当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「TEXHNOLYZE テクノライズ(TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
228
棚に入れた
1402
ランキング
1906
★★★★☆ 3.8 (228)
物語
3.9
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

TEXHNOLYZE テクノライズの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ヨナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度観ても理解不能。だけど何度も観返したくなる!

★物語
理解不能なのに物語の評価が満点というのもおかしな話ですが、その理解できない部分を理解したくて何度も観たくなる、あるいは観返させるというのは、実は最も重要な魅力なのではないでしょうか。

★作画
雰囲気に合った独特の作画で、綺麗だったり気持ち悪かったり、あるいはその両方だったり、とにかく引き込まれる感じが評価に値します。

★声優
キャスティングの妙と言いますか、大西のような比較的まともなキャラを担当されている方は声優っぽい、割と普通の演技なのですが、櫟士や伽丿のようなどう考えても正気じゃないキャラを担当されている方は、逆に演技しすぎない、素に近い声になっているように感じます。大衆性の高いアニメ作品に慣れている、あるいはそちらを好む場合は演技に違和感があるのかもしれませんが、個人的にはだからこそ際立つ“感情の剥き出し感”があるように思います。特にシンジの「なんか違うだろぉ!!」は震えました。

★音楽
劇中の曲は物語に則した重苦しさで可もなく不可もなく。しかし、衝撃的な本編が終わった後、放心状態であの綺麗なEDに入るのは毎回とても心地良いです。

★キャラ
ディストピア的な箱に相応しく、キャラも常識的な人は少ないです。キャラの魅力も“かっこいい”とか“かわいい”ではなく、むしろ“その人間性にこちらが何を思うか”ということだと思います。なまじ秩序の中で生きている僕は、やはり最初は大西の生き様に共感を覚えていましたが、何度も観返す内に吉井や櫟士の行動原理も何となく分かるようになり、地上は本当に幸せな場所なのだろうか、と感じるようになりました。

★まとめ
一説によると、とある事情で話数が削減され、後半はかなりの駆け足になってしまっているらしいのですが、元から理解不能だから初見では全く気にならないでしょうし、逆に2週目以降なら駆け足になっている部分がどういうものなのかちゃんと分かると思いますから、これも個人的には大した問題だとは思っていません。
僕から言えることとしては、あの最後を“救いが無い”とだけ感じるようでは甘いです。

投稿 : 2024/02/23
閲覧 : 110
サンキュー:

2

きゃな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

おもしろ

暗いけどただ暗いだけじゃないストーリー

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 291
サンキュー:

1

ネタバレ

お粥 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間が求めた平和な未来があります。

一話は会話ほぼなくて吃驚します(笑)
呻き?声しかないです(笑
吉井さんが動き始めてから、観るのが止まらなくなりました。
後から分かる、地上の世界感が好きです。ラジオの音源も耳に残って大好きでした(笑)
人類が願った先の未来の話だけれど、とても幸せな未来とは言えない、生きてるのか死んでるのかわからない、、まさに天国みたいな地上、っていうのがめちゃめちゃ怖かったです!笑
でも何もない平和ってこう言うことなのかな?って考えてしまいました。
凄い斬新な、思いきった内容のアニメです。
一話が意味不明すぎるけど、一話では切らない方がいいです。設定が凝りまくってて、最後まで観たらきちんと完結するので是非最後まで観てみて下さい。最近には無い、鬱アニメです。
内容が予想できず怖すぎて、作画とか声優とかあんまり気にならなかったので、もう一度みてみようと思います。

投稿 : 2020/09/28
閲覧 : 717
サンキュー:

3

OK! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2020/09/14 終了

投稿 : 2020/09/14
閲覧 : 699
サンキュー:

0

カカオ副担任 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

慈悲を全く感じい取れない苦味100%のブラックコーヒー

鬱の極致に君臨する後味が悪すぎる良作でした

OPが個人的に大好きだったため視聴をすることに
鬱が好きな私にとって、とても好きな作品でした。
これをHUNTER×HUNTERやワンパンマンを発表したMAD HOUSEが作ってたなんて意外です。視聴者受けなんてあまりなさそうな作品でしたので。

舞台は近未来の世界です。
賭けボクシングで日々生き凌いでいる櫟士(いちせ)がとあることで手足それぞれ一本ずつ切断されてしまいます。それでも生き耐える櫟士が美人医師のドクとであってから物語が少しずつ動き出し、加速していきます。

一話目から鬱の香りが匂ってきます。ここまで暗いのはlainくらいかな。
暴力やエロも気持ち悪さも容赦なく個人的に面白かったです。今発表したら規制されるのは間違いないですね。よくアニメ化できたものです。

本作の世界観を理解するためには、なかなかの時間を使うと思います。
私は下のサイトを見ながら設定を確認し、視聴しながら物語を理解していきました。ぜひ参考にしてみてください。
1話~10話の解説→http://texhnolyzed.blog.fc2.com/archives.html
作品用語集→https://www.fujitv.co.jp/b_hp/texhno/word.html

ここまで暗く重苦し雰囲気は今では中々類を見ない貴重な作品です。
後味が悪いので見終わったらすぐに心を癒すことを強くオススメします。
鬱作品は気分が良くならないのについつい見てしまうのはとても魅力的です。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 1087
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悲劇系の傑作!

終始暗く
悲劇色たっぷりで
最後もそれは圧巻でした。

{netabare}
人間をもはや完全に低俗な存在と
カノが断言してしまい
その世界を体現してしまい
青年期〜壮年期までの全ての絶望の集大成というか
子供の頃の大人像から
変わっていく現実に対して
皆が機械のように感情もなく
あっても獣のようにしか生きられないような
ディストピア、蘭の結末は
忠実すぎるほどに悲劇で
悪夢を体現してくれる作品でした。
{/netabare}

どうしても暗い作品はそれだけでは
評価しにくいですが今の時代には
このような雰囲気や作画の独特な
絶望的世界の作品が作りにくいと思うと
とても貴重な作品なのではと感じました。

投稿 : 2020/05/27
閲覧 : 851
サンキュー:

1

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この救いのなさがなんとも・・・

 視聴前はタイトルからいかにも近未来といった都市が舞台のサイバーパンクものを想像していた
だけに、最初は衰退した感じの流9洲の描写に結構びっくりした。個人的にはこういった荒んだ
雰囲気は好みだったりするので、嬉しい誤算ではあったけど。
 全体的なトーンがとにかく暗いんだけど、そう言えば1990年代から2000年代ぐらいはタイプが
違えども暗いSF作品多かったな。今も展開やテーマが暗い作品はあるけど、表面的雰囲気や
キャラターデザインで結構緩和しているような印象がある。
 暗いうえに見方によっては意識高い系と取られそうなアート的な映像表現、おまけに序盤は
説明らしい説明がないもんだから取っ付きは悪そう。

 主人公の櫟士だが、これまた最近では珍しい物わかりの悪いキャラ。
 観ていて何をしたいのか判らず、衝動に突き動かされるような突発的な破壊行動の数々。まあ、
獣みたいな感じで、それゆえに右腕と左足を失ってしまうわけだが。
 そんな櫟士がドクによってテクノライズによる義肢を得るが、その後も相変わらず野獣のまま
といった感じだった。
 それだけに、後にもう一人の主人公とでも言うべき大西 京呉に拾われて、オルガノに
加入してからはやけに物わかりが良くなったのは、ちょっと意外な感があった。
 これに関しては大西という人物との出会いもあったのだろうけど、ドクが言っていたように
テクノライズが櫟士の精神に影響を与えていたのかもしれない。
 テクノライズにより肉体が強化された側面はあるものの、他のSF作品の義体要素に較べて、
本作は精神変化に着目している感が強い。

 中盤は流9洲の支配を巡って、オルガノ、救民連合、ラカンの抗争やオルガノの内部抗争などが
主体。この辺の展開はまんま裏社会ものって感じで、やくざモノ、マフィアもの、香港ノワール
なんかが好きな人が喜びそうな展開。
 ただドンパチ多々でもアメリカ映画のそれに較べて、全体に憂いが漂っているといった感じで、
往年のフランス映画のアクションものを思い出した。もっともフランスのアクション映画も近年は
アメリカ映画の影響か、割とストレートなノリになってきているような感があるけど。

 後半になると作品世界の真相などが次第に明らかになっていくが、どうやらポスト・アポカリプス
作品だったようで、後半以後は伽丿の行動などもあって滅びに加速度が付いていく感じ。
 この滅びへの道は主要なキャラが次々と死んでいき、更に映像的インパクトもあるためになかなか
印象が強烈。
 ドクはテクノライズを人間を進化させる手段とみなしていたが、伽丿による頭部と内蔵以外は
人工物のSHAPESの気持ち悪さ。蘭の最後の姿も強烈だった。
 まったく救いのない話だったが、個人的には若い頃にアメリカン・ニューシネマなどに
はまっていたこともあってか、こういう悲劇的結末は結構好きだったりします。

 終盤で明らかになる地上と地下の図式だが、文明が進んだ平和な世界とサバイバルな世界の
二層構造は他のSF作品なんかでも見受けられる。パッと思いついたのは
映画「未来惑星ザルドス」。アニメだと「戦闘メカ ザブングル」なんかがそんな感じだったかな。
 こういった構造は宗教のおける天界と下界のメタファーだったりするのだろうか。

 要所要所のパーツで考察を要したり、あるいは雰囲気で行間を感じ取るような作品だと思うが、
それを差し引いても、尺不足なのか描写不足の感はある。
 特に終盤の展開はダイジェスト感が強かったし、各陣営描写だと救民連合周辺はもっと
観たかったかな。

 キャラクタードラマとしても秀逸でとにかく印象に残るキャラが多い。
 かなりアクが強い作品であるため、好き嫌いがはっきりしそうな作品だが、一部で熱狂的な
ファンがいるのも納得。
 ギターを中心としたBGMが作品の雰囲気を見事に表現してくれる。特に静的な部分での
ブルージーな楽曲がたまらない。

2020/05/14
2020/05/16 脱字追加

投稿 : 2020/05/16
閲覧 : 694
サンキュー:

5

順順 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

面白くない

退屈
1話目にはほぼ声なし
10話くらいまでダラダラ
中盤でドンぱちやって
終盤はモヤモヤ
まず主人公が何故生きようと
しているのか分からない

投稿 : 2020/04/22
閲覧 : 487
サンキュー:

0

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

デッド エンド

ヤクザに手足を切り落とされ、瀕死の主人公“櫟士”(いちせ)が呻き彷徨う世界は暗く陰鬱だ。ドクと名乗る女医に拾われ、この世界でのステイタスであるテクノライズという義肢を得た後も、彼に生きる目的など見出せる訳も無く、本能のままもがき続けてゆく。

そんな彼を観察し、時には導こうとするが如く振る舞う少女“蘭”、彼女は未来視という能力を持つがゆえ、街から少し距離を置く“ガベ”の民から崇拝される存在だ。

少しずつ明らかにされるこの世界の成り立ちは脆く儚いものだ。
種としての人類が終わりを迎え、テクノライズを仲立ちとした精神の不死を目指す特権階級の野望に、“流9洲”という街を支配するヤクザ組織“オルガノ”と、それを良しとしない労働者の秘密結社“救民連合”との抗争を巻き込んで、それがドミノ倒しの如く崩れてゆく様が淡々と描かれてゆく。

ここで、抗争の引き金を引くのが、上層からやって来た謎の男“吉井”である。名バイプレーヤーであった(惜しくも2017年、56歳で他界)井之上隆志さんの異様な台詞回しが光る。話の導入部に圧倒的な存在感を与える怪演だ。
彼の行動は、オルガノの幹部である大西京呉に主人公が関わる動機を与え、ここに至って、メインストーリーが動き出すことになる。

狂気に取り憑かれてゆく様は、J・G・バラードの「ハイライズ」、ゴールディングの「蠅の王」を想わせる。
テクノライズが産んだ環境が人々に働きかけ、そこに狂気が産まれる。

(追記:再び櫟士が地下に戻ろうとする中で述べられるアフォーダンスという概念がカギとなっているようだ。ウィキに基づいて、自分なりに解釈するに、この放浪譚は、環境に実在する動物〔特別なテクノライズを施された主人公〕が、自らが生かされている世界〔流9洲〕を探索することによって真理に辿り着く物語と言えそうだ。どちらにしても、アフォーダンスはゲシュタルト心理学の流れをくむ考え方だそうで、私には難しすぎるのであるが…)

“櫟士”と“蘭”が見るであろうその先に救いはあるか?
全てが終わりを迎え、静謐の中でラフィアが輝く。

うーん、自分で何を言いたいのか解らなくなってきたと言うのが正直な所だ。

取り敢えず、諸兄には、苦痛に満ちた3話をくぐり抜け、物語の核心に迫ってほしい。
他の作品とは異質の怪作であることは請け負う。

投稿 : 2020/01/22
閲覧 : 505
サンキュー:

5

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

考えさせられるアニメ 哲学アニメだと思う

レインを低評価する時に
この作品を例に出して、
主人公が女の子じゃなかったらテクノライズみたいに意味の分からない作品になる
と言ってる方がいてましたが別にそんな事は無いと思います

この作品は意味が分かりやすい作品です
また、この作品は一言で言えば「哲学」なアニメだと思います


かといって迷宮物件みたいな作品って訳でもなく
提示されている哲学だと思います

後、ヒロインである少女は素直に可愛いと思いました

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 572
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青年が行き着く真の場所は...

今まで観てきた中で異色のアニメですね。ストーリーと設定が精巧に作り込まれていて、硬派な作風に仕上がっています。
マッドハウスが制作したことに良い意味で驚きを禁じ得ません。かなりインパクトがありますよ。
と言っても伝わりづらいと思うので、早速本作について解説しましょう。

時は近未来。「テクノライズ」と呼ばれる義肢の技術によって、人類は進化の一途を辿ります。
しかし、それを用いて新たな革命を掲げるオルガノを始めとした暴力的な団体によって、都市は壊滅寸前です。
そこに現れたのが本作の主役である「櫟士(いちせ)」。彼はある一件により右腕と左足を失ってしまいます。
テクノライズによって辛うじて生を取り戻した櫟士は、街の崩壊を止めるべく動き出すのが基本的なあらすじ。
ストーリーが難解かつ複雑なので、少しでも間違いがあったらご容赦を。

まず第1話で敬遠する人が多いでしょう。台詞がほとんどありませんからね。主人公でさえも喋りません。
第2話から少しずつ各個人の設定が明らかになり、台詞も格段に増えます。なので1話は実質チュートリアルと言って差し控えないです。
僕はシリアスな作品が大好物なので1話から余裕で入り込めました。ですが、出だしから雰囲気が非常に暗いので、よほどの理由がない限り続きを観ようとは思わないでしょう。
ですが諦めないでください。2クールアニメは徐々に話を展開することが多く、本作もその一部です。
巷では第7話から本番と言われているので、それまで我慢できるか。そこが肝心ですね。

本作を語る上で欠かせないのがキャラの心理描写。櫟士は勿論、ヒロインである「蘭(らん)」や他のメインキャラも謎だらけで、彼らの内情を理解するのに手間がかかります。
説明も一切ないので、キャラ同士の会話にちゃんとついてこれないと置いてけぼりです。考察の余地を与えるべく、あえて不親切な構成にしているのでしょう。
わけがわからないよとか、意味不明だとかと捉われても仕方ありませんね。従来のアニメとは明らかに一線を画した内容です。
その代わりに理解が深まれば、一気に面白くなります。それだけ本作には不思議な魅力があるのです。
事実、蘭の正体が解れば解るほど、テクノライズをめぐる争いがいかに醜悪で無駄なことか証明してくれます。

映像の美しさも目を見張る範囲内ですね。ダークな雰囲気と非常にマッチしています。
キャラデザが個性的です。特に目の形と服装。髪型は好みの問題かな。
作品の性質上、流血シーンやバイオレンスが結構多めで、それらの類が苦手な方は注意が必要です。
基本的には会話中心で話が進むので、ある程度の覚悟はしておいた方が良いでしょう。
OPとEDの作画は曲も相まって非常に印象的で奥深いです。僕はOPで櫟士と蘭が目と目を合わせるシーンが好きですね。「I'll be your guardian angel...」。
声優陣は一流揃いで、作品に引き込ませてくれます。櫟士の中の人は有名ではないですが、演技は上手いですよ。

前述の通り話が難解なため、面白く感じるのは後半ぐらいからですね。

僕はテクノライズと似たテーマのアニメを幾つか観てきました。例に漏れず当たりです。
本作も出来は良いのですが、いわゆる隠れた名作に部類されますね。非常に面白い作品です。

投稿 : 2019/04/24
閲覧 : 503

ザカマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絶望感漂うサイバーパンク

前半と後半~ラストまで視聴

暗くて重い荒廃した未来設定
日本刀持ったヤクザでてくる

萌アニメの真逆に位置する希少なアニメではある

投稿 : 2018/11/14
閲覧 : 574
サンキュー:

2

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

理解するのに時間がかかる

辛抱強く見れば理解できる作品。

ストーリーは、ルクスという街でボクサーをしていた主人公は、ヤクザ(?)の報復で片腕と片足を失ってしまう、だが義体技師兼医者のおかげでテクノライズという義手義足になる、その後ヤクザ組織のオルガノ、チンピラの集まりであるラカン、反テクノライズ集団の救民連合による祭り(戦争)に巻き込まれていく……

正直1話で切ろうとしたが一応見続けた、そしたら5話ぐらいまで見てやっと物語の大筋が理解できた。普通、1話である程度理解できるようになってるはずなんだがなぁw
とりあえず見るなら頭フル回転且つ集中して見て欲しい、5話ぐらいまでは退屈だろうがわかるようになれば、それなりに楽しめるから。

ストーリーを二分すると、前半は吉井が悪役の話で、後半はクラースの話。

声優はよくわからんメンツ、主人公の声優は名前も知らない人、というかwikiすらないw主人公自体そんなにセリフはないけど、せめてまともな声優にしようぜw
一応ヒロイン役は伊藤静だが、主人公と同じでセリフは少ないので、ある意味無駄遣い。他キャラも豪華とはいえないながらも、ちょこちょこ名のある声優を使っている(中田譲治や甲斐田裕など)



13、14話

投稿 : 2018/03/10
閲覧 : 658
サンキュー:

0

ネタバレ

我儘という正義 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そして惑わない様、再び我儘という灯火を灯して歩く

今の現実と地上は殆ど同じだ。
今ある環境に胡坐をかいて、今自分がどうして生きているのか、どうしないといけないか見ようとしていない。
今の自分たちは、沢山の命の犠牲の上に成り立っている。
直接手はかけていなくても、自分の代わりに死んでいく何処かの誰か、食物として殺される生命、その他大勢の命。
そんな、沢山の命を紡いで人は今生きている。
生きたいと願った者がいた。
叶えたい夢があった者がいた。
そんな想いがあったのに人は何も考えずにのうのうと暮らしている。
そんな事が本当に許されるのだろうか?
だから、自分は自分の我儘を押し通す。
たとえ、叶わなくても。
それが自分に出来る責任の取り方で生きるという事だ。
妥協だらけの人生じゃ満足できるはずがない。
死んだ者の分まで自分たちは自分の人生に満足しなくてはいけない。
半端じゃだめなんだ。
死ぬ事なんて当たり前で戦争が起こる事も当たり前なんだ。
平和なんて耳障りの良い物に騙されて、甘えるな。
自分の大切な物は自分で守れ。
人に組織に守ってもらおうとするな。

虚偽の平和が続いたって何も変わらない。
何も変化しない。
形骸化していくだけだ。
吉井と自分は同じだよ。
運命に抗う人間が好きなんだ。
人間の可能性が。

吉井は決して間違っていなかった。
ただ、既に退廃の風が人の心を汚染してしまっていた。

吉井が地上から降りて来た様に櫟士も降りて来た。
想いを紡ぐ為に、生きる為に。
櫟士には分かるのだと思う。
昔の彼がそうだったから。
死に際で生きたいと願う気持ちが。

ただ生きているだけ。
でも、生きている。
今生きている自分も、今存続している人類も、滅亡する機会なんていくらでもあった。
昨日死んでも良かった、今日人類が滅んでも良かった。
でも、生きている。
生きているというのは異常なんだ。
死んでいることの方が正常なんだ。
沢山の我儘を紡いで今生きている。

投稿 : 2018/02/07
閲覧 : 431
サンキュー:

1

ネタバレ

クギコマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

選ばれし者が鑑賞を許される硬派な作品

lainの関連作品にあったので観ました
萌やギャグ要素が全くない今となっては珍しい作風 個人的にはドクさんは希少なエロ要素だと思うけどね lainが未熟な中学生という萌要素を残して必要以上に硬派にしていないのと比較すると 随分硬派である
他の作業をしながら ながらで見るくらいをおすすめする

{netabare} この物語を整理すると 外の人類は絶滅していて一つの街だけを将来への希望として残し 住民をテクノライズすることによって 比喩するなら「考える葦」状態にしてより進化した人類の誕生を待つ ということだと思う
結局のところ 街で起こっている人々の揺れ動き 暴動 争いなんかは ある程度どうでもよくて 人類がより上位の概念となるための下準備でしかない事がわかる 主人公も結局は「考える葦」化しちゃうし ずば抜けて特別な存在というわけではなさそう 言うなれば相対的には特別であっても 考える葦という段階以上には特別ではないといったところかなーと思う 見る側としては答えを求めたくなるものなので 考える葦化した結果人類がどういう進化を遂げたかまで描いてほしかった気がする{/netabare}

投稿 : 2018/01/30
閲覧 : 669
サンキュー:

1

ネタバレ

クロシバ710 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見るな!危険!

ええ!いちせはヒーローじゃなかったの?

僕の甘い予想では、
手足をヤクザに切断された、若者が、
サイボーグとなって、街の悪を一掃して、
欄と言う名の、預言者の少女が見た悲観的な未来を
平和に変えてしまう。はずだったけど・・・

序盤、ストーリーを追いかけて、このアニメを見ていた僕は、
次々と映し出される、意味のわからない映像に頭が混乱して、
疲れてしまった。
それで、
「このアニメは、きっと退廃的な世界観を楽しむ?アニメなんだ。」
という見方に変えてからは、結構、楽しめた??

それにしても、吉井と言う男、
僕の目には、だだの戦争オタクにしか見えなかった。
まるで、最近ラスベガスで起きた、銃の乱射事件のデジャヴュのようで、
背筋が寒くなった。
彼の声のトーンが妙に高いのは、
地上の平和な世界では、経験不可能な戦争が体験出来るという、
わくわくする気持ちを押さえきれなかったからなんだね。

後半に、
このアニメの、ミステリーな部分の種明かしがあるけれど、
その頃には、もうストーリーなんてどうでも良くなって、
何を今さら、と言う感じだった。

このアニメは僕の目には、

奈落の底に突き落とされた人々が、
法も、秩序も、正義もない、
悪と悪意しかない街で、いかに生き延びるのかを、
ただ、ぢっと観察する。
そんなアニメだった

物語のない、悪夢の中を、いつまでも彷徨っているような、
見てはいけない
危険なアニメだと思った。

投稿 : 2017/11/08
閲覧 : 370
サンキュー:

1

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ユートピアとはエドワード・ホッパーの世界観だった

※最初に言っておきます。
タイトルはちょっとネタバレです!

この作品を正しく評価するにはかなり難しい。
他方のレビューを参考にしてもらえればそれは分かりやすいでしょう。

『なんだか退屈だ』

それもそのはず
この作品は製作時期から見ても
最近のアニメとはちょっと状況が違います。

個人的には
この作品を深夜アニメの象徴と思っています。
勘違いしてもらいたくないのでもう少し丁寧に説明すると、
近年の深夜アニメは
ラノベ原作やテンプレハーレムものが思いつきそうですが、
それ以前となると
視聴率や円盤売上を過度に期待せず、
新しい表現、過激な内容を押し出した前衛的なものが多い。
駄作と切って捨ててしまうものが多いが、
中にはカルト的な評価を得たりする作品があります。

TEXHNOLYZEとはまさにそれです。

で、
退屈に映る要因は簡単!
物語を進めるにあたって説明的な内容が一切無い。
おそらく通常の対応策として、
意味の分からない単語(固有名詞)をがんばって理解しようとしますが、
それでは思考停止状態に至り、疲れてしまいます。

ある意味、視聴者を置いてけぼりにした
自己満足なストーリーと感じるかもしれませんが、ご安心を。
そんなことは些細なことで
気にせず少々がまんして見続けていただけたら話は進んでいきます。

そうですね~、およそ5時間くらいでしょうか?(笑)

がまんしたご褒美として{netabare}主人公がしゃべります{/netabare}ので
期待してください。


さて
以上より、明らかに見る人を選ぶ作品ですが、
最近のアニメのテンプレ化したキャラクターに飽きてしまったり、
派手な伏線をはらず、予定調和もなくても構わないのでしたら
是非オススメしたいです。
(かなりの)長尺の映画を見るような感覚と捉えてください。

※注意!
間違っても実況には向かない作品です。
ガッツリ見ようとすると前半で断念してしまうでしょう。
かといって、日常系のように流し見も難しいと思うので、
雨の降った休日の午後、やることないなぁって人は
大量のジャンクフードと飲み物を用意して、
テレビから3mくらい離れて見てください。(笑)

あと、血出ますのでグロ注意です!

投稿 : 2017/10/17
閲覧 : 469
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

EDがGacktだった

ちょっと前に、レンタルショップでDVDパッケージのイラストに惹かれてそのままレンタルして視聴しました。

8話ぐらいまで見たけど、うん、なんだろうね。
内容が掴めなかった。

世界観やキャラクターについての説明はほとんど無く、主人公がひたすら酷い目に遭う。リンチされたり腕を切断されたり。
てか、セリフがほとんど無いです。セリフの少なさにビックリします。

あまりにも掴めない&陰鬱なシーンばかりが続くので、途中で断念してしまった。
終盤まできちんと見てようやく作品の真のテーマに触れることが出来る…みたいな作品なんだと思いますが、終盤まで見る気力がありませんでした。

この作品はきっと、上級者向けの作品なんだろうな。
だから自分には難しく、ハイレベルだった。
もうちょっと色んな映像作品に触れてからもう一度見たら、この作品の魅力が理解出来るかもしれない。
わかる人にはわかる、という。

内容は難解だったけど、背景の映像は最高でした。
自分は廃墟とか荒廃した街並みが好きなので、ウットリして見てました。
最初にも書いたけど、安部吉俊さんのパッケージの絵が大好きです。

投稿 : 2017/10/05
閲覧 : 521

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

まず数話視聴し終えると変な笑いしか出ない

弐瓶好き等でなければこのアニメはとてもではないが見てられない
初めて弐瓶勉のバイオメガを読んだ時に似た感覚を得た

そう、雰囲気や造形、作画、考察その他に楽しみを見いだせなければただのグロアニメでしかなくなるのだ(そんなグロではないけど)

始めの数話はひたすら主人公がハァハァ言ってるだけだった
その後も滅多に喋らないがやはり弐瓶勉漫画と言えばこんな感じである(シドニアで入った人にはちょっと理解できないかもしれないが)

もうこいつらが何考えてるかさっぱりわからん

群像劇ってのは得てしてそいつの行動についていくら考察しても飽く迄第三の立場である以上心情も理解できなければ最後まで真意がわからなくなるという事は良くあり、それを楽しむのもまた一興である

ライトノベルにしてもそうだが、動いている主人格たちの行動について逐一ナレーションが入るよりは先が読めなくてよっぽどドキドキするのだが

まあ最後まで各々の細かい心情がまるでわからない話だった

大雑把な事は勿論わかるが、とかく
曖昧に存在する目的らしい目的に対してどう動けば達成されるのかわからない
こういった事は我々が生きる人生の中、実は多々あって、アニメや漫画に於いてはそれがとても簡潔に標が建てられているものの

意味が分からないように見えて実は現実にとても密接にリンクしてる部分もあるように見える

それは最終回の通り、結局こうなりこうなってしまった
でもそれ以外は何も変わらないのよ(特にその事件以外でルクス以外の外界に問題を与えてると思えないのでそう解釈した)

ってのもあらわしている気がする

何やらクソアニメよろしく哲学的な様な感想になってしまったけど至って答えはシンプル
結局のところこういう投げ出されたアニメは昨今量産されている楽しみ方をご丁寧に記した楽しませられるアニメではなく、説明書も無くぶん投げられたアニメをこちらでどう楽しむか。そういう楽しむ為のアニメとも言える

投稿 : 2017/04/01
閲覧 : 412
サンキュー:

3

しーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2017
全22話
暗い感じの雰囲気

投稿 : 2017/03/18
閲覧 : 322
サンキュー:

0

オブ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

厨二心にグッと

完全に主観的なレビューです。
気に入って何回も見直した数少ないアニメのひとつ。

世界観、登場人物、展開が独特。とにかくクセが強い作品。
好き放題やられた感があります。芸術は爆発だ的ノリ。
ただしノリは絶望的に悪い。
しかも視聴者に不親切。
だがそれがいい。

好きなところ
退廃的世界観
色彩表現
アニメでしか表現できない
中盤あたりからの展開
主人公のテクノライズされた腕

嫌いなところ
最終回の謎の歌

投稿 : 2017/02/17
閲覧 : 296
サンキュー:

1

ネタバレ

zunzun さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しき異端

アニメ STEINS;GATE の浜崎博嗣監督(佐藤卓哉監督と共同)のデビュー作品です。浜崎博嗣が、テクノライズ、佐藤卓哉が、NieA_7とデビュー作がどちらも、イラストレーターの安倍吉俊(灰羽連盟・serial experiments lain)絡みという因果。安倍吉俊さん絡みのアニメは伝説的、カルト的な作品が多い。。彼のイラスト自体の魅力、退廃的な美意識、惹き付ける力、今となっては後にも先にも、あの世紀末であった頃でしか産まれえなかった才能だろうと感じています。ご多分に漏れずこの作品も、そんな安倍吉俊イズムみたいなものを継承したアニメでしょう。


こういった事を踏まえてこのアニメについて触れていきたいと思う。
その前に題名のTEXHNOLYZEとは何か。簡単に言えば攻核なんかに出てくる義体が一番近いです。サイボーグ化することですね。他にも細かい違いはあるのですが、正直話の大筋を理解する上でそこまで重要じゃない!? と自分は思っているので省きます。

舞台は? 架空の街「流9州」という場所が舞台です。しかも地元ヤクザが実質支配する地獄みたいな場所です。瓦礫だらけで、空はネズミ色。

主人公は? 第一話冒頭に出てくる「流9州」出身の少年櫟士(見た目は青年)です
後から出てくるアウトレイジの北野武並みの無双、龍が如くシリーズの主人公も真っ青な立ち回りを見せる漢、大西ではありません。

ヒロインは? 居ない。と思った方が身の為です。

暴力、血、姦淫、韻鬱が肌に合わない人は、残念ですが視聴はオススメできません。そこに待っているのは暗く美しく退廃的で荒廃した全くの不毛地帯だけです。


そして、悲しい事にBDのリリースは未だ無く、DVDのみでレンタルも店を選ばないと無い程、世間的にマイナーなので注意。もう10年以上前の作品なので。


このよく分からないけど、なんとなく高そうなハードルを越えて、ようやく第1話に辿り着くわけですが、ここでまた問題が。台詞シーン3分も無いんじゃ?(30分アニメです笑)昨今の5分アニメ作品群の台頭と比較してこれがいかに凄い事かと。(尺を贅沢に使いすぎ的な意味で)
ここで多くの脱落者を当時も産み出してしまったのは間違いようの無い事実でしょう。ですが、ここはじっと我慢してください。

具体的な話が動き出すのは第8話位からです。そこまで視聴出来れば完走出来る筈です。 中にはこの8話までの「間」の批判もありますが、自分はあの「間」を無駄とは思っていません。 このアニメは所謂、娯楽エンタメ作品とは違う、計算された独特の「間」で作られていて、それがこのアニメ独特の世界観に浸るために一役買っているからです。一役どころでは無く全てが「間」なのかも知れません。このアニメ。
もちろん、作画の圧倒的な美しさあってのこの「間」ですが。でも「流9州」を描ききるには必要だったんでしょう。とにかく素晴らしいに尽きる。。その点では設定は凝り過ぎていて難解とも言えるかもしれませんが、ただの「雰囲気アニメ」とするには、その画作りという面ではセンスが桁違いに思えます。

一見小難しいと思わせて、それはフェイントで、そこまで頭で考えなくても、偏執的なまでに尖った画作りを徹底した世界観に一気に引き込まれるアニメ。だけど、小難しく考えたい人にもやはりオススメ。紳士の真性哲学アニメですから。日本より海外で評価されるのも頷けます。その独自性はAKIRAや攻核と並び立ち、同列には括れない、暴力的なまでに超異端なSFアニメ作品です。
特に19話、20話はここまで観て来て良かったと素直に思わせてくれる出来です。


しかし、最終話は救いが本当にありません。今まで頑張って観てきた視聴者ですら心が折れてしまう程に救いが無いです。いや、頑張って観てきた人だからこそつらいのかもしれません。救いを求めて、こんなアニメなんて見たりしませんが、やはり完走する頃には少なからず誰しもこの意味不明なアニメに愛着が芽生えているはずですから。

どう解釈してもラストに救いを見出す事は出来ない。 だが、道中は気持ちよく浸れる事は間違い無い。中毒性の高い作品だからこそ、過度に期待して火傷しないように。

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 395
サンキュー:

5

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

中盤まで恐ろしく退屈で、終盤は胸糞悪くなる・・・全くもってお勧めできない作品!

本作が好きな人は余程のマゾなのか?(失礼!)

私は根性で完走しましたが、かなりの苦行でした。
そして見終わって、「途中で投げださないで頑張って良かった。」という報われ感が全然ないところが・・・また何とも。

変わったアニメが見たい人にはお勧めできる作品なのかも?(これ以上の感想は出てきません・・・)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=========== TEXHNOLYZE テクノライズ (2003年4-9月) ============

{netabare}ROGUE 01 STRANGER (部外者) ☆ ※初見では何が何やらサッパリ分からない・・・
ROGUE 02 FORFEITURE (喪失) ☆ ※同上
ROGUE 03 TEXHNOPHILE (ハイテクマニア) ★ ※「テクノライズ(義体化する)」という特殊技術
ROGUE 04 SYNAPSE (神経細胞の連接部) ☆ テクノライズ技術の解説回
ROGUE 05 LOITER (彷徨い歩き) ☆
ROGUE 06 REPETITION (反復、模写) ★
ROGUE 07 PLOT (策謀) ☆
ROGUE 08 CRUCIBLE (坩堝、激しい試練) ★ 市街での抗争勃発
ROGUE 09 WIGGLE (体の揺れ) ☆ 
ROGUE 10 CONCLUSION (結論) ★ 吉井の死 ※初めて少し面白いと思い始める
ROGUE 11 VAGRANT (ルンペン) ☆
ROGUE 12 PRECOGNITION (認識) ☆
ROGUE 13 VISTA (展望) ★ もの見(ラン)の予言
ROGUE 14 REJECTION (拒絶) ☆
ROGUE 15 SHAPES (形状) ☆
ROGUE 16 STRAIN (圧力、旋律) ★ シェイプスの侵攻  
ROGUE 17 DEPENDENCE (依存) × シェイプスの秘密 ※単に悪趣味の話だったとは
ROGUE 18 THRONE (玉座) × 三長老惨殺 ※悪趣味さを見せ付ける作品?
ROGUE 19 HEAVENWARD (天国の方へ) ☆ 地上の世界 ※だからどうしたの?という感じ
ROGUE 20 HADES (ハデス(冥府の王)) ☆ 
ROGUE 21 ENCEPHALOPATHY (脳疾患) × ※もうどうでもいい話になってしまっている
ROGUE 22 MYTH (神話) × ※同上 ※ED 「WALKING THROUGH THE EMPTY AGE」{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)12、×(疑問回)4 ※個人評価 × 3.1


OP 「GUARDIAN ANGEL (XAVIER'S EDIT)」
ED 「月の詩」

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 1117
サンキュー:

17

ネタバレ

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

たった22話だけなのに
非常に退屈なアニメだった

投稿 : 2016/08/23
閲覧 : 332
サンキュー:

1

らん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人向けのアニメ

終始暗い雰囲気、救いがないストーリー、
でも面白いと感じたのは多くのキャラクターが魅力に溢れていたからだと思う。
全22話に無駄がなく良かった。

投稿 : 2016/08/04
閲覧 : 472
サンキュー:

0

なのみき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラストで一気に加速。

次の回が気になりすぎて結局すぐ見終わっちゃいました。
ヤクザ映画のドンパチが好きな人、グロが好きな人は映像的には飽きないのですぐ見終わる作品だと思います。エロの要素もわずかながら。

2,3話あたりから状況整理ができストーリーの軸が見えてきて、そこからのラストまで過激な演出と巧みな沈黙の緩急がとてもクセになります。ラストはとても抽象的に表現するので難解といえば難解ですが、非常に興味深く考えさせられる内容でしたね。

投稿 : 2016/06/19
閲覧 : 276
サンキュー:

0

ネタバレ

かるび焼肉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなにも評価されているとは?!

自分が視聴したのは10年ほど前なのですがこの作品なかなか良いけど人気出ないだろうなってずっと思ってました。
逆にここでの評価が高くてビックリ!
わたくし事のようにちょっと恥ずかしい気持ちです。ストーリーに意味の無い雰囲気アニメでもいいから見てみようって人にオススメです。偉そうな事は言いません。
夜お休み前にベッドで一話か二話ずつでどうでしょうか?
気づくと最下層(流9洲)の住人達の生き様が作り出すドラマに引き込まれているかもしれません。

投稿 : 2016/04/08
閲覧 : 344
サンキュー:

2

511 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

壮絶

今まで数々の鬱アニメを見てきたけど個人的に一番これが鬱じゃないかと思った。
特に後半の幻想的で平和な自然の風景の中に感じる最っっ高の絶望感はホント鳥肌が立つ。
確かに前半は意味不明の展開。後半につれて何となく理解できたって感じ。
これっぽっちの救いもない壮絶な物語。多分ほどんどの人は最後まで完走できないと思う。

投稿 : 2016/03/23
閲覧 : 346
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

本気でおもしろかった。
記憶に残りますね、これは。

投稿 : 2016/02/15
閲覧 : 289

NoName69 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

星新一の作品を元に作ったかのような

こんなにレビューを書く使命感に襲われる作品は他にそうないだろう。

蓋を開けたら本当に素晴らしかったな。

隠れた名作ってこういう事なのかもしれない。

いやそりゃ隠れるわ!wっていうくらい売れない要素が強いのでまあ仕方ないけどw

ダークな世界観、それに際する美術的なこだわり、重要な描写の細かさと薄さ、それら全てをとっても映画のような洗練された創りだった。

最初は最近のアニメには少ない抽象的な表現や色彩に戸惑いそうだけど

それを租借しながら内容を追っていくと非常に完成度の高い物語へと導いてくれるはずです。

まるで星新一の作品を元に作ったかのようなそんな世界観でした。

本当に面白かったのでまた観たいと思います。

投稿 : 2016/01/27
閲覧 : 318
サンキュー:

4

次の30件を表示

TEXHNOLYZE テクノライズのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
TEXHNOLYZE テクノライズのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

TEXHNOLYZE テクノライズのストーリー・あらすじ

舞台は、絶望と暴力に支配され荒廃した都市・流9洲(ルクス)。老朽化したこの街は現在、外界からのネットワークから外されて孤立しており、街から他の都市へ行くことは困難だが、逆に行き場を失くした者達が流れ着く、吹き溜まりの場所と化していた。

ある日、この地に一人の男が外界から降りてきた。男の名は吉井。ある野望を遂行すべく降り立ったこの男を迎えるのは、生きる為に賭けボクシングで生計を立てる少年・櫟士、近い未来を見ることの出来る少女・蘭、街の声を聞くことの出来るオルガノの長・大西京呉、そして未来の義肢である「テクノライズ」の技術に魅せられクラースから降りてきた科学者・ドク。この男の来訪により、やがて流9洲は街全体を巻き込んだ事件へと発展していく。(TVアニメ動画『TEXHNOLYZE テクノライズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年春アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/TEXHNOLYZE

このアニメの類似作品

この頃(2003年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ