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「言の葉の庭(アニメ映画)」

総合得点
86.1
感想・評価
2002
棚に入れた
9529
ランキング
211
★★★★★ 4.1 (2002)
物語
3.9
作画
4.6
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.8

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言の葉の庭の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Shintaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的に新海監督作品で一番好き。

見た後に悩みをスッとどこかへ持ち去ってくれるような話。作画は文句のつけようがないレベル。ストーリーは、経験したことはないけれども誰もが経験できそうな話でありとても簡単に入り込める。違う意味で背伸びをしている二人のやりとりが、どうしようもなく愛おしく、どうしようもなく切なくも感じられる。しかし最終的に彼ら彼女らが幸せであったのかではなかったのかは観る人の判断であろう。どうしようもなく行き詰まった時などに見るのがいいのではないだろうか。声優も音楽も文句のつけようはない。

投稿 : 2017/08/18
閲覧 : 177
サンキュー:

4

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

細かい音に こどわった作品だと思いました

 この作品の冒頭から 細かな音にこだわりをもっている

作品だと思いました( ゚Д゚)

 雨の音、歩く音、靴のおと、やすりをかける音

風によって 木の枝などが揺れる音

気になったのは ピアノは誰が弾いたんだろう??

 大人の女性役は 花澤香菜じゃない気がする( ゚Д゚)

俺だけか?



 

 話の感想

 切なく、悲しい話ですね

雨の日にのみ、授業をさぼり 出会っていた女性が

実は自身の通っている 学校の先生だったなんて( ゚Д゚)

 また、最近の日本のおかしいところを指摘しているような気がします

モンスター〇〇ですよね

 モンスターペアレント・モンスターチルドレン・モンスターエンジン

最期の抱きしめあう感じの件は ちょっとくささを感じました

 確実にギップルでますよね

(魔法陣グルグルネタですww)


 決心したことは

聖地の新宿御園ですか? そこに行こうと思いました!



 

投稿 : 2017/08/03
閲覧 : 258
サンキュー:

8

ネタバレ

レダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素敵な作品でした

映像がとても綺麗です。
雨の雫一滴一滴がとても繊細でなにより、
秦基博さんの鋼と硝子でできた声
もうそれだけで最高でした。

主人公の男子高校生孝雄が新宿御苑のベンチで雪野百香里と出会います。
靴職人を目指してる孝雄は百香里に恋心を抱き告白します。

告白を断られた孝雄でしたが・・・

そして最後の名場面、団地の階段の踊り場で二人は抱き合います。

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 192
サンキュー:

8

ネタバレ

かもかも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

夜眠る前、朝目が開く瞬間、気付けば雨を願っている

”君の名は”を観てきたということで新海誠監督の”言の葉の庭”も視聴
この方は切なさを表現したものが多いですが
そんな中でも希望が持てる、前向きになれる作品でした
46分と短い時間の中でしっかり伝えたいことを描かれていたのは凄いなと感心してしまいます
私は新海誠劇場で一番のお気に入りですね

他のレビューでも見られますが今回のテーマは孤独からの自立なのでしょうか?

〜〜セリフからの考察〜〜
タカオ「雨の日の一限はサボり」
母親は家族を放ったらかし高校でも上手くいかず
やむを得ない現実から逃げていた

タカオ「靴を作ることだけが自分を違う場所に連れていってくれる」
昔家族の仲良かった頃靴をプレゼントし喜んでもらえたことがタカオにとって今も救いとなっている
だから靴を作ることは幸せだった頃を思い出す1つのアイテムなのだ

ユキノ「どうせ人間なんてみんなどっかちょっとずつおかしいんだから」
悪いことをしていなくてもなんとも生きにくいこの世界
そんな社会の不合理に疲れてしまったユキノ
タカオは弱った彼女をどこか母親と重ねて見るようになる

ユキノ「私、まだ大丈夫なのかな」
過去の事件ですっかり自信を失ってしまったユキノ
しかしタカオと出会い必要とされた
大人としても先生としても威厳を保つことができた

ユキノ「あれ以来私、嘘ばっかりだ」
仕事も歳も抱えた悩み、名前さえも教えなかった
知られれば離れられるかもしれない、誰からも必要とされないと恐怖から本当のことを打ち明けられずにいた

タカオ「今まで生きてきて幸せかもしれない」
ユキノ「今が一番幸せかもしれない」
ユキノはタカオとの関係の中ではということでしょう
人生経験の差というのが現れたシーンでした

ユキノ「ユキノさんじゃなくて先生でしょ?」
タカオは必要としたい、ユキノは必要とされたい
けれど彼らの相互関係は終わった
ユキノは自立し歩き出さないといけない
しかしタカオが去ってしまうとまた落ち込んでしまう

ユキノ「あの場所で私、あなたに救われてたの」
ユキノは必要とされていなくても前を向かなければいけないと決意する
タカオに本音を言った時依存から脱却し本当に自立したと言えるのです

タカオ「歩く練習をしていたのはきっと俺も同じだと今は思う」
時が経ちユキノに向けていた感情が母親と同じようなものだと気づく
タカオは自立するため送るはずだった靴をそっと置く

〜〜〜〜〜〜

演出について
靴とはタカオにとってはユキノ
ユキノにとってタカオのことを言っていたのでしょう

電車に乗れずベンチへと向かう靴の音(タカオへの依存)
階段へ裸足で向かう(タカオへの依存脱却)
靴のサイズを調べたかった(ユキノについて知りたい)
靴をベンチに置いていく(タカオの自立決意)

他にも心情が雨とリンクしていたり傘の対句などいろいろ凝っている模様

何故大人の女性に幼い声の花澤さんを使うのか最初は疑問でしたが
大人っぽくなさを演出したかったのではないかと今は思います
確かに27歳と15歳の距離を感じず親しみやすかったです


レビューを書いていると改めて凄いなと思わせてくれますね
そろそろ梅雨の季節ですか
雨の日でもふと思い出すと少しは元気を取り戻せるかも
さあ明日も頑張ろう!


余談
ユキノと聞いて私は俺ガイルを思い出しましたが
憧れ、依存など八幡と雪乃の境遇が重なっている部分がありました
こういう終わり方だったらいいなと勝手に想像しております笑

投稿 : 2017/05/13
閲覧 : 364
サンキュー:

20

ネタバレ

もふゅこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雰囲気が良い。

秒速五センチメートルも見たけどやっぱり背景が綺麗。
物語も良かった。
ラストの雨が降ってる中男の子が気持ちをぶつけてるシーンが特によく印象に残っている。
他の作品も見てみようと思う。

投稿 : 2017/04/09
閲覧 : 223
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

言の葉の庭

まさか自分の学校の古典の先生だったなんて思わなかったよね( ´∵`)
たかおくんは、靴職人を目指していて、高校生とはかけはなれてる大人ぽさがすごい!!!
ゆきのちゃんは、学校で問題があってから
1人で戦って悩んですごく繊細な人

投稿 : 2017/02/20
閲覧 : 144
ネタバレ

kagamimono さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

綺麗

40分ほどの短い作品だが、まず絵が綺麗。これ以上ない。
そしてストーリーが綺麗。こちらは賛否あるかもしれないが。
ヒロインが綺麗。声優が良い。EDも良い。心に残る。

投稿 : 2017/01/06
閲覧 : 154
サンキュー:

3

ネタバレ

コラッタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい・・・

とても良かったです。新しい感じでした~作品自体は短めですが上手くまとまっていましたね~個人的にもっと観ていたいって思っちゃいました。やはり作画が本当に素晴らしい。いったいどんだけこだわってるんだ?ってため息が出るほどです。緑を基調とした絵の描写は本当に素晴らしいです。内容も15歳と27歳という微妙な距離感がとても上手く表現されていましたね~最初、先生の声が花澤さん?合うかな?って思いましたけど後半には前言撤回って感じでした。素晴らしい演技でした。こんないい作品もっと早く観ておけばよかったなと思いました!

投稿 : 2016/12/14
閲覧 : 204
サンキュー:

7

ネタバレ

チョコ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

息を呑むほど綺麗!

特に雨に濡れた葉っぱが綺麗で、瑞々しく写真みたいでした! ゚花澤香菜さんの先生が君の名でも出てきます!
あんな風に待ち合わせするの憧れです☪︎。゚+゚

投稿 : 2016/12/06
閲覧 : 340
サンキュー:

40

ネタバレ

217 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

最初わつまらないなぁって少し思ってたら、
話が進むに連れて何か物語の世界に引き込まれて行く感じでした。

雨がしとしと降ってるシーンとか会話わ無いけど雨音だけが響いてる場面とか雰囲気が独特で魅力的でした。

とても良い作品だと思います。

投稿 : 2016/10/08
閲覧 : 220
サンキュー:

5

ネタバレ

ヤマザキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

不自由な短編小説

「君の名は。」の大ヒットで今話題の新海監督の作品と言うことで、dアニメストアで観てみました。

「君の名は。」でも感じましたが、作画が非常に美しいです。雨に打たれる草木や新宿の風景、駅の雑踏や総武線のホームですら、この人の手にかかると美しくなってしまう。例えば外国や地方に住んでいて、実際に東京に行ったことのないという方が、先に新海監督の映画を通じて東京の風景を見てしまうと、実際に行ったときに「こんなはずじゃなかったのに」ってガッカリするかもしれません。

物語そのものはたった45分ということもあり、ストーリーやキャラとしてはさして取り上げて評価するというほどのものではありません。おそらくは短編小説のように、説明不足のところは自分で補完してそれで楽しむという、かなり能動的な楽しみ方をしないとあまりに説明不足、情報不足で楽しめないでしょうね。ただ、そうした作品の楽しみ方をすることが求められる一方で、あまりに作画の情報量が多すぎて、ストーリーの方に全く気が回らなくなるんじゃないかという危惧も感じました。そんな点を考えると、短編小説のような楽しみ方をするにはちょっと自由度が低い、言い方を変えれば作画の美しさばかりに見とれるしか楽しみ方が限定されてしまうような、そんな不自由な作品なのかもしれません。

{netabare}ちなみにこの作品の主要登場人物が「君の名は。」にも一瞬出演いたします。公式には同一人物だそうです。ただ、こちら「言の葉の庭」の設定からすると「君の名は。」に出ていること自体が不自然ではあるので、単なる同姓同名かつ他人の空似か、あるいはいわゆるサービス的カメオ出演と思うのがよいかと思います。意味や事情を問うてはいけなさそうです。{/netabare}

繰り返しになりますが、一言で言えば作画の美しさを愛でる作品です。イメージビデオ的に流して観るのが、もっとも適当な愛で方になるでしょうか?

投稿 : 2016/10/03
閲覧 : 265
サンキュー:

22

ネタバレ

krgy さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

短時間ではありますが楽しめました。

庭園で織り成すタカオとユキノの物語はとても綺麗で、淡い恋物語でした。お互い惹かれあっていく過程もよかったですし、片方は恋心、片方は感謝と、好きという気持ちが違っているのも十分伝わってきて感情移入しました。終盤にあるお互いの本音をぶつけ合い、抱え込んでいるものを曝け出すシーンは特によくて、何度見ても涙してしまうほどでした。


また万葉集の短歌を用いたのもよかったと思います。

鳴(な)る神の 少し響(とよ)みて さし曇(くも)り 雨も降らぬか 君を留(とど)めむ
⇒雨が降ったら君はここに留まってくれるだろうか

鳴(な)る神の 少し響(とよ)みて 降らずとも 吾(わ)は留(とど)まらん 妹(いも)し留(とど)めば
⇒雨なんか降らなくてもここにいるよ

とてもいい短歌ですよね。この短歌によって、雨とは関係なしに会いたいという気持ちが際立ったように感じました。


ミスリードや伏線の張り方も見事でしたね。衝撃的ではないですが純粋にうまいと思いました。ユキノがタカオの制服の校章を見て「会ってるかも」と言った時に

(もしかして学校の先生じゃ・・・で短歌ふっかけるってことは古典?)

と思ったんですけど、序盤でタカオのクラスの古典は初老の男性教師(タケハラ爺)の描写があってユキノではなかったんですよね。でも後半で別なクラスの古典の先生だと判明し、ミスリードにひっかかってしまいました。

あとは体育教師の伊藤先生。
ユキノの元彼なんですが、序盤に一瞬だけ出ていたんですよね。関東の梅雨入り後のシーンにて、タカオが教師に呼び出され「呼び出された理由はわかってるんだろうな?」と言われる描写がありましたが、あれ伊藤先生だったんですね。気づく人は後ほどあるユキノの元彼との電話で

(あの教師と声一緒ってことはユキノはタカオと同じ学校・・・?)

と思うんじゃないでしょうか。自分は3回目でやっと気づきました(笑)

それ以外にもユキノの部屋に置いてある万葉集や大辞林、漢和中辞典などからも教師を匂わせる描写がありました。「あっ!!」と驚くほどではないですが、とても丁寧に作られていますよね。そういう細かい部分での気遣いが本作品から感じられました。


新海誠作品の魅力でもある切ないBGMと美麗な映像についてですが、二人の世界観を思う存分引き出していてよかったです。物語に合っていましたし、言葉不要で映像とBGMのみで表現しているのもいくつか見受けられ、頭の中で想像する楽しさもありました。特に序盤にあった関東の梅雨入り後のシーンで言葉なしでタカオとユキノが楽しそうに話している描写は微笑ましかったです。



ここからはタカオとユキノがお互い惹かれていく過程を物語と絡めながら書きたいと思います。

始めタカオはユキノのことを午前からビールとチョコ食べる変な人って印象でした。ですがまだ誰にも言ったことない夢の話(靴職人)を打ち明けるほどに変わりましたよね。梅雨入り時には夜寝る前と朝起きる瞬間、気づけば雨を祈り、「あの人に会いたい」と思うほどに惹かれていきます。

ユキノも始めは電車に乗れず庭園に向かう時「ふぅ・・・」と溜息をついていました。でもタカオと会うようになってから、雨が降っていると嬉しそうな表情で「雨だ」とつぶやいてますよね。その日の朝、卵割るのを失敗している描写から料理下手ということと「早く会いたい」という気持ちが表れているように思えました。また電車に乗らず庭園へ向かう時の表情にも僅かですが変化が見られました。タカオが靴作りで悩んでいるシーンで「わたしね・・・うまく歩けなくなっちゃったの」と打ち明けたことからも距離が近づいていることがわかります。

タカオが靴職人を目指していることを聞いて、ユキノは靴の本をプレゼントしたり、タカオが「誰のかは決めてないけど・・・女性の靴です」とぼかしているもユキノのために作るのがみえみえだったり、そしてそのことをユキノも勘付いていたり・・・こういう場面もありましたが見ていて心が温まりますね。

仕事も年も抱えた悩みも名前さえもわからない相手に惹かれていくタカオ
タカオのおかげで自身の状態が徐々に改善していくユキノ

お互いがお互いを求めるのも自然なことだと思いました。

その後の梅雨明けで会える口実を失って、より一層二人の距離感が近いことを表していましたよね。ユキノははっきりと「梅雨が・・・明けてほしくなかった」と言っていますし、誰かが来た時に「ハッ!?」として顔をあげることからもタカオに会いたいと強く思っていることがわかります。

またタカオも

「あの人に会いたいと思うけれど、その気持ちを抱えこんでるだけでは、きっといつまでもガキのままだ」
「あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと、そう決めた」

うまく歩けず前に進めなくなったユキノのために、タカオはそう決心します。この時点でタカオにとってユキノはとても大事な人へと変わったんでしょう。

会えないまま夏休みが明け、タカオは学校に行き、そこで初めてユキノが自分が通う高校の教師であることが判明します。この時のタカオは複雑な感情を抱いていたことでしょう。打ち明けてくれなかった悔しさもあると思いますし、ユキノがいじめられていたことに対する怒りもありますよね。3年に殴りこみに行くほどですから(結果返り討ちにあいますが)

後日短歌の意味を知ったタカオは雨が降っていない時に庭園を赴き、ユキノに会いに行きます。ここで序盤にあった短歌の返し歌です。待っているのはユキノなのに「雨が降ってなくともここにいるよ」と返し歌をタカオが歌うというのはおもしろい演出だと思いました。

そして雷と大雨で身動きがとれなくなったのも、いつまでの二人だけの世界観に浸りたいという気持ちが表れてるような気がしました。お互いずぶぬれなのに楽しそうでしたし、とてもいい演出でした。

雷と大雨によりずぶぬれになった二人はユキノのマンションに向かい、ユキノの部屋で幸せなひとときを過ごします。
タカオもユキノも「今まで生きてきて、今が一番幸せかもしれない」と思うほどに心が満たされていました。

そこでタカオが「俺、ユキノさんが好きなんだと思う」と告白をします。ですが教師と生徒の関係であることや、タカオの好きと自分の好きが一緒ではないことをユキノは気づいていました。なので「ユキノさん、じゃなくて・・・先生でしょ?」と受け流してしまいます。

「私はね、あの場所で、一人で歩けるようになる練習をしてたの」
「靴がなくても」
「だから・・・今までありがとう・・・秋月くん」

そう言いユキノは来週引越すことを話します。タカオは秘めた想いを打ち明けたのに、それに向き合ってくれなかったことが悔しくて帰ります。

ユキノは自身の行動でタカオを傷つけたこと、このままでは望まない別れ方をしてしまうことに気づいて後を追います。階段付近にいたタカオは、追ってきたユキノに対し感情を爆発させます。

「最初からあなたはなんだか・・・・っ・・・・・・嫌な人でした」
「朝っぱらからビール飲んで、訳の分からない短歌なんかふっかけてきて」
「・・・っ!・・・自分のことは何も話さない癖に、人の話ばっか聞きだして」
「俺のこと生徒だって知ってたんですよね?」
「汚いですよそんなのって!!」
「あんたが教師だって知ってたら、俺は靴のことなんてしゃべらなかった!」
「どうせできっこない、叶いっこないって思われるから!!」
「どうしてあんたはそう言わなかったんですか!?」
「子供の言うことだって・・・適当に付き合えばいいって思ってた!!」
「俺が何かに・・・誰かに憧れたって、そんなの届きっこない叶うわけないって!!」
「あんたは最初からわかってたんだ!!!」
「だったらちゃんと言ってくれよ!!邪魔だって!!」
「ガキは学校に行けって!!俺のこと嫌いだって!」
「あんたは!!」
「あんたは一生ずっとそうやって!!」
「大事な言葉は絶対に言わないで!!」
「自分は関係ないって顔して!!」
「ずっと一人で!!生きていくんだ!!!」

渾身の叫びですよね。声優の入野自由さんの演技も素晴らしかったです。

ここで天気雨。からのユキノが足を踏み出し泣きながらタカオを抱きしめます。

「毎朝・・・・・・毎朝ちゃんとスーツ着て・・・学校に行こうとしてたの」
「でもこわくて・・・どうしても行けなくて」
「あの場所で・・・私・・・あなたに救われてたの!!」

ユキノが抱え込んでいたものをタカオにぶちまけるこのシーンは何度見ても泣けます。泣いても喚いても叫んでもいいから本音をぶつけることのよさがこのワンシーンに凝縮されています。

タカオはユキノに恋してたことを伝え、ユキノは救ってくれたことに対しての感謝を伝えたとこで秦基博さんの「Rain」が流れるのはずるすぎます。曲が流れている間涙が止まりませんでした。最後の曲入りまでの流れとエンディングは本当に大好きです。


エピローグにて

タカオは靴を完成させ庭園の思い出の場所へ置き

「歩く練習をしていたのは、きっと俺も同じだと、今は思う」
「いつかもっと、もっと遠くまで歩けるようになったら」
「会いに行こう」

そう言葉にして幕引きです。靴を完成させるもユキノへ送らず思い出の場所へ置くこと・・・それは自身の失恋に対して受け止め、昇華することができたということでしょうか?様々な考え方が脳内に浮かびそうな終わり方だったと思います。



正直1回目に見たときは背景がきれいとか、BGMがいいとか、そんな感想しか出てこなくてそこまで感動しなかったんです。でも複数回見ることでタカオとユキノの気持ちが理解できるようになり、どんどん惹かれ涙が出るほどに感動する作品に変わりました。46分くらいの短時間ではありますが非常に楽しめる内容でした。

また本作品から大切な存在に対して、本当に伝えたいことや言葉は内に秘めず、相手に届けることが大事だと教わりました。物語終盤のタカオとユキノのように抱え込んだままにせず、本音をぶつけていきたいですね。




※誤字・脱字・誤用ありましたらすみません。また個人の解釈なので間違った捉え方・考え方があるかもしれません。長文失礼致しました。

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 181
サンキュー:

12

ネタバレ

gKEGi73773 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海誠ワールド溢れる作品

まず代名詞とも言える映像の美しさは新海誠の作品の中でもこれが一番だと思います。
池や雨といった水、そして太陽などの光の表現は本物にしか思えないほど美しい。新海誠にしか出来ない表現が詰まってます。

ストーリーも新海誠らしく決してハッピーエンドとは言えない結末(秒速5センチメートル程ではないが)。
登場人物が結ばれることのない冷たい現実を見せつけながらも、その中で前向きに生きていく姿を表現出来ていたと思います。秒速5センチメートルでバッドエンドにしすぎた反動で前向きな姿を加えたのかもしれないです。

あと秒速は特にそうですが挿入歌と映像を合わせるのが本当に上手い。今回の楽曲も単なる飾りではなく作品の重要な一部になっていました。

今だと「新海誠=君の名は。」になるのかもしれませんが、それよりも新海誠ワールドの醍醐味が多く詰まっている作品、これはその一つだとこの作品を見直して改めて感じました。

投稿 : 2016/09/08
閲覧 : 191
サンキュー:

10

ネタバレ

わた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

清々しい

梅雨のこの時期にみるアニメにいい。
物語も45分程で終わるので気軽にみれるはず。

内容だけを考えれば切ないはずなのに、見終わった後は、雨が止んだ後の清々しさに似たものを感じた。


作画もすばらしく、また秦基博さんの音楽とも絶妙にマッチしていた。

この手のアニメは好き嫌いがハッキリ別れそうだが、自分にとってはここ最近で一番しっくりきた。

投稿 : 2016/06/30
閲覧 : 207
サンキュー:

7

ネタバレ

Yas さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

.

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 196
サンキュー:

0

ネタバレ

levantar さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とある一般高校生の日常

アニメ映画なのに主人公補正がありません。
アニメ映画なのに実写の様なCGや背景や情景描写です。
アニメ映画なのにアニヲタや声ヲタをターゲットにしてません。

予備知識なしで見たのですが、出演者の年齢が前半と後半で違う様に感じました。

主演の少年は、
受験を前にして現実逃避している中学三年生と感じていたら、
靴職人になる事を夢見て、実現しようと踠いている高校生。

謎の女性は、
大学卒業、会社に就職し新しい環境に馴染めず五月病を発症した新入社員かと思っていたら、謂れのない事で執拗に迫害を受け、心に深い傷を負ったアラサー教師。
これは、演者さんの影響でかも知れません。

大人になろうと背伸びをしている少年と、子供のままで居たかった女性の純愛ラブストーリー。

一回り齢上に恋をする息子と、一回り年下の燕を追い掛ける母親。
恋愛に対して年の差の概念を持たない家庭環境故の為せる未来があるのか?、
夢は夢、憧れは憧れのまま現実を思い知るのか?

観終わった人が、其々違った未来予想が出来る作品でした。

投稿 : 2016/06/19
閲覧 : 183
サンキュー:

3

ネタバレ

ぱ(・ω・)こ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーーーん

新海誠監督作品、45分強の短編アニメ。

正直、1回目見た時はあまり好きと思えなくてほぼ酷評になりそうだったのでレビュー控えました。
でもなぜか腑に落ちなくてもう一度試聴。
少し好きになったけど、この作品大ファンな人は見ないでもらったがいいかもです(^^;;
あと耳すばのあらすじ?にも触れるのでネタバレしたくない方は観ないで下さい!



で、感想なんですけど。
上記にも出した通り、1番最初に思ったのは
耳すばやん。
なんというか大まかな設定が。

・主人公には年の離れた兄弟がいて団地住み
・その兄弟と1部屋をカーテンで仕切って共同使用
・近々兄(姉)が出て行くので部屋広くなる←
・主人公の2人のうち、男は職人になる夢があり、女はなにか猛烈に悩んでる
・2人だけの秘密の?場所がある。落ち合う。
・雨の日の告白シーンがある
・2人は離ればなれになる、でも想い合ってる
・EDで♬〜カントリーローーード…〜♬
、、はないですけど。

箇条書きにしてみるとやっぱ似てるなー笑

比べるとかじゃないけど、耳すば大ファンな私にとってはすごく気になるとこな訳で!
序盤にそれが頭よぎった時点でもう集中できない訳で!


でも、この評価になった理由は違うんですよ(・_・マッテネ

1番の理由は、ヒロイン雪乃が、、
嫌いなタイプすぎた(o_o)ゴメンナサオ

もー観ててイライラがとまらなくて。
最初見始めた時の印象は、
「なんか色気の漂う綺麗な作品」
だったんです。
でもその色気が、私にとっては嫌な方向にいってしまった(._.)
色気自体がイヤなんじゃなく、
作品全体の色気→雪乃のあざとい色気
に私の中で変わった時に、すごいヤな気持ちになったんです(o_o)
こーゆう女いるよな。
古典教師なので、万葉集の一文を使って
「雨が降ったら君はここに留まってくれるだろうか」という意味のセリフを言ってた。
初対面の、自分の学校の1まわり年下の生徒と気付いた上で。
いや、ないわー。だんだん好きになってしまった、禁断の恋!じゃないもん。作ってるもん自分で。せっかく花澤さんの声なのに。悲しかったなぁ。
雪乃ファンの方ごめんなさい。


キャラ達は本当に実際の人間をそのまま描写したよーで、すごいリアル。
リアルは好きですよ。けどここまでのって、アニメとしてはなんか受け入れられない。
というのが正直なとこです。

もちろん風景画は目ん玉ぶっ飛びそーなくらい素晴らしいです。実写かよ。まじかよ。天才かよ。
雨を題材にしてあるので、小雨〜暴風雨まで細かく魅せられて非の打ち所がない。
EDも作品に合っててすごくよかった!

が。小説読んでる気分だった。これはアニメではないのか!
でもなーあの映像美は捨てがたい。
ということで私の結論は、
「もー少し短編にして、無声アニメにすればよかったのでは!」
です。一個人の意見ですよ。もちろん。
あそこまで心理描写を表現できるなら、絵だけでそれを伝えた方が面白いんじゃないかなー、、とか、、
生意気すんません。(._.)デシャバリヤ-ネ

こんだけ色々言っちゃいましたけど、見る価値ない!とかそんなん思ってませんよ。
あの映像美でだけでも見る価値ありです!
少し雨の日に散歩してみたくなった(^o^)
実際ファンの方も多いし!


あ、最後に1つだけ!
なんでラスト追いかけるシーン、エレベーターじゃなくて階段なのー!せめてエレベーター故障中描写入れといてー!
以上です!

投稿 : 2016/06/13
閲覧 : 229
サンキュー:

14

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的意見です

先日久しぶりに映画館で映画を見てきました。正直、映画なんて家で見ても映画館で見てもそう変わらないだろうと思ってたんですが、全く違いました。月並みですけど、すごかったです。画面が大きくて、高性能なスピーカーがあるだけでこうも圧倒されるのかと心底驚きました。映画にハマる人がいるのも納得です。

それで、その映画を見ている最中に思い出したのがこの作品のことです。
正直言って、この作品を初めて見たときそこまで面白いかと思いました。作画がいいだけで話としては単純極まりなく、その点で恋愛をテーマとしたありふれた作品としか位置付けられなかったからです。ショートアニメだということを差し引いてもあまりに単調すぎます。あと関係ないけど年の差がえぐかったです。ちょっとした事案臭がしました。

しかし、この視点は間違いでした。少し前わけもなくユーチューブで言の葉の庭のMADを見たんですが、鳥肌立ちまくりでした。初見時には特に何も思わなかったのに、何とも不思議な感覚でした。

おそらく、pcフルスクリーン&ヘッドホンという装備が功を奏したのだと思います。超擬似的に映画館を体験したわけです。それで、今回映画館に行ってみてこの作品はあの大画面でこそ生きる作品だと確信しました。もともと映画なんですから当たり前の話ですが。

この作品はいわゆる雰囲気アニメに類する作品だと思います。それも雰囲気99、話1くらい偏ってるレベルで。その雰囲気を最大限出せるのが映画館というわけです。あの見るからに時間をかけたであろう作画を家で完全に楽しめるはずがありません。だから、家で見た時点で魅力は半減しているんです。家では画面は小さくなってますから映像的に伝わることは減り、逆にストーリーの方にどうしても目がいってしまうようになります。その結果、作画はいいけど話はつまらんという結論に至ってしまうわけです。

違うんです。話を楽しむのではなく、映像を楽しむんです。そして、それは映画館でしか望めない行為なのです。

何より思うのは映画の批評は映画館で見ないとわからないということです。家のこじんまりとした画面で見たところで、映画館と同じ迫力や感動を味わえるわけがないんです。そりゃ評価に差も出ましょう。まぁ、そんなこと言ったって仕方ないので、最近はひたすら言の葉の庭の再上映を願ってます。無理でしょうがね!そもそも近場にやってくれそうなところないし。
こういうときタイムスリップしたいなぁって思います。

投稿 : 2016/06/12
閲覧 : 158
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宮島 蒼 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雨の新宿御苑

個人的には中盤ごろまでが好きなので、「恋の初期段階が綺麗に描かれた作品」という評価です。
作画と音楽のレベルの高さもあってアニメというよりは芸術作品のような。

何となく周りが馬鹿に見える学生時代に、大都会の中では非日常的とも言える新宿御苑で、綺麗なお姉さんが真っ昼間から憂鬱そうにビール飲んでたらまあ気になりますよね。去り際に和歌を詠むのはトドメの一撃か。

その後は、主人公になった気持ちで、
「この人は何者なんだろう」って片想いしている気持ちで観てました。
あまり知らない人を好きになったときのフィルターがかかっている感覚です笑
雨の日にしか会えない設定も切なさを掻き立てられて上手いです。

でも、足のサイズを図っているシーンがピークでした。

中盤以降は、ベールが剥がれて
「思ったよりも普通の人だったんだ」ってがっかりしてしまいました。
友人も同じようなことを言っていたので、現実に対して斜に構えている人だと日常が入ってくるとぶち壊しだと思ってしまうのかもしれません。でも、それが現実。

観た後に新宿御苑に遊びに行きましたが、本作の中の新宿御苑の方が綺麗でした!笑

投稿 : 2016/05/24
閲覧 : 237
サンキュー:

15

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海誠監督さすがです!

新海誠監督と聞いて視聴。

秒速5センチメートルに続き二作目。

もう雪野さんに惚れてしまいました。
いくら何でも27にはミエナイ(笑)

そして孝雄君と雪野さんの淡い恋に合わせた天気の描写

さすがでした!


日本庭園行きたくなりました…

投稿 : 2016/05/08
閲覧 : 191
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snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

未成年淫行の噂で辞めた女教師がグレて未成年に手を出す物語<47>

背景が綺麗。まあ一本調子なんですけどね。
綺麗な字で描かれた小説には価値があるのかしらなんてことを考えたり。
エフェクト系の綺麗さだから、そのうちキャッチアップされちゃうやつだし。

46分だと映画ってよりOVAを劇場にかけましたみたいな感じか。
ストーリーはよくある恋愛系、F1層狙いました、みたいな。
退屈しながらもまあこんなもんかってみてたけど、ラストで自作の靴を御苑のベンチに置いてくのは自己陶酔がすぎるとずっこけた。
靴のデザインも微妙で、失敗作廃棄に見えなくもなし。

投稿 : 2016/05/05
閲覧 : 594
サンキュー:

5

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さあ、靴を履いて新たに出かけよう

歩いてきた道。色々な事でボロボロになった靴。
気づいてみたら、もう動けなくなる位怪我をしてしまった一人の女性。
傷だらけの足で一歩も歩けなくなって、一人で留まる場所で停滞してしまう女性。

そんな時、靴職人を目指す少年が閉じた場所に現れる。
彼は直向きに己の夢に向かってる。
裏表が無い心温まる真っ直ぐな気持ち。
そんな少年の純粋な気持ちで裸足になれた女性。
負った傷は消えないけれど。
泥まみれで汚れた気持ちは雨と一緒に流される。
癒えた足で新たな靴を履いて。
さぁ、人生という名の道を出かけよう。


正直お話しは地味でしたが、大変面白い。
気が付いたら、いつの間にかのめり込まされていました。
最後を観てると、この恋は実らないのかなって思いましたけれど。


作画の方は正直ビックリ。ホントビックリ。
スゴイとしか言いようがない程の描写。
雨粒とかマジ凄すぎて言葉が出ません。
☆が圧倒的に足りない!10位の☆レベル。

投稿 : 2016/04/07
閲覧 : 214
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mrVHU60006 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雨の日も好きになれそう

見たいなとずっと思ってて、今日は雨が降ったのでぴったりだなと思って見てみました。

私は元々晴れの日の方が好きなのですが、これを見て雨の日も好きになれそうです。

登場する2人が先生と生徒だとは全然思わなくてびっくりしました。古典の短歌を言っていたのはそういうことだったんですね。

「鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」
「雷神の 少し響みて降らずとも われは留らむ 妹し留めば」
この2つの短歌がこれを機にとても好きになりました。(ネタバレですが、お話中に出てくるものです)

全体的にこのお話はいいなと思いました。
少しだけ物足りない気もしますが、見て損はないです。有名なアニメ映画ですし。

次は梅雨あたりに、また見ようかなあ
いいお話をありがとうございました\(^^)/

投稿 : 2016/04/04
閲覧 : 173
サンキュー:

6

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双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品を観終わったその瞬間から、雨が恋しく、愛おしくなる。

新海誠監督による約46分のショートフィルムアニメ。

随分前から視聴したいとは思っていたのですが、何となく先延ばしにしてしまっておりました。
さてさて、結論から言わせて頂きますと...大満足です。
ずっと余韻に浸りたくなるほど素晴らしい作品でした!
私は細かい考察だとかそういうのは全く得意でないのですが、ちょっと頑張って書いていきたいと思います…!
*あらすじはあにこれ、他の方のレビューをご参照ください。

設定、物語的にはさほど珍しくない感じだと思いますが、特筆すべきはその作画ですね。
絵は実写と見紛うほど繊細なタッチで、特に雨の表現が素敵です。
通勤ラッシュの街の喧騒、新宿御苑の木々の緑、そして晴れた日の木漏れ日、夕立の雷、
雨に打たれる水面なんかも全て、リアリティ溢れるものになっています。

じゃあ実写にすればいいのでは?とも思ってしまうのですが、それではこの作品を表現しきれない。
それはキャラクターの細やかな表情もそうですし、雨の表現もそうですが、なんといっても声優さんの演技です。
主人公の男子高校生・タカオを演じるのは入野自由さん、
タカオがある雨の朝に出会う不思議な女性・ユカリを演じるのは花澤香菜さん。
このお2人は流石ベテランなだけあって、演技とは思えない演技でした…!
それぞれ悩みや葛藤を抱えた、だけれど時々風が吹き抜けるような爽やかな声で、とても自然な演技。
私はやっぱりこのお2人の声が大好きだなと感じました^^

また、{netabare}この作品で重要な「靴」の存在。
靴を失い、後ろを向いて止まったまま、歩きだすことのできないユカリと
靴を履いて、自分の夢へと歩き出そうとするタカオ。
この二人の対比を表現するための「靴」なんだろうと思います。
ユカリはタカオと出会って靴を見つけられたのだから、
たとえ靴を失っても、大切な誰かと出会えばきっとまた見つけられる、一歩を踏み出せるのだ
というメッセージが含まれていると思うんですが、これは勝手な推測です(笑){/netabare}

『雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ』
...雷が鳴って 雲が広がり 雨が降ってくれたら
帰ろうとしているあなた きっと引き止められるのに

『雷神の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば』
...雷が鳴らなくても 雨が降らなくても
君が引き止めてくれたなら 僕はここにいるよ

作中に出てきた短歌---柿本人麻呂が詠んだ、万葉集の短歌です。
いやぁ、良い歌ですよね...!
こんなぴったりな歌、よく思いつくものだなと感激しました。

そしてED曲「Rain」も素晴らしかったです。
「ひまわりの約束」でお馴染みの秦さんの声がまた心に沁みる…。
遠くで茜色に染まる空と、抱きしめあう二人。
挿入の仕方がこれまた秀逸で、ちょっとうるうるしてしまうくらいでした。

私は6月生まれで丁度梅雨時期に誕生日を迎える訳なのですが、
そんな自分の生まれた6月はあまり好きではありませんでした。
だって毎日のようにジトジトジメジメしててキノコでも生えそうなくらいだし、
特に楽しい行事も長い休みも無いですし(それはまぁこれと関係ないですね)。
ですが、この作品を観てみると、今まで嫌悪していた雨でさえ好きに思えてくる。
あの梅雨時期の長い雨も恋しくなってくるのです。
まだご覧になっていない方は是非観て、この感動を実際に味わって頂けたらと思います!

なんだか意味分からないレビューになってしまいすみませんm(_ _)m
最後までお付き合い頂き有り難うございました!

投稿 : 2016/03/15
閲覧 : 264
サンキュー:

33

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三突 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

綺麗

作画はすごく綺麗で雨の表現がすごく素晴らしい必見!
キャラの表情も声もすごく良かった

内容としては
他に書かれているので私的な感想を
よくある青春ストーリーをチョイ文学的にアレンジした感じですが
まあ45分に良く凝縮したな~って感じ
最終は消化不良ですが
ちょいウルってなるところもあったりしましたが
個人的には考えつく範囲に収まってしまったのでまあこんなものですか

投稿 : 2016/03/11
閲覧 : 214
サンキュー:

5

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HATAKE さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いつの間にか酔が冷め…(+ALPHA)

柿本人麻呂-万葉集
Q.
鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
(なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらぬか きみをとどめむ)
A.
鳴神の 少し響みて 降らずとも 吾は留まらん 妹し留めば
(なるかみの すこしとよみて ふらずとも わはとどまらん いもしとどめば)

Q.
「雷神の音がかすかに響いて、空も曇って雨も降らないだろうか。そうすれば、あなたを引き留められるのに。」
A.
「雷神の音がかすかに響いて、雨が降らなくても、私は留まろう。あなたが引き留めるならば。」

Q.
雨が降ったら、君は此処に留まってくれるだろうか。
A.
雨なんか降らなくても、此処にいるよ。


秒速5センチメートルをみて、そこから何かを自分に投影できた人にはとても面白い(というか良い作品だなと)感じられたことでしょう。
つまりは、片思い、失恋、恋煩い、など好きな相手を思うことの辛さを味わったことがある方には…という意味です。


この作品を見る前にクソマズイ40度のお酒を飲んでいい感じにクラクラしていたんですが、終盤の喧嘩シーン。「帰ります」のシーン。雪野百香里(ヒロイン)が主人公との回想を終え立ち上がるシーンでいつの間にか酔が消え、見入っていました。

50分未満という一時間にも満たない作品なのに伝えたい事はしっかり伝わってきましたし、主人公の高校生らしい葛藤と苦悩。社会人として、教師として挫折してしまっていたヒロインの苦悩と葛藤。

二人がふたりとも、無意識のうちに互いが互いを支え。目印(目標)となり。自分の夢への道を、力強く歩き出すための一歩を踏み出す勇気を互いに与え合っていた。

それに映像と話がマッチしていて、映像に話が負けることもなく、話に映像が負けることもなく、こちらも互いが互いを引き立たせていて良かった。


涙が出始めたシーンは、主人公が学校の先輩に殴りかかるシーンからです。

何故泣けたか、それは、当時の私にはそんな勇気も覚悟もなかったなぁと。主人公と同じ15の時は絶賛片思い中でした。
私の片思いの相手はかなりはっきりとした性格で、私の周りでは彼女の陰口をよく耳にしていました。学年内でも指折りの成績で、小さいながらも運動神経抜群、天然っぽさがありつつも歳の割に大人っぽく、登下校時は小難しい文学作品や哲学書なんかを読んでいて、休み時間は男子にも女子にも人気があり、常に周囲には誰かがいた。

そんな人気者で好かれやすい彼女だから、この作内ヒロインの百香里先生と同じような理由でいじめられたりもしていました。

でも、彼女に対して嫌がらせや陰口を言う相手に殴りかかる覚悟、彼女への悪口はやめてくれと声を上げる度胸…なんてさらさらなく、逆に自分が痛い目にあったらどうしよう…とか、いじめられるようになったらどうしよう…とか。急に保守的になってしまって何も出来ませんでした。

でも主人公くんはそんなことは思いもしないで先輩であろうと誰であろうと殴りかかりました。

暴力が何かを生むということは決してなく、決して良いと褒められるような行為ではないのですが、大人同士の殴り合いと、青春期の子供同士の殴り合いの意味することが少し違うように、そういうものは青春期くらいでしか経験ができないと思うんです。

それを怖さ故に、想い人よりも我が身大事で逃げてしまった私と、私には出来なかったことをさも当然のように実行してしまった主人公。
自分の小心者っぷりをまざまざと見せつけられてしまったみたいでなんとも言えない涙が零れてきました。


誰かが<主人公がヒロインを好きになる理由がわからない>
と書かれていたのを見かけたので自分なりに考察。

1.まず、初めてあった女性の百香里先生の短歌を帰ってから兄さんに聞いていたことから、この時既に意識していた。

2.「上手く歩けなくなっちゃったの」という言葉を聞いた主人公は『この人のことをまだなにも知らない、仕事も年も…抱えた悩みも。名前さえも…それなのに同仕様もなく、惹かれていく。』とある。

3.梅雨明け後、主人公が自室で『だからなによりも俺は、あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと…そう、決めた。』とあることから、歩けなくなった想い人に自分が作った靴を履いて元気な姿になってもらいたいし。靴職人になるという目標が"名前の知らないあの人"のいる大人の世界へと繋がっていることで自然と惹かれていったということではないでしょうか。


思うに、こういう作品や文学作品でもそうですが、直接的、物理的接触…つまり、体に触れたり、抱きしめたり、キスしたり、ピロートークしたりするような描写がなければ「好きになった」とは断言できないではないか!という意見もわかるっちゃわかります。

自分も1-3まで挙げたは良いですが、これといって断言できるような描写…つまり主人公がヒロインを「好き」と表現している(告白シーンは除く)描写がないので何ともな状況なのですが…


こういう「???」が頭のなかを螺旋状に渦巻いてきてしまった時には、自分の身に置き換えてみるとよく分かるのではないだろうかと思い、今まで経験してきた恋愛や一目惚れ等をを思い出してみると、やはりはっきりとした何かが私の身に起きたわけでもなく、なんとなく「好きだな」って感じて、「好きだよ」って言って、「どうして?」なんて聞かれた時には答えにくかったなぁ…なんていう記憶がありました。


相手のことを無意識のうちに意識し、気づけばいつの間にか頭のなかの思考や行動が全て意識している相手のことを思ってのものになっていたり。そして好きなんだ。と気づく。

恋愛というものを理屈で片付けてしまうのは簡単で、一目惚れなんてのは要は「自分に足りない遺伝子を持っている異性と交わることでより良い子孫を残したい」という動物的な本能からくるものであるとかなんとか。


話を戻しますが、主人公にとって「好き」という感情は初めて出会った時にはもう存在していたのかもしれませんし、「歩けなくなってしまった」という言葉を聞いた時からかも知れませんし、弁当を食べ合っていた時からかも知れませんし、お返しの高価な本をもらった時、先輩たちが嫌がらせをしていたことを知りそのことに対して自分の腹が立っていることに気づいた時かもしれません。

挙げれば挙げるだけキリがないのです。

逆にヒロインの先生が、いつから、どうして主人公のことを好きになったのかを探ろうとすればするほど出てくるのと同じように。




別の方のレビューでも気になったことがあったのでもう一つ。
(なっがいな、コイツのレビュー。と感じた方はブラウザバック推奨です)


<最後の先生が階段を駆け下りるシーンについての疑問>

高層階マンションなのでエレベーターがあるはず。
なのに何故か主人公も先生も階段を使用。


この疑問については登場人物目線(心理)から考察するとすっきりと理解できると思うのですが、あの時の主人公の感情は憤りだと思うんです。
振られた相手と同じ部屋にいることが耐えられなくなり、一刻も早くその場から逃げ出すために生乾きの服のまま外に出た。


もし自分が主人公と同じ立場だったら閉鎖されている空間や密閉されているような空間はどうしても「独り」を想起させてしまう場所なのでできるだけ開放的な空間にいたいと思う。だから部屋を出たし、この場合は階段を使用することにしたんではないかと。それに先生がたどり着いた時の主人公が雨の降る外の風景を眺めていたことからも「何処か遠く、ここではないどこか」を見つめて心を沈めていたのではないだろうかと。

エレベーターではこの映画の見せ所、というかテーマでもある「雨」が出てきませんし。
それにエレベーターをどちらかが使用したのでは最後のシーンのあの惹きつけられるような魅力は出せないでしょう。こんなにも広い世界にまるで二人しかいないようなあの演出は。

そういう演出面を考慮に入れると先生が真っ先に階段を選択したのは至極当然ですし、むしろ先生が飛び出した時に、もう間に合わないかもしれないという焦りから靴をはく暇もないという描写もあります。

エレベーターの所まで行ったとしても、もし主人公がエレベーターを使用して1Fまで降りていたなら、先生の階まで上がってくるのを待たなければならないし、更に1Fまで降りる時間を考えると倍かかってしまう。

そうなると靴も履かずに慌てて出てきた描写と矛盾する。(靴も履かずにボーッとエレベーターが上がってくるのを待ち、エレベーター内で下の階まで降りるのをボーッと待つ…。なんて緊迫感のない描写!)

それに追いかけている身なのにエレベーターを使うのはそもそも時間的にも心理的にも考えないだろう。走れば普通に階段を使ったほうが早いのだから。それにもし主人公がエレベーターを使っていたとしても階段で降りればギリギリ間に合うか、それとも階段を歩いて降りていればギリギリ間に合うかの瀬戸際で先生の選択肢としては必ずと言っていいほど階段しかなくなる。

主人公の選択としては階段でもエレベーターでもどちらでも構わないだろうが、先程も述べたように最後の見せ場となる演出、作品のテーマである「雨」、最後も盛り上がりのシーンとしても階段の踊場での再開というのがもっとも良いものだったのだろうと思う。


長くなってしまって申し訳ない。それでは。

投稿 : 2016/02/11
閲覧 : 238
サンキュー:

14

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tukinoshim さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

東京が美しいと思える唯一の作品

新海さんの魔法にかかった東京は本当に切ない程美しい。
彼のフィルター越しの世界は、なんでこんなに美しいんですかね。
自分の視界がどれだけ曇っているかよくわかります。。

生きるのにつまづいた社会人の女の子と、
夢と現実に葛藤する少年の、とってもピュアな物語です。
全然悲恋なんかじゃありません。
いつかこんな話を作ってくれるんじゃないかと漠然と思っていましたが、
本当に作ってくれて、感無量です。
秦さんの歌う主題歌も鳥肌もの。

素晴らしいの一言。
何より、いつもごみごみして騒がしい東京が美しいと心から思える作品でした。

投稿 : 2016/01/02
閲覧 : 191
サンキュー:

11

ネタバレ

OuaMJ86936 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

言葉以上の表現力

日常の些細な鼓動の綻びを満たすをオアシスを新宿御苑に見立て、言葉以上による感動より、描写による表現が見事だと思いました。
近年まれに見る大人な名作だと評価したいです。

投稿 : 2015/12/06
閲覧 : 173
サンキュー:

8

ネタバレ

yosiyuki2 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ映画でやったからこそ評価された気がする

内容は心に沁みる内容で、なおかつ青春の甘酸っぱさもあり
子どもから大人まで万人が楽しめる内容となっておりました。
ただ展開に意外性は無く、自分的には
演出や登場人物の心の動きを静かに楽しむ感じでした。


演出は新海さんだけあって素晴らしいです。
芸術というのはこういう物のことを言うのかと、感じまし7た。

あまり年上キャラを好きになることは無いのですが、
この作品は別でした。
主人公にも凄く好感が持てました。

たまに無性にみたくなるアニメ映画作品です。

投稿 : 2015/11/16
閲覧 : 246
サンキュー:

27

ネタバレ

rBMhe16196 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海新境地

流石のカット、コンテ内容に、題材やストーリーは普通よりなのに
見入ってしまいました。

空気感が毎回素晴らしい作品が多いですが、暗い、冷たい感じが多かったのに
この作品は、緑と雨の表現と生活の中にある、空気感がとても見えた気がします。

内容は、少しツッコめてしまう点が多いのですが
それを置いておいても、引きこまれた新たな新海ワールド
主題歌、エンディングと秦さんの歌声のマッチングも素晴らしく

新宿御苑を中心とした世界観が、作品の庭箱に詰められていたと感じました

雨の休みの日、ゆったりと見ていただきたい作品です!

投稿 : 2015/11/09
閲覧 : 199
サンキュー:

11

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言の葉の庭のストーリー・あらすじ

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた­…。(アニメ映画『言の葉の庭』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年5月31日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
主題歌
≪ED≫秦基博『Rain』

声優・キャラクター

入野自由、花澤香菜

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、作画監督・キャラクターデザイン:土屋堅一、美術監督:滝口比呂志、音楽:KASHIWA Daisuke

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