たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
湯浅政明「デビルマン」ほどではないが
「デビルマン」の影響をモロに受けたのは「ハンターハンター」「寄生獣」「うしおととら」そして「ベルセルク」だろう。
どの作品も退廃的でエログロ描写が凄まじく、人間が「悪」であるところも共通している。まあ「うしおととら」はもう少しライト向けかもしれないが
「ベルセルク」における「触」のシーンがこのアニメのキモであるが、本当にキャスカが犯されるので当たり前だが18禁である。海外では意外と反響が大きかったそうで、レーティングは北米の方が圧倒的に厳しいが、表現における感受性は男女ともに海外の方がこういったものに寛容。。というか表現として認めている。
最近は海外ドラマやゲームはほぼ18禁とも呼べる作品が、エミー賞やら映画賞を総なめにする傾向が強い。欧米は日本よりアートに対しての姿勢が少し違うからかもしれない。
なにもエログロだけがアートとは言わないのだが、絵画や映画はそのほとんどが準ポルノだったり、風俗を映し出していることが多い。
それは日々、常識や良識といったものに抑圧されている感情の吹き出しであり、私たちの「本能」の叫びにほかならない。人は「人間」であると同時に「動物」だからだ。