当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.8
感想・評価
1963
棚に入れた
9964
ランキング
185
★★★★★ 4.2 (1963)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語の感想・評価はどうでしたか?

gHcwA25968 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

う〜ん……

テレビシリーズが本当に綺麗に終わってよかったのに、これは……。観る必要がなかったかな。ラストがああなってしまうと、もはやなんでもありのつくりものになってしまい、気持ちがついていかなくなりました。泣けない。作者の「こうしよう」という意図ばかりが目についてしまいました。好きだっただけに残念です。

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 286
サンキュー:

0

ネタバレ

AR15 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

終着点が見えない…

劇場で1回見た後、DVDで2回ほど観ましたがストーリーというか
設定的に???な部分がまだ残ってたりしますw

でも「細けぇ事はいいんだよ」的に割り切って観ても十二分に楽しめる作品。マドカファンで見てない人はいないよね?

主役はまどかじゃありません。

この話、ここで終わり…ってのも有りなんですけど
この先、続けようと思えば続けられる引きになってます。

で商業的には続けるになるのかな???

そうなった時にストーリーとしてどうなれば大団円が迎えられるのかが
さっぱり見当がつかない状況です。

そう考えると、有終の美を飾った作品でいいのかな??

投稿 : 2014/09/14
閲覧 : 272
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

希望か、絶望か――

※見終わったのは、公開時ですが

レビュー書き直します。


見る前: 希望――絶望――さてどっちだ?


まさか  {netabare}愛{/netabare}だったとはwww

まあ、なにはともあれ! 

まど豚 なので、楽しませてもらいました。


というか、神映画ですね。Blu‐rayもあります。

序盤での {netabare}ミスリード{/netabare}はやられました。
{netabare}ほむらが『ループしてる世界』じゃなくて、ほむらが作り出した『結界の世界』でしたか……1回目見たときは「?」でしたが、見れば見るほど新たな発見があり、面白いです。さすがに見すぎて飽きちゃいましたが^^泣

とても深いテーマに、あっと驚く展開。
映画としては100点満点としか言いようがありません。

個人的にさやかが活躍してくれてうれしいです。

さやかとほむらの対話シーンでは、
さやかが『成長』してるなーと、感心しましたwwww

魔法少女 というファンシーなテーマに『哲学的なエッセンス』が織り交ぜられており、カオスな出来になってました。それは本編もそうなんですが^^ 

さすがに 神と悪魔の対立はやりすぎっしょ(褒め言葉)




宇宙改変といい、スケールがでかいです。

さすがのキュゥべえもビックリ。

キュゥべえ「君たち人類の感情は、利用するには危険すぎる」

悪魔ほむらに掴まれたキュゥべえが「うわっ」って悲鳴を上げたのは面白かったです。感情あるんじゃね?

TV版で キュゥベえは

『感情は極めてまれな精神疾患でしかなかった――
だから君たち人類を見たときは驚いたよ』

と語っていたので、キュゥべえは精神疾患になったのかもしれません(笑)

それほどだとは!! 悪魔ほむら 恐ろしい子っwww

{/netabare}


☆☆☆☆☆百合厨のひょうか☆☆☆☆

一番好きなキャラは杏子ちゃんです。マジかわいいです(笑)
ほむらやマミさんが人気なのは知っていますが、自分は杏子萌えですね!!
{netabare}


ケーキの歌で 机を ポンポン叩く杏子かわいい

『喜びのダンス』もかわいい。

あまり活躍しなかった杏子ちゃんですが、かわいかったからどうでもいいや(白目)




一番嬉しかったのは、杏さやの同棲ですよ。


結界の中とはいえ、一緒にいれてよかったね(涙)

ラストの恋人繋ぎでは泣きそうになりましたwww{/netabare}

投稿 : 2014/09/12
閲覧 : 274
ネタバレ

Nyanpass さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

さすが、まどか☆マギカといった感じの終わり方ですね。
いい意味で裏切ってくれました。

{netabare}「ただ(のハッピーエンド)では終わらない」感じがとてもよかったです。

そもそも前回のテレビアニメ(劇場版の前後編)で本来は完結であったこの作品、最後の劇場版でいったいどうなることやらとは思っていましたが。

冒頭数分から「アレッ」となったり最後数分で「エーッ」となったり。

ほむほむは最後の見た目(イメージ?)から海外では悪魔ルシファーとの掛詞で呼ばれているそう。

どこかで見ましたがルシファーは「金星を語源にもつ“暁”の子でかつて最も“美”天使を自称した。」さらに天使は火(“焔”)から作られた存在とのこと

虚淵さんこれわかってて最初から作ったんですかね???

だとしたら…(汗){/netabare}

投稿 : 2014/08/31
閲覧 : 226
サンキュー:

9

ぼっすん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホントに面白かった

■個人的な簡単な感想です

新編はアニメにない新しい話です
個人的な感想としては、戦闘シーンの作画は本当にすごいと思いました
まどマギ自体いろいろ考えることの多い話だと思っているので新編は1度では理解できませんでしたw

何度も見るのをおすすめします!

投稿 : 2014/08/26
閲覧 : 175
サンキュー:

4

ネタバレ

ヤーナギ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的感想です!

ほむら様押しの自分には、ほむら様の行動にはヒヤヒヤさせられますよ。
前半の「まわるいケーキ♪」のシーンを見た時にはのほほ〜んとした気分でいたのですが‼
後半からマミ様とは戦っちゃうし、ベベも可愛くなっちゃうし…
とても観賞してるときの時間が長く感じられるストーリーでした‼

投稿 : 2014/08/26
閲覧 : 197
サンキュー:

14

Hideout さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最初はパラレルワールドかと思ったら・・・

劇場版の3作目ですね。
新編というだけあって、最初からエェ~~ってなりました。

4人の魔法少女がナイトメアという悪夢から生まれた怪物と毎晩戦っていて、そこに魔法少女ほむらが転校してきます。
転校生のほむらはこの世界に違和感を覚えていき、忘れていた記憶を辿っていきます。
調べていくうちに自分たちの記憶、この世界も作り物と気づき・・・

TV版もだけど、どちらかというとほむらが主人公っぽい感じがします^^;
まどかは象徴というか、みんなの希望って感じなのかな・・・
中盤あたりからTV版の続きってことを理解できますが、ストーリーはかなり難しかったです><;
ほむらはまどかのことが好きすぎたんでしょうね・・・
まどかと一緒にいたい為にすべてのことを引っくり返し作りなおしちゃったし、、、ほむらはこのあとどうなっちゃうんでしょう。。

ストーリーの難しさ以外(私だけかも・・・)はほんとうにいいできです。
はやく続きが出てほしいです。
ほむらが気になる。 キュゥべえむかつく~!!

投稿 : 2014/08/26
閲覧 : 355
サンキュー:

40

ネタバレ

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良かったです

{netabare}いやー冒頭の斎藤千和さんのナレーションは鳥肌が立ちました{/netabare}話も面白かったです。戦闘シーンは見応えがあります。非常に良かったです。

投稿 : 2014/08/20
閲覧 : 172
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

壮大な百合

共感できないやり取りと奇々怪々な演出が相乗効果を発揮したためか、視聴直後は「わけがわからないよ」状態だった。
前作を素直な気持ちで見れなくなると思い、好意的に見れなかったのだろうか。
振り返ってみると、何だかんだでこの作品らしい展開だったとも思う。
本作は願いと願ったことの代償というものが重視されている。
前作はほむほむの目線で考えればバッドエンドであり、むしろ、それ以上の酷い結末であった。
まどかを魔法少女にさせないために奮闘していたのに、最終的に魔法少女させてしまったばかりか、死より辛い選択をさせてしまった。
そして、何度もループをしてまどかの潜在能力を高めたことで、その結末の一端を担わせてしまった。
ほむほむの行動は彼女の目的とは完全に裏目であったわけである。
そして、まどかにおいても、ほむほむの想いを無視して円環の理となったが、ほむほむによって無理やり引き剥がされてしまった。
これはほむほむの想いを無視し、まどかが自分自身の願いを叶えたことによる代償と言えるだろう。
結局は「何かを願えばどこかで淀みが生まれて、その連鎖は続いていく」というのが今作のテーマだと考えられる。
それは前作での青い奴と杏子を考えれば明らかである。
まどかとほむほむがまた対立することを示唆するような終わり方だったので、この少女達の願いを巡る因果は終わらないと考えれば、本作としての終わり方としては相応しいものだったと思う。
5人が魔法少女として共闘していたり、マミさんがシャルロッテを飼っている等のファンサービスもあった。
戦闘シーンは迫力があり、グロテスクな恐ろしさもあり、好みが別れると思うが、本作の魅力の一つだと思う。
個人的には杏子が制服を着て動いているだけで満足である。

投稿 : 2014/08/17
閲覧 : 147

karanao さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほむらにとっての幸せとは?

予備知識はありましたが、
「なぜ5人揃ってる?なぜほむらが転校してきたところから?もしかして違う時間軸?QBがしゃべらないのが怪しい」
といった具合に、疑問点ばかりの状況からスタートします。

そんな状況下でほむらが真相究明に乗り出し、仲間とはときに協力し、ときに争い、ときに慰め合いながら突き詰めた結果、ついに衝撃の事実が明らかに!!

秩序と混沌、陽と陰が大きなテーマになっていると思います。
前作のまま終えていてもきれいにまとまっていますが、本作が加わることで人のもつダークな側面が強調され、より深みのある仕上がりになったと感じられました。

投稿 : 2014/08/17
閲覧 : 233
サンキュー:

14

アニメンダァ10 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叛逆・・・その心は・・・??

勝手な評価;85点

この題「叛逆の物語」の意味する物語。

終盤まで、この題字を付けたことがよくわからなかった・・・

だが、やはり、すべては題字の通りだった・・・

とてもよくできた物語ではありました。

すごく考えさせられたよ・・・・

まぁ、結論として

ここで終わらせてはいけない。

そう思わざるを得ない終わり方でした・・・


アニメの終わらせ方に納得できていた分、

この映画の後で、さらに続編を・・・・

でもね、こうなってくると続編できてもしようもなくなるか・・・

投稿 : 2014/08/16
閲覧 : 210
サンキュー:

2

ゴンザブロウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

内容理解するの大変だった(⌒-⌒; )

アニメで感動したのが崩れて行きます。
ほむらが主人公ですはい。

これ、内容がかなり複雑で、まあまずこれだけ観ても絶対に話分かりません
(当たり前かw)

アニメ、映画を全部観てても分からないです
自分はネットで調べました( ̄▽ ̄)
解説読み、映像を思い出し、ほぉほぉと。

ほむらはまどかに対し大事な友達を越して好きを越え、愛してます。てか愛しすぎですwどんだけ一途なんだよ全くw
とだけ言っておこう。
もうなんか複雑で書くの大変なのが目に見えてるので書きません( ̄▽ ̄)

あと、あの新キャラの正体しってビックリしたわw


最後に、これはまた一から見直さねば!!

投稿 : 2014/08/16
閲覧 : 250
サンキュー:

6

ネタバレ

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TV版が好きかなあ、それでも

・かなり遅れて視聴の為、リアルタイムでの盛り上がりによる高揚的目線は無い
・制作側による「TV版と劇場シリーズは別物」という旨の主張は知っているが
 個人的にはTV版の締め方が好きだっただけにこちらの新編は少々蛇足気味に 感じた

・とはいえども、やっぱ面白い!!
 序盤30分の平和な魔法少女ものを見ていた時の心情はなかなか作る事は出来ない
・5人それぞれの変身シーンはかっこよくて何度でも見たいし、連想ゲーム(?
)シーンは別クリップで欲しいくらいに刺激を受けた

・中盤以降の畳み掛ける流れは頭をフル回転させながら見る必要があったが、気持ち良い労働のようで楽しかった

・終盤における、「どう終わるんだ」という、もうやめてくれよ(泣 感

・TV版が好きなだけにまだ広げるのか・・といった感情はあるものの、次回作があるなら100%見てしまう期待感の持たせ方と完成度の高さであることは確か

投稿 : 2014/08/13
閲覧 : 266
サンキュー:

10

るー♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

スルメ映画

最初見終わった時はエヴァ旧劇や押井作品でも見てたかの様な感覚でしたが、
2回目以降は割とエンタメとしても優れてる映画だと思いました
作画も音楽も凄いし
恐らく魔法少女5人でウキウキ戦ってるところは
まどマギを萌え目線で見てる層をかなり喜ばせたと思います
ストーリーも1周目で意味不明でも2周目はそれなりに理解できるはず
元々まどマギは全ての謎を解決するってアニメでもないですしね

投稿 : 2014/08/05
閲覧 : 251
サンキュー:

4

自由人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

驚きとかわいさ

変身シーンが可愛かった
いろいろと考える動画だった
進むにつれて「ん?」と思うことがたくさんだったけど
最後までみると、「おぉ」と思いました

まさか、あんな真実があったなんて

まどまぎファンとして、見てよかった
面白かったです
皆さんにもぜひ、見てほしいです

投稿 : 2014/07/31
閲覧 : 230
サンキュー:

2

ネタバレ

…と便座カバー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

えっ?まだ観てないの?!

{netabare}『これからはずっと一緒だよ!』

『ええ…この時を…ずっと待ってた…((๑✧ꈊ✧๑))ニヤリ』

…見滝原の悪魔様はオイタが過ぎますなぁ(笑){/netabare}

言わずと知れた、まどマギシリーズ最新作の劇場版です。以前より完全新作を謳っている通り、超弩級の作品がキマシタワー!

劇場で驚き、みんなのコメントに共感し、Blu-rayで見直し読み解いてゆく…
と、まぁ難しい事言ってますがそこまで考えていないかもw
ただ、心に残ると共に劇中全てにおいてハラハラワクワクが止まりません!

ふぅ…虚玄さんの手にかかると、タダではおわりませんねぇ~(@_@;)

テレビシリーズをご覧になった方は是非見て下さい!
{netabare}全国の魔法少女のみなさぁ~ん、あまりストレス溜めないようにして下さいね~。
そう何度も宇宙が書き換えられても困るので…(☍﹏⁰)ボソリ{/netabare}

投稿 : 2014/07/22
閲覧 : 242
サンキュー:

6

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解

意外な結末、やや難解。本編のように泣けるかと思うと肩透かし。

投稿 : 2014/07/19
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう魔法少女ほむらマギカで良いんじゃ・・・

TVシリーズから、まどかの最終話まで魔法少女にならないという主人公にあるまじき存在感は目につきましたが、映画版でハッキリしました。もうほむらが主人公ですw

劇場ではじめて見たとき、前半の「魔法少女っぷり」に若干引きそうになりました。「ピュエラ・マギ・ホーリークインテット!」と名乗った所なんかまさにww
多分このノリだったら、見てないんだろうなーとか。

しかし中盤からいよいよ本格的にストーリーが展開していきます。
ほむらVSマミの銃撃バトルシーンは必見!

最後はまさかの「ほむらヤンデレ化」で終わり衝撃でした。

次回作も楽しみです。まだまだこのシリーズから目が離せません!

投稿 : 2014/07/17
閲覧 : 268
サンキュー:

25

ネタバレ

ym015008 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハッピーエンド?バットエンド?

魔女のいない世界。。。

みんなが幸せな

だけどなにかおかしい。。。

それに気づいたとき
止まっていた時間が動き出す。。。

みんなのために犠牲になった少女と
一人のためにみんなを犠牲にする少女

最後に迎える物語の終焉はいかに。。。


とよくわからない文章を書いたわけですが
思ったまま書いたらこうなりましたwww

前作見てるからキャラに愛着あってよかったけど
話は難しかったw

ハッピーエンド?バットエンド?
よくわかんなかった(沙*・ω・)

完結しないような、したような。。。

アニメより感動は少なかったかな。。。

投稿 : 2014/07/12
閲覧 : 208
サンキュー:

8

ネタバレ

らんど~る さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前回ほどの衝撃はないが。。。

【きっかけ】
前作鑑賞から。

【ストーリー】
まどかが神化した続編で、前期で生存の魔法少女として残ったほむらの行く末を表現したストーリー。
インキュベーターに隔離されまどかから届かない空間に閉じ込められ実験題材として扱われたほむらの思いを表現したストーリーが展開される。インキュベーターの敵存在感がUPしている作品。

【所見】
一見元通りに戻り、ほむらがたどった異なるストーリーを表現したのかと思いきや違った。べべが意外とかわいい。
中盤からは、ほむらの脳内がストーリー展開されていることが予想でき、前ほどの衝撃はなかった。
最後は、ほむらがまどかを食う展開になるが「愛」のSoulGemが出来上がるところはイマイチ理解できなかった。(ほむらが、まどかのために魔法少女・・・というのはわかるが、なぜ悪魔化に「愛」?と疑問符が・・・)

全体通しては、今後のストーリーを展開させるために
 まどか:陽
 ほむら:陰
で、相対照する存在としている点にあるのか。と予想がつく気がする。。。。

投稿 : 2014/07/07
閲覧 : 179
サンキュー:

3

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほむらの愛は永遠です。

TV版の続編です。
最初事情が掴めませんが、少しづつ判明します。

魔法少女はいつもの5人。
それに新キャラがひとり。
私には、新キャラが何者かわかりませんでした。
少なくとも魔女ではないような。

序盤の戦闘シーンは、踊るような、遊ぶような優雅さです。
しかし、物語は暗転します。
そして二転三転。
衝撃度はTV版より控え目かな?

アニメタイトルの叛逆の意味を自分なりに解釈すると。
ダークな主役ほむらの愛情たっぷりの倍返しですね。
ホント、どこまでほむらはまどかを愛しているのやら。
全く揺るぎ無しですね。

残念ながら、個人的にはそれほど楽しめない劇場版でした。
叛逆の物語、ちょっと蛇足かな?

投稿 : 2014/06/28
閲覧 : 468
サンキュー:

56

gb188 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは2度見しないといけない

展開に追いつかない!

投稿 : 2014/06/20
閲覧 : 300
サンキュー:

2

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テレビ版だけで良かったかも

まどマギ好きです。これを見終わったが
テレビ版で完結で良かった。

投稿 : 2014/06/18
閲覧 : 437
サンキュー:

20

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良く言えば芸術的?

あにこれでの高評価が不思議...

劇場版の「[前編] 始まりの物語」と「[後編] 永遠の物語」を見ている事が前提の作品。(もしくはTV版)

前編・後編は確かに良い作品だと思うのですが...

きちんと組み立てられたストーリーの中でこそ、ナイトメアを連想させる様な魔女の閉鎖空間も、キャラの印象とのギャップも効果的に働いているのだと思います。

さて、[新編]ではどうでしょう?

ストーリーも曖昧で抽象的・暗示的なのですよ。
良く言えば芸術的ですが、悪く言えば製作側の自己満足...

料理を美味しくしていた隠し味...その隠し味を前面に出したら、料理本来の味が分からなくなってしまうでしょう?...その料理は美味しいの?...

私には失敗作と思えます...

と、辛口で申し訳ありませんが、私個人の素直な感想です。

オープニングのClariSの歌が良かったので、音楽は加点してます。
ClariSのアリスさんの卒業は本当に残念...

[前編]・[後編]が良かっただけに、もったいないお化けが出そう...

そうそう、[前編]・[後編]がお好きな方は、「STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]」も見てみると良いと思います。前振りが長いですが、複線の回収が見事ですので、最初の方で断念せずに堪えて見て下さいね。

投稿 : 2014/06/17
閲覧 : 227

Aic さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なめてました

アニメ見て面白かったから、暇があったら、劇場版みようって感じで、やっと観る気になってみたんだですが、もうなめてましたね。

最近はアニメが人気あったら、続編は映画化がよくあったので流れになんか乗って作ったなあ、たぶんまあまあなんだろうな。まあ、暇つぶしになれればいいなあと思っていました。

けど、見た後は暇つぶし程度の気持ちみた自分を殴りたくなりました。

何がすごかったかと言うと一番はストーリーに物凄く影響しているところですかね。

他の映画化になったアニメって別に観なくても支障のないものばっかりで、アニメの続編だったとしても別にみても見なくてもほぼ支障のないものばかりでした。

それに対し、この映画はちゃんと続編で、そしてまさかこんな展開を迎えるとはという感じの内容の深い映画でした。

映画の前半は視聴者の希望にこたえるような展開でもありましたし、すごくよかったです。

ぜひ、テレビ放送見た方は映画も見て欲しいです。
多くの人は衝撃を受けると思います。

展開がすごいので1回で内容を理解するのに苦労するかもしれませんが、その時はもう1回見ましょう(笑)

投稿 : 2014/06/14
閲覧 : 456
サンキュー:

7

t-ani さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

エンディングのクネクネが好きです

君は気づいていたかな
ほんとのことなんて
いつも過去にしかない

(´;ω;`)ブワッ

エンドロールの二人みたいに
寄り添って
手を繋いで
そんなほんとうの終りがあるんでしょ?

つづきオナシャス

投稿 : 2014/06/10
閲覧 : 199
サンキュー:

0

ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほむら、君の幸せはどこにあるんだろう?

 朗報です!私に朗報です。やっと、やっと入手いたしましたBD再生機器!拝受の儀以来2か月ぶりに完全生産限定盤BDを開封し、例によって厳かなる視聴の儀を執り行ったのち、初視聴と相成りました。
 いつでも好きなときにこれを視聴することができるのかと思うと、自分自身の身に余る幸福に戦慄すら覚えてしまいます。
 また、一部変更・加筆してます。私の戯言にお付き合いいただける寛大な方は是非お立ち寄りください。かなり、いや、完全に、ほむらに特化した内容ですので予めご了承ください。
 一回目(10/28)は来場者特典は品切れ、物語シリーズとのコラボマナー喚起は忍野扇(少し残念)。二回目(11/18)はフィルムゲット!しかも半月の下に佇むほむら!!神様ありがとう!!!しかもマナー喚起は戦場ヶ原ひたぎ!私的2大ヒロインそろい踏み!斉藤千和ありがとう!!!

 いろんな意味で裏切ってくれちゃってます!
 このラストは読み切れなかった!
 ますますほむほむへの愛が深まった!
 BDを買うことはもう決定した。
 泣けるんじゃないかと勝手に想像してハンカチを手にしていたのだが、ずっと握り締めていた。泣けるところもある・・・と思うのだが、私は泣けなかった。泣いている場合じゃなかった。泣くには衝撃が大き過ぎた。
 視聴からまる4日ぐらい脳のほてりがとれなかった。
 気が付くと反芻し考察していた。
 強烈な作品にぶつかったとき特有の何とも言えない虚無感・無力感に苛まれていた。

 ネタバレしないとこれ以上の感想書けないので、以降はネタバレ満載で行きます。
  {netabare} 本作は3つの部分に分けることができる。
 第一部 オープニングからほむらが秘密に気づくまで
 第二部 秘密に気づいてから円環の理に導かれるまで
 第三部 堕天し円環の理を改変し、そして・・・ {/netabare}
 オープニングから残酷である。 {netabare}TVシリーズのオープニングをほぼなぞらえたものであり、時間軸としてはTVシリーズのスタートよりも少し進んだところといった感じである。これだけで、この物語が誰かの妄想・願望・夢想であることを予感させる。 {/netabare}それでも、第一部は幸福感がある。予告編でも明かされていた新たな敵ナイトメアとの戦いでは、魔法少女5人(最初は4人)が共闘するシーンがあり、見所のひとつである。みんなが仲良くしているところを見られただけで幸せな気持ちになれる。 {netabare}正直に言って第一部は展開が遅めであり、なんともいえない違和感とヌルイ感覚があった。これも後半への大きな伏線であるのであろうが。 {/netabare}第一部後半では、これまた予告されていたほむらとマミのガチバトルが見られる。これも見所ですね。かっこよかったです!このあたりから物語が加速度的にその展開を早めていく。
  {netabare} この世界(見滝原市)が自らが作り出した結界であり、自身が魔女化しつつあることを知るほむら。その状態を厳重に管理し、円環の理の秘密を暴こうと観察を続けるインキュベーターの野郎ども!円環の理(まどか)を守るために、円環の理による救済を拒み、自ら魔女化を促進し、ついには完全に魔女となるほむら。そのほむらに円環の理による救済を与えるために戦うかつて魔女であった魔法少女「さやか」と「なぎさ」。ここでは初めての「魔女」対「魔女」の戦いが見られる。その戦いの果てに、ついにたどり着いた円環の理による救済、まどかとの再会。ほむらの魂にも真の安らぎ、真の救済が訪れる・・・ {/netabare}
 このシーンには心底驚いた!!落としどころをどこに持ってくるのか予測不能に陥っていたので。 でも、一晩考えてなんか納得した。むしろ当然の帰結と言えるかもしれない。うんうん、ほむらちゃん、君は間違っていないよ。それは人として当然の気持ちだ。そのせいで世界がどうなろうと、それは仕方がないことじゃないかな。
  {netabare} インキュベーターの想定を超えた存在となったほむら。希望よりも絶望よりもはるかに強い「愛」によって堕天したほむら。その力で円環の理となった「まどか」の一部を人に戻したほむら。その力によって「神」を人へと貶めた(少なくとも一部を)ほむら。新たに再構築されたこの世界はどうなっていくのか?ほむら自身が予言したように、まどかと敵対する時がくるのか? {/netabare}
 しかし、今は、まどかとの時間を、まどかのいる世界を楽しんでほしい。ほむら、君にはその資格がある。

 二回目の視聴を終えて
 {netabare}オープニングテーマのカラフルが心に突き刺さる。全てを知っている者には聴くに堪えない美しい歌詞、涙がこぼれる。これでもかと描かれる幸せな世界、ほむらが、みんながこうありたいと望んだ世界。完全な茶番、茶番の中の茶番。観るに堪えない。イライラが募り、むしろ怒りさえ湧いてくる。わかっている、わかっている、これは後半へ向けての伏線なのだ。マミとの戦闘までは苦痛であった。もはや苦行であった。こんな幻想はいらない!
 ここからは早かった。結末へ向けての伏線を確認しつつ、ストーリーに、ほむらの心に気持ちを合わせて突き進む。決断を下した後のほむらの美しさ!妖しさ!魅了される。私みたいな「ほむらバカ」にとっては、前半はなくていい。ナイトメアとの戦いなんていらない。マミも杏子もさやかもなぎさもいらない。ほむらとまどかだけでいい。
 ほむらに堕天を決意させたまどかの告白、あれは紛うことなき本心であろう。素のまどかの人としての正直な気持ち。それを真正面から受け止めてしまったほむら。やはり、彼女たちは少女なのである。私なら、大人である私なら、受け流せるかもしれない。あの時の、まどかの祈りもまた本心である、と理解できるから。まどかの祈りは、無理をしているかもしれないが、間違いなく心から出た真の願いである。彼女たちがもう少し大人であれば、違う結末を迎えることもできたのかもしない。とはいえ、大人だったらそもそも魔法少女にならないか。くそっ、インキュベーターの目の付け所には恐れ入る。こんな危うい年頃の少女を標的にするなんて!
 新たに改変された世界、ここは本当に君が望んだ世界なのかい?この世界の君はあまりに美しく、妖しく、そして痛々しい。君を救うにはどうすればいい、ほむら?私はこれからその答えを探すよ。 {/netabare}
 

 『劇場版公開記念 2時間でわかる!大ヒットアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」』について(6/5)
  {netabare} 完全生産限定盤特典BDに収録。
 なんと、劇場版2作品「前編と後編」を再編集して2時間に圧縮した映像である。
 さすがに2時間では説明不足は否めず、これを補うために斉藤千和によるナレーションが適宜挿入されている。
 濃厚すぎる2時間である。
 エッセンスがぎっしり。常にクライマックス。
 TVシリーズ及び劇場版2作品を既に観た人間であれば楽しめる。
 省略されたシーンも脳内補正しながら観れてしまうのでつながりに違和感も感じない。
 そういう意味で既に2ループ程度済ました人であれば、時間が無い時のおさらいとして利用することが可能であろう。
 だが、初めて観る人には全くお勧めできない。
 むしろ、これを観ることを断固阻止しなければならない。
 ストーリーだけわかってキャラや世界観への想い入れが生まれないこと請け合いである。
 「魔法少女まどか☆マギカ」に初めて触れようという人には、出来ればTVシリーズから、それが叶わないのなら劇場版2作品を視聴することを強く勧める。
 間違ってもこの2時間圧縮バージョンから入ったりしてはいけない。
 ダメ!ゼッタイ! {/netabare}

 
 「カラフル」について(2/15微調整)
 {netabare}・・・これは、かつて魔法少女であったモノの夢の名残なのか?
 
 世間では「君の銀の庭」の評判が高いようである。確かに「君の銀の庭」は素晴らしい。聴く者の心を優しく包み込み内側から狂気で蝕むKalafinaの歌声と音楽は名曲と言っていい領域にまで達している。それは否定しない。それでも私は、「カラフル」を押したい。
 リスアニ!のインタビューで読んだのだが、「君の銀の庭」はシナリオに目を通したうえでの作品なのだが、「カラフル」はシナリオに目を通さないで作られた作品ということである。「コネクト」「ルミナス」と同様に、この条件下で奇跡のコラボレーションを期待された作品であった。
 果たして、「ルミナス」はもちろん「コネクト」すら凌駕する、まさに奇跡のコラボレーションとなったのが「カラフル」である。必ずフルコーラスで聴いて欲しい。劇中のオープニングバージョンでは魅力の半分しか伝わらない。
 
 これまでに過ごしてきたすべての時間軸において選択した行動とその結末。これまでに過ごしてきたすべての時間軸で選択しえたかもしれない行動とその結末。繰り返される時間軸の中で数えきれないほどした後悔。もはや、どの記憶が本当にあったことで、どの記憶が後悔の産物なのかさえ分からない。すべての可能性が存在し、かつ、なんの可能性も無いかもしれない世界。それでも、僅かな可能性を信じ、信じるふりをして、絶望の淵で彷徨いながら旅を続けた、そんな魔法少女が最後の瞬間に見た夢、走馬灯のように流れ去った儚い夢。ソウルジェムがカラフルに輝いた刹那にそんなことがあったのではないか・・・魔法少女としての一生を終えるその時に、彼女の脳裏をよぎったのではないか・・・それが、「カラフル」なのではないか、そう思えるのである。 {/netabare}
 
 まどかへの手紙
{netabare} あれは何回目の時間軸だったか、ワルプルギスを倒し力尽きた二人。グリーフシードもなく、このまま魔女になるのをなすすべなく待つ二人。このまま二人で魔女になって世界を滅茶苦茶にしちゃおうかという私のソウルジェムを浄化したあなた。ほむらちゃんにしかできないことをして欲しい、バカな私を救って欲しいと。それからどれだけの時間軸を超えてきたのか。あなたを救う、それだけを目的に旅を続けた。でも、出来なかった。救えなかった。私を救うため、過去・現在・未来の全ての魔法少女を救うために「円環の理=神」となったあなた。私の記憶以外の全てから抹消され、誰にも会うこともできない。それでもいいの?でも、それがあなたの望みというなら受け入れるわ。いつか必ずあなたに会えるというのなら。

 ・・・あなたがいない世界は私には辛すぎる。私の中にしかいないあなた。まどか、あなたは本当に存在したの?私にはもう耐えられない。もう戦えない。あなたはどこにいるの?

 ・・・それは、あなたの本当の望みではなかったの?誰にも会えなくなることは、耐えられないことだったの?そうだったの。あなたは救われてなかったのね。私はあの時の約束を守らなければ!そう、私にはまだやらねばならないことが残っていた。だから、あなたに救われるわけにはいかない。私があなたを救わなければならないのだから。 {/netabare}

 叛逆について①
{netabare}過去・現在・未来の全ての魔法少女を救うことを願ってなされた祈り、これはまさに「神の愛」、博愛といってもいいだろう。
 まどかを救うことを願ってのみなされた祈り、これは「人の愛」、あえて言うのなら偏愛ということになるのか?いや、これはもはや祈りですらない、願望、いや、欲望というべきなのか。
 欲望によって神の威光を傷つけること、これは、神への「叛逆」としか言いようがないのでは?しかし、神ならぬ私としては、この欲望のほうにこそ共感できるのである。
 愛とはかくも業深きものなり。 {/netabare}

 叛逆について②
{netabare}円環の理に支配される世界においては、魔法少女いう存在は神に従属する立場、神の御手先、すなわち「天使」ではないだろうか。そして、あまた存在する魔法少女の中にあって、神の正体を知る唯一の存在であるほむらは、かつての大天使長ルシファーに比類する存在ではないか。この観点からも「叛逆」の意味が解釈できると考える。 {/netabare}
 
 叛逆について③(11/30追加)
  {netabare}もう少し視野を広げて考えてみる。
 神の御業である「円環の理」の秘密を暴こうとするインキュベーターの行動、これも叛逆である。
 また、これまでのほむらの生き方そのものも、叛逆ととらえることが可能かもしれない。魔法少女となった動機そのものからして「まどかとの出会いをやり直したい」であり、その後の時間軸を超えた旅の全てが「まどかの運命を変えたい」であった。本作での堕天シーンも含めて、ほむらは一貫して運命を受け入れることを拒否している。この生き方そのものが、宇宙の摂理、若しくは、神とでも呼ぶべき存在への叛逆行為と言えるのではないだろうか。ほむらには「悪魔」というよりも「運命に抗うもの」という称号の方が相応しいのかもしれない。 {/netabare}

 円環の理について(11/30小幅追記あり、これで完成)
{netabare} TVシリーズ、劇場版前編・後編視聴時における私の理解では、絶望により魔女と化す魔法少女を魔女になる前に救済すること、つまり、魔法少女は魔女にならないというのが、「円環の理=まどかによる救済」であった。しかし、どうだろう?叛逆の物語で判明した事実に照らし合わせると、少し異なるようである。
 一つは美樹さやかと百江なぎさの存在である。彼女らは、暁美ほむら魔女化中の時点で既に「まどかによる救済=円環の理」を受けた身である。そして、彼女らは、まどかの存在を認識しており、実際、ほむらに「まどかによる救済=円環の理」を受けさせるために奔走している。しかも、魔女としても能力を有している!そのうえその力を正気を失うことなしに使いこなしているのである。
 二つ目は暁美ほむらの魔女化の過程である。インキュベーターによる厳重な監視のもとという特殊な環境にある影響もあるのであろうし、あくまで心の内面での出来事という事情もあるので現実世界との時間進行が全く異なるという可能性もある(ほむらの仮想世界の中での1日は現実世界の1秒よりも短いのかもしれない)が、それにしても、絶望してから「まどかによる救済=円環の理」に至るまでにある程度の時間がかかるようである。このタイムラグの間に仮想世界(絶望した魔法少女の心の内側)において魔女化が進行するようである。
 この二つの事実から、次の事が推測される。
魔法少女の魔女化のプロセス、
①絶望し内面において魔女化が始まる。
       ↓
②内面において完全に魔女となる。
       ↓
③魔女として現実世界に具現化する。
そして、「まどかによる救済=円環の理」は②と③の間において行われる。つまり、魔法少女はいったんは完全に魔女となって、そののち救済される。この救済によって絶望から解き放たれ、希望ある魔法少女としてこの世から消滅する。この際には
、魔女としての能力・今までの記憶も失わないようである。だから、美樹さやかと百江なぎさは魔法少女としての記憶も能力も有したままほむらの仮想世界に入り込めたのであろうし、魔女としての能力を使うこともできたのであろう。
 ー2回目視聴後の補足ー
 上記の仮説は本編において真っ向から否定されている。結界の内部において完全に魔女化してしまうと、「まどかによる救済=円環の理」を受けることができない、と。ただ、ほむらのケースが特殊であるがゆえの特例なのか、一般的に当てはまるものなのかは、判然としない。私自身としては、自身の仮説の方がより説得力があると考えるが。  
 ー3回目視聴後の補足ー
 はやり、ほむらのケースが特殊であることを確認。上記の「結界」とは、「インキュベーターによる結界」であることが判明したため。
 
 さらにもう一つ、実は、「まどかによる救済=円環の理」は絶望した魔法少女の側に選択権があるのではないか?絶望しきった魂への救済の要否を問う問いかけ、本来であれば形式的な、問われる前から答えの決まっている問いかけ、「汝、救われたいか?」の問いに唯一「否」と答えたのが暁美ほむらではあるまいか。
 この仮説はほぼ間違いないと意を強くした。インキュベーターが「円環の理に救いを求めよ」とほむらに促す場面を確認できた。 {/netabare}

 ほむらによる改変後の世界(1/3追記)
  {netabare} ほむらによる改変後の世界について語る前に、まず、まどかによる世界改変について確認しておきたい。
 まどかによる世界改変は、「改変」というよりもむしろ「書き換え」又は「上書き」という表現が相応しい。まどかは、インキューベーターが作り上げた魔法少女システム(希望から絶望への相転移からエネルギーを得る)をそもそもの最初から無かったことにした。よって、世界が書き換えられてしまったことを知っているのは、まどかのみである(唯一の例外がほむら)。あえて言い及んでおけば、まどかによる改変前の世界と改変後の世界は断絶している。
 ほむらによる改変後の世界をどう位置づけるか、類型を3つ提示してみる。
①まどかによる改変時と同様に、以前の世界を完全に書き換えたもの。
②まどかによる改変後の世界と同時に存在する平行世界(パラレルワールド)。
③まどかによる改変後の世界の内部に設けられたある種の閉鎖空間的な世界。
 そもそも、ほむらによる世界改変とはいったい何を改変したものなのか?もっとも重要かつ最大の改変は、言うまでもなく、切り取られた「まどか」が存在する世界への改変である。円環の理による救済を受け世界から消えたはずの「さやか」と「なぎさ」が存在していること、烏っぽい禍々しい生き物が存在していること、ほむらが強大な力を持っている(と思われる)こと、等も改変の産物であろう。逆に改変されなかったこととしては、インキュベーターの存在、魔獣の存在がある。まどかによる改変時との相違点としては、改変の事実を認識しているものが存在していること(インキュベーター・さやか)が挙げられる。
 以上の事実から推測するに類型③が最も有力ではないかと考える。①だと仮定すると、まどかの存在が怪しくなる。人としての部分を引き剥がした結果として存在する「まどか」は、引き剥がされる前の本体が存在しないと成り立たない。引き剥がされる前の本体が存在するということは、「円環の理」が有効に存在していることを意味し、これは、すなわち、まどかによる改変後の世界が、ほむらによる改変後にも存在していることに他ならない。つまり、①だと「まどか」が存在していることと矛盾が生じてしまう。
 ②ならどうか。平行世界であれば、まどかの存在に矛盾は生じない。しかし、平行世界間の干渉という側面から考えると、少し無理があるように思う。ほむらによる時間軸の旅は、まさしく、数多の平行世界を渡り歩くものであった。それぞれの平行世界においては、ほむら以外の人物は違う平行世界についての知識も認識もなく(インキュベーターでさえ!)、相互干渉は皆無であった。ほむらによる改変においては、インキュベーターとさやか(時間の経過とともに忘れていくようだ)が改変を認識しており、まどかは「円環の理」の力(少なくとも一部)を保持しているようである。異なる平行世界の間で、ここまで干渉があるというのは、無理があるのではないだろうか?
よって、③が最も有力となる。③であれば、上記で述べたことが全て矛盾なく成立する。{/netabare}
 
 ほむらの幸せのありか(12/1かなり加筆)
  {netabare}そもそもまどかと出会わなければ・・・という議論は未来永劫封印。
 魔法少女にならなければ・・・というのも、まどかと出会ってしまった以上、必然ととらえる以外あるまい。
 そうなると、私が考えるターニングポイントは三つ。
 一つは、まどかと二人でワルプルギスの夜を倒した後である。ほむらは、この時、まどかと一緒に魔女になってもよかった、または、死んでしまってもよかった。二人で一体の魔女になったりなんかしたら、それこそ本望だったんではないだろうか。なのに、まどかはほむらに過酷な運命を強いる。自分が魔法少女にならない未来をつくれ、しかも、魔女になるのは嫌だから殺せ、と。こうやって考えると、「まどか、我儘だぞ!お前のせいでほむらは何回時間軸を超えたと思っとるんじゃ!」と恨み言の一つでも言いたくなる。
 二つ目は、もちろん、本編のあのシーンである。おそらく、まどかがあの泣き言(本人は泣き言を言っているつもりはないだろうが)を言わなければ、ほむらは「まどかによる救済=円環の理」を素直に受け入れていたであろう。それは、本来ほむらが望んでいたことなのだから。
 もう一つある。それは、まどかによる宇宙再構築時である。あのとき、まどかはほむらを一緒に連れて行くべきであった。「こんな場所にまでついてきてくれた」ほむらの気持ち、「私のために頑張ってくれた」ほむらの気持ち、その真意を理解することができたのならば、ほむらを一人残していくべきではなかった。まどかの一部、若しくは、眷属として「円環の理」に取り込まれることを、ほむらが拒むであろうか?いや、これこそ、ほむらの至福であったろう。
 いずれにせよ、既に過ぎ去ったことである。では、この新たな世界における「ほむらの幸せ」とは?
 つまるところ、ほむらの幸せとは「まどかと共にあること」。生死も問わない、ただ共にあること。
 翻って、まどかの幸せとは?まどかは何を望むのか?少なくとも「ほむらと共にあること」ではないことは明らかであろう。
 この二人の愛情の間には大きな隔たりがある。まどかのほむらに対する愛情は、いうなれば「仲のいいお友達の一人」。どんなに好意的に解釈しても「お友達の中で一番仲のいい子」程度であろう。それは、まどかによる宇宙再構築時のおいて、神となったまどかが言い放った「あなたは最高の友達だったんだね。」に集約されている。全ての時間軸のおける全てのほむらの戦いを理解してなお、これである。万感の思いが込められているにしても、ほむらの行為に対する労いとして充分とは言えない。それに対して、ほむらのまどかに対する愛情は、自身の言葉にあった通り「この世でたった一人の私の友達」に対するもの。しかも、この気持ちは膨らむ一方である。超えた時間軸の数だけ、踏み越えたまどかの屍の数だけ大きくなる。いつしか「私の存在の全てをかけた愛」の対象へと昇華されていた。
 この隔たりはどこからくるのか。なぜ、ほむらはここまで「まどか」に執着するのか?なぜ、ほむらの心は孤独なのか?その秘密は、未だ謎のベールに包まれた「ほむらの過去」にあるのではないだろうか。「心臓の病気で長く入院していた」「どうも一人暮しをしているようだ」この二つのみが現時点で提示されていることである。
 ここで一度まどかへと視点を移してみよう。まどかは優しいパパと頼れるママに愛情をたっぷりと注がれて育った。タツヤの年齢からすると10歳ごろまでは一人っ子として育っている。また、鹿目家の朝の様子から、出勤前の「パパにちゅ、タツヤにちゅ、まどかとハイタッチ」は日課であろう。つまり、まどかは愛に慣れている。愛情を受け取ることにも、愛情を表現することにも慣れている。
 ほむらはどうか?ほむらは愛への耐性がないのではないか。愛情を受け取ることにすら躊躇を覚え、ましてや愛情を表現するなんてどうしていいやら皆目見当がつかぬ・・・。病院での長期入院、どうやらいないらしい両親・兄弟姉妹、そんなほむらにとって、まどかは初めてできた友達であった。その友達と過ごしたあまりに濃密は1カ月、そして、死という衝撃的は別れ。全てが、ほむらにとってまどかを唯一無二な存在にならしめている。
 つまり、まどかは普通の友達にするようにほむらに接しただけなのに、ほむらの方ではまどかのことを唯一無二の大親友と思っていた。この認識の違いは小さくない。
 さて、どうすればほむらは幸せになれる?
 魔法少女でなくなってしまった以上、円環の理による救済はもうありえない。神となったまどかの腕に抱かれる幸せはもう望めない。
 一緒に死ぬ?かたや神、かたや悪魔、その二人が心中?よしんば、悪魔の方でそれを望んだとしても、神の方では良しとはすまい。だったら、無理心中?あなたを殺して私も死ぬわ!もしかしたら、それはあるかもしれない。でも、そんな結末は見たくない。
 やはり、現状維持なのか。籠の中の鳥として「まどか」を飼いつづけることが幸せなのだろうか?もはや人ではない「ほむら」と「まどか」であれば永遠の時を過ごすことも不可能ではないであろう。これは、確かに一つの幸せの形なのかもしれない。ほむらにとっては理想郷ですらあるかもしれない。まどかを偽り続けることに耐えられるのであれば・・・
 ほむら、君の幸せはどこにあるんだろう。



 ・・・・・・・・・・・・・普通の、ただの少女として出会い、退屈とも言えるようなありふれた日常を過ごし、当たり前に年を取り、いつしか大人へと成長する二人、穏やかな、それでいて、親密な、変わらない友情で結ばれた二人、そんなありふれた光景こそが、君たちにはふさわしい。ほむら、君に、まどかとのこんな未来を贈りたい。
 さあ、インキュベーターよ、今こそ我に問え!
 「その魂を対価にして、何を願う?」
{/netabare}

インキュベーターのお仕事(2/23)
  {netabare}1.地球における効率的なエネルギーの回収
 2.前号に付随する一切の業務
 インキュベーターの目的はただ一つ「エネルギーの効率的な回収」のみである。この目的のために構築されたのが「魔法少女システム」といえよう。念のため、ここで魔法少女システムをおさらい。
 ①少女
   ↓
 ②願いを叶える
   ↓
 ③魔法少女
   ↓
 ④絶望する
   ↓
 ⑤魔女
 普通の少女(①)の願いを一つ叶える(②)ことによって魔法少女へと変換(③)そののち絶望(④)により魔女となる(⑤)。
 インキュベーターは②で何らかのエネルギーを投下することにより少女を魔法少女へと変え、④の際に放出されるエネルギー(主たる成分は感情)を何らかの方法で回収している。
 インキュベーターの言うところの「エントロピーを凌駕した」の真意は何とも掴み難いが、ここでは、「魔法少女を作るために必要なエネルギー < 「魔女化により回収されるエネルギー」ということと考えておく。つまり、②で投下されたエネルギーを超えるエネルギーを④で回収できるということを意味する。②で1のエネルギーを消費したとすると④で少なくとも1.1以上のエネルギーを回収できる見込みがあるということである。だが、単純に②<④でいいのかというとそうでもない。魔法少女が魔女になるまでのサポートにもエネルギーを消費するし、何よりも「ロス」が生じる可能性があることが大きい。
 魔法少女システムにおける「ロス」とは、魔法少女が魔女にならないで消滅することである。このロスは意外と多く発生しているのではないだろうか?我々が知るだけでも、マミ・杏子がこのロスに該当している。よって、インキュベーターはこのロスも込みでエネルギー回収効率を計算しているはずで、④で回収されるエネルギーは②の少なくとも数倍にはなるであろう。
 インキュベーターは予めその少女から回収できるエネルギーを推定することができる。あたかも石油の埋蔵量を推し量るように。現に暁美ほむらを魔法少女へと変換する際に、エントロピーを凌駕したので君の願いは聞き届けられました、という趣旨の発言をしている。つまり、ほむらの願いを叶えるために消費されるエネルギーを、ほむらが魔女になる際に回収されるであろうエネルギーが超えるということを、その時点で把握しているということである。
 しかし、そうだとすると、鹿目まどかのケースをどう考えればよいのだろうか?まどかの願いは、魔法少女システムを根底から覆すものであった。にもかかわらず願いが叶えられてしまうというのは、どういうことであろうか?単純に、願いを叶えるために消費するエネルギーを推定回収エネルギーが上回ったから機械的に発動してしまったのだろうか?これは、もう少し考察を進める必要がありそうである。
 魔法少女が魔女になるまでに要する期間の統計的な資料が手元にないので何とも言い難いが、「さやか」の例から推測するにおおむね1カ月以内というのが相場ではなかろうか。マミや杏子の例は異例なのではないかと思う。「さやか」のような例がバンバン発生するのだとしたら、魔法少女システムは効率的なシステムと言ってよいであろう。
 さて、有史以来(もしかしたら以前)人間(地球)を観察していたインキュベーターとて、「魔法少女システム」を構築するまでに紆余曲折があったことは間違いあるまい。おそらく、人間以外の生物、男性、女性、大人、老人、それこそ老若男女問わずいろいろ実験を重ね、その末に行きついたのが少女を標的とする「魔法少女システム」なのであろう。そして、我々が知るあの姿、何とも愛らしい愛玩動物のような外観をしているのも、少女を標的にするが故であろう。
 だが、奴らが人類に仕掛けた罠は「魔法少女システム」だけであろうか?感情をエネルギーに変換できる奴らにとって、効率的にエネルギーを回収しうる機会はたくさんある。
我々のまだ知らないそんな罠がこの世にはあるのかもしれない。
 それにしても、インキュベーターは何故にエネルギーの回収をしているのか?それは、宇宙の崩壊を一秒でも遅らせる為である。では、そのような使命を担っているのは何故なのか?そもそもインキュベーターとは何者なのか?この点については、機会を改めて論じてみたい。 {/netabare}
 
 史上初の魔法少女の末路(3/2)
 {netabare} 歴史上初の魔法少女が誰であったのかについての記録は既に失われている。しかし、歴史上初の魔法少女が歴史上初の魔女となったことは99.99%間違いのない事実である。
 魔法少女が魔女にならないということは、魔法少女が魔法少女として死ぬことを意味する。魔法少女として死ぬということはどういうことであろうか。魔法少女は「ソウルジェム」を破壊されることによって死を迎える。逆にいうと「ソウルジェム」を破壊されない限り死を迎えることは無い。歴史上初の魔法少女には戦うべき敵である魔女はいない。ということは、よほどのアクシデントでもない限りソウルジェムを破壊されることはありえない。
 ソウルジェムを破壊されることなく存在する魔法少女は必ず魔女になる。なぜなら、ソウルジェムの穢れを浄化する「グリーフシード」が存在しないからである。
 魔法少女はソウルジェムが穢れを規定量を超えてため込んだ時に魔女となる。では、「穢れ」とはなんなのか。
 「穢れ」は以下の理由によって蓄積されていく。
 ①魔力の消費
 ②希望の喪失
 ①については、魔法少女が魔法少女として存在しているだけで魔力を消費することになるので、日々確実に蓄積されることになる。②については、個々の魔法少女の心のありようであるので個体差が大きいが、これによる穢れの蓄積はかなり急速に進む傾向がある。
 いずれにせよ「グリーフシード」による浄化をしない限り「穢れ」を減少させることは不可能であるため、最初の魔法少女は間違いなく魔女になったはずである。{/netabare}

 「魔法少女は魔女になる」を考える(4/18)
  {netabare}3人の魔法少女を例に考えてみよう。
 ①美樹さやか
 まずは、美樹さやかの魔女化の過程を振り返ってみたい。
 グリーフシードの使用を拒否したこと、これがさやかの魔女化の決定的な要因である。グリーフシードを使用しないことには「穢れ」を浄化することが不可能である以上、至極当然の話である。では、さやかの急速な魔女化の要因はなんであろうか。一つは、魔力を浪費する戦い方の選択である。半ば自暴自棄になったさやかは肉体へのダメージを顧みない戦い方を自らに課す。感覚の遮断、ダメージの回復、いずれにも魔力を消費する。もう一つは、希望の喪失である。恭介と結ばれる希望・人間として生きる希望・友達と共に歩む希望、次々と潰えてゆく希望。最後に残された希望、善良な人々を守るために戦っているという希望(幻想)が打ち砕かれたとき、さやかは魔女となった。
 ②巴マミ
 巴マミは魔女になっていない。マミはどん底で契約を交わしている。自身の生死の間際で生きるために契約を交わした。おそらく、その際に親・兄弟を失ったのではないだろうか。人生のどん底から魔法少女としてのスタートを切っているのである。簡単に絶望なんてするわけがない。ただ、自身も魔女になるという受け入れがたい事実への嫌悪、強烈な拒否反応から希望を喪失するという可能性はある(実際にパニックから杏子を殺している)が、マミの場合自死を選ぶであろう。ソウルジェムが濁りきる前に自身で破壊することを選択するはずである。
 ③佐倉杏子
 佐倉杏子も魔女になっていない。が、これは俄かには信じ難いことである。佐倉杏子が自ら語った物語を思い出してほしい。杏子は父が多くの信者に慕われることを願って魔法少女となった。その願いはカラクリが父に露呈することによって崩壊する。この崩壊は家庭の崩壊をも導く。父は杏子を残し一家無理心中を遂げてしまう。世界に一人取り残された杏子。これで絶望しないとしたら、何で絶望するというのだ!これだけの経験をして、どうして魔法少女のままでいられるというのか!たとえ、グリーフシードを百個持っていたとしても追いつかない速度でソウルジェムは濁るのではないだろうか。杏子はどうやってこれを乗り切ったのであろう?私にはちょっと想像がつかない。
 魔法少女は絶望によって魔女になる。本当にそうなのだろうか?暁美ほむらの例に先立って、実はこんな特殊な先例が存在しているのである。インキュベーターの想定外の事例は思ったよりもあるのかもしれない。{/netabare}

 ホントの戯言(2/15)
  {netabare} ほむらが複数のインキュベーターによって監視されているシーンを観ていたら思い出した小説の一節があります。ダン・シモンズの傑作SFハイぺリオンシリーズの最終巻「エンディミオンの覚醒」におけるシーンです。
 磔刑に処され、ある行動をとることを期待されつつテクノコアに厳重な監視を受けているアイネイアー。このシーンとシュチュエーション似ているのです。もしかしたら、虚淵さんも意識していたのかもしれないな、と思ってみたり。{/netabare}

 

投稿 : 2014/06/05
閲覧 : 1687
サンキュー:

103

ネタバレ

泣きボクロ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

紛れもない傑作!

かなり面白かったです。そして、かなり疲れます(笑)
この作品を理解する為には二時間、一瞬も油断できないと思って鑑賞したので見終わったあとは放心状態になりました。
ですが、それだけ目の離せない作品だと思います。

5人の魔法少女それぞれにしっかりと見所があり、ストーリーも「新編」という冠に負けない内容でした。先の読めない、一寸先は闇のような展開は、さすがまどかマギカだなと思います。
もちろん、映像、音楽、声優の方々、どれをとっても抜群でした。

{netabare}今作は、TV編が「まどかが主役で、ほむらがヒロイン」なら「まどかがヒロインで、ほむらが主役」と、cvの悠木さんが言ってらっしゃいますが、本当にその通りだと思います。{/netabare}

投稿 : 2014/06/05
閲覧 : 265
サンキュー:

14

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

状況把握が難しい。

ストーリーが難しいな~。

かなり頭を使いながら視聴する必要がありました。

対象年齢はどのくらいなのでしょうか?

ただ、世界感はテレビアニメ版そのまま。
マドカ好きな人は楽しめると思います。

まだ、続きそうなので、
今後の展開に期待です。

投稿 : 2014/06/02
閲覧 : 386
サンキュー:

20

アルカット さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

話は難しいが、最高に限りなく近づいた作品。

説明不要のストーリーに世界観。

説明不要のキャラクター達にテンポの良さ。更に軽快で豪快なBGM。


唯一必要なのは、”話が分かるまで見なきゃいけない”という事でしょうか。
私は、映画館初週に友達と行って、サイン入りイラスト(アルティメットまどか)をもらって満足してたのですが。
少し分からなかったところが有り、翌日にもう1回一人で行って大満足して帰りました。(2回目のプレゼントがメガネほむほむだった事も有り更に感動)


ただでさえ、感動に浸っているところにKalafinaさんの音楽聴かされたら、誰だって落ちますよそりゃ。まいりました(笑


というわけで、1回見て分からなかったという人は是非、分かるまで観てみて下さい。きっと本編よりもスッキリしますよ(^-^)v

投稿 : 2014/05/31
閲覧 : 295
サンキュー:

8

次の30件を表示

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のストーリー・あらすじ

人気アニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」の新作劇場版。TVシリーズを再構成した「前編 始まりの物語」「後編 永遠の物語」に続く新たな物語が描かれる。(アニメ映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年10月26日
制作会社
シャフト
主題歌
≪OP≫ClariS『カラフル』≪ED≫Kalafina『君の銀の庭』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍、加藤英美里、阿澄佳奈

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 総監督:新房昭之、監督:宮本幸裕、副監督:寺尾洋之、脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏/谷口淳一郎、総作画監督:谷口淳一郎/山村洋貴、エフェクト作画監督:橋本敬史、異空間設計:劇団イヌカレー、異空間美術:南郷洋一、美術監督:内藤健、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

このアニメの類似作品

この頃(2013年10月26日)の他の作品

ページの先頭へ