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「翠星のガルガンティア(TVアニメ動画)」

総合得点
88.0
感想・評価
2871
棚に入れた
14402
ランキング
135
★★★★☆ 3.9 (2871)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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☆の総合評価
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翠星のガルガンティアの感想・評価はどうでしたか?

dylwU75397 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

good

世界観が、ストーリーが最高て。

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 356
サンキュー:

2

ネタバレ

うらキング さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

機械もまた人なり。

一度は遠慮したんですが、
再放送してたので観てみました。


ロボット出てきます。
その名はチェインバーさんと言います。

基本的にアニメに出てくるロボットは
商用ではないですよね。

勿論軍事用ロボットなんですが、
戦う相手が!実は!

いえ、そこは観て下さい。

よく考えられているなと思った所です。


チェインバー乗りもいます、
人と言うより最初はただの道具です。

その、ただの兵器オペレーターが
人間とは敵とは何かと考え始めます。

だって戦う相手が!実は!

いえ、そこは観て下さい。


細かい所で言うと

異郷に着いた時は言葉が通じないのに
最後はベラベラです。

時の流れを感じ事の出来る
上手な演出だなぁ。と思いました。


『{netabare}くたばれ、ブリキ野郎{/netabare}』

カッコ良すぎです、チェインバーさん。

ブラックジョークが言えるほど
人然としているロボットでした。




割とオススメです。

投稿 : 2015/04/15
閲覧 : 280
サンキュー:

13

ネタバレ

ARENO さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言葉の壁、価値観の違いを超えた先…

元来私はそんなにロボットやらメカやらが出てくるアニメに興味がなく、縁など皆無に等しかったのですが、このアニメはそれを根底からひっくり返してくれました(;・∀・)

ー要素ー
ロボット×バトル×ボーイミーツガール×地球×敵×戦う意義とは

ー・概要・-
翠星のガルガンティアは、2013年のニトロプラスによるオリジナルアニメ。
監督には『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』などで知られる村田和也、シリーズ構成には『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた虚淵玄、キャラクター原案には『かみちゅ!』のコミカライズ版作者である鳴子ハナハルなど、豪華スタッフによって手がけられた作品です!


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

戦士として育ってきた少年が、様々な人とのかかわりによって
成長していく物語。

ロボットもののアニメであるとはいえ、戦闘を楽しむというよりは、
レドの考え方の変化に伴う戦い方の変化を楽しむ作品だと思います。
メカ系とはいっても、テーマ性があってバトルばかりという
わけではないので、親しみやすかったかな。


この作品、すごいのがレドが地球の言葉を習得していく
までの過程をすごく細かく描いてるんです。
それって、私たちにもすごく身近な話で、コミュニケーションの
壁を乗り越えるのはすごく大変ですよね。
最初はチェインバーが通訳を担い、回を経るごとにレドが
かたことでも地球の言葉を習得していく様子がほほえましかった。
ついつい応援したくなりました。
あと、私も語学がんばらなきゃな~って思いましたね。
最後、大分すらすら地球語を話せるようになったレドにちょっと涙。

言葉に限らず、レドは今まで戦士として育ってきたため、
地球の人との価値観の違いに戸惑います。
今まで敵を殲滅せよと言われ、戦いしかしらなかったのでそれこそ
仕方ない話ですが。これも私たちにもあてはめられますね。
外国行って感じるカルチャーショックだって大きいのに
全然違う環境なのだからそれだけに、衝撃は大きかったのでは
ないかと。その分、話数が進むにつれて、だんだんと
考え方を変えていき、そのために祖国のことで悩む姿に
「お~、成長したな!!」と思いました!

最終話は圧巻でした。{netabare}
レドとともに沢山の困難を乗り越えてきたパイロット支援ロボットのチェインバー。人工知能を持っているとはいえ、機械であることに変わりないにもかかわらず、レドの将来への可能性を信じてその生存をを守るためその身を犠牲にしたシーンは本当に涙がとまらなかったです。「くたばれ、ブリキ野郎」には笑わせられましたが汗

素晴らしいのが、クライマックスですね。レドは自身がサルベージになることで、海の底へと沈んでしまったチェインバーに会いに行っていたのでしょうか、と続編をほうふつとさせる終わり方。(←出ましたが、チェインバーはやっぱりいませんでしたね涙){/netabare}



私としてはとても好きな作品となりました。
全話見て、レベル高いなーと。最初からテーマが一貫していて、
きちんと最終話でまとめられていました。
まあ、もしかしたらロボットによる迫力満点のバトルを
期待していた方には物足りなかったかもしれませんが、
だからこそメカ系お好きじゃない方にも受け入れやすい
アニメになっていると思うんですよね!!


本編ストーリーには関係ないですが、ここで一つ熱く語らせてもらうと…
レドほんっとうにかっこいいー!!!声優の石川界人さんの声がピッタリ!片言な感じがよく出ていて、あそこは可愛かったな~。
後で知ったんですけど、これが初の主役だったらしいですね♪
声優関連でいえば、チェインバーの低いあの声大好きでした。
最終話では、チェインバーの一言一言が胸にしみ入りました。
じーんって(笑)

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・-・

映像は原色っぽい絵柄なので、見た感じで好き嫌いは分かれるかもしれませんが汗。そこに目を瞑っても十分、楽しめるのではないかと。

気になった方は是非調べてみてもらえると嬉しいです(*^▽^*)

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 279
サンキュー:

27

ネタバレ

NaVii さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

・ロボット物
・これはいいわ
・大陸がなくなった地球?
・敵の正体とは…

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 234
サンキュー:

1

ネタバレ

アニメ最近始めました さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これぞ王道ロボットファンタジー

地球規模で争うかと思いきや全くもって小さな船団を中心に話は展開します。
登場人物も大して多くないのでキャラもそれなりに立ってます。
文化・価値観の違いを言語を超えて理解できるか?
正義はどの場所時代でも正義でないことを中心に据えています。
米国のイラク侵攻を機にこの手のアニメは急増したように思います。
あれから10年以上経ちますが、繰り返し同じテーマが扱われているのが現状です。
つまり、人はいつ理解し共存し共栄する高みに向かうのか。
当作品の中でも繰り返し問われています。
同様のテーマを扱うガンダムSeedとは異なり、小さな世界で描かれていますが、それがこの作品の良くできているところでもあると思います。13話と短いので是非もっと見て欲しいアニメです。

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 221
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

冒頭の宇宙のバトルは、

ワクワク((o(^∇^)o))
それ以降は、ナンダかな(>_<)

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 213
ネタバレ

## さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間としてのあり方を解く神アニメ

 住めなくなった地球を捨てた人類は宇宙の中で楽園を作るが、そこで人の天敵ヒディアーズの危機に侵されながら戦い続けていた。軍人であるレドはヒディアーズとの戦いの最中で操作不能になり意識のないまま宇宙を漂流してしまう。気が付くとそこは住めなくなったはずの地球、そこに住む人々と言葉も通じず、一度は対立するが、そこの人々と、人とは何か、そして人としての生き方を見つけていく。
 僕はこのアニメをとても面白いと感じました。と、言うのも、ただのロボアニメかと思いきや、いきなり地球に落ちて日常を展開していくんだから・・・人間の感情に乏しいレドと温かいガルガンティアの人々との日常で人としてのあり方を見つけていく様は、とても心に響きました。

{netabare}  再放送で見ていたのですが、続編が見たい!と思ったらCMでOVAの告知をしているではありませんか!!ガルガンティアに戻り、イントネーションも普通になり、エイミーともいい感じで、人間らしく船団の一員として生きているレドの姿を見てみたいです。見ます。{/netabare}

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 227
サンキュー:

7

くかす さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

宇宙人レドが未来の地球に馴染む話

かなり面白かったです
特にキャラデザが個人的にツボでかっこいいし可愛いし
そのキャラが動いてすごい良かったです

内容もあまり鬱はなく主人公の葛藤の葛藤とか
チェインバーのラストの場面とかよかったです

1クールで短いオススメの作品、ロボ要素も少ししかないし
あまりグロくもないからだれにでも勧められる作品だと思いました

投稿 : 2015/03/17
閲覧 : 370
サンキュー:

12

ちこうみゆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロボットアニメではなく人間群像劇アニメ

このアニメをアニメだけに限定するには余りにも勿体無い。
こういった作品が正確に妥協なく実写化出来るのならと夢想してしまう。

投稿 : 2015/03/15
閲覧 : 196
サンキュー:

3

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

脚本家の名前で見ると決めていましたが…

正直、一話の前半で見るのをやめようかと思ったのは確かです(笑)

一話の後半から一気に話が急展開していきますので、
二話まで見てダメだったら合わないのかもしれませんね。

内容的には、他の方のレビューにもありましたが、ロボットが出てきますがロボアニメというよりは異文化、異種交流アニメです。

本編となる13話の中で、主人公の内面の変化がキレイにまとまっていて、さすがは虚淵さんと思いましたが、若干無理やり感が感じられる展開や設定もありました(・д・;)

虚淵さんのロボアニメでは、アルドノアゼロもありますが、あそこまで未来感は感じません。

とりあえずは、チェインバーのキャラと最終回の言葉が感動印象に残ってます。

もしかしたら、主人公はチェインバーだったのかも…(*´∀`)

投稿 : 2015/03/01
閲覧 : 235
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい傑作アニメ

スパロボに出して欲しいです。

投稿 : 2015/02/28
閲覧 : 314
ネタバレ

[€*=*€] さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/02/16
閲覧 : 212
サンキュー:

0

hCQlB74102 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろかった!!

世界観序盤はよかったけど、
船団の人が来てる服とかちと微妙><

でも、ストーリー的に無理なく進んでいたので、
一気見しても飽きないし、
人類の愚かさがあらわになって面白かった。

これは、もう一度見たい作品ですね^^

投稿 : 2015/02/12
閲覧 : 183
サンキュー:

2

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

チェインバーああああああああああああああああああああ!!!!

 ニコ生で一挙放送をするとのことで視聴した

作品です。Production I.G制作のオリジナル

アニメです。全13話となっている。

 陸地をほとんど失った未来の地球に

地球から出て行った人の子孫である主人公が

不時着するといったところから始まり、

そこで暮らしている人々といろいろと関わり合い

ながら世界の、人類の真実を掴みながら、

成長していく物語である。


 最初に主人公レドの現在の戦いから入っていた事が

掴みとしてかなりよかったように思います。

言語も今とは違う地球に降り立ってから、戦うこと

しか知らないレドが人々と暮らして様々な

ことをわかって、考えを巡らしていくのは良かった

と思います。

それに最後のは本当によかったと思います。

それまでの人とのつながりが力となり、

生き方そのものを変えていってすごいと思います。

チェインバー(杉田さん)ああああああああああああ!

かっこよすぎです。


 最後に茅原実里さんが歌うOP「この世界は僕らを待っていた」

がすごく良かったです。茅原さんが歌う曲は

本当にいいものばかりだし、透き通る声は

やっぱりいいものだと思いました。

10/30 星評価、コメント変更

◆個人的点数評価 79.93点

投稿 : 2015/02/01
閲覧 : 706
サンキュー:

73

くまくまちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供も安心して観られるロボットアニメ

SFらしいロボットアニメです。大袈裟かもしれませんが、人類の未来について考えさせられる作品でした。ヒロインは元気溌剌、主人公は素直な性格で好感が持てたし、ロボットも人格らしいものがあって、主人公との遣り取りがとても面白かったです。後半からの、ちょっと意外な展開もSF科学チックで知的好奇心がちょっと刺激されました。
制作サイドを考えると心配しながら観ましたが、虚淵玄さんらしくなくて良かったです。

投稿 : 2015/01/31
閲覧 : 266
サンキュー:

8

Komugi さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見ないのは勿体無い。

久しぶりのロボットアニメです。気軽に見れるものを探してたのですが見終わってもうちょっと時間をとってキャラに親しみを持ちたかったと思えるくらいに良かったです。

物語︰展開が早かったです。ただ早すぎることはなく説明不足もありません。個人的にはもっとキャラを好きになる時間が欲しかったですが……。

作画:かなり綺麗です。気になったのは1話のCGが(アニメの性質上CGはコマ引きすることがありますが)不自然にコマが引かれてたのと12話辺りの目立つ所にいた人物の作画でしょうか。メインキャラは非常に丁寧で、空の描写はかなりの物もありました。

声優:キャラと声のギャップもなく良かったです。唯一13か12話で主人公が叫ぶとこの作画と声が合ってるように感じませんでしたが……。

音楽:OPがすごく気に入りました。EDもChouchoで良かったです。BGMは特出してるわけではく無難なものでした。

キャラ:どのキャラも良かったです。もう少し各キャラに焦点を当てたエピソードが欲しかったですが……。

総評:基本的に全てが丁寧で脚本も良しと言った感じです。この作品の前に見たカレイドスターの様な特出して良いものがあるわけではないですが、すべての点において平均を上回ってるのでは無いでしょうか。

投稿 : 2015/01/26
閲覧 : 300
サンキュー:

9

端っこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初めてロボ萌えした

所謂ロボ物アニメなのですが、ロボもの苦手な私にも楽しめました。
むしろ少しロボ物に目覚めました。
チェインバーが可愛過ぎます。

全体的な物語の評価としては、最後の最後に詰め込んだ感じはありますが最終話辺りの盛り上がり方がヤバいので評価は高めです。
震えて泣きました。

キャラクターがモブも含めて魅力的なキャラが多く、設定もありがちですが面白く世界観を出してきてると思います。

投稿 : 2015/01/20
閲覧 : 329
サンキュー:

9

koaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

順守するとは、考え決断する苦悩を放棄すること・・・

遠い未来、人の生き死にまでもが合理的に管理された世界で
レド少尉は、宇宙生命体「ヒディアーズ」との戦闘中に
転移事故に巻き込まれ、見知らぬ惑星に飛ばされた。
半年後に冷凍催眠から覚めたレドは、ガルガンティア船団という
船の上で生活する人々に囲まれていた。
レドは仲間のもとに戻る方法を探るため、滞在交渉を続けるが
普通に暮らす人たちと、徹底管理され、兵士として生きてきたレドとは
考え方がまるで違っていた・・・


これはロボット物というより、ある意味ヒューマンドラマでしょう。
文明が進んだとはいえ、極端に合理化された社会で
敵を排除することしか知らず、効率的な指示は搭乗している
チェインバーが答えてくれる。
そんなレドが、船団としての生活ルールが確立された社会で、
考え方の違いに翻弄される。

規則に忠実に従うというのは、そういう環境しか知らない者にとっては
ある意味、楽なのかもしれない。
それは、考え決断する苦悩を放棄することであり
考えることを放棄したら、兵士はただの兵器なんだなぁと思ってみたり。
この設定、すごくいいなぁ~
最後のチェインバーにはグッときます。

投稿 : 2015/01/17
閲覧 : 298
サンキュー:

20

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボバトルより、海洋異文化交流SF。エイミーちゃん可愛い

ロボット枠、と見せて異文化交流中心のSFアニメ。ウォーターワールドSFか。
高度な文明出身で人間的感情に乏しい主人公が、文明は遅れているけれど人情味のある海洋文明の少女達と出逢って交流していく感じ。
序盤と終盤に激戦はあるものの、基本的にのんびりした展開と雰囲気。
ロボットバトルを期待していた人には退屈かも知れないが、2話以降の世界感が気に入るならば、良いアニメかと。
※2014.07.01投稿のを修正(主人公の名前間違えてた)
※ああっと!ヒロインの名前も間違えてた!エミリーって誰だwww


{netabare}『物語』
文明が発達し過ぎて人間らしさを失っている主人公の視点で、人間的な活力溢れるヒロイン達との交流が描かれる。
SFっぽい日常系の要素が強い。
大半の陸地が沈んだ海上文明の人々の溌剌とした生活ぶりは、レド程でないにせよ活力を失っている視聴者にとっても、感じるモノがある。
主人公が人類の敵として殲滅対象にしていた進化生命体「ヒディアーズ」に対し、ヒロイン達は共存を選んでいる。
次第に判明していくヒディアーズの秘密と関わり方を巡って、生きる意味的な事を色々と考えさせられるストーリーだった。
終盤のラスボスとのバトルは、正直期待してた展開とは違った感。

『作画』
ウォーターワールドの世界観を存分に描いた作画は中々綺麗。
ヒディアーズ戦や艦隊戦、ロボットバトルも悪くは無かった。
ヒロインのエイミーは天真爛漫な可愛さを感じられたし、キャラ作画も満足。

『声優』
文句なし。
機械AIのチェインバー役の杉田さんが面白かった。

『音楽』
水準以上に世界感にマッチしていて満足。

『キャラ』
エイミーちゃん可愛い。女性陣の魅力は高め。
人間味乏しかったがエイミーとの交流で次第に感情知っていくレドも良い主人公だった。
AIのチェインバーもユニークかつ最後まで良いキャラ、彼も本作を代表する一人だろう。
艦隊首脳部の大人達が人間味あって良い感じ、ガルガンティアの皆もそれぞれに生き生きとしている。
キャラクターは豊富であり、SF文化交流アニメとしての質を高めている{/netabare}

投稿 : 2015/01/16
閲覧 : 384
サンキュー:

37

ネタバレ

諭吉がいつも逃亡 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

モモンガ〜

ロボつか、チェインバー良い味だしてたし、モモンガ可愛くてたまらん。
諭吉にモモンガくれ‼︎‼︎
姿と思想が違うだけで大惨事。
虚淵さんのこういうトコ好きだよ。

投稿 : 2015/01/13
閲覧 : 281
サンキュー:

7

冬月コゾウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロボットアニメというより、異文化交流アニメ

こちらの作品は一応SF・ロボアニメにカテゴライズされる題材ではあるのですが、それを鵜呑みにしすぎて視聴すると楽しめないと思います。

戦争はありませんし、戦闘はありますがそこまで多くはありません。
どちらかというと未来文明人である主人公とその周りの未開拓な土地に暮らす人々との交流・理解や主人公の成長といったところに重きが置かれています。
なので殺伐とした雰囲気よりも和やかな雰囲気の作品だと思ってください。(といっても監督が虚淵さんなので終盤はお察しですが)

上記のような内容なので登場キャラクターや主人公を好きになれるかなれないかで楽しめるかどうかが大分変わってしまう作品でもあります。
個人的にはどこかナディアに似た空気を感じたのですが、これはあくまで個人的な感想です。

その他の点としてはまず音楽がいいですね。
オープニングもエンディングもよく作りこまれていますし、作中で使われているBGMも場面ごとにあった音楽が使われていてそれぞれの場面を盛り上げてくれます。

さらに作画も高い水準で安定していることに加えて1クールと短くまとまっているのでアニメをあまり見ない方にもオススメです。

最後に、このアニメを見るときは前半は日にちを明けてゆっくりと
後半は一気に見るとより楽しめると思いますので、よかったら参考にしてみてください。

投稿 : 2015/01/13
閲覧 : 251
サンキュー:

5

ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異文化交流アニメ

 最近では、来日外国人が増え、東京都の結婚の10件に1件は外国人がらみ、というように、「異文化交流」が日常的なテーマになってきました。
 このアニメでは、その異文化交流がどう表現されているでしょうか?まず{netabare}人類銀河同盟という、地球を離れた人類組織に所属しているレド少尉が、世界中海だけになってしまった地球に漂着し、ガルガンティアという船団に引き上げられ、船団の生活に慣れていくさまが描かれています。この慣れる過程でも相当失敗や軋轢があって、一歩間違えれば、追放になってしまうこともあり得たと思うんですが、なんとか、地球型の思考(ヒューマニティと呼べるものです)を身につけていきます。これには、エイミーやベベルを始め、ガルガンティアの人々の努力もあるんですね。上手く描かれていると思います。そしてある程度ヒューマニティが身に付いたときに、ご都合よくというかお決まりというか、ヒディアーズの出生の秘密を知って、ヒディアーズを大量虐殺したことを悔やむんです。レド君と同時に、チェインバーのコンピュータ(パイロット支援啓発インターフェースシステム)もこのヒューマニティーを学習していて、13話ではなかなかいい味を見せてくれます。
 他方、上司であるクーゲル中佐も地球に漂着し、別の海賊の船団と行動をともにしますが、「神のみつかい」として崇められてしまい、レド少尉とは違った形で船団生活に慣れていきます。ただ、ストライカーの提言を拒否(15話)していますので、ヒューマ二ティーも少し身についていると思います。リナリアの死後はひとりで船団を統治せざるを得なくなってしまったのは悲劇です。効率性や生産性だけで物事を判断するような人類銀河同盟の価値観+自分なりの価値観でしか統治できなかった。
 特に私が面白いと思ったのは、幸福の定義をチェインバーに聞かれて、ストライカーが答えるところです。ひとり爆笑してしまった。チェインバーはしっかり学習しているんです。{/netabare}
 
 異文化交流の二つのパターンを比較し、ヒューマニティーや幸福とは何かを追求した点は、このアニメのひとつの主張だと思います。やはり異文化交流では受け入れの環境がいかに大事かわかりますね。お決まりパターンですけど、設定や結論がいいので、私としては十分楽しめました。

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 351
サンキュー:

5

kunitono92 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人類の未来は…

駆け足でダ~ッと一気に観ることができました。

世界設定もテーマも、ものすごく興味深いもので、本当に面白い作品でした。

人間だからこそ生み出される「ジレンマ」
そのどれもが、偏ることで大きな障害を産むんだということ。

そして目の前の何気ない生活と平和こそが幸せであることを感じさせられた。そんな素敵な作品でした。

虚淵さんの脚本にまたやられました…(*´▽`*)
大好きですww

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 258
サンキュー:

7

頭のなかJET!!! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいアニメでしたぁ

1クールにきれいに収まっているアニメ
みじかくて なんかしっかりしてるアニメみたいなあっておもったら みてみるといいかもしれない。
ヒロインもかわいいしw ただ恋愛シーンはすくないです
ぷちっとガルガンティアもおもしろかったw
最後までみたら きっといいアニメみたなぁってなると思います

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 305
サンキュー:

4

ネタバレ

QP さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

翠星のガルガンティア

いろんな方が評価してるので、そちらを見ていただければよいです。
ただのロボットアニメやバトルアニメではないです。
見どころは人類のテクノロジーの結晶と異世界にほりこまれた一人の少年の人間ドラマでしょうか。
ストーリーのまとまり具合といいい、かなり良い作品だと思います。
何度もみても楽しいです。おススメ。

投稿 : 2015/01/05
閲覧 : 256
サンキュー:

8

ネタバレ

眠夢 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

まさかの展開でも宇宙ものならよくある話たとえば魔王が勇者の父親並にでも今はあまりないけどね(アニメ)ゲームの話じゃないよ

投稿 : 2015/01/01
閲覧 : 221
サンキュー:

0

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

群像劇になりきれなかった何か

見たわー
わたしは対象視聴者層ではないアニメでした。

下記、スーパーネタバレなんで、まだ見てない人は読まないようにしてください!


■もうちょっと、シナリオ構成いじったほうがよかったのでは??


 ただの個人的な好みの問題なんだけど、シナリオ中に展開する要素が多すぎて、ちょっとごちゃごちゃっと急展開になりすぎてるよなぁという感じがした。ワンクールのアニメにしては、登場人物多すぎ&筋が複雑すぎやしませんか、と。
 下記、シナリオ構造ちょっと整理してみますと、

{netabare}


・ライン1:ヒディアーズが…なんてことだ…人類って…!
・ライン2:チェインバーさんかっけー
・ライン3:レドさんが人間的になっていく…!
・ライン4:エイミー&レドのノロケ
・ライン5:ピニオンさんかっけー
・ライン6:リジットさん、リーダー頑張って…!

 あたりかな、ざっと目につく大きなラインは。長編の群像劇にするつもりだったというのであれば、このぐらい複数ラインの筋が走っていてもいいのでしょうが、ワンクールだからね。ワンクール。
 ワンクールで、きっちりと感情の機微を描こうと思ったら、まあ4人~6人ぐらいの登場人物にして、立場は2グループか、3グループぐらいで分ける程度にしないと話がややこしすぎると思うのだよね。

 本作の場合、大船団で、どうこうという話なので、主要登場人物以外の脇役の描写にもかなり割かれている。クーゲル中佐、サルベージ業やってる女の子(ベローズ)、エイミーの弟(ベベル)、医者のオルダムさん、途中で死んじゃう船団長(フェアロック)、大海賊ラケージ、サーヤとメルティ、大船主のフランジさん…あたりまで、ある程度描写がある。
(その他、ショー、マイタ、クラウンなど、一応名前のあるキャラがけっこういる)

 たとえば、同じ虚淵作品でワンクールだった、まどマギの場合は、魔法少女5人+キューベー、という2グループの話がメインで、そこにまどかのお母さんと、恭介、ひとみといった日常生活の周辺部を埋めるひとが少し挟まれる程度。まどかのお母さんや恭介がなにをしたいか、どういった悩みを持っているかといった、「悩み」や「動機」は描かれず、彼らはその意味で完全に脇役となり、物語の尺を食わない。物語の尺を食うのはあくまで5人の魔法少女たちの話をメインにしており、話の主軸はそこに集中している。
 
 一方で、ガルガンティアは、「生きるモチベーションや悩みが描かれる登場人物」はレド、エイミー、ピニオン、リジットの4人(+チェインバー?)ぐらいで、登場人物数としては妥当だとは思うけれども、それぞれの向き合っている問題があまりにも、方向性が違い過ぎている。
 4人の物語はそれぞれ、次のようになっている

・レドは地球へと馴染みヒディアーズとの関係をどう決着をつけるか
・エイミーは恋愛用ヒロインキャラ
・ピニオンは、男のロマン。「ア…兄貴―!!」的な世界観。
・リジットは、若くして船団を引っ張っていくという新社長的なはなし

 リジット、ピニオン、レド、エイミーは、それぞれに関係があるけれども、立ち向かっているものがそれぞれ全く別物。一応、全体の筋としてのパッケージングが成立していない…とまで言う気はない。
 そこまで言う気はないけれども、チェインバーさんは、後半数話でいきなりかっこよくなる速度が急すぎるし、そもそもヒディアーズをめぐる悩ましい話がせっかく登場した後に、最後の数話が、ヒディアーズの悩ましさと今一つきっちり噛み合っていない(まったく噛み合っていないわけではない)。宗教団体話と、人類銀河同盟の類似性を描きたいのであれあ、もうちょっと尺がほしかった。
 ピニオンさんの「アニキー!」話は果たして本筋であるレドの話とどこまで深く関わっていたと言えただろうか?
 まー、エイミーは、お約束キャラということで居てもよかったとは思うけれども、お約束キャラとしての範疇を見事に超えでることがなく、「ああ、虚淵さん、仕事してんなぁ」という感慨しか引き起こさない。

 新しいエピソードがどんどん盛り込まれてはいっているのだが、それが前段の流れとの接続が、今ひとつ弱い。完全オムニバス形式というわけでもなく、かといって長編として関係性がきっちりと連続しているわけでもなく…。セリフがやたらと多かったり展開が急な話だったら、短い尺でももう少しギュッとした話になるような気はするのだが、基本的には戦闘ロボットアニメ+微エロシーンとかでかなり尺を食っているし、キャラも全体にステレオタイプなキャラを主軸にして進むため、時間あたりの物語展開効率が悪いという印象が残った。

{/netabare}

■もし、シナリオ構成に大幅に手をいれるならば…

{netabare}

 本作は、たぶん、次の前提は崩しちゃいけないのかな…?

a.群衆がわらわらといるモブシーンをやる
b.ヒディアーズとか宇宙銀河同盟とか、生物とはなんぞや話
c.レドの戦闘ボケが慣らされているプロセスとか
d.微エロ
e.主要人物は基本的に殺されることはない。エグくない話。
f.登場人物は、ほぼ全員ステレオタイプで。サラッと見られる話。

 そこらあたりを本作の商品としての基軸にするのは多分、変えてはいけないだろうと思う。ただ、「e」のポイントは当て推量だけど、これは別に守らなくてもいいのかも。eとfは要するに、作品の対象年齢を、10代前半にしましょうということなのかもしれないので、10代前半にわかる程度のシナリオ構成になっていればいいのかもしれない。

 モブシーンがあって、生物とはなんぞや話があって、10代前半向けで成立するということで言えば、ナウシカ、もののけ姫、千と千尋の神隠しあたりの宮崎作品のような構成にもっていくというのが、わかりやすいかもしれない。(ただ、もちろん、宮崎作品に微エロはない)
 
 その上で、いくつか勝手に検討してみようか。

■人物関係を調整する

{netabare}
 まあ、まずはピニオン、リジット、エイミー、クーゲルの本筋への絡みの弱さを変えていくべきだろうな、と思う。
 ある程度、人物関係を強引にテキストで書いてみると、

 クーゲル→(部下)→レド
 
 エイミー(恋)⇔(恋)レド

 ピニオン→(利用)→ レド
  
 リジット

 という感じで、全体的にリジットがかなり浮いている。
{/netabare}

■リジットとフェアロックは役割的に融合させてOKでは

{netabare}

 結論からいうと、フェアロックさんが死んでリジットさんが新船団長になるという話はさっくりと削ってよかったと思う。それでかなり削れる。

・リジットが、新船団長になるという話はそれはそれでいい話なのだが、これは本筋とほとんど連結しておらず、本筋とは別の話がくっつけられただけという印象が強い。なので、ばっさりと削る。
 フェアロックと、リジットさんは役割を一体化させる

・千と千尋における「ユバーバ」、もののけ姫における「エボシ御前」、ラピュタの「将軍」。いずれも、組織のトップとして出てくるが、2時間程度の尺だと、組織内のややこしい話はほぼ全省略してる。それでいいんじゃないか。

・もちろん、そうなるとフェアロックさんが死んだときに、大船主のフランジさんとピニオンが離脱するというエピソードをちょっとやり方を変える必要はある。

・もちろん、そうなると、「組織をまとめる大変さ」みたいな描写がゴソっと抜けるが、どうせこの作品、そこ中途半端だったから、抜いてもいいのでは。ってか、組織のうだうだとかをもし描く気なら、頭のいい善良でいやらしい食えない中年オヤジキャラとかが欲しい。…が、そういう世界観はこの作品にはないし。描かなくていいでしょ、もう。

・リジットと、レドの個人的な絡みがほとんどない。なんか、もうちょっとあってもいいんじゃないですかね。

・たとえば、リジットさんが、もう少しレドに優しくあたり、良い感じのお姉さんキャラとして味を出してきたところで、ヒディアーズだか、クーゲルさんに殺されとか、なんか裏切るだとかみたいな展開(サクラ大戦で言うところの藤枝あやめさん的な立ち位置)

・ヒディアーズにも、クーゲル船団にもたいして重要な人を殺されてないから、切迫感が弱いんだよね、この話。
{/netabare}

■ピニオンとベローズも融合する方向で

{netabare}
・「ア、アニキー!」はあってもいいけど、アニキの話と、レドの話が関係なさすぎ。
・ピニオンいい奴すぎ。レドに対して一つも怒らないんだもの。ってか、ピニオンがレドに対して感情がなさすぎだよね。
・「地球の人たちはいい奴らでした」というわかりやすい話を構築するには、ピニオンが陽気ないいやつだという路線は、重要にはなる…のだとは思う。ただ、それにしては、ピニオンの役割が弱すぎる。ピニオンがキャラとして今ひとつ立っていない。深みが出ない。
・ピニオンの役割強化という点でいうと、ベローズと、ピニオンの役割を融合させてはどうか、と。たとえば、最初に、レドに説教をする役割を、ベローズからピニオンに変更。それで、ピニオンがレドに「弟」的なものを感じ、かなり愛情をもってみるようになるみたいな部分とかが出てくればもう少し深くなるような気はする。
・もちろん、そうなると、途中で、ベローズの元で働くようになるという部分や、ベローズに対して、ピニオンが「適当な男」という描写も再構成しなければいけなくなるけれども。ベローズとピニオン分けなくてもよかったと思うのだよね。
{/netabare}

■エイミーとベベルも、融合させる方向で
{netabare}
・ベベルの「障害をもった子」という役割は、エイミーに持たせてしまえばいいのでは。
・エイミーは普段は、おてんばの可愛い子だけれども、実は癲癇だったり、食物アレルギーみたいなものを持ったりしていて、定期的に倒れたりするとか、そういう設定で十分では。
 そうしたほうが「愛すべき対象=エイミー=銀河同盟的にいらない子」構図が成立することで、レドのジレンマもよりクリアになるし。
{/netabare}
■ヒディアーズとクーゲル中佐(ストライカー)
{netabare}
・後半で、チェインバーさんが「ヒディアーズと戦うべき」とか言い出すけど、最後の最後で、レドが「ヒディアーズともコミュニケーションがとれるようになるかもしれない」とか共存路線打ち出しちゃって、あれっ…!?っていうイス落ち展開。あれはなんなの。
・ストライカーの攻撃対象がガルガンティアになっちゃうことで、「ヒディアーズと人間」という対立構造をめぐるジレンマが、最後にいきなり登場した「銀河人類vs地球人類」構図に変化してしまって、ヒディアーズが空気になっちゃっている。おいおい、そこでヒディアーズ絡ませないと、話があまりに突飛では。
・基本的に、ヒディアーズとの共存路線にするのならば、クーゲル船団と一緒にヒディアーズを攻撃して、「ま、待ってください!クーゲル中佐!ヒディアーズとは共存できる可能性が!」とか、レドに言わせるとか、そういう落とし所に運ぶのが穏当だと思うのだが。
(もちろん、そうする場合、そこにいくまでの仕込みの仕方がを大幅に変える必要あり)

{/netabare}

■なんで、こんなにとっちらかった作品になったのか

 …ということで、なんだかなぁ。シナリオがとっ散らかってるなぁ、という印象が拭えず、最後の最後は、「チェインバーさんかっけー」のノリだけで乗り切ったな…という感じでした。
 虚淵さんが忙しくなりすぎて、仕事を細かくできなくなっているのかもしれませんが、これは、単純に脚本家のシナリオ技法レベルの問題としては、ちょっといかがなものかなぁ、と思う出来。

 虚淵御大に問題がなかったのであれば、全体のシナリオ構成を決める会議の時間がとれなかったとか、全体のプロデューサーの縛りが妙にきつかったとか、何かそういう別の問題があったのかもしれません。
 お仕事って大変ですものね…。

 そういうことを考えた次第です。

{/netabare}

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各話感想
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*10話
{netabare}
ようやく、ちょっとおもしろい展開になってきた。
生命の一つの極北が、知性の退化というベクトルになるだろう、というのはなるほどありそうな話ではある。
{/netabare}

*8話まで見た時点での感想まとめ


{netabare}
いやはや、エロいでしょう。
まあ、ダイレクトなエロシーンはないけれども、微エロシーンが満載な上、やたらと気合の入ったエロだと思ったら、それもそのはず、エロ漫画界の巨匠、鳴子ハナハル御大のキャラデザである。いやー、なんだこれは。なんなんだ…!!!
 
…と、主にそういうところしか気になっていません。
虚淵玄シナリオにしては、いまのところぶっちゃけ、あんまり毒がないっつーか、まあ、なんだ。なに、あのいい子ちゃん達。ちょっとあり得なく無いですか?っつーぐらい、いい子ちゃんな病弱な弟さんの描写のあたりで超萎え。
 
 マレビトがなんちゃらとか、忌避されるものと神聖なものが表裏一体であるみたいな話は、ほんわりと漂う民俗学的教養を感ずるのでありますが、ぶっちゃけ、そこんところは、今はあんまおもろくないし。個人的には。まあ、厨二ファンタジーとしてはよくできているとは思うので、ケチを付ける気はビタイチないけど、個人的には萎え。虚淵作品だけれども、自分は想定視聴者層には入っていないのね、はい。よくわかりました!ということをさっくりと理解したので、それはそれでいいです。
 
 虚淵さんという人が、わたしにとってよーわからんな、と思うのは、キチンとこういう、ステレオタイプなキャラ描写で基本は仕事をしてくるところだよね。
 基本、虚淵さんはステレオタイプキャラは、わたしなんかよりも、だいぶスキなんだろうな。わたしは、このアニメの中にしか生息していない架空の生き物が一定数を超えて投下された時点で、そのお話はとりあえず、萎える。いや、やっちゃいけないとか言うつもりはないし、それこそがイイ!(・∀・)//っていう人が一定数いるのは知っておりますので、いいんだけどさ。
 どうして、虚淵さんはこういう仕事の仕方をさくっとできてしまうのか。そこのところの感覚がわたしには、さっぱりわからず、とても不思議な気分だったりするわけです。まあ、もちろん、仕事人だということなのだとは思いますが…。繰り返すけど、これはこれで立派なお仕事だと思うので、ケチをつける気はありません。


■マイ、二重基準

 であと、あれ。エロの話。
 なんつーか、こう。
 細かい設定よりも、この、微エロアニメの中でももっとも複雑な気持ちがしました。
 基本的に、わたしはこの手の、ぬるすぎる、微エロに関しては、原則として、アンチ・微エロ派(※1)の使徒なわけでして、ゾーニングくっきりしているべき派でありまして。エロ恋愛ファンタジーは、エロ恋愛ファンタジーであることが可能な限り明瞭にわかる文脈のなかで消費されるのが好ましいと思っております(※2)。なので、アンチ・微エロ主義者としましては、これもあまり好ましいとは思っていないわけ…です…が

 しかし、それはそれとして。
 やはり、鳴子ハナハルの洗練させてきた能力はすごいな、と。別個の次元で思うわけです。
 なんなの、あの、テカり。なんなの、あの腰つき。馬鹿なの死ぬの?おまえ、どんだけエロ表現のこと考えてきたの?ほんとに、やばいんじゃないの?

 と、まあ、それはそれで、一種の言いがたい感動があるわけでして、いやー、まあ、虚淵さんシナリオとかどうでもいいから、鳴子ハナハルキャラの限界性能をそれはそれで見せてほしいという、とてもアンビバレンツな気持ちになった次第です。

 ほんわり期待。

※1 例外はたくさんあるよ!ジェンダーの非対称性がまず解消されており、かつ、なんか、宇野くんが言うようなところの「安全に痛い」感じがしないシナリオなら特に問題ない派。「安全に痛い」系とかむりぽ。ここらへんの細かい立ち位置は、斎藤美奈子の『紅一点論』あたりとかに準拠します。ああいうので、ディスられちゃうような作品づくりはあんまり支持しません。
 短く言うと、「こんな女いねぇよ」みたいな、ファンタジーを描くことはゆるく許容。それは男女に対称性があって、「こんな男いねぇよ!」っていのは少女漫画でもたくさん登場するので、まあゆるく許容。
 ただし、女性の立ち位置が、被セクハラ用スタッフなどとして描かれること――たとえば、ケツさわって「減るもんじゃねえだろ」的なのとか、しずかちゃんのお風呂シーンがあって「きゃーのび太さんのエッチ!」とか――の繰り替えしは、原則、好ましくないと思っています。なぜならば、ジェンダー表現がとっても非対称な状況だと思うから。これが許されるためには二つの経路のどちらかが、居るかな、と。
 A.1.男性が女性と同様の性的眼差しを受けるという社会的状況があり 2.かつ、それが漫画等で女性のそれと同様に表現され 3.多くの男性がこの表現でかまわない、と同意している社会状況  
 B.そもそも、こういった被セクハラスタッフに対して批判的な言説が十分に機能している状況下における、アングラ的な「あえて」の表現実践(会田誠的な)
 現時点では、どちらも成立していない、と思うので私は微エロには批判的なポジションです。

※2 つまり、エロ漫画コーナーに置いてある鳴子ハナハル漫画は、原則おk派。


{/netabare}

投稿 : 2014/12/28
閲覧 : 708
サンキュー:

21

ネタバレ

アラジンA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

意外と面白かった!

なかなか面白いストーリーにハマリました。3回くらい見たかな。

投稿 : 2014/12/27
閲覧 : 271
サンキュー:

0

ネタバレ

あしたば さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっと・・・!

ロボものがあまり得意ではなくて、手を出せなかった作品です。
ただ石川くんが出ているので、見たいなとも思っており、ようやく視聴w

するとやっぱ石川くんかっこいい!!!
好きな声だなぁっと改めて思いましたww
レドのキャラも好きだし、何より絵が綺麗だなっと。

ロボものだけどこれなら見れるかも・・なんて思って見てましたが、
見進めるにつれ、チェインバーが、チェインバーが・・!!
苦手のはずのロボに心を持っていかれ、最終話、泣きました(笑)

ロボ苦手な人におススメしたい!って思った作品ですww

投稿 : 2014/12/22
閲覧 : 256
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

基本明るい雰囲気^ ^

宇宙にいた人類は「人類銀河同盟」を結成し宇宙生命体ヒディアーズと争いを続けていた。そして人類銀河同盟の少尉レドは争いの中、乗機「チェインバー」と共に転移事故に巻き込まれ見知らぬ土地「地球」に辿り着いてしまう。
そしてレドは引き揚げられたガルガンディア船団をはじめとする船の上で日々を過ごすというストーリーでした^ ^

明るくほのぼのとただ生活の為に働いているガルガンディアの人達の雰囲気が
良かったです!それに船団との文化の違いがある中で努力して働き、徐々に変化していくレドの姿も微笑ましかったです^ ^

それ以外でもチェインバーの戦闘シーンや
ラストの「その命に最大の成果を期待する」と言うシーンなどかっこいい所もありました(^∇^)

他にもエイミーとレドの関係も
仲良さげで良い感じでした^ ^
明るいロボットアニメで見終わって清々しい気持ちになれるので続きも見ようと思います!

投稿 : 2014/12/21
閲覧 : 203
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翠星のガルガンティアのストーリー・あらすじ

宇宙そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う
遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける(TVアニメ動画『翠星のガルガンティア』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2013年春アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫茅原実里『この世界は僕らを待っていた』≪ED≫ChouCho『空とキミのメッセージ』

声優・キャラクター

石川界人、金元寿子、茅野愛衣、阿澄佳奈、伊藤静、大原さやか、小西克幸、寺崎裕香、手塚秀彰、早志勇紀、徳井青空、津田英三、星野充昭、保村真、小野友樹、杉田智和、藤村歩

スタッフ

原作:オケアノス、原案:村田和也/虚淵玄、キャラクター原案:鳴子ハナハル、 監督:村田和也、シリーズ構成・脚本:虚淵玄、メカニックデザイン:石渡マコト、音楽:岩代太郎、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:田代雅子、ガルガンティアイメージ:岡田有章、設定考証・デザイン:小倉信也、プロップデザイン:常木志伸/村山章子、美術監督:栫ヒロツグ、美術監修・美術設定:加藤浩、色彩設計:田中美穂、3D監督:遠藤誠、3Dテクニカルディレクター:須藤悠、モニターワークス:吉祥寺トロン、特殊効果:村上正博、撮影監督:田中宏侍、編集:浜宇津妙子、音響監督:明田川仁、音楽制作:ランティス

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