仁烏 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。の感想・評価はどうでしたか?
仁烏 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
コーヒー豆 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
久しぶりに再視聴したため、感想・備忘録を書きたいと思いました。
原作は少し既読。初めて買ったラノベが俺ガイルだったので思い入れある作品です。
物語は3期まであり、完結しています。どの期も見どころがあるので、自分としてはどの期もオススメですかね。
【キャラと声優】雪ノ下雪乃の早見さんとガハマさんの東山さん。どちらもキャラとマッチしていました。どのキャラ推しかと言われれば決められませんね。皆、個性豊かでいいです。テニスの王子様の戸塚くんも可愛いですw
【音楽】やなぎなぎさんのユキトキ。好きなOPのうちの1つです。EDも歌詞がいい感じ。
【物語】ぼっちと言いつつも斜め上からの解決策が得意な比企谷八幡、ツンツン美人でストレートな物言いの雪ノ下雪乃、少し周りに合わせ過ぎる由比ヶ浜結衣による奉仕部での日々。顧問の平塚静先生は捻くれ者たちに時おり助言をしてくれたり名言を残します。題名通り、ラブコメですが、一筋縄ではいかないところがイイ。
どのストーリーも比企谷君の解決策も面白いのですが、苦手なキャラといえば、文化祭で出てくる相模南さんですかね。文化祭での屋上でのヒッキーは何だかかっこよかったです。
再視聴したところ新しい発見などもあったので楽しめました。とりあえず完結してくれてスタッフの皆さんには感謝ですね。
ぺー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2018.08.03記
原作未読。
タイトルは知ってて、再放送を地上波でやるとのことで視聴決定。本編12話と番外編1話の計13話です。
ラノベ原作特有の長いタイトルものは敬遠される向きもあり好き嫌いが別れそうで、私も普段だったら手に取らなかったでしょうが、地上波でやるとなると視聴のハードルが下がります。
ちなみに巷で言うところの「俺ガイル」ってこの作品のことだったんですね。観始めてしばらく経ってからその事実を知ったというくらいモグリな私です。
舞台は千葉のとある高校。青春に背を向けてぼっちを決め込んでるというか謳歌している主人公比企谷八幡とWヒロイン雪ノ下雪乃&由比ヶ浜結衣を中心に、その他個性的な面々が織りなす学園ものです。
いろいろ問題が発生し、それを八幡が独特な捻くれた方法で解決していく。解決してもハッピーエンドとはならず、周囲には全く理解されない。あまりないタイプの作品なこともあり、独自のポジションを築き上げています。
そういえば、舞台が千葉なのに人名は神奈川の地名ばかりですね。千葉県民に「ライバルは神奈川県?」と聞くと「恐れ多い」「いや特にライバルはいない」と卑屈でぼっちな反応だったりしてですね、なんとなく親和性があるような気がしたりしなかったり。
※リアル千葉県民の皆さまほんとにごめんなさい
話はよくできており、あにこれの評価も極めて高い本作ですが、1点ひっかかるところがどうしても受け入れられず、私の評価は低めです。
そこらへんは総評のあとに後述しときますので、ご興味あればどうぞご笑覧くださいませ。
《総評》
中心となるキャラ3名の設定はいいです。
周囲と孤立して独自路線を歩む二人(ヒッキーと雪乃)と空気を読みまくる結衣の掛け合いはテンポもよく間が絶妙で心地よい。
ヒッキーと雪乃の設定も同じぼっちでも微妙にベクトルがずれているのもうまいと思います。
{netabare}
八幡 筋は通ってないが説得力はある(13話目での雪乃の評)
雪乃 むちゃくちゃ言ってるが筋は通ってる(1話での八幡の評)
{/netabare}
雪乃は筋の通った正論で対処しようとしますが、「落としどころをつける」発想がないため、だいたいは衝突して終わり。一方八幡は、周囲大多数の人間は受け入れられないが独自のヒネたやり方で事態を前に進める力はある。典型的なダークヒーローの立ち位置です。この場合本人はそうは思っていないかもしれませんが、八幡の抱えてしまう孤独に対し共感を覚えることでしょう。ここがこの作品を観るポイントの気がします。
とはいえ周囲に理解者が一人もいないとなかなかやってられないもので、その点結衣の存在は大きく救いでしたね。
{netabare}キャンプ回は結果的にぼっちの女の子を救うもその子にも理解されない寂しさみたいなのが良く描かれており、それでも共感を得ようとは思ってないぜと諦観している八幡の魅力がよく出てました。{/netabare}
転機は9話で伏線回収とおそらく2期に向けてのネタ振りがなされていました。
{netabare}八幡と結衣を繋いだ事故のエピソードにいくばくかの回答をしつつ、八幡からの雪乃評を転換せざるを得ない仕掛けが終盤の推進力となりました。{/netabare}
そういえば、後の文化祭実行委員長相模南もこの回に出てきてました。
{netabare}そしてなんかしらの伏線であることを示唆するのは雪乃のお姉ちゃん陽乃のセリフでしょう。
「また、雪乃ちゃんは選ばれないんだ」
「昔から変わらないな~おそろいでおさがりで」
「みんな最初はそう言ってくれるんだよ。云々」
これがどう絡むかは2期を観てみないと何とも言えません。{/netabare}
で、終盤に突入します。
その他、OPは爽やかでちょっと切なさを感じる良曲。EDのキャラソンは早見さんがわざとキャラっぽく唄ってるんでしょうか?良い意味で気にかかりました。あと何話か忘れましたが、東山さん単独で唄ったバラードバージョンも良かったですね。
あとタイトル詐欺と言っていいくらいラブコメ要素薄めです。
一番ラブコメしてたのは戸塚くんだったんじゃなかろうか。。。
物語というよりキャラクターたちをどう受け止めるかで評価が分かれるといった印象です。
《酷評?たぶん》
ちなみに八幡むかつく!とかはないです。
「働いたら負け。なぜならふんたらかんたら」とか自分の息子が言ったら発狂しそうですが、そこは平塚先生がしっかり鉄槌を下しているので問題なし。彼なりの正義はそれなりに筋が通っており、自分がどう思われてもの報われない自己犠牲はちょっと可哀そうになるくらいでした。
{netabare}違和感は文化祭での相模南の周囲の取り扱いですね。{/netabare}
{netabare}例によって、八幡は屋上で相模をド詰めすることで平たく言うとやっつけるわけですが、筋が通った論を展開してたと思います。ヒッキー、お前は間違ってないよ、と。そして同じく例によって、周囲がドン引きするというおなじみの流れなんですが、、、ちょっと待て。
ここに至るまで、視聴者が相模はダメだと感じる描写は奉仕部の面々だけでなく周りにもわかるように描かれてました。
例えば、代表印を雪乃に渡してその責任放棄っぷりに委員会の面々が引くとか、膨大な事務処理に追われる最中に遅れてやってきて何もせずに撤収しやっぱり委員会の面々が引くとか。これだけやらかしてると、相模のダメ委員長ぶりが校内少なくても同学年に知れ渡っていたことでしょう。彼女が委員長であることは同じクラスの面々も知っていたでしょうから、クラスに長居する彼女に注意するクラスメイトもいたでしょうし、それに対して「文化祭は委員も楽しまなくっちゃ駄目でしょ。大丈夫ダイジョーブ」と右斜め上のリアクションをする彼女の姿も想像できます。
ここまでで相模に対する周囲からの低評価は定着していたものと思えるのです。
そうなると、文化祭本番までに自浄作用が働いて相模を諫める者が現れるか、ド詰め後に八幡へのフォローがありそうなものですが、それがない。
私にとってはリアリティに欠ける終盤ではありました。
ご都合展開をあまり気にしませんのでこのへんスルーできるかとも思ったのですが、残念ながら弾かれちゃったかたちです。
透けて見えるのは、ぼっちから見た理想の物語。
八幡はまた誰にも理解されない。そうあってもらわないと困る。
そこへの非共感なんだと思われます。
{/netabare}
{netabare}本作では奉仕部以外のその他大勢はたいがい「同調圧力に屈している」「本音を隠して建前だけでやり過ごす」「保身のために掌を返す」「きれいごとばかり」良い描かれ方をされてません。構成上、八幡たちとの対立構造を作ることはわかりやすさの演出としては良い。
それとぼっちの対極としての葉山君の存在でしょうか。彼は問題を解決できません。そこを八幡がなんとかしてしまうことで観る者がカタルシスを得ることにも奏功してます。ダメ押しに、彼の所作ひとつひとつに「お前とは住む世界が違う」と観る者に感じさせる力もあったりなんですが。。。
そこが面白いんじゃん、と言われれば元も子もないのであります。
ただ、こうも思うのです。
「いやえーと、現実のその他大勢はそんなに愚かではないよ」と。
ここですな、きっと。
{/netabare}
{netabare}救いは平塚先生です。
「君たちはひねくれてるから社会に適応できるか心配だよ」のスタンスで、時には問答無用で八幡たちを巻き込みます。
結果として奉仕部に八幡を導き、雪乃と化学反応させた判断は正解だったでしょう。第一話から最終話に至るまでの彼ら彼女らの変化はポジティブなものだったと思います。その環境を作ったのはアラサー平塚静、教師の鑑です。{/netabare}
いわゆるぼっち属性は誰しも持ってる要素ですし、そこを掬い上げて共感させる力は充分にある作品でした。自身の持つぼっち属性とのバランスをとって客観的に楽しめれば良し!私はそこには至りませんでした。
それと、2期を観てないのでなんとも評価しづらい部分もあります。
2期を観て掌返すかもしれませんので、それはそれで後の楽しみに取っておこうかと思います。
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2020.09.17追記
2020年4月~6月再放送。コロナの穴埋めですね。
見立ては変わらず。陰キャの理想郷に見えます。陽キャなめんなよ!と。
なお2期は絶賛してます。人間って不思議なものですね。
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2021.08.01追記 プチ総評
その後『続』『完』でシリーズ無事完結し見届けました。
類似製品が見当たらないのは、こねくり回したセリフ回しでいざエンタメしようとするとバランスとるのが難しいからだと思います。バトルものならいざ知らず、人間相関や感情描写のリアリティを求められるラブコメでやれちゃってるのもペー的にはポイント高いです。
視聴時期:2018年4月~6月 地上波再放送
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2018.08.03 初稿
2019.04.24 修正
2020.09.17 追記
2021.08.01 追記
シボ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ナンカ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
どどめ さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
と思わざるを得ないローカルネタが満載で、随所に登場する見覚えのある風景やMAXコーヒー、落花生なんかに千葉県民ならクスッとしてしまうでしょう。
もう8年も前!ということで、パロネタもいい感じに懐かしい。
そして、この頃の流行りのようなものもあったのだろうか。
・冴えないけど頭のキレる主人公
・ひねくれつつ冷静な突っ込み役
・なぜかハーレムやらモテたりする
という構成には古臭さを感じます。
キョンだったりアララギさんだったり氷菓とかも?etc...超有名どころで似たような主人公のアニメが腐るほどあると思うのだけど、いい加減うんざりするよね。いや、何が先とかは置いておいても、なんでそういう風潮?ってことに。
雪ノ下さんのガハラさん感も相まって、とにかく二番三番煎じ感が強い。もっとどうにか個性を出せなかったのかしら…。
何番煎じでもオリジナルを上回った魅力があればもちろん文句ないけども、本作のキャラたちには特に際立つものがないように感じました。
その中で戸塚だけは良かった。愛せる。
退屈せずには最後まで見られたのだけど、正直このアニメがなぜこんなにも高評価を得ているのかはよくわかりませんでした。とにかく八幡にイライラするし。
本物のぼっちで卑屈なやつはいくら脳内で屁理屈こねくり返してもそれを実際に発言したりしないし、そんな積極的に行動しないし
したとするなら逆に、口頭では屁理屈言ってても脳内ではヒャッハー!これはリア充では??モテ期では??と舞い上がってるわ
と言いたい。
とは言いつつ今後の展開も気になるので継続して完まで視聴予定です。
たにぐー さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルが長い作品に外れはないと思ってるので、見る前から面白いだろうなと思っていたが、予想を超える面白さでした。
これが世に聞くダークヒーローさんですか?
だとしたら俺はこういうヒーローのほうが好きだな。
誰だって傷つくことは嫌なはずなのに、比企谷 八幡は誰かを助けるために自分を犠牲にするなんて、、、比企谷さんマジ、かっこいいです!
比企谷 八幡大好きになりました!
自分はどっちかと言うとメインヒロインより戸塚彩加とか平塚先生のほうが好きでした。
別に、メインヒロインが嫌いって訳ではなく、ゆきのんの「また、明日」に惚れない男はいないだろうし、ガハマさんの浴衣姿見てクラッとならない男はいないと思う。
でも、それ以上に戸塚彩加と平塚先生は可愛かった、ただそれだけだ。
戸塚彩加については比企谷 八幡が思っていたこと=俺が思っていたことと考えてもらって構わない。要するに、男の娘じゃなかったら結婚したいぐらいいや、男の娘でも結婚したいぐらい可愛かったと、言うわけである。
平塚先生は可愛かったというよりは、優しいところに惚れたてきな。
文化祭終了後に八幡に言ったあの名言、、、あれは比企谷だけじゃなくわたくしの傷ついた心も癒してくれました。
なんで、結婚できないのかが不明。いいお嫁さんになると思うんだけどなぁ。
てか、先生もヒロインにならないかな。比企谷と先生のラブコメ、めっちゃいいと思うw
比企谷のぼっち回想録など、少々胸に刺さる話も何度かあったけど、話が進むたびにどんどんはまっていき、終わった頃にははやく二期が見たくてたまらなくなりました。
タイトルで敬遠されてる方は是非とも見てくださいおすすめです。
最後に、ぼっちを笑いに変えるなんて、、、あっはっはー比企谷君たらおーもしろい。
シロクロ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
題名通りここまでラブコメが上手くいかない作品は初めて見たw主人公の性格がラブコメに似合わなすぎるからかな。でも、そこがまた他の作品とは違ういい味を出していると思った。由比ヶ浜結衣が可愛すぎる!
御宅忍者 さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
捻くれ主人公と個性あふれるキャラクターたちの掛け合いを楽しむ物語。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青春を斜に見て、色々こじらせている、ひねくれぼっちの男子高校生が、
見かねた教師に“奉仕部”での活動を命じられ、
同じくこじらせている美少女部長と遭遇して始まる、
同名ライトノベル(未読)のアニメ化作品1期目。
【物語 4.5点】
シリーズ通じて機能する驚異の重層構造プロット。
スクールカーストの外側にある奉仕部が、
厄介事相談にアレコレと世話を焼くことで暴き出される、
まがい物の人間関係の上に成り立つ青春の欺瞞。
一方でこれは奉仕部顧問による、捻くれた部員を青春に適応させる教育の一環。
社会の人間関係など所詮、偽物だが、それでも皆、折り合いを付けて生きている。
奉仕部の活動を通じて、他コミュニティーの事例研究(ケーススタディ)や人脈を積み重ねることで、
自身の問題を解決に導くための引き出しを増やして行く。
水面下では、比企谷×雪乃×結衣の三角関係も着実に進展しており、
カーストとは無縁の安息の楽園と思われた奉仕部にも地雷が着々と埋め込まれる様が、
ラブコメ波動受診アンテナを立てれば観察できる。
その他、雪ノ下家の歪んだ家庭環境など。
3期『~完』まで観終えて振り返ると、
各層が持つ複数のテーマ、視点に耐え得る、かつ後々まで伏線として活用可能な、
噛み応えのあるシナリオが展開されていたと感服します。
【作画 3.5点】
乱調……だが、妙に頭にこべり付く。
1期の制作ブレインズ・ベース。2期以降のfeel.に比べ、
随所にソース不足によると思われる不安定な作画が散見。
だが、主人公・比企谷八幡の顔面のインパクトは本作が一番強烈。
特に目。見事に腐った魚の目の持ち主が、
「青春とは嘘であり、悪である……」云々と呪詛する。
もうドンだけこじらせてるんだよとw
その他、会話劇が虚飾に覆われた青春の本質に肉薄した時に現われる
そこだけ妙にリアルな信号機等の背景美術とか。
どんな暴投が繰り出されるか油断できない。
ある意味、スリリングな作画として印象に残っていますw
【キャラ 4.5点】
主人公・比企谷八幡。ヒロイン・雪ノ下雪乃。
ボッチとして悟りを開いてしまった二人がこじれているのは想定内として、
もう一人のヒロイン・由比ヶ浜結衣も、
表面上は「やっはろー!」な陽キャで、平生はカースト内でも
付き合いの良い子を演じられている。
が、相談に乗ってみると、結衣も重症……。
リア充と目されたグループ全体が嘘を重ねて要受診状態。
後半には集団丸ごとケーススタディ。
{netabare}キャンプで小学生カーストをぶっ壊す比企谷の荒療治に加担。{/netabare}
だが他人事には合理的判断とやらを下せても、
いざ自分たちの事となると、激痛にイケメンスマイルも歪む。
{netabare}「どうして、そんなやり方しかできないんだ」{/netabare}
リア充グループの支柱・葉山隼人と
比企谷の対立点が際立つ最終盤が2期にも繋がる沸点。
{netabare}才能も無いし、努力もしたくないけど、名声は欲しい。
“キョロ充”相模。嫌なキャラだけど心当たりが多すぎます。{/netabare}
要所で助言する顧問・平塚先生、横槍を入れる雪ノ下陽乃(姉)もスパイシー。
あとは比企谷八幡&材木座義輝の名について。
足利家が崇めた八幡大菩薩に、足利幕府13代将軍の名を拝借するとは。
不協和音とか、横死とか、不吉な予感しかしませんがw
いつか義輝がまともなラノベを完成させることを尊氏も祈っていますw
【声優 4.5点】
多数の意味を持つ場面で、時に望まない姿を演じてみたり。
キャラを成立させるだけでもハイレベル。
比企谷役の江口 拓也さん。
仕掛ける際のボイスには、説得力だけじゃなく、
ヘイトを集める自爆戦法も辞さない、毒味も効いており、
正論だが間違っている生き方を視聴者にも思い知らせる。
ヒロイン・雪乃には早見 沙織さん。結衣役には東山 奈央さん。
脳も蕩けるラブコメの予感も、
比企谷と雪乃は皮肉り合うばかりで恋は中々芽を出さず……。
CV.はやみんはデレるとぐうかわ何だから、
比企谷君もチョットはやる気出してくれよ~w
【音楽 4.0点】
劇伴担当は音楽制作集団・MONACA。
曲だけ聴くと無難な青春BGM。
が、笑顔で上品なお言葉が飛び交う文化祭準備のBGMが昼ドラだったり、
比企谷と雪乃が毒突き合う奉仕部に
温かいアコースティックギターの良作「リセットボタン」を流したり。
誰も本音を語れない上辺だけの青春など偽物
との思想が選曲でも表現される。
OPは、やなぎなぎさんの「ユキトキ」
雪乃がツンドラでも、ちゃんと恋が始まっていることが分る良曲。
早く、解凍して差し上げましょう♪
EDは「Hello Alone」。雪乃&結衣のデュエット曲。
ウキウキなメロディーとは裏腹に、歌詞はひねくれぼっちの悲哀に満ちる。
ピアノベースの結衣・ソロバラードverもあり。
ヒッキーそういう所だぞと説教されているようで耳も心も痛いです……。
二人は文化祭でも「Bitter Bitter Sweet」でデュエット♪
{netabare}舞台は天国。屋上は地獄w{/netabare}
るぴ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
tag さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
3期で完結し、全てを見直して、気づいたことがあります。
ストーリーの評価は少し低めでした。正直、主人公のひねくれた切れ味とヒロインの破壊力だけで面白かったと言っても過言ではないです。
しかし、再視聴後、この物語、かなり設定に凝っているなとか、登場人物のダイレクト感の無い台詞やひねくれたレスポンスなど数多くの?が頭の中を過るのだけど、後からよく考えると、そう解釈できると言うことに発見しました。そんな目線で1期も見直すと分かってくることが数多いことが分かりましたので、加点、加筆しました。
<ここから、元の感想>
主人公は、正しいが、ひねくれていて、ストレート。普通は引いてしまう。そこを救うのは、彼は、正直であること貫く事。
誰しもが、思っているけど中々表面には出てこないことを、どんどん出してくるキャラと、普通に出さないキャラが交わりつつ、徐々にみんなが出してくる。イタい展開なのを主人公との共感と、普通の人たちのほのかな共感と言う変容が快感と言うかリリース感を生み出す。
自分にもそう言う側面があるなと、発見することも、この作品の特長なのかもしれません。
<元の感想はここまで>
現代小説において、雨は勝手に降らない。それには必ず理由がある。作家は全能神として、小説空間の全て(雨と言う自然現象でさえ)を演出し、物語を構成する。だから、すべての事象・情報には意味がある。俺ガイルにおいては、「袖や裾を摘まんで引っ張る仕草」「マッカンを飲むとき」「雪乃の挨拶」「絶妙なタイミングでキャラたちが場面にカットイン」には意味がある。更に、犬にも、猫(パンダキャラ)にも意味がある。そして、キャラの名前にも意味がある。全ては作者の演出と言える。重要ストーリーラベルと呼ぶべきものがある。1期ではそのうちほとんど6個くらい確認できる。
これから書く事柄は、私的な解釈と考察であり、重要なプロット、物語展開の重要ポイントをネタバレしているので、読むとするならば、必ず1-3期まで見てから、お読みください。
物語始まり時点の名づけ、キャラ設定の段階で既に世界観構成が始まっていること気づきます。
{netabare}
3期の最終話の最後、この第1期の「ユキトキ」が流れます。その展開はストーリーにとても合っています。「ユキトキ」は雪乃を、「春擬き」は八幡、「芽ぐみの雨」は結衣をテーマにしています。このことも、3期通すと素晴らしい3部構成だと初めて気づきます。(3期はある意味で、頑張ってきた結衣が振られ、折り合いをつける過程を描いたとも言える)
ですが、最も驚くべきことは1期が開始された2013年春の段階で原作は後半は未完です。しかし、「ユキトキ」の歌詞は見事、その後半、雪乃のめんどくささ、ほの暗い背景を言い当てています。やなぎゆきって、天才だなと思った次第。だから第3期の最終話に流しても一点の疑問もなくフィットする。これから述べる、この物語の背景設定と呼べる部分は、既に1期のオープニング曲で既に述べられているのです。
名前と背景から想定される物語の根幹:
苗字が舞台の千葉の対岸、神奈川の地名から来ているので、そうなんねと放置しそうだが、実は深い。
<雪ノ下家>
・雪ノ下は鎌倉における鶴岡八幡宮と周辺の住所(もうこの段階でラストは決定)
・千葉の名家、政治家の家庭に生まれた姉妹
・政治家の家は面倒だ、住民が望む行動を強いられる。非常に束縛の多い家
・まして姉妹、男子はこの家に生まれなかった。政治家の跡継ぎ問題があり、姉妹がこれを解決することが必要。⇒これが物語を生み出した根幹プロット。
<陽乃>
敢えて陽乃から説明する。彼女は劇中、明るく、社交的、出来る理想のお姉さん・先輩として描かれる。まさに政治家の長女だ。だから“陽”乃。しかし、その実、その過程で多くのモノを捨ててきたし、捨ててきた自分の過去に深い後悔がある。同時に、良くできた長女を演じることに喜びと諦めも感じている。だが、3期を全体で見直すと観衆の不評を買ったお姉さんは、ひねくれているがとても妹想いの良い姉に見える。
・3期で「共依存」という悪魔ワードを雪乃、八幡、結衣に発し、3人の関係を壊そうとする。
・だが、「共依存」の状態にあるのは陽乃自身であり、陽乃の家族全体がそう。
・自己・自意識と言うものを作れない。演じているだけ。しかし選択肢はない。
・政治を継ぐのは陽乃。よくできた長女を演じる呪縛と様々な制約、多分、高校時代に様々なものを捨ててきた。そこで平塚先生との間に強い信頼関係が構築された。
・陽乃の願いは、自分と家族の「共依存」をだれかに(これが八幡になるわけだが)解いてほしいと共に、妹には、自分と違って共依存になってほしくない。(これも八幡に頼む)
<雪ノ下家母>
陽乃を超えるラスボスに見えるが、これも3期通して考えると、政治家の妻として義務と負い目を持った、実は娘想いの母に思える。
・政治家の妻だが、男子には恵まれなかった。多分、後援者、親戚からは男子を産めなかったことで陰口をたたかれ、本人の心も深く傷ついているはず。
・それでも政治家の妻として振る舞う義務があり、跡継ぎを育てる義務がある。
・必然的に姉妹のうちどちらかが、跡継ぎ(婿養子を貰うと思うが)となり性格的に陽乃が選ばれる。
・しかし、母としてはそういう呪縛を娘に課すことには抵抗があるだろう。なので、妹(雪乃)には、極端な自由を与える。(これが悪いんだが、母であり、かつ政治家の妻らしいとも言える)
・それが雪乃にとって、期待されていない、家業と無関係な子、陽乃へのあこがれと言う、図らずも陽乃と異なる「共依存」を生み出しているとはつゆ知らず、雪乃の行動と行く末を心配する。
・陽乃へは政治家の妻として接し、雪乃には母として接する。自分の負い目と義務、母としての想いを両立するには仕方無かった。
<雪乃>
やっと雪乃である。雪乃の母の、母としての想いが裏目に出て、姉とは逆の共依存に陥っている。なので“陽”乃に対し“雪”。陰でも影でもないのは、取るに足らない溶けて消えてしまう存在と彼女が思っているから。姉妹共に名前が陽乃、雪乃と“乃”で終わる。陽の何なのか?雪の何なのか?は無い。これは二人とも、“本当の自分が無い”ことを意味している。お互い、陽と雪の呪縛の中にあるだけ、本来の自分は無いと。
・自分には周囲からの期待がなく、どうでもよい存在(それが強い承認欲求を生み出す)
・承認欲求から、陽乃をロールモデルとし、自身を束縛してしまう。同時に自己・自意識というものが消失
・陽乃コピーになるため、自己を作るため、努力を惜しまず、しかし根本で自分に自信がないので、周囲に高い壁を作る。(頭も顔も良いが、ATフィールド全開)
・なので、行動とは裏腹に、他者からの承認、信頼を心の底では強く求めている。(それが八幡)そして、言葉と本心の乖離が激しいのはそのため。
・相互信頼に基づく承認不足、自己の未確立から来る自信不足、呪縛に満ちる家庭環境と言う三重苦にあり、普通は近づいてはいけないタイプ
・こんな酷い三重苦が解消された時、雪乃は無双状態となる(3期最終話)
<比企谷八幡>
こちらは何故か苗字も名前も地名。しかし、雪ノ下と組み合わせると、最初から彼の運命は決まっていたと言える。八幡宮の住所は雪ノ下。そう、八幡は、雪ノ下家の中にある。彼が雪ノ下家に婿養子になるであろうことは3期まで見た人は分かると思うが、すると「雪ノ下八幡」。いや、もうこれ住所。名前の設定段階で、八幡の運命は決まっている。余談だが、比企谷家には猫がいる。雪乃は猫大好き。由比ヶ浜家には犬がいる。しかし、雪乃は犬が苦手(モールでのサブレとのシーン)。一方、八幡は犬にも好かれる。しかし、飼っているのは猫である。このことからも、八幡と結ばれるのは雪乃で、結衣ではないことが分かる。
・心理的観察能力が高く、正直で純粋だが、頭でっかちで自虐的、更にストレートトーク
・思考に基づく間接的経験値が異常に高い、実体験に基づく経験値は平均以下
・このため、失敗に弱い。一つの失敗を深く自虐分析、結果として何もせず、観察することに徹し、心理的想定力だけが異常に高まる。(高IQ/EQなボッチ=この点においては雪乃と近い)
・告白トラウマをもっており、判断力を鈍らせる(修学旅行における告白支援のやり方)
・しかし、自己・自意識は強くある(それが彼の言う“本物”=これは雪乃にはない。似た者同士と考えがちだが、二人はこの点で決定的に異なる。なので雪乃にとって八幡との信頼と承認は非常に重要となる)
<由比ヶ浜結衣>
由比ヶ浜は、鎌倉の八幡宮の南前方に広がる浜辺である。雪ノ下と八幡宮が地理的に一体であるのに対し、由比ヶ浜は、その二つを守るように南に展開している。もちろん、雪ノ下地区にはない。そして“結衣”である。結ぶ衣である。彼女は、結び役であり衣、体ではない。ちょっと面倒な性格の二人が決裂しないように、“結”び、守る“衣”の役割。名前は既に彼女が務める立場であること示唆している。正直、非常に切ない役柄で、そのため彼女の見せ場はその償いなのか、ふんだんに用意され、聴衆を強く惹きつける。
・承認欲求、自己・自意識の弱さは、確かに高めだが、雪乃ほどではない。(普通の女子高生はみんなそう)
・本人は空気を読みすぎると卑下するが、共感力が非常に高い。(結び役としてこれが一番重要)
・正直でストレートを強く求めている。(これが二番目に重要。ポジティブに二人の中に入って行けた。ポジティブに慣れていない二人にとってとても新鮮だった)
・サブレを身を挺して助けてた八幡には最初から信頼、感謝、好意がある。
・嫁にするなら普通は結衣
さて、やっと1期の考察に。3期を俯瞰し、始まる前後の状況を整理すると、この物語は深く設定された世界であることが分かり、再度視聴する時に新たな視点を得られるのではと思います。
始まる前後の平塚先生の状況:
・平塚先生は、既に雪乃を奉仕部にしている。
・平塚先生は陽乃と深い友人で雪ノ下家の事情に詳しい。陽乃の心の闇も知っている。3年前、陽乃の高校時代に、陽乃を救えなかったことを強く後悔しているのかもしれない。
・陽乃の性格から考えて、自分のことを他人に話すとは考えられず、陽乃と平塚先生の間には深い信頼があると思われる。従って、陽乃から雪乃のことは聞いており、雪乃は姉と違い、何とか救いたいと強く想っている。
・しかし、雪乃は、高校入学時の自動車事故で八幡をケガさせたこともあり、実は弱い性格でショックで家から離れ一人暮らしをし、性格と家庭の呪縛もあり、益々、周囲との関係をこじらせている。
・そこに現れた八幡、ひねくれているが高い観察力を持ち、正直で純粋な彼ならば、雪乃を救う一助になると思った。
・また、事故の被害者であり、普通なら、他人しかも男子を受け入れない雪乃も受け入れざるを得ないだろうと想定。
・奉仕部の目的は困っている人を助けるのではなく、あくまで支援し、自立を促す。一番、自立しないといけないのは雪乃なのだが、それを自力ではできないので間接的に体験させようという試み。
始まる前後の雪乃の状況:
・雪乃の性格から考えて知らない他人、しかも男子を同じ部に受け入れるのは困難。
・雪乃は八幡との事故のことを知っていて、少し負い目を感じている。流石に被害者であるからだが、なので驚いたり、拒否したりする風もなく、会話を始めた。
・自己に自信がなく、負い目があるため事故には言及する勇気はなく、自分を防御するいつもの攻撃的口調で会話を開始(ここで事故のことを話さず、負い目を感じていることは後々、二人の間にさざ波を作る)
・結衣が事故の関係者の一人であることは知らない。(後に知るが)
この物語では、キャラの関係性、心持ちの変化を示す「ラベル」のようなものを多用している。つまり、ラベルを貼った事象には必ず別のシーンでも同じ意味を持たせる。これを追うと、特に雪乃の心情の変化を追いやすい。ぱっと見、?が飛ぶことの多いこの物語の理解を助けてくれる。
そこに八幡が奉仕部にやってくるシーン:
・初見、全く友好的な会話には見えないが、雪乃と八幡の性格を考えると、「お互いの気持ちが通じた弾んだ会話」である。
・一方、平塚先生は雪乃の性格を考えると、それでも二人の関係継続が危ぶまれるので、「勝負」というステージを提案。この勝負という言葉は物語を貫く【重要ラベル①】で、以後、二人の関係が怪しくなると、この「勝負」が出て来る。
・このシーンだけ初見だと、意味不明かスルーだ。後のストーリーでも一旦、重要視されなくなる。しかし、「勝負=この物語での二人の関係継続・修復のゴング」というラベルである。
・八幡は告白トラウマ、女子との友達トラウマを抱えているが、心地よさにほだされ、ありえないことに雪乃に「友達に」と言いかける。
・八幡の過去を考えると、「告白」と同義。この物語、初回に告白しているのである。初見ではそうは絶対に見えない。
・雪乃は速攻却下だが、さほど怒っている風でもなく、ギャグっぽく返す。雪乃の性格と闇を考えると、これは却下というより「考えておく」と言う意味ぐらいに、再視聴では取れる。これも実際、消極的イエスである。初見ではそうは取れない。
結衣が奉仕部にやってくるシーン:
・「主要キャラが死角からカットイン(特に奉仕部のドア)=八幡と雪乃の関係情報の漏洩と会話進展阻止(いい意味にも悪い意味にも)」も【重要ラベル②】だ。カットインするキャラは死角から会話を聞いていて、絶妙なタイミングでカットインすることを意味する。
・結衣は飼犬のサブレを助けてくれた八幡にとても感謝している。好意にも等しい。
・しかし、奉仕部のドアの後ろで、二人の友達会話を聞く。自分の知る二人の性格上、あり得ないことだが、呼吸の合った漫才のような会話を。
・察しの良い結衣はしょっぱなで、二人の間柄を知るのである。
・初見では全く分からないが、始まって15分程度で、この物語の三角関係の構造が確定、結衣にとっては切ない瞬間
ショッピングモールでの買い物シーン:
奉仕部イベントや、平塚先生からのヒントもあり、八幡と雪乃の互いを知り、3人の間に信頼と好意が芽生える。それは分かるのだが、ターニングポイントは初見では分からない。重要ラベルはそれを分かりやすくしてくれる。この買い物シーンでは重要ラベル満載である。
・3期で分かるが、雪乃にとって男子と二人きりで買い物することは、多分、青春時代初イベント。初見では、ただの買い物だが、再見時では、これは雪乃が一線を超えたに等しいことが分かる。
・それを象徴するラベルが複数初出される。【重要ラベル③】「パンダのぬいぐるみ=二人の関係性がポジティブ変化」。ディズニーのミッキーをデフォルメした物語中のアイテム。このパンダぬいぐるみは、この後、数回出てくるが、出現すれば必ず二人の仲は深まる。
・【重要ラベル④】「マッカン=飲めば八幡の対雪乃能力アップ、八幡の象徴」。ポパイのホウレンソウ缶とでも言いたい。旧利根コカ・コーラボトラーズテリトリでしか売っていない派手な黄色の缶コーヒー。コカ・コーラが協賛してますが、これを押す経営的理由は皆無です。買い物シーンで初出である。初見ではこれがキーアイテムと全く分からないが、3期まで見ると分かる。これを飲んだ八幡は間違えないが、飲んでない、飲めない、敢えて飲まない八幡は間違い、失敗する。
・実際、このシーンでは、陽乃評を述べる時、姉は自己演出してすごいが、雪乃はそうしないし、それでよい、と雪乃言い、承認欲求が、嘘をつかない正直な信頼している八幡から満たされる。もちろん、姉の本質を見抜いた雪乃の八幡への信頼は大きく上がる。(初見ではそこまで重要に見えない)
・そして、雪乃の「気合ツインテール」。3期で分かるが、ここ一番ではツインテールにする。次は3期最終話に無双状態の雪乃に出現する。
・結衣のエプロン選びだが、八幡に褒められたのでそのエプロンを自分用に買ってしまう。以後、エプロンシーンはこのエプロンを使い続ける。
・【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。このシーンでは陽乃は初出。偶然会ったという感じ、もちろん、偶然ではない。陽乃は妹を救うため、平塚先生とも共闘、八幡のことも知っている。そこに、雪乃一世一代の男子との買い物である。もちろん後をつけてきて、八幡を品定めする。この後、陽乃は八幡を徹底マークする。
文化祭実行委員会でスローガンを考えるシーン:
・モールイベント後、事故の当事者が雪乃であることが八幡に知れ、これをきっかけに二人の関係は再び最初の状態に戻ります。多分、雪乃は八幡との関係を守るために八幡から離れ、八幡が純粋であるが故に雪乃を許せません。ほんとに面倒で、普通の人間なら、この程度でここまでこじれません。
・実は、関係修復のために雪乃は八幡を夏休み明けの初日、学校の玄関で待ち伏せし、彼女的には相当勇気がいることですが、ぎこちなく、関係修復を持ちかけます「あの、、」と、これを八幡はストップし日常会話へ引き戻します。八幡も面倒です。こうと決めると動かない。3期でも雪乃の申し出を信条に忠実に断ります。初見では正直、このシーンは印象にはありませんでした。
・【重要ラベル⑤】「平塚先生+陽乃の連携プレイ=二人の関係修復/状況好転」。連携プレイしている証拠描写は皆無ですが、二人の過去、二人の言動を見ると、二人は雪乃ほか3人の情報を共有し、動くべきところで動いていることが分かります。多分、文化祭実行委員会のシーンは初めての連携プレイです。
・平塚先生が学校にいて3人に関与するのは普通ですが、陽乃は不自然に学校に行きまくります。ここぞというタイミングで。ほとんどの場合、状況を揺さぶり、3人をいじめているようにしか見えませんが、北風が陽乃、太陽が平塚先生という役回りで二人の関係修復や状況好転を促します。初見では平塚先生だけがそれをやっているように見えるのですが、片方しか知らない情報を両方持っていたり、よく考えると、陽乃が問題提起し、平塚先生が解決のヒントを与えるという連携をしているとしか思えません。
・3期で陽乃がタバコを吸う誰かと深酒をしたと述べるシーンがあります。徹夜で飲んでたかもとも述べます。政治家の跡取り長女である陽乃がそこまで心を許せる相手は平塚先生しかいません。そして平塚先生はヘビースモーカーです。
・委員会では、先輩とは言え部外者の陽乃が平塚先生と出席。これだけでもかなりおかしい。そして例のごとく雪乃をたきつけ、雪乃の悲壮感が上昇。八幡もそれを認識。平塚先生、八幡にウインク、助けろ!と合図。本質を突く毒舌を吐いて場を凍らせる八幡。陽乃が爆笑。それによって心がリリースされた雪乃も笑いをこらえきれず笑う。雪乃と八幡の間のわだかまりが解けた瞬間です。
・【重要ラベル⑥】「雪乃が自発的にもう一度会うことを約束する挨拶をする=二人の仲が深まった(回復した)証」。正直、初見では単なる挨拶にしか見えません。何しろ、手を振りながら「また明日」と言うだけです。言葉は違いますが、同様の再見を約する挨拶をするシーンが2-3あります。これも雪乃の性格を考えれば、そもそも自発的挨拶を特定の人にするのもハードルが高く、雪乃のめんどうな性格から類推すれば「再見を約する=もう一度会いたい」ということなので、基本的には告白と同様です。
・八幡の承認を得た雪乃は無双モードとなり、文化祭当日もノリノリです。八幡も仲直りできたということで、頑張ります、彼らしいやり方で。
1期12話の部室での二人の会話:
・1話の会話を再び繰り返します。八幡は彼的には「告白」に近い「友達に」と再挑戦。雪乃の返事は「友達にはなれない。前回はあなたのことを知らなかった。今は知っている」とウインクをして返します。知っている今なら友達以上ということかと。ほとんど恋人受諾です。
・そして【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。これまた1話と同様に結衣が部室にタイミングよく入ってきます。二人の会話を聞いていたからこそ、このタイミングです。結衣は再び、自分が振られる可能性が高いことを再認識します。結衣はそれでもめげずに二人の仲を取り持ち、そして自分の恋にも努力します。切ないですね。
雪乃を筆頭に八幡は、行動とレスポンスの解釈が通常人と逆か、深読みしないと分かりません。なので、この物語では「なぜ言わない?」「なんで拒否る?」「なんで怒る?」と言った状況が多発します。1期は2011年ですから、作画レベルがさほどでもありません。なのでこの複雑な感情を作画で伝えきれず、声優にしわ寄せがきています。そんなこともあり、2期の製作スタジオが変わったのかもしれません。2期からは感情表現において、声優と作画の連携が見られるようになります。
{/netabare}
mimories さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルにあるとおりラブコメではあるんだろうが、単純な好き嫌いでくっついたり離れたりという感じでもないし、男女というより人対人を描いた作品に見えた。
どこまでキャラに魅力を感じられるかで評価が分かれると思うが、主要キャラすべて自分には特別刺さるほではなかった。決して嫌いではないんだけど。
脇のキャラが立ってるのは良いと思った。葉山隼人とか。
集団の中での自分のポジション、これが最善と設定した自分と現状打破を想像してしまう自分、ともに経験した出来事での立場や思い…等々。
少し考えさせられたという意味では、ホントよくできた作品だと思う。
ただ、{netabare}相模南の自滅っぷりがちょっと強引な気はした。{/netabare}
一度サラッと観たかぎりだが、すごく楽しめた!とまでは至らなかった。
今後2期3期、そしていずれ4期を観れば、少し感想は変わってくるかもしれない。
ふぁんた さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
\みんなー文化してるぅ?/
ラノベ原作のようで、過去アニメ・漫画のセリフや、
ネットミーム化しているようなセリフがたくさん出てきます。
けれども、あんまりクサく感じません。
雪ノ下と由比ヶ浜と戸塚トリプルヒロインなのかな。
なおぼう演じる由比ヶ浜のキャラと声の可愛さが最高/
少しキンキンしてる時があるが、いい娘で◎
早見さんの雪ノ下は正統派近寄りがたい高嶺の花
戸塚ちゃんはかわいい
学園ラブコメでやはり既視感はあるが、
主人公が卑屈で陰キャという個性を上手く使いながら問題解決する。
主人公・ヒロイン・サブ等キャラがブレずに
個性を活かした立ち回りをするので、
ふむふむと何かなるほどねっと感じるシーンが多い気がする。
/
由比ヶ浜だなーーー
\
徳寿丸 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読。
主人公が残念系な学園ラブコメですね。
学校という子供にとっての社会をぼっち属性の主人公が自虐的にひねた目線で写します。子供社会の人間関係が割とリアルに描かれているかなと思います(大人にも共通する部分がありますが…)。そこにラブコメ要素をまぶして嫌な部分を薄く仕上げてます。主人公が対象者の本心を暴き晒すのは中々リアルでは難しいでしょうね。
作者はそういう境遇の青春だったんだろうなぁとつい思ってしまいましたね。
私のツボ:OPの結衣の歩き方をする女子なんてリアルにはまずいない。
続視聴済。
だいぶ空いてしまったので奉仕部のなりたちとか主人公とヒロインの1人の勝負とか覚えてない(笑)。だんだん主人公の事を認める人達が増えてきて彼の回りは賑やかになりつつあります(普通に周りに女の子が集まりつつあります)。ただ個人的にストーリーの展開より妹の小町ちゃんが今期はヒロイン達を食っちゃった感じかな(笑)。いやぁ悠木さんはどのキャラやってもいいなぁ。存在感があるっていうか、そういうキャラであってほしいという所をうまく掴んでるというか・・・俺的に超ポイント高くね?
3期 完視聴済(2021.1)
更にだいぶ空いてしまったので序盤は何だっけ?だったんですが、まぁ何となくいつまでもこの関係のままじゃ進めないって感じの話になるんですねって感じは伝わりました。
見返せばいいんでしょうけど、いまいち雪ノ下お姉さんの関わり方がよくわかりませんでした。何が気入らないんだと?まぁ、それによって一応の決着に導いたという事なんですかね。なんというか、面倒くさいこじらせ高校生がリア充になりましたって事でO.K?(乱暴でしょ!)
でもまぁ、結局いい奴らばっかですね。都合のいい道具として使い捨てにせず気を使って協力してくれる(逆に弱みを握られてるという解釈か?)。そこはやはり汚い大人の世界ではない、救いの部分といいますか・・・ともあれ、完結お疲れ様でした!
私のツボ:河なんとか姉妹が個人的にはお気に入り。
余談:ここ半年自分は紙巻煙草→煙管→加熱式煙草(シャグ用)と変遷したのですが(もういっそ辞めたら?)、理由は値段よりも箱のデザインに非常に不満があるから・・・吸わない人とかそんなの気にしない人には???だと思うんですがここ最近健康面での煙草の叩かれ方って凄いじゃないですか?吸わない人は勿論ですが喫煙者に対しても吸わない方がいいですよ的な・・・。それで箱にも健康面の注意書きがしてあるんですがこの注意書きがどんどん箱のデザインを圧迫してるんですよね(多分もう2/3位占めてる?)。これは自分としてはどうにも看過できない部分で大変腹立たしくこんな格好悪い箱なんて持ってられんわ!(個人的に煙草ってカッコつけで始めたもんだし、まぁ仕事でのストレス解消のひとつでもありますが・・・)勿論、シガレットケースに移し替えるのもありなんですが銘柄も一つの自己表現とでもいいますか・・・やっぱ拘りでもあるわけです。それでもう紙巻煙草に見切りつけて現在は加熱式に落ち着いたわけなんです。何でこんな事いうかというとこの作品で平塚先生の喫煙シーンが物凄く違和感あるんですよ。校舎内で特に隔離されてるスペースではない場所で喫煙、また未成年の前での喫煙、ちょっと有り得ないかなと。PTA案件じゃないですかね。たかがアニメですが現代劇で小物もスマホですから凡そ現代と変わらないわけでそこはちょっと屋外や屋上に場面を代える演出が望ましかったのではと思います。自分もタバコ吸わない人がいる場合屋外でも気を使いますし喫煙者一人一人のマナー次第で多少世間の目も違ってくると思うんですよね。未だに歩きタバコとか見ると同じ喫煙者であっても非常に腹立たしいです。そういう意味で平塚先生は教職者として作品上主人公達の良き理解者の立ち位置ですが自分には常識ない大人として非常に不愉快なキャラとなりました。
まぁ、作品の時間的経過を考慮するといきなり喫煙室があったり今まで普通に喫煙してるのがしなくなるのも違和感がって製作側の判断なのかもしれませんが、スマホにもなってるしそこはうまくできたんじゃないですかね?(ん?最初からスマホだっけ?だったらすいません)。
ゆきちん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ヘラチオ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
捻くれぼっちな高校生活を送るヒッキーを主人公としてこれまた面倒臭い雪ノ下雪乃と活発なグループに所属し、{netabare}ヒッキーに愛犬を助けられたことから接点ができた{/netabare}由比ヶ浜結衣と奉仕部を作らされてというお話。
捻くれた人助けをしているけど、根は優しいのが伝わってくる。自分を悪者にするとか普通の高校生の発想ではない。強すぎる。
カーストとか序列の話はあんまり好きじゃないけど、実際あるもんなあ。でも、本当はかなり性格が良い。そりゃあ、もっとましな解決方法があるだろってたしなめられるわな。
実際、文化祭実行委員の話は許せない点あったし、解決方法は悪くてもしょうがない。
OP
ユキトキ やなぎなぎ
ED
Hello Alone 雪ノ下雪乃(早見沙織)と由比ヶ浜結衣(東山奈央)
Hello Alone -Yui Ballade-、Hello Alone -Band arrange-
挿入歌
Bitter Bitter Sweet 雪ノ下雪乃(早見沙織)と由比ヶ浜結衣(東山奈央)
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
奉仕部として仕事をする。いじめから助けるために結束して脅かしたり、自分が悪いやつになることでトラブルを解決したり。
1. こうして彼らのまちがった青春が始まる。
孤高のぼっちとして日々をすごす高校生・比企谷八幡。生活指導担当教師・平塚静は、彼を連れてある場所を訪れる。そこにいたのは、完璧美少女・雪ノ下雪乃で・・・。
2. きっと、誰しも等し並みに悩みを抱えている。
奉仕部の部室に材木座義輝が現われた。ライトノベル作家を目指す彼は、自身の作品の品評を奉仕部に依頼し・・・。
3. たまにラブコメの神様はいいことをする。
テニス部の戸塚彩加から、部を強くしたいという依頼を受けた奉仕部。テニスの特訓をしていると、リア充女子グループのボス・三浦優美子たちとの対決に発展してしまう。
4. つまり、彼は友達が少ない。
八幡のクラスでは悪質なチェーンメールが蔓延していた。クラスの上位カーストグループを率いる葉山隼人は、事態を丸く収めてほしいと奉仕部を訪れるが・・・。
5. またしても、彼は元来た道へ引き返す。
八幡の妹・小町は同じ塾に通う川崎大志から、姉・沙希の様子がおかしいと相談を受ける。沙希が八幡のクラスメイトということもあり、奉仕部で解決に乗り出すが・・・。
6. ようやく彼と彼女の始まりが終わる。
八幡の卑屈さゆえからの態度で、奉仕部に来なくなってしまった結衣。雪乃は結衣を復帰させるため、八幡にある提案を持ちかける。
7. ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。
夏休みをだらだらと過ごす八幡だったが、小学生のキャンプの手伝いをすることに。参加するのは、奉仕部メンバー+戸塚と、葉山、三浦などカースト上位グループで・・・。
8. いずれ彼ら彼女らは真実を知る。
キャンプに同行して2日目。肝試しの脅かし役としてスタンバイすることになった八幡たちは、小学生グループで孤立している鶴見留美のためにとある作戦を実行する。
9. 三度、彼は元来た道へ引き返す。
比企谷家に結衣が訪れた。八幡に預けていた結衣の愛犬・サブレを迎えに来たのだ。結衣は、サブレの面倒を見てくれたお礼にと、八幡を花火大会に誘うのだが・・・。
10. 依然として彼らの距離は変わらずに、祭りはもうすぐカーニバる。
文化祭の準備が始まった。居眠りをしていたせいで、文化祭実行委員をやるハメになってしまった八幡。しぶしぶ向かった実行委員会には、雪乃の姿もあり・・・。
11. そして、それぞれの舞台の幕が上がり、祭りは最高にフェスティバっている。
雪乃は、文化祭実行委員の副委員長として委員長の相模を補佐することを引き受けた。実務が雪乃に集中し、ついに雪乃は体調を崩して学校を休んでしまう。
12. それでも彼と彼女と彼女の青春はまちがい続ける。
雪乃はもちろん、八幡でさえも身を粉にして働いたおかげ(?)か、無事に文化祭もクライマックスへ。しかし、エンディングセレモニーの準備中にトラブルが発生し・・・。
のぶ さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一期は、主人公と生徒達がドタバタして、おもしろかったです。
独特な理論が、理屈っぽいけど屁理屈ではなく、信念もありました。
二期以降はつまらないですね。
二期の最後に、陽乃姉さんが「つまらない」「それが君のいう本物なんだ?つまんない」は的を射ていました。
恋愛関係について触れたような会話らしいですが、
本質は、相変わらずの、豚オタクの、主人公と美少女2人のハーレム化した状態を指しているかと思います。
どのアニメの内容も、主人公は最初にひねくれたり、変な人間扱いされ、後半は信頼されて美少女数人にハーレム化するのですが、二期中盤で確定してくっつけるのは早いかと思います。残りは「すれ違い」を修正する消化試合で、終わりですね。
本質は、主人公が最後まで一人を貫き、ひねくれ続ける青春にあります。しかし、二期の途中からは、青春まっただ中のハーレム王子様がただ皮肉を吐くだけで、青春がすべて上手くいっている内容です。
陽乃姉さんの「つまらない」は、
「視聴者は、青春時代に恋愛も彼女もいなくて、寂しく過ごし、文化祭やイベントも大した成果をあげず、
最後まで学生時にぼっち(又は、友達が少ない)で、ひねくれ者の暗い人生を通した
後悔のオタク達が、アニメを見て理想を味わうことで、「自分も青春できたんだ」と自己満足する・快楽を得る内容に成り下がっている。
それが君のいう本物なんだ?このアニメは、馴れ合いの仲良しエンドになるべきではないよね?現実と比べて、違和感があるよね。」
その違和感に気づいた事を、評価したい。その違和感(ぼっちの青春)をエンドぎりぎりまで貫けていたら、つまらないアニメではなく、高評価だったと思います。一期85点二期三期20点で、3で割って35点の評価をあげたい。
フィリップ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
監督:吉村愛、シリーズ構成:菅正太郎、
脚本:待田堂子・菅正太郎・高山カツヒコ、
キャラクターデザイン:進藤優、
音楽:石濱翔、MONACA、原作:渡航
物語シリーズの主人公・阿良々木暦は、
ある時期、意識的に友だちを作らなかった。
なぜなら「人間強度」が下がるから。
つまり友だちという存在がいることで、
相手に合わせたり、慮ったりすることになり、
自分が身につけるべき「本当の強さ」が
損なわれてしまうというのだ。
しかし、この理屈は後付けだと私は思っている。
もちろん、阿良々木暦は信念の人だが、
「人間強度」を言い出した理由は、
もっと単純なことで、ぼっちになった自分を正当化するための
詭弁のようなものではなかっただろうか。
それと同じことがこの作品の比企谷八幡にも言える。
時おり想起する、気に入っていた女子から
すげなくされて、クラスでバカにされたことが、
人と積極的に関わることをやめた原因。
「青春」という名のもとに生まれる
様々な期待感やそれにまつわる欺瞞から逃れるために
正当と思える自分が納得できる理由を作ったのだ。
いわゆる、これは「逃げ」に過ぎない。
そう考えると、八幡の言う「本物」を求めるために、
ぼっちになっているという自己完結の理屈は、
とても滑稽に思えてくる。
集団からはみ出しても信念があるなら構わないのだが、
八幡の場合、その理由はとてもちっぽけなものに思える。
それとは方向性が少し違うのが雪ノ下雪乃。
彼女は、その容姿と明晰な頭脳から、
多くの人から注目される存在。
しかし、男子から好意をもたれることから、
女子の嫉妬を一身に受け、
頻繁に上履きを隠されることになる。
女子の嫌な部分を痛感することで、
歯に衣着せぬ発言に拍車がかかり、
他人を遠ざける孤高の人となった。
雪乃の場合は、持つ者ゆえの苦悩とでもいうべきもの。
それを隠して日々を過ごすこともできたはずなのに、
彼女はそれを選択しない。
自らに嘘をつかない信念を貫き通す「真っ直ぐさ」に
八幡は尊敬の念と同志のような思いを寄せる。
そして、そんなふたりに共感して
憧れたのがギャルの由比ヶ浜結衣だった。
3人は奉仕部という部活で、
人の悩みを聞いて、その解決法を探ることで、
人間的に成長していく。
私はこの作品をそれなりに気に入っていると
思うのだが、未だによく理解できない部分もある。
八幡が「ぼっち」の立場から物事を解決していく
物語手法は、確かに斬新だ。
ただ、この作品をあまりそういう観点ばかりで
観ていると、作品の目指しているものが、
よく分からなくなってしまう。
八幡はいつも斜め下の方向から解決策を講じ、
それによって自分を貶める結果になる。
問題が解決しているため、正しい行動のように
見えるが、釈然としない気持ちになる。
渡航が脚本として参加したアニメ
『クオリディアコード』も
渡氏の原作のところが興味深い。
ここでも妹思いの千種霞という男が登場し、
そのキャラクター像は、八幡とかなり被る上に
リアリティを感じるので、作者自身を投影している
人物像であることは間違いないだろう。
そういう部分は、とてもよくできていると感じる。
ただ、俺ガイルは、細かく観ていくと、
突っ込みどころが多々あるのは確かだ。
例えば、ラストを締める話は、かなり無理がある。
{netabare}そもそも相模が実行委員になる過程や
委員長にまでなって、仕事を投げてしまう部分に説得力がない。
それと、担当教員の平塚が何もしなさすぎる。
どう考えても、もっと前の段階でテコ入れするはずだ。
おそらく、この話は会社の社内プロジェクトを
参考に考案されたのだろう。
その場合に問題になるのは、仕切るのが無能の年長者で、
自分の仕事を振りまくる構図だ。
つまり、給料を多く貰っている上司が大きい役割を
担うことになるが、自分では何もせずに
部下に無理な仕事を押し付けて失敗するパターン。
これは、立場に差のある会社のプロジェクトならではで、
同等の立ち位置の文化祭の実行委員の話としては、
能力のない者が自らトップに立候補して、
大失敗するという展開が、説得力に欠ける。{/netabare}
{netabare}それと、解決法として八幡が嫌われ役になることで、
相模への批判の矛先を逸らし、
やる気を出してもらうという、
今ひとつ納得ができないお話になってしまっている。
八幡の役割は必要だったのか、と感じてしまう。{/netabare}
しかし、キャラクター同士のやり取りや
性格の表現はとても上手く描けていると思う。
1期での物語はいくつもの問題が残っている。
雪乃と姉・陽乃との軋轢、
八幡に好意を寄せる結衣との恋の進展、
交通事故によってつながった3人の関係性など
2期に向けた期待感のようなものは味わえた。
「ぼっち」が主人公になるためには、
「間違える」しかないのか。続きが気になる。
(2020年5月30日初投稿)
YukinoYuiI さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ちゃっぴー0913 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
damian さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
takaさん さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
まだ1期では、ひねくれ主人公の日常物。
2期3期と盛り上がって行くので、全部見るべき。
原作ではさらにひねくれてたり、面白い比喩や他の作品のネタがあって面白い。
特に屋上に誘われた時の「久しぶりにキレちまったの?」は、個人的にツボ。
うにゃ@ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
交友関係の問題を基本解決しながら三角関係を楽しむアニメ。
ハーレムで主人公が特殊で男前なの基本ラノベなのだが主人公の性格がネガティブで根暗で卑屈なぼっち。
そのヒッキーが性格に有り余る優しさと漢前さで奉仕部を通して皆の悩みの問題を解決していくアニメ。
ヒッキ―を取り巻く人間関係や各キャラクターの個々の性格や集団生活の中での環境が、経験してたりする何某かをリフレインさせ共感させるのだと思う。
林間学校だけは現実的な解決を持ってきたかもしれないが、結末が結局何だったのかよくわからなかったが、後半泥臭さが増していくのは良かった。
とにかくボッチが卑屈視点で泥被るアニメなので、作品の賛否がとても別れる作品。
OP.EDもよかった。
100点中74点
ハタハタ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャンキャン さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
3期作構成の中で1番気軽?に観れる感じです。
それぞれに面白さが詰まっています。
八幡のキャラ好きです。
lumy さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【2017年に書いた初回レビュー】
ランキング上位だったので視聴しました。
原作は未読です。
見終わった感想は、惜しい作品だと感じました。
主人公であるヒッキーは、ナイスなひねくれ者です。
彼の考え方に共感できる部分がたくさんあり、
ヒロインの2人も可愛かったのですが、
それ以外の登場人物との絡みが薄いように感じました。
思い切って3人だけにスポットライトを当てて、
微妙な三角関係をもっと見てみたかった気がします。
2期でそのあたりがどう描かれるかを見てみるつもりです。
【3期視聴後の再レビュー】
自分の初回レビュー、青いなあw
俺ガイルの表層しか理解できていない感じですね。
当時言いたかったことは、もっとラブコメしろよ!
ってことだと思います。
確かに、1期は俺ガイルの導入部分、
主にキャラ(と各人の能力)紹介で終わってしまいます。
特にヒッキーと雪乃は、普通のJKではないので
キャラ設定を綿密にする必要があったんですね。
とは言え、「完」に繋がる重要な転換点もあり、
ヒッキーは6話、雪乃は11話がそれに当たると思います。
結衣は「間違えない子」なので、最初から
きちんとラブコメをやっていたのは結衣ぐらいでしょう。
3期「完」を見て、ようやく1期のことが理解できた気がします。
間違っても、
「“ひねくれぼっち”の高校生・比企谷八幡が奉仕部に入部し
美少女やギャルと出会い…!?
残念な主人公が繰り広げる青春ラブコメディ!」
(出典:アマゾンプライム紹介文)
ではありませんw
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
毒のスパイスとほんのりした甘さがいい味を出していると思います。
物語にしても、opの曲にしても、レベルが高いのが分かります。
作画はまあまあですが、いい作品だと思います。
もっちょん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
交友関係にずっとうまくいかず、高校入学の時に交通事故で高校デビューに失敗したことをきっかけにぼっちであることに開き直り、捻くれてしまった(高二病)の主人公比企ヶ谷八幡はその根性を叩き直すため、教師に奉仕部という部活動に入るように命じられ、同じようにぼっちの雪ノ下雪乃、カースト上位のクラスの女子由比ヶ浜由衣とともに問題を解決して行く話です。
ぼっちでスクールカースト下位から見た学校生活がリアルで、捻くれたなりの斬新な方法によって問題を解決して様が面白いです。ギャグテイストで、八幡が青春を送ってる人に心の中でツッコミを入れているのが面白かったりします。
陽キャからしたらただの痛いやつに見えるかもしれませんが、この人だから許されるみたいな空気の中で、理不尽なことに対して、自己犠牲ながらも卑屈に解決していく八幡が良いです。
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千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手助けをする部であり、表立ってはその活動が明らかにされておらず、静による紹介によって生徒が送り込まれて来る。
奉仕部に入部した八幡は、彼とは正反対のカーストに属する由比ヶ浜結衣、中二病全開の材木座義輝、テニス部員で可愛い女子にしか見えない戸塚彩加たちと行動を共にするようになる。(TVアニメ動画『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のwikipedia・公式サイト等参照)
江口拓也、早見沙織、東山奈央、小松未可子、檜山修之、悠木碧、柚木涼香、中原麻衣、近藤隆、井上麻里奈、ささきのぞみ、小清水亜美
原作:渡 航(小学館『ガガガ文庫』刊)、原作イラスト:ぽんかん⑧、 監督:吉村愛、シリーズ構成:菅正太郎、キャラクターデザイン:進藤優、プロップデザイン:樋口聡美、美術監督:池田繁美、色彩設計:辻田邦夫、編集:関一彦、美術デザイン:池田繁美/大久保修一、音楽:石濱翔/MONACA、音響監督:本山哲、音響効果:中野勝博、音響制作:デルファイサウンド
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年春アニメ
青春は残酷だ!? ひねくれ男の妄言ラブコメ 孤独に負けず。 友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう── そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れて...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜...
ジャンル:OAD
放送時期:2016年10月27日
PS Vita専用ゲームソフト『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の限定版特典。 原作10.5巻の、一色いろはがメインのエピソードをアニメ化!
ジャンル:OAD
放送時期:2013年9月19日
「こちらとしても彼ら彼女らの行く末に幸多からんことを願わざるを得ない。」 奉仕部に一風変わった依頼が舞い込んだ。地域の情報誌に、「結婚」をテーマとした記事を書くというもの。試行錯誤の末、「高校生の意識調査」とい う方向性で記事を構成することになったのだが、最終的には小町のアイデ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年春アニメ
極度の人見知りの女の子・一里(ひとり)ぼっち。中学校でクラス全員と友達にならないと、小学校の唯一の友達と絶交しなければならない!! 友達ってどおしたらできるの!? 絶体絶命友達つくろう作戦始動!
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは 会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。 そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも 友達がいないため、 一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。 上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年夏アニメ
「女子高生」になれば自然とモテると思っていた主人公“黒木智子”。しかし現実は違っていた…。高校に入学して2ヶ月経っても彼氏どころかクラスメイトともまともに会話もできず、無残な現実が襲い来る!この状況に焦った智子はモテるための行動を開始した。だが…、クラスの中でも目立たず、極度の人...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年春アニメ
大人でもなく、子供でもない、ビミョウなお年頃の小学6年生・綾瀬花日。 担任の先生のキスをクラスの男の子と偶然目撃したり、自分はまだなのに友達に先に生理が来て悩んだり。 一方、花日の友人・蒼井結衣は、自分にイジワルしてくる男の子が気になっていて……!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年夏アニメ
あなた(One)の部屋(Room)で再びはぐくむ、3つの物語。 今回の第2期では、隣に住む高校生の花坂結衣、 主人公の居候する銭湯の娘・七橋御乃梨、 同じマンションに住む女子大生の天月真白という個性豊かな3人の女性との生活がオムニバス形式で描かれる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2014年春アニメ
神々に、人間について教えるためある日突然、神の世界へ導かれた結衣。戸惑いつつも始まったのは神々との学園生活だった。「人」とは何か、「愛」とは何かを神々に学ばせるうちに芽生えるのは、愛か、あるいは??。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年4月20日
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。 「シュタインズ・ゲー...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
総人口230万人の8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生はレベル0(無能力者)からレベル5(超能力者)の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
「はたらく魔王さま!」は勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやっていき魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。 魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。 魔王と勇者でありながら...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
宇宙そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う 遠い未来 表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球 宇宙で育ち 戦いしか知らなかった少年兵レドは そこで初めて海を見た 広く、淡い翠に光る海 人々は巨大な船団を組み、 つつましくも生き生きと暮らしていた 通じない言葉 異なる...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
平凡で穏やかな日々を過ごしていた男子高校生・高坂京介。 だが、彼の日常は妹・桐乃の「人生相談」で急変する。 人生勝ち組でリア充な桐乃は、実はアニメやゲームが大好きな オタク趣味の持ち主だったのだ。 そんな桐乃の「人生相談」を真摯に受けとめる京介。 そこに、SNSで知り合っ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年5月31日
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた…。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
常に女子のことばかりを考えている横寺陽人は、所属している陸上部の部長、鋼鉄の王から次期部長に指名される。しかし陽人はもともと水泳部の女の子の水着を見るという不純な動機で陸上部に所属していたため、断りたいと考えたが、どうしても建前で喋ってしまい、本音が言えず断れずにいた。 そん...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
四月一〇日。昨日で春休みが終わり、今日から学校という朝。可愛い妹に起こされ、五河士道は今日もいつも通りの日常が始まると思っていた。精霊と呼ばれる少女と出会うまでは―。突然の衝撃波とともに、跡形もなく、無くなった街並み。クレーターになった街の一角の、中心にその少女はいた。「―おま...