ろくでなしＢＬＵＥＳ（アニメ映画）の感想/評価、レビュー一覧【あにこれβ】

「ろくでなしＢＬＵＥＳ（アニメ映画）」

総合得点

計測不能

感想・評価

3件

棚に入れた

31人

ランキング

7902位

てとてと さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

不良アニメの中では義侠寄りで適度にコミカルな快作

「今日から俺は！」「ビーバップハイスクール」「HARELUYA II BØY」等と並ぶ、不良漫画原作アニメ。
劇場版で1作目が30分、2作目が85分。(2作目も併せてレビュー)

【良い点】
不良のケンカと、コミカルで楽しい学園コメディーのバランスが良い。
敵の不良も卑劣で不愉快な奴はあんまりおらず、それでいて勧善懲悪はしっかりしている。
2作どちらもライバルと殴り合って友情結ぶので、殺伐さよりも爽やかさが勝る。

舎弟や友人や恋人から慕われる主人公・前田太尊の魅力が高い。
太尊は不良というより義侠心溢れる昭和末期の男前な感じ、キャラデザと声(堀秀行氏)からして「魁！男塾」の剣桃太郎ぽい。
彼を中心に不良グループの雰囲気が良い。
不良漫画他作品の主人公たちが軒並み群れないのに比べ、本作はコミュニティー全体で不良の持ち味？出している。

他キャラも魅力的。
小物なお調子者小兵二がコミカルだったり、舎弟たちも男気見せたり。
奥ゆかしい昭和的ヒロインな千秋ちゃんも可愛い。
ケンカを止めようとする優しさ、人質に取られ足手纏い？と思いきや、自ら髪を切って覚悟を示す気高きヒロイン。
嫌味な教師もいるがコミカルで不快感控え目。

ろくでなしBLUES 1993の修学旅行編も面白かった。
不良たちの修学旅行なドタバタ感が良い。
大分飛ばされてはいるが新キャラの魅力も高い。
85分で前田兄弟のホームドラマ、前作から合わせてボクサー目指す太尊の夢もしっかり描かれる。
夢と実家の都合に葛藤する弟が、兄の前で成長していくドラマが良い。

ケンカは地味だが異種格闘物要素が渋い。
豪華声優陣。

【悪い点】
長編な原作の極一部しか描かれない。
善戦はしているが各キャラ持ち味発揮には尺が足りない。

太尊はかっこいいが、他不良主人公に比べると地味な印象。

【総合評価】7点
総計115分程度と短いので、不良アニメの入門としては良さげ。
評価はとても良い寄りの「良い」

投稿 : 2022/05/04

閲覧 : 149

サンキュー：

ｄｂｍａｎ さんの感想・評価

3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

投稿 : 2018/12/07

閲覧 : 122

きききき さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

投稿 : 2018/06/18

閲覧 : 120

ろくでなしＢＬＵＥＳのストーリー・あらすじ

漫画家・森田まさのりの同題学園コミックをアニメ化した劇場版で「東映アニメフェア」の一本として上映された。主人公の前田太尊(たいそん)は堀秀行が演じている。帝拳高校の番長・前田太尊にライバル意識を燃やす同じ学校の中田小兵二。彼はつい南鉄高校の反町に自分が太尊だとウソをつき、反町を怒らせてしまう。そんな反町の殴りこみに困り果てた小兵二は、舎弟の弘之たちに太尊を呼びに行かせる。小兵二は不治の病なので最期に一花咲かせたいという弘之らの出まかせを信用した太尊は反町を撃退。だがそんな様子を生活指導の教師・井岡に見られ、太尊は停学処分に……。本作は東映アニメーション(当時は東映動画)が制作。監督は古参の演出家・吉沢孝男、作画監督は劇場アニメ版『G.I.JOE』の八島善孝らがそれぞれ担当した。（アニメ映画『ろくでなしＢＬＵＥＳ』のwikipedia・公式サイト等参照）

放送時期・公式基本情報