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「GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール](TVアニメ動画)」

総合得点
84.3
感想・評価
1145
棚に入れた
7510
ランキング
293
★★★★☆ 3.8 (1145)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

7

投稿 : 2023/07/30
閲覧 : 98
サンキュー:

0

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

愛情の行方

フォロワーさんのオススメにより視聴。
『リコリス・リコイル』と類似点があるとの話も聞いていたので、
ある程度は、内容を予測しながら見ました。

印象は暗い感じかな。
少女の体を義体化して身体能力の強化。
さらに、条件付けと呼ばれる洗脳?のような教育で、担当官の命令に対して絶対服従。
担当官の言う事を素直に聞きます。
素直で良い子、という普通の子供ですが、実際は組織に都合よく利用される駒。
外見が幼女という点も、内容の残酷さを引き立たせています。

社会福祉公社という慈善団体に見える名称も、
非人道的な子供の扱い方を隠すのに丁度いいのかも。
集められた子供たちが人造人間になるとは思いません。
しかも、淡々と人を殺す道具になるなんて……

印象に残ったのは、エルザと担当官の”死”ですね。
最初は、敵組織による犯行だと思いました。
しかし、違った。
詳しい内容はネタバレになってしまうので書きませんが、エルザの愛情が深かったのでしょう。
愛憎は紙一重みたいなものなのかなぁ。
好きな相手を自分の物にしたい、という独占欲は、あらためて怖いなぁと感じました。

『リコリコ』の発想のベースになったのかも、という事は理解できました。
バンバン人を殺すので、見る人を選ぶ内容ですね。
未来の有る子供に対して可愛い幻想を抱かせない残酷さ。
続きが気になるので、2期を見てきますね。

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 313
サンキュー:

27

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

作品そのものについては、いまさら書かないけど、最終回について。

登場人物たちが流星群を見ながら、なぜか日本では大みそかの曲(笑)となっているベートーベンの第9の最終楽章が流れます(この流星の流れるさまがえらくリアルな描写です)。
自分は大みそかにも普段も聞いたりしないですし、むしろなんか大げさだなぁって感じで、好きな感じじゃないのですが、このアニメの最終回に流れる第9は、まあすばらしいの一言ですね。
音楽が作品を引きたててるともいえるけれども、逆に作品が音楽を高みに上げているということだってできる。


なんだろう、この感じ、ヨーロッパの気取った芸術系映画を見た後の印象に近いというか。。。「ヴェニスに死す」とか「ミツバチのささやき」とかの視聴後ってこんな感じだったような気がする(昔すぎて忘れたけどw)。。。アニメではほかにこんな感覚を感じさせるものは、皆無です。文字通り、この作品以外ではひとつもありません。
なんか割り切れないような、けれどもどこか腑に落ちたような、もやっとした気分。エンターテインメントは一晩寝ればいろいろすっきりして忘れちゃいますが、いい芸術系創作ってずーっとあとまで引くんですよね。
悲しいとか、嬉しいとか、そういう理解しやすい情感ではなく、なにかひとの心の奥底にわだかまっている原初的な感情の塊が、刺激されているような感じ?
作品の「深み」という意味で、「宗教的」な域まで達してると思う(特定の宗教ということではありません)。

まったくこの作品は、唯一無二であるといえると思います。
よくテレビで12話というアニメのスタイルで作れたなあ。

投稿 : 2022/09/20
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イタリア版ニキータ…美しい演出と音楽、ラストには泣かされる作品

殺人マシーンとして、寿命の限られた義体人間に改造された少女たちの淡々とした日常の中でふと見せる想いが泣ける。
イタリアの非人道的な組織に記憶を消され、脳に条件付けされたヘンリエッタとジョゼの関係がヴァイオレットと少佐みたいで救い感じる。
ただ健気で献身的なヘンリエッタには未来が無い…なんともやるせない物語。

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 198
サンキュー:

3

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あっさり風味

第一話 兄妹 ー fratello ー
を別な単語かと思って2度見してしまった汚れた私ですが、じつは泣ける話は嫌いではありません。
で本作。美少女が強化改造&洗脳されて、暗殺者として人生を歩まされるという、あらすじを聞いただけで号泣必至じゃないですか。
ところが実際の展開は予想外にあっさりしています。こってり味の豚骨ラーメンを食べようと思ったら、あっさりアゴだしラーメンが出てきた感じ。有り体に言って肩透かし感を感じました。
もちろんスタッフはわざとそういう演出をしているのですが、私はもっとベタに泣かせにきて欲しかったです。というわけで、用意した(心の)ハンカチはパッサパサのままエンドロールが流れてしまいました。2期があるようですが、もういいです。
エンディングのアリアっぽい曲や劇伴は、しっとりと雰囲気が良くてとても良かったです。

投稿 : 2022/07/20
閲覧 : 229
サンキュー:

3

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

切ないね

ジョゼさんとヘンリエッタを観ているとまさにfratelloだね。

3話の少年はかわいそうだったね。(でも主役のヘンリエッタにはやらせない)

マッドハウスは凄過ぎだね。
エンデングは神曲

みんなのうわさで2期はこわくてみれなかったよ。

投稿 : 2022/02/18
閲覧 : 215
サンキュー:

3

ネタバレ

ヒロポン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この時代の作画すき

なんか切なくなった

投稿 : 2021/03/12
閲覧 : 279
サンキュー:

3

ネタバレ

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女達の存在意義

舞台はイタリア。様々な出来事により、
九死に一生を得たが、身体に障害を残す少女達。
生の代りに、戦う事を義務付けられた少女達は、
何を見て、何を想い、身体が朽ちる時まで、
戦い続けるのか…

政府機関、社会福祉公社によって、身体に障害を負った
少女を『義体』と呼び、条件付けと称される洗脳により
対テロリストとして訓練される。
負傷時に義体の交換などは出来るが生身の部分に対する
負担は当然重く、やがて人としての機能を終える運命に
ある少女達と、管理する担当官を描く物語。

重く深い内容です。
本来は戦う事だけに、存在意義を持つ少女達ですが、
戦いの束の間の少女達の過ごす時間や、少女達を管理する
担当官の、義務付けられた関係を突き抜ける感情、
少女としての、ごく些細な心情などが、合間に描かれる様は
心を締め付けられる想いです…
時折り流れるBGMが更に雰囲気を醸し出してます。

個々のエピソード等は深く感じますが、
全体構成としては、少し物足りない気はしないでも
無いです。終始重い雰囲気と世界観で静かに
ストーリーは流れて行きます。

2003年作品ですが、当時の特色で比較的深い作品が
多く、名作と称される作品が多いですが本作もその一つ
だと思います。

深く印象に残る作品ですし、色々考えさせられる内容で、
重たく深い作品が好みの方にはお勧めです。

投稿 : 2020/02/11
閲覧 : 381
サンキュー:

28

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

この作品一番の見どころはラウーロとエルザの話。

舞台はイタリア、福祉開発公社は表向き慈善事業をする国家機関だが裏では瀕死の少女を引き取り義体を与え条件付けという洗脳をしテロリスト達と戦わせていた、少女たちにはそれぞれ担当官が付き、様々な任務をこなしていく。


テロリストたちと戦うガンアクション作品だけど、メインは少女たちの心情や担当官との関係、だから少女と担当官の一組(フラテッロ)に絞った話が多い、しかもガンアクションの割にキャラのテンションが総じて低いから悲しい話はより一層悲しく感じる。


ドンパチしまくりのガンアクションだと思ってたから、多少期待外れなとこはあったけど、だからといって切るほどじゃないしそれなりに楽しめた、ただ全体的に悲しい話が多いのと上述の雰囲気で、若干憂鬱になってくるから、人にオススメできる作品じゃない。



1→ヘンリエッタとの出会い、暴走
2→ヘンリエッタ治療、その後星を見せる
3→リコが議員暗殺で男の子と知り合う
4→トリエラとヒルシャーがお互いの関係に悩む
5→クラエスと前の担当官ラバロ
6→ジョゼたちが爆弾テロを未然に防ぐ
7→リコたちがテロ計画を知る富豪の帳簿係を保護する
8→アンジェリカとマルコー
9→エルザとラウーロの関係、ジョゼたちと狙撃ミッション
10→エルザとラウーロが死亡、一課の人間が調査する
11→エルザとラウーロの死の真相
12→クラエスが囮に壊滅作戦、アンジェリカ負傷
13→皆で流星群を見る、マルコーとアンジェリカ

投稿 : 2019/10/25
閲覧 : 433
サンキュー:

2

ネタバレ

funamushi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うつ 雰囲気

全編、うつ雰囲気の中、少女たちの健気さに
心揺さぶられます。

投稿 : 2019/01/29
閲覧 : 487
サンキュー:

2

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生きてるとは 幸せとは

重たい話が好きと言ったら、友人に勧められて視聴。
原作もあとで全て読破しました。

【作品概要】
 舞台はイタリア。
 社会福祉公社という「重篤な障害者を救済・支援する」という機関の話。

【作品に対する感想】
 言い方が悪いかもしれませんが、ひたすら可哀想です。
 そして生きてるとはどういうことか
 幸せとはどういうことか
 必要悪はどこまで許容されるのかなど
 いろいろ考えさせられる作品です。

 重いストーリーをこんこんと視聴したい人にはお勧めです。

1)物語
 社会福祉公社のやっていることはただの福祉事業ではありません。
 救済の対象者は放置すれば死亡・廃人となる少女。
{netabare}
 まず社会福祉公社は救済のために少女たちを義体化します。
 そして公社のメンバーに対し従順なように薬物・催眠等で洗脳します。
 (作中では条件付けと呼称する){/netabare}
 公社はその少女たちを暗殺者として再教育し、テロとの戦闘員として使役します。

 確かに元々なかったはずの命なのだから、どういう形であれ生きられるのならば良い。
 その対価としてテロとの戦闘員となり、公社の盾となって闘え
 …というのは理屈上分からなくもないです。
 ただし、人として納得できるものではありません。
 
 薬漬けにされた上、公社の道具となった状態で生きていると言えるのか。
 意思か条件付けの影響か区別がつかない幸福感は本物なのか。
 義体のデータは一般向けの義体にフィードバックされているうえ、
 テロは防止出来るので、確かに公益になっているがこれは許されることなのか。
 
 私には救いの無い話だなと感じました。
 彼女達にとってはどうか解りませんが。

 よくもこれだけエグイ話を考えたものだと思いました。

2)キャラ
 トリエラがお気に入りでした。
 他の娘達より少し年齢が上のせいか、頼れるお姉さんでした。
 ヒルシャーも娘との距離の取り方が分からないお父さんみたいで好きでしたね。

 ただ、彼女達が置かれた状況はどう見ても悲惨な状況なのに、
 比較的幸せを感じて淡々と殺人をしているのは痛ましくてしょうがなかったです。

3)作画
 暗めのトーンで描かれており、暗欝とした作品の雰囲気を上手く表現しています。
 同じイタリアを舞台としているARIAとは対極ですね。
 15年前の作品だけに、絵は若干古さを感じます。

4)音楽
 これまた暗鬱な曲が多く、作品の雰囲気をより醸成しています。

 

投稿 : 2019/01/04
閲覧 : 486
サンキュー:

27

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

真面目にセーラー服と機関銃に向き合って作った

抑えられたトーン。抑圧された絵の印象は女の子達の気持ちのあらわれ。みんな精神的にも追い詰められています。鬱アニメといっていいのかな。そっちだけじゃなく、こっちにも同じような話がころがっている。現世は実は実はとっくに地獄なっていたと証明できるような、でも少しだけまだいきのこりはいる、みたいな。それでも洗脳や非人間的な社会の仕組みから垣間見れる人間性に僕らは救いを求める。重い。

投稿 : 2018/12/13
閲覧 : 346
サンキュー:

12

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どこまでも切なく、儚い

終始説明が足りず
視聴者に若干のストレスを与え続ける展開は
まさに質アニメの典型とも言える。

そして
銃器や殺傷と少女という不似合いな組合せも
いかにもアニメらしい題材だ。

それでいて
どこまでも切なく、悲しさを秘めている。
救いすら感じられない展開は
逆に「待っていました!」と言いたくなる。
もちろん
物語の山場という点では物足りなくも感じるが、
1話完結という点で期待する方が愚かだろう。

作画についても
近年の緻密な作画に比べたら多少至らない部分はあるものの、
量産型アニメのような既視感は感じない。

えっ、その割には少女の書き分けができてないって?
そりゃ気のせいだ

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 344
サンキュー:

11

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

幸福とは?

 原作は未読。
 今となってはそれほど珍しくなくなったが、放映当時は美少女と銃というコンセプトがまだ
新鮮だった記憶。この手のコンセプトの作品の先駆けだったような。
 視聴前はガンアクション満載の派手なアクションものを想像していたのだが、蓋を開けて
みるとかなり落ち着いた印象の静的な作品で、舞台がイタリアということもあるがまるで
ヨーロッパ映画を観ているような感じ。
 ここまで書いて気付いたが、設定やシチュエーションと言い、静的な雰囲気と言い、フランス
映画の「ニキータ」の影響などはあったのかも。

 基本的にはイタリアの政府組織である社会福祉公社に属する義体を与えられた少女達の任務と
日常を描いたもので、思いの外アクション部分は少ない。
 彼女達の環境を見るに、外部からの目としてはとにかく可哀想に思えてしまうのだが、悲惨な
過去や今の状態から脱する選択肢がないことを考えても、本人達にとっては担当官との繋がりに
喜びを見出す今の状態はそ幸せみたい。
 この少女達の担当官への思いだが、自身の感情によるものなのか、条件付けによる
ものなのか、定かではないところがこれまた悲劇的であるのだが、考えてみれば自身の感情に
よる愛情も人間という生物のシステムによるある種の条件付けとも言えるわけで、結局は幸福と
いうものは、それが客観的にどう映ろうが本人が満足していれば、それはそれでいいのかなと
いった印象を受ける。

 少女と担当官の関係に多くの描写が費やされるが、この関係性がそれぞれに異なるのが
興味深いところで、これが彼女達には失礼ながら犬のしつけを思い出してしまった。
 犬のしつけは唯一の正解というものがなく、ほうびと罰(条件付け!)を徹底したものも
あれば、極力命令など減らして信頼関係を築いていくものもあり、要は飼い主が犬を
コントロールできるようになれば良いというもので、担当官の接し方の違いがしつけ方の違いを
思わせてしまう。
 ジャン・クローチェやマルコー・トーニは冷淡に映るが、彼女達の悲劇を抱えることが
できない以上、一線を引いた接し方はそれはそれで正解に思えるし、逆に
ジョゼッフォ・クローチェやヴィクトル・ヒルシャーの対応などは人道的な優しそうなものに
映るが、それは後ろめたさから来る一種の偽善とも思えなくもない。

 ガンアクションに関してはエンターテイメント性を強めた派手なものではなく、かなり
リアリティのある比較的地味なもの。
 義体により強化された少女という設定がある種の荒唐無稽なものであるため、逆にこういった
部分でのリアリティさがうまいこと作品のバランスを取っている感があった。

 作画に関しては決して描き込みが凄いといった類のものではないが、全体的に落ち着いた
トーンのカラーが作品の雰囲気によく合っている。加えてイタリアの風光明媚な風景がいい味を
出している。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 314
サンキュー:

12

ネタバレ

渡辺探偵事務所の所長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

漫画版を是非

OPの「たったひとつの想い」だけでも是非聞いて欲しい。

漫画版が大好きで、年に数回読み返すほど
アニメは・・・

好きなフラテッロ
トリエラxヒルシャーさん
圧倒的多数の方がこう思ってるハズ。
好きなキャラにトリエラを挙げるくらい好きなんですよね。
褐色の女の子は興味なかったんですけど、トリエラだけは別腹
この作品の自分の中の主人公と言っても過言ではない。
何と言ってもピノッキオやフランカフランコ戦が一番だと思うので、それに準じてそうなると思うんだ。漫画のラストはあれはあれで楽しめます。


アンジェリカxプリシッラちゃん(マルコーさん)
正直この話だけでもアニメ化出来ると思うが、ストーリー上そうはならないんだよね。フランカとマルコーさんの元彼女が同じ大学で繋がりがあったのが意外だったかな。プリシッラちゃんのアンジェ愛に感動する。


ペトラxサンドロ
このフラテッロはサンドロの過去の話が好き。マッキナことロッサーナが美人過ぎ。人を見ることに長けているのは凄い。男キャラではサンドロ人気高いのではないでしょうかね。ヒルシャーさんとサンドロの2強でしょうね。

リコとヘンリエッタは好きませんね。なぜだか・・・
ジャンジョゼ兄弟があんまり好きじゃないからではないでしょうか。

漫画好きな方で未読の方がいましたら読んでみてはいかがでしょうか

投稿 : 2017/02/27
閲覧 : 282
サンキュー:

10

ネタバレ

纏花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

(-ω-;)ウーン

どちらかというと、私的には好みではないかな・・・

命を助ける代わりに裏稼業をしなくてはならない。一見正義の味方っぽくとらえることもできるかもしれないけど、結局は改造人間にして当たり前のように人殺しをさせる世界。

それを必要悪と取るかどうかは別として、少女たちの報われない思い・押し殺す感情・身を犠牲にすることのいとわなさ等々 結局のところ道具として扱われてるし、そうであることを受け入れている。もしくはそうであることに生きるという存在意義を見出してるといってもいいと思う(´・ω・`)

そこは希望すら抱いてはいけないような世界(´_ゝ`)

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 234
サンキュー:

0

ネタバレ

HINAKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期・アニメ版『ガンスリンガーガール』について・・・!!

願わくば、吐き気と気分の悪さに堪えながらも、なぜか毎週見てしまうアニメのTVシリーズというのは、個人的にはこれが最初で、最後であって欲しいと切実に思います!
アニメ版『ガンスリンガーガール』、アニメ作品として出来は、絵や動きやセリフも含めて、実に良く出来ています。全13話のTVアニメ・シリーズとしては、間違いなく傑作の1つだと思います。
特にオープニングなどは、映画版『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』で知られる、りんたろう氏が担当しています。恐らく、御本人は物語の本質を知らずに、お作りになったのだろうと、思います。ですが、実に見事な出来映えです。
文字通り、正義のために銃を取って戦う少女達という雰囲気が、ビンビン伝わって来ます。そして、最後に戦士の休息。

この作品の特筆すべき点は、まだ原作マンガが連載中(当時)でありながら、見事に13話で完結しているところにあります。
しかも、この物語の本質を余すところ無く、場合によっては原作マンガ以上の精神的残酷さと、政治はもちろん人間性や生命に対する皮肉を、描いているところです。もちろん残虐描写は、原作マンガ以上に規制の掛かる、TVアニメですから、マンガよりも描写が酷いと言うことはありません。それ以上に、ある意味演出が非情なのです。

→詳しい記事は以下にありますが、以前のブログ記事を改訂したものなので、読み難いかも知れません。

http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-881.html

投稿 : 2016/07/15
閲覧 : 282
サンキュー:

8

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間兵器

イタリアが舞台の話ですね。イタリアは西ローマ帝国が476年に崩壊してからサヴォイア家による1861年のイタリア統一まで実に1386年間まともな中央政権がない状態だったのでマフィアなどが繁栄してやりたい放題だったし今でも少なからず中央にどことなく寄り付かない空気がある気がしますね。ドイツもイタリアも日本も統一が遅かったから気づいたときは周りの列強は植民地ごとブロック経済にしてしまっていたので激おこプンプン丸になってWW2へと進んでいく三国同盟似た者同士てなわけですが、1386年間幾度となく他の列強の餌食になっていた点で、ドイツや日本と違いますね。北部と南部の確執は今でも消えてないしなぁ。北部独立運動は今後も続くでしょうね。そんな現実の話を取り入れた物語設定になってますね。

7話
雑談なのでスルー推奨↓
{netabare}会計士のフィリッポについての話ですね。フィリッポは会計士になった理由を2つ挙げていて、一つは会計士の父の勧めでもう一つは数学ができたからだと言っていましたが、実は会計士は国内外問わず、数学なんて加減乗除ができれば十分なれます。数学というより算数レベルで必要十分なんです。日本だと論文式試験の選択科目で経済学や統計学を選ぶなら話は別ですが。実務でも例えば退職給付関連の難しい率の算定なんかはアクチュアリーに任せてますからね(´・_・`)
フィリッポはボッティチェリが好きなようですねw 日本でも最近、東京都美術館でボッティチェリ展が1月16日~4月3日にやっていましたね。見に行きました。まぁ個人的にはボッティチェリの作品はそこまで好きではないですw 芸術作品は音楽でも絵画でもそれそのものの絶対的な美しさで評価されるものと、時代・思想・宗教の象徴という観点で評価されるものがありますが、歴史好きの私でも個人的には後者は好かないものが多くて・・・。ボッティチェリは新プラトン派なりギリシア神話なりメディチ家なりと、わりと後者の側面が大きい気がします。ボッティチェリを楽しめるフィリッポのような人は素晴らしいと思うなぁ。私も年を重ねたらフィリッポみたいになりたいw
{/netabare}

9話
ラウーロの、嫌いな奴だからこそ腹を割って話してみるべきだという姿勢は全く同感だけど、エルザとの接し方をみていると担当官としてやはりジョゼの方が上手ですね。義体だって人間なのに道具のように認識しているラウーロはちょっとアカン気がする。

10話
エルザ・・・(´;ω;`)
9話の最後で報われない流れだったのにそこからこの展開か・・・
ラウーザは自業自得な部分もあるけど本来なら普通な奴なはずだから同情してしまう・・・
1課の課長ドラーギがゴディバをむしゃむしゃw 私はチョコは森永ロッテ明治あたりの安チョコが好きだなー。高級チョコはどうも苦くてかなわん。でもロイズやレオニダスは好き。

11話
ヘンリエッタが考えるエルザの死の真相・・・ ヘンリエッタもエルザも結局恋する乙女なんですね。ジョゼはそれに気づいていたんですね。ジョゼ、有能

13話
アンジェリカは一番可哀そうな子ですよね・・・ 保険金のために両親に殺されそうになった挙句、義体の実験体になって若くして記憶障害に・・・
自分が記憶障害だということ、死期が近いということを悟っているのがまた哀しい。
最後はベートーベンの第九とマルコのパスタ王の話をBGMに流星群をみながら眠るように・・・。悲しい気持ちというより、その様がなんだか美しくてただじっと観てました。私は第九といわれるとドヴォルザークの第九『新世界より』の第二楽章が思い浮かびますが、ベートーベンの第九はサビこそみんな聞いたことがあるだろうしやかましいだけだと感じる人が多いだろうけど全体を通して聞くと味があっていいんですよね。


音楽はBGMも綺麗だし、歌も作風に合っていて哀愁漂ういい雰囲気でした。
作画も戦闘シーンとかかなりしっかりできてますね。街の風景も綺麗です。
キャラは珍しい設定の女の子たちが出てくるし担当者たちも味がある。いろいろ考えさせられるようないい人間模様ですね。

現実に子供、しかも女の子を兵器にするようなことが行われたら発覚した場合国内外からの圧力で国が潰れかねないだろうから技術的に可能でもやらないでしょうね。でも女の子を兵器にするというこの設定、すごく好きだなぁ。完全にロボットではないところがいいですね。体は兵器、心は恋する乙女。条件付きというものがあるからどこまでが愛なのか線引きが難しいというのもまたいい設定。とても面白かったです。
観たことないけど『最終兵器彼女』とかも似てるのかな?
2期は評価が悪いので観ないかもしれない。

投稿 : 2016/04/05
閲覧 : 255
サンキュー:

6

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。

漫画が原作で
第1期、第2期とあるようです
第1期は全13話

事故などで体に障害を持った少女の身体を改造し(義体)
条件付けとよばれる洗脳を行い反政府組織と戦わせるという
あらすじだけ聞くとなんともゲスな設定です

洗脳により担当官の思いのままに行動させる事が可能な反面
過去の記憶を失い、さまざまな副作用に苦しめられる

担当官によって、只の道具と見ている者
愛情を持って接している者、様々です
洗脳により担当官の期待に応える事が少女たちの幸せとなり
盲目的な献身を余儀なくされます

幼い子供が自爆テロの道具として使われる
そんなニュースを思い出しました

放映当時から賛否両論のあった作品のようですが
単にアニメの話というだけでなく
世の中にはこの作品に近いようなことが起こっている現状
多くの人の目に触れ考えてもらえればと思います

最初は少女たちが銃を持って戦うという
ストライクウィッチーズを観るようなノリで視聴しましたが
こちらの作品はなんとも明るさの要素が少なくただただ切なかった

取り留めの無い感想になってしまいましたが
結構心打たれる作品でした

OPやEDの曲調、世界観はかなり気に入りました
OPの最後の映像はマグリットを思い起こさせ
「自由」という言葉が連想させられました

幸せは人それぞれで価値観が違いますが
少女たちに与えられたものは本当に幸せだったのでしょうか?

投稿 : 2016/01/12
閲覧 : 294
サンキュー:

17

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

ジョゼを単に「いい人」だと、思ってしまった人は、猛省してください。

※原作終了につき追記:
下記の評価は、原作が最終巻までおえた現時点においては、残念ながら、たぶんに過大評価であったと言わざるを得ません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【短い感想】

 えげつない設定は、トリエラというキャラクターによって、どうにか水準の高い問題作、といえる何かとして鑑賞できるものになっている……とわたしは思った。が、本作にはさまざまな議論があるわけで、その入り組んだ批判も把握した上で、「いい」と思えるとすれば、はじめてこの作品は「いい作品」だと思う。

【長い感想】

 いま、日本の全コンテンツのなかでも、もっとも評価の難しい作品の一つ。
 本作を非難するのもまっとうなことだし、両手をあげて褒める人がいるのも、理解できる。ただし、雑に褒めたり、雑にけなしても、なんにもならない作品だという気がする。
 この作品は、作品のシナリオ自体は、むずかしくない。
 しかし、この作品について、どう反応するか、ということがとても、とても難しい。

 結論から言うと、この作品は、褒めても貶しても、異論がないなんてありえない。そもそも、あらゆる作品はそうなんだけれども、この作品はとくにそういう側面が強い。
 そういう構造になってます。
 諦めましょう。
 何かを。
 その上で、何かを言うしかないんですよ、これ。

 なぜ、この作品について語ることが難しいか、といえば、それは言うまでもなく、明らかに「無駄に、少女の悲劇。無駄な少女愛好」によって成立している設定、シナリオである、ということがあるから。それは、擁護のしようがない。
 一方で、このあからさまに趣味の悪い設定を前面に押し出しながらも、この物語が提示する切迫した心情描写は、一定のクオリティを保ってる。

■ジョゼを単に「いい人」だと、思ってしまった人は、猛省してください。

 まず、この作品の表現の強さを支えているのは、
 「無垢、かわいいヘンリエッタ」が、「残虐なおそろしいヘンリエッタ」でもある、ということだ。
 無垢なものが、同時に残酷でもある。そのことの、やるせなさというのは驚異的であり、昔から繰り返されてきた、物語の型の一つでもある。※1
 そして、この作品の演出している無垢なヘンリエッタの「ピュアさ」の表現は、言うまでもなく、いわゆる「萌えシナリオ」をベースにしたものになっている。2000年前後の、葉鍵作品と呼ばれる『Air』『クラナド』などに代表的な、萌えシナリオに拠っている。

 ここには歪さがある。

 ヘンリエッタは、残虐でおそろしい。
 だけれども、そんなヘンリエッタは、かわいそうである。
 そして、ヘンリエッタは、かわいい。

 残虐でありながら、「かわいそうで、かわいい」。そこがこの作品はすごくめんどくさい。すなわち、「かわいそうで、かわいい」ということに、どのように向き合うのか、に読者の資質が試される。
 そっちの「こんなヘンリエッタが、かわいそうで、かわいい」と思っている「自分」を、何のタメライもなく許してしまう人は、わたしはやっぱりダメだと思っている。それは、やっぱりドン引かれて仕方ないし、「『ガンスリンガーガール』きもい」って言われていることの理由を理解してしていないんじゃないか、と思う。
 別に、「こんなヘンリエッタが、かわいそうで、かわいい」と思ってもいいけど、そのことをね、ベタに許しちゃだめでしょ。それは、<無垢をめでる自分>という、安易なナルシズムともすぐに結びついちゃうだろうけれど、それは、ちょっと、いろいろと考えたほうがいい。
 せめて一回、否認でもしてほしい。「おれは萌えてない」って。
 で、否認してから、しぶしぶ認めてほしい。「やっぱ、かわいいと思ってるかもしれない」って。
 そういうプロセスを通れるかどうか、というのが「オタク」をめぐる社会的な承認の是非にもかかっている。

 ヘンリエッタの担当官である、ジョゼと視点を重ねること、にどういう意味があるのか。
 そこの距離感の表現が、とれているかどうか、でこの作品のよしあしは決まる。
 ヘンリエッタを単に愛でる「いい人」ジョゼ、というのはいない。
 ジョゼは「いい人」だけれども、
 ジョゼは、いい人、であることによって、いちばん最悪だし、醜悪になりうる存在でもあるわけで。で、それを、「一番最悪だ」って、すぐに頭ごなしに否定することも、より更にダメなことなんです。それをわかった上でジョゼ、という視点に入り込む必要がある。
 「ジョゼをめぐるジレンマ」
 それこそが焦点化されなければいけないはずで
 「ジョゼのやさしさ」
 に安易に感情移入する、というのはもっとも望ましくない見方だ、とわたしは思ってる。そういう見方をしてしまう人がいるのは、もちろん、わかる。アニメ版だと、ジョゼがヘンリエッタを愛でるシーンにいいムードの音楽が流れたりしてしまうし、アニメ版のほうがジョゼをめぐる「ジレンマ」よりもジョゼの「優しさ」そのもののほうに視点をあわせてしまう感じの作りになってしまってる。だから、わたしは、アニメ版の演出をつくったスタッフは猛省してほしいと思っている。
 それは駄目。それは最悪。

 ある作品が、道徳的に良いか、悪いかという議論が生じるのは、多くの場合、何が正しいのかわからない状況下において、その作品がある特定の価値観を、乱暴に肯定しているように見えるかどうか、ということだ。※2
 ガンスリンガーガールで言えば、ジョゼの視点を肯定しているように見えてしまったならば、この作品は失敗。大失敗。作品として、何も宙吊りにできていないし、ただの気持ちの悪い萌えアニメそのものになってしまう。

■優しさが、残酷さを生き残らせていまっているんです。

 で、わたしが、一番グッときてしまったのは、
 …というと、なんか、懺悔みたいな言い方になるけど、
 トリエラの存在はよかった。
 ジョゼを、単に優しくていい人だと思っている人は、それこそ、トリエラに「身勝手な大人」認定をうけますよ。

 ジョゼのわかりにくさは、「優しさ」に感情移入すればいいのか、
 「ジレンマ」に感情移入すればいいのかが、わかりにくい、ということがあるのだけれども、
 トリエラの存在は、ジョゼよりも、もっと明示的。
 トリエラ、は無垢な存在とはちょっと違うんだよね。
 「贈り物おくっておけば、保護者ヅラできるとでも思ってるのかしら」
 とか言っちゃう子。
 この子は、頭いい子なんだよね。


 4話目で、
 「わたしの許可なしに撃つな!」
 「だったら、わたしの条件付けを強化したらいいじゃないですか!」
 とかね。

 ジョゼは、単に「やさしい」だけの鈍感な男なんだけれども、
 トリエラ、はそういう「やさしさ」の発露そのものを、こばむんです。

 トリエラがいなかったら、わたしも「ガンスリンガーガール、きもい!」っていう言説にベタに賛同したんじゃないでしょうか。
 
 結局、自分の存在が人間なのか、道具なのか。
 そのジレンマに一番ダイレクトに直面しちゃうのが、トリエラ、なのですよね。
 トリエラは、やさしさ、みたいなものを向けられたときに、
 そのやさしさこそが欺瞞なんだ。最悪なんだ、お前らは本当に勝手なんだ、って。
 それを明示する存在でしょう。

 これをね、組織の「上」の人が、やさしさを否定するんだったらね、
 単にクソみたいな、気持ちの悪い感動話にしかならないんだよね。コレ。
 「おれはヘンリエッタたちを人間として扱うんだ!」とかって言って、ジョゼが反抗して、それで終わりでしょ。
 でも、そういうことを言うこと自体が、欺瞞で、
 むしろ、ヘンリエッタ自身とか、トリエラ自身にとって、そういう優しさが本気で迷惑であることがありうるわけだ。
 「だったら、わたしの条件付けを強化したらいいじゃないですか!」
 という台詞は露骨にそこらへん、わかりやすいでしょう。

 さらに、ややこしいのが、
 トリエラは、やさしさに対して「うざい」と思っている一方で、
 「優しさ+残酷なロボットとして使われる」というシステムにしがみつくことによって、
 自分の存在が成立することもまた、いやんなるほど、わかってる。
 これは確かコミックだと、5巻ぐらいで描かれていたと思うけど、
 確か「わたしには、これしかないんだ」的なことを言うんだよね。
 これは、もう、このガンスリンガーガールの設定そのものに対する明らかな批判的な意図を含んだ存在で、
 そういうものなんだよね。

■やさしさは、どうして正義じゃないのか。

 なんで、優しさが醜悪になりうるのか。
 まあ、それはあれだ…。

 一番わかり易いのは、マンガの『新宿スワン』とか読むとわかりやすいだろう。
 新宿スワンは、キャバ嬢とか、AV嬢とかをスカウトする、新宿のスカウトたちの話だが、ここでやり手のスカウトっていうのは、たいがいが、女の子に優しいのね。時には、スケコマシとか、ヒモに近い形で、風俗嬢の女の子たちに寄生している。
 女の子が、「もうわたし、風俗辞める…!耐えられない…!!!」とかって言い出すと、やり手のスカウト(≒場合によっては彼氏)が、「そっかー。辞めたかったらやめてもいいんだよ。でもな、お前、俺のために、もう少しだけ、今は、やめないでほしい。お前が、辞めたら、この後、おれはお前のこと全力で応援してやるよ。でもな、今だけ。今だけは…」とか、うまいことなだめてすかして言いくるめて馬鹿な女の子を、風俗に押し留めるのね。で、スカウトの連中は、女の子を風俗にハメたお金で食っていくっていう、まあ、下衆な話があるわけですよ。
 スカウトの連中っていうのは、まあ、自分たちが下衆であることは、自覚している。頭のわるい女の子を、風俗にハメて金をもらっている自分たちの「やさしさ」がいかに欺瞞にみちたものであるか、っていうのはもちろん、理解しているわけ。悪人である自覚があって、悪人なわけだ。

 一方で、ジョゼのやってることって、そういう風俗嬢のスカウトをやってる新宿のチンピラとかと、実態としては、実はぜんぜん代わりないわけですよ。違いは、「やさしさ」自体を、女の子たちを管理するための道具として使っているのか、本当に入れ込んでしまって「本当にやさしい」のか。
 自覚的に、計算高く優しくしてる奴らは自己欺瞞には陥っていないけど、救いようのない下衆。一方で、ベタに優しくしてしまっている人間は救いようのない下衆ではないかもしれないけれども、結果的には同じなんだから、自己欺瞞なんじゃないかっていう。

 結局、やさしかろうが、やさしくなかろうが、許されないことをしているのには変わりがない。
 そして、その「やさしさ」は、醜悪な免罪符になりうるわけで、そのことを自覚しないのはタダの馬鹿だと、私は思う。
 やさしくされるほうが、ハメられてしまっても、裏切りにくいし。やさしくされるほうが、苦しむことだってあるんだよね。

 じゃあ、だからと言って、優しくすることに一切価値がないかというとそういうわけでもなくて、
 つらい状況にいる人間に少しでも手を差し伸べようとすること自体はそれはそれで価値があるけれども、手を差し伸べること自体が、相手を苦しませるという逆効果を想定しながら、手を差し伸べるしかないわけで。

■トリエラ派が問題ないわけではなくて。

 で、この作品について「トリエラがいたから良かった」と言ったとしても、「要するに、トリエラは免罪符なんだろ」という批判もありうる。「トリエラのような存在がいるから、問題ない」…と言いながら、「結局、萌えている」という状態は成立しうる。
 実際、成立してるでしょう。
 わたしに対して「おまえこそ、そうなんじゃないか」って言われたら、それは実際に否定しづらい。わたしはトリエラみたいな屈折した状況のなかで、屈折をかかえながら生きている賢い人って、ベタに好きだし。それが、この作品のえげつない設定の上においてはじめて好きなのか、そうじゃないのか、自分で判別できないし、否定しづらい。「自分は問題ない」は言えない。
 「トリエラがいるからも問題ない」を、何の疑いもなくいってしまうことも「問題がありうる」。
 でも、もう、その種の萌えが何かの、醜悪な愛情でありうることを自覚しつつ、「でも、自分のなかには、そういう感情がある。決してほめられたものじゃないかもしれない」と言いながら、愛でる。
 そういうことしかないんじゃなかろうか、と思う。

■批判なのか、肯定なのか、極めてややこしい一品。

 オタクが、その「やさしさ」を自省することなく、ナルシスティックに受容できるようにもなっているっていう代物でありながら、同時にこれオタク系萌えシナリオの「やさしさ」を強力に批判してるものにも見える、そういうとんでもなく厄介な代物なのだ。

 たぶん、一番ありそうなのは、マーケット的な売り方を考えたら、露骨に「萌えシナリオ」で売る、っていうのを主軸にしたほうが、やっぱ売りやすい。だから萌えシナリオがくっついてるっていのが、あるんでしょう。…けれど、それを自分で批判してる(ように見える)。
 でも、結局、ウケ方としては、やっぱり、ベタに萌えシナリオに入り込んでる人けっこういるのは事実でしょう。

 だから、これ
 あんまシンプルに「よかった」とかは、すごく言い難い。
 あるいは、シンプルに良かったって、言っちゃってもいいけど、相手との関係性や、言うときの文脈が必要で、どういう意図なのかが、すごく問われやすい。
 シンプルに、よかった、と言わずに、これが何であるのか、を延々と書くことをいったん経由しないと、何かを言いにくいなあ、と。

 とにかく、こういうものがある、ということ自体は、わたしはとても豊かなことだと思ってる。
 ただ、これを受容する文脈のほうが問われる。
 ほんとうにそういうものだと思います。
 
 
 ペドと呼びたければ呼んでいただいてけっこう。
 でも、わたしは自分をペドだと思ってません。
 それを「おまえ、否認だろ」と言っていただいても結構。
 そう思いたければ思ってくださって結構。
 わたしにもわかりません。



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下記、補論
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■注意その1:~雑に褒めた場合の問題~「否認」:「自分は問題ない」

 問題は、この無駄な設定、がどんな文脈によって受容されるのか、ということだ。
 この設定を前提にして、「ヘンリエッタちゃんかわいい、はぁはぁ」とか言う人がいるなら、わたしはちょっとドン引きする。
 あるいは、「ヘンリエッタがかわいいから、いいと思ってるんじゃない」ということを、必死に「否認」することを通じて、これを肯定する人というのも、かなり困る。
 「否認」というのはオタクにはごくありがちだ。「アニメは××がかわいいからじゃなくて、物語として、十分すばらしいんだ!!」という主張は、オタクが陥りやすい。
 いやいや、やっぱり、キャラがかわいかったり、かっこよかったり、戦闘シーンがかっこよかったり、盛り上がったり、エンタメとしていいから見てるんですよ。物語「も」いいとは思ってるけど、物語「が」いいと思ってるからじゃないでしょ、っていう。
 そんな、すばらしい物語よみたいんなら、古典文学作品のいいものを探したほうが、ヒット率高いですよ。アニメの中にも、古典文学作品と並ぶものが出てきているのも事実だと思うけど、ヒット率は低い。エンタメとしては、古典文学より、遥かによくできてるけど。

 「否認」というのは、「実際には欲望しているものに対して、理由を摩り替えて<自分は問題がない>と思ってしまうこと」だ。「心理学防衛機制」とも呼ばれる。
 「否認」というのは、「あ、こいつ、いま、否認してるな」って思われると、本当にみっともない。で、この作品は、そういう「否認」機構を発動させるのに、もってこいの内容。
 だから、これは、むずかしい。

■注意その2:~雑にけなす場合~「否認」もかんたんだが、「おまえ、それは否認だろう」というのもかんたん

 さらにくそ面倒くさい問題がある。
 「否認」ってのは2ch的な批判(=なんだって、そりゃ批判しようと思えば批判はできるよね)をする上でも使いやすい概念になってる。無根拠な批判をするためには超使いやすい。「おまえのは否認」って何にでも使えるから、否認って、ほんとにめんどくさい。※3
 たとえば、「論点自体に賛同していない」ということと「否認」ということは紙一重になりがちだ。相手がこちらの論点そのものに賛同してくれない場合に、「おまえは否認してる」とかゴネて、相手の指摘をなかったことにしてしまう、というのは論争においてよくあるテクニックである。
 なので、「否認」も安易にできるんだけど、「おまえの、その反応は否認」っていう、批判もすごく安易にできる。論点が本当に問題として成立するのかどうかが曖昧な事態の場合は、「否認の批判」すらも難しい…
 だから、この作品を「おれは萌えてない」という人を安易に批判することすらも難しい…。実際、これ萌えなくたって、けっこう見られる内容なわけで、萌えシナリオに感動しているかどうか、は必ずしも論点にならなない。

1.ベタな萌え肯定 → だめ。ありえない。
2.萌えを否認しながらの肯定 → うそくさい
3.おまえ、否認してるだろ、って批判 → おまえ批判の意味わかってる?

 というどうどうめぐりになりうる。


●注意3:ベタ萌とネタ萌

 あともう一個、ネタ的に「オレ、萌えてるよw」と。ベタに「萌え…いや…これはガチ…恋……」みたいなことの違いもかぶせて話もできて、そこも含めての議論は…誰かたのんだ……。
 短く言うと、この作品だと、ネタ的に萌えることと、ベタに萌えることの差をどう文脈を形成すればいいのか困るし、「おれは、ネタ的だって」って、いいながら「ベタに」萌える、という半分冗談半分本気的な状況への処理とかも、結局問題にされるので、こまりもん。

●追記4:関連しそうな書籍・URLなど

*フェミニズム文脈

 本作のややこしさは、やはりフェミニズムの文脈に対して本作をどう位置づけ、応答するか、という問題にかかっています。っつーか、その話しかわたしは、ほぼしていませんね…。
 フェミニズムというのは、田嶋陽子的な「あたまのわるい」ものと、そうでないもの、があります。田嶋陽子のアレは、思想運動としてのフェミニズムの主流派ではありませんが、テレビ的な「わかりやすさ」だけが肥大化して、テレビで目立ってしまったというタイプの代表的な悪例です。
 フェミニズムにおけるもっとも、中心的な部分をぎゅっとしぼったもの、としては上野千鶴子『差異の政治学』がやはり、ここ30年ぐらいのフェミニズムのダイジェスト本としては優れていると思います。たとえば、この中に収録されている「複合差別論」は、ガンスリンガーガール的なものが、どうして、わたしがこれだけ長文を書かざるをえない構造になっているか、ということを、たぶん、わたしの文章よりも、はるかにわかりやすく伝えてくれるものになっっているでしょう。
 読みやすさ的にいえば、小倉千加子と上野千鶴子の対談本『ザ・フェミニズム』あたりのほうが、さらっと読めます。
  できれば、上野さんもクセが強いので、上野さんじゃない人でいい人がいるといい、とも思うのだけど…。斎藤美奈子とか、小倉千加子とかあたりになると、議論の水準にだいぶ不安感が……
 個人的には、上野さん以外で「これは!」と思ったのは、宮淑子さん。この人はもうちょっと読んでみたい。

*漫画表現論

 あと、フェミニズムとはまったく別の文脈で、漫画表現論、マンガ批評の新地平を切り開いた、ということで非常に注目を浴びた伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』の後半でも、本作の批評が展開されています。面白いんだけど、伊藤さんの中でもまだ、なんか悩んでいる感じが残る…。


*その他URL

2004年に書かれたもの
http://animanga.stakasaki.net/GunslingerGirl/comic_review.html
「身障者=不幸」図式が前提とされているのではないか、という問題はなるほど、な、と思った。「身障者=不幸」図式がよくない、という指摘自体は賛同するが、本作への指摘としてあてはまるかどうかはいささか疑問。身障者一般が不幸だとは思わないが、本作の少女たちは、たいがいに不幸だと思う。

2008年の藤本由香里評
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20080529/GunslingerGirl_asahi
 藤本由香里さんといえば、有名なマンガ批評の書き手の一人である。「藤本さんの書いた」ではなく、「朝日新聞に書かれていた」という主語になってしまうのは、ある種の朝日アンチ的な文脈なのだろうか。
 この短い字数、そして朝日新聞という読者のリテラシーの幅を想定した上でバランスのとれた紹介をすると考えると、非常にすぐれた仕事をしているとは思う。#原稿料もどうせ1万~2万ぐらいのしょぼい金額だろうから、その労力を考えると、頭が下がる。


なお、今度でる15巻で原作のほうは完結するらしい。完結したら、あらためて、何か述べたい。

 で、わたしは、ガンスリンガーガールが、そこそこ好きです。
 まあ、それは無理に否定したって、それはなんか、「否認」っぽくしかならないだろうと思うので、腹をくくって認めておきます。


※1 わたしは、むかしっから、「無垢なもの」と「残酷なもの」というとりあえせの話はすごい衝撃をうけやすいです。何も知らない子どもが、何も知らないことによって残酷なことをなしえてしまう、というのは何か非常におそろしい感じをうけます。他のメディアの作品でいえば『蝿の王』とか『City of God』とかね。

 無垢なもの、っていうのがある種の残酷さと簡単に結びつくっていうのはよくある話で。で、無垢だからこそ、何かが残酷になったときのパワーって、計り知れないものがある。残酷さを抑える仕組みがないからね。
 いやらしい老獪さとか、俗物的な小市民性みたいなものっていうのは、多くの場合、無垢な残酷さを抑えるために機能するわけです。だから、我々は俗物のいる世界のほうが、意外と居心地がよかったりするわけで、俗物っていうのは世界の安定性を形作るのに強力に貢献します。
 で、蝿の王、とかは、無垢さだけが強力に駆動してしまう恐怖の世界なんですよ。『無限のリヴァイアス』もそうだけど、無垢な人間だけで作られた社会がいかにこわいか、っていうことを示した話です。無垢な人間は、世界をしばしば思ってもなかったようないい方向に変えるきっかけもくれるけれども、思ってもなかったような残酷な方向に世界を変えてしまうきっかけももっているんです。それは、同じ事の裏表になっている。
 ガンスリンガーガール、はこうした残酷さをあきらかに描写していて
 「ごめんね」と言いながら、罪のない男の子を射殺してしまうヘンリエッタとかね。
 ヘンリエッタ、っていうのは、明らかにそういうもの。「無垢で残酷な装置」の象徴でしょう。
 ヘンリエッタは、そういう恐ろしいもの。
 まず、その描写から、この作品ははじまっている。

 しかし、にも関わらずそこに、「萌え」シナリオがかぶされている。かわいくて、かわいそうなヘンリエッタ。かわいくて、かわいそうなヘンリエッタが人を殺していく。
 そこにぞっとする。そういう話です。
 まあ、これはまず一つ、この作品の露骨にえげつないところでしょう。

 残酷なものが、同時に愛すべきものでもある、という表現自体は、実は昔からあるわけです。
 たとえば、手塚は『アドルフに告ぐ』のなかで、ヒトラーと愛人の話をけっこう情感を込めて描いているし、古いものをひっぱってくると、鬼子母神の物語、っていうのがこういう構造をしています。
 人の子を食い殺す鬼子母神は、実は自分の子どもがかわいくてかわいくて仕方がない、ピュアな母親としての側面ももっていた、という話ですね。
 ガンスリンガー・ガールは、それらの物語を、同様の構造をもっています。

  虐殺者ヒトラー + ピュアな夫としてのヒトラー
  虐殺者鬼子母神 + ピュアな母親としての鬼子母神
  虐殺者ヘンリエッタ + ピュアにジョゼを慕うヘンリエッタ

 こういう形で並べることができます。
 そのための、露悪趣味的なやり口があまりに、やり方がえげつないっていう、そこで批判が生じるのもわかるし、そこに否認問題やら、安易な否認批判やら、雑音が混じりやすい構造になってるっていうのもある。そこらへん、いろいろ面倒なんだけど。そういう問題はある。
 けど、やっぱり、ガンスリンガーガールは、ごく単純に、この構造によって、ひどくえげつない表現として強さを獲得していることは、まず実態としてあるだろうと思う。
 「萌え」に対するごく批判的な想像力としていい話でしょう。
 なお、人の子を食い殺していた鬼子母神の場合は、その後、お釈迦様から、「自分の子どもが死んだ時の哀しみを想像してごらん。それでも、おまえは、他人の子どもを食えるのかい?」と言われて悔い改め、その後、安産と子育ての神ということになる…という素朴なお話です。
 古代のほうが、こういう怖い話って多分、リアルにすっごい沢山あったぽい感じはある。「他人がどう思うか」とかを考えながら生きるスタイルは、近代のほうが強まったと思うので。

※2 整理すると、
 第一に、その作品がえげつない設定を作品内にもっているか、ということ。
 第二に、その「えげつなさ」をめぐる態度が、最低限の議論を尽くした上で、きちんと中立的に、宙吊りに描けているかどうかということ。
 その二点だ。


※3 むかし、わたしも、
 「きみ、それ否認だよね。君、それできてないよね。
  問題があることを無理に認めてないよね。
  弁が立つからって。弁が立つ人にありがちだよね」
 とか上司にいわれて、
 確かに、議論がかみあってないのは事実なんだけど、
 「おまえの論点自体が間違ってるっつーとんじゃい、それを<否認>認定するとか、貴様はアホか」
 と思ってムカッ腹がたった…そんなこともあった。

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 1163
サンキュー:

33

ネタバレ

ryoma5045 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一期と二期は別物

少女が政府に銃を持たされ悪と戦うという非現実的なストーリーで有りながら人間の細かい感情を良くあらわしていました。見ていくほどに引き込まれます。

キャラも他のアニメには見られないような魅力的なキャラがいます。

しかし、二期になると内容は全くの別物。キャラの性格も変わって見えます。しかし、一期のみで考えると綺麗にストーリーが完結している訳ではない・・・ジレンマですが評価は一期のみで行っています。

投稿 : 2015/09/19
閲覧 : 276
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人の内面に重点を置いて見ると良作品

BDプレイヤーを買ったので久しぶりに見直してみました。

非常に評価のしにくい作品であるが、救われないものを必死に救おうとする作品であるように思う。
設定はちょっと過激でテロ組織と戦うために編成された組織がテロと戦うために少女を使うという物
それも、不幸で心身に傷を負った少女を助けるという目的で、洗脳したり体を改造して義体担当官と呼ばれるご主人様の盾や武器となって戦う物語

そういう世界の中の少女たちの心と担当官の心を中心に描いているので、納得できないが引き込まれるといった感じです
特に少女の描き方や心の揺れ動きを細かく丁寧に描いているので、見方を変えると恋愛や師弟、親子関係としての物語として観る事が出来る

また音楽(OP,ED,BGM)がとても良い世界観を出している
子供が親に、恋人に振り向いてほしいと思う切なさや、慕ってくれる子の理想であり続けようとする担当官だったりと人と人の繋がりに重点を置いていて少女たちの心が浸みてくるといった感じです

イタリアという設定がとても素晴らしく作画も綺麗なので物語の設定以外は全部好きです
殺人という要素がなければもっと高評価だったことでしょう
(せめて攻殻機動隊のような戦闘なら良かったかも)

ーーーーここから初期のレビューーーーー
女の子を人型アンドロイドだと思ってみればそれなりに見られる作品。
人道的、倫理的に問題のある設定だと思う。
やっている事はテロリストや敵対勢力を暗殺することなので、女の子のガンアクションという他のタイトルと類似している部分がある。
しかしながら、その中にあって人の心を上手く表現していると思う。

少女たちを通して大人の闇の世界や、少女達の揺れる心を上手く表現しているところは見ていて感情移入することが出来る。
作品が本来持っている部分を上手にアニメにしたんじゃないかと思います。

続編もあるけれど、自分はこの初期作品が一番好きですね。

投稿 : 2015/08/20
閲覧 : 253
ネタバレ

単細胞 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一期は好き

深そうだけど、大して深くない。
そんな作品。

投稿 : 2015/03/24
閲覧 : 284
サンキュー:

0

ネタバレ

お湯掛けてメデューサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

(※ただのメモ感想です。あらすじ、設定等の解説を含みません)

想定していたよりもずっと優しい作品でした。

登場人物に、観ていて心地のよい優しい方が多いです。

アンジェの死や、エルザの心中や、リコの少年殺害などの展開は切ないですが、
それらの上で、垣間見える義体達の小さな幸せが引き立ちます。


二期もあるようです。
これからTSUTAYAへ行ってきます。

投稿 : 2015/03/10
閲覧 : 311
サンキュー:

4

ネタバレ

kun30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

1期はおもしろい。
ぜひ漫画での購読をオススメしたい。

投稿 : 2014/12/23
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

評価は良いのですが、、

この作品は別に誰に進められたとかではなく、なんとなく見てた感じだったのですが、、作品は凄く丁寧で舞台や組織、企画もすごく良かったと思います。ただ、正直アニメを見せる人は、見る人に何を伝えたいのか?と言う点だけが、少し考えてしまった。

作品は近未来、場所はヨーロッパはイタリアだったかな?
国の秘密結社で身体に障害や重体の15~6歳行くか行かないかの女の子の全身を擬態化・機械化をし、脳に薬剤で主人を決めて愛情にた錯覚を与護衛、盾と暗殺技術を仕込む。

しかし機械化された彼女達には様々な弊害も起こる。記憶の喪失、主人を守る為なら、味方でも的対行動しする。完全な身体ではない為、寿命もそれぞれ短い、そして何よりも彼女達は機械化する以前は誰もが例外なく暴力、強盗、殺されかけた被害者的な存在。

1人の女の子には1人のマスターがいるが関係性や接触行動は様々、兄と妹
主と道具、師匠と弟子、それぞれが色々な愛情をマスターに持っている。それれを利用して暗殺の兵器として使う。

うんちく~~
実際、身体の一部を機械化する技術はかなり進歩している。ただ一般の人にはなかなか、手に入る物でもないし、ましてや人以上になる事はないが、アメリカ等でも問題になっている。戦争有事の際、兵士が負傷した場合、即擬態化で復帰できるとしたら、それは戦力的な意味でも兵士にかかる費用も大幅な資金の削減になるため、研究と言う名目では有る程度注目を集めている
分野でもある。戦場では隊の30%が戦闘不能になると、全滅と同じになる
救護、手当、搬送これらを省く事は戦争では大きな課題でもある、
人は5%の怪我で大けが、10%で自力では助からない、20%以上では絶望的と考えられる。

投稿 : 2014/11/26
閲覧 : 407
サンキュー:

8

ネタバレ

じゅんpi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なんか

話の流れがはやすぎて
よくわからないまま終わってしまいました。

投稿 : 2014/11/22
閲覧 : 295
サンキュー:

0

ネタバレ

白ヤギ郵便 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

1クール目だけで良い

仄暗い雰囲気のアニメ。
政府から依頼された裏の仕事をこなす暗殺者として働く任務をこなす条件で
死に直面した少女に手術をして強化させます。

過酷な仕事を行うことで生まれる
少女と大人の男性(兄妹と呼ばれる2人で1ユニットとして行動する)
との心情の変化。
直前の死と引き換えに得た、生への渇望…など
テーマは重苦しいもので、色々と考える事が多いです。

1クール目は、その雰囲気が全面に出ていて好きな方にはオススメしますが
2クール目は、時間が開いたこともあって
声優、キャラデザイン等がらっと変わってしまい
気持ちが冷めてしまいました。。。

銃好き、妹好き、暗い話好きの方にはおすすめ。
鬱の時に見るのはオススメしませんw

投稿 : 2014/11/07
閲覧 : 230
サンキュー:

0

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女が表情も変えずに銃をガンガンぶっ放す

絵面的にはタイトルの通り。

内容は重くて鬱で濃厚。

ちゃらちゃらしたものがダメな人におすすめ。

投稿 : 2014/10/29
閲覧 : 267
サンキュー:

4

ネタバレ

Mar~す さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に来ます。

ゲーム屋でGUNSLINGER GIRLのゲームを買った時にDVD同封だったんですよ。
それで見ました。設定にガーン!と来ましたw
それで残りのゲームをアニメDVDの為に買いましたw
なんつ~か重い!
でも引き込まれるんですよw
キャラの設定がいいんでしょうかね?
感情移入しまくりで涙ポロリですよw
でも可愛い娘と戦いのギャップがありすぎて悲しいですね。

ラスト、星を見に行って歌うシーンは綺麗で幻想的です。
直後、悲しいシーンがありますがそのシーンですら幻想的です。

イチオシはトリエラですね。
ヒルシャーとのコンビは最高です!
この2人が好き過ぎて夢まで見ましたよw

投稿 : 2014/09/26
閲覧 : 236
サンキュー:

5

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GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]のストーリー・あらすじ

舞台は現代(もしくは近未来)のヨーロッパ。イタリアの公益法人「社会福祉公社」は、政府の汚い仕事を代わりに行っている。その中でも作戦2課では現在表向きは障害を抱えた子供達を引き取って福祉事業に従事させることで社会参加の機会を与える、という身障者支援事業を推進する組織という名目で、集めた子供達を「義体」と呼ばれる強力な身体能力を持つ肉体に改造し、薬物による洗脳を施した上で、政府の非合法活動に従事させていた。
また、この社会福祉公社と敵対する反政府活動組織は五共和国派(通称パダーニャ)は、北部同盟党首ウンベルト・ボッシが提唱する、北部8州と中部3州をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現する為に武力闘争を行っている。(TVアニメ動画『GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.mmv.co.jp/special/gs/gunslingergirl/www/1st/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/GUNSLINGER_GIRL
主題歌
≪OP≫the delgados『THE LIGHT BEFORE WE LAND』≪ED≫op.『DOPO IL SOGNO ~夢のあとに~』

声優・キャラクター

南里侑香、木内秀信、三橋加奈子、宮本充、仙台エリ、江原正士、小清水亜美、堀内賢雄、寺門仁美、井上倫宏、家中宏、中川里江、岩崎征実

スタッフ

原作:相田裕(メディアワークス『月刊コミック電撃大王』連載)、 監督:浅香守生、製作:中山晴喜、企画:片岡義朗/佐藤辰男/丸山正雄/松本慶明、企画協力:梅澤淳/亦野誠二、シリーズ構成:武上純希、キャラクターデザイン:阿部恒、美術監督:池田尚、カラーデザイン:角本百合子、撮影監督:宮田崇弘、音響演出:平光琢也、録音調整:小原吉男、音響効果:西村睦弘、演技事務:松田誠/野上祥子/木田昌美、音楽:佐橋俊彦、音楽プロデューサー:浅田裕之、プロデューサー:浜野貴敏/吉本聡/渡辺和哉/大井守、制作協力:後藤能孝/筆安一幸、宣伝:田村孔亮/丸山創、広報:正岡高子、音響制作:神南スタジオ

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