当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「惡の華(TVアニメ動画)」

総合得点
65.0
感想・評価
1148
棚に入れた
4518
ランキング
3585
★★★★☆ 3.2 (1148)
物語
3.4
作画
3.0
声優
3.3
音楽
3.4
キャラ
3.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

惡の華の感想・評価はどうでしたか?

arias さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人を選ぶ奇抜な作風だが作品に合った素晴らしい演出

BSアニマックス無料放送枠にて
サスペンス/学園/恋愛/変態/ロトスコープ/原作漫画

◆議論を呼んだアニメ惡の華◆

2013年春アニメの、いや近年深夜アニメ界の問題作と言っていいだろうアニメ惡の華。全編ロトスコープで実写風のキャラクター画という不快さ。しかし決して目を引くためだけでなく計算された不快さだった。


◆二次元でありながら三次元◆

実写映像を撮影。その映像を元にトレースで描いたものをアニメーション化する。これがロトスコープという手法。
アニメ惡の華は実写映像を改変せずそのままトレースしている。トレースする際に顔のパーツだけ可愛らしい二次元風にするだとか、体型をスラっとさせるだとかそういう事を一切していない。描かれる何もかもがフィクションや美の希望がない、残酷な現実の世界だ。

演出もまたアニメ風ではない。アイキャッチもないし春日が空をとぶこともない。OPEDはキャスト制作陣の名だけが並ぶ。カメラ視点も人間が見ている位置で固定されている。まるで実写ドラマだ。


◆溢れる不快さ◆

アニメなのに実写ドラマを見ている感覚。佐伯奈々子も仲村佐和も原作絵からかけ離れていて、正直可愛くない。原作絵で動くのを期待していた人たちは失望しただろう。
暗く曇ったフィルターをかけたような背景も、メロディがなく低音の音楽も人を重くさせる。長ったるい背景の止め絵も歩行シーンもイライラさせる。

また、実写映像とアニメのコマ数(フレーム数)は違う。実写の場合一秒あたりのコマ数は30(TVデジタル放送等)。惡の華はリミテッドアニメーションなので一秒あたりのコマ数は8。ロトスコープで実写のようなものを見ているのに不自然にカクカクしているためとても違和感がある。

萌えアニメとは真逆。汚いものを見せている。心地よさはなくただただ不快さだけが残る


◆この不快さも惡の華には合っている◆

しかしこの不快さを感じるほどの雰囲気は惡の華にはマッチしている。惡の華は恋と過ちに葛藤する思春期の学生たちを描いた作品だ。モヤモヤした感情の思春期、山々に囲まれた街、誰も歩いていない錆びた商店街、『クソムシども』。閉塞感もうまく醸しだしている。
原作絵のタッチをそのままアニメーション化するのは物語の重々しさを表現できず生易しい印象になってしまうのを防ぐためだったんだろう。


◆制作陣の愛を感じた◆

ED後のエンドカード代わりに毎回、原作者の押見修造のコメントが入っていた。原作絵の改変に押見修造も承諾したということだろう。原作絵をぶち壊してでも原作惡の華の雰囲気を出したかったのだから、長濱博史にも押見修造にも作品への愛を感じる。


◆最後に◆

革新起こせるような素晴らしい作品を作れた。コアな(と言っては失礼かもしれないが)ファンというのもついたと思う。
ハッキリ言って商業的にはアニメ化は失敗だと思う。円盤もまず売れないだろう。
放送中も作品を評価する声はチラホラあった。けど評価するところまで行くためのハードルがあまりにも高すぎた。とっつきにくい作風で、春日高男の歩行シーンだけで切った人もいるだろうし。乗り越えれば面白いと思うのだけれども
造ることはできなかった。けど創ることはできた。

第十三話のラストは2期を匂わせるような幕の下ろし方だった。ぜひ放送できるよう期待しています。

投稿 : 2013/09/16
閲覧 : 272
サンキュー:

4

ネタバレ

フェーリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

80点

【総評】
・2.5次元のアニメ表現が世間一般に受け入れられるかの試金石

【良い点】
・チャレンジングな制作サイドの熱意が伝わる
・稚拙なマンガ家にありがちな肉体的な暴力描写に頼っていない
・自己の確立が不安定な主人公のブレブレな気持ちの表現
・サブキャラ
・絶望感漂う演出

【悪い点】
・部分的に過剰な演出
・見たくない制作サイドの熱意が見える
・ED曲が持つ力が強すぎる

投稿 : 2013/09/12
閲覧 : 216
サンキュー:

5

ネタバレ

$1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ハナガサイタヨ

のらりくらり歩くシーンは圧巻

投稿 : 2013/09/09
閲覧 : 189
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

仲村さん、いいね

こりゃ見る年齢によって評価割れるなw

学生時代を笑って振り返られる年代ならどうってコトない
でも学生さんからしたら笑い事じゃない
故にアンチの数もハンパない
まぁ、それだけ世間に衝撃を与えたというコトだね

投稿 : 2013/09/08
閲覧 : 186

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

好きと嫌いきっぱりわかれるかも・・・

アニメというよりは実写映画のような・・・

絵がとにかく独特!動きがすごくリアルで不思議な感じ。

線がプルプル動いて少し観にくかったです。

自分は原作を最初に読んでいたのですが、原作とキャラが、かけ離れていてショックでした。

声優の言い回しも妙にリアルでした。

でも新しい刺激がほしい方や、独特すぎる世界観が好きな方にはおすすめかもしれません(^^)

自分は5話で断念してしまいました(^_^;)

投稿 : 2013/09/07
閲覧 : 170
ネタバレ

青iruiru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

絵には慣れる

最初の1,2話は作画がなかなか受け入れられなくて、もやもやした気分で見てたとこもあったけど、途中から慣れてなのか、それとも話が面白くなってきたからなのか、気にならなくなった。

ほぼ最初から最後まで続く緊迫感に耐えられない人いるんじゃないかなと思ったけど、意外といけるような気もする。次の展開が気になって観てしまうと思う。

仲村さん鬼畜だなー春日くん頑張ってとか思ってたら
最後の方で佐伯さんが一番危険な感じがした。

投稿 : 2013/09/06
閲覧 : 232
サンキュー:

4

ネタバレ

いのりん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

クソムシってなんだろう。。。

いや〜衝撃的でしたね。。。

普段はなるべく「見たまんまをカンジたい」と思ってるので、
放送前はPV止まりで、それ以上調べちゃう〜ってことはしないんだけど、
この作品が「ロトスコープ」という技法を用いてつくってる、ってことで、
「ロトスコープ」とは何ぞや?から、ちょいちょい調べ調べ視聴しました。

ロトスコープ。おもしろい。
これによって、CGとは全く違うニュアンスの「リアル」さが伝わって
おもしろかった。
背景のリアルさもだけど、ヒトの動作も通常のアニメとは違う。
だけど、すんごい創る方は大変そうだよね、、、
時間もお金もかかりそうだし、
「あえて」ロトスコープで創ることにしたんだろうから、
観はじめは、そこを理解したい思いもありました。

お話。これが衝撃的。
いや、小説や随筆という形では「ある」内容なんだけど、
こういった思春期の難しい「暗い方の部分」を全面に
全く冗談を交えず、アニメ化した。。。
ってとこにまずは感嘆。

たぶん、始めっから

怖くて→ダメ
気持ち悪くて→ダメ
よくわかんなくて→ダメ
絵が→ダメ

とかとかで、離脱した人は多いのではないか?と思うのだけど、
私は前に挙げたようなことをチラっと感じつつ、
●ロトスコープである理由
●仲村さんは、何を悩んでいるのか?
●佐伯さんは、どう転がるのか?
●作者はこれをどう終わらせるのか?
だけが気になって最後まで見ましたゾ。


全部観おわると、
「ロトスコープじゃないとダメだったんだな。。。」
というカンジがする。
というのは、フツーに原作をアニメに書き起こしていたんでは、
どうにもつまらない作品になったかも、、、
作中の登場人物、それぞれの鬱々としたカンジや、
生まれ育った街が、
なんとも言いがたい閉鎖空間に感じている空気感であったりを
表現するのにロトスコープが絶妙であったのではないかと。
あと、作中たびたびある、映画でもみているような、
長〜〜〜い「間」を表現するにもコレなんだろうな。。。と。

私はいい歳なので、すっかり忘れていたけれど;
思春期にある、いろんなことがバカらしく思えてくるカンジや
対外的にはちゃんとやってるけど、心の声は不平不満ばかりで、
足止めをくらったカンジ〜゛
などなど、この作品ほど猟奇的なまでには陥らないにしても(笑;)
誰でも中・高生の頃に大なり小なり感じたことあるけど、
表現できずにイライラした部分を、まぁよく表した作品で、
ちょっと気持ち悪くなるぐらい思い出しちゃったょ、、


この3人はどんな大人になるんだろう。。。


この作品はオススメする、とか、したい、とか・・・
なんかよくわからん。
ご縁を感じたら観たらいいかも?とか?(←制作者様に失礼;)

いや、でもちょっと疲れるからね、これから観てみようと思う方は
気軽に観れるカンジじゃないょ、とだけお伝えしよう〜♪

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 253
サンキュー:

6

matmas さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかくはまった

コミック全部買った。
原作の方がキャラクターが可愛いのだが、アニメはこれで良い。絵は全然変えちゃってるけど原作に対する敬意を感じる。

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 225
サンキュー:

1

ネタバレ

88. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「春日君の気持ち、わからないの!」

えぇ、そのとおりの意味です。はい。

良い点
・ロトスコープによる実写のような背景
・後半部分はどろどろな展開でそこそこ面白かった(感覚麻痺してるだけ?)
・日常生活や生徒の行動、言動がかなりリアル。生々しくて目の向けるのがつらいぐらい。
悪い点
・いまいち話が理解できなかった
・前半のテンポが悪くていらいらした(多分そういうものなのだろうけど)


一話を見たときは、かなり衝撃的でした。
ジャンルは、恋愛青春アニメ…ですね。一応。爽やかではありません。
鑑賞状況に「なんとか見終わった」って項目が欲しくなりました…(笑)
もしかしたら、男と女でこの作品の印象が違ってたりするのですかね…?
追記:そういえば、人物に陰影がないから違和感感じるのかなぁ?って思いました。

{netabare} 仲村さんの行動が理解できないし、すごくいらいらした。愛憎表現?だとは思うんだけど、いまいち伝わってこなかった。あと、タイトル通り春日の気持ちがまるでわからなかった。 {/netabare}
もう「あざといキャラが出まくりの萌えアニメなんか飽き飽きだ!」、という方にはおすすめしておきます。

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 226
サンキュー:

3

ちんとんしゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

妙にリアル

いやにリアルな学園ものでした。見るのには勇気が毎回いりますが、いつもそれなりに楽しめました☆
作画だけでなくストーリーやキャラなどがいちいち現実感があります。あまりに生々しいので、見てて気持ち悪いというか、見てはいけないものを見ているような妙な感覚になります。でも実際の思春期って、けっこうこんななんともいえない憂鬱さや苛立ちや葛藤があるかもねーと思ったり(いや、実際こんなことしないけど…)。なので実写から作成したという作画の妙なリアルさも、気持ちの悪い主題歌もとってもこの作品にマッチしてましたー。見ていて気持ちのいい作品ではないけれど、面白いには面白かったです。斬新で制作側のやる気も感じられるし、続きが出たら見るかも。
あと、全然ちがうかもしれないけど、この思春期特有の感じがエヴァンゲリオンに似てるなーって思いました。

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 229
サンキュー:

6

BLUEskY さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメの必要がなかった。半分ぐらいギャグアニメとして視聴。

試みは面白かったが、アニメとしては退屈してしまう程の無駄なシーンが多かった。
何度か切ろうかと思ったが、話自体は面白かったので視聴を継続した。

よかった点は、独特な狂気感と主人公の声優、不気味かつ笑えるEDテーマ。

投稿 : 2013/08/30
閲覧 : 199
サンキュー:

1

ネタバレ

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

脱、萌えアニメ!?何故そう呼ばれた?

●動画が流れ始めた途端これまでの見慣れたアニメーションでは無い、と画期的/実験的なロトスコープで違和感
●トランペット+ピアノ+ドラム+シャウト気味なボーカル で奏でる不協和音を取り入れたOP
●広域録音という実写撮影時に録音した音響と、不安を掻き立てる低音での効果音
●『悪の華』(ボードレール著/堀口大學翻訳)愛好家演出で装飾された主人公の、ポピュリズムヒロインとファシズムヒロインとの間での悶え、思春期からくる閉鎖社会への絶望と無調和な解決へと向かう危うさ、が物語
●リコーダーの伴奏に短編の詩を朗読したかのようなボーカル、それに打ち込みとミクスチャーアレンジで曲として成立させたED
●「クソムシ」と毒突く作者の挿絵

【ボードレール、押見修造、両著作作共に未読】
全ての調和に否定と破壊を投げつける風体の本作が、アニメにおいて“萌えへのアンチテーゼ”と捉えられたのは、萌えヲタの勘違いかクソムシの自覚か、それとも他の者からの誹りかw

{netabare}視聴している間は期待に興奮しました。
漫画では、綺麗どころの2人のヒロインを物色する読者、の願望をうまく引き付けながら葛藤する主人公、というスタンスで展開されているらしいのですが、その片一方がこの仲村さん…。
エンディングに掛けても何かやってくれるのでは?という期待が強くありました。

2期を連想させる締めと成っていた為、結論は尚早かもしれませんが、ここまで拘った作品ならば最後は媒体への破壊があって然るべき。パンクロックでの楽器の破壊といったアレを期待していました。

自身が連想してたエンディングは、
ロトスコープ→アニメーション回帰→単純化されていくキャラ→声優演出の破棄→文体演出→象形文字→抽象2次→枕絵→
萌え仲村さんとのエロ展開(仲村2次、主人公3次、背景:混沌)相手は佐伯さんでも可。最終音声は動物の交尾の生音とかw

実際のエンディングは、
仲村さんとの甘美な犯罪行為→報い→永続的日常の中の悪。
これは、文学的結び表現への回帰かと思えました。しかしアニメ媒体にしてはインパクトに欠ける演出で、本当に2期が有るのか無いのか、その辺もあやふやなのでちょっと。

後は、ロトスコープ内でSF描写との融合がどこまでできるのかが気になりました。
悪の華の咲き乱れる中、夢遊するシチュエーション、ここは見せ場だったと思うのですが、私にはあまり面白味が感じられなかった事が残念です。

そうはいっても放送期間中、楽しませて頂いたのは確かです。
オリジナルアニメ的面白さと、ロトスコープのパイオニア性。
これってどうなの?どうなるの?という興味を持たせることが興行では大切な根幹ですので、そういった意味では成功作だと思います。

萌えアニメと称されるものが、キャラ萌え視聴者に媚を売る空気系、ということならこの作品はアンチテーゼと云えるかもしれません。又、統計アニメへのアンチテーゼとも云えるでしょう。
新たな表現方法を確立させるという興奮を、著作者、製作者共に楽しみつつ、視聴者にはストーリーと既成動画への反抗の両立を演じて見せた訳ですから。

『悪の華』は厨二病主人公を装い、既存のアニメーションとアニメへ墨を塗りたくる、そんな作品だったと思います。
パラダイムシフトを起こすほどの作品だったかどうかは、ちと疑問ですが、それでも全篇ロトスコープという新たな表現方法を提唱し、十分な可能性を示したと思います。

最後にこの作品が赤字か黒字かについては、多分赤字だろうと思います。
傑作と呼べるほど内容が面白かったとも演出が完成されていたとも思えません。
但し、果敢に挑戦する表現者はただそれだけでエンターテナー。{/netabare}
仲村さんは監督(長濱博史)で、作者(押見修造)が春日。

と、クソムシが申してます。

投稿 : 2013/08/30
閲覧 : 314
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

中身がないという中身がある力作

個人的には映像も内容もほぼ文句ナシでとても面白かったです。
色々言われてますけど、制作側の狙いはほぼ成功してたんじゃないでしょかね?
実写とアニメーションの境界が限りなく曖昧なロトスコによって、現実と虚構が混濁していくような不安定な思春期を見事に映像化出来ていたんじゃないかと思います。

変態が意味するところは誰しも人間が持ちうる衝動・本能ですよね。
自我の不安定な思春期においては、自分が何者なのかと言う事が最大の関心事ですから、その衝動を突き詰めて自分が何者であるかを知ろうとします。その結果が奇行の数々に繋がります。
初めは理解出来なくても、だんだん仲村さんも可愛く見えてきます、私だけかも知れないですけど(笑)

この作品の良いところは、どんどん事態がありえないほど悪くなるのに意外と説得力があることでしょうか。自分は変態であると(思いこみ)、何かしら一瞬のキッカケでタガが外れ反社会的な事に踏み込んでしまい、そうなるともう後戻り出来なくなる(と思いこむ)ので、逃げ場も徐々になくなり泥沼化していきます。その激しい視野狭窄が事態を悪化させていく。ただ視聴者には緊張と笑いが同時にやってくるというこれまた珍妙な面白さがありました。

本当は彼らは真面目すぎて、人よりも自分の事を考える機会が多かっただけなんじゃないかと思います。
話が突飛なのにリアリティが濃く感じるのは、理性のタガを外れた未熟な人間の生々しさがあったからでしょうね。笑えるところもあれば、息が詰まりそうな場面もあり、最後も悪くないまとめ方で全体として素晴らしい出来でした。

まぁ評価が低いのは仕方ないですね。クソ虫向けですし。

投稿 : 2013/08/27
閲覧 : 348

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

実写映画のようなアニメ

アニメとういより日本の実写映画を観ているような作品です。そう思った理由は台詞の間や言い回し、引きのカメラワーク、アニメ声優らしくない声、登場人物の顔や表情や動きなどが実写のようだからです。しかし登場人物たちの行動や心理描写は非日常的で独特な世界が描かれたアニメーション作品となっています。では、なぜ実写ではなくアニメにしたのかと考えてみると、主人公の妄想で別世界に行くことが多々あります。その妄想の世界は実写では表現できないものとなっております。それを描くためにアニメにしたのかなと個人的に思いました。

投稿 : 2013/08/25
閲覧 : 544
サンキュー:

44

ネタバレ

12番目の狐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

原作組としてはちょっと残念だったけど、アニメ組は面白いと思うな!

原作をもともと読んでいて、アニメ化されることにわっくわくだったのですが、好きなシーンがなんか全然違ったから観るのやめたったのです(´・ω・`){netabare}(春日くんが黒板に白状してその名前を仲村さんがちゃっかり消してるシーンで、仲村さんは踊ってただけだった。あそこはあ仲村さんも教室墨塗りに参加してこそのシーンだと思うんだけど…){/netabare}

作画が、実写をアニメにしてるというもので、アニメであえて現実味を出すとこは最高の演出でした☆5!!

投稿 : 2013/08/24
閲覧 : 233
サンキュー:

6

Sonic Girl さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

斬新。だけどちょっと怖い、でも面白い。

なんというか、、今までにない、新しい作品でした。
まず、作画。妙にリアルでびっくり。実写をトレースしてああいう作画になったとのことで、なるほどなと思いました。
そしてそのリアリティたっぷりの作画で描かれるストーリーが、これまたリアルな思春期の少年少女のぐちゃぐちゃした部分。心理的な要素の多い作品なので、精神的にきます。(いい意味で)毎回見終わった後はしばらく放心状態というか(苦笑)それだけ引きこまれるってことなんだろうけど。
主人公の声優さんがいい仕事してました。喋り方がキャラにしっくりはまってて良かったです。
それにしても、初めてED聞いた時は怖かったわぁ・・・

今までにない新しい感じの作品が見たい人、ダークなストーリーでもOKって人にはお勧めです。

投稿 : 2013/08/21
閲覧 : 215
サンキュー:

6

ネタバレ

レーンチイ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんつーか、つまらんかった^ ^

前半はハラハラドキドキな感じで面白かったけど
最後に詰め込み過ぎた気がする。
あと、あの作画は結局、最後まで慣れなかったし。
あまりオススメできません!
あっ、でも、原作はなかなかいいのでオススメです!

投稿 : 2013/08/18
閲覧 : 217
サンキュー:

1

(not)ょぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

インパクト大。好みの問題。

面白い手法で、OPもEDも衝撃的で、
個人的には好きだった。

原作も読んでいたんやけど、
原作ではあの絵柄のせいで興醒めして、
ただの中二漫画やないかと入り込めんかったけど、
アニメは調度よかったな。
実写やとそれはそれで何やってんだこいつらってなると思う。
そう考えれば、あの手法は正解に思える。

ただ、主人公の全場面キョドりすぎなところが、
どうにもね。

投稿 : 2013/08/16
閲覧 : 227
サンキュー:

4

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは・・・ふ、深い・・・重い・・・なのに惹きこまれます;;

「ロトスコープ」という手法を使っているためか
非常にリアル感があって、雰囲気とか
暗くて重たいですけどホラーではありませんw
また制作に時間がかかるのだと思いますけど、
同じカットがすごく出てきます;;

原作では中学編、高校編とあるようですが、
今回は中学編前半部分のようです。

背徳とか疑心とか本当なら目を背けたくなるような、
思春期真っ只中の主人公たちの内面を
全力で突き詰めている作品なのだと思います^^

もう1度初めからは観ないと思いますが、
続きはなぜか気になります^^
今回だけで判断してはいけないような
作品かもしれませんねw

「この後で『たまこまーけっと』観ればよかった~」
って思うぐらい重たかったです^^

投稿 : 2013/08/15
閲覧 : 301
サンキュー:

20

animelike さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

う~ん。

私個人の感想をはっきり言うと面白くありませんでした。
ですが、休憩がてら見てみるのも良いかもしれませんね...

投稿 : 2013/08/14
閲覧 : 202
サンキュー:

2

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

暗い

実験的なアニメ・・・なんだろうな。でも暗くてつまらない。後味の悪いアニメ。陰鬱な音楽は印象的。

投稿 : 2013/08/11
閲覧 : 191
サンキュー:

0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの山の向こう側には何があるのだろう・・・?

この物語の主人公は、中学2年生の春日 高男・・・線が細く本音を中々口にできない性格の持ち主で、趣味は読書・・・所謂普通の中学生です。そんな彼はヒロインの一人でもある佐伯奈々子に密かな思いを寄せていました。

そんなある日、偶然とちょっとした出来心から佐伯さんの体操着を盗んでしまうのですが、その現場をヒロインの仲村 佐和に目撃されていたのです。この目撃をきっかけに主人公と仲村の仲が急接近する事となり・・・物語が動いていきます。

この作品は兎にも角にも主人公の心の葛藤を描いているのですが、この心の葛藤について徹底的に掘り下げて描かれた作品だと思いました。

心の葛藤・・・背徳、恋愛感情、無理な要求、強制、不安、2人のヒロイン、という思春期の中学生ではとても正常な心でいられなくなるような要素が詰め込まれています。少し詰め込みすぎな感はありましたが、心の辛さは視聴していて共感できる部分があったと思います。

それにしても、取り扱うテーマが決して明るくはないのと、「惡の華」というタイトルそのものが気になったのでwikiで少し調べてみました。
著者はシャルル・ボードレールというフランス人の方で、「惡の華」は生前に発表した唯一の詩集のタイトルなのだそうです。
・・・結構波乱万丈の人生を送られた方のようですが、若く美しかった母親がボードレールが6歳の時に再婚した事により「エディプス・コンプレックス」を生涯抱えていた事は衝撃的でした。エディプス・コンプレックスとは、母親を手に入れようと思う事、父親に対して強い対抗心を抱く事に対する心理的抑圧なのだそうです。
これらを勘案すると、作品の取り扱うテーマに対してとてもマッチしたタイトルだったのだと改めて思いました^^;

でも・・・主人公の有事の際における態度のバリエーションが少なかったのは少し残念でした。きちんと伝えないからきちんと伝わらないし、気持ちだけじゃなくちゃんと言葉にしなければいけない時には、勇気ある言動が欲しかったところです。そのため、主人公の器量でヒロインが振り回された感が強かったような気がします。
特に佐伯さん・・・あまりにも可哀想過ぎでした(/_;)

それにしても、あの山の向こう・・・登場人物らは、目標を追いかけているのか、ゴールを目指しているのか・・・ここはもう少し深掘りして描いて欲しかったですね^^;

放送開始直後から色々な話題があり内容も賛否両論の作品ですが、今期放送分は第1部に相当するようです。と、なると第2部も当然放送される事になると思います。
今度はどのような展開になるのか・・・気になっているのですが、今期登場した2人のヒロインの伏線も回収しきれていないので、その辺りもしっかり描かれる事を期待しています♪

投稿 : 2013/08/10
閲覧 : 503
サンキュー:

32

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

評価が低いような・・・

最近のには見ない画風、これだけでも新鮮味があったと

感じだけど、ト~タル評価低いね~w^^

決して作画が素晴らしかったとは言わないけど、リアリティ

のありそうな話も面白かったと思うけどなぅb

学校話し、流石に女子の体操着盗んだ事はないけど、

潜在的な気持ちは誰にでもあるよね~おそらく(笑

実際実行したら犯罪なので、皆歯止めがかかるだけのb

本能のままに、実行した主人公は勇気の男と思うよ~(笑

男女共、あまり変わらない印象を持ってます~変態度ww

変態って言い方もまた・・・生理現象のひとつのような

腹減ったら食い、トイレに行かない人はいない、そんなレベル

と変わらない感覚の・・・盗みOKと言ってるんじゃないよ~

誰もが思うことなんじゃないかとねw^^


後半部分がよくわからなくは、なっていったんだけど

2期への伏線ではあったね~原作読もうかとも思ったけど

2期まで我慢の~でもこの評価・・・でるんだろうか・・・

結構斬新で面白かったと思うがb

投稿 : 2013/08/08
閲覧 : 248
サンキュー:

11

ネタバレ

こたろう さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

で、本質って結局なんなの?(超酷評)

漫画原作。
やり場のない憤りや性への興味など、思春期特有のモヤモヤを描いた青春物語。
爽やかからは程遠く、淫靡で自分では触れたくないし認めたくもないけど、確かに存在しているのを知覚して否定もできない”性質”に鋭く切り込んだ作品。
とにかく、色々と他とは一線を画している話題作です。

wikipediaから引用すると・・・
------
そのままのアニメ化では原作の本質と違うと思った監督の発想で、日本のテレビアニメでは史上初の全編ロトスコープを用いた作品となっており~ (以下略)
------
そのままではアニメにできない、御大層な本質が潜在してるらしいです^^


さて、特徴は何といってもロストスコープ。
このアニメを語るうえで、避けては通れない、全編ロストスコープという実験的な製作方法については賛否両論あるようで。
役者に実演させた映像をトレースして、アニメ映像を作るというこの手法を採用した意味を無視しては、レビューもへったくれもありません。

で、私自身の考えとしては・・・
正直これは、技術と手間の無駄遣い。

挑戦的な事を否定する気はないし、本作の隠遁とした雰囲気を醸すために、現実的な動きを採用した映像、そしてナマ録りした音声でやりたい意図は理解できます。
実際、背景がリアルで写実的な味があったし、モブキャラの動きなども自然な感じが斬新で、良く出来ていたと思えるところも無くはないです。
が、しかし、デメリットが大きすぎ。
個人的には、もう第一話で取り返しのつかない失敗を露呈していたと思っています。

{netabare}
キャラの掴みで最も大切なシーン。中村の
「クソムシが」
このセリフを言ったときの映像を見たときに愕然としました。
何?この無表情は?
私は原作を読んでいないので明らかに違和感を感じました。
(あとで原作の同シーンをみて、原作も無表情に言い放っていたというのは理解しましたが)
これが問題。
このポスターカラーをぶちまけたような単色の絵柄のせいでそう見えるのか、それとも演出でそうしてるのかが識別できません。
ロストスコープの元映像を撮った役者に表現力が不足しているのか、デフォルメを入れないロストスコープ技術の弱点なのかは存じませんが、こんな重要シーンで視聴者に迷いを与えるような映像の価値って一体なんなのでしょう。
作り方が特殊なだけに、リテイクも出せないでしょ?
それともアレこそが求めていたものだったのでしょうか?
役者がやってる人間の表情そのものなんだから、これがリアリティだ!とでも?

じゃあ、アニメじゃなくってドラマでやんなよ。

{/netabare}
ノタノタと動くテンポの悪さ、
歯ばっかり目立つ気色悪いキャラ絵、
それを我慢してまで採用したかったこの製作方法の利点がまったく見えてこない。
原作の本質とやらは、果たしてこの映像で表現できてるのでしょうか?

二次元だからこそできる表現、実写では映像化が難しい表現、それをやるからこそ「アニメ」ってメディアの意義があると思うのですが。
別にファンタジーやSFじゃない普通の学園ものであっても、現実にはないオーバーリアクションやカメラワーク、カット割の組み合わせを駆使できるのがアニメの演出上の最大の利点。
この作品の本質を表現するには、そうじゃないやり方が必要なんだ!
と、主張するなら、内容で圧倒して旧態依然とした保守的な意見をねじ伏せてもらいたいものです。
ただ、本作の評価は一般的にはかなり微妙。
全編にわたり2流のインディーズビデオのような演出に加えて、相当無理をして作ってあるのが素人でもわかる未完成な人物と動画。
従来のアニメ制作の手法では到達できない境地とは何なのか、残念ながら多くの方にはわかってもらえなかったようです。
もちろん、私にもわかりません。

なんだか上手くいかなかったけど、いろいろ新しい試みだから大目にみてね。
なんてのは、学生の自主制作映画の理論です。


或いは、見る人がみれば~・・・ってヤツなのかもしれません。
凡人には考えも及ばない芸術的な意味が隠されているのかもしれませんが、わざわざ手間暇をかけて実写撮影と同じ制約をうけてまで「アニメ」というカテゴリーにねじ込んだ優位性を誰か説明して貰えないもんでしょうかね。
「変わった事をやって、話題を呼びたかった」
という下衆な勘ぐりしか、俗物の私には思いつきません。

主人公の春日君のように他のミーハーな連中を見下しては、芸術性や文学の機微がわかんないヤツはみなくていいよ。とでも製作者は思っているのでしょうか。
やっぱり学生の自主制作映画の理論ですね^^

まーとにかく、私ごときが視聴するべきではない作品だというのはよくわかりました。
今度からはTVアニメという、我々低俗なクソムシどもが利用している公共の電波にのせないで、監督の仰る”原作の本質”とかいう崇高な芸術性を理解できる高邁なる人達だけで自慰的に楽しめる形態、OVAか何かでやってくれる事を希望します。
マスタベーションって、公なところでやるもんじゃないですよ?
変態の春日くんや中村さんでも公共の場ではやらないと思いますぞ?w


【↓本音です。猛毒注意】
{netabare}
普通にアニメ化しても、一般受けは絶対しないのが目に見えていたので、イチかバチかでやってしまいました。
って、正直に白状しちゃいなよ。 ヽ(゚Д゚)ノ
本質がどーのこーのと屁理屈こねてないでさぁ (`∀´)
{/netabare}

投稿 : 2013/08/08
閲覧 : 467
サンキュー:

33

あめんぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

意外とはまってしまった。

元々漫画を読んでいたので、、最初トレーラーを見たときは「えええええ全然違う!ひどい!」と思いました。

次に、見始めてこういう画風にするならアニメじゃなくてドラマでもよかったんでは?と思いました。

しかし4話あたりから、これが正解だと思うように。

思春期独特の、決して軽やかでもさわやかでもない空気、周りの目が気になって、友達も必ずしも信用できなくて、でも異性は気になって、そういった少し鬱陶しい空気が、この手法だからこそ出せたということ。
漫画のかわいい絵ではリアリティに欠け、ドラマだと具体的な俳優の顔が見えることで共感が薄れる。
女子中学生の太ももの太さのリアルさと、質感の偽物加減が、ちょうどいい匿名性をもって物語を展開する。
だから、あのころの空気を胸いっぱいに思い出して、懐かしいような、思い出したくないような気分になる。

景色をひたすら映すなど冗長な場面もなくもなかったけど、回を重ねるごとに癖になる作品でした。
最初の抵抗感が、抵抗感ゆえに噛み応えのある食感に仕上がっていると思います。

投稿 : 2013/08/06
閲覧 : 813
サンキュー:

18

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ロトスコープって成功なの?

 自分が中学生のときを思い出しても、変態がどうの、クソ虫がどうのなんて考えた覚えはなかったなあ。多分。だから、春日クンや仲村さんの行動は奇行にしか写らなです。共感できる方には、ぜひ解説してもらいたいところです。

ロトスコープについて。
 動かなくてもいいところがくにゃくにゃ動く。素人くさい。影はなく写真をトレースしただけって感じ。2人が夜の教室で大暴れするところは作画がすごくよかったんだけど、春日君のお母さんなどは全然ダメ。実写を意識したカット割り、演出なのでしょうが、これって成功したのでしょうか?

 今の技術なら、アニメの絵で実写的な見せ方をするノウハウがすでに蓄積されています。キャラデザインは実写絵の起こしでよいとして、影をつけるなり、くにゃくにゃ動くところはきちんと止めたりすれば、もっときれいでストレスのない、面白い表現ができたはず。 製作時間、お金の問題などあるでしょうが、あえて手間をかけずに素人くささを残し、話題性を狙うようなやり方は、表現者としては感心しません。よりよい表現に昇華できるように尽力すべきだと感じました。

 未熟、混沌、矛盾などがテーマとなり、全編不協和音で観ている側を不快にさせるのが目的なのかもしれませんが、それが手抜きではいけません。この作品を反面教師とし、この手のアニメの良作が今後作られることを期待します。

PS1:「さ・・・佐伯さん・・」「クソ虫の海にしてやったぜ!」ってセリフが好き。つい真似したくなります。
PS2:夜の教室で大暴れした次の回、Aパート全部使って学校から家まで歩いて帰るだけって描写が大胆。実写映画ではよくあるカット割りだけど、ここでそれやるか~って感じ。この辺はスタッフがやりたいことやっている。面白かった。

投稿 : 2013/08/04
閲覧 : 277
サンキュー:

4

coaf さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん

最初はすごく面白かった。前編ロトスコープなんて初めてだったから。独特の空気感も好きだった。だけど途中からだらけてきた。最終回にいたっては総集編プラス第二部の予告で終わってしまって残念。最初の頃の勢いが続けばよかったのに。

投稿 : 2013/07/28
閲覧 : 172
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

9話ぐらいまで見た。
主人公の言動の理由がわからない。
アニメ自体狂ってる感じがして良かった。
でも、途中で最後まで見なくてもいいや。と思うようになるのは致命的。
実写の映像をアニメに変えるという手法でリアルが出てたと思う。
EDがやばかった。
OPは挟む必要があるのかな?

投稿 : 2013/07/27
閲覧 : 159

かくれアニおた さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

原作は所々見てたからアニメ化されて期待したんだけど

え~っと、1話も最後まで見れませんでした。
ロトスコープ?もう実写でいいじゃん。
もっと普通に作ればよかったものを・・・

投稿 : 2013/07/24
閲覧 : 230
サンキュー:

4

もふもふ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

認めたくはないものだな、若さ故の過ちというものを

 ようやく視聴終わり。原作未読。
 他の方々のレビューで大体のあらすじや見所は出てるでしょうから、あたし的な見地から。(あたしのレビューは大体そうでしょうとか言わないでw)

 最終回までを観た上での感想としては、ちょっと出オチっぽいなぁと。初回、2回目は大変衝撃的でした。作画的にもストーリー的にも、演出的にも。良くも悪くも他のアニメとは一線を画しています。確実に陰気になれます(褒めてる)。

 変わったアニメを観たい!とか、自分は人とは何か違ったものがいい!という方にはオススメかと思います。

 また、アニメ、映画、ドラマ等の映像作品に仕切りを立てずに、ストーリー重視に公平に観ることができる方には、なかなか見応えがある作品ではないかと思います。数々の実験を敢えてアニメでやろうとした姿勢には素直に凄いなと思います。

 逆に、アニメ=萌え、だと信じて疑わない方には全く向きません。回れ右して他の作品を観ることをお薦めします。

 さて、ストーリーについてですが、主人公が「変態、変態」と連呼しますが、連呼するほどの変態さはでません。多分フツーの男子高校生の妄想範囲内かと。むしろ、ヒロインの一人である仲村さんの方がよほど変態チックです。ただ、主人公の思考回路が文学青年をスタート地点としているため、とにかく消極的で陰気です。そのため、観ているととっても陰気になれます。

 では、なんのためにこのアニメを観てたのかというと、やっぱり「世紀の実験」を体験してみたいというのが一番の動機だったのではないかなと。あとは、怖いもの見たさ?

 最終回はダイジェストみたいになってました。どうやら2期もやるような噂も聞きました。あたしの視聴動機から言うと、2期を観るかどうかはちょっと微妙ですが(笑

投稿 : 2013/07/22
閲覧 : 232
サンキュー:

9

次の30件を表示

惡の華のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
惡の華のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

惡の華のストーリー・あらすじ

中学編 クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまうが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。窮地に陥り、仲村からの無茶な要求に翻弄される中、意外なきっかけから佐伯とつきあうことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。そんな彼に呼応するかの如く、佐伯も内に秘めた意思を徐々に示すようになるが・・・。
現実社会の閉塞感に自己認識を見出せず、遣る瀬無い自我を抱える3人の中学生のアイデンティティは互いに交錯し、儚い逸脱へと向かっていく。
高校編 中学校編から3年後、春日高男は中学時代を過ごした群馬県から引っ越し、埼玉県で高校生活を送っていた。ある騒動以降仲村と離れ離れになりながらも春日は仲村への思いを捨て切れず、そして抜け殻のように毎日を過ごしていた。そんな春日はあるきっかけから男子の憧れの的である常磐と交流を深め、常磐の中に仲村の影を感じていく。(TVアニメ動画『惡の華』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2013年春アニメ
制作会社
ZEXCS
主題歌
≪OP≫『惡の華』≪ED≫ASA-CHANG&巡礼『花 -a last flower-』

声優・キャラクター

植田慎一郎、伊瀬茉莉也、日笠陽子、松崎克俊、浜添伸也、上村彩子、原紗友里

スタッフ

原作:押見修造(講談社『別冊少年マガジン』連載)、 監督:長濱博史、助監督:平川哲生、シリーズ構成:伊丹あき、キャラクターデザイン:島村秀一、美術監督:秋山健太郎、色彩監督:梅崎ひろこ、撮影監督:大山佳久、動画監督:佐藤可奈子、編集:平木大輔、実写制作:ディコード、音響監督:たなかかずや、音楽:深澤秀行、音楽制作:スターチャイルドレコード

このアニメの類似作品

この頃(2013年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ