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「せんすい艦に恋をしたクジラの話(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
3
棚に入れた
7
ランキング
7831
★★★★☆ 3.9 (3)
物語
3.8
作画
4.0
声優
4.2
音楽
3.8
キャラ
3.8

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せんすい艦に恋をしたクジラの話の感想・評価はどうでしたか?

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人目を憚らずボロボロ涙を流した作品

全体的に絵柄が子供にも観やすいように愛嬌かつほのぼのした感じであったがゆえに野坂昭如の代表作である火垂るの墓以上に戦争の残酷さを一匹の巨大なクジラの悲劇を通して観る者の心を抉るように描いております。

自分は、この作品を夏にテレビ放送されていたのを偶然目にしたのですが、潜水艦を仲間のクジラと勘違いし、そして恋をしたクジラのクー助(潜水艦の乗組員で少年兵であった主人公が名付けた)に知らず知らずのうちに感情移入してしまったのでしょう。終盤でのクー助が魚雷で原型が分からなくなるほどバラバラになり、かろうじて尻尾の残骸が水面に浮かんでいる状態で、それを主人公ら乗組員達が敬礼するというラスト。

主人公ら乗組員達は自分達の乗る潜水艦を魚雷攻撃から身を挺して救ってくれたという事でクー助を英雄的な感じで感謝していたのに対し、当のクー助はその潜水艦をクジラと勘違いし恋をしていたがために戦争という人間のエゴとかを理解することなく理不尽な最期を遂げてしまう。恐らく、この不条理さに当時の自分は観終わった後やりきれなさに一人で観ていた事もあり人目も憚らずボロボロ涙をこぼしたほどでした。

カッコいい死に方なんてものじゃないんです。そもそも戦争がなければ死ななかったわけで。まさに無駄死に。そういった当たり前の事を雄弁と物語っていた作品でした。

投稿 : 2024/07/16
閲覧 : 41
サンキュー:

5

E=mc² さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中休み回的な?

童話にしては疲れる作品が多い中、中休み的な回として作ったのかな?
作画も可愛少し肩の力を抜いて観られる作品

投稿 : 2018/08/03
閲覧 : 254
サンキュー:

0

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/09/17
閲覧 : 58

せんすい艦に恋をしたクジラの話のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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せんすい艦に恋をしたクジラの話のストーリー・あらすじ

『火垂るの墓』の原作者でもある野坂昭如による「戦争童話集」収録の『小さな潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』が原作。上映時間は15分。遠い南洋に、ひと一倍体の大きいイワクジラのデカオが住んでいた。恋人が欲しくてたまらないデカオは、ある日、潜水艦をクジラだと勘違いをし、恋をしてしまう。だが潜水艦の乗組員たちは、敵国の艦隊に体当り攻撃をかけようとしていた……。子供向けの実写・アニメ映画を精力的に制作していた、にっかつ児童映画の制作で、実制作はスタジオ古留美が担当。監督は『トンデラハウスの大冒険』『イーグルサム』等の児童向け作品に参加してきた椛島義夫が担当。(アニメ映画『せんすい艦に恋をしたクジラの話』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1989年11月23日

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