、そうじゃないのか、自分で判別できないし、否定しづらい。「自分は問題ない」は言えない。
 「トリエラがいるからも問題ない」を、何の疑いもなくいってしまうことも「問題がありうる」。
 でも、もう、その種の萌えが何かの、醜悪な愛情でありうることを自覚しつつ、「でも、自分のなかには、そういう感情がある。決してほめられたものじゃないかもしれない」と言いながら、愛でる。
 そういうことしかないんじゃなかろうか、と思う。

■批判なのか、肯定なのか、極めてややこしい一品。

 オタクが、その「やさしさ」を自省することなく、ナルシスティックに受容できるようにもなっているっていう代物でありながら、同時にこれオタク系萌えシナリオの「やさしさ」を強力に批判してるものにも見える、そういうとんでもなく厄介な代物なのだ。

 たぶん、一番ありそうなのは、マーケット的な売り方を考えたら、露骨に「萌えシナリオ」で売る、っていうのを主軸にしたほうが、やっぱ売りやすい。だから萌えシナリオがくっついてるっていのが、あるんでしょう。…けれど、それを自分で批判してる(ように見える)。
 でも、結局、ウケ方としては、やっぱり、ベタに萌えシナリオに入り込んでる人けっこういるのは事実でしょう。

 だから、これ
 あんまシンプルに「よかった」とかは、すごく言い難い。
 あるいは、シンプルに良かったって、言っちゃってもいいけど、相手との関係性や、言うときの文脈が必要で、どういう意図なのかが、すごく問われやすい。
 シンプルに、よかった、と言わずに、これが何であるのか、を延々と書くことをいったん経由しないと、何かを言いにくいなあ、と。

 とにかく、こういうものがある、ということ自体は、わたしはとても豊かなことだと思ってる。
 ただ、これを受容する文脈のほうが問われる。
 ほんとうにそういうものだと思います。
 
 
 ペドと呼びたければ呼んでいただいてけっこう。
 でも、わたしは自分をペドだと思ってません。
 それを「おまえ、否認だろ」と言っていただいても結構。
 そう思いたければ思ってくださって結構。
 わたしにもわかりません。



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下記、補論
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■注意その1:~雑に褒めた場合の問題~「否認」:「自分は問題ない」

 問題は、この無駄な設定、がどんな文脈によって受容されるのか、ということだ。
 この設定を前提にして、「ヘンリエッタちゃんかわいい、はぁはぁ」とか言う人がいるなら、わたしはちょっとドン引きする。
 あるいは、「ヘンリエッタがかわいいから、いいと思ってるんじゃない」ということを、必死に「否認」することを通じて、これを肯定する人というのも、かなり困る。
 「否認」というのはオタクにはごくありがちだ。「アニメは××がかわいいからじゃなくて、物語として、十分すばらしいんだ!!」という主張は、オタクが陥りやすい。
 いやいや、やっぱり、キャラがかわいかったり、かっこよかったり、戦闘シーンがかっこよかったり、盛り上がったり、エンタメとしていいから見てるんですよ。物語「も」いいとは思ってるけど、物語「が」いいと思ってるからじゃないでしょ、っていう。
 そんな、すばらしい物語よみたいんなら、古典文学作品のいいものを探したほうが、ヒット率高いですよ。アニメの中にも、古典文学作品と並ぶものが出てきているのも事実だと思うけど、ヒット率は低い。エンタメとしては、古典文学より、遥かによくできてるけど。

 「否認」というのは、「実際には欲望しているものに対して、理由を摩り替えて<自分は問題がない>と思ってしまうこと」だ。「心理学防衛機制」とも呼ばれる。
 「否認」というのは、「あ、こいつ、いま、否認してるな」って思われると、本当にみっともない。で、この作品は、そういう「否認」機構を発動させるのに、もってこいの内容。
 だから、これは、むずかしい。

■注意その2:~雑にけなす場合~「否認」もかんたんだが、「おまえ、それは否認だろう」というのもかんたん

 さらにくそ面倒くさい問題がある。
 「否認」ってのは2ch的な批判(=なんだって、そりゃ批判しようと思えば批判はできるよね)をする上でも使いやすい概念になってる。無根拠な批判をするためには超使いやすい。「おまえのは否認」って何にでも使えるから、否認って、ほんとにめんどくさい。※3
 たとえば、「論点自体に賛同していない」ということと「否認」ということは紙一重になりがちだ。相手がこちらの論点そのものに賛同してくれない場合に、「おまえは否認してる」とかゴネて、相手の指摘をなかったことにしてしまう、というのは論争においてよくあるテクニックである。
 なので、「否認」も安易にできるんだけど、「おまえの、その反応は否認」っていう、批判もすごく安易にできる。論点が本当に問題として成立するのかどうかが曖昧な事態の場合は、「否認の批判」すらも難しい…
 だから、この作品を「おれは萌えてない」という人を安易に批判することすらも難しい…。実際、これ萌えなくたって、けっこう見られる内容なわけで、萌えシナリオに感動しているかどうか、は必ずしも論点にならなない。

1.ベタな萌え肯定 → だめ。ありえない。
2.萌えを否認しながらの肯定 → うそくさい
3.おまえ、否認してるだろ、って批判 → おまえ批判の意味わかってる?

 というどうどうめぐりになりうる。


●注意3:ベタ萌とネタ萌

 あともう一個、ネタ的に「オレ、萌えてるよw」と。ベタに「萌え…いや…これはガチ…恋……」みたいなことの違いもかぶせて話もできて、そこも含めての議論は…誰かたのんだ……。
 短く言うと、この作品だと、ネタ的に萌えることと、ベタに萌えることの差をどう文脈を形成すればいいのか困るし、「おれは、ネタ的だって」って、いいながら「ベタに」萌える、という半分冗談半分本気的な状況への処理とかも、結局問題にされるので、こまりもん。

●追記4:関連しそうな書籍・URLなど

*フェミニズム文脈

 本作のややこしさは、やはりフェミニズムの文脈に対して本作をどう位置づけ、応答するか、という問題にかかっています。っつーか、その話しかわたしは、ほぼしていませんね…。
 フェミニズムというのは、田嶋陽子的な「あたまのわるい」ものと、そうでないもの、があります。田嶋陽子のアレは、思想運動としてのフェミニズムの主流派ではありませんが、テレビ的な「わかりやすさ」だけが肥大化して、テレビで目立ってしまったというタイプの代表的な悪例です。
 フェミニズムにおけるもっとも、中心的な部分をぎゅっとしぼったもの、としては上野千鶴子『差異の政治学』がやはり、ここ30年ぐらいのフェミニズムのダイジェスト本としては優れていると思います。たとえば、この中に収録されている「複合差別論」は、ガンスリンガーガール的なものが、どうして、わたしがこれだけ長文を書かざるをえない構造になっているか、ということを、たぶん、わたしの文章よりも、はるかにわかりやすく伝えてくれるものになっっているでしょう。
 読みやすさ的にいえば、小倉千加子と上野千鶴子の対談本『ザ・フェミニズム』あたりのほうが、さらっと読めます。
  できれば、上野さんもクセが強いので、上野さんじゃない人でいい人がいるといい、とも思うのだけど…。斎藤美奈子とか、小倉千加子とかあたりになると、議論の水準にだいぶ不安感が……
 個人的には、上野さん以外で「これは!」と思ったのは、宮淑子さん。この人はもうちょっと読んでみたい。

*漫画表現論

 あと、フェミニズムとはまったく別の文脈で、漫画表現論、マンガ批評の新地平を切り開いた、ということで非常に注目を浴びた伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』の後半でも、本作の批評が展開されています。面白いんだけど、伊藤さんの中でもまだ、なんか悩んでいる感じが残る…。


*その他URL

2004年に書かれたもの
http://animanga.stakasaki.net/GunslingerGirl/comic_review.html
「身障者=不幸」図式が前提とされているのではないか、という問題はなるほど、な、と思った。「身障者=不幸」図式がよくない、という指摘自体は賛同するが、本作への指摘としてあてはまるかどうかはいささか疑問。身障者一般が不幸だとは思わないが、本作の少女たちは、たいがいに不幸だと思う。

2008年の藤本由香里評
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20080529/GunslingerGirl_asahi
 藤本由香里さんといえば、有名なマンガ批評の書き手の一人である。「藤本さんの書いた」ではなく、「朝日新聞に書かれていた」という主語になってしまうのは、ある種の朝日アンチ的な文脈なのだろうか。
 この短い字数、そして朝日新聞という読者のリテラシーの幅を想定した上でバランスのとれた紹介をすると考えると、非常にすぐれた仕事をしているとは思う。#原稿料もどうせ1万~2万ぐらいのしょぼい金額だろうから、その労力を考えると、頭が下がる。


なお、今度でる15巻で原作のほうは完結するらしい。完結したら、あらためて、何か述べたい。

 で、わたしは、ガンスリンガーガールが、そこそこ好きです。
 まあ、それは無理に否定したって、それはなんか、「否認」っぽくしかならないだろうと思うので、腹をくくって認めておきます。


※1 わたしは、むかしっから、「無垢なもの」と「残酷なもの」というとりあえせの話はすごい衝撃をうけやすいです。何も知らない子どもが、何も知らないことによって残酷なことをなしえてしまう、というのは何か非常におそろしい感じをうけます。他のメディアの作品でいえば『蝿の王』とか『City of God』とかね。

 無垢なもの、っていうのがある種の残酷さと簡単に結びつくっていうのはよくある話で。で、無垢だからこそ、何かが残酷になったときのパワーって、計り知れないものがある。残酷さを抑える仕組みがないからね。
 いやらしい老獪さとか、俗物的な小市民性みたいなものっていうのは、多くの場合、無垢な残酷さを抑えるために機能するわけです。だから、我々は俗物のいる世界のほうが、意外と居心地がよかったりするわけで、俗物っていうのは世界の安定性を形作るのに強力に貢献します。
 で、蝿の王、とかは、無垢さだけが強力に駆動してしまう恐怖の世界なんですよ。『無限のリヴァイアス』もそうだけど、無垢な人間だけで作られた社会がいかにこわいか、っていうことを示した話です。無垢な人間は、世界をしばしば思ってもなかったようないい方向に変えるきっかけもくれるけれども、思ってもなかったような残酷な方向に世界を変えてしまうきっかけももっているんです。それは、同じ事の裏表になっている。
 ガンスリンガーガール、はこうした残酷さをあきらかに描写していて
 「ごめんね」と言いながら、罪のない男の子を射殺してしまうヘンリエッタとかね。
 ヘンリエッタ、っていうのは、明らかにそういうもの。「無垢で残酷な装置」の象徴でしょう。
 ヘンリエッタは、そういう恐ろしいもの。
 まず、その描写から、この作品ははじまっている。

 しかし、にも関わらずそこに、「萌え」シナリオがかぶされている。かわいくて、かわいそうなヘンリエッタ。かわいくて、かわいそうなヘンリエッタが人を殺していく。
 そこにぞっとする。そういう話です。
 まあ、これはまず一つ、この作品の露骨にえげつないところでしょう。

 残酷なものが、同時に愛すべきものでもある、という表現自体は、実は昔からあるわけです。
 たとえば、手塚は『アドルフに告ぐ』のなかで、ヒトラーと愛人の話をけっこう情感を込めて描いているし、古いものをひっぱってくると、鬼子母神の物語、っていうのがこういう構造をしています。
 人の子を食い殺す鬼子母神は、実は自分の子どもがかわいくてかわいくて仕方がない、ピュアな母親としての側面ももっていた、という話ですね。
 ガンスリンガー・ガールは、それらの物語を、同様の構造をもっています。

  虐殺者ヒトラー + ピュアな夫としてのヒトラー
  虐殺者鬼子母神 + ピュアな母親としての鬼子母神
  虐殺者ヘンリエッタ + ピュアにジョゼを慕うヘンリエッタ

 こういう形で並べることができます。
 そのための、露悪趣味的なやり口があまりに、やり方がえげつないっていう、そこで批判が生じるのもわかるし、そこに否認問題やら、安易な否認批判やら、雑音が混じりやすい構造になってるっていうのもある。そこらへん、いろいろ面倒なんだけど。そういう問題はある。
 けど、やっぱり、ガンスリンガーガールは、ごく単純に、この構造によって、ひどくえげつない表現として強さを獲得していることは、まず実態としてあるだろうと思う。
 「萌え」に対するごく批判的な想像力としていい話でしょう。
 なお、人の子を食い殺していた鬼子母神の場合は、その後、お釈迦様から、「自分の子どもが死んだ時の哀しみを想像してごらん。それでも、おまえは、他人の子どもを食えるのかい?」と言われて悔い改め、その後、安産と子育ての神ということになる…という素朴なお話です。
 古代のほうが、こういう怖い話って多分、リアルにすっごい沢山あったぽい感じはある。「他人がどう思うか」とかを考えながら生きるスタイルは、近代のほうが強まったと思うので。

※2 整理すると、
 第一に、その作品がえげつない設定を作品内にもっているか、ということ。
 第二に、その「えげつなさ」をめぐる態度が、最低限の議論を尽くした上で、きちんと中立的に、宙吊りに描けているかどうかということ。
 その二点だ。


※3 むかし、わたしも、
 「きみ、それ否認だよね。君、それできてないよね。
  問題があることを無理に認めてないよね。
  弁が立つからって。弁が立つ人にありがちだよね」
 とか上司にいわれて、
 確かに、議論がかみあってないのは事実なんだけど、
 「おまえの論点自体が間違ってるっつーとんじゃい、それを<否認>認定するとか、貴様はアホか」
 と思ってムカッ腹がたった…そんなこともあった。

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 1190
サンキュー:

33

kFNFM66461 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

独特の萌え

年の差・アンハッピーエンドを予感させる空気・少女たちのはかなさと強さ・哀れな少女達に振り回されてるいい年した男たちなど、萌えの要素が楽しめた。エロは一切ないけど、この暗い設定そのものがエロいと思う。

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 273
サンキュー:

1

ネタバレ

ryoma5045 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一期と二期は別物

少女が政府に銃を持たされ悪と戦うという非現実的なストーリーで有りながら人間の細かい感情を良くあらわしていました。見ていくほどに引き込まれます。

キャラも他のアニメには見られないような魅力的なキャラがいます。

しかし、二期になると内容は全くの別物。キャラの性格も変わって見えます。しかし、一期のみで考えると綺麗にストーリーが完結している訳ではない・・・ジレンマですが評価は一期のみで行っています。

投稿 : 2015/09/19
閲覧 : 288
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作、持ってます。

アニマックス+にて視聴。最悪なのは、何故か?OPanimeを削っている事 。ツマリ、アニマックス+のロゴの後は、いきなり本編で始まると言う事。

何のつもりだ、アニマックス+

(*`Д´)ノ!!!

粗筋は、棚の説明書きを読むとしてもらって、、

内容は、良く出来ましたです( ̄^ ̄)褒めてあげたいです。アクションと、日常的の話しの比率が丁度良いですね。
観ていて、違和感が有りませんでしたが、、作画が序盤書き慣れていないのか、違和感有りました。

でも、中盤から後半は改善されていました。

お気に入りのお話しは、2・3・9・10・11・12・12・13話です。

お気に入りの登場人物は、皆様とても良いのですが、、敢えて挙げるなら、、トリエラ(*´・ω・`)bよねー

書き忘れが、、

ガンスリ観ていていると、どうしても、白詰草話を思い出す。

ガンスリと白詰草話で、コラボしてくれないかな~~~、無理か(ヾノ・∀・`)

投稿 : 2015/09/13
閲覧 : 339
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人の内面に重点を置いて見ると良作品

BDプレイヤーを買ったので久しぶりに見直してみました。

非常に評価のしにくい作品であるが、救われないものを必死に救おうとする作品であるように思う。
設定はちょっと過激でテロ組織と戦うために編成された組織がテロと戦うために少女を使うという物
それも、不幸で心身に傷を負った少女を助けるという目的で、洗脳したり体を改造して義体担当官と呼ばれるご主人様の盾や武器となって戦う物語

そういう世界の中の少女たちの心と担当官の心を中心に描いているので、納得できないが引き込まれるといった感じです
特に少女の描き方や心の揺れ動きを細かく丁寧に描いているので、見方を変えると恋愛や師弟、親子関係としての物語として観る事が出来る

また音楽(OP,ED,BGM)がとても良い世界観を出している
子供が親に、恋人に振り向いてほしいと思う切なさや、慕ってくれる子の理想であり続けようとする担当官だったりと人と人の繋がりに重点を置いていて少女たちの心が浸みてくるといった感じです

イタリアという設定がとても素晴らしく作画も綺麗なので物語の設定以外は全部好きです
殺人という要素がなければもっと高評価だったことでしょう
(せめて攻殻機動隊のような戦闘なら良かったかも)

ーーーーここから初期のレビューーーーー
女の子を人型アンドロイドだと思ってみればそれなりに見られる作品。
人道的、倫理的に問題のある設定だと思う。
やっている事はテロリストや敵対勢力を暗殺することなので、女の子のガンアクションという他のタイトルと類似している部分がある。
しかしながら、その中にあって人の心を上手く表現していると思う。

少女たちを通して大人の闇の世界や、少女達の揺れる心を上手く表現しているところは見ていて感情移入することが出来る。
作品が本来持っている部分を上手にアニメにしたんじゃないかと思います。

続編もあるけれど、自分はこの初期作品が一番好きですね。

投稿 : 2015/08/20
閲覧 : 264

黄色のドラえもん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

1期、2期を見た後に原作を購入しました。アニメを見て原作を買ったのはこの作品が初めてでした。それくらい文句なしに面白かったです。ガンアクション系のアニメでは有名なので一度は見るべき作品だと思います。名シーンはたくさんあったので人それぞれでしょうが、個人的にはラバロ大尉の話がとてもよかったです。2期についてはいろんな方が指摘していますが、あのような形になったのは本当に残念だったと思います。

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 336
サンキュー:

3

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

激しい銃撃戦の緊張感と、担当官と義体の少女・少女間の関係性を描くドラマの折り合いが良く、ぐっと引き込まれる作品でした。
銃撃戦の合間に観られる少女たちの無邪気さや寂しさ、悲しみといった感情がとてもよく描写されています。

見始めた当初は、義体や条件付けといった設定が全く分からず、良くわからないなという印象でした。
早い段階で義体については少女が銃を扱うために身体補強を補う意味では当然と割り切ることが出来たのですが、条件付けに付いてなんとなく理解できたのは中盤に差し掛かってからです。
条件付けに付いては、結局最後まで観ても全貌が見えなかったのですが、分かった部分だけ言えば、感情を操作して、担当官へ愛情を植え付け忠誠心を作り出したり、戦闘意欲を失わせないよう恐怖心を削ること。また、記憶を操作する事のようです。
辻褄を合わせるために色々詰め込んだなという感じもしたのですが、これによって義体の少女たちの感情が増幅されて魅力が上がっていることは確かです。


ところで、何か似た作品を見たことがあるな・・・とずっと引っかかっているのですが
私が思いついた候補として
・DARKER THAN BLACK
感情に乏しい契約者と、条件付けによって感情をころされている義体の少女が似ている
ジョゼの声と黒の声が一緒なのでなおさらそう思うのかも
・ソウルイーター
・テガミバチ
パートナーごとに異なる相棒との関係性が似ている
特にガンスリのドラマパートはテガミバチと雰囲気が似ているかも

この辺が好きな人には楽しめるのではないかなと思います。


2期はあまり評判が良くないみたいですが、1期の最終回は和やかで終わりとしても良いし、また続きも気になる良い終わり方だったので、2期も観てみようと思います。

投稿 : 2015/07/29
閲覧 : 354
サンキュー:

8

askima さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

お腹いっぱい

途中で飽きてしまった。
最後がわからないが、続きが気にならなくなってしまったので、断念しました。

投稿 : 2015/07/22
閲覧 : 298
サンキュー:

1

ロックさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作漫画未読

古い作品だけど、作画や音楽も良かったと思うしもう少し評価高くてもいいのでは?

作画や音楽は悲壮感漂う重苦しい雰囲気、
自分たちの置かれた過酷な現状をわかった上で健気に任務をこなす少女達
少し重い内容だけど最後まで飽きずに見れた
心苦しく切なくなることはあっても涙を流すような作品ではない

キャラの絵が古いのか、それとも元々そういう絵なのかはわからないけど、
それさえ気にならなければおすすめ

ただ、
アクションシーンはやはり12年前の作品なので今と比べると劣る


救われることはないけど、
小さな幸せを感じるために健気に頑張る少女たちを見たいならどうぞ

投稿 : 2015/06/21
閲覧 : 253
サンキュー:

0

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人体の8割が人工物の少女は兵器か人か

原作未読。
一つの恋愛ものとして面白かったです。

イマイチ感情表現が不得手な思春期の少女たち。
それぞれが担当官に恋心らしきものを抱いてても、それは埋め込まれた感情。洗脳。それでも好きという気持ちは止まらない。
この機械のカラダなら大丈夫。お仕事でたくさん殺せばきっと褒めてくれるよね。まだ、カラダ、動くから、見捨てないで。今とっても幸せです。


裏の社会の暗い雰囲気、少女たちの置かれた理不尽な境遇と心理描写が魅力的なアニメでした。表情もよく描かれていて、その心境は押して図るべし。
少女たちの笑みが痛々しくて見ている方も辛くなります。

投稿 : 2015/05/08
閲覧 : 404
サンキュー:

3

かみさん3号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

哀愁漂う話

サイボーグ化された少女暗殺者達のお話。
アクションシーンもありますが、メインは少女達とその相棒となる教官達との交流(葛藤)で、そのドラマが見応えがあります。
洗脳されているため、教官に一途な愛情をもつ子やただひたすら従順な子など、観ていて中々な鬱展開です。最後まで救われない話ですが、ラストシーンは少女達のはかなさが見事に表現されています。全話通して演出の冴えが光る作品だと思います。

85点。

投稿 : 2015/05/02
閲覧 : 438
サンキュー:

1

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GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]のストーリー・あらすじ

舞台は現代(もしくは近未来)のヨーロッパ。イタリアの公益法人「社会福祉公社」は、政府の汚い仕事を代わりに行っている。その中でも作戦2課では現在表向きは障害を抱えた子供達を引き取って福祉事業に従事させることで社会参加の機会を与える、という身障者支援事業を推進する組織という名目で、集めた子供達を「義体」と呼ばれる強力な身体能力を持つ肉体に改造し、薬物による洗脳を施した上で、政府の非合法活動に従事させていた。
また、この社会福祉公社と敵対する反政府活動組織は五共和国派(通称パダーニャ)は、北部同盟党首ウンベルト・ボッシが提唱する、北部8州と中部3州をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現する為に武力闘争を行っている。(TVアニメ動画『GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.mmv.co.jp/special/gs/gunslingergirl/www/1st/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/GUNSLINGER_GIRL
主題歌
≪OP≫the delgados『THE LIGHT BEFORE WE LAND』≪ED≫op.『DOPO IL SOGNO ~夢のあとに~』

声優・キャラクター

南里侑香、木内秀信、三橋加奈子、宮本充、仙台エリ、江原正士、小清水亜美、堀内賢雄、寺門仁美、井上倫宏、家中宏、中川里江、岩崎征実

スタッフ

原作:相田裕(メディアワークス『月刊コミック電撃大王』連載)、 監督:浅香守生、製作:中山晴喜、企画:片岡義朗/佐藤辰男/丸山正雄/松本慶明、企画協力:梅澤淳/亦野誠二、シリーズ構成:武上純希、キャラクターデザイン:阿部恒、美術監督:池田尚、カラーデザイン:角本百合子、撮影監督:宮田崇弘、音響演出:平光琢也、録音調整:小原吉男、音響効果:西村睦弘、演技事務:松田誠/野上祥子/木田昌美、音楽:佐橋俊彦、音楽プロデューサー:浅田裕之、プロデューサー:浜野貴敏/吉本聡/渡辺和哉/大井守、制作協力:後藤能孝/筆安一幸、宣伝:田村孔亮/丸山創、広報:正岡高子、音響制作:神南スタジオ

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