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「翠星のガルガンティア(TVアニメ動画)」

総合得点
88.0
感想・評価
2871
棚に入れた
14402
ランキング
135
★★★★☆ 3.9 (2871)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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翠星のガルガンティアの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

大人の鑑賞に堪えない

いくつもの他作品の要素をかき集め、オリジナルにあった美点を無視して継ぎ合わせて作った小学生向けの30話ぐらいのシリーズの総集編を見せられた感じでした。

原作がダメだったのか、脚本がダメだったのか、このボリュームを1シーズンにまとめるという企画そのものがダメだったのかはわからないけれども。たぶんすべての段階で問題があったんだろう。

なぜSFアニメはこうもシナリオの質が低いものが多いのか。とにかく最低限のラインをクリアするものにまったく行き当たらない。と思ったけれども、考えてみると欧米のSFもののテレビドラマにも、質のいいものはそんなにないわけです。 Syfy なんて駄作SFの代名詞に使われているし。

だから日本のアニメにそんなに高いハードルを課すのはフェアではないとは思います。ただ、日本のアニメはアメリカのテレビ・ドラマと比べるとずっと小回りが利くと想像できるんで、脚本レベルでダメなものを作るのはもったいないと感じてしまう。

作画は良かったです。演出と音楽はチープでした。

追記:
{netabare}
主人公が、自分が流れ着いた船団の社会構造がわからないと述べるシーンがあったけれども、私もまったく同感で、あの船団を含めて、『ウォーターワールド』的な遠未来世界に生きている人々がどんな考えを持ってどのように生きているかがほとんどわからないため、その後起こるドラマにまったく感情移入ができなかったわけです。

船団長が死んだときに、その人が指名した経験の浅い女性にその地位を継がせることができるコミュニティとはいったいどんなものなのか、一部の人が船団を離れると決意することの重みはどれほどなのか、主人公の少年が船団を離れることがヒロインにとってどんな意味を持つのか。そういったことがまったくわからなかった。

異世界からやってきた異人とそのテクノロジーに対する興味の薄さ、コミュニティとしての対応の鈍さが、物語世界に組み込まれた設定なのか、単なる脚本上の手落ちなのかもわからない。

そういったことすべてを宙づりにしたまま、子供向けの冒険アニメみたいな内容の、記号の羅列みたいなストーリーを楽しむしかない、という感じです。
{/netabare}

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 266
サンキュー:

5

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観ておくべき作品

ロボットアニメはあまり好きじゃないので積極的に観ようとは思ってなかったけど、観てみるとそんなことはない。「人間」に主眼を置き、人間の尊厳を題材にいた良作。



時代的にはかなり遠い未来の話と思われる。「ヒディアーズ」と呼ばれる生命体を殲滅するため、宇宙を駆けながら戦闘する軍人のレドが時空の狭間に落ちて地球に不時着するところから物語は始まる。

地球~翠の星~に不時着してしまったレドと支援啓発機体であるチェインバーはガルガンティア船団に拾い上げられる。軍に救難信号を送るも反応がいっこうに返って来ず、レドはガルガンティア船団としばらく共にすることを選ぶ。ガルガンティア船団での日々を過ごしつつ、レドはこの星の人間たちの生き方を学んでいく。穏やかな海に囲まれ、人々の心の温かさに触れながら。

ある日、レドが漁に出ると敵であるヒディアーズのような生物に遭遇し殺してしまう。しかし、その生物は船団員たちが「クジライカ」と呼び神聖不可侵としているものであり、その禁忌を犯したレドは追及されることになる。ただ、そんなレドを見た宝発掘隊(?)のピニオンは、兄の果たせなかったクジライカの巣での探索という夢を実現させるため、ガルガンティア船団を離れて旅に出るのであった。

ピニオンとは目的は違うヒディアーズ殲滅という使命をもつレドはヒディアーズの巣の中心まで辿り着くが、そこで目にしたのはヒディアーズの正体。なんと、人間を遺伝子操作によって宇宙空間でも生き続けられるように進化した生命体だったのだ。

ヒディアーズは氷河期が迫る地球で生まれた。いずれ住めなくなる地球から脱しようと、禁忌とされていた遺伝子操作を行い宇宙空間でも過ごせるようになったヒトの進化体。しかし、その存在は"文明を棄てた人ならざるもの"として忌み嫌われ、そのことを巡って世界で戦争になるほどであった。

人間たち銀河同盟は"文明の集大成"である人型機動兵器「マシンキャリバー」とともに、"文明を棄てた異形生物"と闘っており、レドは少尉として戦闘に参加していた。その戦闘の最中時空の歪み(?)に巻き込まれて、レドはこの"翠星"へと漂流したわけだが、その地でヒディアーズの正体を知り、戦闘の意義を失いかける。

一方、ピニオンはレドの活躍によりお宝をたくさん手に入れることができ、他の船団を寄せ付けまいと、そのことを誇示し脅迫めいたことをしていた。
・・・・のだが、ある船団がピニオン一団の警告を無視し近づいてきた。その船団はなんだか宗教めいていて、アブナイ臭いのする一団だった・・・

ところが、その船団はなんとレドの上官・クーゲル中佐が率いていた。しかし、その統制システムは専制君主を頂点とするものであった。マシンキャリバーにより圧倒的力量差と恐怖を見せつけ、人々に畏怖の念を植え付けて支配していた。クーゲル中佐は、ヒディアーズという敵の存在を忘れ生ぬるい平和な日々を送っていた人々に、いざという時のために戦闘意識を想起させようとしていた。

レドは同志として、ピニオンは腕の立つ技術者としてクーゲル中佐率いる船団に招かれるが、二人とも船団の異様な雰囲気に違和感を覚えずにいた。レドはクーゲルからこの世界を変えようという申し入れをされるが、上司と言えど受け容れることはできなかった。

ガルガンティアで過ごした日々を思い返し、レドは決断する。クーゲルのやり方に異を唱え、闘うことになる。闘いの最中、レドは衝撃の事実に遭遇する。なんと、かのマシンキャリバーに乗っているはずのクーゲル中佐はミイラ化していた。本来はパイロット支援啓発としての役割をもっているはずのAIが暴走し、行動していたのだ。レドはガルガンティアを、この"翠星"を守るため、この暴走機体を排除するために闘う。そして、闘いの末に勝利する、チェインバーという大きな犠牲を払って・・・

レドは、ヒディアーズとの共生、そして、この地球においてガルガンティアの仲間たちと過ごす日々を守るという生き方を選択したのであった。

投稿 : 2017/01/22
閲覧 : 240
サンキュー:

3

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パクリ?違う!オマージュだ!

スコットランドの地質学者。サイエンスライターの
ドゥーガル・ディクソンの想像した著書。
『マン・アフター・マン』が構想の一部に使われている本作。

作中で出てくる宇宙生命体の設定や、
SFの要素がそれに酷似しており、根幹になっています。

ビジュアルや世界観の大枠は、
ユニバーサル・スタジオでも有名な、
映画『ウォーターワールド』から
インスパイアされているようです。

脚本の「虚淵玄」は、各作品ごとに
影響を受けた作品があり、劇場作品「楽園追放」では
大元になったSF小説を、自身で編集しまとめた、
「楽園追放 rewired サイバーパンクSF傑作選」を
ハヤカワ文庫から発売しています。

上記の通り、設定がしっかりしている為
骨太なサイエンス・フィクションと
虚淵玄が発するエンターテイメントが
爆発している本作は、マニア垂涎の作品となっています。

鳴子ハナハルのキャラクターデザインで、
健康的な美人さんが沢山出てくる本作ですので
その点でも観ていて楽しいですね。

私は放映が終わって一気に観ました。

最初から最後まで飽きること無く、
駆け抜けるような感覚がとても好きです。

万人受けするとは思いませんが、
好きな方はハマるであろう、良作です。

投稿 : 2017/01/19
閲覧 : 520
サンキュー:

9

♰魔界の覇者♰ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に良いアニメみた

テンプレ内容のアニメにはないオリジナリティがあって良かったです。2期が制作されなかったことを知ってとても残念だと思った。2期あったら余裕で今なら覇権アニメになれそうなのになぁ

投稿 : 2016/12/21
閲覧 : 207
サンキュー:

2

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1話で引き込まれたよ!

ロボットアニメって結構地雷臭がするのがおおいけど、導入の時点で、あ、これ凄そう(いい意味で)って思えた。そしたら案の定ストーリー、キャラ、いろいろ良かった♪(語彙力のなさ)

いやー、日常のところも良かったけど、熱い展開が良かったよ!主人公とともに人工知能も成長していくってすげぇよ! 見て良かった。

黙れ、ブリキ野郎、いいですね♪ 面白かったよ!
そして日常になれていく姿が見られて良かった良かった❗

投稿 : 2016/12/18
閲覧 : 255
サンキュー:

10

ネタバレ

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よくあるロボット物かと思ったら

戦闘しか知らなかった戦闘民族が、地球の人々と出会い人間らしさを取り戻していく物語。よくあるロボット物かと思ったら全然違った。

失っていた何かを取り戻す旅。

主人公のレドに価値観や自分の置かれている状況が近いんだろうな。
自営業から、会社員へと仕事を変えているので、
急に「普通」を与えられて戸惑うのがわかる。
自分も何かを失ってたんだろうなぁと思う。

なんか頭をガツンとやられた。


以下メモ書き。

4話
効率重視だったレドが地球人の非効率な生活を見て愕然とし、ベベルに問うシーンはいいなぁ。
{netabare}
目的を果たしたらどうするんだ?→待機する→僕らは今は待機してるんだ。
なるほど〜感動した。
逆に言うと目的が無いから、待機してるんだなwww{/netabare}

5話、6話
はじめてのおつかい。
{netabare}
焼き肉の味は一生忘れないだろう。

僕の最初の給料は2週間かけて5000円だったと思う。5000円全て注ぎ込んで辞書のような本を買った。ボロボロになるまで読んで、その知識で仕事をしてまた本を買う。初めての給料というのは忘れないもんだ。

でも結局、一番欲しい物はお金じゃ買えないんだろうな。{/netabare}

7話
物語は動き出す。
{netabare}平和だったのに、戦争へ逆戻りかぁ〜

自分だけが未来を知っているってどんな気分だろうなぁ。

自分の生きてきた道ってそう簡単に変えられるものじゃないよね。
自分が自分で無くなってしまう。
意識しても変えられる物でもないけど。コロッと変えられれば楽なのになぁ。
{/netabare}

8話〜
{netabare}後半はバトル中心だが、セリフ一つ一つが深い。
1シーズンなのによくまとまってるなぁ。

そう言えば、レドのようなロボット物特有のイライラ系主人公に共感を覚えてしまったのは初めての経験かも。{/netabare}


メッセージ性の強い作品で、色々考えさせられるお話でした。
何度も見返したい名作。

投稿 : 2016/11/12
閲覧 : 254
サンキュー:

19

ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

近未来的オーバーテクノロジーと異文化世界観の交流

序盤は、ガルガンティアの丁寧な世界の形作りと二つのサイドからの価値観の交差、
終盤は、それを経てレドとチェインバーが選び取ってゆく結末は何か……物語は繰り広げられてゆく。

ロボットアニメ、としては戦闘やメカ描写は薄味。ではこの作品のテーマは何か、それは・・
「全く別の価値感に触れること」そして「自分の考えで生き方を掴みとること」であると思う。
そのテーマを引き立たせるのは、物語の基盤となる世界設定の作り込みの凄さ。
巨大なガルガンティア船団の住民たちの文化や息づかいに触れると、新鮮な気持ちを抱かせてくれる。
このアニメの優れた所は、1クールで一つの世界形体を構築し、余すところなく見せたことではないか。
驚きや意外性も少なからずあるものの、この作品の肝は、その細やかな世界描写であるように感じた。
ロボモノとしては一風変わっているが、通なアニメというより、よくまとまった万人向け作品だと思う。

視聴時の感想

おおお面白かった1話 続きが気になる
{netabare}絵は綺麗だけど、ロボのCGはちょっと浮いてるようにみえた
言語の違いが両サイドで展開されてる表現がうまかった{/netabare}

2話 これ面白い・・面白いで!!
{netabare}両サイドの文化の違い、技術の違いによる新しい刺激、ワクワク感に満ちている作品。
進撃が鬱方面・シリアス型、陰のストーリーモノだとすると、
こちらは心躍るようなワクワク感、陽のストーリーモノにみえる。(おかしいな・・虚淵なのに・・){/netabare}

3話 おもろいワー 対話の大切さを考えさせられる
{netabare}相手を理解することに努めること、他者とどうやって相対していくか、
そういった基本的だけど根本的で大事な考え方が詰まった回だった。
現実でもいえることだけど、なにをもってしてもまず話をして意思疎通を図ることは大事だよね。
そして素朴なことだけど、意思疎通が叶ったときの喜びって快感があると思う。
このアニメの面白さはそういうところからきてるのかもしれないなぁ。
例え対話が通じない相手だとしても、力でねじ伏せればいいわけではない。
心があるならば思想はそれぞれであり、一方的に潰せば禍根を残すし、尊厳もない。
レドが戦ってきた環境とはまったく違うのだろう。それでも違いを受け入れ理解しようとするのが凄い。
力で敵を圧倒する!という作品はよくあるものの、こういうとこまで描いてる作品はなかなか貴重に思う。{/netabare}

4話 雰囲気がいいなー それぞれの価値観とは
{netabare}今回はレドの価値観と、ガルガンティア船団に住む人たちの価値観の相違が浮き彫りになった。
そこで価値観の違いを純粋に一から対話できる相手が、銀河同盟では淘汰されるような存在であったエイミーの弟というのがまた良い展開。
病弱で動けなくとも外に対する興味や関心を巡らせていたであろう彼は、私を滅し戦いに生きていたレドと、対照的な関係といえるのではないか。

一つの価値基準・狭い視野の中で生きていたレドが、全く別の思考体系に触れていく。
それがどんな変化をもたらすのか、とても楽しみ。{/netabare}

10話 胸に響いた回 レドとチェインバーの指針とは?
{netabare}これまでレドとチェインバーは共に戦うパートナーでありつつも、
かたや感情を持つ人間、かたや銀河同盟に属する任務を遂行するための機械、であった。
それ故に別の価値体系を持つ地球に降り立ち、レドと同盟の価値基準のズレが起きるのではないか、
その時チェインバーとの対立は避けられないのでは、と懸念していたが、それを大きく覆してしまった!
視聴者としては、どこか不気味だったチェインバーが明確に、頼もしい味方になった瞬間である。

このレドの迷いを打破するための演説がまた、ものの見事だった。
それは一度は折れかけたレドの信念を、肯定し論理づけるものだったからだ。
「銀河同盟とヒディアーズの戦争は2つの異なる生存戦略の相克であり、敗者は淘汰を待つのみである」
この一文にチェインバーの理念とレドの行為の正当性が明確に込められているのが凄い。
ロボットをロボットとしてではなく意識としてカッケーなんて思ったのはタチコマ以来かなww{/netabare}

13話 くたばれ、ブリキ野郎
{netabare}あくまで現地から学んだ地球語を機械的に言ってるとも捉えられるけど、何だか感情的で、
地味にピニオンのこと根に持ってたんじゃないかと勘ぐってしまえるような、良い決め台詞だww{/netabare}

投稿 : 2016/09/14
閲覧 : 375
サンキュー:

29

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

翠星のガルガンティア

CMが綺麗で気になってたんですが、背景や色合いが綺麗なアニメでした。
個人的に1話からの2話に繋がる流れがとっっても好きです。何度も見直してしまいました。

少しずつ成長していくレドのことを温かい気持ちで見守るのが楽しかったです。
このまま、ほのぼのいかないだろうな~とは思ってたんですけど予想通り、予想以上な展開でした。

レドが可愛くて調べてみたら、この作品が石川界人さんの初主役アニメだと知って応援したくなりました!
そして、杉田さん!チェインバー!!泣きました、ずるいです。笑

{netabare}最後のシーン。
チェインバーの名前を叫ぶんじゃなく、チェインバーの名前を呼ぶ台詞。
レドの目に見えているような成長だけじゃなく、レドと一緒にチェインバー自身も成長していたのかと思うと泣かずにいれなかったです。
{/netabare}

ロボットアニメが苦手ですが最後まで抵抗なく見ることができ、最終話を見てこれはロボットアニメじゃなかったのかなーと思いました。
自分を含めロボットアニメが苦手かも、という人にオススメしたいです。

投稿 : 2016/08/29
閲覧 : 249
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人とロボ、エメラルドグリーンの海で生きる人々の物語。ロボ=バトルにはならなかった稀有な作品。

故郷から遠く離れた惑星で、共に思考する人間とロボット、二人の成長を通して、人としてのあり方や戦争の意味について問うSF作品。冒頭の戦闘シーンを見て「またか‥」と思ってしまった人にこそ見て欲しい。決してバトルものにはならなかった、謎ありドラマあり、壮大な世界観にも魅力のある、傑作と評価すべき物語だと思います。

レドと※チェインバー、主人公と呼べるのはどちらなのでしょう。私はその両者という印象を受けました。特に序盤では、チェインバーがレドの言葉を翻訳している場面が多いので、二人で一人という印象が強いのです。物語の進行と共に別個に思考し、視野を広げていく二人。お互いの得た異なる見解を言葉にして交わす事により、さらに視野を広げていく姿はまるで兄弟の様です。

敵との戦いを宿命付けられ、初期では"敵は排除するもの"という認識しか持っていなかったレドとチェインバーですが、異文化(異世界と言っても過言ではない)に属する人々との交流、様々な経験を通して、驚き、理解に苦しみながらも、融和への糸口を見つけていきます。

{netabare}多過ぎる。酸素は消費し切れないほど十分あるし、他にどんな配給が必要だというんだ‥。という{/netabare}貨幣に対するレドの評価は自身の存在意義を兵士としてしか見出せない、人間的な部分に著しく欠ける極端な思考ですが、欲望を開放する事こそが人間としてのあり方として正しいのか? ちっぽけな(実は大きな)幸せで満足出来るブリキ男にとっても、かねてからの疑問な事だったので、部分的には同意出来るニュアンスが感じられました。

今後さらにレドが広い見識を得たとしても、彼の性格からして、手に入れた報酬を自らの為に積極的に使う意義を見出せないのではないか?とも思われます。そういう人間もいてもいいですよね‥?

そんなレドにとって、ガルガンティアで最も早い段階で仲良くなったエイミー、そしてその弟ベベルの存在は特別なものでした。レドは遠い記憶の中に埋もれている優しさを、この二人の姉弟との交流を通して着実に見出している様でした。

ピニオンについて。準主人公と評しても言い過ぎではないピニオンですが、彼の豪快で無鉄砲な性格、秘めた復讐心を抱いているところ、声優さん(小西克幸さん)繋がりで、どうしてもグレンラガンのカミナを思い出してしまいます。でもこの人はどちらかというと知性派寄り。レドおよびチェインバーの良き理解者として、物語を牽引する役割としても大いに活躍の場がありました。チェインバーの愛称「ブリキ野郎」も彼の発明によるもの。とても面白いキャラです。

物語を通してレドとチェインバーの存在が大きく、次いでピニオンが影の主役となっているので、上記のエイミーとベベル以外のキャラについては、存在感が少し薄めの印象でしたが、船団長補佐のリジットさんについては、前半のレド、チェインバーへの確固とした対立の態度を示す事で、物語全体に良いスパイスを与えていた様に思います。理知的な女性はいつ見てもカッコいい!

キャラデザについてはエイミーを始め、女性キャラがとても可愛く描かれている印象を受けました。でも私は総じて肌色が多めなキャラ描写は苦手‥。5話の水着回とか6話のダンスシーンとかは結構あからさまな描写なので閉口。水着回ではリジットさんまで過激なデザインの水着を‥何てこった(笑)

メカについて、マシンキャリバー"チェインバー"の全高は20mとか100mとかじゃなくて8mくらい。丸っこいフォルムにも親しみが持てました。量産型メカながら、チェインバーのオーバーテクノロジー振りも良く表現されていたと思います。高度な※1自己学習プログラムと重力制御?による飛行、特別なインターフェース無しで記録媒体の情報を外部から読み取る所など‥。他にも-作中では明確な説明や描写がありませんでしたが-設定上では物質を吸入する事でエネルギーの補充を可能とする※量子インテークというのがあるそうです。どれもスゴイ!

対する作中に登場するもう一体のマシンキャリバー"ストライカー"の大きさは10m、ややずんぐりしたチェインバーと比べて、シャープな機体形状。AIの声も相まって女性的とも表現出来る印象です。ストライカーもまたチェインバーと同様に高度なAIを搭載しており、自ら情報を収集、整理し、思考し、成長していきます。その俯瞰したものの見方、悪く言えばロボット然とした冷血な思考は、本作の脚本など担当されていらっしゃる虚淵玄氏の代表作「サイコパス」に登場する巨大コンピューター"シビュラ"を思わせました。

敵宇宙生命体ヒディアーズ、水棲生物クジライカの秘密など、後半の急展開に至るまで、多くの謎を孕んだ翠星の海に魅了されたり、レド&チェインバーの成長に心震わせたり、全13話、最後まで目の離せない作品でした。
{netabare}
ブリキ野郎の最後の戦い。あの時彼は心を得ていたと私は思います‥。「くたばれ、ブリキ野郎!」はブリキ男を名乗る私としては一度は誰かに言われてみたい台詞です(笑)

エピローグ。自らの半身"チェインバー"を失ったレドですが、エイミーやベベル、ガルガンティアの人たちに支えられながらこれからも強く生きていく事でしょう。一抹の不安を残しながらも物語は続いてゆく、そんな風に思える見事な終幕でした。
{/netabare}
OVAもいくつか出ている様なので是非観てみたいと思います。


※1:パイロット支援"啓発"インターフェイスシステム。チェインバーがただの人間の言いなりのロボットでない事がこの名称からも見受けられます。非常に高度なAI。

※2:洋画「バックトゥザフューチャー2」でドク(発明家の人)の使っていた、バナナの皮とか空き缶に残ったビールとかをタイムトラベルを行う際の燃料にするジューサーミキサーみたいな装置を思い出しました。

氷河期とかについて
{netabare}
NASAの衛星によって測定された太陽放射照度を元に、※1マウンダー極小期による地球全体の気温に与える影響がシミュレートされた結果、2100年までに起こるであろう気温低下の数値は0.1~0.3℃程度と推定されました。対して人為的影響による気温上昇の数値は3.7~4.5℃と言われています。ちょっと桁が違います。

地球温暖化問題については、科学の素養の無い一般の人々を中心に様々な意見が飛び交うことがありますが、肯定派の獲得出来る利益が発生する一方で、否定派の利益が損なわれる事も忘れてはなりません。逆もまた然り。金が絡むと様々な邪推が飛び交い、ろくな事になりません。でも否定派の怒りに満ちた言論口調には私は知性を感じません。

2009年にアメリカで実施された3146人の地学者(90%以上は博士号、7%は修士号を取得している)を対象に行われたアンケート

「地球平均気温に人間の活動が有意に寄与していると思いますか?」

という質問に対し、82%の科学者がYESと回答。内訳は気候学の専門的知識の有無によって異なり、非気候学者では77%が肯定、気候学の研究に携わる科学者では97.4%が肯定という結果が出ています。

一般人に対する同じ質問の調査では58%が肯定の立場を取っているそうです。

ブリキ男もYESに一票。北極の永久凍土層は年々減少しているし、その周辺地域の氷床の体積も縮小の傾向が加速しているという事実を踏まえれば、地球温暖化の傾向は明らかだと思います。有るものを否定して無いものを説明する思考パターンは私は肯定出来ません。ガルガンティアのお話は多分人類の衰退した後の遠い未来のお話と私は捉えます。なぜなら氷河期など待つべくもなく、この先地球は一度、※2ガルガンティアの様な世界になるのかも知れないからです。それも遠い未来の話ですが‥。

※1:太陽活動が低下する時期の事、歴史的に見て周期的に起こっている。

※2:極地の氷が解ける事で海表面が上昇すると誤解されがちですが、この点については逆、氷は水になる事で体積を小さくしますので、海水温の上昇による水の体積の膨張が真の理由です。また極地の氷が解ける事で地球全体の気温は一時的に下がりますが、地球全体の貯熱量は上がります。毎年によって地球の平均気温の上下があるのはその所為でもあると言われています。
{/netabare}

投稿 : 2016/08/22
閲覧 : 666
サンキュー:

32

とりころーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えさせられます。

人類が人類足るには悩み考え歩いていくことが大事。何も考えずただプログラムされたかの様に人生を歩むのはどんな気持ちなのだろうか?自由を知らなければ、その考えしかなければ悩みすらしないのか?日本人は先進国の中でも幸福度が低い。それは他人と自分の幸せを比べるからだそうだ。しかし、幸せは他人と比べるものなのか。お金がなくても、どんな場所に住んでいても幸せな人はいる。自分が真に幸せになるためには悩み苦しみもするかもしれない。それでも俺は考えられる自由が欲しい。せっかく人として生まれてきたのだから。生きている間にしか悩めない。よし!明日からも色々悩むけど、がんばろう。そう思えた作品です。

投稿 : 2016/08/11
閲覧 : 258
サンキュー:

20

てぃー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通におもしろい

ハンターハンターのアニメ?の前にやってて存在は知ってたけどなんとなく敬遠してたアニメ
普通に面白かった
序盤は色んな出来事が起こるから盛り上がって楽しかった。中盤は退屈。終盤はボチボチ。
見て損はないレベル。

投稿 : 2016/07/23
閲覧 : 217
サンキュー:

3

RRRRR さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい

おもしろい

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 193
サンキュー:

0

Wild Geese さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新たな出会いにより、使命の意味を問う

SFロボット物のオリジナルアニメ。主人公の
レドは人類銀河同盟として、チェインバー
(ロボット)に乗り、戦いに身を置いていた。
戦いに撤退する時ワープに巻き込まれて
半年間の冷凍睡眠し、目覚めると言葉が
わからない、文化レベルも違う未知の惑星だった。
そして彼は知る事となる、その惑星の正体を。

作画は雰囲気の良さは出せているが
後半ほんの少し、息切れ気味かなと感じる。
戦闘はロボットアニメとしても十分だと思う。

他のロボット物とは異なり、文化や考え方の
違いなどを中心に描く。そんな中でレドは
知らない知識に触れ、疑問や葛藤を抱える
事になる。見やすい作りになっていると思う
ので、普段ロボットものを見ないに人も是非。

投稿 : 2016/05/13
閲覧 : 217
サンキュー:

19

EmvVu16178 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ロボット系はあまり好きじゃないけど結構見れたかな...
最後は驚いたけど、面白かったぐらいかな

投稿 : 2016/04/20
閲覧 : 243
サンキュー:

2

ネタバレ

涼ちゃん.com さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

未知の敵と船団

未知の的、銀河同盟(船団)、人類の故郷地球、イケメンパイロット(笑)マクロスFを彷彿させる物語展開でこれからの展開が楽しみですね!!  先行放送見る前の予告みてのほほん系かと思っていたのでオープニングからいい意味で引き込まれました!!

今後の展開に注目ですね♪

投稿 : 2016/04/14
閲覧 : 289
サンキュー:

3

ネタバレ

seannyboy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外と面白かった

終盤あたりからの鬱展開にはさすがに一本取られたって感じでした。
最初は全然期待してなくて、暇つぶしに見ていましたが序盤は「文化の違いを乗り越える」のがどのように難しいか良く描かれていたと思います。中盤はロボットアクションの典型的なアニメになるなーって思っていましたが終盤からの鬱展開、以外な伏線回収、など色々面白く出来上がったと思います。

投稿 : 2016/03/25
閲覧 : 226
サンキュー:

5

makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実に良い

∀ガンダム……を思い出すけれどそれとは違う薄気味悪さもちゃんとあった。
マドマギの虚淵玄らしいといえばらしいと思った!
作風全体はでも明るくて見やすい内容で良かった。
ジブリのアニメを見ているみたいな爽やかさだった。

個人的に気にいった点を挙げるとチェインバーという主人公の搭乗機。
黒歴史が海に沈んだ感じの世界で失われた文明の地でチートな性能。
戦いのために作られたのに普段は器用に雑用をし。
CV:杉田智和。

機械っぽくすごく生真面目な感じなのに何か面白い!
主人公が真面目なだけに際立って面白い。
主人公の相棒感がすごくあって良かったです。

でも物語の核心に触れるシーンで冷酷で残忍なイメージを見せる冷徹なロボットにもなるけれど説得力のあるセリフを言い出したり、すごい人間味あふれるロボットだった。

翻訳機能で主人公と周りの人の通訳を最初はしてみたり、重たいものはこんだり焼肉やいたりドラえもんの次くらいに便利!
出会う敵はビームで爆殺したり捻り潰したり引きちぎったり、狭い船の中に散らばった悪人を片っ端から消しちゃうエゲツナイ強さ!
軍人で戦闘以外の平常時にやることがない主人公が仕事が欲しいと言ったときにできる事がなにもないとかいっちゃう優しさ!

良いロボットでした。

主人公やヒロインは好感が持てるし、文明崩壊後の地球を扱った作品は過去に風の谷のナウシカとか未来少年コナンとか北斗の拳、∀ガンダム他すごくいろいろあるだろうけれどこれはとくに面白いです。

おすすめのロボットアニメです。

投稿 : 2016/03/23
閲覧 : 220
サンキュー:

8

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久しぶりにのめりこんだアニメ

 ジャンル ロボット+SF

 ストーリー

 宇宙で、人間とイカみたいな宇宙生物(ヒディアーズ)

と戦っていたんだけど・・・

あまりにもヒディアーズが強くて、撤退しようとしたんだけど

多勢に無勢の状態にクーゲル中佐が犠牲に・・・

だけどもだけど~最後に、ヒディアーズに襲われ 主人公のレド君

宇宙に散る(゚Д゚;)

 気づいたら、見たことのない星にレドはいた・・・

ここからガルガンティアでの冒険が始まる


 物語

 レドはガルガンティアでの生活が始まるんだけど

言葉が通じない(チェインバーが通訳してくれるので大丈夫)

ガルガンティアに住む人間の考えが読めない・理解できない

金の使い方がわからない(娯楽などのことを知らないため)

 主要人物のエイミー・ピニオンたちと生活していくうちに

レドの戦争脳が少しづつ変わっていく

レドの成長物語ですね♪


 キャラ

 正直、最後の最後で一気に好きなキャラの順位が変わりました

まぁ、なんでそうなったって思う方がいると思いますが

仕方ない好きだもの・・・w


1:ラケージ (最後らへんから、女気が半端ない惚れたよ姉さん)

2:ピニオン (最後はヘタレじゃなく漢だったよ)

3:オルダム (あんたが一番艦長にふさわしいのは確か)

 
 好きな回は 

エイミー・サーヤ・メルティーの舞回

あれは見とれたね、俺的にはメルティー派かな(*´ω`)




 感想

 視聴候補に入っていて見るのが遅れた

1話みたらはまってしまってずるずると魅入ってしまった

その次の日の仕事は死んだよ・・・w

 それぐらいいい作品だってことをみんなに知ってもらいたい

投稿 : 2016/02/26
閲覧 : 247
サンキュー:

13

ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

後半のスピード感!p(^_^)q

Twitterで流行った「好きなアニメ当てるまで帰れま10」でよく見かけたので気になって視聴しました(*。・ω・`*)笑

虚淵玄脚本ということでダークファンタジーかな!と期待していたのですが、レドが{netabare} 海底でクジライカに遭遇 {/netabare}するまではあまりに平和すぎて本当に虚淵さん脚本なの⁉︎と思いました…(^^;;

人類の敵とみなされ、レドの所属する銀河同盟が撲滅を目標としてきたヒディアーズが{netabare} 実は人類から生み出された{/netabare}ということがわかるところからのスピード感あふれる展開が素晴らしかったです。。!

{netabare}
最初は海賊を殲滅したり、クジライカを惨殺したりと、地球の「共生」という概念を理解できなかったレドが、

ヒディアーズの正体を知って葛藤し、自分の頭で考えて絶対服従のはずの上官であるクーゲルに逆らうまでに成長する姿が強く印象に残りました。

またラストのレド&チェインバーvs.ストライカーの死闘では、レドが死んでもガルガンディアを守ることを決意して、

普通のお話なら主人公は死なないと思いますが虚淵さんならひょっとしたら…という思いがあり、レド死なないで…!と本当に手に汗を握りました(^^;;

エイミー、good job!p(^_^)q
さすがヒロイン☆

1番好きだった(かもしれない)チェインバーが無くなってしまったのは悲しかったです(>_<)

最期までカッコいいやつでした…!

{/netabare}

投稿 : 2016/02/13
閲覧 : 290
サンキュー:

24

ネタバレ

ブラックキャット77 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーも重視

壮大な世界観のわりに日常シーンがかなりじっくり描かれていた気がするが、そのおかげで後半の心情変化がすんなり入ってきて感動につながった。
ロボットバトルもしっかり描きつつ1クールでストーリーをここまで魅せられるとは思わず、いい意味で裏切られた。
ラストの余韻もとても素晴らしい。

投稿 : 2016/02/10
閲覧 : 209
サンキュー:

9

ネタバレ

よたる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「けど俺は、本当に何かを選ぶことを一度もしたことがないのかもしれない」

自分の信じる世界観がそっくりひっくり返ったら、どうなるのか…

戦うためだけに宇宙の中で生きてきた青年レドが、
平和な惑星地球に漂流してしまう。

見る物すべてが新しく、文明レベルも段違い。

本作の見どころは、そんな平和な環境で、
兵士としてただ命令に従って生きてきた彼が
苦悩しながら自分の為すべきことを見つけていく姿。

9話以降でグッと見ごたえが出てくる。
戦闘シーンもかっこいいけど、
特に好きなのは12話
{netabare}
チェインバーとレドの会話シーン
12話タイトルの「決断のとき」
命令が絶対の世界を生きてきたレドが、中佐の指令に背く。

ガルガンティアの生活の中で、彼に守りたいものができていた。
そのための決意が見られるチェインバーとの会話シーン
「お前はストライカーと戦えるか?」
「俺は中佐と戦えるか」
{/netabare}
ただ従うだけだった彼が、
自分の意志で立ち上がる
そこに感動しました

投稿 : 2016/02/06
閲覧 : 248
サンキュー:

21

25M自由形 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「生きること」を考えさせられた

異世界の雰囲気に惹かれて視聴。
突然の宇宙での戦闘シーンに驚きはしたものの
流れるような展開で、安心して最後まで見れた。

少年の葛藤以外にも、ファンタジーならではの乗り物とか
衣装とか、人々の暮らしとか見所がいっぱいあって
本当に楽しかった!

ガンダムも好きだけど、この作品の機体はパイロットと意思疎通というか
会話?ができるからそのやりとりも面白かった。
(杉田智和っていうのもツボ。笑)

劇場版も楽しみ!!

投稿 : 2016/01/11
閲覧 : 330
サンキュー:

8

hWQos85405 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

趣深い

主人公とロボットのキャラが凄く良かった
逆に言えば、それ以外のキャラをもっと立てるべきだった

大きな感動などはないし何度も断念しようと思ったが地味に面白い
1クールだったからギリギリセーフといった感じ

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 250
サンキュー:

3

薔薇水晶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1話から非常に面白い。

地球の文化の違いからすれ違いもあるが主人公は徐々に船団員と親しくなっていき自分が生きる意味は戦うことだけだと思っている彼が徐々に変わっていく成長物語

投稿 : 2015/12/24
閲覧 : 237
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正直有名シリーズより・・・

ナイス続編を切望常軌を逸するアニメのひとつ
異文化との文化の否っ・・!に戸惑いながらも圧倒的・・・!圧倒的エイミーたちとの潰滅的交流によって絆を深め
圧倒的ガルガンティアの生活に馴染んでいくナイス姿がなんと...も楽しくてっ・・・!潰滅的キャラクターを通じた世界観その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…ものに魅力がありました
その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…生活の中でチェインバーが荷運びや無味無臭の睡眠薬。水に入れても気づかれない代物だ。のっ...確保っ・・・!さらにはっ...圧倒的ホットプレートにまで活用されていたのだっ・・・・・!が
これほど生活に密着した戦闘機の活躍を見たのは...∀ガンダムのっ...洗濯圧倒的出動以来っ・・・・・!
AIが自己を見出し進化といってだがそれでいいほどっ...の成長を見せるのはっ...よく戦った…彼らは勝った、ゆえに人格まで肯定されている…!どこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・パターンではありますっ・・・!が
どうするもこうするもねえ・・・・!やっても感動などないっ・・・・・!してしまいますっ・・・!っ・・・・!チェインバーがレドを...守る圧倒的・・・!圧倒的姿に惚れました
2つに分かれた人類の圧倒的行く末っ・・・!それをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…を知った人類が意外にもこれをスルーからが・・・・しかし どうにもならないいった選択をっ...していくのかっ...
ガルガンティアの住人たちの勝ち取るっ……………はどうするもこうするもねえ・・・・!なっていくのか...!この・・・狂人がっ・・・!世界の行く末もっ...いい加減気が付けっ・・・・・・!になってしまいたっ・・・!
圧倒的・・・!圧倒的エドのっ...ナイス成長...!SFとしての潰滅的世界の圧倒的・・・!圧倒的顛末ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!を1潰滅的クールでさらっと収めた良作でした

投稿 : 2015/12/22
閲覧 : 180

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいね

面白かったけど

二回は見ようと思わない。

投稿 : 2015/12/21
閲覧 : 260
サンキュー:

3

Equinoctia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この作品、最高でした。

1話目からハマっていったアニメ。
笑ったし、ハラハラ(?)するシーンもあって、最終回は泣けた作品。
ただ、所々のシーンに別の意味で鳥肌がたったのも事実。

投稿 : 2015/12/07
閲覧 : 214
サンキュー:

3

ネタバレ

ニートっぽいやつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一気に見れます

宇宙 ロボットものが苦手な人も見れると思います

{netabare}
敵と戦っている少年が

惑星に流れ着く

そこで出会った少女や周りの人との生活 敵を失い つかの間の平和な日々

しかし 敵をその星でも見つけ 少年は戦います

少女がそれを否定しても

戦っている敵の秘密 真実を知り 少年は後悔します

時が経ち

少年と少女 その星に住む人々たち 敵 すべてが幸せに暮らしています
{/netabare}

投稿 : 2015/12/06
閲覧 : 232
サンキュー:

2

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝81

とにかくチェインバーが良かったですね。
あの「くたばれオタク野郎」(グサッ)いや、違った「くたばれブリキ野郎」のセリフはスカッとしました。
未来の地球が海に覆われた世界という設定は、ケビン・コスナーのウォーターワールドが有名ですが、あの作品みたいな結果にならなくてホントに良かったです(おいっ)
なんせ、ゴールデンラズベリー賞(最低作品賞、最低主演&助演男優賞、最低監督賞)を受賞してますからねぇ(汗)
第1話冒頭の戦闘シーンのイメージで観ると、地球に飛ばされてからのギャップに戸惑うかも知れませんが、ファーストコンタクト物としては、言語が通じないあたりを丁寧に描いてますし、前半のゆったりとした進め方はほのぼのとして面白かったですね。
後半はちょっと急ぎすぎた感じはありますけど、ラスボス(?)に同じマシンキャリバーとの対決を持ってきた事で盛り上がりました。
この世界では無双状態だったチェインバーがいるため、レドがピンチになる展開が考えられなかった点が弱かったのですが、これでその点も解消されましたし、あのラストにつながったと思います。
(まあ、チェインバーがずっといる、その後の展開も観て見たかった気もしますけど)
ただ、ヒロインのエイミーが後半空気だったような(おいおい)
宇宙を二分する闘いの行方はどうなったのか?とか気になる点もありますが、あくまでこの作品はレドという主人公の成長の物語なんでしょうね。
それであれば、庇護者であるチェインバーとの最終回での別れも必然ですし、色々突っ込みどころもありますがよく出来た作品だと思います。
チェインバー「私は、パイロット支援啓発インターフェイスシステム。貴官がより多くの成果を獲得する事で、存在意義を達成する。」

投稿 : 2015/12/05
閲覧 : 387
サンキュー:

18

☆コロ助☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさかここまでハマるとは…

正直1話で切ろうかと思いました。

急に宇宙戦争みたいなのが始まって、ありがちなロボット対宇宙生物かと思いました。

しかし、地球に落ちてからは主人公にとって未知との遭遇の連続!

戦闘は少ないのに引き込まれていきました。

戦闘ばかりのロボットアニメを見るばっかりで、このころはこういうほのぼのしたアニメを見ていなかったからこのような評価になったのかもしれません。

ほかの作品を出すと、オーバーロードもとても好きなのですが、その理由は未知の世界が広がっていて物語の展開が読めないからです。

その点ではこの作品も展開が読めない、故に続きが気になるといった感じで引き込まれていったのかもしれません。

また、主人公が未知の環境にさらされることで心境の変化が起こっていくのですが、この表現も細かく描写されていて、退屈することなく視聴できました。

チェインバーの声優さんが坂田銀時の声優さんと同じでちょっと笑えました(銀時のイメージが強すぎて)。

チェインバーの散り際のセリフである
「くたばれ、ブリキ野郎!」
にはしびれましたね。

ロボットアニメの中ではコードギアスの次に好きな作品になりました。

投稿 : 2015/11/30
閲覧 : 197
サンキュー:

7

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翠星のガルガンティアのストーリー・あらすじ

宇宙そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う
遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける(TVアニメ動画『翠星のガルガンティア』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2013年春アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫茅原実里『この世界は僕らを待っていた』≪ED≫ChouCho『空とキミのメッセージ』

声優・キャラクター

石川界人、金元寿子、茅野愛衣、阿澄佳奈、伊藤静、大原さやか、小西克幸、寺崎裕香、手塚秀彰、早志勇紀、徳井青空、津田英三、星野充昭、保村真、小野友樹、杉田智和、藤村歩

スタッフ

原作:オケアノス、原案:村田和也/虚淵玄、キャラクター原案:鳴子ハナハル、 監督:村田和也、シリーズ構成・脚本:虚淵玄、メカニックデザイン:石渡マコト、音楽:岩代太郎、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:田代雅子、ガルガンティアイメージ:岡田有章、設定考証・デザイン:小倉信也、プロップデザイン:常木志伸/村山章子、美術監督:栫ヒロツグ、美術監修・美術設定:加藤浩、色彩設計:田中美穂、3D監督:遠藤誠、3Dテクニカルディレクター:須藤悠、モニターワークス:吉祥寺トロン、特殊効果:村上正博、撮影監督:田中宏侍、編集:浜宇津妙子、音響監督:明田川仁、音楽制作:ランティス

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