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「SUBMARINE SUPER 99-サブマリンスーパー99(TVアニメ動画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
25
ランキング
7902
★★★★☆ 3.4 (6)
物語
3.1
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.1
キャラ
3.3

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SUBMARINE SUPER 99の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

松本零士の潜水艦海洋バトル浪漫

海底の悪の帝国を相手に、主人公らが潜水艦で立ち向かう。全13話。

【良い点】
宇宙戦艦ヤマトの海洋版と思いきや、冒険活劇寄り。
未知の海底に挑んでいくハラハラ感、未熟な主人公の成長、敵内部や第三勢力の海底人たちのドラマが絡みながら進行していく。
ストーリーは悪の海洋帝国に立ち向かう王道だが攫われた身内救出すべく内部侵入して立ち回ったり、帝国に搾取されている海底人たちの思惑や交流など、分かり易くも無駄の無い展開で飽きさせない。
終始諸悪の根源がヘル総統一人なのも分かり易い。1クール見やすく綺麗に纏まっている。
海を汚染してはいけない、未来に向けての希望などのテーマも良い。
ナレーションの煽りも大いに盛り上がる。

潜水艦バトルのミリタリー感が溜らない。
潜水艦ならではの攻防や駆け引きが熱い。沈黙の艦隊ほど専門的ではないが、申し分ない。
敵味方のドラマや主人公の成長や交流も交えているのもバトルが盛り上がる。
潜水艦戦だけでなく、海流トラップからのダメコンなど戦闘以外のピンチや見せ場もある。
潜水艦以外でもススムの九九式ライフルがいぶし銀な活躍を見せる。

キャラクターは宇宙戦艦ヤマトと似たキャラ配置ながら、未熟な主人公ススムの成長劇重視。
ヤマトの古代と違い、ススムは一乗組員に過ぎないが、ここぞの場面ではちゃんと主人公していた。
99乗組員や海底人そして海洋帝国側も各々の立場と見せ場がしっかりある。
敵軍人も苛烈な皇帝に不信抱きつつも武人として戦わざるを得ない悲哀があったり、キャラ描写が丁寧。
冷酷苛烈な独裁者ヘル総統も最後まで見れば魅力的な敵で、ラスボスに相応しい男だった。
戦術的にも名将、主人公艦出し抜いて優位→奇策で不発→即座に機先制して接近戦と判断が早い。
海底人の女性キャラが神秘的で美しく、茶目っ気もあったりと可愛い。

味方側の主要キャラがあまり死なないのも安心。
敵含めてストレス感じるような嫌味なキャラがおらず気持ち良く見られる。

敵側の愛のドラマが非常に良かった。
敵ボスのヘル皇帝が苛烈な独裁者だが誇り高き武人で秘書のストレートを愛していたり、ストレートも同胞滅ぼしたヘルに葛藤しながらも愛する、敵側のロマンスも良かった。
ヘル皇帝を愛した女ストレートの悲しき愛、今まで陛下呼びだったのが最終話で彼の危機に咄嗟にヘル呼びするのが尊い。
二人の関係は多くは語られずとも、13話通してかけがえのないカップルだったと伝わる。

主題歌が水木兄貴とアニソン女王で熱い良曲。
ヤマト程ではないがカラオケで歌いたくなる。

【悪い点】
主人公ススムが主体的に事態を引っ張れていない展開が多い。
序盤から頻繁にピンチになるが、自力解決ではなく都合良く誰かの助力で脱する展開が非常に多い。
ストーリーはスムーズだし、祖父や兄や海底人などのキャラ紹介としては良いんだけど、主人公がいまいちパッとしない印象も。
またヤマト艦長と違いススムは一乗組員なので、戦闘中は脇役なのも主人公としては地味。
後半も離反して味方に付いた元敵将カッコイイんたけど唐突だし、主人公そっちのけだったり。

99乗組員の存在感は十分だけど、ススムとの個別の交流掘り下げが乏しい。
深雪(ヤマトの森雪そっくり)良きお姉さんだったが良きお姉さんの域を出なかったり、海底人ストロガーとも最終話恋仲が唐突。

潜水艦戦も、かわぐちかいじ作品程には緻密ではなかったり、主人公艦もヤマトみたいな必殺武器あるわけでもなくやや地味。
アッと驚かせるような操艦や戦術とかはあまり無く、素朴。

【総合評価】7~8点
主人公が地味で御都合進行がやや気になるものの、概ね非常に面白かった。
松本零士アニメとしてはマイナーだけど、1クールで見やすいので結構お気に入り。
評価はやや迷うが良い寄りの「とても良い」

投稿 : 2022/08/29
閲覧 : 182
サンキュー:

4

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

メジャー作品(999とかヤマト)以外の作画はホントに酷い

ある日、海上のプラントや船が襲われる事件が起き、海洋帝国と名乗るテロ集団が現れる。彼らは海の支配を宣言し地上人類に宣戦布告をする。
沖海洋研究所の沖進は祖父と兄と共に海洋調査の名目で帝国と接触を試みるが、祖父と兄の乗った潜水艇が海洋帝国に襲われ、進が乗った船も攻撃を受ける。


松本零士原作だけどオリジナルに改変された話で、主人公の進が99と呼ばれる超潜水艦に乗って海洋帝国と戦う話。


簡単に言えば『宇宙戦艦ヤマト』の潜水艦ver。こういう作品特有の正義感の強い主人公だし、海の汚染で地上人類に恨みを持つ異種族(水棲人)も出てくるし、特徴らしい特徴を持たない普通の作品。


ただ伏線の張り方が雑。敵の何人かが進が兄から受け継いだ銃を欲しがったのは何かの伏線かと思ったけど特になんもないし、進とゼストロガーとか兄と深雪とか恋愛の伏線が全く無いのに、最後いきなりくっつくし(兄と深雪に関しては見つめ合ったりの描写はあったけど、出会う前の描写は無かった)。


最初捕まえた祖父と兄がやる気になって新造艦作ってたから、デスバードが洗脳したか人質取って保険でも掛けたのかと思ったけど、ただただ信頼してるだけだった、デスバードも祖父たちが護衛艦爆破した時驚いてたけど、そんなもん裏切るに決まってるじゃん(笑)、一応デスバードは冷酷で狡猾な策略家って設定だったけど、ただのマヌケにしか思えない。

それと主人公の味方になった敵将が死んだ時主人公たちは悲しんでたけど、何でついさっき会った人間に感情移入できるんだよ、だったら以前から関わりのある水棲人の誰かが死んだ方がよっぽど感情移入できた。


OPは水木一郎でEDも当時のアニソン歌手が歌ってるけど、作画はホントに酷い。キャラデザはいつもの松本零士だけど、潜水艦が動く描写や爆発シーンは手抜きにもほどがある。今まで『ガンフロンティア』とか『コスモウォーリアー零』とか観たけど、『999』とか『宇宙戦艦ヤマト』みたいなメジャー作品以外のアニメ化作品はほとんどひどかった。


【各話あらすじ】
1→海のプラントや船が海洋帝国と名乗る奴らに攻撃される。進の兄と祖父は政府からの密命で潜水艇で調査するが敵潜水艦と遭遇し攻撃を受け行方不明。その後敵潜水艦は浮上し進の乗る船を攻撃しようとするが進が兄から譲り受けた銃で魚雷を爆破させ阻止。その後味方戦闘機が現れ敵艦は撤退。進がいる船に侵入したスパイ?の男女も捕まえる。

2→進はスパイの二人を問い詰めるがお坊ちゃんだとあしらわれる。警察に二人を渡すが海洋帝国の襲撃に遭い逃げられる。家に帰った進は敵に捕まり祖父から預かった鍵を奪われ地下で99と書かれた巨大な潜水艦を見つける。用済みの進は殺されそうになるが謎の人物に助けられる。その後警察と国防隊の大山が駆けつけ謎の人物は海に逃げる。進はその潜水艦スーパー99の説明書を読み込み、事前に訓練していた艦長大山や乗組員と一緒に海洋帝国と戦いに行く。

3→99の出航を確認した海洋帝国の潜水艦は日本の同盟国の潜水艦を襲い、99を誘き出す。進は初の実戦で怖気づき乗組員に笑われるが同じ乗組員の深雪と艦長副長が擁護してくれる。艦長の機転で敵潜水艦を撃破する。その後祖父たちが乗った潜水艇を発見、祖父たちは見当たらなかったが謎のフィルムを回収する。99は再び海洋帝国の潜水艦に襲われるが、またもや艦長の機転敵を撃破し、敵の旗艦を追うが、深度1000mで突如姿を消す。

4→姿を消した敵の旗艦は密かに99を追っていた。敵の艦長は例のスパイ男女の上司に99に爆弾を設置するよう要請する。上司とスパイ二人は研究所を悪いと思えず悩むが渋々承諾する。一方フィルムには敵の挑発と祖父の姿が映っていた。スパイたちは爆弾を設置する、進は一人潜りスパイの男と会い爆弾は爆発しない事を聞かされる。進は意味が分からず男を追うが追いつけず、更に上司が味方の艦長を騙すため残りの爆弾を爆破させそれに進は巻き込まれてしまう。一命をとりとめた進は艦長たちに敵が一枚岩ではないことを伝え、99の再出航に同行する。途中油断していた敵の旗艦を撃破し、敵が消えた理由を探るため日本海溝へ向かう。

5→海溝では敵が待ち伏せしていたが、水雷で敵を一掃する。敵の総督デスバードと将軍とスパイたちの女王ゼストレートは99の存在を脅威と思い、99に匹敵する超潜水艦を進の祖父に作らせようとする。海溝を進んでいた99だったが海流に飲み込まれ船体に穴をあけてしまう。進は海流が止まっている間に潜水艇に乗り修理をするが、海流が再び発生し、どこかへ飛ばされてしまう。

6→流された進は海洋帝国に捕まる。そこでスパイの二人ゼストロンとゼストロガーに会い、彼ら水棲人とデスバードについて聞く。デスバードに面会した進は99を超える潜水艦を祖父が作っていることを知る。再会した祖父と兄から99の資料を持ってくるように言われ艦隊と共に地上へ向かう。だが進を探しに来た99と遭遇し戦闘になる。進はゼストロンからもらった銃弾を使い艦を制圧して99に戻る。

7→進は祖父から言われた資料を探すが見当たらず、祖父がハッタリを言っていると気付き、偽の資料を作り上げそれを海洋帝国に持たせて逃がす。進は水棲人のことを艦長に相談し、彼らを助けたいと言う。すると深雪が海が海洋帝国の潜水艦で放射能汚染されていると言い、彼らが騙されていると確信する。逃がされた海洋帝国の艦は無事基地に着き資料が祖父に渡される。艦から進は死んだと聞かされ泣いたフリをして兄と共に作戦を進める。

8→超潜水艦が完成間近と知ったデスバードは水棲人の女王を退位させ、自分が海洋帝国の皇帝になる。進の兄は女王やゼストロンたちに会い、事情を聴く。一方地上では警察がスパイたちの基地と思われる館の襲撃を計画していた。進はそれより前に館に侵入し以前であったスパイの上司ゼストロネストロに会い、彼が以前自分を助けてくれた謎の人物だと知る。進は水棲人たちの協力を要請するが、女王退位の報を聞いたゼストロネストロは逃げてしまう。その後館は制圧され、進は99に戻り、再び海溝へ向かう。

9→海溝に来た99は新ソナーと潜航能力で敵を倒す。一方海洋帝国の将軍ゼルバートはデスバードの即位に疑問を持ち、一緒に乗艦した祖父たちが海洋帝国に残された艦隊を爆破し艦内で蜂起したタイミングで裏切りを決意する。だが99と対峙していた前衛艦隊は以前わざと逃がした艦長が乗っており、99に対して攻撃を仕掛ける。新型の空母のような潜水艦で、浮上して勝負しようとするが99に敵わず撃沈。その後ゼルバート艦隊が到着し、99に白旗を上げる。

10→進たちは祖父たちと再会し、ゼルバートとも会う。ゼルバートが裏切ったことを知ったデスバードは、海洋帝国の自爆装置を起動させ、自分は秘書のゼストレートと逃げる。ゼルバートは自爆装置を解除するため海洋帝国に入り装置を解除するがデスバードが秘密にしていたもう一個が起動し海洋帝国は壊滅。帝国に取り残された水棲人は逃げたデスバードを追った者たち以外は全滅し、水棲人の裏切り者であるゼストレートもさすがに動揺する。

11→生き残った女王以下水棲人たちは海の生物に乗ってデスバードを追いかける。ゼルバートはデスバードを追うため先に行った99と合流する。デスバードは自分達を追ってきた艦がいることに気付き、海底火山で罠を張る。復讐心に燃えるゼルバートは罠と知っていながらも突入する。だが敵の魚雷はゼルバートでも99でもなく海底火山を撃ち大爆発させる。結果ゼルバートは戦死、99も甚大な被害を被る。

12→99は修理するため一旦浮上する。一方ヘルは秘密の抜け道を使い、かつて水棲人が暮らしていた地底海にたどり着く。一方ヘルをつけていた水棲人たちもかつての棲み処に戻ってきていた。ゼストロガーは抜け道の使用方法を教えるため99に合流し一緒に地底海へ向かう。ゼストロガーのおかげで抜け道に入り、待ち構えていた護衛艦隊を倒す。

13→地底海に入った99は進たちを探査に出す。進や兄たちは水棲人と合流し、弱った女王に地底海も汚染が進んでいることを教え、水棲人たちを99に乗せる。その途中、女王は衰弱で亡くなり次期女王はゼストロガーに決定する。一方99に近寄ったヘルは魚雷を発射するが動けない99の代わりにゼストロネストロが体当たりで魚雷を止め、他の水棲人たちが魚雷発射管に障害物を仕掛ける。ヘルは白兵戦で止めを刺そうとするが、その際露出した魚雷発射管を進が銃で撃ち、大爆発を起こす。ゼストレートは死にヘルはかつて自分がのっていた原子力潜水艦を爆破させ地底海と共に散る。99は祖父指揮のもと機関の秘密装置を使い、一気に脱出し空まで飛ぶ。30年後、進とゼストロガーの子供らしき水棲人たちが99と書かれた潜水艦で宇宙に出る。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 244
サンキュー:

0

ネタバレ

あるます(弟) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 1.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

半世紀前の原作のほうがはるかに面白かった

松本零士先生の作品はこの作品と銀河鉄道999しか読んでいない状況で観ました。
原作では中盤まで敵の正体が組織の名前が出てくるだけではっきりせず、それが不気味さを醸し出して作品全体に緊張感を与えていたように思います。
ところがアニメでは冒頭から敵の組織の全体像がはっきりと示され、しかも、その親玉が情婦とベッドの上でよろしくやっているという極めて下品な展開で幕開けし、たいへん興ざめさせられました!
この展開のグダグダ感は作品の終盤まで続き、結局、別作品(宇宙空母ブルーノア)のような展開で幕を閉じます。
声優の方々の渾身の演技、作画を担当しているスタッフの方々の渾身の努力が、間の抜けた設定と脚本で台無しになりました。
ほんとうにあんまりな作品です。

投稿 : 2013/11/26
閲覧 : 329
サンキュー:

1

いよまる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2014/11/14
閲覧 : 163

林檎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2013/10/22
閲覧 : 293

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SUBMARINE SUPER 99のストーリー・あらすじ

松本零士が藤川桂介と共にアニメ化した海洋アクション。祖父と兄の意思を継いで“海洋帝国”の謎に迫る進は、潜水艦“SUBMARINE SUPER 99”と共に戦いに巻き込まれていく。(TVアニメ動画『SUBMARINE SUPER 99』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年春アニメ
制作会社
ベガエンタテイメント
Wikipedia
www.leiji-matsumoto.ne.jp/ss99/
主題歌
≪OP≫水木一郎『セイリング 未来へ』≪ED≫堀江美都子『悲しみは天に還して』

声優・キャラクター

福山潤、水島裕、長克巳、森川智之、堀江美都子、中博史、沢木郁也、井上喜久子、ゆきのさつき、成瀬誠、成田剣

スタッフ

原作:松本零士、 監督:又野弘道、総設定・監修:松本零士、シリーズ構成:藤川桂介、脚本:藤川桂介、メカニックデザイン:板橋克己/原田吉朗、キャラクターデザイン:嶋津郁雄、音楽:溝淵新一郎、制作:べガエンタテイメント

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