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詩人・作家の島崎藤村が作詞した大ヒット曲「椰子の実」を題材にした影絵アニメ。 戦前、朝日映画制作社で『黄金の鈎』『お蝶夫人の幻想』『かぐや姫』など、日本アニメ史に残る影絵アニメの秀作をいくつも送り出した荒井和五郎が制作を担当。なお本作の制作は新世界映画社だが、これは前述の組織・朝日映画制作社が1947年に改称したものである。『お蝶夫人』以来、気鋭の映像作家・飛石仲也を相方に優れた影絵アニメを作ってきた荒井だが、その飛石を戦争で失い、本作は荒井のみが主力となって制作した。そのためか作品の質が、戦前の諸作に比べて低下したという評価もある。大ヒットした楽曲を主題にした映画だが、一方で影絵アニメという手法で日本アニメ史に大きな成果を残した荒井和五郎にとって、本作は最後の作品ともなった。なお新世界映画社も、本作を公開した2年後の1949年に解散している。(アニメ映画『椰子の実』のwikipedia・公式サイト等参照)