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「プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.7
感想・評価
3121
棚に入れた
15596
ランキング
50
★★★★☆ 4.0 (3121)
物語
4.3
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宇宙時代になっても変わらない

 原作は未読。
 ジャンルとしては宇宙SFの範疇に入る作品だが、巨大ロボットも異星人も登場せず、舞台も
太陽系内に留まるもので、近い将来に起こり得そうな内容。
 もっとも個人的には宇宙開発のペースは遅くなっている感があり、有人宇宙飛行から
アポロによる月着陸、そしてスペースシャトル辺りまでのスピード感なら、今頃は月に
居住施設があったり、ISSより大規模な宇宙ステーションができて、民間企業による活動などが
始まっていそうなものなのだが。。。
 そう考えると本作のような世界が現実になるのはまだまだ先なのかな。

 テクノーラ社という民間企業を主軸にストーリーが展開されるため、その内容は企業小説、
およびそれらを原作としたドラマや映画などを思わせるような内容で、お仕事もの側面が強い。
 企業内部の暗部的な部分も描かれるが、こういうところは現代の地球上も、近未来の宇宙も
そう変わらないものらしい。
 もっとも原作にしろ、本作にしろ、20年ぐらい前のものゆえか、コンプライアンスを
始めとする倫理道徳観や社会通念などは近未来が舞台なのにいささか古臭く感じられてしまう。

 原作者を同じくする「ヴィンランド・サガ」もそうだったが、本作にも社会的弱者に対する
慈愛のようなものが感じられるが、この辺は原作者の幸村 誠の思いなのかな、という気が。
 ただ、両作品とも安易な解決には至らず、思いは思いとして、現実を冷静に見るリアリスト的
側面も感じられる。

 中心となるのは星野 八郎太(以後、ハチマキと表記)と田名部 愛(以後、タナベと表記)の
二人で、ハチマキは主人公らしからぬ擦れた態度、一方のタナベは現実を知らない頭の中が
お花畑といった感じで、いずれも出だしこそ好感度が低かったのだが、一見醒めた風の
ハチマキの根底に熱いものが感じられたり、タナベの頑なまでのひたむきさが自体を
好転させたり、そしてハチマキとタナベが互いに良い影響を与えていくことで、それぞれが
変わっていくと同時に、二人の関係性が深まっていく過程を見るのも楽しかった。
 この辺の展開はラブコメの王道といったところだが、さすがに二人とも社会人としては
幼すぎで、このキャラ付けなら「宇宙飛行士訓練校の学生あたりにした方が
良かったのでは?」という感も。

 他のキャラもデブリ課の面々を始め、それなりに掘り下げられているキャラが多く、
群像劇までは行かないにもしろ、印象深いキャラが多々。
 メインの二人も含めて、多くのキャラが良い面悪い面の双方が描かれており、その辺が
キャラの生々しさを感じさせる。

 作風的にはシリアス要素とコメディ要素がバランス良く配分されているが、コメディ要素の
中に作品世界の本質があったり、以後のシリアス要素の伏線が入っていたりと結構気が抜けない
感も。
 前半は1話完結のショートストーリーが続くが、ここでゲストキャラだと思われたがキャラが
後半で再登場することも多く、ある意味後編への伏線にもなっているような。
 後半はフォン・ブラウン号の木星往還船開発計画を軸に、ハチマキの迷走・暴走やタナベとの
すれ違い、宇宙防衛戦線の暗躍など、マクロ的要素とミクロ的要素が入り混じった目が離せない
状態が続く。
 ハチマキの問題に関しては、人の繋がりという王道的な考えにより解決をみた感じだが、
宇宙という広大な世界ではよりこのことが意味を持ってくるという点で、良い結論だったかなと。

2022/09/19
2024/09/17 加筆・修正

投稿 : 2024/09/17
閲覧 : 200
サンキュー:

4

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「私が欲しいものは全部頂く」中々侮れない、ヒロインの田名部愛

全26話。前半と後半で作品のイメージがガラッと変わる。

前半はとりとめのない退屈な話しが多く、正直飽きる。
しかし、この作品の本質に迫る後半はぐっと面白くなる。


前半が微妙に感じるのは、主人公のハチマキと田名部が好きになれないからだと思う。

ハチマキは常に何かに苛ついていて、怒鳴り散らすだけの嫌な奴。
田名部は「愛が大事」が口癖だが、知識や思考が浅く、中身がない空っぽな奴。
二人とも好きになれる要素がない。

デブリの扱いがいい加減なのも、微妙に感じる一因。
作中、新たなデブリを「此れくらい、いいだろう」と故意に作ったりしていて、正直呆れた。
デブリは大きさ、軌道、速度が違うものが、ごちゃ混ぜで漂っている。
しかも、追跡不可能で回収困難な「小さな塗膜破片」レベルの物が、銃弾以上の破壊力を持って飛び回っている。デブリの脅威が全く分かっていない。


後半はハチマキが空間認識の精神障害に掛かる辺りから面白くなってくる。

ハチマキは明確な目標を見つけ、今までの態度を改めて脇目も振らず走り出す。
そして今度は、今までグデグデしたダメ男だったハチマキに置いていかれ(相手にされない)、田名部が焦り出す。

この二人の悩みや葛藤、自問自答する様子は中々に魅せてくれた。


一番印象に残ったのは、フォン・ブラウン号から脱出して遭難した、田名部とクレアの物語。

田名部は
「精神障害のハチマキを救ったのは自分」
との自負があったが、最悪のタイミングで
「ハチマキを救ったのはフォン・ブラウン号の存在」
であったと気付いてしまう。

酸素欠乏で苦しむ中での、自我の崩壊を招くような精神的ショック。
極限状態で田名部が下した決断は、余りにも悲しくて辛い。


それとこの作品のテーマの一つ。経済格差の拡大。

{netabare}
国際ルールは現在潤っている先進国が、自分たちが永久に勝ち続けるように作ってある。このルールに従っている限り、貧困国は永遠に負け続ける。

エルタニカ(南米の架空貧困国)が開発した宇宙服は、採用試験で露骨な妨害にあう。
そして最終的には、エルタニカの担当者が言い掛かりで逮捕され、試験に合格した宇宙服の採用は無かった事にされてしまう。

国際ルールを守って行動していても、先進国の既得権を脅かそうとすれば、不当逮捕と言う暴力で排除される。


状態が変わったのは貧困国の連合組織が、月面都市にフォン・ブラウン号を使って武力行使した時。
先進国の世界連合は初めて貧困国との対話に応じる。
結局は武力行使によって先進国を困った状況に追い込まないと、対話すら出来ない。

テロに対して「暴力ではなく対話を」などと言っている、世界連合自身が対話ではなく暴力を好んで使うという皮肉。
「テロ撲滅」と謳っている世界連合が、公然とエルタニカでテロ行為を行っているので始末に負えない。
{/netabare}


最後に、オープニングのデブリ課クルー紹介で、其々の求めているものが現されていて面白かった。

・星野八郎太
【背景は宇宙船(木星往還船?)】
自分の宇宙船が欲しい。
宇宙船で未知の探求をする。

・田名部愛
【背景は関わってきた人達】
自分の家族が欲しい。
安心出来るコミュニティを作る。

・フィー
【背景はトイボックス】
私のトイボックス。
会社所有だがトイボックスの船長である。
現状で満足しており、幸せ。

・ユーリ
【背景は地球の衛星軌道】
妻の遺品探し。
過去の呪縛に囚われて、自分を見失う。

同じ場所で同じように働いて生活しているのに、思いや目指しているものが全く違う。

投稿 : 2023/09/19
閲覧 : 246
サンキュー:

8

ネタバレ

かすけす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かったよ

ジャンル:未来SF、ヒューマンドラマ
全26話


なんかSF系アニメがみたいなぁと思い、あにこれβでも他サイトでも非常に評価が高かったのがこの作品を視聴したきっかけです。

序盤は正直この作品の評価が高い理由が全然わかりませんでした(スイマセン
なんかハチマキも田名部も言動が少しうざったいなぁと...
しかし終わりに近づくに連れて自分の評価が変わってきたのです!
極限状態の中でお互い支えあう姿、言葉・・・
ハチマキの自分自身の心の葛藤・・・
本当に心に響くシーンの連続で素晴らしかったです。
ラストも完璧にまとまっていてあんなに良い終わり方は他になかなか無いと思います。

ヒューマンドラマとしては一級品なのですが、やや盛り上がりに欠けたかなぁ。正直アニメを観ているという感じはしなかったですねε=(‐ω‐;;)

ちなみに自分のお気に入りキャラはフィーです!!!!1

投稿 : 2023/06/10
閲覧 : 323
サンキュー:

9

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

結局最後は「愛」なんです。

主人公のハチマキや仲間達が宇宙空間で、宇宙船の運行の危険となりうる
宇宙ゴミ(スペースデブリ)を回収することを
仕事として汗を流す姿が描かれて行きます。

2003年とかなり前の作品で、作画などは少々古いなってなりますけど
ストーリーは今なお先の未来で起こりえるテーマ、設定での話であって
十分新鮮に感じました。

序盤は宇宙開発の中でも日陰の職業であるデブリ課にあって
やる気いっぱいで入った新人タナベの成長物語かなって観てました。

全26話もあるので途中、繋ぎのようなグダグダな回もあるものの、
スペースデブリが問題となった事件につながるユーリの話は特に引き込まれました。

大気圏を目前の鬼気迫る描写が凄くて手に汗握っちゃいました。
今よりは宇宙船外へ出る事も普通の日常になっているような時代って
事なんでしょうけど、ひとたびトラブルが起きるとすぐに死が隣り合わせな環境なんだと思い知らされます。

中盤以降は
木星計画とテロの同時進行で一気に緊迫感ある展開に。

自分が一番ハラハラしたのはテロそのものよりも、月面での二人の女性の我をさらけだしてのぶつかり合いでした。
月面でのクレアを背をってのタナベの行動。
死を目前にした極限の状態の演出の凄みに目が離せなかったです。
直後は
え~~タナベどうなっちゃったの~~??ってなりましたけどね。

「愛」を振りかざしてたタナベの遺言書に言葉が続いてなかった事実。
本当の「愛」について考え悩み苦しんだからこそなのかな!?。
地上で頑張る姿が見れて良かった~~。

テロも失敗、というか捨て駒にされちゃったものの
ハキム、生きてましたね。

その独特で少し不思議な雰囲気(声優さんの実力なのかな)で
好きなキャラだったノノちゃん。

ルナリアンであるノノにとっては目に見えない国境線で争う人間そのものが不思議で小さなことに思えるのかも知れませんね。
宇宙にまで出て行って資源を奪い合い続ける不毛さを考えさせられます。

最終話での心が温かくなるような展開は
見届けて本当に幸せな気持ちになりました。

デブリ課の仲間達の粋な計らいが最高です。
宇宙船外での地球を、オーロラを眺めながらのプロポーズ。
こんなしりとり、素敵すぎて何度もリピートなんです。
人のプロポーズでこんなに嬉しい気持ちになるなんて・・

同時に流れる楽曲Hitomi - PLANETESも優しさに溢れてて泣けます。

今まで観てきたキャラ達、忍者や本当に誰だっけ?って
思うくらいの脇キャラまで次々と見せていく。そんな演出に
作り手のこの作品への「愛」を感じました。

ざっくりすぎてまとまらないけど、
大きな宇宙の広がりの中で孤独に生きるのではなくて
一人一人はちっぽけな個人だけど、それぞれが繋がって、繋がって大きな宇宙になる。
きっと愛ってそんな大きなものなのかな?なんて感じました。

澄みきった夜空を見上げつつ
Hitomi - PLANETESをイヤホンで聴きながらの散歩、良いです!

とても素敵な作品でした。

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 289
サンキュー:

26

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

たとえ宇宙でも、人の在り方は変わらない

2070年代 – 宇宙開発は人類のフロンティアを押し広げた一方、
宇宙はデブリ=衝突事故の残骸や廃棄物で溢れていた。
そのため宇宙開発企業にはデブリを回収する「デブリ科」があり、
大抵はゴミ拾いのお荷物部署ととして見下される。
デブリ科で働く主人公の星野八郎太("ハチマキ")は、新人の田辺愛と
先輩後輩として仕事をしていく中で、自分の目標や大切なものと向き合い始めていく。


めちゃくちゃ面白かった!
2022年1月からの再放送で初めて知ったが、もっと早く出会いたかった……
本作は1話見て衝撃が走るわけでも派手な魅力があるわけでもないが、
見進めるごとに作品への信頼感が高まっていくスルメタイプのアニメ。
攻殻機動隊もそうだが、全編通しての構成力が高い作品は得てして
このタイプが多いように感じる。


ハチマキと田辺含め、等身大で描かれるキャラクターのやりとりが
大変良かった。社会人にしては少々ガキくさい面もあるが、だからこそ
人間の完璧でない、カッコ悪く正直な部分が鮮明に伝わってくる。
特にフォンブラウン号の受験以降のハチマキは、目標へ突き進む覚悟(幼さ)と
人間関係を捨て真に孤独になることへの無自覚な恐怖が入り混じっており、
チェンシンやハキムとの不恰好なやりとりには心揺さぶられた。

加えて、本作は物理限界を超えたSF設定とは無縁の世界であり、
現代社会が到達可能な、あくまで工学的実現性を逸脱していない。
設定・展開は地に足ついたものであり、宇宙開発に付随する
社会問題は我々にとっても無視できない近しい未来として描かれる。
実際、本作で描かれた、先進国による宇宙資源の独占や途上国の
製造機器を相手にしない市場形態は違う形で既に起きている。

現実の科学と人間模様に則したリアリティ、創作物としての
フィクショナリティを丁寧に調和させており、人間味溢れる彼らの
行動と言葉を通して導かれる啓発的事実には確かな説得力がある。

上述した内的魅力に加えて、作画と音楽もかなり良い。
宇宙建造物や宇宙船を細部に至るまで完全に手書きで描き切り、
人や乗り物の動きから自然描写に至るまで一切隙がない。
キャラデザやタッチには古さが残るものの、今放送しても
間違いなく高クオリティな部類に入るはず。
挿入曲「PLANETES」の浄化性能は異常であり、流れるタイミングも完璧。

地に足ついた世界観、人間味溢れる等身大のキャラクター、
仕事への誇り、泥臭い感情のぶつかり合い、
宇宙へ懸ける思い、宇宙開発の光と陰、
単純なはずの個々の要素が基底となって形作る物語は
本作固有の充足感を確かに生み出しており、
名作と呼ぶにふさわしい作品だと思う。




余談:核融合炉の研究(興味ある方だけどうぞ)
{netabare}
フォンブラウン号の搭載エンジン「タンデムミラー」は、
核融合発電における発電様式の中の一種を指す。
核融合は太陽内部で起こっている反応で、海水があればほぼ発電可能。
石油を250L燃やすなら海水1Lに含まれる重水素・リチウムによる核融合で
同量のエネルギーが得られるほど、発電効果が高い。その上事故で放出する
放射線は少量で原発ほど壊滅的事故にならないため、安定して稼働できる。

ただし、核融合反応を起こす=人工的に太陽と同様の状態を作り
制御することと同義であり、当然ながら実現は非常に困難。
理論的に実現可能であることは数学的に証明されているが、
上記の稼働炉の耐熱性、維持コストの高さなどの問題で実用化には遠い。
現在もフランスのカダラッシュや日本だと筑波などで核融合炉の研究が
進んでおり、2075年にはフォンブラウン号のようにエンジンとして
実用化されているのかもしれない。

参考までに、筑波にあるタンデムミラー装置「GAMMA」の概略図が
以下のページにあるので、興味がある方は見てほしい。
21話、フォンブラウン号でハチマキやハキムが整備してた場所は
セントラル部に該当し、稼働時には太陽の表面温度
(約6000℃)を超えるプラズマで満たされる。
爆弾を仕掛けるためにハキムがセントラル部へ着くまでに
エンド部からアンカー部を抜けてきている描写があったりと、
初見時とはまた違った観点で作品を楽しめるはず。
https://www.prc.tsukuba.ac.jp/ja/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9E10%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81/
(URLが間違ってたため貼り替え)
{/netabare}

投稿 : 2022/08/06
閲覧 : 184
ネタバレ

お疲れさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SFお仕事アニメとして好き

起動エレベーターがある世界でのお仕事と日常が楽しい。

SFとしてのリアルさは微妙だし、感動ストーリーはべたで大げさな感じもあるけど、先輩後輩の関係から大切な関係になる展開と、最後のしりとりプロポーズは神。

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 224
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

You copy? I copy.

 全26話。気になる点もあったけど、まあまあ面白かったと思います。

 まず宇宙で働くときのリアルさとか、ファンタジー過ぎず近未来みたいで良かったです。作画もキレイです。
 次に名言が良い。ハチマキがうつになって、それを乗り越えるときの「痛みも悲しみも全部俺のものだ!」(うろ覚え)がぐっと来ました。あと最後にノノちゃんが言っていた「宇宙から見れば国境は見えない」(これもうろ覚え)というもの。後半テロリスト活動ありましたが、現代の争いが絶えない世界に対して突き刺さる言葉でした。
 で、気になった点。まず登場人物の精神年齢が低いような、、、デブリ課の人たちって社会人ですよね?これが中学生、高校生なら良かったんですが。涼宮ハルヒが面白いのはまだ社会的にあまり責任がない高校生がドタバタしてるから面白いのであって、社会人だと見ててちょっと、、、って思いますね。他にも忍者の人たちとか、親のコネの人とか、年齢的にきつい人たちが多いです。
 あとは恋愛描写が苦手です。これは個人の好みですが。ハチマキとタナベが結ばれるのはいいんですが、ハチマキの同期の人がちょっかいかけてきたりするのはあまり好きじゃないです。

 いろいろ気になりましたが、まあまあ面白かったと思います。監督と脚本の人がコードギアスと同じということで、そこでも感じた違和感が少しあった、というくらいです。あと今書いてるのはうろ覚えなので的外れなのも多いと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/10
閲覧 : 584
サンキュー:

19

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

5話くらいで断念→から再視聴。主人公2人に感情移入出来るかどうかかな

飽きちゃった。。
絵や声優や動きなど良いのに
なんかもったいないなぁ
バトル無くても別にいいけど
退屈と感じちゃった

と挫折しましたが、みなさんの評価が良いので再視聴
やっぱ長いなぁ

キャラはタナベ以外はいいけど
最後の宇宙飛行士とテロの急ハンドル

デブリを回収というお話は良いと思ったけど
宇宙の知識がある下請け零細企業ものって感じ
宇宙ものっていうと夢があるけど、実際なっても下請けは下請っていうなんか地味な感じ
多少テロもあったけど、だらだらしてるなぁという感じからの中学生のような恋愛ものであきれて
そこから宇宙飛行士受験編からの急展開は気持ちが切り替えられず

ドラマのリーガルハイでの『ポンコツ朝ドラヒロイン』って言葉のとおりのタナベ
入社したばっかのやつが理想ばっかでキンキン言ってたら宇宙じゃなくともフルボッコだと思うが。うざくて感情移入できなかった

原作4巻から引き伸ばしての26話と聞きましたが
後半の展開を見せたいなら原作であるのか知らないけど忍者の回で挫折した人は多いのでは。

これでNHK制作なら文句いった宇宙関連の方の心情も少しはわかるような気も

あとハチの弟の結構な高度飛ばすロケットを田舎とはいえ街中で実験してるのもひいたし
opの実験用猿と犬の絵も、宇宙飛行実験の歴史だけどひきました

んーもう観ないかな
作画はいいと思うしメカデザインもいいと思ったので残念

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 470
サンキュー:

4

ネタバレ

しろくま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

2075年の昭和アニメ

力が入って安定して高い作画、声優陣は有名ベテラン声優で固めて、専門的で難しく何言ってるかわからないマニアックな題材の内容、しかしストーリーは古臭く熱血一本槍で何とかなって行くぽい

キャラデザがジブリとかみたいな感じがして、安定して良いし自分は割とこの手のキャラデザは好きだけど、2075年の未来という感じがしない。声優もベテラン勢ばかりすぎて全体的に古臭い、昭和や平成初期のニオイ。ノリやセリフやキャラデザも、全体的に人間が昭和っぽく感じる。
映画の撮影中なのを女性が襲われてると勘違いして助けに入るとか...テンプレ忍者屋敷と外国人の忍者集団とか...ほんと古臭い!
2075年の未来です!っていう説得力を感じない。まだ、宇宙開発が活発だった世界線の1975年、とかの設定の方が自然で受け入れやすくて良かったと思う。

今NHKで放送してるから新しいアニメなのかと思ってググったら1999年からの漫画が原作でアニメは2003年からとか。古臭いというか20年以上前の実際古い作品なんだなあ

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 287
サンキュー:

4

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古きよき(?)昭和の(??)原風景(???)

『プラネテス』(ΠΛΑΝΗΤΕΣ, PLANETES)は、幸村誠による日本の漫画。また、それを原作にした谷口悟朗監督のテレビアニメ(wikipedia)

(しょっぱなから最終回に触れた内容になってますので、まだ未視聴の方はご注意を。)

{netabare}この作品の内容をかいつまんで説明すると、主人公の星野八郎太(ハチマチ)が後輩で若い女子の田名部愛(タナベ)となんやかんやありながらイイカンジになり孕ませた挙句自身はそのまま超長期(7年)の宇宙出張に出かけ、仕事をあきらめ身重の「嫁」となった彼女をそのまま自分ちの実家で姑やその家族と一緒に生活させるという今ならポリ〇レ案件まったなしの昭和的ハッピーエンドストーリー。

いやその解釈はいくらなんでも悪意ありすぎと言われるかもしれませんが、過去に自分が見たときはマジでそう思ったのです。プロポーズと最後の音楽自体は感動的だったのですが、このオチ自体はまるで戦時中みたいな感じがしてちょっと引きました。
当時の感覚としては少数派だったかもしれませんが、今だとどうなることやら。そういえば最近の再放送でこの作品の宇宙設定をめぐって一悶着あったみたいですけど、今度は逆の流れになりはしないかと心配でなりません。果たしてSNS界隈が最終回でどのような反応を示すのでありましょうか。

と、すごく根性悪いことばかり言ってますがアニメ自体としてはその「なんやかんや」の部分がメインなわけでして、まあそれなりに面白いことには違いありません。だからこそ自分もその後原作を買ったのですが……いやもうほんと別物です。
自分としては後から手に取った原作の方が面白かったので何でこんなに変えたんだよと正直最初は思ったわけですが、アニメがちゃんと原作の宣伝広告として働いたという意味でも谷口監督はちゃんと仕事をしたと言って良いのだと思います。

ちなみにその「なんやかんや」の内容自体はもうほとんど覚えてないので他の方のレビューをどうぞ。{/netabare}

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 315
サンキュー:

6

ネタバレ

SHU さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヒューマンドラマ

Eテレで隔週で見てましたが、続きが気になったので一気見。

SFという体をとっているものの、ヒューマンドラマでしたね。特に後半は、壮大な星野八郎太の成長物語って印象でした。何か大事を成すには我儘に、1人にならなければならない。しかし、彼は最後にそうではないことに気付きます。これは現実でも同じではないでしょうか。

ユーリのエピソードなどもとても緻密で感動する話が多くて、クオリティが非常に高い作品でした。メッセージ性のある作品は最高です。

投稿 : 2022/02/05
閲覧 : 348
サンキュー:

5

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

タイトルなし

3[

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 236
サンキュー:

0

ネタバレ

友利奈緒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛なんだよな

面白い。瞬間の切り取りがすごくうまくて、一つの動作が自然に表現されている。1話ずつに山場があって無茶苦茶見やすかったからあっという間に終わっていた。内容は、デブリと呼ばれる宇宙のごみを回収するデブリ屋の物語。
田名部は最初ドジっ子キャラだと思っていたけど、話が進むにつれて素直でまっすぐなところがどんどんでてきて気づいたら好きになっている。
そうだ、俺は初めから田名部に惚れていたのかもしれない。
話としては7話のノノちゃんと、10話のユーリの話は特に感動した。泣いた。号泣した。
ああ、アニメって最高だなって思える。俺とアニメは繋がっているんだ。
愛という絆で。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 373
サンキュー:

9

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

でも愛しあうことだけがどうしてもやめられない

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 247
サンキュー:

1

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この最終回を観るためだけに

最終回のとあるシーン。バックで流れる黒石ひとみさんの曲。
とにかくこのシーンのためだけに、
一連のストーリーがあったとさえ思えるほど。

最初は、10年以上前に観ました。
途中の話は全然覚えていないのですが、
最終回の感動だけは、ずっと心に残っていました。

今回、もう一度観る機会がありました。
正直、宇宙物とは言え、日常を描いたものなので、
話は地味ですし、途中、中だるみ的で微妙な話も多いのですが、
それでもやっぱり最終回をもう一度観たくて観続けてしまいます。

投稿 : 2021/08/16
閲覧 : 568
サンキュー:

12

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どこまでもまっすぐでバカで愛おしい

ほんとうに、ほんとうに最高でした!色々とご都合主義なところや気になるところはあります。しかし、そんなことどうでも良くなるくらいにハチマキに、タナベに、みんなに心を動かされてしまう。そんな作品でした。最終話のプロポーズの仕掛けにはキャラに感情が乗りすぎて嬉しさのあまり、感動のあまり大号泣してしまいました。もっと早くこの作品に出会いたかった。間違いなくこれからの私の人生のバイブルになっていく作品でしょう。

95/100点

投稿 : 2021/02/28
閲覧 : 309
サンキュー:

8

ネタバレ

アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニオタ関係なく絶対見るべきアニメ

言わずもがな最高傑作のアニメ。高校の教師が人生を変えたとか言ってたから、留学中に徹夜してみたけど、なんだろう人性に影響を与えるアニメってこういうアニメを言うのだなと、誇張していってるかもしれないけど、出てくる全員キャラがしっかり設定されていて、ストーリーも全部考えさせられる。深いアニメだ、これは評価しないわけにはいかない

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 553
サンキュー:

6

ネタバレ

あいうえお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作

{netabare}しりとり{/netabare}

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 388
サンキュー:

1

ネタバレ

Y.s さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良作

この作品は後半からどんどん面白くなっていく作品。初めの3話までは多くの人が途中で見るのをやめようと考えるだろう。恐らく登場人物が好きになれないことが大きく占めていると考えられる。その部分は私も感じたことだ。しかし、そこを我慢して最後まで見て欲しい。前半とのギャップで好きになれなかった人物達もより好きになるだろう。実際、私は初め1番好きになれなかった人物は最後には1番好きな人物になった。見終わってみて、間違いなくこの作品は名作だろうと誰もが思うに違いない。

投稿 : 2020/03/25
閲覧 : 304
サンキュー:

5

ネタバレ

夏候仁 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初は敬遠していたが。。。

アニメを見た瞬間、あちょっとダメかも。と思ったけど、見ていくうちにそれがどんどんとなくなり、あっという間に最後まで見てしまった作品。
そしてストーリーもよく何度でも見たい作品になりました。
コメディというよりは真面目な方の作品ではありますが、好きな作品です。

投稿 : 2020/02/26
閲覧 : 318
サンキュー:

4

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USB_DAC さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

耐えながら観た先で得られた充実感

物語:
SF作品にありがちな派手な戦闘描写や兵器類などは一切登場せず、
リアルな近未来を描く作品。いつか自分の宇宙船を手に入れること
を夢見るスペースデブリ回収業の社員こと星野八郎太改めハチマキ。
新たに配属されたタナベとの関わりで、愛や夢、そして自身の思い
を見つめ直し共に成長していく物語。宇宙開発に伴う社会的な問題
や深い闇、人間の深層心理など、改めて考えさせられるものがある。

必要不可欠な末端の仕事というものに着目し、現実と対比すること
でより共感を覚え興味を抱く。また開発の裏に潜む闇の部分を描く
ことで、開発と欲に突っ走る現代社会に警笛を鳴らし、それを一般
民衆に知らしめた意義は非常に大きいと思う。

そして様々な人種が入り交じり、ごく普通に会話し共に暮らす社会
は理想的な未来の姿でもある。

作画:
時代を感じさせる映像だが、近未来のリアリティは未だに失なわれ
ていない。主人公たちの容姿は特に魅力的とは言えないが、人種や
キャラの違いもはっきりとした仕上がりで、現代でも充分通用する
作り込みだと思う。動きも極自然で違和感は無い。

声優:
ハチマキ役の田中一成さん。若さは感じるが常に一本調子で台詞も
聞き取り辛い部分があったのは残念。その他のキャラとのマッチン
グに違和感は強く感じない。

音楽:
酒井ミキオ氏が歌うOPとED。流石に今聴くと古臭さを感じてし
まう。お世辞にも歌は上手いとは言えない。物語を知らず、そのま
ま聴けばSF作品の曲だとはあまり想像出来ない。ただ日常的な爽
やかなイメージが漂い、印象は決して悪くない。

キャラ:
漫画版でもそうだがフィー・カーマイケルの存在感が圧倒的にいい。
しかし何故メインキャラはあんなにも騒がしい設定なのだろう。鬱
陶しいのは少数の脇役だけで充分。いちいち怒ったり叫ぶシーンが
あまりに多く、序盤はかなり不快感が残った。人間らしいといえば
そうなのだろうが、社会人の描写としては少々疑問が残る。


[感想]

飛んでいる弾丸とも言われるスペースデブリ。その軌道は当然一定
では無く、大型(10センチ以上)の物の動きをシステムに登録し、
その軌道を回避することで衛星の周回は保たれ、破壊から守られて
いる。未だ国際レベルでのデブリの回収は実行されず、漸く数年前
にベンチャー企業による計画が発表された段階。そして昨年、ある
企業が網による小型衛星の捕獲に初めて成功したとのこと。

一つの衛星を上げればそれ以上の廃棄物を宇宙に残してしまう現実。
このままこの問題を野放しにすれば、いずれ地球の周回は難しくな
るという国際レベルで解決を急ぐ問題でもある。関わりや関心が無
ければ一生知り得なかったこの事実を、広く認識させたことについ
ては大いに評価すべき内容だし、また貴重な作品でもあると思う。

大きな開発には一定の犠牲が伴うもの。それでも人類は自身の進歩
の為にその手を止めることは無い。自らをエゴイストと語るロック
スミス。非道ともいえるその人物を通し、仲間の犠牲を受け止めな
がらも邪魔なものを切り捨て、それでも前に進まざるを得ない人類
の野心と悲しい性が濃く描かれている様な気がする。

テロ組織のリーダーであるハキムの活動背景にある貧困問題。技術
がいくら進歩しようとも格差という根幹は全く変わらない。開発国
だけが資源を食い漁り、枯渇すればまた新たな場所を探し回る。そ
して、その利益は決して隅々には行き渡らない。まさに現代社会の
縮図を映している様にも思える。実際テロ活動の根源の一つにそれ
がある限り、今後も決して無くなることはない根深い問題だと思う。

一人で生きていくと粋がっては藻掻き苦しみ、絶対に芯を曲げずに
愛を語るヒロインによって、それは全て間違いだと気付き救われる。
再会後に明るくタナベに連絡を取るハチマキ。そして懸命にリハビ
リを続け涙する彼女を見ると、やはり目頭が熱くなってしまう。

原作者の幸村誠さんが問う「なぜ生きるのか」。アリストテレスや
パスカルなど多くの哲学者が「幸せになること」と答える。夢を追
いかける為に人は生きる。そして、それを導くには「愛」というも
のが絶対に必要なのかも知れない。この作品で描かれているそれら
のことが、きっと氏の求める答えなのだろうと思った。


[唯一釈然としない部分]

2070年、高度な宇宙技術が存在する世界。例え宇宙デブリの回
収という末端の業務とはいえ、一応先端技術を担う企業のはず。な
のに社員教育や採用選定がまさしく小規模企業のそれで不思議で仕
方ない。一般入社だろうが何だろうが、こんなにも直ぐ熱くなって
は協調性を乱し、一方的で縦社会への配慮が著しく欠如した若者を、
いきなり宇宙飛行士に採用するなんてことが有り得るのだろうか。

また性処理や初歩的とも言える理念への問いかけなど、そもそも入
社前の研修等でしっかりと教え込むべき問題だと思うが。恐らくこ
のタナベの未熟さと成長も描きたかったのだろうが、あまりに非現
実的で幼稚な初期設定にはやはり疑問符が付く。序盤は特に鬱陶し
くて苦痛でしかなかった。終盤は充分魅力的な人物として描かれて
いただけに、そのことはとても残念に思う。



2クール分の全26話。ちょっと長く不満も一部あるが、見る価値
は非常に高い作品。未だ見視聴でお悩みの方、是非お勧めします。



以上、長文拝読頂きありがとうございました。


2019.11.15 誤字修正

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 367
サンキュー:

26

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nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の宇宙アニメ

全話面白い、ギャグ、SF、コメディ、シリアスとバランスがちょうどいい感じ
ちょっと後半が重いんだけどやっぱ面白くて繰り返し見ちゃうのよね
あとまだ見れるのかな、当時ネットで公開されていた「裏ネテス」ってスタッフコメンタリーラジオが最高に好きだった
監督、脚本の人が出てくるスタッフコメンタリーの走りだったんじゃないかと思うんけどもっと増えてほしいなスタッフコメンタリー

好きなシーンが多すぎて困るけど一番好きな話は11話「バウンダリーライン」
「カリガーン、アロンゾ、システロ、モーロッグル、デブラ、フルムチ、ツムタン、ジルヴァン、ゴロゴロ、ラキン、ニルパ、ポルムル、ロック、ウラガキ、スンヌ、ルシバ、ヌルガーン、ロペヌ、クレア・ロンド」

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 333
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3

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じゃんが さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

加速度的に面白くなっていく

正直、始めの方はあまり面白いとはおもえなかった。現にこの作品を見ることは、2度挫折していた。

しかし、田辺とハチマキが付き合うところから話が急激に動き出し急激に面白くなっていった。

この作品は、すべての人間に欠点があるように作られている。だからこそキャラクターに魅力を感じるのだと思う。特にハチマキの自分の価値を見出すために苦悩しているところはとても魅力的だった。

投稿 : 2019/08/20
閲覧 : 315
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4

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nan-nan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

名作って聞いたけど…。

名作と聞き、ランキング上位なので期待して観たのですが、私の心には響かなかったですね(^_^;)
「人生が分かる」とか書かれていましたけれど、コレで人生が分かったら誰も苦労しないよ!状態でした…。
観るジャンルを完全に間違えましたねΣ(゚д゚lll)ガーン

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 354
サンキュー:

3

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ももも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作の全4巻のストーリーやテーマを26話に伸ばすのは無理があった

原作を先に、アニメを後で見ました。
何話にも及ぶ自分の影との対話、告白シーンなど演出上のパーツはそのまま再現しているのですが、時系列の入れ替え、全体を伸ばして埋めた分のオリジナルストーリーによって、個人的には骨の部分が別物になっていると感じました。(それが悪いと言うわけでは無いです)

原作は不定期連載の漫画だったそうで、漫画という媒体の特徴でもあると思うのですが、作者が伝えたいことだけを上手く切り取ってその回の話とし、コマに起こしています。
対してアニメでは、一貫性のある26話2クールの作品として成立させる必要があります。
このメディアの特徴の違いが、作品に顕著に影響を与えてしまったと思いました。

前述しましたが不定期連載の原作では尺とか気にせず「テーマ」を中心に書いており、最終話ではハチが観念的な事を呟いて終わります。
これが何ともいえないふわっとした大きな余韻を持たせるのですが、アニメではアニメ的な落ちを付けた結果、原作とは違い、キャラクターの話になっているように思いました。
それはそれで感動しましたけどね。

別物が悪いわけではないと書きましたが一点だけ、忍者などのいかにもなアニメオリジナル要素、変に社会派を気取ったようなテロ組織のオリジナル展開(原作ではただの1事件で、さらっと終わります)。これはハッキリダメだったと言いたい(´・ω・`)

投稿 : 2018/12/02
閲覧 : 388
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4

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

信じることさ、必ず最後に愛は勝つ。

詳細は公式でも。
http://www.planet-es.net/

2075年以降のお話です。
宇宙のゴミ(スペースデブリ)を回収する業者
「デブリ課」に勤務するハチマキと、新人の
田名部愛(タナベ)を中心とした宇宙のお仕事&
恋愛ストーリーです。

いろいろな進化の具合とか、かなりよく考えられて
ストーリーの展開も面白く楽しめました。
宇宙のエネルギー資源を先進国(連合)が独占
開発して、途上国は飢餓で苦しんでいるというのも
それなりにリアリティもあり、企業(および連合)の
エゴやお偉いがたの保身、社内でのマウンティング
というのも実に上手に描かれています。

作画も2003年の作品とは思えないほど洗練されて、
いま放送されていても遜色がないという印象です。

ただ、多くのレビューアーさんが指摘されている
ように、主人公のハチマキ&ヒロインのタナベが
どうにもおかしな性格をしているのが…

ハチマキに関しては、正義感の強い元気なキャラが
フォン・ブラウン号のエンジンを見て、乗務員試験を
受けることを決めたころからおかしくなります。
せっかく付き合いだしたタナベを遠ざけるようになり、
自分勝手な振る舞いをし出し、ついにテクノーラ社を
辞めてしまうという。そして、宇宙防衛戦線のテロ後は
夢遊病者のようになります。

タナベは真面目で仕事熱心な新人デブリ屋という
感じの序盤・中盤でしたが、だんだん「愛」を語る
シスターのような思想家みたいになってしまいます。
すべてのことは「愛」があれば、すべて解決するという
ちょっと何言ってるかよくわからない状態となり、
テロに参加したクレアを助け、自分は下半身に障害が
残るということになってしまいます。

このようにメインキャラ2人がおかしなことになって
いるので、そこだけが残念…というか、主役が
こんなだと、どうしても全体の印象が悪くなって
しまうのは仕方ないかなと。

周囲を固めるキャラが魅力的に描かれていて、
ストーリーもよく考えられているだけに、ちょっと
残念に感じてしまう作品でした。

投稿 : 2018/07/30
閲覧 : 488
サンキュー:

4

ネタバレ

@ねみゅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

過大評価だと感じた

○舞台や世界観はおもしろい
 宇宙開発によるスペースデブリに焦点を当てながら宇宙で暮らす人々を描く設定は非常にリアリティがあり面白い設定だと思った。そのデブリを回収する必要性や宇宙開発そのものの是非をよく考えさせられた点はさすがNHKだと思う。

○キャラ設定
 このアニメが過大評価だと思う最大の理由が「敵の方が正論を振りかざしていること」に他ならない。主人公は紆余曲折しながらもその実は超がつくほど浅い考えを繰り返しわがままを突き通そうとしながら結局「みんな繋がってるんだ」なんていうありきたりな結論で自分の暴走を省みずいいように収まった感じをつくりだそうとしているが、やったことは自分勝手でしかない。
 また、ヒロインもヒロインで「愛」なんていうものを終始乱用するだけ乱用してまったく深みもくそもないまま私は分かってます感をだして終わり。一体なにをどうしたかったのかがまったく不明。宇宙に来た理由も主人公を好きになった理由も何もかもが浅すぎて世界観をぶち壊した。
 その主人公やヒロインの浅すぎる考えによりさらに引き立ったのが、敵役の宇宙防衛戦線組のハキムやクレアの主張。手段は褒められたもんじゃないが「国際的格差」「宇宙開発は先進国同士のみが利益を享受する」といった内容は確かにそうだと納得できる。現在も紛争を行っているような地域がこれから先、宇宙にたどり着くのはいつになるのか。その前に既に宇宙で研究をしている先進国が先進国同士で協定なり条約なりを結んで早い者勝ちを狙うのはゆうに想像できる。主義主張が全うなだけに主人公側が不釣合いで悪目立ちする形となった。せめて、主人公かヒロインのどちらかが宇宙防衛戦線の考えに心揺らぐシーンでもあればまだよかったが、お互いがお互いの主張をドッジボールみたいに投げつけるだけ投げつけた結果があれ。

○そもそもデブリ屋はどこにいったのか
 物語はデブリを中心に行っていくかと思いきや、結局①デブリ屋②木星③宇宙防衛戦線がバラバラで動いてバラバラなまま終結した。物語の結末にしては何の達成感もなくハッピーエンドにしたてようとしたわりには後味が悪すぎる。

○結局のところは
 ここのサイトの評価は高すぎる。過大評価といわざるを得ない。もっと主人公とヒロインがまともであれば評価は妥当となるだろうが現状ではありえない。題材が面白いだけに非常にもったいない。

投稿 : 2018/02/27
閲覧 : 517
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3

ネタバレ

ちよすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最初は断念したけど・・・

最初観た時は1話目の途中で切ってしまい、それから3年くらい放置していました。
切った理由は、主人公とヒロインの性格。
主人公=ワーワーガーガー怒鳴っててうるさい。
ヒロイン=愛だの正義だのを振りかざす。

しかし、あにこれの評価も高いままでとりあえずがんばって最後まで観てみようと思いました。
作画はいまのアニメに比べたら古臭い感もありますが、アニメっぽさが必要ない分、逆に良かったと思います。
3話程度まではうーんという感じでしたが、4話あたりから次第に引き込まれて面白くなってきます。
この作品がヒューマンドラマといわれているように、登場人物の人間模様、心理描写が丁寧に描かれており、また途中で飽きるような内容ではありません。

主人公たちの性格にも慣れたのか、逆に物語に合っていたことに気付いたのか、むしろ好きになりました。
個人的にはフィーがかなりカッコいい!

観終わった時に感じる余韻はなんとも言えないくらい素晴らしいものでした。

投稿 : 2018/01/02
閲覧 : 323
サンキュー:

7

ネタバレ

ライムストーン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分自身のありかたを考えさせられる作品

こんな未来があったらというより、宇宙飛行士の「仕事」にかかわる人たちのドキュメンタリーな感じがする。ノノちゃんの考え方を初めて聞いたとき感動して泣きましたw考え方を変えただけで物の見方って180度変わるんだなって思えました。自分の人生にプラスになれる本当にいい作品だと思います。

投稿 : 2017/11/05
閲覧 : 231
サンキュー:

1

ネタバレ

でんのこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

壮絶なヒューマンドラマの先に、、

「ID-0」が始まるので同じ谷口作品で宇宙ものであるこの作品を鑑賞。
今まで何度か視聴を勧められたが、少し昔の作品であるため、躊躇していたが、
すんんばらすぃーー!
作画も何年前あれ?綺麗すぎて、精巧すぎて今期のアニメっていっても驚かないレベル。
そして、ここ数年ではないタイプの神アニメだった!!!
ただ、個人的に終盤の展開がイマイチ、というか悲しい。最後まで楽しい感じで終わって欲しかった。

物語は先進国と発展途上国の貧富の差や、紛争の問題に収束して、どういうエンディングで終わるかなーって、思ってたけど、、、
ラスト、ルナリアンのノノは何も知らないけど、何も知らないからこそ、物事の本質が見えて、国境が実質的には存在しないことをハキムに教えるシーンは感動した!!!

p.s.しりとりの必勝法を知りたいならプラネテスを見るべきです。

投稿 : 2017/04/12
閲覧 : 203
サンキュー:

9

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プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣのストーリー・あらすじ

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。
毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。
主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。(TVアニメ動画『プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.planet-es.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%B9
主題歌
≪OP≫酒井ミキオ『Dive in the Sky』≪ED≫酒井ミキオ『Wonderful Life』

声優・キャラクター

田中一成、ゆきのさつき、折笠愛、子安武人、岡田吉弘、後藤哲夫、伊藤舞子、加門良、渡辺久美子、檜山修之、倉田雅世、若本規夫、小林恭治

スタッフ

原作:幸村誠、 監督:谷口悟朗、脚本:大河内一楼、企画:内田健二/上埜芳被/松本寿子、コンセプトデザイン・設定考証:小倉信也、キャラクターデザイン:千羽由利子、メカニカルデザイン:高倉武史/中谷誠一、美術監督:池田繁美、色彩設計:横山さよ子、撮影監督:大矢創太、編集:森田清次、音響監督:浦上靖夫、音楽:中川幸太郎、プロデューサー:河口佳高/湯川淳/植原智幸

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