雑食大魔王 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
雨が好きになってしまうような作品。
絵と音がバッチリ合っていてすごかった。
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言の葉の庭の感想・評価はどうでしたか?
雑食大魔王 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
絵と音がバッチリ合っていてすごかった。
ネムりん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お茶 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
普段何気なく生活している中で音は無数に聞こえてくる。聴覚や視覚などと普段の生活という普遍的な共通項で、本作の人気が成り立っている気がする。
私は音に敏感な人間で普段音を苦手としている神経質な奴です。
本作の音は美しい。歩く靴の音、包丁の音、呼吸、字を書く音等々。こんなにも綺麗に音って大切だよな、なんて感傷に浸らされたり、作画においては美しくも写実のような映像は原風景にまで届いてくる。
物語は靴職人を目指す眩しい若者と、社会に悩み疲れ前に歩けなくなってしまった女性とのお話。
二人の公園での描写の中では女性はいつも缶ビールを飲んで、おつまみにはチョコレート。私も何故だか無性に飲食したくなってコンビニまでひとっ飛び。普段のビールの味とは格別に違っていた程、味覚や嗅覚までも刺激してくるのは、流石に参った。
若者が彼女に惹かれていくように私も彼女に惹かれていった。それぐらい彼女が身近に感じられて彼の気持ちが流れてきた。
人が持つ五感を通して訴えてくる形の無い、音や画というあやふやな概念を、メッセージを持たせ、言語というカテゴリーに落とし込んだ表現に脱帽。一方で物語としても脱いでしまった靴を、履き直し歩いてゆけるような、そっと背中を押してくれる優しい作品。新海監督作をいままで避けてきたことに後悔と、これから見れる事に感謝。
ポリゴン@Radio さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
天気の子と同じ新海誠さん作品!
これまた絵、作画、アニメーションの質が高すぎる!
学校をサボる男子学生と仕事をサボる女性社会人が雨の日に出会う.........
なかなかおもしろかった!
ガムンダ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
雨の日の午前だけ学校をサボる高校生が立ち寄るのは新宿御苑の東屋。
そこには先客(朝っぱらからビールを飲む社会人らしき女の人)が居て、そこから2人の3カ月くらいの、短編小説の様なおはなしです。
新海監督さんて言うんでしょ、
「あ、アレとアレと同じ人だ」ってすぐわかりました。
最初始まった時は正直「またウィスパーボイスで世の中に不平不満をのたまうこの感じか…」とちょっとイラっとしましたが、最後まで観たら良かったですよ。
高校生君がちゃんとしてて。
観てる私が感じている事を台詞で言いやがったんですよ。
天晴ですわ。
それで最後は若者の成長モノ観たように清々しい気分です。
{netabare} 女氏の方はちょっと心配ですが、ま、大丈夫でしょ。
己は歳相応にシャンとせい!
でもわきまえて高校生君をどうのこうのしなかったのはエライ。
この後一緒に居ても高校生君に無駄な時間と消耗を強いるだけですからね。
田舎に帰って幸せ見つけるのが良いさね。
{/netabare}
50分足らずの時間が絶妙です。
ダラダラしないのが凄く良い。
観て損は無いかと。
こすみどる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この作品に出会って、2日間で8回観た。
気に入った作品は何度も観るが、基本的にはどんな名作でも2回目を観るまで3ヶ月〜半年は最低でも期間をあける。
理由は様々あるが、好きな音楽をヘビーローテーションしているとそのうち聴き飽きてしまうように、好きな作品を何度も観て見飽きてしまうのが怖いから。
先の展開が分かっていて、一度目に観た感動を越えられないから。
だが、この作品はそんなマイルールを破らずにはいられないほど心を突き動かされ、揺さぶられ、何度も観てしまう自分を抑えることができなかった。
そして何度観ても、どれだけ展開が分かっていても、毎回鳥肌が立つ。
感動した!とか、軽々しく言えるような作品ではない。
自分の語彙力では一言で表現しきれない、芸術性のようなものがこの作品にはある。
『この作品が46分?嘘だろ…』と本気で思うくらい濃密で、1秒、1カットも無駄がない。
そして、1度観ただけでは気づかない細部に宿った作品の想いがじわりじわりと染み出して、終わりが見えない。
単純にストーリーだけ書き出せば大した内容じゃないかもしれない。
新海作品に評される背景の綺麗さがなければ普通の作品かもしれない。
それでも、全てが、この作品の全てが、素晴らしい。
やはり言葉では言い表せない。
それに、まだまだ汲み取れていないことも多いと思う。
余韻が強烈すぎて、まだまだ浸りきれていない。
この作品は恋心というキーワードが要素として1つある程度のもので、決して恋愛をテーマにした「恋愛映画」ではない。
自分の居場所を見つけるため、自分の居場所を取り戻すため、自分を取り戻すため、、
2人に共通しているところは、現実と現状に抗おうとしている点。
観る度に、またこのレビューを少しずつ書き加えていこうと思う。
tinzei さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新海監督の作品はほとんど観たけど、未だにこの作品が一番面白いと思う(初めて観た新海作品だから多少の思い出補正はあるけど)。
御宅忍者 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
新海誠監督の劇場アニメーション5作品目。
今までの作画も尊く美しくとても繊細でしたが、雨を中心とした作品ということもあり、今作から透明感溢れる作画に一新されました。
梅雨から秋にかけた生徒と教師の恋模様を描いた物語。将来のことを考えないといけない青年期の複雑な心情と、大人の少しずる賢く難しい心情を繊細に描いている作品です。この気持ちを代弁してくれるかのような秦基博さんカバーのRainがとても心地良いです。
1時間で描くとても尊くて美しい物語です。この作品までが旧新海誠作品と言ってもいいでしょうか。「人間なんてどっか皆ちょっとずつおかしいんだから」「私、まだ大丈夫なのかな」などといったセリフ回し、主人公のナレーションでの物語構成などが好みです。
「君の名は。」で大幅な客層を得たと思うので、また原点回帰という形で切ない作品を制作して欲しいです。
二足歩行したくない さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新海誠監督の劇場版アニメ作品5作目。
ファンタジーやSF色はなく、前前作の『秒速5センチメートル』同様、"ありえる話"です。
尺も劇場版というには短い46分ほどで、元はDVD販売のみにする予定だったようですが、最終的に劇場公開となりました。
都内在住の靴職人を目指す高校生「タカオ」が主人公です。
彼は雨の日の午前中は学校をサボって、開放された庭園の屋根付きのベンチでデザインを考えていました。
その雨の日もベンチに向かっていたのですが、そこにはチョコレートをつまみにビールを飲む仕事をサボり中の様子の女性「ユキノ」がいます。
その日から二人の交流が始まり、雨の日の午前中、示し合わせたわけではないですがその庭園のベンチで出会い、二人の時を共有します。
序盤は二人の甘酸っぱい関係を描くのですが、梅雨が明けて会わない日が続いた時、タカオはユキノについて知る展開です。
前作の『星を追う子ども』があまりにもジブリで賛否が出てしまったためか、本作は方向を元に戻した感じがしました。
愛情までいかない男女の関係が描かれていて、会えない訳では無いけど会えなかったり、淡い思いを抱きつつもそれに気づかないふりをしたり、新海誠氏らしい切ない感じがある作品です。
ただ、本作も、端的に言えば大人の女性と高校生男子がイチャイチャする話のため賛否があり、嫌悪感を覚える方は要注意だと思います。
作品のほとんどのシーンが雨の場面です。
雨に閉ざされた屋根付きのベンチで二人きりで、話をし続けるでもなく、ただ時間を共有するだけの関係というのがとても良かった。
46分という短い時間ですが、内容は濃くて無駄がなく、『秒速5センチメートル』と違いラストもスッキリしています。
個人的に『天気の子』までの新海誠作品では一番好きな作品です。
ヘラチオ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
チョコレートをつまみに酒を飲む年上女性教師との禁断の恋みたいな
しっぽりとした感じで割と僕は好き。
古文の教師と靴職人を目指す高校生の組み合わせっていうのもなんかよいと思います。
短い作品なのでお手軽ではある。
EDは秦基博が大江千里のRainをカバーしたもの
雨が印象的に作中で混ぜられているので、より情緒が溢れている
以下あらすじ。
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
Sunshine さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
overnao さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
新海誠らしくキモくて良い(褒め言葉
ストーリーに大した意味はなくて、視聴者の心の内のノスタルジーとカタルシスを引き出すために作られたかのようなキャラ設定と背景美術が良い意味でサブカル臭がして好きです
島崎藤村の初恋に通ずるような誇張された恋愛のキモさを感じましたが、藤村の拠点だった長野県小諸市と新海誠の地元の小海町って地理的に近いみたいですね。あのエリアってこの手のクリエイターが育つ土地柄なんでしょうか。
シボ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
薄雪草 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世間とは違う空間で2人きりで過ごす、というのは特別な意味を持つ時間だと思います。素性も知らない2人の間にほのかな想いが芽生えるのは、ものすごくわかります。そもそもフィーリングが合わなければ、そんな時間は過ごせません。
先生は、多分真面目で優秀だったんでしょう。そして自分に対して真摯だったんだと思います。だから、心が疲れてしまった。彼氏もそういう面倒くさいところが嫌になったんでしょう。でも、嫌いにはならなかったんでしょうね。彼女が出来ても最後まで面倒を見て上げてました。
そんな自分を自覚しているから、主人公の告白を受け入れられなったのではないでしょうか。
先生にとって、主人公は癒しだったけれど、それは純粋な恋愛感情ではない。そのまま受け入れれば不幸になることが理性で分かった。でも、感情では主人公にすがりたい。一緒に居たい。好きだと言う気持ちもある。だからこそ、断るしかない、付き合うわけにはいかない。階段で泣くシーンはそういう先生の葛藤だったのかなあ、と思います。
やっぱりこれはバッドエンドではないと思います。主人公は先生のための靴を作った。それは彼が独り立ちするための決意であると思います。問題は、ここに恋愛としての決別の意味があったかどうか、ですよね。歩く練習、つまり、お互いが依存しない関係になる、という意味だとは思います。
主人公がいつか会いに行こうという意味。それが、独り立ちしたからこそちゃんと好きだと言おう、なのか、恋愛抜きで自分もちゃんと独り立ちしました、という報告なのか。
言えることは、あの先生の部屋の告白で付き合ったとしても、絶対にうまくいかなかったでしょう。
でも、まあ、ごちゃごちゃ言いましたが、やっぱり、うまくいってほしいですね。でも、年の差が…主人公、変わり者だから気にしないですかね。とにかく、秒速5センチメートルエンドはもういいです。先生の手紙の最期に靴マークもありました。ハートマーク変わりだと思う事にしましょう。
それにしても驚異的な映像でした。君の名は、よりも上ですかね。主人公のポエムは普通に効けば恥ずかしいですが、この美しい映像には合っていました。
追記 先生の他作へのゲスト出演の件です。
{netabare} 先生「君の名は」に出てますね。元気そうに古文で「誰そ彼」を教えてました。「君の名は」は例年お盆過ぎたころには再視聴するので見ていて、ちょっと思い出しました。ここでそう言えばと思って、左手の薬指と靴がみえるかなあと何度か確認したんですけど、ついに見えなかったですね。結論隠すなあ…{/netabare}
shino さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新海誠監督作品。
作品レビューは数あるので、
違った観点から言えば、私のまわりの人達で、
秒速、君の名はをいまいち乗れなかった人が、
この作品はすごく褒めていました。
お互いが知らぬ間に支えあっている。
恋愛とも近い親愛だと思います。
{netabare}次第に心を通わせていく、
大人向けで希望がほのかに持てる、
そんなラストが好印象でした。{/netabare}
お互いの揺れ動く機敏な感情を、
とても上手く表現されていたと思います。
映像も音楽も素晴らしかったですね。
東京の空が雨から一気に晴れていく様は、
何とも清々しい光景です。
夏がもうすぐそこまで来ている。
希望が持てるって気持ちが良いですね。
きっと君に出逢えるだろう。
えりりん908 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
大人になれない
哀しい女。
今はもう、歩けない。
雨の日の私小説。
心。
忘れてた人のぬくもり。
枯れて、
かれて。
割れたファンデ。
大人になりたい
寂しい少年。
今はまだ、歩けない。
生身のファンタジー。
体。
まだ知らない生の憧憬。
惹かれて、
ひかれて。
歩み紡ぐ靴の足型。
少しだけ
泣きました。
みるたびに。
何回も。
何回も。
是正 さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストーリーがお粥並みに薄くシンプルであっさりで消化に良い。
代わりに雨の描写とフェチズム的な要素は十分含まれていてそこに注視するならば見て損はしないと思う。
かなり尖ってるので作品にバランスを求める人は見ないほうがいい。
ちあき さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
綺麗な作画、そして短い時間の中でよくまとめられた綺麗なシナリオ。
とても綺麗な作品との印象を受けました。
アニメ記録用垢 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
雨の描写、そして雨音
いやー癒されるぜい
もうオレっちにガン刺さりな訳ぜよ
物語も短編映画だがしっかりと纏まっており
観ていてグッと共感できる心理描写
理想と現実は非なれど、こんな美人な先生と恋のランデブーしたかったんだにゃー
【導き出される結論は…】
ベストオレアニメ
まつまつ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひろたん さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
くろわっ3 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
8年で4回目の視聴。
短編で見やすいと思う。
暗い雨空の下、水の反射を
ここまで美しく作画する作品が他にあるだろうか?
新海作品の中で
全くファンタジー・SF要素の無い珍しい作品。
登場人物と場所も最小限で
寸劇に相応しいコンパクトな構成となっており
心理描写に集中できる。
ありふれた現実の描写、不器用な心の葛藤、
新海作品の醍醐味がシンプルに収まった作品。
ちなみに、
エンディングの「Rain」が素晴らしい歌。
秦さんも悪くないが、
ぜひ大江千里さんの原曲も聴いてみてほしい。
この歌の世界観が、四半世紀を越え
こんな素晴らしい作品で表現されていることは感無量である。
ぺー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
"愛"よりも昔、"孤悲"のものがたり
この映画のキャッチコピーですが、良く出来てます。
新海作品では大ヒット作「君の名は。」のひとつ前に公開された作品にあたり、高校生タカオと社会人何年目かのユキノを軸に、雨の公園の東屋での交流を通じての二人の触れ合いを描いた物語です。
好きだ惚れたと熱い想いをぶつけるラブストーリーとは対極にある静かな展開で、大人向けと言えば言えなくもない内容です。
他の方が言われているように雨の描写がとにかく美しい。舞台挨拶での監督「鑑賞後に雨の日(それと靴)をちょっぴり好きになってくれたらいいな」との期待に充分応えているんじゃないでしょうか。
全体で46分とさくっと観れる手軽さも手伝い、梅雨の時期、ビールとチョコレート片手に鑑賞するにはちょうどよいのかもしれません。
ここから最後までほぼ脱線なので読み飛ばしてもらってかまいませんよ。
考察というよりレビュータイトルの回収です。
{netabare}二人の出会いシーンでユキノさんが披瀝したのが万葉集に収められた柿本人麻呂の和歌でした。{/netabare}
良い歌は枕詞・掛詞・詠み人の立場その他言葉の外にある情報を含めて31文字の中に収められてます。受け取る側もそれを理解する力量がないと成立せず31文字の表層だけをかすめたぬるい解釈をしようものなら教養の無さを疑われてもしかたないものでした。
そこにしっかりと返し歌ができるのは「うん、君は分かってるね」という世界です。となると歌会は互いに行間を読み合う訓練をしていた側面があったのでしょう。
{netabare}和歌とか古典をモチーフに持ってくる恋愛作品は実写でもアニメでもくっきりはっきり竹を割ったような愛してるぜ!ヒャッハーみたいな作品てお目にかかったことはないのですが、それは「察する」とか「忖度する」和歌の世界と根っこの部分で合わないからなんだろうと思います。{/netabare}
{netabare}冒頭で歌を投げかけるユキノと後半で歌を返すタカオ。昔だったら途中経過は歌の応酬なのでしょうが、作品では東屋での逢瀬です。直接的な言動をする者が嫌われていたわけではなく好感をもって迎えられる描写も古典にはもちろんありますが、最低限、「察する」力量の無い者はダメで、今も昔も恋愛対象にはなりにくく、物語中盤での、どう考えてもユキノのための靴づくりなのにそうとはタカオも言わず、ユキノも察した上で何も言わないくだりはオシャレというか雅(みやび)を感じたほどです。{/netabare}
和歌はこの作品で描かれた忍ぶる恋のとても重要な要素になってるし、和歌の持つ特性をしっかり捉えた上での監督の表現は見事でした。
{netabare}ついでに脱線すると、あの有名な百人一首では一番歌天智天皇、二番歌持統天皇と続いて、宮廷の使用人?柿本人麻呂の歌が3番歌だったりします。古代封建制では欧米のような階級世界があったかのような解釈をしたがる日本の学界の意見は私は眉唾だと思っていて、奴隷いないし、どちらかというと天皇は専制君主だと裏付けるデータは乏しく今の陛下と変わらぬ民の安寧を祈る存在だったとするほうに説得力があり、身分もあくまで役割分担で有能な者は重用していたんだろうということで、百首のうち3番目、天皇のしかも教科書にも載っているような面々の次に貴族でもない人麻呂の歌が収められてる意味をもう少し察したいところです。
身分関係なく重用された人麻呂の歌をユキノがタカオに投げたというのは・・・作品では返歌とセットで歌の意味以上のことはないのでしょうが、詠み人のチョイスに唸った次第。
教師と生徒の立場?歳の差?深読みするとこれはこれで楽しいのです。{/netabare}
そして和歌以上に雨も物語の外せない要素です。
これが晴れの日だと成立しないと思えるぐらいしっくりきてます。人と人とをつなぐ接着剤としての雨。こちらに関しては美術界をテーマにした漫画『ギャラリーフェイク』で、日本人と湿度の関係を示した表現が見事なのでそのまま引用します。
{netabare}
「高温多湿の風土に住む日本人にとって、適度の湿度は生きるのに欠くべからざる条件なんだ。」
「長らく日本人は、他人と湿度を共有することで、お互いを支えあってきたのだ。」
「個性の主張!精神の自立!お題目はリッパだが、結果は周りの人間を切り捨てることさ。」
「いつの間にか日本は、切り捨て、切り捨てられた人間で、いっぱいになってしまった。」
「ところが、それじゃあ湿度が足りなくて息苦しいのさ。」
「この先100年も200年も経とうと、日本人がドライになることなどきっとあるまいよ!」
そして「日本列島に湿度があるかぎり」と締めます。{/netabare}
40分ちょっとの短編に近い尺の中で、受け手に解釈を委ねているまさに和歌のような作品でした。
視聴時期:2017年12月
-----
2020.10.25
《配点を修正》 -0.1 全体バランスを考慮
2018.02.24 初稿
2020.10.25 配点修正
2021.05.30 修正
にゃん^^ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガバ さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新海アニメについてコメントすることは正直少ない。美しい背景と音楽があれば人間何でも楽しめる。
こま さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
食べたらお腹を壊してしまいそうなほど濁った曇り空。
降り落ちる雨粒が屋根を叩くメロディは1/fゆらぎ。
緑に囲まれた隠れ家のような庭園で二人の男女が言の葉を交わし、距離を縮めて惹かれ合っていく。
その恋は純情で、純愛で、純真で、でも盲目で。
遠い昔にどこかに置き忘れた無垢な心をノックする。
そうして十代の頃を振り返り、終わってしまった一つの恋を思い返した時、言の葉を紡ぎ、恋を紡ぎ、そして未来も紡げていたらどうなっていたのだろうと不可逆の時に胸が熱くなってしまう。
でもあの時の傷はもう癒えたのだろう。だから大丈夫。きっと強くなれたのだから。
言の葉の庭で抉られた僕のほろ苦い恋物語は懐かしさと共に駆け抜けて、視聴後には曇り空から一筋の光が射すように晴れやかになった。
さあ、言の葉を紡ごう。恋を紡ごう。そして未来を紡ごう。
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
新海誠監督作品は個人的に視聴2作目。君の名は。に続きの視聴です。
君の名は。も視聴&レビュー済みです。
君の名は。より前の作品ですね。
高校生の男子と年上の女性との恋愛を描いています。
46分とやや短めですが、まとまっていて良いと思います。
雨の降っているシーンが大半でしたが、とてもいい味を出しています。
雨で美しく描かれた新宿御苑は必見ですね。
主演の入野自由さん、花澤香菜さんも好演でした。
フィリップ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメーション制作:新海クリエイティブ、
コミックス・ウェーブ・フィルム
原作・脚本・監督:新海誠、
作画監督・キャラクターデザイン:土屋堅一
美術監督:滝口比呂志、音楽:柏大輔
新海誠は若い頃、新宿に仕事場があって、
付近の店をよく訪れていたことを
飲み屋で聞いたことがある。
だから新宿が舞台の作品が多いわけだが、
この作品では、物語のほとんどが新宿御苑でのこと。
私も花見でよく訪れていて、
たまたま安倍元首相の「桜を見る会」の日と重なり、
入口の荷物チェックが長蛇の列になって、
緊張しながら酒を鞄の底に隠したのを思い出す。
新宿御苑を初めて訪れたとき、
多彩な植物群と広大なスペースには度肝を抜かれた。
元は、高遠藩・内藤家の下屋敷の敷地の一部。
その後に大蔵省によって買い上げられ、
海外からの植物の持ち込みを精査するために
「新宿植物御苑」となったのが始まりだ。
そんな経緯があって庭園として整備されたため、
ほかにはない雰囲気を醸し出している。
敷地内を歩いていると、とても美しい景観が広がり、
いつまでも巡っていたい気持ちになる。
ただ、広すぎるので、1度や2度では
とても回り切ることはできない。
そんな新宿御苑のひとつの四阿で、
梅雨の期間に男女が出会う物語。
雨の描き方がとても繊細で美しい。
小雨、小糠雨、天気雨、豪雨、驟雨。
多彩な雨の様子がしっかり描かれる。
雨の日の空気感まで表現されている。
匂い立つような絵作りだ。
将来への悩みを抱える少年、タカオ。
居場所を失ってしまった女性、ユキノ。
歩き続けることを難しいと感じたふたり。
雨のなかでただ佇んでいる。
いつかは歩き出さなくてはいけない。
しかし、それができなくなることもある。
似通った境遇のふたりが四阿でひとときを過ごす。
そして、少しずつ近づいていく。
ふたりの関係性は、天気によって左右されるのだった。
「庭」というタイトルは上手い。
普通に考えると新宿御苑のことを「庭」というのは、
違和感があるが、それを個人の心に当てはめて
もっと身近なものとして捉えている。
和歌がひとつのモチーフとして用いられる。
紀貫之によると、和歌とは人の心を種にして成長する
言の葉の茂った木のことだという。
つまり「庭」は、ふたりの言の葉の木が
寄り添ってゆっくり成長する場所なのだろう。
心地良いピアノの劇伴とモノローグによって、
時間の流れが表現される。
雨と緑の風景とふたりの関係性があいまって
観ている者に癒しの時間を与えてくれる。
{netabare}靴を作るために足を測るシーンがいい。
足を触る行為がふたりの距離感、
親密度をとても上手く表現している。{/netabare}
さまざまな部分がとても繊細に描かれる。
ファンデーションを落として
粉々に割れているのを見て、
ユキノが声を出さずに泣くシーン。
何かが上手くいかないときに、さらに追い打ちをかけるように
嫌なことを見てしまうことで感情があふれてしまう。
とても映画的な描写で悲しみが伝わってくる。
この作品を観ていて思い出したのは万葉集ではなく、
トム・ウェイツの『マーサ』という曲だった。
「悲しみをしまいこんで
雨の日にとっておいたものだった」
という詩の一節があったからだ。
初期の頃の曲だが、語るような
嗄れたヴォーカルと寂しげな詩が沁みる。
立ち止まってしまうこともある。
悲しみに暮れる瞬間も訪れる。
そんなときは、少しばかり逃げてもいいのだ。
好きなものにふれたり、お気に入りの場所に行ったりして、
何か素敵な出会いがあればいい。
人でもいいし、景色や芸術、食べ物でも。
そのことによって、歩けるようになることもある。
前に進もうと思える時が来る。
心に傷を負ったことのある人々にとって、
特別な感情を味わわせてくれる。
時間は止まることもあるけれど、
自分のなりのペースで、停滞しすぎないようにすればいい。
そうやって何かを掴むことができれば幸せなことだ。
(2020年11月14日初投稿)
Fanatic さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた…。(アニメ映画『言の葉の庭』のwikipedia・公式サイト等参照)
入野自由、花澤香菜
原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、作画監督・キャラクターデザイン:土屋堅一、美術監督:滝口比呂志、音楽:KASHIWA Daisuke
ジャンル:OVA
放送時期:1999年10月1日
都会で一人暮らしをする彼女と、偶然彼女に拾われた一匹の猫の物語。ある日、彼女の留守電に彼からのメッセージが入る。 『彼女と彼女の猫 -Their standing points-』は、新海が日本ファルコムに勤めながら作った作品であり、完全に個人で制作された5分弱のモノクロアニメーション作品である。生...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年11月20日
日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された、別の戦後の世界が舞台。 1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天高くそびえ立つ、謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらして...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年8月26日
新海誠監督による長編アニメーション。 千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。 町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。 小さく狭い街で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会へのあこがれを...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年秋アニメ
『猫の集会』(ねこのしゅうかい)は、新海誠が2007年にNHKのアニクリ15用に制作したショートアニメーション作品である。音楽は過去の作品同様に天門が作曲した。4人家族に飼われている猫のチョビ。人間たちの無神経な振る舞いに苛立ちを募らせていたチョビは・・・(約1分)
ジャンル:Webアニメ
放送時期:2014年2月25日
塾もない離島から大学進学をめざす女子高生の海帆(みほ)とアルバイトをしながら受験勉強にはげむ都内在住の男子高生、翔太。 「Z会の通信教育」を通して、知らない間に人生が交差していく2人の物語。 ――「クロスロード」は15秒/30秒のCMとしてテレビで放送。120秒のフルバージョンをweb限定で...
ジャンル:OVA
放送時期:2002年2月2日
『ほしのこえ -The voices of a distant star-』 は、新海誠 監督 が制作し2002年に公開されたアニメーション映画。 2039年、人類の調査隊は火星のタルシス台地で異文明の遺跡を発見したが、突然現れた異生命体によって全滅させられてしまう。その異生命体はタルシアンと名づけられ、その脅威に対...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年5月7日
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年7月19日
「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2022年11月11日
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、 「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。 彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、 まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、 古ぼけた扉。 なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ば...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年2月1日
就職を機に一人暮らしを始めた社会人2年生の岡村アヤ、通称「あーちゃん」と、お父さん、お母さん、猫のミーさんが織りなすストーリー。野村不動産グループ「プラウドボックス感謝祭(2013年2月)」のオープニングフィルム。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年4月20日
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。 「シュタインズ・ゲー...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
総人口230万人の8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生はレベル0(無能力者)からレベル5(超能力者)の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
「はたらく魔王さま!」は勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやっていき魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。 魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。 魔王と勇者でありながら...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
宇宙そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う 遠い未来 表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球 宇宙で育ち 戦いしか知らなかった少年兵レドは そこで初めて海を見た 広く、淡い翠に光る海 人々は巨大な船団を組み、 つつましくも生き生きと暮らしていた 通じない言葉 異なる...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
平凡で穏やかな日々を過ごしていた男子高校生・高坂京介。 だが、彼の日常は妹・桐乃の「人生相談」で急変する。 人生勝ち組でリア充な桐乃は、実はアニメやゲームが大好きな オタク趣味の持ち主だったのだ。 そんな桐乃の「人生相談」を真摯に受けとめる京介。 そこに、SNSで知り合っ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年5月31日
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた…。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
常に女子のことばかりを考えている横寺陽人は、所属している陸上部の部長、鋼鉄の王から次期部長に指名される。しかし陽人はもともと水泳部の女の子の水着を見るという不純な動機で陸上部に所属していたため、断りたいと考えたが、どうしても建前で喋ってしまい、本音が言えず断れずにいた。 そん...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
四月一〇日。昨日で春休みが終わり、今日から学校という朝。可愛い妹に起こされ、五河士道は今日もいつも通りの日常が始まると思っていた。精霊と呼ばれる少女と出会うまでは―。突然の衝撃波とともに、跡形もなく、無くなった街並み。クレーターになった街の一角の、中心にその少女はいた。「―おま...