当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「アタッカーYOU!(TVアニメ動画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
4
棚に入れた
21
ランキング
7902
★★★★★ 4.3 (4)
物語
4.7
作画
3.0
声優
4.7
音楽
4.5
キャラ
4.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

アタッカーYOU!の感想・評価はどうでしたか?

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 1.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春のすべてをバレーに懸けた、汗と涙の青春劇場

・第1話からいきなりぶっとびすぎる
パンチラ連発+乳首+教師の体罰+親の体罰+いじめ
と、いきなり第一話からとんでもない展開の連発でやべーwwww
おもろすぎるwwwww
つーか中学生の乳首出していいんか・・・さすが昭和!

・ぶっとびすぎる2
真面目なバレーアニメとはいい難い・・・
というか昭和のスポ根にまともなのは1つもないけど
このアニメは特に顕著!!
主人公葉月優は一人で暴走族4,5人をぶっ潰し
しかも向かってきた暴走バイクを片手で!!!持ち上げるwwww
族のパンチも余裕でかわし、かすり傷1つもなく全員潰すバケモン
こんなバケモン、バレー部じゃなくても無双だろwww
転校二日目でファンクラブができる
「能力バトルもの」のアニメから一人だけこの世界に召喚されたレベル
身体能力はバケモンです

おまけにこいつの母ちゃんはバレーの金メダリストwww

・まさに山猿
第一話から優は「山猿」呼ばわりされ
木から木へと飛び移り異次元のジャンプと腕力を有する
イケメンを見ると窓にへばりついて凝視するなど、性欲も猿並みwwww
このイケメンが男子バレー部にいると知ったら「玉遊び」と侮辱していたバレー部に
「女子バレー部に入ればずっと見ていられる」と本入部する
まさに山猿そのものwww
常にハイテンションで見てるこっちも元気をもらえると

・バレー部に入部しろwwww
暴走族が優に惚れ、優に弟子入り志願しに学校で大暴れする・・・
どういうわけかバレー部顧問の大門先生
この暴走族が暴れたすべての責任を優のせいにし、
「責任をとってもらうぞ!」→「バレー部に入ってもらう」と、異次元のことを言い出し、
バレーを「ただの玉遊びwww」とバカにしていた優をバレー部に入れる
どうなってんだよこれwww

・バケモンVSバケモン
そんな身体能力バケモンの葉月優
こんなバケモンには敵なしだろ・・・と思うものだが
こいつのライバル、多岐川エリは・・・

中学2年でオリンピック日本代表(大人だらけのA代表です)、しかも代表のエースという
まさにもうひとりのバケモン・・・
山猿VS日本代表エース
おもろすぎwww

・さらにバケモン登場wwww
キチ●イ
海堂ヒカルちゃん
ラスボス
中学を出たての15歳で、バレー自体大した経験がないが、
すでにプロデビューし、日本代表エースのイスに座る優がボコボコに叩き潰されるwww
バケモンだらけだなこのアニメ・・・

◯よい

・サービスシーンが多い!!
サービスシーンが主人公の聖美々のブラ1シーンしかなかった同じバレースポ根ものの
「あしたへアタック」と打って変わって、真逆の方針

パンチラ、シャワーシーンからの乳首などかなり多い!!
「そういうのもアニメを見る理由の1つ」としている層の期待には答えられるだろう
主人公の葉月優以外でも、キャプテンの早瀬奈美や、他のキャラもあり!
素晴らしいね!

・パンチラは頻繁
けっこうパンチラも出る
いや、モロか
それも優だけじゃなく、奈美もモロ出る
サービスはすごいです、マジで

・優の心の移り変わり
「バレーなんかしょーもない玉遊びだろwww」、
「試合で負けてもぜんぜん悔しくない、そんなことよりデートだわw」
と、初期の優はバレーをくっそバカにしていたが

仲間とともにバレーを一生懸命を練習し、大会を勝ち抜いてきた優
心が移り変わり、
試合で負けると、「次は絶対に負けない!」と、涙を流し悔しがるほどに成長する
こういう成長譚は感動するね

・優の心の移り変わり2
ただの山猿から、徐々に成長を遂げ、立派なバレー選手になる、というのは上に書いたが
バレーだけではなく、人間としても成長し
中学卒業後には初期のようにアホみたいな山猿っぷりはほぼなくなり
それどころか、定時制高校のバレー部監督として初心者にバレーを丁寧に教えるほどにまでなる
中学時代はブチギレる場面でも、卒業後は嘘みたいに落ち着き
短気なのは変わらないが、暴れたりする場面は激減し立派な女性へと変わる・・・

が!
しかし!
そのせいでボロが出てしまう
「わるい」で書く

・だが前向きで明るい姿は変わらず
性格や考え方がどんどん変わっていく優ではあるが
初期の優の前向きで明るい性格はまったく変わらず
とてもいいね!

・常に前向きな優からは元気をもらえる!
こいつはヒザを怪我したときも
監督にいびられてスタメンを外されたときも
どういう事態でも前向き、というか好戦的
なんというか・・・
あらゆる事態に対し「喧嘩上等!」
叩き潰してやるからかかってこい!という感じ
正直、自分が大好きなタイプ
「熱血」ってやつだな

似ているキャラと言えば・・・
どんなに追い込まれても皮肉とジョークを忘れず
恐れを知らず、常に冷静で危険にも飛び込んで叩き伏せる、「モンタナジョーンズ」のモンタナ
常に前向きで好戦的、絶対に折れず喧嘩上等のヤンキー、熱い性格の「無敵超人ザンボット3」の勝平
細かないことや過去のことは気にせず、明日しか見ない前向きな「ど根性ガエル」のウメさん

あたりかなぁ・・・
早い話が主人公向きの性格です

◯優と奈美の関係
優が無理やり入らされた中学バレー部のキャプテン、早瀬奈美
最初こそとんでもなく仲が悪く、奈美は心の底から優を嫌い、優をいびっていた
が、しかし、
本当に徐々に徐々に関係が氷解していき、お互い譲り合い、気にかけ、気がつけば
いなくてはならない親友同士となっていく様子は爽快!
まさに一生の親友!!

・耳に残るジャズミュージック
昭和アニメはジャズ多いよな~
このアニメもとても心地の良いジャズミュージックが多く
とても良かったです!
俺のレビューを毎回読んでいる常連さんは多分分かると思うけど
自分が「アニメの音楽」に触れるってのは相当良いということです


◯わるい

・作画の崩れがひどい
前半は良かったんですが、20話ちょいあたりから
明らかに作画がおかしくなってくる
というか、安定しなくなる
いい回もあれば、悪い回もある感じ
前半はずっとよかったんですがね・・・
う~ん・・・

・メンタル激弱になってイライラする
優のこと
「よい」で書いた、優が「大人になったことでボロが出てしまった」最大の部分がこれ
初期の頃とは信じられないほどメンタルが弱くなる
いたずら電話1つで試合をグダグダにしたり
ラスボスのヒカルが気になって気になって仕方なくなりボロボロになったり
小さなことをずっと引きずって本来の実力が出せないなんてことは数え切れんほどある
いや、お前はむしろそんな小さなことまったく気にしないメンタルだったろ?
いつの間にそんなにメンタルが弱くなったのか?

・犯罪行為
顧問の大門先生・・・やばすぎる
これは確実に今放送はできない・・・
指導や体罰というレベルではなく、普通に暴行、犯罪
ビンタを連発し、口から血をふき吹き飛ばすレベルで「体罰」を行う
怪我をした選手がミスをすると殴り、意見をしただけで殴る
体中あざだらけになるほど蹴りを入れるなど尋常ではない
しかも「選手への愛情」「見込みがあるからやっている」など正当化
選手もそれを受け入れるwwww
もうマゾ集団かよ

・犯罪行為2
顧問の大門先生・・・やばすぎる
な、なんと!
キャプテン早瀬奈美の服を故意に素手で破いてブラ丸出しにしてしまう
これは・・・・なに?
体罰?指導?
いや
ただの変態行為にしか見えない
やばすぎ

・犯罪行為3
顧問の大門先生・・・やばすぎる
腕を骨折した優の服を脱がせるwwww
相変わらずブラ丸出しにするのが好きみたいですこいつ
女子中学生大好きかよ

そもそも生徒の怪我の管理をするのも顧問の責任と義務なんですが・・・・
警察に行くか校長に談判すべき
だが・・・・
「女である前にバレーの選手」、と、一番大門から暴力とセクハラを受けているキャプテンの奈美は
一人だけ大門を擁護するwww
やっぱバカだわこいつ

その奈美に他の部員もひっぱられて「自分たちが悪い」と全員奈美に洗脳されてしまい
体罰セクハラ野郎の大門は英雄みたいになるwwww
実際体罰があふれる部活ってのはこんなもんなんだろうなぁ~・・・

しかもこの大門
校長に「体罰を止めるように!」と当たり前の注意を受けると
「じゃあ辞めますわw」と、スネてガチで学校をやめる
「俺は間違ってない!!」と何度もつぶやきブチギレ!
しかし、こいつが辞めた後あっさり中学校バレー全国準優勝したことを考えると
こいつの指導や体罰はまったく意味がなかったと確定してしまった・・・

でもさぁ~、日本の全国にこういうバカ顧問いるんだろうなぁ・・・実際

・自己中すぎる主人公、葉月優
負傷したライバル、エリとの対戦だが、「万全な状況の彼女と戦いたい」と
中学全国大会という大大大舞台でエリを気遣って手加減するwwww
そのせいでキャプテン奈美は負傷してしまう
ただのバカ
しかもこの優が心を入れ替え本気出したのは奈美の負傷に責任を感じたからではなく
エリが負傷した奈美を集中攻撃してブチギレたからwww
基本中学時代の優はずっと山猿

・奈美・・・おまえ・・・
さて、このクソみたいな大門監督
この大門に一番セクハラと暴力を受けているキャプテンの奈美だが
な、な、な、なんと!
中学卒業後、学校をやめた大門を追って大門が監督を務める実業団チームに行くwwww
しかも有望な強豪高校のスカウトをすべて断り、他の実業団チームの誘いも拒否
意地でも大門を追う

しかも、一度奈美がブチギレてバケツの水を大門にぶちまけて逃走したことがあるのだが
結局大門のもとに土下座かましながら戻るwwww
やばすぎるだろ奈美・・・マゾすぎwww
しかも大門は実業団時代は竹刀を持ち出し暴力が強化され相変わらず奈美はボコボコwwww
いやぁ~この二人はいいコンビだわwww

・進化するバカ監督・大門

優の中学卒業後、こいつは優を自分の実業団チームに引き抜こうと
・とんでもなく汚い嘘をつく
・奈美に優を引き入れろと命令する(失敗すると相変わらずビンタ炸裂ww)
・優を引き入れるために自ら優に土下座するwww
・土下座が通じないと見るや、「恩知らず!」とブチギレる
・優のチームの監督に「若造が!」と悪態をつく
・逃走した奈美の再加入を認める代わりに、優の母ちゃん(バレーの元金メダリスト)に
自チームの強化コーチになれと脅し、さらにライバルの情報をすべて渡すように要求する

しかもこいつは優の引き抜き失敗をめちゃくちゃ根に持ち、
優がヒザを怪我した際は
「お前みたいなヤワなヤツ引き抜かなくてよかったわwww」
とわざわざ言いに来るキ◯ガイ

中学時代は「クソだが、信念と誇りを持つ監督」だったが
実業団時代は「ただのクソゴミ」に進化を遂げる
退化か
いや、こいつの場合は進化

・優の母ちゃん・・・
優の母ちゃんんは白人にしか見えないが日本人らしい・・・ハーフ?よくわからん・・・
名前も田島カナ子だし・・・

上の方にも書いたが、こいつは元バレー日本代表金メダリスト
「炎のエース」の異名を持つ絶対的エース
日本バレー界の重鎮で、世界的にも有名なスーパーエリート

一部をのぞき、周りから葉月優の母親だと知られていないからやりたい放題www
「175cm(だったかな?)以下の選手は使い物にならないから代表に入れない!」、
という意見に一人だけ真っ向反論(優が172くらいのため)
そして日本代表に優を猛プッシュwww
露骨すぎてやばいわこのおばはんwww

しかもランボルギーニ・カウンタックに乗っている超大金持ち
うらやま!!!
↑追記
カウンタックって、今でこそ8000万~1億超えですが
この時代のカウンタックは1000万くらいだそうです
まぁこの時代の1000万って結構な気もしますけど・・・

・優の心の移り変わりは欠点もある
初期、常に前向きでハイテンションの優ではあるが
徐々に考え方が大人になっていく・・・と上の方で書いたが
それはいいところだけではない
おとなになるに連れ、前向きでハイテンションな彼女はなりをひそめてしまう
そりゃ初期は中学生ですからねえ
後半は20近い年齢になってるわけだから、変わらないわけないよね人間
でもなぁ~
初期のあの見てるだけで元気をもらえるなーんにも考えていない
前向きでハイテンションな優も残してもらいたかった・・・

・奈美とエリの関わりが希薄
優・奈美・エリは親友同士なのですが
奈美とエリが関わっている様子はあまり描かれなかったため
なーんか、この二人ってどうなの?と思ってしまう

◯VERDICT

10/10

・非常に良かった!
とてもおもしろかったです
様々な事件が起き、それを友情と勝利への執念ですべてねじ伏せる
王道のスポ根アニメ!!
エロサービスもきいていて良い!
青春のすべてをバレーに懸けた、汗と涙の青春劇場
優の心の成長、ライバルとの激闘、母ちゃんとの確執など、様々な出来事が起きる

・同じスポ根バレーアニメの「あしたへアタック」より明らかに面白い!!
「あしたへアタック」は、前半はとても良かったんですが
後半はグダグダになった感じですが、
このアニメは全編通してとても良かったですね
「あしたへアタック」は変な名前の必殺技アタックがたくさんあったんですが
このアニメはいわゆる「必殺技」はなく
あそこらへんと比べると、まぁ・・・ふつーのバレーかな

・山猿から人間へ・・・
優の心の成長はさんざん書いているが
やはりこのアニメ1番良いところだ
山猿のやばすぎるキ●ガイ少女がバレーを通じ、真剣勝負のなんたるかを学び
立派な女性へと成長する!!

・安心した
このアニメはバリバリ昭和の時代のアニメ
まさかこれは体罰容認アニメなのでは?と思ったが・・・
きっちり大門のバカは悪者扱いされ、体罰は問題視される
そういう意味で安心した

・しかし!!
大門・・・ただのクソヤローと散々書いていますが・・・
奈美が優との日本代表選考がかかった試合に負けて号泣しているところを目撃し
いつもなら
「なぜ負けた!!」とビンタの1つでもかますのかとおもいきや・・・

まるで父親のような温かい、優しい眼で後ろから見守り
「奈美、俺がどんなことをしても全日本に入れてみせるぞ!」と強い決意を示す・・・
このシーンはこのアニメ1感動したかもしれない・・・
どうもこの監督、もちろん体罰暴力はあかんですが
ただ体罰で怒りを発散しているというより、本当に心から選手を愛情持って育てている自覚がある様子

そして奈美が日本代表に選考されると、とんでもない満面の笑顔を見せるwwww
心の底から暖かいねぎらいの言葉を(心のなかで)かける・・・
まるで父親のようだった・・・

そして奈美の足が骨折してしまったことがあるのだが、奈美の心は決して折れず
必ず復帰することを誓う
それを伝え聞いた大門は、涙を流して奈美を誇りに思う・・・

大門に一番体罰を受けている奈美だが
一番監督からの信頼と愛情を受けているのも奈美である

いや、でも体罰はいかんけどね・・・
ただ、こういうところもあるということ

・そして、そんな大門にも1つだけ確かなものがある・・・
まあ、後にジュニア日本代表監督になる人ですからね
それなりに実力はあるんでしょうけど
なによりもこいつが優れているところ・・・それは・・・

「先見の明がある」

バレーのド素人だった時代の葉月優が少しアタックを打っただけで
なにがなんでもバレー部に入れたがるほど、優に執着する
実業団時代においても、土下座して優を他チームから引き抜こうとするほど

ちなみに優が所属する実業団チームの監督(優が一目惚れしたイケメン)は
優が「入れてください!」と頼み込んでも無視しようとしたwww
優が何日も粘って根性を認められたおかげでイヤイヤ入れてもらった感じだ
少なくともこいつよりも大門のほうが選手の素質を見抜く目はずば抜けて高い

ちらっと書いたが、優がまだまだ未熟だった実業団時代でも
土下座して優を引き抜こうとする(失敗したが)

優が所属する実業団チーム(セブンファイターズ)では
優はすぐに不動の絶対的エースとなり、
その後すぐに優は日本代表のエースとなるので
これはもう間違いない
選手の素質を見抜く目は驚くほど優れており、本物

だがチームをまとめる能力はゴミで、
自分の日本監督のイスがかかっている極めて重要な試合で
ヒカルが自分のチームメートに暴言はきまくり、悪態つきまくりのせいで
チームがガタガタになっているにも関わらず
その暴言を隣で聞いている大門は・・・・・「なにもしない」
そのせいでひどいスコアで負けまくる

全日本監督のイスがかかっているという、
自分の人生最大の重要試合で、コレなので
とんでもなく無能

・1つの学校に固まる謎
優が転校してきた中学、「氷川中学校」には
後の日本代表の優
後の日本代表の奈美
後の日本代表ジュニア監督の大門の3人が揃う

1つの中学に固まりすぎ・・・
よほどの名門学校かと思ったがそうではなく
他の選手は至ってふつー
しかも大門辞任後のバレー部監督は後任がおらず、野球とバレーを混同している校長が
自ら監督をする始末・・・

・総合
まぁ、色々と変なことはあるけど
それでも十分に満点を与えられる出来
とてもおもしろかったです!!

ただ中間あたりから作画の崩れがとんでもないことになる
そのへんの覚悟はいる

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 38
サンキュー:

1

ネタバレ

アニメ記「脱力視聴」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スポ根女子バレーアニメの傑作!(出来る限りネタバレしないように書きましたが面白さを伝えたいので展開の流れの記述がバレになるかも)

1970年という時代を反映した体罰などの描写ゆえに、叩かれても殴られという
指導描写がありますが、そんな時も食って掛かって「なにくそ見てろ!」という反骨心むき出しで
めげない、くじけない、、怪我しても実力不足でもひたすら努力と練習で腐らずひたむきに
バレーに打ち込んでいく主人公の、汗と闘志をむき出しにした王道の格好いいスポ根女子バレー物語です。
バレーボールという競技を徹底して重視した作品になっています。
(男女の恋愛的な描写も無い訳ではないですが、100%中2%くらい)

主人公は、性格は単純でおっちょこちょいだけど快活、陽気で身体能力が抜群の元気少女、葉月優。
物語は中学生時代から始まりじっくりと成長と活躍を見ていく事になる大長編作品です。ただし、
女子バレーボールアニメなのに1話目の時点ではこの子はバレーも全く知らない素人、未経験者。
そんな素人の彼女が全くのバレー未経験から持ち前の負けん気と根性で努力し、挫折と再起を繰り返して
徐々にバレーの素晴らしさに目覚め、青春をバレーに捧げていくのですが、後半のお話を見ている時に
「最初はたかがバレーと舐めていたりしていた」頃の優の姿を思い出して微笑ましくなったりしました。
優れた素質があっても努力とライバルがいないと原石に磨きが掛からないという点はしっかり話数を使って
表現されていました。

ストーリーのタイトルもやたら格好いいんです。
3話「輝きはコートの中に」という題とか11話「キズだらけのエースナンバー」とか
もう、心が燃える、踊るんですね。燃える、燃えてしまうw
序盤からこんなサブタイトルで内容も題が表すとおり熱い!ですが実際は18話からが本番。
面白くなるのが1クール半過ぎたあたりというのは58話もある長編ならではですね。
長い話数がいい下準備になっています。
もちろん、格好いいサブタイトルは後半にもあります。

前述しましたが物語の開始時点は中学時代なので最初はバレー部入部からで
直後の部活のレギュラー補欠、レギュラーになるまでのお話では部員同士でバチバチとした
険悪で火花が散る緊張感を見ることが出来ます。
補欠部員たち+優と部レギュラーメンバー間でいがみ合ったりしているものの、補欠もレギュラー女子も
優の努力に触発されるに従い、レギュラー組も優や補欠との人間関係に折り合いをつけたり優の努力を認めるなどにより
溝を埋めて距離も縮まっていき、優と補欠組の間には友情や連帯感が生まれ、ついに
部が一丸になって中学バレーの全国大会へ。
この中学大会に出るまでに終生のライバルが生まれる、という流れがまた素敵で、
王道の女子スポコン展開がたまりませんね!

中学の後は実業団バレー、ここでも補欠からレギュラーまでじっくりと描かれていました。
いくら優の身体能力が凄くても中学でたての少女なので最初は大人には能力が及びませんが
明らかに脇役な人に教えられ、助けられてさまざまな壁にぶち当たりながらも
欠点を自覚したり技術を学び掴み取っていくなど努力描写もすばらしい。
脇役も輝いています。視聴者にとっては話が進むにつれて登場しなくなる
脇役に過ぎないけど作中の葉月の目線で考えると「頼りになるバレーの先輩」
そういう位置のキャラクターがとてもいい味を出していますね。

ライバルの子は最初は主人公の優(素人同然なので)を実力差もあって見下しているのですが
努力と学習で葉月が乗り越えてからは見る目を変えて、いい関係になって・・。
この過程がじっくりと見れて好き。
その、ライバルといえば全日本代表選手に選ばれる天才選手(優と同い年)の多岐川絵里や
最初同じ中学バレー部では対立し、その後優の努力を認めて油状を築き、中学後は別の進路を歩み、
そして最後までライバルであり親友でもあり続けた早瀬奈美が本当にいいキャラです。
彼女たちのひたむきさ、真剣さ、バレーをしていない時の友情関係にも胸を打たれます。
ちょっとでも優が弱気になれば活を入れるライバルの彼女たちの態度が素敵。
真剣でバレーが大好きなんだって伝わってきます。
名言もたくさん。
「相手が怪我をしていても手を抜く事は失礼」
「あの燃えるような目に負けたら、もうバレーをもう続けられないような気がするんです」など。

テンポもよく、活躍する舞台も徐々にスケールが広がって行きます。
作中の時間の経過が早く、だらだらしてないのがいいです。
5話かけてやっと何かを達成とか決着というだらだらした構成がないのがいい。

バレーに関しては常識的な、スポーツの範囲でのプレー描写が重視されていました。
(バレーについては巨人の星のような魔球とか、無茶振りな表現はなかったと思います)
2話に少し人間離れというか荒唐無稽な描写(不良暴走族と喧嘩になる場面において)が
ありました(高いところから飛び降りて無事着地とか対バイク)がそれ以外は現実的。

葉月役の小林さんはほとんど主役の役をされていないので結構貴重。
(思いつく役が天地無用の鷲羽くらいなので)

作画は今の時代の作品に比べて粗め。制作したナックという会社は
結構絵が独特なのですけどね。
恋愛描写に流れないで女子バレーをしっかり見れるアニメはほぼないのでお勧めです。

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 343
サンキュー:

1

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/03
閲覧 : 71

アタッカーYOU!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
アタッカーYOU!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

アタッカーYOU!のストーリー・あらすじ

日本文化出版から刊行された小泉志津男のスポーツ小説『いま、白球は生きる』をベースに制作開始された青春バレーボールアニメ。幼い頃に生き別れたカメラマンの父に引き取られた13歳の少女・葉月優。その彼女を待っていたのは、東京での新しい生活だった。複雑な心情のまま、都内の氷川中学に通う優は持ち前の負けん気からバレーボール部の早瀬奈美と対立。優れた運動神経と闘志から相手に勝利し、同部の一員となる。バレーボールへの関心を深めた優は仲間とともに公式戦を勝ち抜くが……。アニメの制作はナック。従来のスポーツ根性ものとは異なる抑制された演出の青春ドラマを志向している。(TVアニメ動画『アタッカーYOU!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1984年春アニメ
主題歌
《OP》加茂晴美『青春プレリュード』《ED》加茂晴美『TWINKLE,TWINKLE』

声優・キャラクター

小林優子、松井菜桜子、キートン山田、原えりこ、西宏子

スタッフ

原案:小泉志津男「いま、白球は生きる」
総監督:岡迫和之、企画:西野聖市、キャラクターデザイン:牧村ジュン、アニメーションキャラクター設定:福田皖、シリーズ構成:園田英樹、フロアーディレクター:岡田宇啓、作画監督:加藤興治/木暮輝夫、美術監督:川井憲、音楽:鷺巣詩郎、音楽ディレクター:永田守弘、制作プロデューサー:江津兵太/戸井田博史

このアニメの類似作品

この頃(1984年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ