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「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス](TVアニメ動画)」

総合得点
92.1
感想・評価
5060
棚に入れた
21555
ランキング
25
★★★★★ 4.3 (5060)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.3

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

しもももーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のストーリーと世界観

社会問題と攻殻機動隊の世界観を上手くミックスして最高峰の作品になりました。
今でもこの世界観は古く感じないし、いつでもネットワークに接続できる時代になった今だからよりストーリーや世界観、この作品のメッセージ性を身近に感じれるのではないでしょうか。
原作も映画も見ましたがSACが一番好きです。
また菅野ようこさんの手掛ける音楽が素晴らしく、この作品を名作に押し上げたと思います。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 168
サンキュー:

6

ネタバレ

天カス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

わからない

3話まで観たが
何が面白いのかわからない。未来の刑事ドラマ的な??
高評価なので期待したが、、、個人的に好きになれない。
やっぱり僕は萌え豚なのかなぁ〜

投稿 : 2017/06/24
閲覧 : 203
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時を進めて、輪を閉じる

ずっと前に途中まで見て、そのままだった作品。

なんで止まったか思い出した。

たくさんシリーズがありすぎて、
(´-`).。o(遠い道のり…
って、思ったからだ。

攻殻が甲殻をイメージしちゃって、堅そうなタイトルだけど、面白いとは思ったので、続きから見てみる。

田中敦子さんの声がかっこいい。

見終わった。

{netabare}

スタンドアローンコンプレックス。

確かに、現実でもネットが普及して、情報が共有されることによって、無意識に全体の総意と自分の考え方が似てくることもある。

そうでない時もある。

作中では、それを好奇心といわれていた。

最初の笑い男は、ハッキングでそれまでの世間の常識は違う情報を手に入れたから、事件を起こした。

それを知り、

僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた。
だが、そうであるべきか?

ライ麦畑でつかまえての小説の一節に疑問を投げかける。

この小説の中で主人公は、ライ麦畑のつかまえ役になって崖に落ちそうになる子供を助けたいという思いを持っている。

その主人公に笑い男は、なろうとした。



笑い男に賛同した模倣犯は、笑い男のカリスマ性に共感したから、マネして問題を大きくしたんだと思う。

ただ、マネした人たちは笑い男事件を起こした理由である電脳硬化症の治療法の問題については、知らない。
なんでこんな事件を起こしたのかは、9課が突き止めてようやく分かる。

マネした人達の中には、会社をつぶして金儲けしたいから、便乗した人もいた。

笑い男のファンという人達は、ただ面白いからとか、かっこいいから、ミステリアスだからファンだった。

最初の笑い男の正義感は、正しい情報を持たない模倣犯にはないと思った。

模倣犯は、スタンドアローンコンプレックスによって生まれたが、それで電脳硬化症の問題は解決しない。なぜ事件を起こしたかを知らないから、正しい方向に進まなかった。

それに、笑い男のハッキング能力があれば、事件を明るみにすることは簡単なんじゃないのか?9課と組めば、もっとうまい方法があるのではないか?そんな疑問も湧く。

スタンドアローンであるから、うまくいかないのではないか?


有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。という台詞があるが、そこには情報共有ができていることも必要だ。
それは身近な仲間だからこそでもある。



スタンドアローンコンプレックスに疑問を持つこと、好奇心、正義感を持つことは、大事。身近な仲間も大事だ。

{/netabare}

投稿 : 2017/04/27
閲覧 : 279
ネタバレ

ゴリラの里 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作り込みに脱帽しました

 少し前置きして、本作に大きく関わってくる、「ライ麦畑でつかまえて(The catcher in the rye)」の話をしようと思います。この作品、すごくざっくり言えば、世の中が嫌になった青年が放浪する話です。放浪といっても数日間ですが。青年の名前をホールデンと言います。笑い男の周りをメリーゴーランドのようにぐるぐる回る文字の羅列
、“I thought what I’d do was, I’d pretend I was one of those deaf-mutes.“
も彼の言葉です。本作では、「僕は目と耳を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた」と訳されています。正直、この部分だけ切り取られてもよくわからないと思います。なぜ笑い男(アオイ)はこの一節を引用したのか。それは、彼の置かれた状況が、ホールデンと酷似していたからです。アオイは村井ワクチンとそれにまつわる諸問題を知ってしまい、義憤に駆られ、セラノ社長を誘拐します。この行動はいかにも正義感に溢れています。しかし、直面したのは社会の歪さでした。たった一言口にするだけで、世の中の不正は正されるというのに、口を開こうとしない。彼は、そこで社会への絶望と自らの無力さを痛感することになります。結局、最後の手の、生放送に割り込むという手段を取ったものの、真相を明かすことはできず、逃亡することになります。この際、笑い男マークが誕生します。


 話は変わりますが、ホールデンもまた、社会や大人への絶望を口にしています。少し話が外れますが、第11話のラスト、アオイが授産施設の仲間に残していったメッセージにはこうあります。
”You know what I’d like to be? I mean if I had my goddam choice, I’d just be the catcher in the rye and all”
この文章は終盤、ホールデンが妹に何になりたいのか聞かれて答える「ライ麦畑でつかまえて」の一節です。翻訳では、「僕が何になりたいか言ってやろうかな?なんでも好きなものになれる権利を神様の野郎がくれたとしてだよ、ライ麦畑の捕まえ役、僕はそういったものになりたいんだよ」とあります。訳の部分が離れていたので、若干不自然な感もしますが、こんな感じです。ライ麦畑で彼が何をするかと言うと、一日中、子供しかいない平原で、崖付近に立ち尽くし、子供が落ちないように見張っているだけです。周りには彼以外の大人はいません。これが彼のなりたいものだったのです。実を言うと、この部分の前に、妹から弁護士になるのはどうかと聞かれる場面があります(父親が弁護士だからということで)。これに対する返しが、とても秀逸で、社会や大人を鋭く見透かしています。少し長いですが、次のようです。


「つまりね、始終、無実の人を救ったり、そんなことをしてるんなら、弁護士でも構わないよ。ところが弁護士になると、そういうことはやらないんだな。何をやるかというと、お金を儲けたり、ゴルフをしたり、ブリッジをやったり、車を買ったり、マルティニを飲んだり、偉そうなふりをしたり、そんなことをするだけなんだ。それにだよ。仮に人の命を救ったりなんかすることを実際にやったとしてもだ、それが果たして、人の命を本当に救いたくてやったのか、それとも、本当の望みは素晴らしい弁護士になることであって、裁判が終わった時に、法廷でみんなから背中を叩かれたり、おめでとうを言われたり、新聞記者やみんなからさ、いやらしい映画にあるだろう、あれが本当は望みだったのか、それがわからないからなあ。自分がインチキでないとどうしてわかる?そこが困るんだけど、本当はわからないんだ」


自分はとてもこの言葉に共感できました。つまり、弁護士になっても、いいことばかりするわけじゃなく、時には、圧倒的に悪い人を弁護することだってあるし、自分の地位の保身のため、行きたくもないゴルフに付き合わなければいけないことだってあります。そんな生活をしている中で、人を救ったところで、その行為の出所はどこにあるのかは、本人にすらだんだんとわからなくなってきます。初めは純粋な正義感を持って、悪を断罪し、善を助けようと考えて始めた仕事が、いつの間にか、正義感は腐れ落ち、残ったのは悪も善もごった返しになった、くすんだ灰色の心だけ。彼はこんな風にはなりたくなかったのでしょう。しかし、このことこそ大人として生きていくための利口な手段であり、そうしなければ、淘汰されてしまいます。彼はこの現実が嫌で仕方がなかったのです。そんな文脈で、先のライ麦畑のつかまえ役になりたいと言ったのです。これはずっと子供のままでいたいという意味ではなく、大人にはなりたくないという意味の方でしょう。しかし、時は残酷で、大人になりたくなくても、ならざるを得ません。そこで、彼は言います。
「僕は目と耳を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた」
彼は世の中の醜さから目を背けることこそ、一番の生きるための手段と考えました。自ら干渉を断つことで、相手からの干渉も遮断するという最後の抵抗といった感じでしょうか。同時に、自分では何もできない無力さというのも感じたのでしょう。何もできないなりの考えが、孤独に暮らすことだったのです。


 しかし、もっと大元の感情が彼の元にはあったはずです。ちなみにですが、英文に忠実に訳すと、先のセリフは「僕は啞(おし)でつんぼの人間のふりをしようと考えたんだ」となります。彼は、この世界に失望し、同時に自らにも絶望した。その結果、導き出されたのは、最初から何も知らなければよかったということだったんじゃないでしょうか。見れば見るほど、くすみ、汚れ、腐敗していく世界の光景に対し、初めから見えていなければと考えたのではないでしょうか。だから、唖(発話障害者のこと)でつんぼ(聴覚障害者のこと)のふりをしようと考えた。つまり、彼は自分の意思で目と耳を閉じ、そして口を閉じようと思ったのではなく、元から、目と耳が不自由で、かつ言葉もままならない人間であればよかったと考えたのです。少しの違いですが、個人的にはなかなか隔たりがあるように感じます。

 
 「ライ麦畑でつかまえて」にて、妹にこう言われる場面があります。「兄さんは世の中に起こることが何もかも嫌なんでしょ!」これはまさにというセリフです。ホールデンのこの言動も元をたどれば、こう見ると非常に簡単に見えてきます。絶望や怒りや無力さなどではなく、単に全てが嫌になったのではないでしょうか。何もかもが。世の中から逃げようとか、誰もわかってくれないことへの絶望とかではなく、とにかく嫌になったからそうするのです。世の中に期待して、絶望することも、自らの無力さを直視することも彼の心情を一言で表せば、「もういいよ」と言ったところでしょうか。駄々っ子のようですが、その通りです。アオイが先の言葉を引用した理由もおそらくこの嫌気が全てに思えます。思い通りにならない世の中が嫌で、力のない自分が嫌で、そんなジレンマに苦しむのも嫌で、嫌で嫌で仕方がなくて、そんな自分の状況をホールデンと重ねて、この一節を引っ張り出したのではないでしょうか。

”I thought what I’d do was, I’d pretend I was one of those deaf-mutes.”

原初の反応で、実に人間らしく、同時に子供っぽいです。アオイもまたホールデンと同じように、子供に過ぎなかったのです。


 とこんな感じで、直訳と本編との訳は多少の乖離がありますが、啞とかつんぼとかを地上波で平然と喋る訳にもいかないので、苦肉の策だったのだと思います。それで、笑い男の話が楽しめなくなるかと言ったら、全然そんなことないので、全く問題ないと思います。この引用は、両者の、言葉にし難い心情を暗号的に指し示してくれるものです。ここも本作の特徴かもしれません。1から10を語るような野暮なことはしません。第2話や第3話を思い出してみれば、わかるはずです。戦車の暴走した理由はなんだったのか、アンドロイドに自我は芽生えたのか否か。答えははっきりと提示されません。それは答えを誰かに委託するとともに、全てを語らないことの良さ的なものを物語っているように感じます。少し話がずれましたが、先の引用もまた、語られない要素の一つです。訳自体は何度か言われますが、詳しい解説はあまりされません。ただ、不平を示す言葉としては認識できます。それこそが、一番のあの一節を持ってきた所以に感じます。つまり、アオイの行動を指し示す端的なシグナルをということで、引用したのです。それも、単なる引用に止まっていないことがすごいです。というわけで、訳がどうとかは重箱の隅をつつくようなクソ行為と変わりないです。ただ、あの言葉の源泉は嫌気だったという認識は変わることはありません。


 ちょろっと哲学だったり、文学だったりと引用することは容易です。適当に言っておけば、なんかすげーってなるからです。言わせておけば、多少は高尚にも見えてきます。ただ、今回自分が感じたのは、用意周到とも言えるくらいの、引用と本編とのリンクです。引用するには止まらず、二重にも三重にも、作品との関連を増やし、ただの引用には止まらせない作り込みの徹底加減です。よほど造詣が深くなければできない芸当で、監督やスタッフの有用さ加減をうかがわせてくれます。笑い男事件以外にも、1話完結のクオリティも総じて高く、特に2話と11話は度々見てしまいます。自分の中では、これ以上の作品は出てこないと断言できます。表面的に見ても楽しめますが、じっくりと細部まで見るとまた別の面白さが出てくる素晴らしいアニメです。もう10年以上前の作品ではありますが、やはり名作は衰えません。むしろ、今のような時代だからこそ、一層光ってくる作品なのではないでしょうか。今更な話ですが、こんな面白い作品をありがとうございました、といいたくなってしまう、そんな作品でした。

投稿 : 2017/03/19
閲覧 : 285
サンキュー:

6

ネタバレ

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

STAND ALONE COMPLEXとは…

神山建治監督作品のひるね姫公開に合わせた一挙放送にて久しぶりに視聴。

マクロス7等で有名な管野よう子さんによる高い音楽性
キャラ&メカニックデザインの映像美は放送開始から15年経過しているのに色褪せないクオリティーです。

ストーリーは実は凄く難解ですが理解していなくても十分楽しめて、次見たとき新たな発見出来るのがこの作品の凄さです。

初見で楽しめるのは主人公でありヒロインの草薙素子の魅力が大きい
エロカッコいいがピッタリ、本当にいたら視線がお尻にいってしまう(笑)

可愛い自立型AIロボのたちこま、バトー、トグサ9課のメンバーも強い個性で視聴者を引き付けます。
1度ではストーリーは理解出来ないかもですが十分世界観だけでも楽しめますので、見てない方は是非です。

………………………………………‥………………

思いきりネタバレですので未視聴の方は読まないで下さい。


今回の視聴で今さらですがやっと理解したけど、初代笑い男の童顔の男の名前がアオイで、やった犯行は社長誘拐のみ。
何度か見てるはずなのにやっと気付きましたw

それ以外はアオイの犯行に触発された模倣犯…

電脳化ネットワークという近未来社会において
別々の思想を持ったものが奇しくも同じ行動をとり一個の生命体の様に動く…これが
『STAND ALONE COMPLEX』

投稿 : 2017/03/19
閲覧 : 328
サンキュー:

25

ネタバレ

Bee@ぐーるぐる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分用

世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ
未成熟な人間の特徴は理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある、それに反して成熟した人間の特徴は理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある
頭は立場が上の時に下げてこそ初めて効果がある、違うか?

投稿 : 2017/03/14
閲覧 : 238
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

はいはい1話見てなんか変なの?

と思いきや見れば見るほどはまってしまう

ちょっと頭の悪い私は頭を使わされるアニメでしたね

脳みそがもっと考えろって誘惑されます

結局沈んだ脳みそが活性化するアニメ

知の魅力ですね

投稿 : 2017/01/14
閲覧 : 190
ネタバレ

作戦本部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

合わなかった

雰囲気や設定は面白そうなのに
画が好きになれなかったのと
話がまるで面白くなかった

投稿 : 2016/11/24
閲覧 : 246
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

サイバーパンクの傑作

 原作は未読。
 同じ攻殻機動隊シリーズありながら一連の劇場版作品とは雰囲気が異なる感があり、この辺は
監督の違いによるものなのかな。
 本作も劇場版と同じようなテーマ性を持っているが、あまり難解にならずに
エンターテイメントとしての娯楽性を強めた印象が強かった。
 本作で描かれた自己や自我の認識定義のような問題、意識と体の問題は劇場版でも扱われて
いたが、特にタチコマに代表される製造品に生じたゴーストの問題が印象深く、いわゆる
ロボットもののテイストが強くなっていたみたい。
 あと個々の意識の並列化や集合意識のような、よりネットワーク社会を感じさせる描写が
多くなっていたのも印象的。

 テレビシリーズという長尺のためか、草薙 素子以外の公安9課の面々が描かれており、チーム
感が強くなった感がある。
 そういう部分ではサイバーパンク的世界観の中にはあるものの、キャラの関係性やストーリー
展開自体はいわゆる刑事ものなどに近い印象。
 それにしてもメンバーが割と普通の服装の中、素子だけが妙に露出が多いのはあれは何
なのだろう?。単なるファンサービス的なものか?。
 この9課のメンバーだが皆、大人でプロフェッショナルな印象で、他作品にありがちな自身の
正義感で暴走するようなメンバーは皆無。
 このメンバーの中では描写が多かったせいか、バトーとトグサが特に印象深い。
 バトーに関しては結構感情的な描写が多く、良くも悪くもプロになりきれていない部分が
人間的魅力を感じる。そして、素子に対しては単なる上司、戦友以上の感情を持っている
ようで、この二人の関係性もなかなかいい。
 トグサに関しては義体化はしていないようで、更に所帯持ちと9課では異色のメンバーだが、
「GHOST IN THE SHELL」で素子が語ったように、彼の他のメンバーとは異なる多様性が
9課の強さに繋がっているように思えた。実際、他とは異なる思考をすることが多く、それが
事件解決に繋がるような展開もあったし。
 基本的には素子以外はおじさんばかりで、他作品にあるような萌えキャラは皆無だが、その分
萌え担当といった印象が強いのが、多脚戦車のタチコマ。ペット動物のような可愛さを感じて
しまったが、それだけでなく次第に個々の自我が生じていく過程は興味深いものだし、最後に
バトーのために自己犠牲の精神で戦いに挑む姿勢は涙を誘う。

 ストーリー的には「笑い男」事件を中心に描かれるが、その真相は単なる犯罪で終わらず、
政治的なものに踏み込んだスケールの大きいもの。そういう意味では社会派的な作品もである。
 現実の厚生省も過去に色々あっただけに、やけにリアリティを感じてしまう。

投稿 : 2016/11/20
閲覧 : 264
サンキュー:

8

ネタバレ

アルネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人向けの良作だと思う

【長文苦手な人用】
・1期26話、2期26話、OVA1話、劇場版複数
・アニメ1期の舞台は2030年の近未来
・主人公は公安9課(サイバー警察みたいな)
・話の内容は難しく、観るのに頭を使う
・後半の20話あたりからは一気に面白くなる
・1話目で「面白い!!」とはならないと思う。とりあえず判断するのは5~6話目あたりまで観てからをオススメ
・時系列は「ARISE(劇場版)」→「GHOST IN TNE SHELL(劇場版)」→「S.A.C(アニメ1期)」→「S.A.C 2nd GIG(アニメ2期)」→「S.A.C Solid State Society(アニメOVA)」
・タチコマ可愛い(*´`)


舞台は西暦2030年、技術の発達であらゆるものが電子化された近未来。
それに伴い変化していく悪質犯罪(主にテロ等)への対抗策として置かれた、
内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」こそが物語の中心となる...
基本的に事件は一話完結、それと同時進行で大きな事件が動く感じ。1期なら笑い男事件、2期なら個別の十一人事件、のように。

偉人の言葉を引用した会話のやりとりもあって、正直言って非常に難しく、時には哲学的思考を求められる事もあります。
完全に情報が並列化されてしまった時、"「個」とは一体なんなのか?自分が自分である為に、人は何を求めるのか?"そんなことを考える事に少しでも興味を持てるのであれば、きっと本作品の良さに気付けるはずです。
1話目を見て「すごい面白い!!」とはならないと思います。が、とりあえず「笑い男」という単語が出てくるまで見て、判断することをオススメします。

ちなみに時系列を重んじるのであれば、アニメより昔の時系列の劇場版があります。(オススメはしません)

【1】劇場版アニメーション『攻殻機動隊ARISE』
①Ghost Pain
②Ghost Whispers
③Ghost Tears
④Ghost Stands Alone
以上4部作の構成で、舞台は2028~29年、公安9課創立の前日譚という位置づけ。

【2】劇場版アニメーション『攻殻機動隊 新劇場版 GHOST IN TNE SHELL』
舞台は2029年、内容は「ARISE視聴必須」のものとなっている。

【3】TVアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
アニメ1期。舞台は2030年。内容は公安9課の活躍を描いており、ARISEを観なくても楽しめるはず。

【4】TVアニメ版『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
アニメ2期。1期から2年後、2032年が舞台。もちろん1期の続きの話。

【5】TVアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』
アニメOVA。さらに2年後の2034年が舞台。内容は割愛。


観る順番としては、アニメ(1期、2期、OVA)を観てから原作、劇場版を観る事をオススメします。理由としては、劇場版は難しい。アニメ観てある程度世界観を理解してからのが良い。他にもいろいろありますが割愛。



長々と書きましたが、とりあえずアニメ1期観て面白ければ2期、OVAを観て、その後に劇場版を観るかどうかは色々調べて考えるのがいいかと。

投稿 : 2016/09/17
閲覧 : 207
サンキュー:

6

ネタバレ

フラフラのカタカナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

途中で止めなくて良かった

絵が古い感じだったので、作品を知ってから見るまで時間が空きましたが3ヶ月程前に視聴しました。

2002年に放送されたという事もあって、
今(2016年)では目新しい世界観や設定も無く、
前半は眠くなったりしてました。

ただ笑い男が出てきて物語が動き始めてからは時間を忘れるくらい集中して見ました。
結果として上手くいく・いかないは別としてこういう行動を起こせる人物が出てくるのは楽しいですよね。
どういう展開になっていくのか最後まで楽しく見れました。
後半の盛り上がり方はランキングの点数も納得できますね。

投稿 : 2016/07/28
閲覧 : 269
サンキュー:

7

ネタバレ

馴鹿R さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正直言って難しい。

これがわかる自分って大人でかっこいいわぁ、アニメわかってるわぁって感じ出すことも出来るけど、正直に。

面白い、深みがやばい。が、学生の自分がうぉぉかっけぇええってなる作品ではなかった、凄い、綺麗、そんな感想の出るアニメだった。
そこがいいところだとは思うが、まだ自分はピチピチに学生なので、学生らしい評価を

投稿 : 2016/07/19
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ネタバレ

craftbeer さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

匠な内容構成

攻殻機動隊=S.A.Cシリーズと言われるまでのクオリティを誇る作品です。
原作のGHOST IN THE SHELLのクオリティが高いだけでなく、パラレル設定になっているS.A.Cまでこのレベルなのは、本当に有り難いです。

{netabare}
扱われるテーマは電脳化によって生まれた病と、笑い男と呼ばれるサイバーテロが関係する社会現象についてです。それがどのように関わっているかを公安9課の面々が調査し、真相を暴いていく流れですが、1つの謎が解ければまた新たな謎が生まれるという展開のため、話数はありますが、一気観をしたくなります。また9課の草薙素子やバトーらのハードボイルドなカッコよさにタチコマの癒しも物語に欠かせない要素です。

上記に挙げた以外の1話完結型の話が全話中のおよそ2/3ありますが、それも良くできた内容であり、主役に当たるキャラの内面を映すテーマになることが多いため、箸休め兼背景作りとしても優れています。
{/netabare}

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 257
サンキュー:

10

ネタバレ

popo さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完成度が半端じゃない

日本のアニメの代表といっても過言でない
それほどよくできたものである

今作は攻殻機動隊本来の魅力だけではなくTVアニメ版として新しい魅力も
盛り込まれている

話のエンターテインメント性が非常に素晴らしい
一話ごとに趣向の違ったものを楽しむことができる

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 202
サンキュー:

5

ネタバレ

aucheidac さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

寂しげな笑いの男

公安9課と笑い男と呼ばれる天才ハッカーをめぐる物語。時々独立エピソードが入る。


面白いのだけどとにかく難解で、たくさんの人物の思惑や思想がめくるめく電脳世界のアニメーションとともに複雑に絡み合う。一度目に見た時は筋を追うのも困難でした。

二週目を終わって、ずっとレビューを書きたかったのですが、なかなかまとまらず。最近少し落ち着いてきた感があるので頑張って書いてみようと思います。

面白いシーンはたくさんありますが、最初見た時からずっと印象的だったのが、最終26話の図書館での、少佐と笑い男ことアオイの会話シーン。

少佐が図書館に足を踏み入れる瞬間、階段の手すりにFUCK YOUと書いてあるところから、最後までもうサリンジャー祭り。

2030年代、電脳世界となっているこの世界において、紙の本という無用の長物を管理する仕事をするアオイ。なんとなくホルヘ・ルイス・ボルヘスの「バベルの図書館」を彷彿させるような複雑な構造の図書館のレイアウトの中、古今東西のテキストから引用を繰り出し会話を交わす少佐と笑い男という構図がめちゃめちゃ面白い。


たまたまオリジナルの笑い男のレポートを拾ったアオイは、結局オリジナルの笑い男の正体やその実在もが不明のまま、オリジナルなきコピーとして、その情報を伝える媒介者として活動し、そしてついには笑い男は次々にコピーされていく。常にすでに不在のオリジナルとの微妙な距離感を保ちつつ、一方で、このようなジャン・ボードリヤール的なコピーの連鎖の中で、自身もひとつのコピーでしかない笑い男アオイは、やがて「消滅する媒介者」として、システムの内部にも外部にも存在しなくなる。少佐と課長が立ち去るシーンで、階段に座っていたはずの笑い男の姿がなくなっていることがそのことをよく表しています。

少佐と行ったような情報の並列化はこれの最たる者だと思います。つまり、ほとんど同一化してしまうようなレベルでの情報の並列化は、コピーとなんら変わりなく、しかしそのような繰り返されるコピーの中で(たとえ直接的な情報の並列化がなかったとしても)、いずれどこかである種のバグのような歪みが発生する。最後にセラノ・ゲノミクス社の社長の暗殺のような形でそれが現れてくる。


途中で加わる課長が言うように、「外部記憶装置なしにはさっぱりついていけない会話」を可能にするのは当然電脳なわけですが、逆の言い方をすれば、様々な引用を即座に電脳で検索し、その引用元をたどることができる彼らの会話そのものが、会話というより何処かの誰かが口にしたであろう引用の集積体になりうるということでもある(このテーマは『イノセンス』に少し引き継がれていますが)。

図書館で話をする少佐と笑い男という舞台は、実際に彼らが、本当の意味で、膨大なデータベース化されたテキストに埋もれた状態にあると言うことができます。もちろんこの世界で、電脳世界そのものがそのような膨大なデータベース化されたテキストの集積体に他ならない。

彼らの口にする一語一句が、図らずも他人の言葉のコピーにすぎないかもしれない。電脳化されていない現代の僕たちには(幸いにも?)、そのことはすぐにはわかりません(Googleが今一番それに近いことを可能にしています)。


オリジナルが不在のまま繰り返されるコピー、少佐はこれをStand alone complexと名付ける。最初この作品を見た時、僕はこれが社会から孤立している笑い男や少佐のような人物のことを指すのだと思っていました。

ですが、今はそうではなくて、Stand alone complexはむしろ、究極的に社会から「孤立していない」人々のこと、オリジナルなきコピー、コピーのコピーであるような存在である、普通の人たちが、むしろどうにかして一人の個人として認識されたいという、そういうものなのではないかと思うのです。そして、その意味で、きっと少佐や笑い男でさえもStand alone complexを抱える人達のひとりなのではないかと感じます。そう考えると笑い男の笑いが、とても寂しげなものに見えました。


長々と最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 219
サンキュー:

10

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私が語るまでもなく

 名作ですね、最近こういう感じのアニメがないと思っていたら「PSYCHO-PASS」という似たような(いい意味で)アニメがありましたがこちらもよかったです。
 しかしこの作品の曲に多く携わっていた歌手がお亡くなりになったのはすごく残念です。

投稿 : 2016/06/06
閲覧 : 237
サンキュー:

5

ネタバレ

アラジンA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すでに何度も見た作品

有名ですね。個人的に何度も視聴しました。

投稿 : 2016/05/15
閲覧 : 260
サンキュー:

5

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pokaerion さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

難しい、面白い、熱い

物語:難しさ(それが本当に難しいのかはさておき)が作品の面白さを際立たせる良いスパイスになってる感じ。
作画:今(2014年現在)でも十分見れるクオリティ。基本レベル高い。
声優:一番好きなシーンは断トツで少佐の「サイトォォォ(略」ですが、大塚さんバトーもはまり役すぎ。玉川さんタチコマも素晴らしい。
音楽:菅野さん何でもできるなー。OPはまごうことなき神。
キャラ:少佐に痺れます。強すぎる。あとタチコマかわいい。

総評:熱い。ちゃんと見ようとすると難しいんですが
何気なく見てても絵面が面白いのでSF嫌いとかじゃない限り割とだれでも楽しめそう。

投稿 : 2016/05/13
閲覧 : 229
サンキュー:

4

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 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この世界好きだ

なさそうで、ありそうな世界観
特にネットの概念は現代でいうSNS
ただ、なんというか
その繋がりはもっと巧妙で共感性に満ちている気がします


また、タチコマはホントかわいいです

投稿 : 2016/04/25
閲覧 : 201
サンキュー:

5

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RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おっさんがかっこいいアニメ

友人に勧められてこれを見たとき、度胆を抜かれました。
なんなんだこの世界観は!!
端的に言うと近未来SF刑事ものと言ったところでしょうか。

 笑い男事件という企業テロを基軸として、公安9課の課員の
活躍が描かれています。この世界では身体の一部を機械化することが
一般的になっており、それゆえに今では考えられないようなことが
平然と出来てしまいます。

 私は基本的に頭が悪いので、テストのシーズンを迎えるたびに
「ああ、脳みそとハードディスクを繋げたらいいのになぁ」
ってぼやいてましたが、この作品ではそれ以上のことが
日常茶飯事になっています。

 私が何より驚いたのは、この作品が2002年に作られたということ。
(劇場版は1995っていうからなお凄い)
ものすごい先見性の高さだなと思いました。
2002年と言うと
・WindowsはXPが出た頃でまだまだMEが主力だった時期。
・携帯電話はようやく写真が送付できるレベル。まだケータイではない。
・ガンダムはSEEDが放送されてました
・ネットもISDNからADSLに切り替わり始めた頃で、光って何ですか?
・FinalFantasy10で世界一ピュアなキス
といった時期ですよ。

 1話で世界観と公安9課の卓越性が描かれており、そこで作品の基礎
説明はほぼ完了。言葉で説明するのではなく、ストーリーの中で自然と
それがわかるようになっています。たとえば
・ゲイシャロボ…シンプルなサービス業はすでに人間が淘汰されている
・脳を簡単に交換できる世界であり、人間という生き物は
 脳(厳密には人格・魂?)の入れ物になっている
・光学明細が一般化され、透明人間になれる
・脳をオンライン化して、情報の即時共有が出来る
といった具合です。
今でこそペッパーが銀行で案内してたりしますが、2002年の時点で
これが明確にイメージ出来ていたのはすごいと思います。

 OPも2002のCGとしては凄まじいレベルで、「これ、アニメよね?」
って唖然としました。まだまだ水などの液体や髪の表現が難しかった
時代ですよね。

 音楽は菅野よう子さんです。本来私はノイジーな音楽をあまり
好まないのですが、この作品ではむしろ好感が持てました。

 正直絵柄はあまり好きではないのですが、それを補って余りある魅力が
今作にはあると思います。視聴者に媚びていない、ついて来れる奴だけ
ついてこい的な我の強さが良かったかと。決して万人受けはしないと
思いますが、はまる人はドハマりする作品だと思います。

 私の好きな登場人物は、主人公の素子も魅力的ですが、
サイトー、イシカワ、荒巻が好きだったりします。
おっさんがかっこいいです。

 戦闘シーンが多いのですが、アクロバティックな体術が迫力満点です。

好きなシーン
{netabare}
①荒巻「備えあれば何とやらさ」
 この年になって根回しがどれだけ大変かを理解して、この言葉が
 どれだけかっこいいかが身に染みます。この一言で荒巻に惚れました。

②荒巻「このままでは剣菱のマークの入った宣伝カーが最悪の
 デモンストレーションをすることになりますが、よろしいか!?」
 単なる正義感だけで怒鳴るだけではなく、相手の分かる言葉で
 説いているところが素晴らしいです。企業のトップは利害で判断します。
  この話、全体的に好きで、剣菱の社長も最後は目先の損失より社会の
 益を優先しましたし、戦車化した技術者も復讐が目的じゃなかった
 (と思われる)。人間臭いやり取りがなんとも言えませんでした。
 最後のバトーの「それは錯覚だ」と少佐を気遣うセリフもカッコいいですね。
 
③記者会見での笑い男介入
 やろうと思えば人の脳までハッキングすることが出来る。
 視覚も上書きできる。
 恐ろしい世界だと、怖気が走りました。

④電脳閉隔症の施設
 ネットに繋げないだけで異常に暴れたり、ネットを使っていないときは
 ただ延々と立っているだけ、鼻血を垂らしながらプログラムを延々と
 組み続けるなど、敢えて生理的に嫌悪感を感じる描写に徹底してました。
 すごいです。世界はあんな風になっていくんでしょうか?
 
⑤イギリスでの大人なやりとり
 いつもの冷静沈着な荒巻が、珍しく素子に主導権を取られているのが
 ほほえましかったです。一言一言が粋です。
 でも決めるところは決めますね。
 「おまえたちは武器を提供しろ、わしは知恵を提供する」
 カッコよすぎです。

⑥タチコマの自己犠牲
 絶体絶命の戦闘シーンでの介入で、相変わらずのコミカルな口調が
 余計に痛ましさを倍増させてました。
 まさか清涼剤のタチコマがこんな泣かせてくれるとは。
 「みんな死を体験できたんだ…」が深すぎます。

{/netabare}

 ところで嫁が指摘してたのですが、素子はなんであんな際どい
恰好してるんでしょうか?ジャンパーにハイレグって…普通にいたら
捕まりますよね?
 ぎ、義体だから恥ずかしくないもん!ってやつですか?

投稿 : 2016/03/13
閲覧 : 331
サンキュー:

28

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りくりく さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

この物語の本質であろう、仲間というものは互いに独立し合い、そして互いに

投稿 : 2016/02/15
閲覧 : 210
サンキュー:

3

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ちゃおりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

やっと見終わった、って感じ。

投稿 : 2016/02/04
閲覧 : 196
サンキュー:

4

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ぶろし さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白いです

「攻殻機動隊」というタイトルからして

いったいなんのことだ?と思ってしまいますね。

あえて単純に言ってしまうと

刑事ドラマです。

事件が起こり、攻殻機動隊(公安9課)と呼ばれるチームが

捜査をし、解決していくという流れです。

そこに近未来の要素が盛り込まれていますし

アニメならではの面白さが盛り込まれています。

政治問題、社会問題も考えさせられる部分もあります。

難しい言葉も出てきますが、あまり深く考えず、

電脳化=インターネットに精通している(脳)

擬体化=サイボーグ化(体)

などと考えておけば良いとおもいます。

主人公達のチーム、攻殻機動隊(公安9課)は

その二つが特にすぐれた人物が集められているわけです。




魅力はやはりキャラクターです。

主役の「少佐」こと草薙素子のリーダーシップ、判断力、行動力が

とんでもなくかっこよく、最大の魅力であります。

なぜかパンツ丸出しのようなファッションです(これも魅力)

投稿 : 2016/02/03
閲覧 : 280
サンキュー:

8

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misty さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

他とは格が違った

現在18歳
学校に来ている留学生の子(アメリカ人)に無理やり見させられました。

プリキュアや けいおん!などしか見ない私にとっては衝撃的でした。

最初の方は人によって つまらないかも。
最後まで見ることをオススメします。

難しいです。
何度も停止ボタンを押して紙に書いて
話を整理しながら鑑賞しました。

死ぬまでに10周はしたいと思ってます。
それほど魅力的です。

投稿 : 2016/01/24
閲覧 : 204
サンキュー:

8

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Tina.t さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昔途中で切ったアニメとは思えないくらいハマった笑

内容がウィットに富んでるので、観るときは疲れもなく万全の状態で観ないと話をすべて理解できません!笑
理解できるとどんどんハマるし、アクションシーンも豪快なので楽しめると思います。

投稿 : 2016/01/17
閲覧 : 222
サンキュー:

6

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PかっこA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

三周はした。最高でした。

今まで見たアニメの中で最上の部類に入ります。このアニメの魅力は作中のこの言葉に全て詰まっていると思います。

「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ。それも嫌なら…」

1話、物語の中心たる草薙素子がテロ犯人に掛けた言葉です。まず私はこの言葉に頭をぶん殴られ、怒りを覚えると同時に惹かれざるを得なくなりました。視聴者側に投げ掛けられた言葉だと思ったからです。こちらとしては「ならお前はどうなんだよ…」となるわけです。

こういった少佐の論法はともすれば怪しげな自己啓発セミナーの先生とか、所謂戦後左翼的なニューエイジ思想に呪われた革命論者が使いそうです。が、この作中においてはこんなことを言う草薙素子以下、主人公陣営はまさかの体制側で、その矛盾から彼等は取り上えず負けに負けています。
有りがちなプロットならこの主人公陣営は革命戦士(?)であり社会に鉄槌を、となるわけですが。

そういった意味で矛盾の中に生きる彼等の行動や言葉は、たまに自嘲的で、そのメタ視点からの自虐が私にはとても心地よかったです。

そして、そんな風に心地よい言葉の応酬に身を任せているとこんな言葉

「どんな娯楽も基本的には一過性のものだし、またそうあるべきだわ。」

とか言われて、爆笑してしまうわけです。「TVの前のお前だよ」と言われているようで、その時高尚なこと考えているような顔をしている自分が鏡に写ったようで。

率直、辛辣それでいて自嘲的。つまりなんとも食えないアニメであるということです。出会えて良かったです。

投稿 : 2016/01/14
閲覧 : 170
サンキュー:

8

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Pooon さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

高評価だけあって、おもしろかった。

こういう推理であったり、アクションであったりする作品は今で言うサイコパス…とは違いますが、そういう面白さがありますね。独特な世界観があり
何百年かの現実に起こり得そうな事象を体験しているのは1話1話迫力があり、興奮しました。
周りにもオススメしたいです。

投稿 : 2015/12/17
閲覧 : 191
サンキュー:

4

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はつみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一番好きなアニメ

最初から最後までスキのないアニメで常にハラハラドキドキさせてくれる。

近未来SFだが、設定がきちんとされているし、キャラクターの愛らしいこと。

特にタチコマという戦車はこのアニメになくてはならない存在。
タチコマがいなければこのアニメはここまで面白くはなっていないと思う。

また、笑い男というラスボス(?)も象徴されるマークと、作品唯一の美少年という嫌いな人はいないだろうというキャラになっている。

特にラストのタチコマが壊されるシーンから少佐の頭がぶっとぶシーンまでが最高。
人生で1度は見るべき作品だと思います。

投稿 : 2015/11/29
閲覧 : 276
サンキュー:

6

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ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

哲学的社会派アクション

世に生み出された多くのアニメの中でも強い存在感を放つとにかく硬派なアニメ。萌えもくそもない、大真面目な社会派アクション。

設定がかなりリアルで凝っている。近未来の日本が舞台になっていて、説明は多くないが核戦争によって東京が住めない状態になっていたり、光学迷彩や兵器、電脳化等、近い将来こうなるだろうなという未来が無理なく描かれています。ドラえもんの四次元ポケットは夢物語だろうけど、攻殻にある未来要素はどれも少し頑張れば出来るかもしれない絶妙なポイントを押さえているといえます。
アニメ放映当時、実社会で「防衛庁」だった組織が、作中では「防衛省」として登場しており、その後実社会でも「防衛庁」から「防衛省」に格上げされる等、時代を正確に先取りしていたことはその後の社会そのものが証明しています。

上記のような緻密な設定の中で、公安9課と呼ばれる精鋭部隊がさまざまな組織のしがらみや巨大な敵に対して正義を慣行していくストーリー。また、ゴースト(魂)に焦点が当てられ、自分の存在とは何かを問いかける哲学的要素も大きく描かれています。

前者に関しては、薬害問題に端を発する「笑い男事件」に立ち向かっていく公安9課が描かれます。その事件性からスタンドアローンという現象もテーマとして取り上げられています。僕はスタンドアローンを「集合的無意識に基づく模倣犯」と理解しました。専門用語も多く、ストーリーを理解するのが難解なのがとっつきにくい面ではありますが、一通り観るとなんとなく分かってきます。
後者については、過去の事故で子どもの頃に自分の肉体を失い、ずっと年齢に合わせた擬体に乗り換えてきた素子の境遇から、果たして自分自身の存在を決定付けるものとは一体何なのか、視聴者にも問いかけています。少なくとも肉体や容姿は擬体がありふれた社会ではそこまでの意味は持たない。また、作中に登場する自立型兵器のタチコマがその好奇心から次第に個性を勝ちとり、ゴーストらしきものを発現させる描写がある。兵器としては欠陥とみなされたが、個とは、ゴーストとは何か、自分とは何者でどこにいくのかを考えさせられました。

後半のバトーを助けに来るタチコマは涙なしでは観られません。
作画・音楽も申し分なく、アニメ史に残る唯一無二の存在として今後も君臨していくことでしょう。

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 242
サンキュー:

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのストーリー・あらすじ

西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」である。
公安9課の役割は、深刻な電脳犯罪への対処、国内における要人の援護、政治家の汚職摘発、凶悪殺人の捜査から極秘裏の暗殺まで、多岐に渡っている。彼らは電脳戦を最も得意としつつ、高性能義体を生かした物理的な戦闘においても特筆すべき能力を発揮する、精鋭部隊である。(TVアニメ動画『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2002年秋アニメ
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
www.kokaku-s.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A_STAND_ALO...
主題歌
≪OP≫ORIGA『inner universe』、Jillmax『GET9』≪ED≫Scott Matthew『lithium flower』、Ilaria Graziano『I do』

声優・キャラクター

田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川砂記子

スタッフ

原作・協力:士郎正宗、 監督:神山健治、企画:石川光久/渡辺繁、シリーズ構成:神山健治、キャラクターデザイン:下村一、メカニカルデザイン:寺岡賢司/常木志伸、美術監督:竹田悠介、美術設定:加藤浩、色彩設定:片山由美子、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、撮影監督:田中宏侍、3D監督:遠藤誠、音響監督:若林和弘、音楽:菅野よう子

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